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長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体及びその用途
説明

長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体及びその用途

【課題】毛髪化粧料の成分として使用された場合に、すべり感、しっとり感、やわらかさ等の化粧特性をバランスよく毛髪へ付与することのできる変性シリコーンを提供すること。
【解決手段】アミノ基を有し、且つ、側鎖に特定の長鎖炭化水素基、好ましくは特定の長鎖アルキル基、を有する一方で、鎖末端に当該特定の長鎖炭化水素基を有さない共変性オルガノポリシロキサン。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長鎖炭化水素基及びアミノ基含有基により変性されたオルガノポリシロキサン及びその用途、特に化粧料、とりわけ毛髪化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧料に配合される変性シリコーンとして、これまでに様々なものが知られており、例えば、高重合度シリコーン、アミノ変性シリコーン等が広く使用されている。また、両末端長鎖アルキル変性シリコーンも報告されており、毛髪化粧料への配合が提案されている。
【0003】
例えば、特開2004−143858号公報、特開2004−143859号公報、及び、特開2011−132217号公報には、両末端長鎖アルキル基とアミノ基を有するオルガノポリシロキサンが開示されており、当該オルガノポリシロキサンを毛髪化粧料に配合しうることが記載されている。
【0004】
また、特開2005−132764号公報には、アルキル/アラルキル/アリール変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体を含む毛髪化粧料が開示されており、毛髪に滑らかさ、しっとり感等を付与すると記載されているが、シリコーン主鎖上のアルキル基の鎖長は短い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−143858号公報
【特許文献2】特開2008−143859号公報
【特許文献3】特開2011−132217号公報
【特許文献4】特開2005−132764号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特開2004−143858号公報、特開2004−143859号公報、及び、特開2011−132217号公報に記載の両末端長鎖アルキル基とアミノ基を有するオルガノポリシロキサンは、すべり感、しっとり感、やわらかさ等の化粧特性をバランスよく毛髪へ付与することが困難であり、特に、ブリーチ処理、染毛処理を受けたダメージを有する毛髪への化粧特性の付与の点で不十分である。
【0007】
また、特開2005−132764号公報に記載のアルキル/アラルキル/アリール変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体は、シリコーン主鎖上のアルキル基の鎖長が短いために、やはり、毛髪への化粧特性の付与の点で改善の余地が存在する。
【0008】
本発明は、上記の既存技術の問題点に鑑みて為されたものであり、毛髪化粧料の成分として使用された場合に、すべり感、しっとり感、やわらかさ等の化粧特性をバランスよく毛髪へ付与することのできる変性シリコーンを提供することを目的とする。特に、本発明は、ダメージを受けた毛髪であっても、塗布時、すすぎ時の適度なすべり、乾燥後のすべり、並びに、乾燥後のしっとり感を共に付与することができる変性シリコーンを提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明の目的は、一般式(1):

MDD'D''M (1)

{式中、
Mは、式:RSiO1/2で表わされる末端封鎖単位であり、
Dは、式:RSiO2/2で表わされる二官能性シロキシ単位であり、
D'は、式:RSiO2/2で表わされる二官能性シロキシ単位であり、
D''は、式:RSiO2/2で表わされる二官能性シロキシ単位であり、
は、それぞれ独立して、水素原子、R−又はRO−(Rは、炭素原子数1〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基を表わす)を表し、
は、それぞれ独立して、アミノ基含有基を表わし、
は、それぞれ独立して、炭素原子数16〜50の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基を表わし、
aはそれぞれ独立して0〜3の整数を表し、bはそれぞれ独立して0〜3の整数を表し、a+bは3であり、
xは10〜2,000の数を表し、yは0〜50の数を表し、zは1〜100の数を表し、
但し、y=0のとき、少なくとも一方のMにおけるbは1〜3の整数であり、2又は1が好ましい}で表わされる長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体によって達成される。
【0010】
本発明の長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体は、滴定法で求めた全原子質量に占めるアミノ基に由来する窒素原子質量の割合が0.01〜3%であることが好ましい。
【0011】
前記Rであるアミノ基含有基は一般式(2):

−R−(N(R)RNR (2)

(式中、
及びRは、それぞれ独立して、炭素原子数1〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の2価炭化水素基を表し、
、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、又は、炭素原子数1〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基を表し、但し、R、R及びRのいずれか1以上は水素原子であり、R及びRは、一緒になって、炭素原子数2〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の2価環状炭化水素基を形成してもよく、
cは0〜6の整数を表す)で表されるものが好ましい。前記一般式(2)中のcは0又は1が好ましい。
【0012】
例えば、前記Rであるアミノ基含有基は、2−アミノエチル基、3−アミノプロピル基、6−アミノヘキシル基、N−シクロヘキシル−3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、又は、N−(2−アミノエチル)−3−アミノイソブチル基であることができる。
【0013】
前記Rは、それぞれ独立して、平均炭素原子数24〜45の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基であることが好ましい。
【0014】
本発明は、前記長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体及び少なくとも1種の油剤を含む油性組成物にも関する。
【0015】
また、本発明は前記長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体又は前記油性組成物を水中に乳化して得られるエマルジョン組成物にも関する。
【0016】
そして、本発明は、前記長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体、前記油性組成物、又は、前記エマルジョン組成物を含む化粧料にも関する。
【0017】
本発明の化粧料は、前記共重合体に加えて、少なくとも1種の(B)油剤を更に含むことができる。
【0018】
本発明の化粧料は、少なくとも1種の(C)界面活性剤を更に含むことができる。
【0019】
本発明の化粧料は、少なくとも1種の(D)アルコールを更に含むことができる。
【0020】
本発明の化粧料は毛髪化粧料であることが好ましい。
【0021】
本発明の毛髪化粧料は、毛髪洗浄用化粧料、毛髪コンディショニング用化粧料、毛髪スタイリング用化粧料、又は、染毛用化粧料の形態であることができる。
【0022】
本発明の毛髪洗浄用化粧料は、少なくとも1種の(C1)アニオン性界面活性剤、及び、少なくとも1種の(E1)カチオン性水溶性高分子を更に含有することが好ましい。
【0023】
本発明の毛髪コンディショニング用化粧料は、少なくとも1種の(B1)高級アルコール、及び、少なくとも1種の(C2)カチオン性界面活性剤を含有することが好ましい。
【0024】
本発明の化粧料は、液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル状、ムース状又はスプレー状であることが好ましい。
【発明の効果】
【0025】
本発明の長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体は、毛髪化粧料の成分として使用された場合に、すべり感、しっとり感、やわらかさ等の化粧特性をバランスよく毛髪へ付与することができる。特に、ダメージを受けた毛髪であっても、塗布時、すすぎ時の適度なすべり、乾燥後のすべり、並びに、乾燥後のしっとり感を共に付与することができる。
【0026】
したがって、前記長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体を含む本発明の化粧料は、優れた化粧特性をバランスよく毛髪に付与することができ、特に、しっとり感とすべりを両立することで、既存技術で成しえなかったシルクのような感触を付与することができる。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明の長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体は、アミノ基を有し、且つ、側鎖に特定の長鎖炭化水素基、好ましくは特定の長鎖アルキル基、を有する一方で、鎖末端に当該特定の長鎖炭化水素基を有さない共変性オルガノポリシロキサンである。具体的には、本発明の共重合体は、一般式(1):

MDD'D''M (1)

{式中、
Mは、式:RSiO1/2で表わされる末端封鎖単位であり、
Dは、式:RSiO2/2で表わされる二官能性シロキシ単位であり、
D'は、式:RSiO2/2で表わされる二官能性シロキシ単位であり、
D''は、式:RSiO2/2で表わされる二官能性シロキシ単位であり、
は、それぞれ独立して、水素原子、R−又はRO−(Rは、炭素原子数1〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基を表わす)を表し、
は、それぞれ独立して、アミノ基含有基を表わし、
は、それぞれ独立して、炭素原子数16〜50の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基を表わし、
aは、それぞれ独立して、0〜3の整数を表し、好ましくは1〜3の整数を表し、より好ましくは2又は3であり、
bは、それぞれ独立して、0〜3の整数を表し、好ましくは0〜2の整数を表し、より好ましくは0又は1であり、
但し、a+bは3であり、
xは10〜2,000の数を表し、好ましくは250〜1,500の数を表し、より好ましくは300〜1,000の数を表し、
yは0〜50の数を表し、好ましくは0〜40の数を表し、より好ましくは0〜30の数を表し、
zは1〜100の数を表し、好ましくは3〜50の数を表し、より好ましくは5〜30の数を表し、
但し、y=0のとき、少なくとも一方のMにおけるbは1〜3の整数である}で表わされる。
【0028】
一般式(1)中のRである、炭素原子数1〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基は、特に限定されるものではないが、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリル基、ブテニル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基等のアリール基;ベンジル基等のアラルキル基;及び、これらの基の炭素原子に結合した水素原子が少なくとも部分的にフッ素等のハロゲン原子、又は、エポキシ基、グリシジル基、アシル基、カルボキシル基、アミノ基、メタクリル基、メルカプト基等を含む有機基で置換された基(但し、総炭素原子数は1〜8)が挙げられる。
【0029】
特に、Rは、脂肪族不飽和結合を有しない炭素原子数1〜8の一価炭化水素基又は一価フッ化炭化水素基であることが好ましい。Rに属する脂肪族不飽和結合を有しない一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基;ベンジル基のようなアラルキル基が例示され、一価フッ化炭化水素基は、トリフルオロプロピル基、ペンタフルオロエチル基等のパーフルオロアルキル基が例示される。工業的には、Rがメチル基、エチル基、又は、フェニル基であることが好ましく、特に、全てのRの90モル〜100%が、メチル基、エチル基、又は、フェニル基から選択される基であることが好ましい。
【0030】
本発明の長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体は、滴定法で求めた全原子質量に占めるアミノ基由来の窒素原子質量の割合が0.01〜3%であることが好ましく、0.05〜2%がより好ましく、0.08〜1.5%が更により好ましく、0.1〜0.5%が特に好ましい。ここで、本発明に係る長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体は、官能基Rにアミノ基が含まれており、水素原子で置換された窒素原子(−NH-)が、アミノ基由来の窒素原子として滴定される。
【0031】
前記滴定法は、以下のとおりである。
[アミノ基に由来する窒素原子質量%の滴定法]
清浄なビーカー(容量200mL)に、試料約0.5gを精秤し、イソプロピルアルコール15gとトルエン60gの混合液を加えて十分撹拌分散させた後、自動滴定装置を用いて0.1 mol/L塩酸溶液で滴定し消費された塩酸量から窒素原子質量%を算出する。
【数1】

【0032】
一般式(2)中のRであるアミノ基含有基としては、少なくとも1つのアミノ基を有する有機基であれば特に限定されるものではないが、一般式(2):

−R−(N(R)RNR (2)

(式中、
及びRは、それぞれ独立して、炭素原子数1〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の2価炭化水素基を表し、
、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、又は、炭素原子数1〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基を表し、但し、R、R及びRのいずれか1以上は水素原子であり、R及びRは、一緒になって、炭素原子数2〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の2価環状炭化水素基を形成してもよく、
cは0〜6の整数を表し、0又は1が好ましい)で表される基が好ましい。
【0033】
一般式(2)中のR及びRの2価炭化水素基は、特に限定されるものではないが、例えば、メチレン基、ジメチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基等の炭素原子数1〜8の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキレン基;ビニレン基、アリレン基、ブテニレン基、ヘキセニレン基、オクテニレン基等の炭素原子数2〜8のアルケニレン基;フェニレン基等の炭素原子数6〜8のアリーレン基;ジメチレンフェニレン基等の炭素原子数7〜8のアルキレンアリーレン基;及び、これらの基の炭素原子に結合した水素原子が少なくとも部分的にフッ素等のハロゲン原子、又は、カルビノール基、エポキシ基、グリシジル基、アシル基、カルボキシル基、アミノ基、メタクリル基、メルカプト基、アミド基、オキシアルキレン基等を含む有機基で置換された基が挙げられる。二価炭化水素基は、炭素原子数1〜8のアルキレン基であることが好ましく、炭素原子数1〜6のアルキレン基であることが好ましく、炭素原子数3〜5のアルキレン基がより好ましい。
【0034】
一般式(2)中のR、R及びRは水素原子または1価炭化水素基であり、R、R及びRのいずれか1以上は水素原子である。ここで、1価炭化水素基は、上記Rとしての1価炭化水素と同様であり、また、一般式(2)中の炭素原子数2〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の2価環状炭化水素基は、特に限定されるものではないが、例えば、ジメチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基等の炭素原子数2〜8の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキレン基;ビニレン基、アリレン基、ブテニレン基、ヘキセニレン基、オクテニレン基等の炭素原子数2〜8のアルケニレン基;及び、これらの基の炭素原子に結合した水素原子が少なくとも部分的にフッ素等のハロゲン原子、又は、カルビノール基、エポキシ基、グリシジル基、アシル基、カルボキシル基、アミノ基、メタクリル基、メルカプト基、アミド基、オキシアルキレン基等を含む有機基で置換された基が挙げられる。
【0035】
例えば、前記Rであるアミノ基含有基は、2−アミノエチル基、3−アミノプロピル基、6−アミノヘキシル基、N−シクロヘキシル−3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、又は、N−(2−アミノエチル)−3−アミノイソブチル基であることができる。N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、又は、N−(2−アミノエチル)−3−アミノイソブチル基が好ましい。
【0036】
一般式(1)中のRである、炭素原子数16〜50の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基は、特に限定されるものではないが、例えば、非置換炭化水素基としては、炭素原子数16〜50の、好ましくは炭素原子数20〜50の、より好ましくは炭素原子数24〜45の、更により好ましくは炭素原子数28〜40の、アルキル基、アルケニル基、アリール基又はアラルキル基が挙げられる。特に、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ベヘニル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノナコシル基、トリアコンチル基等のアルキル基等の飽和長鎖アルキル基が好ましい。一方、置換一価炭化水素基としては、これらの基の炭素原子に結合した水素原子が少なくとも部分的にフッ素等のハロゲン原子、又は、エポキシ基、グリシジル基、アシル基、カルボキシル基、アミノ基、メタクリル基、メルカプト基等を含む有機基で置換された基(但し、総炭素原子数は16〜50)が挙げられる。特に、炭素原子数16〜50の、好ましくは炭素原子数20〜50の、より好ましくは炭素原子数24〜45の、更により好ましくは炭素原子数28〜40のパーフルオロアルキル基、アミノアルキル基、アミドアルキル基、カルビノール基が好ましい。また、前記一価炭化水素基の炭素原子の一部はアルコキシ基で置換されていてもよく、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基が例示される。
【0037】
一般式(1)中のxとyの比率は、y/x=0.003〜0.1であってもよく、0.004〜0.05が好ましい。また、一般式(1)中のxとzの比率についても、z/x=0.003〜0.1であってもよい。
【0038】
本発明の長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体の25℃における粘度は、特に限定されるものではないが、5〜1,000,000mPa・sが好ましく、10〜800,000mPa・sがより好ましい。1,000,000mPa・s以下とすることで、共重合体が毛髪表面に不均一に塗布され、ばらつきのある重い感触となる可能性を抑制することができる。一方、5mPa・s以上とすることで、共重合体が毛髪に残留し、滑り性のある仕上がりをより実感することができる。
【0039】
本発明の長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体の粘度は、例えば、市販されている回転粘度計を使用して測定できる。市販の粘度計として、例えば、ブルックフィールド粘度計(米国ブルックフィールド社)、ビスメトロン粘度計(芝浦システム(株)製)が挙げられる。
【0040】
本発明の長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体は、例えば、
(a)珪素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン、及び、(b)反応性不飽和基を1分子中に1つ有する長鎖炭化水素化合物をヒドロシリル化反応させて得られたオルガノポリシロキサンと、(c)アミノ基含有有機ケイ素化合物との平衡化反応により得ることができる。成分(b)により一般式(1)におけるRが導入され、成分(c)により一般式(1)におけるRが導入される。
【0041】
(a)珪素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサンとしては、特に限定されるものではないが、例えば、下記一般式(3)

SiO−(RSiO)x’−(RHSiO)z’−SiR (3)

(式中、
Rは、上記のとおりであり、
x’は0〜2,000の数を表し、z’は1〜100の数を表す)で表わされる化合物を使用することができる。
【0042】
(b)反応性不飽和基を1分子中に1つ有する長鎖炭化水素化合物としては、特に限定されるものではないが、例えば、下記一般式(4)

R’−R’ (4)

(式中、
R’は、反応性不飽和基であり、
’は、炭素原子数14〜48の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基である)で表わされる化合物を使用することができる。
【0043】
R’しての反応性不飽和基は、炭素原子数2〜5の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の不飽和炭化水素基が好ましい。炭素原子数2〜5の不飽和炭化水素基としては、ビニル基、アリル基、ブテニル基等のアルケニル基を挙げることができる。ビニル基又はアリル基が好ましい。
【0044】
’としての、前記炭素原子数14〜48の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基は特に限定されるものではないが、例えば、非置換炭化水素基としては、炭素原子数14〜48の、好ましくは炭素原子数18〜48の、より好ましくは炭素原子数22〜43の、更により好ましくは炭素原子数26〜38の、アルキル基、アリール基又はアラルキル基が挙げられる。具体的には、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ベヘニル基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノナコシル基、トリアコンチル基等のアルキル基等の飽和長鎖アルキル基が好ましい。一方、置換一価炭化水素基としては、例えば、炭素原子数14〜48の、好ましくは炭素原子数18〜48の、より好ましくは炭素原子数22〜43の、更により好ましくは炭素原子数26〜38のパーフルオロアルキル基、アミノアルキル基、アミドアルキル基、カルビノール基が挙げられる。また、前記一価炭化水素基の炭素原子の一部がアルコキシ基で置換されていてもよく、アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基が例示される。
【0045】
(b)反応性不飽和基を1分子中に1つ有する長鎖炭化水素化合物としては、具体的には、炭素原子数16〜50のモノ不飽和炭化水素が好ましく、1−アルケンがより好ましい。1−アルケンとしては、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−ベヘネン、1−トリアコンテン等が例示される。
【0046】
ヒドロシリル化反応は、触媒の存在下で行うことが好ましく、白金、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム等の化合物を挙げることができ、その触媒活性が高いことから白金化合物が特に有効である。白金化合物の例としては、塩化白金酸;金属白金;アルミナ、シリカ、カーボンブラック等の坦体に金属白金を坦持させたもの;白金−ビニルシロキサン錯体、白金−ホスフイン錯体、白金−ホスファイト錯体、白金アルコラート触媒等の白金錯体を挙げることができる。触媒の使用量は、白金触媒を使用する場合、金属白金として0.5〜1000ppm程度である。
【0047】
(c)アミノ基含有有機ケイ素化合物は、少なくとも1つのアミノ基含有基を有する有機ケイ素化合物である限り特に限定されるものではないが、少なくとも1つのアミノ基含有基を有するシラン又は分子鎖末端又は側鎖の一部に少なくとも1つのアミノ基含有基を有するオルガノポリシロキサンが好ましい。前記アミノ基含有基は上記のとおりである。アミノ官能性有機基以外のケイ素原子に結合する基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基; フェニル基等のアリール基; メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基; 水酸基が挙げられる。これらの中でもメチル基が好ましい。アミノ基含有有機ケイ素化合物がオルガノポリシロキサンである場合、その分子構造は、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状又は環状であることが好ましい。またそのシロキサン重合度は、2〜1000の範囲であることが好ましく、3〜500の範囲がより好ましく、4〜300の範囲が特に好ましい。このような(c)成分としては、例えば、下記式で示されるシラン又はオルガノポリシロキサンが好ましく例示される。
【0048】
【化1】

