説明

配席表編集プログラム及び装置

【課題】どの席の利用者にとっても見やすい配席表を簡単に作成可能な配席表編集プログラム及び装置を提供する。
【解決手段】複数の利用者の座席の各々に対応付けて配置した利用者を示す文字列と、座席レイアウト画像に含まれる座席の位置とを関係付けた配席表を編集する配席表編集プログラム24は、配席表編集装置1を、配席表記憶部22に記憶された配席表22aの配置方向の変更に関する指示入力を受け付ける指示受付手段12と、指示受付手段12により受け付けた指示入力に基づいて所定の利用者からの視点方向になるように、表示部5に表示する配席表を回転移動させて、座席レイアウト画像の向きを変更する配席表編集手段14と、配席表編集手段14によって変更された座席レイアウト画像に含まれる座席の位置に関連付けられた文字列の配置を、配席表が表示された状態で読める方向に変更する文字列配置変更手段16として機能させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配席表編集プログラム及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、会議の出席者等に配布される配席表は、パソコン(PC)等を使用して作成されている。そして、配席表は、主賓等の特定の出席者からの視点で作成されたものが一般的であり、その配席表が全ての会議の出席者に配布されている。会議の出席者は、配布された配席表を参照しながら自分の席を探して着席する。
【0003】
このような配席表は、上述したように特定の出席者の視点で作成されているため、特定の出席者にとっては見やすいものとなっている。一方、特定の出席者からの視点とは異なる視点の場所に席が用意された出席者にとっては、見づらいものになっていた。
【0004】
配席表の工夫に関するものとして、例えば、宴会席次表プリントシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の宴会席次表プリントシステムは、宴会場における席次表を顔写真付き席次表として出力するものであり、出席者の顔と名前とを一致させるという意味において、出席者に役立つものであった。しかし、特許文献1に記載の宴会席次表プリントシステムを用いても、配席表は、相変わらず特定の主席者を除いた出席者にとっては見やすいものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−199874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、どの席の利用者にとっても見やすい配席表を簡単に作成可能な配席表編集プログラム及び装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
より具体的には、本発明は、次のようなものを提供する。
【0008】
(1) 複数の利用者の座席を配置した座席レイアウト画像を有する配席表を編集する配席表編集プログラムであって、コンピュータが、前記複数の利用者の座席の各々に対応付けて配置した前記利用者を示す文字列と、前記座席レイアウト画像に含まれる座席の位置とを関係付けた前記配席表を記憶する配席表記憶部を備え、前記コンピュータを、前記配席表の配置方向の変更に関する指示入力を受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段により受け付けた指示入力に基づいて所定の前記利用者からの視点方向になるように、前記コンピュータの表示部に表示する前記配席表を回転移動させて、前記座席レイアウト画像の向きを変更する配席表編集手段と、前記配席表編集手段によって変更された前記座席レイアウト画像に含まれる前記座席の位置に関連付けられた前記文字列の配置を、前記配席表が表示された状態で読める方向に変更する文字列配置変更手段と、して機能させるための配席表編集プログラム。
【0009】
(1)の発明によれば、配席表編集プログラムは、配席表の配置方向の変更に関する指示入力を受け付けたことに応じて、所定の利用者からの視点になるように配席表を回転移動させて座席レイアウト画像の向きを変更する編集をする。よって、配席表編集プログラムによって、簡易な操作で様々な方向を基準とした配席表を作成できる。また、配席表のデータは1つであるので、配席表の修正等を行った場合であっても、一度の修正のみで様々な方向を基準とした配席表を簡単に作成できる。
【0010】
