説明

録画制御システム、録画装置、録画制御方法、及び録画制御プログラム

【課題】シリーズ番組の特性を考慮して記録媒体の記録容量を適切に節約できるようにする。
【解決手段】テレビ放送波に含まれる番組を記録媒体に録画する録画制御方法は、複数回の番組からなるシリーズ番組を特定するステップと、前記複数回の番組を毎回録画するよう録画予約するステップと、前記複数回の番組のうちn回目(n≧2)番組が放送される以前に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去に放送された番組についての統計情報を取得するステップと、前記取得された統計情報に基づいて、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止するステップと、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ放送波に含まれる番組を記録媒体に録画する録画制御システム、録画装置、録画制御方法、及び録画制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ハードディスクなどの記録媒体の記録容量が飛躍的に増加し、複数チャンネルのテレビ放送波を同時並行で受信して複数チャンネル分の全番組を自動的に記録媒体に録画する録画装置が実用化されている。しかし、記録媒体の記録容量には限りがあるため、複数チャンネル分の全番組を録画し続けることは困難である。
【0003】
このような事情により、記録媒体の記録容量を節約するための以下の技術が提案されている。特許文献1に記載の録画装置は、先週一週間分の番組の視聴率をサーバから取得し、視聴率の高い番組を選択的に録画予約する。また、特許文献2に記載の録画装置は、番組の視聴率や再生率をサーバから取得し、録画済みの番組のうち視聴率や再生率の低い番組を圧縮又は削除する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−43401号公報
【特許文献2】特開2006−25152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来提案されている技術は、番組単位での処理であって、ドラマやアニメなどのように連続性を有する番組(すなわち、シリーズ番組)であるか否かが考慮されていない。よって、シリーズ番組を構成する複数回の番組の一部(例えば、初回番組)が欠落した状態で録画され得る。
【0006】
シリーズ番組は初回から順に視聴されるべきものであるため、一部が欠落したシリーズ番組は、ユーザにとっては視聴価値が低い。したがって、従来の技術では、シリーズ番組の特性を考慮して記録媒体の記録容量を適切に節約できない問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、シリーズ番組の特性を考慮して記録媒体の記録容量を適切に節約できる録画制御システム、録画装置、録画制御方法、及び録画制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。
【0009】
本発明の録画制御システムは、テレビ放送波に含まれる番組を記録媒体(例えば、HDD120)に録画する録画装置(例えば、録画再生装置100)と、ネットワーク上に設けられ、番組の視聴状況に関する情報を集計して番組毎の統計情報を管理するサーバ(例えば、集計サーバ10)と、からなる録画制御システムであって、前記録画装置は、複数回の番組からなるシリーズ番組を特定し、前記複数回の番組を毎回録画するよう録画予約する制御部(例えば、制御部170)を有し、前記制御部は、前記複数回の番組のうちn回目(n≧2)番組が放送される以前に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去に放送された番組についての統計情報を前記サーバから取得する取得手段(例えば、プロセッサ170a)と、前記取得された統計情報に基づいて、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する中止手段(例えば、プロセッサ170a)と、を含むことを特徴とする。
【0010】
このような録画制御システムは、シリーズ番組を構成する複数回の番組を毎回録画するよう録画予約するため、複数回の番組の一部(例えば、初回番組)が欠落した状態で録画されることを防止できる。一方で、過去に放送された番組についての統計情報に基づいて、録画予約を継続することが適切でないと判断される場合には、シリーズ番組のうち以降の全番組に対する録画予約を中止することで、記録媒体の記録容量を節約できる。
【0011】
したがって、本発明の録画制御システムは、シリーズ番組の特性を考慮して記録媒体の記録容量を適切に節約できる。
【0012】
