説明

配信ネットワークへのマルチメディアコンテンツフローの生成およびトランスポートのための方法および装置

【課題】配信ネットワークへのマルチメディアコンテンツフローの生成およびトランスポートのための方法および装置を提供する。
【解決手段】システムは、アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のためにコンテンツフローをアクセスネットワークにトランスポートするための方法を含む。方法は、コンテンツフローをアクセスネットワークに追加するリクエストメッセージを送信することを含み、リクエストメッセージは、コンテンツフローに関連する1以上のフローパラメータを備える。方法は又、1以上のパラメータに関連するコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるであろうことを示す応答メッセージを受け取ることと、アクセスネットワークへコンテンツフローを配信することとを含む。

【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
(米国特許法119条のもとでの優先権の主張)
本特許出願は、本譲受人に譲渡され、ここにおいて参照することによりここに明示的に組み込まれる、2005年4月12日に出願された「メディア通信における状態同期化のための方法および装置(METHODS AND APPARATUS FOR STATE SYNCHRONIZATION IN MEDIA COMMUNICATION)」と題される米国特許仮出願第60/670,946号、および、本譲受人に譲渡され、ここにおいて参照することによりここに明示的に組み込まれる、2004年12月9日に出願された「BCMCSインタフェース(BCMCS INTERFACE)」と題される米国特許仮出願第60/634,977号の、優先権を主張する。
【0002】
(米国特許法120条のもとでの優先権の主張)
本特許出願は、本譲受人に譲渡され、ここにおいて参照することによりここに明示的に組み込まれる、2005年4月20日に出願され、係属中の「マルチメディアコンテンツフローの生成およびトランスポートのための方法および装置(METHODS AND APPARATUS FOR CREATION AND TRANSPORT OF MULTIMEDIA CONTENT FLOWS)」と題される米国特許出願第11/111,050号の一部継続である。
【背景】
【0003】
(分野)
本発明は、概して、データネットワークにおけるマルチメディアコンテンツをトランスポートすること(transporting)に関し、より具体的には、配信ネットワーク(distribution network)へのマルチメディアコンテンツフロー(multimedia content flows)の生成およびトランスポートのための方法および装置に関する。
【0004】
(背景)
無線通信ネットワークのようなデータネットワークは、単一の端末用にカスタマイズされたサービスと多くの端末に提供されるサービスとの間でトレードオフする必要がある。例えば、多くの数のモバイル端末(加入者)へのコンテンツの配信は複雑な問題である。これは、比較的低速の無線の通信リンクを使用して通信するモバイル端末について、特にあてはまる。それ故に、モバイル端末がコンテンツ及び/又は他のネットワークサービスを容易にかつ効率的に受け取ることを可能とする方法を、コンテンツプロバイダが持つことは非常に重要である。
【0005】
現在のコンテンツ配信(content delivery)/メディア配信システム(media distribution system)においては、コンテンツプロバイダ(content provider)は、オーディオ、ビデオ、マルチメディア、リアルタイムまたは非リアルタイムのコンテンツおよび他のコンテンツタイプの方式で、コンテンツを、エンドユーザにコンテンツを配信するように動作するコンテンツプロバイダダネットワークに供給する。例えば、コンテンツプロバイダは、コンテンツプロバイダネットワークに、対応する高いデータレートを有する高品質コンテンツを提供することができる。ある地理的な領域においては、特別のハードウェア及び/又は通信リンクを利用することによって、この高品質のコンテンツを選択されたエンドユーザに受信し配信するために、専用のブロードキャストネットワークが開発されてきている。ある場合には、専用のブロードキャストネットワークは、コンテンツ配信する10以上の高帯域チャネルを提供するかもしれない。
【0006】
残念なことに、これらの専用ネットワークは一般に高価で、限られた動作領域上のみで提供される。広い動作エリアにわたって、アクセスネットワークは典型的には、非常により低いコストで、非常により少ない帯域幅をユーザに提供する。例えば、典型的な無線ネットワークは、マルチメディアコンテンツを配信するために1つのデータチャネルのみを提供するかもしれない。典型的には、このデータチャネルは、ポイントツポイント通信(point-to-point communications)のみを提供するので、コンテンツを多数の無線ユーザに配信することは、高価で非能率的である。更に、データチャネル上で利用可能な帯域幅は、専用のブロードキャストネットワーク上で利用可能な帯域幅よりはるかに少ないかもしれない。結果として、高品質コンテンツをアクセスネットワーク上で多くのユーザに配信するための、コスト的に効率がよく効果的な方法は現在存在しない。
【0007】
従って、必要とされるものは、データネットワークを横切ってマルチメディアコンテンツフローを生成しトランスポートするシステムである。例えば、システムは、コンテンツプロバイダのネットワークからブロードキャスト配信ネットワークへの、マルチメディアコンテンツフローを生成しトランスポートするように動作する必要がある。システムはまた、コンテンツフローが配信ネットワーク上でブロードキャストされることができるように、コンテンツフローの1以上のパラメータを調整するメカニズムを提供する必要がある。
【発明の概要】
【0008】
1以上の実施形態において、配信ネットワークへのマルチメディアコンテンツフローを生成しトランスポートするように動作する、方法および装置を備えた、トランスポートシステムが提供される。例えば、一実施形態では、トランスポートシステムは、コンテンツネットワークからアクセスネットワークへのコンテンツフローをトランスポートするように動作する。コンテンツがアクセスネットワークにトランスポートされるのを可能とすることにより、コンテンツは、利用可能な帯域幅を使用して、アクセスネットワーク上で、デバイスにブロードキャストされることができる。コンテンツを受け取ることを許可されているデバイスは、受信したブロードキャストを、後で見る(viewing)ために、キャッシュに保存することができる。
【0009】
一実施形態では、アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信(distribution)のために、アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする方法が提供される。方法は、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加するリクエストメッセージを送信すること(transmitting)を含み、リクエストメッセージは、コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータ(flow parameters)を備える。方法はまた、1以上のフローパラメータに関連したコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを示す応答メッセージを受信すること(receiving)と、アクセスネットワークにコンテンツフローを配信すること(delivering)とを含む。
【0010】
一実施形態では、アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする方法が提供される。方法は、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加するリクエストメッセージを送信することを含み、リクエストメッセージは、コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える。方法はまた、コンテンツフローがアクセスネットワークに追加されないだろうということを示す応答メッセージを受信することと、更新されたフローパラメータ(updated flow parameters)を生成するためにコンテンツフローに関連した、選択されたフローパラメータを調整すること(adjusting)とを含む。方法はまた、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、更新されたフローパラメータを備える新しいリクエストメッセージを送信することと、更新されたフローパラメータに関連するコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを示す応答メッセージを受信することとを含む。
【0011】
一実施形態では、アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする方法が供給される。方法は、ハートビートリクエストメッセージ(heartbeat request message)を送信することと、通信リンクが利用可能である(operational)ことを示すハートビート応答メッセージを受信することとを含む。方法はまた、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備えるリクエストメッセージを送信することと、1以上のフローパラメータに関連したコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを示す応答メッセージを受信することとを含む。
【0012】
一実施形態では、アクセスネットワークに結合されたデバイスに配信するためにアクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートするための装置が提供される。装置は、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備えたリクエストメッセージ、を送信するためのロジックと、コンテンツフローはアクセスネットワークに追加されないだろうということを示す応答メッセージを受信するためのロジックとを備える。装置はまた、更新されたフローパラメータを生成するために、コンテンツフローに関連した、選択されたフローパラメータを調整するためのロジックと、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する新しいリクエストメッセージを送信するためのロジックとを備え、新しいリクエストメッセージは、更新されたフローパラメータを備える。装置はまた、更新されたフローパラメータに関連したコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを示す新しい応答メッセージを受信するためのロジックを備える。
【0013】
