説明

開閉シャッタ実装構造および取付方法

【課題】回転変形を維持した状態のスプリング等の付勢手段を開閉シャッタに容易に装着して本体に確実に取り付ける実装構造および取付方法を提供する。
【解決手段】開閉シャッタ10は、回転軸の端部11a、11bに設けられた引掛突起部13および押圧部12を有し、第1端部21および第2端部22により回転変形可能な付勢手段20が回転軸に摺動可能に挿入され、第1端部21を引掛突起部13に引っ掛け、第2端部22を押圧部12に突き当てることで回転変形させた状態が維持され、本体30は開閉シャッタ10を回転自在に支持する支持部32a、32bと、付勢手段20を摺動させて第1端部21が引掛突起部材13から外れると回転復元力により第1端部21が突き当たる突当部33と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はカード型電子装置の挿入口のシャッタ開閉機構に係り、特に開閉シャッタの実装に適した構造およびその取付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
メモリカードやICカードなどのカード型電子装置の普及に伴い、多くの通信機器(モデムやルータなど)にはカード型電子装置を接続するためのカードスロットが搭載されている。このようなカードスロットの挿入口には開閉シャッタが設けられ、カード型電子装置を引き抜いたときにバネの付勢力により自動的にシャッタが閉じるように構成されているものがある。このような開閉シャッタは構造が複雑であり、特にカードが小型化するに伴って組立が困難になる。そこで構造および組立の簡単化を狙った技術が種々提案されている。
【0003】
たとえば、特許文献1に開示されたカード接続装置の取付構造では、開閉扉の軸を操作パネルの軸受け溝と装置フレームの押さえ部材で回動可能に挟むことで組立を容易にしている。開閉扉は、その軸に通されたつる巻バネの付勢力により閉じる方向に付勢される(図5、段落0010、0013参照)。
【0004】
また、カード型電子装置ではないが、特許文献2には、テープカセットやディスクのプレーヤに搭載される開閉ドア装置が開示されている。特に、2つの腕部が延びたトーションバネは、ドアの回転軸に挿入されることで2つの腕部がドアの付勢片を弾性的に挟み、さらに付勢片からドアの回転軸方向に突出した状態で装着される。さらに、トーションバネを装着したドアは、その回転軸を支持部の軸受け穴に挿入すると共に、付勢片から突出した2つの腕部が支持部を挟んで対抗するように実装される(図3、図4、段落0027−0030参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−196309号公報
【特許文献2】特開2000−331470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された取り付け構造では、つる巻バネの装着方法が言及されていないが、つる巻バネをそのまま開閉扉の軸に通して軸受け溝に挟み込むのであれば、つる巻バネは固定されていないので組み込み時に脱落する可能性がある。また、つる巻バネは付勢力が発生しない状態で取り付けられるので、開閉扉が回転したときに初めて付勢力が発生する。このために開閉扉が閉じた状態では固定されておらず開閉扉が不安定に揺れる状態となる。
【0007】
特許文献2に開示された開閉ドア装置では、トーションバネの2つの腕部がドアの付勢片を弾性的に挟むことで固定されるが、支持部も同様に挟むだけであるために、ドアが回転しない限りドアに対する付勢力は発生しない。さらに、特許文献2の構造では、ドアの回転軸を支持部の軸受け穴に挿入する際に、トーションバネの突出した2つの腕部の間に支持部を挟むようにして取り付ける必要があり、位置合わせなどの組立工程が煩雑になるという難点がある。
【0008】
しかしながら、ドアが閉じた状態で安定させるためには、つる巻バネあるいはトーションバネをねじって付勢力を発生させた状態で取り付ける必要があり、装着する際にバネが自らの付勢力によって飛び出す可能性も高くなる。このために、組立に時間を要したり工数が増大したりと組立作業が非効率となる。このような回転変形を維持した状態のバネを開閉ドアに装着し本体に確実に取り付ける方法あるいは構造は、上記特許文献には教示されていない。