本発明の録画装置は、テレビ放送波に含まれる番組を記録媒体(例えば、HDD120)に録画する録画装置(例えば、録画再生装置100)であって、複数回の番組からなるシリーズ番組を特定し、前記複数回の番組を毎回録画するよう録画予約する制御部(例えば、制御部170)を有し、前記制御部は、前記複数回の番組のうちn回目(n≧2)番組が放送される以前に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去に放送された番組についての統計情報をサーバ(例えば、集計サーバ10)から取得する取得手段(例えば、プロセッサ170a)と、前記取得された統計情報に基づいて、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する中止手段(例えば、プロセッサ170a)と、を含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の録画装置の他の特徴によれば、前記制御部は、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する場合に、前記シリーズ番組のうち初回番組から(n−1)回目番組までの録画済みの全番組を前記記録媒体から削除する削除手段(例えば、プロセッサ170a)をさらに含む。
【0014】
本発明の録画装置の他の特徴によれば、前記制御部は、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去の所定回番組についての統計情報に応じて閾値を設定する設定手段(例えば、プロセッサ170a)と、前記シリーズ番組のうち前記所定回番組から前記n回目番組までの番組毎に統計情報を前記閾値と比較し、統計情報が前記閾値以下である回数をカウントするカウント手段(例えば、プロセッサ170a)と、をさらに含み、前記中止手段は、前記カウント手段によりカウントされた回数が規定回数以上となった場合に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する。本発明の録画装置の他の特徴によれば、前記設定手段は、前記録画媒体の空き容量に応じて前記閾値を調整する。
【0015】
本発明の録画装置の他の特徴によれば、前記制御部は、前記テレビ放送波又は前記ネットワークから得られる電子番組表に基づいて前記シリーズ番組を特定する特定手段(例えば、プロセッサ170a)をさらに含み、前記特定手段は、前記電子番組表に含まれる番組毎の番組名、前記電子番組表に含まれる番組毎のジャンル情報、又は前記電子番組表に含まれる番組毎の特定記号のうち少なくとも1つに基づいて前記シリーズ番組を特定する。
【0016】
本発明の録画装置の他の特徴によれば、前記削除部は、前記シリーズ番組のうち最終回番組を検出した後、前記シリーズ番組についての統計情報に基づいて、前記シリーズ番組に含まれる録画済みの全番組を前記記録媒体から削除する。
【0017】
本発明の録画装置の他の特徴によれば、前記統計情報は、番組毎の視聴数、視聴率、再生数、再生率、ムーブ数、ムーブ率、コピー数、コピー率、予約録画数、予約録画率、削除数、又は削除率の少なくとも1つである。
【0018】
本発明の録画制御方法は、テレビ放送波に含まれる番組を記録媒体に録画する録画制御方法であって、複数回の番組からなるシリーズ番組を特定するステップと、前記複数回の番組を毎回録画するよう録画予約するステップと、前記複数回の番組のうちn回目(n≧2)番組が放送される以前に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去に放送された番組についての統計情報を取得するステップと、前記取得された統計情報に基づいて、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止するステップと、を含むことを特徴とする。
【0019】
本発明の録画制御プログラムは、テレビ放送波に含まれる番組を記録媒体に録画する録画制御プログラムであって、録画装置に、複数回の番組からなるシリーズ番組を特定するステップと、前記複数回の番組を毎回録画するよう録画予約するステップと、前記複数回の番組のうちn回目(n≧2)番組が放送される以前に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去に放送された番組についての統計情報をサーバから取得するステップと、前記取得された統計情報に基づいて、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止するステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、シリーズ番組の特性を考慮して記録媒体の記録容量を適切に節約できる録画制御システム、録画装置、録画制御方法、及び録画制御プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態に係る録画制御システムの全体構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る集計サーバのブロック図である。
【図3】番組毎の統計情報の一例を示す。
【図4】本発明の実施形態に係る録画再生装置のブロック図である。
【図5】シリーズ番組のうち初回番組に対する録画再生装置の動作フロー図である。
【図6】シリーズ番組のうち2回目以降の番組(すなわち、n回目番組)に対する録画再生装置の動作フロー図である。
【図7】シリーズ番組のうち最終回番組後における録画再生装置の動作フロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態に係る図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