一実施形態では、ロジックを処理することによって実行されるときに、アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートするように動作するインストラクション、を備えるコンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータ可読媒体は、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備えたリクエストメッセージを送信するためのインストラクションと、コンテンツフローがアクセスネットワークに追加されないだろうということを示す応答メッセージを受信するためのインストラクションとを備える。コンピュータ可読媒体はまた、更新されたフローパラメータを生成するために、コンテンツフローに関連した、選択されたフローパラメータを調整するためのインストラクションと、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、更新されたフローパラメータを備えた新しいリクエストメッセージを送信するためのインストラクションと、更新されたフローパラメータに関連したコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを示す新しい応答メッセージを受信するためのインストラクションとを備える。
【0014】
一実施形態では、アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする方法が提供される。方法は、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備えたリクエストメッセージを受信することと、1以上のフローパラメータに基づいてコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを決定することとを含む。方法はまた、1以上のフローパラメータに関連したコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを示す応答メッセージを送信することと、コンテンツフローを受信することとを含む。
【0015】
一実施形態では、アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする方法が提供される。方法は、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備えたリクエストメッセージを受信することと、1以上のフローパラメータに基づいてコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されないだろうということを決定することとを含む。方法はまた、コンテンツフローがアクセスネットワークに追加されないだろうということを示す応答メッセージを送信することと、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、更新されたフローパラメータを備えた新しいリクエストメッセージを受信することと、更新されたフローパラメータに関連したコンテンツフローはアクセスネットワークに追加されるだろうということを示す新しい応答メッセージを送信することとを含む。
【0016】
一実施形態では、アクセスネットワークに結合されたデバイスに配信するためにアクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートするための装置が提供される。装置は、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備えたリクエストメッセージを受信するように構成されたロジックと、1以上のフローパラメータに基づいてコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを決定するように構成されたロジックとを備える。装置はまた、1以上のフローパラメータに関連したコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを示す、応答メッセージを送信するように構成されたロジックと、コンテンツフローを受信するように構成されたロジックとを備える。
【0017】
一実施形態では、アクセスネットワークに結合されたデバイスに配信するためにアクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートするための装置が提供される。装置は、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備えたリクエストメッセージを受信するように構成されたロジックと、1以上のフローパラメータに基づいてコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを決定するように構成されたロジックとを備える。装置はまた、1以上のフローパラメータに関連したコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを示す、応答メッセージを送信するように構成されたロジックと、コンテンツフローを受信するように構成されたロジックとを備える。
【0018】
一実施形態では、ロジックを処理することによって実行されるときに、アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートするように動作するインストラクション、を備えるコンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータ可読媒体は、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加する、コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備えたリクエストメッセージを受信するためのインストラクションと、1以上のフローパラメータに基づいてコンテンツフローが前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを決定するためのインストラクションとを備える。コンピュータ可読媒体はまた、1以上のフローパラメータに関連したコンテンツフローがアクセスネットワークに追加されるだろうということを示す応答メッセージを送信するためのインストラクションと、コンテンツフローを受信するためのインストラクションとを備える。
【0019】
本発明の他の面(aspects)、利点および特徴は、以下に説明される、図面の簡単な説明、発明の詳細な説明、および特許請求の範囲の調査検討後に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、ブロードキャスト配信ネットワークへのマルチメディアコンテンツフローを生成しトランスポートするよう動作するシステムの、一実施形態を構成する通信ネットワークの一実施形態を示す。
【図2】図2は、配信ネットワークへのマルチメディアコンテンツフローを生成しトランスポートするよう動作するトランスポートシステムの一実施形態の図を示す。
【図3】図3は、トランスポートシステムの実施形態において使用されるトランスポートメッセージの一実施形態を示す。
【図4】図4は、トランスポートシステムの実施形態において使用されるメッセージングプロトコルの一実施形態を示す。
【図5】図5は、トランスポートシステムの実施形態におけるコンテンツサーバを操作する方法の一実施形態を示す。
【図6】図6は、トランスポートシステムの実施形態におけるブロードキャストサーバを操作する方法の一実施形態を示す。
【図7】図7は、トランスポートシステムの実施形態において使用されるメッセージングプロトコルの一実施形態を示す。
【詳細な説明】
【0021】
ここに説明される実施形態の上記の面および付随する利点は、添付図面と併せて以下の詳細な説明を参照することにより容易に明らかとなるであろう。
【0022】
1以上の実施形態において、配信ネットワークへのマルチメディアコンテンツフローの生成およびトランスポートのためのトランスポートシステムが提供される。
【0023】
図1は、ブロードキャスト配信ネットワークへのマルチメディアコンテンツフローを生成しトランスポートするよう動作するトランスポートシステムの一実施形態を構成する、通信ネットワーク100の一実施形態を示す。例えば、トランスポートシステムは、ブロードキャスト配信のためにコンテンツをコンテンツネットワークからアクセスネットワークにトランスポートする際の使用に適している。
【0024】
ネットワーク100は、コンテンツサーバ102、コンテンツネットワーク104、およびアクセスネットワーク106を備えている。ネットワーク100はまた、携帯電話110、携帯情報端末(personal digital assistance)(PDA)112、およびノート型コンピュータ114を備えるデバイス(devices)108を含んでいる。デバイス108は、トランスポートシステムの1以上の実施形態における使用に適しているデバイスのうちの単にいくつかを例示している。図1においては3つのデバイスが示されているが、実際のところは、どんな数のデバイス、どんなタイプのデバイスでもトランスポートシステムにおける使用に適している、ということに注意すべきである。デバイス110および112がアクセスネットワーク106と無線通信リンク(wireless communication links)を介して通信していることに、そして、コンピュータ114がアクセスネットワーク106とハードワイヤード接続(hardwired connection)を介して通信している、ということにもまた注意すべきである。
【0025】
コンテンツネットワーク104は、配信用コンテンツを供給するように動作する。コンテンツは、ビデオ、オーディオ、マルチメディアコンテンツ、クリップ(clips)、リアルタイムおよび非リアルタイムのコンテンツ、スクリプト(scripts)、プログラム、データあるいは任意の他のタイプの適切なコンテンツを備えている。コンテンツネットワーク104は、コンテンツを提供するように動作する有線および無線のネットワークの任意の組合せを備えている。トランスポートシステムの様々な実施形態においては、何らかの他のエンティティ(entities)、例えば、コンテンツプロバイダ、コンテンツ小売業者、コンテンツアクセスエンティティ、あるいは任意の他のエンティティなど、がアクセスネットワーク106上で配信用のコンテンツを提供できる、ということにもまた注意すべきである。
【0026】
1以上の実施形態においては、トランスポートシステムは、コンテンツネットワーク104からのコンテンツをアクセスネットワーク106上で配信するように動作する。一実施形態においては、コンテンツネットワーク104におけるコンテンツサーバ(CS)102は、アクセスネットワーク106におけるブロードキャストネットワークサーバ(BNS)116と通信するように動作する。CS102およびBNS116は、コンテンツネットワーク104がデバイスへのブロードキャスト/マルチキャストのためにコンテンツフロー(content flows)の形式でコンテンツをアクセスネットワーク106に配信することを可能にするトランスポートインタフェース(transport interface)118の1以上の実施形態を使用し、通信する。トランスポートインタフェース118は、制御インタフェース120とベアラチャネル(bearer channel)122とを備える。制御インタフェース120は、CS102がアクセスネットワーク106に送信されるコンテンツフローを追加し、変更し、取り消し、そうでなければ修正することを可能にするように、動作する。ベアラチャネル122は、コンテンツフローをコンテンツネットワーク104からアクセスネットワーク106にトランスポートするように動作する。
【0027】
