説明

錠剤投入装置及びPTPシート製造装置

【課題】錠剤の詰まりをより確実に防止することのできる錠剤投入装置、及び、当該錠剤投入装置を備えたPTPシート製造装置を提供する。
【解決手段】容器フィルムに形成された複数のポケット部に対して、レンズ状の錠剤5をそれぞれ投入する錠剤投入装置は、一定量の錠剤5を貯留可能なボウルフィーダと、ボウルフィーダから導出された錠剤5をポケット部にまで案内する投入シュータ32及びコイルシュータ33とを備えている。投入シュータ32は、錠剤5が自重によって一列で流下する供給通路41を備え、錠剤5は、その短軸が供給通路41の延在方向に対して交差する姿勢でのみ供給通路41を流下可能に構成されるとともに、投入シュータ32を供給通路41の延在方向に対して直交する方向に切断した場合の供給通路41の断面開口形状の長手方向両側部には、それぞれ側方に向けて次第に幅が狭くなるテーパ部42が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、錠剤投入装置、及び、当該錠剤投入装置を備えたPTPシート製造装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、PTPシートは、錠剤を収容可能なポケット部が形成された容器フィルムと、錠剤が収容されたポケット部の開口を密封するようにして容器フィルムに取着されるカバーフィルムとから構成されている。また、PTPシートを製造するPTPシート製造装置は、容器フィルムのポケット部に錠剤を投入する錠剤投入装置を備えている。錠剤投入装置は、一定量の錠剤を貯留する貯留手段(ボウル及びパーツフィーダ)と、錠剤が自重によって一列で通過する案内通路を有し、貯留手段に貯留されている錠剤を前記案内通路を介して容器フィルムのポケット部へと案内する案内手段(錠剤供給シュート)とを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−81040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、錠剤が、扁平な正円柱体の表裏両面を略ドーム状に膨出させたような形状(レンズ状)や、扁平な回転楕円体形状(扁球状)をなしている場合には、錠剤の表裏面(平面視正円形状をなす二つの面)と、案内通路を画定する壁面との間の隙間が比較的大きくなり、案内通路を流下する錠剤が、案内通路の延在方向に対して比較的大きく傾倒変位してしまうことが懸念される。この場合、案内通路において隣接する錠剤同士が、案内通路の延在方向に対して直交する方向において一部重なり合ってしまい、これが原因となって錠剤の詰まりが発生してしまうおそれがある。
【0005】
本発明は上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、錠剤の詰まりをより確実に防止することのできる錠剤投入装置、及び、当該錠剤投入装置を備えたPTPシート製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.移送される帯状の容器フィルムに形成された複数のポケット部に対して、平面視正円形状をなし、かつ、表裏両面が略ドーム状に形成されて、側面視略楕円形状をなす錠剤をそれぞれ投入する錠剤投入装置において、
一定量の錠剤を貯留可能な貯留手段と、
前記貯留手段から導出された錠剤を前記ポケット部にまで案内する案内手段とを備え、
前記案内手段は、錠剤が自重によって一列で流下する案内通路を備え、
前記案内通路のうち少なくとも一部の区間は、錠剤を、その短軸が前記案内通路の延在方向に対して交差する姿勢でのみ流下可能に構成されるとともに、前記案内手段を前記案内通路の延在方向に対して直交する方向に切断した場合の前記案内通路の断面開口形状の長手方向両側部においてそれぞれ側方に向けて次第に幅が狭くなるテーパ部を備えた整列区間として構成され、
前記整列区間では、錠剤を前記案内通路の断面開口形状の長手方向一方側に寄せた場合に、錠剤のうち、錠剤を平面視した場合の外周縁よりも内周側の部位において、錠剤の短軸と平行に延びる仮想直線と交わる表裏面のそれぞれ1点ずつ、合計2点のみで、前記テーパ部に当接可能に構成されていることを特徴とする錠剤投入装置。
【0008】
手段1によれば、案内通路の整列区間では、案内通路の断面開口形状の長手方向両側部がそれぞれ側方に向けて次第に幅が狭くなるテーパ状をなしている。このため、錠剤の表裏面(平面視正円形状をなす二つの面)が略ドーム状に形成されている場合でも、錠剤の表裏面と、案内通路を画定する壁面(テーパ部)との間の隙間を極力小さくすることができる。従って、錠剤が案内通路の延在方向に対して傾倒変位し、所定の錠剤の表裏面と案内通路の壁面との間に、別の錠剤が侵入してしまうこと、ひいては、案内通路の延在方向に対して直交する方向において錠剤同士が一部重なり合って、錠剤が詰まってしまうことを防止することができる。
