説明

配送伝票

【課題】配送伝票についてプリンタでの良好な印刷と光学式読取装置での確実な読み取りを行うこと。
【解決手段】上紙20の裏面に粘着層21を設けた貼付票11と、上紙20の裏面に剥離層22を設けた受領票12を切取線13で連接し、台紙30の表面に粘着層対応領域に剥離層31を設け、受領票12の剥離層対応領域に疑似接着層32を設けることにより、上紙20と台紙30の間に空洞部を無くして伝票全体にわたって厚みを均一にし、貼付票11から切り離した受領票12の裏面に粘着剤が残らないようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信販売業界や百貨店業界、あるいは運輸業界等で使用される配送伝票に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば通信販売で注文された商品を配送する時に、販売業者は商品を梱包した箱に配送伝票を貼り付けて商品管理を行なっている。そして、配達員は配送伝票に従って商品を配達し、配送伝票から剥がし取った受領票に受取人の捺印かサインをもらい、その受領票を配達記録として配達店に持ち帰るようにしている。また、配達店では配達員が持ち帰った受領票をOCR等の光学式読取装置で機械読み取りして配達確認処理を行なっているが、このとき受領票に粘着剤が付着していると装置内に貼り付いて紙詰まりを起こしたり、装置の部品を汚したりするので、受領票は粘着剤が残らない構造になっていなければならない。そこで従来は、下記の特許文献に開示されているような構造を採用した配送伝票を作成していた。
【0003】
特許文献1の配送伝票は、送付伝票部と受取伝票部をミシン目で連接した伝票用紙の裏面に剥離用基紙を貼り合わせて構成されている。そして、送付伝票部については伝票用紙の裏面に粘着剤部分塗布部が設けられ、これと対向する剥離用基紙の表面にシリコン塗布層が設けられている。一方、受取伝票部については伝票用紙と剥離用基紙の両方に粘着剤やシリコンがまったく塗布されておらず、送付伝票部から切り離した受取伝票部に粘着力が残らないようになっている。
【0004】
特許文献2の配送伝票は、貼付票と配達票をミシン目で連接したラベル用紙の裏面に剥離紙を貼り合わせて構成されている。そして、貼付票については基材の裏面に粘着剤が塗布されており、これと対向する剥離紙は剥離性基材の表面に剥離層が塗布されている。一方、配達票については基材の裏面に粘着剤が塗布されているが、これと対向する剥離紙では剥離性基材の表面に剥離層が塗布されておらず、配達票はラベル用紙と剥離紙が完全に接着されたまま貼付票から切り離されるようになっている。
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3120639号公報
【0006】
【特許文献2】特開2003−108000号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した従来の配送伝票によると次のような問題があった。
【0008】
特許文献1の配送伝票の場合、受取伝票部では対向する伝票用紙と剥離用基紙が接着されていないので、両紙の間に空洞部が形成される。このため、プリンタでの印刷の際に空洞部によるギャップが原因でトナーが電気的に引き付けられず白抜け等の印字不良が発生することや、空洞部に溜まった空気が断熱層として作用してトナーが溶けず定着不良になることがある。また、その空洞部に物が挟まるとミシン目が破れ、受取伝票部が送付伝票部から脱落してしまう。さらに、受取伝票部は送付伝票部に比べて厚みが薄いので、配送伝票全体の厚みが不均一で通紙が不安定になったり、伝票用紙と剥離用基紙の湿度による伸縮差が原因で空洞部が筒状になり、通紙中に引っかかったりすることもある。
【0009】
特許文献2の配送伝票の場合、配達票については対向するラベル用紙と剥離紙が完全接着されているので、上記のような空洞部は形成されない。ところが、ラベル用紙の裏面全体に粘着剤が塗布されているため、配送伝票を貼付する際に剥がした剥離紙に粘着剤が転移して残ってしまうことがあり、剥離紙を廃棄する時にいろいろな所に貼り付くので扱いづらい。例えば剥がした剥離紙が床に落ちた場合、床に貼り付いた剥離紙を剥がす作業が面倒になる。また、貼付票から切り離した配達票にもはみ出した粘着剤が若干残ることがあり、配達確認処理の際に光学式読取装置内に貼り付いて紙詰まりを起こしたり、装置の部品を汚して読み取り不良を起こす等、様々なトラブルの原因となる。
