説明

重ね合わせ可能なベルトコンベア装置

【課題】印刷物の製品の性質に合わせて、複数の排出機構を選択して切り換えを行えるようにした重ね合わせ可能なベルトコンベア装置を提供する。
【解決手段】無端状のコンベアベルトを有する第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7を備え、前記2つのベルトコンベア6,7が、コンベアベルトの搬送方向に配置され、それぞれ同じ側のフレーム同士を連結する連結用フレーム14a,14bが設けられ、前記連結用フレーム14a,14bの長さ方向の両端部と前記フレームとがリンク構造を有し、前記2つのベルトコンベア6,7の一方のベルトコンベア6,7のリンク構造を中心にして、前記連結用フレーム14a,14bを円弧状に回転させ、前記2つのベルトコンベア6,7を上下方向に移動させた場合に、前記2つのベルトコンベア6,7のコンベアベルトが重なり合う位置に移動可能となるように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷物を製造する際に印刷用紙などを搬送するベルトコンベア装置であって、特に、印刷物の加工工程の違いに対応して2つのベルトコンベアを上下側に重ね合わせて使用することが可能としたベルトコンベア装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、種々の印刷物を製造する場合には、その印刷物の仕様に応じて加工、搬送、を行う必要があり、例えば、異なる内容を表示した複数の印刷用紙をベルトコンベアで搬送させる場合でも、製品の性質に合わせて、多種類の排出機構を用意して対応させていた。(例えば、特許文献1〜4、参照)
このような排出機構の例としては、例えば、一定数量を一つのブロックとして排出させる「スタッカー排出」機構や、製品を一部(個・枚)ずつ刺身状に重ねながら排出していく「ベルトコンベア排出」機構や、刺身状ではなく、製品を一部ずつ間欠送りで排出していく「間欠排出」機構などがある。
【0003】
しかしながら、一般的に加工機械は、排出方法がある一つの方式に限られており、目的によっては外付けの排出機能を接続するなどの方法がとられている。
したがって、印刷物の製品の性質によって、各々適切な排出方法があるが、排出方法が限られていることによって既存の機械のままでは製造できない場合が発生、あるいはその目的のための機能を兼ね備えた装置を購入しなければならなくなるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−198519号公報
【特許文献2】特開2001−206524号公報
【特許文献3】特開2003−252415号公報
【特許文献4】特開2006−8284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、印刷物の製品の性質に合わせて、複数の排出機構を選択して、時間や手間をかけることなく簡単に、排出機構の切り換えを行えるようにした重ね合わせ可能なベルトコンベア装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置は、両側に設けられたフレームの間に所定間隔を隔てて平行に配した回動部材と、前記回動部材に掛け回し可能に設けられた無端状のコンベアベルトと、を有する第1ベルトコンベアと第2ベルトコンベアとの2つのベルトコンベアを備えたベルトコンベア装置において、前記2つのベルトコンベアが、前記コンベアベルトの搬送方向に対して直列方向に配置され、前記2つのベルトコンベアにそれぞれ同じ側のフレーム同士を連結する連結用フレームが設けられ、前記連結用フレームの長さ方向の両端部と前記フレームとがリンク構造を有し、前記2つのベルトコンベアの内、一方のベルトコンベアのリンク構造を中心にして、前記フレームを円弧状に回転させ、前記2つのベルトコンベアを上下方向に移動させた場合に、前記2つのベルトコンベアのコンベアベルトが重なり合う位置に移動可能となるように構成したことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置は、前記2つのベルトコンベアの内、搬送方向に対して川上側に位置する前記第1ベルトコンベアは、前記第1ベルトコンベアの搬送方向に対して川上側が下方向に傾斜していることを特徴とする。
【0008】
更に、本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置は、前記2つのベルトコンベアの内、搬送方向に対して川上側に位置する第1ベルトコンベアは、搬送方向に対して所定間隔で間仕切り部材が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
したがって、本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置は、第1ベルトコンベアと第2ベルトコンベアとの2つのベルトコンベアが連結用フレームで連結され、リンク構造を有しているので、印刷物の製品の性質に合わせて、2つのベルトコンベアを直列状態や、または重ね合わせて使用することで、複数の排出機構を選択することができ、時間や手間をかけることなく簡単に、排出機構の切り換えを行えることができるという効果がある。
【0010】
また、本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置は、第1ベルトコンベアの搬送方向に対して川上側が下方向に傾斜しているので、排出部の高さを調整することができる。
【0011】
