説明

酸化触媒としての金属錯体化合物の使用

【課題】酸化触媒としての金属錯体化合物の使用の提供。
【解決手段】
本発明は、式(2)
【化1】


(式中、全ての置換基は、請求項1で定義した意味を有する。)で表わされる四座配位子を有する金属錯体化合物の、酸化反応のための触媒としての使用に関する。
本発明はまた、該金属錯体化合物を含む配合物、新規金属錯体化合物及び新規配位子に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1種の、式(1)
[LnMempzq (1)
{式中、
Meは、マンガン、チタン、鉄、コバルト、ニッケル又は銅を表わし、
Xは、配位基又は橋架け基を表わし、
n及びmは、各々互いに独立して、1ないし8の値を有する整数を表わし、
pは、0ないし32の値を有する整数を表わし、
zは、金属錯体の電荷を表わし、
Yは、対イオンを表わし、
q=z/(Yの電荷)、及び
Lは、式(2)
【化1】

で表わされる配位子を表わし、
ここで、
1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7は、各々互いに独立して、水素原子;未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基、又は、未置換の又は置換されたアリール基;シアノ基;ハロゲン原子;ニトロ基;−COOR9又は−SO39[式中、R9は、各々の場合において、水素原子、カチオン又は未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基又は未置換の又は置換されたアリール基を表わす。];−SR10、−SO210又は−OR10[式中、R10は、各々の場合において、水素原子又は未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基又は未置換の又は置換されたアリール基を表わす。];
−NR1112;−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−NR1112;−N+111213;−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−N+111213
−N(R10)−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−NR1112;−N[(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−NR11122;−N(R10)−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−N+111213;−N[(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−N+1112132;−N(R10)−N−R1112又は−N(R10)−N+111213[上記式中、R10は、上記で定義した通りであり、R11、R12及びR13は、各々互いに独立して、水素原子又は未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基又は未置換の又は置換されたアリール基を表わすか、又は、R11及びR12は、それらを結合している窒素原子と一緒になって、更なるヘテロ原子を含み得る、未置換の又は置換された5−、6−又は7−員環を形成する。]を表わし、
Qは、N又はCR8[式中、R8は、R1ないしR7で定義した意味を有するか、又は、R8は、Aと一緒になって、
【化2】

(式中、R14、R’14、R15、R’15、R’’15及びR’’’15は、互いに独立して、H、炭素原子数1ないし4のアルキル基又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表わす。)を形成する。]を表わし、
1は、N又はCR’8[式中、R’8は、R1ないしR7で定義した意味を有する。]を表わし、
Aは、R1ないしR7で定義した意味の1つを有するか、又は、
Aは、R8と一緒になって、
【化3】

[式中、R14、R’14、R15、R’15、R’’15及びR’’’15は、上記したのと同様の意味を有する。]を形成し、
b及びcは、各々互いに独立して、1、2又は3を表わす。}で表される金属錯体の、酸化反応のための触媒としての使用。
【請求項2】
少なくとも1種の式(1’)
[L’n'Me’m'X’p'zY’q' (1’)
[式中、
Me’は、マンガン、チタン、鉄、コバルト、ニッケル又は銅を表わし、
X’は、CH3CN;H2O;F-;Cl-;Br-;HOO-;O22-;O2-;R16COO-;又はR16-を表わし、
ここで、R16は、水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、スルホフェニル基又はフェニル基を表わし、
n’は、1又は2の値を有する整数を表わし、
m’は、1又は2、好ましくは1の値を有する整数を表わし、
p’は、0ないし4、特に2の値を有する整数を表わし、
z’は、8−ないし8+、好ましくは4−ないし4+、好ましくは0ないし4+、特に好ましくは数0の値を有する整数を表わし、
Y’は、R17COO-;ClO4-;BF4-;PF6-;R17SO3-;R17SO4-;SO42-;NO3-;F-;Cl-;Br-,I-,シトレート、オキサレート又はタルトレートを表わし、
ここで、R17は、水素原子;炭素原子数1ないし4のアルキル基;フェニル基又はスルホフェニル基を表わし、
q’は、0ないし8、好ましくは0ないし4、より好ましくは数0の整数を表わし、
L’は、式(2a)、(2b)又は(2c)
【化4】

