説明

開閉式玩具

【課題】 操作部材が正方向に回転されたときのみ形状部材を開閉でき、逆方向に回転されたときは開閉できないようにすることで操作ミスを解消でき、かつ安価に構成できる意外性に富んだ開閉式玩具の提供。
【解決手段】 閉状態でその内側に空間部(80)を形成し、開状態で前記空間部を露出する形状を有する複数の形状部材(20、20、...)と、前記形状部材の夫々を開閉可能に回動軸支する本体(2)と、前記本体に対して回転可能に設けられる操作部材(13)と、前記操作部材への回転力を軸方向力に変換して、前記軸方向力により前記形状部材を開閉させる変換機構部(25、35、40)と、前記変換機構部を常時付勢して、前記形状部材を前記開状態から前記閉状態に回動させる付勢部材(45)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉式玩具に係り、意外性を考慮したことから、例えば子供用玩具として特に好適な開閉式玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
意外性を考慮した開閉式玩具が、例えば子供用玩具として従来より実用化されている。例えば、ハンドが開閉動作するマジックハンドを模したおもちゃがある。
【0003】
一方、サイドにクリップを設けたシャープぺンシルにおいて、本体軸体の端部に、閉状態でその内側にめしべを配置し、開状態でめしべを露出する形状を有する複数の花びらを設けておき、シャープ芯の送り出しのためのノック動作と花びらを開閉する動作をクリップの出し入れにより個別かつ選択的に行えるように構成された筆記具について提案されている。(特許文献1)
【特許文献1】実開平7−37687号公報明細書。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1の提案になる筆記具は、クリップを本体軸体の側面から突出させた状態と、埋設させた状態にしか移動できないので操作を誤ることはない。
【0005】
一方、閉状態でその内側に空間部を形成し、開状態で空間部を露出する形状を有する複数の花びらを本体軸体の端部において開閉可能に回動軸支し、本体軸体に対して回転可能に設けられる操作部材を設けておき、この操作部材の回転操作による回転力を軸方向力(操作部材の長手方向への力)に変換して、この軸方向力により花びらを開閉させることも可能となる。
【0006】
しかし、この場合において、操作部材が本体軸体に対する正逆方向に回転されると、花びらの開閉動作に支障を来すこととなる。
【0007】
したがって、本発明は上記の問題点に鑑みて成されたものであり、操作ミスを排除した手動操作式とすることで安価に構成することができ、かつ意外性に富んだ開閉式玩具の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、閉状態でその内側に空間部(80)を形成し、開状態で前記空間部を露出する形状を有する複数の形状部材(20、20、...)と、前記形状部材の夫々を開閉可能に回動軸支する本体(2)と、前記本体に対して回転可能に設けられる操作部材(13)と、前記操作部材への回転力を軸方向力に変換して、前記軸方向力により前記形状部材を開閉させる変換機構部(25、35、40)と、前記変換機構部を常時付勢して、前記形状部材を前記開状態から前記閉状態に回動させる付勢部材(45)と、を備え、前記本体に対し、前記操作部材を正方向に回転させることにより前記形状部材が前記閉状態から前記開状態に回動されるとともに、前記本体に対し、前記操作部材を逆方向に回転させることによりその回転が規制されることを特徴としている。
【0009】
また、前記変換機構部は、前記操作部材に固定されるとともに、端面において第1傾斜面(28)を形成した第1カム部材(25)と、前記本体の長手方向に移動可能かつ前記操作部材の回転方向に不動状態で案内されるとともに、前記第1傾斜面に当接する第2傾斜面(48)を一端面に形成し、他端面において前記付勢部材の接続部(44)を形成し、さらに前記形状部材の作用端が潜入する溝部(41)を外周面に形成した第2カム部材(40)と、から構成され、前記操作部材の回転にともない前記第1傾斜面が前記第2傾斜面に対して摺接することで前記形状部材を前記閉状態から前記開状態に回動させるとともに、前記第1傾斜面の前記第2傾斜面に対する摺接状態が解除されると、前記形状部材を前記開状態から前記閉状態に回動させるとともに、前記第1カム部材と前記第2カム部材は、前記第1傾斜面の前記第2傾斜面に対する摺接状態が解除されると、前記操作部材を逆方向に回転させることを規制する規制部(29、49)を形成したことを特徴としている。