【0009】
そこで本発明の目的は、回転変形を維持した状態のスプリング等の付勢手段を開閉シャッタに容易に装着して本体に確実に取り付ける実装構造および取付方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による開閉シャッタの実装構造は、カード機器を本体に出し入れするための開口部を内側から開閉可能に塞ぐ開閉シャッタの実装構造であって、前記開閉シャッタは、回転軸と、前記回転軸の端部に設けられた引掛突起部および押圧部と、を有し、第1端部および第2端部により回転変形可能な付勢手段が前記回転軸に摺動可能に挿入され、前記第1端部を前記引掛突起部に引っ掛け、前記第2端部を前記押圧部に突き当てることで回転変形させた状態が維持され、前記本体は、前記付勢手段を装着した前記開閉シャッタの前記回転軸の両端を回転自在に支持する支持部と、前記付勢手段を摺動させて前記第1端部が前記引掛突起部材から外れると前記付勢手段の回転復元力により当該第1端部が突き当たる突当部と、を有することを特徴とする。
【0011】
本発明による開閉シャッタ取付方法は、カード機器を本体に出し入れするための開口部を内側から開閉可能に塞ぐ開閉シャッタを本体ケースに取り付ける方法であって、前記開閉シャッタは、回転軸と、前記回転軸の端部に設けられた引掛突起部および押圧部と、を有し、前記本体は、前記開閉シャッタの前記回転軸の両端を回転自在に支持する支持部と、突当部と、を有し、第1端部および第2端部により回転変形可能な付勢手段が前記回転軸に摺動可能に挿入され、前記第1端部を前記引掛突起部に引っ掛け、前記第2端部を前記押圧部に突き当てることで回転変形させた状態が維持され、前記付勢手段が装着された開閉シャッタを前記支持部に装着し、前記第1端部を前記引掛突起部材から外して前記突当部に当接させるために前記付勢手段を摺動させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、回転変形を維持した状態のスプリング等の付勢手段を開閉シャッタに容易に装着して本体に確実に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1実施形態による開閉シャッタ実装構造を示す開閉シャッタおよびその取付本体部分の分解斜視図である。
【図2】第1実施形態による開閉シャッタ実装構造のスプリング取付を説明するためのスプリングおよび開閉シャッタの部分拡大斜視図である。
【図3】第1実施形態による開閉シャッタを本体に組み付けた後のスプリング設定操作を説明するための開閉シャッタの斜視図である。
【図4】(A)は本発明の第2実施形態による開閉シャッタ実装構造の本体側支持構造の一部を示す斜視図、(B)は第2実施形態におけるスプリング設定操作を説明するための開閉シャッタ実装構造を示す部分拡大図、(C)は第2実施形態におけるスプリング設定後の開閉シャッタ実装構造を示す部分拡大図である。
【図5】本発明の第3実施形態による開閉シャッタ実装構造のスプリング取付を説明するためのスプリングおよび開閉シャッタの部分拡大斜視図である。
【図6】本発明の第4実施形態による開閉シャッタ実装構造の部分拡大斜視図である。
【図7】(A)は本発明の第5実施形態による開閉シャッタの斜視図、(B)はスプリングと回転軸との位置関係を示す断面図、(C)はスプリングのスライド方法を説明するためのスプリングと回転軸との位置関係を示す断面図である。
【図8】(A)は本発明による開閉シャッタを実装した通信機器の外観を示す斜視図、(B)はその概略的断面構図である。
【図9】本発明による開閉シャッタを実装した通信機器のカード挿入穴部分の断面構図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
1.第1実施形態
図1および図2において、開閉シャッタ実装構造は、開閉シャッタ10と、開閉シャッタ10に付勢力を与えるための付勢手段であるコイル状のスプリング20と、スプリング20を装着した開平シャッタ10を回転自在に組み付ける本体ケース30と、からなる。
