説明

金属蒸気放電ランプ

【課題】放電管破損時の安全性を確保しつつ、発光光束の低下を抑制できる金属蒸気放電ランプを提供する。
【解決手段】ランプは、一対の電極を有する放電管を内部に収納する内管が外管内に収納されてなり、外管の一端側に口金を有する。外管は、ガラス製の筒状体と、筒状体の他端開口を塞ぐ蓋体とを備え、蓋体は筒状体よりもぜい性が低い材料により構成され、蓋体における筒状体の一端側の端縁と蓋体側に位置する電極の先端とを結ぶ線分と、放電管の中心軸とで挟まれた角度を挟角Xとすると、挟角Xが11[°]≦X≦57[°]の関係を満たす。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放電管、内管、外管を備える金属蒸気放電ランプに関する。
【背景技術】
【0002】
高輝度、高効率、長寿命の金属蒸気放電ランプ、例えばメタルハライドランプ(以下、単に「ランプ」という。)は、その特性を生かして種々の場所で使用されている。
上記ランプを光源として使用する従来の照明装置は、上記ランプ以外に、凹状の反射面を有して当該ランプから発せられた光を所望方向に反射させる反射板を備え、その光取り出し口が、例えば前面ガラス板によって塞がれている(所謂、閉塞型の照明装置である。)。なお、光取り出し口を塞ぐ理由は、ランプ(放電管)が何らかの原因で破損したときに、その破片が装置外部に飛散するのを防止するためである。
【0003】
一方、店舗等の商業施設のように空間のデザインおよびコストが重要視される場所では、従来の照明装置の光取り出し口を前面ガラスで塞がない、所謂、開放型の照明装置が要望されている。このような要望に答えるランプとして、例えば、放電管を収納する内管がさらに外管で被覆された構造、つまり、放電管・内管・外管といった三重管構造にし、放電管の破損により内管が破損しても、その破片が外管内に留まるようにしたものが提案されている。
【0004】
さらに、近年、外管として、筒状をした筒状体と、筒状体の他端の開口を閉塞する蓋体とから構成され、蓋体に金属材料が利用されたものも提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第4436428号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記蓋体は、放電管の破損により内管が破損しても、その破片が外管内に留まるように筒状体の他端を閉塞するものであるが、金属材料により構成されているため、放電管から発せられた光が蓋体により遮蔽される。つまり、破損時の対策はできるものの、蓋体により光が遮蔽されて発光光束が低下するという問題が生じる。
【0007】
本発明は、放電管破損時の安全性を確保しつつ、発光光束の低下を抑制できる金属蒸気放電ランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る金属蒸気放電ランプは、一対の電極を有する放電管を内部に収納する内管が外管内に収納されてなり、前記外管の一端側に口金を有する金属蒸気放電ランプであって、前記外管は、ガラス製の筒状体と、当該筒状体の他端開口を塞ぐ蓋体とを備え、前記蓋体の縁上の位置と前記一対の電極のうち前記蓋体側に位置する電極の先端とを結ぶ線分と、放電管の中心軸とで挟まれた角度のうち最大のものを挟角Xとすると、前記挟角Xが 11[°]≦X≦57[°] の関係を満たすことを特徴としている。
【0009】
または、本発明に係る金属蒸気放電ランプは、一対の電極を有する放電管を内部に収納する内管が外管内に収納されてなり、前記外管の一端側に口金を有する金属蒸気放電ランプであって、前記外管は、ガラス製の筒状体と、当該筒状体の他端開口を塞ぐ蓋体とを備え、前記一対の電極のうち前記蓋体側に位置する電極の先端から臨む前記蓋体がなす立体角をωとすると、前記立体角ωが0.12[sr]≦ω≦2.86[sr]の関係を満たすことを特徴としている。
【0010】
また、前記蓋体は、前記筒状体に対して無機系接着材により固着されていることを特徴とし、あるいは、前記蓋体は、前記筒状体の他端部に係合する係合部を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る金属蒸気放電ランプは、蓋体を挟角Xあるいは立体角ωを上記範囲としているため、放電管破損時の安全性を確保しつつ、高い発光光束および高い挿抜性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】実施の形態に係る照明装置の全体図であり、反射板の内部が分かるように一部を切り欠いている。
【図2】実施の形態に係るランプの一部を切り欠いた正面図である。
【図3】放電管の正面断面図である。
【図4】蓋体と放電管の位置関係を説明する図である。
【図5】発光光束についての試験結果を示す図を示す。
【図6】(a)は、蓋体の固着方法についての変形例1を示す一部切欠き斜視図であり、(b)は、蓋体の固着方法についての変形例2を示す一部切欠き斜視図である。
【図7】(a)は、変形例3に係る外管の他端部を示す一部切欠き斜視図であり、(b)は、変形例4に係る外管の他端部を示す一部切欠き斜視図である。
【図8】(a)は、変形例5に係る外管の他端部を示す一部切欠き斜視図であり、(b)は、変形例6に係る外管の他端部を示す一部切欠き斜視図である。
【図9】変形例7に係る外管の他端部を示す一部切欠き斜視図である。
【図10】変形例8に係る外管を示す図あり、(a)は、他端側を示す一部切欠き斜視図であり、(b)は、断面図である。
【図11】変形例9に係る蓋体を示す一部切欠き斜視図である。
【図12】(a)は、変形例10に係る蓋体を示す一部切欠き斜視図であり、(b)は、変形例11に係る蓋体を示す一部切欠き斜視図であり、(c)は、変形例12に係る蓋体を示す一部切欠き斜視図である。
【図13】(a)は、変形例13に係る蓋体を示す一部切欠き斜視図であり、(b)は、変形例14に係る蓋体を示す一部切欠き斜視図である。
【図14】(a)は、変形例15に係る外管の他端部の断面図であり、(b)は、変形例16に係る外管の他端部の断面図である。
【図15】変形例17に係る外管を利用したランプを示す図である。
【図16】変形例18に係る口金を利用したランプの口金部分を示す図である。
【図17】切り欠き部がある場合の挟角Xの算出方法を説明する図である。
【図18】切り欠き部があり、延出部が湾曲している場合の挟角Xの算出方法を説明する図である。
【図19】蓋体が筒状体の他端開口に内嵌した場合の挟角Xの算出方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態に係る照明装置、当該照明装置の光源として用いられているランプについてそれぞれ図面を参照しながら説明する。
1.照明装置
図1は、本実施の形態に係る照明装置の全体図であり、反射板の内部が分かるように一部を切り欠いている。
【0014】
照明装置10は、図1に示すように、照明器具12と当該照明器具12に装着されるランプ14とで構成される。ここでの当該照明装置10は、スポットライト用であるが、本発明に係るランプおよび照明装置は、他の用途に用いるものであっても良い。
【0015】
照明器具12は、内部に配置されたランプ14から発せられた光を前方に反射させる反射板16と、反射板16内に組み込まれ且つランプ14が取り付けられるソケット(図示省略)と、反射板16を壁や天井に取着するための取着具18とを備える。
