説明

選択的アンドロゲン受容体調節剤のプロドラッグ及びその使用方法

本発明は、選択的アンドロゲン受容体調節剤(SARM)のプロドラッグ及びその使用方法を提供する。本発明に係るSARMプロドラッグは、骨粗鬆症、様々なホルモンに関連する病気(例えば、高齢男性におけるアンドロゲン減少(Androgen Decline in Aging Male:ADAM)に関連する病気、女性におけるアンドロゲン減少(Androgen Decline in Female:ADIF)に関連する病気、筋肉減少症)、肥満、ドライアイ、及び前立腺癌の治療及び発生率の減少に役立つ。また、このプロドラッグは、経口アンドロゲン代償療法、及び男性の避妊にも役立つ。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【請求項2】

【請求項3】

【請求項4】

【請求項5】

【請求項6】

【請求項7】

【請求項8】

【請求項9】

【請求項10】

【請求項11】

【請求項12】

【請求項13】

【請求項14】

【請求項15】

【請求項16】

【請求項17】

【請求項18】

【請求項19】

【請求項20】

【請求項21】

【請求項22】

【請求項23】

【請求項24】

【請求項25】

【請求項26】

【請求項27】

【請求項28】

【請求項29】

【請求項30】

【請求項31】

【請求項32】

【請求項33】

【請求項34】

【請求項35】

【請求項36】

【請求項37】

【請求項38】

【請求項39】

【請求項40】

【請求項41】

【請求項42】

【請求項43】

【請求項44】

【請求項45】

【請求項46】

【請求項47】
精子形成を抑圧する方法であって、精子増殖を抑圧するのに効果的な量の請求項58に記載のプロドラッグを患者に接触させることを含む方法。
【請求項48】
男性の避妊方法であって、精子増殖を抑圧するのに効果的な量の請求項58に記載のプロドラッグを男性患者に接触させることにより精子増殖を抑圧することを含む方法。
【請求項49】

【請求項50】

【請求項51】
ホルモンに関連する健康状態を治療する方法であって、ホルモンに関連する健康状態に変化を与えるのに効果的な量の請求項58に記載のプロドラッグを患者に接触させることを含む方法。
【請求項52】
前立腺癌を治療する方法であって、前立腺癌を治療するのに効果的な量の請求項58に記載のプロドラッグを患者に接触させることを含む方法。
【請求項53】

【請求項54】

【請求項55】
前立腺癌の再発率を低減する方法であって、前立腺癌の再発率を低減するのに効果的な量の請求項58に記載のプロドラッグを患者に接触させることを含む方法。
【請求項56】
ドライアイを治療する方法であって、ドライアイを治療するのに効果的な量の請求項58に記載のプロドラッグを患者に接触させることを含む方法。
【請求項57】

【請求項58】
化学構造式II[[−B]]で表されることを特徴とする選択的アンドロゲン受容体調節剤(SARM)化合物のプロドラッグ。


ただし、Xは、結合部、O、CH、NH、Se、PR、NO又はNRであり、
Zは、NO、CN、COOH、COR、NHCOR又はCONHRであり、
Yは、CF、F、I、Br、Cl、CN、CR又はSnRであり、
Qは、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOである。或いは、Qは、次の構造式A、B又はCで表される縮合環システムのベンゼン環と結合するようなものからなる。


Rは、アルキル、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリル、フェニル、F、I、Br、Cl、アルケニル又はOHであり、
は、次の構造式の1つであり、


前記SARM化合物はRの適切ないずれかの原子に結合し、
、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、結合部、表された位置にある前記SARM化合物のO結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOである。
【請求項59】

【請求項60】

【請求項61】

【請求項62】
化学構造式V−Bで表されることを特徴とする選択的アンドロゲン受容体調節剤(SARM)化合物のプロドラッグ。


ただし、Xは、結合部、O、CH、NH、Se、PR、NO又はNRであり、
Gは、O又はSであり、
Tは、CH3、CH2F、CHF2、CF3、CH2CH3又はCF2CF3であり、
Rは、アルキル、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリル、フェニル、F、I、Br、Cl、アルケニル又はOHであり、
Aは、次から選択される1つの環であり、


