関連性に基づいてメディアガイダンス検索結果を提示する
【課題】双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、関連性に基づいて検索結果を提示するためのシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】メディアコンテンツに関するユーザにより開始された検索または自動的な検索の実行後、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ヒットのうちのどれがユーザに最も関連するかを判定する。次に、ガイダンスアプリケーションは、関連する項目を表示し、または視覚的に特定する。一部の実施形態は、関連する項目の数に基づいて異なる表示配置の使用を採用する。一部の実施形態は、推奨リストまたはホットリストにおいて関連する項目を表示する。
【解決手段】メディアコンテンツに関するユーザにより開始された検索または自動的な検索の実行後、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ヒットのうちのどれがユーザに最も関連するかを判定する。次に、ガイダンスアプリケーションは、関連する項目を表示し、または視覚的に特定する。一部の実施形態は、関連する項目の数に基づいて異なる表示配置の使用を採用する。一部の実施形態は、推奨リストまたはホットリストにおいて関連する項目を表示する。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は、双方向メディアガイダンスアプリケーションシステムにおける検索機能を対象とする。
【0002】
現代のコンテンツ配信システムは、かつてない量のメディアへのアクセスをメディア視聴者に提供する。例えば、ホームメディア視聴者は、何百ものチャンネルを有するケーブルおよび衛星システムから映像プログラムにアクセスすることができる。メディア視聴者システムにデジタルレコーダーを加えると、視聴者が任意の所定の時間にアクセスできる可能性は、事実上無限になる。
【0003】
膨大な量のメディアコンテンツが入手可能であることから、視聴者が所望するメディアに視聴者を効率的にガイドするための課題が生じる。ガイダンスアプリケーションのユーザが、メディアコンテンツの検索を実行する際、例えば、検索結果(「ヒット」)の数は、多くの場合、かなりの数であり得る。これは、特に、ガイダンスアプリケーションが、多数のコンテンツソースを検索する場合に当てはまる。この問題は、多数のヒットがユーザの検索基準を理論的には満たすが、現実的にはユーザが探索しているものではないという事実によってさらに悪化する。したがって、関連する検索結果が確実に提供される知的技術が必要とされる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の原理により、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、関連性に基づいて検索結果を提示するためのシステムおよび方法が提供される。メディアコンテンツに関するユーザにより開始された検索または自動的な検索の実行後、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ヒットのうちのどれがユーザに最も関連するかを決定する。この関連性の判定は、双方向メディアガイダンスアプリケーションとのユーザ対話を監視することによって、または明示された、ユーザによるメディア選好指定から導かれた個人化データに基づき得る。さらに他の実施形態において、関連性の判定は、同様の検索の結果から他のユーザが選択したものに基づいて行なわれ得る。
【0005】
どの結果がユーザに関連するかを決定した後、次に、ガイダンスアプリケーションは、関連する項目を表示し、または視覚的に特定する。これは、例えば、関連する結果のみを表示することによって、関連する結果の色を変化させることによって、関連する結果を強調またはマークすることによって、関連する結果のための推奨領域または「ホットリスト」(ホットリストは、他のユーザの挙動に基づくある種類の推奨である)領域を使用することによって、または他の任意の適切な手法を使用することによって達成され得る。
【0006】
一部の実施形態において、ガイダンスアプリケーションは、関連性閾値に基づいて、関連性を判定する。関連性閾値は、任意の適切な手法を使用して定義され得る。例えば、閾値は、ユーザが供給する基準を満たすコンテンツ(例えば、番組一覧、番組タイトル、番組記述、場面メタデータ等)に関連付けられる単語の数についての定義された割合(%)であり得る。あるいは、一部の実施形態において、関連性閾値は、距離アルゴリズムを使用して定義され得る。関連性閾値は、アプリケーションに(つまり、プログラミング論理に)ハードプログラミングされてもよく、または関連性閾値は、アプリケーションによって受け取られるデータにおいて定義され得る。
【0007】
一部の実施形態は、可変の関連性閾値を用いることができる。閾値は、例えば、閾値を満たすヒットの数に基づいて変動し得る。関連性閾値を満たすヒットの数が最小数未満である場合、ガイダンスアプリケーションは、関連するヒットの最小数が満たされるまで関連性閾値を段階的に下げる。他の手法において、閾値は、時間帯によって変動し得る。さらに他の手法において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、関連性閾値を調整するユーザ入力を受け取ることができる。
【0008】
検索基準は、任意の適切な手法を使用して導かれ得る。一部の実施形態において、例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ入力から基準を受け取る。他の実施形態において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ個人化データから基準を生成する。
【0009】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、任意の適切な手法を使用して、一致する関連結果を表示することができる。例えば、結果は、テキスト、グラフィック、または映像として表されてもよく、リストまたはモザイクで表示することができる。ガイドは、結果を関連性順に並べることができる。
【0010】
ガイドは、関連する結果の数、関連性閾値自体、または他の適切な要因に応じて、関連する結果の表示特徴を変更することができる。例えば、ガイドは、関連する結果に使用されるガイダンス表示モジュールの表示領域サイズ、関連する結果の色、結果(または、結果を含むモジュール)の位置配置、または表示に含まれるアプリケーションモジュールを変化させ得る。また、表示特徴は、日時部分によって変化し得る。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
検索結果のサブセットを、双方向メディアガイダンスアプリケーションのユーザに推奨するための方法であって、
前記双方向メディアガイダンスアプリケーションのユーザから検索基準を受け取るステップと、
検索基準に一致する項目を求めて、メディアガイダンスアプリケーションデータのデータベースを検索するステップと、
前記一致する項目のサブセットを前記ユーザに推奨するステップと、を含み、
前記一致する項目のサブセットは、前記サブセット内に無いそれらの一致する項目よりも、前記ユーザの検索に関連する項目を含む、方法。
(項目2)
前記サブセットを推奨するステップは、
前記検索基準に一致する項目を表示するステップと、
前記項目のサブセットを、前記サブセット内に無い前記一致する項目と視覚的に区別するステップと、を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記項目のサブセットを視覚的に区別するステップは、前記サブセットの項目をハイライトするステップ、前記サブセット内の項目を前記サブセット内に無い項目とは異なる色で表示するステップ、または前記サブセット内の項目をアイコンでマークするステップを含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記サブセットを推奨するステップは、前記一致する項目の中から、前記サブセット内のそれらの項目のみを表示するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
複数の検索結果表示から項目のユーザの選択を追跡するステップと、
前記複数の検索結果表示から、どの一致する項目が、前記ユーザの選択項目に類似しているかを判定するステップと、
前記サブセット内に、前記複数の検索結果表示からの結果の前記ユーザの選択に類似していると判定された前記一致する項目のみを含めるステップと、をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
どの一致する項目が類似しているかを判定するステップは、
一致する項目の複数の特徴を、検索結果表示から前記ユーザによって選択された項目と比較するステップと、
前記特徴のそれぞれの間の総関係距離が、類似性閾値を満たすかどうかを判定するステップと、を含み、
前記サブセット内に、前記一致する項目のみを含めるステップは、前記特徴のそれぞれの間の前記総関係距離が、前記類似性閾値を満たすことを判定するステップに応答して、前記一致する項目を前記サブセットに含めるステップを含む、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記方法は、検索結果表示からの前記ユーザの選択のどれが、選択閾値を満たすかを判定するステップをさらに含み、
前記サブセット内に、前記一致する項目のみを含めるステップは、一致する項目を、それらが、前記選択閾値を満たすと判定された前記ユーザの選択のうちの1つ以上に類似する場合にのみ含むステップをさらに含む、項目5に記載の方法。
(項目8)
複数のユーザにおける前記項目の人気度を追跡するステップと、
前記複数のユーザにおけるその人気度が、人気度閾値を超過した際、一致する項目を前記サブセット内に含めるステップと、をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
どの一致する項目が、ユーザ個人化データを満たすかを判定するステップと、
前記サブセット内に、前記ユーザ個人化データを満たすと判定された前記一致する項目を含めるステップと、をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記方法は、明示されたユーザメディア選好指定から前記ユーザ個人化データを生成するステップをさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記双方向メディアガイダンスアプリケーションとのユーザ対話を監視することによって、前記ユーザ個人化データを生成するステップをさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目12)
前記双方向メディアガイダンスアプリケーションは双方向テレビ番組ガイドである、項目1に記載の方法。
(項目13)
検索される項目は、番組タイトル、番組一覧、番組内容、または番組の場面を記述するメタデータにおける単語である、項目1に記載の方法。
(項目14)
双方向番組ガイドで検索結果を推奨するための方法であって、
ユーザから検索基準を受け取るステップと、
前記検索基準に一致する番組を求めて、番組ガイドデータを検索するステップと、
前記一致する番組のうちのどれが、前記ユーザに関連するかを判定するステップと、
前記一致する番組の第1の部分に対する識別子を表示するステップと、
前記一致する番組の第1の部分に対する前記識別子と同時に、一致する番組の第2の部分に対する識別子を表示するステップと、を含み、前記一致する番組の第2の部分は、前記第1の部分よりも、前記ユーザに関連する、方法。
(項目15)
双方向番組ガイドに、検索結果のホットリストを提供するための方法であって、
ユーザから検索基準を受け取るステップと、
前記検索基準に一致する番組を求めて、番組ガイドデータを検索するステップと、
他のユーザが、類似の検索基準を使用して検索から選択した番組を特定することによって、前記一致する番組のうちのどれが、前記ユーザに関連するかを判定するステップと、
前記一致する番組の第1の部分に対する識別子を表示するステップと、
前記一致する番組の第1の部分に対する前記識別子と同時に、一致する番組の第2の部分に対する識別子を表示するステップと、を含み、前記一致する番組の第2の部分は、前記特定された番組である、方法。
(項目16)
検索結果のサブセットをユーザに推奨するためのシステムであって、制御回路を備え、前記制御回路は、
前記双方向メディアガイダンスアプリケーションのユーザから検索基準を受け取り、
前記検索基準に一致する項目を求めて、メディアガイダンスアプリケーションデータのデータベースを検索し、
前記一致する項目のサブセットを前記ユーザに推奨する、
ように構成され、前記一致する項目のサブセットは、前記サブセット内に無いそれらの一致する項目よりも、前記ユーザの検索に関連する項目を含む、システム。
(項目17)
前記処理回路は、
前記検索基準に一致する前記項目を有する表示を生成し、
前記項目のサブセットを、前記サブセット内に無い前記一致する項目と視覚的に区別することによって、前記サブセットを推奨する、
ようにさらに構成される、項目1に記載のシステム。
(項目18)
前記処理回路は、前記サブセット内の項目をハイライトすること、前記サブセットの前記項目を、前記サブセット内に無い前記項目とは異なる色で表示すること、または、前記サブセット内の前記項目をアイコンでマークすること、によって、前記項目のサブセットを視覚的に区別するようにさらに構成される、項目17に記載のシステム。
(項目19)
前記処理回路は、前記一致する項目の中から、前記サブセット内のそれらの項目のみを有する表示を生成することによって、前記サブセットを推奨するようにさらに構成される、項目16に記載のシステム。
(項目20)
前記処理回路は、
複数の検索結果表示から前記ユーザの項目の選択を追跡し、
どの一致する項目が、前記複数の検索結果表示からの前記ユーザの項目の選択に類似するかを判定し、
前記サブセット内に、前記複数の検索結果表示からの前記ユーザの結果の選択に類似すると判定された前記一致する項目のみを含める、
ようにさらに構成される、項目16に記載のシステム。
(項目21)
前記処理回路は、
一致する項目の複数の特徴を、検索結果表示から前記ユーザによって選択された項目と比較することと、
前記特徴のそれぞれの間の前記総関係距離が、類似性閾値を満たすかどうかを判定することによって、
どの一致する項目が、類似しているかを判定し、
前記特徴のそれぞれの間の前記総関係距離が、前記類似性閾値を満たすと判定するステップに応答して、前記サブセットに、前記一致する項目のみを含める、
ようにさらに構成される、項目20に記載のシステム。
(項目22)
前記処理回路は、
検索結果表示からの前記ユーザの選択のうちのどれが、選択閾値を満たすかを判定し、
前記サブセットに、前記一致する項目を、それらが前記選択閾値を満たすと判定された前記ユーザの選択の1つ以上に類似する場合にのみ含める、
ようにさらに構成される、項目20に記載のシステム。
(項目23)
前記処理回路は、
複数のユーザにおける前記項目の人気度を追跡し、
一致する項目を、前記複数のユーザにおけるその人気度が人気度閾値を超過する場合に、前記サブセットに含める、
ようにさらに構成される、項目16に記載のシステム。
(項目24)
前記処理回路は、
どの一致する項目が、ユーザ個人化データを満たすかを判定し、
前記ユーザ個人化データを満たすと判定された前記一致する項目を、前記サブセットに含める、
ようにさらに構成される、項目16に記載のシステム。
(項目25)
前記処理回路は、明示されたユーザメディア選好指定から、前記ユーザ個人化データを生成するようにさらに構成される、項目24に記載のシステム。
(項目26)
前記処理回路は、前記処理回路において少なくとも部分的に実装される双方向メディアガイダンスアプリケーションとのユーザ対話を監視することによって、前記ユーザ個人化データを生成するようにさらに構成され、前記メディアガイダンスアプリケーションは、前記処理回路を構成するためのプログラミング論理を含む、項目24に記載のシステム。
(項目27)
前記処理回路において少なくとも部分的に実装される双方向テレビ番組ガイドをさらに備え、前記番組ガイドは、前記処理回路を構成するためのプログラミング論理を含む、項目16に記載のシステム。
(項目28)
検索される前記項目は、番組タイトル、番組一覧、番組内容、または番組の場面を記述するメタデータにおける単語である、項目16に記載のシステム。
(項目29)
検索結果を推奨するための双方向番組ガイドシステムであって、前記システムは、
ユーザから検索基準を受け取り、
前記検索基準に一致する番組を求めて、番組ガイドデータを検索し、
前記一致する番組のうちのどれが、前記ユーザに関連するかを判定し、
(1)前記一致する番組の第1の部分に対する識別子、および、一致する番組の前記第1の部分に対する前記識別子と同時に、(2)一致する番組の第2の部分に対する識別子を有する表示を生成する、
ように構成される処理回路を備え、前記一致する番組の第2の部分は、前記第1の部分よりも、前記ユーザに関連する、システム。
(項目30)
検索結果のホットリストを提供するための双方向番組ガイドシステムであって、前記システムは、
ユーザから検索基準を受け取り、
前記検索基準に一致する番組を求めて、番組ガイドデータ検索し、
他のユーザが、類似の検索基準を使用して検索から選択した番組を特定することによって、前記一致する番組のうちのどれが、前記ユーザに関連するかを判定し、
(1)前記一致する番組の第1の部分に対する識別子、および、前記一致する番組の第1の部分に対する前記識別子と同時に、(2)一致する番組の第2の部分に対する識別子を有する表示を生成する、
ように構成される処理回路を備え、前記一致する番組の第2の部分は、前記特定された番組である、システム。
【0011】
本発明のさらなる特徴、その性質、および多様な利点は、添付の図面と、以下の発明を実施するための最良の形態とによりさらに明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に従う、例示的な双方向メディアガイダンスアプリケーション表示画面を示す図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に従う、別の例示的な双方向メディアガイダンスアプリケーション表示画面を示す図である。
【図3a】図3aおよび図3bは例示的な検索結果表示を示す図である。
【図3b】図3aおよび図3bは例示的な検索結果表示を示す図である。
【図4a】図4a、図4b、図4cおよび図4dは、本発明の一実施形態に従う例示的な検索結果表示を示す図である。
【図4b】図4a、図4b、図4cおよび図4dは、本発明の一実施形態に従う例示的な検索結果表示を示す図である。
【図4c】図4a、図4b、図4cおよび図4dは、本発明の一実施形態に従う例示的な検索結果表示を示す図である。
【図4d】図4a、図4b、図4cおよび図4dは、本発明の一実施形態に従う例示的な検索結果表示を示す図である。
【図5a】図5aおよび図5bは、本発明の一実施形態に従う例示的なモジュール式クイックビュー表示を示す図である。
【図5b】図5aおよび図5bは、本発明の一実施形態に従う例示的なモジュール式クイックビュー表示を示す図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態に従う、検索基準入力ポップアップ画面を有する例示的なモジュール式クイックビュー表示を示す図である。
【図7】図7は、本発明の一実施形態に従う、図6のポップアップ画面に入力された検索基準からもたらされる検索結果を有する例示的なモジュール式クイックビュー表示を示す図である。
【図8】図8は、本発明の一実施形態に従う例示的なユーザ機器の図である。
【図9】図9は、本発明の一実施形態に従う例示的なメディアシステムの図である。
【図10】図10、図11および図12は、本発明の多様な実施形態のプロセスを実行することに関与する例示的なステップに関する流れ図を示す図である。
【図11】図10、図11および図12は、本発明の多様な実施形態のプロセスを実行することに関与する例示的なステップに関する流れ図を示す図である。
【図12】図10、図11および図12は、本発明の多様な実施形態のプロセスを実行することに関与する例示的なステップに関する流れ図を示す図である。
【図13】図13は、本発明の一実施形態に従う個人化データ表の例示的なデータ構造を示す図である。
【図14】図14は、本発明の一実施形態における、関連する推奨を提供することに関与する例示的なステップに関する流れ図を示す図である。
【図15】図15は、本発明の一実施形態に従う表示定義の例示的なデータ構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
任意のメディア伝達システムにおいて、ユーザが利用可能なメディアの量は、膨大になる可能性がある。従って、多数のユーザは、ユーザがメディアの選択肢を効率的にナビゲートして、希望のメディアを容易に特定できるインターフェイスを介する形式のメディアガイダンスを望んでいる。このようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイダンスアプリケーションと呼ぶが、メディアガイダンスアプリケーションまたはガイダンスアプリケーションと呼ばれることがある。
【0014】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ガイダンスを提供するメディアに応じて、多様な形式を取り得る。1つの典型的なタイプのメディアガイダンスアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(電子番組ガイドと呼ばれることもある)は、周知のガイダンスアプリケーションで、特に、従来のテレビ番組(従来の放送、ケーブル、衛星、インターネットまたは他の手段を経由して提供される)、有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムのように)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア、ウェブキャストなど)、および他のタイプのメディアまたはビデオコンテンツを含む多種のメディアコンテンツ間のナビゲーションや検索をユーザが行えるようにする。ガイダンスアプリケーションは、ユーザが、例えば、ビデオクリップ、記事、広告、チャットセッション、ゲーム等を含むビデオコンテンツに関係したコンテンツ間のナビゲーションおよび検索をすることも可能にする。
【0015】