【0010】
そこで、本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、プリンタでの良好な印刷ができ、かつ貼付票から切り離した受領票を光学式読取装置で確実に読み取りできるようにした配送伝票を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するため、本発明に係る配送伝票は、プリンタでの印刷適性を有する上紙と台紙の2枚の用紙で構成され、上紙の裏面に粘着層が設けられた貼付票と、上紙の裏面に剥離層が設けられた受領票が切取線を介して連接されているとともに、台紙の表面には、貼付票の粘着層と対応する領域に剥離層が設けられ、受領票の剥離層と対応する領域に疑似接着層が設けられていることを特徴とする。
【0012】
プリンタの種類としては各種考えられるが、本発明では用紙にサーマル層や磁気記録層のような特殊加工を施す必要があるサーマルプリンタや磁気プリンタは対象外である。本発明で対象となるプリンタはレーザープリンタやインクジェットプリンタ等のノンインパクトプリンタであり、このようなノンインパクトプリンタで印刷可能な用紙としては、例えば上質紙、普通紙、再生紙等が挙げられる。
【0013】
本発明において、貼付票とは、配送伝票のうち商品や荷物に貼り付けてその配達先を表示するための伝票である。一方、受領票とは、配達先で貼付票から切り離し、配達記録として持ち帰って配達確認処理を行うための伝票である。この受領票には配達票や配達票兼受領書のように同じ機能を持つが別名称で呼ばれる伝票も含まれる。
【0014】
また、上記の構成からなる配送伝票において、商品や荷物に貼り付けた後で貼付票から受領票を確実に切り離せるようにするためには、上記切取線に沿った周辺部に粘着剤を塗布しない余白部が設けられていることが好ましい。
【0015】
また、上記の構成からなる配送伝票において、上記貼付票から切り離し可能な分離票が設けられていてもよい。この分離票の用途としては、例えば贈答品や慶弔品に貼り付ける熨斗紙として利用することができる。この場合、熨斗紙となる分離票は、上紙裏面の部分的な領域に粘着層が設けられ、粘着層を除いた残りの領域に疑似接着層が設けられているとよい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の配送伝票によれば、受領票の部分も上紙と台紙が疑似接着層を介して剥離可能に疑似接着されているので、上紙と台紙の間に空洞部がなくなり、伝票全体にわたってその厚みがほぼ均一になる。したがって、プリンタでの通紙が安定するとともに、ギャップによる白抜け等の印字不良が起こらず、効率よく熱が伝わってトナーが確実に定着するので、良好な印刷を行えるという効果がある。
【0017】
また、貼付票から切り離した受領票の裏面は剥離層であり、粘着剤が残らないようになっている。このため、受領票を取り扱い易く、OCR等の光学式読取装置で読み取る際にも、装置内で紙詰まりが起こらず安定した搬送が可能になるとともに、装置の部品を汚すこともないので、確実な読み取りを行えるという効果がある。
【0018】
なお、貼付票から切り離し可能な分離票を設けて熨斗紙として利用すれば、プリンタでの印刷の際に、貼付票と受領票への宛名印刷と同時に熨斗紙への宛名印刷も行えるとともに、伝票とは別に熨斗紙を用意する必要がなく、配送に要する経費を削減できるという効果もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る配送伝票の第1実施形態を示す外観図である。
【0021】
図1に示すように、本実施形態の配送伝票10−1は、通信販売業者や運送業者が配送業務で使用する伝票であり、上紙20と台紙30の2枚の上質紙を重ねて貼り合わせることによって表裏面にレーザープリンタやインクジェットプリンタ等のノンインパクトプリンタで印刷できる。配送伝票10−1には同図のように貼付票11と受領票12の2つの伝票が上紙20の同一面に設定されており、図示した例では上紙20の左右両側に貼付票11を配置し、貼付票11の内側に受領票12を配置したレイアウトになっている。
【0022】