さらに、配席表編集プログラムは、配席表に含まれる利用者の氏名等の文字列を、配席表が表示された状態で、例えば、左から右方向に、又は上から下方向に文字を配置することで、利用者が読める方向に変更する。よって、配席表を所定の利用者からの視点になるように回転移動させて座席レイアウト画像の向きを変更した場合であっても、配席表に含まれる文字列は常に利用者が読める状態で表示できる。
【0011】
(2) (1)に記載の配席表編集プログラムにおいて、前記文字列配置変更手段を、前記文字列の配置を前記コンピュータの表示部の上から下方向及び/又は左から右方向に、かつ、前記文字列を構成する文字の各々が下方向を向くように変更するように機能させる、配席表編集プログラム。
【0012】
(2)の発明によれば、配席表編集プログラムは、配席表に含まれる利用者の氏名等の文字列を、配席表が表示された状態で、例えば、左から右方向に、又は上から下方向に文字を配置し、文字列を構成する各文字が下方向を向くように変更する。よって、文字列を利用者に一見して理解させやすい状態に変更できる。
【0013】
(3) 複数の利用者の座席を配置した座席レイアウト画像を有する配席表を編集する配席表編集装置であって、前記複数の利用者の座席の各々に対応付けて配置した前記利用者を示す文字列と、前記座席レイアウト画像に含まれる座席の位置とを関係付けた前記配席表を記憶する配席表記憶部と、前記配席表の配置方向の変更に関する指示入力を受け付ける指示受付部と、前記指示受付部により受け付けた指示入力に基づいて所定の前記利用者からの視点方向になるように、前記配席表編集装置の表示部に表示する前記配席表を回転移動させて、前記座席レイアウト画像の向きを変更する配席表編集部と、前記配席表編集部によって変更された前記座席レイアウト画像に含まれる前記座席の位置に関連付けられた前記文字列の配置を、前記配席表が表示された状態で読める方向に変更する文字列配置変更部と、を備える配席表編集装置。
【0014】
(3)の発明によれば、(1)と同様の作用を有する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、どの席の利用者にとっても見やすい配席表を簡単に作成可能な配席表編集プログラム及び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本実施形態に係る配席表編集装置の機能構成を示す図である。
【図2】本実施形態に係る配席表編集装置のフローチャートである。
【図3】本実施形態に係る表示部及び印刷物の例を示す図である。
【図4】本実施形態に係る配席表の回転移動を説明する図である。
【図5】本発明の他の実施形態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0018】
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る配席表編集装置1の機能構成を示す図である。
【0019】
配席表編集装置1は、複数の利用者の座席を配置した見取り図である配席表を編集する装置である。利用者とは、配席表の座席を使用する者をいい、例えば、会議や宴会等の配席であれば、その会議や宴会等の出席者をいう。配席表編集装置1は、入力部3と、表示部5と、印刷部7と、制御部10と、記憶部20とを備える。入力部3、表示部5、印刷部7、制御部10及び記憶部20は、バスラインにより接続されている。
【0020】
入力部3は、配席表編集装置1を使って、配席表を作成、編集及び印刷する編集者が操作する入力装置であり、例えば、キーボードやポインティング・デバイス(マウス、トラッキングボール等)である。
【0021】
表示部5は、配席表を編集者に見せる表示装置であり、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の各種ディスプレイである。
【0022】
印刷部7は、表示部5に表示された配席表を利用者に配布するために印刷する、例えば、プリンタである。
【0023】
制御部10は、情報の演算、及び処理を行う中央処理装置(CPU)であり、配席表編集装置1を統括的に制御するものである。制御部10は、各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。制御部10は、指示受付部としての指示受付手段12と、配席表編集部としての配席表編集手段14と、文字列配置変更部としての文字列配置変更手段16とを備える。
【0024】
