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釣り用テント
説明

釣り用テント

【課題】 本発明は釣り用テントに関し、テントを展開乃至折り畳み収縮する際に、前記スライド部材のロックの設定,解除を容易にしたテントを提供することを目的とする。
【解決手段】 折り畳み式のフレームと、このフレームの内側に張設されたシェードを備え、前記フレームは、上端に放射状に伸びる上部連結ポールが枢着され、下端にシェードの上部に設けた係合部が接続されるコネクタが設けられた連結部材と、一端が前記上部連結ポールに枢着された支持棒の他端側が枢着され、連結部材の軸部に沿って上下動可能なスライド部材を有し、前記連結部材に、スライド部材に設けた係止孔に係止して、フレームの展開状態を維持するストッパを出没可能に設けたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、野池等で雨や風等を避け乍ら釣りを行う際に使用する釣り用テントに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、野池等で雨や風等を避け乍ら釣りを行う際に、釣り用テント(以下、「テント」という)が使用されている。
特許文献1に開示されるようにこの種のテントは、傘の原理を導入して傘骨状のフレーム(骨材)と、このフレームで折り畳み及び展開されるシェード(テント布)とで全体がはえ蚊帳状に形成され、容易に折り畳み及び展開可能な構造とされている。
【0003】
図5乃至図8は特許文献1に開示されたテントを示し、この従来例は、自動傘と類似した作動をする折り畳み式のフレーム1と、このフレーム1の内側に張設されたシェード3を備え、図5及び図6に示すようにフレーム1は、上端に放射状に伸びる上部連結ポール5を枢着して、下端にはストッパ7を装着すると共に、シェード3の上端の中心部から延びた連結ロープが接続されるロープコネクタ9を一体に形成した連結部材11と、一端が前記上部連結ポール5に枢着される支持棒13の他端側が枢着されて、連結部材11の軸部に沿って上下動可能なスライド部材15と、連結部材11の軸部に装着され、テント17の設置時にスライド部材15と連結部材11の上端との間に所定の間隙を保持する弾性バネ19とで構成されている。
【0004】
尚、図5中、21は連結部材11の最上部にシェード3を固定する固定で、連結部材11の上部にボルト締めされている。
そして、図7に示すように弾性バネ19のバネ力でテント17を広げた後、スライド部材15を図8の如く下方へ押圧操作すると、スライド部材15に連結されている支持棒13の外側端23が内側端25の高さより高い位置となって、フレーム1全体がロックされるようになっている。
【特許文献1】特許第3752542号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし乍ら、既述したように前記テント17は、スライド部材15を図8の如く下端のストッパ7へと下方に押圧操作して、支持棒13の外側端23を内側端25の高さより高い位置にすることでフレーム1全体をロックさせる構造上、スライド部材15を下方へ押圧操作した際に、スライド部材15とストッパ7との間に指を挟んで怪我をしてしまう虞があった。
【0006】
また、ロックを解除する際には、スライド部材15を上方へ操作しなければならないが、この操作時に、各部材の隙間に他方の手の指を挟んでしまう虞もある等、ロック機構の改善が要望されていた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、テントを展開乃至折り畳み収縮する際に、前記スライド部材のロックの設定,解除を容易にしたテントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係るテントは、折り畳み式のフレームと、このフレームの内側に張設されたシェードを備え、前記フレームは、上端に放射状に伸びる上部連結ポールが枢着され、下端にシェードの上部に設けた係合部が接続されるコネクタが設けられた連結部材と、一端が前記上部連結ポールに枢着された支持棒の他端側が枢着され、連結部材の軸部に沿って上下動可能なスライド部材を有し、前記連結部材に、スライド部材に設けた係止孔に係止して、フレームの展開状態を維持するストッパを出没可能に設けたことを特徴とする。
【0008】
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のテントに於て、前記連結部材に、前記ストッパと係止孔との係止状態を解除する操作体を設けたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のテントに於て、前記ストッパは、スライド部材に枢着された支持棒の外側端の高さより低い位置で、当該スライド部材に設けた係止孔に係止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る発明によれば、スライド部材の係止孔に係止するストッパを設けたため、従来と異なり、強い力をかけてスライド部材を下方へ操作する必要がなくなり、指を部材の隙間に挟んでしまうことがない。
また、テントを折り畳み収縮する際にも、ストッパと係止孔とのロック状態を解除するだけで簡単にフレームを折り畳むことができるし、更に、請求項2に係る発明によれば、操作体の操作でストッパと係止孔とのロック状態を容易に解除することができるため、指を部材の隙間に挟んでしまうことがなく、更に、請求項3に係る発明によれば、支持棒の外側端が内側端の高さより低い位置でフレームが展開状態となってロックされるため、強い力をかけてスライド部材を下方へ操作する必要がなくなり、指を部材の隙間に挟んでしまうことがない。