【0016】
反射板16は、図に示すように、凹状の反射面20を備えている。この反射面20は、例えば、アルミ鏡を利用することで構成される。なお、この反射板16は、その開口(光取り出し口)22がガラス板等によって塞がれていない、所謂、(前面)開放型である。
【0017】
ソケットは、ランプ14の口金と電気的に接続され、ランプ14に電力を供給する。なお、ランプ14を点灯させるための安定器(不図示)は、例えば、天井内に埋め込まれる等しており、後述の供給線24を介してランプ14に給電を行う。
【0018】
取着具18は、例えば、「コ」字形状をしており、並行に配された一対のアーム26(,26)と、一対のアーム26(,26)の一端同士を連結する連結部(図示省略)とを有し、一対のアーム26(,26)間に反射板16を挟んだ状態で、反射板16がアーム26(,26)により回動自在に軸支され、連結部が、例えば、壁や天井に取り付けられる。なお、照明装置10から放射される光の向きは、反射板16に対して回動自在な取着具18を回動させることによって調節できる。
2.ランプ
図2は、実施の形態に係るランプ14の正面図である。
【0019】
ランプ14は、内部に一対の電極を有し、放電空間を形成している放電管30と、当該放電管30を収納する気密容器である内管32と、当該内管32に被せられた保護容器である外管34とを備える3重管構造であって、照明器具12のソケットから給電を受けるための口金36とをさらに有する。
【0020】
図3は、放電管30の正面断面図である。
放電管30は、内部に放電空間38を形成するための本管部40と当該本管部40の管軸方向両側に延出するように形成された細管部42a,42bと、本管部40と細管部42a,42bとを結合するための結合部44a,44bとからなる外囲器46を有している。
【0021】
本管部40および細管部42a,42bは、図3から分かるように、管状(ここでは、横断面形状が円形状である。)をし、本管部40における管軸と直交する方向の寸法(ここでは、内径および外径である。)が、細管部42a,42bにおける寸法(内径・外径)よりも大きく、本管部40と細管部42a,42bとの隙間を埋めるように結合部44a,44bの寸法が決められている。
【0022】
本管部40、細管部42a,42bおよび結合部44a,44bは、例えば、透光性セラミックで形成されている。透光性セラミックには、例えば、アルミナセラミックを用いることができる。なお、他のセラミック、あるいは、石英ガラス等で構成しても良い。
【0023】
本実施の形態では、外囲器46は、本管部40、細管部42a,42bおよび結合部44a,44bをそれぞれ別個に成形して組み合わせた状態で焼成等して一体化したものである。
【0024】
なお、外囲器46は、3つの部材を焼成して一体化したものに限らず、例えば、本管部と2つの細管部とを最初から一体で形成されたものを用いても構わない。また、本管部が複数の部材で形成されものを用いても構わない。
【0025】
本管部40は、放電空間38の内部で、ランプ14の長手方向の中心軸(以下、単に、「ランプ軸」ともいう。)上、あるいはランプ軸と平行な軸上で互いに略対向する一対の電極48,50を備える。
【0026】
放電空間38には、発光物質である金属ハロゲン化物、始動補助ガスである希ガス、および緩衝ガスである水銀がそれぞれ所定量封入されている。金属ハロゲン化物としては、例えば、ヨウ化ナトリウムやヨウ化ジスプロシウム、ヨウ化ホルミウム、ヨウ化ツリウム、ヨウ化タリウム、ヨウ化セリウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化インジウム、ヨウ化スカンジウム等が用いられる。
【0027】
電極48,50は、図3に示すように、電極棒52,54と、電極棒52,54の先端側(放電空間38側)の端部に設けられた電極コイル56,58とを備えている。
なお、本実施の形態で利用していないが、電極棒52,54と細管部42,42bとの隙間には、発光物質の前記隙間への侵入を抑制するためのモリブデンコイルを電極棒52,54に巻装しても良い。
【0028】
電極48,50は、理想的(設計的)には上述した通り、ランプ軸上で互いに対向するように、つまり、電極棒52,54の中心軸がランプ軸上に配置される。しかし、実際には、そのプロセスの精度上、前記中心軸がランプ軸上にない場合もある。
【0029】
細管部42a,42bの各々には、先端部(放電空間38と反対側の端部である。)に前記各電極48,50が接合された給電体60,62が挿入されている。給電体60,62は、内部給電線64a,64bと外部給電線66a,66bとから構成されている。なお、内部給電線64a,64bと外部給電線66a,66bとは、例えば、溶接により結合されている。
【0030】
給電体60,62は、それぞれの細管部42a,42bにおける、本管部40とは反対側の端部部分に流し込まれたフリットからなるシール材68a,68bによって封着されている。なお、図2に現れているシール材68a,68bの部分は、細管部42a,42bの端部からはみ出た部分である。
【0031】
ランプ14の説明に戻る。
給電体66aにおける電極48がある側と反対側の端部は、図2に示すように、電力供給線72に電気的に接続されており、同じく、給電体66bの電極50がある側と反対側の端部が電力供給線74に電気的に接続されている。電力供給線72,74は金属箔78,77を介して、リード線80,79に接続されている。
【0032】
リード線79は、金属線81を介して口金36のシェル部82に接続され、また、リード線80は、金属線83を介して口金36のアイレット部84に接続されている。ここで、金属線81,83として、例えばニッケルを用いると、金属線が軟らかいため、リード線79,80と口金36との接続や光中心位置合わせ等の作業性が向上する。なお、ここでの口金36は、エジソンタイプであり、以下、「E口金」ともいう。
【0033】
電力供給線74において、その口金36側に相当する部分、例えば、他方の電力供給線72や当該電力供給線72に接続された給電体66aと対向する部分が、例えば、石英ガラスからなるスリーブ76で被覆されている。このような構成とすれば、ランプ寿命末期に放電管30でリークが生じたとしても、反対極性となる部材間で生じる放電によって想定外の大きな電流が流れる続けることによって起こる点灯装置(所謂、安定器等の回路である。)の損傷等の不具合を大幅に抑制することができる。
【0034】
上記した放電管30等は、図2に示すように、筒状、例えば円筒状をした内管32内に収納されている。内管32は、例えば石英ガラスからなり、前記金属箔78,80の存する側の端部部分は、いわゆるピンチシール法によって圧潰され当該金属箔78,80に相当する部分において気密封止されている。
【0035】
従って、内管32は、片封止型の気密容器であるといえる。ここで、内管32において前記圧潰封止されてなる部分をピンチシール部86と称することとする。
内管32の他端部の先端にある凸部90は、当該内管32内を真空引きする際に用いた排気管の残部であるチップオフ部である。内管32内を真空にするのは、ランプ点灯時に高温にさらされる給電体66a,66b、電力供給線72,74等の酸化を防止するためである。酸化防止の観点から考えれば、内管32の内部(であって、放電管30の外部)は、真空にするのではなく、窒素等の不活性ガスを充満させることも可能である。