インターネット、モバイルコンピューティング、高速ワイヤレスネットワークの登場に伴い、ユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)、および、従来は使用しなかった、ハンドヘルドコンピュータ、携帯端末(Personal digital assistant:PDA)、モバイル電話または他のモバイルデバイスのような、他のデバイス上でメディアにアクセスしている。これらのデバイス上で、ユーザは、テレビを介して利用可能であるのと同じメディアの間をナビゲートおよび検索することができる。従って、メディアガイダンスは、これらのデバイス上でも必要である。ガイダンスは、テレビだけを介して利用可能なメディアコンテンツ、これらのデバイスのうちの1つ以上だけを介して利用可能なメディアコンテンツ、または、テレビおよびこれらのデバイスのうちの1つ以上で利用可能なメディアコンテンツに対して、提供することができる。メディアガイダンスアプリケーションは、ハンドヘルドコンピュータ、PDA、モバイル電話、または他のモバイルデバイス上で、オンラインアプリケーション(つまり、ウェブサイト上で提供)、または、スタンドアロン型アプリケーションまたはクライアントとして提供することができる。メディアガイダンスアプリケーションを実現することができる多様なデバイスおよびプラットフォームについて、以下に詳細を説明する。
【0016】
メディアガイダンスアプリケーションの機能の1つは、メディア一覧やメディア情報をユーザに提供することである。図1−2は、メディアガイダンス、特にメディア一覧で提供するために使用できる例示的表示画面を示す。図1〜2に示された表示画面は、任意の適切なデバイスまたはプラットフォーム上に実現することができる。図1〜2の表示は、全画面の表示として例示されているが、表示されているメディアコンテンツを完全または部分的にオーバーレイすることもできる。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプションを選択することによって(例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等)、または、リモコンまたは他のユーザ入力インターフェイスまたはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押すことによって、メディア情報にアクセスする意思があることを示すことができる。ユーザの指示に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、時間およびチャンネル別に枠内で、時間別に、チャンネル別に、メディアのタイプ別に、カテゴリ別に(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または、他の定義、ユーザ定義、または他の体系化条件等によるなど、いくつかの方式のうちの1つで体系化されたメディア情報を備える表示画面を提供することができる。
【0017】
図1は、時間およびチャンネル別に配置された例示的な枠による番組一覧表示100を示しているが、単一の表示で異なるメディアコンテンツにアクセスすることも可能である。表示100は、(1)チャンネル/メディアタイプ識別子の列104(各チャンネル/メディアタイプ識別子(列内のセル)は利用可能な異なるチャンネルまたはメディアのタイプを識別する)、および(2)時間識別子の行106(各時間識別子(行のセル)は番組の時間帯を識別する)を備える枠102を含むことができる。枠102は、また、番組一覧108のような番組一覧の欄をも含み、各一覧は、一覧に関連したチャンネルや時刻上に提供される番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスによって、ユーザは、ハイライト領域110を移動することによって、番組一覧を選択することが可能である。ハイライト領域110によって選択された番組一覧に関連する情報は、番組情報領域112に提供され得る。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時刻(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価および他の望まれる情報を含むことができる。
【0018】
スケジュールに従って提供される線形番組へのアクセスを提供することに加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、スケジュールによっては提供されない非線形番組へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドメディアコンテンツ(例えばVOD)、インターネットコンテンツ(例えばストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア等)、ローカルに記憶されているメディアコンテンツ(例えば、デジタルビデオレコーダ(DVR)、デジタルビデオディスク(DVD)、ビデオカセット、コンパクトディスク(CD)に保存されたビデオコンテンツ等)、または他の時間に関係しないメディアコンテンツを含む、多種のメディアソースからのコンテンツを含む。オンデマンドコンテンツは、映画および特定のメディアプロバイダによって提供されるオリジナルのメディアコンテンツ両方を含むことができる(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供しているHBO On Demand)。HBO ON DEMAND、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Incの登録商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャストのようなウェブイベント、または、インターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えばFTP)を介して、ストリーミングメディアまたはダウンロード可能なメディアとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含むことができる。
【0019】
枠102は、オンデマンド一覧114、録画メディア一覧116、およびインターネットコンテンツ一覧118を含む非線形番組のための一覧を提供することができる。異種のメディアソースからのコンテンツのための表示組み合わせ一覧は、「混合型メディア」表示と呼ばれることがある。表示100とは異なる、多様な順序の表示可能なタイプの一覧は、ユーザ選択またはガイダンスアプリケーション定義に基づき得る(例えば、録画および放送一覧だけの表示、オンデマンドおよび放送の一覧だけの表示、等)。示されているように、一覧114、116および118は、枠102内で、時間帯全体にわたるように示され、これらの一覧の選択がそれぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧またはインターネット一覧専用の表示へのアクセスを提供できることを示す。他の実施形態では、これらメディアタイプの一覧は、枠102内に直接含めることができる。追加の一覧は、ユーザがナビゲーションアイコン120のうちの1つを選択することに応答して表示することができる。(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押すと、ナビゲーションアイコン120を選択するのと同様な方式で表示を変化させることができる。)
表示100は、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126も含むことができる。ビデオ領域122によって、ユーザは、ユーザが現在視聴可能、視聴可能になる予定、または、視聴可能であった番組を表示および/プレビューすることができる。ビデオ領域122のコンテンツは、枠102に表示される一覧のうちの1つに対応、または、独立にすることができる。ビデオ領域を含む枠表示はピクチャインガイド(PIG)表示と呼ばれる場合がある。PIG表示とその機能については、2003年5月13日出願の、Satterfieldらの米国特許番号6,564,378および2001年5月29日出願の、Yuenらの米国特許番号6,239,794に詳細が説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。PIG表示は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含むことができる。
【0020】
広告124は、(例えば、加入者用番組に対する)視聴者のアクセス権に応じて、現在視聴が可能、今後視聴が可能、または視聴が可能になることはない、メディアコンテンツに対して広告を提供することができ、さらに、枠102内の1つ以上のメディア一覧に対応または無関係にすることができる。広告124は、枠102に表示されるメディアコンテンツに関係または無関係な製品またはサービスに対する広告にもすることができる。広告124は、選択可能にすることができ、メディアコンテンツに関する詳細情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、メディアコンテンツ、製品またはサービスの購入を可能にする、広告に関係するメディアコンテンツを提供することなどができる。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、モニタされたユーザアクティビティ、提供される表示のタイプ、または、他の適切なターゲット対象の広告ベースに基づいたターゲットにすることができる。
【0021】
広告124は、四角またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイダンスアプリケーションの表示内で任意の適切な大きさ、形状、および場所に提供することができる。例えば、広告124は、枠102に対して水平方向に隣接する四角形として提供することができる。これは、パネル広告と呼ばれることがある。さらに、広告は、メディアコンテンツまたはガイダンスアプリケーション表示上にオーバーレイ、または表示内に埋め込むことができる。広告は、また、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップまたは他のタイプのメディアコンテンツも含むことができる。広告は、ガイダンスアプリケーションを備えるユーザ機器内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、離れた場所(ストリーミングメディアサーバを含む)、または他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に記憶することができる。メディアガイダンスアプリケーションに広告を提供することは、例えば、2003年1月17日出願の、Knudson らの米国特許出願番号10/347,673、2004年6月29日出願の、Ward, IIIらの米国特許番号6,756,997、および2002年5月14日出願のScheinらの米国特許番号6,388,714に詳細が検討されており、全体を参照することによりここに組み込む。広告は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含むことができることが理解されるであろう。
【0022】
オプション領域126によって、ユーザは、多種のメディアコンテンツ、メディアガイダンスアプリケーション表示、および/またはメディアガイダンスアプリケーション機能にアクセスできる。オプション領域126は、表示100(および本発明の他の表示画面)の一部にすることができるか、あるいは画面上のオプションを選択することによって、またはユーザ入力デバイス上の専用または割り当て可能ボタンを押すことにより、ユーザによって起動することができる。オプション領域126内の選択可能なオプションは、枠102内の番組一覧に関連する機能に関することができるか、あるいはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含むことができる。番組一覧に関係する機能は、番組の他の放送時間または受信方式の検索、番組の録画、番組のシリーズ録画を可能にすること、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、または他の機能を含むことができる。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタル管理オプション、多様なタイプの一覧表示へのアクセス、プレミアムサービスへの加入、ユーザのプロファイルの編集、ブラウザオーバーレイにアクセス、または他のオプションを含むことができる。
【0023】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化することができる。個人化されたメディアガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、表示や機能をカスタマイズし、メディアガイダンスアプリケーションで、個人化された「体験」を生み出すようにできる。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/または、メディアガイダンスアプリケーションがユーザのアクティビティをモニタして、多様なユーザ選好を判定することによって、作成することができる。ユーザは、ログインすることによって、または他の方法でガイダンスアプリケーションに対して自身を特定することによって、個人化されたガイダンスアプリケーションにアクセスすることができる。メディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに応じて作成することができる。カスタマイズは、プレゼンテーションスキーム(例えば、表示のカラースキーム、テキストのフォントサイズ等)、表示されるメディアコンテンツ一覧の態様(例えば、HDTV番組だけ、お気に入りチャンネル選択に基づいたユーザ指定の放送チャンネル、チャンネル表示の並び替え、推奨メディアコンテンツ等)、希望の録画機能(例えば、特定のユーザに対して録画またはシリーズ録画、録画品質等)、ペアレンタル管理設定の変更、および他の望ましいカスタマイズを含むことができる。
【0024】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザがユーザプロファイル情報を提供することを可能にさせるか、あるいはユーザプロファイル情報を自動的に編成することができる。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするメディアをモニタ、および/またはユーザが体験し得るガイダンスアプリケーションとの他の対話をモニタすることができる。さらに、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルのすべてまたは一部を取得(例えば、www.tvguide.comのようなユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイダンスアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザのハンドヘルドデバイスから、等)、および/またはメディアガイダンスアプリケーションがアクセスできる他のソースから、ユーザに関する情報を取得できる。この結果、ユーザの異なる複数のデバイスにわたって、統一されたガイダンスアプリケーション体験をユーザに提供することが可能になる。この種のユーザ体験は、図9を参照して以下に詳細を説明する。追加の個人化されたメディアガイダンスアプリケーション機能は、2005年7月11日出願の、Ellisらの米国特許申請番号11/179,710、1999年11月9日出願の、Boyerらの米国特許申請番号09/437,604、および2002年2月21日出願の、Ellisらの米国特許申請番号10/105,128に詳細が説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。
【0025】
メディアガイダンスを提供するための別の表示配置が図2に示される。ビデオモザイク表示200は、メディアのタイプ、ジャンル、および/または他の体系化条件に基づいて体系化されたメディアコンテンツ情報に対する選択可能オプション202を含む。表示200では、テレビ一覧オプション204が選択されたので、放送番組一覧として、一覧206、208、210および212を提供する。図1の一覧とは異なり、表示200の一覧は、簡単なテキスト(例えば、番組のタイトル)やメディアを説明するアイコンだけに限定されない。代わりに、表示200では、一覧は、表紙のイラスト、メディアコンテンツからの静止画、ビデオクリップのプレビュー、メディアコンテンツからの生ビデオ、または、一覧によって説明されているメディアコンテンツをユーザに示す他のタイプのメディアを含む、グラフィック画像を提供することができる。グラフィック一覧の各々は、また、一覧に関連したメディアコンテンツに関する詳細情報を提供するように、テキストも付け加えることができる。例えば、一覧208は、メディア部分214とテキスト部分216を含む2つ以上の部分を含むことができる。メディア部分214および/またはテキスト部分216は、ビデオを全画面で見るように、または、メディア部分214に表示されるビデオに関係する番組一覧を見るように、選択可能にすることができる(例えば、ビデオが表示されるチャンネルの一覧を見る)。
【0026】
表示200の一覧のサイズは異なる(つまり、一覧206は一覧208、210および212より大きい)が、必要な場合は、すべての一覧を同じサイズにすることができる。一覧は、メディアプロバイダの要求どおりに、またはユーザ選好に基づいて、ユーザに関心の度合いを示す、または特定のコンテンツを強調するように、サイズが異なる場合やグラフィックが強調されている場合がある。メディア一覧のグラフィックを強調するための多様なシステムおよび方法は、例えば、2005年12月29日出願のYatesの米国特許申請番号11/324,202で検討されており、全体を参照することによりここに組み込む。
【0027】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、本発明の知的結果表示を用いるメディア検索機能を含む他の機能を提供することができる。図3aおよび3bは、2つの例示的な種類の検索結果表示を示す。図3aの検索表示において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、検索基準としてユーザキーワードから受信する。図3bにおいて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、検索基準としてユーザカテゴリ識別子およびサブカテゴリ識別子から受信する。これらの例において、テレビ番組およびオンデマンド映像は、検索の対象であるが、他の実施形態において、メディアガイダンスアプリケーションは、任意の1つ以上の種類の他のメディアコンテンツを検索することができる。
【0028】
図3aおよび3bの検索表示の各々は、従来技術の検索に関する欠陥を示す。これらの検索表示は、ユーザが実際にレビューするよりも多くの結果を提供する(図3aにおいて、1328個の一致、図3bにおいて6023個の一致が存在する)。図4aおよび4bは、本発明の一部の実施形態に従って、どの結果が最も関連するかを決定し、これらの結果のみを表示することによる効果を示す。両事例において、表示された一致の数は、大幅に減少した。
【0029】
図4Cは、関連する結果を提供するための別の表示配置を示す。本例において、一致する結果のすべてが、領域410に表示される。関連する結果は、推奨領域420に提供される。本例において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの個人化データを使用して、結果の関連性を判定した。図4dは、「ホットリスト」領域430を使用して、他のユーザが好んだものに基づいた人気の選択事項に関連する結果を特定する別の例を示す。
【0030】
図4a〜4dは、単に例示的なものである。他の手法(図示せず)においては、一連の全結果を表示することができ、また、最も関連する結果を提示または他の方式で視覚的に区別することができる。例えば、関連する結果を、強調、マーク、または非関連ヒットとは異なる色で表示することができる。いくつかの手法において、種々の色または一連のマークもしくはアイコン(例えば、1星、2星等)を使用して、関連する結果を区別することができる。
【0031】
別の例示的な双方向メディアガイダンスアプリケーション表示を図5aに示す。表示500は、ユーザにより個人化され得るモジュール式クイックビューダッシュボード表示であり、この表示は、例えば、2006年9月29日に出願されたShannonらによる米国出願第_____号(代理人整理番号UV−421)に記載され、この出願は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。表示500の各モジュールは、異なる配置における異なる種類のメディアコンテンツへのアクセスを提供することができる。しかしながら、表示500の多数のモジュールは、単一の統一した表示画面において、これらの異なる種類のメディアへの即時アクセスをユーザに提供する。モジュール表示の種類には、例えば、枠ガイド、番組情報、番組提案、閲覧リスト、購入VOD、録画番組、録画予定番組、最も人気/最高視聴率リスト、検索、番組/映画ブラウザ、編集者レビュー、ビデオプレビュー、TVプランナー、または他の任意の適切なガイダンスアプリケーション特徴が含まれる。特定の実現形態においては、スペースの制約により、限定数のモジュールのみが表示画面内に同時に提供される。例えば、図5aの表示500において、「提案番組」モジュール502、「トップオンデマンド」モジュール504、「枠ガイド」モジュール550、および「マイビデオボールト」モジュール524のみがユーザに提示される。
【0032】
「トップオンデマンド」モジュール504は、非線形のオンデマンド番組のグラフィック一覧を含む。同様に、ユーザが興味を持ち得る現在の番組および今後の番組のオプションを提案する「提案番組」モジュール502も、線形番組の一覧を含む。一方、「枠ガイド」モジュール550は、線形番組、非線形番組、およびそれらの任意の組み合わせに関する一覧を提供することが可能である。したがって、多数のガイダンスモジュールの使用によって、多数のメディアの種類の一覧が便利なフォーマットで提供され得ることが分かる。これらの特定のモジュールに関するより詳細な説明は、2006年9月29日に出願されたShannonらによる米国特許出願第_____号(代理人整理番号UV−421)に提供され、この出願は、すでに、参照することによってその全体が本明細書に既に組み込まれている。
【0033】
無数のメディアソースからのメディアコンテンツおよび無数の組み合わせのメディアコンテンツのための個人化ガイダンスを提供することに加え、表示500は、種々の表示配置においてメディア一覧を提示することも可能である。「提案番組」モジュール502、「トップオンデマンド」モジュール504、および「マイビデオボールト」モジュール524等のモジュールは、映像モザイク表示においてメディアコンテンツの一覧を提示する。一方、「提案番組」モジュール502は、複数列形式で映像モザイク表示として構成される。「トップオンデマンド」モジュール504も、また、映像モザイク表示を提供するが、単一列形式である。さらに、「枠ガイド」550等のモジュールは、枠表示において、メディアコンテンツの一覧を提示し、メディアコンテンツに関するテキスト情報のみを使用する。
