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酸化方法、及びその組成物
説明

酸化方法、及びその組成物

【課題】より環境にやさしい、あるいは有機酸ベースの酸性亜塩素酸塩(AC)組成物として適当に抗菌的に作用するが負の環境的副作用のない「無公害(green)」AC組成物が必要とされている。
【解決手段】本発明は、改良された2部酸化システム、並びに酸化組成物、並びにその使用方法及び製造方法、そして特定の態様において、混合したときに酸化組成物を産生する2部酸化システムに関する。当該2部酸化システムは、金属亜塩素酸塩の第1部分、及び酸の第2部分を含む、ここで当該酸は重硫酸ナトリウム又はその誘導体である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、改良された2部酸化システム、並びに酸化組成物、並びにその使用方法及び製造方法、そして特定の態様において、混合したときに酸化組成物を産生する2部酸化システムに関する。当該2部酸化システムは、金属亜塩素酸塩の第1部分、及び酸の第2部分を含む、ここで当該酸は重硫酸ナトリウム又はin situで重硫酸イオンを提供する化学的部分である。
【背景技術】
【0002】
多くの疾患は、ヒトの健康から、動物の健康、食物及び水の安全性、我々が生きている環境の安全性までといった生活の全ての場面に影響を与え得る微生物の成長及び拡散により生じる。酸化剤、及び殺菌剤はこれらの全領域に広範に適用されることがわかっている。病院は、その環境を消毒及び殺菌するための厳しいプログラムを実施している。消費者の家は、消毒ハンドクリーナー、スプレー、塗装面クリーナー、消毒タオル、並びに果物及び野菜洗剤でいっぱいである。殺菌剤は、健康と病気の動物の相違が利益と損失の相違を意味する農場において広範に使用される。
【0003】
酸性亜塩素酸塩(AC)酸化剤は、亜塩素酸塩(例えば、亜塩素酸ナトリウム)を含む第1又は基本部分、及び酸活性化剤を含む第2又は活性化部分を有する2部製品から通常形成される。当該AC酸化剤は、典型的には使用期間に十分な量だけ、当該第1部分と第2部分を混合することにより形成される。当該AC酸化剤の所望の特質、及び/又は意図する使用に依存して、当該第1又は第2部分のいずれか、あるいはその両方の部分は、1又は複数の追加的機能性原料を含み得る。さらに、当該2部システムに依存して、当該AC酸化組成物は、当該第1部分と第2部分を、しばしばおよそ等量で、単純に混合することにより形成され得、あるいは、混合の前後にさらなるいくつかの希釈ステップを含み得る。
【0004】
酸性亜塩素酸塩組成物は、通常、亜塩素酸ナトリウムの如き金属塩の形態における亜塩素酸塩イオン(すなわちClO)の源を酸活性化剤と混合することにより酸性され得る。かかる組成物は、抗菌性酸化剤の産生、特に亜塩素酸(すなわちHClO)の産生に起因して、効果的な酸化剤である。亜塩素酸は、溶液のpHにより制御される平衡過程において、非常に早く形成される。
【0005】
AC組成物は、二酸化塩素を産生するように設計された組成物と著しく異なる。二酸化塩素組成物は、亜塩素酸塩、及び典型的には塩酸の如き鉱酸である酸を多く含む。当該組成物のpHが低ければ低いほど、二酸化塩素の形成はより早くなる。これらの反応は、米国特許第Re36,064号、及び同第6,063,425号に詳細が記載され、その全内容を本願明細書中に援用される。
【0006】
以前は、AC組成物のための好ましい酸活性化剤は、有機酸、及び好ましくはクエン酸であった。なぜならば、当該有機酸のpHが、通常、前記鉱酸のpHより高いからである、それ故、亜塩素酸が素早く二酸化塩素に分解されることなく、亜塩素酸の制御された形成を可能とする。さらに、クエン酸は、食品添加物又はGRAS(安全食品認定)酸であり、リンスされることなく食物、及び食物接触表面に直接適用され得ることを意味する。しかしながら、有機酸、及び特にクエン酸は、いくつかの望まない副作用を有する。
【0007】
AC組成物は、食品、及び特に家きん製品に関する抗菌剤として使用される。養鶏場において使用された水は、再利用又はその養鶏場の外に排出される前に、当該水から不純物を除去するために処理される必要がある。家きんからの脂肪、及び油は、除去する必要のあるプラント廃水の成分のうちのいくつかである。プラント廃水から脂肪及び油を除去する1つの方法は、溶液中の脂肪及び油を当該水の表面に浮かす気泡浮上分離法(DAF)を使用することであり、それらを表面からすくうことができ、そして処分又は使用のいずれかとされ得る。
【0008】
脂肪と油は、通常、他の脂肪や油の粒子をはじくようにするそれらに関連する電荷を有し、凝固、及び/又は融合に悪影響を与える。DAFを使用するとき、凝固剤は、脂肪及び油上の電荷を中和し、それらをより表面に浮き易いより大きな球を形成させるために使用され得る。通常の凝固剤は、FeCl、FeCl、FeCl又はAl(SOの如き金属塩を含む。凝固剤の使用に加えて、当該凝固ステップ後に、凝集剤も使用され得る。凝集剤は、通常、溶液中の脂肪及び油粒子に架橋し一緒にし、表面に浮き易いより大きな粒子を形成するよう設計されたポリマーである。食品加工施設における大抵の当該排水処理の費用は、水への凝固剤及び凝集剤の添加に関する。
【0009】
クエン酸は、金属イオン封鎖剤であり、効果的に働くための凝固剤の能力に干渉する。なぜならば、当該凝固剤の陽イオン(すなわち金属イオン)がクエン酸に固定され、水中の脂肪及び油の表面電荷を中性化するためにもはや自由ではないからである。このことは多くのマイナスの副作用を有する。より多くの凝固剤を脂肪及び油を中性化するために添加しなければならず、プラントの作業コストが増大する。クエン酸と凝固剤との組み合わせは、水から除去され捨てられなければならない固形物を形成する。処理品質は悪化し、当該処理を行わせるために必要とされる労働力が増大し、プラントの費用の増大を意味する。より多くの凝集剤を添加しなければならず、プラントの作業費用をも増大する。
【0010】
当該固形物は、いくつかの方法において捨てられ得る。例えば、当該固形物は、それらを集め土壌に適用することにより捨てられ得る。しかしながら、地方自治体からの認可をまず受けなければならない。その固形物は、動物用の飼料又は飼料添加物に組み入れられ得る。しかしながら、時々、当該固形物は、多くの金属陽イオンを含み過ぎて、飼料添加物として使用できない。最終的に、当該固形物は、埋立地に置かれ得る。しかしながら、埋立地に捨てられる材料は、環境的に望まれないものであり、この実施を全州は許可しない。
【0011】
当該固形を増大することに加えて、クエン酸の使用は、廃水の濁度を増大させる。廃水中の高濁度又は高固体は、微生物が廃水中で成長するための場所を作り出すため、望まれない。さらに、高濁度は、望まれない廃水のCOD又は化学的酸素要求量を増大させる。CODは水中の有機体のレベルの単位である。CODが高ければ高いほど、水中により多くの有機体が存在している。有機体は、微生物が成長するための食料を提供するので、望まれない。さらに、廃水放出規則は、流出する廃水中に存在し得る有機体の量を限定する。最終的に、水中の高濁度又は高固体は、審美的に望まれない。
【0012】
廃水処理におけるクエン酸のもう1つの望まれない副作用は、当該廃水からのリンの除去低下である。プラントは、養鶏場における洗浄液、及び食肉軟化剤/安定剤を含むいくつかの場所でリン化合物(一般的にはリン酸塩の形で)を使用する。リンは、廃水中又はその中に廃水が放出されている水中で、富栄養化(eutrification)又は藻の繁殖に寄与するので、環境に放出される前の廃水処理中に除去されなければならない。結果として、リンは除去されなければならず、あるいはプラントはそれを除去するために代償を払う必要があり、又はもしリンの値が十分に低くなかったならば罰金を科せられる。当該廃水処理過程において、リンを溶液から沈殿させ、次いで除去し得る。しかしながら、クエン酸は、リンが廃水中の溶液に残ることを引き起こし、そのことは当該廃水処理過程間における除去をより困難にさせる。
【0013】
DAFを使用して水を処理した後、当該水を生物学的処理に供し当該水から有機体を除去する。前記廃水処理プラントは、公営処理場(POTW)施設か食品加工プラント施設の一部かのいずれかとなり得る。生物学的処理は、好気性及び嫌気性細菌を使用し、受水河川に捨てる前に水から有機体を除去する。
【0014】
監督官庁は、水処理過程の質の指標として、Daphinia、及びファットヘッド・ミノウを含む受水河川中の一定の高感度有機体の健康を監視する。なぜならば、Daphniaは水のイオン強度に敏感であり、それらの健康を維持するためには、水中のイオン数を制御することが重要だからである。クエン酸ベースの酸性亜塩素酸ナトリウム組成物は、典型的な養鶏場における水に多量のイオン(〜10,000から14,000ppmイオン)を加え、それらのほとんどはクエン酸由来である。この過程は、典型的な家きん食肉処理施設の全廃水放出の1〜2%を占める。
【0015】
最近、高いエネルギー費用、高い水費用、高い廃水廃棄処理費用、高い固形廃棄物廃棄処理費用、及び高い原料費用が、プラント作業員にとっての現状となっている。さらに、土壌に材料を捨てる代わりにリサイクルすること、少量の水を使用すること、少量のエネルギーを使用すること、資源を守ること、及びできるだけ環境に悪影響を与えないことにより環境を守ることに関して、意識が増加し続けている。クエン酸を使用するAC組成物のような組成物及び方法は、効果的に働くため、並びに不純物及び廃水からの汚染物質を除去するため、より多くのエネルギー及び原料を必要とし、そしてそれらは、廃棄を必要とするより多くの固形副産物を産生する。より環境にやさしい、あるいは有機酸ベースのAC組成物として適当に抗菌的に作用するが負の環境的副作用のない「無公害(green)」AC組成物への必要性がある。
【0016】
廃水処理に関する負の副作用に加えて、有機酸、及び特にクエン酸の使用は、いくつかの他の望まない特性を有する。例えば、クエン酸は金属イオン封鎖剤なので、プラントが硬水を使用しているならば、カルシウムやマグネシウムの如き硬水イオンと否定的に反応する。その結果、プラントの費用を増大させる十分量の亜塩素酸を産生するためにより多くのクエン酸を使用しなければならない。さらに、クエン酸は、ニワトリの羽を変色することが観察されており、それは消費者に望まれない商品を作り出す。さらに、クエン酸のpHは、より多くのクエン酸を添加しても著しくは変化せず、pH2〜3で安定している。このことは、クエン酸の緩衝能力に一部起因する。もしより低いpHが望まれるならば、pHをその緩衝領域より低くするためにかなりの量のクエン酸を添加しなければならない。最終的に、クエン酸は有機酸なので、微生物が育ち得る炭素残基を残す可能性があり、望まれない。
【0017】
この背景に対して、本発明は行われた。
【発明の概要】
【0018】
概略
驚くべきことに、溶液中で重硫酸塩イオン(HSO)をデリバリーする重硫酸ナトリウム又はその一部は、クエン酸と同程度の利点を多く有するが上記のような不都合がない準安定亜塩素酸組成物を形成する際に、クエン酸と同じくらい効果的な酸活性化剤であること発見されている。このことは極めて予想外であった、なぜならば、重硫酸ナトリウムは、昔から二酸化塩素の素早い形成に関する鉱酸だったからである。
【0019】
第1に、重硫酸ナトリウムは、廃水処理又は環境に悪影響を及ぼさない。特に、重硫酸ナトリウムは金属イオン封鎖剤ではなく、それ故、金属含有凝固剤と負の反応をしない。さらに、亜塩素酸を産生するための使用についてより少ない重硫酸ナトリウムが必要であるので、溶液中には、水処理プラントにおける微生物又は受水河川における生物相に悪影響を与えるイオンがより少ない。第2に、重硫酸ナトリウムは、GRAS(安全食品認定)又は食品添加物として有用であり、そのことは抗菌組成物として食品に直接適用し得ることを意味する。第3に、重硫酸ナトリウムベースのAC組成物は、クエン酸ベースのAC組成物がする程度までニワトリの羽を変色しない。第4に、重硫酸ナトリウムは硬水イオンに感受性が少ないので、プラントが硬水を使用する際にクエン酸より必要とされる重硫酸ナトリウムが少ない。第5に、重硫酸ナトリウムのpHは、緩衝液であるクエン酸のpHのように一定ではなく、そのことは、実施者によってpHにかかるより大きな範囲での制御及び柔軟性が可能となる。第6に、重硫酸ナトリウムは鉱酸であり、微生物の成長のために炭素残基を残さないことを意味する。最後に、重硫酸ナトリウムは、クエン酸よりもより容易入手可能であり安価である。
【0020】
ある態様において、本発明は、金属亜塩素酸塩の第1部分、及び重硫酸ナトリウム活性化剤の第2部分を有する2部酸化システムに関する。
【0021】
ある態様において、本発明は、混合されたときに、金属亜塩素酸塩の第1部分と重硫酸ナトリウムの第2部分が広範な適用範囲に渡る有用性を有する酸化組成物を形成する、2部酸化システムに関する。これらの酸化組成物は、酸化され又は殺菌されることにより利益となるだろういずれかの表面材又は流体に適用され得る。
【0022】