【0023】
(録画制御システムの全体構成)
図1は、本実施形態に係る録画制御システムの全体構成図である。
【0024】
図1示すように、本実施形態に係る録画制御システムは、デジタルテレビ放送波に含まれる番組を録画及び再生する録画再生装置100と、ネットワーク1上に設けられ、番組の視聴状況に関する情報を集計して番組毎の統計情報を管理する集計サーバ10と、からなる。
【0025】
以下において、「番組」とは、特定の日時及び特定のチャンネルで放送される1つの映像・音声コンテンツを指し、「シリーズ番組」とは、連続性を有する複数の番組からなる番組群を指す。
【0026】
本実施形態では、録画再生装置100は複数(100−1〜100−k)である。録画再生装置100は、ネットワーク1に接続され、集計サーバ10と通信可能に設置される。また、録画再生装置100は、複数チャンネル(全チャンネル)分の番組を同時録画可能に構成される。ネットワーク1は例えばインターネットであり、集計サーバ10は、各録画再生装置100からアクセス可能なインターネット上の位置に設置される。
【0027】
(集計サーバの構成)
次に、集計サーバ10の構成を説明する。図2は、集計サーバ10のブロック図である。
【0028】
図2に示すように、集計サーバ10は、各録画再生装置100との通信を行うための通信部11と、統計情報を記憶するためのHDD(Hard Disk Drive)12と、各種の制御を行うための制御部13と、を有する。制御部13は、プロセッサ13aと、プロセッサ13aの作業領域として使用されるメモリ13bと、を含む。
【0029】
通信部11は、録画再生装置100における番組の視聴状況に関する情報を録画再生装置100から受信する。番組の視聴状況に関する情報とは、番組がリアルタイムに再生(視聴)されたこと、録画番組が再生されたこと、録画番組がムーブ(或いはコピー)されたこと、番組が予約録画されたこと、録画番組が削除されたこと、を示す情報である。このように、録画再生装置100は、視聴、再生、ムーブ(或いはコピー)、予約録画、削除の何れかの操作が行われたときに、その旨の情報を集計サーバ10に送信する。
【0030】
なお、番組は、番組名と日付の組み合わせ、又は、シリーズ番組であれば番組名と放送回との組み合わせにより識別される。
【0031】
プロセッサ13aは、通信部11が受信する情報を集計し、番組毎の統計情報をHDD12に格納し、HDD12に格納した統計情報を適宜更新する。このような番組毎の統計情報は、番組毎の人気度を示す。図3は、番組毎の統計情報の一例を示す。プロセッサ13aは、番組毎の統計情報を表で管理しており、通信部11が新たな情報を録画再生装置100から受信する度に、該当する番組の統計情報を更新する。
【0032】
図3に示すように、番組毎の統計情報は、リアルタイム視聴数(又は視聴率)、再生数(又は再生率)、ムーブ回数(又はムーブ率)、予約録画数(又は予約録画率)、削除数(又は削除率)からなる。また、当該番組を早送り再生した再生速度や早送り再生した時間、等倍再生した時間の情報も録画再生装置100から得られる場合には、これらの再生速度情報も統計情報として管理し、リアルタイム視聴数(又は視聴率)、再生数(又は再生率)、ムーブ回数(又はムーブ率)、予約録画数(又は予約録画率)、削除数(又は削除率)を、当該再生速度情報で補正して使用してもよい。さらに、全地域についての統計情報ではなく、地域毎に統計情報を管理することが好ましい。
【0033】
リアルタイム視聴数(又は視聴率)については、視聴率だと昼間の番組など視聴数全体(分母)が少ない場合、一定量の視聴数があれば「視聴率の高い番組」と判断されてしまうため、こうしたケースでは視聴数を利用する方が番組の「人気度」を適切に判断できる。視聴数は、録画再生装置100が図示しないカメラから入力部150を通して入力された画像から、既存の画像認識技術を用いて、番組を視聴している視聴者の数を識別し、この人数を集計サーバ10へ送る場合の“視聴者数”でもよいが、一般的には録画再生装置100を単位として集計した視聴数であればよい。
【0034】
再生数については、再生した録画再生装置100を単位とした再生数でもよいし、再生ごとにカウントし集計サーバ10が集計した再生数の合計値でもよいし、各録画再生装置100での再生数の平均値であってもよい。再生数に加えて、又は再生数に代えて、再生率を使用してもよい。再生率は、1回でも再生した録画再生装置100の割合を示す。ムーブ回数については、ムーブした録画再生装置100を単位としたムーブ回数でもよいし、ムーブごとにカウントし集計サーバ10が集計したムーブ回数の合計値でもよいし、各録画再生装置100でのムーブ回数の平均値であってもよい。ムーブ回数に加えて、又はムーブ回数に代えて、ムーブ率を使用してもよい。ムーブ率は、1回でもムーブした録画再生装置100の割合を示す。なお、ムーブとは、録画再生装置100で録画した番組を外部記録媒体に転送することである。ムーブ回数(又はムーブ率)に加えて、又はムーブ回数(又はムーブ率)に代えて、コピー回数(又はコピー率)を使用してもよい。コピーとは、録画再生装置100で録画した番組を残しながら外部記録媒体に当該番組のコピーを転送することである。
【0035】
