説明

避妊方法及び同方法の投与形態

【課題】避妊薬の信頼性を保証しつつ、出血回数を減少させるという前提に従って、経口避妊方法及び、投与形態をさらに発展させること。
【解決手段】複数の順序のある服用期間内でのホルモンによる避妊方法であって、各服用期間内では一定期間継続する服用フェーズと、数日間持続する休薬フェーズを含む服用サイクルを少なくとも1含み、ここで服用フェーズの日ごとの投与は、少なくとも1の避妊作用性ホルモン成分を含む日用投与単位として行われ、かつ、休薬フェーズにおける投与は、ホルモン成分を含まないプラセボとして行われるか、又は全く投与されないままであり、そして少なくとも最後の服用期間の服用フェーズの持続時間は、少なくとも22日間であり、ここで後続の服用期間に先行する服用期間内の各服用フェーズの持続時間が、上記の後続の服用フェーズよりも短かいことを特徴とする、前記ホルモンによる避妊方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
複数の実質的に時間的に無制限の、場合により数年間にわたって持続する順序のある服用期間内でのホルモンによる避妊方法であって、この服用期間は、各場合において、特別な服用期間内では数日間、一定期間継続する服用フェーズと、数日間継続する休薬フェーズを含む服用サイクルを少なくとも1含み、ここで1又は複数の服用フェーズの日ごとの投与は、エストロゲン及び/又はゲスタゲンの如き少なくとも1の避妊作用性ホルモン成分を含む日用投与単位として行われ、かつ1又は複数の服用フェーズにおける投与は、ホルモン成分を含まないプラセボとして行われ、又は特別な休薬フェーズでは全く投与されないままであり、そして少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間は少なくとも22日間である方法、並びにホルモンによる避妊薬の投与形態、特に前記の方法を実施するための複数の個装単位を含む投与形態であって、ここで上記個装単位は、各場合において、1の服用期間の1の服用サイクル中で投与される少なくとも1セットの日用単位を含み、上記服用期間内では、上記服用フェーズの持続時間は一定であり、ここで上記服用期間は、各場合において1又は複数の服用フェーズの持続時間に対応する多数の日用ホルモン単位を有し、そして各場合において、エストロゲン及び/又はゲスタゲンの如き少なくとも1の避妊作用性ホルモン成分を含有し、そして、1又は複数の休薬フェーズに対応する多数のプラセボを含有し、最初の服用期間に後続する少なくとも最後の服用期間における1又は複数の服用フェーズの持続時間が少なくとも22日間である投与形態。
【背景技術】
【0002】
経口避妊薬は典型的には21日周期で服用される。この服用フェーズの後は、一般に7日間の休薬フェーズが続き、そして月経(出血)に至る。この服用法は、自然のサイクルと大いに対応しているため、1960年頃に発展したものであるが、これに対する医学的な根拠はない。
【0003】
過去20年にわたる試験により、より長い休薬フェーズによって出血回数が減らされうることが示された。N.B. Loudon et alによる“Acceptability of an oral contraceptive that reduces the frequency of menstruation : The tri-cycle pill regimen”, British Medical Journal, 1977, 2, pp 487-490 と題された記事中の、又は A.C. Cachrimanidou et al による“Long-interval treatment regimen with a desogestrel-containing oral contraceptive”と題され、Contraception 1993 : 48, pp 205-216 に発表された記事中の2つの長期研究では試験は、84日間の服用に続く6日間の休薬を含む一方の養生法に従って、63日間の服用に続く7日間の休薬を含むもう一方の養生法に従って行なわれた。これらの試験の間に避妊薬の安全性と信頼性は損なわれないことが立証された。そして例えば錠剤を飲むのを忘れてしまう如きまちがいも慣用的な方法によるよりも影響が小さいということさえ仮定された。しかしながら、望ましくない膣斑点及び顕著な出血という副作用の回数が延長された服用フェーズによって増加することも同時に立証された。これは、短期の研究にも当てはまる。例として、W.S. de Voogd による“Postponement of withdrawal bleeding with a monophasic oral contraceptive containing desogestrel and ethinylestradiol”と題され、Contraception 44, no.2, August 1991, pp 107-112 に発表された記事中のものがある。膣斑点、及び顕著な出血の頻度は、研究期間内に経口避妊薬を服用しはじめた女性において、経口避妊薬を直前に服用しはじめた女性においてよりも高かった。この望ましくない出血作用の頻度は、最初の服用フェーズの間に特に高く、時の経過とともに減少した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、避妊薬の信頼性を保証しつつ、出血回数を減少させるという前提に従って、経口避妊方法及び、投与形態をさらに発展させようとするものある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、この課題は、前記の方法をさらに発展させることにより解決される。前記の方法においては、1又は複数の服用フェーズの持続時間は、最後の服用期間よりも短く、1又は複数の服用フェーズの持続時間は、その後の服用期間よりも短かい。