【0034】
図5aの実施形態のクイックビュー表示は、ユーザによるクイックビュータブ514の選択に応答して、ガイダンスアプリケーションによって提示される。ガイダンスアプリケーションは、ガイド516、録画TV518、オンデマンド520、検索522等の他のタブに他の表示を提供することができる。ガイドタブ516は、個人化メディアコンテンツ一覧用の枠ガイドを有するモジュールを表示する。録画TVタブ518は、ユーザの家庭で録画したメディアコンテンツ用の一覧を有するモジュールを表示する。オンデマンドタブ520は、メディアガイドアプリケーションにより現在視聴可能な最も人気のあるまたは最高視聴率のオンデマンド番組用の一覧を有するモジュールを表示する。
【0035】
クイックビューモードにおいて、ガイダンスアプリケーションは、上述のモジュールの簡略版を表示し、その完全な一覧は、他のタブのうちの1つ以上から閲覧可能である。例えば、図5aのクイックビュー表示(ユーザによるクイックビュータブ514の選択に応答してガイドによって提示される)は、通常はガイドタブ516に表示され得る「提案番組」モジュール502の一部を含む。クイックビュータブ514は、「トップオンデマンド」モジュール504の一部と、「マイビデオボールト」モジュール524の一部とをさらに含み、その完全な一覧は、オンデマンドタブ520および録画TVタブ518からそれぞれ選択可能であり得る。メディアガイダンスアプリケーションは、検索基準に基づいて一致するコンテンツを検索し、ユーザに最も関連するメディアコンテンツを決定することによって、クイックビューモジュールのためのメディアを選択する。
【0036】
図5aおよび5bを比較することによって、双方向メディアガイダンスアプリケーションが、どのように知的に関連する検索結果を選択し、表示配置を変更し、および関連する結果に基づいてガイダンス表示に含まれるモジュールを変更するかが示される。メディアガイダンスアプリケーションは、現在、次、および後に配信のコンテンツ用のガイダンスデータベースを検索することによって提案番組モジュール502を生成した。すべての一致ヒットの発見後(検索基準は、関連する時間枠である)、アプリケーションは、そのヒットをフィルタリングして、関連性閾値を満たすものだけを表示する。本例において、提案番組モジュール502は、時間枠毎に最も関連する2つのヒットのみを表示できるスペースを有する。したがって、これらのヒットのみが表示用に選択される。しかしながら、番組枠モジュール550は、割り当てられたスペースに、より多くのヒットを適合させることが可能であり、現在の時間枠に最も関連する4つのヒットを含む(本例において、枠は、過去の番組も示す)。
【0037】
図5bの例において、ユーザおよび時間帯が変更されており、関連性判定によって、異なる一連の関連する結果がもたらされる。本例において、「提案番組」に関して3つ以下の関連する結果が存在する。ガイドは、また、表示されるモジュールを変更しており、本例において、現在表示する関連番組が存在しないため、番組枠が省略されている。さらに、「提案番組」モジュール502は、収容する結果が少なくなるようにサイズ変更されている。これは、さらに大きくするようにサイズ変更することができ、また、関連する結果の数によって必要とされる場合には、枠550はさらに下方に移動することができる(図示せず)。
【0038】
表示されるモジュールを変更するガイダンスアプリケーションの別の例は、図5aおよび5bのモジュール504を比較することによって示される。本例において、関連性閾値が、ユーザが大人から子供に変化するため(これは、後述のように、時間帯の変更に基づいて判断され得る)、「オンデマンド」検索について一連の異なる結果をもたらす。したがって、「トップオンデマンド」モジュールを選択する代わりに、ガイダンスアプリケーションは、「キッズオンデマンド」モジュールを選択する。しかしながら、各オンデマンドモジュールにおいて、6つの結果を表示するスペースしかないため、ガイドは、最も関連する6つの結果のみを選択する。
【0039】
ガイダンスアプリケーションは、任意の適切な手法を使用して、クイックビューモジュールのための検索基準を取得することができる。例えば、ガイダンスアプリケーションは、ユーザ対話から導かれたユーザ個人化データまたはユーザにより供給されたユーザ個人化データに基づいて検索基準を生成することができる。他の手法において、ガイダンスアプリケーションは、ユーザから検索基準を受け取ることができる。図6は、双方向メディアガイダンスアプリケーションが、モジュールへの検索基準の供給を所望することを示す(モジュールの最上要素から「上方」にナビゲートすることによって、モジュールを強調することによって、および選択を押すことによって)ユーザに応答して表示し得る例示的なポップアップ画面600を示す。図6の例は、キーワード入力であるが、任意の適切な検索の種類を使用することができる(例えば、カテゴリ別、ソース別等)。ユーザによる検索基準入力に応答して、ガイダンスアプリケーションは、関連する結果と共にモジュールを提示する。図7は、ユーザによるキーワード「Lord」の入力に基づいて、関連するオンデマンド結果と共に提示されている「トップオンデマンド」モジュールの例である(本発明の関連性知能を使用しなかったならば、モジュールは、図3aに示す結果を含んでいたであろう)。また、図7の例は、関連するヒット数に基づいて「トップオンデマンド」モジュールがどのようにサイズ変更されているかも示す。
【0040】
図4a−7は、ガイダンスアプリケーションが検索結果を、ユーザに関連するものにいかに限定し得るか(または視覚的に特定し得るか)、また、一部の実施形態においては、関連するヒット数に基づいて、モジュールおよびモジュールの位置配置を選択するかを示すために提供されている。さらに、関連性閾値を満たす結果は、関連性に従い順序付けることができる(図示せず)。これらの例は、単に例示的なものであり、他の実施形態においては、他のモジュールおよび関連性閾値、配置、順序付け、ならびに他の変形を使用することができる。
【0041】
一部の実施形態において、関連性判断は、ガイダンス表示の広告選択にも影響を及ぼし得る。例えば、図5aおよび5bは、広告532を含む。ガイダンスアプリケーションは、例えば、スペースの制約により表示上に含まれない関連するメディアに関連しているので、広告532を選択することができる。
【0042】
ユーザは、1つ以上のユーザ機器装置から、メディアコンテンツおよびメディアガイダンスアプリケーション(ならびに、上および下に詳細を説明する表示画面)にアクセスすることができる。図8は、例示的なユーザ機器装置800の一般化された実施形態を示す。ユーザ機器装置のより特定の実施は、図9を参照して以下に説明する。ユーザ機器装置800は、入力/出力(以下「I/O」)経路802を経由してメディアコンテンツおよびデータを受け取る。I/O経路802は、メディアコンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、および他のビデオまたはオーディオ)およびデータを制御回路804に提供することができる。制御回路804は、処理回路806および記憶装置808を含む。制御回路804は、I/O経路802を使用して、コマンド、リクエスト、および他の適切なデータを送り、受け取るために使用することができる。I/O経路802は、制御回路804(および特に処理回路806)を1つ以上の通信経路に接続することができる(以下に説明)。I/O機能は、これらの1つ以上の通信経路によって提供することができるが、図面が複雑になり過ぎないように、図8では単一経路として示される。
【0043】
制御回路804は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能なロジックデバイス等に基づく制御回路のような任意の適切な処理回路806に基づくことができる。一部の実施形態においては、制御回路804は、メモリ(つまり記憶装置808)に記憶されたメディアガイダンスアプリケーションのための命令を実行する。クライアント−サーバベースの実施形態においては、制御回路804は、ガイダンスアプリケーションサーバまたは他のネットワークまたはサーバとの通信に適切な通信回路を含むことができる。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器との通信用ワイヤレスモデムを含むことができる。このような通信は、インターネットまたは他の任意の適切な通信ネットワークまたは経路を含むことができる(図9を参照して詳細を説明)。さらに、通信回路は、ユーザ機器装置のピアツーピア通信、または互いに離れた場所にあるユーザ機器装置の通信を可能にする回路を含むことができる(以下に詳細を説明)。
【0044】
メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、または他の任意の適切なメモリ)、ハードドライブ、光学ドライブ、または他の任意の適切な固定または取り外し可能な記憶装置(例えば、DVDレコーダ、CDレコーダ、ビデオカセットレコーダ、または他の適切な記録装置)は、制御回路804の一部である記憶装置808として提供することができる。記憶装置808は、上記のタイプの記憶装置を1つ以上含むことができる。例えば、ユーザ機器装置800は、DVR(パーソナルビデオレコーダまたはPVRと呼ばれる場合がある)用のハードドライブおよび2次の記憶装置としてDVDレコーダを含むことができる。記憶装置808は、番組情報、ガイダンスアプリケーション設定、ユーザ選好またはプロファイル情報、またはガイダンスアプリケーションを操作する場合に使用される他のデータを含めて、ここで説明される多様なタイプのメディアおよびガイダンスアプリケーションデータを記憶するために使用することができる。非揮発性メモリも(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)使用することができる。
【0045】
制御回路804は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG−2デコーダまたは他のデジタルデコード回路、高解像度チューナ、または他の任意の適切なチューニングまたはビデオ回路のようなビデオ生成回路やチューニング回路、あるいはこのような回路の組み合わせも、含むことができる。符号化回路(例えば、無線、アナログ、またはデジタルの放送信号を保存用のMPEG信号に変換)も提供することができる。制御回路804は、また、メディアをユーザ機器800の好ましい出力形式にアップコンバートまたはダウンコンバートするためのスケーラ回路も含むことができる。また、回路804は、デジタルとアナログ信号間を変換するためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路も含むことができる。チューニングおよび符合化回路は、メディアコンテンツを受信して表示、再生、または記録するために、ユーザ機器によって使用され得る。チューニングおよび符号化回路は、ガイダンスデータを受け取るためにも使用することができる。ここで説明される回路は、例えば、チューニング、ビデオ生成、符号化、デコード、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含めて、1つ以上の汎用目的または専門プロセッサ上で稼動するソフトウェアを使用して実現することができる。複数のチューナは、同時チューニング機能を処理するように提供することができる(例えば、視聴および記録機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、複数のチューナ−記録機能等)。記憶装置808が、ユーザ機器800とは別のデバイスとして提供される場合、チューニングおよび符合化回路(複数のチューナを含む)は、記憶装置808に付随させることができる。
【0046】
ユーザは、ユーザ入力インターフェイス810を使用して、制御回路804を制御することができる。ユーザ入力インターフェイス810は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェイスまたは他のユーザ入力インターフェイスのような、任意の適切なユーザインターフェイスにすることができる。表示812は、スタンドアロン型デバイス、またはユーザ機器装置800の他の要素との統合された形態として提供することができる。表示812は、モニタ、テレビ、モバイルデバイス用液晶画面(LCD)、または視覚的画像を表示するための他の任意の適切な機器のうちの1つ以上にすることができる。一部の実施形態においては、表示812はHDTV対応型にすることができる。スピーカー814は、ユーザ機器装置800の他の要素と統合された形態で提供することができるか、あるいはスタンドアロン型ユニットにすることができる。ディスプレイ812上に表示されるビデオや他のメディアコンテンツのオーディオコンポーネントは、スピーカー814を介して再生することができる。一部の実施形態においては、オーディオは、受信機(非表示)に配信することができ、受信機がスピーカー814を介してオーディオを処理および出力する。
【0047】
図8のユーザ機器装置800は、ユーザのテレビ機器902、ユーザのコンピュータ機器904、ワイヤレスユーザ通信装置906、または非携帯型ゲーム機のような、メディアにアクセスするために適した他の任意のタイプのユーザ機器として、図9のシステム900において実現することが可能である。簡素化を目的として、これらのデバイスは、ここでは総称して、ユーザ機器またはユーザ機器装置と呼び得る。メディアガイダンスアプリケーションが実現されるユーザ機器装置は、スタンドアロン型デバイスとして機能することができるか、あるいはデバイスのネットワークの一部にすることができる。デバイスの多様なネットワーク構成を実現することができ、以下に詳細を検討する。
【0048】
ユーザのテレビ機器902は、セットトップボックス、衛星放送用受信機(IRD)、テレビセット、デジタルストレージデバイス、DVDレコーダ、ビデオカセットレコーダ(VCR)、ローカルメディアサーバ、または他のユーザテレビ機器を含むことができる。これらの1つ以上のデバイスは、必要であれば単一のデバイスに統合することができる。ユーザコンピュータ機器904は、PC、ノートパソコン、タブレット、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンター、または他のユーザコンピュータ機器を含むことができる。WEBTVはMicrosoft Corpの登録商標である。ワイヤレスユーザ通信デバイス906は、PDA、モバイル電話、携帯用ビデオプレーヤー、携帯用音楽プレーヤー、携帯用ゲーム機、または他のワイヤレスデバイスを含むことができる。
【0049】
PC用テレビチューナーカード、WebTV、および他のユーザ機器装置に対するビデオの統合の出現に伴い、デバイスを上記デバイスの1つとして分類しようとすると、明確に区分できなっていることに注意する。事実、ユーザテレビ機器902、ユーザコンピュータ機器904、およびワイヤレスユーザ通信デバイス906のうちの各々は、図8に関連して上で説明したシステム機能のうちの少なくとも一部を利用することができるので、デバイス上で利用可能なメディアコンテンツのタイプに関しては、柔軟に考えることができる。例えば、ユーザテレビ機器902は、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット有効型にすることができ、その一方、ユーザコンピュータ機器904は、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含むことができる。また、メディアガイダンスアプリケーションは、多様なタイプのユーザ機器上に同じレイアウトを有することができるか、あるいはユーザ機器の表示機能に合わせることができる。例えば、ユーザのコンピュータ機器上では、ガイダンスアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスするウェブサイトとして提供することができる。別の実施例では、ガイダンスアプリケーションは、ワイヤレスユーザ通信デバイス用に縮小することができる。
【0050】
システム900では、典型的に、各々のタイプのユーザ機器装置が2つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎないように、各々1つだけが図9に示される。さらに、各ユーザは、2つ以上のタイプのユーザ機器装置(例えば、ユーザは、テレビセットとコンピュータとを持つことができる)、および各々のタイプのユーザ機器装置の2つ以上を利用することができる(例えば、ユーザはPDAとモバイル電話および/または複数のテレビセットを持つことができる)。
【0051】
ユーザは、また、家庭内のデバイスおよびリモートのデバイスにわたって、メディアガイダンスアプリケーション設定を一定に維持するように、多様な設定を設定することもできる。設定は、ここで説明される設定、さらに、お気に入りのチャンネルや番組、番組を推奨するためにガイダンスアプリケーションが利用する番組の選好、表示選好、および他の望ましいガイダンス設定を含む。例えば、ユーザが、職場のパソコン上でwww.tvguide.comのウェブサイトのチャンネルをお気に入りとして設定すると、同じチャンネルが、ユーザの家庭のデバイス上(例えば、ユーザのテレビ機器とユーザのコンピュータ機器)、さらに、必要であれば、ユーザのモバイル上でお気に入りとして表示される。したがって、同じタイプまたは異なるタイプのユーザ機器装置であるかどうかに関わらず、1台のユーザ機器装置上で行われた変更によって、別のユーザ機器装置上のガイダンス体験が変わり得る。さらに、行われた変更は、ユーザによる設定入力、およびガイダンスアプリケーションによってモニタされたユーザのアクティビティに基づき得る。
【0052】
ユーザ機器装置は、通信ネットワーク914に結合することができる。すなわち、ユーザテレビ機器902、ユーザコンピュータ機器904、およびワイヤレスユーザ通信デバイス906は、それぞれ、通信経路908、910、および912を経由して、通信ネットワーク914に結合する。通信ネットワーク914は、インターネット、モバイル電話ネットワーク、モバイルデバイス(例えばBlackberry)ネットワーク、ケーブルネットワーク、公衆交換回線ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワークまたは通信ネットワークの組み合わせを含めて、1つ以上のネットワークにすることができる。BLACKBERRYはResearch In Motion Limited Corpの登録商標である。経路908、910および912は、別々または一緒に、衛星放送経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット通信をサポートする経路(例えばIPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他のワイヤレス信号用)、または他の任意の適切な有線またはワイヤレス通信経路またはこれらの経路の組み合わせのような1つ以上の通信経路を含むことができる。経路912は、図9に示された例示的な実施形態において、ワイヤレス経路であることを示すように、破線で描かれ、経路908および910は、有線経路であることを示すように、実線で描かれている(しかし、これらの経路は必要であればワイヤレス経路にすることができる)。ユーザ機器装置との通信は、これらの通信経路のうちの1つ以上によって提供することができるが、図9では、図面が複雑になり過ぎないように、単一経路として示される。
【0053】
通信経路は、ユーザ機器装置の間には描かれていないが、これらのデバイスは、経路908、910および912に関して上で説明した経路、およびUSBケーブル、IEEE1394ケーブル、ワイヤレス経路(例えばBluetooth、赤外線、IEEE802−11x等)のような短距離ポイントツーポイント通信経路、または有線または無線経路を経由する他の短距離通信を経由して相互に直接通信することができる。BLUETOOTHはBluetooth SIG,INCの登録商標である。ユーザ機器装置は、通信ネットワーク914を経由する間接的経路を介して、直接相互に通信することもできる。
【0054】
システム900は、それぞれ、通信経路920および922を介して通信ネットワーク914に結合される、メディアコンテンツソース916、およびメディアガイダンスデータソース918を含む。経路920および922は、経路908、910および912に関して上記で説明した通信経路のいずれかを含むことができる。メディアコンテンツソース916およびメディアガイダンスデータソース918との通信は、1つ以上の通信経路でやり取りすることができるが、図9では、図面が複雑になりすぎないように、単一経路として示されている。さらに、メディアコンテンツソース916、およびメディアガイダンスデータソース918の各々について2つ以上が存在することができるが、図9では、図面が複雑になり過ぎないように、各々1つだけが示されている。(これらのソースの各々の異なる種類は以下に検討する。)必要な場合は、2つ以上のメディアコンテンツソース916およびメディアガイダンスデータソース918は、1つのソースデバイスとして統合することができる。ソース916および918と、ユーザ機器装置902、904および906との間の通信は、通信ネットワーク914を介するものとして示されているが、一部の実施形態においては、ソース916および918は、経路908、910および912に関して上記で説明したような通信経路(非表示)を経由して、ユーザ機器装置902、904および906と直接通信することができる。
【0055】
メディアコンテンツソース916は、テレビ配信施設、ケーブルシステム前処理、衛星放送配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバおよび他のメディアコンテンツプロバイダを含む、1つ以上のタイプのメディア配信機器を含むことができる。NBCはNational Broadcasting Company, Inc.の登録商標、ABCはABC, INC.の登録商標、およびHBOはHome Box Office, Inc.の登録商標である。メディアコンテンツソース916は、メディアコンテンツの発信者(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)であってもよく、あるいはメディアコンテンツの発信者でなくてもよい(例えば、オンデマンドメディアコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のビデオコンテンツのインターネットプロバイダ等)。メディアコンテンツソース716は、ケーブルソース、衛星放送プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、または他のメディアコンテンツプロバイダを含むことができる。メディアコンテンツソース916は、任意のユーザ機器装置から離れた場所にある、異種のメディアコンテンツを保存するために使用されるリモートメディアサーバ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を含むこともできる。メディアコンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔保存されたメディアコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は1999年6月11日出願の、Ellisらの米国特許申請番号09/332,244に詳細に検討されており、その全体を参照によりここに組み込む。