予約録画数(又は予約録画率)については、リアルタイム視聴数(又は視聴率)と同じ考え方を適用し、予約録画数でもよいし、予約録画率でもよい。なお、予約録画とは、録画予約処理により予約された録画が実行されることを意味する。
【0036】
削除数(又は削除率)については、該当番組を録画した録画再生装置100の数を分母、該当番組を削除した録画再生装置100の数を分子とした削除率でもよいし、該当番組が削除された数(削除数)であってもよい。
【0037】
プロセッサ13aは、リアルタイム視聴数(又は視聴率)、再生数(又は再生率)、ムーブ回数(又はムーブ率)、予約録画数(又は予約録画率)、削除数(又は削除率)を番組毎に管理し、録画再生装置100からの要求に応じて何れかの統計情報を当該録画再生装置100に送信(配信)する。プロセッサ13aは、リアルタイム視聴数(又は視聴率)、再生数(又は再生率)、ムーブ回数(又はムーブ率)、予約録画数(又は予約録画率)、削除数(又は削除率)を数式に代入して計算を行い、計算結果を統計情報として録画再生装置100に送信してもよい。以下においては、リアルタイム視聴数を統計情報として録画再生装置100に送信するケースを想定して説明を進める。
【0038】
(録画再生装置の構成)
次に、録画再生装置100の構成を説明する。図4は、録画再生装置100のブロック図である。
【0039】
図4に示すように、録画再生装置100は、アンテナ101で電気信号に変換されたデジタルテレビ放送波を受信する受信部110と、デジタルテレビ放送波に含まれる番組を録画するHDD120と、HDD120に録画されている番組を再生する再生部130と、集計サーバ10との通信を行う通信部140と、ユーザ入力を受け付ける入力部150と、現在の日時を出力する計時部160と、各種制御を行う制御部170と、を含む。
【0040】
なお、アンテナ101は録画再生装置100の外部であってもよく、内部であってもよい。また、受信部110は、録画再生装置100の外部であってもよい。さらに、図4においては、再生部130で再生された番組を出力するためのディスプレイ及びスピーカが録画再生装置100に含まれない構成を図示しているが、ディスプレイ及びスピーカが録画再生装置100に含まれてもよい。
【0041】
受信部110は、複数のチャンネルに対応する複数のチューナ111−1〜111−mを含む。チューナ111−1〜111−mのそれぞれは、制御部170から指定されたチャンネルを受信、復調、及び復号して番組をHDD120に出力する。また、チューナ111−1〜111−mのそれぞれは、制御部170からの指示により、デジタルテレビ放送波に含まれる電子番組表(EPG)を取得して出力する。
【0042】
HDD120は、チューナ111−1〜111−mが出力する複数の番組を同時に録画する。HDD120は、録画再生装置100に内蔵されている場合に限らず、録画再生装置100の図示しないUSBなどのバスインターフェースを介して接続されてもよいし、ネットワークインターフェースを介して接続されてもよい。また、HDD120に代えて、他の記録媒体(例えば、SSD(Solid State Drive))を使用してもよい。再生部130は、制御部170から指定された番組をHDD120から読み出し、読み出した番組を再生して出力する。再生部130は例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)デコーダなどを含む。
【0043】
通信部140は、制御部170からの指示に応じて集計サーバ10にアクセスし、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)などのプロトコルに従って集計サーバ10との通信を行う。
【0044】
入力部150は、例えば、チャンネル指定用ボタン・音量調整用ボタン・再生ボタン・録画ボタン・録画予約ボタン・早送り/巻き戻しボタンなどを有するリモコンを含む。入力部150は、ユーザから受け付けた入力内容を電気信号に変換して制御部170に出力する。或いは、カメラを通して視聴者数をカウントする場合には、入力部150は、当該カメラと接続される。
【0045】
計時部160は、現在の日時(日付及び時刻)の情報を制御部170に出力する。
【0046】
制御部170は、プロセッサ170aと、プロセッサ170aの作業領域として使用されるメモリ170bと、を含む。プロセッサ170aは、録画制御プログラムを実行することで、後述する録画制御を実施する。
【0047】
プロセッサ170aは、入力部150が受け付けたユーザ入力に基づいて、番組のリアルタイム再生、録画番組の再生、録画番組のムーブ(或いはコピー)、番組の予約録画、録画番組の削除などの操作を実行する。プロセッサ170aは、これらの操作を行うと、その旨の情報を、番組の視聴状況に関する情報として集計サーバ10に送信するよう通信部140を制御する。番組の視聴状況に関する情報とは、例えば、番組を識別する情報(番組名と日付の組み合わせ、又は番組名と放送回との組み合わせ)と、当該番組に対する操作内容(リアルタイム再生、録画再生、ムーブ、コピー、予約録画、削除)の情報と、を含む。
【0048】
プロセッサ170aは、基本的には、電子番組表に基づいて、複数回の番組からなるシリーズ番組を毎回録画するよう制御する。
【0049】