貼付票11は配達する商品や荷物に貼り付けて配達先を表示するための伝票であり、表面に伝票番号記入欄11aと配達先記入欄11bが設けられている。それに対し、受領票12は配達先で貼付票11から切り離した後持ち帰って配達確認処理を行うための伝票であり、表面に伝票番号記入欄12aと、配達先記入欄12bと、捺印欄12cが設けられている。貼付票11と受領票12はミシン目による切取線13を介して切り離し可能に連接されている。なお、受領票12を切り離す際に摘み易くするため、図のように受領票12の角部を切り落としたコーナーカット14が形成されているとよい。
【0023】
図2は、配送伝票の上紙と台紙の構成を示す平面図である。
【0024】
図2(a)に示すように、上紙20の裏面には貼付票11の領域に限定して粘着剤を均一厚みで塗布して乾燥させた粘着層21が設けられている。粘着剤としては特に紙ラベル用として使用されるアクリル系エマルジョン型粘着剤が好適であり、本実施形態では「SE−7001」(昭和高分子株式会社、製品名)を使用している。また、受領票12の領域には剥離剤を均一厚みで塗布して乾燥させた剥離層22が設けられている。剥離剤には例えばシリコーンを含有した紫外線硬化型インキを使用することができ、本実施形態では無色透明なオーバープリントニス「NVR OPニス UP−200」(株式会社T&K TOKA、製品名)を使用している。なお、受領票12に粘着剤が付着していると貼付票11から切り離しにくくなり、しかもOCR等の光学式読取装置で読み取りする際に支障を来たすので、受領票12の外側には切取線13に沿った周辺部に粘着剤を塗布しないようにして余白部23を設けてある。
【0025】
それに対し、図2(b)に示すように、台紙30の表面には貼付票11と対応する領域に剥離剤を均一厚みで塗布して乾燥させた剥離層31が設けられている。剥離剤にはシリコーン系剥離剤を使用することができ、本実施形態では「シリコン」(信越化学工業株式会社、製品名)を使用している。また、受領票12と対応する領域には、剥離性を有する感圧性接着剤を均一厚みで塗布して乾燥させた疑似接着層32が設けられている。本実施形態では感圧性接着剤として天然ゴム系ラテックス「A700K−09」(株式会社レジテックス、製品名)を使用している。なお、台紙30にはカット加工が一切施されておらず、使用時まで上紙20の裏面の粘着層21を保護するための剥離紙として機能する。
【0026】
図3は、配送伝票の断面図である。
【0027】
図3に示すように、上記の構成からなる台紙30の上に上紙20を重ねて貼り合わせることによって、貼付票11の位置では上紙裏面の粘着層21とこれに対向する台紙表面の剥離層31とが接触しており、両者の境界面で上紙20と台紙30が剥離可能に接着されている。これに対し、受領票12の位置では上紙裏面の剥離層22とこれに対向する台紙表面の疑似接着層32とが接触しており、両者の境界面で上紙20と台紙30が剥離可能に疑似接着されている。
【0028】
図4は、配送伝票の使用方法を示す説明図である。
【0029】
まず、図4(a)に示すように、配達業者は商品や荷物などの配送品50を配達する際に、レーザープリンタやインクジェットプリンタ等の汎用プリンタを使用して配送伝票10−1の貼付票11と受領票12に必要事項を印刷する。具体的には、貼付票11と受領票12の伝票番号記入欄11a,12aに配送品50を管理するための同一の伝票番号を印字し、貼付票11と受領票12の配達先記入欄11b,12bにはそれぞれ配達先の住所、氏名、連絡先等を印字する。
【0030】
ここで、本実施形態の配送伝票10−1は、貼付票11の部分は上紙20と台紙30が粘着層21を介して接着され、受領票12の部分は上紙20と台紙30が疑似接着層32を介して接着されている(図3参照)。したがって、上紙20と台紙30の間に空洞部がなくなり、伝票全体にわたってその厚みがほぼ均一となるので、プリンタでの通紙が安定し、正確な紙送りを行うことができる。また、ギャップによる白抜け等の印字不良が発生することがなく、効率よく熱が伝わってトナーが確実に定着するので、良好な印刷が可能になる。
【0031】
次に、図4(b)に示すように、配達業者は必要事項が印刷された配送伝票10−1から台紙30を剥がし取り、その配送伝票10−1を商品や荷物などの配送品50に貼り付けるようにする。ここで、裏面に露出した粘着層21を介して貼り付けることにより、貼付票11と受領票12が表側に現れて配達先等の情報を確認できる。
【0032】
