説明

釣り竿

【課題】 装飾シールの貼付に工夫を凝らすことによって、剥がれ難く、貼付し易い釣り竿の装飾構造、及び、製造方法を提供する。
【解決手段】 竿素材の塗装層4上に竿軸線方向に沿った幅が狭い小幅の装飾シール層5、装飾シール層5の内側に、装飾シール層5の竿軸線方向に沿った幅と同幅、かつ、装飾シールに施された色彩又は模様を施した下塗ガイド層6を形成する。下塗ガイド層6を竿円周方向の全長に亘って形成するとともに、装飾シール層5を、下塗ガイド層6に沿って形成するとともに、装飾シール5の巻始端5aと巻終端5bを竿円周方向において一定の間隔Wを開けた状態で巻回形成してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、竿素材の外周面に、塗料を施して形成した塗装層とともに、前記塗装層上に装飾シール層を施してある釣り竿の装飾構造に関する。
【背景技術】
【0002】
上記した装飾シールは、スクリーン印刷やホットスタンプ等の技術を駆使して鮮やかな色彩の模様や色合いを施されているので、塗料を施して形成した塗装層の上に貼付されて、鮮やかさ、彩りの豊富さを印象つけるために有用なものである。
【特許文献1】特開平5−153886号公報(段落〔0038〕,図7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記した装飾シールは、竿素材の外周面における一定範囲を占める面積をもったものであるので、装飾シールの裏面に接着剤を塗布して所定位置に貼付する作業も円滑に行えるものである。
しかし、装飾シールとして縁取り的な機能を発揮するものを貼付する場合には、幅が小さいものであるから、巻回する際の取扱いに苦慮するとともに、単に、接着剤で貼付しただけでは剥がれ易く、かつ、円周方向の全周に亘って設ける場合には、巻始端と巻終端とが旨く一致しないことがあり、貼付作業に苦慮する面があった。
【0004】
本発明の目的は、装飾シールの貼付に工夫を凝らすことによって、剥がれ難く、貼付し易い釣り竿の装飾構造、及び、製造方法を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
〔構成〕
本第1発明による特徴構成は、竿素材の外周面に、塗料を施して形成した塗装層とともに、前記塗装層上に竿軸線方向に沿った幅が狭い小幅の装飾シールを円周方向に沿って施して形成した装飾シール層と、前記装飾シール層の内側に、前記装飾シール層の竿軸線方向に沿った幅と同幅又は略同幅で、かつ、前記装飾シールに施された色彩又は模様と同一の色彩又は模様を施した下塗ガイド層とを形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0006】
〔作用〕
装飾シール層の軸線方向幅と同幅の下塗ガイド層を予め設けることとしてあるので、装飾シールを施して装飾シール層を形成する場合に、その下塗ガイド層に沿って装飾シールを施していけばよい。
【0007】
〔効果〕
これによって、貼付作業が容易になり、かつ、円周方向に装飾シールを巻回しても、巻き終りと巻き始めとの食い違いが少なくなる。
しかも、装飾シールと同一の色彩等が下塗ガイド層に施されているので、装飾シールの貼り間違いが少なく、多少の位置ズレは目立たないものとなる。
【0008】
〔構成〕
本第2発明による特徴構成は、前記下塗ガイド層を竿円周方向の全長に亘って形成するとともに、前記装飾シール層を、前記下塗ガイド層に沿って形成するとともに、前記装飾シールの巻始端と巻終端を竿円周方向において一定の間隔を開けた状態で巻回形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0009】
〔作用効果〕
装飾シールを施すに、間隔を開けて設けたので、巻始端と巻終端とを重ね合わせる際に見られる、巻始端と巻終端とがズレルことを未然に防止できるとともに、重ね合わせたことによる盛り上がりを、装飾シールの上から塗装を施して均して行く際に、盛り上がり厚さに対応して厚さの塗装を行う必要があり、塗装量が大分量のものとなる虞があるが、重ね合わせることがないので、装飾シール自体の厚さに対応した塗装量でよい。
しかも、装飾シールを間隔を開けて設けても、下塗ガイド層と装飾シール層とは同一の色彩等がほどこされているので、間隔が開けてあることが目立たず、装飾上の不備とはならない。
【0010】
〔構成〕