指示受付手段12は、予め作成された配席表についての表示方向の変更に関する、編集者による入力部3から入力された指示入力を受け付ける制御部である。
【0025】
配席表編集手段14は、指示入力に基づいて配席表の配置の向きを変更する制御部である。
【0026】
文字列配置変更手段16は、配席表の座席に対応付けて配置された座席の利用者の氏名等の文字列の配置を、正しい並びに変更する制御部である。正しい並びとは、配席表が表示された状態で編集者が読める方向に氏名の配置を変更することであり、例えば、縦書きであれば、氏名が画面上から下方向に文字を配置し、横書きであれば、氏名が画面左から右方向に文字を配置することをいう。なお、文字が並べられた場合には、1つの文字単位で見れば、その文字が画面下方向を向くように配置された状態になっている。これは、利用者にとって、一見して氏名を理解しやすい態様である。
【0027】
記憶部20は、例えば、メモリ(RAM、ROM)、ハードディスク(HDD)及び光ディスク(CD、DVD等)に代表される記憶領域である。記憶部20は、配席表記憶部22と、配席表編集プログラム24とを備える。
【0028】
配席表記憶部22は、座席のレイアウトを示す座席レイアウト画像22bと、各座席の利用者の氏名である利用者名22cとからなる配席表22aを記憶する記憶領域である。配席表22aは、利用者名22cの各利用者の氏名と、座席レイアウト画像22bに配置されたその利用者の座席とを関連付けている。なお、配席表22aは、例えば、配席表編集装置1によって、所定の方向からの視点のものが予め作成され、配席表記憶部22に記憶されている。
【0029】
配席表編集プログラム24は、本実施形態で説明する配席表編集装置1の処理を実現するためのコンピュータプログラムである。
【0030】
なお、本実施形態でいうコンピュータとは、記憶装置、制御部等を備えた情報処理装置をいい、配席表編集装置1は、記憶部20、制御部10等を備えた情報処理装置であり、本実施形態のコンピュータの概念に含まれる。
【0031】
次に、配席表編集装置1の処理について説明する。図2は、本実施形態に係る配席表編集装置1のフローチャートである。図3は、本実施形態に係る表示部5及び印刷物40の例を示す図である。図4は、本実施形態に係る配席表31の回転移動を説明する図である。
【0032】
まず、図2のステップS1において、制御部10は、配席表記憶部22に記憶された配席表22aを表示部5に表示させる。
【0033】
図3(1)(a)は、表示部5に表示された配席編集画面30を示す図である。配席編集画面30は、配席部31と、右回転ボタン32と、左回転ボタン33と、印刷ボタン34とを有する。
【0034】
配席部31は、座席のレイアウトを画像で示した座席レイアウト画像と、座席ごとに配置された利用者の氏名とからなる配席表を配置する。図3(1)(a)の例では、配席部31に表示された配席表は、左右方向に長い矩形の形態であるロの字型に配置されている。右回転ボタン32は、配席部31の配席表を右回りに90度回転させるボタンである。左回転ボタン33は、配席表31の配席表を左回りに90度回転させるボタンである。印刷ボタン34は、配席部31に示された配席表のデータを印刷部7に送信することで、印刷部7を介して配席表をプリントするボタンである。
【0035】
図2に戻り、ステップS2において、制御部10(指示受付手段12)は、入力部3から指示入力を受け付けたか否かを判断する。指示入力を受け付けた場合(ステップS2:YES)には、制御部10は、処理をステップS3に移す。他方、指示入力を受け付けていない場合(ステップS2:NO)には、制御部は、処理をステップS10に移す。
【0036】
ステップS3において、制御部10(指示受付手段12)は、受け付けた指示入力が右回転ボタン32又は左回転ボタン33によるものであるか否かを判断する。受け付けた指示入力が右回転ボタン32又は左回転ボタン33によるものである場合(ステップS3:YES)には、制御部10は、処理をステップS4に移す。他方、受け付けた指示入力が右回転ボタン32又は左回転ボタン33によるものではない場合(ステップS3:NO)には、制御部10は、処理をステップS8に移す。
【0037】
ステップS4において、制御部10(配席表編集手段14)は、受け付けた指示入力に応じて、配席表を右回りに90度又は左回りに90度回転させる。図4(1)は、図3(1)(a)の配席編集画面30から配席部31を抽出した図である。図4(2)は、図4(1)の配席部31に表示された配席表を右回りに90度回転させた図である。この際、配席表に示された利用者の氏名は、座席レイアウト画像と共に右回りに90度回転しており、読みづらい状態になっている。