(式中、全ての置換基は、請求項1で定義したのと同様の意味を有する。)で表わされる配位子を表わす。]で表わされる金属錯体が使用されることを特徴とする請求項1に記載の使用。
【請求項3】
少なくとも1種の式(1’)
[L’n'Me’m'X’p'zY’q' (1’)
(式中、
Me’は、マンガン又は鉄を表わし、
X’は、CH3CN;H2O;F-;Cl-;Br-;HOO-;O22-;O2-;R16COO-;又はR16-を表わし、
ここで、R16は、水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、スルホフェニル基又はフェニル基を表わし、
n’は、1又は2の値を有する整数を表わし、
m’は、1の値を有する整数を表わし、
p’は、2の値を有する整数を表わし、
z’は、0ないし4+、好ましくは数0の値を有する整数を表わし、
Y’は、R17COO-;ClO4-;BF4-;PF6-;R17SO3-;R17SO4-;SO42-;NO3-;F-;Cl-;Br-,I-,シトレート、オキサレート又はタルトレートを表わし、
ここで、R17は、水素原子;炭素原子数1ないし4のアルキル基;フェニル基又はスルホフェニル基を表わし、
q’は、0ないし4、好ましくは数0の整数を表わし、
L’は、式(2’a)、(2’b)又は(2’d)
【化5】

で表わされる配位子を表わし、
ここで、
1及びR4は、互いに独立して、H;−CH3;−Cl;−OH;−OCH3;−NH2;−N(CH32;−N(CH2CH32;−N(CH3)(CH2CH3);
【化6】

を表わし、
A及びR2は、互いに独立して、H又は−CH3を表わし、
3は、−OH;−OCH3;−NH2;−N(CH32;−N(CH2CH32;−N(CH3)(CH2CH3);−N(CH2CH2OH)2;−N(CH2CH3)(CH2CH2OH);−N(CH3)CH2CH2OH;
【化7】