【0036】
口金36側の端部がピンチシール部86となっており、口金36とは反対側(ランプ頂部側)の端部が外管34の蓋体94側部分と対向する先端部(90)となっている。
内管32には、図2に示すように有底筒状(すなわち、一端が開口され他端が閉塞されてなる筒状)をした外管34が被せられている。外管34は、例えば、横断面形状が円形状の筒状体92と、筒状体92の他端を塞ぐ蓋体94とから構成される。蓋体94は、例えば、筒状体92の他端部の外周面に当接する(外嵌する)筒部94aと、筒部94aの他端に設けられた蓋部94bとからなる有底筒状をしている。
【0037】
コンパクトタイプのランプ、特に外管径が28[mm]以下のランプにおいて、蓋体を有しない略半球状の外管で閉塞された従来の三重管タイプでは、スポットライト用途等の照明器具からランプ交換のためにランプを取り外す際、外管の先端部を保持して取り外し難いという課題がある。ランプ14の場合、筒部94aが筒状体92の他端部の外周面に当接することで、筒部94aの口金側に段差が生じることで、ランプ14を引っ張りやすく、ランプ14を照明器具から取り外しやすくすることができる。
【0038】
また、ランプ14の先端方向から見た蓋体の形状が多角形の場合、蓋体の側面に段差または凹凸があったり、係止構造における、かしめの際の穴やたて溝があったりする場合には、蓋体を保持して、ランプ14をその管軸の周回方向に回しやすく、E口金や後述するスワンタイプ等のねじ込み式の口金を有するランプの場合に、照明器具への取り付け、取り外しをしやすくすることができる。
【0039】
筒状体92は、例えば、硬質ガラスからなり、蓋体94は有底筒状の金属材料(例えば、アルミニウムである。)からなり、蓋体94が筒状体92に対して無機系接着剤(シリコン系接着剤)96により固着されている。
【0040】
一般に金属材料は、硬質ガラスよりもぜい性が低いため、外管34は、放電管30の破損により内管32が損傷して、その破片が管軸方向に飛散した場合であっても、外管34の先端部(口金36と反対側の端部である。)は、蓋体94が変形しても破壊にまでは至らないため、放電管30や内管32の破片等の拡散を防ぐ役割を果たす保護部材として機能する。
【0041】
この筒状体92は、ランプのコンパクト性を確保するために内管32と同じ筒状、例えば、円筒状であり、組立工程において外管34を内管32に被せる際のクリアランスを確保するために、筒状体92(外管34のストレート部分)と内管32との間の隙間が平均で1[mm]〜3[mm]ある。
【0042】
口金36は、上述のシェル部82およびアイレット部84を有する他、ピンチシール部86を把持する把持部98(図1参照)を有している。内管32のピンチシール部89は、口金36の把持部98に挿入された状態で接着剤により固着され、そして、この状態で、内管32のピンチシール部89周辺と外管34とが接着剤99により固着されている。これにより、口金36、内管32および外管34が結合される。
【0043】
なお、ここでの接着剤は、所謂「セメント」であり、無機系接着剤(例えば、朝日化学工業製 スミセラム(登録商標)、日産化学工業製 ボンドエックス(登録商標))等である。
【0044】
定格電力35[W]タイプのランプの実施例は、消費電力が39[W]、アーク長(一対の電極48,50間の距離である。)が4.5[mm]、外管34の中間部および開口部の最大外径が21[mm]、内管32の中間部および開口部の最大外径が15[mm]、外管34の中間部および開口部の肉厚が1.5[mm]である。
定格電力70[W]タイプのランプの実施例は、消費電力が73[W]、アーク長が6.0[mm]、外管34の中間部および開口部の最大外径が22[mm]、内管32の中間部および開口部の最大外径が16[mm]、外管34の中間部および開口部の肉厚が1.5[mm]である。
3.蓋体による遮光性
放電管30から発せられた光は、金属製の蓋体94により遮光される。つまり、ランプ14の発光光束が、蓋体94を有しないものよりも低くなる。
【0045】
しかしながら、蓋体94と放電管30(正確には電極である。)との位置関係を最適化することにより、ランプ14の高い発光光束を維持することができる。
図4は、蓋体と放電管の位置関係を説明する図である。
【0046】
蓋体94における口金36側の端縁94cと、一対の電極50,52のうち蓋体94側に位置する電極52の先端(口金36側である。)とを結ぶ線分A1と、放電管30の中心軸と一致する線分A2とで挟まれた角度を挟角Xとする。
【0047】
図5は、発光光束についての試験結果を示す図を示す。
試験は、挟角Xの異なるランプを製作して、蓋体94の装着前後で光束を測定して、その光束比を算出した。
【0048】
具体的には、消費電力Pが39[W]と73[W]の2種類のランプを用いている。なお、消費電力が30[W]〜45[W]のランプは定格電力35[W]タイプ、消費電力が65[W]〜80[W]のランプは定格電力70[W]タイプのランプに分類される。
【0049】
消費電力Pが39[W]のランプでは、蓋体94における口金36側の端縁94cと、一対の電極50,52のうち蓋体94側に位置する電極52の先端(口金36側である。)とのランプ軸方向の距離Lを6.2[mm]として、蓋体94の外径Dを16.5[mm]、19.0[mm]、22.0[mm]の3つのランプを製作した。このときの挟角Xは、図5に示すように、53[°]、57[°]、61[°]である。
【0050】
消費電力Pが73[W]のランプでは、上記距離Lを7.2[mm]として、外径Dを16.5[mm]、22.0[mm]、25.0[mm]の3つのランプを製作した。このときの挟角Xは、図5に示すように、49[°]、57[°]、60[°]である。
【0051】
挟角Xの違いによる発光光束の低下は、図5に示すように、挟角Xが57[°]以下の場合に、蓋体(94)が無しの場合に対する光束比が90[%]以上となっており、定格電力35[W]タイプおよび70[W]タイプいずれも、挟角Xが57[°]以下が好ましい。
【0052】
なお、発光光束の観点からは、挟角Xは小さい方が良い。しかしながら、製造時に蓋体94を外管34へ装着する際の作業を鑑みると、手作業もしくは自動組立て作業いずれの場合においても、蓋体94があまりにも小さい場合は装着作業が困難であり、甚だしくは蓋体94が脱落してしまうという問題がある。発明者らは、実際にある工程において蓋体94の装着作業の確実性を検討した結果、挟角Xが11[°]以上あれば蓋体94を脱落することなく確実に装着可能となることを見出した。
4.寸法について
実施の形態では、蓋体94における口金36側の端縁94cと、電極52の先端との距離Lを6.2[mm]として、また、蓋体94の外径Dを16.5[mm]、19.0[mm]、22.0[mm]として、試験を行った。
【0053】
しかしながら、この距離Lは、1.0[mm]以下、外径Dは、27.0[mm]以下が好ましい。これは、距離Lが41.0[mm]より大の場合、全長が長くなるため適合するコンパクト器具の選択の幅が格段に狭まるためである。
【0054】
また、外径D[mm]は27.0[mm]より大の場合も外管の径方向に広がりすぎるために適合するコンパクトな照明器具へ適合できる選択の幅が狭まるためである。
5.その他