Bは、次から選択される1つの環であり、


Zは、NO、CN、COOH、COR、NHCOR又はCONHRであり、
Yは、CF、F、I、Br、Cl、CN、CR又はSnRであり、
及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、又は、


であり、
及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOであり、
は、O、NH、NR、NO又はSであり、
は、N又はNOであり、
は、次の構造式の1つであり、


前記SARM化合物はRの適切ないずれかの原子に結合し、
は、O又はCHであり、
は、N又はCHであり、
、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、表された位置にある前記SARM化合物の結合部、O結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOである。
【請求項63】

【請求項64】

【請求項65】

【請求項66】
化学構造式VII−Bで表されることを特徴とする選択的アンドロゲン受容体調節剤(SARM)化合物のプロドラッグ。


ただし、Rは、F、Cl、Br、I、CH、CF、OH、CN、NO、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、アルキル、アリルアルキル、OR、NH、NHR、NR、SRであり、
は、F、Cl、Br、I、CN、NO、COR、COOH、CONHR、CF又はSnRであり、或いはRは、次の構造のいずれかにより表される縮合環システムのベンゼン環と結合するようなものからなり、


Rは、アルキル、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリル、フェニル、F、I、Br、Cl、アルケニル又はOHであり、
Zは、NO、CN、COR、COOH又はCONHRであり、
Yは、CF、F、Br、Cl、I、CN又はSnRであり、
Qは、H、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OH、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR又はSRである。或いは、Qは、次の構造式A、B又はCで表される縮合環システムのベンゼン環と結合するようなものからなり、


nは、1〜4の整数であり、
mは、1〜3の整数であり、
は、次の構造式の1つであり、


ただし、R、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、SCN、NCS、OCN、NCO、表された位置にある前記SARM化合物の結合部、O結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOである。
【請求項67】

【請求項68】

【請求項69】

【請求項70】
化学構造式VIII−Bで表されることを特徴とする請求項58に記載のプロドラッグ。


ただし、Rは、次の構造式の1つであり、


ただし、R、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、表された位置にある前記SARM化合物の結合部、O結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOであり、
前記SARM化合物はRの適切ないずれかの原子に結合する。
【請求項71】

【請求項72】

【請求項73】

【請求項74】
化学構造式XI−Bで表されることを特徴とする請求項58に記載のプロドラッグ。


ただし、Rは、次の構造式の1つであり、


ただし、R、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、表された位置にある前記SARM化合物の結合部、O結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOであり、
前記SARM化合物はRの適切ないずれかの原子に結合する。
【請求項75】

【請求項76】

【請求項77】

【請求項78】
化学構造式XIII−Bで表されることを特徴とする請求項58に記載のプロドラッグ。


ただし、Rは、次の構造式の1つであり、


ただし、R、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、表された位置にある前記SARM化合物の結合部、O結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOであり、
前記SARM化合物はRの適切ないずれかの原子に結合する。
【請求項79】

【請求項80】

【請求項81】

【請求項82】
化学構造式IV−Bで表されることを特徴とする請求項58に記載のプロドラッグ。


ただし、Rは、次の構造式の1つであり、


ただし、R、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、表された位置にある前記SARM化合物の結合部、O結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOであり、
前記SARM化合物はRの適切ないずれかの原子に結合する。
【請求項83】

【請求項84】

【請求項85】

【請求項86】
化学構造式IIで表されることを特徴とする選択的アンドロゲン受容体調節剤(SARM)化合物のプロドラッグ。


ただし、Xは、結合部、O、CH、NH、Se、PR、NO又はNRであり、
Zは、NO、CN、COOH、COR、NHCOR又はCONHRであり、
Yは、CF、F、I、Br、Cl、CN、CR又はSnRであり、
R1は、水素であり、
Rは、アルキル、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリル、フェニル、F、I、Br、Cl、アルケニル又はOHであり、
Qは、次の(a)若しくは(b)のいずれかである。すなわち、
(a)Qは、次の構造式の1つである。


ただし、R、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、表された位置にある前記SARM化合物の結合部、O結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOであり、
前記SARM化合物はQの適切ないずれかの原子に結合する。或いは、
(b)Qは、次の構造式の1つで表される縮合環システムの環Bと結合するようなものからなる。