【0038】
図2に戻り、ステップS5において、制御部10(文字列配置変更手段16)は、文字列配置変更処理を行う。具体的には、文字列配置変更手段16は、読みやすくなるように、配席表に配置された利用者の氏名の配置を変更する。図4(3)は、図4(2)の配席表の利用者の氏名を、読みやすい状態になるように変更したものである。この例の場合、座席を示す矩形の中に氏名が記載されており、文字列配置変更手段16は、座席が上下方向に長い矩形である場合には、利用者の氏名を上から下方向へ表示するように変更し、座席が左右方向に長い矩形である場合には、利用者の氏名を左から右方向へと表示するように変更している。
【0039】
図2に戻り、ステップS6において、制御部10は、編集後の配席表を表示部5に表示させる。図3(2)(a)は、図3(1)(a)で右回転ボタン32が1回選択された場合の編集後の配席表を表示した配席編集画面30を示したものである。配席部31に配置された配席表は、元の配席表から右回りに90度回転して、上下方向に長い矩形の形態であるロの字型に配置されている。そして、図3(1)(a)で配席部31の右側に示されている「四郎」の座席36は、図3(2)(a)では配席部31の下側に示されている。
【0040】
図2に戻り、ステップS7において、制御部10は、編集後の配席表を配席表記憶部22に記憶させる。
【0041】
他方、ステップS8において、制御部10は、受け付けた指示入力が印刷ボタン34であるか否かを判断する。印刷ボタン34である場合(ステップS8:YES)には、制御部10は、処理をステップS9に移す。他方、印刷ボタン34ではない場合(ステップS8:NO)には、制御部10は、処理をステップS10に移す。
【0042】
ステップS9において、制御部10は、表示部5に表示された配席部31のデータを印刷部7に送信する。そして、印刷部7は、配席表が掲載された印刷物40を出力する。図3(1)(b)は、図3(1)(a)の状態で印刷ボタン34が選択された、編集作業前の印刷物40を、図3(2)(b)は、編集作業後の印刷物40を、それぞれ示したものである。図3(1)(b)の印刷物40は、「太郎」、「次郎」、「三郎」側から見たものであり、その3名には見やすいものになっている。そして、図3(2)(b)の印刷物40は、「四郎」、「五郎」側から見たものであり、その2名に見やすいものになっている。
【0043】
このように、配席表編集装置1は、右回転ボタン32又は左回転ボタン33が選択されることで配席部31の配席表を回転した配席編集画面30を表示部5に表示させる。また、配席表編集装置1は、印刷ボタン34が選択されることで、様々な利用者からの視点方向の配席表が記載された印刷物40を出力できる。
【0044】
図1に戻り、ステップS10は、処理を終了するか否かを判断する。例えば、終了ボタン(図示せず)が選択されることで、処理を終了する場合(ステップS10:YES)には、制御部10は、処理をステップS11に移し、配席表編集プログラム24の処理を終了する等の終了処理をした後に、制御部10は、本処理を終了する。他方、処理を終了しない場合(ステップS10:NO)には、制御部10は、処理をステップS2に移す。
【0045】
このように、配席表編集装置1は、配席表の配置方向の変更に関する指示入力を受け付けたことに応じて、所定の利用者からの視点になるように配席表を回転移動させて座席レイアウト画像の向きを変更する編集をするので、簡易な操作で様々な方向を基準とした配席表を作成できる。また、配席表のデータは1つであるので、例えば、「次郎」を「二郎」に変更する等の配席表の修正等を行った場合であっても、配席表編集装置1は、ある状態の配席編集画面30で1回修正するだけで、様々な方向を基準とした配席表を簡単に作成できる。
【0046】
さらに、配席表編集装置1は、配席表に含まれる利用者の氏名等の文字列を、配席表が表示された状態で、左から右方向に、又は上から下方向に文字を配置して利用者が読める方向に変更する。よって、配席表を所定の利用者からの視点になるように回転移動させて座席レイアウト画像の向きを変更した場合であっても、配席表に含まれる文字列は常に利用者が読める状態で表示できる。
【0047】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
【0048】
(変形形態)