本第3発明による特徴構成は、前記装飾シール層の上に、前記装飾シール層より竿軸線方向に沿った長さが長い透明フィルムを巻回して透明フィルム層を形成するとともに、透明フィルム層の上にクリア塗料を施してクリア塗料層を形成し、前記装飾シール層における前記間隔に対応して前記透明フィルム層の巻始端と巻終端を竿円周方向において一定の間隔を開けた状態で巻回形成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0011】
〔作用効果〕
装飾シール層の上から透明フィルム層を形成し、かつ、透明フィルム層で装飾シール層を覆うことができるので、下塗ガイド層の上に施した装飾シール層が直接外部に表出することはなく、他物の接触によって剥がれることがない。
しかも、透明フィルム層の上からクリア塗装層を施してあるので、透明フィルム層における両端の間に形成されている間隔、及び、装飾シール層における両端の間に形成されている間隔に対してクリア塗料によって埋めることができ、竿体の表面を平滑なものとすることができる。
【0012】
しかも、次ぎのような、効果も奏する。
例えば、図7に示すように、軸線方向に沿った幅が小幅の装飾シール5Aを塗装層4の上に直接全周に亘って設けるとともに、装飾シール5Aの巻始端5aと巻終端5bとを重ね合わせて設けることが考えられる。そうすると、装飾シール5Aの上に透明フィルム層7を形成し、更に、その上にクリア塗料層9を形成した場合に、装飾シール5Aの巻始端5a位置の竿尻側に亀裂状のものPが発生する不具合があった。
このような亀裂状のものPが発生する原因として考えられることは、装飾シール5Aと透明フィルム7Aの巻始端5a、7aと巻終端5b、7bとが重ね合わされることによって、巻始端5a、7aが装飾シール5Aと透明フィルム7Aの下になるので、透明フィルム7の上からクリア塗料9Aを施してクリア塗料層9を形成しても、巻始端5a、7aに対してはクリア塗料層9が達することはないので、巻始端5a、7aの段差に対するクリア塗料9Aによる埋め戻しによる均平化作用は働かず、このようなことが、亀裂状のものの発生原因と考えられた。
これに対して、本願発明においては、図5に示すように、装飾シール5Aと透明フィルム7の巻始端5a、7aと巻終端5b、7bとを間隔Wを開けて設けたので、この間隔部分にクリア塗料が入り込み、その間隔部分を埋めて均平化処理が行えることになり、上記のような亀裂状のものの発生が抑えられた。
【0013】
〔構成〕
本第4発明による特徴構成は、竿素材の外周面に塗料を施して塗装層を形成する塗装工程と、
前記塗装層の上に、竿軸線方向に沿った幅が狭い小幅の下塗ガイド層を、塗料を施して竿円周方向全長に亘って形成する下塗ガイド工程と、
前記竿軸線方向に沿った幅が同幅または略同幅の装飾シールとその装飾シールより竿軸線方向に沿った長さが長くかつ竿円周方向に沿った長さが同一の透明フィルムと前記透明フィルムより竿軸線方向に沿った長さが長い補助フィルムシートとを重ね合わせた合体物を、前記装飾シールが前記下塗ガイド層に沿った状態となるようにかつ前記装飾シール層及び前記透明フィルム層の巻始端と巻終端を竿円周方向において一定の間隔を開けた状態で巻回する装飾シール貼付工程と、
前記装飾シール貼付工程終了後に前記補助フィルムシートを取り去る補助フィルム剥離工程と、
前記塗装層及び透明フィルム層の上から透明クリア塗料層を形成する仕上工程と、
を備えている点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0014】
〔作用効果〕
装飾シールを塗装層の所定位置に施す際に、透明フィルムより竿軸線方向に沿った幅が長い補助フィルムシートを装飾シールと透明フィルムとに重ね合わせて行うようにしてあるので、透明フィルムの幅よりはみ出している補助フィルムシート部分を握って、装飾シールを下塗ガイド層に沿って巻回することができ、装飾シールの巻回作業を容易に行い得る。また、補助フィルムシートは透明フィルムのように、釣り竿の一部として残るものではなく、装飾シールを巻回した後には、取外すものであるので、装飾シールを巻回する際に、強く握ることができ、巻回操作が容易に行い得る。このことによって、装飾シールの巻始端と巻終端との位置決めが旨く行えるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
渓流竿等の釣り竿の製造方法について説明する。図1及び図2に示すように、一方向に引き揃えた炭素繊維等の強化繊維c群にエポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させて形成したプリプレグシートを所定の台形形状に裁断してメインパターン3を形成する。
このように形成したメインパターン3の内の強化繊維を竿周方向に沿わせた第1メインパターン3A、強化繊維を竿軸線方向に沿わせた第2メインパターン3B、強化繊維を竿周方向に沿わせた第3メインパターン3Cを、マンドレル1に巻回する。