また、本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置は、第1ベルトコンベアは、搬送方向に対して所定間隔で間仕切り部材が設けられているので、一定数量を一つのブロックとして排出させるスタッカー排出を行う場合でも複数枚を重ね合わせた印刷物が崩れ落ちるという危険性がない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態に係る重ね合わせ可能なベルトコンベア装置と、丁合装置との関係を示す全体配置図である。
【図2】本発明の実施形態に係る重ね合わせ可能なベルトコンベア装置において、2つのコンベアベルトを重ね合わせない状態を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る重ね合わせ可能なベルトコンベア装置において、2つのコンベアベルトを重ね合わせない状態を示す側面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る重ね合わせ可能なベルトコンベア装置において、2つのコンベアベルトを重ね合わせた状態を示す側面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る重ね合わせ可能なベルトコンベア装置において、連結用フレームの長さの調整を説明するための図である。
【図6】本発明の実施形態に係る重ね合わせ可能なベルトコンベア装置において、2つのコンベアベルトを重ね合わせない状態で製品を搬送した場合のシステムフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態に係る重ね合わせ可能なベルトコンベア装置を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1は、印刷物を加工して排出する構成を有する種々の装置に備えることができるが、実施形態の説明では、図1に示すように丁合装置2に本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1を併設して備えた場合を一例として説明する。
まず、図1に示す丁合装置2では、4つの給紙ユニット3a,3b,3c,3dを備えており、それらの4つの給紙ユニット3a,3b,3c,3dから印刷物4が搬送ベルト5上に排出され、更にその搬送ベルト5により右側方向に搬送された印刷物4が、本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1のコンベアベルトの上に排出されるように構成されている。
搬送ベルト5で排出される印刷物4の高さは、一定の高さに設定されているが、本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1では、その後の加工の種類に応じて、搬送ベルト5から排出された印刷物4を受ける位置の高さを選択できるように構成されている。
【0014】
ここで、加工の種類に応じて、搬送ベルト5から排出された印刷物4を受ける位置の高さを選択できるように構成する必要性について下記に説明する。
例えば、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1が、搬送ベルト5から排出された印刷物4を受ける位置の高さについて、一定数量を一つのブロックとして排出させる「スタッカー排出」の場合では、複数枚の印刷物を重ね合わせるために、搬送ベルト5から排出された複数枚の印刷物を同じ位置に落下させて重ねる必要があるので、搬送ベルト5から排出された位置よりもかなり低い位置で重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1側が受け取る状態とする。
このため、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1側の受け止め位置を下方向に下げた状態にする必要がある。
【0015】
また、製品を一部(個・枚)ずつ刺身状に重ねながら排出していく「ベルトコンベア排出」の場合において、搬送ベルト5から排出された位置と略同じ高さで、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1側が受け取る状態とする。
このため、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1側の受け止め位置を上記した「スタッカー排出」の場合よりも上方に上げて、搬送ベルト5の高さと略同じ高さとした状態にする必要がある。
【0016】
このように、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1は、その印刷物の加工目的に応じて、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1側において、異なる高さで印刷物4の受け取り位置を変えることができるように構成されている。
図2には、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1が、一定数量を一つのブロックとして排出させる「スタッカー排出」に適する状態、つまり重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1側の受け止め位置を下方向に下げた状態とした場合の平面図が示されており、また図3には、その側面図が示されている。
この場合には、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1に備えられている第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7を、並列な状態として重ね合わせない構成となっている。
【0017】
