説明

長期装着用の眼のレンズ

【課題】診断的に重大な量の角膜の膨脹及び装着者の実質的な不快感なしに、少なくとも1日間の長期装着の期間適合である眼のレンズを提供する。
【解決手段】このレンズは、酸素透過性及びイオン又は水透過性が調和しており、イオン又は水透過性は、良好な眼球の動きをもたらすに十分であり、それにより良好な涙交換がレンズと目の間に生じる。好適なレンズは、酸素透過性マクロマー及びイオン透過性モノマーの共重合生成物である。本発明は、長期装着コンタクトレンズ(レンズは、内表面から外表面に続く酸素透過及びイオン透過の通路を有する芯を含む)を含む。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼科的に適合しうる内表面及び外表面を有する眼のレンズであり、該レンズは目の組織及び目の流体との連続した、密接な接触での長期装着に適合し、該レンズは高い酸素透過性及び高いイオン透過性を有するポリマー性材料を含み、該ポリマー性材料は、
(a)酸素透過性の重合しうる材料の少なくとも1種、及び
(b)イオン透過性の重合しうる材料の少なくとも1種を含む重合しうる材料から形成され、
該レンズは、目の組織及び目の流体との長期の、連続した、密接な接触の間、角膜の健全性及び装着者の快適性を維持するに十分な量で酸素を透過させ、かつ
該レンズは、目の組織及び目の流体との長期の、連続した、密接な接触の間、角膜の健全性が実質的に損なわれず、かつ装着者の快適性を満足させるように、眼の上でレンズが動きうるに十分な量で、イオン又は水を透過させる眼のレンズ。
【請求項2】
該眼のレンズが、視力矯正のためのコンタクトレンズ、目の色を変えるためのコンタクトレンズ、眼の薬剤送達具、及び眼の傷治癒具よりなる群から選択される、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項3】
該眼のレンズが、コンタクトレンズである、請求項2記載の眼のレンズ。
【請求項4】
該眼のレンズが、少なくとも約70barrer/mmの酸素伝達率を有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項5】
該眼のレンズが、少なくとも約75barrer/mmの酸素伝達率を有する、請求項4記載の眼のレンズ。
【請求項6】
該眼のレンズが、少なくとも約87barrer/mmの酸素伝達率を有する、請求項5記載の眼のレンズ。
【請求項7】
該ポリマー性材料が、眼のレンズの内表面から眼のレンズの外表面に連続的に続くイオン透過性相を含む、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項8】
該ポリマー性材料が、眼のレンズの内表面から眼のレンズの外表面に連続的に続く酸素透過性相を含む、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項9】
該ポリマー性材料が、眼のレンズの内部表面から眼のレンズの外部表面に連続的に続く酸素透過性相の少なくとも一つ及び眼のレンズの内表面から眼のレンズの外表面に連続的に続くイオン透過性相の少なくとも一つを含む、複数の共−連続相を含む、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項10】
該ポリマー性材料が、眼のレンズの内表面から眼のレンズの外表面に連続的に続く、イオン又は水の通路の少なくとも一つを含む、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項11】
該ポリマー性材料が、眼のレンズの内表面から眼のレンズの外表面に連続的に続く、酸素の通路の少なくとも一つを含む、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項12】
該ポリマー性材料が、眼のレンズの内表面から眼のレンズの外表面に連続的に続く、複数の共−連続通路(その少なくとも一つは、イオン又は水の通路であり、及びその少なくとも一つは酸素の通路である)を含む、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項13】
該共−連続通路が、イオン透過性のポリマー性材料の連続相及びシロキサン含有ポリマー性材料の連続相を含む、請求項12記載の眼のレンズ。
【請求項14】
該通路が、装着者の目に明らかである量で可視光を不快にゆがめる寸法よりも小さいドメイン寸法を有する、請求項12記載の眼のレンズ。
【請求項15】
該レンズが、約0.2×10-6cm2/secより大きいイオノトン(Ionoton)イオン透過係数を有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項16】
該レンズが、約0.3×10-6cm2/secより大きいイオノトンイオン透過係数を有する、請求項15記載の眼のレンズ。
【請求項17】
該レンズが、約0.4×10-6cm2/secより大きいイオノトンイオン透過係数を有する、請求項16記載の眼のレンズ。
【請求項18】
該レンズが、約1.5×10-6mm2/minより大きいイオノフラックス(Ionoflux)拡散係数を有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項19】
