部位特異的共役のための操作されたFc領域
種々の薬剤に対する部位特異的共役に有用なFc領域が提供される。かかるFc領域の設計、調製、スクリーニング、選択、および使用のための方法も提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
抗体のFc領域であって、239位、282位、289位、297位、312位、324位、330位、335位、337位、339位、356位、359位、361位、383位、384位、398位、400位、440位、422位、および442位から選択される1つ以上のアミノ酸の置換を含む、前記Fc領域。
【請求項2】
前記Fc領域は、
a)289および440、
b)330および440、
c)339および440、
d)359および440、
e)289および359、
f)330および359、
g)339および359、
h)289および339、
i)330および339、
j)289および330、ならびに
k)339および442
の置換対のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載のFc領域。
【請求項3】
前記Fc領域は、
a)289、339、および442、
b)289、330、および339、
c)330、339、および442、ならびに
d)289、330、および442
の置換群のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載のFc領域。
【請求項4】
前記Fc領域は、IgG1、IgG2、IgG3、またはIgG4アイソタイプから選択される、請求項1に記載のFc領域。
【請求項5】
前記置換は、システイン、リシン、チロシン、ヒスチジン、セレノシステイン、およびセレノメチオニンから選択されるアミノ酸への置換を含む、請求項1に記載のFc領域。
【請求項6】
前記置換は、システインを含む、請求項5に記載のFc領域。
【請求項7】
前記システインは、チオール基を含む、請求項6に記載のFc領域。
【請求項8】
前記チオール基は、化学的共役が可能である、請求項7に記載のFc領域。
【請求項9】
前記Fc領域は、細胞傷害性薬剤、化学療法剤、毒素、放射性核種、DNA、RNA、siRNA、マイクロRNA、ペプチド核酸、非天然アミノ酸、ペプチド、酵素、蛍光タグ、およびビオチンのうちの1つ以上と共役させられる、請求項8に記載のFc領域。
【請求項10】
請求項1に記載のFc領域を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項11】
前記抗体は、モノクローナル抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、完全ヒト抗体、二重特異性抗体、多重特異性抗体、または抗体様分子である、請求項10に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項12】
前記抗体は、前記抗体のCH1ドメインの131位、132位、133位、134位、135位、136位、137位、138位、および139位から選択される1つ以上のアミノ酸の置換をさらに含む、請求項10に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項13】
請求項10に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントを含む医薬組成物。
【請求項14】
検出を必要とする対象において、癌、自己免疫、炎症性または感染性疾患または障害を検出する方法であって、前記方法は、抗体またはその抗原結合フラグメントを前記対象に投与することを含み、操作された抗体またはその抗原結合フラグメントは、重鎖の239位、282位、289位、297位、312位、324位、330位、335位、337位、339位、356位、359位、361位、383位、384位、398位、400位、440位、422位、および442位から選択される1つ以上のアミノ酸の置換を含む、上記方法。
【請求項15】
治療を必要とする対象において、癌、自己免疫、炎症性または感染性疾患または障害を治療する方法であって、前記方法は、治療有効量の抗体またはその抗原結合フラグメントを前記対象に投与することを含み、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、重鎖の239位、282位、289位、297位、312位、324位、330位、335位、337位、339位、356位、359位、361位、383位、384位、398位、400位、440位、422位、および442位から選択される1つ以上のアミノ酸の置換を含む、上記方法。
【請求項16】
請求項1に記載のFc領域をコードする核酸。
【請求項17】
配列番号1〜24の配列から選択されるアミノ酸配列をコードする配列を含む、請求項16に記載の核酸。
【請求項18】
請求項17に記載の核酸を含む宿主細胞。
【請求項19】
哺乳動物細胞である、請求項18に記載の宿主細胞。
【請求項20】
抗体またはその抗原結合フラグメントを産生する方法であって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントを発現させるために適切な条件下で、請求項19に記載の宿主細胞をインキュベートするステップと、前記抗体またはその抗原結合フラグメントを単離するステップを含む、上記方法。
【請求項1】
抗体のFc領域であって、239位、282位、289位、297位、312位、324位、330位、335位、337位、339位、356位、359位、361位、383位、384位、398位、400位、440位、422位、および442位から選択される1つ以上のアミノ酸の置換を含む、前記Fc領域。
【請求項2】
前記Fc領域は、
a)289および440、
b)330および440、
c)339および440、
d)359および440、
e)289および359、
f)330および359、
g)339および359、
h)289および339、
i)330および339、
j)289および330、ならびに
