説明

野球又はソフトボール用バット

【課題】製造コストの低廉化を効果的且つ効率的に達成しながら飛距離性能にも優れた野球又はソフトボール用バットを提供する。
【解決手段】外面が凹凸面形状に形成された樹脂製の凹凸シート6をバット本体4の先端側の打球部の外周面に転写するとともに、バット本体4の全領域又は少なくとも凹凸シート6の外面の全面を含む領域を樹脂製の膜状体7でコーティングすることにより、打球部に樹脂製の立体模様8を形成してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、野球又はソフトボール用バットに関し、詳しくは、バット本体の先端側の打球部の外周面に立体模様を形成してある野球又はソフトボール用バットに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の野球又はソフトボール用バットは、前記打球部の外周面に立体模様を形成することにより、打球部の立体化に伴う打球部の表面積の拡大化と形状的な係合力の増大化とによって打球時における打球部とボールとの滑り抵抗を高めて飛距離の増大を図ることができるとともに、視覚的に目立った印象を需要者に与えることができる利点がある。
【0003】
そして、従来、金属製のバット本体の打球部の外周面にバット長さ方向に沿う凹溝群(立体模様の一例)を刻設したものが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】実開昭48−90766号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、バット本体そのものに立体模様を刻設する上記従来の野球又はソフトボール用バットでは、立体模様の刻設によってバット本体の厚みが減少するため、通常はある程度の共通仕様化が図られているバット本体について刻設を加味した厚みの専用のものを設計・製造する必要が生じるとともに、ローレット加工や研磨加工あるいは磨き加工等を行う刻設用の工作機械も必要になって、製造コストが高くつく問題があった。
【0006】
また特に、塗装を施すバット(一般に木製バットやFRP製バット)の場合では、研磨加工や磨き加工を施すことができないため立体模様の刻設そのものが難しい問題もあった。
【0007】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、上記の如き問題点を効果的且つ効率的に解消する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1特徴構成は、野球又はソフトボール用バットに係り、その特徴は、
外面が凹凸面形状に形成された樹脂製の凹凸シートをバット本体の先端側の打球部の外周面に転写するとともに、前記バット本体の全領域又は少なくとも前記凹凸シートの外面の全面を含む領域を樹脂製の膜状体でコーティングすることにより、前記打球部に樹脂製の立体模様を形成してある点にある。
【0009】
上記構成によれば、立体模様の形成前後でバット本体の厚みが減少しないから、立体模様のないものと同じ仕様のバット本体を用いることが可能になり、これにより、バット本体の共通仕様化は図ることができる。
【0010】
また、前記打球部の立体模様が打球時の弾性変形を期待できる樹脂から構成されているから、その打球時の弾性変形でボールとの接触面積が瞬間的に広がる状態でボールの滑り抵抗を更に高めることができて、飛距離性能を高めることができるとともに、打球時の弾性変形による吸収作用によりボールの変形によるエネルギ損失の低減も期待することができる。
【0011】
しかも、前記立体模様を構成するための主作業が、凹凸シートの転写作業という大型の工作機械が不要で且つ簡単な作業であるから、製造設備の小型化と製造時間の短縮化も図ることができる。
【0012】
さらに、前記バット本体の全領域又は少なくとも前記凹凸シートの外面の全面を含む領域を樹脂製の膜状体でコーティングするから、その膜状体による拘束作用と保護作用よって打球時の衝撃力で凹凸シート(特に凸部分)が破損したり凹凸シートが剥れたりするのを抑止することができる。また、膜状体によって凹凸シートの凸部分の形態をより曲面的にすることができるから、その分、立体模様により得られる打球時の感覚を良好なものにすることもできる。
【0013】
これらのことから、製造コストの低廉化を効果的且つ効率的に達成しながら飛距離性能にも優れたバットを得ることができ、また、塗装を施すバットにも立体模様を容易に施すことができるようになった。
【0014】
なお、凹凸シートの転写は、熱転写と水転写のいずれであってもよいが、作業のし易さと仕上がりの美しさの面で水転写が好ましい。
【0015】
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記打球部をバット周方向で複数に分割した分割領域について、隣接する前記分割領域に異なる前記立体模様を形成してある点にある。
【0016】