本実施形態は、文字列配置変更処理を、座席を表す矩形の長手方向に基づいて規定するものであったが、これに限らない。例えば、文字列を座席を表す矩形の外側に配置して、配置位置に応じて文字列の表示方向を決定するようにしてもよい。図5(1)は、配席表の他の表示態様を示す図である。図5(1)の配席表の場合、配席表の上下部分の領域である領域51Uと領域51Dとの中には、氏名を上下方向に表示し、配席表の左右外側部分の領域である領域51Rと領域51Lとの中には、氏名を左右方向に表示する。配席表編集装置は、座席レイアウト画像の方向が変更された場合には、どの領域に氏名が配置されるかによって、氏名の表示態様を決定できる。
【0049】
本実施形態は、座席のレイアウトがロの字型の場合について説明したが、これに限らない。座席のレイアウトがコの字型の場合であってもよいし、他の形態であってもよい。
【0050】
本実施形態は、予め回転ボタンが用意されており、ボタンの選択によって配席表の方向を変更するものになっていたが、これに限らない。例えば、方向と角度とを入力することで、配席表の方向を変更するものであってもよい。図5(2)は、方向と角度とを任意に入力する入力フォーマットを示す。どちらの方向に回転させるかは、一方にチェックを入れることで決定し、角度は、数字を入れることで決定できる。また、配席表を二次元の画像で説明したが、三次元の画像であってもよい。その場合は、2方向分の方向と角度とを入力できるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0051】
1 配席表編集装置
3 入力部
5 表示部
7 印刷部
10 制御部
12 指示受付手段
14 配席表編集手段
16 文字列配置変更手段
20 記憶部
22 配席表記憶部
24 配席表編集プログラム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の利用者の座席を配置した座席レイアウト画像を有する配席表を編集する配席表編集プログラムであって、
コンピュータが、前記複数の利用者の座席の各々に対応付けて配置した前記利用者を示す文字列と、前記座席レイアウト画像に含まれる座席の位置とを関係付けた前記配席表を記憶する配席表記憶部を備え、
前記コンピュータを、
前記配席表の配置方向の変更に関する指示入力を受け付ける指示受付手段と、
前記指示受付手段により受け付けた指示入力に基づいて所定の前記利用者からの視点方向になるように、前記コンピュータの表示部に表示する前記配席表を回転移動させて、前記座席レイアウト画像の向きを変更する配席表編集手段と、
前記配席表編集手段によって変更された前記座席レイアウト画像に含まれる前記座席の位置に関連付けられた前記文字列の配置を、前記配席表が表示された状態で読める方向に変更する文字列配置変更手段と、
して機能させるための配席表編集プログラム。
【請求項2】
請求項1に記載の配席表編集プログラムにおいて、
前記文字列配置変更手段を、前記文字列の配置を前記コンピュータの表示部の上から下方向及び/又は左から右方向に、かつ、前記文字列を構成する文字の各々が下方向を向くように変更するように機能させる、
配席表編集プログラム。
【請求項3】
複数の利用者の座席を配置した座席レイアウト画像を有する配席表を編集する配席表編集装置であって、
前記複数の利用者の座席の各々に対応付けて配置した前記利用者を示す文字列と、前記座席レイアウト画像に含まれる座席の位置とを関係付けた前記配席表を記憶する配席表記憶部と、
前記配席表の配置方向の変更に関する指示入力を受け付ける指示受付部と、
前記指示受付部により受け付けた指示入力に基づいて所定の前記利用者からの視点方向になるように、前記配席表編集装置の表示部に表示する前記配席表を回転移動させて、前記座席レイアウト画像の向きを変更する配席表編集部と、
前記配席表編集部によって変更された前記座席レイアウト画像に含まれる前記座席の位置に関連付けられた前記文字列の配置を、前記配席表が表示された状態で読める方向に変更する文字列配置変更部と、
を備える配席表編集装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−180932(P2011−180932A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−46062(P2010−46062)
【出願日】平成22年3月3日(2010.3.3)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)