該レンズが、約2.6×10-6mm2/minより大きいイオノフラックス拡散係数を有する、請求項18記載の眼のレンズ。
【請求項20】
該レンズが、約6.4×10-6mm2/minより大きいイオノフラックス拡散係数を有する、請求項19記載の眼のレンズ。
【請求項21】
該レンズが、約0.2×10-6cm2/secより大きいハイドロデル(Hydrodell)水透過係数を有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項22】
該レンズが、約0.3×10-6cm2/secより大きいハイドロデル水透過係数を有する、請求項21記載の眼のレンズ。
【請求項23】
該レンズが、約0.4×10-6cm2/secより大きいハイドロデル水透過係数を有する、請求項22記載の眼のレンズ。
【請求項24】
水和されるとき、該レンズが、バルク方法(Bulk Technique)に従い試験されるときに、約32重量%より少ない平衡水含量を有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項25】
水和されるとき、該レンズが、バルク方法に従い試験されるときに、約10〜30重量%の平衡水含量を有する、請求項24記載の眼のレンズ。
【請求項26】
水和されるとき、該レンズが、バルク方法に従い試験されるときに、約15〜25重量%の平衡水含量を有する、請求項25記載の眼のレンズ。
【請求項27】
該レンズが、ポリマー性材料の芯及び眼科的に適合しうる親水性である表面を含み、該表面が、該芯よりも親水性である、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項28】
該親水性表面が、親水性のポリマー性表面被膜である、請求項27記載の眼のレンズ。
【請求項29】
該親水性の表面被膜が、プラズマ被覆方法により施される、請求項28記載の眼のレンズ。
【請求項30】
該プラズマ被膜が、(a)C1-6アルカン及び(b)窒素、アルゴン、酸素、空気及びその混合物よりなる群から選択されるガスの混合物の存在下に、形成される、請求項29記載の眼のレンズ。
【請求項31】
該プラズマ被膜が、メタン及び空気の混合物の存在下に、形成される、請求項30記載の眼のレンズ。
【請求項32】
該酸素透過性の重合しうる材料が、シロキサン含有マクロマーである、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項33】
該シロキサン含有マクロマーが、少なくとも約800の数平均分子量及び約−115℃未満のガラス転移点を有するポリ(ジメチルシロキサン)である、請求項32記載の眼のレンズ。
【請求項34】
該シロキサン含有マクロマーが、少なくとも約1,700の数平均分子量を有する、請求項33記載の眼のレンズ。
【請求項35】
該ポリマー性材料が、低分子量のシロキサン含有モノマー約1〜10重量%を含む重合しうる混合物から形成される、請求項32記載の眼のレンズ。
【請求項36】
該低分子量のシロキサン含有モノマーが、TRISである、請求項35記載の眼のレンズ。
【請求項37】
該ポリマー性材料が、(a)酸素透過性マクロマー約60〜約85重量%、及び(b)イオン透過性モノマー約15〜約40重量%を含む重合しうる混合物から形成される、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項38】
該ポリマー性材料が、(a)酸素透過性マクロマー約70〜約82重量%、及び(b)イオン透過性モノマー約18〜約30重量%を含む重合しうる混合物から形成される、請求項37記載の眼のレンズ。
【請求項39】
該ポリマー性材料が、全レンズ重量に基づいて、(a)酸素透過性マクロマー約30〜60重量%;(b)イオン透過性モノマー約20〜40重量%及び(c)TRIS約1〜35重量%を含む重合しうる混合物から形成される、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項40】
該ポリマー性材料が、(a)下記式:
【化19】


(式中、
1及びR2は、C1−C6アルキルから選択され、
3、R4、R5及びR6は、C1−C6アルキレンから選択され、
7及びR8は、直鎖又は分岐のアルキレン及び2価シクロアルキレンから選択され、
9、R10、R11及びR12は、C1−C2アルキレンから選択され、
13及びR14は、C1−C6アルキレンから選択され、
15及びR16は、直鎖又は分岐の低級アルケニレンから選択され、
m及びpは、互いに独立して、約3〜約44であり、そして
nは、約13〜約80であり、
該マクロマーは、2,000〜10,000の数平均分子量を有する)
で示されるマクロマー約5〜約94重量%;
(b)アクリル化又はメタクリル化シロキサンモノマー約5〜約60重量%;
(c)アクリラート又はメタクリラートモノマー約1〜約30重量%;及び
(d)架橋剤0〜5重量%(ここで、該重量%は、ポリマー成分の乾燥重量に基づいている)を含む、良好な光学的透明性及び高い酸素透過性を有するポリマー組成物を含む、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項41】
該レンズが、コンタクトレンズである、請求項40記載の眼のレンズ。
【請求項42】
該ポリマー性材料が、式(I):