また、図4には、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1が、製品を一部(個・枚)ずつ刺身状に重ねながら排出していく「ベルトコンベア排出」に適する状態、つまり重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1側の受け止め位置を、「スタッカー排出」時の高さよりも高くして、搬送ベルト5の高さと略同じ高さとした場合の側面図が示されている。
つまり、図4では、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1に備えられている第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7を、重ね合わせることで、「スタッカー排出」時の高さよりも高くして、搬送ベルト5の高さと略同じ高さとした状態が示されている。
図4に示した状態では、第1ベルトコンベア6の上方に第2ベルトコンベア7が重ね合わされ、第2ベルトコンベア7だけが搬送に使用されるので、搬送ベルト5から排出された印刷物4を略同じ高さで、受け取ることができるようになっている。
【0018】
本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1は、上記したように第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7の2つのベルトコンベアを備えている。
第1ベルトコンベア6には、両側に設けられたフレーム8a,8bの間に所定間隔を隔てて平行に配した回動部材9a,9bと、前記回動部材9a,9bに掛け回し可能に設けられた無端状のコンベアベルト10と、を有している。
また、第2のベルトコンベア7には、両側に設けられたフレーム11a,11bの間に所定間隔を隔てて平行に配した回動部材12a,12bと、前記回動部材12a,12bに掛け回し可能に設けられた無端状のコンベアベルト13と、を有している。
【0019】
これらの第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7の2つのベルトコンベアは、それぞれのコンベアベルト10,13の搬送方向に対して直列方向に並べられて配置されている。
そして、第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7の2つのベルトコンベアには、それぞれ同じ側のフレーム同士を連結する連結用フレーム14a,14bが設けられている。
つまりフレーム8aとフレーム11aを連結する連結用フレーム14aと、フレーム8bとフレーム11bを連結する連結用フレーム14bと、が設けられている。
【0020】
各々の連結用フレーム14a,14bには、それらの連結用フレーム14a,14bの長さ方向の両端部にシャフト15a,15b,16a,16bを挿入するための挿入孔が形成されており、前記挿通孔と重なり合うフレームにもシャフト15a,15b,16a,16bを挿入するための挿入孔が形成されており、前記連結用フレーム14a,14bの挿入孔と前記フレーム8a,8b,11a,11bの挿入孔とに同一のシャフト15a,15b,16a,16bが挿入されてリンク構造を有している。
そして、第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7の2つのベルトコンベアの内、一方のベルトコンベアの挿入孔に挿入されたシャフト15a,15b,16a,16bを中心にして、前記フレームを円弧状に回転させ、前記2つのベルトコンベアを上下方向に移動させた場合に、前記2つのベルトコンベアのコンベアベルト10,13が重なり合う位置に移動可能となるように構成されている。
【0021】
上記したように、本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1は、2つのベルトコンベアが、前記コンベアベルトの搬送方向に対して直列方向に配置され、前記2つのベルトコンベアにそれぞれ同じ側のフレーム同士を連結する連結用フレーム14a,14bが設けられており、前記連結用フレーム14a,14bの長さ方向の両端部と前記フレームとがリンク構造を有し、前記2つのベルトコンベアの内、一方のベルトコンベアのリンク構造を中心にして、前記フレームを円弧状に回転させ、前記2つのベルトコンベアを上下方向に移動させた場合に、前記2つのベルトコンベアのコンベアベルト10,13が重なり合う位置に移動可能となるように構成されているものである。
【0022】
また、2つのベルトコンベアの内、搬送方向に対して川上側に位置する第1ベルトコンベア6は、前記第1ベルトコンベア6の搬送方向に対して川上側が下方向に傾斜している。
更に、2つのベルトコンベアの内、搬送方向に対して川上側に位置する第1ベルトコンベア6は、搬送方向に対して所定間隔で間仕切り部材17が取り外し可能な状態で設けられている。
この間仕切り部材17は、図3に示すように、第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7の2つのベルトコンベアを重ねない状態の時に備え、図4に示すように、第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7を重ねた状態の時には取り外して用いる。
【0023】
連結用フレーム14a,14bは、その長さ寸法の長短を必要に応じて変えることができるように構成されている。
図5には、連結用フレーム14bの長さを調整できるようにした構成の例が示されている。
図5(a)に示す場合には、連結用フレーム14bとして2本のフレームを重ね合わせた状態で、それらの全体の長さ選択した後に、ネジで2本のフレームを締め付けることで固定する構成が示されている。
この場合には、ネジを緩めて長さの調節が行えるようになっている。
また、図5(b)に示す場合には、連結用フレーム14bとして太さの異なる筒状の2本のフレームからなり、大きな筒状のフレーム内に小さな筒状のフレームを挿入することで、全体の長さを調整して、ネジで締め付けて長さを固定する構成となっている。