ある態様において、本発明は、環境に優しい又は「無公害(green)」な酸性化亜塩素酸塩組成物であって、有機酸を使用して形成される酸性化亜塩素酸塩組成物よりも廃水処理におけるより少ない水処理薬品の消費、及びより少ないエネルギー消費となり、廃棄する必要のある固体の形成が少ない前期組成物に関する。ある態様において、本発明は、有機酸を使用して形成された酸性化亜塩素酸塩組成物よりも、廃水中により少ないイオンを作り出す酸性化亜塩素酸塩組成物に関する。
【0023】
ある態様において、本発明は、クエン酸ベースのAC組成物の場合と同様に、廃水の濁度又は廃水からのリンの除去に負の影響を与えない酸性亜塩素酸塩組成物に関する。
【0024】
ある態様において、本発明は、表面を酸化する方法に関する。
【0025】
ある態様において、本発明は、流体の不要成分を酸性化する方法に関する。
【0026】
ある態様において、本発明は、流体を殺菌する方法に関する。
【0027】
本発明のこれらの及び他の態様は、以下の詳細な説明の言及で明らかとなるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】図1は、クエン酸、及び重硫酸ナトリウムで作製された亜塩素酸ナトリウム組成物がCODに与える影響を示す。
【図2】図2は、クエン酸、及び重硫酸ナトリウムで作製された亜塩素酸ナトリウム組成物がCODに与える影響を示す。
【図3】図3は、クエン酸、及び重硫酸ナトリウムと共に作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物が廃水中のリン値に与える影響を示す。
【図4】図4は、クエン酸、及び重硫酸ナトリウムと共に作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物が廃水の濁度に与える影響を示す。
【図5】図5は、クエン酸、及び重硫酸ナトリウムと共に作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物が廃水のpHに与える影響を示す。
【図6】図6は、大きな及び小さなニワトリ屠体における大腸菌(Escherichia coli)に対する、クエン酸及び重硫酸ナトリウムで作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物の抗菌効果を示す。
【図7】図7は、大きな及び小さなニワトリ屠体におけるサルモネラ菌に対する、クエン酸及び重硫酸ナトリウムで作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物の抗菌効果を示す。
【図8】図8は、大きな及び小さなニワトリ屠体におけるカンピロバクターに対して、クエン酸で作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物の効果は、重硫酸ナトリウムで作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物の抗菌効果よりほんのわずかながら良い効果であることを示す。
【図9】図9は、より多くのクエン酸を添加してもそのpHは著しく変化しないという点において、クエン酸のpHがpH2〜3にどの程度安定するのかを示す。
【発明を実施するための形態】
【0029】
詳細説明
定義
以下に定義される用語について、請求項又は明細書中に異なる定義がない限り、これらの定義が適用されるべきである。
【0030】
全ての数値は、明示されていてもいなくても用語「約」により修飾されるものとする。用語「約」は、当業者が列挙された値と等しい(すなわち同様の機能又は結果を有する)と考えるだろう数値の範囲を一般的に意味する。多くの場合、当該用語「約」は、有効数字未満を四捨五入した数を含み得る。
【0031】
重量パーセント、重量によるパーセント、重量による%、wt%などは類義語であり、組成物の重量により割られ、そして100を乗じた物質の重量としての物質濃度をいう。濃度は、ppm又は100万分の1で与えられ、全組成物の重量で割られ1,000,000を乗じた物質の重量としての物質の濃度をいう。希釈水溶液について、ppmは、大体ミリグラム/リットルと同等である。端点による数値範囲の列挙は、その範囲内に含まれる全数字を含む(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、及び5を含む)。
【0032】
本明細書中、及び添付の特許請求の範囲中に使用されるように、単数形「a」「an」、及び「the」は、特段の指示のない限り、複数形を含む。それ故、例えば、「化合物」を含む組成物への言及は、複数の化合物の混合物を含む。本明細書中、及び添付の特許請求の範囲中に使用されるように、用語「又は(or)」は、特段の指示がない限り、「及び/又は(and/or)」を含む意味で通常示される。本明細書中の用語「抗菌剤」及び「バイオサイド」の使用は、いずれかの得られた製品が抗菌剤又はバイオサイドとして使用を承認されていることを意味しない。
【0033】
用語「酸化剤」は、他の物質の酸化をもたらす組成物をいう。その過程において、酸化剤は減弱化される、すなわち、酸化剤中の1又は複数の原子は、その酸化数が低減する。酸化された分子種中の1又は複数の原子は、酸化数が増大する。1分子の亜塩素酸による4つの鉄(II)イオンの4つの鉄(III)イオンへの酸化(ここで、塩素原子は+3の酸化状態である)における−1の酸化状態の塩化物イオンの産生ついて、4つの酸化された鉄イオンは1原子あたり1電子を失い、一方で塩素原子は4つの電子を得る。酸化剤は、漂白剤として作用する組成物を含む。酸化剤は、殺菌剤として作用する組成物を含む。
【0034】
用語「殺菌剤」は、表面上又は流体中の微生物数を低減する組成物をいう。用語「殺菌剤」は、表面上又は流体中の微生物を殺す組成物もいう。流体は、液体及び気体を包含する。微生物は、非制限的に、細菌、ウイルス、菌類などを含む。
【0035】
組成物
上記のように、ある態様において、混合すると水性酸化組成物を産生するように適合された第1部分及び第2部分を含む2部酸化システムを開示する。当該第1部分は亜塩素酸塩を含み、当該第2部分は酸、及び特に重硫酸ナトリウム又は溶液中に重硫酸イオンを提供する部分を含む。
【0036】
酸性化亜塩素酸塩組成物は、亜塩素酸塩(すなわちClO)を、典型的には亜塩素酸ナトリウムの如き金属塩の形態で、酸活性化剤と混合することにより産生され得る。かかる組成物は、抗菌性酸化剤、特に亜塩素酸(HClO)の産生に起因して、有効な酸化剤及び殺菌剤である。亜塩素酸は、溶液のpHに依存する平衡過程において亜塩素酸塩の酸化により素早く形成される。
【0037】
本発明は、二酸化塩素を形成するように設計された組成物といくつかの方法において区別され得る。最も注目すべき区別は、二酸化塩素を形成するように設計された組成物と比較して、本発明はかなり少量の亜塩素酸を形成することである。二酸化塩素組成物を形成するとき、高レベルの二酸化塩素を形成するために高レベルの亜塩素酸が要求される。対照的に、本発明は、およそ10〜10,000ppmの亜塩素酸、10〜2,000ppmの亜塩素酸、及び10〜1,500ppmの亜塩素酸を形成する。
【0038】
前記第1部分、及び第2部分の両方は、水性組成物、エマルジョン、マイクロエマルジョン、クリーム又はゲルの形態であり、あるいはその片方又は両方は、濃縮され、粉末、固形ブロック、タブレット、ペレット又は顆粒の如き非水又は固形形態となり得る。例えば、当該第1部分、及び第2部分は、殺菌組成物を形成するためにおよそ等量で混合され水性組成物又はゲルとなり得、あるいは、水により希釈される又は水中に溶解され、ついで混合し当該殺菌組成物を産生する濃縮物又は固形物となり得る。あるいは、当該第1、及び/又は第2部分は、混合前に水と混合され又は水中に溶解される非水又は固形形態(例えば、粉末又はタブレット)となり得る。濃縮形態の混合したときに生じ得る二酸化塩素の過剰な産生を避けるために、当該第1部分と第2部分を水で希釈するか水中に溶解させた後に当該両部分を混合することが好ましい。
【0039】
亜塩素酸塩
当該第1部分の亜塩素酸は、典型的に、亜塩素酸カリウム、亜塩素酸ナトリウムの如きアルカリ金属又はアルカリ土類金属であり、より典型的には亜塩素酸ナトリウムである。当該亜塩素酸塩は、前記第2部分と混合されたときに約0.001重量%〜約2.0重量%、約0.01重量%〜約1.0重量%、約0.02重量%〜約0.3重量%、及び約0.02重量%〜約0.12重量%の濃度範囲で組成物中に存在するような量で、前記第1部分中に存在する。
【0040】
重硫酸ナトリウム
前記第2部分の酸は、重硫酸ナトリウム又は溶液中で重硫酸塩イオン(HSO)を提供する部分である。重硫酸ナトリウム(Sodium acid sulfate)(NaHSO)は、重硫酸ナトリウム(sodium bisulfate)としても知られる。溶液中で重硫酸塩イオンを産生し得る部分の非制限的な例は、重硫酸ナトリウムのナトリウムが+1又は+2の形式電荷を有する金属イオンのいずれかで置換されたもの(例えばKHSO又はCsHSO)の組成物を含む。
【0041】
重硫酸ナトリウム、及び重硫酸塩イオン産生部分は、驚くべきことに、酸性化亜塩素酸塩組成物を形成するときに好ましい酸活性化剤であることがわかっている、というのは、当該酸性化亜塩素酸塩組成物は、食品添加物又はGRAS資格、及び上記不利な点のない有機酸を得ることができる範囲未満となり得る標的pH範囲の観点から有機酸の利点を有しているからである。
【0042】
重硫酸ナトリウムは、1998年にGRAS添加物としての資格を得た。GRAS資格を得る前、重硫酸ナトリウムは、亜塩素酸を形成するために、特に食品又は食品接触面に関する適用のために実行可能な選択肢ではなかった。GRAS資格を有した後、重硫酸ナトリウムは亜塩素酸を形成するために有望な候補とならなかった、というのは、それが鉱酸だからであり、鉱酸は伝統的に素早い二酸化塩素を形成することに関するからである。しかしながら、重硫酸ナトリウムは、驚くべきことにそして予想外に、亜塩素酸を形成するための有力な候補であることがわかっている、というのは、〜2.0のそのpKaは、(重硫酸塩イオン濃度に関して)pH2.0で50%まで又はpH1.5で74%までの亜塩素酸の達成可能な値を超えているからである。
【0043】
塩酸の如き他の鉱酸は、低すぎて亜塩素酸を形成するのに有用ではないpKaを有する、なぜならば、高い値では素早く二酸化塩素に転換させ、低い値(すなわち、亜塩素酸を形成するほど低い値)では、その値が小さいので、困難過ぎて連続して実施できず制御できないからである。
【0044】
亜塩素酸を形成するためにいくつかの利点を有することに加えて、重硫酸ナトリウムは、有機酸のもつ不都合の多くを有さない。
【0045】
例えば、有機酸は、上記のような廃水処理における負の副作用を有する。重硫酸ナトリウムは、処理薬品、及び使用済処理水のイオン強度の両方の観点から、廃水処理に悪影響を与えない。表1は、2つのAC組成物を記載し、1つはクエン酸を使用し、1つは重硫酸ナトリウムを使用する。これらの方式は、例示的のみを意図し、本発明を限定することを意図しない。
【0046】
【表1】

【0047】
表1は、pHを2.5にするために、かなり多くのクエン酸(重硫酸ナトリウムの6倍超)を、クエン酸式に添加しなければならないことを示す。クエン酸は封鎖能を有するので、この大量のクエン酸は、金属塩凝固剤に干渉し、プラントにより多くの凝固剤及び凝集剤の使用を強いる。クエン酸は、水から除去しその後廃棄する必要のある固形物の数も増大させる。
【0048】
さらに、高濃度のクエン酸は、水中のイオン濃度を著しく増大させ、水処理過程において使用される微生物の健康、並びに受水河川中の生物相に悪影響を与え得る。表1におけるクエン酸式において、亜塩素酸ナトリウムは、Na、及びClから2000ppmのイオンを作り出す。当該クエン酸は、からH、及びクエン酸イオンから12,000ppmのイオンを作り出す。これにより総量14,000ppmのイオンを作り出す。これらのイオンのいくらかは、凝固剤と又は亜塩素酸の形成において結合される。しかしながら、その大部分は、イオンとして残るだろう。
【0049】
比較として、重硫酸ナトリウム組成物は、Na、及びClイオンの形態で亜塩素酸ナトリウムから2,000イオン、H、及び重硫酸塩イオン形態で重硫酸ナトリウムから1400〜1900ppmのイオンを有するだろう。これは、クエン酸式のイオン濃度より著しく低く、それ故、水処理過程において使用される微生物の健康、並びに受水河川中の生物相(例えば、Daphnia種)により好ましい。
【0050】
クエン酸は金属イオン封鎖剤なので、もしプラントが硬水を使用するならば、クエン酸はカルシウム、及びマグネシウムの如き硬水イオンと負に反応する。結果として、十分量の亜塩素酸を産生するために著しく多くのクエン酸が使用されなければならず、プラントの費用を増大させる。対照的に、重硫酸ナトリウムは、同程度に硬水イオンと反応しない。もしプラントが硬水を使用するならば、所望の量の亜塩素酸を産生するために添加される必要のある重硫酸ナトリウムの量は、酸がクエン酸であるときと同程度強く調節される必要がない。このことは、所望の量の重硫酸ナトリウムを計算する際により確実性を増やす、なぜならば使用される水の型はクエン酸の如き有機酸を使用するのと同じくらい強く影響を与えるからである。
