関節損傷を処置するための方法
X線撮影によって判断される、関節損傷の進行を遅延させるのに有効な量で、B細胞表面マーカーに結合するアンタゴニスト(例えば、CD20抗体)を被験体に投与する工程を含む、処置に適格な被験体において関節損傷を処置する方法が提供される。そのような方法に有用な製品がさらに提供される。第1の局面において、本発明は、被験体において関節損傷を処置するための方法に関し、この方法は、その被験体にCD20抗体を投与する工程、および、投与から少なくとも約1ヶ月後に投与前のベースラインと比較したときの関節損傷の減少を判断するX線検査を被験体に与える工程を含み、ここで、投与されるCD20抗体の量は、該関節損傷の減少を達成するのに有効な量である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
被験体において関節損傷を処置するための方法であって、該方法は、該被験体にCD20抗体を投与する工程および該投与から少なくとも約1ヶ月後に該投与前のベースラインと比較したときの該関節損傷の減少を判断するX線検査を該被験体に与える工程を含み、ここで、投与されるCD20抗体の量は、該関節損傷の減少を達成するのに有効である、方法。
【請求項2】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約2ヶ月後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約10週間後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約3ヶ月後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約4ヶ月後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約5ヶ月後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約24週間後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約52週間後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
CD20抗体の先の投与の効果と比較して関節損傷の減少の継続または維持を達成するのに有効な量のCD20抗体を前記被験体に追加投与する工程をさらに含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
たとえ先の投与の後の前記X線検査の時点において臨床上の改善が前記被験体において認められなくても、前記CD20抗体を該被験体にさらに投与する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記臨床上の改善が、圧痛のある関節もしくは腫大した関節の数を評価すること、乾癬評価重篤度指標、前記被験体の全般的な臨床上の評価、赤血球沈降速度を評価すること、または、C反応性タンパク質レベルの量を評価することによって判定される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記検査が、改変Sharp総合スコアを測定する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記抗体が、リツキシマブである、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記抗体が、配列番号2および8における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記抗体が、配列番号39および40における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記抗体が、配列番号32および33における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記抗体が、配列番号8におけるN100Aの変更またはD56AおよびN100Aの変更またはD56A、N100YおよびS100aRの変更を含む可変重鎖ドメインならびに配列番号2におけるM32Lの変更またはS92Aの変更またはM32LおよびS92Aの変更を含む可変軽鎖ドメインを含むヒト化2H7である、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記関節損傷が、関節炎、整形外科用インプラントの無菌的な関節の緩み、骨折の偽関節、脊椎関節症、乾癬またはクローン病に起因する、任意の請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記関節損傷が、関節炎に起因する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記関節損傷が、関節リウマチ、変形性関節症、強直性脊椎炎および乾癬性関節炎に起因する、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記抗体が、静脈内に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記抗体が、皮下に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記被験体が、以前にCD20抗体で処置されたことがない、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記被験体が、メトトレキサート未処置患者である、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記メトトレキサート未処置患者が、活性な関節リウマチを有する、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記抗体が、裸の抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記抗体が、別の分子と結合体化されている、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記抗体が、約0.4〜4グラムの用量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