【0009】
特に、本手段1によれば、案内通路の整列区間において、錠剤を案内通路の断面開口形状の長手方向一方側に寄せた場合には、錠剤を平面視した場合の外周縁よりも内周側において、錠剤の短軸と平行に延びる仮想直線と交わる表裏面のそれぞれ1点ずつ、合計2点をテーパ部に当接可能に構成されている。このように、表裏面が案内通路のテーパ部に挟まれるような格好となった錠剤は、その短軸が、案内通路の延在方向(流路方向)に対してほぼ直交した姿勢に矯正されるとともに、その姿勢が維持されることとなる。従って、錠剤の傾倒変位を防止するといった上記作用効果が一層確実に奏される。
【0010】
また、錠剤は平面視正円形状をなしていることから、案内通路の整列区間において、所定の錠剤が、案内通路の断面開口形状の長手方向一方側に寄せられて停止している場合、その上流側に隣接する錠剤は、下流側の錠剤の外周縁(上縁)の傾斜に案内されて、案内通路の断面開口形状の長手方向他方側に寄せられる。さらに、断面開口形状の長手方向の他方側に寄せられた錠剤についても、上記のように短軸が案内通路の延在方向に対してほぼ直交するように姿勢が整えられる。これにより、整列区間において複数の錠剤を待機(停留)させておく場合において、錠剤の外周縁同士を斜めに当接させ、錠剤を案内通路の断面開口形状の長手方向一端側と他端側とに交互に寄せるようにして互い違いに積むことができる。このように、錠剤が互い違いに積まれる(錠剤の中心間を結ぶ線がジグザグする)ことで、例えば、錠剤が一直線上に積まれる(錠剤の中心間を結ぶ線が1本の直線或いは曲線となる)ような場合に比べ、錠剤に作用する応力(上流側の錠剤から付加される加重)の低減を図ったり、案内通路において停留させておくことのできる錠剤の数を増やしたりすることができる。
【0011】
加えて、整列区間において、錠剤が案内通路の断面開口形状の長手方向一方側に寄せられて上記のように姿勢が矯正された状態とされた場合であっても、錠剤と案内通路を構成する壁面(テーパ部)との接触面積が比較的少なくなるように(錠剤の表裏面の2点だけとなるように)構成されている。このため、錠剤と案内通路との間の摩擦抵抗の低減を図ることができ、錠剤を比較的スムースに流下させることができる。
【0012】
尚、「短軸」とあるのを、「錠剤の表裏面の両中央部を結ぶ直線」としてもよい。また、錠剤としては、楕円、又は、楕円の長手方向両端部を短軸と平行に切断した形状をその短軸を回転軸として回転させた場合に得られる回転体形状(扁球状又はレンズ状)をなしていることとしてもよい。また、「前記整列区間において、前記案内通路の断面開口形状の長手方向一方側に寄せられた錠剤の中心と、当該錠剤の上流側又は下流側に隣接し、前記案内通路の断面開口形状の長手方向他端部に寄せられた錠剤の中心とを結ぶ直線の前記案内通路の延在方向に対する角度が45度未満となっていること」が望ましい。この場合、案内通路の断面開口形状の長手方向の幅が長くなり過ぎることに起因して、案内通路において錠剤を一列でスムースに流下させることが困難になってしまうといった事態を回避することができる。加えて、案内通路の全区間が整列区間として構成されてもよい。
【0013】
手段2.前記整列区間における下流側の部位には、前記整列区間から錠剤を所定個ずつ導出可能とするシャッタが設けられ、
前記シャッタは、1つの錠剤の外周縁を前記案内通路の断面開口形状の長手方向一方側に向けて押圧可能な可動片を備えていることを特徴とする手段1に記載の錠剤投入装置。
【0014】
手段2によれば、整列区間において、最も下流側に位置する錠剤を断面開口形状の長手方向一方側に確実に寄せて停留させておくことができ、ひいては、その上流側に位置する錠剤についても、断面開口形状の長手方向一方側及び他方側に交互に寄せるようにしてより確実に互い違いに積むことができる。従って、上記手段1の作用効果が一層確実に奏される。
【0015】
手段3.前記整列区間における前記案内通路の断面開口形状の長手方向一方側の前記テーパ部と、他方側の前記テーパ部との間を連結するようにして、前記案内通路の断面開口形状の長手方向に沿って互いに平行して延び、前記テーパ部とともに前記案内通路を画定する一対の中間壁部が設けられることで、
前記整列区間における前記案内通路の断面開口形状の長手方向一方側の前記テーパ部を構成するテーパ面の垂線が、前記案内通路の断面開口形状の長手方向他方側の前記テーパ部と交わらないように構成されていることを特徴とする手段1又は2に記載の錠剤投入装置。
【0016】
例えば、案内通路の断面開口形状が、長手方向一方側のテーパ部と他方側のテーパ部とを連接させたような略菱形をなす場合において、径(長軸の長さ)の異なる錠剤を容器フィルムのポケット部に投入する場合にも同一の錠剤投入装置を使用することができるように、案内通路の径を比較的大きく形成してしまうと、当該錠剤投入装置を比較的径の小さな錠剤のポケット部への投入に使用した際に、錠剤が案内通路の断面開口形状の長手方向中央部付近において傾倒変位し易くなってしまうことが懸念される。