【0051】
図9は、より多くのクエン酸を添加してもそのpHは著しく変化しないという点において、クエン酸のpHがpH2〜3にどの程度安定するのかを示す。対照的に、より多くの重硫酸ナトリウムを組成物に添加すると、重硫酸ナトリウムのpHは低減し続ける。これは利点であり、なぜならばpHを変化させるために大量の酸を添加することなしに、より大きくpH制御及び柔軟性を可能とするからである。当該組成物のpHを制御することにより、実施者は、産生される亜塩素酸の量、及び二酸化塩素への転化率を制御できる。ある場合には、二酸化塩素への素早い転化なしに亜塩素酸を形成する組成物を有することが望まれる。しかしながら、他の場合には、素早く殺菌組成物の如き、大量の亜塩素酸を産生し、二酸化塩素に素早く転化される組成物を有することが望まれる。重硫酸ナトリウムは、大量の酸を添加することなしに、実施者にこの種の柔軟さを持たせ得、消費者により良い費用対効果である。
【0052】
上記の利点に加えて、重硫酸ナトリウムは、クエン酸AC組成物がそうである範囲において、家きん生産食料品の変色の原因にもならず、微生物が成長するための炭素残基も残さない。
【0053】
重硫酸ナトリウム又は重硫酸ナトリウム誘導体は、前記第1部分と混合したときに約0.001重量%〜約2.0重量%、約0.01重量%〜約1.0重量%、約0.02重量%〜約0.3重量%、及び約0.02重量%〜約0.12重量%の濃度で前記酸化組成物中に存在するような量で前記第2部分に存在する。あるいは、当該第2部分における量は、最終酸化組成物のpHにより特徴付けられ得る。これに関して、酸は、当該第1部分と混合したときに当該酸化組成物のpHが約1.0〜約4.0、約1.5〜約3.0、約1.9〜約2.7、及び約2.0〜約2.6であるような量で、当該第2部分中に存在する。
【0054】
追加機能性原料
様々な追加の機能性原料は、前記2部システムの第1部分、第2部分、あるいは第1及び第2部分の両方にも存在し得る。あるいは、追加機能性原料のいくらか又は全部は、第3部分となり、あるいは個別に前記組成物に添加され得る。これらの成分は、前記組成物の効果を促進させるため、あるいはさらなる利点を与えるために使用され得る。かかる成分は、非制限的に、キレート剤、追加の酸、ハイドロトロープ、増粘剤又はゲル化剤、追加の抗菌剤、担体、湿潤剤又は消泡剤、発泡剤、ビルダー、テクスチャ修飾剤、被膜剤、レオロジー修飾要素、界面活性剤、香料補助剤、着色料、香料、皮膚調整剤、及びそれらの混合物を含む。これらの追加機能性原料の全てに関して、好ましい成分は、前記AC組成物を実質的に効果のない状態としないものである。本分野における当業者は、当該AC組成物を実質的に効果の無い状態とはしない様々な成分を選択することができるだろう。
【0055】
追加の酸
前記組成物は、重硫酸ナトリウムに加えて酸を場合により含み得る。例えば、当該組成物は、有機酸を含み得る。有機酸の非制限的な例は、グリコール酸、クエン酸、乳酸、ギ酸、酢酸、酪酸、バレリアン酸、カプロン酸、グルコン酸、イタコン酸、トリクロロ酢酸、ウレア塩酸塩、安息香酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、テレフタル酸などを含む。
【0056】
抗菌剤
前記組成物は、追加の抗菌剤を場合により含み得る。使用され得る抗菌剤の非制限的な例は、脂肪酸、C1−C12ジカルボン酸、過カルボン酸、ハロゲン組成物又はそれらのハロゲン間組成物、ハロゲン供与体組成物、二酸化塩素、酸性化亜塩素酸ナトリウム、オゾン、第4級アンモニウム化合物、酸−アニオン有機スルホン酸塩(acid−アニオン性 organic sulfonate)又は硫酸塩、プロトン化カルボン酸、あるいはそれらの混合物である。過カルボン酸は、非制限的に、C1−C10過カルボン酸、ジペルオキシグルタル酸、ジペルオキシアジピン酸、ジペルオキシコハク酸、ジペルオキシスベリン酸、ジペルオキシマロン酸、ペルオキシ乳酸、ペルオキシグリコール酸、ペルオキシシュウ酸、ペルオキシピルビン酸、及びそれらの混合物を含む。ハロゲン化合物、及びハロゲン間化合物の非制限的な例は、Cl、Br、I、ICl、IBr、ClBr、ICl、IBr、及びそれらの混合物を含む。ハロゲン供与体組成物の非制限的な例は、以下の:HOCl、HOI、HOBr、及びそれらの塩;N−ヨード、N−ブロモ又はN−クロロ化合物;並びにN−ブロモスクシンアミド(bromosuccinamide)、クロロイソシアヌル酸又は2−N−ソジウム−N−クロロ−p−トルエンスルホンアミドを含む。
【0057】
二酸化塩素組成物の非制限的な例は、Prominent(登録商標)により販売されるもの、あるいは、好ましくは、Halox(登録商標)ジェネレイターを電気化学的に使用して産生されたものの如き慣習的な化学ジェネレイターから産生された二酸化塩素を含む。オゾンの非制限的な例は、酸素中の高圧放電により電気化学的に産生されたオゾンを含む。第4級アンモニウム化合物の非制限的な例は、ジデシルジメチルアンモニウム・クロライド、ジオクチルジメチルアンモニウム・クロライド、オクチルデシルジメチルアンモニウム・クロライド、アルキルジメチルベンジルアンモニウム・クロライド、及びそれらの混合物を含む。酸−アニオン有機スルホン酸塩及び硫酸塩の非制限的な例は、直鎖ベンジルスルホン酸及びスルホン酸化オレイン酸の酸性溶液を含む。プロトン化カルボン酸の非制限的な例は、1又は複数のC1−C20カルボン酸のpH5未満の溶液を含む。過酸化学、及び抗菌剤剤形の形成に関する更なる議論について、米国特許第4,051,058号、同第4,051,059号、同第5,200,189号、同第5,200,198号、同第5,489,434号、同第5,718,910号、同第5,314,687号、同第5,437,868号を参照のこと。これらの特許は、参照によりその全内容を本願明細書中に援用する。
【0058】
担体
前記組成物は、場合により担体を含む。当該担体は、当該組成物の他の成分を溶解し、懸濁し又は運ぶ媒体を提供する。例えば、当該担体は、当該組成物の可溶化及び製造のための媒体、及び平衡混合物を形成するための媒体を提供する。当該担体は、所望の表面又は媒体上で当該組成物をデリバリーするため又は湿らせるためにも機能する。この目的のために、当該担体は、これらの機能を促進し得るいずれかの成分又は複数の成分を含み得る。
【0059】
一般的に、前記担体は、優れた可溶化剤である主に水、並びに反応、及び平衡のための媒体を含む。当該担体は、主に有機溶媒を含み又は有機溶媒となり得る、当該有機溶媒は、例えば、単純なアルキルアルコールであって、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノールなどである。ポリオールも有用な担体であり、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロール、ソルビトールなどを含む。これらの化合物のいずれかは、単体で、あるいは他の有機成分又は無機成分との混合で、あるいは水との混合で、若しくはそれらの混合物中に使用され得る。
【0060】
キレート剤
前記組成物は、多価金属錯化剤、あるいは硬度成分及び用水の有害性を低減することを目的とし、並びに製品安定性を改良するキレート剤を、場合により含み得る。用水中のカルシウム、マグネシウム、鉄、マンガンなどのイオンの存在の有害性は、前記組成物に干渉し得る。当該キレート剤又は金属イオン封鎖剤は、効果的に合成され、他の活性成分との不適切な相互作用から、かかるイオンを離し得、それ故、パフォーマンスを増大させる。
【0061】
有機及び無機キレート剤の両方が使用され得る。無機キレート剤は、トリポリリン酸ナトリウム、並びに他のより高級な直鎖状及び環状ポリリン酸塩種の如き化合物を含む。有機キレート剤は、重合体のキレート剤、及び小分子のキレート剤の両方を含む。重合体キレート剤は、通常、ポリアクリル酸化合物の如きポリアニオン組成物を含む。アミノリン酸塩、及びホスホン酸塩は本発明の組成物中のキレート剤としても好適であり、エチレンジアミン(テトラメチレンホスホン酸塩)、ニトリロトリスメチレンリン酸塩、ジエチレントリアミン(ペンタメチレンホスホン酸塩)を含む。これらのアミノホスホン酸塩は、通常、8未満の炭素原子を有するアルキル又はアルカリ基を含む。
【0062】
本発明の使用のためのキレート剤は、改良された食品添加物キレート剤を含み、例えば、エチレンジアミン4酢酸、あるいはDEQUEST(登録商標)材の形態で販売されるよく知られるホスホン酸塩であって、例えば1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸塩などである。当該ホスホン酸塩は、約2−4カルボン酸成分、及び約1−3ホスホン酸基を有するものの如き低分子量ホスホノポリカルボン酸をも含み得る。かかる酸は、1−ホスホノ−1−メチルコハク酸、ホソホノコハク酸、及び2−ホスホノブタン1,2,4−トリカルボン酸を含む。もう1つの有機ホスホン酸は、{CHC(POOH}であり、Monsanto Industrial Chemicals Co.,St.Louis,Mo.からDEQUEST(R)2010{58〜62%水溶液;アミノ(トリ(メチレンホスホン酸)(N[CHPO}として入手され、MonsantoからDEQUEST(R)2000として50%水溶液として入手され;エチレンジアミン[テトラ(メチレンホスホン酸)]であり、MonsantoからDEQUEST(登録商標)2041として90%固体酸製品として入手され;そして2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸であり、Mobay Chemical Corporation Inorganic Chemicals Division,Pittsburgh,Pa.から、Bayhhibit AMとして45〜50%水溶液として入手される。
【0063】
上述のホスホン酸は、水溶性酸塩の形態、特にアルカリ金属塩、例えばナトリウム又はカリウム;アンモニウム塩又はアルキロールアミン塩(ここで当該アルキロールは2〜3炭素原子を有する)、例えばモノ−、ジ−又はトリエタノールアミン塩の形態でも使用され得る。もし所望ならば、各ホスホン酸又はその酸塩の混合物も使用され得る。
【0064】
香料補助剤、香料、及び染料
前記組成物は、食品に所望の香味を分与するため又は望まない香味をマスキングするための香料補助剤を場合により含む。香料補助剤のいくつかの非制限的な例は、マリネ、テンダライザー、並びに通常食品に関するスパイス、及び洗口剤に関するウィンターグリーン又は似た香味などを含む。
【0065】
前記組成物は、天然及び合成香料を含む香料をも含む。香料のいくつかの非制限的な例は、アルデヒド、ケトン、エステル、エッセンシャルオイルなどを含む。
【0066】
最後に、前記組成物は染料を含む。好適な染料のいくつかの非制限的な例は、FD&C及びD&C染料であって、例えば、FD&C Blue No.1、FD&C Blue No.2、FD&C Green No.3、FD&C Red No.3、FD&C Red No.40、FD&C Yellow No.5、FD&C Yellow No.6、Citrus Red No.2、FD&C Red No.4、D&C Blue No.4、D&C Blue No.9、D&C Green No.5、D&C Green No.6、D&C Green No.8、D&C Orange No.4、D&C Orange No.5、D&C Orange No.10、D&C Orange No.11、D&C Red No.6、D&C Red No.7、D&C Red No.17、D&C Red No.21、D&C Red No.22、D&C Red No.27、D&C Red No.28、D&C Red No.30、D&C Red No.31、D&C Red No.33、D&C Red No.34、D&C Red No.36、D&C Red No.39、D&C Violet No.2、D&C Yellow No.7、D&C Yellow No.8、D&C Yellow No.10、D&C Yellow No.11、特に、D&C Yellow No.7、並びにアナトー抽出物、カンタキサンチン、キャラメル、ニンジン油、コチニール抽出物(カルミン)、コーン内胚乳油、脱水ビート(ビート粉末)、乾燥藻類食物、グルコン酸第一鉄、果汁、ブドウ色抽出物、ブドウ皮抽出物、パプリカ、パプリカオレオレジン、リボフラビン、サフラン、合成酸化鉄、マンジュギク(tagetes)食品及び抽出物、二酸化チタン、焼いた部分脱脂調理綿実粉、ターメリック、ターメリックオレオレジン、群青、野菜ジュース、カンタキサンチン、ベータカロテン、クロロフィリンの如き染料などを含む。
【0067】
被膜剤、レオロジー修飾要素、及びテクスチャ修飾剤