一実施形態では、CS102は、アクセスネットワーク106上のブロードキャスト/マルチキャストのためにBNS116に送信されるべきコンテンツフローをスケジュール設定する(schedule)ために、トランスポートインタフェース118を使用する。例えば、コンテンツフロー124は、非リアルタイムコンテンツクリップ(non real time content clip)を含むことができる。一実施形態では、CS102は、コンテンツフロー124に関連した1以上のパラメータを決定するためにBNS116と交渉する(negotiate)よう動作する。例えば、コンテンツクリップがアクセスネットワーク106上でブロードキャストされることができるように、コンテンツクリップのデータレートあるいは他の特性が交渉される。一旦、BNS116がコンテンツフロー124を受け取れば、それはコンテンツフロー124を、デバイス108のうちの1つまたは複数による受信のためにアクセスネットワーク106上でブロードキャスト/マルチキャストする。デバイス108のうちの何れも、フロー124に含まれるコンテンツを受け取り、そして、デバイスユーザによる後での視聴(viewing)のためにそれをキャッシュに入れることを許可され得る。
【0028】
例えば、デバイス110は、アクセスネットワーク106上のブロードキャストのためにスケジュール設定されているコンテンツのリストを表示する番組案内を提供するように動作するクライアントプログラム126、を備える。デバイスユーザは、そのとき、リアルタイムで与えるための(for rendering in real time)、あるいは後での視聴用にキャッシュ128に保存されるための、任意の特定のコンテンツを受け取るように選択することができる。例えば、コンテンツクリップは、夜時間のブロードキャストのためにスケジュール設定されることができ、そして、デバイス110は、デバイスユーザが翌日クリップを視聴できるように、ブロードキャストを受け取り、キャッシュ128の中にコンテンツクリップをキャッシュするように動作する。典型的に、コンテンツは、加入サービス(subscription service)の一部としてブロードキャストされ、そして、受信デバイスは、キーを提供する必要があるかもしれない、そうでなければ、ブロードキャストを受け取るためにそれ自体を認証する必要があるかもしれない。
【0029】
1以上の実施形態では、トランスポートシステムは、CS102が、ベアラチャネル122上でBNS116に提供されるフローを追加する、変更する、修正する、あるいは削除することを、可能にする。別の実施形態では、トランスポートシステムは、CS102が、アクセスネットワーク106に提供される任意のコンテンツフローについての統計情報(statistical information)を得ることを、可能にする。この結果、トランスポートシステムは、スケジュール設定されたコンテンツフローが、デバイス108へのブロードキャストのためにコンテンツネットワーク104からアクセスネットワーク106に送信されることを可能にするように動作する。システムはまた、アクセスネットワーク106でのコンテンツフローに関係する統計情報がCS102に返される方法(way)を提供する。
【0030】
図2は、配信ネットワークへのマルチメディアコンテンツフローを生成しトランスポートするよう動作する、トランスポートシステム200の一実施形態の図を示す。例えば、システム200は、図1において説明されたトランスポートシステムとして、使用されてもよい。
【0031】
トランスポートシステム200の一実施形態は、コンテンツネットワーク202がコンテンツフローをアクセスネットワーク204にトランスポートすることを可能にする。コンテンツネットワーク202は、CS制御プロトコルロジック(CS control protocol logic)208およびCSベアラチャネルロジック(CS bearer channel logic)210を備えるCS206、を含んでいる。アクセスネットワーク204は、BNS制御プロトコルロジック(BNS control protocol logic)214およびBNSベアラチャネルロジック(BNS bearer channel logic 2)216を備えるBNS212、を含んでいる。
【0032】
CS制御プロトコルロジック208は、リクエストチャネル218および応答チャネル220を備える制御インタフェース経由で、BNS制御プロトコルロジック214と通信する。リクエストチャネル218は、CS制御プロトコルロジック208が、コンテンツフローを追加する、変更する、削除する、そうでなければ修正することを要求する、あるいは統計情報を要求するリクエストメッセージを、BNS制御プロトコルロジック214に送信することを可能にする。応答チャネル220は、BNSプロトコルロジック214が、リクエストメッセージのうちのどれにも応答する応答メッセージを、CS制御プロトコルロジック208に送信することを可能にする。一実施形態では、リクエストチャネル218と応答チャネル220は、任意の適切なタイプの通信リンクから構成されており、そして、CS制御プロトコルロジック208とBNS制御プロトコルロジック214は、メッセージがリクエストチャネル218および応答チャネル220を使用して交換されることを可能にする任意の適切な送受信ロジック(transmitting and receiving logic)を備えている。
【0033】
CSベアラチャネルロジック210は、CS制御プロトコルロジック208の制御下で、コンテンツフローをコンテンツネットワーク202からアクセスネットワーク204に送信するように動作する。例えば、CSベアラチャネルロジック210は、そのインプット224で、コンテンツネットワーク202からコンテンツフロー228を受け取る。CS制御プロトコルロジック208が、アクセスネットワーク204へのコンテンツフロー228を追加する権限を得た後に、CSベアラチャネルロジック210は、ベアラチャネル222上でコンテンツフロー228を、BNSベアラチャネルロジック216に送信するように動作し、それは、アクセスネットワーク204に結合されたデバイスに、その出力チャネル226上でコンテンツフロー228を次々にブロードキャストする。
【0034】
一実施形態では、ベアラチャネル222は、CS206からのフローをBNS212に送信するために一般ルーティングのカプセル化(generic routing encapsulation)(GRE)プロトコルを利用するが、然しながら、任意の他の伝送技術あるいはプロトコルも使用されてもよい。例えば、CSベアラプロトコルロジック210およびBNSベアラプロトコルロジック216は、GREプロトコルを使用するベアラチャネル222をインプリメントするために任意の適切なロジックを含む。然しながら、他の実施形態では、ベアラチャネル222は任意の適切な伝送プロトコルを利用するかもしれない。
【0035】
一実施形態では、CS206およびBNS212は、CPU、プロセッサ、ゲートアレイ、ハードウェアロジック、メモリエレメント、仮想計算機、ソフトウェア、及び/又はハードウェアとソフトウェアの任意の組合せを備える。このように、CS206およびBNS212は、一般に、ここに説明された機能を行うために機械可読のインストラクション(machine-readable instructions)を実行するロジックを含む。図2の中で示されるCS206およびBNS212は単に1つのインプリメンテーションを表わしているということに、そして、他のインプリメンテーションが実施形態の範囲内で可能であるということに、注意が必要である。
【0036】
一実施形態では、トランスポートシステムは、少なくとも1つのプロセッサ、例えばCS206あるいはBNS212に位置するプロセッサ、が実行されるときに、ここに説明されたトランスポートシステムの機能を提供するように動作する、コンピュータ可読媒体上に保存されたプログラムインストラクションを備えている。例えば、インストラクションは、コンピュータ可読媒体、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、CDROM、メモリーカード、FLASHメモリデバイス、RAM、ROM、あるいは任意の他のタイプのメモリデバイスまたはコンピュータ可読媒体などから、CS206及び/又はBNS212にロードされることができる。別の実施形態では、インストラクションは、CS206あるいはBNS212にインタフェースをとる外部デバイスまたはネットワークリソースから、CS206及び/又はBNS212にダウンロードされることができる。インストラクションは、CS206あるいはBNS212で処理ロジックによって実行されるとき、ここに説明されるようなトランスポートシステムの1以上の実施形態を提供する。
【0037】
図3は、トランスポートシステムの実施形態において使用されるトランスポートメッセージ300の一実施形態を示す。例えば、トランスポートメッセージ300は、図2の中で示されるトランスポートシステム200において、使用されることができる。1以上の実施形態では、トランスポートメッセージ300は、CS制御プロトコルロジック208が、アクセスネットワーク204に提供されるコンテンツフローを追加する、変更する、あるいは削除することを可能にするように、CS制御プロトコルロジック208とBNS制御プロトコルロジック214との間で(すなわち、リンク218、220経由で)送信される。別の実施形態では、トランスポートメッセージ300は、CS206が、アクセスネットワーク204中のフローに関する統計情報を得ることを可能にする。
【0038】
一実施形態では、トランスポートメッセージ300のうちの1つまたは複数は、任意の特定のフローに関係しているパラメータを備える。例えば、AddFlowRequest(フロー追加リクエスト)メッセージ302は、1以上のパラメータを備えており、フロー識別子(flow identifier)、提案された配信時間(proposed delivery time)、レート(rate)、提案されたサービスの品質(QoS)、開始時間、終了時間、あるいは参照されるフロー(referenced flow)に関連する任意の他のパラメータを示す。メッセージ300のうちのどれでも、CS制御プロトコルロジック208とBNS制御プロトコルロジック214との間に情報が通過することを可能にする1以上のメッセージパラメータを伝えるために使用されてもよい。トランスポートメッセージ300は単に1つのインプリメンテーションを示しているということに、そして、他のメッセージおよびメッセージタイプが実施形態の範囲内の使用に対し可能であるということに、注意されるべきである。
【0039】
トランスポートメッセージ300は、アクセスネットワーク204からのフローを追加し、修正し、そして取り除くように動作するメッセージ302から312までを含む。例えば、メッセージ302は、フローパラメータを含んでおり、コンテンツフローがアクセスネットワークに追加されることを要求するように動作する。メッセージ306は、メッセージ中で識別された(identified)特定のコンテンツフローを、例えば、その開始または終了時間を修正することによって、修正するように動作する。メッセージ310は、メッセージ中で識別された特定のコンテンツフローを取り除くように動作するが、それは、配信のためにスケジュール設定されたフローであるかもしれないしあるいは現在配信されているフローであるかもしれない。
【0040】