本実施形態では、プロセッサ170aは、受信部110から得られる電子番組表に基づいてシリーズ番組を特定する。プロセッサ170aは、電子番組表に含まれる番組毎の番組名に基づいて、テキストマッチングにより、同一の番組名の番組群をシリーズ番組として特定する。あるいは、プロセッサ170aは、電子番組表に含まれる番組毎のジャンル情報に基づいて、特定ジャンル(ドラマやアニメなど)に属する同一の番組名の番組群をシリーズ番組として特定してもよい。なお、番組名は、「チャンネルitemのproperty」に含まれる「upnp:genre」により示され、ジャンル情報は、「チャンネルitemのproperty」に含まれる「dc:title」により示される(ARIB STD B21参照)。プロセッサ170aは、電子番組表に含まれる番組毎の特定記号に基づいて、「新」や「終」といった記号の付された番組と同一の番組名の番組群をシリーズ番組として特定してもよい。
【0050】
なお、ネットワーク1を介して通信部140が電子番組表を受信できる場合には、プロセッサ170aは、ネットワーク1を介して電子番組表を取得して使用してもよい。
【0051】
プロセッサ170aは、複数回の番組のうちn回目(n≧2)番組が放送される以前に、シリーズ番組のうちn回目番組よりも過去に放送された番組についての統計情報を集計サーバ10から取得する。ここで、プロセッサ170aは、指定された地域(自身が居住する地域など)での統計情報を取得することが好ましい。上述したように、統計情報とは、番組毎の視聴数、視聴率、再生数、再生率、ムーブ数、ムーブ率、コピー数、コピー率、予約録画数、予約録画率、削除数、又は削除率の何れか1つ、あるいは、これらの情報の組み合わせである。
【0052】
そして、プロセッサ170aは、取得した統計情報に基づいて、当該シリーズ番組のうちn回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する。本実施形態では、プロセッサ170aは、シリーズ番組のうち初回番組についての統計情報に応じて閾値を設定し、当該シリーズ番組のうち初回番組からn回目番組までの番組毎に統計情報を閾値と比較し、統計情報が閾値以下である回数をカウントし、連続してカウントされた回数が規定回数以上となった場合に当該シリーズ番組のうちn回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する。
【0053】
例えば、シリーズ番組の初回番組の視聴数の半分の値を閾値として、当該シリーズ番組の2回目以降の各番組の視聴数を当該閾値と比較し、連続して2回閾値以下になったら、当該シリーズ番組の以降の全番組に対する録画予約を中止する。これにより、徐々に人気が落ちていくようなシリーズ番組を録画予約の対象から除外できる。これに対し、徐々に人気が上がっていくようなシリーズ番組は録画予約を継続できるため、視聴価値の高いシリーズ番組を自動で録画できる。また、閾値以下になった回数が連続して発生した場合に中止判定を行うことにより、オリンピックやワールドカップ放送など注目度の高い裏番組の影響を受けた回数だけ視聴数が閾値を下回るような場合の影響を排除できる。
【0054】
なお、プロセッサ170aは、上記閾値(初回視聴率の半分の値)を、HDD120の空き容量に応じて調整してもよい。例えば、空き容量が少ないときは、閾値を通常よりも高くすることで、なるべく録画予約を行わないようにすることができる。これに対し、空き容量が多いときは、閾値を通常よりも低くすることで、なるべく録画予約を行うようにすることができる。
【0055】
また、プロセッサ170aは、当該シリーズ番組のうちn回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する場合に、当該シリーズ番組のうち初回番組から(n−1)回目番組までの録画済みの全番組をHDD120から削除する。これにより、HDD120の記録容量をさらに節約できる。
【0056】
さらに、プロセッサ170aは、シリーズ番組のうち最終回番組まで録画が完了した場合に、当該最終回番組まで録画が完了した後においても、当該シリーズ番組についての統計情報を集計サーバ10から取得し、当該統計情報に基づいて当該シリーズ番組を残しておくことが適切でないと判断される場合には、録画済みのシリーズ番組全体をHDD120から削除してもよい。
【0057】
(録画再生装置の動作)
以下、録画再生装置100が取り扱う1つのシリーズ番組について、(1)初回番組についての動作、(2)2回目以降の番組についての動作、(3)最終回番組後の動作の順に説明する。
【0058】
(1)初回番組についての動作
図5は、シリーズ番組のうち初回番組に対する録画再生装置100の動作フロー図である。
【0059】
図5に示すように、ステップS101において、プロセッサ170aは、受信部110が出力する電子番組表を取得する。
【0060】
ステップS102において、プロセッサ170aは、ステップS101で取得した電子番組表に基づいて、シリーズ番組を特定する。上述したように、プロセッサ170aは、電子番組表に含まれる番組毎の番組名、電子番組表に含まれる番組毎のジャンル情報、電子番組表に含まれる番組毎の特定記号の少なくとも1つに基づいて、シリーズ番組を特定する。
【0061】