実施の形態では、ランプの発光光束に着目して挟角Xを規定した。しかしながら、好ましくは11[°]≦X≦30[°]の範囲が良く、より好ましくは11[°]≦X≦24[°]の範囲が良い。このような範囲とすることにより、蓋体(94)を有する場合の全光束において、蓋体(94)が無しの場合の全光束に対する光束低下幅が著しく改善される。具体的には、11[°]≦X≦30[°]の範囲では、光束比95[%]は確保できる。さらに、11[°]≦X≦24[°]であると、光束比は、ほぼ100[%]近く確保可能であることが蓋体有無の光束比較実験により判明した。
<変形例>
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明の内容が、上記実施の形態に示された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を実施することができる。
1.外管について
(1)接合方法
実施の形態での蓋体94の筒状体92への装着は、蓋体94の筒部94aが筒状体92を外嵌していた(つまり、筒部94aの内周面が筒状体92の外周面と対向している。)が、蓋体の筒部が筒状体に内嵌しても(つまり、筒部の外周面が筒状体の内周面と対向している。)良いし、蓋部が筒状体の端面に装着されていても良い。
【0055】
図6の(a)は、蓋体の筒部が筒状体に内嵌して接合されてなる外管(変形例1)の一部を示す図である。
同図に示すように、外管101は、筒状体103に対して、蓋体105の筒部105aが筒状体103内に挿入された状態で、筒部105aの外周面と筒状体103の内周面とが接着剤107により固着されることで構成されている。
【0056】
図6の(b)は、蓋体の蓋部が筒状体の端面に装着されてなる外管(変形例2)の一部を示す図である。
同図に示すように、外管111は、筒状体113に対して、蓋体115の筒部115aが筒状体113に外嵌した状態で、蓋体115の蓋部115bの裏面と筒状体113の端面とが接着剤117により固着されることで構成されている。
【0057】
また、実施の形態や上記変形例1、2では、蓋体と筒状体とを無機系の接着剤(96,107,117)により固着していたが、例えば、筒状体103側面に凹部および蓋体94に凸部を設け、凹部と凸部を嵌合させて係合させるなど他の方法により蓋体を筒状体の他端に装着しても良い。
【0058】
この場合、筒部115aが筒状体113の他端部の外周面に当接し、筒部115aの口金側に段差が生じることで、ランプを引っ張りやすく、ランプを照明器具から取り外しやすくすることができる。E口金や後述するスワンタイプ等のねじ込み式の口金を有するランプの場合に、照明器具への取り付け、取り外しをしやすくすることができる。
【0059】
図7から図14は、接合方法についての変形例を示す図である。
これらの変形例では、蓋体が筒状体に係合している。以下、具体例について説明する。
図7は、変形例3,4に係る外管の他端部を示す斜視図である。
【0060】
図7(a)に示すように、変形例3に係る外管121は、実施の形態と同様に、筒状体123と蓋体125とを備え、蓋体125が筒状体123の他端に係着している。なお、ここでは、係合構造により両者の結合に加えて、実施の形態で説明したような接着剤による結合を行っても良い。
【0061】
筒状体123は、他端部がラッパ状に拡径する拡径部123aを有している。つまり、筒状体123の他端部において少なくとも外面がラッパ状に拡径している。蓋体125は、実施の形態と同様に、筒部125aと蓋部125bとを備え、筒部125aが筒状体123の拡径部123aに係合している。
【0062】
蓋体125の筒部125aは、装着前は蓋部125bの周縁から蓋部125bに対して直交する状態で延出しており、この状態で、蓋体125を筒状体123の他端に被せ、その後、筒部125aをかしめると、筒部125aの内周面(の一部又は全部)が筒状体123の拡径部123aの外周面(の一部又は全部)に当接する。これにより、蓋体125が筒状体123に装着される。
【0063】
なお、かしめた状態で、筒部125aが拡径部123aに当接していなくても、筒部125aの周縁の内径が拡径部123aの外径よりも小さければ、蓋体125が筒状体123から外れようとしたときに、筒部125aが筒状体123の拡径部123aに係合して目的を達成することができる。
【0064】
このように、筒部125aが拡径部123aに当接していなくても、蓋体125が筒状体123から外れようとしたときに、筒部125aが筒状体123の拡径部123aに係合するような場合も、蓋体125が筒状体123に係合している、あるいは係着しているという。
【0065】
変形例3に係る蓋体125は、その筒部125aの全体が、蓋部125bから離れるに従って、筒状体123の管軸に近づくように、直線的に傾斜しているが、図7(b)に示すように、筒部133における蓋部135と反対側の端部のみが、内側に(筒状体123の管軸に近づくように)に屈曲する屈曲領域137となっているような蓋体131であっても良い(変形例4)。
【0066】
この場合、筒部125aが筒状体123の他端部の外周面に当接し、筒部125aの口金側に段差が生じることで、ランプを引っ張りやすく、ランプを照明器具から取り外しやすくすることができる。また、蓋体125の側面に段差があるので、蓋体125を保持して、ランプをその管軸の周回方向に回しやすく、E口金や後述するスワンタイプ等のねじ込み式の口金を有するランプの場合に、照明器具への取り付け、取り外しをしやすくすることができる。
【0067】
図8は、変形例5および6に係る外管の他端部を示す斜視図である。
図8(a)に示すように、変形例5に係る外管141は、実施の形態と同様に、筒状体143と蓋体145とを備え、蓋体145が筒状体143の他端に係着している。
【0068】
筒状体143は、変形例3と同様に、ラッパ状に拡径する拡径部143aを有している。蓋体145は、蓋部147と、当該蓋部147の周縁から筒状体143の管軸方向に沿って延出する複数の延出部149a,149b,149cとを備える。なお、図8の(a)では、図面の表示(斜視図)の関係で延出部は3つしか現れていない。
【0069】
複数の延出部149a,149b,149cは、周方向に間隔をおいて形成されている。つまり、変形例3に係る蓋体125の筒部125aに対して、周方向に所定の間隔をおいて切り欠き部(148)を設けたような形状をしている。
【0070】
それぞれの延出部149a,149b,149cは、蓋部147から離れるに従って、筒状体143の管軸に近づくように傾斜しており、延出部149a,149b,149cの先端により構成される内周の直径(内径)は、筒状体143の他端の外径よりも小さくなっている。
【0071】
また、延出部149a,149b,149cは、延出部149a,149b,149cの厚み方向に弾性変形可能であり、延出部149a,149b,149cが筒状体143の拡径部143aに係合している。
【0072】
変形例5に係る蓋体145は、隣接する延出部149a,149b,149c間が逆「V」字状の切り欠き部148となっていたが、図8(b)に示すような、隣接する延出部(153a,153b)間が四角形状の切り欠き部155となっている蓋体151であっても良い(変形例6)。
【0073】