1−(Y)m−(L-X1p−Q−(X1−L)p−(Y)m−P1 (I)
(式中、
それぞれのP1は、互いに独立して、遊離基−重合性基であり;
それぞれのYは、互いに独立して、−CONHCOO−、−CONHCONH−、−OCONHCO−、−NHCONHCO−、−NHCO−、−CONH−、−NHCONH−、−COO−、−OCO−、−NHCOO−又は−OCONH−であり;
m及びpは、互いに独立して、0又は1であり;
それぞれのLは、互いに独立して、20個までの炭素原子を有する有機化合物の2価基であり;
それぞれのX1は、互いに独立して、−NHCO−、−CONH−、−NHCONH−、−COO−、−OCO−、−NHCOO−又は−OCONH−であり;そして
Qは、セグメント類
(a)下記式:
−(E)k−Z−CF2−(OCF2x−(OCF2CF2y−OCF2−Z−(E)k
(式中、
x+yは、10〜30の範囲の数であり;
それぞれのZは、互いに独立して、12個までの炭素原子を有する2価基又はZは、結合であり;
それぞれのEは、互いに独立して、−(OCH2CH2q−(ここで、qは、0〜2の値である)であり、結合:−Z−E−は、配列:−Z−(OCH2CH2q−を表し;そしてkは、0又は1である);
(b)下記式:
【化20】


(式中、
nは、5〜100の整数であり;
Alkは、20個までの炭素原子を有するアルキレンであり;
基:R1、R2、R3及びR4の80〜100%は、互いに独立して、アルキルであり、そして基:R1、R2、R3及びR4の0〜20%は、互いに独立して、アルケニル、アリール又はシアノアルキルである);及び
(c)下記式:
2−R−X2
(式中、
Rは、20個までの炭素原子を有する2価の有機基であり、そして
それぞれのX2は、互いに独立して、−NHCO−、−CONH−、−NHCONH−、−COO−、−OCO−、−NHCOO−又は−OCONH−である)からなる2価のポリマー断片であるが、但しQ中にそれぞれのセグメント(a)、(b)及び(c)の少なくとも一つは存在する必要があり、それぞれのセグメント(a)又は(b)は、それに結合するセグメント(c)を有し、そしてそれぞれのセグメント(c)は、それに結合するセグメント(a)又は(b)を有する)で示されるマクロマーの少なくとも1種の重合により形成されるポリマーを含む、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項43】
該レンズが、コンタクトレンズである、請求項42記載の眼のレンズ。
【請求項44】
該ポリマー性材料が、式(I):
【化21】


(式中、
(a)は、ポリシロキサンセグメントであり、
(b)は、少なくとも4個の炭素原子を有するポリオールセグメントであり、
Zは、セグメント(c)又は基:X1であり、
(c)は、X2−R−X2(ここで、Rは、20個までの炭素原子を有する有機化合物の2価基であり、そしてそれぞれのX2は、互いに独立して、少なくとも1個のカルボニル基を含む2価基である)として定義されており、
1は、X2として定義されており、そして
(d)は、式(II):
3−L−(Y)k−P1 (II)
(式中、
1は、遊離基により重合しうる基であり;
Y及びX3は、互いに独立して、少なくとも1個のカルボニル基を含む2価基であり;
kは、0又は1であり、そして
Lは、結合又は20個までの炭素原子を有する有機化合物の2価基である)で示される基である)で示されるセグメントの少なくとも1種を含むマクロマーの少なくとも1種を重合することにより製造されるポリマーを含む、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項45】
コンタクトレンズである、請求項44記載の眼のレンズ。
【請求項46】
該ポリマー性材料が、下記式:
【化22】


(式中、
100及びR200は、下記式:
【化23】


で示され、
nは、約5〜約500の整数であり、
1、R2、R3及びR4は、互いに独立して、低級アルキレンであり、
5、R6、R7及びR8は、互いに独立して、アルキルであり、
9及びR11は、アルキレンであり、そして
10及びR12は、メチル又は水素である)で示されるマクロマーの少なくとも1種を重合することにより製造されるポリマーを含む、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項47】
該ポリマー性材料が、混合物の全重量に基づいて、
(a)下記式:
【化24】


(式中、
100及びR200は、下記式:
【化25】


で示され、
nは、約5〜約500の整数であり、
1、R2、R3及びR4は、互いに独立して、低級アルキレンであり、
5、R6、R7及びR8は、互いに独立して、アルキルであり、
9及びR11は、アルキレンであり、そして
10及びR12は、メチル又は水素である)で示されるシロキサン含有マクロマー約45〜65%;
(b)TRIS約5〜約25%;及び
(c)イオン透過性モノマー約20〜約40%を含むプレポリマー混合物の重合により形成される、請求項46記載の眼のレンズ。
【請求項48】
コンタクトレンズである、請求項47記載の眼のレンズ。
【請求項49】
該レンズが、目の組織及び流体に長期連続接触の期間に、診断的に重要などのような角膜膨脹も阻止するに十分な量で酸素を透過する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項50】
該レンズが、正常な睡眠期間を含む約24時間の装着後に、約8%未満の角膜膨脹を起す、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項51】
該レンズが、正常な睡眠期間を含む約24時間の装着後に、約6%未満の角膜膨脹を起す、請求項50記載の眼のレンズ。
【請求項52】
該レンズが、正常な睡眠期間を含む約24時間の装着後に、約4%未満の角膜膨脹を起す、請求項51記載の眼のレンズ。
【請求項53】
該長期連続接触の期間が、少なくとも24時間である、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項54】
該長期連続接触の期間が、少なくとも4日間である、請求項53記載の眼のレンズ。
【請求項55】
該長期連続接触の期間が、少なくとも7日間である、請求項54記載の眼のレンズ。
【請求項56】
該長期連続接触の期間が、少なくとも14日間である、請求項55記載の眼のレンズ。
【請求項57】
該長期連続接触の期間が、少なくとも30日間である、請求項56記載の眼のレンズ。
【請求項58】
該レンズが、3MPa又はそれより小さい引張弾性率を有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項59】
該レンズが、約3.5秒より大きい短緩和時間定数を有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項60】
該レンズが、約0.2×10-6cm2/secより大きいイオノトンイオン透過係数、Pを有する、請求項59記載の眼のレンズ。
【請求項61】
該レンズが、約2.6×10-6mm2/minより大きいイオノフラックス拡散係数を有する、請求項59記載の眼のレンズ。
【請求項62】
該レンズが、約0.2×10-6cm/secより大きいハイドロデル水透過係数を有する、請求項59記載の眼のレンズ。
【請求項63】
ポリマー性材料が、約10Hzで約0.25より大きいtanδを有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項64】
該レンズが、約0.3×10-6cm2/secより大きいイオノトンイオン透過係数、3MPa又はそれより小さい引張弾性率及び約3.5秒より大きい短緩和時間定数を有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項65】
該レンズが、約2.6×10-6mm2/minより大きいイオノフラックス拡散係数、3MPa又はそれより小さい引張弾性率及び約3.5秒より大きい短緩和時間定数を有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項66】
該レンズが、約0.3×10-6cm2/secより大きいハイドロデル水透過係数、3MPa又はそれより小さい引張弾性率及び約3.5秒より大きい短緩和時間定数を有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項67】
該レンズが、ポリマー性材料の芯及び親水性表面である眼科的に適合しうる表面を含み、該表面が、該芯よりも親水性であり、該長期連続接触期間が、少なくとも7日間であり、該芯材料が、約0.3×10-6cm2/secより大きいイオノトンイオン透過係数、3MPa又はそれより小さい引張弾性率及び約3.5秒より大きい短緩和時間定数を有し、該レンズが、バルク方法による試験において約10〜約30重量%の平衡水含量を有し、該レンズが、少なくとも70barrer/mmの酸素透過度を有し、そして該レンズが、長期装着コンタクトレンズである、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項68】
該レンズが、ポリマー性材料の芯及び親水性表面である眼科的に適合しうる表面を含み、該表面が、該芯よりも親水性であり、該長期連続接触期間が、少なくとも7日間であり、該芯材料が、約2.6×10-6mm2/minより大きいイオノフラックス拡散係数、3MPa又はそれより小さい引張弾性率及び約3.5秒より大きい短緩和時間定数を有し、該レンズが、バルク方法による試験において約10〜約30重量%の平衡水含量を有し、該レンズが、少なくとも70barrer/mmの酸素透過度を有し、そして該レンズが、長期装着コンタクトレンズである、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項69】
該レンズが、ポリマー性材料の芯及び親水性表面である眼科的に適合しうる表面を含み、該表面が、該芯よりも親水性であり、該長期連続接触期間が、少なくとも7日間であり、該芯材料が、約0.2×10-6cm2/secより大きいハイドロデル水透過係数、3MPa又はそれより小さい引張弾性率及び約3.5秒より大きい短緩和時間定数を有し、該レンズが、バルク方法による試験において約10〜約30重量%の平衡水含量を有し、該レンズが、少なくとも70barrer/mmの酸素透過度を有し、そして該レンズが、長期装着コンタクトレンズである、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項70】