k)339および442
の置換対のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載のFc領域。
【請求項3】
前記Fc領域は、
a)289、339、および442、
b)289、330、および339、
c)330、339、および442、ならびに
d)289、330、および442
の置換群のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載のFc領域。
【請求項4】
前記Fc領域は、IgG1、IgG2、IgG3、またはIgG4アイソタイプから選択される、請求項1に記載のFc領域。
【請求項5】
前記置換は、システイン、リシン、チロシン、ヒスチジン、セレノシステイン、およびセレノメチオニンから選択されるアミノ酸への置換を含む、請求項1に記載のFc領域。
【請求項6】
前記置換は、システインを含む、請求項5に記載のFc領域。
【請求項7】
前記システインは、チオール基を含む、請求項6に記載のFc領域。
【請求項8】
前記チオール基は、化学的共役が可能である、請求項7に記載のFc領域。
【請求項9】
前記Fc領域は、細胞傷害性薬剤、化学療法剤、毒素、放射性核種、DNA、RNA、siRNA、マイクロRNA、ペプチド核酸、非天然アミノ酸、ペプチド、酵素、蛍光タグ、およびビオチンのうちの1つ以上と共役させられる、請求項8に記載のFc領域。
【請求項10】
請求項1に記載のFc領域を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項11】
前記抗体は、モノクローナル抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、完全ヒト抗体、二重特異性抗体、多重特異性抗体、または抗体様分子である、請求項10に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項12】
前記抗体は、前記抗体のCH1ドメインの131位、132位、133位、134位、135位、136位、137位、138位、および139位から選択される1つ以上のアミノ酸の置換をさらに含む、請求項10に記載の抗体またはその抗原結合フラグメント。
【請求項13】
請求項10に記載の抗体またはその抗原結合フラグメントを含む医薬組成物。
【請求項14】
検出を必要とする対象において、癌、自己免疫、炎症性または感染性疾患または障害を検出する方法であって、前記方法は、抗体またはその抗原結合フラグメントを前記対象に投与することを含み、操作された抗体またはその抗原結合フラグメントは、重鎖の239位、282位、289位、297位、312位、324位、330位、335位、337位、339位、356位、359位、361位、383位、384位、398位、400位、440位、422位、および442位から選択される1つ以上のアミノ酸の置換を含む、上記方法。
【請求項15】
治療を必要とする対象において、癌、自己免疫、炎症性または感染性疾患または障害を治療する方法であって、前記方法は、治療有効量の抗体またはその抗原結合フラグメントを前記対象に投与することを含み、前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、重鎖の239位、282位、289位、297位、312位、324位、330位、335位、337位、339位、356位、359位、361位、383位、384位、398位、400位、440位、422位、および442位から選択される1つ以上のアミノ酸の置換を含む、上記方法。
【請求項16】
請求項1に記載のFc領域をコードする核酸。
【請求項17】
配列番号1〜24の配列から選択されるアミノ酸配列をコードする配列を含む、請求項16に記載の核酸。
【請求項18】
請求項17に記載の核酸を含む宿主細胞。
【請求項19】
哺乳動物細胞である、請求項18に記載の宿主細胞。
【請求項20】
抗体またはその抗原結合フラグメントを産生する方法であって、前記抗体またはその抗原結合フラグメントを発現させるために適切な条件下で、請求項19に記載の宿主細胞をインキュベートするステップと、前記抗体またはその抗原結合フラグメントを単離するステップを含む、上記方法。
【図1】
【図2】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図3d】
【図4−1】
【図4−2a】
【図4−2b】
【図4−2c】
【図4−2d】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図2】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図3d】
【図4−1】
【図4−2a】
【図4−2b】
【図4−2c】
【図4−2d】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公表番号】特表2012−530514(P2012−530514A)
【公表日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−517629(P2012−517629)
【出願日】平成22年6月21日(2010.6.21)
【国際出願番号】PCT/US2010/039351
【国際公開番号】WO2011/005481
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(504333972)メディミューン,エルエルシー (108)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月21日(2010.6.21)
【国際出願番号】PCT/US2010/039351
【国際公開番号】WO2011/005481
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(504333972)メディミューン,エルエルシー (108)
【Fターム(参考)】
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