この場合、延出部149a,149b,149cが筒状体143の他端部の外周面に当接し、延出部149a,149b,149cの口金側に段差が生じることで、ランプを引っ張りやすく、ランプを照明器具から取り外しやすくすることができる。また、蓋体145の側面に段差またはたて溝があるので蓋体145を保持して、ランプをその管軸の周回方向に回しやすく、E口金や後述するスワンタイプ等のねじ込み式の口金を有するランプの場合に、照明器具への取り付け、取り外しをしやすくすることができる。
【0074】
図9は、変形例7に係る外管の他端部を示す斜視図である。
変形例3および変形例4における蓋体125,135は厚みが一定の筒部125a,133を有し、変形例5および変形例6における蓋体145,151は厚みが一定の延出部149a,149b,149c,153a,153bを有していたが、図9に示すように、筒部の内面に突起を有しても良い。
【0075】
同図に示す変形例7に係る外管161は、実施の形態と同様に、筒状体163と蓋体165とを備え、蓋体165が筒状体163の他端に係着している。
筒状体163は、変形例3と同様に、ラッパ状に拡径する拡径部163aを有している。蓋体165は、蓋部167と、当該蓋部167の周縁から円筒状に管軸方向にそって延出する筒部169とを備える。
【0076】
筒部169の内周面には、複数の突起169a,169b,169cが周方向に間隔をおいて形成されている。
それぞれの突起169a,169b,169cは、筒状体163の管軸に近づくように突出しており、その突出先端は、筒状体163の他端(拡径部における開口端)の外径よりも内側、つまり、筒状体163の管軸に近い側に位置している。
【0077】
これにより、蓋体165に対して筒状体163の他端から離そうとする負荷が作用した際に、蓋体165の突起169a,169b,169cが筒状体163の拡径部163aと係合して、蓋体165が筒状体163から外れるのを防止できる。
【0078】
なお、突起169a,169b,169cが周方向に間隔をおいて形成されているため、蓋体の筒部169が局所的に拡径する(弾性変形する)ことができ、蓋体165の筒状体163への装着が可能となる。
【0079】
この場合、筒部169が筒状体163の他端部の外周面に当接し、筒部169の口金側に段差が生じることで、ランプを引っ張りやすく、ランプを照明器具から取り外しやすくすることができる。また、蓋体165の側面に段差または凹凸があったり、係止構造における、かしめの際の穴がある場合には、蓋体165を保持して、ランプをその管軸の周回方向に回しやすく、E口金や後述するスワンタイプ等のねじ込み式の口金を有するランプの場合に、照明器具への取り付け、取り外しをしやすくすることができる。
【0080】
変形例3から変形例7における蓋体は、筒状体の他端に沿う筒部(例えば図7の(a)の125aである。)や延出部(例えば図8の(a)の149aである。)を有していたが、蓋体は、挟角Xの範囲が上記説明した11[°]以上57[°]以下の範囲にあれば、どのような構造・形状であっても良い。
【0081】
図10は、変形例8に係る外管を示す図であり、(a)は他端側を示す斜視図であり、(b)は正面図(の一部)である。
図10(a)に示すように、変形例8に係る外管171は、実施の形態と同様に、筒状体173と蓋体175とを備え、蓋体175が筒状体173の他端に装着されている。
【0082】
筒状体173は、変形例3と同様に、他端側が拡径部173aとなっている。蓋体175は、実施の形態と同様に、蓋部177と筒部179とを有し、筒部179は、蓋部177側に位置し且つ拡径部173aに係合する係合領域179aと、係合領域179aの周縁から筒状体173の管軸に対して離れるように張り出す張出領域179bとを備える。このような張出領域179bがあると、蓋体175を掴み易くなり、トルク(負荷)をかけやすくなり、結果的に挿抜性が格段に改善される。
【0083】
挿抜性に関しては、コンパクトタイプのランプ、特に外管径が28[mm]以下のランプにおいて、蓋体を有しない先端部が略半球状の外管で閉塞された従来の三重管タイプでは、トルク(負荷)がかけにくいという課題がある。
【0084】
そこで、図6の(b)のように蓋体115があると蓋体115の淵に角度を有するためトルクがかけやすくなる。蓋体の形状が多角形だと挿抜性がさらに改善され、蓋体の側面に段差または凹凸があったり、係止構造における、かしめの際の穴(図9)やたて溝があったりしても挿抜性は改善される。
【0085】
上記は、機械的に係止をする構造であったが、接着剤を使用する場合は、例えば、蓋体の側面内側に接着剤を塗布し、外管の外側側面に接着剤が塗布されるような構成ならば接着剤を固着するときのガス抜きがしやすい。また、外管の周縁まで接着剤を塗布すると外管の気密性が向上する。
【0086】
上記構成の蓋体175は、図10(b)に示すように、挟角Xが11[°]以上57[°]以下の範囲にある位置で、筒状体173に装着されている。
変形例8では、筒状体173の管軸の延伸方向から蓋体175を見たときに、張出領域179bは円形状に張り出していたが、挟角Xが11[°]以上57[°]以下の範囲にあれば、他の形状で張り出しても良い。
【0087】
図11は、変形例9に係る蓋体を示す斜視図である。
変形例9に係る蓋体181は、変形例8に係る蓋体175と同様に、蓋部183と筒部185とを有し、筒部185は、蓋部183側の係合領域185aと、係合領域185aの周縁から張り出す張出領域185bとを備える。
【0088】
張出領域185bは、筒状体(173)の管軸の延伸方向から見たときに、多角形状、ここでは正八角形状に張り出している。
上記実施の形態等に係る蓋体125は、筒状体123の管軸の延伸方向から見たときに、円形状をしていたが、楕円形状や多角形状の蓋体が筒状体の他端に係合して装着されていても良い。
【0089】
この場合、筒部185が筒状体の他端部の外周面に当接することで、筒部185の口金側に段差が生じ、かつ張出領域185bがあることで、ランプを引っ張りやすく、ランプを照明器具から取り外しやすくすることができる。また、ランプの先端方向から見た蓋体181の形状が多角形の場合には、蓋体181を保持して、ランプをその管軸の周回方向に回しやすく、E口金や後述するスワンタイプ等のねじ込み式の口金を有するランプの場合に、照明器具への取り付け、取り外しをしやすくすることができる。
【0090】
以下、筒状体の管軸の延伸方向から蓋体を見たときに、例えば、正八角形をしている変形例について説明する。
図12は、変形例10〜12に係る蓋体を示す斜視図である。
【0091】
ここで、変形例10〜12に係る蓋体は、変形例3で説明した筒状体123の他端に装着されるものとする。
図12(a)に示すように、変形例10に係る蓋体201は、蓋部203と筒部205とを有している。蓋部203は、筒状体123の管軸の延伸方向から見たときに、多角形状、ここでは正八角形状をしている。筒部205は、正八角形の蓋部203の各辺から、筒状体123の管軸に沿って延出している。
【0092】
図12(b)に示すように、変形例11に係る蓋体211は、蓋部213と筒部215とを有している。蓋部213は、筒状体123の管軸の延伸方向から見たときに、変形例10と同様に、多角形状、ここでは正八角形状をしている。
【0093】
筒部215は、正八角形の蓋部213の各辺から、筒状体123の管軸に沿って延出し、変形例8および変形例9と同様に、係合領域215aと張出領域215bとを有する。
なお、張出領域215bは、筒状体123の管軸の延伸方向から見たときに正八角形状に張り出している。
【0094】