【0006】
最後の服用期間は最も遅くて10番目の服用サイクルから始めることが可能である。
本発明はまた、少なくとも1回の服用期間において、服用フェーズが休薬フェーズに先行することも提案している。
少なくとも1回の服用期間において、休薬フェーズが服用フェーズに先行することが可能である。
本発明に従った方法においては、休薬フェーズの少なくとも1回は4〜10日間持続するというやり方で実施することが可能である。
休薬フェーズの少なくとも1回は7日間継続するということも可能である。
【0007】
本発明は、最後の服用期間から休薬フェーズの持続時間を一定にすることを提案している。
本発明に従った方法は、休薬フェーズを最初の服用期間から一定にするというやり方で実施することが可能である。
少なくとも最後の服用期間の服用フェーズの持続時間は少なくとも40日間とすることが可能である。
少なくとも最後の服用期間の服用フェーズを少なくとも45日間継続するというやり方で実施することが可能である。
【0008】
本発明はまた、少なくとも最後の服用期間の服用フェーズの持続時間を少なくとも50日間継続するということも提案している。
少なくとも最後の服用期間の服用フェーズの持続時間を少なくとも60日間継続することが可能である。
本発明は場合により、少なくとも最後の服用期間の服用フェーズの持続時間を少なくとも70日間継続することを提案している。
本発明によれば少なくとも最後の服用期間の服用フェーズの持続時間を少なくとも80日間継続することが可能である。
【0009】
少なくとも最後の服用期間の服用フェーズの持続時間を少なくとも90日間継続することが可能である。
本発明はまた、選択的に少なくとも最後の服用期間の服用フェーズを少なくとも100日間継続することも提案している。
少なくとも最後の服用期間の服用フェーズを少なくとも110日間継続することが可能である。
本発明による方法では、少なくとも最後の服用期間の服用フェーズは最大で150日間継続することが可能である。
【0010】
ホルモンの構成成分として、日用単位で0.5〜3mg含有する用量のクロルマジノンアセテート、1〜3mg含有するシプロテロンアセテート、0.05〜0.2mg含有するデソゲストレル、1〜3mg含有するダイエノゲスト、0.035〜0.1mg含有するゲストデン、0.025〜0.5mg含有するレボノルゲストレル、0.25〜3mg含有するリネストレノール、75〜200mg含有するメドロキシプロゲステロンアセテート、0.175〜1.5mg含有するノルエティステロン、0.1〜0.3mg含有するノルゲスティメート、0.015〜1.75mg含有するノルゲストレル、0.25〜3mg含有するノルエティステロン、100〜300mg含有するノルエスティステロンエナンテート、1.5〜4mg含有するドロスペリノン、10〜50μg含有するエチニルエストラジオール、25〜50μg含有するメストラノール及び/又は0.25〜6mg含有するエストラジオール(天然エストロゲンの代表として)を使用することが可能である。
【0011】
最終的には、ホルモン構成成分の用量は、服用周期間で連続的に減少させる方法で行うことが可能である。
本発明による投与形態は、特に前記の方法を実行するにあたって、後の服用期間に先行する服用期間に対応するどの個装単位に含まれる日用のホルモン単位の数も個々の場合における後続の服用期間に対応する個装単位に含まれるものよりも小さいということに特徴がある。
【0012】
最後の服用期間は最も遅くて10回目の服用サイクルから開始することができる。
少なくとも1回の服用期間において、特別な服用フェーズが特別な休薬フェーズに先行するというやり方で実施することが可能である。
本発明はまた、少なくとも1回の服用期間において、特別な休薬フェーズが特別な服用フェーズに先行するということも提案している。
【0013】
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズあたりの日用のホルモン単位の数を少なくとも40とすることが可能である。
また、最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズあたりの日用のホルモン単位の数を少なくとも45とするやり方で実施することも可能である。
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズあたりの日用のホルモン単位の数を少なくとも50とするやり方で実施することも可能である。
本発明による投与形態は、また最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズあたりの日用のホルモン単位の数を少なくとも60とすることによっても特徴づけることが可能である。