を表わし、
5及びR6は、互いに独立して、水素原子;−CH3;−Cl;−NH2;−N(CH32;−N(CH2CH32;−N(CH3)(CH2CH3);−N(CH2CH2OH)2;−N(CH2CH3)(CH2CH2OH)又は−N(CH3)CH2CH2OHを表わし、
7は、H;−CH3;−CH2COOH;−CH2CH2COOH;−CH2CN又は−CH2CH2CNを表わす。)で表わされる金属錯体が使用されることを特徴とする請求項1に記載の使用。
【請求項4】
洗浄プロセスにおいて、又は、染み抜き剤の直接適用によって、繊維材料上の染み又は汚れを漂白するために;硬質表面、特に台所表面、壁用タイル又は床用タイルを清浄するために;自動食器洗い用組成物において使用するために;大気中の酸素によって繊維材料上の染み又は汚れを漂白するために(ここで、漂白は、洗浄液において繊維を処理する間及び/又は処理した後、触媒作用を及ぼされる。);繊維材料の洗浄の間の移染性染料の再付着を防止するために;抗菌作用を有する洗浄及び清浄溶液において使用するために;繊維を漂白するための前処理剤として;有機合成において、選択的酸化反応の触媒として;廃水処理のために;製紙における漂白のために;滅菌のために;及び、コンタクトレンズの消毒のために、式(1)で表わされる金属錯体化合物が、ペルオキシド又はペルオキシド形成物質、O2及び/又は空気と一緒に触媒として使用されるところの請求項1ないし3のいずれか1項に記載の使用。
【請求項5】
洗剤、清浄、消毒又は漂白組成物であって、
(I)該組成物の総質量に基づき0ないし50質量%の、(A)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤及び/又は(B)非イオン性界面活性剤、
(II)該組成物の総質量に基づき0ないし70質量%の、(C)少なくとも1種のビルダー物質、
(III)該組成物の総質量に基づき1ないし99質量%の、(D)少なくとも1種のペルオキシド及び/又は1種のペルオキシド形成物質、O2及び/又は空気、
(IV)(E)0.5ないし50g/Lの洗剤、清浄剤、消毒剤又は漂白剤が液に添加される場合、該液において0.5ないし100mg/Lの濃度となる量の、少なくとも1種の、請求項1ないし3において定義された式(1)又は(1’)で表わされる金属錯体化合物、
(V)該組成物の総質量に基づき0ないし20質量%の、少なくとも1種の更なる添加剤、及び、
(VI)該組成物の総質量に基づき100質量%になる量までの水、
を含む組成物。
【請求項6】
(I)前記組成物の総質量に基づき0ないし30質量%の、(A)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤及び/又は(B)非イオン性界面活性剤、
(II)前記組成物の総質量に基づき0ないし50質量%の、(C)少なくとも1種のビルダー物質、
(III)前記組成物の総質量に基づき1ないし99質量%の、(D)少なくとも1種のペルオキシド及び/又は1種のペルオキシド形成物質、O2及び/又は空気、
(IV)(E)0.5ないし50g/Lの洗剤、清浄剤、消毒剤又は漂白剤が液に添加される場合、該液において1ないし50mg/Lの濃度となる量の、少なくとも1種の、請求項1ないし3において定義された式(1)又は(1’)で表わされる金属錯体化合物、
(V)前記組成物の総質量に基づき0ないし20質量%の、少なくとも1種の更なる添加剤、及び、
(VI)前記組成物の総質量に基づき100質量%になる量までの水、
を含む請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
(I)前記組成物の総質量に基づき1ないし50質量%の、(A)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤及び/又は(B)少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、
(II)前記組成物の総質量に基づき1ないし70質量%の、(C)少なくとも1種のビルダー物質、
(III)前記組成物の総質量に基づき1ないし99質量%の、少なくとも1種のペルオキシド及び/又は少なくとも1種のペルオキシド形成物質、O2及び/又は空気、
(IV)前記組成物の総質量に基づき0.005ないし2質量%の(E)少なくとも1種の、請求項1、2及び3において定義された式(1)又は(1’)で表わされる金属錯体化合物、
(V)前記組成物の総質量に基づき0ないし20質量%の、少なくとも1種の更なる添加剤、及び、
(VI)前記組成物の総質量に基づき100質量%になる量までの水、
を含む請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
繊維材料又は硬質表面材料に使用される請求項5ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項9】
食器用洗剤配合物である請求項5ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】
自動食器洗い機用洗剤配合物である請求項9に記載の組成物。
【請求項11】
グラニュールであって、
(a)該グラニュールの総質量に基づき1ないし99質量%の、少なくとも1種の、請求項1、2及び3で定義した式(1)で表わされる金属錯体化合物及び少なくとも1種のペルオキシド、
(b)該グラニュールの総質量に基づき1ないし99質量%の、少なくとも1種のバインダー、
(c)該グラニュールの総質量に基づき0ないし20質量%の、少なくとも1種のカプセル化材料、
(d)該グラニュールの総質量に基づき0ないし20質量%の、少なくとも1種の更なる添加剤、及び、
(e)該グラニュールの総質量に基づき0ないし20質量%の水
を含むグラニュール。
【請求項12】
グラニュールであって、
(a)該グラニュールの総質量に基づき1ないし99質量%の、少なくとも1種の、請求項1、2及び3で定義した式(1)で表わされる金属錯体化合物及び少なくとも1種の
ペルオキシド形成物質、
(b)該グラニュールの総質量に基づき1ないし99質量%の、少なくとも1種のバインダー、
(c)該グラニュールの総質量に基づき0ないし20質量%の、少なくとも1種のカプセル化材料、
(d)該グラニュールの総質量に基づき0ないし20質量%の、少なくとも1種の更なる添加剤、及び、
(e)該グラニュールの総質量に基づき0ないし20質量%の水
を含むグラニュール。
【請求項13】
式(1)
[LnMempzq (1)
{式中、
Meは、マンガン、チタン、鉄、コバルト、ニッケル又は銅を表わし、
Xは、配位基又は橋架け基を表わし、
n及びmは、各々互いに独立して、1ないし8の値を有する整数を表わし、
pは、0ないし32の値を有する整数を表わし、
zは、金属錯体の電荷を表わし、
Yは、対イオンを表わし、
q=z/(Yの電荷)、及び
Lは、式(2)
【化8】

