説明

鎮痛活性および/または免疫賦活活性を有する3−アリール−3−ヒドロキシ−2−アミノ−プロピオン酸アミド、3−ヘテロアリール−3−ヒドロキシ−2−アミノ−プロピオン酸アミドおよび関連化合物

【課題】鎮痛活性および場合によっては免疫賦活活性を有する3−アリール−3−ヒドロキシ−2−アミノ−プロピオン酸アミド、3−ヘテロアリール−3−ヒドロキシ−2−アミノ−プロピオン酸アミドおよび関連化合物の提供。
【解決手段】式(1)および(2)の化合物。


(R1-R6は特定の基。)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式
【化1】

[式中、
1は、Hまたは1個〜6個の炭素のアルキルであり、
2は、H、1個〜6個の炭素のアルキルであるか、R1およびR2の基が、窒素と一緒になって、N、OおよびSから独立に選択される1個または2個のヘテロ原子を含んでいてもよい飽和または不飽和の4、5、6または7員環を形成し、前記4、5、6または7員環は、1個もしくは2個のCOOH、CH2OH、OH、B(OH)2、ハロゲン基もしくはシアノ基でまたは1個〜6個の炭素を有する1個もしくは2個のアルキル基で置換されていてもよいか、前記環の1個もしくは2個の炭素が酸素に結合してケト基を形成し、かつ前記4、5、6または7員環は、N、OおよびSから選択される1個または複数のヘテロ原子を含んでいてもよい芳香族または非芳香族の5または6員環と縮合していてもよく;
3は、H、1個〜20個の炭素のアルキル、3個〜6個の炭素のシクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリール、アルキル部分が1個〜4個の炭素を有するアリール−アルキル、アルキル部分が1個〜4個の炭素を有するアリール−(ヒドロキシ)アルキル、アルキル部分が1個〜4個の炭素を有するヘテロアリール−アルキル、またはアルキル部分が1個〜4個の炭素を有するヘテロ−(ヒドロキシ)アルキルから独立に選択され、前記アリールまたはヘテロアリール基は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシからなる群から独立に選択される1個〜3個の基で置換されていてもよいか、R3は、CO−R7、SO27またはCO−O−R7であり、但し、R7は、H、1個〜20個の炭素のアルキル、NH2基でもしくはアルキル基が1個〜6個の炭素を有するNH−COアルキル基で置換されている、1個〜20個の炭素のアルキル、アリールもしくはヘテロアリール、アルキル部分が1個〜4個の炭素を有するアリール−アルキル、またはアルキル部分が1個〜4個の炭素を有するヘテロアリール−アルキルであり、前記アリールまたはヘテロアリール基は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシからなる群から独立に選択される1個〜3個の基で置換されていてもよく;
4は、H、1個〜6個の炭素のアルキルまたはCO−R8であり、但し、R8は1個〜6個の炭素のアルキルであり;
波線は、RまたはSの立体配置を有する炭素に結合する結合を示し;
破線は、結合または結合が存在しないことを示し、但し、破線を含有する環は芳香族であり;
m、nおよびqは、0、1、2または3から独立に選択される整数であり、但し、m、nおよびqの和は、2または3であり;
sは、ゼロ(0)であるか、XがNである場合には、sは、ゼロ(0)または1であり;
W、XおよびYは、独立に、CH、CR5、CR6またはN、OおよびSから独立に選択されるヘテロ原子を示し、かつ
5およびR6は、H、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、ハロゲンで置換されている、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシ、1個〜3個の炭素のチオキシおよびフェニルから独立に選択されるか、
5およびR6は、R5およびR6が結合する原子と一緒になって、炭素環または複素環を形成し、前記炭素環は、環内に5個または6個の原子を有し、前記複素環は、環内に5個または6個の原子と、N、OおよびSから独立に選択される1個〜3個のヘテロ原子とを有し;
5およびR6が一緒になって形成する前記炭素環または複素環は、1個〜6個のR9基で置換されていてもよく、但し、R9は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシから独立に選択され、
但し、式1は、R4がHであり、R1およびR2が窒素と一緒になってピロリジノまたはモルホリノの環を形成し、m、nおよびqの和が3であり、かつW、XおよびYのいずれもがヘテロ原子を示さない化合物を包含せず、
さらに、該式は、次式
【化2】