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズあたりの日用のホルモン単位の数を少なくとも70とすることが可能である。
【0014】
本発明はまた、最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズあたりの日用のホルモン単位の数を少なくとも80とすることも提案している。
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズあたりの日用のホルモン単位の数を少なくとも90とすることが可能である。
また、最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズあたりの日用のホルモン単位の数を少なくとも100とすることが可能である。
本発明はまた、場合により最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズあたりの日用のホルモン単位の数を少なくとも110とすることも提案している。
本発明による投与はまた、最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズあたりの日用のホルモン単位の数を最大150にまですることができる。
【0015】
また、個々の場合において、日用のホルモン単位に、0.5〜3mgの含有量のクロルマジノンアセテート、1〜3mgの含有量のシプロテロンアセテート、0.05〜0.2mgの含有量のデソゲストレル、1〜3mgの含有量のダイエノゲスト、0.035〜0.1mgの含有量のゲストデン、0.025〜0.5mgの含有量のレボノルゲストレル、0.25〜3mgの含有量のリネストレノール、75〜200mgの含有量のメドロキシプロゲステロンアセテート、0.175〜1.5mgの含有量のノルエティステロン、0.1〜0.3mgの含有量のノルゲスティメート、0.015〜0.75mgの含有量のノルゲストレル、0.25〜3mgの含有量のノルエティステロンアセテート、100〜300mgの含有量のノルエスティステロンエナンテート、1.5〜4mgの含有量のドロスペリノン、10〜50μgの含有量のエチニルエストラジオール、25〜50μgの含有量のメストラノール及び/又は0.25〜6mgの含有量のエストラジオール(天然エストロゲンの代表として)を混合させることが可能である。
【0016】
本発明による投与形態においては、また少なくとも1の休薬期の個装単位が休薬期の持続時間に対応した数のプラセボを含むことも可能である。
最終的にはホルモン成分の用量は、服用期間の間で連続的に減少させることができる。
【0017】
本発明は、驚くべき発見に基いており、それは、服用フェーズが服用間隔の間において連続的に延長されるという一定の問題が解決可能だということである。開始時におこる膣の斑点及び顕著な出血という副作用の回数は、開始時から服用フェーズが21又は24日より長い養生法に比較して減少している。本発明による養生法は、経口避妊薬を初めて使用する者であって出血の回数を減らすことを望む者に特に適している。
【0018】
用量単位の投与は、前記用量単位を服用サイクルごとに束ねるという方法で行なわれる。もし、投与が例えば錠剤の形態で行なわれるのであれば、1の服用サイクル用の錠剤は、発泡剤とともに投与されることができる。1服用周期に必要とされる1又は複数の束は個装形態で提供される。異なる服用期間のための個装はそのように明確に印をつけられる。最後の服用期間における服用サイクル数は、先験的には未知であるため、含まれる束の数は当該方法によってあらかじめ決定されたものではない理由に基いている。
【0019】
他の投与形態を用いることも当然に可能である。したがって、経口投与においてカプセルなどが錠剤の代わりに用いられることが可能である。経皮的な投与の可能性は、絆創膏、クリーム、ジェルなどを含む。インプラント及びホルモンを含むIUDsを用いることも可能であるが、一方、個々の場合において、明らかに対応する用量の調節が必要である。
【0020】
女性のための本発明による避妊方法は少なくとも2つの服用期間に細分され、最後の服用期間を除き、すべての期間の持続時間があらかじめ決定される。最後の服用期間の持続時間は本発明による方法では決定されない。服用法は実際には、本発明による方法の使用者によって任意に決定されることができる。
【0021】
個々の服用期間は、厳密に1回の服用サイクル又は直ちに続く服用サイクルの連続から成る。1回の服用サイクルは、1の服用フェーズと1の休薬フェーズを含み、直ちに服用フェーズに続くか又は、これに先行する。服用フェーズ中、毎日の用法は、例えばエストロゲン及びゲスタゲンの組み合わせ、ゲスタゲン単独、若しくは他の適切な物質又は物質の組み合わせにより作成される。休薬フェーズ中はそのような服用は発生しないが、しかしプラセボが供給されることができる。同一の服用期間のすべての服用フェーズは同一の持続時間で、これは休薬フェーズにも当てはまる。個々の服用期間ごとに服用フェーズの持続時間は増加するが、しかしこれは必ずしも休薬フェーズには当てはまらない。
【実施例】
【0022】