メッセージ314から324までは、それぞれのメッセージ中で識別される、アクセスネットワーク204におけるフローについての登録(registration)、統計(statistics)、レイテンシー(latency)の情報を得るように動作する。例えば、メッセージ314は、メッセージ中で識別された特定のコンテンツフローを受け取るために、いくつのデバイスが登録されるかの決定を要求するように動作する。メッセージ316は、登録されたデバイスの数を示す報告書を提供するよう動作する。メッセージ318は、メッセージ中で識別されたフローについての任意のタイプの統計を要求するよう動作し、そして、メッセージ322は、メッセージ中で識別されたフローに関するレイテンシータイム(latency time)を要求するよう動作する。
【0041】
メッセージ326から332までは、ハートビートメカニズム(heartbeat mechanism)を提供するように、そして、リセット/再同期メカニズム(reset/re-sync mechanism)を提供するように動作する。ハートビートメカニズムは、CSとBNSとの間の通信リンクが使用可能である(operational)ことを示すように動作する。リセット/再同期メカニズムは、CSかBNSかのいずれかが、トランスポートシステムにおけるフローの状態をリセット/再同期することを可能にするように動作する。メッセージ326から332までのより詳細な説明は、このドキュメントの別のセクションにおいて提供される。
【0042】
したがって、1以上の実施形態では、メッセージ300は、コンテンツネットワーク202からアクセスネットワーク204に送信されたコンテンツフローを処理するように、そしてまた、それらのフローについてのステータス情報が、アクセスネットワーク204からコンテンツネットワーク202に戻されるのを可能にするように動作する。
【0043】
図4は、トランスポートシステムの実施形態において使用されるメッセージングプロトコル(messaging protocol)400の一実施形態を示す。例えば、メッセージングプロトコル400は、CS402とBNS404の間でメッセージ300を送信するために使用されることができる。各メッセージの相対的時間(relative time)を示す、時間表示(time indicator)406が提供されている。
【0044】
時間Aでは、408で示されるように、フロー追加リクエストメッセージ(add flow request message)302が、CS402からBNS404に送信される。408で送信されたフロー追加リクエストメッセージは、アクセスネットワークにフローを追加するリクエストであり、そしてリクエストは、フローパラメータ、例えば、フローアドレス(IPアドレス)、フローポート(ポート)、フローレート(レート)、スケジュール設定された配信時間(時間)、QoSレベル、及び/又は、CS402がアクセスネットワークに追加したいフローを説明するために使用されることができる任意の他の適切なフローパラメータなどを、含む。
【0045】
時間Aの後の比較的短い時間であり得る時間Bでは、410で示されるように、要求されたレートがサポートされることができないので要求されたフローの追加は拒絶されるということを示すフロー追加応答メッセージ(add flow response message)304で、BNS404は応答する。
【0046】
拒絶された追加フローの結果として、CS402は、フローのレート(すなわち、レート)を調整するように動作する(412で)ので、フローは、アクセスネットワークによる配信用に、BNS404によって受け入れられる(accepted)ことができる。
【0047】
時間Cでは、414で示されるように、新しいAddFlowRequestメッセージ302が、CS402からBNS404に送信される。414で送信されたフロー追加リクエストメッセージは、アクセスネットワークに更新されたフローを追加するリクエストであり、そして、リクエストは新しいフローパラメータ(すなわち、レート)を含んでいる。
【0048】
時間Cの後の比較的短い時間であり得る時間Dでは、416で示されるように、更新されたパラメータを持って要求されたフローの追加が受け入れられることを示すフロー追加応答メッセージ304で、BNS404は応答する。416での応答メッセージは、フローを識別するフローハンドル(flow handle)を含んでいる。
【0049】
フロー追加リクエスト302において示される時間パラメータ(時間)に対応する時間Eでは、コンテンツフローは、418で示されるようなベアラチャネルを通して、CS402からBNS404に送信される。例えば、ベアラチャネルは、図2の中で示されるベアラチャネル222であってもよい。このように、1以上の実施形態では、フローが追加され、修正され、取り除かれることを可能にするように、あるいは、統計が得られることを可能にするように、メッセージングプロトコル400が、CS402とBNS404との間で1以上のトランスポートメッセージを交換するために使用されることができる。
【0050】
図5は、トランスポートシステムの実施形態におけるコンテンツサーバを操作する方法500の一実施形態を示す。明瞭にするために、方法500は、図2の中で示されるCS206を参照して説明される。1以上の実施形態では、CS制御プロトコルロジック208は、プログラムインストラクションを実行し、以下に説明される機能を行なうようにサーバーCS206のオペレーション(operation)を制御する。
【0051】
ブロック502で、アクセスネットワークにコンテンツフローを追加することを要求するリクエストが送信される。例えば、リクエストは、アクセスネットワークに関連したBNSに送信されるAddFlowRequestメッセージ302である。リクエストは、フロー(すなわち、レート、QoS、等)を説明するフローパラメータを含んでおり、また、フローがアクセスネットワークに追加されることになっているスケジュール設定された時間を示す。例えば、CS制御プロトコルロジック208は、リクエストをリクエストチャネル218上でBNS制御プロトコルロジック214に送信する。
【0052】
ブロック504で、フローがアクセスネットワークに追加されるかどうかを示す応答が、受信される。例えば、応答は、CS制御プロトコルロジック208によって受信されるAddFlowResponse(フロー追加応答)メッセージ304である。一実施形態では、提示されたフローパラメータを与えられると(given the stated flow parameters)フローがブロードキャストされることができるのかどうかを、アクセスネットワークが決定する(determine)。例えば、もしフローパラメータが非常に高いデータレートを示す場合は、アクセスネットワークはフローをブロードキャストすることはできないかもしれない。同様に、フローパラメータは、アクセスネットワークによってサポートされることができない何らかの他の基準(criteria)(すなわち、スケジュール設定された時間、QoS、等)を示すことができるかもしれない。リクエストが承諾される(granted)場合は、方法はブロック508に進む。
【0053】
リクエストが承諾されない場合は、応答メッセージはさらに、1以上の受け入れることができるパラメータ(acceptable parameters)を提供することができる。例えば、AddFlowResponseメッセージ304は、フローがアクセスネットワークに追加されないだろうということを示すが、しかしながら、一実施形態では、応答メッセージは、フロー受け入れ(flow acceptance)を得るために使用されることができる1以上の受け入れることができるパラメータを備える。例えば、受け入れることができるレートあるいはQoSのパラメータは、応答メッセージ中で提供されることができる。方法は、ブロック506に進む。
【0054】
ブロック506で、フロー及び/又はその関連するパラメータが、それがアクセスネットワーク上で送信されることができるように、調整される。例えば、フローレート、QoS、スケジュール設定された伝送時間、あるいはフローの任意の他のパラメータは、フローがアクセスネットワークによってブロードキャストされることができるように、調整されることができる。例えば、フローデータレートは、アクセスネットワークによってサポートされることができるデータレートに調整されることができる。一実施形態では、CS制御プロトコルロジック208は、応答メッセージ中で提供された受け入れることができるパラメータに基づいてフロー及び/又はフローパラメータを調整するよう動作する。方法はそのあと、ブロック502に進み、そこでは、新しいAddFlowRequestメッセージ302が、送信され、かつ、新しいあるいは調整されたフローパラメータを含んでいる。
【0055】
CSがフローに関連した1以上のパラメータを交渉して取り決める(negotiate)ことを可能にするように、ブロック502、504および506が動作する、ということに注意が必要である。例えば、もしアクセスネットワークが、与えられたレートでのフローを受け入れること(to accept)を拒否する場合は、CSは、応答メッセージ中の受け入れることができるパラメータに基づいてブロック506でレートを調整できる、そして、新しいレートでフローを追加する新しいリクエストがブロック502で送信される。このように、アクセスネットワークに受け入れることができるパラメータが決定されるまで、フローに関連したパラメータのいずれも、例えば、スケジュール設定された伝送時間、データレート、QoSパラメータ、開始時間、あるいは終了時間などが、交渉されることができる。
【0056】
ブロック508では、フロー追加リクエストが成功していると仮定して、アクセスネットワークにフローを配信する時間であるかどうかを決定するためにテストが行なわれる。例えば、CS制御プロトコルロジック208が、フロー伝送のためのスケジュール設定された時間が生じたかどうかを決定するように動作する。フロー伝送のためのスケジュール設定された時間が生じている場合は、方法はブロック516に進む。フロー伝送のためのスケジュール設定された時間が生じていない場合は、方法はブロック510に進む。
【0057】
ブロック510では、いずれかのフロー機能(any flow functions)が行われる必要があるかどうかを決定するために、テストが行なわれる。例えば、フローの開始あるいは終了の時間が調整される必要があるかもしれないし、あるいは、フローが削除されるかもしれない。一実施形態では、CS制御プロトコルロジック208が、別のフロー機能が行なれる必要があるかどうかを決定するように動作する。行なわれる必要のあるフロー機能がない場合は、つぎに、方法は、フローを配信する時間であるかどうかを決定するためにブロック508に進む。フロー機能が行なわれる必要がある場合、そのときは、方法はブロック512に進む。
【0058】
ブロック512では、フロー機能が行なわれることを要求するメッセージが送信される。例えば、メッセージは、フローの開始あるいは終了の時間が調整されることを、あるいは、フローが削除されることを、要求することができる。例えば、メッセージは、図3の中で示されるメッセージ300のうちの1つかもしれない。一実施形態では、CS制御プロトコルロジック208は、メッセージを、リクエストチャネル218経由で、BNS制御プロトコルロジック214に送信するように動作する。
【0059】
ブロック514では、機能が許可されるかどうかを示す、あるいはそうでなければ機能に対する応答を提供する応答メッセージ、が受信される。例えば、応答メッセージは、フローの開始時間における要求された変更が許可されることを示すかもしれない。あるいは、応答メッセージは、要求された情報を提供するかもしれない。例えば、応答メッセージは、RegistrationReportResponse(登録報告応答)メッセージ316によって提供されるような登録数値(registration value)を示すかもしれない。一実施形態では、応答メッセージは、応答チャネル220を通して、CS制御プロトコルロジック208によって受信される。方法は、そのあと、フローを配信する時間であるかどうかを決定するためにブロック508に進む。