【0017】
この点、本手段3によれば、案内通路の断面開口形状の長手方向一方側のテーパ部と他方側のテーパ部との間が、断面開口形状の長手方向に沿って平行に延びる一対の中間壁部によって連結されている。これにより、案内通路の断面開口形状の長手方向一方側のテーパ部を構成するテーパ面の垂線が、他方のテーパ部に交わらなくなるように案内通路の断面開口形状の長手方向における幅を確保したとしても、断面開口形状の長手方向中央部の幅(一対の中間壁部間の距離)が広くなり過ぎないように構成することができる。従って、汎用性の向上を図りつつ、案内通路の断面開口形状の短手方向において、案内通路を画定する壁面(中間壁部)と錠剤との間の隙間を極力小さくすることができ、案内通路で錠剤が案内通路の延在方向に対して傾いてしまうといった事態をより確実に抑制することができる。
【0018】
尚、「前記案内通路の断面開口形状の長手方向における前記中間壁部の長さは、錠剤の長軸の長さよりも短く構成されること」としてもよい。これにより、案内通路の断面開口形状の長手方向の幅が長くなり過ぎることに起因して、案内通路において錠剤を一列でスムースに流下させることが困難になってしまうといった事態を回避することができる。また、「前記中間壁部に対して錠剤の表裏面の中央部が当接可能に構成されていること」としてもよい。この場合、錠剤が案内通路の断面開口形状の長手方向中央に相対位置する場合において、錠剤の傾倒変位を中間壁部によって防止するといった作用効果が一層確実に奏される。
【0019】
手段4.上記手段1乃至3のいずれかに記載の錠剤投入装置を備えたPTPシート製造装置。
【0020】
手段4によれば、容器フィルムのポケット部への錠剤の投入をスムースに行うことのできるPTPシート製造装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】(a)はPTPシートの斜視図であり、(b)はPTPフィルムの斜視図である。
【図2】PTPシートの部分拡大断面図である。
【図3】PTPシート製造装置の全体構成を説明するための概略図である。
【図4】錠剤投入装置等を示す側面図である。
【図5】投入シュータ等を示す断面模式図である。
【図6】投入シュータ等を示す断面模式図である。
【図7】投入シュータ等を示す模式断面図である。
【図8】コイルシュータ等を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1(a)、図2に示すように、PTPシート1は、複数のポケット部2を備えた容器フィルム3と、ポケット部2を塞ぐようにして容器フィルム3に取着されたカバーフィルム4とを有している。容器フィルム3は透明なポリプロピレンによって構成され、カバーフィルム4はアルミニウムによって構成されている。また、PTPシート1は、帯状の容器フィルム3に帯状のカバーフィルム4が取着されることで形成された帯状のPTPフィルム6(図1(b)参照)が打抜かれることで、シート状に製造される。
【0023】
各ポケット部2には、錠剤5が1つずつ収容されている。本実施形態では、錠剤5として、扁平な正円柱体の表裏両面を略ドーム状に膨出させたような形状をなす「レンズ錠」がポケット部2に収容されている。
【0024】
次に、上記PTPシート1を製造するためのPTPシート製造装置11の概略について説明する。図3に示すように、PTPシート製造装置11の最上流側では、帯状の容器フィルム3の原反がロール状に巻回されている。また、容器フィルム3の移送経路に沿って、容器フィルム3に上記ポケット部2を形成するポケット部形成装置14と、ポケット部2に錠剤5を投入する錠剤投入装置16と、ポケット部2の開口側から錠剤5が各ポケット部2に確実に充填されているか否か等の検査を行う検査装置17とが設けられている。
【0025】
また、帯状に形成されたカバーフィルム4の原反は、ロール状に巻回されており、当該カバーフィルム4の引出し端は、検査装置17の下流側に設けられたフィルム受けローラ18へと案内されている。フィルム受けローラ18には、加熱ローラ19が圧接可能となっており、両ローラ18,19間に容器フィルム3及びカバーフィルム4が送り込まれるようになっている。
【0026】
そして、容器フィルム3及びカバーフィルム4が、両ローラ18,19間を加熱圧接状態で通過することで、容器フィルム3のポケット部2の開口側の面にカバーフィルム4が取着され、ポケット部2がカバーフィルム4で塞がれる。これにより、各ポケット部2に錠剤5が充填され、密封されたPTPフィルム6(図1(b)参照)が製造される。
【0027】