【0016】
マンドレル1に各メインパターン3A、3B、3Cを巻回した後に、竿先部と竿尻部とにメインパターンよりは竿軸線方向に沿った長さが短い補助パターン10を竿先側と竿尻側とに配置して、竿先側補助パターン10A、竿尻側補助パターン10Bとで補強してある。図示してはいないが、焼成炉で焼成し、焼成後マンドレル1を脱芯して、所定長さに裁断し、表面研磨加工を行って竿素材2を形成する。
【0017】
図2(イ)に示すように、竿素材2の外周面に塗装を施す。塗装方法は、図示するように、吹付ノズル11による吹き付け塗装方法、或いは、シゴキ塗装方法等が採用される。このような塗装方法を使用して塗装された竿素材2の外周面には、図2(ロ)に示すように、所定の模様や色彩等が施された装飾部4Aを備えた塗装層4が積層される。
【0018】
以上のように塗装が施された竿素材2に対して、装飾シール層5を形成する工程を説明する。
図3に示すように、装飾シール層5を施す前に、下塗ガイド層6を施す。下塗ガイド層6を施すには、塗装層4における特定の模様色彩を施した装飾部4Aの縁部に隣接して、軸線方向に沿った幅が装飾部4Aの幅より短い幅で、特定の色彩の塗料を、筆12等を利用して全周に亘って施すことになる。
下塗ガイド層6は、竿軸線方向に沿った幅が小さい幅で描かれることとなる。これが、下塗ガイド層工程である。
【0019】
下塗ガイド層6の上から装飾シール5Aを施すが、その場合には次ぎのような構成を採って行われる。図4に示すように、装飾シール5Aは、竿軸線方向に沿った幅が下塗ガイド層6と略同じ幅を有しており、厚みが極薄いものであり、PVC等の合成樹脂フィルムが使用される。
装飾シール5Aの表面には、スクリーン印刷法やホットスタンプ法等の装飾方法を使用して金色等の鮮やかに色彩を放つ装飾が施されており、下塗ガイド層6と同一の色彩が採用され、塗装層4を特徴付けることとなる。
【0020】
図4及び図5に示すように、装飾シール5Aを単独で塗装層4に施すのではなく、透明フィルム7A及び補助フィルムシート8とともに、施すこととなる。透明フィルム7Aは、ポリカーボネート、または、ポリエチレン等を材料としたもので、竿軸線方向に沿った幅が装飾シール5Aより幅広いものに形成されている。
周方向での長さは、装飾シール5Aと同一長さに設定される。
【0021】
透明フィルムAの外側には補助フィルムシート8が使用される。この補助フィルムシート8は、装飾シール5Aを施す際の補助をなすものであり、装飾シール5Aが施された後には、後記するように、取り去られる。
補助フィルムシート8としては、引張強度の高いポリエステルフィルム等が使用され、竿軸線方向に沿った幅が透明フィルム7Aより幅広いものに形成されている。
【0022】
このように、装飾シール5Aを施した後に補助フィルムシート8を取り去るのは、この補助フィルムシート8を、装飾シール5Aを巻回して施す際に、補助的に掴み操作する為であり、細い幅の装飾シール5Aを直接施す方法では、作業が困難を伴うこととなるからであり、装飾シール5Aの巻始端5aと巻終端5bとがズレルことを抑制できるからである。
【0023】
したがって、図4に示すように、装飾シール5Aを透明フィルム7A上に載置し、その装飾シール5Aを載置した透明フィルム7Aを更に補助フィルムシート8上に載置した状態で、その合体物を装飾シール5Aが下塗ガイド層6上に重なるように巻回していく。
装飾シール5A及び透明フィルム7Aの塗装層4への接着については、装飾シール5A及び透明フィルム7A自体にアクリル樹脂系の接着剤を塗布する構成を採っても良いが、或いは、塗装層4の表面に接着剤を塗布する構成を採っても良い。この場合には、補助フィルムシート8は裏面に剥離剤等を塗布する必要がある。
【0024】
合体物を巻回した状態で、補助フィルムシート8を取外す。補助フィルムシート8を取り外した状態では、図5(イ)(ロ)に示すように、装飾シール5Aと透明フィルム7Aが巻回された状態で残っているが、それらは、竿周方向の全長に亘って設けられているわけではなく、竿周方向の一部において、装飾シール5Aと透明フィルム7との巻始端5a,7aと巻終端5b、7bの間に間隔Wが設けられている。
この間隔Wを設けることによって、前記したように、装飾シール5Aの両端部が重なって施されて設けられていた場合に見られたクラック状のものの発生を抑えることができる。
【0025】
透明フィルム7Aを取り去らずに残すのは、極細幅の装飾シール5Aの装着状態を安定化して剥離等を抑制するためである。