上記構成によれば、バット本体を握る角度によって立体模様による複数種の打感を選択することができるから、立体模様による打感を好む打者について、調子や気分によって異なる打感を使い分け得る使用し易いものにすることができるとともに、立体模様による打感の異なる複数の打者用として共通仕様化を図ることも可能になる。
【0017】
本発明の第3特徴構成は、第1特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記打球部をバット周方向で複数に分割した分割領域のうちの一部の分割領域に前記立体模様を形成してある点にある。
【0018】
上記構成によれば、バット本体を握る角度によって立体模様による打感(つまり、立体模様のある分割領域の使用状態)と立体模様のない打感(つまり、立体模様のない分割領域の使用状態)との選択が可能になるから、調子や気分によって異なる打感を使い分け得る使用し易いものにすることができるとともに、立体模様による打感を好む打者用と立体模様によらない通常の打感を好む打者用との共通仕様化を図ることも可能になる。
【0019】
本発明の第4特徴構成は、第1〜第3特徴構成のいずれかの実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記立体模様を構成するのに、ボールよりも小なる内径の円環状の凸条を前記打球部の外周面におけるバット長さ方向の中央部位に中心が位置する状態で形成してある点にある。
【0020】
通常、前記打球部におけるバット長さ方向の中央部位は飛距離性能が最も高い部位になるが、上記構成によれば、飛距離性能の最も高い部位で捉えた場合に、圧縮変形するボールの周囲を円環状の凸条で捉える状態でボールが瞬間的にズレ動くことを抑止することができて、最大飛距離性能を効果的に高めることができる。
【0021】
なお、円環状の凸条とは、円環状に連続するものに限らず、不連続ではあるが全体として円環状をなすものであってもよい。
【0022】
本発明の第5特徴構成は、第1〜第4特徴構成のいずれかの実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記立体模様を構成するのに、正対視においてバット軸心に交差する複数の凸条をボールの外径寸法よりも小なる間隔を空けてバット長さ方向に沿って並ぶ状態で形成してある点にある。
【0023】
上記構成によれば、打球時におけるボールのバット先端側へのズレ動きをバット軸心に交差する複数の凸条で抑止することができるから、打球時の飛距離ロスを効果的に削減することができて、飛距離性能の安定化を図ることができる。
【0024】
本発明の第6特徴構成は、第5特徴構成の実施に好適な構成であり、その特徴は、
前記立体模様を構成するのに、前記打球部の外周面におけるバット長さ方向の中央部位に中心が位置する内径寸法の異なる同心状の複数の円環状又は部分円環状の凸条を形成してある点にある。
【0025】
上記構成によれば、通常、飛距離性能が最も高くなるバット長さ方向の中央部位を一目で打者に認識させることができる。
【0026】
なお、円環状の凸条とは、円環状に連続するものに限らず、不連続ではあるが全体として円環状をなすものであってもよい。また、部分円環状の凸条も、部分円環状に連続するものに限らず、不連続ではあるが全体として部分円環状をなすものであってもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
図1〜図4は、野球又はソフトボール用のバットを示し、このバットには、先端側の略大径円筒状の打球部1と手元側の略小径円筒状のグリップ部2と該打球部1とグリップ2とを滑らかに接続する略先広がり円筒状のテーパー部3とを有する中空のFRP製のバット本体4が基本構成として備えられている。
【0028】
前記グリップ部2には、皮革製の滑り止めテープ5が巻装されているとともに、グリップ部2の手元側端部には、円盤状のグリップエンド18が形成されている。
【0029】
そして、外面が凹凸面形状に形成されたエポキシ樹脂製(樹脂製の一例)の凹凸シート6をバット本体4の打球部1の外周面に転写するとともに、バット本体4の全領域をウレタン樹脂製(樹脂製の一例)の膜状体7でコーティングすることにより、バット本体4の打球部1に樹脂製の透明な立体模様8が形成されている。
【0030】
前記凹凸シート6は、平面状の基材6aの外面に前記立体模様8を形成するための凸条形成部6bと凸部形成部6cを盛り上げ形成して構成されている。これら凸条形成部6bや凸部形成部6cでの凹凸シート6の厚みは0.08mm〜0.16mmが好ましく、本例では0.12mm程度にしてあり、凸条形成部6bや凸部形成部6c以外の部分での凹凸シート6の厚み(すなわち、凹部でのシート厚み)は、凸条形成部6bや凸部形成部6cでの凹凸シート6の厚みの半分程度あるいはそれよりも小さい厚みにしてある。
【0031】
また本例では、同形状の2枚(複数枚の一例)の凹凸シート6がバット周方向に沿って並ぶ状態で打球部1の外周面に転写されている。前記膜状体7は、ウレタン樹脂から0.01mm〜0.1mmの厚み寸法、本例では、0.02mm〜0.03mm程度の厚み寸法に構成されている(即ち、本例ではバット本体4の外周面から凸条形成部6bや凸部形成部6c上の膜状体7の表面に至る寸法を0.14mm〜0.15mm程度にしてある)。