【0010】
また、前記空間部には、前記形状部材の夫々を開閉可能に回動軸支する蓋部(56)と、装飾体(90)とを一体成型した蓋体(55)が配設されることを特徴としている。
【0011】
また、前記形状部材は、少なくとも2個、望ましくは4個、または8個以下が設けられることを特徴としている。
【0012】
また、前記形状部材は、前記回動軸支される軸支部材(15)と形状部(23)とから構成され、前記軸支部材を前記本体に対して組み付け後に、前記形状部を前記軸支部材に合させて固定することを特徴としている。
【0013】
そして、前記装飾体は、透明カプセル(61、62)入り人形であり、前記形状部材は前記閉状態において前記透明カプセルを包み込む花びらを模したものであることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、操作部材が正方向に回転されたときのみ形状部材を開閉でき、逆方向に回転されたときは開閉できないようにすることで操作ミスを解消でき、かつ安価に構成できる意外性に富んだ開閉式玩具が提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に、本発明の好適な一実施形態について添付の各図面を参照して述べる。ここで、本発明は様々な修正と変更が可能であり、その内の特定の事例が図面に図示されており、以下に詳細に記述されることになる。
【0016】
しかしながら、これらに限定されず特許請求の範囲に規定される範囲において種々の構成が可能であることは言うまでもない。
【0017】
先ず、図1(a)は、本発明の一実施形態である開閉式玩具1を斜め上から見た外観斜視図、図1(b)は、図1(a)を上方から見た上面図である。
【0018】
先ず、図1(a)において、この開閉式玩具1はチューリップの花の中から親指姫が出現することを想定したものであり、主に女児をそのユーザの対象としている。このため外観上において豪華な装飾を随所に施している。また、これから述べる構成部品は、ネジ類を除いて所定樹脂材料(耐衝撃性を有する熱可塑性樹脂であり例えばABS樹脂)を用いた射出成型部品であり適宜ふさわしい色に着色されるか、または予め樹脂チップに顔料他の着色料を混ぜて射出成形品を得るようにしている。
【0019】
また、図示のように4枚の花びら20が閉状態に位置するときに、透明アクリル樹脂製のクラウン160は4枚の花びら20により、取り囲まれている。この開閉式玩具1のサイズは適宜設定可能であり、例えば高さが約10cm以内、本体2と一体化される操作部材32、33の直径寸法が15mm前後、形状部材である4枚の花びら20、20、...の外周の直径寸法が4cm前後に設定される。
【0020】
このように比較的に小型であることから、開閉式玩具1を例えば子供用のおまけ商品としても提供できることとなる。また、全体の構成部品を上記のように極力樹脂化することで軽量化と低価格化を図っており、さらには組み立て容易性も考慮しているので、プラモデルの組み立てキットとしても提供することができる。また、構成部品は樹脂製に限定されず、金属性、木製、ガラス製でもよく、またこれらの材料から製作された構成部品を適宜組み合わせても良い。
【0021】
次に、図1(b)において、各花びら20には凹状の溝部23aが夫々形成されており、各溝部23aが本体2に固定された十字部材70の頂点部分に夫々図示のように潜入することで、各花びら20が閉状態においてがたつかないようにして、搬送時の音対策および破損対策を図っている。
【0022】
次に、図2は、図1の開閉式玩具1の使用状態を示す外観斜視図である。本図において、ユーザが本体2を右手指先で把持し、後述するように一体化された操作部材32、33を左手指先で把持した後に矢印D1方向(正方向)に回転すると、各花びら20、20、...が矢印D2方向に回転速度に応じて同時に開き出し、クラウン160から離れる。最終位置にまで各花びら20、20、...が開くと中の空間部80が外部に露出する。この空間部80には透明カプセル62に入った物品である親指姫人形が設けられており、ユーザはこれを見て楽しむか、友達とともに楽しく遊べることとなる。