【0015】
開閉シャッタ10の回転軸の両端には、径φaの回転軸端部11aおよび11bが軸方向に突出して形成されており、回転軸端部11aの長さはL2、回転軸端部11bの長さはL1である(L2>L1)。回転軸端部11aの下方にはシャッタの延長としての押圧部12が形成され、回転軸11aの上方には引掛突起部13がシャッタ回転軸に固定されている。押圧部12は引掛突起部13よりも回転軸方向に長く延びている。また、押圧部12の端部にはスプリング20を係止するための係止突起部14が形成されている。
【0016】
スプリング20はコイル状のトーションバネであり、円筒部の径は開閉シャッタ10の回転軸径φaより若干大きく形成されている。スプリング20は、図2に示すように、突出したスプリング端部21および22を用いて回転変形(ここでは180°の回転変形)させることができ、これによって反対方向に回転復元力(付勢力)fを生じさせることができる。スプリング20の円筒部を開閉シャッタ10の回転軸端部11aに挿入してスプリング端部22を押圧部12に突き当て、スプリング端部21を回転させて引掛突起部13に引っ掛ける。付勢力fが発生しているのでスプリング20は開閉シャッタ10に確実に装着され、スプリング端部21を回転させて引掛突起部13に引っ掛けるだけなので装着も極めて簡単である。なお、手で操作しやすいようにスプリング端部21の先端を回転軸方向に折り曲げておくことが望ましい。また、引掛突起部13の下端面(回転軸に対応した面)の角をテーパ状に形成し奥を若干窪ませることで、スプリング端部21の引掛操作を容易にすることができる。
【0017】
こうしてスプリング20が装着された開閉シャッタ10は、図1に示すように矢印A方向から本体ケース30のカード機器挿入口31を内側から塞ぐように取り付けられ、開閉シャッタ10の回転軸端部11aおよび11bがそれぞれU字型シャッタ軸受け部32aおよび32bにより回転可能に支持される。なお、本体ケース30には、U字型シャッタ軸受け部32aに隣接した上部に開閉シャッタ10の押圧部12と対向してスプリング突当部33が形成されている。
【0018】
図3において、スプリング20が装着された開閉シャッタ10がU字型シャッタ軸受け部32aおよび32bにより回転可能に支持されると、スプリング20を矢印B方向にスライドさせ、スプリング端部21を引掛突起部13から外す。引掛端部13から外れると、スプリング端部21は付勢力fに従って回転し(ここでは約90°回転)、スプリング突当部33に突き当たり押圧する。他方のスプリング端部22は押圧部12をスライドして係止突起部14で係止される。こうして、スプリング20の付勢力fにより開閉シャッタ10はカード機器挿入口31を閉じる方向に安定的に付勢される。
【0019】
このように、開閉シャッタ10はスプリング20の端部21を引っ掛けて固定する機能を有する引掛突起部13を具備し、スプリング20を開閉シャッタ10の回転軸端部11aへ挿入して端部21を回転変形させて引っ掛けるだけで、開閉シャッタ10とスプリング20とを一体化した状態にすることができ、本体ケース30に容易に実装することが可能となる。そして、実装後に、スプリング20を回転軸11aに沿って矢印Bの方向へ移動させることで引掛突起部13から外し、スプリング20の回転弾性力により約90°回転し位置が固定される。これによりスプリング20の装着および位置決めが容易になり、また装着する際にスプリング20の端部21が開閉シャッタ部品から外れてしまう懸念を払拭することができる。したがって、カードが小型化しても組立工数の削減に繋がり経済的にも効果が得られる。また、開閉シャッタ10がスプリング20により閉じた状態で付勢されているので、シャッタのふらつきもなく安定した状態を維持できる。
【0020】
2.第2実施形態
上述したように、スプリング20を回転軸11aに沿って矢印Bの方向へ移動させることでスプリング20の位置決めを容易に行うことができるが、この矢印B方向への移動を自動的に行うことも可能である。
【0021】