【0056】
メディアガイダンスデータソース918は、メディア一覧、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、メディアのタイトル、メディア詳細、評価情報(例えば、ペアレンタル管理評価、批評家の評価等)、ジャンルやカテゴリ情報、俳優の情報、放送会社のロゴまたはプロバイダのロゴ等)、メディアフォーマット(例えば、標準解像度、高解像度等)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、オンデマンド情報、表示解像度、ユーザが希望のメディア選択をナビゲートおよび検索するのに役立つ他の任意のタイプのガイダンスデータ、ならびに別様に生成された双方向メディアガイダンスアプリケーション表示に使用される他の任意のデータ等のメディアガイダンスデータを提供することができる。
【0057】
一部の実施形態においては、メディアガイダンスデータソース918はメディアガイドアプリケーションによって関連する検索結果のホットリスト表示を提供するためのホットリスト情報(例えば、検索の結果他のユーザが何を視聴したかのデータ等)を提供する。そのような実施形態において、双方向メディアガイダンスアプリケーションはコミュニケーションネットワーク914および経路908、910および912を介して検索情報918を送信する。検索情報は双方向メディアガイダンスアプリケーションによって行われた各検索の検索基準、および検索結果表示からユーザによってアクセス際に選択されるメディアを特定する。この情報はホットリストのデータベースを作成するためにソース918によって使用される。双方向メディアガイダンスアプリケーションが検索を行うとき、ソース918へ検索基準が送られる。それに応じて、ソース918は類似の検索結果として他のユーザが視聴したメディアの識別要素をデータベースから提供する。双方向メディアガイダンスアプリケーションは図4dのホットリストディスプレイ430のようにホットリストディスプレイの識別要素を表示する。
【0058】
メディアガイダンスアプリケーションデータは、任意の適切な手法を使用して、ユーザ機器装置に提供することができる。一部の実施形態においては、ガイダンスアプリケーションは、スタンドアロン型の対話テレビ番組ガイドであり、データフィードを経由して番組ガイドを受信する(例えば、継続フィード、トリクルフィード、または、チャンネルの縦方向のブランク間隔のデータ)。番組予定のデータおよび他のガイダンスデータは、テレビチャンネルの側帯上で帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または、他の任意の適切なデータ送信技法によって、テレビチャンネルの縦方向のブランク間隔で、ユーザ機器に提供することができる。番組予定データおよび他のガイダンスデータは、複数のアナログまたはデジタル式テレビチャンネル上でユーザ機器に提供することができる。番組予定データおよび他のガイダンスデータは、任意の適切な頻度でユーザ機器に提供することができる(例えば、連続、毎日、ユーザ定義の時間、システム定義の時間、ユーザ機器からの要求に応答して、等)。一部の手法では、メディアガイダンスデータソース918からのガイダンスデータは、クライアント−サーバ手法を使用して、ユーザの機器に提供することができる。例えば、ユーザの機器上にあるガイダンスアプリケーションクライアントは、必要なときにガイダンスデータを取得するように、ソース918とのセッションを開始することができる。メディアガイダンスデータソース918は、ユーザ機器装置902、904および906にメディアガイダンスアプリケーション自体、または、メディアガイダンスアプリケーションにソフトウェアの更新を提供することができる。
【0059】
メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器装置上に実現されるスタンドアロン型のアプリケーションにすることができる。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントのみがユーザ機器装置上に存在する、クライアント−サーバアプリケーションにすることができる。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、部分的にユーザ機器装置804(図8)の制御回路806上のクライアントアプリケーションとして、および、部分的にリモートサーバ上にサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイダンスデータソース918)実現することができる。ガイダンスアプリケーション表示は、メディアガイダンスデータソース918によって生成されて、ユーザ機器装置に送信することができる。メディアガイダンスデータソース918は、ユーザ機器上に、保存のためにデータを送信することもでき、次に、ユーザ機器は、制御回路によって処理される命令に基づいて、ガイダンスアプリケーション表示を生成する。
【0060】
メディアガイダンスシステム900は、いくつかの手法、またはネットワーク構成を例示することを目的としており、これによって、ユーザ機器装置およびメディアコンテンツやガイダンスデータのソースは、メディアにアクセスして、メディアガイダンスを提供することを目的として相互に通信することができる。本発明は、これらの手法の1つまたはサブセットで、あるいは、メディアを配送およびメディアガイダンスを提供するための他の手法を採用するシステムにおいて、適用することができる。以下の3つの手法は、図9の一般化された例の特定の例示を提供する。
【0061】
1つの手法では、ユーザ機器装置は、ホームネットワーク内で相互に通信することができる。ユーザ機器装置は、上で説明した短距離のポイントツーポイント通信技法を経由して、ホームネットワーク上に提供されたハブまたは他の類似のデバイスを介して間接的な経路を経由して、または、通信ネットワーク914を経由して、互いに直接的に通信し得る。単一の家庭の複数の個人のそれぞれは、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器装置を操作することができる。この結果、多様なメディアガイダンス情報または設定を、異なるユーザ機器装置間で通信することが望ましい場合がある。例えば、ユーザにとっては、2005年7月11日付のEllisらの米国特許出願第11/179,410に詳細が説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器上で、一定のメディアガイダンスアプリケーション設定を維持することが望ましい場合がある。ホームネットワークの異種のユーザ機器装置は、また、メディアコンテンツを送信するように相互にも通信できる。例えば、ユーザは、メディアコンテンツを、ユーザコンピュータ機器から、携帯用ビデオプレーヤーまたは携帯用音楽プレーヤーに送信することができる。
【0062】
第2の手法では、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を持つことができ、これによって、メディアコンテンツにアクセスしてメディアガイダンスを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスする、ホームネットワークを持つことができる。ユーザは、リモートデバイス上に実現されたメディアガイダンスアプリケーションを経由して、家庭内デバイスを制御することができる。例えば、ユーザは、職場のパーソナルコンピュータ、または、PDAまたはウェブ対応モバイル電話などのモバイルデバイスを経由して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスすることができる。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上の多様な設定を設定して(例えば、録画、リマインダ、他の設定)ユーザの家庭内機器を制御することができる。オンラインガイドは、ユーザの機器を直接、または、ユーザの家庭内機器上のメディアガイダンスアプリケーションによって通信することにより、制御することができる。ユーザ機器装置が互いに離れた場所にある、ユーザ機器装置の通信のための多様なシステムおよび方法は、例えば、2004年8月26日付のEllisらの米国特許申請第10/927,814に説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。
【0063】
第3の手法では、家庭の内外のユーザ機器装置のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションを使用して、メディアコンテンツソース916と直接通信して、メディアコンテンツにアクセスすることが可能である。具体的には、家庭内では、ユーザ用テレビ機器904およびユーザ用コンピュータ機器906のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび検索することができる。ユーザは、また、ワイヤレスユーザ通信デバイス906を使用して、家庭外のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび検索することもできる。
【0064】
メディアコンテンツの説明は、ビデオコンテンツを中心としているが、メディアガイダンスの原則は、音楽や画像等、他のタイプのメディアコンテンツに適用することが可能であることが理解される。
【0065】
図10〜12は、本発明の多様な実施形態のプロセスに関する流れ図である。これらの流れ図は、単に例示的なものであり、多様なステップは、本発明の実施形態に応じて、省略され得るか、他のステップが追加されて得るか、またはステップの順番が変更され得る。
【0066】
図10のプロセス1000は、検索基準を取得し、一致項目を検索し、および関連する一致を特定するための、一部の実施形態に関与する例示的なステップを明示する。ステップ1010から1040は、多様な実施形態における検索基準を取得するステップを対象とする。ステップ1010において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザから検索基準を受け取る。一部の実施形態において、例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーション(処理回路806(図8)において実装される)は、ユーザ入力インターフェイス810(図8)から検索基準を受け取る。検索基準は、例えば、図4a〜4dのキーワード別もしくはカテゴリ別検索表示において、または図6のポップアップ画面600の検索入力キーボードにおいてユーザによって入力されている。
【0067】
ステップ1020〜1040は、検索基準がアプリケーションによって生成される(検索基準をユーザから受信するステップに加えて)実施形態において、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって用いられる。ステップ1020において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ挙動を監視して、個人化データを生成する(このような技術は、当業者に周知である)。ステップ1030において、ユーザは、明示的なユーザ選好を入力する(コンテンツ、ジャンル、カテゴリ等の評価等によって)。両方の手法が実現されてもよい。ステップ1040において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、個人化データ/選好から検索基準を生成する(本明細書で使用する際、「個人化データ」は、明確なユーザ選好と、ユーザ挙動監視によって生成されたデータとの両方に言及し得る)。
【0068】
以下の例は、ステップ1040の動作を示す役割を果たす。例えば、ユーザ挙動監視または明示されたユーザ選好が、ユーザの好みのアクション映画を提案すると仮定する。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、カテゴリを定義する内部データ構造から、検索基準として使用するための「アクション」のテキスト文字列を生成して、アクション映画もしくはアクション番組、または関連広告を検索し得る。別の例として、ガイダンスアプリケーションが、「シルベスタースタローン」等の特定の俳優を好むことを判定すると仮定する。この個人化情報により、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、検索基準として「スタローン」を生成し、例えば、提案されたスタローンの映画を検索し、関連広告を検索し、または他の任意の適切な検索を行なう。
【0069】
ステップ1050および1060は、代替ステップであり、そのうちの片方または両方は、任意の所定の実施形態において実行され得る。ステップ1050において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、明示的なユーザの指示を受け取り、検索を実行する。この明示的な指示は、任意の適切な種類であり得、例えば、キーワードの選択(例えば、図3a)、サブカテゴリの選択(例えば、図3b)、またはステップ1040で双方向メディアガイダンスアプリケーションが生成した検索基準で検索を開始するオプションのユーザ選択によるものであってもよい。ステップ1060において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、タイマ機能等に応答して、またはユーザ行動に拘束されない他の任意の方式で、自動検索を実行すべきか否かを判断する(例えば、今後の使用のために番組提案を生成する場合等)。
【0070】
ユーザ指示またはステップ1050および1060から検索を実行すべきかという判定に応答して、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、一致項目に関するメディア情報を検索する(ステップ1070)。メディア情報は、例えば、記憶装置808(図8)におけるデータベースまたはメディアガイダンスデータソース918(図9)(例えば、クライアントサーバベースのアーキテクチャにおける)に格納することができる。検索される項目は、検索の対象であるメディアに関連する任意の適切なガイダンスアプリケーションデータであり得る。メディアは、関連のプログラム一覧、タイトル、メディア記述における情報、映像メディアにおける場面を記述するメタデータ、または他の任意の適切な項目に基づいて検索され得る。
【0071】
ステップ1080において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、各項目が、ユーザに関連するか否かを判定し、これは、本実施形態において、項目が関連性閾値を上回る(またはそれに同等である)か否かを判定するステップに関与する(以下により詳しく説明する)。ステップ1080の判定は、各ヒット発見後にそのヒットについて実行され得るか、または全検索の完了後に実行され得ることに留意されたい。本ステップについては、さらに後述する。ステップ1090において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、関連するものとして項目を特定する(これは、例えば、一連の結果を表すデータ構造における項目に関連付けられるフラグを設定することによって達成することができる)。
【0072】
前記プロセスは、図11において継続し、この図面のステップ1110において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、最小数の関連する項目が発見されたか否かを判定する。発見されなかった場合、アプリケーションは、関連性閾値を下げて(ステップ1120)、図10のステップ1080に戻り、どの項目が新しい関連性閾値を満たすかを決定する。
【0073】
関連性閾値が設定され、最小数の関連する項目が発見さると、本実施形態の双方向メディアガイダンスアプリケーションは、関連する項目に基づいて表示するためのモジュールを選択する(ステップ1130)。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、「トップオンデマンド」または「キッズオンデマンド」(それぞれ、図5aおよび図5b)モジュールが、項目が子供または大人に関連するかに基づいて、表示するのに適切であるかを判定することができる。あるいは、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、推奨領域(例えば、図4cの領域420)またはホットリスト領域(例えば、図4dの領域430)を使用するかを判定することができる。
【0074】
関連するモジュールの選択後、プロセスは、ステップ1140または1150のうちの1つへ継続する(一部の実施形態は、両方のステップを用いることができるが、片方のステップだけが所定の事例において実行される)。ステップ1140において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、関連する結果(つまり、関連性閾値を満たす項目)の数に基づいて、グラフィック表示定義を選択する。グラフィック表示定義は、ガイダンスアプリケーション表示またはガイダンスアプリケーション表示のモジュールの外観を定義する。本ステップにおいて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、記憶装置808(図8)から表示定義を読み込み、関連する結果とともに提示する。
【0075】
代替の手法において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、実行時に表示定義を生成する(ステップ1150)。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、各オブジェクトが図5aおよび5bのモジュール等のモジュールを表す、オブジェクト指向のアプリケーションであり得る。各モジュールオブジェクトは、表示するためのオブジェクトを生成するための関連するメソッド(方法)を有し得る。モジュールのメソッドは、関連する結果の数に基づいて、異なる外観のモジュールを生成し得る。ステップ1160において、双方向ガイダンスアプリケーションは、ステップ1140および1150において選択または生成された表示定義に従って、関連する結果の表示を生成する。一部の実施形態において、関連する結果のみが表示される。他の場合において、関連する結果は、非関連(関連性の低い)結果から視覚的に区別される。これは、色表示、強調、またはアイコンの使用によって達成することができる。
【0076】
表示定義が記憶装置808(図8)から読み込まれたか、または実行時間において生成されたか(上述のオブジェクト指向の手法等において)にかかわらず、表示定義は、関連する検索結果の表示に多様な所望の効果を提供するのに用いられる。例えば、関連する結果を有するモジュールの表示領域サイズが、影響を受け得る。関連する結果の表示に使用される色が、影響を受け得る。モジュールの位置配置が、影響を受け得る。また、他の任意の適切な表示効果を使用することができる。
【0077】
一部の実施形態において、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、関連性閾値を調整することが可能になる。ステップ1170において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ入力インターフェイス810(図8)から、アプリケーションに命令して関連性閾値を下げるユーザの指示を受信する(また、ユーザは、閾値を上げることもでき、これは図示されていない)。それに応答して、プロセスは、ステップ1120に戻る。
【0078】
図12は、図10のステップ1080に関連性情報を提供するための例示的なプロセス1200に関する流れ図である。ステップ1210および1220のいずれかを使用して、関連性閾値を定義する目的で、ユーザを特定する(一部の実施形態においては、両方のステップを異なる時間に用いることができる)。1210において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ入力インターフェイス810(図8)から、ユーザを一意的に特定するユーザログイン情報を受け取る。ステップ1220において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、監視されたユーザ挙動(ユーザ入力インターフェイス810(図8)によりユーザに実行される)に基づいてユーザを判定する。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、一定の挙動を、特定のユーザプロファイルに関連付けている場合がある。あるいは、一部の実施形態においては、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザプロファイルを特定の時間帯に関連付けることができ、これは、例えば、2006年9月29日に出願されたFerroneによる米国仮出願第______号(代理人整理番号UV−423Prov.)に記載され、この出願は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。
【0079】
ステップ1230において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1210または1220で特定されたユーザまたはユーザプロファイルのユーザ個人データを、記憶装置806(図8)から読み込む。本データは、ユーザのメディア関心を表し、検索結果の関連性を判定するためのベースとなる。図12を置いておき一時的に図13を参照すると、例示的な個人化データ表1300が、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって保持され、記憶装置806(図8)に格納される。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ入力インターフェイス810(図8)を使用した、ユーザによる明示的なユーザのメディア選好の入力に応答して、またはユーザ挙動の監視およびユーザまたはユーザの関心の判定後に、表1300に入れるか、その内容を変更する。
【0080】