ステップS103において、プロセッサ170aは、ステップS102で特定したシリーズ番組の初回番組の録画予約を行う。詳細には、ステップS101で取得した電子番組表に基づいて、当該初回番組のチャンネル及び放送日時を登録する。
【0062】
ステップS104において、プロセッサ170aは、初回番組の予約録画を実行する。詳細には、プロセッサ170aは、計時部160が出力する現在の日時に基づいて、ステップS103で登録した日時になったことを検知すると、ステップS103で登録したチャンネルに対応するチューナ111から出力される番組を録画するようHDD120を制御する。
【0063】
(2)2回目以降の番組についての動作
図6は、シリーズ番組のうち2回目以降の番組(すなわち、n回目番組)に対する録画再生装置100の動作フロー図である。なお、n回目番組は、最終回の番組ではないとする。当該フローは、n回目番組の放送直前に実行されてもよく、(n−1)回目番組の予約録画の完了直後に実行されてもよく、予め設定された時間(深夜など)に実行されてもよい。
【0064】
図6に示すように、ステップS201において、プロセッサ170aは、受信部110が出力する電子番組表に基づいて、n回目番組のチャンネル及び放送日時を特定する。
【0065】
ステップS202において、プロセッサ170aは、(n−1)回目番組の統計情報及び初回番組の統計情報を集計サーバ10から取得する。なお、初回番組の統計情報を取得した際に、この情報を不揮発性メモリ等に記録しておけば、以後にステップS202を行う際に、初回番組の統計情報を取得する代わりに、記録済みの初回番組統計情報を読み出せばよい。
【0066】
ステップS203において、プロセッサ170aは、初回番組の統計情報に応じて閾値を設定し、(n−1)回目番組の統計情報を当該閾値と比較する。上述したように、HDD120の空き容量を加味して閾値を調整してもよい。
【0067】
(n−1)回目番組の統計情報が閾値よりも大きい場合(ステップS203;NO)、ステップS204において、プロセッサ170aは、ステップS201で特定したn回目番組の録画予約を行う。詳細には、ステップS201で特定した特定したチャンネル及び放送日時を登録する。
【0068】
ステップS205において、プロセッサ170aは、n回目番組の予約録画を実行する。詳細には、プロセッサ170aは、計時部160が出力する現在の日時に基づいて、ステップS204で登録した日時になったことを検知すると、ステップS204で登録したチャンネルに対応するチューナ111から出力される番組を録画するようHDD120を制御する。その後、プロセッサ170aは、放送回カウント用の値“n”に1を加算して、処理をステップS201に戻す。
【0069】
一方、(n−1)回目番組の統計情報が閾値以下である場合(ステップS203;YES)、ステップS207において、プロセッサ170aは、当該シリーズ番組に対応するカウント値Aに1を加算する。
【0070】
そして、ステップS208において、プロセッサ170aは、カウント値Aが規定回数(例えば2回)に達したか否かを確認する。カウント値Aが規定回数に達していない場合(ステップS208;NO)、プロセッサ170aは、処理をステップS204に進めて、n回目番組の録画予約を行う。
【0071】
これに対し、カウント値Aが規定回数に達している場合(ステップS208;YES)、ステップS209において、プロセッサ170aは、当該シリーズ番組のn回目番組以降の全番組に対する録画予約を行わないよう予約中止の登録をする。また、プロセッサ170aは、当該シリーズ番組の初回番組〜(n−1)回目番組の全録画番組をHDD120から削除する。
【0072】
(3)最終回番組後の動作
図7は、シリーズ番組のうち最終回番組後の録画再生装置100の動作フロー図である。
【0073】
図7に示すように、ステップS301において、プロセッサ170aは、電子番組表により最終回であることを検出し、該当番組の予約録画が完了したとき、又は定期的に録画予約を行う時間帯に電子番組表から対象番組が検出できなかった回数が一定回数を超えた場合、該当のシリーズ番組が終了したものと判断する。そして、該当のシリーズ番組が終了したものと判断すると、ステップS302において、対象番組のシリーズ予約タスクを終了する。
【0074】
ステップS303において、プロセッサ170aは、当該シリーズ番組が終了した後、該当番組を残す程の価値が高くない場合、シリーズ番組の全体を削除し、HDD120の空き容量を増やす。
【0075】
ここで、対象シリーズ番組の録画映像を残すか削除するかの判定は、シリーズ番組終了後であっても、HDD120に録画番組が残っている限り定期的(例えば1ヶ月毎)に行われる。当該判定には、上述した統計情報のうち、再生数(又は再生率)、ムーブ数(又はムーブ率)、コピー数(又はコピー率)、削除数(又は削除率)が使用できる。判定基準を満たし、削除対象となった場合、無条件で削除する事でもよいが、「(xxx番組を)削除してよいか?」というメッセージを表示して、ユーザの判断を促すプロセスを更に加えてもよい。なお、録画番組を残すか否かの判定基準として、再生数(又は再生率)、ムーブ数(又はムーブ率)、コピー数(又はコピー率)、削除数(又は削除率)を使用可能としたが、この場合は集計サーバ10の統計情報より、ユーザ本人(単位装置辺り)の再生実績や、コピー/ムーブ実績がより重視されることが望ましい。