フィルム受けローラ18の下流側には、透明なポケット部2側から錠剤5が各ポケット部2に確実に充填されているか否か等の検査を行う検査装置21と、PTPフィルム6の所定位置にスリットを形成するスリット形成装置22と、PTPフィルム6の所定位置にロットナンバー等を付す刻印装置23と、PTPフィルム6をPTPシート1単位に打抜くシート打抜装置24とが設けられている。さらに、シート打抜装置24の下流側には、シート打抜装置24からの端材25を貯留するためのスクラップ用ホッパ26が設けられている。また、シート打抜装置24の下方には、打抜かれたPTPシート1を完成品用ホッパ29に移送するためのコンベア28が設けられている。但し、検査装置17、21によって不良品判定された場合、その不良品判定となったPTPシート1は、図示しない不良シート排出機構によって別途排出される。
【0028】
PTPシート製造装置11の概略は以上のとおりであるが、以下において錠剤投入装置16について詳しく説明する。
【0029】
図4に示すように、錠剤投入装置16は、一定量の錠剤5を貯留可能なボウルフィーダ31と、容器フィルム3の各ポケット部2に対して錠剤5を1錠ずつ投入可能な投入シュータ32と、ボウルフィーダ31から導出された錠剤5を投入シュータ32に案内するコイルシュータ33とを備えている。本実施形態では、ボウルフィーダ31が貯留手段を構成し、投入シュータ32及びコイルシュータ33が案内手段を構成する。
【0030】
ボウルフィーダ31には図示しないアクチュエータが設けられており、アクチュエータによってボウルフィーダ31が振動させられると、ボウルフィーダ31に貯留されている錠剤5が、ボウルフィーダ31の底部に形成された導出孔31a側へと移動させられるように構成されている。尚、帯状の容器フィルム3の横幅方向において並んで形成された複数のポケット部2に対応して、図4の紙面奥行き方向には、複数(本実施形態では5つ)の導出孔31aが形成されているものとする。
【0031】
図5〜図7に示すように、投入シュータ32には、上方及び下方に開口するとともに、錠剤5が自重によって一列で通過(流下)可能な供給通路41が形成されている。図6に示すように、投入シュータ32を供給通路41の延在方向に対して直交する方向に切断した場合の供給通路41の断面開口形状(以下、単に、「供給通路41の断面開口形状」と言う)は、容器フィルム3の移送方向に沿って長い長方形の各辺部の中央部を残しつつ、長方形の四隅を斜めに埋めたような長八角形状をなしている。以下、供給通路41の断面開口形状の長手方向両側部において、それぞれ側方に向けて次第に幅が狭くなっている部位を「テーパ部42」と称する。さらに、供給通路41の一対のテーパ部42の間を連結するようにして延び、テーパ部42とともに供給通路41を画定する一対の壁部を「中間壁部43」と称する。
【0032】
一対の中間壁部43は、供給通路41の断面開口形状の短手方向において対向配置されるとともに、供給通路41の断面開口形状の長手方向に沿って互いに平行して延びている。また、供給通路41の断面開口形状の長手方向における中間壁部43の長さは、錠剤5の直径(長軸の長さ)よりも短いものの、一対のテーパ部42を含めた供給通路41全体としての断面開口形状の長手方向における幅は、錠剤5の直径よりも長くなっている。さらに、供給通路41の断面開口形状の短手方向の幅(一対の中間壁部43間の距離)は、錠剤5の厚み(短軸の長さ)よりも広いものの、錠剤5の直径よりも狭くなっている。このため、錠剤5は、その短軸(錠剤5の表裏面の両中央部を結ぶ直線)が、供給通路41の延在方向に対してほぼ直交するような起立姿勢でのみ、供給通路41を流下可能に構成されている。
【0033】
また、各テーパ部42を構成するテーパ面は、図6の断面視では直線状に延びているとともに、供給通路41の断面開口形状の長手方向(中間壁部43)に対して140度〜170度程度の傾きとなっている。特に、本実施形態では、供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側のテーパ部42を構成するテーパ面の垂線が、たとえ中間壁部43との境界部から引かれたものであっても、供給通路41の断面開口形状の長手方向他方側のテーパ部42と交わらないように構成されている。さらに、錠剤5を供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側に寄せた場合に、錠剤5のうち、錠剤5を平面視した場合の外周縁よりも内周側の部位において、錠剤5の短軸と平行に延びる仮想直線Xと交わる表裏面の点Y及び点Zの2点のみで、テーパ部42に当接可能に構成されている。
【0034】