実施例の助けによって本発明についてここから先、さらに詳細に記述する。
実施例中の“E”は服用フェーズ及び“P”は休薬フェーズをあらわす。直ぐ後の数字は持続日数を示す。服用期間は、下線によって明確にされる。連続したドット“…”は最後の服用期間の無作為のくり返しを意味する。最後の期間の不確定の服用サイクル数は記号“#”であらわされる。
【0023】
実施例1
服用法:E21 P7 E42 P7 E42 P7…
服用サイクルの番号が1−#である服用期間が2つある。日用のホルモン単位は各場合において3mgのドロスピレノン及び20μgのエチニルエストラジオールを含む。
実施例2
服用法:E21 P5 E21 P5 E49 P7 E49 P7
服用サイクルの番号が2#である服用期間が2つある。日用のホルモン単位は各場合において3mgのドロスピレノン及び30μgのエチニルエストラジオールを含む。
実施例3
服用法:E24 P4 E24 P4 E24 P4 E48 P6 E48 P6 E48 P6 E48 P6…
服用サイクルの番号が3#であり、服用期間が2つある。日用のホルモン単位は各場合において0.075mgのゲストデン及び20μgのエチニルエストラジオールを含む。
【0024】
実施例4
服用法:E21 P7 E49 P7 E77 P7 E77 P7…
服用期間が3つあり、服用サイクルの番号は1−1−#である。日用のホルモン単位は各場合において0.075mgのゲストデン及び30μgのエチニルエストラジオールを含む。
実施例5
服用法:E20 P5 E40 P5 E40 P5 E60 P5 E60 P5…
3つの服用期間があり、服用サイクルの番号は1−2−#である。日用のホルモン単位は各場合において0.15mgのレボノルゲストレル及び20μgのエチニルエストラジオールを含む。
実施例6
服用法:E30 P6 E30 P6 E30 P6 E60 P6 E60 P6 E90 P6 E90 P6…
複数の服用期間があり、服用サイクルの番号は3−2−#である。日用のホルモン単位は各場合において0.15mgのレボノルゲストレル及び30μgのエチニルエストラジオールを含む。
【0025】
実施例7
服用法:E21 P4 E42 P5 E63 P6 E84 P7 E84 P7…
4つの服用期間があり、服用サイクルの番号は1−1−1−#である。日用のホルモン単位は各場合において2mgのシプロテロンアセテート及び35μgのエチニルエストラジオールを含む。
実施例8
服用法:E21 P7 E49 P7 E77 P7 E105 P7 E105 P 7…
4つの服用期間があり、服用サイクルの番号は1−1−1−#である。日用のホルモン単位は各場合において0.03mgのノルゲストレルを含む。
実施例9
服用法:E24 P4 E72 P6 E72 P6 E96 P7 E120 P7 E120 P7…
4つの服用期間があり、服用サイクルの番号は1−2−1−#である。日用のホルモン単位は各場合において0.075mgのゲストデンと20μgのエチニルエストラジオールを含む。
【0026】
実施例10
E21 P7 E49 P7 E77 P7 E77 P7…という投与形態においてエストロゲン/ゲスタゲンの組み合わせからなる錠剤が投与され、発泡剤の形態で個装単位で供給され、3つの異なる個装単位が提供される。
個装単位1は1の発泡剤とエストロゲン/ゲスタゲンの組み合わせの21の錠剤を含み、個装単位2は1の発泡剤とエストロゲン/ゲスタゲンの組み合わせの49の錠剤を含み、個装単位3は1の発泡剤と各ケースごとにエストロゲン/ゲスタゲンの組み合わせの77の錠剤を含む。
先の記述及び請求項に明らかにされた特徴は本発明の異なる実施態様の単独又は無作為の組み合わせの実行に本質的なものであり得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の実質的に時間的に無制限の、場合により数年間にわたって持続する順序のある服用期間内でのホルモンによる避妊方法であって、この服用期間(taking period)は、各場合において、特別な服用期間内では数日間、一定期間継続する服用フェーズ(taking phase)と、数日間持続する休薬フェーズ(taking pause)を含む服用サイクル(taking cycle)を少なくとも1含み、ここで1又は複数の服用フェーズの日ごとの投与は、エストロゲン及び/又はゲスタゲンの如き少なくとも1の避妊作用性ホルモン成分を含む日用投与単位として行われ、かつ、1又は複数の休薬フェーズにおける投与は、ホルモン成分を含まないプラセボとして行われ、又は特別な休薬フェーズでは全く投与されないままであり、そして少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間は、少なくとも22日間であり、ここで後続の服用期間に先行する服用期間内の1又は複数の服用フェーズの持続時間が各場合において、上記の後続の服用フェーズよりも短かいことを特徴とする、前記ホルモンによる避妊方法。
【請求項2】
前記最後の服用期間が遅くとも10回目の服用サイクルから始まることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