本発明の組成物は、粘性を促進するための又は粘度を濃くし表面にくっつくように水性処理を引き起こすための1又は複数のレオロジー修飾要素も含み得る。粘着性は、当該組成物がより長い時間微生物と接触したままになることを可能とし、微生物学的有効性を促進し、過剰な液だれによる浪費を防ぐ。当該レオロジー修飾要素は、塗装形成要素であり、被膜剤と協力して作用し障壁を形成し得る。有用な水溶性又は水分散性レオロジー修飾要素は、無機又は有機としてクラス分けされ得る。当該有機増粘剤は、天然ポリマー、合成ポリマーにさらに分けられ得。後者は、合成的天然ベースのもの、及び合成的石油ベースのものにさらに細分される。
【0068】
無機増粘剤は、通常、コロイド状マグネシウムアルミニウムケイ酸塩(VEEGUM)(登録商標)、コロイド粘土(Bentonites)、あるいは蒸散させ凝結させサイズ比に従って広い表面積を有する粒子を作り出すシリカ(CAB−O−SILS)(登録商標)の如き化合物である。有用な天然ヒドロゲル増粘剤は、浸出液由来の主に野菜である。例えば、トラガカント、カラヤ及びアカシアゴム;並びにカラギーナン、ローカストビーンガム、グアガム、及びペクチンの如き抽出物;あるいはキサンタンガムの如き純粋培養発酵製品は、本発明において潜在的に全て有用である。
【0069】
化学的に、これらの全材料は、複合アニオン性ポリサッカリドの塩である。適用される合成的天然ベースの増粘剤は、セルロース誘導体であって、ここで直鎖状アンヒドログルコースポリマー上の遊離ヒドロキシ基は、エーテル化され又はエステル化され、水中に溶解され粘性溶液を与える物質ファミリーを与える。
【0070】
この材料群は、アルキル、及びヒドロキシアルキルセルロース、特にメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びカルボキシメチルセルロースを含む。
【0071】
合成的石油ベース水溶性ポリマーは、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸及びポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド、並びにポリエチレンイミンがその代表例である好適なモノマーの直接重合により製造される。
【0072】
ある態様において、好ましい水性増粘剤は、極度の偽塑性のもの(非ニュートン、急速緩和)となり得、共重合体相互作用から剛三次元構造にほとんど発展せず、低い又はごくわずかな粘弾性を有し、そして高いゲル強度を有する。かかるレオロジー特性は、例えば、滑らかな流動外観を有する乳頭浸漬組成物おいて明示され、当該流動外観は、塗布器を引っ込め、著しい垂れなしにしっかりとその場所にとどまるように、容易に注がれ当該乳頭に適用され、粘液ストリーマーの形成なしに均一に被膜される。乳頭浸漬、及び他の適用のための好ましいレオロジー修飾要素の例は、キサンタンガム、及びヒドロキシアルキルセルロースである。
【0073】
一般的に、本発明において使用される増粘剤の濃度は、最終組成物により、及び適用方法により決定される。スプレー又は噴霧は、容易で効果的な処理適用のために、より低い組成物粘度を必要とする。
【0074】
発泡剤
前記組成物は、発泡剤又は発泡界面活性剤を場合により含む。発泡界面活性剤は、天然において、非イオン性、アニオン性又はカチオン性となり得る。有用な界面活性剤の例は、非制限的に、以下のアルコールエトキシレート、アルコールエトキシレートカルボキシレート、アミンオキシド、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、スルホン酸塩、第4級アンモニウム化合物、アルキルサルコシン、ベタイン、及びアルキルアミドを含む。
【0075】
ハイドロトロープ
前記組成物は、ハイドロトロープカプラー又は可溶化剤を場合により含み得る。かかる材料は、前記組成物が相を安定したまま、そして単一の高活性水性形態のままとなることを確かなものにするために使用され得る。かかるハイドロトロープ可溶化剤又はカプラーは、相安定性を維持するが望まない組成相互作用をもたらさない濃度で使用され得る。
【0076】
ハイドロトロープ可溶化剤又は結合剤の代表的なクラスは、アルキル硫酸塩、アルキル又はアルカンスルホン酸塩、直鎖アルキルベンゼン又はナフタレンスルホン酸塩、2級アルカンスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩又はスルホン酸塩、アルキルリン酸塩又はホスホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸エステル、糖エステル(例えば、ソルビタンエステル)、及びC8−10アルキルグルコシドの如きアニオン性界面活性剤を含む。
【0077】
本発明に有用なアニオン性界面活性剤は、アルキルカルボン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、及び2級n−アルカンスルホン酸塩、スルホコハク酸塩エステル、及び硫酸化直鎖アルコールを含む。
【0078】
本発明に有用な双性(zwitterionic)又は両性(amphoteric)界面活性剤は、ベータ−N−アルキルアミノプロピオン酸、n−アルキル−ベータ−イミノジプロピオン酸、イミダゾリンカルボン酸塩、n−アルキ−ベタイン、アミンオキシド、スルホベタイン、及びスルテイン(sultaine)を含む。
【0079】
本発明に有用な非イオン性界面活性剤は、一般的に、ポリエーテル(ポリアルキレンオキシド、ポリオキシアルキレン又はポリアルキレングリコールとしても知られる)化合物である。より特には、当該ポリエーテル化合物は、通常、ポリオキシプロピレン又はポリオキシエチレングリコール化合物である。
【0080】
通常、本発明に有用な前記界面活性剤は、合成有機ポリオキシプロピレン(PO)ポリオキシエチレン(EO)ブロック共重合体である。これらの界面活性剤は、EOブロック、及びPOブロックを含む2ブロックポリマー、ポリオキシプロピレン単位(PO)の中心ブロックを有し、ポリオキシプロピレン単位上に載せされるポリオキシエチレンのブロック又はPOブロックと結合するEOの中心ブロックを有する。さらに、この界面活性剤は、分子中にポリオキシエチレン又はポリオキシプロピレンのいずれかのさらなるブロックを有し得る。有用な界面活性剤の平均分子量は、約1000〜約40,000の範囲であり、エチレンオキシドの重量パーセント含有量は、約10〜80重量%である。
【0081】
EO、PO、及びBOブロックを有するアルコールアルコキシレートを含む界面活性剤も本発明において有用である。直鎖第1脂肪族アルコールアルコキシレートは、シーティング剤として特に有用となり得る。かかるアルコキシレートは、「Plurafac」界面活性剤として知られ、BASF Wyandotteを含むいくつかの供給源からも入手される。有用だと判明したアルコールアルコキシレートの特別な群は、一般式R−(EO)m−−(PO)nを有するものであり、ここで、mは約2〜10の整数であり、nは約2〜20の整数である。Rは、約6〜20炭素原子を有する直鎖アルキル基の如き好適なラジカルとなり得る。
【0082】
本発明の他の有用な非イオン性界面活性剤は、キャップド脂肪族アルコールアルコキシレートを含む。これらのキャップは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ベンジル、及び塩素を非制限的に含む。有用なアルコキシル化アルコールは、エチレンジアミンエチレンオキシド、エチレンジアミンプロピレンオキシド、それらの混合物、及びエチレンジアミンEO−PO化合物{Tetronic(登録商標)として販売されているものを含む}を含む。
【0083】
好ましくは、かかる界面活性剤は、約400〜10,000の分子量を有する。キャッピングは、非イオン性のものと酸化剤である過酸化水素、及びペルオキシカルボン酸との、単一組成物内に配合されるときの、相性を改善する。他の有用な非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシドである。
【0084】
本発明の他の有用な非イオン性界面活性剤は、脂肪酸アルコキシレートであり、ここで当該界面活性剤は、EOのブロック、POのブロック、あるいは混合されたブロック又はヘテリック(heteric)基を含むエステル基を有する脂肪酸成分を含む。かかる界面活性剤の分子量は、約400〜10,000の範囲であり、好ましい界面活性剤は、約30〜50wt%のEO含有量を有し、ここで前記脂肪酸鎖成分は、約8〜約18個の炭素原子を含む。
【0085】
同様に、アルキルフェノールアルコキシレートも本発明に有用であることがわかっている。かかる界面活性剤は、4〜約18炭素原子を有するアルキル基を有するアルキルフェノール成分から作られ得、エチレンオキシドブロック、プロピレンオキシドブロック又は混合エチレンオキシド、プロピレンオキシドブロック、あるいはヘテリック(heteric)ポリマー成分を含み得る。好ましくは、かかる界面活性剤は、約400〜約10,000の分子量を有し、約5〜約20ユニットのエチレンオキシド、プロピレンオキシド、あるいはそれらの混合物を有する。
【0086】
本発明において有用なハイドロトロープの濃度は、通常、約0.1〜約20wt%、好ましくは約0.5〜10wt%、最も好ましくは約1〜約4wt%の範囲を有する。
【0087】
皮膚調整剤
前記組成物は、皮膚軟化剤、保湿剤、吸蔵剤(occlusive agent)、あるいは肌に潤いを与え、皮膚の軟化、皮膚保護の維持、抗刺激、あるいは他の皮膚健康効果を提供する他の保湿剤の如き皮膚コンディショナーを場合により含み得る。皮膚軟化剤の非制限的な例は、ステアロキシトリメチルシラン、アルキルベンゾエート、シリコン油、ジメチコーン(dimethicone)、ミリスチン酸ミリスチル、セチルミリステレート、グリセリルジオレアート(dioleate)、メチルラウレート、PPG−9ラウレート、オクチルパルミテート、ラノリン、プロピレングリコール、グリセリン、脂肪酸、アーモンド、ミネラル、カノーラ、ゴマ、大豆、小麦胚芽、トウモロコシ、ピーナッツ、及びオリーブの如き天然油、イソプロピルミリステート、ミリスチルアルコール、アロエベラ、加水分解された絹タンパク質、ステアリルアルコール、イソプロピルパルミテート、ソルビトール、アミノ酸複合体、及びポリエチレングリコールを含む。
【0088】
保湿剤の非制限的な例は、ヒドロキシエチル尿素、アガロース、アルギニンPCA、フルクトース、グルコース、グルタミン酸、グリセリン、ハチミツ、ラクトース、マルトース、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、及びそれらの混合物を含む。吸蔵剤の非制限的な例は、ワセリン、シアバター、アルキルジメチコーン、アボカド油、バームミント油、カノーラ油、タラ肝油、コーン油、メチコーン、鉱油、オリーブ油、フェニルトリメチコーン、トリミリスチン、大豆油、ステアリン酸ステアリル、合成ろう又はそれらの混合物を含む。他の保湿剤の非制限的な例は、コレステロール、シスチン、ヒアルロン酸、ケラチン、レシチン、卵黄、グリシン、PPG−12、パンテノール、レチノール、サリチル酸、植物油、及びそれらの混合物を含む。さいごに、抗刺激剤の例は、非制限的に、ビサボロール、及びパンテノールを含む。
【0089】
界面活性剤
前記組成物は、洗浄力、表面の湿潤、及び抗菌性能を支援するために界面活性剤を場合により含む。好適な界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、アミンオキシドなどを含む。
【0090】
本発明の組成物及び方法における使用に好適なアニオン性界面活性剤は、n−オクタンスルホン酸塩(NAS 8Dとして、Ecolab Inc.から入手可能)、n−オクチルジメチルアミンオキシド、n−デシルジメチルアミンオキシド、ココアジメチルアミンオキシド、及びアルカリベンゼンスルホン酸塩(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、クメンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩)又はナフタレンスルホン酸塩の如き一般的に入手可能な芳香族スルホン酸塩を含む。好ましいアニオン性界面活性剤は、C6−C24アルキルベンゼンスルホン酸塩、C6−C24オレフィンスルホン酸塩、C6−C24パラフィンスルホン酸塩、クメンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、C6−C24アルキルナフタレンスルホン酸塩、C6−C24アルキル又はジアルキルジフェニルエーテルスルホン酸塩又はジスルホン酸塩、C4−C24モノ又はジアルキルスルホコハク酸塩、スルホン酸化又は硫酸化脂肪酸、C6−C24アルコール硫酸塩(好ましくはC6−C12アルコール硫酸塩)、1〜約20のエチレンオキシド基を有するC6−C24アルコールエーテル硫酸塩、及び1〜約40のエチレン、プロピレン又はブチレンオキシドユニットを有するC4−C24アルキル、アリール若しくはアルカリルリン酸塩エステル又はそれらのアルコキシル化誘導体、あるいはそれらの混合物を含む。