また、図6、図7に示すように、投入シュータ32の供給通路41の出口近傍部位には、投入シュータ32から錠剤5を1つずつ導出可能とするシャッタ45が設けられている。シャッタ45は、供給通路41に突出して錠剤5の流下を規制する規制位置と、供給通路41を画定する壁面に引っ込んで錠剤5の流下を許容する許容位置との間を変位可能な可動片46と、可動片46を駆動させる図示しない駆動手段とを備えている。本実施形態では、可動片46が規制位置へと突出することで、可動片46の先端部が1つの錠剤5の外周面に当接するとともに、そのまま錠剤5が可動片46によって側方に押圧されて、供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側のテーパ部42に圧接されるようになっている。これにより、錠剤5の流下が停止され、供給通路41(さらには、後述する中継通路49)において錠剤5が停留されることとなる。
【0035】
その一方で、移送される容器フィルム3のポケット部2が投入シュータ32の供給通路41の出口の直下方に位置すると、可動片46は、供給通路41において最下流側に位置する錠剤5を圧接保持している規制位置から許容位置へと変位させられるとともに、次の錠剤5が可動片46を通過する前に規制位置へと変位させられる。これにより錠剤5がポケット部2へ1錠ずつ投入されるようになっている。尚、供給通路41は、ボウルフィーダ31の複数の導出孔31aに対応して、図4の紙面奥行き方向に複数(本実施形態では5つ)形成されている。
【0036】
さらに、図7に示すように、供給通路41の最下流側に位置する錠剤5が、シャッタ45によって供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側に寄せられることで、当該錠剤5の上流側に隣接する錠剤5は、下流側の錠剤5の上面に案内されるようにして、供給通路41の断面開口形状の長手方向他端側に寄せられることとなる。同様にして、それよりも上流側の錠剤5に関しても、供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側と他方側とに交互に寄せられるようにして、互い違いに積み重ねられるようになっている。本実施形態では、上下に隣接する錠剤5はその外周面同士が当接するようになっている。さらに、供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側に寄せられた錠剤5の中心と、当該錠剤5の上流側又は下流側に隣接し、供給通路41の断面開口形状の長手方向他端部に寄せられた錠剤5の中心とを結ぶ直線の供給通路41の延在方向に対する角度が45度未満となっている。
【0037】
加えて、図5に示すように、供給通路41は、上部では鉛直方向に延在しているが、下部では下端(出口)に近付くにつれて鉛直方向に対する傾斜角度を増すように、すなわち、容器フィルム3に対する角度が緩くなるようにして湾曲して延びている。これにより、錠剤5のポケット部2への投入に際して、錠剤5の表裏面が上方又は下方を向く姿勢、すなわち、ポケット部2へ好適に収容されるための姿勢へと移行し易くなり、錠剤5のポケット部2への投入を比較的スムースに行うことができる。本実施形態では、各供給通路41の下部が、錠剤5の移送方向に対して直交する方向に向けて(PTPフィルム6の幅方向に沿って)傾いており、各ポケット部2に対して錠剤5が各ポケット部2の側方から滑り込ませるようにして投入されることとなる。
【0038】
尚、本実施形態では、投入シュータ32は、図4等に示すように、シュータ本体47と、カバー48とを備え、供給通路41は、図6等に示すように、シュータ本体47及びカバー48にそれぞれ形成された溝部を合致させることによって構成されている。また、シュータ本体47において、テーパ部42の先端面から可動片46が出没するようにシャッタ45が設けられている。
【0039】
図4に示すように、コイルシュータ33は、コイルスプリングによって形成され、可撓性を有している。そして、コイルシュータ33の一端側が上記ボウルフィーダ31の導出孔31aに接続されるとともに、他端側が上記投入シュータ32の供給通路41の上端部に接続され、弛みなく上下に延びている。
【0040】
さらに、図8に示すように、コイルシュータ33の内周側には、錠剤5が自重によって一列で流下可能な中継通路49が形成されている。かかる構成により、ボウルフィーダ31にて導出孔31aから導出させられる錠剤5は、コイルシュータ33の中継通路49を通過し、投入シュータ32まで案内されるようになっている。そして、投入シュータ32に到達した錠剤5は、上記シャッタ45の開閉作用によって容器フィルム3のポケット部2に投入されることとなる。
【0041】