内表面及び外表面を含む眼のレンズであって、該内表面が、ヒト角膜にすぐ近接して留まって適応し、該レンズが、
(a)長期装着の期間、角膜膨脹を実質的に阻止するに十分な、内表面から外表面への酸素透過度、
(b)目の環境との、長期の、連続した密接な接触の期間での眼科的適合性、及び
(c)角膜の健全さと装着者の快適さを維持するに十分な量で目の上でレンズを動すに十分なイオン又は水透過度である特性を有する眼のレンズ。
【請求項71】
該長期装着の期間が、少なくとも24時間である、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項72】
正常な睡眠期間を含む約24時間の装着の後に、該レンズが、約8%未満の角膜膨脹を起す、請求項71記載の眼のレンズ。
【請求項73】
正常な睡眠期間を含む約24時間の装着の後に、該レンズが、約6%未満の角膜膨脹を起す、請求項72記載の眼のレンズ。
【請求項74】
正常な睡眠期間を含む約24時間の装着の後に、該レンズが、約4%未満の角膜膨脹を起す、請求項73記載の眼のレンズ。
【請求項75】
該長期装着の期間が、少なくとも4日間である、請求項71記載の眼のレンズ。
【請求項76】
該長期装着の期間が、少なくとも7日間である、請求項75記載の眼のレンズ。
【請求項77】
正常な睡眠期間を含む約7日間の装着の後に、該レンズが、約10%未満の角膜膨脹を起す、請求項76記載の眼のレンズ。
【請求項78】
正常な睡眠期間を含む約7日間の装着の後に、該レンズが、約7%未満の角膜膨脹を起す、請求項77記載の眼のレンズ。
【請求項79】
正常な睡眠期間を含む約7日間の装着の後に、該レンズが、約5%未満の角膜膨脹を起す、請求項78記載の眼のレンズ。
【請求項80】
該長期装着の期間が、少なくとも14日間である、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項81】
該長期装着の期間が、少なくとも30日間である、請求項80記載の眼のレンズ。
【請求項82】
該酸素透過度(Dk)が、少なくとも70barrer/mmである、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項83】
該レンズが、1.5MPa又はそれより小さい引張弾性率を有する、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項84】
該レンズが、約3.5秒より大きい短緩和時間定数を有する、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項85】
ポリマー性材料が、約10Hzで約0.25のtanδを有する、請求項1記載の眼のレンズ。
【請求項86】
該レンズが、約0.2×10-6cm2/secより大きいイオノトンイオン透過係数を有する、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項87】
該レンズが、約1.5×10-6mm2/minより大きいイオノフラックス拡散係数を有する、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項88】
該レンズが、約0.2×10-6cm2/secより大きいハイドロデル水透過係数を有する、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項89】
該長期装着の期間が、少なくとも24時間であり、該酸素透過度が、少なくとも80barrer/mmであり、該レンズが、1.5MPa又はそれより小さい引張弾性率、1.4〜10秒の短緩和時間定数、及び少なくとも0.2×10-6cm2/secのイオノトンイオン透過係数を有する、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項90】
該長期装着の期間が、少なくとも4日間であり、該酸素透過度(Dk)が、少なくとも90barrer/mmであり、該レンズが、1.5MPa又はそれより小さい引張弾性率、約3.5秒より大きい短緩和時間定数、及び少なくとも0.4×10-6cm2/secのイオノトンイオン透過係数を有する、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項91】
該長期装着の期間が、少なくとも4日間であり、該酸素透過度(Dk)が、少なくとも90barrer/mmであり、該レンズが、1.5MPa又はそれより小さい引張弾性率、約3.5秒より大きい短緩和時間定数、及び少なくとも約1.5×10-6mm2/minのイオノフラックス拡散係数を有する、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項92】
該長期装着の期間が、少なくとも4日間であり、該酸素透過度(Dk)が、少なくとも90bar/mmであり、該レンズが、1.5MPa又はそれより小さい引張弾性率、約3.5秒より大きい短緩和時間定数、及び約0.2×10-6cm2/secのハイドロデル水透過係数を有する、請求項70記載の眼のレンズ。
【請求項93】
長期装着レンズとして、コンタクトレンズを用いる方法であり、