【0076】
(まとめ)
以上説明したように、録画再生装置100は、シリーズ番組を構成する複数回の番組を毎回録画するよう録画予約するため、複数回の番組の一部(例えば、初回番組)が欠落した状態で録画されることを防止できる。一方で、過去に放送された番組についての統計情報に基づいて、録画予約を継続することが適切でないと判断される場合には、シリーズ番組のうち以降の全番組に対する録画予約を中止することで、HDD120の記録容量を節約できる。したがって、シリーズ番組の特性を考慮してHDD120の記録容量を適切に節約できる。
【0077】
本実施形態では、録画再生装置100は、シリーズ番組のうちn回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する場合に、シリーズ番組のうち初回番組から(n−1)回目番組までの録画済みの全番組をHDD120から削除する。これにより、HDD120の記録容量をさらに節約できる。本実施形態では、録画再生装置100は、シリーズ番組のうち初回番組についての統計情報に応じて閾値を設定する。録画再生装置100は、シリーズ番組のうち初回番組からn回目番組までの番組毎に統計情報を閾値と比較し、統計情報が閾値以下である回数をカウントし、カウントされた回数が規定回数以上となった場合に、シリーズ番組のうちn回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する。これにより、徐々に人気が落ちていくようなシリーズ番組を録画予約の対象から除外できる。これに対し、徐々に人気が上がっていくようなシリーズ番組は録画予約を継続できるため、視聴価値の高いシリーズ番組を自動で録画できる。
【0078】
本実施形態では、録画再生装置100は、電子番組表に含まれる番組毎の番組名、電子番組表に含まれる番組毎のジャンル情報、又は、電子番組表に含まれる番組毎の特定記号のうち少なくとも1つに基づいてシリーズ番組を特定する。これにより、シリーズ番組を自動で特定できる。本実施形態では、録画再生装置100は、シリーズ番組のうち最終回番組を検出した後、シリーズ番組についての統計情報に基づいて、シリーズ番組に含まれる録画済みの全番組をHDD120から削除する。これにより、HDD120の記録容量をさらに節約できる。
【0079】
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
【0080】
例えば、視聴率は一定を保っていても、長期間に渡って放送される一つのシリーズ番組を継続して録画する場合、HDD120の残容量に大きな影響を及ぼすような場合がある。このような場合、上述した統計情報のうち、ユーザ本人(単位装置辺り)の再生実績やコピー/ムーブ実績を重視して判定し、シリーズ全体が終了していない段階であっても、録画済み番組を削除してもよい。
【0081】
また、統計情報によって示される人気度が低い番組であっても、ユーザが録画を望むシリーズ番組については、ユーザ入力に応じてフラグを設定し、当該フラグが設定されたシリーズ番組については録画を継続し、かつ自動的な削除を禁止するようにしてもよい。当該フラグはシリーズ番組のうち、特定回の番組だけに適用されても良い。つまり、当該フラグは特定回の番組に対して、削除を禁止するように設定され、シリーズ番組全体が削除される場合でも、該当番組だけは残されるようにしても良い。また、同様にシリーズ番組の全体は残すものの該当番組だけ削除するようにしても良い。
【0082】
上述した実施形態では、本発明の録画装置の実施形態としての録画再生装置100を例に説明したが、必ずしも再生機能は有していなくてもよく、録画専用の装置であってもよい。
【0083】
上述した実施形態において、録画再生装置100が実行すると説明した録画制御は集計サーバ10が実行してもよい。この場合、上述した実施形態に係る録画制御を集計サーバ10側で行い、集計サーバ10から録画再生装置100に対して録画予約指令や録画番組削除を送ることになる。
【0084】
上述した各種処理はプログラム実装可能であり、当該プログラムをPCに実行させることで、当該PCを本発明に係る録画装置としてもよい。この場合、受信部110は当該PCの外付けとしてもよい。
【符号の説明】
【0085】
1…ネットワーク、10…集計サーバ、11…通信部、12…HDD、13…制御部、13a…プロセッサ、13b…メモリ、100…録画再生装置、101…アンテナ、110…受信部、111−1〜111−m…チューナ、120…HDD、130…再生部、140…通信部、150…入力部、160…計時部、170…制御部、170a…プロセッサ、170b…メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビ放送波に含まれる番組を記録媒体に録画する録画装置と、ネットワーク上に設けられ、番組の視聴状況に関する情報を集計して番組毎の統計情報を管理するサーバと、からなる録画制御システムであって、
前記録画装置は、複数回の番組からなるシリーズ番組を特定し、前記複数回の番組を毎回録画するよう録画予約する制御部を有し、