また、本実施形態では、コイルシュータ33を中継通路49の延在方向に対して直交する方向に切断した場合の中継通路49の断面開口形状が、供給通路41と同様の形状をなしている。このため、コイルシュータ33の中継通路49においても、投入シュータ32の供給通路41と同様に、錠剤5は、起立姿勢でのみ流下可能に構成されるとともに、外周面同士を当接させつつ、中継通路49の断面開口形状の長手方向一方側と他方側とに交互に寄せられるようにして、互い違いに積み重ねられることとなる。尚、本実施形態では、投入シュータ32の供給通路41、及び、コイルシュータ33の中継通路49が案内通路を構成するとともに、供給通路41及び中継通路49の全区間が整列区間に相当する。
【0042】
以上詳述したように、本実施形態によれば、供給通路41(中継通路49)は、断面開口形状の長手方向両側部がそれぞれ側方に向けて次第に幅が狭くなるテーパ状をなしている。このため、錠剤5の表裏面が略ドーム状に形成されている場合でも、錠剤5の表裏面と、供給通路41を画定する壁面(テーパ部42)との間の隙間を極力小さくすることができる。従って、錠剤5が供給通路41の延在方向に対して傾倒変位し、所定の錠剤5の表裏面と供給通路41の壁面との間に、別の錠剤5が侵入してしまうこと、ひいては、供給通路41の延在方向に対して直交する方向において錠剤5同士が一部重なり合って、錠剤5が詰まってしまうことを防止することができる。
【0043】
特に、本実施形態によれば、供給通路41において、錠剤5を供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側に寄せた場合には、錠剤5を平面視した場合の外周縁よりも内周側の部位であって、かつ、錠剤5の短軸と平行に延びる仮想直線Xと交わる表裏面の点Y及び点Z(図6参照)においてテーパ部42と当接可能に構成されている。このように、表裏面が供給通路41のテーパ部42に挟まれるような格好となった錠剤5は、その短軸が、供給通路41の延在方向に対してほぼ直交した姿勢に矯正されるとともに、その姿勢が維持されることとなる。従って、錠剤5の傾倒変位を防止するといった上記作用効果が一層確実に奏される。
【0044】
また、錠剤5は平面視正円形状をなしていることから、供給通路41において、所定の錠剤5が、供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側に寄せられて停止している場合、その上流側に隣接する錠剤5は、下流側の錠剤5の外周面(上縁)の傾斜に案内されて、供給通路41の断面開口形状の長手方向他方側に寄せられる。さらに、断面開口形状の長手方向の他方側に寄せられた錠剤5についても、上記のように短軸が供給通路41の延在方向に対してほぼ直交するように姿勢が整えられる。これにより、供給通路41において複数の錠剤5を停留させておく場合において、錠剤5の外周面同士を斜めに当接させ、錠剤5を供給通路41の断面開口形状の長手方向一端側と他端側とに交互に寄せるようにして互い違いに積むことができる。このように、錠剤5が互い違いに積まれる(錠剤5の中心間を結ぶ線がジグザグする)ことで、例えば、錠剤5が一直線上に積まれる(錠剤5の中心間を結ぶ線が1本の直線或いは曲線となる)ような場合に比べ、錠剤5に作用する応力(上流側の錠剤5から付加される加重)の低減を図ったり、供給通路41において停留させておくことのできる錠剤5の数を増やしたりすることができる。特に、本実施形態では、供給通路41において、錠剤5を供給通路41の断面開口形状の長手一方側に向けて押圧するシャッタ45が設けられているため、かかる作用効果がより確実に奏されることとなる。
【0045】
加えて、供給通路41において、錠剤5が供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側に寄せられて上記のように姿勢が矯正された状態とされた場合であっても、錠剤5と供給通路41を構成する壁面(テーパ部42)との接触面積が比較的少なくなるように(錠剤5の表裏面の2点だけとなるように)構成されている。このため、錠剤5と供給通路41との間の摩擦抵抗の低減を図ることができ、錠剤5を比較的スムースに流下させることができる。
【0046】
また、例えば、供給通路の断面開口形状が、長手方向一方側のテーパ部42と他方側のテーパ部42とを連接させたような略菱形をなす場合において、径(長軸の長さ)の異なる錠剤5を容器フィルム3のポケット部2に投入する場合にも同一の錠剤投入装置16を使用することができるように、供給通路の径を比較的大きく形成してしまうと、比較的径の小さな錠剤5のポケット部2への投入に使用した際に、錠剤5が供給通路の断面開口形状の中央部付近において傾倒変位し易くなってしまうことが懸念される。
【0047】