該レンズは、眼科的に適合しうる内表面及び外表面を有し、該レンズは、目の組織及び目の流体との連続した、密接な接触の長期装着に適合し、該レンズは、高い酸素透過性及び高い水透過性を有するポリマー性材料を含み、該ポリマー性材料は、(a)酸素透過性の重合しうるものの少なくとも1種;及び(b)イオン透過性の重合しうるものの少なくとも1種を含む重合しうる材料から形成され、ここで、該レンズは、目の組織及び目の流体との長期に連続した接触の期間、角膜の健全性及び装着者の快適さを維持するに十分な量で酸素を透過させ、かつ該レンズは、目の組織及び目の流体との長期に連続した接触の期間、角膜の健全さが実質的に損なわれず、装着者の快適さを満足させるように、目の上でレンズが動きうるに十分な量でイオンを透過させ、該方法は、(a)該レンズを目の環境に適用する工程;及び(b)該レンズを、少なくとも24時間の第1の期間、目の環境に密接に接触するようにレンズを留める工程を含む方法。
【請求項94】
更に、(c)目の環境から該レンズを取り除く工程;(d)該レンズを消毒又は洗浄する工程;(e)該レンズを目の環境に再−適用する工程;及び(f)少なくとも24時間の第2の期間、目の環境に密接に接触するように、該レンズを留める工程を含む、請求項93記載の方法。
【請求項95】
該第1の密接に接触する期間が、少なくとも4日間である、請求項93記載の方法。
【請求項96】
該第1及び第2の密接に接触する期間が、少なくとも4日間である、請求項94記載の方法。
【請求項97】
該第1の密接に接触する期間が、少なくとも7日間である、請求項95記載の方法。
【請求項98】
該第1及び第2の密接に接触する期間が、少なくとも7日間である、請求項96記載の方法。
【請求項99】
該第1の密接に接触する期間が、少なくとも14日間である、請求項97記載の方法。
【請求項100】
該第1及び第2の密接に接触する期間が、少なくとも14日間である、請求項98記載の方法。
【請求項101】
該第1の密接に接触する期間が、少なくとも30日間である、請求項99記載の方法。
【請求項102】
該第1及び第2の密接に接触する期間が、少なくとも30日間である、請求項100記載の方法。
【請求項103】
正常な睡眠期間を含む約24時間の装着の後に、該レンズが、約8%未満の角膜膨脹を起す、請求項93記載の眼のレンズ。
【請求項104】
正常な睡眠期間を含む約24時間の装着の後に、該レンズが、約6%未満の角膜膨脹を起す、請求項103記載の眼のレンズ。
【請求項105】
正常な睡眠期間を含む約24時間の装着の後に、該レンズが、約4%未満の角膜膨脹を起す、請求項104記載の眼のレンズ。
【請求項106】
正常な睡眠期間を含む約7日間の装着の後に、該レンズが、約10%未満の角膜膨脹を起す、請求項93記載の眼のレンズ。
【請求項107】
正常な睡眠期間を含む約7日間の装着の後に、該レンズが、約7%未満の角膜膨脹を起す、請求項106記載の眼のレンズ。
【請求項108】
正常な睡眠期間を含む約7日間の装着の後に、該レンズが、約5%未満の角膜膨脹を起す、請求項107記載の眼のレンズ。
【請求項109】
高い酸素透過性及び高い水透過性を有する生物適合性のレンズを製造する方法であり、
(a)(1)それを通る酸素伝達のための前側曲線から基底曲線表面への連続した通路の少なくとも一つ;及び
(2)それを通る水移動のための前側曲線から基底曲線表面への連続した通路の少なくとも一つを含む芯の材料を製造する工程;及び
(b)該芯材料よりも親水性である表面を製造するために該芯材料の表面を改質する工程を含む方法であり、それにより該レンズは、目の組織及び目の流体との長期に連続した接触の期間、角膜の健全性及び装着者の快適さを維持するに十分な量で酸素を透過させ、かつ該レンズは、目の組織及び目の流体との長期に連続した接触の期間、角膜の健全さが実質的に損なわれず、装着者の快適さを満足させるように目の上でレンズが動きうるに十分な量でイオンを透過させる方法。
【請求項110】
該眼のレンズが、少なくとも70barerr/mmの酸素透過度を有する、請求項109記載の方法。
【請求項111】
該眼のレンズが、少なくとも87bar/mmの酸素透過度を有する、請求項110記載の方法。
【請求項112】
該密接な接触期間が、少なくとも24時間である、請求項109記載の方法。
【請求項113】
該密接な接触期間が、少なくとも7日間である、請求項112記載の方法。
【請求項114】
該レンズが、少なくとも約0.3×10-6cm2/secのイオノトンイオン透過係数を有する、請求項109記載の方法。
【請求項115】
該レンズが、約1.5×10-6mm2/minより大きいイオノフラックス拡散係数を有する、請求項109記載の方法。
【請求項116】
該レンズが、約0.2×10-6cm2/secより大きいハイドロデル水透過係数を有する、請求項109記載の方法。
【請求項117】
該密接な接触期間が、少なくとも7日間である、請求項111記載の方法。
【請求項118】
該密接な接触期間が、少なくとも14日間である、請求項112記載の方法。
【請求項119】
該表面の改質が、該表面を該芯よりも親水性にさせるように該表面をプラズマ処理することを含む、請求項118記載の方法。
【請求項120】
眼科的に適合しうる内表面及び外表面を有する眼のレンズであり、該レンズは、目の組織及び目の流体との連続した、密接な接触の長期装着に適合し、該レンズは、高い酸素透過性及び高いイオン透過性を有するポリマー性材料を含み、該ポリマー性材料は、(a)酸素透過性のセグメントの少なくとも1種;及び(b)イオン透過性のセグメントの少なくとも1種を含む重合しうる材料の少なくとも1種を含む重合しうる材料から形成され、ここで、該レンズは、目の組織及び目の流体と長期に連続した接触の期間、角膜の健全性及び装着者の快適さを維持するに十分な量で酸素を透過させ、かつ該レンズは、目の組織及び目の流体との長期に連続した接触の期間、角膜の健全さが実質的に損なわれず、装着者の快適さを満足させるように目の上で動きうるに十分な量でイオン又は水を透過させる眼のレンズ。
【請求項121】
該眼のレンズが、少なくとも約70barrer/mmの酸素伝達率を有する、請求項120記載の眼のレンズ。
【請求項122】
該眼のレンズが、少なくとも約75barrer/mmの酸素伝達率を有する、請求項121記載の眼のレンズ。
【請求項123】
該眼のレンズが、少なくとも約87barrer/mmの酸素伝達率を有する、請求項122記載の眼のレンズ。
【請求項124】
該レンズが、約0.2×10-6cm2/secより大きいイオノトンイオン透過係数を有する、請求項120記載の眼のレンズ。
【請求項125】
該レンズが、約1.5×10-6mm2/minより大きいイオノフラックス拡散係数を有する、請求項120記載の眼のレンズ。
【請求項126】
該レンズが、約0.2×10-6cm2/secより大きいハイドロデル水透過係数を有する、請求項120記載の眼のレンズ。
【請求項127】
長期装着レンズとしての用途のための眼のレンズをスクリーニンングするための方法であって、
(a)該レンズを食塩水中で平衡させることにより該レンズを十分に水和させる工程;
(b)該レンズの酸素伝達率の関数である因子を決定するためにレンズを試験する工程;
(c)該レンズのイオン又は水透過度の関数である因子を決定するためにレンズを試験する工程;及び
(d)該酸素伝達因子及び該イオン又は水透過因子の両方が、少なくとも24時間の連続する長期装着の期間、該レンズがヒトの目と密接に接触している場合に、角膜の健全さ及び装着者の快適さを保証する所定の範囲を超えていれば、長期装着レンズとして、該レンズを選択する工程を含む方法。
【請求項128】
該イオン透過因子が、イオノトンイオン透過係数である、請求項127記載のスクリーニング方法。
【請求項129】
イオノトンイオン透過係数が、約0.3×10-6cm2/secより大きい、請求項128記載のスクリーニング方法。
【請求項130】
該イオン透過性因子が、イオノフラックス拡散係数である、請求項127記載のスクリーニング方法。
【請求項131】
該イオノフラックス拡散係数が、約2.6×10-6mm2/secより大きい、請求項130記載のスクリーニング方法。
【請求項132】
該水透過性因子が、ハイドロデル水透過係数である、請求項127記載のスクリーニング方法。
【請求項133】
該ハイドロデル水透過係数が、約0.3×10-6cm2/secより大きい、請求項132記載のスクリーニング方法。
【請求項134】
該酸素伝達因子が、Dkであり、その限界が70barrer/mmである、請求項129記載のスクリーニング方法。
【請求項135】
該酸素伝達因子が、Dkであり、その限界が70barrer/mmである、請求項131記載のスクリーニング方法。
【請求項136】
該酸素伝達因子が、Dkであり、その限界が70barrer/mmである、請求項133記載のスクリーニング方法。
【請求項137】
良好な光学的透明性及び高い酸素透過度を有するポリマー組成物であり、
(a)下記式:
【化26】


(式中、
1及びR2は、C1−C6アルキルから選択され、
3、R4、R5及びR6は、C1−C6アルキレンから選択され、
7及びR8は、直鎖又は分岐のアルキレン及び2価シクロアルキレンから選択され、
9、R10、R11及びR12は、C1−C2アルキレンから選択され、
13及びR14は、C1−C6アルキレンから選択され、
15及びR16は、直鎖又は分岐の低級アルケニレンから選択され、
m及びpは、互いに独立して、約3〜約44であり、そして
nは、約13〜約80であり、
該マクロマーは、2,000〜10,000の数平均分子量を有する)
で示されるマクロマー約5〜約94乾燥重量%;
(b)アクリル化又はメタクリル化シロキサンモノマー約5〜約60重量%;
(c)アクリラート又はメタクリラートモノマー約1〜約30重量%;及び
(d)架橋剤0〜5重量%(ここで、該重量%は、ポリマー成分の乾燥重量に基づいている)を含むポリマー組成物。
【請求項138】
該シロキサンモノマーが、3−メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シランである、請求項137記載のポリマー。
【請求項139】
(a)該マクロマー70〜90重量%;(b)該シロキサンモノマー8〜20重量%;(c)親水性モノマー1〜5重量%;及び(d)架橋剤0〜2重量%を含む、請求項137記載のポリマー。
【請求項140】
水約10〜約50重量%を含む、請求項137記載のポリマー。
【請求項141】
該水分含量が、約10〜約30重量%である、請求項140記載のポリマー。
【請求項142】
該水分含量が、約15〜約22重量%である、請求項141記載のポリマー。
【請求項143】
該ポリシロキサンマクロマー約80〜84重量%を含む、請求項139記載のポリマー。
【請求項144】
メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン約12〜15重量%を含む、請求項139記載のポリマー。
【請求項145】
該アクリラート又はメタクリラート成分が、2−ヒドロキシエチルメタクリラートである、請求項137記載のポリマー。
【請求項146】
2−ヒドロキシエチルメタクリラート約3〜約4重量%を含む、請求項140記載のポリマー。
【請求項147】
該架橋剤が、エチレングリコールジメタクリラートである、請求項137記載のポリマー。
【請求項148】
エチレングリコールジメタクリラート約0.7〜1.2重量%を含む、請求項147記載のポリマー。
【請求項149】
(a)ポリシロキサンマクロマー約80〜約84重量%;(b)メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン約12〜約15重量%;(c)2−ヒドロキシエチルメタクリラート約3〜約4重量%;及び(d)エチレングリコールジメタクリラート約0.7〜1.2重量%を含む、請求項137記載のポリマー。
【請求項150】
ポリマーの全重量に基づいて、水約15〜約22重量%を含む、請求項149記載のポリマー。
【請求項151】
請求項137記載のポリマーを含む、コンタクトレンズ。
【請求項152】
80barrerより大きいDk及び水約10〜30重量%を含む、請求項151記載のコンタクトレンズ。
【請求項153】
請求項139記載のポリマーを含む、コンタクトレンズ。
【請求項154】
請求項150記載のポリマーを含む、コンタクトレンズ。
【請求項155】
80barrerより大きいDk及び水約10〜30重量%を含む、請求項154記載のコンタクトレンズ。
【請求項156】
眼科的用途に適切なポリマー性の成形品を製造する方法であり、
(a)第1の触媒の存在下に、ポリ(ジアルキルシロキサン)ジアルカノール及びジイソシアナート化合物を、該ジアルカノール及び該ジイソシアナートの反応を引き起こすに十分な条件下に接触させて、それにより第1の混合物を形成させる工程;
(b)該第1の混合物、ポリ(アルキレングリコール)、第2の触媒及び混合物を均一にするに十分な溶媒を接触させて、それにより第2の混合物を形成させる工程;
(c)該第2の混合物から十分な溶媒を留去し、固形分約40〜60重量%を有する第3の混合物を形成させる工程;
(d)該第3の混合物にイソシアナトアルキルメタクリラートを加え、それによりポリシロキサンマクロマーを含む第4の混合物を形成させる工程;
(e)該第4の混合物に3−メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(TRIS)、親水性モノマー、架橋剤及び光開始剤を加え、それにより第5の混合物を形成させる工程;
(f)該第5の混合物を成形用型へ導入する工程;及び
(g)該第5の混合物に十分な照射をし、そこに含まれている重合しうる材料を共重合させ、それにより該ポリマー性材料をポリマー性の成形品にする工程を含む方法。
【請求項157】
該ポリマー性の成形品がコンタクトレンズである、請求項156記載の方法。
【請求項158】
(a)ジラウリン酸ジブチルスズの存在下に、ポリ(ジメチルシロキサン)ジアルカノール及びイソホロンジイソシアナートを、該ジアルカノール及び該ジイソシアナートの反応を引き起こすに十分な条件下に接触させて、それにより第1の混合物を形成させる工程;
(b)該第1の混合物を、ポリ(エチレングリコール)、ジラウリン酸ジブチルスズ及び混合物を均一にするに十分な溶媒と接触させて、それにより第2の混合物を形成させる工程;
(c)該第2の混合物から十分な溶媒を留去し、固形分約40〜60重量%を有する第3の混合物を形成させる工程;
(d)該第3の混合物にイソシアナトエチルメタクリラートを加え、それによりポリシロキサンマクロマーを含む第4の混合物を形成させる工程;
(e)該第4の混合物に3−メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、2−ヒドロキシエチルメタクリラート、エチレングリコールジメタクリラート及び光開始剤を加え、それにより第5の混合物を形成させる工程;
(f)該第5の混合物を成形用型へ導入する工程;及び
(g)十分の照射をし、該ポリシロキサンマクロマー、TRIS、HEMA及びEGDMAを共重合させ、それにより該ポリマー材料を成形ポリマー製品にする工程を含む、請求項156記載の方法。

【公開番号】特開2010−20330(P2010−20330A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−191836(P2009−191836)
【出願日】平成21年8月21日(2009.8.21)
【分割の表示】特願2008−152780(P2008−152780)の分割
【原出願日】平成8年3月22日(1996.3.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(597011463)ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト (942)
【出願人】(305039998)コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼイション (92)
【Fターム(参考)】