図12(c)に示すように、変形例12に係る蓋体221は、蓋部223と筒部225とを有している。蓋体223は、筒状体123の管軸の延伸方向から見たときに、変形例10と同様に、多角形状、ここでは正八角形状をしている。
【0095】
筒部225は、正八角形の蓋部223の各辺から、筒状体123の管軸に沿って延出し、変形例11と同様に、係合領域225aと張出領域225bとを有する。但し、ここでの張出領域225bは、筒状体123の管軸の延伸方向から見たときに円形状に張り出している。
【0096】
この場合、筒部205,215,225が筒状体123の他端部の外周面に当接することで、筒部205,215,225の口金側に段差が生じ、張出領域215b,225bがある場合ことで、ランプを引っ張りやすく、ランプを照明器具から取り外しやすくすることができる。また、ランプの先端方向から見た蓋体201,211,221の形状が多角形の場合には、蓋体201,211,221を保持して、ランプをその管軸の周回方向に回しやすく、E口金や後述するスワンタイプ等のねじ込み式の口金を有するランプの場合に、照明器具への取り付け、取り外しをしやすくすることができる。
【0097】
上記変形例10〜12では、筒状体の管軸の延伸方向から蓋体(蓋部)を見たときに円形以外の形状をした蓋体について説明したが、このような蓋部を有し、筒部が、変形例4〜7で説明した筒部であっても良い。
【0098】
さらに、実施の形態や変形例1〜12では、蓋体の蓋部は平板状(平坦な形状)であってが、他の形状であっても良い。
以下、蓋部の形状についての変形例を説明する。
【0099】
図13は、変形例13および変形例14に係る蓋体を示す斜視図である。
ここで、変形例13および変形例14に係る蓋体は、変形例3で説明した筒状体123の他端に装着されるものとする。
【0100】
図13(a)に示すように、変形例13に係る蓋体231は、蓋部233と筒部235とを有している。蓋部233は、筒状体123の管軸の延伸方向から見たときに、外観形状が円形状をし、その中央部分が内側(口金36側である。)」に凹入する凹入領域237となっている。筒部235は、蓋部233の周縁から筒状体123の管軸に沿って延出している。
【0101】
蓋部233の中央部が凹入することで、筒状体123の他端部の内周面と対向(接触)する部分237aができ、当該部分237aと筒部235とで筒状体123の端部を挟持することができる。
【0102】
図13(b)に示すように、変形例14に係る蓋体241は、蓋部243と筒部245とを有している。蓋部243は、筒状体123の管軸の延伸方向から見たときに、外観形状が円形状をし、筒状体123の管軸と直交する方向から見たときに、半球状(ドーム状)に湾曲している。
【0103】
上記変形例13および14では、蓋部の形状についての変形例として、凹入領域237を有する蓋体231やドーム状に湾曲して張り出す形状の蓋体241について説明したが、このような蓋部の形状を有し、筒部が、実施の形態、変形例1、変形例2および変形例4〜変形例11で説明したような筒部であっても良い。
【0104】
また、変形例13〜変形例14では、外管の筒状体の他端部が拡径し、その拡径部分に蓋体が係合していたが、筒状体の他端部が縮径し、この縮径部分に蓋体が係合するような外管であっても良い。
【0105】
この場合、筒部235,245が筒状体123の他端部の外周面に当接し、筒部235,245の口金側に段差が生じることで、ランプを引っ張りやすく、ランプを照明器具から取り外しやすくすることができる。また、蓋体231,241の側面に段差があるので蓋体231,241を保持して、ランプをその管軸の周回方向に回しやすく、E口金や後述するスワンタイプ等のねじ込み式の口金を有するランプの場合に、照明器具への取り付け、取り外しをしやすくすることができる。
【0106】
以下、筒状体の他端部が縮径し、この縮径部分に蓋体が係合して構成されるような外管を変形例15および16として説明する。
図14は、変形例15および変形例16に係る外管の他端部の断面図である。
【0107】
図14(a)に示すように、変形例15に係る外管251は、筒状体253と蓋体255とを備える。筒状体253の他端部は、他端に向かって近づくに従って、直径が徐々に小さくなっている。つまり、筒状体253の端部が縮径部253aとなっている(なお、他端は開口している。)。
【0108】
蓋体255は、逆「Ω」状をし、半球状(ドーム状)をした半球部分257が筒状体253の内部に位置し、半球部分257の端縁から外方へと延出する延出部分259が筒状体253の外部に位置し、半球部分257と延出部分259が、筒状体253の他端の開口径よりも大きくなっている。
【0109】
そして、延出部分259は、周方向に所定をおいて、切り欠き部261を有し、この切り欠き部261により延出部分259が筒状体253の管軸に近づくように弾性変形可能となり、蓋体255を筒状体253の他端部に装着できる。つまり、蓋体255は、筒状体253の他端部に係合しているのである。
【0110】
この場合、外管251の先端から延出部259で示される引っ掛けを突出することで、ランプを引っ張りやすく、ランプを照明器具から取り外しやすくすることができる。また、蓋体255を保持して、ランプをその管軸の周回方向に回しやすく、E口金や後述するスワンタイプ等のねじ込み式の口金を有するランプの場合に、照明器具への取り付け、取り外しをしやすくすることができる。
【0111】
図14(b)に示すように、変形例16に係る外管271は、筒状体273と蓋体275とを備える。筒状体273の他端部は、他端に向かって近づくに従って、直径が徐々に小さくなる縮径部273aとなっている(なお、他端は開口している。)。
【0112】
蓋体255は、実施の形態と同様に、蓋部277と筒部279を備える他、蓋部277の裏面(口金36が存する側の面である。)であって筒状体273の他端の開口に対向する部分から口金(36)側へと延出して開口に係合する一対の係止腕281a,281bを備える。
【0113】
係止腕281a,281bは、外方へと張り出す「V」状(屈曲部分が外方となるように横に向けた形状)をし、屈曲部分が開口径よりも大きくなっている。係止腕281a,281bは、筒状体273の管軸と直交する方向に弾性変形可能であり、これにより、係止腕281a,281bの屈曲部分281c,281cを筒状体273の内部へと挿入させることができる。つまり、蓋体275は、筒状体273の他端部に係合することができる。
【0114】
なお、変形例16の係る蓋体275は、その係止腕281a,281bの先端が、内管32の凸部90に当接しており、製品の搬送時に内管32が振動等するのを抑制することができる。
【0115】
この場合、筒部279が筒状体273の他端部の外周面に当接し、筒部279の口金側に段差が生じることで、ランプを引っ張りやすく、ランプを照明器具から取り外しやすくすることができる。また、蓋体275の側面に段差があるので蓋体275を保持して、ランプをその管軸の周回方向に回しやすく、E口金や後述するスワンタイプ等のねじ込み式の口金を有するランプの場合に、照明器具への取り付け、取り外しをしやすくすることができる。
(2)蓋体の材料
実施の形態での蓋体94はアルミニウムにより構成されていたが、外管の筒部よりもぜい性が低い材料であれば利用することができる。但し、筒部よりも透光性が高い場合には、ランプからの発光光束が高くなるため、蓋体を装着していないランプの光束90[%]以上を確保することができる。