【0023】
引き続いて、図3は、図1の開閉式玩具1の立体分解図である。本図においても、既に説明済みの構成または部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、手動の回転操作が行われる操作部材32、33は、図示のように左右に分割されるとともに、上下のネジ60を一方のネジ孔33b、33bに挿入後にスタッド部32b、32bに対してセルフタッピングで螺合させて合体される。この合体の前に、本体2に予め固定されている破線図示のストッパー部材35の左右突起部35a、35aを操作部材32、33の溝部33a(破線図示)と溝部32aに潜入させることで、操作部材とストッパー部材とを合体化して、操作部材の回転力をストッパー部材に伝達可能とするとともに、操作部材が本体に対して脱落しないように組み付けられる。
【0024】
本体2には、破線図示の中空孔部が形成されており、その底面において第1カム部材25の摺動面26を軸支するための貫通孔が形成されている。また、この第1カム部材25の下方には廻り止め形状部30が形成されており、上記のストッパー部材35のメス孔部35bがこの廻り止め形状部30に対して嵌合され、不図示の係止部が互いに係止することで、操作部材の回転力をストッパー部材を介して第1カム部材25に伝達可能とするとともに、操作部材が本体から脱落しないように構成されている。廻り止め形状部30は回転力が作用したときに変形するので金属棒がインサート成型される。
【0025】
本体2の中空孔部には、スリーブ部材9が挿入される。このスリーブ部材9の貫通孔11(破線図示)の内周面には上下方向にキー10が一体成型されており、上記の第1カム部材25をセットした後に第2カム部材40をこのスリーブ部材9の貫通孔11に挿入するときに、第2カム部材40に形成されたキー溝47がキー10に入るようにして組み付けられることで、第2カム部材40が本体2の長手方向(上下方向)に移動可能かつ操作部材の回転方向には不動状態となるようにスリーブ部材9内で案内されるように構成されている。
【0026】
一方、第1カム部材25は図示の上側の端面において第1傾斜面28を形成しており、この第1傾斜面28の端部においてさらに図示のような規制部29を形成している。
【0027】
また、第2カム部材40は第1傾斜面28に当接する第2傾斜面48(破線図示)を図示の下方側の一端面に形成しており、この第2傾斜面48の端部において規制部49を形成している。さらにこの第2カム部材40は上側の他端面において付勢部材である圧縮コイルスプリング45の接続部44を連続形成しており、さらに形状部材である花びら20に固定される軸支部材15の作用端が潜入する溝部41を、上作用部43と下作用部42の間に形成している。
【0028】
次に、1枚のみ図示し、残り3枚の花びら20については省略して示した花びら20の内周面23上には弾性変形のために左右の溝部22、22を有した受け部21が一体成形されており、この受け部21の孔部に対して軸支部材15のフランジ18に形成された球状頭部17を圧入させ嵌合させることで花びらと軸支部材とを一体化するように構成されている。このように別部品とした理由は、軸支部材15を本体2に対する回動軸支状態にしてから蓋体55で蓋をしてネジ60で固定するときに花びら20が邪魔になるので、最初に軸支部材を本体に対して組み付け可能にすることによる。したがって、このネジ止め作業に花びらが邪魔にならない場合には一体化しても良いこととなる。
【0029】
軸支部材15には左右面から軸支部16、16が図示のように突出して形成されており、これらの軸支部16、16を本体2の左右の軸支面3(一方のみ図示)上に置くために、本体2の4方の溝部4に軸支部材15、15、...を図示のようにセットする。このときスリーブ部材9の溝部12の縁部でも軸支部16が保持されることとなる。
【0030】
4本の軸支部材15のセットが終えたら、蓋部材55を上から被せてから4個所のネジ孔57にネジ60をセットし、本体1の上面7のネジ穴8に対して螺合させて固定することで、4本の軸支部材15が回動可能な状態となるので続いて花びらを固定する。
【0031】
蓋部材55には上記の十字部材70に加えて親指姫人形90の円形固定面と、クラウン160の固定部59と、上記の圧縮コイルバネ45の当接面および4本の軸支部材15の蓋部となる底面56が図示のように一体形成されている。また、親指姫人形90の固定面の前後には、透明カプセル61、62が嵌合される孔部が4箇所穿設されている。以上の手順で開閉式玩具1が完成される。
【0032】
図4(a)は、形状部品の花びら20を閉状態にした様子を模式図的に示した変換機構部の動作説明図、図4(b)は、花びら20を開状態にした様子を模式図的に示した変換機構部の動作説明図である。
【0033】
本図において、形状部品である1枚の花びら20のみが図示されているが、残り3枚の花びら20についても同様に開閉動作するので省略している。また、既に説明済みの構成または部品については同様の符号を附して説明を割愛する。
【0034】
先ず、図4(a)において、操作部材が回転されない状態では、第2カム部材40は圧縮コイルバネ45の圧縮作用によって上作用部43が破線図示の位置するさらに下方位置に移動されている。また、その軸部16が本体2において上記のように回動可能に軸支された軸支部材15の上作用端15aと下作用端15bは溝部41に対して潜入するとともに、上作用部43に対して上作用端15aが当接することでさらに花びら20が破線図示の位置まで回動されて空間部80(破線図示)を完全に覆う状態になるように構成されている。
【0035】
一方、操作部材が回転操作されるにともない、第1カム部材25が矢印方向に移動されることで、第1傾斜面28が第2カム部材40の第2傾斜面48に対して摺接する。この結果、第2カム部材40が上方に移動される結果、軸支部材15の上作用端15aが上作用部43に当接して実線図示の位置まで回動されて、花びら20を矢印D2方向に回動する。
【0036】
これに続き、さらに操作部材が回転操作されると図4(b)に図示のように、第1カム部材25が最終位置まで移動されることで、第1傾斜面28が第2カム部材40の第2傾斜面48に対して図示のような位置関係になる。この結果、第2カム部材40が上方の最高位置まで移動される結果、軸支部材15の下作用端15bが下作用部42に当接して図示の位置まで回動されて、花びら20を矢印D2方向に回動することで最後の位置まで開く状態にする。以上のようにして操作部材の回転操作に伴い4枚の花びら20の開閉を行うことができる。
【0037】
操作部材が正方向(図4(a)の矢印方向)に回転されたときのみ開閉を行い、逆方向に回転されたときには開閉できないようにするために、図4(a)において第1カム部材25の規制部29が、第2カム部材40に対して摺接移動されて規制部49を超える位置まで回転されると、規制部同士が当接して逆方向には回転できないように構成されている。
【0038】
最後に、図5(a)〜(c)は、別実施形態の開閉式玩具1の要部を示した外観斜視図である。本図において、既に説明済みの構成または部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、先ず図5(a)において、上記の操作部材32、33を左手指先で把持した後に回転すると、形状部材である半分の桃20が図示のように左右に分かれるように二重矢印方向に互いに離れ始めて、最終位置にまで各桃20、20が開くと中の空間部から桃太郎人形90が外部に露出するように構成されている。
【0039】
また、図5(b)において、空間部には樹脂製の模型ダイヤモンド90が設けられており、形状部品であるカバー20、20、...が回動可能に6個以上設けられており、この模型ダイヤモンド90をカバーで覆う状態とダイヤモンド90を外部に露出するようにして遊べるようにしている。
【0040】
そして、図5(c)において、空間部には模型の不死鳥90が設けられており、操作部材32、33を回転すると、形状部品である左右の翼20、20が広がり中から模型不死鳥90が現れる。また、操作部材32、33をさらに回転すると、左右の翼20、20は閉じるが、操作部材を回転しつづけると羽ばたくようにして遊ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態である開閉式玩具1を斜め上から見た外観斜視図、(b)は、図1(a)を上方から見た上面図である。
