説明

開口食パン

【課題】食パンの内部に開口部を設けた開口食パンを提供する。
【解決手段】食パンに浅いスライス3を設け、薄い上層4と下層5からなる開口部を設ける。該食パンを軽くトーストし上層4を開き、下層5に和食の食材である惣菜等をのせて上層4を閉じると、開口部分で食材は上層4下層5に包まれる。食事中、該食パンの両端を両手で持つことで両端の上層4と下層5は左右の指で閉じることができるため、該食パンの周囲から食材をこぼれ落とすことなく食べられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食パンを浅くスライスし上下2層とする開口部を設け、開口部に食材を入れ2層で包んで食べる開口食パンに関するものである。
【技術背景】
【0002】
従来、市販の食パンは、表面にバターやジャムを塗って食べたり、好みの食材をパンにはさんで食べた。
【発明の展開】

【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題があった。
(イ) 手足の不自由な高齢者や障害者は、食材をパンにのせて食べても食材で手を汚し たり、またその周囲から食材がこぼれ落ちて床や布団を汚し、家族や介護者の負担にな った。
(ロ) 市販の薄切りの食パンで食材をはさんで食べても、パンのボリューム感でお腹が 満腹になり好みの食材を十分食べきれなかった。
(ハ) 楽しいはずの家族のだんらんの食事で周囲に気を使うようになり、やがて不安が つのり食事することに気兼ねした。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものである。
【問題を解決するための手段】
【0004】
一枚の食パンの内層に、パンの平面と平行に浅いスライスを設け、上下2層からなる開口部を有することを特徴とする開口食パン。
【発明の効果】
【0005】
家族の暖かい支援のもとで、好みの食材を思いのまま食べられて食事の時間が待ち遠しくなり、また食事中は気兼ねなく楽しい家族のだんらんの食事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、発明の実施の形態について説明する。
食パンに浅いスライス(3)を設け、薄い上層(4)と下層(5)からなる開口部を設ける。
本発明は以上のような構成で、これを使用するときは、本発明を軽くトーストし上層(4)を開き、下層(5)に和食の食材(6)である惣菜等をのせて、上層(4)を閉じると開口部(2)で食材(6)は上層(4)下層(5)に包まれる。
食事中、本発明の両端を両手で持つことで両端の上層(4)と下層(5)は左右の指で閉じられて、本発明は周囲から食材(6)をこぼれ落とすことなく食べられる。
また、ホテルの朝食のバイキングや職場や友人同士のホームパーテイなどの立食パーテイなどでも、自分の得意とするオリジナルの組み合わせがみんなで楽しめる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明の食材を盛りつけた側面図
【図3】 本発明の食材を包んで閉じた断面図
【符号の説明】
【0008】
1 開口食パン
2 開口部
3 スライス
4 上層
5 下層
6 食材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一枚の食パンの内層に、パンの平面と平行に浅いスライスを設け、上下2層からなる開口部を有することを特徴とする開口食パン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−254328(P2009−254328A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−127680(P2008−127680)
【出願日】平成20年4月14日(2008.4.14)
【出願人】(595170074)
【Fターム(参考)】