【請求項87】
化学構造式Lで表されることを特徴とする選択的アンドロゲン受容体調節剤(SARM)化合物のプロドラッグ。


ただし、Xは、結合部、O、CH、NH、Se、PR、NO又はNRであり、
Qは、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOである。或いは、Qは、次の構造式A、B又はCで表される縮合環システムのベンゼン環と結合するようなものからなる。


Rは、アルキル、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリル、フェニル、F、I、Br、Cl、アルケニル又はOHであり、
Zは、次の(a)若しくは(b)のいずれかである。すなわち、
(a)Zは、次の構造式の1つである。


ただし、Rは、O又はCHであり、
は、N又はCHであり、
、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、表された位置にある前記SARM化合物の結合部、O結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOであり、
前記SARM化合物はZの適切ないずれかの原子に結合する。或いは、
(b)Zは、次の構造式の1つで表される縮合環システムの環Bと結合するようなものからなる。


【請求項88】
化学構造式LIで表されることを特徴とする請求項86に記載のプロドラッグ。


ただし、Xは、結合部、O、CH、NH、Se、PR、NO又はNRであり、
Zは、NO、CN、COOH、COR、NHCOR又はCONHRであり、
Yは、CF、F、I、Br、Cl、CN、CR又はSnRであり、
Rは、アルキル、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリル、フェニル、F、I、Br、Cl、アルケニル又はOHであり、
Qは、次の(a)若しくは(b)のいずれかである。すなわち、
(a)Qは、次の構造式の1つである。


ただし、Rは、O又はCHであり、
は、N又はCHであり、
、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、結合部、表された位置にある前記SARM化合物のO結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOであり、
前記SARM化合物はQの適切ないずれかの原子に結合する。或いは、
(b)Qは、次の構造式の1つで表される縮合環システムの環Bと結合するようなものからなる。


【請求項89】
化学構造式LIIで表されることを特徴とする請求項87に記載のプロドラッグ。


ただし、Xは、結合部、O、CH、NH、Se、PR、NO又はNRであり、
Rは、アルキル、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、CHF、CHF、CF、CFCF、アリル、フェニル、F、I、Br、Cl、アルケニル又はOHであり、
Zは、次の(a)若しくは(b)のいずれかである。すなわち、
(a)Zは、次の構造式の1つである。


ただし、Rは、O又はCHであり、
は、N又はCHであり、
、R及びRは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN、NCO、結合部、表された位置にある前記SARM化合物のO結合鎖若しくはN結合鎖、又は、


であり、
ただし、Q及びQは、互いに独立して、水素、アルキル、F、I、Br、Cl、CF、CN、CR、SnR、NR、NHCOCH、NHCOCF、NHCOR、NHCONHR、NHCOOR、OCONHR、CONHR、NHCSCH、NHCSCF、NHCSR、NHSOCH、NHSOR、OR、COR、OCOR、OSOR、SOR、SR、SCN、NCS、OCN又はNCOであり、
前記SARM化合物はZの適切ないずれかの原子に結合する。或いは、
(b)Zは、次の構造式の1つで表される縮合環システムの環Bと結合するようなものからなる。


【請求項90】

【請求項91】

【請求項92】

【請求項93】

【請求項94】

【請求項95】

【請求項96】
選択的アンドロゲン受容体調節剤(SARM)化合物の生体利用性を向上する方法であって、次の構造式の1つである前記SARM化合物のキラル炭素に結合させることを特徴とする方法。


【請求項97】

【請求項98】
選択的アンドロゲン受容体調節剤(SARM)化合物の生体利用性を向上する方法であって、次の構造式の1つである前記SARM化合物のA環又はB環に結合させることを特徴とする方法。


【請求項99】

【請求項100】

【請求項101】

【請求項102】

【請求項103】


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−513998(P2007−513998A)
【公表日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−545371(P2006−545371)
【出願日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【国際出願番号】PCT/US2004/042097
【国際公開番号】WO2005/060647
【国際公開日】平成17年7月7日(2005.7.7)
【出願人】(504206621)ジーティーエックス・インコーポレイテッド (20)
【Fターム(参考)】