図4(A)および(B)に示すように、傾斜部を有する引掛解除部材34を設ける。引掛解除部材34は、カード機器挿入口31のスプリング突当部33の側であって、開閉シャッタ10のU字型シャッタ軸受け部32aへの装着を妨げない位置に設けられ、その傾斜部はスプリング20に当接して回転軸端部11aの外側へスライドさせるように形成される。
【0022】
すなわち、図4(B)に示すように、スプリング20が一体装着された開閉シャッタ10がU字型シャッタ軸受け部32aおよび32bに矢印C方向から近づくと、図4(C)に示すように、スプリング20が引掛解除部材34の傾斜面に当接し、開閉シャッタ10が更に降下することで引掛解除部材34の傾斜面により押されて矢印D方向にスライドする。また、引掛解除部材34の傾斜部によりスプリング20が軸方向内側には戻れない。これによって、スプリング端部21が引掛突起部13から自動的に外れ、付勢力fに従って回転してスプリング突当部33に突き当たる。他方のスプリング端部22も同様に押圧部12をスライドして係止突起部14で係止される。
【0023】
このように引掛解除部材34を設けることで、スプリング20を自動的にスライドさせて所定位置に設定することができ、かつ、所定位置に設定されたスプリング20を逆戻りしないように阻止することができる。従って、開閉シャッタ10の装着を容易にすると共に、スプリング20の移動を阻止するので開閉シャッタの動作が安定する。
【0024】
3.その他の実施形態
開閉シャッタ10を付勢する付勢手段は、上述したコイル状のスプリング20に限定されるものではなく、開閉シャッタ10の回転方向に変形可能な弾性体を用いても同様の作用効果を得ることができる。
【0025】
たとえば、図5に示すように、板バネ25を回転軸端部11aと開閉シャッタの押圧部との間に設けられたスリットに差し込み、板バネ25の上端を回転変形させて引掛突起部13に引っ掛け、下端を押圧部12に突き当ててもよい。あるいは、凹部を有する弾性板26を回転軸端部11aに挿入し、その上端を回転変形させて引掛突起部13に引っ掛け、下端を押圧部12に突き当ててもよい。
【0026】
また、図6に示すように、少なくともU字型シャッタ軸受け部32aを円筒状軸受け部35に置き換えることも可能である。すなわち、円筒状軸受け部35の軸受け凹部に開閉シャッタ部品10の回転軸端部11aを矢印A’方向から挿入し、他方の回転軸端部11bをU字型シャッタ軸受け部32bにより支持してもよい。
【0027】
さらに、第2実施形態のように引掛解除部材34を設ける代わりに、図7(A)に示すように、組付け時に開閉シャッタ10をE方向に撓ませることでスプリング20を自動的に組み付けることもできる。すなわち、図7(B)に示すように、開閉シャッタ10をE方向に撓ませることで回転軸端部11aが斜めになり、装着されたスプリング20が滑って自動的にスプリング20を矢印F方向にスライドする。これによりスプリング端部21が引掛突起部13から自動的に外れ、付勢力fに従って回転してスプリング突当部33に突き当たり、組付けが完了する。
【0028】
4.適用例
上述した実施形態による開閉シャッタ構造は、モデムやルータなどの通信機器に適用可能である。
【0029】
図8および図9に示すように、通信機器の本体ケース30の上面36にカード機器挿入口31を設け、その内側に上記開閉シャッタ10が上述したように装着されている。また、本体内部の回路基板37にはカード接続部38が設けられている。
【0030】
通信機器の付加機能を実現するためのカード機器40がカード機器挿入口31に挿入されると、開閉シャッタ10がスプリング20の付勢力に抗して開き、カード機器40の端子がカード接続部38に電気的に接続される。また、カード機器40が引き抜かれると、開閉シャッタ10はスプリング20の付勢力により閉じられる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、付加機能を与えるためのカードを挿入する通信機器のカード挿入口に装着される開閉シャッタに適用可能である。
【符号の説明】
【0032】
10 開閉シャッタ
11a、11b 回転軸端部
12 押圧部
13 引掛突起部
14 係止突起部
20 スプリング
21、22 スプリング端部
25 弾性体
26 板バネ
30 本体ケース