【0116】
アルミニウム以外の材料としては、ステンレス(例えば、SUS304)、鉄、これらを含む合金、アルミナ、ジルコニヤ、ステアタイト等の材料を利用することができる。
(3)筒状体の形状
実施の形態や上記種々の変形例では、筒状体は、横断面形状が円形状の筒状をしていたが、例えば、横断面形状が楕円や多角形(例えば正六角形)をした筒状であっても良い。さらには、他端部のみが、横断面形状が楕円や多角形(例えば正六角形)をした筒状であっても良い。
【0117】
また、筒状体は、その中央部分に外方(中心軸と直交する方向である。)に膨出する形状であっても良い。
図15は、変形例17に係る外管を利用したランプを示す図である。
【0118】
同図に示すランプ301の外管303は、筒状体305と蓋体94とを備える。筒状体305は、中心軸方向の中央部が、中心軸と直交する方向に膨出する膨出部307となっており、中央部が両端部よりも太くなっている。
【0119】
この筒状体92は、組立工程において外管303を内管32に被せる際のクリアランスを確保するために、外管303の中央部に膨出部307がある場合は、その部分において平均で1[mm]〜5[mm]ある。
【0120】
なお、膨出部307を有する場合、コンパクト器具適合に関して、膨出部307の最大外径は20[mm]〜27[mm]であり、膨出部307以外の部分、例えば、外管303における膨出部307よりも口金側に位置する部位(いわゆる、ネック部である。)の外径は20[mm]〜23[mm]が好ましい。なお、この場合、膨出部およびネック部の肉厚は1[mm]〜2[mm]が好ましい。
(4)その他
実施の形態等における外管(例えば、「34」である。)は、主に、内管(例えば、「32」である。)を覆い、何らかの原因で内管が破損した場合でも、その破片が飛散しないように、飛散防止機能を有していたが、他の機能を有するようにしても良い。
【0121】
他の機能としては、口金と外管、あるいは口金と内管とを接合している接着剤や、口金と係止させて、口金や内管に対して外管が落下するのを防止する落下防止機能がある。なお、落下防止機能を実現するには、例えば、外管の口金側に位置する端部付近の内面に凸部を設ければ良い。
【0122】
また、変形例17で説明した外管301のように膨出部307を有することで、放電管30からの熱による外管301の温度上昇を低減する機能が付加される。これにより、硬質ガラスの歪点からの裕度ができて適合する器具の選択の幅を広げることができ、さらに、放電管30の破損時の安全性も向上させることができる。
2.内管
内管の形状は、実施の形態に限定されるものではない。
【0123】
内径の先端部(ピンチシール部と反対側の端部である。)は、平坦状でなくても良く、チップオフ部も先端部以外の部分にあっても良い。
内管は、変形例17で説明した膨出部を内管に有していても良い。この場合、膨出部の外径は、13[mm]〜17[mm]、肉厚は1[mm]〜2[mm]である。
【0124】
さらに、内管は、ピンチシール部と、当該ピンチシール部と先端部との間の中間領域が例えば略円筒状であって、当該中間領域内に放電管の外囲器が配置するようにしても良い。
【0125】
なお、中間領域の横断面形状は略円筒状に限定されず、多角形や楕円であっても良い。また、中間領域の内径および外径は必ずしも内管の中心軸方向に沿って均一である必要はなく、例えば、放電管の本管部に相当する位置の内径および外径が、それ以外の位置の内径および外径よりも大きくなっているような形状、すなわち一部に膨出部を有するような形状であっても良い。
3.内管の支持
実施の形態では、口金36の把持部98により内管32のピンチシール部86を把持して内管32を支持(接着剤で両者を固着している)していたが、他の方法で内管を支持しても良い。
【0126】
他の方法としては、例えば、内管を口金に接合しないで、外管に接着剤で固着しても良い。さらに、外管内に板状部材を配し、この板状部材で内管を支持するようにしても良い。つまり、板状部材は、中央部に内管のピンチシール部に対応する穴を有すると共に外周縁が外管の内周面に当接するサイズであり、板状部材の穴に内管のピンチシール部を挿入させて一体化し、この一体化したものを外管内に挿入させて、内管を支持しても良い。
【0127】
この場合、板状部材の外周縁が外管の内面に当接することになり、外管に対する内管の位置決めが行われる。なお、板状部材は、内管、外管および口金を結合する際に接着剤を用いた場合、接着剤の流れ防止にも利用できる(接着剤を利用しない場合でも、位置決め用として利用することもできる。)。
【0128】
さらに、直径の大きい(太い)リード線を利用して、リード線のみで内管を支持しても良い。
4.口金
実施の形態等での口金は、エジソンタイプであったが、他のタイプであっても良い。
【0129】
図16は、変形例18に係る口金を利用したランプの口金部分を示す図である。
変形例18に係るランプ351は、スワンタイプの口金353を有する。口金353は、外管34が取り付けられる本体部355と、当該本体部355に設けられた一対の二段ピン357,359とを有する。
【0130】
変形例18では、リード線361,363がモリブデン製であり、このリード線361,363の他端部は、本体部355を貫通し、二段ピン357,359に挿通された状態で、かしめ部分365,367において二段ピン357,359と電気的および機械的に接続されている。
【0131】
また、実施の形態や上記変形例では、口金36は、把持部98を有する本体にシェル部82等が取着されていたが、例えば、把持部を有する第1部材と、シェル部が装着される第2部材とが別個に形成された後、接着剤等で一体化しても良い。
5.挟角(X)について
(1)最大角
挟角(X)は、上述のように、蓋体における口金側の端縁と、一対の電極のうち蓋体側に位置する電極の先端(口金側と反対側の端である。)とを結ぶ線分と、放電管の中心軸と一致する線分とで挟まれた角度としている(図4参照)。
【0132】
蓋体の口金側の端縁が、例えば、実施の形態や変形例3等の場合には、端縁の位置に関係なく、挟角(X)は一定であるが、あるいは変形例9では、端縁の位置により挟角(X)が変動する。
【0133】
このような場合は、最も大きな角度の挟角(X)で判断することができる。
(2)構造・形状
(2−1)例1
変形例5および6のように蓋体に切り欠き部がある場合について説明する。
【0134】
図17は、切り欠き部がある場合の挟角Xの算出方法を説明する図である。
同図は、電極側からみた蓋体を示している。
切り欠き部は、周方向に等間隔をおいて4個形成されている。切り欠き部の両端と蓋体の中心Oとの角度はB1であり、蓋体の円周の半分が切り欠き部となっている。
【0135】
このような切り欠き部を有する場合、切り欠き部を通る光(図中の「C1」である。)を考慮すれば良く、その分延出部の延出方向の寸法を小さくすれば良い。
つまり、切り欠き部のある蓋体の周面積(切り欠き部の面積を除いた延出部の全面積)を求め、この面積と等しい、切り欠き部のない蓋体と等価なものとして、切り欠き部のない蓋体での挟角Xを、切り欠き部のある蓋体の挟角とすれば良い。
【0136】
具体的に説明すると、図17に示す蓋体は、切り欠き部と延出部の面積が等しくなっている。したがって、この延出部の全面積は、切り欠き部を有しない、延出部の寸法が半分の蓋体と等しくなる。
【0137】