【0060】
ブロック516では、スケジュール設定された時間でアクセスネットワークへのコンテンツフローの伝送が開始される。例えば、一実施形態では、コンテンツフローは、ベアラチャネル222上でCSベアラチャネルロジック210からBNSベアラチャネルロジック216に送信される。
【0061】
ブロック518では、もっと多くのフロー機能が行なわれる必要があるかどうかを決定するために、テストが行なわれる。例えば、CS制御プロトコルロジック208が、もっと多くのフロー機能が行なわれる必要があるかどうかを決定する。例えば、フロー機能は、フロー終了時間を変更すること、フローを削除すること、あるいはなんらかの他の機能、を含んでいる。これ以上のフロー機能が行なわれない場合は、方法はブロック524に進む。もっと多くのフロー機能が行なわれる必要がある場合は、方法はブロック520に進む。
【0062】
ブロック520では、フロー機能が行なわれることを要求するメッセージが送信される。例えば、メッセージは、フロー終了時間が調整されることを、あるいは、フローが削除されることを、要求するかもしれない。例えば、メッセージは、図3の中で示されるメッセージ300のうちの1つであり得る。一実施形態では、CS制御プロトコルロジック208は、メッセージを、リクエストチャネル218を通して、BNS制御プロトコルロジック214に送信するように動作する。
【0063】
ブロック522では、機能が認可されるかどうかを示す、あるいはそうでなければ機能に対する応答を提供する応答メッセージが、受信される。例えば、応答メッセージは、フローの開始時間における要求された変更が許可されることを示すかもしれない。あるいは、応答メッセージは、要求された情報、例えば、図3のメッセージ300によって提供されるような登録数値など、を提供するかもしれない。一実施形態では、応答メッセージは、応答チャネル220経由で、CS制御プロトコルロジック208によって受信される。
【0064】
ブロック524では、フローの伝送が完了したかどうかを決定するためにテストが行なわれる。例えば、CS制御プロトコルロジック208が、伝送が完了されたかどうかを決定する。伝送が完了していない場合、方法は、もっと多くのフロー機能が行なわれる必要があるのかどうかを決定するために、ブロック518に進む。伝送が完了している場合は、方法はブロック526で終了する。
【0065】
方法500は、単に1つのインプリメンテーションを示しているということに、そして、説明された機能の変更、追加、削除、あるいは再配列は、説明された実施形態の範囲から逸脱することなしに行われることができるということに、注意が必要である。
【0066】
図6は、トランスポートシステムの実施形態におけるブロードキャストサーバを操作する方法600の一実施形態を示す。明瞭にするために、方法600は、図2の中で示されるBNS212を参照して説明される。1以上の実施形態では、BNS制御プロトコルロジック214は、以下に説明される機能を行なうために、プログラムインストラクションを実行し、BNS212のオペレーションをコントロールする。
【0067】
ブロック602では、ブロードキャストサーバに関連したアクセスネットワーク上で、ブロードキャスト用のコンテンツフローを追加するリクエストが受け取られる。例えば、リクエストは、BNS制御プロトコルロジック214によって受け取られるAddFlowRequestメッセージ302であり、また、リクエストは、フローに関連したフローパラメータを含み、それは、レート、QoS、スケジュール設定された配信時間などを含んでいてもよい。
【0068】
ブロック604では、提示されたフローパラメータを与えられるとフローが受け入れられるかどうかの決定がされる。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、フローの提案されたレートあるいはQoSが受け入れることができるかどうかを決定するように動作する。提案されたフロー及び/又はそのパラメータが受け入れることができる場合は、方法はブロッ610に進む。提案されたフロー及び/又はそのパラメータが受け入れることができない場合は、方法はブロッ606に進む。
【0069】
ブロック606では、否定応答(negative response)が、フロー追加リクエストに応じて送信される。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、応答チャネル220経由で、CS制御プロトコルロジック208に否定応答メッセージを送信するように動作する。一実施形態では、否定応答メッセージは、図3の中で示されるAddFlowResponseメッセージ304であり、それは、否定応答を示すパラメータを含むように設定されており、そしてまた1以上の受け入れることができるパラメータを含んでもよい。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、フローがアクセスネットワーク上でブロードキャストされることを可能にするだろう受け入れることができるパラメータ、を決定することができる。これらのパラメータは応答メッセージ中に含まれるので、要求中のデバイスは、フローがアクセスネットワークに追加されることを可能にするために調整されることを必要とするパラメータが何であるかのインジケーションが提供される。方法は、そのあと、ブロック608で終了する。
【0070】
ブロック610では、コンテンツフローがアクセスネットワークに追加されることを許可する肯定応答(positive response)が送信される。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、コンテンツフローがアクセスネットワークに追加されることを許可する肯定応答メッセージを送信する。一実施形態では、応答メッセージはAddFlowResponseメッセージ304であり、それは、肯定応答を示し、かつ、応答チャネル220を使用してCS制御プロトコルロジック208に送信されるパラメータ、を含んでいる。応答メッセージは、アクセスネットワーク中のフローを識別するフローハンドルを含んでいる。
【0071】
フローに関連したパラメータがCSとBNSとの間で交渉されるのを可能にするように、ブロック602、604、606および610が動作するということに、注意が必要である。例えば、BNS212が、フローを拒絶し、ブロック606で否定応答を送信する場合は、CS206は、フローパラメータを調整することができ、ブロック602で受信される新しいフロー追加リクエストを送信することができる。新しいフローパラメータが受け入れることができる場合は、BNS212は、フローを受け入れ、そして、ブロック610で肯定応答を送信する。このように、BNS212およびCS206は、フローに関連したどんなフローパラメータも交渉して取り決めるように動作することができる。
【0072】
ブロック612では、スケジュール設定されたフローが受信されるべき時間であるかどうかを決定するために決定が行われる。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、ブロック602で受信されたフロー追加リクエストメッセージの中で提供された、スケジュール設定された伝送時間を待つ。フローが受信される予定の時間である場合、方法はブロック620に進む。フローを受信する時間でない場合、方法はブロックに614に進む。
【0073】
ブロック614では、少しでもより多くのフローリクエスト(any more flow requests)が受信されたかどうかを決定するために判断が行われる。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、リクエストチャネル218経由で、CS制御プロトコルロジック208からどんな更なるフローリクエスト(any additional flow requests)も受け取るように動作する。フローリクエストは、無線ネットワーク中のフローを修正するかあるいは削除することを、あるいは、特定のフローについてのステータスを得ることを、要求することができる。リクエストが受信されない場合、方法は、フローを受信する時間であるかどうかを決定するために、ブロック612に進む。もし、更なるフローリクエストが受信される場合は、方法はブロック616に進む。
【0074】
ブロック616では、受信されたフローリクエストはデコードされ(decoded)、そして必要ならば、どんな識別された機能も実行される。例えば、リクエストは、どのフロー機能が実行されるべきかを決定するためにデコードされる。フロー機能は、図3の中のメッセージ300に関連して説明された機能のうちの1つであってもよいし、あるいは、何らかの他の適切な機能であってもよい。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、フローリクエストをデコードするように動作し、また、必要ならば、要求された機能が提供される。例えば、要求された機能は、アクセスネットワーク中の特定のフローに関する統計リクエスト(statistics)(メッセージ318)であるかもしれない。BNS制御プロトコルロジック214は、統計を得て、かつ、応答メッセージ(メッセージ320)の中で要求中のデバイスに統計情報を提供するように動作する。例えば、要求中のデバイスは、CS制御プロトコルロジック208かもしれないし、また、BNS制御プロトコルロジック214は、要求された機能を行なうように動作する。
【0075】
ブロック618では、応答が、フローリクエストに応じて送信される。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、応答メッセージをアセンブル(assemble)し、かつ応答チャネル220経由で要求中のデバイスにそれを送信するように動作する。例えば、リクエストは、メッセージ314によって提供されるような、アクセスネットワーク中のどれだけの数のデバイスがフローを受信するために登録されるのかを決定するリクエストかもしれない。BNS制御プロトコルロジック214は、登録されるデバイスの数を決定し、かつ、応答メッセージ316中でこの数値を返すように動作する。方法は、このあと、送信されたフローを受信する時間であるかどうかを決定するために、ブロック612に進む。
【0076】
ブロック620では、BNSは、スケジュール設定された時間に、フローを受信することを開始する。例えば、コンテンツフローは、BNSベアラチャネルロジック216によって、ベアラチャネル222上で受け取られる。
【0077】
ブロック622では、コンテンツフローは、アクセスネットワーク上でブロードキャストされる。例えば、BNSベアラチャネルロジック216は、1以上のデバイスによる受信のためにアクセスネットワーク上で受信コンテンツフロー(received content flow)をブロードキャストするように動作する。デバイスは、後での視聴のために、コンテンツフローをキャッシュに保存することができる。別の実施形態では、フローは、アクセスネットワーク中のデバイスに後でブロードキャストするために、BNSによってキャッシュに保存されることができる。
【0078】
ブロック624では、フローが完全に受け取られたかどうかの決定がされる。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、フローが完全に受け取られたかどうかを決定するように動作する。フローが完全には受け取られてなかった場合は、方法はブロック626にすすむ。フローが完全に受け取られた場合は、方法はブロック632で終了する。