31 カード機器挿入口
32a、32b U字型シャッタ軸受部
33 スプリング突当部
34 引掛解除部材
35 円筒状軸受部
36 本体ケース上面
37 回路基盤
38 カード接続部
40 カード機器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カード機器を本体に出し入れするための開口部を内側から開閉可能に塞ぐ開閉シャッタの実装構造であって、
前記開閉シャッタは、回転軸と、前記回転軸の端部に設けられた引掛突起部および押圧部と、を有し、第1端部および第2端部により回転変形可能な付勢手段が前記回転軸に摺動可能に挿入され、前記第1端部を前記引掛突起部に引っ掛け、前記第2端部を前記押圧部に突き当てることで回転変形させた状態が維持され、
前記本体は、前記付勢手段を装着した前記開閉シャッタの前記回転軸の両端を回転自在に支持する支持部と、前記付勢手段を摺動させて前記第1端部が前記引掛突起部材から外れると前記付勢手段の回転復元力により当該第1端部が突き当たる突当部と、を有する、
ことを特徴とする開閉シャッタの実装構造。
【請求項2】
前記引掛突起部および前記押圧部は互いに前記回転軸の反対方向に設けられ、前記押圧部と前記回転軸との間には少なくとも前記付勢手段を挿入可能な隙間が形成され、前記引掛突起部と前記回転軸との間には前記付勢手段の前記第1端部を引っ掛けるための切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉シャッタの実装構造。
【請求項3】
前記開閉シャッタが前記支持部に装着されるときに、前記開閉シャッタが前記支持部に近づくに従って、前記開閉シャッタに装着された付勢手段を前記第1端部が前記引掛突起部から外れる方向に自動的に摺動させる引掛解除部材を前記本体に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の開閉シャッタの実装構造。
【請求項4】
前記引掛解除部材には、前記付勢手段に当接して摺動させる傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の開閉シャッタの実装構造。
【請求項5】
前記支持部は前記回転軸を一方向から受け入れるU字型軸受け部を有することを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の開閉シャッタの実装構造。
【請求項6】
カード機器を本体に出し入れするための開口部を内側から開閉可能に塞ぐ開閉シャッタを本体ケースに取り付ける方法であって、
前記開閉シャッタは、回転軸と、前記回転軸の端部に設けられた引掛突起部および押圧部と、を有し、前記本体は、前記開閉シャッタの前記回転軸の両端を回転自在に支持する支持部と、突当部と、を有し、
第1端部および第2端部により回転変形可能な付勢手段が前記回転軸に摺動可能に挿入され、前記第1端部を前記引掛突起部に引っ掛け、前記第2端部を前記押圧部に突き当てることで回転変形させた状態が維持され、
前記付勢手段が装着された開閉シャッタを前記支持部に装着し、
前記第1端部を前記引掛突起部材から外して前記突当部に当接させるために前記付勢手段を摺動させる、
ことを特徴とする開閉シャッタ取付方法。
【請求項7】
前記本体は引掛解除部材を更に有し、
前記開閉シャッタが前記支持部に装着されるときに、前記開閉シャッタが前記支持部に近づくに従って、前記付勢手段が前記引掛解除部材に当接し前記開閉シャッタに装着された付勢手段を前記第1端部が前記引掛突起部から外れる方向に自動的に摺動させることを特徴とする請求項6に記載の開閉シャッタ取付方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−262956(P2010−262956A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−110288(P2009−110288)
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(000197366)NECアクセステクニカ株式会社 (1,236)
【Fターム(参考)】