前記制御部は、前記複数回の番組のうちn回目(n≧2)番組が放送される以前に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去に放送された番組についての統計情報を前記サーバから取得する取得手段と、
前記取得された統計情報に基づいて、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する中止手段と、
を含むことを特徴とする録画制御システム。
【請求項2】
テレビ放送波に含まれる番組を記録媒体に録画する録画装置であって、
複数回の番組からなるシリーズ番組を特定し、前記複数回の番組を毎回録画するよう録画予約する制御部を有し、
前記制御部は、
前記複数回の番組のうちn回目(n≧2)番組が放送される以前に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去に放送された番組についての統計情報をサーバから取得する取得手段と、
前記取得された統計情報に基づいて、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する中止手段と、
を含むことを特徴とする録画装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止する場合に、前記シリーズ番組のうち初回番組から(n−1)回目番組までの録画済みの全番組を前記記録媒体から削除する削除手段をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の録画装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去の所定回番組についての統計情報に応じて閾値を設定する設定手段と、
前記シリーズ番組のうち前記所定回番組から前記n回目番組までの番組毎に統計情報を前記閾値と比較し、統計情報が前記閾値以下である回数をカウントするカウント手段と、
をさらに含み、
前記中止手段は、前記カウント手段によりカウントされた回数が規定回数以上となった場合に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止することを特徴とする請求項2又は3に記載の録画装置。
【請求項5】
前記設定手段は、前記録画媒体の空き容量に応じて前記閾値を調整することを特徴とする請求項4に記載の録画装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記テレビ放送波又は前記ネットワークから得られる電子番組表に基づいて前記シリーズ番組を特定する特定手段をさらに含み、
前記特定手段は、前記電子番組表に含まれる番組毎の番組名、前記電子番組表に含まれる番組毎のジャンル情報、又は前記電子番組表に含まれる番組毎の特定記号のうち少なくとも1つに基づいて前記シリーズ番組を特定することを特徴とする請求項2又は3に記載の録画装置。
【請求項7】
前記削除部は、前記シリーズ番組のうち最終回番組を検出した後、前記シリーズ番組についての統計情報に基づいて、前記シリーズ番組に含まれる録画済みの全番組を前記記録媒体から削除することを特徴とする請求項3に記載の録画装置。
【請求項8】
前記統計情報は、番組毎の視聴数、視聴率、再生数、再生率、ムーブ数、ムーブ率、コピー数、コピー率、予約録画数、予約録画率、削除数、又は削除率の少なくとも1つであることを特徴とする請求項2又は3に記載の録画装置。
【請求項9】
テレビ放送波に含まれる番組を記録媒体に録画する録画制御方法であって、
複数回の番組からなるシリーズ番組を特定するステップと、
前記複数回の番組を毎回録画するよう録画予約するステップと、
前記複数回の番組のうちn回目(n≧2)番組が放送される以前に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去に放送された番組についての統計情報を取得するステップと、
前記取得された統計情報に基づいて、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止するステップと、
を含むことを特徴とする録画制御方法。
【請求項10】
テレビ放送波に含まれる番組を記録媒体に録画する録画制御プログラムであって、
録画装置に、
複数回の番組からなるシリーズ番組を特定するステップと、
前記複数回の番組を毎回録画するよう録画予約するステップと、
前記複数回の番組のうちn回目(n≧2)番組が放送される以前に、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組よりも過去に放送された番組についての統計情報をサーバから取得するステップと、
前記取得された統計情報に基づいて、前記シリーズ番組のうち前記n回目番組以降の全番組に対する録画予約を中止するステップと、
を実行させることを特徴とする録画制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−106274(P2013−106274A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−250030(P2011−250030)
【出願日】平成23年11月15日(2011.11.15)
【出願人】(390040187)株式会社バッファロー (378)
【Fターム(参考)】