記抗体が、約0.4〜1.3グラムの用量で投与される、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記用量が、約1.5〜3.5グラムである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記用量が、約1.5〜2.5グラムである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記抗体が、約1ヶ月の期間内に1〜4回の投薬の頻度で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記用量が、約500mg〜1.2グラムである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記用量が、約750mg〜1.1グラムである、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記抗体が、2〜3用量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記抗体が、約2〜3週間の期間内に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記関節損傷を処置するために前記CD20抗体以外の薬物は、前記被験体に投与されない、請求項1に記載の方法。
【請求項38】
有効量の第2の薬物が投与され、ここで、前記CD20抗体が、第1の薬物である、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記第2の薬物が、1つより多い薬物である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記第2の薬物が、抗生物質、免疫抑制剤、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)、疼痛管理薬剤、インテグリンアンタゴニスト、非ステロイド性抗炎症性薬物(NSAID)、サイトカインアンタゴニスト、ビスホスホネートもしくはホルモンまたはそれらの組み合わせである、請求項38または39に記載の方法。
【請求項41】
前記第2の薬物が、DMARDである、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記DMARDが、オーラノフィン、クロロキン、D−ペニシラミン、注射可能な金、経口用の金、ヒドロキシクロロキン、スルファサラジン、ミオクリシン(myocrisin)およびメトトレキサートからなる群から選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記第2の薬物が、NSAIDである、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
前記NSAIDが、ペンタサ、メサラジン、アサコール(asacol)、リン酸コデイン、ベノリレート(benorylate)、フェンブフェン、ナプロシン、ジクロフェナク、エトドラク、インドメタシン、アスピリンおよびイブプロフェンからなる群から選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記第2の薬物が、疼痛管理薬剤である、請求項40に記載の方法。
【請求項46】
前記疼痛管理薬剤が、パラセタモールおよびデキストロプロポキシフェンからなる群から選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記免疫抑制剤が、エタネルセプト、インフリキシマブ、アダリムマブ、レフルノミド、アナキンラ、アザチオプリンおよびシクロホスファミドからなる群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項48】
前記第2の薬物が、OPG、エタネルセプト、インフリキシマブ、エタネルセプト、アダリムマブ、キナレット(kinaret)、ラプティバ(raptiva)、オステオプロテゲリン(OPG)、RANKFc、抗RANKL、パミドロネート、アレンドロネート、アクトネル(actonel)、ゾレドロネート(zolendronate)、クロドロネート、メトトレキサート、アズルフィジン(azulfidine)、ヒドロキシクロロキン、ドキシサイクリン、レフルノミド、スルファサラジン(SSZ)、プレドニゾロン、インターロイキン−1レセプターアンタゴニスト、プレドニゾンおよびメチルプレドニゾロンからなる群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項49】
前記第2の薬物が、インフリキシマブ、インフリキシマブ/メトトレキサート(MTX)併用、MTX、エタネルセプト、コルチコステロイド、シクロスポリンA、アザチオプリン、オーラノフィン、ヒドロキシクロロキン(HCQ)、プレドニゾロンとMTXとSSZとの併用、MTXとSSZとHCQとの併用、シクロホスファミドとアザチオプリンとHCQとの併用およびアダリムマブとMTXとの併用からなる群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項50】
前記コルチコステロイドが、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、ヒドロコルチゾンまたはデキサメタゾンである、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記第2の薬物が、MTXである、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記被験体が、リウマチ因子陰性である、請求項1に記載の方法。
【請求項53】
前記被験体が、リウマチ因子陽性である、請求項1に記載の方法。
【請求項54】
前記被験体が、前記ベースラインの前にメトトレキサートを投与された、請求項1に記載の方法。
【請求項55】
前記メトトレキサートが、約10〜25mg/週の用量で投与された、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記メトトレキサートが、前記ベースラインの少なくとも約12週間前に投与された、請求項54または55に記載の方法。
