説明

開閉式ドームテント

【課題】車全体を包み込み容易に開閉、折りたたみ可能にしたことで、防犯、防風雨に対応、且つ、環境に調和し美観の良いテント式車庫を提供する。
【解決手段】半円状態に曲げたパイプ支柱10本が、連動して前後に倒れるようにするためとドーム全体の安定を保つため、テントシートとパイプ支柱を結び固定し、各支柱と支柱とは、半円の中心部を等間隔にひもで結び固定した。部分的には支柱1は、接地面を低くするために関節11をつけた。各支柱パイプの折りたたみ時、コンパクトに収まるようにするため支柱を取り付ける支柱台座12の取付穴に段差をつけ、支柱1、3、5、7、9は前記支柱台座の内側に、支柱2、4、6、8は外側に取り付けることで重なりを向上した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、全体開閉式で、ドーム形状にした、テント車庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、テントは固定設置で、用途が限定され、風雨に弱く、開閉、移動、設置が困難である。本考案はこれらの欠点を除き、さらに使用方法も容易で、多用途で、美観の良いものにするものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
全体をドーム形にすることで、風雨に強く、曲線の美観もよく、全体開閉式にすることで、使用目的、場所が多様化できる。全車体を包み込むことで風塵を防ぎ、さらに外から、車種、車内が見えなくなることで、防犯対策としても、効果的とおもわれる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
全体の骨組みを、半円形に曲げたパイプ支柱1〜10(図1、2、3)で構成し、その半円支柱の左右2カ所の支点を、それぞれ左右に集め、ドームの左右側面の支柱台座(12)(図1、2、3)2カ所に結合させるとともに、各支柱10本も 相互間を連結することで、全体が連動して前後に倒れる仕組みにした。支柱1〜9(図3)と、支柱台座の結合部(図4、5)を、穴止めにして、取付ピンボルト(図5、6)を軸に回転できるようにした。それぞれの取付穴の位置に段差をつけ、その仕組みによって、ここを軸に支柱全体が放物線状に、前後に重なって倒れる。且つ、ドーム全体の安定を保つために、テントシートと各支柱を結び固定させ、支柱と支柱は半円の中心部(図1)を等間隔に、ひもで結び連結固定した。これによりシートの張りと曲線も保てた。
【発明の効果】
【0005】
入庫後も、支柱を押せば、簡単に全体を開くことができ、車体が露出できる。引き起こせば、折たたまれた状態のテント部分が、元に戻り容易に車体を包み込める。
【発明を実施するための最良の状態】
【0006】
以下、本発明の実施例について説明する。オープン状態の車庫に、車体を入れ込み、折りたたまれた支柱1のテントシート部を引き起こすと、連動してドーム状態となり車体全体を包み込み、必然的に、雨、風塵から守る。洗車、点検時は押し開き使用、便利で容易である。 他用途としては、テントシートを、透明ビニールに取り替えることで、温室ハウスとなり、随時に開閉できるので、露地栽培などもできる、全天候型ハウスとなる。 テントシート部分の前後や側面を開け放てば、物干し場としてもつかえる。
この仕組みは、小型化することで、トラックの荷台カバーとしても応用でき、且つ、ベッド全体のカバーとしてシートの工夫で、防虫、防音、保温、装飾用に考察できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の正面図である。
【図2】本発明の斜視図である
【図3】本発明の側面図である。
【図4】本発明の支柱台座である。
【図5】支柱取付部分の拡大図である。
【図6】支柱取付部分の側面図である
【符号の説明】
【0008】
1、3、5、7、9支柱(内側取付) 2、4、6、8支柱(外側取付)
10補助支柱、11関節、12支点台座、13接地面への固定パイプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
この発明は、(1)自動車シートをドーム型にして、車全体を包みこみ、且つ(2)移動、設置を簡単にしたドーム型テント。 このドーム型テントの(3)骨組みである半円形支柱の左右2カ所の支点を軸に、支柱全体が、(4)前後に連動して倒れ重なるようにしたことで、全体の開閉を可能とし、コンパクト収納で、全体開閉式ドーム型テント。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−202386(P2008−202386A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−77808(P2007−77808)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(507093949)
【Fターム(参考)】