で示される化合物を包含しない。]
で示される化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項2】
m、nおよびqの和が3である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
W、XおよびYの基の1つがNである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
5およびR6が、R5およびR6が結合する原子と一緒になって、炭素環または複素環を形成する、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
W、XおよびYの基が、いずれもがヘテロ原子ではない、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
5およびR6が、R5およびR6が結合する原子と一緒になって、炭素環または複素環を形成する、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
整数m、nおよびqの和が2であり、かつW、XおよびYの少なくとも1つがヘテロ原子である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
W、XおよびYの1つのみがヘテロ原子を示す、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
W、XおよびYの基の2つのそれぞれが、独立に選択されたヘテロ原子を示す、請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
4がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
両方のR3基がHである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
一方のR3基がHであり、かつ他方のR3基がCO−R7または1個から20個の炭素のアルキルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
3が、Hおよび1個から10個の炭素のアルキルから独立に選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
4がCO−R8である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
1およびR2が窒素と一緒になって、4、5、6または7員環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
1およびR2が窒素と一緒になって、5員環を形成する、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
1およびR2が窒素と一緒になって、6員環を形成する、請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
5およびR6の両方が水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
次式
【化3】

[式中、
1は、Hまたは1個〜6個の炭素のアルキルであり、
2は、H、1個〜6個の炭素のアルキルであるか、R1およびR2の基が、窒素と一緒になって、N、OおよびSから独立に選択される1個または2個のヘテロ原子を含んでいてもよい飽和または不飽和の4、5、6または7員環を形成し、前記4、5、6または7員環は、1個もしくは2個のCOOH、CH2OH、OH、B(OH)2、ハロゲン基もしくはシアノ基でまたは1個〜6個の炭素を有する1個もしくは2個のアルキル基で置換されていてもよく;
3は、H、CO−R7またはCO−O−R7であり、但し、R7は、H、1個〜20個の炭素のアルキル、3個〜6個の炭素のシクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリール、アリール−アルキル、アリール(ヒドロキシ)アルキル、ヘテロアリール−アルキル、またはアルキル部分が1個〜4個の炭素を有するヘテロアルキル(ヒドロキシ)アルキルであり、前記アリールまたはヘテロアリール基は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシからなる群から独立に選択される1個〜3個の基で置換されていてもよく;
4は、H、1個〜6個の炭素のアルキルまたはCO−R8であり、但し、R8は1個〜6個の炭素のアルキルであり;
5およびR6は、H、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシから独立に選択されるか、
5およびR6は、R5およびR6が結合する原子と一緒になって、炭素環または複素環を形成し、前記炭素環は、環内に5個または6個の原子を有し、前記複素環は、環内に5個〜6個の原子と、N、OおよびSから独立に選択される1個〜3個のヘテロ原子とを有し;
5およびR6が一緒になって形成する前記炭素環または複素環は、1個〜6個のR9基で置換されていてもよく、但し、R9は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキルおよび1個〜6個の炭素のアルコキシから独立に選択され、かつ
波線は、アルファまたはベータの立体配置の結合を示す。]
で示される化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項20】
4がHである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
両方のR3基がHである、請求項19に記載の化合物。
【請求項22】
5およびR6の両方が水素である、請求項19に記載の化合物。
【請求項23】
次式
【化4】

