銀/水、銀ゲル、および銀ベースの組成物、並びにこれらの製造方法および使用方法
本発明者等は、金属粒子(例えば、銀ナノ粒子)と水とを含む無色の組成物を開示し、ここで、前記粒子は元素金属(例えば、銀)の内部と、金属酸化物(例えば、1種以上の酸化銀)の外部とを含み、ここで上記金属ナノ粒子は、水中に、約5〜40ppmの濃度で存在し、当該組成物は顕著な抗微生物性質を示す。当該組成物の使用方法を記載する。当該組成物を、本質的に抗微生物性質を全く失うことなくヒドロゲル中に取り込むことができる。予想されない生物学的効率を伴う種々の金属含有組成物も開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
約5〜40ppmの全濃度の銀を含む水中の銀の組成物であって、銀ナノ粒子の形態にある前記銀は、元素銀の内部と、少なくとも1種の酸化銀の表面を有し、ここで、大部分の銀粒子は0.015マイクロメートル未満の最大直径を有し、大部分のコロイド銀粒子は0.005マイクロメートルよりも大きい最小直径を有し、また前記組成物は抗微生物(antimicrobial)性質を示す組成物。
【請求項2】
さらに過酸化水素を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記過酸化水素濃度が、約1%wght/v〜約3.0wght/vである請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
さらにEDTAを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記EDTAがEDTA2ナトリウムを含む請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記組成物が、前記水中の銀の組成物中に親水性ポリマーを溶解することにより生成するヒドロゲルを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
アモルファスゲルとして配合される請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
固体ゲルシートとして配合される請求項6に記載の組成物。
【請求項9】
前記親水性ポリマーが、ゼラチン、炭水化物ポリマー、およびアクリル酸コポリマーから成る群から選択される請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記炭水化物ポリマーが、セルロース誘導体、アルギネート、カラギーナン、および植物性ガムから成る群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む請求項9に記載の組成物。
【請求項11】
マラリア、皮膚の真菌感染症、皮膚の細菌感染、膣感染症、尿路感染症、扁桃炎、骨盤感染症、咽頭炎、淋病、結膜炎、耳炎、呼吸器感染症、および鼻炎(nasal infection)から成る群から選択される疾病を治療する方法であって、前記疾病を罹った人に請求項1に記載の前記組成物のアリコートを投与する工程を含む方法。
【請求項12】
マラリア、皮膚の真菌感染症、皮膚の細菌感染、膣感染症、尿路感染症、扁桃炎、骨盤感染症、咽頭炎、淋病、結膜炎、耳炎、呼吸器感染症、および鼻炎からなる群から選択される疾病を治療する方法であって、銀EDTAを投与する工程を含む方法。
【請求項13】
炭疽菌、枯草菌、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、ウシ型結核菌、ヒト型結核菌、緑膿菌、豚コレラ菌、黄色ブドウ球菌、膣トリコモナス、およびペスト菌から成る群から選択される微生物を除去するための方法であって、前記微生物を銀EDTAに曝露することを含む方法。
【請求項14】
前記曝露は、銀EDTAを摂取することを含む請求項13に記載の方法。
【請求項15】
炭疽菌、枯草菌、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、ウシ型結核菌、ヒト型結核菌、緑膿菌、豚コレラ菌、黄色ブドウ球菌、膣トリコモナス、およびペスト菌から成る群から選択される微生物を除去するための方法であって、銀EDTA、銀EDDS、クルクミン酸銀(silver curcuminate)、銀ベルベリン(silver berberine)、および銀テトラサイクリン(silver tetracycline)から成る群から選択される少なくとも1種の組成物に前記微生物を曝露することを含む方法。
【請求項16】
生物学的生体に少なくとも1種の金属を送達するための方法であって、銀、銅、亜鉛、白金、チタン、並びにこれらの混合物および合金から成る金属の群から選択される少なくとも1種の金属を、少なくとも1つのクラストレートに付着させて、金属/クラストレート構造物を形成すること、および前記生物学的生体を前記金属/クラストレート構造物に曝露することを含む方法。
【請求項17】
前記クラストレートが、少なくとも1種のカオリナイトを含む請求項16の記載の方法。
【請求項18】
前記クラストレートが、少なくとも1種のゼオライトを含む請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記少なくとも1種の金属が銀を含む請求項16に記載の方法。
【請求項20】
家畜のための予防的治療であって、前記家畜のエサおよび家畜の水の少なくとも1つにAgEDTAを添加することを含む治療。
【請求項21】
ヒトおよび動物のための予防的治療であって、前記ヒトおよび動物が摂取するあらゆるものにAgEDTAを添加することを含む治療。
【請求項22】
前記AgEDTAを、感染を防止するに十分な量で添加する請求項21の方法。
【請求項23】