【請求項57】
前記メトトレキサートが、前記ベースライン前の最後の4週間、固定用量で投与された、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記メトトレキサートが、経口的または非経口的に投与された、請求項54に記載の方法。
【請求項59】
前記関節損傷が、関節リウマチに起因し、前記被験体が、1つ以上の抗腫瘍壊死因子(TNF)インヒビターに対して不適当な応答を示している、請求項1に記載の方法。
【請求項60】
併用メトトレキサートが、前記CD20抗体とともに前記被験体に投与される、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記CD20抗体が、前記処置開始の第1日目および第15日目に約1000mg×2の用量で静脈内に投与される、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
被験体における関節損傷の処置をモニターする方法であって、該方法は、有効量のCD20抗体を該被験体に投与する工程、および、該関節損傷が該投与の前のベースラインよりも減少しているか否かを該投与から少なくとも約1ヶ月後のX線撮影によって判断する工程を含み、ここで、処置後の該被験体におけるベースラインに対する減少は、該CD20抗体が、該関節損傷に対して効果を有していることを示唆する、方法。
【請求項63】
ベースラインに対する減少の程度が、前記CD20抗体の投与後の第2の時点において測定される、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記測定が、少なくとも約24週間後である、請求項62または請求項63に記載の方法。
【請求項65】
a.CD20抗体を含む容器;および
b.被験体において関節損傷を処置するための指示を含む添付文書
を備えた製品であって、
ここで、該指示は、該被験体が、該CD20抗体を投与され、次いで、該投与から少なくとも約1ヶ月後に、該投与の前のベースラインと比較したときの該関節損傷の減少を判断するX線検査に供されることを示しており、ここで、投与されるCD20抗体の量は、該関節損傷の減少を達成するのに有効である、製品。
【請求項66】
第2の薬物を含む容器をさらに備え、ここで、前記CD20抗体が、第1の薬物であり、前記添付文書中に有効量の該第2の薬物で前記被験体を処置するための指示をさらに含む、請求項65に記載の製品。
【請求項67】
被験体において関節損傷を処置するための方法であって、該方法は、該被験体にCD20抗体を投与する工程、および、該投与から少なくとも約52週間後に該投与前のベースラインと比較したときの該関節損傷の減少を判断するX線検査を該被験体に与える工程を含み、ここで、投与されるCD20抗体の量は、該関節損傷の減少を達成するのに有効である、方法。
【請求項68】
前記検査が、改変Sharp総合スコアを測定する、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記抗体が、リツキシマブである、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
前記抗体が、配列番号2および8における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
前記抗体が、配列番号39および40における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
前記抗体が、配列番号32および33における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項67に記載の方法。
【請求項73】
前記抗体が、配列番号8におけるN100Aの変更またはD56AおよびN100Aの変更またはD56A、N100YおよびS100aRの変更を含む可変重鎖ドメインならびに配列番号2におけるM32Lの変更またはS92Aの変更またはM32LおよびS92Aの変更を含む可変軽鎖ドメインを含むヒト化2H7である、請求項67に記載の方法。
【請求項74】
前記関節損傷が、関節炎に起因する、請求項67に記載の方法。
【請求項75】
前記関節炎が、関節リウマチである、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記関節炎が、初期の活性な関節リウマチである、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記被験体が、前記処置方法においてCD20抗体の第一の用量の投与前に免疫抑制剤で先に処置されていない、請求項67に記載の方法。
【請求項78】
前記抗体が、約0.4〜4グラムの用量で投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項79】
前記抗体が、約1ヶ月の期間内に1〜4回の投薬の頻度で約0.4〜1.3グラムの用量で投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項80】
前記用量が、約500mg〜1.2グラムである、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記用量が、約750mg〜1.1グラムである、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記抗体が、2〜3用量で投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項83】
前記抗体が、約2〜3週間の期間内に投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項84】
前記被験体に有効量の前記CD20抗体を投与することによって該被験体を再処置する工程をさらに含む、請求項67に記載の方法。
【請求項85】
前記再処置が、前記CD20抗体の1回目の投与から少なくとも約24週間後に開始される、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