少なくとも1の服用期間においては、特別な服用フェーズが、特別な休薬フェーズに先行することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
少なくとも1の服用期間においては、特別な休薬フェーズが特別な服用フェーズに先行することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも1の休薬フェーズの持続時間が、4〜10日間であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも1の休薬フェーズの持続時間が、7日間であることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記最後の服用期間内の休薬フェーズの持続時間が、一定期間であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
最初の服用期間から休薬フェーズの持続時間が一定期間であることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間が少なくとも40日間であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間が少なくとも45日間であることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間が少なくとも50日間であることを特徴とする、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間が少なくとも60日間であることを特徴とする、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間が少なくとも70日間であることを特徴とする、請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間が少なくとも80日間であることを特徴とする、請求項9〜13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間が少なくとも90日間であることを特徴とする、請求項9〜14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間が少なくとも100日間であることを特徴とする、請求項9〜15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間が少なくとも110日間であることを特徴とする、請求項9〜16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
少なくとも最後の服用期間の1又は複数の服用フェーズの持続時間が、最長で、150日間であることを特徴とする、請求項9〜17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
使用される1又は複数のホルモン成分は日用単位でクロルマジノンアセテートを0.5〜3mg含有し、シプロテロンアセテートを1〜3mg含有し、デソゲストレルを0.05〜0.2mg含有し、ダイエノゲストを1〜3mg含有し、ゲストデンを0.035〜0.1mg含有し、レボノルゲストレルを0.025〜0.5mg含有し、リネストレノールを0.25〜3mg含有し、メドロキシプロゲステロンアセテートを75〜200mg含有し、ノルエティステロンを0.175〜1.5mg含有し、ノルゲスティメートを0.1〜0.3mg含有し、ノルゲストレルを0.015〜0.75mg含有し、ノルエティステロンアセテートを0.25〜3mg含有し、ノルエスティステロンエナンテートを100〜300mg含有し、ドロスペリノンを1.5〜4mg含有し、エチニルエストラジオールを10〜50μg含有し、メストラノールを25〜50μg含有し、及び/又はエストラジオール(天然エストロゲンの代表として)を0.25〜4mg含有して作製されることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
ホルモン成分の量が、服用期間の間で連続的に減少することを特徴とする、請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
特に請求項1〜20のいずれか1項に記載の方法を実施するためのホルモン避妊薬の複数の個装単位を含む投与形態であって、ここで上記個装単位は、各場合において1の服用期間の1の服用サイクルの中で投与される少なくとも1セットの日用単位を含み、上記服用期間内では、上記服用フェーズの持続時間は一定であり、ここで上記服用期間は、各場合において服用フェーズとこれに隣接する休薬フェーズを含み、ここで上記個装単位は、各場合において1又は複数の服用フェーズの持続時間に対応する多数の日用ホルモン単位を有し、そして各場合において、エストロゲン及び/又はゲスタゲンの如き少なくとも1の避妊作用性ホルモン成分を含有し、そして場合により、1又は複数の休薬フェーズに対応する多数のプラセボを含有し、最初の服用期間に後続する少なくとも最後の服用期間における1又は複数の服用フェーズの持続時間が、少なくとも22日間であり、ここで、後続の服用期間に先行する服用期間に対応するいずれかの個装単位内の日用ホルモン単位の数が、各場合において、後続服用期間に対応する個装単位内の数よりも小さいことを特徴とする、前記ホルモンによる避妊方法の投与形態。