を有する、請求項22に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項24】
4がHである、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
両方のR3基がHである、請求項23に記載の化合物。
【請求項26】
次式
【化5】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項27】
次式
【化6】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項28】
次式
【化7】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項29】
次式
【化8】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項30】
次式
【化9】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項31】
次式
【化10】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項32】
次式
【化11】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項33】
次式
【化12】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項34】
次式
【化13】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項35】
次式
【化14】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項36】
次式
【化15】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項37】
次式
【化16】

を有する、請求項23に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項38】
次式
【化17】

を有する、請求項19に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項39】
次式
【化18】

を有する、請求項19に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項40】
次式
【化19】

を有する、請求項19に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項41】
次式
【化20】

を有する、請求項19に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項42】
次式
【化21】

を有する、請求項19に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項43】
次式
【化22】

を有する、請求項19に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項44】
次式
【化23】

を有する、請求項19に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項45】
次式
【化24】

を有する、請求項19に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項46】
次式
【化25】

を有する、請求項45に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項47】
次式
【化26】

を有する、請求項45に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項48】
次式
【化27】

[式中、
1は、Hまたは1個〜6個の炭素のアルキルであり、
2は、1個〜6個の炭素のアルキルであるか、R1およびR2の基が、窒素と一緒になって、N、OおよびSから独立に選択される1個または2個のヘテロ原子を含んでいてもよい飽和または不飽和の4、5、6または7員環を形成し、前記4、5、6または7員環は、1個もしくは2個のCOOH、CH2OH、OH、B(OH)2、ハロゲン基もしくはシアノ基でまたは1個〜6個の炭素を有する1個もしくは2個のアルキル基で置換されていてもよく;
3は、H、CO−R7またはCO−O−R7であり、但し、R7は、H、1個〜20個の炭素のアルキル、アリールもしくはヘテロアリール、3個〜6個の炭素のシクロアルキル、アリール−アルキル、アリール(ヒドロキシ)アルキル、ヘテロアリール−アルキル、またはアルキル部分が1個〜4個の炭素を有するヘテロアリール(ヒドロキシ)アルキルであり、前記アリールまたはヘテロアリール基は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシからなる群から独立に選択される1個〜3個の基で置換されていてもよく;
4は、H、1個〜6個の炭素のアルキルまたはCO−R8であり、但し、R8は1個〜6個の炭素のアルキルであり;
5およびR6は、H、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシ、1個〜3個の炭素のチオキシおよびフェニルから独立に選択されるか、
5およびR6は、R5およびR6が結合する原子と一緒になって、炭素環または複素環を形成し、前記炭素環は、環内に5個または6個の原子を有し、前記複素環は、環内に5個〜6個の原子と、N、OおよびSから独立に選択される1個〜3個のヘテロ原子とを有し;
5およびR6が一緒になって形成する前記炭素環または複素環は、1個〜6個のR9基で置換されていてもよく、但し、R9は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシから独立に選択され、かつ
波線は、RまたはSの立体配置を有する炭素に結合する結合を示し、
但し、R4がHであり、R1およびR2が窒素と一緒になってピロリジノまたはモルホリノの環を形成する化合物は包含されない。]
で示される化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項49】
次式
【化28】

を有する、請求項48に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項50】
次式
【化29】

[式中、
Xは、OまたはSであり、
1は、Hまたは1個〜6個の炭素のアルキルであり、
2は、H、1個〜6個の炭素のアルキルであるか、R1およびR2の基が、窒素と一緒になって、N、OおよびSから独立に選択される1個または2個のヘテロ原子を含んでいてもよい飽和または不飽和の5または6員環を形成し、前記4、5、6または7員環は、1個もしくは2個のCOOH、CH2OH、OH、B(OH)2、ハロゲン基もしくはシアノ基でまたは1個〜6個の炭素を有する1個もしくは2個のアルキル基で置換されていてもよく;
3は、H、CO−R7またはCO−O−R7であり、但し、R7は、H、1個〜20個の炭素のアルキル、アリールもしくはヘテロアリール、アリール−アルキル、アリール(ヒドロキシ)アルキル、ヘテロアリール−アルキル、またはアルキル部分が1個〜4個の炭素を有するヘテロアリール(ヒドロキシ)アルキルであり、前記アリールまたはヘテロアリール基は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシからなる群から独立に選択される1個〜3個の基で置換されていてもよく;
4は、H、1個〜6個の炭素のアルキルまたはCO−R8であり、但し、R8は1個〜6個の炭素のアルキルであり;
5およびR6は、H、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシから独立に選択されるか、
5およびR6は、R5およびR6が結合する原子と一緒になって、炭素環または複素環を形成し、前記炭素環は、環内に5個または6個の原子を有し、前記複素環は、環内に5個または6個の原子と、N、OおよびSから独立に選択される1個〜3個のヘテロ原子とを有し;
5およびR6が一緒になって形成する前記炭素環または複素環は、1個〜6個のR9基で置換されていてもよく、但し、R9は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキルおよび1個〜6個の炭素のアルコキシから独立に選択され、かつ
波線は、RまたはSの立体配置を有する炭素に結合する結合を示し、
但し、次式
【化30】

で示される化合物は包含されない。]
で示される化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項51】
次式
【化31】

を有する、請求項50に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項52】
次式
【化32】

を有する、請求項51に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項53】
次式
【化33】

を有する、請求項51に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項54】
次式
【化34】

を有する、請求項53に記載の化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項55】
次式
【化35】

を有する、請求項53に記載の化合物。
【請求項56】
鎮痛効果を有する医薬組成物を用いて、そのような治療を必要とする哺乳動物を治療する方法であって、該組成物が請求項1に記載の化合物を含む方法。
【請求項57】
鎮痛効果を有する医薬組成物を用いて、そのような治療を必要とする哺乳動物を治療するための請求項56に記載の方法であって、該組成物が請求項34に記載の化合物を含む方法。
【請求項58】
鎮痛効果を有する医薬組成物を用いて、そのような治療を必要とする哺乳動物を治療するための請求項56に記載の方法であって、該組成物が請求項36に記載の化合物を含む方法。
【請求項59】
免疫賦活効果を有する医薬組成物を用いて、そのような治療を必要とする哺乳動物の免疫系を賦活する方法であって、該組成物が請求項1に記載の化合物を含む方法。
【請求項60】
免疫賦活効果を有する医薬組成物を用いて、そのような治療を必要とする哺乳動物の免疫系を賦活するための請求項59に記載の方法であって、該組成物が請求項35に記載の化合物を含む方法。
【請求項61】
免疫賦活効果を有する医薬組成物を用いて、そのような治療を必要とする哺乳動物の免疫系を賦活するための請求項59に記載の方法であって、該組成物が請求項37に記載の化合物を含む方法。
【請求項62】
次式
【化36】