さらなる再処置が、開始される、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記さらなる再処置が、前記CD20抗体の2回目の投与から少なくとも約24週間後に開始される、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
関節損傷が、前記再処置の後に減少している、請求項84に記載の方法。
【請求項89】
前記被験体において、前記再処置の後のX線検査の時点において臨床上の改善が認められない、請求項84に記載の方法。
【請求項90】
前記臨床上の改善が、圧痛のある関節もしくは腫大した関節の数を評価すること、乾癬評価重篤度指標、前記被験体の全般的な臨床上の評価、赤血球沈降速度を評価すること、または、C反応性タンパク質レベルの量を評価することによって判定される、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
第2の薬物が、有効量で投与され、前記CD20抗体が、第1の薬物である、請求項67に記載の方法。
【請求項92】
前記第2の薬物が、1つより多い薬物である、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記第2の薬物が、抗生物質、免疫抑制剤、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)、疼痛管理薬剤、インテグリンアンタゴニスト、非ステロイド性抗炎症性薬物(NSAID)、サイトカインアンタゴニスト、ビスホスホネートもしくはホルモンまたはそれらの組み合わせである、請求項91に記載の方法。
【請求項94】
前記第2の薬物が、メトトレキサートである、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記被験体が、リウマチ因子陰性である、請求項67に記載の方法。
【請求項96】
前記被験体が、リウマチ因子陽性である、請求項67に記載の方法。
【請求項97】
前記CD20抗体が、静脈内に投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項98】
前記CD20抗体が、皮下に投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項99】
被験体における関節損傷の処置をモニターする方法であって、該方法は、有効量のCD20抗体を該被験体に投与する工程、および、該関節損傷が該投与の前のベースラインよりも減少しているか否かを該投与から少なくとも約52週間後のX線撮影によって判断する工程を含み、ここで、処置後の該被験体におけるベースラインに対する減少は、該CD20抗体が、該関節損傷に対して効果を有していることを示唆する、方法。
【請求項100】
ベースラインに対する減少の程度が、前記CD20抗体の投与後の第2の時点において測定される、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
(a)CD20抗体を含む容器;および
(b)被験体において関節損傷を処置するための指示を含む添付文書
を備えた製品であって、
ここで、該指示は、該被験体が、有効量の該CD20抗体を投与され、次いで、該投与から少なくとも約52週間後に、該投与の前のベースラインと比較したときの該関節損傷の減少を判断するX線検査に供されることを示しており、ここで、投与されるCD20抗体の量は、該関節損傷の減少を達成するのに有効である、製品。
【請求項102】
第2の薬物を含む容器をさらに備え、ここで、前記CD20抗体が、第1の薬物であり、前記添付文書中に有効量の該第2の薬物で前記被験体を処置するための指示をさらに含む、請求項101に記載の製品。
【請求項103】
前記第2の薬物が、メトトレキサートである、請求項102に記載の製品。
【請求項104】
被験体において関節損傷を処置するための方法であって、ここで、(a)該被験体は、1つ以上の抗腫瘍壊死因子(TNF)インヒビターに対して不適当な応答を示しており;(b)該被験体は、CD20抗体による処置の少なくとも1回の先のクールを受けており、そして(c)該処置は、CD20抗体による処置の少なくとも1回のさらなるクールを施すことを含む、方法。
【請求項105】
前記被験体が、抗CD20抗体による処置の少なくとも1回の先のクールに対して応答した、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記関節損傷が、関節炎に起因する、請求項104に記載の方法。
【請求項107】
前記関節炎が、関節リウマチである、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
前記抗体が、リツキシマブである、請求項104に記載の方法。
【請求項109】
前記抗体が、配列番号2および8における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項104に記載の方法。
【請求項110】
前記抗体が、配列番号39および40における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項104に記載の方法。
【請求項111】
前記抗体が、配列番号32および33における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項104に記載の方法。
【請求項112】
前記抗体が、配列番号8におけるN100Aの変更またはD56AおよびN100Aの変更またはD56A、N100YおよびS100aRの変更を含む可変重鎖ドメインならびに配列番号2におけるM32Lの変更またはS92Aの変更またはM32LおよびS92Aの変更を含む可変軽鎖ドメインを含むヒト化2H7である、請求項104に記載の方法。
【請求項1】
被験体において関節損傷を処置するための方法であって、該方法は、該被験体にCD20抗体を投与する工程および該投与から少なくとも約1ヶ月後に該投与前のベースラインと比較したときの該関節損傷の減少を判断するX線検査を該被験体に与える工程を含み、ここで、投与されるCD20抗体の量は、該関節損傷の減少を達成するのに有効である、方法。