上記のように、連結用フレーム14a,14bの長さを調整できるので、第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7の2つのベルトコンベアを所望な状態に重ね合わせることができるようになっている。
また、上記の連結用フレームの長さ調節の構成は、連結用フレーム14aにおいても同様の構成を有している。
【0024】
次に、本発明の実施形態に係る重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1の動作について説明する。
まず、本発明の実施形態に係る重ね合わせ可能なベルトコンベア装置において、2つのコンベアベルトを重ね合わせない状態で製品を搬送した場合の動作について、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
図6に示すフローチャートの動作は、図3に示すように、一定数量を一つのブロックとして排出させる「スタッカー排出」の場合の動作である。
【0025】
図3に示す場合では、ベルトコンベア一つのブロックに8枚の印刷物を重ね合わせて搬送させていく例が示されているが、この場合には、まず初期設定として、カウンタ実測値が0の状態に設定すると共に、コンベアサイクル設定の設定値を8に設定しておく。(ステップS1)
そして、丁合装置2の搬送ベルト5で搬送され、ベルトコンベア装置1のコンベアベルトの上に排出される重ねられる印刷物の製品カウントが行われる。(ステップS2)
その重ね合わされた印刷物が、予め設定したコンベアサイクル設定の設定値8と同じ数値となった否かの判定処理が行われる。(ステップS3)
この判定処理で設定値8と同じ数値となった場合に、ベルトコンベア装置1のコンベアベルト10を一つのブロック分だけ移動させることで、一つのブロック毎に8枚の印刷物が重ね合わされて搬送させていく動作が行われるものである。(ステップS4)
したがって、コンベアサイクル設定の設定値を所望の枚数に設定するだけで、所望の枚数が重ね合わされた複数枚の印刷物をその後処理により加工することができるようになっている。
【0026】
これに対して、図4に示すように、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1において、製品を一部(個・枚)ずつ刺身状に重ねながら排出していく「ベルトコンベア排出」の場合では、搬送ベルト5から排出された位置と略同じ高さで、重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1側が受け取る状態とするために、第1ベルトコンベア6と第2ベルトコンベア7の2つのベルトコンベアを重ね合わせた状態で、第2ベルトコンベア7だけで搬送ベルト5から排出された印刷物4を1枚毎に搬送させるので、図6に示すフローチャートの動作においては、コンベアサイクル設定の設定値の1に設定させておく。
これにより、図4に示すように、ベルトコンベアが間欠動作して1枚毎の印刷物4を搬送させることができるようになっている。
【0027】
上記したように、本発明の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置1では、第1ベルトコンベアと第2ベルトコンベアとの2つのベルトコンベアが連結用フレームで連結され、リンク構造を有しているので、印刷物の製品の性質に合わせて、2つのベルトコンベアを直列状態や、または重ね合わせて使用することで、複数の排出機構を選択することができ、時間や手間をかけることなく簡単に、排出機構の切り換えを行えることができるように構成されている。
【符号の説明】
【0028】
1 重ね合わせ可能なベルトコンベア装置
2 丁合装置
3a,3b,3c,3d 給紙ユニット
4 印刷物
5 搬送ベルト
6 第1ベルトコンベア
7 第2ベルトコンベア
8a,8b,11a,11b フレーム
12a,12b 回動部材
13 無端状のコンベアベルト
14a,14b 連結用フレーム
15a,15b,16a,16b シャフト
17 間仕切り部材



【特許請求の範囲】
【請求項1】
両側に設けられたフレームの間に所定間隔を隔てて平行に配した回動部材と、前記回動部材に掛け回し可能に設けられた無端状のコンベアベルトと、を有する第1ベルトコンベアと第2ベルトコンベアとの2つのベルトコンベアを備えたベルトコンベア装置において、
前記2つのベルトコンベアが、前記コンベアベルトの搬送方向に対して直列方向に配置され、前記2つのベルトコンベアにそれぞれ同じ側のフレーム同士を連結する連結用フレームが設けられ、前記連結用フレームの長さ方向の両端部と前記フレームとがリンク構造を有し、前記2つのベルトコンベアの内、一方のベルトコンベアのリンク構造を中心にして、前記フレームを円弧状に回転させ、前記2つのベルトコンベアを上下方向に移動させた場合に、前記2つのベルトコンベアのコンベアベルトが重なり合う位置に移動可能となるように構成したことを特徴とする重ね合わせ可能なベルトコンベア装置。
【請求項2】
前記2つのベルトコンベアの内、搬送方向に対して川上側に位置する前記第1ベルトコンベアは、前記第1ベルトコンベアの搬送方向に対して川上側が下方向に傾斜していることを特徴とする請求項1記載の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置。
【請求項3】
前記2つのベルトコンベアの内、搬送方向に対して川上側に位置する第1ベルトコンベアは、搬送方向に対して所定間隔で間仕切り部材が設けられていることを特徴とする請求項2記載の重ね合わせ可能なベルトコンベア装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate