説明

長時間作用性のベータ作用薬と少なくとも1種の更なる有効成分とを含む呼吸器系疾患治療用の新規な医薬組成物

本発明は、式(I)の化合物(式中、X、Ra、Rb、R、R1’、R、R2’、R2''、R2'''、V及びnはクレーム及び明細書中に示す定義を有する)又は該化合物のいくつかと、少なくとも1種の他の有効成分2とを好ましくは含む新規な医薬組成物に関する。本発明の化合物の製造方法及び医薬品としての使用についても開示する。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式1で表される化合物の1種以上:
【化1】

(式中、
Xは、-O-、-NH-、-CH2-O-、-CHMe-O-、-C(Me)2-O-、-CH2-NH-、-CHMe-NH-、-C(Me)2-NH-、-CH=CH-又は-CH2-CH2-基を表し、
Vは、CH2、NH及びOから選択される二重結合基を、好ましくはCH2及びOを、特に好ましくはOを表し、
a及びRbは同じであっても異なっていてもよく、水素、C1-4-アルキル及びハロゲン-C1-4-アルキルから選択される基を表すか、あるいは、
a及びRbは一緒になってC2-5-アルキレンブリッジを表し、このうち1個以上の水素原子がハロゲンで置換されていてもよく、
及びR1’は同じであっても異なっていてもよく、水素、C1-6-アルキル、C3-6-シクロアルキル、ハロゲン-C1-6-アルキル、ハロゲン-C3-6-シクロアルキル又はC1-6-アルキレン-C3-6-シクロアルキルから選択される基を表すか、あるいは、
及びR1’は一緒になってC2-5-アルキレンブリッジを表し、このうち1個以上の水素原子がハロゲンで置換されていてもよく、
、R2’、R2”及びR2'''は同じであっても異なっていてもよく、水素、C1-6アルキル、ハロゲン-C1-6-アルキレン、OH、HO-C1-6-アルキレン、-O-C1-6-アルキル、C6-10-アリール、C6-10-アリール-C1-4-アルキレン、C6-10-アリール-C1-6-アルキレン-O、COOH、COOC1-6-アルキル、O-C1-6-アルキレン-COOH、O-C1-6-アルキレン-COOC1-6-アルキル、NHSO2-C1-6-アルキル、CN、NH2、NH-C1-6-アルキル、N(C1-6-アルキル)2、NO2、S-C1-6-アルキル、SO2-C1-6-アルキル、SO-C1-6-アルキル、O(CO)C1-6-アルキル、COC1-6-アルキル、NHCOC1-6-アルキル又はハロゲンから選択される基を表し、
nは0、1又は2を、好ましくは1を示す)と、少なくとも1種の更なる有効成分2とを含む医薬組成物。
【請求項2】
式1で表される化合物の1種以上と、更なる有効成分2として抗コリン作用薬(2a)、PDEIV阻害剤(2b)、ステロイド類(2c)、LTD4−拮抗薬(2d)及びEGFR阻害剤(2e)のカテゴリーから選択される1種以上の化合物を含む、請求項1記載の医薬組成物。
【請求項3】
一般式1で表される化合物が、式中、
Xが、-O-、-CH2-O-、-C(Me)2-O-又は-CH=CH-を表し、
Vが、CH2、NH及びOから選択される二重結合基を、好ましくはCH2及びOを、特に好ましくはOを表し、
a及びRbは同じであっても異なっていてもよく、水素、C1-4-アルキル及びフルオロ-C1-4-アルキルから選択される基を表すか、あるいは、
a及びRbは一緒になって-CH2-CH2-、-CH2-CH2-CH2-CH2-及び-CH2-CH2-CH2-CH2-CH2-から選択される基を表し、このうち、1個以上の水素原子がフッ素又は塩素で、好ましくはフッ素で置換されていてもよく、
及びR1’は同じであっても異なっていてもよく、水素、C1-6-アルキル、C3-6-シクロアルキル、ハロゲン-C1-6-アルキル又はC1-6-アルキレン-C3-6-シクロアルキルから選択される基を表すか、あるいは、
及びR1’は一緒になって-CH2-CH2-、-CH2-CH2-CH2-CH2-及び-CH2-CH2-CH2-CH2-CH2-から選択される基を表し、このうち、1個以上の水素原子がフッ素又は塩素で、好ましくはフッ素で置換されていてもよく、
、R2’、R2''及びR2'''は同じであっても異なっていてもよく、水素、C1-4アルキル、CF3、CHF2、CH2F、OH、-O-C1-4-アルキル、フェニル、フェニルエチル、ベンジル、フェニルオキシ、ベンジルオキシ、COOH、COOC1-4-アルキル、OCH2COOH、OCH2COOC1-4-アルキル、NHSO2-C1-4-アルキル、フッ素、塩素又は臭素から選択される基を表し、
nは0、1又は2を、好ましくは1を示す化合物を1種以上含む、請求1又は2記載の医薬組成物。
【請求項4】
一般式1で表される化合物が、式中、
Xが、-O-、-CH2-O-、-C(Me)2-O-又は-CH=CH-を表し、
Vが、CH2及びOから選択される二重結合基を、好ましくはOを表し、
a及びRbは同じであっても異なっていてもよく、水素、メチル、エチル及びCF3から選択される基を表し、好ましくは水素、メチル又はエチルを表すか、あるいは、
a及びRbは一緒になって-CH2-CH2-及び-CH2-CH2-CH2-CH2から選択される基を、好ましくは-CH2-CH2-を表し、
及びR1’は同じであっても異なっていてもよく、水素、メチル、エチル、プロピル、シクロプロピル又はメチルシクロプロピルから選択される基を表すか、あるいは、
及びR1’は一緒になって-CH2-CH2-CH2-CH2-又は-CH2-CH2-CH2-CH2-CH2-を表し、
、R2’、R2”及びR2'''は同じであっても異なっていてもよく、水素、メチル、エチル、プロピル、CF3、CHF2、CH2F、OH、メチルオキシ、エチルオキシ、プロピルオキシ、COOH、COOCH3、COOCH2CH3、OCH2COOH、OCH2COOCH3、NHSO2-CH3、フッ素、塩素又は臭素から選択される基を表し、
nは0、1又は2を、好ましくは1を示す化合物を1種以上含む、請求1、2又は3記載の医薬組成物。
【請求項5】
一般式1で表される化合物の1種以上がそれぞれの光学異性体、ラセミ体又は鏡像異性体の混合物の状態で含有される、請求項1〜4のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項6】
一般式1で表される化合物の1種以上が、医薬的に許容される酸による酸付加塩の状態で、ならびに、溶媒和物及び/又は水和物であってもよい状態で含まれる、請求項1〜5のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項7】
一般式1で表される化合物の1種以上と、更なる有効成分2として抗コリン作用薬2aとを含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項8】
一般式1で表される化合物の1種以上と、チオトロピウム塩(2a.1)、オキシトロピウム塩(2a.2)、フルトロピウム塩(2a.3)、イプラトロピウム塩(2a.4)、グリコピロニウム塩(2a.5)、トロスピウム塩(2a.6)から選択される抗コリン作用薬2aとを含む、請求項7記載の医薬組成物。
【請求項9】
一般式1で表される化合物の1種以上と、式2a.7で表される抗コリン作用薬:
【化2】

(式中、
は1個の負電荷を有するアニオンを示し、好ましくは、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、スルフェート、ホスフェート、メタンスルホネート、ニトレート、マレエート、アセテート、シトレート、フマレート、タルトレート、オキサレート、スクシネート、ベンゾエート及びp−トルエンスルホネートから選択されるアニオンを示し、
ラセミ体、鏡像異性体又は水和物の形であってもよい)とを含む、請求項7記載の医薬組成物。
【請求項10】
一般式1で表される化合物の1種以上と、式2a.8で表される抗コリン作用薬:
【化3】

(式中、
Rはメチル(2a.8.1)又はエチル(2a.8.2)のいずれかを示し、かつ、
は請求項9に記載の定義を有する)とを含む、請求項7記載の医薬組成物。
【請求項11】
一般式1で表される化合物の1種以上と、式2a.9で表される抗コリン作用薬:
【化4】

(式中、
Aは下記の群から選択される二重結合基を表し、
【化5】

は請求項9に記載の、1個の負電荷を有するアニオンの1つを示し、
及びRは同一でも異なっていてもよく、メチル、エチル、n−プロピル及びイソプロピルから選択される基を示し、ヒドロキシ又はフッ素で置換されていてもよいが、好ましくは未置換のメチルを示し、
、R、R及びRは同一でも異なっていてもよく、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、CN、CF又はNOを示し、
は、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、−CH−F、−CH−CH−F、−O−CH−F、−O−CH−CH−F、−CH−OH、−CH−CH−OH、CF、−CH−OMe、−CH−CH−OMe、−CH−OEt、−CH−CH−OEt、−O−COMe、−O−COEt、−O−COCF、−O−COCF、フッ素、塩素又は臭素を示し、
ラセミ体、鏡像異性体又は水和物の形であってもよい)とを含む、請求項7記載の医薬組成物。
【請求項12】
一般式1で表される化合物の1種以上と、式2a.10で表される抗コリン作用薬:
【化6】

(式中、A、X、R及びRは請求項11に記載の定義を有し、
、R、R、R10、R11及びR12は同一でも異なっていてもよく、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、CN、CF又はNOを示すが、但し、R、R、R、R10、R11及びR12のうちの少なくとも1つの基は水素ではなく、
ラセミ体、鏡像異性体又は水和物の形であってもよい)とを含む、請求項7記載の医薬組成物。
【請求項13】
一般式1で表される化合物の1種以上と、式2a.11で表される抗コリン作用薬:
【化7】

(式中、
A及びXは請求項11に記載の定義を有し、
15は、水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、−CF、CHF又はフッ素を示し、
1’及びR2’は同一でも異なっていてもよく、(C−C)アルキルを示し、(C−C)シクロアルキル、ヒドロキシ又はハロゲンで置換されていてもよく、あるいは、
1’及びR2’は一緒になって−(C−C)アルキレンブリッジを示し、
13、R14、R13’及びR14’は同一でも異なっていてもよく、水素、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF、−CHF、CN、NO又はハロゲンを示し、
ラセミ体、鏡像異性体又は水和物の形であってもよい)とを含む、請求項7記載の医薬組成物。
【請求項14】
一般式1で表される化合物の1種以上と、式2a.12で表される抗コリン作用薬:
【化8】

(式中、Xは請求項11に記載の定義を有し、
D及びBは同一でも異なっていてもよいが、好ましくは同一であるとよく、O、S、NH、CH、CH=CH又はN(C−Cアルキル)を示し、
16は、水素、ヒドロキシ、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルキルオキシ、−(C−C)アルキレン−ハロゲン、−O−(C−C)アルキレン−ハロゲン、−(C−C)アルキレン−OH、−CF、CHF、−(C−C)アルキレン−(C−C)アルキルオキシ、−O−CO(C−C)アルキル、−O−CO(C−C)アルキレン−ハロゲン、−(C−C)アルキレン−(C−C)シクロアルキル、−O−COCF又はハロゲンを示し、
1”及びR2”は同一でも異なっていてもよく、−(C−C)アルキルを示し、−(C−C)シクロアルキル、ヒドロキシ又はハロゲンで置換されていてもよく、あるいは、
1”及びR2”は一緒になって−(C−C)アルキレンブリッジを示し、
17、R18、R17’及びR18’は同一でも異なっていてもよく、水素、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF、−CHF、CN、NO又はハロゲンを示し、
及びRx’は同一でも異なっていてもよく、水素、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF、−CHF、CN、NO又はハロゲンを示すか、あるいは、
及びRx’は一緒になって単結合又は二重結合基O、S、NH、CH、CH−CH、N(C−Cアルキル)、CH(C−Cアルキル)及び−C(C−Cアルキル)のいずれか1つを示し、
ラセミ体、鏡像異性体又は水和物の形であってもよい)とを含む、請求項7記載の医薬組成物。
【請求項15】
一般式1で表される化合物の1種以上と、式2a.13で表される抗コリン作用薬:
【化9】

(式中、Xは請求項11に記載の定義を有し、
A’は、下記から選択される二重結合基を示し、
【化10】

19は、ヒドロキシ、メチル、ヒドロキシメチル、エチル、−CF、CHF又はフッ素を示し、
1'''及びR2'''は同一でも異なっていてもよく、(C−C)アルキルを示し、(C−C)シクロアルキル、ヒドロキシ又はハロゲンで置換されていてもよく、あるいは
1'''及びR2'''は一緒になって−(C−C)アルキレンブリッジを示し、
20、R21、R20’及びR21’は同一でも異なっていてもよく、水素、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF、−CHF、CN、NO又はハロゲンを示し、
ラセミ体、鏡像異性体又は水和物の形であってもよい)とを含む、請求項7記載の医薬組成物。
【請求項16】
一般式1で表される化合物の1種以上と、更なる有効成分2としてPDEIV-阻害剤2bとを含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項17】
前記PDEIV-阻害剤2bが、エンプロフィリン、テオフィリン、ロフルミラスト、アリフロ(シロミラスト)、CP-325、366、BY343、D-4396(Sch-351591)、AWD-12-281(GW-842470)、N-(3,5-ジクロロ-1-オキソ-ピリジン-4-イル)-4-ジフルオロメトキシ-3-シクロプロピルメトキシベンズアミド、NCS-613、プマフェンチン(pumafentine)、(-)p-[(4aR*,10bS*)-9-エトキシ-1,2,3,4,4a,10b-ヘキサヒドロ-8-メトキシ-2-メチルベンゾ[s][1,6]ナフチリジン-6-イル]-N,N-ジイソプロピルベンズアミド、(R)-(+)-1-(4-ブロモベンジル)-4-[(3-シクロペンチルオキシ)-4-メトキシフェニル]-2-ピロリドン、3-(シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル)-1-(4-N'-[N-2-シアノ-S-メチル-イソチオウレイド]ベンジル)-2-ピロリドン、シス[4-シアノ-4-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル)シクロヘキサン-1-カルボン酸]、2-カルボメトキシ-4-シアノ-4-(3-シクロプロピルメトキシ-4-ジフルオロメトキシフェニル)シクロヘキサン-1-オン、シス[4-シアノ-4-(3-シクロプロピルメトキシ-4-ジフルオロメトキシフェニル)シクロヘキサン-1-オール]、(R)-(+)-エチル[4-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル)ピロリジン-2-イリデン]アセテート、(S)-(-)-エチル[4-(3-シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル)ピロリジン-2-イリデン]アセテート、CDP840、Bay-198004、D-4418、PD-168787、T-440、T-2585、アロフィリン、アチゾラム、V-11294A、Cl-1018、CDC-801、CDC-3052、D-22888、YM-58997、Z-15370、9-シクロペンチル-5,6-ジヒドロ-7-エチル-3-(2-チエニル)-9H-ピラゾロ[3,4-c]-1,2,4-トリアゾロ[4,3-a]ピリジン及び9-シクロペンチル-5,6-ジヒドロ-7-エチル-3-(t-ブチル)-9H-ピラゾロ[3,4-c]-1,2,4-トリアゾロ[4,3-a]ピリジンであって、これらはラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体ならびに薬理学的に許容できる酸付加塩、溶媒和物及び/又は水和物の形であってもよいが、これらから選択される、請求項16記載の医薬組成物。
【請求項18】
一般式1で表される化合物の1種以上と、更なる有効成分2としてステロイド2cとを含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項19】
前記ステロイド2cが、プレドニゾロン(2c.1)、プレドニゾン(2c.2)、プロピオン酸ブチクソコート(butixocort)(2c.3)、RPR−106541(2c.4)、フルニソリド(2c.5)、ベクロメタゾン(2c.6)、トリアムシノロン(2c.7)、ブデソニド(2c.8)、フルチカゾン(2c.9)、モメタゾン(2c.10)、シクレソニド(2c.11)、ロフレポニド(2c.12)、ST−126(2c.13)、デキサメタゾン(2c.14)、6α,9α-ジフルオロ-17α-[(2-フラニルカルボニル)オキシ]-11β-ヒドロキシ-16α-メチル-3-オキソ-アンドロスタ-1,4-ジエン-17β-カルボチオ酸(S)-フルオロメチルエステル(2c.15)、6α,9α-ジフルオロ-11β-ヒドロキシ-16α-メチル-3-オキソ-17α-プロピオニルオキシ-アンドロスタ-1,4-ジエン-17β-カルボチオ酸(S)-(2-オキソ-テトラヒドロ-フラン-3S-イル)エステル(2c.16)及びエチプレドノール-ジクロロアセテート(2c.17)であって、これらはラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体であってもよく、また、塩、誘導体ならびに溶媒和物及び/又は水和物の形であってもよいが、これらから選択される、請求項18記載の医薬組成物。
【請求項20】
一般式1で表される化合物の1種以上と、更なる有効成分2としてLTD4拮抗薬2dとを含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項21】
前記LTD4拮抗薬2dが、モンテルカスト(2d.1)、1-(((R)-(3-(2-(6,7-ジフルオロ-2-キノリニル)エテニル)フェニル)-3-(2-(2-ヒドロキシ-2-プロピル)フェニル)チオ)メチルシクロプロパン-酢酸エステル(2d.2)、1-(((1(R)-3(3-(2-(2,3-ジクロロチエノ[3,2-b]ピリジン-5-イル)-(E)-エテニル)フェニル)-3-(2-(1-ヒドロキシ-1-メチルエチル)フェニル)プロピル)チオ)メチル)シクロプロパン酢酸エステル(2d.3)、プランルカスト(2d.4)、ザフィルルカスト(2d.5)、[2-[[2-(4-t-ブチル-2-チアゾリル)-5-ベンゾフラニル]オキシメチル]-フェニル]酢酸エステル(2d.6)、MCC-847 (ZD-3523)(2d.7)、MN-001(2d.8)、MEN-91507 (LM-1507)(2d.9)、VUF-5078(2d.10)、VUF-K-8707(2d.11)及びL-733321(2d.12)であって、これらはラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体であってもよく、また、薬理学的に許容される酸付加塩ならびに塩、誘導体、溶媒和物及び/又は水和物の形であってもよいが、これらから選択される、請求項20記載の医薬組成物。
【請求項22】
一般式1で表される化合物の1種以上と、更なる有効成分2としてEGFR阻害剤2eとを含む、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項23】
前記EGFR阻害剤2eが、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジエチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン、4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-{[4-(モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロペンチルオキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{[4-((R)-6-メチル-2-オキソ-モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{[4-((R)-6-メチル-2-オキソ-モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-[(S)-(テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ]-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{[4-((R)-2-メトキシメチル-6-オキソ-モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-[2-((S)-6-メチル-2-オキソ-モルホリン-4-イル)-エトキシ]-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-({4-[N-(2-メトキシ-エチル)-N-メチル-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロペンチルオキシ-キナゾリン、4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ビス-(2-メトキシ-エチル)-アミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン、4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-({4-[N-(2-メトキシ-エチル)-N-エチル-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン、4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-({4-[N-(2-メトキシ-エチル)-N-メチル-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン、4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-({4-[N-(テトラヒドロピラン-4-イル)-N-メチル-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-シクロプロピルメトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-((R)-テトラヒドロフラン-3-イルオキシ)-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-((S)-テトラヒドロフラン-3-イルオキシ)-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-({4-[N-(2-メトキシ-エチル)-N-メチル-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-シクロペンチルオキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N-シクロプロピル-N-メチル-アミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-シクロペンチルオキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-[(R)-(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-[(S)-(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン、4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6,7-ビス-(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-7-[3-(モルホリン-4-イル)-プロピルオキシ]-6-[(ビニルカルボニル)アミノ]-キナゾリン、4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-(4-ヒドロキシ-フェニル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、3-シアノ-4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(N,N-ジメチルアミノ)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-エトキシ-キノリン、4-{[3-クロロ-4-(3-フルオロ-ベンジルオキシ)-フェニル]アミノ}-6-(5-{[(2-メタンスルホニル-エチル)アミノ]メチル}-フラン-2-イル)キナゾリン、4-[(R)-(1-フェニル-エチル)アミノ]-6-{[4-((R)-6-メチル-2-オキソ-モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-{[4-(モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-7-[(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)アミノ]-6-({4-[N,N-ビス-(2-メトキシ-エチル)-アミノ]-1-オキソ-2-ブテン-1-イル}アミノ)-7-[(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン、4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-{[4-(5,5-ジメチル-2-オキソ-モルホリン-4-イル)-1-オキソ-2-ブテン-1-イル]アミノ}-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-[2-(2,2-ジメチル-6-オキソ-モルホリン-4-イル)-エトキシ]-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-[2-(2,2-ジメチル-6-オキソ-モルホリン-4-イル)-エトキシ]-7-[(R)-(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-7-[2-(2,2-ジメチル-6-オキソ-モルホリン-4-イル)-エトキシ]-6-[(S)-(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{2-[4-(2-オキソ-モルホリン-4-イル)-ピペリジン-1-イル]-エトキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-[1-(t-ブチルオキシカルボニル)-ピペリジン-4-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(トランス-4-アミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(トランス-4-メタンスルホニルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-3-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(1-メチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{1-[(モルホリン-4-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{1-[(メトキシメチル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(ピペリジン-3-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-[1-(2-アセチルアミノ-エチル)-ピペリジン-4-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ)-7-エトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-((S)-テトラヒドロフラン-3-イルオキシ)-7-ヒドロキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ)-7-(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{トランス-4-[(ジメチルアミノ)スルホニルアミノ]-シクロヘキサン-1-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{トランス-4-[(モルホリン-4-イル)カルボニルアミノ]-シクロヘキサン-1-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{トランス-4-[(モルホリン-4-イル)スルホニルアミノ]-シクロヘキサン-1-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ)-7-(2-アセチルアミノ-エトキシ)-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ)-7-(2-メタンスルホニルアミノ-エトキシ)-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{1-[(ピペリジン-1-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(1-アミノカルボニルメチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(シス-4-{N-[(テトラヒドロピラン-4-イル)カルボニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(シス-4-{N-[(モルホリン-4-イル)カルボニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(シス-4-{N-[(モルホリン-4-イル)スルホニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(トランス-4-エタンスルホニルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(1-メタンスルホニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-エトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(1-メタンスルホニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-[1-(2-メトキシ-アセチル)-ピペリジン-4-イルオキシ]-7-(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(シス-4-アセチルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-[1-(t-ブチルオキシカルボニル)-ピペリジン-4-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(シス-4-{N-[(ピペリジン-1-イル)カルボニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(シス-4-{N-[(4-メチル-ピペラジン-1-イル)カルボニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{シス-4-[(モルホリン-4-イル)カルボニルアミノ]-シクロヘキサン-1-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{1-[2-(2-オキソピロリジン-1-イル)エチル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{1-[(モルホリン-4-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン、4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-(1-アセチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-(1-メチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-(1-メタンスルホニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(1-メチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7(2-メトキシ-エトキシ)-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(1-イソプロピルオキシカルボニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(シス-4-メチルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{シス-4-[N-(2-メトキシ-アセチル)-N-メチル-アミノ]-シクロヘキサン-1-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-(ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-[1-(2-メトキシ-アセチル)-ピペリジン-4-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-エチニル-フェニル)アミノ]-6-{1-[(モルホリン-4-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{1-[(シス-2,6-ジメチル-モルホリン-4-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-