【0032】
前記立体模様8としては、凸条群からなる第1立体模様9と凸部群からなる第2立体模様10との異なる2種類(複数種類の一例)が形成されている。当該第1立体模様9と第2立体模様10は、前記打球部1をバット周方向で4つ(複数の一例)に分割した分割領域1Aにバット周方向で交互に並ぶ状態で形成されている。つまり、隣接する分割領域1Aに異なる前記立体模様8が形成されている。
【0033】
前記第1立体模様9は、前記打球部1におけるバット長さ方向の中央部位に中心Cが位置する内径寸法の異なる同心状の多数(複数の一例)の円環状の凸条11と多数(複数の一例)の部分円環状の凸条12から構成されている。
【0034】
前記凸条11、12は、ボールの外径寸法よりも小なる間隔(本例では約2mm間隔)を空けてバット長さ方向に沿って並ぶ状態で形成されているとともに、前記円環状凸条11のうち、内側の4つ(複数の一例)はボールよりも小なる内径寸法に構成されている。
【0035】
なお、本実施形態において、前記円環状凸条11と前記部分円環状凸条12は、正対視においてバット軸心Yに交差する凸条に相当する。
【0036】
前記第2立体模様10は、部分球面状の多数(複数の一例)の凸部13から構成されている。当該凸部13は、ボールの外形寸法よりも小なる間隔(本例では約2mm間隔)で文字を構成する状態に群設されている。本例では、バット長手方向に沿う5つ(複数の一例)の凸部13の群で5文字が形成されている。
【0037】
次に、上述の如く構成された野球又はソフトボール用バットの製造方法について説明する。
【0038】
図5(a)に示すように、適宜、メーカー名や製品名等の表示14aがシルクスクリーン印刷(印刷の一例)された平面シート14を塗装済みの前記バット本体4の打球部1の外周面に水転写(転写の一例)する。図示は省略するが、バット径方向で対向する図中裏側にも同一の平面シート14を水転写する。
【0039】
前記表示14aは、バット本体4の外周長がバット手元側ほど小さくなるのに対応して、バット幅方向での長さ寸法がバット手元側ほど小さくなるように構成されている。そのため、バット横断面視で同一角度の円弧領域に表示14aが形成される。
【0040】
次に、図5(b)に示すように、前記バット本体4の打球部1の外周面に前記平面シート14の上から前記凹凸シート6を水転写(転写の一例)する。また、図示は省略するが、バット径方向で対向する図中裏側にも同一の凹凸シート6を水転写する。
【0041】
当該凹凸シート6は、図6(a)に示すように、打球部1の転写前の段階では、透水性素材からなる台紙15(離型紙)と保護シート16との間に挟着された水転写シール17として構成されている。前記水転写シール17における台紙15と凹凸シート6との間には、水溶性接着剤からなる接着層(図示しない)が介在されている。
【0042】
凹凸シート6は、平面状の基材6aの外面に3回(複数回の一例)のシルクスクリーン印刷(印刷の一例)を施して凸条形成部6aと凸部形成部6cを形成することによって構成されている。具体的には、シルクスクリーン印刷のメッシュ数は、1回目が30メッシュ、2回目が60メッシュ、3回目が100メッシュである。ちなみに、前記の表示14aのメッシュ数は200〜250メッシュである。
【0043】
前記バット本体4の打球部1の外周面に前記凹凸シート6を水転写するには、図6(b)に示すように、水転写シール17を水に浸して台紙15を取り外したのち、凹凸シート6と保護シート16の積層体を打球部1の外周面に押し付けることにより凹凸シート6を打球部1の外周面に貼り付け、その後、図6(c)に示すように、保護シート16を凹凸シート6から剥がす。なお、前記平面シート14の水転写方法も同様である。
【0044】
そして、図5(c)に示すように、前記凹凸シート6の上から前記バット本体4の全領域にウレタン樹脂を塗設してバット本体4の全領域を膜状体7でコーティングする。なお、膜状体7でコーティングする前に、適宜、プライマー(図示しない)を塗設してもよい。
【0045】
図5(d)に示すように、前記膜状体7が十分に乾燥したら、バット本体4のグリップ部2の外周面に滑り止めテープ5を巻装し、野球用又はソフトボール用バットが完成する。
【0046】
[別実施形態]
前記立体模様8の大きさや形状等の具体的構成は、前述の実施形態で示したものに限らず、種々の構成変更が可能である。例えば、直線状や角環状又又は部分角環状の凸条19や円柱状又は方形条の凸部などが形成されていてもよい。また、例えば、図7に示すように、前記立体模様8を構成するのに、正対視でバット軸心Yに沿う多数(複数の一例)の直線状の凸条19が形成されていてもよい。
【0047】
前述の実施形態では、正対視でバット軸心Yに交差する凸条11、12として、正対視でバット軸心Yに直交(又は略直交)する凸条11、12を例に示したが、正対視でバット軸心Yに斜交する凸条であってもよい。
【0048】