前記AgEDTAを、請求項1の組成物に、20ppm未満の量で添加する請求項21に記載の方法。
【請求項24】
ヒトおよび動物の感染の治療のための方法であって、前記感染から回復するに十分な量でAgEDTAを摂取することを含む方法。
【請求項25】
ヒトまたは動物の感染の治療のための方法であって、AgEDTA、銀EDDS、クルクミン酸銀、銀ベルベリン、および銀テトラサイクリンから成る群から選択される少なくとも1つのメンバを摂取することを含む方法。
【請求項26】
ヒトまたは動物の皮膚表面の処置のための方法であって、AgEDTA、銀EDDS、クルクミン酸銀、銀ベルベリン、および銀テトラサイクリンから成る群から選択される少なくとも1つのメンバからペーストまたはゲルを形成すること、および前記ペーストまたはゲルを前記ヒトまたは動物の皮膚表面と接触させることを含む方法。
【請求項27】
AgEDTA、銀EDDS、クルクミン酸銀、銀ベルベリン、および銀テトラサイクリンから成る群から選択される少なくとも1つのメンバを含むゲルまたはペースト製品。
【請求項28】
抗生物質投与量の効能を高める方法であって、前記抗生物質投与量に、EDTAおよびAgEDTAから成る群から選択される少なくとも1種の材料を添加することを含む方法。
【請求項29】
AgEDTAを前記抗生物質投与量に加える請求項28に記載の方法。
【請求項30】
選択された抗生物質投与量を加えることをさらに含み、前記選択された抗生物質投与量は、前記疾病に対する少なくともある既知の効能を有する抗生物質に基づいている請求項11に記載の方法。
【請求項31】
AgEDTA、銀EDDS、クルクミン酸銀、銀ベルベリン、および銀テトラサイクリンから成る群から選択される少なくとも1つの材料をさらに含む請求項1に記載の組成物。
【請求項1】
約5〜40ppmの全濃度の銀を含む水中の銀の組成物であって、銀ナノ粒子の形態にある前記銀は、元素銀の内部と、少なくとも1種の酸化銀の表面を有し、ここで、大部分の銀粒子は0.015マイクロメートル未満の最大直径を有し、大部分のコロイド銀粒子は0.005マイクロメートルよりも大きい最小直径を有し、また前記組成物は抗微生物(antimicrobial)性質を示す組成物。
【請求項2】
さらに過酸化水素を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記過酸化水素濃度が、約1%wght/v〜約3.0wght/vである請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
さらにEDTAを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記EDTAがEDTA2ナトリウムを含む請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記組成物が、前記水中の銀の組成物中に親水性ポリマーを溶解することにより生成するヒドロゲルを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
アモルファスゲルとして配合される請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
固体ゲルシートとして配合される請求項6に記載の組成物。
【請求項9】
前記親水性ポリマーが、ゼラチン、炭水化物ポリマー、およびアクリル酸コポリマーから成る群から選択される請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記炭水化物ポリマーが、セルロース誘導体、アルギネート、カラギーナン、および植物性ガムから成る群から選択される少なくとも1種のポリマーを含む請求項9に記載の組成物。
【請求項11】
マラリア、皮膚の真菌感染症、皮膚の細菌感染、膣感染症、尿路感染症、扁桃炎、骨盤感染症、咽頭炎、淋病、結膜炎、耳炎、呼吸器感染症、および鼻炎(nasal infection)から成る群から選択される疾病を治療する方法であって、前記疾病を罹った人に請求項1に記載の前記組成物のアリコートを投与する工程を含む方法。
【請求項12】
マラリア、皮膚の真菌感染症、皮膚の細菌感染、膣感染症、尿路感染症、扁桃炎、骨盤感染症、咽頭炎、淋病、結膜炎、耳炎、呼吸器感染症、および鼻炎からなる群から選択される疾病を治療する方法であって、銀EDTAを投与する工程を含む方法。
【請求項13】
炭疽菌、枯草菌、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、ウシ型結核菌、ヒト型結核菌、緑膿菌、豚コレラ菌、黄色ブドウ球菌、膣トリコモナス、およびペスト菌から成る群から選択される微生物を除去するための方法であって、前記微生物を銀EDTAに曝露することを含む方法。
【請求項14】
前記曝露は、銀EDTAを摂取することを含む請求項13に記載の方法。
【請求項15】
炭疽菌、枯草菌、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、ウシ型結核菌、ヒト型結核菌、緑膿菌、豚コレラ菌、黄色ブドウ球菌、膣トリコモナス、およびペスト菌から成る群から選択される微生物を除去するための方法であって、銀EDTA、銀EDDS、クルクミン酸銀(silver curcuminate)、銀ベルベリン(silver berberine)、および銀テトラサイクリン(silver tetracycline)から成る群から選択される少なくとも1種の組成物に前記微生物を曝露することを含む方法。
【請求項16】