で表わされる配位子を表わし、
ここで、
1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7は、各々互いに独立して、水素原子;未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基、又は、未置換の又は置換されたアリール基;シアノ基;ハロゲン原子;ニトロ基;−COOR9又は−SO39[式中、R9は、各々の場合において、水素原子、カチオン又は未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基又は未置換の又は置換されたアリール基を表わす。];−SR10、−SO210又は−OR10[式中、R10は、各々の場合において、水素原子又は未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基又は未置換の又は置換されたアリール基を表わす。];
−NR1112;−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−NR1112;−N+111213;−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−N+111213
−N(R10)−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−NR1112;−N[(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−NR11122;−N(R10)−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−N+111213;−N[(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−N+
1112132;−N(R10)−N−R1112又は−N(R10)−N+111213[上記式中、R10は、上記で定義した通りであり、R11、R12及びR13は、各々互いに独立して、水素原子又は未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基又は未置換の又は置換されたアリール基を表わすか、又は、R11及びR12は、それらを結合している窒素原子と一緒になって、更なるヘテロ原子を含み得る、未置換の又は置換された5−、6−又は7−員環を形成する。]を表わし、
Qは、N又はCR8[式中、R8は、R1ないしR7で定義した意味を有するか、又は、R8は、Aと一緒になって、
【化9】

(式中、R14、R’14、R15、R’15、R’’15及びR’’’15は、互いに独立して、H、炭素原子数1ないし4のアルキル基又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表わす。)を形成する。]を表わし、
1は、N又はCR’8[式中、R’8は、R1ないしR7で定義した意味を有する。]を表わし、
Aは、R1ないしR7で定義した意味の1つを有するか、又は、
Aは、R8と一緒になって、
【化10】

[式中、R14、R’14、R15、R’15、R’’15及びR’’’15は、上記したのと同様の意味を有する。]を形成し、
b及びcは、各々互いに独立して、1、2又は3を表わす。}で表される金属錯体。
【請求項14】
式(1’)
[L’n'Me’m'X’p'zY’q' (1’)
(式中、
Me’は、マンガン又は鉄を表わし、
X’は、CH3CN;H2O;F-;Cl-;Br-;HOO-;O22-;O2-;R16COO-;又はR16-を表わし、
ここで、R16は、水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、スルホフェニル基又はフェニル基を表わし、
n’は、1又は2の値を有する整数を表わし、
m’は、1の値を有する整数を表わし、
p’は、2の値を有する整数を表わし、
z’は、0ないし4+、好ましくは数0の値を有する整数を表わし、
Y’は、R17COO-;ClO4-;BF4-;PF6-;R17SO3-;R17SO4-;SO42-;NO3-;F-;Cl-;Br-,I-,シトレート、オキサレート又はタルトレートを表わし、
ここで、R17は、水素原子;炭素原子数1ないし4のアルキル基;フェニル基又はスルホフェニル基を表わし、
q’は、0ないし4、好ましくは数0の整数を表わし、
L’は、式(2’a)、(2’b)又は(2’d)
【化11】

で表わされる配位子を表わし、
ここで、
1及びR4は、互いに独立して、H;−CH3;−Cl;−OH;−OCH3;−NH2;−N(CH32;−N(CH2CH32;−N(CH3)(CH2CH3);
【化12】

を表わし、
A及びR2は、互いに独立して、H又は−CH3を表わし、
3は、−OH;−OCH3;−NH2;−N(CH32;−N(CH2CH32;−N(CH3)(CH2CH3);−N(CH2CH2OH)2;−N(CH2CH3)(CH2CH2OH);−N(CH3)CH2CH2OH;
【化13】