【0091】
さらに好適な界面活性剤は、1〜約20のエチレンオキシド基(好ましくは約9〜約20のエチレンオキシド基)を有するC6−C24アルコールエトキシレート(好ましくはC6−C14アルコールエトキシレート);1〜約100のエチレンオキシド基(好ましくは約12〜約20のエチレンオキシド基)を有するC6−C24アルキルフェノールエトキシレート(好ましくはC8−C10アルキルフェノールエトキシレート);1〜約20のグリコシド基(好ましくは約9〜約20のグリコシド基)を有するC6−C24アルキルポリグリコシド(好ましくはC6−C20アルキルポリグリコシド);C6−C24脂肪酸エステルエトキシレート、プロポキシレート又はグリセリド;及びC4−C24モノ又はジアルカノールアミドの非イオン性界面活性剤を含む。
【0092】
増粘剤又はゲル化剤
前記組成物は、増粘剤又はゲル化剤を場合により含み得る。通常、本発明において使用され得る増粘剤は、キサンタンガム、グアガム又は植物粘質物由来の他のゴムの如き天然ゴム;多糖ベースの増粘剤であって、例えばアルギン酸塩、でんぷん、及びセルロースポリマー(例えば、カルボキシメチルセルロース);ポリアクリル酸塩増粘剤;及びペクチンの如き親水コロイド親水コロイド増粘剤を含む。通常、本発明の組成物又は方法において使用される増粘剤の濃度は、最終組成物における所望の粘度により指示されるだろう。
【0093】
湿潤剤又は消泡剤
湿潤剤、及び消泡剤も本発明の組成物において有用である。湿潤剤は、本発明の抗菌性組成物の表面接触又は浸透活性を増大するよう機能する。本発明における組成物に使用され得る湿潤剤は、本発明の表面活性を上げると本分野において知られた構成物のいずれかを含む。
【0094】
この考えに基づいて、界面活性剤、特に非イオン性界面活性剤も本発明において有用となり得る。本発明において有用な非イオン性界面活性剤は、エチレンオキシド成分、プロピレンオキシド成分、並びにその混合物、及びヘテリック(heteric)又はブロック形成のいずれかにおけるエチレンオキシド−プロピレンオキシド成分を含むものである。さらに、アルキルエチレンオキシド化合物、アルキルプロピレンオキシド化合物、並びにそれらの混合物、及びエチレンオキシドプロピレンオキシド成分がヘテリック又はブロック形成のいずれかであるアルキルエチレンオキシド−プロピレンオキシド化合物を含む非イオン性界面活性剤は、本発明に有用である。さらに、エチレンオキシドとプロピレンオキシド成分がいずれかのランダム又は秩序パターンとなり、かついずれかの特定の長さとなり得るアルキル鎖に連結するエチレンオキシド−プロピレンオキシド成分のいずれかの混合物又は組み合わせを有する非イオン性界面活性剤は、本発明に有用である。本発明に有用な非イオン性界面活性剤は、ブロック及びヘテリックなエチレンオキシドプロピレンオキシド又はエチレンオキシド−プロピレンオキシド(例えば、エチレンジアミンエチレンオキシド、エチレンジアミンプロピレンオキシド、それらの混合物、及び商標名Tetrinicとして販売されているものを含むエチレンジアミンEO−PO化合物)のランダム部分も含む。
【0095】
本発明の方法において使用される組成物は、消泡を補助するのに必要なものとして、更なる成分も含み得る。
【0096】
通常、本発明において使用され得る消泡剤は、シリカ及びシリコン;脂肪酸又はエステル;アルコール;硫酸塩又はスルホン酸塩;アミン又はアミド;フルオロクロロハイドロカーボンの如きハロゲン化合物;植物油、ろう、鉱油、並びにそれらの硫酸塩誘導体;アルカリ、アルカリ土類金属せっけんの如き脂肪酸せっけん;並びにアルカリ及びアルカリ二リン酸塩、特にリン酸トリブチルの如きリン酸塩、及びリン酸;そしてそれらの混合物を含む。
【0097】
適用方法
さらなる態様において、物質を酸化又は殺菌する方法が開示され、ここで当該方法は、本発明の2部酸化システムの第1部分と第2部分を混合することにより形成される組成物の有効量と当該物質を接触させることを含む。これに関連して、当該物質は、例えば、肉、鶏肉、海産物、果物、及び野菜の如き食品、処理又は輸送水、塗装面、布地、ヒト、及び動物の必要とする又は有用となり得るいずれかの表面又は材料となり得る。
【0098】
肉、鶏肉、海産物、果物、及び野菜
殺菌組成物は、肉、鶏肉、海産物、果物、及び野菜の如き食品表面に適用され、腐敗微生物、及び病原微生物の如き微生物を低減させる。食品における微生物の存在は、低品質製品の消費者認識から規制検査及び制裁まで、食品による疾患や死の全てを引き起こし得る。微生物の例は、疾患を引き起こす病原微生物{例えば、リステリア菌(Listeria monocytogenes)、腸出血性大腸菌(Escherichia coli)、サルモネラ菌(Salmonella)など}、並びに最終食品の味、色、及び/又は臭いに影響を与え得る腐敗微生物{例えば、プセウドモナス(Pseudomonas)、アシネトバクター(Acinetobacter)、モラクセラ(Moraxella)、アルカリゲネス(Alcaligenes)、フラボバクテリウム(Flavobacterium)、Erwiniaなど}を含む。
【0099】
本発明の組成物は、ヒト又は動物により消費されるいずれかの食品に適用され得る。食品は、食料と飲料の両方を含み、特に、肉、鶏肉、海産物、果物、及び野菜を含む。肉製品の非制限的な例は、牛肉、豚肉、子牛の肉、バッファローの肉又はラム肉を含むいずれかの動物の筋肉又はそれらのいずれかの部分を含む。海産物の非制限的な例は、ホタテ貝、エビ、カニ、タコ、イシガイ、イカ又はロブスターを含む。鶏肉の非制限的な例は、ニワトリ、七面鳥、ダチョウ、狩猟用雌鳥、ひな鳥、ホロホロ鳥(guinea foul)、キジ、アヒル、ガチョウ、及びエミューを含む。果物と野菜の非制限的な例は、かんきつ類の果実、果樹の実、トロピカルフルーツ、ベリー、レタス、インゲンマメ、エンドウマメ、ニンジン、トマト、マッシュルーム、ポテト、根菜、穀物(例えば、トウモロコシ、小麦、オート麦、及び動物の飼料)、スプラウト、種子、及びナッツを含む。
【0100】
肉、鶏肉、海産物、果物、及び野菜を殺菌する際、本発明の組成物を食品にスプレー、噴霧、ロールすること、及び泡を出すこと、並びに当該食品を当該組成物中に浸すことを含むいくつかの方法で、本発明の組成物は当該食品の表面に適用され得る。前記殺菌組成物を注射液の如き注入により適用し得る、あるいは前記抗菌性組成物を、前記食品に適用されるマリネ又は肉たたきの一環として適用し得る。当該組成物の適用は、圧力、摩擦、ブラッシングなどによるスプレーの如き物理的かくはんで混合され得る。当該組成物の適用は手動となり得、又はスプレー室において適用され得る。当該殺菌組成物は、いったん食品に使用された後、廃棄又はリサイクルされ得る。
【0101】
スプレー室を使用する際、当該スプレー室は、その要素内に前記組成物を実質的に制限する。生産ラインは、前記食品を、当該スプレー室の通路を経由してスプレーヘッドに移動する、ここで当該食品は当該スプレー室内でのスプレーによりその外表面全てにスプレーされる。前記組成物の完全な被覆及び排水後、当該食品は当該スプレー室を出る。当該スプレー室は、当該組成物を適用するために使用され得る水蒸気噴流(スチームジェット)を含み得る。これらの水蒸気噴流は、冷却水との組み合わせにおいて使用され得、この当該食品に及ぶ処理が65℃未満又は60℃未満であることを保証する。当該組成物の温度を下げることは、当該食品を当該組成物の温度により変化させず又は調理されないことを保証する。当該スプレーパターンは、実質的にいずれかの有用なスプレーパターンとなり得る。
【0102】
前記スプレーは、連続大気中における霧粒子の分散として噴射装置を出る霧原料を含み得る。かかるスプレーは、明確なパターンを持たない。当該スプレーは、円錐噴霧の如きパターンを有し得、その円錐噴霧において当該スプレーの境界線の間の角は、180°未満〜約5°に変化する。他のスプレーパターンも使用され得る。我々は、ひとつの好ましいスプレーパターンは、スプレーが実質的に平面形態であり、端から端までの平面スプレーの広がりの角度が約20°又はそれ未満、好ましくは約15°又はそれ未満である、スプレーヘッドを出る「ファン」スプレーパターンを含むことを見出した。我々は、かかるスプレーが増大された機械作用と物質上への殺菌組成物の効果により好まれることを見出した。かかる狭角ファンスプレーが食品を処理するためにスプレーキャビネット筐体において使用されるとき、当該スプレーヘッドと食品との最適な距離が約100センチメートル未満、好ましくは約20〜80センチメートル、最も好ましくは約30〜50センチメートルであることを見出した。かかる配置効果は、微生物の効果的な低減のために殺菌組成物を食品に移す。全円錐スプレーノズルいくつかの適用において有用である。
【0103】
スプレーが最適な適用方法かどうか考慮される必要がある多くの要素がある。決定される第1要素は、前記組成物が前記食品上にスプレーされる際の圧力である。いくつかの重要な結果と共に25psi(ゲージ)と同程度の低さのスプレー圧が使用され得る間、約25、50、100、150psi超、及びより好ましくは約200psi超のより高いスプレー圧は、食品表面上、及び当該食品表面上に残る微生物への当該スプレーの機械作用より、微生物の数を低減するのに有用である。当該スプレー作用は、65℃未満の温度で最も良くなる。もし増大されたスプレー圧を使用するならば、前記殺菌組成物はより低い温度で適用され得、実質的に省エネルギーを潜在的にもたらす可能性がある。
【0104】
もちろん、適用スプレー持続時間と抗菌効果との関係は明らかである。大抵のスプレー持続時間は約10秒間の短さで使用され得、好ましいスプレー持続時間が約10〜約30秒間であることを発見している。理論に拘束されることなく、より高いスプレー圧の使用によりもたらされる前記増大された抗菌効果は、食品の表面に浸透する際の改善、特に、当該食品表面のしわ、及びすき間に到達するための増大された能力のせいであると考えられる。さらに、理論に拘束されることなく、より長い処理時間によりもたらされる増大された抗菌作用は、食品の表面から(それ故、付着微生物の表面から)「使用済み」溶液を移動させ、新鮮なそのままのAC組成物で置換する際の改善のせいであると考えられる。
【0105】
前記食品は、多量の殺菌組成物を含む容器にも浸され得る。当該殺菌組成物は、好ましくはかくはんされ、この溶液の効果、及び当該溶液が食品に付着する微生物を殺す早さを増大する。かくはんは、超音波手段を含む溶液を通して空気を泡立てることによるエアレーション、あるいはろ過器、へら、ブラシ又は液体ジェットを引くポンプのごとき機械手段によるエアレーションを含む慣習的な手段により入手され得る。当該殺菌組成物は、微生物を殺す際の当該溶液の効果を増大するために加熱もされ得る。
【0106】
本発明の態様において、前記食品は、発泡型の前記組成物で処理され得る。当該発泡は、使用時に起泡界面活性剤を当該殺菌組成物と混合することにより作製され得る。当該起泡界面活性剤は、天然に非イオン性、アニオン性又はカチオン性となり得る。有用な界面活性剤型の例は、非制限的に、アルコールエトキシレート、アルコールエトキシレートカルボン酸塩、アミンオキシド、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、スルホン酸塩、第4級アンモニウム化合物、アルキルサルコシネート、ベタイン、及びアルキルアミドを含む。当該起泡界面活性剤は、使用時に当該殺菌組成物と混合され得る。発泡剤の使用溶液レベルは、約50ppmから約2.0重量%である。使用時、圧縮空気を当該溶液に注入し得、次いで、タンク起泡器又は吸引壁かけ起泡器の如き泡沫適用装置を通じて食品に適用する。
【0107】
本発明の態様において、前記食品は、粘度の高い又はゲル化された前記組成物で処理され得る。粘度の高い又はゲル化された状態において、当該殺菌組成物は、より長い時間当該食品と接触したままとなり、それ故、抗微生物効果を増大する。当該粘度の高い又はゲル化された溶液は、垂直面にも付着するだろう。当該殺菌組成物は、キサンタンガム、ポリマー増粘剤、セルロース増粘剤などの如き既存技術を使用し粘度を高く又はゲル化され得る。アミンオキシド、及びアニオン性対イオンの如き棒状ミセル形成系も使用され得るだろう。増粘剤又はゲル化剤の通常の使用レベルは、約100ppmから10wt%である。
【0108】
本発明の態様において、前記食品は、前記殺菌組成物の帯電したスプレーで処理され得る。前記殺菌組成物は、誘導的帯電法を含む慣習的な静電スプレー技術を使用することにより帯電液滴としてスプレー適用され得る。帯電液滴として、当該殺菌組成物は、食品表面の如き反対に又は異なって帯電された表面に引き付けられるだろう。結論として、より多くの組成物を当該食品表面に適用すれば、意図した標的を外す組成物{通常スプレーしぶき(オーバースプレー)と呼ばれる}は少なくなるだろう。当該帯電液滴は、当該食品表面上に均一な分散組成物層も提供するだろう。当該帯電液滴の大きさは、約10ミクロン〜約500ミクロンの範囲となるだろう。
【0109】