【図2】図1の開閉式玩具1の使用状態を示す外観斜視図である。
【図3】図1の開閉式玩具1の立体分解図である。
【図4】(a)は、形状部品を閉状態にするための変換機構部の様子を模式図的に示した動作説明図、(b)は、形状部品を閉状態にするための変換機構部の様子を模式図的に示した動作説明図である。
【図5】(a)〜(c)は、別実施形態の開閉式玩具1の要部を示した外観斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
1 開閉式玩具
2 本体
9 スリーブ部材
10 キー
15 軸支部材
16 軸支部
20 花びら、桃、カバー、翼(形状部材)
25 第1カム部材
28 第1傾斜面
32、33 操作部材
35 ストッパー部材
40 第2カム部材
48 第2傾斜面
55 蓋体
80 空間部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
閉状態でその内側に空間部を形成し、開状態で前記空間部を露出する形状を有する複数の形状部材と、
前記形状部材の夫々を開閉可能に回動軸支する本体と、
前記本体に対して回転可能に設けられる操作部材と、
前記操作部材への回転力を軸方向力に変換して、前記軸方向力により前記形状部材を開閉させる変換機構部と、
前記変換機構部を常時付勢して、前記形状部材を前記開状態から前記閉状態に回動させる付勢部材と、を備え、
前記本体に対し、前記操作部材を正方向に回転させることにより前記形状部材が前記閉状態から前記開状態に回動されるとともに、前記本体に対し、前記操作部材を逆方向に回転させることによりその回転が規制されることを特徴とする開閉式玩具。
【請求項2】
前記変換機構部は、
前記操作部材に固定されるとともに、端面において第1傾斜面を形成した第1カム部材と、
前記本体の長手方向に移動可能かつ前記操作部材の回転方向に不動状態で案内されるとともに、前記第1傾斜面に当接する第2傾斜面を一端面に形成し、他端面において前記付勢部材の接続部を形成し、さらに前記形状部材の作用端が潜入する溝部を外周面に形成した第2カム部材と、から構成され、
前記操作部材の回転にともない前記第1傾斜面が前記第2傾斜面に対して摺接することで前記形状部材を前記閉状態から前記開状態に回動させるとともに、前記第1傾斜面の前記第2傾斜面に対する摺接状態が解除されると、前記形状部材を前記開状態から前記閉状態に回動させるとともに、
前記第1カム部材と前記第2カム部材は、前記第1傾斜面の前記第2傾斜面に対する摺接状態が解除されると、前記操作部材を逆方向に回転させることを規制する規制部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の開閉式玩具。
【請求項3】
前記空間部には、前記形状部材の夫々を開閉可能に回動軸支する蓋部と、装飾体とを一体成型した蓋体が配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の開閉式玩具。
【請求項4】
前記形状部材は、少なくとも2個、望ましくは4個、または8個以下が設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の開閉式玩具。
【請求項5】
前記形状部材は、前記回動軸支される軸支部材と形状部とから構成され、前記軸支部材を前記本体に対して組み付け後に、前記形状部を前記軸支部材に嵌合させて固定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の開閉式玩具。
【請求項6】
前記装飾体は、透明カプセル入り人形であり、前記形状部材は前記閉状態において前記透明カプセルを包み込む花びらを模したものであることを特徴とする請求項4乃至5のいずれか1項に記載の開閉式玩具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−239011(P2006−239011A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−56162(P2005−56162)
【出願日】平成17年3月1日(2005.3.1)
【出願人】(504178487)萬代(香港)有限公司 (3)
【Fターム(参考)】