【請求項22】
最後の服用期間が遅くとも10番目の服用サイクルから始まることを特徴とする、請求項21に記載の投与形態。
【請求項23】
少なくとも1の服用期間において服用フェーズが休薬フェーズに先行することを特徴とする、請求項21又は22に記載の投与形態。
【請求項24】
少なくとも1の服用期間において休薬フェーズが服用フェーズに先行することを特徴とする、請求項21又は22に記載の投与形態。
【請求項25】
最後の服用期間に対応する、個装単位の服用フェーズごとの日用のホルモン単位の数が少なくとも40であることを特徴とする、請求項21〜24のいずれか1項に記載の投与形態。
【請求項26】
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズごとの日用のホルモン単位の数が少なくとも45であることを特徴とする、請求項25に記載の投与形態。
【請求項27】
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズごとの日用のホルモン単位の数が少なくとも50であることを特徴とする、請求項25又は26に記載の投与形態。
【請求項28】
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズごとの日用のホルモン単位の数が少なくとも60であることを特徴とする、請求項25〜27のいずれか1項に記載の投与形態。
【請求項29】
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズごとの日用のホルモン単位の数が少なくとも70であることを特徴とする、請求項25〜28のいずれか1項に記載の投与形態。
【請求項30】
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズごとの日用のホルモン単位の数が少なくとも80であることを特徴とする、請求項25〜29のいずれか1項に記載の投与形態。
【請求項31】
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズごとの日用のホルモン単位の数が少なくとも90であることを特徴とする、請求項25〜30のいずれか1項に記載の投与形態。
【請求項32】
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズごとの日用のホルモン単位の数が少なくとも100であることを特徴とする、請求項25〜31のいずれか1項に記載の投与形態。
【請求項33】
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズごとの日用のホルモン単位の数が少なくとも110であることを特徴とする、請求項25〜32のいずれか1項に記載の投与形態。
【請求項34】
最後の服用期間に対応する個装単位の服用フェーズごとの日用のホルモン単位の数が最大で150であることを特徴とする、請求項25〜33のいずれか1項に記載の投与形態。
【請求項35】
各ケースにおいて日用のホルモン単位がクロルマジノンアセテートを0.5〜3mg含有し、シプロテロンアセテートを1〜3mg含有し、デソゲストレルを0.05〜0.2mg含有し、ダイエノゲストを1〜3mg含有し、ゲストデンを0.035〜0.1mg含有し、レボノルゲストレルを0.025〜0.5mg含有し、リネストレノールを0.25〜3mg含有し、メドロキシプロゲステロンアセテートを75〜200mg含有し、ノルエティステロンを0.175〜1.5mg含有し、ノルゲスティメートを0.1〜0.3mg含有し、ノルゲストレルを0.015〜0.75mg含有し、ノルエティステロンアセテートを0.25〜3mg含有し、ノルエスティステロンエナンテートを100〜300mg含有し、ドロスペリノンを1.5〜4mg含有し、エチニルエストラジオールを10〜50μg含有し、メストラノールを25〜50μg含有し、及び/又はエストラジオール(天然エストロゲンの代表として)を0.25〜6mg含有することを特徴とする、請求項21〜34のいずれか1項に記載の投与形態。
【請求項36】
休薬フェーズごとの個装単位のうちの少なくとも1つが特別な休薬フェーズの持続時間に対応する数のプラセボを含むことを特徴とする、請求項21〜34のいずれか1項に記載の投与形態。
【請求項37】
服用期間の間で連続的にホルモン成分の用量が減少することを特徴とする、請求項21〜36のいずれか1項に記載の投与形態。

【公開番号】特開2013−6866(P2013−6866A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−198547(P2012−198547)
【出願日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【分割の表示】特願2002−526362(P2002−526362)の分割
【原出願日】平成13年9月5日(2001.9.5)
【出願人】(300049958)バイエル ファーマ アクチエンゲゼルシャフト (357)
【Fターム(参考)】