個人化表1300は、5つのフィールドを含む。フィールド1310は、ユーザを特定し、またはユーザが明示的に特定されない場合、ユーザプロファイルを特定する。フィールド1320は、ジャンル、俳優、メディアの種類、または他の任意のメディア属性等の、関心のあるメディア属性を特定する。フィールド1330は、そのレコードの属性1320の値を特定する。例えば、属性「ジャンル」は、図示されるように、アクションまたは子供に関する関連値を有し得る。関連性値フィールド1340は、属性/値の対がユーザにとっていかに重要であるかを特定する数値である。表1300の例示的なレコードのうちの1つにおいて、例えば、アクションは、ユーザ1にとって非常に重要な属性値である(10の関連性値によって示される)。フィールド1350は、ユーザ/属性/値/関連性値という4つの値の組み合わせに関する時間帯を特定する。第1行において、例えば、4値の組み合わせは、午後8:00から午後10:00の時間に適用される。
【0081】
図12に戻ると、プロセス1200は、双方向メディアガイダンスアプリケーションが現在の日時部分を判定する(処理回路806(図8)におけるシステムクロックに呼び出しを行なうこと等によって)ステップ1240において継続する。ステップ1250において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、特定されたユーザおよび時間帯に関連する記録のみを表1300から選択することによって、図10のステップ1080のために関連性データを決定する。この関連性データは、図10のステップ1080に供給される。
【0082】
図10のステップ1080に戻ると、検索結果が、どのようにして一部の実施形態について十分関連すると判定され得るかについての判定法を説明することができる。検索結果毎に、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、結果の属性を、ステップ1250(図12)からの関連性データと比較する。次に、任意の適切なアルゴリズムを用いて、結果が十分関連するか否かを判定することができる。一部の実施形態において、関連性閾値は、検索基準に一致する項目からの単語の割合(%)である。
【0083】
他の実施形態においては、加重距離アルゴリズムを使用する。そこでは、アルゴリズムの出力dが、v1V1…vnVnの2乗の和の平方根である。ここで、v=個人化表1300(図13)のフィールド1340の関連性値であり、Vは、個人化表1300(図13)のフィールド1330からの属性の値と、結果の属性の値との間の距離ベクトルである。属性値間の距離は、記憶装置808(図8)において、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって、表に保持され得る(図示せず)。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、結果のdが、関連性閾値以上であるか否かを判定し、この関連性閾値は、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって格納される変数であり、双方向メディアガイダンスアプリケーションのシステムプロバイダが提供することを所望する関連性の量に基づいて初期量に設定される。ステップ1120(図11)において、関連するヒット数が既定の最小数を満たさない場合、この量を増分量(1距離ベクトル量に同等量等)だけ減らすことができる(本実施形態においては、距離dを増加可能にするように閾値を実際に上げることとなる)。
【0084】
図14は、本発明の一実施形態に従う別の例示的なプロセス1400に関する流れ図であり、本実施形態においては、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、番組ガイドである。ステップ1410において、双方向番組ガイドは、タイトル検索のためにユーザからキーワードを受け取る。ユーザは、画面上のキーボード(例えば、図4aに示されるもの等)を使用して、遠隔制御を使用して、または他の任意の適切なインターフェイスを使用して、キーワードを入力し得る。ステップ1420において、番組ガイドは、ガイダンスデータのデータベースにおいてキーワードを有する番組タイトルを、ソース918(図9)から検索することによってタイトル検索を実行する。ステップ1430において、番組ガイドは、上述のようにどの結果が関連するかを決定し、推奨リストまたはホットリストを生成する(ステップ1440)。推奨は、上述のように、ユーザ個人化情報に基づいて生成され得る。ホットリストは、上述のように、ソース918(図9)からのホットリスト情報に基づいて生成され得る。ステップ1450において、番組ガイドは、推奨リストまたはホットリストを有する番組ガイド表示を表示する。
【0085】
図15は、表示定義に関する例示的なデータ構造1500である。本例において、データ構造は、表であり、所定の数の関連する結果(本例において、それぞれ6つと3つの結果)に関し、「トップオンデマンド」モジュール(図5aおよび図7の「トップオンデマンド」モジュール等)の3つの表示特徴を特定する。この表は、モジュールのサイズ、個々の関連する結果の要素サイズ、および使用する色を定義する。この表は、図11のステップ1140の一部として、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって読み込まれ、関連する結果の数に基づいて、異なる表示構成に検索結果を表示する。表1500は、単に例示的なものであり、他の任意の適切なデータ構造および一連の表示特徴が、関連する結果の数に基づいて表示構成を変更するために使用され得る。
【0086】
前述によると、関連するメディア一覧の検索表示を提供するためのシステムおよび方法が提供される。記載の実施形態以外の実施形態によって本発明が実践可能であり、当該実施形態は、限定目的ではなく、説明目的として提示されること、および本発明は、項目によってのみ限定されることを、当業者は理解するであろう。
【背景技術】
【0001】
本発明は、双方向メディアガイダンスアプリケーションシステムにおける検索機能を対象とする。
【0002】
現代のコンテンツ配信システムは、かつてない量のメディアへのアクセスをメディア視聴者に提供する。例えば、ホームメディア視聴者は、何百ものチャンネルを有するケーブルおよび衛星システムから映像プログラムにアクセスすることができる。メディア視聴者システムにデジタルレコーダーを加えると、視聴者が任意の所定の時間にアクセスできる可能性は、事実上無限になる。
【0003】
膨大な量のメディアコンテンツが入手可能であることから、視聴者が所望するメディアに視聴者を効率的にガイドするための課題が生じる。ガイダンスアプリケーションのユーザが、メディアコンテンツの検索を実行する際、例えば、検索結果(「ヒット」)の数は、多くの場合、かなりの数であり得る。これは、特に、ガイダンスアプリケーションが、多数のコンテンツソースを検索する場合に当てはまる。この問題は、多数のヒットがユーザの検索基準を理論的には満たすが、現実的にはユーザが探索しているものではないという事実によってさらに悪化する。したがって、関連する検索結果が確実に提供される知的技術が必要とされる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の原理により、双方向メディアガイダンスアプリケーションにおいて、関連性に基づいて検索結果を提示するためのシステムおよび方法が提供される。メディアコンテンツに関するユーザにより開始された検索または自動的な検索の実行後、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ヒットのうちのどれがユーザに最も関連するかを決定する。この関連性の判定は、双方向メディアガイダンスアプリケーションとのユーザ対話を監視することによって、または明示された、ユーザによるメディア選好指定から導かれた個人化データに基づき得る。さらに他の実施形態において、関連性の判定は、同様の検索の結果から他のユーザが選択したものに基づいて行なわれ得る。
【0005】
どの結果がユーザに関連するかを決定した後、次に、ガイダンスアプリケーションは、関連する項目を表示し、または視覚的に特定する。これは、例えば、関連する結果のみを表示することによって、関連する結果の色を変化させることによって、関連する結果を強調またはマークすることによって、関連する結果のための推奨領域または「ホットリスト」(ホットリストは、他のユーザの挙動に基づくある種類の推奨である)領域を使用することによって、または他の任意の適切な手法を使用することによって達成され得る。
【0006】
一部の実施形態において、ガイダンスアプリケーションは、関連性閾値に基づいて、関連性を判定する。関連性閾値は、任意の適切な手法を使用して定義され得る。例えば、閾値は、ユーザが供給する基準を満たすコンテンツ(例えば、番組一覧、番組タイトル、番組記述、場面メタデータ等)に関連付けられる単語の数についての定義された割合(%)であり得る。あるいは、一部の実施形態において、関連性閾値は、距離アルゴリズムを使用して定義され得る。関連性閾値は、アプリケーションに(つまり、プログラミング論理に)ハードプログラミングされてもよく、または関連性閾値は、アプリケーションによって受け取られるデータにおいて定義され得る。
【0007】
一部の実施形態は、可変の関連性閾値を用いることができる。閾値は、例えば、閾値を満たすヒットの数に基づいて変動し得る。関連性閾値を満たすヒットの数が最小数未満である場合、ガイダンスアプリケーションは、関連するヒットの最小数が満たされるまで関連性閾値を段階的に下げる。他の手法において、閾値は、時間帯によって変動し得る。さらに他の手法において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、関連性閾値を調整するユーザ入力を受け取ることができる。
【0008】
検索基準は、任意の適切な手法を使用して導かれ得る。一部の実施形態において、例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ入力から基準を受け取る。他の実施形態において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ個人化データから基準を生成する。
【0009】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、任意の適切な手法を使用して、一致する関連結果を表示することができる。例えば、結果は、テキスト、グラフィック、または映像として表されてもよく、リストまたはモザイクで表示することができる。ガイドは、結果を関連性順に並べることができる。
【0010】
ガイドは、関連する結果の数、関連性閾値自体、または他の適切な要因に応じて、関連する結果の表示特徴を変更することができる。例えば、ガイドは、関連する結果に使用されるガイダンス表示モジュールの表示領域サイズ、関連する結果の色、結果(または、結果を含むモジュール)の位置配置、または表示に含まれるアプリケーションモジュールを変化させ得る。また、表示特徴は、日時部分によって変化し得る。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
検索結果のサブセットを、双方向メディアガイダンスアプリケーションのユーザに推奨するための方法であって、
前記双方向メディアガイダンスアプリケーションのユーザから検索基準を受け取るステップと、
検索基準に一致する項目を求めて、メディアガイダンスアプリケーションデータのデータベースを検索するステップと、
前記一致する項目のサブセットを前記ユーザに推奨するステップと、を含み、
前記一致する項目のサブセットは、前記サブセット内に無いそれらの一致する項目よりも、前記ユーザの検索に関連する項目を含む、方法。
(項目2)
前記サブセットを推奨するステップは、
前記検索基準に一致する項目を表示するステップと、
前記項目のサブセットを、前記サブセット内に無い前記一致する項目と視覚的に区別するステップと、を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記項目のサブセットを視覚的に区別するステップは、前記サブセットの項目をハイライトするステップ、前記サブセット内の項目を前記サブセット内に無い項目とは異なる色で表示するステップ、または前記サブセット内の項目をアイコンでマークするステップを含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記サブセットを推奨するステップは、前記一致する項目の中から、前記サブセット内のそれらの項目のみを表示するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
複数の検索結果表示から項目のユーザの選択を追跡するステップと、
前記複数の検索結果表示から、どの一致する項目が、前記ユーザの選択項目に類似しているかを判定するステップと、
前記サブセット内に、前記複数の検索結果表示からの結果の前記ユーザの選択に類似していると判定された前記一致する項目のみを含めるステップと、をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
どの一致する項目が類似しているかを判定するステップは、
一致する項目の複数の特徴を、検索結果表示から前記ユーザによって選択された項目と比較するステップと、
前記特徴のそれぞれの間の総関係距離が、類似性閾値を満たすかどうかを判定するステップと、を含み、
前記サブセット内に、前記一致する項目のみを含めるステップは、前記特徴のそれぞれの間の前記総関係距離が、前記類似性閾値を満たすことを判定するステップに応答して、前記一致する項目を前記サブセットに含めるステップを含む、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記方法は、検索結果表示からの前記ユーザの選択のどれが、選択閾値を満たすかを判定するステップをさらに含み、
前記サブセット内に、前記一致する項目のみを含めるステップは、一致する項目を、それらが、前記選択閾値を満たすと判定された前記ユーザの選択のうちの1つ以上に類似する場合にのみ含むステップをさらに含む、項目5に記載の方法。
(項目8)
複数のユーザにおける前記項目の人気度を追跡するステップと、
前記複数のユーザにおけるその人気度が、人気度閾値を超過した際、一致する項目を前記サブセット内に含めるステップと、をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
どの一致する項目が、ユーザ個人化データを満たすかを判定するステップと、
前記サブセット内に、前記ユーザ個人化データを満たすと判定された前記一致する項目を含めるステップと、をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記方法は、明示されたユーザメディア選好指定から前記ユーザ個人化データを生成するステップをさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記双方向メディアガイダンスアプリケーションとのユーザ対話を監視することによって、前記ユーザ個人化データを生成するステップをさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目12)
前記双方向メディアガイダンスアプリケーションは双方向テレビ番組ガイドである、項目1に記載の方法。
(項目13)
検索される項目は、番組タイトル、番組一覧、番組内容、または番組の場面を記述するメタデータにおける単語である、項目1に記載の方法。
(項目14)
双方向番組ガイドで検索結果を推奨するための方法であって、
ユーザから検索基準を受け取るステップと、
前記検索基準に一致する番組を求めて、番組ガイドデータを検索するステップと、
前記一致する番組のうちのどれが、前記ユーザに関連するかを判定するステップと、
前記一致する番組の第1の部分に対する識別子を表示するステップと、
前記一致する番組の第1の部分に対する前記識別子と同時に、一致する番組の第2の部分に対する識別子を表示するステップと、を含み、前記一致する番組の第2の部分は、前記第1の部分よりも、前記ユーザに関連する、方法。
(項目15)
双方向番組ガイドに、検索結果のホットリストを提供するための方法であって、
ユーザから検索基準を受け取るステップと、
前記検索基準に一致する番組を求めて、番組ガイドデータを検索するステップと、
他のユーザが、類似の検索基準を使用して検索から選択した番組を特定することによって、前記一致する番組のうちのどれが、前記ユーザに関連するかを判定するステップと、
前記一致する番組の第1の部分に対する識別子を表示するステップと、
前記一致する番組の第1の部分に対する前記識別子と同時に、一致する番組の第2の部分に対する識別子を表示するステップと、を含み、前記一致する番組の第2の部分は、前記特定された番組である、方法。
(項目16)
検索結果のサブセットをユーザに推奨するためのシステムであって、制御回路を備え、前記制御回路は、
前記双方向メディアガイダンスアプリケーションのユーザから検索基準を受け取り、
前記検索基準に一致する項目を求めて、メディアガイダンスアプリケーションデータのデータベースを検索し、
前記一致する項目のサブセットを前記ユーザに推奨する、
ように構成され、前記一致する項目のサブセットは、前記サブセット内に無いそれらの一致する項目よりも、前記ユーザの検索に関連する項目を含む、システム。
(項目17)
前記処理回路は、
前記検索基準に一致する前記項目を有する表示を生成し、
前記項目のサブセットを、前記サブセット内に無い前記一致する項目と視覚的に区別することによって、前記サブセットを推奨する、
ようにさらに構成される、項目1に記載のシステム。
(項目18)
前記処理回路は、前記サブセット内の項目をハイライトすること、前記サブセットの前記項目を、前記サブセット内に無い前記項目とは異なる色で表示すること、または、前記サブセット内の前記項目をアイコンでマークすること、によって、前記項目のサブセットを視覚的に区別するようにさらに構成される、項目17に記載のシステム。
(項目19)
前記処理回路は、前記一致する項目の中から、前記サブセット内のそれらの項目のみを有する表示を生成することによって、前記サブセットを推奨するようにさらに構成される、項目16に記載のシステム。
(項目20)
前記処理回路は、
複数の検索結果表示から前記ユーザの項目の選択を追跡し、
どの一致する項目が、前記複数の検索結果表示からの前記ユーザの項目の選択に類似するかを判定し、
前記サブセット内に、前記複数の検索結果表示からの前記ユーザの結果の選択に類似すると判定された前記一致する項目のみを含める、
ようにさらに構成される、項目16に記載のシステム。
(項目21)
前記処理回路は、
一致する項目の複数の特徴を、検索結果表示から前記ユーザによって選択された項目と比較することと、
前記特徴のそれぞれの間の前記総関係距離が、類似性閾値を満たすかどうかを判定することによって、
どの一致する項目が、類似しているかを判定し、
前記特徴のそれぞれの間の前記総関係距離が、前記類似性閾値を満たすと判定するステップに応答して、前記サブセットに、前記一致する項目のみを含める、
ようにさらに構成される、項目20に記載のシステム。
(項目22)
前記処理回路は、
検索結果表示からの前記ユーザの選択のうちのどれが、選択閾値を満たすかを判定し、
前記サブセットに、前記一致する項目を、それらが前記選択閾値を満たすと判定された前記ユーザの選択の1つ以上に類似する場合にのみ含める、
ようにさらに構成される、項目20に記載のシステム。
(項目23)
前記処理回路は、
複数のユーザにおける前記項目の人気度を追跡し、
一致する項目を、前記複数のユーザにおけるその人気度が人気度閾値を超過する場合に、前記サブセットに含める、
ようにさらに構成される、項目16に記載のシステム。
(項目24)
前記処理回路は、
どの一致する項目が、ユーザ個人化データを満たすかを判定し、
前記ユーザ個人化データを満たすと判定された前記一致する項目を、前記サブセットに含める、
ようにさらに構成される、項目16に記載のシステム。
(項目25)
前記処理回路は、明示されたユーザメディア選好指定から、前記ユーザ個人化データを生成するようにさらに構成される、項目24に記載のシステム。
(項目26)
前記処理回路は、前記処理回路において少なくとも部分的に実装される双方向メディアガイダンスアプリケーションとのユーザ対話を監視することによって、前記ユーザ個人化データを生成するようにさらに構成され、前記メディアガイダンスアプリケーションは、前記処理回路を構成するためのプログラミング論理を含む、項目24に記載のシステム。
(項目27)
前記処理回路において少なくとも部分的に実装される双方向テレビ番組ガイドをさらに備え、前記番組ガイドは、前記処理回路を構成するためのプログラミング論理を含む、項目16に記載のシステム。
(項目28)
検索される前記項目は、番組タイトル、番組一覧、番組内容、または番組の場面を記述するメタデータにおける単語である、項目16に記載のシステム。
(項目29)
検索結果を推奨するための双方向番組ガイドシステムであって、前記システムは、
ユーザから検索基準を受け取り、
前記検索基準に一致する番組を求めて、番組ガイドデータを検索し、
前記一致する番組のうちのどれが、前記ユーザに関連するかを判定し、
(1)前記一致する番組の第1の部分に対する識別子、および、一致する番組の前記第1の部分に対する前記識別子と同時に、(2)一致する番組の第2の部分に対する識別子を有する表示を生成する、
ように構成される処理回路を備え、前記一致する番組の第2の部分は、前記第1の部分よりも、前記ユーザに関連する、システム。
(項目30)
検索結果のホットリストを提供するための双方向番組ガイドシステムであって、前記システムは、
ユーザから検索基準を受け取り、
前記検索基準に一致する番組を求めて、番組ガイドデータ検索し、
他のユーザが、類似の検索基準を使用して検索から選択した番組を特定することによって、前記一致する番組のうちのどれが、前記ユーザに関連するかを判定し、
(1)前記一致する番組の第1の部分に対する識別子、および、前記一致する番組の第1の部分に対する前記識別子と同時に、(2)一致する番組の第2の部分に対する識別子を有する表示を生成する、
ように構成される処理回路を備え、前記一致する番組の第2の部分は、前記特定された番組である、システム。
【0011】
本発明のさらなる特徴、その性質、および多様な利点は、添付の図面と、以下の発明を実施するための最良の形態とによりさらに明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に従う、例示的な双方向メディアガイダンスアプリケーション表示画面を示す図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に従う、別の例示的な双方向メディアガイダンスアプリケーション表示画面を示す図である。
【図3a】図3aおよび図3bは例示的な検索結果表示を示す図である。
【図3b】図3aおよび図3bは例示的な検索結果表示を示す図である。