したがって、図6に示すように、この透明フィルム7Aの上から竿体の外周面に吹き付け塗装法によって透明のクリア塗料を施して、前記した間隔Wを埋めて、竿体の表面の平滑化を図ることとしてある。
【0026】
〔他の実施例〕
(1)装飾シール5Aの巻始端5aと巻終端5bを竿円周方向において一定の間隔Wを開けた状態で巻回形成する形態を提示したが、必ずしも、巻始端5aと巻終端5bとの間に間隔Wを設ける必要はなく、巻始端5aと巻終端5bとを当接する状態で設けることであってもよい。
(2)装飾シール5Aのみで所定位置に巻回できる場合には、透明フィルム7、補助フィルムシート8を使用する必要はない。
(3)竿素材2について図1において典型的なプリプレグ構成を示したが、筒状の竿素材2ではなく、棒状の竿体を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】メインパターンと補助パターンをマンドレルに巻回する前の状態を示す斜視図
【図2】(イ)塗装層を形成する状態を示す斜視図、(ロ)竿素材に塗装層を形成した状態を示す縦断側面図
【図3】下塗ガイド層を形成する状態を示す斜視図
【図4】装飾シート、透明フィルム、補助フィルムシートを一体で施す前の状態を示す斜視図
【図5】(イ)装飾シート、透明フィルム、補助フィルムシートを一体で施した状態を示す斜視図、(ロ)装飾シート、透明フィルム、補助フィルムシートの巻回状態を示す拡大斜視図
【図6】クリア塗装を行って仕上工程を行う状態を示す斜視図
【図7】(イ)装飾シート、透明フィルム、補助フィルムシートの巻回状態を示す拡大斜視図、(ロ)装飾シート、透明フィルムの巻回状態を示す縦断正面図
【符号の説明】
【0028】
2 竿素材
4 塗装層
5 装飾シール層
5A 装飾シール
5a 巻始端
5b 巻終端
6 下塗ガイド層
7 透明フィルム層
7A 透明フィルム
7a 巻始端
7b 巻終端
8 補助フィルムシート
9 クリア塗料層
9A クリア塗料
W 間隔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
竿素材の外周面に、塗料を施して形成した塗装層とともに、前記塗装層上に竿軸線方向に沿った幅が狭い小幅の装飾シールを円周方向に沿って施して形成した装飾シール層と、前記装飾シール層の内側に、前記装飾シール層の竿軸線方向に沿った幅と同幅又は略同幅で、かつ、前記装飾シールに施された色彩又は模様と同一の色彩又は模様を施した下塗ガイド層とを形成してある釣り竿の装飾構造。
【請求項2】
前記下塗ガイド層を竿円周方向の全長に亘って形成するとともに、前記装飾シール層を、前記下塗ガイド層に沿って形成するとともに、前記装飾シールの巻始端と巻終端を竿円周方向において一定の間隔を開けた状態で巻回形成してある請求項1記載の釣り竿の装飾構造。
【請求項3】
前記装飾シール層の上に、前記装飾シール層より竿軸線方向に沿った長さが長い透明フィルムを巻回して透明フィルム層を形成するとともに、透明フィルム層の上にクリア塗料を施してクリア塗料層を形成し、前記装飾シール層における前記間隔に対応して前記透明フィルム層の巻始端と巻終端を竿円周方向において一定の間隔を開けた状態で巻回形成してある請求項1または2記載の釣り竿の装飾構造。
【請求項4】
竿素材の外周面に塗料を施して塗装層を形成する塗装工程と、
前記塗装層の上に、竿軸線方向に沿った幅が狭い小幅の下塗ガイド層を、塗料を施して竿円周方向全長に亘って形成する下塗ガイド工程と、
前記竿軸線方向に沿った幅が同幅または略同幅の装飾シールとその装飾シールより竿軸線方向に沿った長さが長くかつ竿円周方向に沿った長さが同一の透明フィルムと前記透明フィルムより竿軸線方向に沿った長さが長い補助フィルムシートとを重ね合わせた合体物を、前記装飾シールが前記下塗ガイド層に沿った状態となるようにかつ前記装飾シール層及び前記透明フィルム層の巻始端と巻終端を竿円周方向において一定の間隔を開けた状態で巻回する装飾シール貼付工程と、
前記装飾シール貼付工程終了後に前記補助フィルムシートを取り去る補助フィルム剥離工程と、
前記塗装層及び透明フィルム層の上から透明クリア塗料層を形成する仕上工程と、
を備えている釣り竿の装飾方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−289446(P2008−289446A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−140378(P2007−140378)
【出願日】平成19年5月28日(2007.5.28)
【出願人】(000002439)株式会社シマノ (1,038)
【Fターム(参考)】