【0010】
因って、請求項1乃至請求項3に係る発明によれば、テントを展開乃至折り畳み収縮する際に、スライド部材のロックの設定,解除が容易となって作業性と安全性が著しく向上することとなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図4は請求項1乃至請求項3の一実施形態に係るテントを示し、図1及び図2に示すように本実施形態に係るテント31は、自動傘と類似した作動をする折り畳み式のフレーム33と、このフレーム33で折り畳み及び展開されるシェード35とで全体がはえ蚊帳状に形成されており、シェード35の前面に、視界を確保し釣竿を振り操作するための開口部37がシェード前面の大半を占める状態で大きく開口している。
【0012】
尚、従来と同様、フレーム33は繊維強化樹脂等の合成樹脂や金属で形成され、また、シェード35はポリエステルタフタ等の合成樹脂のシートや布で形成されており、シェード35には図示しないフロアが一体的に設けられている。
而して、図1乃至図4に示すようにフレーム33は、連結部材39と上部連結ポール41,下部連結ポール43,スライド部材45,支持棒47及び弾性バネ49とで構成されており、連結部材39は筒状に形成されて、その上部に設けた平面視円形状のフランジ部51に、テント31を張る際に放射状に延びる多数の上部連結ポール41が枢着されている。
【0013】
一方、連結部材39の軸部の下端には、シェード35の上部の中心部から延びる連結ロープ(係合部)53が接続されるロープコネクタ55が挿着されると共に、連結部材39の下端側の周壁に1つのブロック状のストッパ57が突出している。
そして、連結部材39の軸部に筒状のスライド部材45が上下動可能に取り付けられており、当該スライド部材45の上部に設けたフランジ部59に、上部連結ポール41に対応して複数本の支持棒47の内側端61が回動可能に枢着されており、支持棒47の外側端63は、夫々、上部連結ポール41の略中途部に枢着されている。そして、上部連結ポール41の下端に、テント31の脚部として機能する下部連結ポール43が枢着部Sで回動可能に枢着されている。
【0014】
更に、前記フランジ部51,59間の連結部材39の軸部に、テント31の設置時に当該軸部に沿って伸長してスライド部材45を下方へ弾性付勢するコイル状の弾性バネ49が巻装されており、この弾性バネ49のバネ力を強く設定しておくと、図3に示すようにフレーム33の展開時にスライド部材45が前記ストッパ57に当接してフレーム33が展開するようになっており、フレーム33が展開したとき、支持棒47の外側端63は内側端61の高さより低い位置となるように構成されている。
【0015】
また、斯様に弾性バネ49のバネ力を強く設定しておかなくても、テント31の設置時に弾性バネ49は伸長してスライド部材45を下方へ弾性付勢するため、前記スライド部材45を下方へ軽く移動させたり、前記フランジ部51を下方へ軽く押圧操作すれば、スライド部材45が度当てのストッパ57に当接するようになっている。
そして、図3に示すように連結部材39の周壁に上下方向に設けたスリット状の開口部64に、傘の下ハジキに相当する爪状のストッパ65が出没可能に装着されている。
【0016】
図3に示すようにストッパ65は、傘の下ハジキリリースボタンに相当するストッパリリースボタン(操作体)67と板バネ69で断面略U字状に一体成形されており、この板バネ69は連結部材39の軸部内に装着され、一端側に設けたブロック状の凸部が連結部材39の周壁に設けた係合孔71に係合して連結部材39の外側に突出することで前記ストッパ57として機能し、板バネ69の他端側に設けた前記ストッパリリースボタン67が、前記開口部64の下方に開口する開口部73から外方へ突出している。
【0017】
そして、図4の実線で示すようにストッパリリースボタン67の非押圧時に、前記ストッパ65は開口部64から外方へ突出し、図3の二点鎖線で示すようにストッパリリースボタン67を押圧操作すると、ストッパ65は開口部64内に隠れるようになっている。
また、上述したようにスライド部材45が連結部材39の軸部に沿って下降してくると、ストッパ65はスライド部材45によって連結部材39内に押圧されるが、スライド部材45の周壁には、前記開口部64と略同一形状の係止孔75が設けられており、図3の如くスライド部材45がストッパ57に当接する位置まで下がると、この係止孔75が開口部64と一致するようになっている。
【0018】
そして、斯様に係止孔75が開口部64と一致すると、スライド部材45による押圧力が解除されて、ストッパ65は板バネ69の復元力で開口部64から外方へ突出して係止孔75に係止するようになっており、ストッパ65が係止孔75に係止すると、展開したフレーム33がロックされ、支持棒47の外側端63が内側端61の高さより低い位置でロックされる。
【0019】
また、テント31を折り畳む際には、図4の二点鎖線で示すようにストッパ65またはストッパリリースボタン67を押圧操作してストッパ65と係止孔75との係止状態を解除し、スライド部材45を弾性バネ49のバネ力に抗して上方へ或る程度移動させた後、図2に示すようにテント31の外方からフレーム33全体を折り畳み収縮して、図示しないバンド等でこれを緊締しておけばよい。
【0020】
本実施形態に係るテント31はこのように構成されているから、非使用時は、上述したようにフレーム33全体を折り畳み収縮して、バンド等で外周を緊締しておけばよい。