【図4a】図4a、図4b、図4cおよび図4dは、本発明の一実施形態に従う例示的な検索結果表示を示す図である。
【図4b】図4a、図4b、図4cおよび図4dは、本発明の一実施形態に従う例示的な検索結果表示を示す図である。
【図4c】図4a、図4b、図4cおよび図4dは、本発明の一実施形態に従う例示的な検索結果表示を示す図である。
【図4d】図4a、図4b、図4cおよび図4dは、本発明の一実施形態に従う例示的な検索結果表示を示す図である。
【図5a】図5aおよび図5bは、本発明の一実施形態に従う例示的なモジュール式クイックビュー表示を示す図である。
【図5b】図5aおよび図5bは、本発明の一実施形態に従う例示的なモジュール式クイックビュー表示を示す図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態に従う、検索基準入力ポップアップ画面を有する例示的なモジュール式クイックビュー表示を示す図である。
【図7】図7は、本発明の一実施形態に従う、図6のポップアップ画面に入力された検索基準からもたらされる検索結果を有する例示的なモジュール式クイックビュー表示を示す図である。
【図8】図8は、本発明の一実施形態に従う例示的なユーザ機器の図である。
【図9】図9は、本発明の一実施形態に従う例示的なメディアシステムの図である。
【図10】図10、図11および図12は、本発明の多様な実施形態のプロセスを実行することに関与する例示的なステップに関する流れ図を示す図である。
【図11】図10、図11および図12は、本発明の多様な実施形態のプロセスを実行することに関与する例示的なステップに関する流れ図を示す図である。
【図12】図10、図11および図12は、本発明の多様な実施形態のプロセスを実行することに関与する例示的なステップに関する流れ図を示す図である。
【図13】図13は、本発明の一実施形態に従う個人化データ表の例示的なデータ構造を示す図である。
【図14】図14は、本発明の一実施形態における、関連する推奨を提供することに関与する例示的なステップに関する流れ図を示す図である。
【図15】図15は、本発明の一実施形態に従う表示定義の例示的なデータ構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
任意のメディア伝達システムにおいて、ユーザが利用可能なメディアの量は、膨大になる可能性がある。従って、多数のユーザは、ユーザがメディアの選択肢を効率的にナビゲートして、希望のメディアを容易に特定できるインターフェイスを介する形式のメディアガイダンスを望んでいる。このようなガイダンスを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイダンスアプリケーションと呼ぶが、メディアガイダンスアプリケーションまたはガイダンスアプリケーションと呼ばれることがある。
【0014】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ガイダンスを提供するメディアに応じて、多様な形式を取り得る。1つの典型的なタイプのメディアガイダンスアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(電子番組ガイドと呼ばれることもある)は、周知のガイダンスアプリケーションで、特に、従来のテレビ番組(従来の放送、ケーブル、衛星、インターネットまたは他の手段を経由して提供される)、有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムのように)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア、ウェブキャストなど)、および他のタイプのメディアまたはビデオコンテンツを含む多種のメディアコンテンツ間のナビゲーションや検索をユーザが行えるようにする。ガイダンスアプリケーションは、ユーザが、例えば、ビデオクリップ、記事、広告、チャットセッション、ゲーム等を含むビデオコンテンツに関係したコンテンツ間のナビゲーションおよび検索をすることも可能にする。
【0015】
インターネット、モバイルコンピューティング、高速ワイヤレスネットワークの登場に伴い、ユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)、および、従来は使用しなかった、ハンドヘルドコンピュータ、携帯端末(Personal digital assistant:PDA)、モバイル電話または他のモバイルデバイスのような、他のデバイス上でメディアにアクセスしている。これらのデバイス上で、ユーザは、テレビを介して利用可能であるのと同じメディアの間をナビゲートおよび検索することができる。従って、メディアガイダンスは、これらのデバイス上でも必要である。ガイダンスは、テレビだけを介して利用可能なメディアコンテンツ、これらのデバイスのうちの1つ以上だけを介して利用可能なメディアコンテンツ、または、テレビおよびこれらのデバイスのうちの1つ以上で利用可能なメディアコンテンツに対して、提供することができる。メディアガイダンスアプリケーションは、ハンドヘルドコンピュータ、PDA、モバイル電話、または他のモバイルデバイス上で、オンラインアプリケーション(つまり、ウェブサイト上で提供)、または、スタンドアロン型アプリケーションまたはクライアントとして提供することができる。メディアガイダンスアプリケーションを実現することができる多様なデバイスおよびプラットフォームについて、以下に詳細を説明する。
【0016】
メディアガイダンスアプリケーションの機能の1つは、メディア一覧やメディア情報をユーザに提供することである。図1−2は、メディアガイダンス、特にメディア一覧で提供するために使用できる例示的表示画面を示す。図1〜2に示された表示画面は、任意の適切なデバイスまたはプラットフォーム上に実現することができる。図1〜2の表示は、全画面の表示として例示されているが、表示されているメディアコンテンツを完全または部分的にオーバーレイすることもできる。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプションを選択することによって(例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等)、または、リモコンまたは他のユーザ入力インターフェイスまたはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押すことによって、メディア情報にアクセスする意思があることを示すことができる。ユーザの指示に応答して、メディアガイダンスアプリケーションは、時間およびチャンネル別に枠内で、時間別に、チャンネル別に、メディアのタイプ別に、カテゴリ別に(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または、他の定義、ユーザ定義、または他の体系化条件等によるなど、いくつかの方式のうちの1つで体系化されたメディア情報を備える表示画面を提供することができる。
【0017】
図1は、時間およびチャンネル別に配置された例示的な枠による番組一覧表示100を示しているが、単一の表示で異なるメディアコンテンツにアクセスすることも可能である。表示100は、(1)チャンネル/メディアタイプ識別子の列104(各チャンネル/メディアタイプ識別子(列内のセル)は利用可能な異なるチャンネルまたはメディアのタイプを識別する)、および(2)時間識別子の行106(各時間識別子(行のセル)は番組の時間帯を識別する)を備える枠102を含むことができる。枠102は、また、番組一覧108のような番組一覧の欄をも含み、各一覧は、一覧に関連したチャンネルや時刻上に提供される番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスによって、ユーザは、ハイライト領域110を移動することによって、番組一覧を選択することが可能である。ハイライト領域110によって選択された番組一覧に関連する情報は、番組情報領域112に提供され得る。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時刻(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価および他の望まれる情報を含むことができる。
【0018】
スケジュールに従って提供される線形番組へのアクセスを提供することに加えて、メディアガイダンスアプリケーションは、スケジュールによっては提供されない非線形番組へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドメディアコンテンツ(例えばVOD)、インターネットコンテンツ(例えばストリーミングメディア、ダウンロード可能なメディア等)、ローカルに記憶されているメディアコンテンツ(例えば、デジタルビデオレコーダ(DVR)、デジタルビデオディスク(DVD)、ビデオカセット、コンパクトディスク(CD)に保存されたビデオコンテンツ等)、または他の時間に関係しないメディアコンテンツを含む、多種のメディアソースからのコンテンツを含む。オンデマンドコンテンツは、映画および特定のメディアプロバイダによって提供されるオリジナルのメディアコンテンツ両方を含むことができる(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供しているHBO On Demand)。HBO ON DEMAND、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Incの登録商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャストのようなウェブイベント、または、インターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えばFTP)を介して、ストリーミングメディアまたはダウンロード可能なメディアとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含むことができる。
【0019】
枠102は、オンデマンド一覧114、録画メディア一覧116、およびインターネットコンテンツ一覧118を含む非線形番組のための一覧を提供することができる。異種のメディアソースからのコンテンツのための表示組み合わせ一覧は、「混合型メディア」表示と呼ばれることがある。表示100とは異なる、多様な順序の表示可能なタイプの一覧は、ユーザ選択またはガイダンスアプリケーション定義に基づき得る(例えば、録画および放送一覧だけの表示、オンデマンドおよび放送の一覧だけの表示、等)。示されているように、一覧114、116および118は、枠102内で、時間帯全体にわたるように示され、これらの一覧の選択がそれぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧またはインターネット一覧専用の表示へのアクセスを提供できることを示す。他の実施形態では、これらメディアタイプの一覧は、枠102内に直接含めることができる。追加の一覧は、ユーザがナビゲーションアイコン120のうちの1つを選択することに応答して表示することができる。(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押すと、ナビゲーションアイコン120を選択するのと同様な方式で表示を変化させることができる。)
表示100は、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126も含むことができる。ビデオ領域122によって、ユーザは、ユーザが現在視聴可能、視聴可能になる予定、または、視聴可能であった番組を表示および/プレビューすることができる。ビデオ領域122のコンテンツは、枠102に表示される一覧のうちの1つに対応、または、独立にすることができる。ビデオ領域を含む枠表示はピクチャインガイド(PIG)表示と呼ばれる場合がある。PIG表示とその機能については、2003年5月13日出願の、Satterfieldらの米国特許番号6,564,378および2001年5月29日出願の、Yuenらの米国特許番号6,239,794に詳細が説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。PIG表示は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含むことができる。
【0020】
広告124は、(例えば、加入者用番組に対する)視聴者のアクセス権に応じて、現在視聴が可能、今後視聴が可能、または視聴が可能になることはない、メディアコンテンツに対して広告を提供することができ、さらに、枠102内の1つ以上のメディア一覧に対応または無関係にすることができる。広告124は、枠102に表示されるメディアコンテンツに関係または無関係な製品またはサービスに対する広告にもすることができる。広告124は、選択可能にすることができ、メディアコンテンツに関する詳細情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、メディアコンテンツ、製品またはサービスの購入を可能にする、広告に関係するメディアコンテンツを提供することなどができる。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、モニタされたユーザアクティビティ、提供される表示のタイプ、または、他の適切なターゲット対象の広告ベースに基づいたターゲットにすることができる。
【0021】
広告124は、四角またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイダンスアプリケーションの表示内で任意の適切な大きさ、形状、および場所に提供することができる。例えば、広告124は、枠102に対して水平方向に隣接する四角形として提供することができる。これは、パネル広告と呼ばれることがある。さらに、広告は、メディアコンテンツまたはガイダンスアプリケーション表示上にオーバーレイ、または表示内に埋め込むことができる。広告は、また、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップまたは他のタイプのメディアコンテンツも含むことができる。広告は、ガイダンスアプリケーションを備えるユーザ機器内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、離れた場所(ストリーミングメディアサーバを含む)、または他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に記憶することができる。メディアガイダンスアプリケーションに広告を提供することは、例えば、2003年1月17日出願の、Knudson らの米国特許出願番号10/347,673、2004年6月29日出願の、Ward, IIIらの米国特許番号6,756,997、および2002年5月14日出願のScheinらの米国特許番号6,388,714に詳細が検討されており、全体を参照することによりここに組み込む。広告は、本発明の他のメディアガイダンスアプリケーション表示画面に含むことができることが理解されるであろう。
【0022】
オプション領域126によって、ユーザは、多種のメディアコンテンツ、メディアガイダンスアプリケーション表示、および/またはメディアガイダンスアプリケーション機能にアクセスできる。オプション領域126は、表示100(および本発明の他の表示画面)の一部にすることができるか、あるいは画面上のオプションを選択することによって、またはユーザ入力デバイス上の専用または割り当て可能ボタンを押すことにより、ユーザによって起動することができる。オプション領域126内の選択可能なオプションは、枠102内の番組一覧に関連する機能に関することができるか、あるいはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含むことができる。番組一覧に関係する機能は、番組の他の放送時間または受信方式の検索、番組の録画、番組のシリーズ録画を可能にすること、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、または他の機能を含むことができる。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタル管理オプション、多様なタイプの一覧表示へのアクセス、プレミアムサービスへの加入、ユーザのプロファイルの編集、ブラウザオーバーレイにアクセス、または他のオプションを含むことができる。
【0023】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化することができる。個人化されたメディアガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、表示や機能をカスタマイズし、メディアガイダンスアプリケーションで、個人化された「体験」を生み出すようにできる。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/または、メディアガイダンスアプリケーションがユーザのアクティビティをモニタして、多様なユーザ選好を判定することによって、作成することができる。ユーザは、ログインすることによって、または他の方法でガイダンスアプリケーションに対して自身を特定することによって、個人化されたガイダンスアプリケーションにアクセスすることができる。メディアガイダンスアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに応じて作成することができる。カスタマイズは、プレゼンテーションスキーム(例えば、表示のカラースキーム、テキストのフォントサイズ等)、表示されるメディアコンテンツ一覧の態様(例えば、HDTV番組だけ、お気に入りチャンネル選択に基づいたユーザ指定の放送チャンネル、チャンネル表示の並び替え、推奨メディアコンテンツ等)、希望の録画機能(例えば、特定のユーザに対して録画またはシリーズ録画、録画品質等)、ペアレンタル管理設定の変更、および他の望ましいカスタマイズを含むことができる。
【0024】
メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザがユーザプロファイル情報を提供することを可能にさせるか、あるいはユーザプロファイル情報を自動的に編成することができる。メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするメディアをモニタ、および/またはユーザが体験し得るガイダンスアプリケーションとの他の対話をモニタすることができる。さらに、メディアガイダンスアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルのすべてまたは一部を取得(例えば、www.tvguide.comのようなユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイダンスアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザのハンドヘルドデバイスから、等)、および/またはメディアガイダンスアプリケーションがアクセスできる他のソースから、ユーザに関する情報を取得できる。この結果、ユーザの異なる複数のデバイスにわたって、統一されたガイダンスアプリケーション体験をユーザに提供することが可能になる。この種のユーザ体験は、図9を参照して以下に詳細を説明する。追加の個人化されたメディアガイダンスアプリケーション機能は、2005年7月11日出願の、Ellisらの米国特許申請番号11/179,710、1999年11月9日出願の、Boyerらの米国特許申請番号09/437,604、および2002年2月21日出願の、Ellisらの米国特許申請番号10/105,128に詳細が説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。
【0025】
メディアガイダンスを提供するための別の表示配置が図2に示される。ビデオモザイク表示200は、メディアのタイプ、ジャンル、および/または他の体系化条件に基づいて体系化されたメディアコンテンツ情報に対する選択可能オプション202を含む。表示200では、テレビ一覧オプション204が選択されたので、放送番組一覧として、一覧206、208、210および212を提供する。図1の一覧とは異なり、表示200の一覧は、簡単なテキスト(例えば、番組のタイトル)やメディアを説明するアイコンだけに限定されない。代わりに、表示200では、一覧は、表紙のイラスト、メディアコンテンツからの静止画、ビデオクリップのプレビュー、メディアコンテンツからの生ビデオ、または、一覧によって説明されているメディアコンテンツをユーザに示す他のタイプのメディアを含む、グラフィック画像を提供することができる。グラフィック一覧の各々は、また、一覧に関連したメディアコンテンツに関する詳細情報を提供するように、テキストも付け加えることができる。例えば、一覧208は、メディア部分214とテキスト部分216を含む2つ以上の部分を含むことができる。メディア部分214および/またはテキスト部分216は、ビデオを全画面で見るように、または、メディア部分214に表示されるビデオに関係する番組一覧を見るように、選択可能にすることができる(例えば、ビデオが表示されるチャンネルの一覧を見る)。
【0026】
表示200の一覧のサイズは異なる(つまり、一覧206は一覧208、210および212より大きい)が、必要な場合は、すべての一覧を同じサイズにすることができる。一覧は、メディアプロバイダの要求どおりに、またはユーザ選好に基づいて、ユーザに関心の度合いを示す、または特定のコンテンツを強調するように、サイズが異なる場合やグラフィックが強調されている場合がある。メディア一覧のグラフィックを強調するための多様なシステムおよび方法は、例えば、2005年12月29日出願のYatesの米国特許申請番号11/324,202で検討されており、全体を参照することによりここに組み込む。
【0027】
双方向メディアガイダンスアプリケーションは、本発明の知的結果表示を用いるメディア検索機能を含む他の機能を提供することができる。図3aおよび3bは、2つの例示的な種類の検索結果表示を示す。図3aの検索表示において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、検索基準としてユーザキーワードから受信する。図3bにおいて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、検索基準としてユーザカテゴリ識別子およびサブカテゴリ識別子から受信する。これらの例において、テレビ番組およびオンデマンド映像は、検索の対象であるが、他の実施形態において、メディアガイダンスアプリケーションは、任意の1つ以上の種類の他のメディアコンテンツを検索することができる。
【0028】