本発明の他の態様において、前記食品は、前記殺菌組成物を適用する前、前記殺菌組成物の適用中、あるいは前記殺菌組成物を適用後のいずれかに、真空処理に供され得る。当該殺菌組成物の適用と併用して当該食品を真空処理に供するとき、当該殺菌組成物の当該食品構造への浸透は促進される。結果として、抗微生物効果は改良される。使用される真空量は、水銀柱約2インチ〜水銀柱約29インチである。この態様は、肉及び鶏肉屠体(カーカス)の如き屠体に使用するときに特に効果的である。
【0110】
本発明の他の態様において、前記食品は、前記殺菌組成物の適用後、活性化光源に供され得る。当該活性化光源は、当該殺菌組成物の抗微生物効果を改善し得る。当該光源は、紫外線、赤外線、可視領域、あるいはそれらの組み合わせとなり得る。
【0111】
前記殺菌組成物は、当該殺菌組成物の適用前、その最中、その後のいずれかで生じる熱介入プロセスと場合により組み合わされ得る。当該熱介入プロセスは、熱水又は乾熱を使用し得る。熱水熱プロセスの場合、食品を大気圧でチャンバーに封入する。当該チャンバーを凝縮蒸気(最終的に分割された液体水)で短時間満たし、すばやく排出し、次いで、当該食品の褐色化又は変色を防ぐために冷却する。当該蒸気熱プロセスの持続時間は約5秒間から約30秒間となり得る。当該チャンバー温度は約50℃〜約98℃に達し得る。同様に乾熱の場合、食品をチャンバーに入れ、そこに加熱空気を送り込む。当該空気は約65℃〜約260℃に加熱される。当該食品を、約5〜約30秒間、加熱空気との接触に供し、当該チャンバーを排気し、そして当該食品を冷却する。
【0112】
肉、鶏肉、海産物、果物、及び野菜の如き食品に前記組成物を適用するとき、湿潤剤、ハイドロトロープ、増粘剤、界面活性剤、発泡剤、顔料、染料などの如き、さらなる機能性原料を有する殺菌組成物を配合することが望まれ得る。添加され得るさらなる機能性原料の例は、本明細書中の機能性原料の部分に記載される。さらに、本発明の殺菌組成物を食品に適用するとき、当該食品に直接適用され得、かつ当該食品のリンスを必要としないGRAS(安全食品認定)又は食品添加物原料を使用して当該殺菌組成物を配合することが利点となり得る。
【0113】
前記組成物は、好ましくは、微生物数における少なくとも1log10減少値で、及び好ましくは2log10減少値又は3log10減少値で製造する。
【0114】
食品のポンドあたりの溶液量はAC組成物の抗菌効果における重要な要因であることがわかっている。好ましい鶏肉、魚、果物、及び野菜、並びに赤肉の数片/切り取った部分は、ディップ及びスプレー適用において食品の0.5oz/lb〜3.0oz/lb、より好ましくは1.0〜2.0oz/lbである。牛肉屠体について、好ましい量は、牛の肋肉あたり0.5〜2.5ガロンの範囲であり、より好ましくは1.0〜2.0ガロン/肋肉である。
【0115】
殺菌組成物での食品の処理は、米国特許第5,389,390号、同第5,409,713号、同第6,063,425号、同第6,183,807号、同第6,113,963号、同第6,514,556号、及び同第6,545,047号により詳細に記載され、その全開示内容を引用により本明細書中に援用する。
【0116】
処理水又は輸送水
食品に前記殺菌組成物を適用することに加えて、果物、野菜、穀物、スプラウト、種子、及びナッツの如き食品を輸送する、及び/又は保存するために使用される水に当該殺菌組成物を添加し得る。例えば、特定の適用において、処理プラントで使用される食品処理装置により食品は水流を通じて輸送され得る。摘まれた後、果物、野菜、スプラウト、種子、及びナッツは、水路系に導入され、そこで水は、輸送媒体、及び洗浄媒体として作用する。水は、除荷部から最終の貯蔵又はパッケージ又は処理部へ食品を支え輸送するために使用され得る。輸送の間、水は、初期位置から最終ステーションに食品を運び、最終ステーションで、当該食品は水から除かれパッケージされる。各ステージにおける水は、沈殿物及び可溶性物質の多くの形態におけるさまざまな程度の有機負荷を有し得る。この水はリサイクルされ得る。
【0117】
水は、パッケージングに先立ち、何らかの方法で、食物を進め、洗浄し、冷却し、調理し又は反対に修飾するために、いくつかの系及びステージにおいても使用され得る。上記のような処理水は、時々、一回使用され廃棄され得る。しかしながら、多くの場合、この処理水の大部分は、再利用され、それ故、有機汚染や微生物汚染に供される。処理水のあるステージにおいて、流れは、食品を輸送するためにも使用される。他のステージにおいて、当該処理水は、別個の流れとなり、輸送流とは別にリサイクルされ得る。いずれの場合でも、水中に新たに形質転換された微生物の成長を提供するならば、当該処理水は食品からの有機物質で汚染される。例示的な異なる型の処理水は、野菜洗浄型、野菜冷却バスケット型、鶏肉冷却型、及び肉洗浄型である。
【0118】
食品の種類、並びに沈殿物や可溶性物質の存在する場合によっては、水、水路、及び他の輸送又は処理装置は、望まない微生物の増殖に供され得る。これらの微生物は、通常、食品、水、水路にとって望まれず、ヘドロの全水接触面又は除去するために頻繁な清掃を必要とするバイオフィルムへの蓄積を引き起こし得る。さらに、輸送水、処理水、及び装置は食品に接触するので、望まない微生物の制御に、微生物を含む食品接触環境により作られる一定の問題がある。
【0119】
上述において、前記輸送又は処理水は、パッケージングに先立ち、前記食品に接触するとされている。パッケージングの後で、一定の型の食品を処理するために使用される流れもある。ある食品は、金属、ガラス又はプラスチック容器(例えば、瓶ビール、パスツール殺菌器、缶調理器具、缶冷却器)からなるパッケージに入れられた後、しばしば加熱され、冷却され、又は別の方法で処理される。全ての場合において、食品による前記水流の汚染は、欠陥パッケージング又はパッケージング作業間における当該パッケージの外部流出により起きる。これらのパッケージされた食品処理の流れも、それ故、パッケージ処理及び輸送水と同様に、望まれない微生物増殖、及び高濃度の有機物質に供される。
【0120】
本発明の殺菌組成物は、輸送、洗浄、冷却、加熱、調理又は別な方法により食品を修飾するために使用される水における微生物の存在を低減するために使用され得る。さらに、当該殺菌組成物は、水路の水、冷却タワー水、家畜飲料水、並びに装置及び工場洗浄溶液に使用され得る。輸送水又は処理流水における殺菌組成物の使用は、米国特許第5,409,713号、及び同第5,674,583号により詳細に記載され、その全内容を引用により本願明細書中に援用する。
【0121】
前記組成物は、本明細書中に記載されるものの如きさらなる機能性原料を含み得る。当該殺菌組成物を処理水又は輸送水に適用するとき、GRAS又は食品添加物成分を使用することが好ましい。
【0122】
前記組成物は、好ましくは、微生物数において少なくとも1log10減少値で、好ましくは2log10減少値又は3log10減少値で製造する。
【0123】
塗装面、及び布地
本発明の酸化組成物、及び殺菌組成物は、乳加工、醸造、及び食品加工工場の如き処理設備;病院、クリニック、外科センター、歯科医院、及び研究所の如き医療施設;老人ホーム、精神病棟の如き長期ケア施設;並びに消費者の自宅において使用される塗装面、及び布地を殺菌、参加、及び/又は漂白するために使用され得る。
【0124】
前記酸化組成物、及び殺菌組成物は、床、壁、天井、及びドレインの如き環境表面を殺菌するために使用され得る。当該組成物は、食品加工設備、乳加工設備、醸造設備などの如き設備を殺菌するために使用され得る。当該組成物は、医療道具や器具、歯医者の道具や器具、並びに医療産業、及び業務用キッチンにおいて使用される器材、ナイフ、ポットの如き製品、平鍋(パン)、及び皿、切断装置などを殺菌するために使用され得る。当該組成物は、食品加工施設、乳加工施設、及び醸造施設における食品接触面、調理台、家具、シンクなどを含む様々な表面を殺菌するために使用され得る。最後に、当該組成物は、衣類、防護服、研究服、手術用服、患者用衣類、カーペット、寝具類、タオル、リネンなどの如き布地を殺菌及び漂白するために使用され得る。
【0125】
前記組成物は、表面を当該組成物に浸すこと、当該組成物中で表面を漬けること、表面上にスプレーすること、ふくこと、発泡すること、噴霧すること、ロールすること、及び噴射することにより使用され得る。当該組成物は、手作業で、あるいはスプレー器、発泡器などの如き装置を使用して適用され得る。前記組成物は、商品洗浄器又は洗濯機の如き機械の中でも使用され得る。当該組成物は、大気温度を含む様々な温度で、あるいは約4℃〜約65℃の範囲の使用温度で適用され得る。
【0126】
前記組成物は、上記の如きさらなる機能性原料を含み得る。塗装面又は布地に酸化組成物、及び殺菌組成物を適用するとき、当該組成物は、当該塗装面又は布地の微生物数において、好ましくは、少なくとも1log10減少値、及び好ましくは少なくとも2log10減少値又は3log10減少値を作製する。
【0127】
塗装面を殺菌する方法は、米国特許第5,200,189号、同第5,314,687号、及び同第5,718,910号により詳細に記載され、その全開示内容を引用により本願明細書中に援用する。
【0128】
ヒト、及び動物
本発明の組成物は、例えば抗菌スキンケア組成物、乳頭浸液又はひづめ処置として、ヒト、及び動物に適用され得る。
【0129】
ヒトの適切なスキンケアは、細菌、疾患、及び他の汚染の拡散を低減する効果的な方法として長年引用されている。適切なスキンケアは、医療産業、患者治療産業、及び食品や飲料産業の如きバクテリアや微生物が特に問題となる業界において特に重要である。従って、本発明は、抗菌せっけん、抗菌ハンドローション、抗菌ハンドサニタイザー、手術用手洗い消毒、医療職員用ハンドウォッシュ、及び注射部位用消毒剤、あるいは患者の術前部位の準備として使用されるように配合され得る。スキンケア組成物としての使用のための本発明の組成物を配合するとき、当該組成物の効果を増大する他の原料を組み入れること、あるいはスキンコンディショナー、乳化剤、増粘剤などの如きさらなる利点を添加することが望ましい。
【0130】
本発明の組成物は、例えば乳頭浸液として、動物に適用するためにも配合され得る。商業的な乳頭浸液は、乳牛群におけるウシ乳腺炎を低減する方法として知られている。乳腺炎は、ミルク製造者が直面する最も一般的で経済的に費用のかかる疾患の内の1つである。経済的な損失は、劣ったミルクの質、より低いミルク生産、及び慢性感染動物の可能性のある処分をもたらす。搾乳の前後の量における殺菌剤溶液の使用は乳腺炎を防ぐために優れた成功を治めたことがわかっている、特にAC組成物ベースの殺菌剤であり、例えば、米国特許第6,524,624号、及び同第6,699,510号に記載されるものがあり、その全内容は引用により本願明細書中に援用される。
【0131】
本発明の組成物を乳頭浸液として配合するとき、当該組成物の効果を促進するさらなる成分、あるいは殺菌剤が適切に適用されていることの農業従事者にとっての指標として作用する色の如きさらなる利点を提供するさらなる成分、及び当該乳頭浸液組成物が動物の乳頭に付着することを可能とするためのレオロジー修飾剤又は増粘剤を添加することが望まれ得る。
【0132】
最後に、前記組成物は、疾患の拡大を防ぐために農場用フット・バス又はひづめ処理剤として使用されるために配合され得る。例えば、前記組成物は、農作業者が当該組成物を通って歩き、その結果、彼らのブーツのいずれの微生物を拡散から防ぐために配合され得る。あるいは、当該組成物は、動物が当該組成物を通って歩き、その結果、微生物の拡散を防ぎ、さらに当該動物のひづめにおけるいずれかの感染を治療する機会を提供するように配合され得る。当該組成物がフット・バス又はひづめ処理剤として配合されるとき、水で薄められた液体、及び発泡体を含む様々な物理的形状で配合され得る。
【0133】
混合方法
本発明の更なる態様において、本発明は、2部酸化/殺菌システムの第1部分と第2部分を混合することを含む組成物を製造するための方法に関する。ある態様において、当該第1部分、及び第2部分は、両方とも、水溶液、エマルジョン、マイクロエマルジョン、クリーム又はゲルとなり得、等量又は異なる量で混合されるように適合される。他の態様において、第1部分又は第2部分の少なくとも1つは、濃縮された非水又は固形形態であり、そして、当該濃縮された非水又は固形形態は、まず水で又は水中に希釈され、次いで他の部分と混合される。あるいは、当該希釈又は溶解ステップは、他の部分との混合に先立ち、あるいは混合と同時に、生じ得る。
【0134】
前記組成物は、1つの容器内で混合され得、次いで、その後、分配される。あるいは、前記組成物は、別々に分配され、そして所望の表面上で混合され得る。例えば、前記2部酸化システムの個々の成分は、2部スプレーボトルの分離チャンバー中に配置され得、当該個々の成分はスプレーされた後に表面上で混合される。当該個々の成分は、食品のためのスプレーキャビネット、洗濯機又は商品洗浄機の如き設備中で混合され得る。
【0135】
以下の実施例は、例示目的のために提示するものであり、制限されることを意図しない。
【実施例】
【0136】
廃水処理試験方法