そして、緊締してあるバンドを釣場で解けば、図3に示すように弾性バネ49のバネ力でスライド部材45が下方へ弾性付勢されてストッパ57に当接すると共に、係止孔75が開口部64と一致するため、開口部64から外方へ突出したストッパ65が係止孔75に係止して展開したフレーム33がロックされ、支持棒47の外側端63が内側端61の高さより低い位置でロックされる。これにより、シェード37も展開してロックされる。
【0021】
また、弾性バネ49のバネ力がさほど強く設定されていない場合にも、弾性バネ49が伸長してスライド部材45を下方へ弾性付勢しているため、この後、フランジ部51を下方へ移動させたり、スライド部材45を下方へ軽く移動させてスライド部材45をストッパ57に当接させれば、開口部64から外方へ突出したストッパ65が係止孔75に係止して、展開したフレーム33がロックされる。
【0022】
そして、釣りを終えてテント31を折り畳み収縮するには、図4の二点鎖線で示すようにストッパリリースボタン67を押圧操作してストッパ65と係止孔75とのロック状態を解除し、スライド部材45を弾性バネ49のバネ力に抗して上方へ或る程度移動させた後、テント31の外方からフレーム33全体を折り畳み収縮して、外周をバンド等で緊締すればよい。
【0023】
このように本実施形態に係るテント31は、設置時に、弾性バネ49のバネ力でスライド部材45が下方へ弾性付勢されてストッパ57に当接すると共に、ストッパ65が係止孔75に係止して展開したフレーム33がロックされるように構成したので、従来に比しテント31の展開が極めて容易である。
また、斯様にスライド部材45がストッパ57に当接するように弾性バネ49のバネ力を強く設定していない場合にも、弾性バネ49が伸長してスライド部材45を下方へ弾性付勢しているため、この後、フランジ部51を下方に軽く押圧操作してスライド部材45をストッパ57に当接させたり、スライド部材45を軽く移動させてストッパ57に当接させれば、ストッパ65が係止孔75に係止して展開したフレーム33をロックさせることができるし、このとき、外側端63が内側端61の高さより低い位置でロックされるように構成したので、図5以下の従来例に比し操作が容易である。
【0024】
即ち、既述したように図5以下の従来例は、図7に示すように弾性バネ19のバネ力でテント17を広げた後、強い力をかけて支持棒13の外側端23が内側端25の高さより高い位置となるようにスライド部材15を図8の如く下方へ押圧操作しなければならないが、斯様に強い力をかけてスライド部材15を下方へ押圧操作すると、スライド部材15とストッパ7との間に指を挟んで怪我をしてしまう虞があった。
【0025】
しかし、本実施形態は、外側端63が内側端61の高さより低い位置で速やかにロックしてしまうように構成したので、図5の従来例の如く強い力をかけてスライド部材45を下方へ操作する必要がなく、この結果、スライド部材45とストッパ57との間に指を挟んでしまう虞がない。
また、フランジ部51を下方に押圧してスライド部材45をストッパ57に当接させる際にも、フランジ部51を軽く押圧操作すればよく強い力を必要としない。
【0026】
そして、テント31を折り畳み収縮する際にも、図5以下の従来例と異なり、ストッパリリースボタン67を押圧操作すれば、ストッパ65と係止孔75とのロック状態を解除することができるので、テント31を展開乃至折り畳み収縮する際に、スライド部材45のロックの設定,解除が容易となって作業性と安全性が著しく向上することとなった。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】展開した請求項1乃至請求項3の一実施形態に係るテントの正面図である。
【図2】折り畳んだテントの正面図である。
【図3】展開したフレームの要部拡大断面図である。
【図4】折り畳んだフレームの要部拡大断面図である。
【図5】従来のテントに用いたフレームの分解斜視図である。
【図6】展開したテントの正面図である。
【図7】テントの設置時に於けるフレームの作動状態を示す正面図である。
【図8】テントの設置時に於けるフレームのロック状態を示す正面図である。
【符号の説明】
【0028】
31 テント
33 フレーム
35 シェード
39 連結部材
41 上部連結ポール
43 下部連結ポール
45 スライド部材
47 支持棒
49 弾性バネ
51,59 フランジ部
53 連結ロープ
55 ロープコネクタ
57,65 ストッパ
61 支持棒の内側端
63 支持棒の外側端
64,73 開口部
67 ストッパリリースボタン
69 板バネ
71 係合孔
75 係止孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳み式のフレームと、このフレームの内側に張設されたシェードを備え、
前記フレームは、上端に放射状に伸びる上部連結ポールが枢着され、下端にシェードの上部に設けた係合部が接続されるコネクタが設けられた連結部材と、
一端が前記上部連結ポールに枢着された支持棒の他端側が枢着され、連結部材の軸部に沿って上下動可能なスライド部材を有し、
前記連結部材に、スライド部材に設けた係止孔に係止して、フレームの展開状態を維持するストッパを出没可能に設けたことを特徴とする釣り用テント。
【請求項2】
前記連結部材に、前記ストッパと係止孔との係止状態を解除する操作体を設けたことを特徴とする請求項1に記載の釣り用テント。
【請求項3】
前記ストッパは、スライド部材に枢着された支持棒の外側端の高さより低い位置で、当該スライド部材に設けた係止孔に係止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の釣り用テント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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