したがって、延出部の延出方向の寸法が半分で切り欠き部を有しない蓋体の挟角が、図17に示す蓋体の挟角Xとなる。
(2−2)例2
図18は、切り欠き部があり、延出部が湾曲している場合の挟角Xの算出方法を説明する図である。なお、図18では、蓋体だけ示し、電極、内管、筒状体等の図示は省略している。
【0138】
本例では、延出部が湾曲しているため、まず、同図の(a)に示すように、延出部の任意の位置の挟角を求め、そのうち最大となる挟角X1となる位置E1を求める。なお、この位置と電極とを結ぶ線分がA1aである。
【0139】
次に、位置E1を通り且つ放電管の中心軸A2と平行な線分A3と蓋部上の線分A4との交点F1とし、交点F1と位置E1との距離H1、A1とF1の距離の2倍である直径Dとを算出する。
【0140】
つまり、湾曲した延出部を有する蓋体を、直径がDの蓋部と、延出長さがH1の延出部とを備える蓋体とみなすことができる。
そして、図17で説明したように、切り欠き部の面積を考慮して、切り欠き部を有しない蓋体の延出部の寸法H2を求め、交点F1から線分A2と平行に口金側へ「H2」移動した位置G1と電極とを結ぶ線分A1bが挟角Xを求めるための線分A1となる。
【0141】
変形例5および6のように蓋体に切り欠き部があったとしても、蓋体の筒部が筒状体に内嵌して接合され、かつ、図14のような形状のものが外管内部に延出していても、蓋体を臨む立体角が0.12[sr]以上、2.86[sr]以下の範囲であれば、電極先端から蓋体に望んだ遮光度合が同等となり、切り欠き部のない蓋体に対して挟角(X)が11[°]以上、57[°]以下とした場合と同様な効果がある。
(2−3)例3
図19は、蓋体が筒状体の他端開口に内嵌した場合の挟角Xの算出方法を説明する図である。なお、図19では、ランプの他端側だけを示し、電極の図示は省略している。
【0142】
ランプ401は、図19の(a)に示すように、放電管30、放電管30を格納する内管32、内管32を格納する外管403等を備える。
外管403は、筒状体405と、筒状体405の他端開口を塞ぐ蓋体407とを備え、蓋体407は筒状体405の他端開口に内嵌されている。蓋体407は円板状をしている。蓋体407の筒状体405への装着は、例えば、接着剤により行われている。つまり、蓋体407の周面が筒状体405の内周面に接着剤を介して固着されている。
【0143】
このような構成のランプ401において、蓋体407の周縁であって筒状体405の一端に近い側に位置する縁と一対の電極のうち蓋体407側に位置する電極の先端とを結ぶ線分A1と、放電管30の中心軸と一致する線分A2とで挟まれた角度が最大となり、この角度が挟角Xとなる。
【0144】
ランプ451は、図19の(b)に示すように、放電管453、内管455、外管457等を備える。
外管457は、筒状体459と、筒状体459の他端開口を塞ぐ蓋体461とを備え、蓋体461は筒状体459の他端開口に内嵌されている。蓋体461は、ベース部463と、ベース部463の中央部に設けられた柱状部465とを有する。
【0145】
ベース部463および柱状部465の横断面形状は、筒状体459の内周形状に対応し、ここでは円形状をし、ベース部463の外径が柱状部465の外径よりも大きく、ベース部463の外周面が筒状体459の内周面に接着剤により固着されている。
【0146】
本例においては、柱状部465における内管455側の端面に、内管455の凸部467に対応しての凹469が形成されているが、この凹469はなくても良く、また柱状部465の形状等もこれに限定するものでない。
【0147】
このような構成のランプ451において、蓋体461の柱状部465の周縁であって筒状体459の一端に近い側に位置する縁と一対の電極のうち蓋体461側に位置する電極の先端とを結ぶ線分A1cと、放電管473の中心軸と一致する線分A2とで挟まれた角度X1が、蓋体461のベース部463の周縁であって筒状体459の一端に近い側に位置する縁と一対の電極のうち蓋体461側に位置する電極の先端とを結ぶ線分A1dと、放電管473の中心軸と一致する線分A2とで挟まれた角度X2より大きい。そして、角度X1が最大となり、この角度X1が挟角Xとなる。
(3)透過率
蓋体の材料、つまり、透過率については特に説明していないが、同じ大きさの蓋体であっても透過率がことなると、ランプからの発光光束がことなる。つまり、透過率が高い材料からなる蓋体は、挟角Xが57[°]を超えていても、90[%]以上の光束が得られる。
【0148】
このような場合、上述の切り欠き部と同様に、蓋体を透過した光量に対応して蓋体を小さくし(等価する)、この蓋体で挟角Xを算出すれば良い。
(4)立体角
立体角(ω)を利用すると、挟角(X)が11[°]以上、57[°]以下の範囲(11[°]≦X≦57[°])は、0.12[sr]≦ω≦2.86[sr]で表すことができる。
6.まとめ
実施の形態、各種変形例は、互いに組み合せても良く、さらに、外管は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0149】
本発明は、放電管破損時の安全性を確保しつつ、発光光束も確保するのに利用できる。
【符号の説明】
【0150】
14 ランプ
30 放電管
32 内管
34 外管
36 口金
92 筒状体
94 蓋体
X 挟角

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の電極を有する放電管を内部に収納する内管が外管内に収納されてなり、前記外管の一端側に口金を有する金属蒸気放電ランプであって、
前記外管は、ガラス製の筒状体と、当該筒状体の他端開口を塞ぐ蓋体とを備え、
前記蓋体の縁上の位置と前記一対の電極のうち前記蓋体側に位置する電極の先端とを結ぶ線分と、放電管の中心軸とで挟まれた角度のうち最大のものを挟角Xとすると、
前記挟角Xが
11[°]≦X≦57[°]
の関係を満たす
ことを特徴とする金属蒸気放電ランプ。
【請求項2】
一対の電極を有する放電管を内部に収納する内管が外管内に収納されてなり、前記外管の一端側に口金を有する金属蒸気放電ランプであって、
前記外管は、ガラス製の筒状体と、当該筒状体の他端開口を塞ぐ蓋体とを備え、
前記一対の電極のうち前記蓋体側に位置する電極の先端から臨む前記蓋体がなす立体角をωとすると、
前記立体角ωが
0.12[sr]≦ω≦2.86[sr]
の関係を満たす
ことを特徴とする金属蒸気放電ランプ。
【請求項3】
前記蓋体は、前記筒状体に対して無機系接着材により固着されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の金属蒸気放電ランプ。
【請求項4】
前記蓋体は、前記筒状体の他端部に係合する係合部を有する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の金属蒸気放電ランプ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate


【公開番号】特開2012−48878(P2012−48878A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−187938(P2010−187938)
【出願日】平成22年8月25日(2010.8.25)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】