前記廃水試験方法を使用し、クエン酸ベースの酸性亜塩素酸ナトリウム式対重硫酸ナトリウムベースの酸性亜塩素酸ナトリウム式が様々な廃水特性に与える影響を試験した。酸性亜塩素酸ナトリウム使用溶液を、クエン酸、及び重硫酸ナトリウムを使用して作製した。当該クエン酸式、及び重硫酸ナトリウム式を作製し、混合し、そして表2に示すように希釈した。
【0137】
【表2】

【0138】
この試験は、ジャーテスト・プロフィール(Jar Test Profile)(ASTM Designation:D2035−80 Standard Practice for Coagulation−Flocculation Jar Test of Water)を使用した、その全内容を本願明細書中に援用する。この試験のために、廃水を、ニワトリ処理工場の廃水流から取り出した。
【0139】
抗微生物効果試験
抗微生物効果試験を、大腸菌(Escherichia coli)、サルモネラ菌(Salmonella)、及びカンピロバクター(Campylobacter)に対して、表2のクエン酸式と重硫酸ナトリウム式の効果を比較するために使用した。この試験のために、前記酸性亜塩素酸ナトリウム溶液を、1000ppmの亜塩素酸ナトリウムの濃度でニワトリ処理工場の冷却後浸漬タンク内に置いた。当該浸漬タンクの温度は、当該工場に入ってくる水の温度(約50〜70°F)だった。当該試験を、ニワトリ処理工場で実施した。試験の間、ニワトリの屠体を、冷蔵庫から取り出して当該浸漬タンク内に入れた。当該屠体を、約15秒間、浸漬タンクに置いた。屠体を無作為に取り上げ、そしてUSDA Bird Rinse Protocol(その全内容を本願明細書中に援用する)に供し、酸性亜塩素酸ナトリウム溶液の抗微生物効果を測定した。対照として、トリを当該冷蔵庫の後で当該浸漬タンクの前のラインから取り上げ、USDA Bird Rinse Protocolにも供した。実験的試験と対照試験の両方について、発生カウントの数を記録した、これはもしバクテリアが1つの屠体に見つかったとしたら1発生カウントを記録することを意味する。
【0140】
実施例1
硫酸鉄の添加がCODに与える影響
前述のように、溶液中の粒子から電荷を除去し、当該粒子が最上部に浮遊しすくい取られ除去されるより大きな粒子を形成しやすくさせるために、凝固剤は廃水処理中にしばしば使用される。しかしながら、酸性亜塩素酸塩ナトリウム溶液が廃水中に存在するとき、亜塩素酸ナトリウム溶液を作製するために使用された酸の型は、当該廃水処理プロセスに影響を与え得る。実施例1は、表2の酸性亜塩素酸ナトリウム溶液が存在するときの、既知の凝固剤、硫酸鉄がCOD(化学的酸素要求量)に与える影響を試験した。この実施例のために、前記廃水処理試験方法を使用した。廃水サンプルを取り上げた後、様々な濃度の硫酸鉄を当該サンプルに添加した。次いで、当該サンプルをJar Test Profileに供し、COD(mg/L)を記録した。
【0141】
図1、及び図2は、クエン酸、及び重硫酸ナトリウムで作製された亜塩素酸ナトリウム組成物がCODに与える影響を示す。当該CODは、水中の有機物のレベルの測定値である。有機物は、水中のバクテリア増殖の一因となるので望まれない。高いCODは、高い水中の有機物レベルが高く、それらの有機物を除去しなければならないことを意味する。それ故、CODが低ければ、有機物を除去するためにその廃水を処理する必要も少ない。
【0142】
図1、及び図2において、硫酸鉄濃度が増大するにつれて、クエン酸式と重硫酸ナトリウム式の両方について、CODレベルが低減する。最初は、当該重硫酸ナトリウム式がクエン酸式よりも高い。しかしながら、硫酸塩の濃度が140mg/Lに達した後、重硫酸ナトリウム式はクエン酸式よりも低いCODを有し始める。廃水処理における目的はできるだけ低いCODを得ることなので、凝固剤である硫酸鉄の濃度が増大することを理由として重硫酸ナトリウムはクエン酸よりも好まれ、重硫酸ナトリウムが2つの酸の内より低いCOD値を有することは明らかである。
【0143】
実施例2
リン除去における硫酸鉄の添加の影響
さらに、硫酸鉄は、廃水処理に使用される既知の凝固剤であって、廃水中の酸性亜塩素酸ナトリウム溶液と反応し得る。前述のように、リンは、除去されなければならない廃水中に存在する多くの種の内の1つである。実施例2は、前記表2の酸性亜塩素酸ナトリウム溶液が存在するとき、硫酸鉄濃度が廃水中のリン値に与える影響を試験した。この実施例について、前記廃水処理試験方法を使用した。廃水サンプルを取り上げた後、様々な濃度の硫酸鉄を当該サンプルに添加した。次いで、当該サンプルをJar Test Profileに供し、リン(mg/L)を記録した。
【0144】
図3は、クエン酸、及び重硫酸ナトリウムと共に作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物が廃水中のリン値に与える影響を示す。前記重硫酸ナトリウム式は、常に、より低い排水中のリン値を示す。しかしながら、当該重硫酸鉄濃度が140mg/Lに達するとき、廃水中のリン値は、重硫酸ナトリウム式について著しく落ちる。いったん硫酸鉄濃度が200mg/Lに達すると、重硫酸ナトリウム式による廃水中のリン値はほとんどゼロとなり、一方、クエン酸式についての水中のリン値はまだ6.00である。重硫酸ナトリウム式の廃水中のリンの低値は、当該重硫酸ナトリウム式をクエン酸式よりも所望のものとする、というのは、プラントは、より容易にリンを除去できるだろし、リンの処分に支払う必要がなくなり又は環境にリンを放出するために課された料金を支払う必要がないだろうからである。
【0145】
実施例3
硫酸鉄が濁度に与える影響
上述のように、廃水中の高い濁度又は高い固形物濃度は、いくつかの理由により望まれない。高い濁度は、バクテリアが増殖するための場所を作り出す。高い濁度は、実施例1に記載された理由により望まれないCODも増大する。最終的に、高い濁度又は高い固形物濃度は、特に飲料水において、審美的に望まれない。実施例3は、前記表2の酸性亜塩素酸ナトリウム溶液が存在するときの硫酸鉄濃度が廃水中の濁度に与える影響を試験した。この実施例について、前記廃水処理試験方法を使用した。廃水サンプルを取り上げた後、様々な濃度の硫酸鉄を当該サンプルに添加した。次いで、当該サンプルをJar Test Profileに供し、濁度を記録した。
【0146】
図4は、クエン酸、及び重硫酸ナトリウムと共に作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物が廃水の濁度に与える影響を示す。最初、重硫酸ナトリウム式は、クエン酸式より高い濁度を有して始まっている。しかしながら、当該重硫酸ナトリウム溶液は、濁度に関して、クエン酸溶液より下に素早く落ちる。硫酸鉄濃度が160mg/Lに達するにつれて、クエン酸式の約225FTUと比較して、重硫酸ナトリウム溶液は50FTUとなる。硫酸鉄濃度が約200mg/Lに達するにつれて、重硫酸ナトリウム式は0に達し、一方、クエン酸式は約150である。
【0147】
実施例4
硫酸鉄がpHに与える影響
廃水を環境に放出するために、当該廃水は、通常、5〜9の範囲のpHを有する必要がある。もし当該pHが低すぎると、pHを5〜9に増大させるために化学物質を添加することが必要となり、廃水処理にかかる費用が増大する。実施例4は、前記表2の酸性亜塩素酸ナトリウム溶液が存在するときの硫酸鉄濃度がpHに与える影響を試験した。この実施例について、前記廃水処理試験方法を使用した。廃水サンプルを取り上げた後、様々な濃度の硫酸鉄を当該サンプルに添加した。次いで、当該サンプルをJar Test Profileに供し、pHを記録した。
【0148】
図5は、クエン酸、及び重硫酸ナトリウムで作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物が廃水のpHに与える影響を示す。概して、重硫酸ナトリウムベース溶液のpHは、常に、5〜8のままであり、一方、硫酸鉄の濃度が200mg/Lに達するにつれて、クエン酸ベース溶液のpHは5より下に落ちる。いったんクエン酸溶液のpHが5より下に落ちたら、廃水を環境に排出する前に5未満のpHを増大させるために化学物質を添加することが必要になり、廃水処理の費用を増大させるだろう。それ故、当該硫酸ナトリウム溶液はより好まれるだろう、なぜならばpHが常に5超であり、さらなる化学物質を添加する必要がないからである。
【0149】
実施例5
大腸菌(Escherichia coli)に対する抗菌効果
実施例5は、大腸菌(Escherichia coli)に対する前記表2に記載の酸性亜塩素酸ナトリウム溶液の抗菌効果を試験した。この実施例について、前記抗菌効果試験を使用し、発生カウントの数を記録した。酸性亜塩素酸ナトリウム塩溶液を、大きなニワトリ屠体及び小さなニワトリ屠体に対して試験した。40羽のニワトリ屠体を各々対照及び実験的なものについて試験した。
【0150】
図6は、大きな及び小さなニワトリ屠体における大腸菌(Escherichia coli)に対する、クエン酸及び重硫酸ナトリウムで作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物の抗菌効果を示す。図6は、重硫酸ナトリウム式は、クエン酸ベース式の抗菌効果と同程度の有利な効果を有することを示す。小さな屠体に関して試験されたときのクエン酸ベース式と重硫酸ナトリウムベース式の両方は、ゼロ発生カウントである。使用された抗菌効果試験は、1cfu/ml未満のより低い検出限界を有する。
【0151】
実施例6
サルモネラ菌に対する抗菌効果
実施例6は、サルモネラ菌に対する前記表2に記載の酸性亜塩素酸ナトリウム溶液の抗菌効果を試験した。この実施例について、前記抗菌効果試験を使用し、発生カウントの数を記録した。酸性亜塩素酸ナトリウム塩溶液を、大きなニワトリ屠体及び小さなニワトリ屠体に対して試験した。40羽のニワトリ屠体を各々対照及び実験的なものについて試験した。
【0152】
図7は、大きな及び小さなニワトリ屠体におけるサルモネラ菌に対する、クエン酸及び重硫酸ナトリウムで作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物の抗菌効果を示す。図7は、重硫酸ナトリウム式は、クエン酸ベース式の抗菌効果と同程度の有利な効果を有することを示す。重硫酸ナトリウム式で処理されたニワトリ屠体についての発生カウントの数は、クエン酸ベース式で処理されたニワトリ屠体についてのものより高いが、重硫酸ナトリウム対照についての発生カウントの数は、クエン酸対照についての発生カウントの数よりも著しく高かった。
【0153】
実施例7
カンピロバクターに対する抗菌効果
実施例7は、カンピロバクターに対する前記表2に記載の酸性亜塩素酸ナトリウム溶液の抗菌効果を試験した。この実施例について、前記抗菌効果試験を使用し、発生カウントの数を記録した。酸性亜塩素酸ナトリウム塩溶液を、大きなニワトリ屠体及び小さなニワトリ屠体に対して試験した。40羽のニワトリ屠体を各々対照及び実験的なものについて試験した。
【0154】
図8は、大きな及び小さなニワトリ屠体におけるカンピロバクターに対して、クエン酸で作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物の効果は、重硫酸ナトリウムで作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物の抗菌効果よりほんのわずかながら良い効果であることを示す。重硫酸ナトリウムで作製された酸性亜塩素酸ナトリウム組成物は、それでも、大きな及び小さなニワトリ屠体における発生カウントの数を低減することに非常に有効である。
【0155】
例証のための本発明の特定の態様を記載したけれども、本発明の本質及び範囲を逸脱することなく様々な変更がされ得ることが、上記から理解されるだろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲による場合を除き、限定されない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
混合すると水性酸化組成物を産生するように適合された第1部分及び第2部分を含む2部酸化システムであって、当該第1部分が亜塩素酸塩を含み、当該第2部分が重硫酸ナトリウム又はin situで重硫酸イオンを提供する化学的部分を含む、上記酸化システム。
【請求項2】