前述の実施形態では、立体模様8が透明である場合を例に示したが、不透明や半透明などであってもよい。
【0049】
前述の実施形態では、バット本体4の全領域を膜状体7でコーティングする場合を例に示したが、凹凸シート6の外面の全面に対応する領域、或いは、凹凸シートの外面の全面を含む凹凸シート6よりも広い領域を膜状体7でコーティングしてもよく、要するに、少なくとも凹凸シート6の外面の全面を含む領域を膜状体7でコーティングしていればよい。
【0050】
前述の実施形態では、前記打球部1をバット周方向で複数に分割した分割領域1Aについて、隣接する分割領域1Aに異なる立体模様8を形成する場合を例に示したが、前記分割領域1Aのうちの一部の分割領域1Aに立体模様8を形成する構成(換言すれば、分割領域1Aのうちの一部の分割領域1Aには立体模様8を形成しない構成)や分割領域1Aのうちの全部の分割領域1Aに同じ立体模様8を形成する構成であってもよい。
【0051】
前述の実施形態では、凹凸シート6を構成するのに、平面状の基材6aの外面に印刷を施す場合を例に示したが、台紙上の接着層6を平面状の基材6aとする形態で接着層6の外面に印刷を施してもよい。
【0052】
前述の実施形態では、凹凸シート6をバット本体4の打球部1の外周面に水転写する場合を例に示したが、凹凸シート6をバット本体4の打球部1の外周面に熱転写する構成であってもよい。
【0053】
前述の実施形態では、前記凹凸シート6がエポキシ樹脂から構成されている場合を例に示したが、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂などの合成樹脂や天然樹脂などであってもよい。
【0054】
同様に、前述の実施形態では、前記膜状体7がウレタン樹脂から構成されている場合を例に示したが、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、エポキシ樹脂などの合成樹脂や天然樹脂などであってもよい。
【0055】
前述の実施形態では、バット本体4がFRP製である場合を例に示したが、アルミ等の金属製(例えば、アルミ製)や木製などであってもよい。
【0056】
なお、本発明によれば飛距離性能に優れたバットを得ることができるが、本発明は安全面や玩具としての使用目的から意図的に飛距離性能を抑止するバットにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】野球又はソフトボールバットの外観図
【図2】野球又はソフトボールバットの外観図
【図3】野球又はソフトボールバットの拡大外観図
【図4】野球又はソフトボールバットの横断面説明図
【図5】野球又はソフトボールバットの製造方法を示す説明図
【図6】凹凸シートの転写方法を示す説明図
【図7】別実施形態における野球又はソフトボールバットの拡大外観図
【符号の説明】
【0058】
1 打球部
1A 分割領域
4 バット本体
6 凹凸シート
7 膜状体
8 立体模様
11、12 凸条
C 中心
Y バット軸心

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外面が凹凸面形状に形成された樹脂製の凹凸シートをバット本体の先端側の打球部の外周面に転写するとともに、前記バット本体の全領域又は少なくとも前記凹凸シートの外面の全面を含む領域を樹脂製の膜状体でコーティングすることにより、前記打球部に樹脂製の立体模様を形成してある野球又はソフトボール用バット。
【請求項2】
前記打球部をバット周方向で複数に分割した分割領域について、隣接する前記分割領域に異なる前記立体模様を形成してある請求項1記載の野球又はソフトボール用バット。
【請求項3】
前記打球部をバット周方向で複数に分割した分割領域のうちの一部の分割領域に前記立体模様を形成してある請求項1記載の野球又はソフトボール用バット。
【請求項4】
前記立体模様を構成するのに、ボールよりも小なる内径の円環状の凸条を前記打球部の外周面におけるバット長さ方向の中央部位に中心が位置する状態で形成してある請求項1〜3のいずれか1項に記載の野球又はソフトボール用バット。
【請求項5】
前記立体模様を構成するのに、正対視においてバット軸心に交差する複数の凸条をボールの外径寸法よりも小なる間隔を空けてバット長さ方向に沿って並ぶ状態で形成してある請求項1〜4のいずれか1項に記載の野球又はソフトボール用バット。
【請求項6】
前記立体模様を構成するのに、前記打球部の外周面におけるバット長さ方向の中央部位に中心が位置する内径寸法の異なる同心状の複数の円環状又は部分円環状の凸条を形成してある請求項5記載の野球又はソフトボール用バット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−12112(P2010−12112A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−176260(P2008−176260)
【出願日】平成20年7月4日(2008.7.4)
【出願人】(000108258)ゼット株式会社 (36)