そして、配送品50を配達し終えたら、図4(c)に示すように貼付票11から受領票12を切り離す。受領票12にはコーナーカット14が形成されているので、受領票12の端部を摘み易くなっている。また、受領票12の裏面は剥離層22であり商品や荷物には貼り付いていないので、図のように受領票12を摘んで引き剥がすようにすると、貼付票11との境界にある切取線13が切断され、貼付票11から受領票12を簡単に切り離すことができる。そして、商品を受取人に手渡した後、切り離した受領票12の捺印欄12cに受取人の捺印又はサインをもらい、それを配達記録として配達店に持ち帰る。
【0033】
その後、配達店では、持ち帰った受領票12をOCR等の光学式読取装置で読み取りして配達確認処理を行う。このとき、受領票12の裏面は剥離層22であり、粘着剤が糊残りしていないので、受領票12がいろいろな所に貼り付くことがなく扱い易い。また、受領票12を読取装置で読み取る際に、装置内に貼り付いて紙詰まりを起こすことがなく安定した搬送が可能になるとともに、装置の部品を汚して読み取りに支障を来たすというトラブルも起こらない。
【0034】
図5は、本発明に係る配送伝票の第2実施形態を示す外観図である。
【0035】
図5に示すように、本実施形態の配送伝票10−2は、贈答品や慶弔品の配送用として好適な伝票であって、貼付票11から切り離し可能な分離票15を設けたことが特徴である。すなわち、貼付票11にはミシン目による切取線16を介して単片状の分離票15が連接されており、この分離票15を贈答品や慶弔品の包装紙に貼り付ける熨斗紙として利用したものである。なお、分離票15を切り離す際に摘み易くするため、図のように分離票の角部を切り落としたコーナーカット17が形成されているとよい。
【0036】
図6は、この配送伝票の上紙と台紙の構成を示す平面図である。
【0037】
図6(a)に示すように、上紙20の裏面には貼付票11の領域に粘着層21が設けられ、受領票12の領域に剥離層22が設けられている。一方、分離票15の領域においては上紙20の上下縁部に沿って部分的に粘着層21が設けられ、粘着層21を除いた中央部に感圧性接着剤による疑似接着層24が設けられている。ここで、粘着剤、剥離剤、感圧性接着剤については第1実施形態と同一のものを使用することができる。
【0038】
それに対し、図6(b)に示すように、台紙30の表面には貼付票11及び分離票15と対応する領域に剥離層31が設けられ、受領票12と対応する領域に感圧性接着剤からなる疑似接着層32が設けられている。ここでも、剥離剤、感圧性接着剤については第1実施形態と同一のものを使用することができる。
【0039】
本実施形態の配送伝票10−2によれば、第1実施形態の配送伝票10−1と同様の効果が得られるのに加え、プリンタで印刷する際に、貼付票11と受領票12へ伝票番号や宛名を印刷するのと合わせて分離票15の熨斗紙への宛名印刷も同時に行える。また、伝票とは別に熨斗紙を用意する必要がなく、配送に必要な経費を削減できるという効果もある。なお、本実施形態では分離票15の上下縁部に沿って粘着層21を設けてあるが、熨斗紙に利用する場合、粘着層21は上縁部のみに設けてあってもよく、周縁部に沿って設けてあってもよい。
【0040】
図7は、本発明に係る配送伝票の第3実施形態を示す外観図である。
【0041】
図7に示すように、本実施形態の配送伝票10−3は、受領票12を略中央位置に配置したことが特徴である。すなわち、受領票12は貼付票11に囲まれており、受領票12の輪郭を形成するようにミシン目による切取線18が設定されている。なお、受領票12を摘み易くするため、図のように受領票12の角部を切り落としたコーナーカット19が形成されている。
【0042】
図8は、この配送伝票の上紙と台紙の構成を示す平面図である。
【0043】
図8(a)に示すように、上紙20の裏面には貼付票11の領域、つまり周縁4辺に沿って粘着層21が設けられ、これに囲まれた受領票12の領域に剥離層22が設けられている。また、受領票12の外側には切取線18に沿って粘着剤を塗布しない余白部23が設けられている。なお、粘着剤と剥離剤については第1実施形態と同一のものを使用することができる。
【0044】
それに対し、図8(b)に示すように、台紙30の表面には貼付票11と対応する領域に剥離層31が設けられ、受領票12と対応する領域に感圧性接着剤からなる疑似接着層32が設けられている。ここでも、剥離剤と感圧性接着剤については第1実施形態と同一のものを使用することができる。
【0045】