図3aおよび3bの検索表示の各々は、従来技術の検索に関する欠陥を示す。これらの検索表示は、ユーザが実際にレビューするよりも多くの結果を提供する(図3aにおいて、1328個の一致、図3bにおいて6023個の一致が存在する)。図4aおよび4bは、本発明の一部の実施形態に従って、どの結果が最も関連するかを決定し、これらの結果のみを表示することによる効果を示す。両事例において、表示された一致の数は、大幅に減少した。
【0029】
図4Cは、関連する結果を提供するための別の表示配置を示す。本例において、一致する結果のすべてが、領域410に表示される。関連する結果は、推奨領域420に提供される。本例において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザの個人化データを使用して、結果の関連性を判定した。図4dは、「ホットリスト」領域430を使用して、他のユーザが好んだものに基づいた人気の選択事項に関連する結果を特定する別の例を示す。
【0030】
図4a〜4dは、単に例示的なものである。他の手法(図示せず)においては、一連の全結果を表示することができ、また、最も関連する結果を提示または他の方式で視覚的に区別することができる。例えば、関連する結果を、強調、マーク、または非関連ヒットとは異なる色で表示することができる。いくつかの手法において、種々の色または一連のマークもしくはアイコン(例えば、1星、2星等)を使用して、関連する結果を区別することができる。
【0031】
別の例示的な双方向メディアガイダンスアプリケーション表示を図5aに示す。表示500は、ユーザにより個人化され得るモジュール式クイックビューダッシュボード表示であり、この表示は、例えば、2006年9月29日に出願されたShannonらによる米国出願第_____号(代理人整理番号UV−421)に記載され、この出願は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。表示500の各モジュールは、異なる配置における異なる種類のメディアコンテンツへのアクセスを提供することができる。しかしながら、表示500の多数のモジュールは、単一の統一した表示画面において、これらの異なる種類のメディアへの即時アクセスをユーザに提供する。モジュール表示の種類には、例えば、枠ガイド、番組情報、番組提案、閲覧リスト、購入VOD、録画番組、録画予定番組、最も人気/最高視聴率リスト、検索、番組/映画ブラウザ、編集者レビュー、ビデオプレビュー、TVプランナー、または他の任意の適切なガイダンスアプリケーション特徴が含まれる。特定の実現形態においては、スペースの制約により、限定数のモジュールのみが表示画面内に同時に提供される。例えば、図5aの表示500において、「提案番組」モジュール502、「トップオンデマンド」モジュール504、「枠ガイド」モジュール550、および「マイビデオボールト」モジュール524のみがユーザに提示される。
【0032】
「トップオンデマンド」モジュール504は、非線形のオンデマンド番組のグラフィック一覧を含む。同様に、ユーザが興味を持ち得る現在の番組および今後の番組のオプションを提案する「提案番組」モジュール502も、線形番組の一覧を含む。一方、「枠ガイド」モジュール550は、線形番組、非線形番組、およびそれらの任意の組み合わせに関する一覧を提供することが可能である。したがって、多数のガイダンスモジュールの使用によって、多数のメディアの種類の一覧が便利なフォーマットで提供され得ることが分かる。これらの特定のモジュールに関するより詳細な説明は、2006年9月29日に出願されたShannonらによる米国特許出願第_____号(代理人整理番号UV−421)に提供され、この出願は、すでに、参照することによってその全体が本明細書に既に組み込まれている。
【0033】
無数のメディアソースからのメディアコンテンツおよび無数の組み合わせのメディアコンテンツのための個人化ガイダンスを提供することに加え、表示500は、種々の表示配置においてメディア一覧を提示することも可能である。「提案番組」モジュール502、「トップオンデマンド」モジュール504、および「マイビデオボールト」モジュール524等のモジュールは、映像モザイク表示においてメディアコンテンツの一覧を提示する。一方、「提案番組」モジュール502は、複数列形式で映像モザイク表示として構成される。「トップオンデマンド」モジュール504も、また、映像モザイク表示を提供するが、単一列形式である。さらに、「枠ガイド」550等のモジュールは、枠表示において、メディアコンテンツの一覧を提示し、メディアコンテンツに関するテキスト情報のみを使用する。
【0034】
図5aの実施形態のクイックビュー表示は、ユーザによるクイックビュータブ514の選択に応答して、ガイダンスアプリケーションによって提示される。ガイダンスアプリケーションは、ガイド516、録画TV518、オンデマンド520、検索522等の他のタブに他の表示を提供することができる。ガイドタブ516は、個人化メディアコンテンツ一覧用の枠ガイドを有するモジュールを表示する。録画TVタブ518は、ユーザの家庭で録画したメディアコンテンツ用の一覧を有するモジュールを表示する。オンデマンドタブ520は、メディアガイドアプリケーションにより現在視聴可能な最も人気のあるまたは最高視聴率のオンデマンド番組用の一覧を有するモジュールを表示する。
【0035】
クイックビューモードにおいて、ガイダンスアプリケーションは、上述のモジュールの簡略版を表示し、その完全な一覧は、他のタブのうちの1つ以上から閲覧可能である。例えば、図5aのクイックビュー表示(ユーザによるクイックビュータブ514の選択に応答してガイドによって提示される)は、通常はガイドタブ516に表示され得る「提案番組」モジュール502の一部を含む。クイックビュータブ514は、「トップオンデマンド」モジュール504の一部と、「マイビデオボールト」モジュール524の一部とをさらに含み、その完全な一覧は、オンデマンドタブ520および録画TVタブ518からそれぞれ選択可能であり得る。メディアガイダンスアプリケーションは、検索基準に基づいて一致するコンテンツを検索し、ユーザに最も関連するメディアコンテンツを決定することによって、クイックビューモジュールのためのメディアを選択する。
【0036】
図5aおよび5bを比較することによって、双方向メディアガイダンスアプリケーションが、どのように知的に関連する検索結果を選択し、表示配置を変更し、および関連する結果に基づいてガイダンス表示に含まれるモジュールを変更するかが示される。メディアガイダンスアプリケーションは、現在、次、および後に配信のコンテンツ用のガイダンスデータベースを検索することによって提案番組モジュール502を生成した。すべての一致ヒットの発見後(検索基準は、関連する時間枠である)、アプリケーションは、そのヒットをフィルタリングして、関連性閾値を満たすものだけを表示する。本例において、提案番組モジュール502は、時間枠毎に最も関連する2つのヒットのみを表示できるスペースを有する。したがって、これらのヒットのみが表示用に選択される。しかしながら、番組枠モジュール550は、割り当てられたスペースに、より多くのヒットを適合させることが可能であり、現在の時間枠に最も関連する4つのヒットを含む(本例において、枠は、過去の番組も示す)。
【0037】
図5bの例において、ユーザおよび時間帯が変更されており、関連性判定によって、異なる一連の関連する結果がもたらされる。本例において、「提案番組」に関して3つ以下の関連する結果が存在する。ガイドは、また、表示されるモジュールを変更しており、本例において、現在表示する関連番組が存在しないため、番組枠が省略されている。さらに、「提案番組」モジュール502は、収容する結果が少なくなるようにサイズ変更されている。これは、さらに大きくするようにサイズ変更することができ、また、関連する結果の数によって必要とされる場合には、枠550はさらに下方に移動することができる(図示せず)。
【0038】
表示されるモジュールを変更するガイダンスアプリケーションの別の例は、図5aおよび5bのモジュール504を比較することによって示される。本例において、関連性閾値が、ユーザが大人から子供に変化するため(これは、後述のように、時間帯の変更に基づいて判断され得る)、「オンデマンド」検索について一連の異なる結果をもたらす。したがって、「トップオンデマンド」モジュールを選択する代わりに、ガイダンスアプリケーションは、「キッズオンデマンド」モジュールを選択する。しかしながら、各オンデマンドモジュールにおいて、6つの結果を表示するスペースしかないため、ガイドは、最も関連する6つの結果のみを選択する。
【0039】
ガイダンスアプリケーションは、任意の適切な手法を使用して、クイックビューモジュールのための検索基準を取得することができる。例えば、ガイダンスアプリケーションは、ユーザ対話から導かれたユーザ個人化データまたはユーザにより供給されたユーザ個人化データに基づいて検索基準を生成することができる。他の手法において、ガイダンスアプリケーションは、ユーザから検索基準を受け取ることができる。図6は、双方向メディアガイダンスアプリケーションが、モジュールへの検索基準の供給を所望することを示す(モジュールの最上要素から「上方」にナビゲートすることによって、モジュールを強調することによって、および選択を押すことによって)ユーザに応答して表示し得る例示的なポップアップ画面600を示す。図6の例は、キーワード入力であるが、任意の適切な検索の種類を使用することができる(例えば、カテゴリ別、ソース別等)。ユーザによる検索基準入力に応答して、ガイダンスアプリケーションは、関連する結果と共にモジュールを提示する。図7は、ユーザによるキーワード「Lord」の入力に基づいて、関連するオンデマンド結果と共に提示されている「トップオンデマンド」モジュールの例である(本発明の関連性知能を使用しなかったならば、モジュールは、図3aに示す結果を含んでいたであろう)。また、図7の例は、関連するヒット数に基づいて「トップオンデマンド」モジュールがどのようにサイズ変更されているかも示す。
【0040】
図4a−7は、ガイダンスアプリケーションが検索結果を、ユーザに関連するものにいかに限定し得るか(または視覚的に特定し得るか)、また、一部の実施形態においては、関連するヒット数に基づいて、モジュールおよびモジュールの位置配置を選択するかを示すために提供されている。さらに、関連性閾値を満たす結果は、関連性に従い順序付けることができる(図示せず)。これらの例は、単に例示的なものであり、他の実施形態においては、他のモジュールおよび関連性閾値、配置、順序付け、ならびに他の変形を使用することができる。
【0041】
一部の実施形態において、関連性判断は、ガイダンス表示の広告選択にも影響を及ぼし得る。例えば、図5aおよび5bは、広告532を含む。ガイダンスアプリケーションは、例えば、スペースの制約により表示上に含まれない関連するメディアに関連しているので、広告532を選択することができる。
【0042】
ユーザは、1つ以上のユーザ機器装置から、メディアコンテンツおよびメディアガイダンスアプリケーション(ならびに、上および下に詳細を説明する表示画面)にアクセスすることができる。図8は、例示的なユーザ機器装置800の一般化された実施形態を示す。ユーザ機器装置のより特定の実施は、図9を参照して以下に説明する。ユーザ機器装置800は、入力/出力(以下「I/O」)経路802を経由してメディアコンテンツおよびデータを受け取る。I/O経路802は、メディアコンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、および他のビデオまたはオーディオ)およびデータを制御回路804に提供することができる。制御回路804は、処理回路806および記憶装置808を含む。制御回路804は、I/O経路802を使用して、コマンド、リクエスト、および他の適切なデータを送り、受け取るために使用することができる。I/O経路802は、制御回路804(および特に処理回路806)を1つ以上の通信経路に接続することができる(以下に説明)。I/O機能は、これらの1つ以上の通信経路によって提供することができるが、図面が複雑になり過ぎないように、図8では単一経路として示される。
【0043】
制御回路804は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラム可能なロジックデバイス等に基づく制御回路のような任意の適切な処理回路806に基づくことができる。一部の実施形態においては、制御回路804は、メモリ(つまり記憶装置808)に記憶されたメディアガイダンスアプリケーションのための命令を実行する。クライアント−サーバベースの実施形態においては、制御回路804は、ガイダンスアプリケーションサーバまたは他のネットワークまたはサーバとの通信に適切な通信回路を含むことができる。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、または他の機器との通信用ワイヤレスモデムを含むことができる。このような通信は、インターネットまたは他の任意の適切な通信ネットワークまたは経路を含むことができる(図9を参照して詳細を説明)。さらに、通信回路は、ユーザ機器装置のピアツーピア通信、または互いに離れた場所にあるユーザ機器装置の通信を可能にする回路を含むことができる(以下に詳細を説明)。
【0044】
メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、または他の任意の適切なメモリ)、ハードドライブ、光学ドライブ、または他の任意の適切な固定または取り外し可能な記憶装置(例えば、DVDレコーダ、CDレコーダ、ビデオカセットレコーダ、または他の適切な記録装置)は、制御回路804の一部である記憶装置808として提供することができる。記憶装置808は、上記のタイプの記憶装置を1つ以上含むことができる。例えば、ユーザ機器装置800は、DVR(パーソナルビデオレコーダまたはPVRと呼ばれる場合がある)用のハードドライブおよび2次の記憶装置としてDVDレコーダを含むことができる。記憶装置808は、番組情報、ガイダンスアプリケーション設定、ユーザ選好またはプロファイル情報、またはガイダンスアプリケーションを操作する場合に使用される他のデータを含めて、ここで説明される多様なタイプのメディアおよびガイダンスアプリケーションデータを記憶するために使用することができる。非揮発性メモリも(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)使用することができる。
【0045】
制御回路804は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG−2デコーダまたは他のデジタルデコード回路、高解像度チューナ、または他の任意の適切なチューニングまたはビデオ回路のようなビデオ生成回路やチューニング回路、あるいはこのような回路の組み合わせも、含むことができる。符号化回路(例えば、無線、アナログ、またはデジタルの放送信号を保存用のMPEG信号に変換)も提供することができる。制御回路804は、また、メディアをユーザ機器800の好ましい出力形式にアップコンバートまたはダウンコンバートするためのスケーラ回路も含むことができる。また、回路804は、デジタルとアナログ信号間を変換するためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路も含むことができる。チューニングおよび符合化回路は、メディアコンテンツを受信して表示、再生、または記録するために、ユーザ機器によって使用され得る。チューニングおよび符号化回路は、ガイダンスデータを受け取るためにも使用することができる。ここで説明される回路は、例えば、チューニング、ビデオ生成、符号化、デコード、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含めて、1つ以上の汎用目的または専門プロセッサ上で稼動するソフトウェアを使用して実現することができる。複数のチューナは、同時チューニング機能を処理するように提供することができる(例えば、視聴および記録機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、複数のチューナ−記録機能等)。記憶装置808が、ユーザ機器800とは別のデバイスとして提供される場合、チューニングおよび符合化回路(複数のチューナを含む)は、記憶装置808に付随させることができる。
【0046】
ユーザは、ユーザ入力インターフェイス810を使用して、制御回路804を制御することができる。ユーザ入力インターフェイス810は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェイスまたは他のユーザ入力インターフェイスのような、任意の適切なユーザインターフェイスにすることができる。表示812は、スタンドアロン型デバイス、またはユーザ機器装置800の他の要素との統合された形態として提供することができる。表示812は、モニタ、テレビ、モバイルデバイス用液晶画面(LCD)、または視覚的画像を表示するための他の任意の適切な機器のうちの1つ以上にすることができる。一部の実施形態においては、表示812はHDTV対応型にすることができる。スピーカー814は、ユーザ機器装置800の他の要素と統合された形態で提供することができるか、あるいはスタンドアロン型ユニットにすることができる。ディスプレイ812上に表示されるビデオや他のメディアコンテンツのオーディオコンポーネントは、スピーカー814を介して再生することができる。一部の実施形態においては、オーディオは、受信機(非表示)に配信することができ、受信機がスピーカー814を介してオーディオを処理および出力する。
【0047】
図8のユーザ機器装置800は、ユーザのテレビ機器902、ユーザのコンピュータ機器904、ワイヤレスユーザ通信装置906、または非携帯型ゲーム機のような、メディアにアクセスするために適した他の任意のタイプのユーザ機器として、図9のシステム900において実現することが可能である。簡素化を目的として、これらのデバイスは、ここでは総称して、ユーザ機器またはユーザ機器装置と呼び得る。メディアガイダンスアプリケーションが実現されるユーザ機器装置は、スタンドアロン型デバイスとして機能することができるか、あるいはデバイスのネットワークの一部にすることができる。デバイスの多様なネットワーク構成を実現することができ、以下に詳細を検討する。
【0048】
ユーザのテレビ機器902は、セットトップボックス、衛星放送用受信機(IRD)、テレビセット、デジタルストレージデバイス、DVDレコーダ、ビデオカセットレコーダ(VCR)、ローカルメディアサーバ、または他のユーザテレビ機器を含むことができる。これらの1つ以上のデバイスは、必要であれば単一のデバイスに統合することができる。ユーザコンピュータ機器904は、PC、ノートパソコン、タブレット、WebTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンター、または他のユーザコンピュータ機器を含むことができる。WEBTVはMicrosoft Corpの登録商標である。ワイヤレスユーザ通信デバイス906は、PDA、モバイル電話、携帯用ビデオプレーヤー、携帯用音楽プレーヤー、携帯用ゲーム機、または他のワイヤレスデバイスを含むことができる。
【0049】
PC用テレビチューナーカード、WebTV、および他のユーザ機器装置に対するビデオの統合の出現に伴い、デバイスを上記デバイスの1つとして分類しようとすると、明確に区分できなっていることに注意する。事実、ユーザテレビ機器902、ユーザコンピュータ機器904、およびワイヤレスユーザ通信デバイス906のうちの各々は、図8に関連して上で説明したシステム機能のうちの少なくとも一部を利用することができるので、デバイス上で利用可能なメディアコンテンツのタイプに関しては、柔軟に考えることができる。例えば、ユーザテレビ機器902は、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット有効型にすることができ、その一方、ユーザコンピュータ機器904は、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含むことができる。また、メディアガイダンスアプリケーションは、多様なタイプのユーザ機器上に同じレイアウトを有することができるか、あるいはユーザ機器の表示機能に合わせることができる。例えば、ユーザのコンピュータ機器上では、ガイダンスアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスするウェブサイトとして提供することができる。別の実施例では、ガイダンスアプリケーションは、ワイヤレスユーザ通信デバイス用に縮小することができる。
【0050】
システム900では、典型的に、各々のタイプのユーザ機器装置が2つ以上存在するが、図面が複雑になり過ぎないように、各々1つだけが図9に示される。さらに、各ユーザは、2つ以上のタイプのユーザ機器装置(例えば、ユーザは、テレビセットとコンピュータとを持つことができる)、および各々のタイプのユーザ機器装置の2つ以上を利用することができる(例えば、ユーザはPDAとモバイル電話および/または複数のテレビセットを持つことができる)。
【0051】
ユーザは、また、家庭内のデバイスおよびリモートのデバイスにわたって、メディアガイダンスアプリケーション設定を一定に維持するように、多様な設定を設定することもできる。設定は、ここで説明される設定、さらに、お気に入りのチャンネルや番組、番組を推奨するためにガイダンスアプリケーションが利用する番組の選好、表示選好、および他の望ましいガイダンス設定を含む。例えば、ユーザが、職場のパソコン上でwww.tvguide.comのウェブサイトのチャンネルをお気に入りとして設定すると、同じチャンネルが、ユーザの家庭のデバイス上(例えば、ユーザのテレビ機器とユーザのコンピュータ機器)、さらに、必要であれば、ユーザのモバイル上でお気に入りとして表示される。したがって、同じタイプまたは異なるタイプのユーザ機器装置であるかどうかに関わらず、1台のユーザ機器装置上で行われた変更によって、別のユーザ機器装置上のガイダンス体験が変わり得る。さらに、行われた変更は、ユーザによる設定入力、およびガイダンスアプリケーションによってモニタされたユーザのアクティビティに基づき得る。
【0052】
ユーザ機器装置は、通信ネットワーク914に結合することができる。すなわち、ユーザテレビ機器902、ユーザコンピュータ機器904、およびワイヤレスユーザ通信デバイス906は、それぞれ、通信経路908、910、および912を経由して、通信ネットワーク914に結合する。通信ネットワーク914は、インターネット、モバイル電話ネットワーク、モバイルデバイス(例えばBlackberry)ネットワーク、ケーブルネットワーク、公衆交換回線ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワークまたは通信ネットワークの組み合わせを含めて、1つ以上のネットワークにすることができる。BLACKBERRYはResearch In Motion Limited Corpの登録商標である。経路908、910および912は、別々または一緒に、衛星放送経路、光ファイバ経路、ケーブル経路、インターネット通信をサポートする経路(例えばIPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他のワイヤレス信号用)、または他の任意の適切な有線またはワイヤレス通信経路またはこれらの経路の組み合わせのような1つ以上の通信経路を含むことができる。経路912は、図9に示された例示的な実施形態において、ワイヤレス経路であることを示すように、破線で描かれ、経路908および910は、有線経路であることを示すように、実線で描かれている(しかし、これらの経路は必要であればワイヤレス経路にすることができる)。ユーザ機器装置との通信は、これらの通信経路のうちの1つ以上によって提供することができるが、図9では、図面が複雑になり過ぎないように、単一経路として示される。