フェニル)アミノ]-6-{1-[(2-メチル-モルホリン-4-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{1-[(S,S)-(2-オキサ-5-アザ-ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-5-イル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{1-[(N-メチル-N-2-メトキシエチル-アミノ)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(1-エチル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{1-[(2-メトキシエチル)カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-{1-[(3-メトキシプロピル-アミノ)-カルボニル]-ピペリジン-4-イルオキシ}-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-[シス-4-(N-メタンスルホニル-N-メチル-アミノ)-シクロヘキサン-1-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-[シス-4-(N-アセチル-N-メチル-アミノ)-シクロヘキサン-1-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(トランス-4-メチルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-[トランス-4-(N-メタンスルホニル-N-メチル-アミノ)-シクロヘキサン-1-イルオキシ]-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(トランス-4-ジメチルアミノ-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(トランス-4-{N-[(モルホリン-4-イル)カルボニル]-N-メチル-アミノ}-シクロヘキサン-1-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-[2-(2,2-ジメチル-6-オキソ-モルホリン-4-イル)-エトキシ]-7-[(S)-(テトラヒドロフラン-2-イル)メトキシ]-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(1-メタンスルホニル-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、4-[(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)アミノ]-6-(1-シアノ-ピペリジン-4-イルオキシ)-7-メトキシ-キナゾリン、セツキシマブ(cetuximab)、トラスツズマブ(trastuzumab)、ABX-EGF及びMab ICR-62であって、これらはラセミ体、鏡像異性体、ジアステレオ異性体であってもよく、また、薬理学的に許容される酸付加塩、溶媒和物及び/又は水和物の形であってもよいが、これらから選択される、請求項22記載の医薬組成物。
【請求項24】
治療上有効量の式1の化合物と、請求項7〜15のいずれか1項記載の治療上有効量の抗コリン作用薬(2a)と、請求項16及び17のいずれか1項記載の治療量のPDE−IV阻害剤(2b)とを含み、さらに医薬的に許容できる担体を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項25】
治療上有効量の式1の化合物と、請求項7〜15のいずれか1項記載の治療上有効量の抗コリン作用薬(2a)と、請求項18及び19のいずれか1項記載の治療量のステロイド(2c)とを含み、さらに医薬的に許容できる担体を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項26】
治療上有効量の式1の化合物と、請求項7〜15のいずれか1項記載の治療上有効量の抗コリン作用薬(2a)と、請求項20及び21のいずれか1項記載の治療量のLTD4拮抗薬(2d)とを含み、さらに医薬的に許容できる担体を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項27】
治療上有効量の式1の化合物と、請求項7〜15のいずれか1項記載の治療上有効量の抗コリン作用薬(2a)と、請求項22及び23のいずれか1項記載の治療量のEGFR阻害剤(2e)とを含み、さらに医薬的に許容できる担体を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項28】
治療上有効量の式1の化合物と、請求項16及び17のいずれか1項記載の治療上有効量のPDE−IV阻害剤(2b)と、請求項18及び19のいずれか1項記載の治療量のステロイド(2c)とを含み、さらに医薬的に許容できる担体を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項29】
治療上有効量の式1の化合物と、請求項16及び17のいずれか1項記載の治療上有効量のPDE−IV阻害剤(2b)と、請求項20及び21のいずれか1項記載の治療量のLTD4拮抗薬(2d)とを含み、さらに医薬的に許容できる担体を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項30】
治療上有効量の式1の化合物と、請求項16及び17のいずれか1項記載の治療上有効量のPDE−IV阻害剤(2b)と、請求項22及び23のいずれか1項記載の治療量のEGFR阻害剤(2e)を含み、さらに医薬的に許容できる担体を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項31】
治療上有効量の式1の化合物と、請求項18及び19のいずれか1項記載の治療上有効量のステロイド(2c)と、請求項20及び21のいずれか1項記載の治療量のLTD4拮抗薬(2d)とを含み、さらに医薬的に許容できる担体を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項32】
治療上有効量の式1の化合物と、請求項18及び19のいずれか1項記載の治療上有効量のステロイド(2c)と、請求項22及び23のいずれか1項記載の治療量のEGFR阻害剤(2e)とを含み、さらに医薬的に許容できる担体を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項33】