【0079】
ブロック626では、少しでもより多くのフローリクエストが受け取られたかどうかを決定するために判断が行われる。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、リクエストチャネル218経由で、CS制御プロトコルロジック208からどんな更なるフローリクエストも受け取るように動作する。フローリクエストは、アクセスネットワークからのフローを修正するかあるいは削除することを、あるいは、特定のフローについてのステータスを得ることを、要求するかもしれない。リクエストが受け取られない場合は、フローが完全に受け取られたかどうかを決定するために、方法はブロック624に進む。もし、更なるフローリクエストが受け取られる場合、方法はブロック628に進む。
【0080】
ブロック628では、受信されたフローリクエストはデコードされ、そして必要ならば、どんな識別された機能も実行される。例えば、リクエストは、どのフロー機能が実行されるべきかを決定するためにデコードされる。フロー機能は、図3の中のメッセージ300に関連して説明された機能のうちの1つであってもよいし、あるいは、何らかの他の適切な機能であってもよい。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、フローリクエストをデコードするように動作し、また、必要ならば、要求された機能が提供される。例えば、要求された機能は、アクセスネットワーク中の特定のフローに関する統計リクエストであるかもしれない。BNS制御プロトコルロジック214は、統計を得て、かつ、メッセージ320の中で要求中のデバイスに統計情報を提供するように動作する。例えば、要求中のデバイスは、CS制御プロトコルロジック208かもしれないし、また、BNS制御プロトコルロジック214は、要求された機能を行なうように動作する。
【0081】
ブロック630では、応答が、フローリクエストに応じて送信される。例えば、BNS制御プロトコルロジック214は、応答メッセージをアセンブルし、かつ応答チャネル220経由で要求中のデバイスにそれを送信するように動作する。例えば、リクエストは、メッセージ314によって提供されるような、アクセスネットワーク中のどれだけの数のデバイスがフローを受信するために登録されるのかを決定するリクエストかもしれない。BNS制御プロトコルロジック214は、登録されるデバイスの数を決定し、かつ、応答メッセージ316の中でこの数値を返すように動作する。方法は、このあと、フローが完全に受け取られたかどうかを決定するために、ブロック624に進む。フローが完全に受け取られた場合、方法はブロック632で終了する。
【0082】
方法600は、単に1つのインプリメンテーションを示しているということに、そして説明された機能の変更、追加、削除、あるいは再配列は、説明された実施形態の範囲から逸脱することなしに行われることができるということに、注意が必要である。
【0083】
ハートビートメカニズム(Heartbeat Mechanism)
【0084】
図2および3を再び参照すると、1以上の実施形態において、CS206とBNS212との間の通信リンクの健全状態を監視するハートビートメカニズムが、提供されている。一実施形態では、CS制御プロトコルロジック208は、周期的に、HeartbeatRequest(ハートビートリクエスト)メッセージ326をBNS制御プロトコルロジック214に送る。例えば、HeartbeatRequestメッセージ326は60秒ごとにリクエストチャネル218上で送信される。BNS制御プロトコルロジック214は、選択可能な応答時間内に、応答チャネル220上で、HeartbeatResponse(ハートビート応答)メッセージ328を用いて応答する。成功しているハートビートメッセージの交換は、CS206とBNS212との間の通信リンクが適切に動作していることを示す。一実施形態では、HeartbeatRequestメッセージ326およびHeartbeatResponseメッセージ328は、CS206とBNS212との間の通信リンクの健全状態が監視されることを可能にする任意の適切なフォーマット及び/又は情報パラメータを有する1以上のメッセージを備えてもよい。
【0085】
一実施形態では、トランスポートシステムは、3つのシナリオに基づいて、CS206とBNS212との間の通信リンクの健全状態を検出するように動作する。第1のシナリオでは、HeartbeatRequestとHeartbeatResponseのメッセージは成功裡に交換される。第2のシナリオでは、CS206から送信されたHeartbeatRequestメッセージは、BNS212からのHeartbeatResponseメッセージが失われてしまったという事実に起因して、答えがないままである。数回繰り返されたHeartbeatRequestメッセージの伝送が答えのないままであるあとに、CS206は、通信リンクは失敗したと決定する。第3のシナリオでは、繰り返されたHeartbeatRequestメッセージの伝送は、何らかのタイプの通信リンク障害に起因してBNS212に届かない。数回繰り返されたHeartbeatRequestメッセージの伝送が答えのないままであるあとに、CS206は、通信リンクは失敗したと決定する。このように、ハートビートメカニズムは、CS206とBNS212との間の通信リンクの健全状態を監視する方法を提供する。
【0086】
状態同期化メカニズム(State Synchronization Mechanism)
【0087】
1以上の実施形態では、CS206およびBNS212の両方でのフロー状態情報がリセットされる、かつ/または、同期されるのを可能にする、状態同期化メカニズムが提供される。1以上の実施形態では、状態同期化は、ResetRequest(リセットリクエスト)330およびResetResponse(リセット応答)332のメッセージの使用を通して達成される。
【0088】
ResetRequestメッセージ330は、CS206あるいはBNS212のいずれかからも送信されてよく、また、0またはそれ以上のフローハンドル(zero or more flow handles)を含んでおり、それらはそれぞれ、HeartbeatRequestメッセージの送信機が0またはそれ以上のフロー(zero or more flow)の状態情報を有することを示す。リセットリクエストメッセージを受け取り次第、受信機(CS206あるいはBNS212のいずれか)は、フローハンドルの受信リスト(received list)をそれ自体のリストと比較し、そして、受信リスト内に含まれていないすべてのフローハンドルの状態を取り除く。
【0089】
ResetRequestメッセージの受信機(CS206あるいはBNS212のいずれか)は、そのアクティブフローハンドルのリストを含んでいるResetResponseメッセージ332を送信することによって、メッセージの受信を通知する(acknowledges)。ResetResponseメッセージ332を受け取り次第、そのメッセージの受信機は、フローハンドルの受信リストをそれ自体のリストと比較し、そして、受信リスト内に含まれていないすべてのフローハンドルの状態を取り除く。ResetRequest/ResetResponseのトランザクション(transaction)の結果、CS206およびBNS212は、同じフローに対し同じ状態情報を有する。
【0090】
図7は、トランスポートシステムの実施形態において使用されるメッセージングプロトコル700の一実施形態を示す。メッセージングプロトコル700は、BNS704とCS702との間の、ハートビートメカニズムおよびリセット/再同期メカニズムのオペレーションを示す。
【0091】
選択された時点では、BNS704の状態は、706で示されるように、2つのフロー(AとB)がアクセスネットワーク上での配信のために登録される。CS702もまた、708で示されるように、同じ状態を有している。
【0092】
CS702は、つぎに、710で示されるように、HeartbeatRequestメッセージ326をBNS704に送信する。これに応じて、BNS704は、712で示されるように、HeartbeatResponseメッセージ328を送信する。このように、CS702およびBNS704は、リンクが使用可能であることを決定するためにそれらの間の通信リンクの状態を監視することができる。
【0093】
オペレーションの過程において、BNS704の状態を変更させるリブート(reboot)が、BNS704で生じる。例えば、フローBの登録(registration)が失われ、その結果、BNS704の状態は、714で示されるように、フローAだけが登録されていることを示す。
【0094】
716で示されるように、BNS704は、ResetRequestメッセージ330をCS702に送信する。ResetRequestメッセージ330は、BNS704で、登録されたフローのリストを備える。例えば、フローAは、BNS704で登録されている。
【0095】
ResetRequestメッセージに応じて、CS702は、受信リストに対応する(match)ようにその状態を更新する。例えば、CS702は、その状態からフローBを取り除き、それは718で示されている。CS702は、そのあと、CS702で登録されたフローのリスト(ずなわち、フローA)を備えるResetResponseメッセージ332を送信する。ResetRequestとResetResponseのメッセージの結果、CS702およびBNS704の状態は同期がとられた(synchronized)。
【0096】
CS702は、そのあと、722で示されるように、フローBを追加するために、AddFlowRequestメッセージ302をBNS704に送信する。724で示されるように、BNS704は、フローBの追加を受け入れ(accepts)、そして、登録されたフローのその状態にフローBを追加する。BNS704は、そのあと、フローBが配信用に受け入れられたことを示すAddFlowResponseメッセージ304をCS702に送信する。CS704は、そのあと、728で示されるように、フローBが今、配信用に登録されていることを反映するために、その状態を更新する。このように、トランスポートシステムの実施形態においては、CS702とBNS704との間の通信リンクのオペレーションが監視されることを可能とし、かつ、それらのそれぞれの状態がリセットされる、かつ/または、再同期化されることを可能とするように、ハートビートおよびリセット/再同期のメカニズムが動作する。
【0097】
様々な例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、およびここに開示された実施形態に関連して記述された回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、あるいは他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲートあるいはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここに記載された機能を実行するようにデザインされたこれらの任意の組合せを用いて、インプリメントされる(implemented)、あるいは実施される(performed)ことができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、しかし、代替の方法では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1以上のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのようなコンフィギュレーション(configuration)などとして、インプリメントされることもできる。