この点、本実施形態によれば、供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側のテーパ部42と他方側のテーパ部42との間が、断面開口形状の長手方向に沿って平行に延びる一対の中間壁部43によって連結されている。これにより、供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側のテーパ部42を構成するテーパ面の垂線が、他方のテーパ部42に交わらなくなるように供給通路41の断面開口形状の長手方向における幅を確保したとしても、断面開口形状の長手方向中央部の幅(一対の中間壁部43間の距離)が広くなり過ぎないように構成することができる。従って、汎用性の向上を図りつつ、供給通路41の断面開口形状の短手方向において、供給通路41を画定する壁面(中間壁部43)と錠剤5との間の隙間を極力小さくすることができ、供給通路41で錠剤5が供給通路41の延在方向に対して傾いてしまうといった事態をより確実に抑制することができる。
【0048】
また、本実施形態では、中間壁部43に対して錠剤5の表裏面の中央部が当接可能に構成されている。これにより、錠剤5が供給通路41の断面開口形状の長手方向中央に相対位置する場合において、錠剤5の傾倒変位を中間壁部43によって防止するといった作用効果が一層確実に奏される。
【0049】
加えて、供給通路41の断面開口形状の長手方向における中間壁部43の長さは、錠剤5の長軸の長さよりも短く構成される。さらに、本実施形態では、供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側に寄せられた錠剤5の中心と、当該錠剤5の上流側又は下流側に隣接し、供給通路41の断面開口形状の長手方向他端部に寄せられた錠剤5の中心とを結ぶ直線の供給通路41の延在方向に対する角度が45度未満となっている。これにより、供給通路41の断面開口形状の長手方向の幅が長くなり過ぎることに起因して、供給通路41において錠剤5を一列でスムースに流下させることが困難になってしまうといった事態を回避することができる。
【0050】
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
【0051】
(a)上記実施形態では、「レンズ錠」を錠剤5としてポケット部2に投入する錠剤投入装置16に具体化されているが、扁球状の錠剤をポケット部2に投入する錠剤投入装置16に適用してもよいし、上記実施形態の錠剤投入装置16は、レンズ錠だけでなく扁球状の錠剤をポケット部2に投入する場合にも利用可能に構成されていることとしてもよい。
【0052】
(b)上記実施形態では、供給通路41及び中継通路49の両方、すなわち、ボウルフィーダ31からポケット部2にまで錠剤5を案内する通路全域が断面略長八角形状に構成されているが、供給通路41及び中継通路49のうち少なくとも一部が、断面略長八角形状に構成されて、錠剤5を起立姿勢で一列に流下可能に構成されていればよい。
【0053】
(c)また、供給通路41及び中継通路49の断面開口形状は長八角形状に限定されるものではなく、錠剤5を起立姿勢でのみ流下可能とし、供給通路41の両側部がテーパ状構成されていればよい。例えば、四角形、五角形、六角形等のその他の多角形状に構成してもよい。さらに、テーパ部42を構成するテーパ面は、直線状でなくてもよく、湾曲していてもよい。但し、錠剤5と面で当接することを回避するべく、錠剤5の表裏面よりも緩やかに湾曲している(錠剤5の表裏面の方が曲率が大きい)、又は、逆向きに凸となるように湾曲していることが望ましく、さらには、直線状に構成されることがより望ましい。
【0054】
(d)上記実施形態では、シャッタ45の可動片46は、錠剤5の外周面を押圧して錠剤5を供給通路41のテーパ部42に圧接させるように構成されているが、錠剤5をテーパ部42に圧接させなくても、錠剤5をテーパ部42に寄せることができるように構成されていればよい。例えば、可動片46の先端部に錠剤5を当てるのではなく、可動片46の上面を傾斜面として、その上面に錠剤5を当てて錠剤5をテーパ部42側に案内するような構成としてもよい。
【0055】
また、上記実施形態において、錠剤5を供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側のテーパ部42に押圧するシャッタ45だけでなく、他方側のテーパ部42に押圧するシャッタを前記シャッタ45とは高さ位置(供給通路41の延在方向における位置)を錠剤5の直径程度ずらして設けることとしてもよい。この場合、供給通路41の断面開口形状の長手方向他方側に寄っていた錠剤5を、シャッタ45によって供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側に強引に寄せるといった事態を回避することができ、ジグザグに積まれている錠剤5を確実かつスムースに押圧することができる。さらに、錠剤5を供給通路41の断面開口形状の長手方向一方側に押圧するシャッタ45と、長手方向他方側に押圧するシャッタとが同一の竿状体に連結されて、一体的に動作するように構成してもよい。