治療上有効量の式1の化合物と、請求項20及び21のいずれか1項記載の治療上有効量のLTD4拮抗薬(2d)と、請求項22及び23のいずれか1項記載の治療量のEGFR阻害剤(2e)とを含み、さらに医薬的に許容できる担体を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項34】
治療上有効量の有効成分1及び2と、医薬的に許容できる担体とを含むことを特徴とする、請求項1〜33のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項35】
治療上有効量の有効成分1及び2の他に、医薬的に許容できる担体を含まないことを特徴とする、請求項1〜33のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項36】
前記医薬組成物が、吸入に適した製剤形態であることを特徴とする、請求項1〜35のいずれか1項記載の医薬組成物。
【請求項37】
前記医薬組成物が、吸入可能粉末、噴射剤駆動型定量エアロゾル及び噴射剤を含有しない吸入可能な溶液又は懸濁液を含む群から選択される調剤であることを特徴とする、請求項36記載の医薬組成物。
【請求項38】
前記調剤が、前記有効成分1及び2と、単糖類、二糖類、オリゴ糖類及び多糖類、多価アルコール類、塩類又はこれら賦形剤の混合物を含む群から選択される医薬的に許容される適当な賦形剤とを共に含む吸入粉末であることを特徴とする、請求項37記載の医薬組成物。
【請求項39】
前記調剤が、前記有効成分1及び2を溶解又は分散状態で含む噴射剤駆動型吸入用エアロゾルであることを特徴とする、請求項37記載の医薬組成物。
【請求項40】
前記吸入エアロゾルが、噴射剤ガスとして、n−プロパン、n−ブタン又はイソブタン等の炭化水素化合物あるいはメタン、エタン、プロパン、ブタン、シクロプロパン又はシクロブタンの塩素化誘導体及び/又はフッ素化誘導体等のハロ炭化水素化合物を含むことを特徴とする、請求項39記載の医薬組成物。
【請求項41】
前記噴射剤ガスが、TG11、TG12、TG134a、TG227又はそれらの混合物、好ましくはTG134a、TG227又はその混合物であることを特徴とする請求項40記載の医薬組成物。
【請求項42】
前記調剤が噴射剤を含有しない吸入可能な溶液又は懸濁液であり、水、エタノール又は水及びエタノールの混合物を溶媒として含む、請求項37記載の医薬組成物。
【請求項43】
炎症性及び閉塞性の呼吸器系疾患の治療、助産学における早期出産の抑制(早産抑制)、房室ブロックにおける心臓洞調律の回復、徐脈心拍リズム疾患の補正(不整脈治療剤)、循環器ショック(血管拡張や心臓容積の肥大)の治療、ならびに皮膚のかぶれや炎症の治療用としての医薬組成物を製造するための、請求項1〜42のいずれか1項記載の医薬組成物の使用。
【請求項44】
様々な原因による閉塞性肺疾患、様々な原因による肺気腫、拘束性肺疾患、間質性肺疾患、嚢胞性繊維症、様々な原因による気管支炎、気管支拡張症、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)及びあらゆる形態の肺浮腫を含む群から選択される呼吸器系疾患治療用としての医薬組成物を製造するための、請求項43記載の使用。
【請求項45】
気管支喘息、小児喘息、重症喘息、急性喘息発作、慢性気管支炎及び慢性閉塞性肺疾患(COPD)から選択される閉塞性肺疾患の治療用の医薬組成物を製造するために、特に好ましくは、気管支喘息及びCOPDの治療用の医薬組成物を製造するための、請求項44記載の使用。
【請求項46】
原因が慢性閉塞性肺疾患(COPD)又はα1−プロテイナーゼ阻害剤の欠乏である肺気腫の治療用医薬組成物を製造するための、請求項44記載の使用。
【請求項47】
アレルギー性肺胞炎、職業に関連した有毒物質によって引き起こされる石綿症又は珪肺症等の拘束性肺疾患、及び、癌性リンパ管症、気管支肺胞癌及びリンパ腫等の肺の腫瘍が原因となる拘束(restriction)から選択される拘束性肺疾患の治療用医薬組成物を製造するための、請求項44記載の使用。
【請求項48】
ウイルス、細菌、菌類、原生動物、蠕虫又は他の病原体等で感染する肺炎、誤嚥や左心室不全等の様々な要因による肺臓炎、放射線による肺臓炎又は繊維症、紅斑性狼瘡、全身性強皮症又はサルコイドーシス等の膠原病、ベック症などの肉芽腫症、特発性間質性肺炎あるいは特発性肺繊維症(IPF)から選択される間質性肺疾患の治療用医薬組成物を製造するための、請求項44記載の使用。
【請求項49】
嚢胞性繊維症又は膵線維症の治療用医薬組成物を製造するための、請求項44記載の使用。
【請求項50】
細菌又はウイルス感染による気管支炎、アレルギー性気管支炎及び毒性の気管支炎等の気管支炎の治療用医薬組成物を製造するための、請求項44記載の使用。
【請求項51】
気管支拡張症の治療用医薬組成物を製造するための、請求項44記載の使用。
【請求項52】
成人呼吸窮迫症候群(ARDS)の治療用医薬組成物を製造するための、請求項44記載の使用。
【請求項53】
肺浮腫の治療用医薬組成物を製造するための、請求項44記載の使用。

【公表番号】特表2009−500310(P2009−500310A)
【公表日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−518835(P2008−518835)
【出願日】平成18年6月28日(2006.6.28)
【国際出願番号】PCT/EP2006/063650
【国際公開番号】WO2007/003554
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(503385923)ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (976)
【Fターム(参考)】