を表わし、
5及びR6は、互いに独立して、水素原子;−CH3;−Cl;−NH2;−N(CH32;−N(CH2CH32;−N(CH3)(CH2CH3);−N(CH2CH2OH)2;−N(CH2CH3)(CH2CH2OH)又は−N(CH3)CH2CH2OHを表わし、
7は、H;−CH3;−CH2COOH;−CH2CH2COOH;−CH2CN又は−CH2CH2CNを表わす。)で表わされる請求項13に記載の金属錯体化合物。
【請求項15】
式(2)
【化14】

[式中、
1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7は、各々互いに独立して、水素原子;未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基、又は、未置換の又は置換されたアリール基;シアノ基;ハロゲン原子;ニトロ基;−COOR9又は−SO39[式中、R9は、各々の場合において、水素原子、カチオン又は未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基又は未置換の又は置換されたアリール基を表わす。];−SR10、−SO210又は−OR10[式中、R10は、各々の場合において、水素原子又は未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基又は未置換の又は置換されたアリール基を表わす。];
−NR1112;−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−NR1112;−N+111213;−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−N+111213
−N(R10)−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−NR1112;−N[(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−NR11122;−N(R10)−(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−N+111213;−N[(炭素原子数1ないし6のアルキレン)−N+1112132;−N(R10)−N−R1112又は−N(R10)−N+111213[上記式中、R10は、上記で定義した通りであり、R11、R12及びR13は、各々互いに独立して、水素原子又は未置換の又は置換された炭素原子数1ないし18のアルキル基又は未置
換の又は置換されたアリール基を表わすか、又は、R11及びR12は、それらを結合している窒素原子と一緒になって、更なるヘテロ原子を含み得る、未置換の又は置換された5−、6−又は7−員環を形成する。]を表わし、
Qは、N又はCR8[式中、R8は、R1ないしR7で定義した意味を有するか、又は、R8は、Aと一緒になって、
【化15】

(式中、R14、R’14、R15、R’15、R’’15及びR’’’15は、互いに独立して、H、炭素原子数1ないし4のアルキル基又は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表わす。)を形成する。]を表わし、
1は、N又はCR’8[式中、R’8は、R1ないしR7で定義した意味を有する。]を表わし、
Aは、R1ないしR7で定義した意味の1つを有するか、又は、
Aは、R8と一緒になって、
【化16】

[式中、R14、R’14、R15、R’15、R’’15及びR’’’15は、上記したのと同様の意味を有する。]を形成し、
b及びcは、各々互いに独立して、1、2又は3を表わす。]で表わされる配位子。
【請求項16】
請求項15に記載の式(2’a)、(2’b)又は(2’d)
【化17】

(式中、
1及びR4は、互いに独立して、H;−CH3;−Cl;−OH;−OCH3;−NH2;−N(CH32;−N(CH2CH32;−N(CH3)(CH2CH3);
【化18】

を表わし、
A及びR2は、互いに独立して、H又は−CH3を表わし、
3は、−OH;−OCH3;−NH2;−N(CH32;−N(CH2CH32;−N(CH3)(CH2CH3);−N(CH2CH2OH)2;−N(CH2CH3)(CH2CH2OH);−N(CH3)CH2CH2OH;
【化19】

を表わし、
5及びR6は、互いに独立して、水素原子;−CH3;−Cl;−NH2;−N(CH32;−N(CH2CH32;−N(CH3)(CH2CH3);−N(CH2CH2OH)2;−N(CH2CH3)(CH2CH2OH)又は−N(CH3)CH2CH2OHを表わし、
7は、H;−CH3;−CH2COOH;−CH2CH2COOH;−CH2CN又は−CH2CH2CNを表わす。)で表わされる配位子。
【請求項17】
以下の反応スキーム
【化20】

(ここで、全ての置換基は、請求項1で定義した意味を有する。)に従った式(2)で表わされる化合物の製造方法。


【公表番号】特表2009−525994(P2009−525994A)
【公表日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−553634(P2008−553634)
【出願日】平成18年2月6日(2006.2.6)
【国際出願番号】PCT/EP2006/050701
【国際公開番号】WO2007/090461
【国際公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(396023948)チバ ホールディング インコーポレーテッド (530)
【氏名又は名称原語表記】Ciba Holding Inc.
【Fターム(参考)】