【0098】
ここに開示された実施形態に関連して記述された方法あるいはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、あるいはこれらの2つの組合せで、具現化されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、あるいは当技術分野知られている任意の他の形態の記憶媒体、の中に常駐してもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出すことができ、かつ、記憶媒体へ情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替の方法では、記憶媒体は、プロセッサと一体化されていてもよい。プロセッサと記憶媒体は、ASICに常駐してもよい。ASICは、ユーザ端末に常駐してもよい。代替の方法では、プロセッサと記憶媒体は、ユーザ端末中の個別のコンポーネントとして常駐していてもよい。
【0099】
開示された実施形態の説明は、どの当業者にも本発明を作るまたは使用することを可能にするように提供されている。これらの実施形態に対する様々な修正は、当業者にとっては、容易に明らかであるかもしれない、そして、ここに定義された包括的な原理は、他の実施形態、例えば、インスタントメッセージングサービス(instant messaging service)あるいは任意の一般的な無線データ通信アプリケーションなどにおいて、本発明の精神あるいは範囲を逸脱することなしに適用されることができる。したがって、本発明は、ここに示された実施形態に制限されるようには意図されておらず、ここに開示された原理および新規な特徴と整合する最も広い範囲が与えられるべきである。用語「例示的な(exemplary)」は、「例(example)、インスタンス(instance)、あるいは説明(illustration)として機能している」を意味するように、もっぱらここでは使用されている。「例示的な」としてここに説明されたどの実施形態も、他の実施形態よりも好ましいあるいは有利であるとして必ずしも解釈されるべきでない。
【0100】
従って、複数のデータネットワークにわたってのマルチメディアコンテンツフローの生成およびトランスポートのためのトランスポートシステムの1以上の実施形態がここでは例示され説明されているが、それらの精神あるいは本質的な特性から逸脱することなしに、実施形態に対しての様々な変更が行われることができるということは十分理解されるであろう。それ故に、ここでの開示および記述は、説明のためであるように意図されており、添付の特許請求の範囲に定義されている、本発明の範囲を制限するものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする方法であって、
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを送信することと、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記1以上のフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す応答メッセージを受信することと;
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを配信することと;
を含む方法。
【請求項2】
前記コンテンツフローを修正する第2リクエストメッセージを送信することと;
前記コンテンツフローに対する前記の修正は受け入れられるだろうということを示す第2応答メッセージを受信することと;
を更に含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記コンテンツフローを削除する第2リクエストメッセージを送信することと;
前記コンテンツフローは削除されるだろうということを示す第2応答メッセージを受信することと;
を更に含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記コンテンツフローのレイテンシータイムを得る第2リクエストメッセージを送信することと;
前記コンテンツフローの前記レイテンシータイムを示す第2応答メッセージを受信することと;
を更に含む、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記の送信するステップは、前記コンテンツフローを追加する前記リクエストメッセージを送信することを含み、前記コンテンツフローは、非リアルタイムメディアクリップを備える、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記の配信するステップは、前記アクセスネットワークにベアラチャネル上で前記コンテンツフローを送信することを含む、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記応答メッセージ中に含まれる1以上の受け入れることはできるフローパラメータに基づいて、前記コンテンツフローに関連した選択されたフローパラメータを調整すること、を更に含む請求項1記載の方法。
【請求項8】
アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする方法であって、
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを送信することと、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されないだろうということを示す応答メッセージを受信することと;
更新されたフローパラメータを生成するために、前記コンテンツフローに関連した、選択されたフローパラメータを調整することと;
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加する新しいリクエストメッセージを送信することと、なお、前記新しいリクエストメッセージは、前記更新されたフローパラメータを備える;
前記更新されたフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す新しい応答メッセージを受信することと;
を含む方法。
【請求項9】
前記の調整することは、前記更新されたフローパラメータを生成するために前記コンテンツフローに関連した前記選択されたフローパラメータを調整することを含み、前記更新されたフローパラメータはレートパラメータを備える、請求項8記載の方法。
【請求項10】
前記の調整することは、前記更新されたフローパラメータを生成するために前記コンテンツフローに関連した前記選択されたフローパラメータを調整することを含み、前記更新されたフローパラメータはサービスの品質パラメータを備える、請求項8記載の方法。
【請求項11】
アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする方法であって、
ハートビートリクエストメッセージを送信することと;
通信リンクは利用可能であることを示すハートビート応答メッセージを受信することと:
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを送信することと、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記1以上のフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す応答メッセージを受信することと;
を含む方法。
【請求項12】
第1のフロー状態を識別するリセットリクエストメッセージを送信することと;
前記第1のフロー状態を識別するリセット応答メッセージを受信することと;
を更に含む、請求項11記載の方法。
【請求項13】
第1のフロー状態を識別するリセットリクエストメッセージを受信することと;
前記第1のフロー状態に対応するように現在のフロー状態を調整することと;
前記現在のフロー状態を備えるリセット応答メッセージを送信することと;
を更に含む、請求項11記載の方法。
【請求項14】
アクセスネットワークに結合されたデバイスに配信するために前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートするための装置であって、
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを送信するように動作する送信ロジックと、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記1以上のフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す、応答メッセージを受信するように動作する受信ロジックと;
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを配信するように動作するベアラチャネルと;
を備える装置。
【請求項15】
前記送信ロジックは、前記コンテンツフローを修正する第2リクエストメッセージを送信するように動作し、そして、前記受信ロジックは、前記コンテンツフローに対する修正は受け入れられるだろうということを示す第2応答メッセージを受信するように動作する、請求項14記載の装置。
【請求項16】
前記送信ロジックは、前記コンテンツフローを削除する第2リクエストメッセージを送信するように動作し、そして、前記受信ロジックは、前記コンテンツフローは削除されるだろうということを示す第2応答メッセージを受信するように動作する、請求項14記載の装置。
【請求項17】
前記送信ロジックは、前記コンテンツフローのレイテンシータイムを得る第2リクエストメッセージを送信するように動作し、そして、前記受信ロジックは、レイテンシータイムを示す第2応答メッセージを受信するように動作する、請求項14記載の装置。
【請求項18】
前記コンテンツフローは、非リアルタイムメディアクリップを備える、請求項14記載の装置。
【請求項19】
アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする装置であって、
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを送信するロジックと、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されないだろうということを示す応答メッセージを受信するロジックと;
更新されたフローパラメータを生成するために、前記コンテンツフローに関連した、選択されたフローパラメータを調整するロジックと;
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加する新しいリクエストメッセージを送信するロジックと、なお、前記新しいリクエストメッセージは、前記更新されたフローパラメータを備える;
前記更新されたフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す新しい応答メッセージを受信するロジックと;
を備える装置。
【請求項20】
前記の調整するロジックは、前記更新されたフローパラメータを生成するために前記コンテンツフローに関連した前記選択されたフローパラメータを調整するロジックを備え、前記更新されたフローパラメータはレートパラメータを備える、請求項19記載の装置。
【請求項21】