【0056】
(e)上記実施形態では、供給通路41の下部がPTPフィルム6の幅方向に沿って傾斜しているが、例えば、PTPフィルム6の移送方向下流側又は上流側に向けて傾斜していてもよい。この場合、供給通路41及び中継通路49の断面開口形状の長手方向が、PTPフィルム6の移送方向に対して直交する方向に沿って延びるように構成されることとなる。また、当該構成を採用する場合、供給通路41の湾曲した下流側の部位において、供給通路41のうち下側になる面はシュータ本体47によって構成され、供給通路41のテーパ部42の先端面は、シュータ本体47の溝によって構成されているとともに、シュータ本体47において、テーパ部42の先端面から可動片46が出没するようにシャッタ45が設けられていることとしてもよい。
【0057】
(f)上記実施形態では、貯留手段としてボウルフィーダ31を備える構成であったが、別形状のフィーダ(例えば、直線フィーダ)を備える構成としてもよい。また、上記実施形態では、投入シュータ32の下部の供給通路41が湾曲形成されているが、直線状に構成してもよい。さらに、投入シュータ32に代えて、ドラム式のシュート(外周面において錠剤5を収容可能な凹部が形成されたロータリドラム)を設け、ボウルフィーダ31からロータリドラムへと錠剤5を案内する案内手段の案内通路(コイルシュータ33の中継通路49等)において、断面開口形状を長八角形状にする構成としてもよい。
【0058】
(g)上記実施形態では、容器フィルム3がポリプロピレンによって構成されているが、ポリ塩化ビニルやアルミニウムによって構成されていることとしてもよい。
【符号の説明】
【0059】
1…PTPシート、2…ポケット部、3…容器フィルム、4…カバーフィルム、5…錠剤、6…PTPフィルム、7…錠剤、11…PTPシート製造装置、16…錠剤投入装置、31…ボウルフィーダ、32…投入シュータ、33…コイルシュータ、41…供給通路、42…テーパ部、43…中間壁部、45…シャッタ、49中継通路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移送される帯状の容器フィルムに形成された複数のポケット部に対して、平面視正円形状をなし、かつ、表裏両面が略ドーム状に形成されて、側面視略楕円形状をなす錠剤をそれぞれ投入する錠剤投入装置において、
一定量の錠剤を貯留可能な貯留手段と、
前記貯留手段から導出された錠剤を前記ポケット部にまで案内する案内手段とを備え、
前記案内手段は、錠剤が自重によって一列で流下する案内通路を備え、
前記案内通路のうち少なくとも一部の区間は、錠剤を、その短軸が前記案内通路の延在方向に対して交差する姿勢でのみ流下可能に構成されるとともに、前記案内手段を前記案内通路の延在方向に対して直交する方向に切断した場合の前記案内通路の断面開口形状の長手方向両側部においてそれぞれ側方に向けて次第に幅が狭くなるテーパ部を備えた整列区間として構成され、
前記整列区間では、錠剤を前記案内通路の断面開口形状の長手方向一方側に寄せた場合に、錠剤のうち、錠剤を平面視した場合の外周縁よりも内周側の部位において、錠剤の短軸と平行に延びる仮想直線と交わる表裏面のそれぞれ1点ずつ、合計2点のみで、前記テーパ部に当接可能に構成されていることを特徴とする錠剤投入装置。
【請求項2】
前記整列区間における下流側の部位には、前記整列区間から錠剤を所定個ずつ導出可能とするシャッタが設けられ、
前記シャッタは、1つの錠剤の外周縁を前記案内通路の断面開口形状の長手方向一方側に向けて押圧可能な可動片を備えていることを特徴とする請求項1に記載の錠剤投入装置。
【請求項3】
前記整列区間における前記案内通路の断面開口形状の長手方向一方側の前記テーパ部と、他方側の前記テーパ部との間を連結するようにして、前記案内通路の断面開口形状の長手方向に沿って互いに平行して延び、前記テーパ部とともに前記案内通路を画定する一対の中間壁部が設けられることで、
前記整列区間における前記案内通路の断面開口形状の長手方向一方側の前記テーパ部を構成するテーパ面の垂線が、前記案内通路の断面開口形状の長手方向他方側の前記テーパ部と交わらないように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の錠剤投入装置。
【請求項4】
上記請求項1乃至3のいずれかに記載の錠剤投入装置を備えたPTPシート製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−39957(P2013−39957A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−179307(P2011−179307)
【出願日】平成23年8月19日(2011.8.19)
【出願人】(000106760)CKD株式会社 (627)
【Fターム(参考)】