【請求項2】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約2ヶ月後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約10週間後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約3ヶ月後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約4ヶ月後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約5ヶ月後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約24週間後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記CD20抗体を投与した後の前記X線検査を、該抗体の投与から少なくとも約52週間後に行う、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
CD20抗体の先の投与の効果と比較して関節損傷の減少の継続または維持を達成するのに有効な量のCD20抗体を前記被験体に追加投与する工程をさらに含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
たとえ先の投与の後の前記X線検査の時点において臨床上の改善が前記被験体において認められなくても、前記CD20抗体を該被験体にさらに投与する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記臨床上の改善が、圧痛のある関節もしくは腫大した関節の数を評価すること、乾癬評価重篤度指標、前記被験体の全般的な臨床上の評価、赤血球沈降速度を評価すること、または、C反応性タンパク質レベルの量を評価することによって判定される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記検査が、改変Sharp総合スコアを測定する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記抗体が、リツキシマブである、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記抗体が、配列番号2および8における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記抗体が、配列番号39および40における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記抗体が、配列番号32および33における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記抗体が、配列番号8におけるN100Aの変更またはD56AおよびN100Aの変更またはD56A、N100YおよびS100aRの変更を含む可変重鎖ドメインならびに配列番号2におけるM32Lの変更またはS92Aの変更またはM32LおよびS92Aの変更を含む可変軽鎖ドメインを含むヒト化2H7である、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記関節損傷が、関節炎、整形外科用インプラントの無菌的な関節の緩み、骨折の偽関節、脊椎関節症、乾癬またはクローン病に起因する、任意の請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記関節損傷が、関節炎に起因する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記関節損傷が、関節リウマチ、変形性関節症、強直性脊椎炎および乾癬性関節炎に起因する、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記抗体が、静脈内に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記抗体が、皮下に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記被験体が、以前にCD20抗体で処置されたことがない、請求項1に記載の方法。
【請求項24】
前記被験体が、メトトレキサート未処置患者である、請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記メトトレキサート未処置患者が、活性な関節リウマチを有する、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記抗体が、裸の抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記抗体が、別の分子と結合体化されている、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記抗体が、約0.4〜4グラムの用量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記抗体が、約0.4〜1.3グラムの用量で投与される、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記用量が、約1.5〜3.5グラムである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記用量が、約1.5〜2.5グラムである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記抗体が、約1ヶ月の期間内に1〜4回の投薬の頻度で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項33】
前記用量が、約500mg〜1.2グラムである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記用量が、約750mg〜1.1グラムである、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記抗体が、2〜3用量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記抗体が、約2〜3週間の期間内に投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
前記関節損傷を処置するために前記CD20抗体以外の薬物は、前記被験体に投与されない、請求項1に記載の方法。
【請求項38】
有効量の第2の薬物が投与され、ここで、前記CD20抗体が、第1の薬物である、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
前記第2の薬物が、1つより多い薬物である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記第2の薬物が、抗生物質、免疫抑制剤、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)、疼痛管理薬剤、インテグリンアンタゴニスト、非ステロイド性抗炎症性薬物(NSAID)、サイトカインアンタゴニスト、ビスホスホネートもしくはホルモンまたはそれらの組み合わせである、請求項38または39に記載の方法。
【請求項41】
前記第2の薬物が、DMARDである、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記DMARDが、オーラノフィン、クロロキン、D−ペニシラミン、注射可能な金、経口用の金、ヒドロキシクロロキン、スルファサラジン、ミオクリシン(myocrisin)およびメトトレキサートからなる群から選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記第2の薬物が、NSAIDである、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
前記NSAIDが、ペンタサ、メサラジン、アサコール(asacol)、リン酸コデイン、ベノリレート(benorylate)、フェンブフェン、ナプロシン、ジクロフェナク、エトドラク、インドメタシン、アスピリンおよびイブプロフェンからなる群から選択される、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記第2の薬物が、疼痛管理薬剤である、請求項40に記載の方法。
【請求項46】
前記疼痛管理薬剤が、パラセタモールおよびデキストロプロポキシフェンからなる群から選択される、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記免疫抑制剤が、エタネルセプト、インフリキシマブ、アダリムマブ、レフルノミド、アナキンラ、アザチオプリンおよびシクロホスファミドからなる群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項48】
前記第2の薬物が、OPG、エタネルセプト、インフリキシマブ、エタネルセプト、アダリムマブ、キナレット(kinaret)、ラプティバ(raptiva)、オステオプロテゲリン(OPG)、RANKFc、抗RANKL、パミドロネート、アレンドロネート、アクトネル(actonel)、ゾレドロネート(zolendronate)、クロドロネート、メトトレキサート、アズルフィジン(azulfidine)、ヒドロキシクロロキン、ドキシサイクリン、レフルノミド、スルファサラジン(SSZ)、プレドニゾロン、インターロイキン−1レセプターアンタゴニスト、プレドニゾンおよびメチルプレドニゾロンからなる群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項49】
前記第2の薬物が、インフリキシマブ、インフリキシマブ/メトトレキサート(MTX)併用、MTX、エタネルセプト、コルチコステロイド、シクロスポリンA、アザチオプリン、オーラノフィン、ヒドロキシクロロキン(HCQ)、プレドニゾロンとMTXとSSZとの併用、MTXとSSZとHCQとの併用、シクロホスファミドとアザチオプリンとHCQとの併用およびアダリムマブとMTXとの併用からなる群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項50】
前記コルチコステロイドが、プレドニゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、ヒドロコルチゾンまたはデキサメタゾンである、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記第2の薬物が、MTXである、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
前記被験体が、リウマチ因子陰性である、請求項1に記載の方法。
【請求項53】
前記被験体が、リウマチ因子陽性である、請求項1に記載の方法。
【請求項54】
前記被験体が、前記ベースラインの前にメトトレキサートを投与された、請求項1に記載の方法。
【請求項55】
前記メトトレキサートが、約10〜25mg/週の用量で投与された、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記メトトレキサートが、前記ベースラインの少なくとも約12週間前に投与された、請求項54または55に記載の方法。
【請求項57】
前記メトトレキサートが、前記ベースライン前の最後の4週間、固定用量で投与された、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記メトトレキサートが、経口的または非経口的に投与された、請求項54に記載の方法。
【請求項59】
前記関節損傷が、関節リウマチに起因し、前記被験体が、1つ以上の抗腫瘍壊死因子(TNF)インヒビターに対して不適当な応答を示している、請求項1に記載の方法。
【請求項60】
併用メトトレキサートが、前記CD20抗体とともに前記被験体に投与される、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記CD20抗体が、前記処置開始の第1日目および第15日目に約1000mg×2の用量で静脈内に投与される、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
被験体における関節損傷の処置をモニターする方法であって、該方法は、有効量のCD20抗体を該被験体に投与する工程、および、該関節損傷が該投与の前のベースラインよりも減少しているか否かを該投与から少なくとも約1ヶ月後のX線撮影によって判断する工程を含み、ここで、処置後の該被験体におけるベースラインに対する減少は、該CD20抗体が、該関節損傷に対して効果を有していることを示唆する、方法。
【請求項63】
ベースラインに対する減少の程度が、前記CD20抗体の投与後の第2の時点において測定される、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記測定が、少なくとも約24週間後である、請求項62または請求項63に記載の方法。
【請求項65】
a.CD20抗体を含む容器;および
b.被験体において関節損傷を処置するための指示を含む添付文書
を備えた製品であって、
ここで、該指示は、該被験体が、該CD20抗体を投与され、次いで、該投与から少なくとも約1ヶ月後に、該投与の前のベースラインと比較したときの該関節損傷の減少を判断するX線検査に供されることを示しており、ここで、投与されるCD20抗体の量は、該関節損傷の減少を達成するのに有効である、製品。
【請求項66】
第2の薬物を含む容器をさらに備え、ここで、前記CD20抗体が、第1の薬物であり、前記添付文書中に有効量の該第2の薬物で前記被験体を処置するための指示をさらに含む、請求項65に記載の製品。
【請求項67】
被験体において関節損傷を処置するための方法であって、該方法は、該被験体にCD20抗体を投与する工程、および、該投与から少なくとも約52週間後に該投与前のベースラインと比較したときの該関節損傷の減少を判断するX線検査を該被験体に与える工程を含み、ここで、投与されるCD20抗体の量は、該関節損傷の減少を達成するのに有効である、方法。
【請求項68】
前記検査が、改変Sharp総合スコアを測定する、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記抗体が、リツキシマブである、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
前記抗体が、配列番号2および8における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
前記抗体が、配列番号39および40における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
前記抗体が、配列番号32および33における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項67に記載の方法。
【請求項73】
前記抗体が、配列番号8におけるN100Aの変更またはD56AおよびN100Aの変更またはD56A、N100YおよびS100aRの変更を含む可変重鎖ドメインならびに配列番号2におけるM32Lの変更またはS92Aの変更またはM32LおよびS92Aの変更を含む可変軽鎖ドメインを含むヒト化2H7である、請求項67に記載の方法。
【請求項74】
前記関節損傷が、関節炎に起因する、請求項67に記載の方法。
【請求項75】
前記関節炎が、関節リウマチである、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記関節炎が、初期の活性な関節リウマチである、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記被験体が、前記処置方法においてCD20抗体の第一の用量の投与前に免疫抑制剤で先に処置されていない、請求項67に記載の方法。
【請求項78】
前記抗体が、約0.4〜4グラムの用量で投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項79】
前記抗体が、約1ヶ月の期間内に1〜4回の投薬の頻度で約0.4〜1.3グラムの用量で投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項80】
前記用量が、約500mg〜1.2グラムである、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記用量が、約750mg〜1.1グラムである、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記抗体が、2〜3用量で投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項83】
前記抗体が、約2〜3週間の期間内に投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項84】
前記被験体に有効量の前記CD20抗体を投与することによって該被験体を再処置する工程をさらに含む、請求項67に記載の方法。
【請求項85】
前記再処置が、前記CD20抗体の1回目の投与から少なくとも約24週間後に開始される、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
さらなる再処置が、開始される、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記さらなる再処置が、前記CD20抗体の2回目の投与から少なくとも約24週間後に開始される、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
関節損傷が、前記再処置の後に減少している、請求項84に記載の方法。
【請求項89】
前記被験体において、前記再処置の後のX線検査の時点において臨床上の改善が認められない、請求項84に記載の方法。
【請求項90】
前記臨床上の改善が、圧痛のある関節もしくは腫大した関節の数を評価すること、乾癬評価重篤度指標、前記被験体の全般的な臨床上の評価、赤血球沈降速度を評価すること、または、C反応性タンパク質レベルの量を評価することによって判定される、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
第2の薬物が、有効量で投与され、前記CD20抗体が、第1の薬物である、請求項67に記載の方法。
【請求項92】
前記第2の薬物が、1つより多い薬物である、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記第2の薬物が、抗生物質、免疫抑制剤、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)、疼痛管理薬剤、インテグリンアンタゴニスト、非ステロイド性抗炎症性薬物(NSAID)、サイトカインアンタゴニスト、ビスホスホネートもしくはホルモンまたはそれらの組み合わせである、請求項91に記載の方法。