本実施形態の配送伝票10−3によれば、第1実施形態の配送伝票10−1と同様の効果が得られるのに加え、受領票12が貼付票11に囲まれており、配送伝票10−3の周縁4辺がすべて配送品50に接着されるので、浮きが発生せず、配達中に受領票12が脱落することを未然に防止できるという利点がある。また、本実施形態の配送伝票10−3について、第2実施形態のような分離票15による熨斗紙を設けてもよい。
【0046】
なお、上述した実施形態ではすべて上紙裏面の粘着層21がベタ印刷によって構成されているが、図9に示すように粘着剤を部分的に塗布した構成を採用することもできる。すなわち、図9(a)、(b)及び(c)は、それぞれ第1、第2及び第3実施形態における上紙20について粘着剤をドットパターン印刷して粘着層21を形成した例を示すものである。このように粘着剤をドットパターン印刷することによって、粘着層21の接着力の強弱を調整することが容易になるので、配送伝票や熨斗紙を貼り直し可能な接着力に設定することもできる。
【0047】
また、第1実施形態では、図3に示したように剥離層22,31を広めに塗工することで加工時のずれを吸収するようにしてあるが、これに替えて、図10に示すように剥離層22,31を必要な範囲のみに塗工するようにしてもよい。このことは第2、第3実施形態についても同様である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明に係る配送伝票の第1実施形態を示す外観図である。
【図2】図1の配送伝票について、(a)は上紙を裏側から見た平面図、(b)は台紙を表側から見た平面図である。
【図3】図1の配送伝票のX−X線断面図である。
【図4】図1の配送伝票の使用方法を示す説明図で、(a)は配送伝票に印刷した時の状態、(b)は配送伝票から台紙を剥がし取る時の状態、(c)は貼付票から受領票を切り離す時の状態、を示す各説明図である。
【図5】本発明に係る配送伝票の第2実施形態を示す外観図である。
【図6】図5の配送伝票について、(a)は上紙を裏側から見た平面図、(b)は台紙を表側から見た平面図である。
【図7】本発明に係る配送伝票の第3実施形態を示す外観図である。
【図8】図7の配送伝票について、(a)は上紙を裏側から見た平面図、(b)は台紙を表側から見た平面図である。
【図9】上紙裏面の粘着層の変形例を示す平面図。
【図10】剥離層の変形例を示す断面図。
【符号の説明】
【0049】
10−1、10−2、10−3 配送伝票
11 貼付票
11a 伝票番号記入欄
11b 配達先記入欄
12 受領票
12a 伝票番号記入欄
12b 配達先記入欄
12c 捺印欄
13 切取線
14 コーナーカット
15 分離票
16 切取線
17 コーナーカット
18 切取線
19 コーナーカット
20 上紙
21 粘着層
22 剥離層
23 余白部
24 疑似接着層
30 台紙
31 剥離層
32 疑似接着層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリンタでの印刷適性を有する上紙と台紙の2枚の用紙で構成され、上紙の裏面に粘着層が設けられた貼付票と、上紙の裏面に剥離層が設けられた受領票が切取線を介して連接されているとともに、台紙の表面には、貼付票の粘着層と対応する領域に剥離層が設けられ、受領票の剥離層と対応する領域に疑似接着層が設けられていることを特徴とする配送伝票。
【請求項2】
上記切取線に沿った周辺部に粘着剤を塗布しない余白部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配送伝票。
【請求項3】
上記貼付票から切り離し可能な分離票が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の配送伝票。
【請求項4】
上記分離票は上紙裏面の部分的な領域に粘着層が設けられ、粘着層を除いた残りの領域に疑似接着層が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の配送伝票。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−213224(P2008−213224A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−51692(P2007−51692)
【出願日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【出願人】(000186566)小林クリエイト株式会社 (169)