生物学的生体に少なくとも1種の金属を送達するための方法であって、銀、銅、亜鉛、白金、チタン、並びにこれらの混合物および合金から成る金属の群から選択される少なくとも1種の金属を、少なくとも1つのクラストレートに付着させて、金属/クラストレート構造物を形成すること、および前記生物学的生体を前記金属/クラストレート構造物に曝露することを含む方法。
【請求項17】
前記クラストレートが、少なくとも1種のカオリナイトを含む請求項16の記載の方法。
【請求項18】
前記クラストレートが、少なくとも1種のゼオライトを含む請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記少なくとも1種の金属が銀を含む請求項16に記載の方法。
【請求項20】
家畜のための予防的治療であって、前記家畜のエサおよび家畜の水の少なくとも1つにAgEDTAを添加することを含む治療。
【請求項21】
ヒトおよび動物のための予防的治療であって、前記ヒトおよび動物が摂取するあらゆるものにAgEDTAを添加することを含む治療。
【請求項22】
前記AgEDTAを、感染を防止するに十分な量で添加する請求項21の方法。
【請求項23】
前記AgEDTAを、請求項1の組成物に、20ppm未満の量で添加する請求項21に記載の方法。
【請求項24】
ヒトおよび動物の感染の治療のための方法であって、前記感染から回復するに十分な量でAgEDTAを摂取することを含む方法。
【請求項25】
ヒトまたは動物の感染の治療のための方法であって、AgEDTA、銀EDDS、クルクミン酸銀、銀ベルベリン、および銀テトラサイクリンから成る群から選択される少なくとも1つのメンバを摂取することを含む方法。
【請求項26】
ヒトまたは動物の皮膚表面の処置のための方法であって、AgEDTA、銀EDDS、クルクミン酸銀、銀ベルベリン、および銀テトラサイクリンから成る群から選択される少なくとも1つのメンバからペーストまたはゲルを形成すること、および前記ペーストまたはゲルを前記ヒトまたは動物の皮膚表面と接触させることを含む方法。
【請求項27】
AgEDTA、銀EDDS、クルクミン酸銀、銀ベルベリン、および銀テトラサイクリンから成る群から選択される少なくとも1つのメンバを含むゲルまたはペースト製品。
【請求項28】
抗生物質投与量の効能を高める方法であって、前記抗生物質投与量に、EDTAおよびAgEDTAから成る群から選択される少なくとも1種の材料を添加することを含む方法。
【請求項29】
AgEDTAを前記抗生物質投与量に加える請求項28に記載の方法。
【請求項30】
選択された抗生物質投与量を加えることをさらに含み、前記選択された抗生物質投与量は、前記疾病に対する少なくともある既知の効能を有する抗生物質に基づいている請求項11に記載の方法。
【請求項31】
AgEDTA、銀EDDS、クルクミン酸銀、銀ベルベリン、および銀テトラサイクリンから成る群から選択される少なくとも1つの材料をさらに含む請求項1に記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7−1】
【図7−2】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18a】
【図18b】
【図19a】
【図19b】
【図20a】
【図20b】
【図21】
【図22a】
【図22b】
【図23a】
【図23b】
【図23c】
【図24a】
【図24b】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44a】
【図44b】
【図45a】
【図45b】
【図46】
【図47】
【図48a】
【図48b】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7−1】
【図7−2】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18a】
【図18b】
【図19a】
【図19b】
【図20a】
【図20b】
【図21】
【図22a】
【図22b】
【図23a】
【図23b】
【図23c】
【図24a】
【図24b】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44a】
【図44b】
【図45a】
【図45b】
【図46】
【図47】
【図48a】
【図48b】
【公表番号】特表2008−526851(P2008−526851A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−550411(P2007−550411)
【出願日】平成17年12月30日(2005.12.30)
【国際出願番号】PCT/US2005/047699
【国際公開番号】WO2006/074117
【国際公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【出願人】(308004906)
【出願人】(308004940)
【出願人】(308004962)
【出願人】(308004973)
【出願人】(308004984)
【出願人】(308004995)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月30日(2005.12.30)
【国際出願番号】PCT/US2005/047699
【国際公開番号】WO2006/074117
【国際公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【出願人】(308004906)
【出願人】(308004940)
【出願人】(308004962)
【出願人】(308004973)
【出願人】(308004984)
【出願人】(308004995)
【Fターム(参考)】
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