前記の調整するロジックは、前記更新されたフローパラメータを生成するために前記コンテンツフローに関連した前記選択されたフローパラメータを調整するロジックを備え、前記更新されたフローパラメータはサービスの品質パラメータを備える、請求項19記載の装置。
【請求項22】
アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする装置であって、
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを送信する手段と、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されないだろうということを示す応答メッセージを受信する手段と;
更新されたフローパラメータを生成するために、前記コンテンツフローに関連した、選択されたフローパラメータを調整する手段と;
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加する新しいリクエストメッセージを送信する手段と、なお、前記新しいリクエストメッセージは、前記更新されたフローパラメータを備える;
前記更新されたフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す新しい応答メッセージを受信する手段と;
を備える装置。
【請求項23】
前記の調整する手段は、前記更新されたフローパラメータを生成するために前記コンテンツフローに関連した前記選択されたフローパラメータを調整する手段を備え、前記更新されたフローパラメータはレートパラメータを備える、請求項22記載の装置。
【請求項24】
前記の調整する手段は、前記更新されたフローパラメータを生成するために前記コンテンツフローに関連した前記選択されたフローパラメータを調整する手段を備え、前記更新されたフローパラメータはサービスの品質パラメータを備える、請求項22記載の装置。
【請求項25】
ロジックを処理することによって実行されるときに、アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートするように動作するインストラクション、を備えるコンピュータ可読媒体であって、
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを送信するためのインストラクションと、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されないだろうということを示す応答メッセージを受信するためのインストラクションと;
更新されたフローパラメータを生成するために、前記コンテンツフローに関連した、選択されたフローパラメータを調整するためのインストラクションと;
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加する新しいリクエストメッセージを送信するためのインストラクションと、なお、前記新しいリクエストメッセージは、前記更新されたフローパラメータを備える;
前記更新されたフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す新しい応答メッセージを受信するためのインストラクションと;
を備えるコンピュータ可読媒体。
【請求項26】
前記の調整するためのインストラクションは、前記更新されたフローパラメータを生成するために前記コンテンツフローに関連した前記選択されたフローパラメータを調整するためのインストラクションを備え、前記更新されたフローパラメータはレートパラメータを備える、請求項25記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項27】
前記の調整するためのインストラクションは、前記更新されたフローパラメータを生成するために前記コンテンツフローに関連した前記選択されたフローパラメータを調整するためのインストラクションを備え、前記更新されたフローパラメータはサービスの品質パラメータを備える、請求項25記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項28】
アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする方法であって、
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを受信することと、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記1以上のフローパラメータに基づいて前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを決定することと;
前記1以上のフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す応答メッセージを送信することと;
前記コンテンツフローを受信することと;
を含む方法。
【請求項29】
前記コンテンツフローを修正する第2リクエストメッセージを受信することと;
前記コンテンツフローに対する前記の修正は受け入れられるだろうということを示す第2応答メッセージを送信することと;
を更に含む、請求項28記載の方法。
【請求項30】
前記コンテンツフローを削除する第2リクエストメッセージを受信することと;
前記コンテンツフローは削除されるだろうということを示す第2応答メッセージを送信することと;
を更に含む、請求項28記載の方法。
【請求項31】
前記コンテンツフローのレイテンシータイムを得る第2リクエストメッセージを受信することと;
前記コンテンツフローの前記レイテンシータイムを示す第2応答メッセージを送信することと;
を更に含む、請求項28記載の方法。
【請求項32】
前記の前記リクエストメッセージを受信するステップは、前記コンテンツフローを追加する前記リクエストメッセージを受信することを含み、前記コンテンツフローは、非リアルタイムメディアクリップを備える、請求項28記載の方法。
【請求項33】
前記の前記リクエストメッセージを受信するステップは、ベアラチャネル上で前記コンテンツフローを受信することを含む、請求項28記載の方法。
【請求項34】
前記コンテンツフローを前記アクセスネットワーク上でブロードキャストすること、を更に含む請求項28記載の方法。
【請求項35】
アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートする方法であって、
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを受信することと、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記1以上のフローパラメータに基づいて前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されないだろうということを決定することと;
前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されないだろうということを示す応答メッセージを送信することと;
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加する新しいリクエストメッセージを受信することと、なお、前記新しいリクエストメッセージは、更新されたフローパラメータを備える;
前記更新されたフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す新しい応答メッセージを送信することと;
を含む方法。
【請求項36】
アクセスネットワークに結合されたデバイスに配信するために前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートするための装置であって、
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを受信するように構成されたロジックと、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記1以上のフローパラメータに基づいて前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを決定するように構成されたロジックと;
前記1以上のフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す、応答メッセージを送信するように構成されたロジックと;
前記コンテンツフローを受信するように構成されたロジックと;
を備える装置。
【請求項37】
前記リクエストメッセージを受信するように構成された前記ロジックは、前記コンテンツフローを修正する第2リクエストメッセージを受信するように構成されたロジックを備え、そして、送信するように構成された前記ロジックは、前記コンテンツフローに対する前記の修正は受け入れられるだろうということを示す第2応答メッセージを送信するように構成されたロジックを備える、請求項36記載の装置。
【請求項38】
前記リクエストメッセージを受信するように構成された前記ロジックは、前記コンテンツフローを削除する第2リクエストメッセージを受信するように構成されたロジックを備え、そして、送信するように構成された前記ロジックは、前記コンテンツフローは削除されるだろうということを示す第2応答メッセージを送信するように構成されたロジックを備える、請求項36記載の装置。
【請求項39】
前記コンテンツフローは、非リアルタイムメディアクリップを備える、請求項36記載の装置。
【請求項40】
前記コンテンツフローを受信するように構成された前記ロジックは、ベアラチャネル上で前記コンテンツフローを受信するように構成されたロジックを備える、請求項36記載の装置。
【請求項41】
前記コンテンツフローを前記アクセスネットワーク上でブロードキャストするように構成されたロジック、を更に備える請求項36記載の装置。
【請求項42】
ロジックを処理することによって実行されるときに、アクセスネットワークに結合されたデバイスへの配信のために、前記アクセスネットワークにコンテンツフローをトランスポートするように動作するインストラクション、を備えるコンピュータ可読媒体であって、
前記アクセスネットワークに前記コンテンツフローを追加するリクエストメッセージを受信するためのインストラクションと、なお、前記リクエストメッセージは、前記コンテンツフローに関連した1以上のフローパラメータを備える;
前記1以上のフローパラメータに基づいて前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを決定するためのインストラクションと;
前記1以上のフローパラメータに関連した前記コンテンツフローは前記アクセスネットワークに追加されるだろうということを示す応答メッセージを送信するためのインストラクションと;
前記コンテンツフローを受信するためのインストラクションと;
を備えるコンピュータ可読媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−139473(P2011−139473A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−2236(P2011−2236)
【出願日】平成23年1月7日(2011.1.7)
【分割の表示】特願2007−545698(P2007−545698)の分割
【原出願日】平成17年12月9日(2005.12.9)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】