(式中、Rは上記のとおりであり、Meはメチル基を表し、n1は1以上の数を表す)
【0049】
【化2】

(式中、Rは上記のとおりであり、Meはメチル基を表し、n2は3以上の数を表す)
【0050】
【化3】

(式中、R及びRは上記のとおりであり、Meはメチル基を表す)
【0051】
前記平衡化反応は触媒を使用することが好ましい。前記触媒としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウム等のアルカリ触媒、水酸化テトラメチルアンモニウム等の第4級アンモニウム触媒、水酸化テトラブチルホスホニウム等の第4級ホスホニウム触媒、及び、これら化合物のシラノレート類を使用することができる。
【0052】
更に反応終了後に触媒の失活を行うことが好ましい。前記アルカリ触媒の失活は、これと塩を形成する中和剤の添加によって行うことができる。係る中和剤は、例えばカルボン酸、無水カルボン酸、若しくは鉱酸であってよい。例えばメタンスルホン酸、酢酸、プロパン酸、n−オクタン酸、2−エチルヘキサン酸、n−ノナン酸、オレイン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、炭酸エステル、プロピレンカーボネート、無水酢酸、無水コハク酸、無水マレイン酸、又はオクテニルコハク酸無水物等を使用することができる。一方、前記第4級化合物触媒は、加熱分解とその後のストリッピングによって失活することができる。加熱は少なくとも100℃以上で行うことが好ましい。
【0053】
平衡化反応における前記触媒の添加量は、0.1〜1000ppmの範囲が好ましく、1〜500ppmの範囲がより好ましい。0.1ppm未満では反応が十分に進行せず、また、1000ppmを超える量では、その量に見合った効果が得られないおそれがある。平衡化反応温度は、反応が進行する温度であれば特に限定されるものではないが、通常50〜200℃の範囲で行われ、使用する前記(a)成分、前記(b)成分、触媒等に応じて、適宜反応温度が選択される。 平衡化反応により、低分子量のシロキサンが生成するので、必要に応じて、減圧下又は常圧下で、これらシロキサン成分を留去することが好ましい。
【0054】
成分(c)を使用する際、主鎖長調整のために、更に、(d−1)環状オルガノポリシロキサン、(d−2)トリメチルシロキシ基末端封鎖オルガノシロキサン、及び/又は、(d−3)OH末端封鎖オルガノシロキサンを使用することができる。なお、(d−1)、(d−2)及び/又は(d−3)成分を使用する場合は、前記式(3)におけるx’は0でもよい。
【0055】
(d−1)環状オルガノポリシロキサンとしては、例えば、下記一般式
【化4】

(式中、Rは上記のとおりであり、n3は3〜8の数を表す)で表わされるものを使用することができる。(d−1)環状オルガノポリシロキサンとしては、具体的には、オクタメチルシクロテトラシロキサン等が挙げられる。
【0056】
(d−2)トリメチルシロキシ基末端封鎖オルガノシロキサンとしては、例えば、下記一般式
【化5】

(式中、Rは上記のとおりであり、n4は0以上の数を表す)で表わされるものを使用することができる。
【0057】
(d−3)OH末端封鎖オルガノシロキサンとしては、下記一般式
【化6】

(式中、Rは上記のとおりであり、n5は1以上の数を表す)で表わされるものを使用することができる。
【0058】
更に、本発明の長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体は、水酸基を有するオルガノシロキサン類の縮合反応によっても得ることができる。例えば、OH末端を有するジメチルポリシロキサンと、長鎖炭化水素基又はアミノ基含有基により変性され、かつ水酸基を有するオルガノシランまたオルガノポリシロキサンとを、公知の縮合反応触媒下で反応させる製法が例示される。なお、本発明の長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体は、導入官能基による変性率や、反応のコントロールのしやすさ、主鎖の重合度を維持できる等の利点から、特に、前記の成分(a)〜(c)を用いた、ヒドロシリル化反応及び平衡反応により得ることが好ましい。
【0059】
このようにして得られた本発明の長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体は、そのままで、少なくとも1種の油剤(後述する)を当該共重合体と共に含む油性組成物として、又は、当該共重合体若しくは当該油性組成物を水中に乳化して得られるエマルジョン組成物として使用することができ、特に、化粧料用原料として好適である。
【0060】
本発明の化粧料は、前記長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体、少なくとも1種の油剤を当該共重合体と共に含む油性組成物として、又は、当該共重合体若しくは当該油性組成物を水中に乳化して得られるエマルジョン組成物を含む。
【0061】
本発明の化粧料は、前記長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体(以下(A)成分と称することがある)を必須に含む。したがって、本発明の化粧料は、前記(A)共重合体又はその組成物により一般にもたらされる耐水性、化粧持ち等の化粧特性に優れるのみならず、すべり感、しっとり感等の使用感にも優れている。前記(A)成分の配合量は特に限定されるものではないが、例えば、本発明の化粧料の0.001〜30重量(質量)%とすることができ、0.01〜20重量(質量)%が好ましく、0.1〜10重量(質量)%がより好ましい。
【0062】
本発明の化粧料は、例えば、皮膚洗浄用化粧料、スキンケア用化粧料、メイクアップ用化粧料、制汗剤、脱臭剤、紫外線防御製品等の皮膚用化粧料;毛髪洗浄用化粧料、毛髪コンディショニング用化粧料、毛髪スタイリング用化粧料、染毛用化粧料等の毛髪化粧料;、及び、浴用化粧料等の製品に使用することができる。
【0063】
前記皮膚用化粧料は、頭皮、顔面(口唇、眉毛、頬を含む)、手指、爪、全身のいずれの部位についても用いることができる。具体的には、クレンジングジェル、クレンジングクリーム、クレンジングフォーム、クレンジングミルク、クレンジングローション、洗顔クリーム、アイメークアップリムーバー、洗顔フォーム、液体石鹸(ボディソープ)、ハンドソープ、ゲル状石鹸、固形石鹸、フェイシャルリンス、ボディリンス、シェービングクリーム、除光液、アクネ対策化粧料等の皮膚洗浄用化粧料;肌用クリーム、頭皮用トリートメント、スキンミルク、ミルクローション、乳液、化粧水、保湿液、美容液、フェイシャルパック、ボディパウダー、エッセンス、シェービングローション、マッサージ料、等のスキンケア用化粧料;ファンデーション、リキッドファンデーション、油性ファンデーション、メークアップベース、白粉、フェースパウダー、リップスティック、リップクリーム、練紅、リップグロス、アイシャドウ、アイライナー、アイクリーム、眉墨、まつげ化粧品、アイブローペンシル、アイブローブラッシュ、マスカラ、頬紅、頬化粧料(チークカラー、チークルージュ)、マニキュア、ペディキュア、ネイルカラー、ネイルラッカー、エナメルリムーバー、ネイルポリッシュ等のメイクアップ用化粧料;デオドラント等の制汗剤・脱臭剤;サンスクリーン剤、日焼け用薬剤(サンタン剤)等の紫外線防御製品が例示される。前記毛髪化粧料としては、具体的には、シャンプー、リンスインシャプー等の毛髪洗浄用化粧料;オイルリンス、クリームリンス、トリートメントリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント等の毛髪コンディショニング用化粧料;ヘアオイル、ヘアワックス、髪用カール保持剤、セット剤、ヘアクリーム、へアスプレー、ヘアリキッド、パーマネント剤等の毛髪スタイリング用化粧料;酸化染毛剤、毛髪脱色剤、一時染毛剤等の染毛用化粧料、ヘアカラースプレー、ヘアカラーリンス、ヘアカラースティック等の染毛用化粧料が例示される。前記浴用化粧料としては、バスオイル、バスソルト、フォームバスが例示される。
【0064】
本発明の化粧料を収容する容器については特に限定されるものではなく、ジャー、ポンプ、チューブ、ボトル、圧力缶吐出容器、耐圧エアゾール容器、遮光容器、コンパクト容器、金皿、スティック容器、繰り出し容器、噴霧容器、混合液吐出口を備えた仕切り付き容器等の任意の容器に充填することができる。チューブは、通常のシリコーン系製剤では分離が起きやすい傾向があるが、本発明の化粧料は相分離の傾向が抑制されており、安定性に優れるため、かかるチューブ容器に充填されても安定に保管することが可能であるというメリットがある。
【0065】
本発明の化粧料(及び前記油性組成物)は、(A)成分と共に化粧料の分野で公知の各種成分を混合することによって適宜調製することができる。以下、詳細に説明する。
【0066】
[油剤]
本発明の化粧料(及び前記油性組成物)は少なくとも1種の(B)油剤を含むことが好ましい。(A)成分と(B)油剤を併用することにより、例えば、感触の改善等を達成することができる。本発明における「油剤」は、化粧料の成分として一般に使用されるものであり、特に限定されるものではない。(B)油剤は、通常は5〜100℃、好ましくは25℃、で液状であるが、ワックスのような固形であってもよく、後述する高粘度且つ粘稠なガム状或いはペースト状であってもよい。(B)油剤は、その目的に応じて、1種類又は2種類以上を使用することができる。
【0067】
(B)油剤は(A)成分に分散することが好ましく、又は、相溶性を有するものが好ましく、(A)成分と(B)成分を混合した油相が均一又は均質に分散されていることが好ましい。特に、前記油相がゲル粒子を実質的に含まないことが好ましい。(B)油剤としては、特に限定がなく、任意の油剤を使用することがでいる。したがって、(B)油剤として、例えば、(B1)シリコーン系油剤、並びに、(B2)炭化水素油等の非シリコーン系油剤のいずれをも使用することができる。但し、親和性の点で、(B)成分としては、シリコーン系油剤が好ましい。
【0068】
(B1)シリコーン系油剤は一般には疎水性であり、その分子構造は、直鎖状、環状、分岐状のいずれであってもよい。又は、シリコーン系油剤の官能基は、メチル基又はヒドロキシル基であることが一般的であるが、これらの一部又は、全部を機能性官能基に置き換えた有機変性シリコーンであってもよい。これらの有機変性シリコーンは、(A)成分以外の有機変性シリコーンであって、本発明の化粧料に配合される成分である。有機変性シリコーンは、主鎖としてポリシロキサン結合の他に、アルキレン鎖、アミノアルキレン鎖又はポリエーテル鎖を有するものであってもよく、いわゆるブロック共重合体を含む。また、前記有機変性基は、ポリシロキサン鎖の側鎖又は末端の一方又は両方に有するものであってよい。具体的には、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、アミノ酸変性シリコーン、アクリル変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、アミドアルキル変性シリコーン、ポリアミド変性シリコーン、アミノグリコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、炭素原子数8〜30の高級アルキル変性シリコーン、ポリグリセリル変性シリコーン、グリセリル変性シリコーン、キシリトール変性シリコーン、糖アルコール変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、高級アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン樹脂を挙げることができる。
【0069】
直鎖状オルガノポリシロキサンとしては、例えば、下記一般式(5):
【化7】

(式中、
は、水素原子、水酸基、置換若しくは非置換の一価炭化水素基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、ポリオルガノシロキサン基で示される基から選択される基であり、
fは、0〜3の整数であり、g´は、0〜10,000の整数であり、l´は、0〜10,000の整数であり、但し、1≦g´+l´≦10,000である)で表わされるオルガノポリシロキサンを用いることができる。かかる直鎖状オルガノポリシロキサンの25℃における粘度は特に限定されないが、シリコーン油と呼ばれる通常0.65〜1,000,000mm/secの範囲のものから、シリコーンガムと呼ばれ超高粘度のものを含んでもよい。
【0070】
置換若しくは非置換の一価炭化水素基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基等の炭素原子数1〜30の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素原子数3〜30のシクロアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等の炭素原子数6〜30のアリール基;及びこれらの炭素原子に結合した水素原子が少なくとも部分的に、フッ素等のハロゲン原子、エポキシ基、アシル基、カルボキシル基、アミノ基、アミド基、(メタ)アクリル基、メルカプト基、カルビノール基、フェノール基等を含む有機基で置換した基が例示される。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等の炭素原子数1〜30のアルコキシ基が例示される。
【0071】
具体的なシリコーン油としては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(2mPa・sや6mPa・s等の低粘度から100万mPa・s等の高粘度、更にはガム状の超高粘度のジメチルシリコーン)、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルフェニルポリシロキサン,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジフェニルポリシロキサン,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体,トリメチルペンタフェニルトリシロキサン、フェニル(トリメチルシロキシ)シロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルアルキルポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン・メチルアルキルシロキサン共重合体,分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチル(3,3,3−トリフルオロプロピル)シロキサン共重合体α,ω−ジエトキシポリジメチルシロキサン、高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、ジメチコノール、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−オクチルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−ドデシルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメチル−3−ヘキサデシルトリシロキサン、トリストリメチルシロキシメチルシラン、トリストリメチルシロキシアルキルシラン、テトラキストリメチルシロキシシラン、テトラメチル−1,3−ジヒドロキシジシロキサン、オクタメチル−1,7−ジヒドロキシテトラシロキサン、ヘキサメチル−1,5−ジエトキシトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン等の低分子量のものや、両末端トリメチルシリル基封鎖ジメチルポリシロキサン、、α,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサン等が例示される。
【0072】
本発明の化粧料においては、1,000,000mm/s以上の、シリコーンガムと称される、超高粘度ではあるが流動性を有するものもシリコーン油として好適に使用することができる。シリコーンガムは、超高重合度の直鎖状ジオルガノポリシロキサンであり、シリコーン生ゴムやオルガノポリシロキサンガムとも称されている。シリコーンガムは、その重合度が高いため、測定可能な程度の可塑度を有する点で、上記の油状シリコーン類と区別される。これらのシリコーンガムは、そのまま、或いは油状シリコーンに分散させた液状のガムディスパージョン(シリコーンガムのオイル分散物)として、本発明にかかる化粧料に配合することができる。
【0073】
このようなシリコーン生ゴムとしては、ジアルキルシロキシ単位(D単位)を有する置換又は非置換のオルガノポリシロキサン、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノポリシロキサン、メチルフロロアルキルポリシロキサン等、又は、それらの微架橋構造を有したもの等が挙げられ、代表例として、一般式:R10(CHSiO{(CHSiO}s{(CH)R12SiO}tSi(CH10(式中、R12はビニル基、フェニル基、炭素数が6〜20のアルキル基、炭素数3〜15のアミノアルキル基、炭素数3〜15のパーフロロアルキル基、炭素数3〜15の4級アンモニウム塩基含有アルキル基から選択される基であり、末端基R10は、炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基、ビニル基、炭素数3〜15のアミノアルキル基、水酸基及び炭素数1〜8のアルコキシ基から選択される基である。また、s=2,000〜6,000、t=0〜1,000、s+t=2,000〜6,000)で示されるものがある。中でも、重合度3000〜20000のジメチルポリシロキサン生ゴムが好ましい。また、分子の側鎖又は末端に3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピル基等を有するアミノ変性メチルポリシロキサン生ゴムが好ましい。また、本発明において、シリコーンガムは必要に応じて1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。
【0074】
シリコーンガムは、超高重合度であるため、毛髪に対する残留性に優れ、通気性に優れた保護膜を形成する。このため、特に毛髪に艶と光沢を与え、使用中及び使用後に髪全体に張りとコシのある質感を付与することができる成分である。
【0075】
シリコーンガムの配合量は、例えば、化粧料全体の0.05〜30重量(質量)%の範囲であり、好適には1〜15重量(質量)%の範囲である。なお、シリコーンガムは予め乳化工程(乳化重合も含む)を経て調製された乳化組成物として使用すれば配合がしやすく、本発明の化粧料に安定に配合することができる。シリコーンガムの配合量が前記下限未満では、特有の感触や毛髪に対する光沢付与効果が不十分となるおそれがある。
【0076】
環状オルガノポリシロキサンとしては、例えば、下記一般式(6):
【化8】

(式中、
は、上記と同様であり、
mは、0〜8の整数であり、
nは、0〜8の整数であり、但し、3≦m+n≦8である)で表わされるオルガノポリシロキサンを用いることができる。
【0077】
環状オルガノポリシロキサンとしては、ヘキサメチルシクロトリシロキサン(D3)、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)、デカメチルシクロペンタシロキサン(D5)、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン(D6)、1,1−ジエチルヘキサメチルシクロテトラシロキサン、フェニルヘプタメチルシクロテトラシロキサン、1、1−ジフェニルヘキサメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラビニルテトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラシクロヘキシルテトラメチルシクロテトラシロキサン、トリス(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリメチルシクロトリシロキサン、1,3,5,7−テトラ(3−メタクリロキシプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(3−アクリロキシプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(3−カルボキシプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(3−ビニロキシプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(p−ビニルフェニル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ[3−(p−ビニルフェニル)プロピル]テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(N−アクリロイル−N−メチル−3−アミノプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テトラ(N,N−ビス(ラウロイル)−3−アミノプロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン等が例示される。
【0078】
分岐状オルガノポリシロキサンとしては、例えば、下記一般式(7):
【化9】

(式中、
は、上記と同様であり、
pは1〜4の整数であり、
qは0〜500の整数である)
で表されるオルガノポリシロキサンのような揮発性を有する低分子のものから、シリコーン樹脂と呼ばれる液状、固形状のものを使用することができる。
【0079】
分岐状オルガノポリシロキサンとしては、メチルトリストリメチルシロキシシラン、エチルトリストリメチルシロキシシラン、プロピルトリストリメチルシロキシシラン、テトラキストリメチルシロキシシラン、フェニルトリストリメチルシロキシシランの低分子のもの、分岐状オルガノポリシロキサンとして高度の分岐状構造、網状構造又は籠状構造を有するシリコーン樹脂を使用してもよい。少なくともモノオルガノシロキシ単位(T単位)及び/又はシロキシ単位(Q単位)を有するシリコーン樹脂が好ましい。これらの分岐単位を有するシリコーン樹脂は網目構造を有しており、髪等に塗布した場合に均一な皮膜を形成し、乾燥及び低温に対する保護効果を与える。更に、これらの分岐単位を有するシリコーン樹脂は、髪等にしっかりと密着し、髪等に艶と透明感を与えることができる。
【0080】
以下、有機変性シリコーンとして特に好ましい高級アルキル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン樹脂、及び、ポリアミド変性シリコーン樹脂について説明する。高級アルキル変性シリコーンは室温でワックス状であり、油性固形化粧料の基材の一部として有用な成分である。したがって、本発明の化粧料において好適に使用することができる。このような高級アルキル変性シリコーンワックスとしては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル長鎖アルキルポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン・メチル長鎖アルキルシロキサン共重合体,分子鎖両末端長鎖アルキル変性ジメチルポリシロキサン等が挙げられる。これらの市販品としては、AMS−C30 Cosmetic Wax、2503 Cosmetic Wax等(米国ダウコーニング社製)が挙げられる。
【0081】
(A)成分は長鎖炭化水素基を有するために高級アルキル変性シリコーンワックスの分散特性に優れており、したがって、長期保存安定性に優れた化粧料を得ることができる。また、化粧料の成形性も優れている。特に、粉体を含む系において、高級アルキル変性シリコーンワックスの分離が発生しにくいという品質上の利点を有し、且つ、保形強度に優れ、塗布時に滑らかで均一に伸びる化粧料を提供することができる。
【0082】
本発明の化粧料においては、高級アルキル変性シリコーンワックスは、化粧持ち効果及び高温安定性の点から、融点が60℃以上であることが好ましい。
【0083】
アルキル変性シリコーン樹脂は、化粧料に皮脂耐久性、保湿性、肌理細やかな感触を付与する成分であり、室温でワックス状のものを好適に使用することができる。例えば、特表2007−532754号公報に記載されているシルセスキオキサン樹脂ワックスが好ましく挙げられる。これらの市販品としては、SW−8005 C30 RESIN WAX等(米国ダウコーニング社製)が挙げられる。
【0084】
(A)成分は、高級アルキル変性シリコーンワックスと同様に、アルキル変性シリコーン樹脂ワックスを化粧料中に均一に分散することができる。更に、かかるアルキル変性シリコーン樹脂ワックスを含有する油相を、任意に他の界面活性剤と共に、安定に乳化することができ、毛髪に対するコンディショニング効果等を改善し、しっとりとした感触を付与することができる。
【0085】
ポリアミド変性シリコーンとしては、例えば、米国特許5981680号(特開2000−038450号公報)や特表2001−512164号公報中に記載されているシロキサンベースのポリアミド化合物が例示され、市販品としては2−8178 Gellant、2−8179 Gellant等(米国ダウコーニング社製)が挙げられる。かかるポリアミド変性シリコーンは、油性原料、特にシリコーン油の増粘/ゲル化剤としても機能する。
【0086】
ポリアミド変性シリコーンを(A)成分と併用すると、本発明の化粧料は、毛髪等に塗布した場合に、伸びとおさまりが良く、安定感と密着性に更に優れるものになる。また、艶のある透明感と優れた光沢を付与し、油性原料を含む化粧料全体の粘度や硬さ(柔軟性)を適宜調整することが可能となり、全体的に油っぽさ(油っぽいベタベタした感触)を抑制できるという品質上の利点がある。更に、(A)成分の使用により香料、粉体等の分散安定性が改善されるため、例えば、均一且つきめ細かい化粧感が長時間にわたって持続する特徴がある。
【0087】
(B2)非シリコーン系油剤は、(B2−1)高級アルコール、(B2-2)炭化水素油、(B2-3)脂肪酸エステル油、(B2−4)高級脂肪酸、油脂、フッ素系油剤が代表的であり、本発明においては特に限定されるものではないが、高級アルコール、炭化水素油、脂肪酸エステル油、高級脂肪酸が好ましく、高級アルコールが特に好ましい。これらの油剤は、(A)成分に対して優れた相溶性、分散性を示すので、本発明の化粧料組成物中に安定に配合でき、(A)成分の効果を補い、それぞれに特有の効果を補強することができる。
【0088】
(B2−1)高級アルコールは、例えば、炭素原子数10〜30の高級アルコールである。前記高級アルコールは、飽和又は不飽和の一価脂肪族アルコールであって、その炭化水素基の部分は直鎖状、分岐状のいずれであっても構わないが、直鎖状であることがより好ましい。炭素原子数10〜30の高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、シトステロール、フィトステロール、ラノステロール、ラノリンアルコール、水素添加ラノリンアルコール等が挙げられる。なお、本発明においては、単独で融点40〜80℃の高級アルコールを用いるか、或いは、融点が40〜70℃になるように複数の高級アルコールの組み合わせることが好ましい。かかる高級アルコール類は、界面活性剤とともに、αゲルと呼ばれる会合体を形成し、製剤の粘度を増粘させ、エマルジョンを安定化する働きを有するため、化粧料の基剤として、特に有用である。なお、(B)油剤として既述した有機変性シリコーンの中で、特にモノハイドロジェンヘプタメチルトリシロキサンにウンデセニルアルコールを変性させて得た高級アルコール変性シリコーンは油剤としての側面に加え、αゲル会合体形成のための、高級アルコールとしての側面を有しており、感触改善等の目的で必要に応じて組み合わせて使うことができる。
【0089】
(B2−2)炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、ワセリン、n−パラフィン、イソパラフィン、イソドデカン、イソヘキサデカン、ポリイソブチレン、水素化ポリイソブチレン、ポリブテン、オゾケライト、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、ポリエチレン・ポリピロピレンワックス、スクワラン、スクワレン、プリスタン、ポリイソプレン等が例示される。
【0090】
(B2−3)脂肪酸エステル油としては、例えば、オクタン酸ヘキシルデシル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオイレイン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリエチルヘキサン酸ジトリメチロールプロパン、(イソステアリン酸/セバシン酸)ジトリメチロールプロパン、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、モノイソステアリン酸水添ヒマシ油、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソセチル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸エチル、オレイン酸オクチルドデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、コハク酸ジオクチル、ステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジブチルオクチル、パリミチン酸セチル、パルミチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、N − ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル) 、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイルサルコシンイソプロピル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソステアリル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール、ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール、ネオデカン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸2−ブチル−2−エチル−1、3−プロパンジオール、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、水素添加ロジンペンタエリスリチル、トリエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル、ノナイソステアリン酸ポリグリセリル−10 、デカ( エルカ酸/イソステアリン酸/リシノレイン酸)ポリグリセリル−8、(ヘキシルデカン酸/セバシン酸)ジグリセリルオリゴエステル、ジステアリン酸グリコール(ジステアリン酸エチレングリコール)、ダイマージリノール酸ジイソプロピル、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、ダイマージリール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、ダイマージリノール酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシアルキルダイマージリノレイルエーテル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸) グリセリル、水添ロジントリグリセリド(水素添加エステルガム)、ロジントリグリセリド(エステルガム)、ベヘン酸エイコサン二酸グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル、酢酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、硬質ラノリン脂肪酸コレステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、エルカ酸オクチルドデシル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、アボカド油脂肪酸エチル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、等が例示される。ラノリン及びラノリン誘導体も脂肪酸エステル油として使用できる。
【0091】
(B2−4)高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等が挙げられる。
【0092】
(B)油剤として、シリコーン系油剤及び非シリコーン系油剤を併用してもよい。両者を併用することにより、シリコーン油特有のさっぱりとした感触に加えて、水分を保持し、本発明の化粧料に皮膚又は毛髪が潤うような保湿感(「しっとりした感触」ともいう)や滑らかな感触を付与することができ、しかも、化粧料の経時安定性を損なわないという利点がある。更に、炭化水素油及び/又は脂肪酸エステル油とシリコーン油を含有する化粧料は、これらの保湿成分(炭化水素油及び/又は脂肪酸エステル油)を肌上又は毛髪上により安定且つ均一な状態で塗布することができるので、保湿成分の肌上の保湿効果が向上する。したがって、非シリコーン系油剤(炭化水素油、脂肪酸エステル油等)のみを含む化粧料に比して、非シリコーン系油剤と共にシリコーン系油剤を含む化粧料は、より滑らかでしっとりした感触を付与することができるという利点がある。
【0093】
本発明では、上記の油剤以外にも、油脂類、高級脂肪酸、フッ素系油等を(B)油剤として使用してもよく、また、これらを2種類以上併用してもよい。特に植物由来の油脂類は、天然物由来の健康的なイメージを与え、保湿性、毛髪への馴染みの良さ等に優れることから本発明の化粧料に好適に使用される。
【0094】
油脂としては、天然動植物油脂類及び半合成油脂として、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、牛脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、オリーブスクワラン、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、水添ホホバエステル、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール) 、モノオレイルグリセリルエーテル(セラキルアルコール)、卵黄油等が挙げられる。但し、POE はポリオキシエチレンを意味する。
【0095】
フッ素系油としては、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等が挙げられる。
【0096】
本発明の化粧料中の(B)油剤の配合量は特に限定されるものではないが、0.1〜90重量(質量)%の範囲内で配合することが好ましく、0.5〜70重量(質量)%がより好ましく、1〜50重量(質量)%が更により好ましく、5〜25重量(質量)%が特に好ましい。
【0097】
また、本発明の化粧料(及び前記油性組成物)中の(B)油剤と(A)成分との配合比、(B)/(A)の重量比は、0.01〜100の範囲にあることが好ましく、0.1〜50のであることがより好ましい。これは、(B)成分の配合量が多くなりすぎると(A)成分の効果が低下するためである。
【0098】
本発明の化粧料は少なくとも1種の(C)界面活性剤を含むことが好ましい。(C)界面活性剤の種類は限定されるものではないが、(C1)アニオン性界面活性剤、(C2)カチオン性界面活性剤、(C3)ノニオン性界面活性剤、(C4)両性界面活性剤、及び、(C5)半極性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種とすることができる。
【0099】
(C1)アニオン性界面活性剤としては、飽和又は不飽和脂肪酸塩(例えば、ラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、リノレン酸ナトリウム等)、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸(例えば、ヘキシルベンゼンスルホン酸、トクチルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸等)及びその塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、オクチルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ドデシルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、アルキルスルホネート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、α−アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキル又はアルケニルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、スルホコハク酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、アラニン誘導体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体が例示される。塩としてはナトリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、トリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩、更にはアンモニウム塩が挙げられる。
【0100】
(C2)カチオン性界面活性剤としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化牛脂アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジオクチルジメチルアンモニウム、塩化ジ(POE)オレイルメチルアンモニウム(2EO)、塩化ベンザルコニウム、塩化アルキルベンザルコニウム、塩化アルキルジメチルベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、ラノリン誘導四級アンモニウム塩、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、塩化ステアロイルコラミノホルミルメチルピリジニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化トール油アルキルベンジルヒドロキシエチルイミダゾリニウム、ベンジルアンモニウム塩が例示される。
【0101】
(C3)ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸ジエステル類、ポリオキシアルキレン樹脂酸エステル類、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油類、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレンフェニルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルエステル類、ポリオキシアルキレンアルキルエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキルエーテル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグルコシド類、ポリオキシアルキレン脂肪酸ビスフェニルエーテル類、ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリグリセリル変性シリコーン、グリセリル変性シリコーン、フッ素系界面活性剤、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテルが例示される。ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリグリセリル変性シリコーン、グリセリル変性シリコーンは、アルキル分岐、直鎖シリコーン分岐、シロキサンデンドリマー分岐等が親水基と同時に必要に応じ施されていているものも好適に用いることができる。
【0102】
なお、(B)油剤として既述した有機変性シリコーンは油剤としての側面に加え、その構造によっては、ノニオン系乳化剤としての側面を有している。すなわち、分子内に親水性部分と疎水性部分を有するポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリグリセリル変性シリコーン、グリセリル変性シリコーン、キシリトール変性シリコーン、糖アルコール変性シリコーン等の有機変性シリコーン油はノニオン系界面活性剤としての機能を有している。更に、(A)成分自身もそのその機能を有している。これらは、(C3)ノニオン性界面活性剤の安定性を向上させる助剤として機能して、製剤全体としての安定性を改善できる場合があるので、併用することができる。特に毛髪化粧料においては、水溶性のポリエーテル変性シリコーン(直鎖ブロックABn型ポリエーテル変性シリコーン、直鎖ブロックABn型アミノポリエーテル変性シリコーン等を含む)、ポリグリセリル変性シリコーン、グリセリル変性シリコーン、キシリトール変性シリコーン、糖アルコール変性シリコーン等は、濯ぎ時に髪に滑らかな指通り性を付与することができ、感触向上の点でも好適に配合できる。
【0103】
(C4)両性界面活性剤としては、イミダゾリン型、アミドベタイン型、アルキルベタイン型、アルキルアミドベタイン型、アルキルスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、カルボベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸型、アミドアミノ酸型両性界面活性剤が例示される。具体的には、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン型両性界面活性剤;ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルベタイン等のアルキルベタイン型両性界面活性剤;ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 、牛脂脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 、硬化牛脂脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミドベタイン型両性界面活性剤;ヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタイン等のアルキルスルホベタイン型両性界面活性剤;ラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン等のアルキルヒドロキシスルホベタイン型両性界面活性剤;ラウリルヒドロキシホスホベタイン等のホスホベタイン型両性界面活性剤;N−ラウロイル−N’−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−オレオイル−N’−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−ココイル−N’−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−ラウロイル−N’−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンカリウム、N−オレオイル−N’−ヒドロキシエチル− N’−カルボキシメチルエチレンジアミンカリウム、N−ラウロイル−N−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−オレオイル−N−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−ココイル−N−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチルエチレンジアミンナトリウム、N−ラウロイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンモノナトリウム、N−オレオイル−N−ヒドロキシエチル−N’.N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンモノナトリウム、N−ココイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンモノナトリウム、N−ラウロイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンジナトリウム、N−オレオイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンジナトリウム、N−ココイル−N−ヒドロキシエチル−N’,N’−ジカルボキシメチルエチレンジアミンジナトリウム等のアミドアミノ酸型両性界面活性剤が例示される。
【0104】
(C5)半極性界面活性剤としては、アルキルアミンオキサイド型界面活性剤、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド、アルキルヒドロキシアミンオキサイド等が例示され、炭素数10〜18のアルキルジメチルアミンオキサイド、炭素数8〜18のアルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキサイド等が好ましく用いられる。具体的には、ドデシルジメチルアミンオキサイド、ジメチルオクチルアミンオキサイド、ジエチルデシルアミンオキサイド、ビス−(2−ヒドロキシエチル)ドデシルアミンオキサイド、ジプロピルテトラデシルアミンオキサイド、メチルエチルへキサデシルアミンオキサイド、ドデシルアミドプロピルジメチルアミンオキサイド、セチルジメチルアミンオキサイド、ステアリルジメチルアミンオキサイド、タロウジメチルアミンオキサイド、ジメチル−2−ヒドロキシオクタデシルアミンオキサイド、ラウリルジメチルアミンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、イソステアリルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アルキルジメチルアミンオキシド、カプリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、イソステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、オレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、リシノレイン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、12−ヒドロキシステアリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ヒマシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドエチルジメチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドエチルジメチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドエチルジエチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドエチルジエチルアミンオキシド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジエチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド、ミリスチン酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド、及びヤシ脂肪酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドが例示される。
【0105】
本発明の化粧料中の(C)界面活性剤の配合量は特に限定されるものではないが、洗浄特性の改善のために、例えば、化粧料組成物の0.1〜90重量(質量)%の範囲内で配合することができ、1〜50(質量)%の範囲が好ましい。洗浄性の観点からは、5〜25重量(質量)%の界面活性剤を配合することが更に好ましい。
【0106】
[アルコール]
本発明の化粧料は少なくとも1種の(D)アルコールを更に含むことが好ましい。(D)アルコールとしては、1種又は2種以上の多価アルコール及び/又は低級一価アルコールを用いることができる。低級アルコールとしては、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、t−ブタノール、sec−ブタノール等が例示され、エタノールが好ましい。多価アルコールとしては、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ジブチレングリコール、ペンチルグリコール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等の2価アルコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール等の3価アルコール、ペンタエリスリトール、キシリトール等の4価以上の多価アルコール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、マルトトリオース、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解物、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等の糖アルコールが挙げられる。更に、これら低分子多価アルコールのほかに、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等の多価アルコール重合体等が例示される。中でも、1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコールが特に好ましい。
【0107】
(D)アルコールの配合量は、本発明の化粧料全体の0.1〜50重量(質量)%の範囲が好適である。アルコールは化粧料の保存安定性を改善する目的で、化粧料全体の5〜30重量(質量)%程度配合することができ、本発明の好ましい実施の一形態である。
【0108】
[水溶性高分子]
本発明の化粧料は少なくとも1種の(E)水溶性高分子を含むことが好ましい。(E)水溶性高分子は、所望の剤形の化粧料を調製し、毛髪等に対する感触、コンディショニング効果の改善等の化粧料の使用感を向上させる目的で配合される。
【0109】
(E)水溶性高分子としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、両性、カチオン性、アニオン性、非イオン性、水膨潤性粘土鉱物のいずれであっても用いることができ、1種類又は2種類以上の(E)水溶性高分子を併用することもできる。これらの(E)水溶性高分子は、含水成分の増粘効果を有するため、特にゲル状の含水毛髪化粧料、油中水型エマルジョン毛髪化粧料、水中油型エマルジョン毛髪化粧料を得る場合に有用である。
【0110】
天然の水溶性高分子としては、例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙げられる。また、半合成の水溶性高分子としては、例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられる。合成の水溶性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル系高分子、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー(CARBOPOL 940, 941;日本ルーブリゾール社)等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール20,000、ポリエチレングリコール6,000、ポリエチレングリコール4,000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、PEG/PPGメチルエーテル等の共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が例示される。水膨潤性粘土鉱物は無機系水溶性高分子であって、三層構造を有するコロイド含有ケイ酸アルミニウムの一種であり、具体的には、ベントナイト、モンモリロナイト、パイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、無水ケイ酸が例示され、これらは天然物及び合成物のいずれであってもよい。
【0111】
毛髪化粧料に好適に配合できる成分として、特に、(E1)カチオン性の水溶性高分子を挙げることができる。(E1)カチオン性水溶性高分子としては、具体的に、第4級窒素変性ポリサッカライド(例えば、カチオン変性セルロース、カチオン変性ヒドロキシエチルセルロース、カチオン変性グアーガム、カチオン変性ローカストビーンガム、カチオン変性デンプン等)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム誘導体(例えば、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム等)、ビニルピロリドン誘導体(例えば、ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体塩、ビニルピロリドン・メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン・塩化メチルビニルイミダゾリウム共重合体等)、メタクリル酸誘導体(例えば、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸2−ヒドロキシエチル共重合体、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体等)が例示される。
【0112】
また、毛髪化粧料に好適に配合できる成分として、(E2)両性の水溶性高分子を挙げることができる。(E2)両性水溶性高分子としては、具体的には、両性化デンプン、塩化ジメチルジアリルアンモニウム誘導体(例えば、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体)、メタクリル酸誘導体(例えば、ポリメタクリロイルエチルジメチルベタイン、(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)コポリマー、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキル共重合体等)が例示される。
【0113】
本発明の化粧料における(E)水溶性高分子の配合量は当該化粧料の種類及び目的に応じて適宜選択することができるが、化粧料に対して、0.01〜5.0重量(質量)%の範囲が好ましく、特に優れた使用感を得るには、0.1〜3.0重量(質量)%の範囲がより好ましい。水溶性高分子の配合量が前記上限を超えると、化粧料の種類によっては、毛髪等に対してごわごわした感触が残る場合があり、前記下限未満では、増粘効果、コンディショニング効果等の有利な技術的効果が十分に実現できない場合がある。
【0114】
[増粘剤・ゲル化剤]
本発明の化粧料は少なくとも1種の(F)増粘剤・ゲル化剤を更に含むことが好ましい。水系の増粘、ゲル化剤としては前記した(E)成分の水溶性高分子が好ましく用いられる他、油溶性の増粘・ゲル化剤としては、例えば、アルミニウムステアレート、マグネシウムステアレート、ジンクミリステート等の金属セッケン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、α、γ−ジ−n−ブチルアミン等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体等が挙げられる。これらは必要に応じて1種又は2種以上用いることができる。
【0115】
(F)増粘剤・ゲル化剤として、有機変性粘土鉱物を使用してもよい。有機変性粘度鉱物は、前記油溶性増粘剤・ゲル化剤と同様に、油剤の増粘・ゲル化剤として用いることができる。かかる有機変性粘土鉱物としては、例えば、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリナイトクレー、ジメチルアルキルアンモニウムヘクトライト、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム処理ケイ酸アルミニウムマグネシウム等が挙げられる。これらの市販品としては、ベントン27(ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロライド処理ヘクトライト: ナショナルレッド社製)、ベントン38(ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド処理ヘクトライト: ナショナルレッド社製)等がある。
【0116】
なお、(B)油剤として既述した有機変性シリコーンは油剤としての側面に加え、その構造によっては、(F)増粘剤・ゲル化剤としての側面を有している。具体的には、既述のポリアミド変性シリコーン(例えば、東レ・ダウコーニング社製2−8178Gellant)、後述の架橋性オルガノポリシロキサン、アミノ酸誘導体セグメント含有シロキサンポリマー(例えば、特開2002-080599)、シリル化シリカ(例えば、東レ・ダウコーニング社製VM−2260、VM−2270)、高重合ポリエーテル変性シリコーン(例えば、東レ・ダウコーニング社製BY11−030)、高重合キシリトール変性シリコーン、高重合ポリグリセリル変性シリコーン(例えば、特開2011-126854)等がある。
【0117】
本発明の化粧料における(F)増粘剤・ゲル化剤の使用量は、特に限定されるものではないが、例えば、油剤100重量(質量)部に対して、0.5〜50重量(質量)部となる範囲が好ましく、1〜30重量(質量)部となる範囲がより好ましい。化粧料全体に占める割合としては、0.01〜30重量(質量)%が好ましく。0.1〜20重量(質量)%がより好ましく、1〜10重量(質量)%が更により好ましい。
【0118】
本発明の化粧料中の油剤を増粘又はゲル化することにより、化粧料の粘度や固さを適度とし、その外観、配合性、使用感を向上することができ、また所望の剤型・化粧料の形態で実施することができる。一例として、ペースト状又はゲル状の化粧料剤型が挙げられる。(F)増粘剤・ゲル化剤を使用すると、全体的に油っぽさ(油っぽいベタベタした感触)を更に抑制し、また、保持性を更に改善できるという品質上の利点がある。
【0119】
[粉体]
本発明の化粧料は(G)粉体を更に含むことができる。本発明における「粉体」は、化粧料の成分として一般に使用されるものであり、白色及び着色顔料、並びに、体質顔料を含む。白色及び着色顔料は化粧料の着色等に使用され、一方、体質顔料は、化粧料の感触改良等に使用される。本発明における(G)粉体としては、化粧料に通常使用される白色及び着色顔料、並びに、体質顔料を特に制限なく使用することができる。1種類又は2種類以上の粉体を配合することが好ましい。
【0120】
(G)粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、紡錘状等)、粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、及び、粒子構造(多孔質、無孔質等)は何ら限定されるものではないが、平均一次粒子径が1nm〜100μmの範囲にあることが好ましい。
【0121】
(G)粉体としては、例えば、無機粉体、有機粉体、界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)、有色顔料、パール顔料、金属粉末顔料等が挙げられ、更に、これらを複合化したものも使用することができる。具体的には、無機粉体としては、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン等;有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、シリコーンパウダー、ポリメチルシルセスキオキサン球状粉体、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、デンプン末、ラウロイルリジン等;界面活性剤金属塩粉体 としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等;有色顔料としては、ベンガラ、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等のタール系色素をレーキ化したもの、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等の天然色素をレーキ化したもの等;パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、雲母チタン、酸化鉄処理雲母チタン、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウム、金、銀、銅、白金、ステンレス等の金属粉末が挙げられる。
【0122】
更に、これらの(G)粉体は、その一部又は全部が撥水化処理、親水化処理等の表面処理を施されていることが特に好ましい。なお、これらの粉体同士を複合化してもよい。また、一般油剤、(A)成分以外のシリコーン化合物、フッ素化合物、界面活性剤、増粘剤等で表面処理が施されたものも使用することができ、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
【0123】
撥水化処理は、特に限定されるものではないが、(G)粉体を各種の撥水化表面処理剤で処理することが挙げられ、例えばメチルハイドロジェンポリシロキサン処理、シリコーンレジン処理、シリコーンガム処理、アクリルシリコーン処理、フッ素化シリコーン処理等のオルガノシロキサン処理;ステアリン酸亜鉛処理等の金属石鹸処理;シランカップリング剤処理、アルキルシラン処理等のシラン処理;パーフルオロアルキルシラン、パーフルオロアルキルリン酸エステル塩、パーフルオロポリエーテル処理等のフッ素化合物処理;N-ラウロイル-L-リジン処理等のアミノ酸処理;スクワラン処理等の油剤処理;アクリル酸アルキル処理等のアクリル処理等が挙げられ、これらの2種以上を組み合わせて使用することも可能である。
【0124】
(G)粉体としてシリコーンエラストマー粉体を使用することもできる。シリコーンエラストマー粉体は、主としてジオルガノシロキシ単位(D単位)からなる直鎖状ジオルガノポリシロキサンの架橋物であり、側鎖若しくは末端に珪素結合水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと側鎖若しくは末端にアルケニル基等の不飽和炭化水素基を有するジオルガノポリシロキサンを、ヒドロシリル化反応触媒下で架橋反応させることによって好適に得ることができる。シリコーンエラストマー粉体は、T単位及びQ単位からなるシリコーン樹脂粉体に比して、柔らかく、弾力があり、また、吸油性に優れるため、肌上の油脂を吸収し、化粧崩れを防ぐことができる。
【0125】
シリコーンエラストマー粉体は、球状、扁平状、不定形状等種々の形状を取りうる。シリコーンエラストマー粉体は油分散体の形態であってもよい。本発明の化粧料には、粒子形状を有するシリコーンエラストマー粉体であり、電子顕微鏡を用いた観察による一次粒子径及び/又はレーザー回析/散乱法で測定された平均一次粒子径が0.1〜50μmの範囲に入り、且つ、一次粒子の形状が球状のシリコーンエラストマー粉体を好適に配合することができる。シリコーンエラストマー粉体を構成するシリコーンエラストマーは、JIS K 6253「加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法」のタイプAデュロメータによる硬さが80以下のものが好ましく、65以下のものがより好ましい。
【0126】
なお、シリコーンエラストマー粉体は水分散液の形態として本発明の化粧料で使用することができる。このような水分散液の市販品としては、例えば東レ・ダウコーニング社製のBY 29−129、PF−2001 PIF Emulsion等が挙げられる。これらのシリコーンエラストマー粉体の水系分散体(=サスペンジョン)を配合することにより、本発明の化粧料、特に水中油型エマルジョン形態の化粧料の使用感を更に改善することができる。
【0127】
シリコーンエラストマー粉体はシリコーンレジン、シリカ等による表面処理が任意に施されていていてもよい。前記表面処理としては、例えば、特開平2−243612号公報、特開平8−12545号公報、特開平8−12546号公報、特開平8−12524号公報、特開平9−241511号公報、特開平10−36219号公報、特開平11−193331号公報、特開2000−281523号公報等に記載されているものが挙げられる。なお、シリコーンエラストマー粉体としては、「化粧料種別配合成分規格」収載の架橋型シリコーン末が該当する。シリコーンエラストマー粉体の市販品としては、例えば東レ・ダウコーニング社製のトレフィルE−506S、トレフィルE−508、9701 Cosmetic Powder、9702 Powder等が挙げられる。これらのシリコーンエラストマー粉体は表面処理がされていてもよく、表面処理剤の例としては、メチルハイドロジェンポリシロキサン、シリコーンレジン、金属石鹸、シランカップリング剤、シリカ、酸化チタン等の無機酸化物、パーフルオロアルキルシラン、パーフルオロアルキルリン酸エステル塩等のフッ素化合物が挙げられる。
【0128】
本発明の化粧料中の(G)粉体の配合量は、特に限定されるものではないが、化粧料全体の0.1〜50重量(質量)%の範囲が好適であり、1〜30重量(質量)%の範囲がより好適であり、5〜15重量(質量)%の範囲が更により好適である。
【0129】
[固形状シリコーン樹脂又は架橋性オルガノポリシロキサン]
本発明の化粧料は、(H)固形状シリコーン樹脂又は架橋性オルガノポリシロキサンを更に含むことができる。固形状シリコーン樹脂又は架橋性オルガノポリシロキサンは室温において水に対して全く溶解しないか、水100gに対する該成分の溶解度が1重量(質量)%未満であるような疎水性のものが好ましい。
【0130】
(H)固形状シリコーン樹脂とは、高度の分岐状構造、網状構造又は籠状構造を有するオルガノポリシロキサンであり、常温で固形状である。本発明の目的に反しない限り、通常化粧料に用いられるシリコーン樹脂であればいずれのものでも使用可能である。固形状シリコーン樹脂は、球状パウダー、燐片状パウダー、針状パウダー、平板フレーク状パウダー(一般に板状と理解される外観及び粒子のアスペクト比を有する板状パウダーを含む)等の粒子であってもよく、特に、後述するモノオルガノシロキシ単位(T単位)及び/又はシロキシ単位(Q単位)を含有するシリコーン樹脂パウダーが好適に用いられる。
【0131】
(A)成分と共に(H)固形状シリコーン樹脂を配合した場合、(B)油剤との相溶性及び均一分散性が改善されると共に、(H)固形状シリコーン樹脂の配合に伴う塗布部分への均一な密着性といった使用感の改善効果が得られる点で有用である。
【0132】
(H)固形状シリコーン樹脂には、例えば、トリオルガノシロキシ単位(M単位)(オルガノ基はメチル基のみ、メチル基とビニル基若しくはフェニル基である)、ジオルガノシロキシ単位(D単位)(オルガノ基はメチル基のみ、メチル基とビニル基若しくはフェニル基である)、モノオルガノシロキシ単位(T単位)(オルガノ基はメチル基、ビニル基、又はフェニル基である)及びシロキシ単位(Q単位)の任意の組み合わせからなるMQ樹脂、MDQ樹脂、MTQ樹脂、MDTQ樹脂、TD樹脂、TQ樹脂、TDQ樹脂がある。更には、トリメチルシロキシケイ酸、ポリアルキルシロキシケイ酸、ジメチルシロキシ単位含有トリメチルシロキシケイ酸、アルキル(パーフルオロアルキル)シロキシケイ酸が例示される。これらのシリコーン樹脂は油溶性であり、揮発性シリコーンに溶解しうるものが特に好ましい。
【0133】
特にフェニル基の含有量の高い高屈折率のフェニルシリコーン樹脂(例えば、東レ・ダウコーニング社製の217 Flake resin等)は、容易にフレーク状のシリコーン樹脂パウダーとすることができ、毛髪化粧料に配合した場合、髪に輝きのある透明感を付与することができる。
【0134】
(H)架橋性オルガノポリシロキサンは、オルガノポリシロキサン鎖が、ポリエーテル単位、炭素原子数4〜20のアルキレン単位又はオルガノポリシロキサン単位からなる架橋性成分等との反応により3次元的に架橋した構造のものが好ましい。
【0135】
(H)架橋性オルガノポリシロキサンは、具体的には、珪素結合水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、分子鎖の両末端に不飽和結合を有するポリエーテル化合物、分子中に1を超える二重結合を有する不飽和炭化水素、分子中に1を超える二重結合を有するオルガノポリシロキサンを付加反応させることにより得ることができる。ここで、架橋性オルガノポリシロキサンは、未反応の珪素結合水素原子、フェニル基等の芳香族炭化水素基、オクチル基等の炭素原子数6〜30の長鎖アルキル基、ポリエーテル基、カルボキシル基、前記のカルボシロキサンデンドリマー構造を有するシリルアルキル基等の修飾性官能基を有していても有していなくてもよく、希釈・性状等の物理的形態や製法等によらず制限なく使用できる。
【0136】
一例として、かかる架橋性オルガノポリシロキサンは、SiO単位、HSiO1.5単位、RbSiO1.5単位、RbHSiO単位、RbSiO単位、RbSiO0.5単位及びRbHSiO0.5単位(ここで、Rは脂肪族不飽和基を除く、置換若しくは非置換の炭素数1〜30の一価炭化水素基であり、Rbの一部は炭素数8〜30の一価炭化水素基である)からなる群から選択された構造単位で構成され、且つ、珪素原子に結合した水素原子を平均で1.5個以上分子中に含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、分子鎖両末端に不飽和炭化水素基を有するポリオキシアルキレン化合物、ポリグリセリン化合物若しくはポリグリシジルエーテル化合物等であるポリエーテル化合物、一般式:CH=CH−C2r−CH=CH(式中、rは0〜26の整数である)で表わされるα,ω−ジエンである不飽和炭化水素、又は、SiO単位、(CH=CH)SiO1.5単位、RcSiO1.5単位、Rc(CH=CH)SiO単位、RcSiO単位、RcSiO0.5単位及びRc(CH=CH)SiO0.5単位、(ここでRcは脂肪族不飽和基を除く置換若しくは非置換の炭素数1〜30の一価炭化水素基である)からなる群から選択された構造単位で構成され、且つ、分子中にケイ素原子に結合したビニル基を平均で1.5個以上含有するオルガノポリシロキサンから選ばれる架橋性成分とを付加反応させることにより得ることができる。なお、未反応の珪素原子結合水素原子に対して付加反応により、前記修飾性官能基を導入することができる。例えば、未反応の珪素原子結合水素原子を有する架橋性オルガノポリシロキサンに対して、1−ヘキセンを反応させることで、C6アルキル基であるヘキシル基が導入される。
【0137】
このような架橋性オルガノポリシロキサンであれば、希釈・性状等の物理的形態や製法等によらず制限なく使用できるが、特に好ましいものとしては米国特許第5654362号中に記載されているα,ω−ジエン架橋シリコーンエラストマー(市販品としては、DC 9040 Silicone Elastomer Blend, DC 9041 Silicone Elastomer Blend, DC 9045 Silicone Elastomer Blend, DC 9046 Silicone Elastomer Blend、米国ダウコーニング社製)が挙げられる。同様に、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物として、INCI名(International Nomenclature Cosmetic Ingredient labeling names)で(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(PEG-8〜30/C6〜C30アルキルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/C6〜C30アルキルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ポリグリセリン)クロスポリマー等が挙げられる。
【0138】
ポリエーテル化合物により架橋されてなる、乳化性の架橋性オルガノポリシロキサンを成分として化粧料に配合した場合、(A)成分が分散剤として機能するので、均一な乳化系を形成できる利点がある。
【0139】
一方、オルガノポリシロキサン又はジエン等の不飽和炭化水素基により架橋されてなる、非乳化性の架橋性オルガノポリシロキサンを成分として毛髪化粧料に配合した場合、毛髪への密着感が改善される。更に、他の油剤との馴染みがよく、油系の全体が均一且つ安定に毛髪化粧料に配合することができる利点がある。
【0140】
(H)固形状シリコーン樹脂又は架橋性オルガノポリシロキサンは、その目的に応じて、1種類又は2種類以上を配合することができ、その目的及び配合の意図に応じて、化粧料全体の0.05〜25重量(質量)%の範囲内で配合することが好ましく、0.1〜15重量(質量)%の範囲内で配合することがより好ましい。
【0141】
[アクリルシリコーンデンドリマーコポリマー]
本発明の化粧料は、(I)アクリルシリコーンデンドリマーコポリマーを更に含むことができる。(I)アクリルシリコーンデンドリマーコポリマーは、カルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体であり、例えば、特許第4009382号公報(特開2000−063225号公報)中に記載されているビニル系重合体が、特に好ましく例示される。市販品としては、東レ・ダウコーニング社製のFA 4001 CM Silicone Acrylate、FA 4002 ID Silicone Acrylate等が挙げられるが、その側鎖等に炭素原子数8〜30、好適には炭素原子数14〜22の長鎖アルキル基を有するアクリルシリコーンデンドリマーコポリマーであってもよい。かかるアクリルシリコーンデンドリマーコポリマーは単独で配合した場合、優れた造膜性を有するため、本発明の化粧料に配合することにより、塗布部に強固な塗膜を形成することができ、耐皮脂性や耐摩擦性等の持続性が大幅に改善される。
【0142】
(A)成分(I)アクリルシリコーンデンドリマーコポリマーとを併用することにより、カルボシロキサンデンドリマー構造による強撥水性により、耐皮脂性等の表面保護特性が改善されると共に、毛穴等の凹凸を効果的に目立たなくできる利点がある。また、(A)成分は、(I)アクリルシリコーンデンドリマーコポリマーを他の油剤に好適に馴染ませるため、例えば、毛髪の劣化を長時間にわたって抑制できる利点がある。
【0143】
(I)アクリルシリコーンデンドリマーコポリマーの配合量は、その目的及び配合の意図に応じて適宜選択されるものであるが、化粧料全体の1〜99重量(質量)%の範囲内が好ましく、30〜70重量(質量)%の範囲内がより好ましい。
【0144】
[紫外線防御成分]
本発明の化粧料は、(J)紫外線防御成分を更に含むことができる。(J)紫外線防御成分は室温において水に対して全く溶解しないか、水100gに対する該成分の溶解度が1重量(質量)%未満であるような疎水性のものが好ましい。(J)紫外線防御成分は、紫外線を遮蔽乃至散乱する成分であり、無機系の紫外線防御成分と有機系の紫外線防御成分がある。本発明の化粧料が日焼け止め効果を有するべきものであれば、少なくとも1種の無機系又は有機系、特に有機系の紫外線防御成分を含有することが好ましい。
【0145】
無機系の紫外線防御成分は、前記の無機系の顔料粉体、金属粉末顔料等を紫外線散乱剤として配合するものであってもよく、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、低次酸化チタン、鉄ドープ酸化チタン等の金属酸化物、水酸化鉄等の金属水酸化物、板状酸化鉄、アルミニウムフレーク等の金属フレーク類、炭化珪素等のセラミック類が挙げられる。このうち、平均粒子径が1〜100nmの範囲にある、粒状、板状、針状又は繊維状の微粒子金属酸化物及び微粒子金属水酸化物から選ばれる少なくとも一種であることが特に好ましい。これらの粉末は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理(パーフルオロアルキルリン酸エステル処理やパーフルオロアルキルシラン処理、パーフルオロポリエーテル処理、フルオロシリコーン処理、フッ素化シリコーン樹脂処理が好ましい)、シリコーン処理(メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、気相法テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン処理が好ましい)、シリコーン樹脂処理(トリメチルシロキシケイ酸処理が好ましい)、ペンダント処理(気相法シリコーン処理後にアルキル鎖等を付加する方法)、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、シラン処理(片末端トリアルコキシ基変性オルガノポリシロキサン処理、アルキルシラン、やアルキルシラザン処理が好ましい)、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理(ステアリン酸やミリスチン酸塩が好ましい)、アクリル樹脂処理、金属酸化物処理、マイブリッド(MiBrid)処理(液状の表面処理剤と固形表面処理剤によるダブルコーティング)等がされていることが好ましく、これらの処理の複数で処理されていることが好ましい。例えば、微粒子酸化チタン表面を酸化ケイ素やアルミナ等の金属酸化物で被覆した後、アルキルシランで表面処理すること等が挙げられる。表面処理量は、粉体に対して総計で0.1〜50重量(質量)%の範囲にあることが好ましい。
【0146】
有機系の紫外線防御成分は一般に親油性であり、例えば、パラアミノ安息香酸(以下PABAと略す),PABAモノグリセリンエステル,N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル,N,N−ジエトキシPABAエチルエステル,N,N−ジメチルPABAエチルエステル,N,N−ジメチルPABAブチルエステル、2―[4―(ジエチルアミノ)―2―ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル(商品名:ユビナールAプラス)等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレート,メンチルサリシレート,ホモメンチルサリシレート,オクチルサリシレート,フェニルサリシレート,ベンジルサリシレート,p−イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート,エチル−4−イソプロピルシンナメート,メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート,エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート,メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート,プロピル−p−メトキシシンナメート,イソプロピル−p−メトキシシンナメート,イソアミル−p−メトキシシンナメート,オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート),2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート,シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート,エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート,2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート,グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート,3,4,5−トリメトキシ桂皮酸3−メチル−4−[メチルビス(トリメチルシロキシ)シリル]ブチル、ジメチコジエチルベンザルマロネート(商品名:パルソールSLX(INCI名:ポリシリコーン-15))等の桂皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン,2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン,2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン,2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン,2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン,2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン,2-ヒドロキシ−4メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩,4−フェニルベンゾフェノン,2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート,ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン,4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、3−(4’−メチルベンジリデン)-d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン、2,2’−メチレンビス(6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール){商品名:登録商標チノソルブM}等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、 2,4,6-トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−トリアジン」{INCI:オクチルトリアゾン}、2,4−ビス{[4−(2−エチル−ヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン {INCI:ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、商品名:登録商標チノソルブS}等のトリアジン系紫外線吸収剤、2−シアノ−3,3−ジフェニルプロパ−2−エン酸2−エチルヘキシルエステル{INCI:オクトクリレン}等が例示される。
【0147】
また、前記有機系の紫外線防御成分を疎水性のポリマー粉末中に含有したものを用いることも可能である。ポリマー粉末は中空であってもなくてもよく、平均一次粒子径は0.1〜50μmの範囲にあればよく、粒度分布はブロードであってもシャープであっても構わない。ポリマーの種類としてはアクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、シリコーン樹脂、ナイロン、アクリルアミド樹脂、シリル化ポリペプチド樹脂が例示される。有機系紫外線防御成分を0.1〜30重量(質量)%の範囲で含有するポリマー粉末が好ましく、特にUV−A吸収剤である4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンを含有するポリマー粉末が好ましい。
【0148】
本発明の化粧料において、好適に使用できる(J)紫外線防御成分は、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤及びトリアジン系紫外線吸収剤からなる群より選ばれる少なくとも1種である。これらの(J)紫外線防御成分は、汎用されており、入手が容易で、且つ、紫外線防御効果が高いため好適に使用することができる。特に、無機系と有機系の紫外線防御成分を併用することが好ましく、UV−Aに対応した紫外線防御成分とUV−Bに対応した紫外線防御成分を併用することが更に好ましい。
【0149】
本発明の化粧料において、(A)成分と(J)紫外線防御成分を併用することにより、化粧料全体の感触及び保存安定性を改善しつつ、(J)紫外線防御成分を化粧料中に安定に分散させることができるので、化粧料に優れた紫外線防御機能を付与することができる。
【0150】
本発明の化粧料においては、(J)紫外線防御成分を、化粧料全体に対して、合計で0.1〜40.0重量(質量)%の範囲で配合することが好ましく、0.5〜15.0重量(質量)%の範囲で配合することがより好ましい。
【0151】
[酸化染料]
本発明の化粧料を酸化染毛剤として用いる場合には、本発明の化粧料は(K)酸化染料を含むことができる。(K)酸化染料としては、酸化染料前駆体、カップラー等の酸化染毛剤に一般的に用いられるものを使用することができる。例えば、酸化染料前駆体としては、フェニレンジアミン類、アミノフェノール類、ジアミノピリジン類、及びそれらの塩酸塩、硫酸塩等の塩類等が挙げられる。具体的には、p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、トルエン−3,4−ジアミン、2,5−ジアミノアニソール、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−メチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン、6−メトキシ−3−メチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−2−メチル−p−フェニレンジアミン、N−エチル−N−(ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)−p−フェニレンジアミン、2−クロル−6−メチル−p−フェニレンジアミン、2−クロロ−p−フェニレンジアミン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2,6−ジクロル−p−フェニレンジアミン、2−クロル−6−ブロム−p−フェニレンジアミン等のフェニレンジアミン類;p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール、5−アミノサリチル酸、2−メチル−4−アミノフェノール、3−メチル−4−アミノフェノール、2,6−ジメチル−4−アミノフェノール、3,5−ジメチル−4−アミノフェノール、2,3−ジメチル−4−アミノフェノール、2,5−ジメチル−4−アミノフェノール、2−クロロ−4−アミノフェノール、3−クロロ−4−アミノフェノール等のアミノフェノール類;2,5−ジアミノピリジン等のジアミノピリジン類等及びそれらの塩類等を例示することができる。また、カップラーとしては、レゾルシン、m−アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、5−アミノ−o−クレゾール、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2,6−ジアミノピリジン、カテコール、ピロガロール、没食子酸、タンニン酸等及びそれらの塩類等を例示することができる。その他としては、「医薬部外品原料規格」(1991年6月発行,薬事日報社)に収載されているものも適宜、用いることもできる。また、上記した酸化染料前駆体及びカップラーは、これのうちの1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができ、少なくとも、酸化染料前駆体を用いることが好ましい。尚、酸化染料の含有量は、染毛性及び皮膚刺激等の安全性の観点から、組成物中、0.01〜10重量%程度が好ましい。
【0152】
本発明の化粧料をニ剤式の酸化染毛剤として用いる場合、第1剤中にアルカリ化剤及び(K)酸化染料(好ましくは更にカップラー)を含有させ、第2剤中に酸化剤を含有させ、使用時に第1剤と第2剤とを通常1:5〜5:1の割合で混合して使用すれば良い。
【0153】
本発明の化粧料を毛髪脱色剤として用いる場合には、本発明の化粧料は上記酸化剤を含むことができる。本発明の化粧料をニ剤式の毛髪脱色剤として用いる場合、第1剤中にアルカリ剤を含有させ、第2剤中に酸化剤を含有させ、使用時に第1剤と第2剤とを通常1:5〜5:1の割合で混合して使用すればよい。
【0154】
[直接染料]
本発明の化粧料を毛髪の一時染毛剤(例えば、ヘアマニキュア)として使用する場合には、本発明の化粧料は、(L)直接染料を含むことができる。(L)直接染料としては、例えば、ニトロ染料、アントラキノン染料、酸性染料、油溶性染料、塩基性染料等が挙げられる。ニトロ染料としては、HC青2、HC橙1、HC赤1、HC赤3、HC黄2、HC黄4等が挙げられる。アントラキノン染料としては、1-アミノ-4-メチルアミノアントラキノン、1,4-ジアミノアントラキノン等が挙げられる。酸性染料としては、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、赤色201号、赤色227号、赤色230号、赤色232号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、橙色205号、橙206号、橙色207号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色402号、黄色403号、黄色406号、黄色407号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、青色1号、青色2号、青色202号、青色205号、紫色401号、黒色401号、アシッドブルー1、アシッドブルー3、アシッドブルー62、アシッドブラック52、アシッドブラウン13、アシッドグリーン50、アシッドオレンジ6、アシッドレッド14、アシッドレッド35、アシッドレッド73、アシッドレッド184、ブリリアントブラック1等が挙げられる。油溶性染料としては、赤色215号、赤色218号、赤色225号、橙色201号、橙色206号、黄色201号、黄色204号、緑色202号、紫色201号、赤色501号、赤色505号、橙色403号、黄色404号、黄色405号、青色403号等が挙げられ、例えば、カラーリンス、カラートリートメント等に用いられる。塩基性染料としては、ベーシックブルー6、ベーシックブルー7、ベーシックブルー9、ベーシックブルー26、ベーシックブルー41、ベーシックブルー99、ベーシックブラウン4、ベーシックブラウン16、ベーシックブラウン17、ベーシックグリーン1、ベーシックレッド2、ベーシックレッド12、ベーシックレッド22、ベーシックレッド51、ベーシックレッド76、ベーシックバイオレット1、ベーシックバイオレット3、ベーシックバイオレット10、ベーシックバイオレット14、ベーシックバイオレット57、ベーシックイエロー57、ベーシックイエロー87、ベーシックオレンジ31等が挙げられる。これらのうち、酸性染料が好ましく、特に黄色4号、黄色203号、黄色403号、橙色205号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、赤色2号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色227号、青色1号、青色205号、紫色401号、黒色401号が好ましい。(L)直接染料は、1種以上を使用することができ、本発明の化粧料中の配合量は特に限定されるものではないが、組成物の全重量に対して0.005〜5重量(質量)%が好ましく、0.01〜2重量(質量)%がより好ましい。
【0155】
本発明の化粧料をパーマネント剤として用いる場合には、本発明の化粧料は上記還元剤及び酸化剤を含むことができる。本発明の化粧料をニ剤式のパーマネント剤として用いる場合、例えば、第1剤中に還元剤(好ましくは更にアルカリ化剤)を含有させ、第2剤中に酸化剤を含有させ、まず第1剤を使用して毛髪のジスルフィド結合を解離させ、その後、所望の形状にヘアスタイルを整え、更に、第2剤を使用して毛髪のジスルフィド結合を再生成してヘアスタイルを固定すればよい。
【0156】
[その他の成分]
本発明の化粧料には、本発明の効果を妨げない範囲で化粧料に通常使用されるその他の成分(M):例えば、有機樹脂、保湿剤、防腐剤、抗菌剤、香料、塩類、酸化剤又は酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、生理活性成分(美白剤、細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、アミノ酸類、核酸、ホルモン、包接化合物、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分、水、揮発性溶媒等を添加することができる。その他の成分は特に限定されるものではない。これらは1種を単独で、又は、2種以上を組み合わせて適宜使用することができる。これらの成分は、より具体的には、特開2011-149017の段落0100〜段落0116に開示された成分と共通する。また、本発明の化粧料には、ここに述べられた以外の化粧料成分、薬効成分を所望により配合できることは言うまでもない。
【0157】
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、トリクロサン、感光素、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン等のイソチアゾリノン化合物、ジメチルラウリルアミンオキシド、ジヒドロキシエチルラウリルアミンオキシド等のアミンオキシド類等が挙げられる。
【0158】
また、抗菌剤としては、アポラクトフェリン;レゾルシン等のフェノール系化合物;アイチュリン系ペプチド、サーファクチン系ペプチド、プロタミン又はその塩(硫酸プロタミン等)等の抗菌又は殺菌性塩基性タンパク質又はペプチド、ε−ポリリジン又はその塩等のポリリジン類、銀イオン、銅イオン等を生成可能な金属化合物である抗菌性金属化合物;プロテアーゼ、リパーゼ、オキシドレダクターゼ、カルボヒドラーゼ、トランスフェラーゼ、フィターゼ等の抗菌性酵素等が挙げられる。
【0159】
本発明の化粧料(及びエマルジョン組成物)は、水を含んでもよい。したがって、本発明の化粧料は、水中油型エマルジョン又は油中水型エマルジョン等のエマルジョンの形態をとることができる。この場合、本発明の化粧料は優れた乳化安定性及び使用感を示す。
【0160】
水は、人体に有害な成分を含有せず、清浄であればよく、水道水、精製水、ミネラルウォーターが例示される。また、本発明の化粧料、特にエマルジョン形態の化粧料において、水の配合量は、化粧料の2〜98重量(質量)%であることが好ましい。
【0161】
なお、本発明の化粧料には、その剤形及び目的に応じて、例えば、水以外に、軽質イソパラフィン、エーテル類、LPG、N−メチルピロリドン、次世代フロン等の揮発性溶媒を配合してもよい。
【0162】
(A)成分は、そのまま化粧料組成物中に配合してもよいし、また、予め水と(C)成分の界面活性剤を用いて乳化物(エマルジョン)として配合してもよい。また、(A)成分に加え、(B)成分の油剤、若しくはその一部を水と(C)成分の界面活性剤を用いてエマルジョンとして配合してもよい。エマルジョンの形態としては、配合する化粧料組成物の形態に合わせる必要があるが、例えば、洗浄料化粧料のように、水中油型エマルジョンの形態を有するものについては、同様に水中油型エマルジョンの形態として調製することで、そのまま配合することができる。この場合、(A)成分のエマルジョンの調製に用いられる(C)成分の界面活性剤は、配合系の安定性を維持すべく、適切なものを選択することが好ましい。(C)成分の界面活性剤は、複数の組合せであってもよく、イオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等、異なる性質のものを併用し、エマルジョンの安定性を確保する目的で用いることができる。
【0163】
乳化の形態は、水中油型エマルジョン又は油中水型エマルジョンのみならず、これらの多層エマルジョン又はマイクロエマルジョンであってもよい。なお、乳化の形態(水中油型又は油中水型)及びエマルジョンの粒子径は、所望の化粧料の種類に応じて適宜選択乃至調整することができる。
本発明の化粧料が水中油型エマルジョン形態の場合、当該化粧料の分散相は、(A)成分、若しくはそれに(B)油剤を加えたものを、(C)成分の、界面活性剤を用いて乳化されてなる粒子であり、その平均粒子径は、レーザー回折・散乱法等を用いた公知の測定装置により測定することができる。水中油型エマルジョン形態の化粧料は、測定される分散相の平均粒子径が0.1μm以下の透明なマイクロエマルジョンであってもよく、平均粒子径が4μmを超える大粒子径の白濁エマルジョンのいずれであってもよい。更に、エマルジョンの安定性や外観の透明性を改善する目的で、エマルジョン粒子を微細化することができる。特に、毛髪や皮膚への付着特性や使用感を改善する目的で、粒子径が0.5〜20μmのエマルジョンを選択することができ、且つ、好ましい。例えば、マイクロエマルジョンの場合には安定性が向上し、洗浄化粧料の場合には泡質が改善される。サブミクロン〜4μmの通常粒子系の場合には、汎用性に優れており、配合効果と安定性のバランスが良く、調製も容易である。また、数ミクロン以上、例えば4〜5μmの大粒子径の場合には、毛髪への付着性や使用感の向上が期待できる。
【0164】
水中油型エマルジョン又は油中水型エマルジョンの形態の本発明の化粧料(及びエマルジョン組成物)は、ホモミキサー、パドルミキサー、ヘンシェルミキサー、ホモディスパー、コロイドミル、プロペラ攪拌機、ホモジナイザー、インライン式連続乳化機、超音波乳化機、真空式練合機等の装置により、機械力を用いて当該化粧料の各成分を混合することにより製造することができる。
【0165】
エマルジョン形態の本発明の化粧料は(A)成分を必須に含んでおり、分散相の分散安定性に優れている。したがって、本発明の化粧料は経時安定性が高く、外観も均一であり、使用感にも優れる。
【0166】
本発明の化粧料は毛髪化粧料として好適に使用することができる。
【0167】
本発明の毛髪化粧料は、毛髪に適用される化粧料全てをその用途として含むものであるが、特に、既述のとおり、毛髪洗浄用化粧料、毛髪コンディショニング用化粧料、毛髪スタイリング用化粧料、染毛用化粧料に好適に使用される。
【0168】
毛髪洗浄化粧料とは、頭髪、頭皮を洗浄して清潔にする目的で使用される洗浄剤であるが、機能が多様化し、洗浄という基本機能に加えて、コンディショニング効果やフケ防止等の付加機能を有するものがあり、具体的には、シャンプー、コンディショニングシャンプー、フケ用シャンプー等が例示される。
【0169】
毛髪コンディショニング用化粧料とは、毛髪の損傷を隠蔽、修復したり、毛髪の損傷自身を保護、防止したりする機能を有する毛髪化粧料であり、毛髪洗浄直後に使用したり、乾燥後に使用する場合がある。具体的には、リンス、リンス一体型シャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアクリーム、ヘアートリートメント等が例示される。
【0170】
毛髪スタイリング用化粧料とは、毛髪の仕上げを目的とした化粧料で、毛髪を固定、セットする整髪を重視したタイプと毛髪の光沢、感触、質感、扱いやすさ等を改善するタイプに大別されるが、化粧料の多機能化、高機能化の進展により、両者の機能を併せ持った化粧料もあり、また、前記した毛髪コンディショニング用化粧料と機能的にオーバーラップする場合もある。具体的には、ヘアフォーム、ヘアスプレー、ヘアスタイリングローション、ヘアジェル、ヘアリキッド、ヘアオイル、ヘアワックス、ヘアブロー等が例示される。より詳細には、ヘアミスト、スーパーハードムース、スーパーハドジェル、スーパーハードスプレー、ハードムース、ハードジェル、ハードスプレー、ソフトスプレー、ソフトムース、ソフトジェル、ブローローション、ストレートローション、ストレートムース、ウォーター、ポマード、ヘアリキッド、ウェットジェル、ヘアワックス、ヘアクリーム、ヘアミルク、ウェービームース、スタイリングエッセンス等が挙げられる。
【0171】
染毛用化粧料とは、毛髪の表面に物理的、或いは化学的に作用して、毛髪を一時的、半永久的、又は永久的に着色するもので、カラースプレー、カラースティック、ヘアマニキュア、カラーローション、グロススプレー、マニキュアスプレー等が例示される。
【0172】
本発明の毛髪化粧料は、(A)成分を含有する限り、所望により、前記の全ての成分の任意の組み合わせを含むことができる。すなわち、本発明の毛髪化粧料組成物は、(A)成分と共に以下の(B)〜(M)の成分の任意の組み合わせを含むことができる。
【0173】
(B)油剤
(C)界面活性剤
(D)アルコール
(E)水溶性高分子
(F)増粘剤・ゲル化剤
(G)粉体
(H)固形状シリコーン樹脂又は架橋性オルガノポリシロキサン
(I)アクリルシリコーンデンドリマーコポリマー
(J)紫外線防御成分
(K)酸化染毛剤
(L)直接染料
(M)有機樹脂、保湿剤、防腐剤、抗菌剤、香料、塩類、酸化剤又は酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、生理活性成分(美白剤、細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、アミノ酸類、核酸、ホルモン、包接化合物、水、揮発性溶媒等
【0174】
(B)〜(M)の各成分の組み合わせの内で、本発明の毛髪化粧料に好ましい成分の組み合わせは、以下のとおりである:
(B)+{(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(B)+(C)+{(D)、(E)、(F)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(B)+(C)+(D)+{(E)、(F)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(B)+(C)+(E)+{(D)、(F)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(B)+(C)+(F)+{(D)、(E)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(B)+(C)+(D)+(E)+{(F)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種}
(B)+(C)+(D)+(F)+{(E)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種}
(B)+(C)+(D)+(E)+(F)+{(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種}

(C)+{(B)、(D)、(E)、(F)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(C)+(D)+{(B)、(E)、(F)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(C)+(E)+{(B)、(D)、(F)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(C)+(F)+{(B)、(D)、(E)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(C)+(D)+(E)+{(B)、(F)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(C)+(D)+(F)+{(B)、(E)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種};
(C)+(E)+(F)+{(B)、(D)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種}
(C)+(D)+(E)+(F)+{(B)、(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、(L)及び(M)からなる群から選択される少なくとも1種}

なお、本発明の毛髪化粧料は一般に水を含む。
【0175】
以下、毛髪に適用される化粧料の種類・用途に応じて、一般に好適な組み合わせ及びその配合目的を、例示により説明する。但し、本発明に係る毛髪化粧料はこれらの例示された構成に限定されるものではない。
【0176】
本発明の毛髪化粧料のうち、毛髪洗浄用化粧料は、(A)成分のほか、コンディショニング剤としての(B)油剤、同じくコンディショニング剤としての(E)水溶性高分子、起泡・洗浄基剤としての(C)界面活性剤、保湿・安定化剤としての(D)アルコール、並びに、水、pH調整剤、防腐剤等の(M)その他の成分を代表的な配合成分とする。洗浄効果等の点から、(C)成分のうち、(C1)アニオン性界面活性剤を用いることが一般に好適であり、(C3)ノニオン性界面活性剤及び(C4)両性界面活性剤から選択される1種類以上を併用することが特に好適である。また、(B)油剤としては、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン等の有機変性シリコーン、エステル油、ラノリン誘導体及び高級アルコール類から選択される1種類又は2種類以上が好適に用いられる。特に、アミノ変性シリコーンを毛髪へのコンディショニング効果から選択することも好適であり、当該変性シリコーンのアミノ当量等を適宜設計することができる。同様に、(E)成分のうち、(E1)カチオン性水溶性高分子を用いることがコンディショニング効果の点から特に好適である。特に、(A)成分を、(C1)アニオン性界面活性剤、及び、(E1)カチオン性水溶性高分子と併用した場合には、泡立ちや泡の感触に優れ、洗浄特性に優れ、かつ、毛髪洗浄後のウェット時、ドライ時それぞれにおいてきしみ感の無い、滑らかな指通り性を与えることができる利点がある。また、滑らかな指通り性を与える目的で、ポリエーテル変性シリコーン、直鎖ブロックABn型ポリエーテル変性シリコーン、直鎖ブロックABn型アミノポリエーテル変性シリコーン等の水溶性又はノニオン界面活性剤であるポリエーテル変性シリコーン類を配合することが好ましい。
【0177】
本発明の毛髪化粧料のうち、毛髪コンディショニング用化粧料は、(A)成分のほか、(B)油剤、特に(B2−1)高級アルコール、(C)界面活性剤、(D)アルコール、(E)水溶性高分子(例えば、水系の増粘剤として)、並びに、水、pH調整剤、防腐剤等の(M)その他の成分を代表的な配合成分とする。毛髪への付着特性の点から、(C)成分のうち、(C2)カチオン性界面活性剤を必須成分として用いることが一般に好適であり、塩化アルキルトリメチルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩又はステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド等のアルキルアミドアミンが特に好適に例示される。また、(B)油剤としては、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン等の有機変性シリコーン、エステル油、ラノリン誘導体及び高級アルコール類から選択される1種類又は2種類以上が好適に用いられる。特に高級アルコールの使用が界面活性剤とのα-ゲルの形成の点で好ましい。
【0178】
また、毛髪への残留特性及び毛髪へのコンディショニング効果の見地からシリコーン類の使用が好ましく、高重合度のジメチルポリシロキサン又はアミノ変性シリコーンをから選択することも好適である。特に好適には、シリコーンガムである高重合度のシリコーン類の使用が好適である。当該変性シリコーンのアミノ当量等は適宜設計することができる。また、これらのシリコーン類の乳化等を目的として、カチオン界面活性剤以外の(C3)ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選択される1種類以上を併用することが特に好適である。好ましくは(E)水溶性高分子を配合してもよい。この場合、(E)成分は、カチオン性水溶性高分子以外の水溶性高分子が好適に例示でき、グァーガム等の天然の水溶性高分子、ヒドロキシエチルセルロース等の半合成の水溶性高分子を用いることがコンディショニング効果の点から特に好適である。一方、(A)成分を、(B2−1)高級アルコール、及び、(C2)カチオン性界面活性剤と併用した場合には、毛髪コンディショニング用化粧料は、ウェット時、ドライ時それぞれにおいてきしみ感の無い、滑らかな指通り性を与え、ドライ時には指や櫛通り性が滑らかで、しっとりとした感触でありながら、不快なベトツキ感がなく、更には、毛髪に柔軟性のあるまとまり感を与えることができる。更に、本発明の毛髪コンディショニング用化粧料は、これらの効果の持続性に優れるものである。
【0179】
毛髪化粧料のうち、毛髪スタイリング用化粧料は、(A)成分のほか、(B)油剤、(C)界面活性剤、(E)水溶性高分子を代表的な配合成分とする。本発明の毛髪スタイリング用化粧料は油性原料を基材とするものであっても、水性原料を基材とする(すなわち、(M)水をキャリアとするもの)であっても特に制限されるものではない。本発明の毛髪スタイリング用化粧料としては、(B)成分として油剤を含有することが好適であり、液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル状、ムース状及びスプレー状から選択される剤形に応じて、組成及び配合成分が決定される。本発明の(A)成分を配合した場合、ドライ時には指や櫛通り性が滑らかで、毛髪に柔軟性のあるまとまり感を与え、かつ、これらのスタイリング効果の持続性に優れるものである。
【0180】
なお、室温(25℃)でワックス状又はガム状を呈する高粘度の(B)油剤、及び、室温で液状の(B)油剤を併用することが好ましく、室温で5,000 mPa・s以上(より好適には、10,000mPas〜固形状)の高粘度油剤と、室温で5,000 mPa・s未満(より好適には0.65〜3,000mPas)の低粘度油剤を併用することが特に好ましい。また、(E)成分としては、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子とその他の水溶性高分子の併用することも好適である。
【0181】
毛髪化粧料のうち、染毛用化粧料は、(A)成分のほか、(K)酸化染料及び(L)直接染料から選択される1種類以上の毛髪染毛成分を含有するものであり、特に、(A)成分を、これらの毛髪染毛成分と併用することにより、染毛成分の分散性、安定性を改善することができ、髪上の色持ち及び発色を良くし、色むらを解消するため、髪が美しく染め上がる利点がある。また、(L)直接染料を用いた場合には、所望により、比較的容易に洗い流すことができるという利点がある。
【0182】
本発明の化粧料の形態は特に限定されるものではなく、エマルジョン以外に、液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル状、粉末状、多層状、ムース状、スプレー状、シート状のいずれの形態もとることができる。
【実施例】
【0183】
以下に、本発明に関して実施例を挙げて説明するが、本発明は、これらによって限定されるものではない。なお、下記組成式において、MeSiO基(又は、MeSi基)を「M」、MeSiO基を「D」、MeHSiO基を「M」、MeHSiO基を「D」と表記する。なお、Meはメチル基を表す。
【0184】
[実施例1] <オルガノポリシロキサン1の合成>
反応器中に、平均組成式M−D150−D10−Mで表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン 204.90重量(質量)部、長鎖アルケン(Chevron社製Alpha Olefin C30+HA)を149.34重量(質量)部、トルエン100重量(質量)部を導入し、95℃にて加熱撹拌した。次いで、白金触媒を、Ptを基準として0.002重量(質量)部加えて反応させた。SiH基消失を確認した後、反応器内の温度を140℃に維持したまま減圧して低沸分(トルエン等)を溜去して、GPCからMw/Mn=2.4、白色ワックス状のオルガノポリシロキサンR1を得た。次に、別の反応器に、得られたオルガノポリシロキサンR1 296.55重量(質量)部、アミノエチルアミノイソブチルジアルコキシメチルシランと水とで加水分解縮合して得られた下記式(1)及び下記式(2)の混合物 3.45重量(質量)部を導入し、105℃にて加熱撹拌した。その後、11N KOH水溶液を加えて、150℃まで加熱して反応させた。14時間後、酢酸ナトリウムを0.072重量(質量)部添加して中和後、減圧して低沸分を溜去して、オルガノポリシロキサン1を得た。オルガノポリシロキサン1は、灰色ワックス状、粘度(25℃)は750,000 mPa・s以上、融点は約60℃、GPCからMw/Mn=2.3、アミノ基に由来する窒素原子含有率(N%)は0.18%であった。
【0185】
【化10】

【0186】
[比較例1] <オルガノポリシロキサンR1の合成>
[実施例1]において、途中で得られたオルガノポリシロキサンR1を比較例1とする。オルガノポリシロキサンR1は、白色ワックス状、GPCからMw/Mn=2.4、粘度(25℃)は750,000 mPa・s以上、N%は0%であった。
【0187】
[比較例2] <オルガノポリシロキサンR2の合成>
反応器中に、平均組成式M−D40−Mで表されるメチルハイドロジェンポリシロキサン 261.45重量(質量)部、長鎖アルケン(Chevron社製Alpha Olefin C30+HA)を88.55重量(質量)部、キシレン350重量(質量)部を仕込み、95℃にて加熱撹拌した。次いで、白金触媒を、Ptを基準として0.002重量(質量)部加えて反応させた。SiH基消失を確認した後、反応器内の温度を140℃に維持したまま減圧して低沸分(キシレン等)を溜去して、白色粘稠液体のオルガノポリシロキサンを得た。次に、別の反応器に、得られたオルガノポリシロキサン 83.60重量(質量)部、アミノエチルアミノプロピルジアルコキシメチルシランと水とで加水分解縮合して得られた、下記式(3)及び式(4)の混合物 13.20重量(質量)部を導入し、105℃にて加熱撹拌した。その後、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)のシリコーン溶液を加えて反応させた。10時間後、150℃にて1時間加熱した後、減圧して低沸分を溜去して、オルガノポリシロキサンR2を得た。オルガノポリシロキサンR2は、白色ワックス状、粘度(25℃)は750,000 mPa・s以上、N%は0.20%であった。
【0188】
【化11】

【0189】
[評価]
実施例1のオルガノポリシロキサン1、長鎖アルキル基のみを有する比較例1のオルガノポリシロキサンR1、両末端に長鎖アルキル基を有する比較例2のアミノ変性オルガノポリシロキサンR2、公知のアミノ変性オルガノポリシロキサン(FZ−4671(アミノ変性オルガノポリシロキサンの32%エマルション))、及び、公知の高重合度(ガム状)オルガノポリシロキサン(SGM36及びデカメチルペンタシクロシロキサン(D5)を2:8の重量(質量)比で混合した溶液)を使用して、表1に示す成分処方の実施例2及び比較例3〜6のヘアコンディショナー組成物を調製し、各組成物の化粧特性を評価した。なお、表1中、数値は重量(質量)部を示す。
【0190】
(ヘアコンディショナーの製造方法)

1)200mlビーカーに成分No.1〜4及びNo. 9〜11を導入し、プロペラミキサーで撹拌下、80℃で加熱溶解した。
2)別に、成分No.5〜7を80℃で加熱溶解した。
3)撹拌下の2)に1)を添加して乳化した。
4)3)を撹拌しながら冷却し、40℃以下で成分No.8を添加した。
【0191】
【表1】

【0192】
(評価基準)
評価用毛髪として、市販の中国人毛束(ビューラックス社製、30cm、4g)を、室温で10分間ブリーチ処理した後、10%ラウレス硫酸Na溶液で洗浄したものを用いた。10名のパネラーが、まず、WET時の使用効果として、評価対象の組成物0.3gを手の平に取って毛髪へ塗布した後、10回の手櫛で濯いでいる時の流水中でのすべり持続性、タオルドライ前の感触(すべり)を、次いで、DRY時の使用効果として、乾燥後のコンディショニング効果(すべり、しっとり感、やわらかさ)を評価した。各パネラーにアンケートに回答してもらう形式にて、各評価項目が優れていると判断した場合には5点を、劣っていると判断した場合には1点を、中間については、2,3,4点を記入してもらい、その平均点を以て使用感の評価結果とした。表2に評価結果を示す。
【0193】
【表2】

【0194】
表1及び表2から明らかなように、実施例1の長鎖アルキル変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体を用いた実施例2では、ブリーチ処理によりダメージを受けた毛髪であっても、すすぎ時等の適度なすべり、乾燥後のすべり、しっとり感を発揮することができた。特に、しっとり感とすべりを両立することで、既存技術で成しえなかったシルクのような感触を付与することができた。
【0195】
一方、長鎖アルキル基のみを有する比較例1のオルガノポリシロキサンR1のようにアミノ基を有しないオルガノポリシロキサンを使用した比較例3の場合は、全般に化粧特性が低下し、特に乾燥後のすべり、やわらかさが劣っていた。また、両末端にしか長鎖アルキル基を有しない比較例2のオルガノポリシロキサンR2を使用した比較例4の場合は、長鎖アルキル基の存在量が少ないため、やはり全般に化粧特性が低下し、しっとり感も劣っていた。
【0196】
そして、アミノ基のみを有し長鎖アルキル基を有しないシリコーンを使用する比較例5では、すべりはやや優れるものの、特に乾燥後のしっとり感が劣っていた。また、アミノ基も長鎖アルキル基も有さないシリコーンを使用する比較例6では、すべり持続性、すべり、しっとり感及びやわらかさのいずれも劣っていた。
【0197】
[実施例3]
実施例1のオルガノポリシロキサン1 5重量(質量)部とジメチルオルガノポリシロキサン6cs(東レ・ダウコーニング社製SH200 6cs)20重量(質量)部を加熱して分散させた後、ポリオキシエチレントリデシルエーテル(HLB 10.5、第一工業製薬社製 ノイゲンTDS-50)5.5重量(質量)部とポリオキシエチレントリデシルエーテル(HLB 14.8、第一工業製薬社製 ノイゲンTDS-120)3重量(質量)部を加えてディスパーによりよく撹拌して均一化させた。更にイオン交換水91.3重量(質量)部を徐々に加えながら乳化させた。導電性から連続相は水相であることが確認できた。これにより、乳白色の水中油型エマルジョン(オルガノポリシロキサンエマルジョンE1)を得た。
【0198】
[実施例4]
更に、表3に示す組成の実施例4のヘアコンディショナーを調製し、上記(評価基準)に倣って化粧特性を官能評価した。なお、表3中、数値は重量(質量)部を示す。実施例4のヘアコンディショナーは、塗布時は滑らかな感触で伸ばしやすいものであった。また、すすぎ時にも滑らかなすべりが持続しながらも、ハリ感やコシ感を感じることができた。更に、乾燥後には、すべりとしっとり感が感じられ、シルクのような感触を感じることができた。
【表3】

【0199】
(ヘアコンディショナーの製造方法)

1)200mlビーカーに成分No.1〜4を導入し、プロペラミキサーで撹拌下、80℃で加熱溶解した。
2)別に、成分No.5〜7を80℃で加熱溶解した。
3)撹拌下の2)に1)を添加して乳化した。
4)3)を撹拌しながら冷却し、40℃以下で成分No.8及び9を添加した。
【0200】
以下、本発明の実施例として、本発明の化粧料の具体的な処方を以下に示す。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。これらの処方例において、オルガノポリシロキサン1は、本発明に係る他の変性シリコーン(例えば、オルガノポリシロキサン1のシロキサン主鎖の重合度をより長くしたもの、アミノ含有基を増減させたもの、長鎖アルキル基の変性量を増減させたもの等)で置換してもよく、また、本発明に係る変性シリコーンの2種以上の混合物で置換してもよい。
【0201】
[処方例1] (W/O型乳液) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ジメチルポリシロキサン(2cSt) 2.0
2. デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
3. ポリエーテル変性シリコーン 注1) 5.0
4. イソオクタン酸セチル 5.0
5. トリオクタノイン 9.0
6. オルガノポリシロキサン1溶液 注2) 1.0
7. パラオキシ安息香酸エステル 0.1
8. 乳酸ナトリウム 0.5
9. 精製水 残量

注1)Dow Corning社製 5200 Formulation Aid
注2)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
【0202】
(製造手順)
工程1 成分1〜6を混合分散する。
工程2 工程1で得た組成物に成分7〜9の混合物を加えて室温にて乳化し、容器に充填して製品を得る。
【0203】
なお、工程3の後に、更に、ジメチルシリコーン、分子鎖両末端ジメチルシラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(ジメチコノール)、フェニル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル共変性シリコーン、直鎖ブロックABn型ポリエーテル変性シリコーン、直鎖ブロックABn型アミノポリエーテル変性シリコーンの等の乳化物、シリコーンエラストマー粉体の水分散物、及び/又はポリエーテル変性シリコーン等の水溶性シリコーン油等を配合することで、それぞれの相乗効果が期待できる。
【0204】
[処方例2] (W/O型乳液) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. メチルトリメチコン 12.0
2. ジメチルポリシロキサン(6cSt) 7.0
3. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 5.0
4. スクワラン 5.0
5. ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 3.0
6. α―モノオレイルグリセリルエーテル 1.0
7. ポリエーテル変性シリコーン 注2) 2.0
8. ジステアリン酸アルミニウム塩 0.2
9. 硫酸マグネシウム 0.7
10.グリセリン 5.0
11.防腐剤 適量
12.精製水 残量
13.香料 適量

注1)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
注2)東レ・ダウコーニング社製 ES−5612
【0205】
(製造手順)
工程1 成分1〜8を混合する。
工程2 成分9〜12を加熱溶解する。
工程3 工程1で得た組成物に、工程2で得た組成物を少しずつ加えて乳化し、冷却して成分13を加えて乳液を得る。
【0206】
[処方例3] (O/W型乳液) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ステアリン酸 0.8
2. 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 0.8
3. モノステアリン酸ポリエチレングリコール 1.1
4. セトステアリルアルコール 0.6
5. デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0
6. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 3.0
7. トリオクタノイン 2.0
8. スクワラン 2.0
9. パラオキシ安息香酸エステル 0.1
10.フェノキシエタノール 0.2
11.1,3−ブチレングリコール 7.0
12.グリセリン 5.0
13.カルボキシビニルポリマー 0.04
14.キサンタンガム 0.02
15.水酸化カリウム 0.04
16.精製水 残量

注1)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
【0207】
(製造手順)
工程1 成分1〜8を加熱溶解する。
工程2 成分9〜16を加熱溶解する。
工程3 工程2で得た組成物に、工程1で得た組成物を少しずつ加えて乳化し、冷却する。
【0208】
[処方例4] (スキンケアクリーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ステアリン酸 2.0
2. セトステアリルアルコール 1.8
3. モノステアリン酸グリセリン 1.5
4. ステアリン酸ソルビタン 0.5
5. モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO) 0.5
6. 流動パラフィン 10.0
7. デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0
8. ジメチルポリシロキサン(6cSt) 2.0
9. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 3.0
10.トリオクタン酸グリセリン 3.0
11.トリエタノールアミン 1.5
12.1,3−ブチレングリコール 10.0
13.精製水 残量

注1)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
【0209】
(製造手順)
工程1 成分1〜10を加熱溶解する。
工程2 成分11〜13を加熱溶解する。
工程3 工程1で得た組成物に、工程2で得た組成物を少しずつ加えて乳化し、冷却する。
【0210】
[処方例5] (W/O型クリーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 2.0
2. 流動パラフィン 13.5
3. スクワラン 4.0
4. マカデミアナッツ油 3.3
5. ポリエーテル変性シリコーン 注2) 2.2
6. クエン酸ナトリウム 0.2
7. プロピレングリコール 8.0
8. グリセリン 3.0
9. 防腐剤 適量
10.香料 適量
11.精製水 60.8

注1)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
注2)Dow Corning社製 5200 Formulation Aid
【0211】
(製造手順)
工程1 成分1〜5を混合する。
工程2 成分6〜11を混合した後、工程1で得た組成物に加えて乳化する。
【0212】
[処方例6] (W/O型クリーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ジメチコンクロスポリマー 注1) 3.0
2. オルガノポリシロキサン1溶液 注2) 2.0
3. 流動パラフィン 14.0
4. トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
5. マカデミアナッツ油 5.0
6. ポリエーテル変性シリコーン 注3) 1.0
7. シリコーンエラストマー粉体 注4) 3.0
8. クエン酸ナトリウム 0.2
9. プロピレングリコール 8.0
10.グリセリン 3.0
11.防腐剤 適量
12.香料 適量
13.精製水 59.8

注1)Dow Corning社製 9011 Silicone Elastomer Blend
注2)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
注3)東レ・ダウコーニング社製 FZ−2233
注4)東レ・ダウコーニング社製 トレフィル E−506S
【0213】
(製造手順)
工程1 成分1〜7を混合する。
工程2 成分8〜13を混合した後、工程1で得た組成物に加えて乳化する。
【0214】
[処方例7] (O/W型クリーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 3.5
2. デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
3. ジメチルポリシロキサン(6cSt) 18.0
4. ポリエーテル変性シリコーン 注2) 0.7
5. プロピレングリコール 3.0
6. ポリアクリルアミド系混合物 注3) 0.8
7. キサンタンガム(2%水溶液) 8.0
8. 防腐剤 適量
9.香料 適量
10.精製水 42.5

注1)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
注2)東レ・ダウコーニング社製 SH3771M
注3)SEPIC製 セピゲル305
【0215】
(製造手順)
工程1 成分1〜3を混合する。
工程2 成分4〜10を混合する。
工程3 工程1で得た組成物を、工程2で得た組成物に加えて乳化する。
【0216】
[処方例8] (W/O型リキッドファンデーション) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ポリエーテル変性シリコーン 注1) 10.0
2. デカメチルシクロペンタシロキサン 18.0
3. オルガノポリシロキサン1溶液 注2) 8.0
4. ジメチコンクロスポリマー 注3) 4.0
5. 2−エチルヘキサン酸エチルヘキシル 5.0
6. オクチルシラン処理赤色酸化鉄 0.1
7. オクチルシラン処理黄色酸化鉄 0.6
8. マイカ 3.5
9. オクチルシラン処理黒色酸化鉄 0.05
10.精製水 残量
11.ポリソルベート20 0.2
12.防腐剤 0.5
13.キサンタンガム 0.5
14.硫酸マグネシウム 0.4

注1)Dow Corning社製 5200 Formulation Aid
注2)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
注3)Dow Corning社製 9040 Silicone Elastomer Blend
【0217】
(製造手順)
工程1 成分1〜9を混合分散する。
工程2 成分10〜14を混合分散する。
工程3 工程2で得た組成物を、工程1で得た組成物に加えて乳化する。
【0218】
[処方例9] (O/W型リキッドファンデーション) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ステアリン酸 2.4
2. ノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
3. セチルアルコール 0.2
4. 液状ラノリン 2.0
5. 流動パラフィン 1.0
6. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 2.0
7. ミリスチン酸イソプロピル 8.5
8. 精製水 残量
9. カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
10.ベントナイト 0.5
11.ジプロピレングリコール 4.0
12.トリエタノールアミン 1.1
13.防腐剤 適量
14.酸化チタン 8.0
15.マイカ 4.0
16.着色顔料 適量
17.香料 適量

注1)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
【0219】
(製造手順)
工程1 成分8〜16を加熱して混合分散する。
工程2 成分1〜7を加熱して混合する。
工程3 工程2で得た組成物を、工程1で得た組成物に加えて乳化し、成分17を加えて室温まで冷却する。
【0220】
[処方例10] (W/O型サンスクリーン乳液) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 4.0
2. ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 1.0
3. シリコーン処理微粒子酸化チタン 5.0
4. シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 9.0
5. スクワラン 15.0
6. コハク酸ジオクチル 5.0
7. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 5.0
8. ジメチルポリシロキサン(2cSt) 10.0
9. デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0
10.デカメチルシクロペンタシロキサン/(アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー 注2) 2.0
11.ジイソステアリン酸グリセリン 2.0
12.ポリエーテル変性シリコーン 注3) 0.5
13.有機変性モンモリロナイト 0.5
14.精製水 残量
15.1,3−ブチレングリコール 5.0

注1)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
注2)東レ・ダウコーニング社製 FA4001CM Silicone Acrylate
注3)東レ・ダウコーニング社製 ES−5612
【0221】
(製造手順)
工程1 成分3,4を成分7〜10と混合し、微粉砕する。
工程2 工程1で得た組成物を、成分1,2と5,6及び11〜13を加熱して混合する。
工程3 成分14及び15の混合液を、工程2で得た組成物に徐々に加えて乳化する。
【0222】
[処方例11] (W/O型サンスクリーン乳液) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. 微粒子酸化チタンスラリー 10.0
(デカメチルシクロペンタシロキサン溶液固形分30%)
2. 微粒子酸化亜鉛スラリー 30.0
(デカメチルシクロペンタシロキサン溶液固形分35%)
3. パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 8.0
4. ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2.0
5. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 4.0
6. カプリリルメチコン 3.0
7. トリメチルシロキシケイ酸溶液 7.5
8. ジメチルポリシロキサン(6cSt) 4.5
9. ポリエーテル変性シリコーン 注2) 1.0
10.イソノナン酸イソデシル 1.0
11.シリカ 2.5
12.精製水 残量
13.防腐剤 適量
14.1,3−プロパンジオール 2.0
15.アロエエキス 1.0

注1)オルガノポリシロキサン1のジメチルポリシロキサン(2cSt)溶液(有効成分10重量%)
注2)東レ・ダウコーニング社製 ES-5612
【0223】
(製造手順)
工程1 成分1〜10を混合分散する。
工程2 成分11〜15を混合する。
工程3 工程1で得た組成物に、工程2で得た組成物を添加して乳化する。
【0224】
[処方例12] (O/W型サンスクリーンクリーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ポリエーテル変性シリコーン混合物 注1) 10.0
2. トリ(POE)ラウリルエーテルリン酸ナトリウム 0.05
3. ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2.0
4. パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 6.0
5. オルガノポリシロキサン1溶液 注2) 3.0
6. ジメチルポリシロキサン(6cSt) 2.0
7. フェニルトリメチコン 2.0
8. カルボマー(2質量%水溶液) 22.5
9. 精製水 残量
10.水酸化ナトリウム(1質量%水溶液) 10.5
11.ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 0.4
12.エタノール 2.0
13.1,3−ブチレングリコール 5.0
14.グリセリン 5.0
15.防腐剤 適量
16.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 注3) 2.5

注1)東レ・ダウコーニング社製 FB−2540
注2)オルガノポリシロキサン1のジメチルポリシロキサン(2cSt)溶液(有効成分10重量%)
注3)東レ・ダウコーニング社製 BY29-129
【0225】
(製造手順)
工程1 成分8〜15を混合する。
工程2 成分1〜7を混合する。
工程3 工程1で得た組成物に、工程2で得た組成物を添加して乳化する。
工程4 工程3で得た組成物に成分16を加えて攪拌混合する。
【0226】
[処方例13] (アイシャドウ) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. セリサイト 40.0
2. マイカ 10.0
3. タルク 残量
4. 酸化チタン 10.0
5. 微粒子酸化チタン 5.0
6. ステアリン酸マグネシウム 3.0
7. 顔料 適量
8. オクチルドデカノール 3.0
9. ジメチルポリシロキサン(6cSt) 4.0
10.オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 3.0
11.防腐剤 適量
12.香料 適量
注1)オルガノポリシロキサン1のジメチルポリシロキサン(6cSt)溶液(有効成分10重量%)
【0227】
(製造手順)
工程1 成分8〜11を混合する。
工程2 成分1〜7を混合する。
工程3 工程2で得た組成物に、工程1で得た組成物を添加して混合する。
工程4 工程3で得た組成物に成分12を加えて攪拌混合する。
【0228】
[処方例14] (アイライナー) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 8.0
2. デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
3. ジメチルポリシロキサン(6cSt) 5.0
4. カプリリルメチコン 4.0
5. ホホバ油 2.0
6. ポリエーテル変性シリコーン 注2) 1.0
7. シリコーン処理黒酸化鉄 20.0
8. エタノール 5.0
9. 防腐剤 適量
10.精製水 残量

注1)オルガノポリシロキサン1のジメチルポリシロキサン(2cSt)溶液(有効成分10重量%)
注2)東レ・ダウコーニング社製 ES−5612
【0229】
(製造手順)
工程1 成分1〜5を加温混合し、成分6を添加して分散する。
工程2 成分7〜9を混合する。
工程3 工程1で得た組成物に、工程2で得た組成物を加えて均一にし加温する。
工程4 工程3で得た組成物に成分10を加えて攪拌混合する。
【0230】
[処方例15] (保湿クリーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 5.0
2. デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
3. フェニルトリメチコン 3.0
4. 流動パラフィン 5.0
5. テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール 3.0
6. 2−エチルヘキサン酸セチル 5.0
7. ポリエーテル変性シリコーン 注2) 1.0
8. シリコーンエラストマー粉体 注3) 2.5
9. 疎水化シリカ 2.0
10.ステアリン酸亜鉛 2.0
11.ビタミンEアセテート 3.0
12.ポリエチレングリコール400 1.0
13.乳酸ナトリウム 1.0
14.1,3−ブチレングリコール 5.0
15.防腐剤 適量
16.香料 適量
17.精製水 残量

注1)オルガノポリシロキサン1のジメチルポリシロキサン(2cSt)溶液(有効成分10重量%)
注2)東レ・ダウコーニング社製 ES−5612
注3)東レ・ダウコーニング社製 トレフィル E−506S
【0231】
(製造手順)
工程1 成分1〜7及び成分10〜11を均一に混合し、成分8〜9を添加して均一に分散する。
工程2 成分12〜15及び成分17を加えて溶解する。
工程3 工程2で得た組成物を、工程1で得た組成物に徐々に添加して乳化し、冷却する。
工程4 工程3で得た組成物に成分16を加えて攪拌混合する。
【0232】
[処方例16] (アフターシェーブクリーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 15.0
2. デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
3. ポリエーテル変性シリコーン 注2) 3.0
4. ポリエーテル変性シリコーン 注3) 5.0
5. ポリエチレングリコール400 5.0
6. L−グルタミン酸ナトリウム 2.0
7. アラントイン 0.1
8. アロエ抽出物 適量
9. 防腐剤 適量
10.酸化防止剤 適量
11.香料 適量
12.精製水 残量

注1)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
注2)東レ・ダウコーニング社製 ES−5612
注3)Dow Corning社製 5200 Formulation Aid
【0233】
(製造手順)
工程1 成分1〜5及び成分11〜12を加熱混合する。
工程2 成分6〜10を加熱混合する。
工程3 工程1で得た組成物に、工程2で得た組成物を徐々に添加して乳化する。
【0234】
[処方例17] (口紅) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. マイクロクリスタリンワックス 10.0
2. パラフィンワックス 15.0
3. カルナウバワックス 5.0
4. ワセリン 5.0
5. リンゴ酸ジイソステアリル 7.0
6. トリイソステアリン酸グリセリル 11.5
7. ジカプリン酸プロピレングリコール 7.0
8. ステアリン酸イヌリン 注1) 2.0
9. オルガノポリシロキサン1溶液 注2) 3.0
10.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
11.デカメチルシクロペンタシロキサン/(アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー 注3) 3.0
12.トリメチルシロキシケイ酸のジメチルポリシロキサン 2.0
(100mm2/s)溶液(有効成分33%) 注4)
13.赤色201号 1.0
14.赤色202号 1.0
15.黄色4号 2.0
16.酸化チタン 4.0
17.黒酸化鉄 0.5
18.酸化鉄雲母チタン 3.0
19.雲母チタン 2.0
20.精製水 5.0
21.1,3−ブチレングリコール 1.0
22.防腐剤 適量
23.香料 適量

注1)千葉製粉社製 レオパールISL2
注2)オルガノポリシロキサン1のジメチルポリシロキサン(2cSt)溶液(有効成分10重量%)
注3)東レ・ダウコーニング社製 FA4001CM Silicone Acrylate
注4)Dow Corning社製 DC593
【0235】
(製造手順)
工程1 成分1〜19を加熱して混合溶解する。
工程2 成分20〜22を混合する。
工程3 工程1で得た組成物に、工程2で得た組成物を添加して混合する。
工程4 工程3で得た組成物に成分23を添加して密閉容器に充填する。
【0236】
[処方例18] (リップグロス) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. オルガノポリシロキサン1溶液 注1) 3.0
2. カプリリルメチコン 4.0
3. 無水ケイ酸(平均一次粒子径10nm) 1.5
4. リンゴ酸ジイソステアリル 15.0
5. ステアリルアルコール 4.0
6. メチルトリメチコン 2.0
7. フェニルトリメチコン 4.0
8. 重質流動イソパラフィン 残量
9. トリメチルペンタフェニルトリシロキサン 1.0
10. スクワラン 9.0
11. ヒマワリ油 5.0
12. トリカプリリルグリセリル(=トリカプリン酸グリセリル) 5.0
13.ワセリン 5.0
14.マイクロクリスタリンワックス 2.0
15.赤色202号 0.8
16.雲母チタン 3.0

注1)オルガノポリシロキサン1のジメチルポリシロキサン(2cSt)溶液(有効成分10重量%)
【0237】
(製造手順)
工程1 成分1〜16を加熱混合し、容器に充填した後、冷却する。
【0238】
[処方例19] (リップグロス) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ポリアミド変性シリコーン 注1 19.0
2. オルガノポリシロキサン1溶液 注2) 10.0
3. メチルフェニル変性シリコーン 28.0
4. イソノナン酸イソノニル 38.0
5. トリオクタノイン 2.0
6. 雲母チタン 3.0

注1)Dow Corning社製 2−8178gellant
注2)オルガノポリシロキサン1のジメチルポリシロキサン(2cSt)溶液(有効成分10重量%)
【0239】
(製造手順)
工程1 成分1〜6を加熱混合し、容器に充填した後、冷却する。
【0240】
[処方例20] (マスカラ) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. パラフィンワックス 5.0
2. 軽質流動イソパラフィン 残量
3. カプリリルメチコン 0.5
4. オルガノポリシロキサン1 0.5
5. トリオクタノイン 13.0
6. デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
7. ステアリン酸イヌリン 5.0
8. ジメチコンクロスポリマー 注) 10.0
9. フッ素化合物表面処理黒酸化鉄 6.0
10.ショ糖脂肪酸エステル 4.0
11.ミツロウ 5.0
12.ロジン酸ペンタエリスリット 5.0
13.防腐剤 適量
14.精製水 5.0

注)Dow Corning社製 9040 Silicone Elastomer Blend
【0241】
(製造手順)
工程1 成分1〜12を加熱して混合分散した後、成分13〜14の混合物を添加して乳化し、容器に充填する。
【0242】
[処方例21] (クレンジングクリーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体 注) 0.25
2. 水酸化ナトリウム 1%水溶液 7.0
3. ジプロピレングリコール 5.0
4. グリセリン 15.0
5. 精製水 残量
6. ショ糖脂肪酸エステル 0.5
7. ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(2E.O.) 0.5
8. 酢酸トコフェロール 0.1
9. 防腐剤 適量
10.香料 適量
11.エタノール 4.5
12.オルガノポリシロキサン1 0.1
13.デカメチルシクロペンタシロキサン 0.4

注)ペミュレンTR−1(日本ルーブリゾール社製)
【0243】
(製造手順)
工程1 成分1〜5を混合する。
工程2 成分6〜13を均一に混合溶解する
工程3 工程1で得られた混合物に工程2で得られた混合物を添加し、混合する。
【0244】
[処方例22] (メーキャップリムーバー) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. アクリル酸−メタクリル酸アルキル共重合体 注) 0.1
2. トリエタノールアミン 0.05
3. メチルトリメチコン 7.0
4. スクワラン 1.0
5. オルガノポリシロキサン1 0.1
6. デカメチルシクロペンタシロキサン 1.9
7. ビタミンE アセテート 0.2
8. ポリエーテル変性シリコーン 0.5
9. ヒアルロン酸ナトリウム 1.0
10. エデト酸二ナトリウム 0.1
11.プロピレングリコール 7.0
12.フェノキシエタノール 適量
13.精製水 残量

注)ペミュレンTR−1(日本ルーブリゾール社製)
【0245】
(製造手順)
工程1 成分1〜2及び成分8〜13を均一に混合し、成分3〜7を混合したものを加え、乳化する。
【0246】
[処方例23] (下地クリーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ジメチルポリシロキサン(2cSt) 2.0
2. デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
3. ポリエーテル変性シリコーン 注1) 3.0
4. イソオクタン酸セチル 5.0
5. オルガノポリシロキサン1 0.1
6. デカメチルシクロペンタシロキサン 4.9
7. パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 2.0
8. シリコーンエラストマー 注2) 4.0
9. 有機変性ベントナイト 0.5
10. 硫酸バリウム 2.0
11.タルク 1.0
12.ナイロンパウダー 3.0
13.防腐剤 適量
14.キサンタンガム 0.1
15.L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム 0.3
16.精製水 残量

注1)東レ・ダウコーニング社製 ES−5612
注2)Dow Corning社製 9045 Silicone Elastomer Blend
【0247】
(製造手順)
工程1 成分1〜12を混合分散する。
工程2 工程1で得た組成物に、成分13〜16の混合物を加えて室温にて乳化する。
【0248】
[処方例24] (制汗剤) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. シリコーンエラストマー 注1) 20.0
2. ジメチコンクロスポリマー 注2) 20.0
3. オルガノポリシロキサン1 0.5
4. デカメチルシクロペンタシロキサン 25.5
5. アルミニウムジルコニウム四塩化水和物 20.0
6. ジメチルポリシロキサン(6cSt) 14.0

注1)Dow Corning社製 9045 Silicone Elastomer Blend
注2)Dow Corning社製 9011 Silicone Elastomer Blend
【0249】
(製造手順)
工程1 成分1〜4及び成分6を混合する。
工程2 成分5を、工程1で得た組成物に加え、混合分散する。
【0250】
[処方例25] (シャンプー) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. 精製水 残量
2. ポリクオタニウム−10 0.3
3. EDTA−2Na 0.1
4. グリセリン 1.5
5. ラウレス硫酸Na(27%水溶液) 30.0
6. ラウレス−6カルボン酸Na(24%水溶液) 10.0
7. コカミドプロピルベタイン、NaCl(30%水溶液) 10.0
8. ポリクオタニウム−7 0.27
9. 防腐剤 適量
10.香料 適量
11.コカミドMEA 2.0
12.オルガノポリシロキサン1の乳化物 注) 0.5
13.クエン酸 適量

注)オルガノポリシロキサン1とジメチルポリシロキサン(6cSt)とを1/4重量比で混合し、更に、固形分25重量%となるように乳化したO/W乳化物。
【0251】
(製造手順)
工程1 成分1〜4を加温し、混合溶解する。
工程2 工程1で得た組成物に成分5〜7を添加する。
工程3 工程2で得た組成物を冷却し、成分8〜12を添加する。なお、必要に応じて、成分13を添加し、pHを調製する。
【0252】
なお、工程3の後に、更に、ジメチルシリコーン、分子鎖両末端ジメチルシラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(ジメチコノール)、フェニル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル共変性シリコーン、直鎖ブロックABn型ポリエーテル変性シリコーン、直鎖ブロックABn型アミノポリエーテル変性シリコーンの等の乳化物、シリコーンエラストマー粉体の水分散物、及び/又はポリエーテル変性シリコーン等の水溶性シリコーン油等を配合することで、それぞれの相乗効果が期待できる。
【0253】
[処方例26] (コンディショナー) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ステアリルトモニウムクロリド 1.44
2. セチルアルコール 2.4
3. オクチルドデカノール 0.5
4. エチルヘキサン酸セチル 0.6
5. スクワラン 0.2
6. 精製水 残量
7. グリセリン 2.0
8. 防腐剤 適量
9. 香料 適量
10.オルガノポリシロキサン1の乳化物 注) 3.0
11.クエン酸 適量

注)オルガノポリシロキサン1とジメチルポリシロキサン(6cSt)とを1/4重量比で混合し、更に、固形分25重量%となるように乳化したO/W乳化物。
【0254】
(製造手順)
工程1 成分1〜5を加温し、混合溶解する。
工程2 成分6〜7を加温し、混合溶解する。
工程3 工程1で得た組成物に工程2で得た組成物を添加し、乳化する。
工程4 工程3で得た組成物を冷却し、成分8〜10を添加する。なお、必要に応じて、成分11を添加する。
【0255】
なお、工程4の後に、更に、ジメチルシリコーン、分子鎖両末端ジメチルシラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(ジメチコノール)、フェニル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル共変性シリコーン、直鎖ブロックABn型ポリエーテル変性シリコーン、直鎖ブロックABn型アミノポリエーテル変性シリコーンの等の乳化物、シリコーンエラストマー粉体の水分散物、及び/又はポリエーテル変性シリコーン等の水溶性シリコーン油等を配合することで、それぞれの相乗効果が期待できる。
【0256】
[処方例27] (ヘアトリートメント リンスタイプ) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. セチルアルコール 5.6
2. ミネラルオイル 1.0
3. ステアルトリモニウムクロリド 1.2
4. ベヘントリモニウムクロリド 0.64
5. シクロペンタシロキサン 2.0
6. ジメチコン(2cSt) 1.0
7. ジメチコン(5,000cSt) 1.0
8. フェニルメチコン 2.0
9. グリセリン 2.0
10.EDTA−2Na 0.1
11.精製水 残量
12.パンテノール 0.1
13.トコフェロール 0.04
14.リシンHCl 0.02
15.グリシン 0.02
16.ヒスチジン 0.02
17.オルガノポリシロキサン1 0.5
18.防腐剤 適量
19.香料 適量
【0257】
(製造手順)
工程1 成分1〜8を加温し、混合溶解する。
工程2 成分9〜11を加温し、混合溶解する。
工程3 工程1で得た組成物に工程2で得た組成物を添加し、乳化する。
工程4 工程3で得た組成物を冷却し、成分12〜19を添加する。
【0258】
また、工程1において、成分1〜8に加え、更に、分子鎖両末端ジメチルシラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(ジメチコノール)、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル共変性シリコーン、直鎖ブロックABn型ポリエーテル変性シリコーン、直鎖ブロックABn型アミノポリエーテル変性シリコーン等を配合することで、それぞれの相乗効果が期待できる。
【0259】
[処方例28] (ヘアトリートメント リーブオンタイプ) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. セチルアルコール 4.0
2. ミネラルオイル 1.0
3. ステアルトリモニウムクロリド 1.0
4. ベヘントリモニウムクロリド 0.2
5. シクロペンタシロキサン 1.2
6. ジメチコン(2cSt) 0.6
7. ジメチコン(5,000cSt) 0.6
8. フェニルメチコン 1.2
10.グリセリン 2.0
11.EDTA−2Na 0.1
12.精製水 残量
13.パンテノール 0.1
14.トコフェロール 0.04
15.リシンHCl 0.02
16.グリシン 0.02
17.ヒスチジン 0.02
18.オルガノポリシロキサン1 0.3
19.防腐剤 適量
20.香料 適量
【0260】
(製造手順)
工程1 成分1〜8を加温し、混合溶解する。
工程2 成分9〜11を加温し、混合溶解する。
工程3 工程1で得た組成物に工程2で得た組成物を添加し、乳化する。
工程4 工程3で得た組成物を冷却し、成分12〜20を添加する。
【0261】
また、工程1において、成分1〜9に加え、更に、分子鎖両末端ジメチルシラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(ジメチコノール)、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル共変性シリコーン、直鎖ブロックABn型ポリエーテル変性シリコーン、直鎖ブロックABn型アミノポリエーテル変性シリコーン等を配合することで、それぞれの相乗効果が期待できる。
【0262】
[処方例29] (ヘアミスト) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. 精製水 残量
2. ソルビトール 0.6
3. クレアチン 0.2
4. 尿素 1.0
5. 1,3−ブチレングリコール 2.0
6. 防腐剤 適量
7. エタノール 15.0
8. PCAイソステアリン酸グリセレス−25 0.5
9. 香料 適量
10.PEG/PPG−30/10ジメチコン、DPG 注) 1.0
11.オルガノポリシロキサン1 1.0
12.シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 2.0
13.塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン 1.0

注)東レ・ダウコーニング社製 BY 25−338
【0263】
(製造手順)
工程1 成分1〜6を混合溶解する。
工程2 成分7〜10を混合溶解する。
工程3 工程1で得た組成物に工程2で得た組成部を添加し、可溶化する。
工程4 工程3で得た組成物に成分11〜13を添加し、混合溶解する。
【0264】
[処方例30] (ヘアフォーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
原液
(成分)
1. ポリビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体 5.0
2. ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩 0.5
3. フェニルトリメチコン 2.0
4. オルガノポリシロキサン1 1.0
5. エタノール 12.0
6. 防腐剤 適量
7. 香料 適量
8. 精製水 残量

充填処方
9. 原液 95.0
10・液化石油ガス(LPG) 5.0
【0265】
(製造手順)
工程1 成分1〜8を混合溶解する。
工程2 工程1で得た組成物(原液)を容器(缶)に充填し、バルブ装着後、成分10を充填する。
【0266】
また、工程1において、成分1〜8に加え、皮膜形成剤として(アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー(例: 東レ・ダウコーニング社製 FA 4001 CM(30%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液))を配合してもよい。
【0267】
[処方例31] (ヘアスプレー) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
原液
(成分)
1. エチルアルコール 残量
2. アクリル樹脂アルカノールアミン液(有効成分50%) 7.0
3. セチルアルコール 0.1
4. オルガノポリシロキサン1 0.5
5. 香料 適量

充填処方
6. 原液 50.0
7. ジメチルエーテル 50.0
【0268】
(製造手順)
工程1 成分1に成分2〜5を添加し、混合溶解する。
工程2 工程1で得た組成物をろ過する。
工程3 工程2で得た組成物(原液)を容器(缶)に充填し、バルブ装着後、成分7を充填する。
【0269】
[処方例32] (ヘアワックス) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. コハク酸ジエチルヘキシル 10.0
2. スクワラン 1.0
3. シア脂 1.0
4. オルガノポリシロキサン1 2.0
5. キャンデリラロウ 5.5
6. マイクロクリスタリンワックス 6.0
7. カルナバロウ 6.0
8. セテス−6 6.0
9. セテスー10 6.0
10.ステアリン酸グリセリル(SE)石鹸不純物 1.5
11.ヒドロキシステアリン酸 4.5
12.精製水 残量
13.1,3−ブチレングリコール 3.0
14.水酸化Na 適量
15.PEG−90M 適量
16.防腐剤 適量
【0270】
(製造手順)
工程1 成分1〜11を加温し、混合溶解する。
工程2 成分12〜14を加温し、混合溶解する。
工程3 工程1で得た組成物に工程2で得た組成物を添加し、乳化する。
工程4 工程3で得た組成物に成分15〜16を、加温下に順次添加する。
【0271】
[処方例33] (ヘアクリーム) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ワセリン 4.0
2. エチルヘキサン酸セチル 3.0
3. オルガノポリシロキサン1溶液 注) 2.0
4. ジメチコン(350cSt) 1.0
5. PEG−40水添ヒマシ油 1.0
6. ポリアクリルアミド 1.0
7. 精製水 残量
8. グリセリン 3.0
9. ヒドロキシエチルセルロース 0.1
10.エタノール 3.0
11.防腐剤 適量

注)オルガノポリシロキサン1のデカメチルシクロペンタシロキサン溶液(有効成分10重量%)
【0272】
(製造手順)
工程1 成分1〜5を加温し、混合溶解する。
工程2 成分6〜9を加温し、混合溶解する。
工程3 工程2で得た組成物を添加し乳化する。
工程4 工程3で得た組成物に成分10〜11を順次添加する。
【0273】
また、工程1において、成分1〜5に加え、更に、ジメチルシリコーン、分子鎖両末端ジメチルシラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(ジメチコノール)、フェニル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル共変性シリコーン、直鎖ブロックABn型ポリエーテル変性シリコーン、直鎖ブロックABn型アミノポリエーテル変性シリコーン等を配合することで、それぞれの相乗効果が期待できる。
【0274】
[処方例34] (ヘアローション) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. カルボマー 0.4
2. ヒドロキシエチルセルロース 0.1
3. PEG−6 1.5
4. 精製水 残量
5. エタノール 3.5
6. PEG−40水添ヒマシ油 0.5
7. トリラウレス−4リン酸 0.1
8. エチルヘキサン酸セチル 2.0
9. オルガノポリシロキサン1の乳化物 注1) 1.2
10.ジメチコンの乳化物 注2) 2.5
11.防腐剤 適量
12.水酸化Na 適量

注1)オルガノポリシロキサン1とジメチルポリシロキサン(2cSt)とを1/9重量比で混合し、更に、固形分30重量%となるように乳化したO/W乳化物。
注2)東レ・ダウコーニング社製、FZ−4150(有効成分30重量%)
【0275】
(製造手順)
工程1 成分1〜4を加温し、混合溶解する。
工程2 成分5〜7を加温し、混合溶解する。
工程3 工程1で得た組成物に工程2で得た組成物を添加し、乳化する。
工程4 工程3で得た組成物に成分8〜12を添加する。
【0276】
また、工程4において、成分8〜12に加え、更に、ジメチルシリコーン、分子鎖両末端ジメチルシラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(ジメチコノール)、フェニル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル共変性シリコーン、直鎖ブロックABn型ポリエーテル変性シリコーン、直鎖ブロックABn型アミノポリエーテル変性シリコーンの等の乳化物、シリコーンエラストマー粉体の水分散物、ポリエーテル変性シリコーン等の水溶性シリコーン油等を配合することで、それぞれの相乗効果が期待できる。
【0277】
[処方例35] (ヘアオイル) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. ジメチコンのシクロペンタシロキサン溶液 注) 残量
2. オルガノポリシロキサン1 3.0
3. ジメチコン(350cSt) 2.0
4. デカメチルシクロペンタシロキサン 28.0

注)東レ・ダウコーニング社製、BY11−003
【0278】
(製造手順)
工程1 成分1〜4を適宜加温し、混合溶解する。
【0279】
[処方例36] (ヘアカラー 酸化タイプ) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
第1剤
(成分)
1. ステアレス−2 3.0
2. ステアレス−21 2.0
3. PPG−15 ステアリル 5.0
4. セトステアリルアルコール 4.0
5. ベヘニルアルコール 2.0
6. オルガノポリシロキサン1 2.0
7. 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.8
8. 精製水 残量
9. EDTA−2Na 0.5
10.無水亜硫酸Na 0.5
11.アスコルビン酸Na 0.1
12.1,3−ブチレングリコール 3.0
13.パラフェニレンジアミン 0.25
14.パラアミノフェノール 0.1
15.メタアミノフェノール 0.05
16.ポリクオタニウム−39 0.3
17.炭酸水素アンモニウム 2.0
18.強アンモニア水 5.0
【0280】
(製造手順)
工程1 成分1〜7を加温して、混合溶解する。
工程2 成分8〜15を加温して、混合溶解する。
工程3 工程2で得た組成物に工程1で得た組成物を添加し、乳化する。
工程4 工程3で得た組成物に成分16〜18を順次添加する。
【0281】
第2剤
(成分)
1. セトステアリルアルコール 4.5
2. ラウリル硫酸Na 0.5
3. 防腐剤 適量
4. エチドロン酸 0.1
5. リン酸水素二Na 0.3
6. 精製水 残量
7. 過酸化水素水(35%水溶液) 17.14
8. リン酸 適量
【0282】
(製造手順)
工程1 成分1を加温溶解する。
工程2 成分2〜6を加温し、混合溶解する。
工程3 工程2で得た組成物に工程1で得た成分を添加し、乳化する。
工程4 工程3で得た組成物を冷却し、成分7と、必要に応じて成分8を添加する。
【0283】
[処方例37] (ヘアマニキュア) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
(成分)
1. 黒色401号 0.4
2. 紫色401号 0.1
3. 橙色205号 0.3
4. ベンジルアルコール 5.0
5. クエン酸 0.5
6. ヒドロキシエチルセルロース 2.0
7. 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
8. PEG−40水添ヒマシ油 0.5
9. オルガノポリシロキサン1 1.0
10.エタノール 10.0
11.防腐剤 適量
12.香料 適量
13.精製水 残量
14.クエン酸ナトリウム 適量
【0284】
(製造手順)
工程1 成分1〜13を混合溶解する。
工程2 工程1で得た組成物に成分14を加えて、pHを調整する。
【0285】
[処方例38] (パーマ) 各成分名後の数値は重量(質量)部を表す。
第1剤
(成分)
1. EDTA−2Na 0.1
2. エチドロン酸 0.1
3. 防腐剤 適量
4. 精製水 残量
5. PEG−40水添ヒマシ油 0.6
6. 香料 0.3
7. チオグリコール酸アンモニウム(50%水溶液) 13.0
8. 強アンモニア水 1.0
9. モノエタノールアミン 1.2
10.炭酸水素アンモニウム 2.0
11.オルガノポリシロキサン1の乳化物 注) 0.5
12.リン酸 適量

注)オルガノポリシロキサン1とジメチルポリシロキサン(6cSt)とを1/4重量比で混合し、更に、固形分25重量%となるように乳化したO/W乳化物。
【0286】
(製造手順)
工程1 成分1〜4を適宜加温し、混合溶解する。
工程2 成分5〜6を加温し、混合溶解する。
工程3 工程2で得た組成物に、成分7〜11を順次添加する。必要に応じて成分12を添加する。
【0287】
第2剤
(成分)
1. ポリクオタニウム−10 0.4
2. EDTA−2Na 0.1
3. 防腐剤 適量
4. リン酸二水素Na 0.05
5. リン酸水素二Na 0.5
6. 精製水 残量
7. 臭素酸Na 8.0
8. pH調整剤 適量
【0288】
(製造手順)
工程1 成分1〜6を適宜加温し、混合溶解する。
工程2 工程1で得た組成物に成分7を添加する。必要に応じて成分8を添加する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1):

MDD'D''M (1)

{式中、
Mは、式:RSiO1/2で表わされる末端封鎖単位であり、
Dは、式:RSiO2/2で表わされる二官能性シロキシ単位であり、
D'は、式:RSiO2/2で表わされる二官能性シロキシ単位であり、
D''は、式:RSiO2/2で表わされる二官能性シロキシ単位であり、
は、それぞれ独立して、水素原子、R−又はRO−(Rは、炭素原子数1〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基を表わす)を表し、
は、それぞれ独立して、アミノ基含有基を表わし、
は、それぞれ独立して、炭素原子数16〜50の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基を表わし、
aはそれぞれ独立して0〜3の整数を表し、bはそれぞれ独立して0〜3の整数を表し、a+bは3であり、
xは10〜2,000の数を表し、yは0〜50の数を表し、zは1〜100の数を表し、
但し、y=0のとき、少なくとも一方のMにおけるbは1〜3の整数である}で表わされる長鎖炭化水素変性シリコーン・アミノ変性シリコーン共重合体。
【請求項2】
滴定法で求めた全原子質量に占めるアミノ基に由来する窒素原子質量の割合が0.01〜3%である、請求項1記載の共重合体。
【請求項3】
前記Rであるアミノ基含有基が一般式(2):

−R−(N(R)RNR (2)

(式中、
及びRは、それぞれ独立して、炭素原子数1〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の2価炭化水素基を表し、
、R及びRは、それぞれ独立して、水素原子、又は、炭素原子数1〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基を表し、但し、R、R及びRのいずれか1以上は水素原子であり、R及びRは、一緒になって、炭素原子数2〜8の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の2価環状炭化水素基を形成してもよく、
cは0〜6の整数を表す)で表される、請求項1又は2記載の共重合体。
【請求項4】
前記一般式(2)のcが0又は1である、請求項3記載の共重合体。
【請求項5】
前記Rであるアミノ基含有基が、2−アミノエチル基、3−アミノプロピル基、6−アミノヘキシル基、N−シクロヘキシル−3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、又は、N−(2−アミノエチル)−3−アミノイソブチル基である、請求項1乃至4のいずれかに記載の共重合体。
【請求項6】
前記Rが、それぞれ独立して、平均炭素原子数24〜45の、置換若しくは非置換の、直鎖状若しくは分岐状の1価炭化水素基である、請求項1乃至5のいずれかに記載の共重合体。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載の共重合体及び少なくとも1種の油剤を含む油性組成物。
【請求項8】
請求項1乃至6のいずれかに記載の共重合体又は請求項7記載の油性組成物を水中に乳化して得られるエマルジョン組成物。
【請求項9】
請求項1乃至6のいずれかに記載の(A)共重合体、請求項7記載の油性組成物、又は、請求項8記載のエマルジョン組成物を含む化粧料。
【請求項10】
前記(A)共重合体に加えて、少なくとも1種の(B)油剤を更に含む請求項9記載の化粧料。
【請求項11】
少なくとも1種の(C)界面活性剤を更に含む請求項9又は10記載の化粧料。
【請求項12】
少なくとも1種の(D)アルコールを更に含む、請求項9乃至11のいずれかに記載の化粧料。
【請求項13】
毛髪化粧料である請求項9乃至12のいずれかに記載の化粧料。
【請求項14】
毛髪洗浄用化粧料、毛髪コンディショニング用化粧料、毛髪スタイリング用化粧料、又は、染毛用化粧料である請求項13記載の化粧料。
【請求項15】
少なくとも1種の(C1)アニオン性界面活性剤、及び、少なくとも1種の(E1)カチオン性水溶性高分子を更に含有する請求項14記載の毛髪洗浄用化粧料。
【請求項16】
少なくとも1種の(B1)高級アルコール、及び、少なくとも1種の(C2)カチオン性界面活性剤を含有する請求項14記載の毛髪コンディショニング用化粧料。
【請求項17】
液状、クリーム状、固形状、ペースト状、ゲル状、ムース状又はスプレー状である請求項9乃至16のいずれかに記載の化粧料。

【公開番号】特開2013−95834(P2013−95834A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−239405(P2011−239405)
【出願日】平成23年10月31日(2011.10.31)
【出願人】(000110077)東レ・ダウコーニング株式会社 (338)
【Fターム(参考)】