【請求項94】
前記第2の薬物が、メトトレキサートである、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記被験体が、リウマチ因子陰性である、請求項67に記載の方法。
【請求項96】
前記被験体が、リウマチ因子陽性である、請求項67に記載の方法。
【請求項97】
前記CD20抗体が、静脈内に投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項98】
前記CD20抗体が、皮下に投与される、請求項67に記載の方法。
【請求項99】
被験体における関節損傷の処置をモニターする方法であって、該方法は、有効量のCD20抗体を該被験体に投与する工程、および、該関節損傷が該投与の前のベースラインよりも減少しているか否かを該投与から少なくとも約52週間後のX線撮影によって判断する工程を含み、ここで、処置後の該被験体におけるベースラインに対する減少は、該CD20抗体が、該関節損傷に対して効果を有していることを示唆する、方法。
【請求項100】
ベースラインに対する減少の程度が、前記CD20抗体の投与後の第2の時点において測定される、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
(a)CD20抗体を含む容器;および
(b)被験体において関節損傷を処置するための指示を含む添付文書
を備えた製品であって、
ここで、該指示は、該被験体が、有効量の該CD20抗体を投与され、次いで、該投与から少なくとも約52週間後に、該投与の前のベースラインと比較したときの該関節損傷の減少を判断するX線検査に供されることを示しており、ここで、投与されるCD20抗体の量は、該関節損傷の減少を達成するのに有効である、製品。
【請求項102】
第2の薬物を含む容器をさらに備え、ここで、前記CD20抗体が、第1の薬物であり、前記添付文書中に有効量の該第2の薬物で前記被験体を処置するための指示をさらに含む、請求項101に記載の製品。
【請求項103】
前記第2の薬物が、メトトレキサートである、請求項102に記載の製品。
【請求項104】
被験体において関節損傷を処置するための方法であって、ここで、(a)該被験体は、1つ以上の抗腫瘍壊死因子(TNF)インヒビターに対して不適当な応答を示しており;(b)該被験体は、CD20抗体による処置の少なくとも1回の先のクールを受けており、そして(c)該処置は、CD20抗体による処置の少なくとも1回のさらなるクールを施すことを含む、方法。
【請求項105】
前記被験体が、抗CD20抗体による処置の少なくとも1回の先のクールに対して応答した、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記関節損傷が、関節炎に起因する、請求項104に記載の方法。
【請求項107】
前記関節炎が、関節リウマチである、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
前記抗体が、リツキシマブである、請求項104に記載の方法。
【請求項109】
前記抗体が、配列番号2および8における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項104に記載の方法。
【請求項110】
前記抗体が、配列番号39および40における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項104に記載の方法。
【請求項111】
前記抗体が、配列番号32および33における可変ドメイン配列を含むヒト化2H7である、請求項104に記載の方法。
【請求項112】
前記抗体が、配列番号8におけるN100Aの変更またはD56AおよびN100Aの変更またはD56A、N100YおよびS100aRの変更を含む可変重鎖ドメインならびに配列番号2におけるM32Lの変更またはS92Aの変更またはM32LおよびS92Aの変更を含む可変軽鎖ドメインを含むヒト化2H7である、請求項104に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32A】
【図32B】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32A】
【図32B】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【公表番号】特表2009−515979(P2009−515979A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−541298(P2008−541298)
【出願日】平成18年11月14日(2006.11.14)
【国際出願番号】PCT/US2006/044290
【国際公開番号】WO2007/059188
【国際公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(306021192)エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト (58)
【出願人】(398050098)バイオジェン・アイデック・インコーポレイテッド (10)
【氏名又は名称原語表記】Biogen Idec Inc.
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年11月14日(2006.11.14)
【国際出願番号】PCT/US2006/044290
【国際公開番号】WO2007/059188
【国際公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(306021192)エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト (58)
【出願人】(398050098)バイオジェン・アイデック・インコーポレイテッド (10)
【氏名又は名称原語表記】Biogen Idec Inc.
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
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