[式中、
1は、Hまたは1個〜6個の炭素のアルキルであり、
2は、H、1個〜6個の炭素のアルキルであるか、R1およびR2の基が、窒素と一緒になって、N、OおよびSから独立に選択される1個または2個のヘテロ原子を含んでいてもよい飽和または不飽和の4、5、6または7員環を形成し、前記4、5、6または7員環は、1個もしくは2個のCOOH、CH2OH、OH、B(OH)2、ハロゲン基もしくはシアノ基でまたは1個〜6個の炭素を有する1個もしくは2個のアルキル基で置換されていてもよいか、前記環の1個もしくは2個の炭素が酸素に結合してケト基を形成し、かつ前記4、5、6または7員環は、N、OおよびSから選択される1個または複数のヘテロ原子を含んでいてもよい芳香族または非芳香族の5または6員環と縮合していてもよく;
3は、H、1個〜20個の炭素のアルキル、3個〜6個の炭素のシクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリール、アルキル部分が1個〜4個の炭素を有するアリール−アルキル、アルキル部分が1個〜4個の炭素を有するアリール−(ヒドロキシ)アルキル、アルキル部分が1個〜4個の炭素を有するヘテロアリール−アルキル、またはアルキル部分が1個〜4個の炭素を有するヘテロ−(ヒドロキシ)アルキルから独立に選択され、前記アリールまたはヘテロアリール基は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシからなる群から独立に選択される1個〜3個の基で置換されていてもよいか、R3は、CO−R7、SO27またはCO−O−R7であり、但し、R7は、H、1個〜20個の炭素のアルキル、NH2基でもしくはアルキル基が1個〜6個の炭素を有するNH−COアルキル基で置換されている、1個〜20個の炭素のアルキル、アリールもしくはヘテロアリール、アルキル部分が1個〜4個の炭素を有するアリール−アルキル、またはアルキル部分が1個〜4個の炭素を有するヘテロアリール−アルキルであり、前記アリールまたはヘテロアリール基は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシからなる群から独立に選択される1個〜3個の基で置換されていてもよく;
波線は、RまたはSの立体配置を有する炭素に結合する結合を示し;
破線は、結合または結合が存在しないことを示し、但し、破線を含有する環は芳香族であり;
9およびR10は、
(1)R9は、NOR11であり、R10は存在しない、
(2)R9は、OR11であり、R10は、1個〜6個の炭素のアルキルである、
(3)プロピオン酸部分の炭素2と炭素3との間の破線が、結合を示す場合には、R9は、Hまたは1個〜6個の炭素のアルキルであり、R10は、存在しない
からなる群から選択される組合せの1つであり;
11は、H、1個〜6個の炭素のアルキルまたはCO−R12であり、但し、R12は、1個〜6個の炭素のアルキルであり;
m、nおよびqは、0、1、2または3から独立に選択される整数であり、但し、m、nおよびqの和は、2または3であり;
sは、ゼロ(0)であるか、XがNである場合には、sは、ゼロ(0)または1であり;
W、XおよびYは、独立に、CH、CR5、CR6またはN、OおよびSから独立に選択されるヘテロ原子を示し、かつ
5およびR6は、H、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、ハロゲンで置換されている、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシ、1個〜3個の炭素のチオキシおよびフェニルから独立に選択されるか、
5およびR6は、R5およびR6が結合する原子と一緒になって、炭素環または複素環を形成し、前記炭素環は、環内に5個または6個の原子を有し、前記複素環は、環内に5個または6個の原子と、N、OおよびSから独立に選択される1個〜3個のヘテロ原子とを有し;
5およびR6が一緒になって形成する前記炭素環または複素環は、1個〜6個のR12基で置換されていてもよく、但し、R12は、ハロゲン、1個〜6個の炭素のアルキル、1個〜6個の炭素のアルコキシおよび1個〜3個の炭素のチオキシから独立に選択される。]で示される化合物または該化合物の製薬的に許容される塩。
【請求項63】
整数m、nおよびqの和が3である、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
W、XおよびYの基の1つがNである、請求項62に記載の化合物。
【請求項65】
1およびR2の基が窒素と一緒になって、5員環を形成する、請求項62に記載の化合物。
【請求項66】
9がNOR11であり、R10は存在しない、請求項62に記載の化合物。
【請求項67】
9がメチルであり、R10がOR11である、請求項62に記載の化合物。
【請求項68】
炭素2と炭素3との間の破線が結合を示す、請求項62に記載の化合物。

【公開番号】特開2012−162547(P2012−162547A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−85680(P2012−85680)
【出願日】平成24年4月4日(2012.4.4)
【分割の表示】特願2007−553188(P2007−553188)の分割
【原出願日】平成18年1月25日(2006.1.25)
【出願人】(591018268)アラーガン、インコーポレイテッド (293)
【氏名又は名称原語表記】ALLERGAN,INCORPORATED
【Fターム(参考)】