前記化学的部分が、硫酸水素カリウム、硫酸水素セシウム、及び緩衝硫酸からなる群より選択される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記亜塩素酸塩が、金属亜塩素酸塩である、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記金属亜塩素酸塩が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属亜塩素酸塩である、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記金属亜塩素酸塩が、亜塩素酸ナトリウム又は亜塩素酸カリウムである、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記亜塩素酸塩が、前記第2部分と混合されたときに前記酸化組成物中で約0.001重量%〜約2.0重量%の濃度となるような量で前記第1部分に存在する、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記酸が、前記第1部分と混合されたときに前記酸化組成物中で約0.001重量%〜約2.0重量%の濃度となるような量で前記第2部分に存在する、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記酸が、前記第1部分と混合されたときに前記酸化組成物のpHが約1〜約4となるような量で前記第2部分に存在する、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記第1部分と第2部分の両方が、独立して、水溶液、エマルジョン、マイクロエマルジョン、クリーム、ゲル、固形ブロック、タブレット、粉末、ペレット又は顆粒の形態である、前記請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記第1部分、第2部分又はその両方が、キレート剤、付加的酸、ハイドロトロープ、増粘剤又はゲル化剤、追加的な抗菌剤、担体、湿潤剤又は消泡剤、発泡剤、ビルダー、テキストの修飾要素、被膜剤、レオロジー修飾要素、界面活性剤、香料補助剤、着色料、香料、皮膚調整剤、及びそれらの混合物からなる群より選択される追加の機能性原料をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
塗装面、動物表面、ヒト表面、食物表面、肉表面、家きん表面、海産物表面、果物表面、野菜表面、繊維表面からなる群より選択される表面、及び流体に、請求項1に記載のシステムで得られる酸化組成物を適用することを含む、表面を酸化する方法。
【請求項12】
混合すると水性殺菌組成物を産生するように適合された第1部分及び第2部分を含む2部殺菌システムであって、当該第1部分が亜塩素酸塩を含み、当該第2部分が重硫酸ナトリウム又はin situで重硫酸イオンを提供する化学的部分を含む、上記殺菌システム。
【請求項13】
前記化学的部分が、硫酸水素カリウム、硫酸水素セシウム、及び緩衝硫酸からなる群より選択される、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記亜塩素酸塩が、金属亜塩素酸塩である、請求項12に記載のシステム。
【請求項15】
前記金属亜塩素酸塩が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属亜塩素酸塩である、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記金属亜塩素酸塩が、亜塩素酸ナトリウム又は亜塩素酸カリウムである、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記亜塩素酸塩が、前記第2部分と混合されたときに前記殺菌組成物中で約0.001重量%〜約2.0重量%の濃度となるような量で、前記第1部分に存在する、請求項12に記載のシステム。
【請求項18】
前記酸が、前記第1部分と混合されたときに前記殺菌組成物中で約0.001重量%〜約2.0重量%の濃度となるような量で、前記第2部分に存在する、請求項12に記載のシステム。
【請求項19】
前記酸が、前記第1部分と混合されたときに前記殺菌組成物のpHが約1〜約4であるような量で前記第2部分に存在する、請求項12に記載のシステム。
【請求項20】
前記第1部分と第2部分の両方が、独立して、水溶液、エマルジョン、マイクロエマルジョン、クリーム、ゲル、固形ブロック、タブレット、粉末、ペレット又は顆粒の形態である、前記請求項12に記載のシステム。
【請求項21】
前記第1部分、第2部分又はその両方が、キレート剤、付加的酸、ハイドロトロープ、増粘剤又はゲル化剤、追加的な抗菌剤、担体、湿潤剤又は消泡剤、発泡剤、ビルダー、テキストの修飾要素、被膜剤、レオロジー修飾要素、界面活性剤、香料補助剤、着色料、香料、皮膚調整剤、及びそれらの混合物からなる群より選択される追加の機能性原料をさらに含む、請求項12に記載のシステム。
【請求項22】
塗装面、動物表面、ヒト表面、食物表面、肉表面、家きん表面、海産物表面、果物表面、野菜表面、繊維表面からなる群より選択される表面、及び流体に、請求項12に記載の得られる酸化組成物を適用することを含む、表面を酸化する方法。
【請求項23】
肉製品における微生物群を低減するために当該肉製品を処理する方法であって、以下のステップ:
(a)混合すると水性殺菌組成物を産生するように適合された第1部分及び第2部分を含む2部殺菌システムであって、当該第1部分が亜塩素酸塩を含み、当該第2部分が重硫酸ナトリウム又はin situで重硫酸イオンを提供する化学的部分を含む、上記殺菌システムを提供し;
(b)水性殺菌組成物を形成するために前記第1部分と前記第2部分を混合し;そして
(c)得られた水性殺菌組成物を前記肉製品に適用する、
ここで、前記殺菌組成物が前記微生物群を低減するのに十分量及び十分時間で適用される、
を含む上記方法。
【請求項24】
前記群の低減が、前記微生物群において少なくとも1log10減少値を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記群の低減が、前記微生物群において少なくとも2log10減少値を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記群の低減が、前記微生物群において少なくとも3log10減少値を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記群がヒト病原体を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
前記群が、大腸菌、サルモネラ菌種、カンピロバクター菌種、バシラス菌種、エルシニア菌種又はそれらの混合物を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項29】
前記肉製品が、牛肉、豚肉、子牛の肉、バッファローの肉又はラム肉を含む筋肉から選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項30】
前記肉製品が、ホタテ貝、エビ、カニ、タコ、イシガイ、イカ又はロブスターを含む海産物である、請求項23に記載の方法。
【請求項31】
前記肉製品が、ニワトリ、七面鳥、ダチョウ、狩猟用雌鳥、ひな鳥又はキジを含む鶏肉である、請求項23に記載の方法。
【請求項32】
前記化学的部分が、硫酸水素カリウム、硫酸水素セシウム、及び緩衝硫酸からなる群より選択される、請求項23に記載の方法。
【請求項33】
前記亜塩素酸塩が、金属亜塩素酸塩である、請求項23に記載の方法。
【請求項34】
前記金属亜塩素酸塩が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属亜塩素酸塩である、請求項23に記載の方法。
【請求項35】
前記金属亜塩素酸塩が、亜塩素酸ナトリウム又は亜塩素酸カリウムである、請求項23に記載の方法。
【請求項36】
前記亜塩素酸塩が、前記第2部分と混合されたときに前記殺菌組成物中で約0.001重量%〜約2.0重量%の濃度となるような量で、前記第1部分に存在する、請求項23に記載の方法。
【請求項37】
前記酸が、前記第1部分と混合されたときに前記殺菌組成物中で約0.001重量%〜約2.0重量%の濃度となるような量で、前記第2部分に存在する、請求項23に記載の方法。
【請求項38】
前記酸が、前記第1部分と混合されたときに前記殺菌組成物のpHが約1〜約4であるような量で、前記第2部分に存在する、請求項23に記載の方法。
【請求項39】
前記第1部分と第2部分の両方が、独立して、水溶液、エマルジョン、マイクロエマルジョン、クリーム、ゲル、固形ブロック、タブレット、粉末、ペレット又は顆粒の形態である、前記請求項23に記載の方法。
【請求項40】
前記第1部分、第2部分又はその両方が、キレート剤、付加的酸、ハイドロトロープ、増粘剤又はゲル化剤、追加的な抗菌剤、担体、湿潤剤又は消泡剤、発泡剤、ビルダー、テキストの修飾要素、被膜剤、レオロジー修飾要素、界面活性剤、香料補助剤、着色料、香料、皮膚調整剤、及びそれらの混合物からなる群より選択される追加の機能性原料をさらに含む、請求項23に記載の方法。
【請求項41】
前記殺菌組成物が、スプレー手段により前記肉製品に適用される、請求項23に記載の方法。
【請求項42】
前記殺菌組成物が、霧手段により前記肉製品に適用される、請求項23に記載の方法。
【請求項43】
前記殺菌組成物が、泡手段により前記肉製品に適用される、請求項23に記載の方法。
【請求項44】
前記殺菌組成物が、粘度の高い又はゲル状の溶液形態で前記肉製品に適用される、請求項23に記載の方法。
【請求項45】
前記肉製品の全部又は一部が、殺菌組成物内に浸される、請求項23に記載の方法。
【請求項46】
前記殺菌組成物を含む溶液が、撹拌される、請求項23に記載の方法。
【請求項47】
真空処理ステップをさらに含む、請求項23に記載の方法。
【請求項48】
活性化光源を前記肉製品に適用するステップをさらに含む、請求項23に記載の方法。
【請求項49】
肉製品における微生物群を低減するために当該肉製品を処理する方法であって、以下のステップ:
(a)混合すると水性殺菌組成物を産生するように適合された第1部分及び第2部分を含む2部殺菌システムであって、当該第1部分が亜塩素酸塩を含み、当該第2部分が重硫酸ナトリウム又はin situで重硫酸イオンを提供する化学的部分を含む、上記殺菌システムを提供し;
(b)水性殺菌組成物を形成するために前記第1部分と前記第2部分を混合し;
(c)得られた水性殺菌組成物を、約60℃以下の温度、少なくとも50psiの圧力で、前記肉製品にスプレーし、少なくとも30秒間の接触時間をもたらし;そして
(d)前記微生物群において少なくとも1log10減少値を得る、
を含む上記方法。
【請求項50】
食品を運ぶために使用される水流における微生物群を制御するための方法であって、以下のステップ:
(a)混合すると水性殺菌組成物を産生するように適合された第1部分及び第2部分を含む2部殺菌システムであって、当該第1部分が亜塩素酸塩を含み、当該第2部分が重硫酸ナトリウム又はin situで重硫酸イオンを提供する化学的部分を含む、上記殺菌システムを提供し;
(b)水性殺菌組成物を形成するために前記第1部分と前記第2部分を混合し;そして
(c)上記水流を前記水性殺菌組成物で処理する、
を含む上記方法。
【請求項51】
前記食品が、果物、野菜、穀物、スプラウト、種、及びナッツからなる群より選択される、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
塗装面を殺菌するための方法であって、以下のステップ:
(a)混合すると水性殺菌組成物を産生するように適合された第1部分及び第2部分を含む2部殺菌システムであって、当該第1部分が亜塩素酸塩を含み、当該第2部分が重硫酸ナトリウム又はin situで重硫酸イオンを提供する化学的部分を含む、上記殺菌システムを提供し;
(b)水性殺菌組成物を形成するために前記第1部分と前記第2部分を混合し;そして
(c)塗装面に前記水性殺菌組成物を適用する、
を含む上記方法。
【請求項53】
布地を殺菌する方法であって、以下のステップ:
(a)混合すると水性殺菌組成物を産生するように適合された第1部分及び第2部分を含む2部殺菌システムであって、当該第1部分が亜塩素酸塩を含み、当該第2部分が重硫酸ナトリウム又はin situで重硫酸イオンを提供する化学的部分を含む、上記殺菌システムを提供し;
(b)水性殺菌組成物を形成するために前記第1部分と前記第2部分を混合し;そして
(c)布地に前記水性殺菌組成物を適用する、
を含む上記方法。
【請求項54】
混合すると水性酸化組成物を産生するように適合された第1部分及び第2部分を含む環境に優しい2部酸化システムであって、当該第1部分が亜塩素酸塩を含み、当該第2部分が重硫酸ナトリウム又はin situで重硫酸イオンを提供する化学的部分を含み、そして前記水性酸化組成物が廃水に10,000ppm未満のイオンを寄与する、上記システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−56332(P2013−56332A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−198204(P2012−198204)
【出願日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【分割の表示】特願2008−527914(P2008−527914)の分割
【原出願日】平成18年6月30日(2006.6.30)
【出願人】(500320453)イーコラブ インコーポレイティド (120)
【Fターム(参考)】