【0053】
通信経路は、ユーザ機器装置の間には描かれていないが、これらのデバイスは、経路908、910および912に関して上で説明した経路、およびUSBケーブル、IEEE1394ケーブル、ワイヤレス経路(例えばBluetooth、赤外線、IEEE802−11x等)のような短距離ポイントツーポイント通信経路、または有線または無線経路を経由する他の短距離通信を経由して相互に直接通信することができる。BLUETOOTHはBluetooth SIG,INCの登録商標である。ユーザ機器装置は、通信ネットワーク914を経由する間接的経路を介して、直接相互に通信することもできる。
【0054】
システム900は、それぞれ、通信経路920および922を介して通信ネットワーク914に結合される、メディアコンテンツソース916、およびメディアガイダンスデータソース918を含む。経路920および922は、経路908、910および912に関して上記で説明した通信経路のいずれかを含むことができる。メディアコンテンツソース916およびメディアガイダンスデータソース918との通信は、1つ以上の通信経路でやり取りすることができるが、図9では、図面が複雑になりすぎないように、単一経路として示されている。さらに、メディアコンテンツソース916、およびメディアガイダンスデータソース918の各々について2つ以上が存在することができるが、図9では、図面が複雑になり過ぎないように、各々1つだけが示されている。(これらのソースの各々の異なる種類は以下に検討する。)必要な場合は、2つ以上のメディアコンテンツソース916およびメディアガイダンスデータソース918は、1つのソースデバイスとして統合することができる。ソース916および918と、ユーザ機器装置902、904および906との間の通信は、通信ネットワーク914を介するものとして示されているが、一部の実施形態においては、ソース916および918は、経路908、910および912に関して上記で説明したような通信経路(非表示)を経由して、ユーザ機器装置902、904および906と直接通信することができる。
【0055】
メディアコンテンツソース916は、テレビ配信施設、ケーブルシステム前処理、衛星放送配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバおよび他のメディアコンテンツプロバイダを含む、1つ以上のタイプのメディア配信機器を含むことができる。NBCはNational Broadcasting Company, Inc.の登録商標、ABCはABC, INC.の登録商標、およびHBOはHome Box Office, Inc.の登録商標である。メディアコンテンツソース916は、メディアコンテンツの発信者(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)であってもよく、あるいはメディアコンテンツの発信者でなくてもよい(例えば、オンデマンドメディアコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のビデオコンテンツのインターネットプロバイダ等)。メディアコンテンツソース716は、ケーブルソース、衛星放送プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、または他のメディアコンテンツプロバイダを含むことができる。メディアコンテンツソース916は、任意のユーザ機器装置から離れた場所にある、異種のメディアコンテンツを保存するために使用されるリモートメディアサーバ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を含むこともできる。メディアコンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔保存されたメディアコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は1999年6月11日出願の、Ellisらの米国特許申請番号09/332,244に詳細に検討されており、その全体を参照によりここに組み込む。
【0056】
メディアガイダンスデータソース918は、メディア一覧、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、メディアのタイトル、メディア詳細、評価情報(例えば、ペアレンタル管理評価、批評家の評価等)、ジャンルやカテゴリ情報、俳優の情報、放送会社のロゴまたはプロバイダのロゴ等)、メディアフォーマット(例えば、標準解像度、高解像度等)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、オンデマンド情報、表示解像度、ユーザが希望のメディア選択をナビゲートおよび検索するのに役立つ他の任意のタイプのガイダンスデータ、ならびに別様に生成された双方向メディアガイダンスアプリケーション表示に使用される他の任意のデータ等のメディアガイダンスデータを提供することができる。
【0057】
一部の実施形態においては、メディアガイダンスデータソース918はメディアガイドアプリケーションによって関連する検索結果のホットリスト表示を提供するためのホットリスト情報(例えば、検索の結果他のユーザが何を視聴したかのデータ等)を提供する。そのような実施形態において、双方向メディアガイダンスアプリケーションはコミュニケーションネットワーク914および経路908、910および912を介して検索情報918を送信する。検索情報は双方向メディアガイダンスアプリケーションによって行われた各検索の検索基準、および検索結果表示からユーザによってアクセス際に選択されるメディアを特定する。この情報はホットリストのデータベースを作成するためにソース918によって使用される。双方向メディアガイダンスアプリケーションが検索を行うとき、ソース918へ検索基準が送られる。それに応じて、ソース918は類似の検索結果として他のユーザが視聴したメディアの識別要素をデータベースから提供する。双方向メディアガイダンスアプリケーションは図4dのホットリストディスプレイ430のようにホットリストディスプレイの識別要素を表示する。
【0058】
メディアガイダンスアプリケーションデータは、任意の適切な手法を使用して、ユーザ機器装置に提供することができる。一部の実施形態においては、ガイダンスアプリケーションは、スタンドアロン型の対話テレビ番組ガイドであり、データフィードを経由して番組ガイドを受信する(例えば、継続フィード、トリクルフィード、または、チャンネルの縦方向のブランク間隔のデータ)。番組予定のデータおよび他のガイダンスデータは、テレビチャンネルの側帯上で帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または、他の任意の適切なデータ送信技法によって、テレビチャンネルの縦方向のブランク間隔で、ユーザ機器に提供することができる。番組予定データおよび他のガイダンスデータは、複数のアナログまたはデジタル式テレビチャンネル上でユーザ機器に提供することができる。番組予定データおよび他のガイダンスデータは、任意の適切な頻度でユーザ機器に提供することができる(例えば、連続、毎日、ユーザ定義の時間、システム定義の時間、ユーザ機器からの要求に応答して、等)。一部の手法では、メディアガイダンスデータソース918からのガイダンスデータは、クライアント−サーバ手法を使用して、ユーザの機器に提供することができる。例えば、ユーザの機器上にあるガイダンスアプリケーションクライアントは、必要なときにガイダンスデータを取得するように、ソース918とのセッションを開始することができる。メディアガイダンスデータソース918は、ユーザ機器装置902、904および906にメディアガイダンスアプリケーション自体、または、メディアガイダンスアプリケーションにソフトウェアの更新を提供することができる。
【0059】
メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ機器装置上に実現されるスタンドアロン型のアプリケーションにすることができる。他の実施形態では、メディアガイダンスアプリケーションは、クライアントのみがユーザ機器装置上に存在する、クライアント−サーバアプリケーションにすることができる。例えば、メディアガイダンスアプリケーションは、部分的にユーザ機器装置804(図8)の制御回路806上のクライアントアプリケーションとして、および、部分的にリモートサーバ上にサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイダンスデータソース918)実現することができる。ガイダンスアプリケーション表示は、メディアガイダンスデータソース918によって生成されて、ユーザ機器装置に送信することができる。メディアガイダンスデータソース918は、ユーザ機器上に、保存のためにデータを送信することもでき、次に、ユーザ機器は、制御回路によって処理される命令に基づいて、ガイダンスアプリケーション表示を生成する。
【0060】
メディアガイダンスシステム900は、いくつかの手法、またはネットワーク構成を例示することを目的としており、これによって、ユーザ機器装置およびメディアコンテンツやガイダンスデータのソースは、メディアにアクセスして、メディアガイダンスを提供することを目的として相互に通信することができる。本発明は、これらの手法の1つまたはサブセットで、あるいは、メディアを配送およびメディアガイダンスを提供するための他の手法を採用するシステムにおいて、適用することができる。以下の3つの手法は、図9の一般化された例の特定の例示を提供する。
【0061】
1つの手法では、ユーザ機器装置は、ホームネットワーク内で相互に通信することができる。ユーザ機器装置は、上で説明した短距離のポイントツーポイント通信技法を経由して、ホームネットワーク上に提供されたハブまたは他の類似のデバイスを介して間接的な経路を経由して、または、通信ネットワーク914を経由して、互いに直接的に通信し得る。単一の家庭の複数の個人のそれぞれは、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器装置を操作することができる。この結果、多様なメディアガイダンス情報または設定を、異なるユーザ機器装置間で通信することが望ましい場合がある。例えば、ユーザにとっては、2005年7月11日付のEllisらの米国特許出願第11/179,410に詳細が説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器上で、一定のメディアガイダンスアプリケーション設定を維持することが望ましい場合がある。ホームネットワークの異種のユーザ機器装置は、また、メディアコンテンツを送信するように相互にも通信できる。例えば、ユーザは、メディアコンテンツを、ユーザコンピュータ機器から、携帯用ビデオプレーヤーまたは携帯用音楽プレーヤーに送信することができる。
【0062】
第2の手法では、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を持つことができ、これによって、メディアコンテンツにアクセスしてメディアガイダンスを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスする、ホームネットワークを持つことができる。ユーザは、リモートデバイス上に実現されたメディアガイダンスアプリケーションを経由して、家庭内デバイスを制御することができる。例えば、ユーザは、職場のパーソナルコンピュータ、または、PDAまたはウェブ対応モバイル電話などのモバイルデバイスを経由して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイダンスアプリケーションにアクセスすることができる。ユーザは、オンラインガイダンスアプリケーション上の多様な設定を設定して(例えば、録画、リマインダ、他の設定)ユーザの家庭内機器を制御することができる。オンラインガイドは、ユーザの機器を直接、または、ユーザの家庭内機器上のメディアガイダンスアプリケーションによって通信することにより、制御することができる。ユーザ機器装置が互いに離れた場所にある、ユーザ機器装置の通信のための多様なシステムおよび方法は、例えば、2004年8月26日付のEllisらの米国特許申請第10/927,814に説明されており、全体を参照することによってここに組み込む。
【0063】
第3の手法では、家庭の内外のユーザ機器装置のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションを使用して、メディアコンテンツソース916と直接通信して、メディアコンテンツにアクセスすることが可能である。具体的には、家庭内では、ユーザ用テレビ機器904およびユーザ用コンピュータ機器906のユーザは、メディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび検索することができる。ユーザは、また、ワイヤレスユーザ通信デバイス906を使用して、家庭外のメディアガイダンスアプリケーションにアクセスして、望ましいメディアコンテンツ間をナビゲートおよび検索することもできる。
【0064】
メディアコンテンツの説明は、ビデオコンテンツを中心としているが、メディアガイダンスの原則は、音楽や画像等、他のタイプのメディアコンテンツに適用することが可能であることが理解される。
【0065】
図10〜12は、本発明の多様な実施形態のプロセスに関する流れ図である。これらの流れ図は、単に例示的なものであり、多様なステップは、本発明の実施形態に応じて、省略され得るか、他のステップが追加されて得るか、またはステップの順番が変更され得る。
【0066】
図10のプロセス1000は、検索基準を取得し、一致項目を検索し、および関連する一致を特定するための、一部の実施形態に関与する例示的なステップを明示する。ステップ1010から1040は、多様な実施形態における検索基準を取得するステップを対象とする。ステップ1010において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザから検索基準を受け取る。一部の実施形態において、例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーション(処理回路806(図8)において実装される)は、ユーザ入力インターフェイス810(図8)から検索基準を受け取る。検索基準は、例えば、図4a〜4dのキーワード別もしくはカテゴリ別検索表示において、または図6のポップアップ画面600の検索入力キーボードにおいてユーザによって入力されている。
【0067】
ステップ1020〜1040は、検索基準がアプリケーションによって生成される(検索基準をユーザから受信するステップに加えて)実施形態において、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって用いられる。ステップ1020において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ挙動を監視して、個人化データを生成する(このような技術は、当業者に周知である)。ステップ1030において、ユーザは、明示的なユーザ選好を入力する(コンテンツ、ジャンル、カテゴリ等の評価等によって)。両方の手法が実現されてもよい。ステップ1040において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、個人化データ/選好から検索基準を生成する(本明細書で使用する際、「個人化データ」は、明確なユーザ選好と、ユーザ挙動監視によって生成されたデータとの両方に言及し得る)。
【0068】
以下の例は、ステップ1040の動作を示す役割を果たす。例えば、ユーザ挙動監視または明示されたユーザ選好が、ユーザの好みのアクション映画を提案すると仮定する。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、カテゴリを定義する内部データ構造から、検索基準として使用するための「アクション」のテキスト文字列を生成して、アクション映画もしくはアクション番組、または関連広告を検索し得る。別の例として、ガイダンスアプリケーションが、「シルベスタースタローン」等の特定の俳優を好むことを判定すると仮定する。この個人化情報により、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、検索基準として「スタローン」を生成し、例えば、提案されたスタローンの映画を検索し、関連広告を検索し、または他の任意の適切な検索を行なう。
【0069】
ステップ1050および1060は、代替ステップであり、そのうちの片方または両方は、任意の所定の実施形態において実行され得る。ステップ1050において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、明示的なユーザの指示を受け取り、検索を実行する。この明示的な指示は、任意の適切な種類であり得、例えば、キーワードの選択(例えば、図3a)、サブカテゴリの選択(例えば、図3b)、またはステップ1040で双方向メディアガイダンスアプリケーションが生成した検索基準で検索を開始するオプションのユーザ選択によるものであってもよい。ステップ1060において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、タイマ機能等に応答して、またはユーザ行動に拘束されない他の任意の方式で、自動検索を実行すべきか否かを判断する(例えば、今後の使用のために番組提案を生成する場合等)。
【0070】
ユーザ指示またはステップ1050および1060から検索を実行すべきかという判定に応答して、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、一致項目に関するメディア情報を検索する(ステップ1070)。メディア情報は、例えば、記憶装置808(図8)におけるデータベースまたはメディアガイダンスデータソース918(図9)(例えば、クライアントサーバベースのアーキテクチャにおける)に格納することができる。検索される項目は、検索の対象であるメディアに関連する任意の適切なガイダンスアプリケーションデータであり得る。メディアは、関連のプログラム一覧、タイトル、メディア記述における情報、映像メディアにおける場面を記述するメタデータ、または他の任意の適切な項目に基づいて検索され得る。
【0071】
ステップ1080において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、各項目が、ユーザに関連するか否かを判定し、これは、本実施形態において、項目が関連性閾値を上回る(またはそれに同等である)か否かを判定するステップに関与する(以下により詳しく説明する)。ステップ1080の判定は、各ヒット発見後にそのヒットについて実行され得るか、または全検索の完了後に実行され得ることに留意されたい。本ステップについては、さらに後述する。ステップ1090において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、関連するものとして項目を特定する(これは、例えば、一連の結果を表すデータ構造における項目に関連付けられるフラグを設定することによって達成することができる)。
【0072】
前記プロセスは、図11において継続し、この図面のステップ1110において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、最小数の関連する項目が発見されたか否かを判定する。発見されなかった場合、アプリケーションは、関連性閾値を下げて(ステップ1120)、図10のステップ1080に戻り、どの項目が新しい関連性閾値を満たすかを決定する。
【0073】
関連性閾値が設定され、最小数の関連する項目が発見さると、本実施形態の双方向メディアガイダンスアプリケーションは、関連する項目に基づいて表示するためのモジュールを選択する(ステップ1130)。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、「トップオンデマンド」または「キッズオンデマンド」(それぞれ、図5aおよび図5b)モジュールが、項目が子供または大人に関連するかに基づいて、表示するのに適切であるかを判定することができる。あるいは、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、推奨領域(例えば、図4cの領域420)またはホットリスト領域(例えば、図4dの領域430)を使用するかを判定することができる。
【0074】
関連するモジュールの選択後、プロセスは、ステップ1140または1150のうちの1つへ継続する(一部の実施形態は、両方のステップを用いることができるが、片方のステップだけが所定の事例において実行される)。ステップ1140において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、関連する結果(つまり、関連性閾値を満たす項目)の数に基づいて、グラフィック表示定義を選択する。グラフィック表示定義は、ガイダンスアプリケーション表示またはガイダンスアプリケーション表示のモジュールの外観を定義する。本ステップにおいて、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、記憶装置808(図8)から表示定義を読み込み、関連する結果とともに提示する。
【0075】
代替の手法において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、実行時に表示定義を生成する(ステップ1150)。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、各オブジェクトが図5aおよび5bのモジュール等のモジュールを表す、オブジェクト指向のアプリケーションであり得る。各モジュールオブジェクトは、表示するためのオブジェクトを生成するための関連するメソッド(方法)を有し得る。モジュールのメソッドは、関連する結果の数に基づいて、異なる外観のモジュールを生成し得る。ステップ1160において、双方向ガイダンスアプリケーションは、ステップ1140および1150において選択または生成された表示定義に従って、関連する結果の表示を生成する。一部の実施形態において、関連する結果のみが表示される。他の場合において、関連する結果は、非関連(関連性の低い)結果から視覚的に区別される。これは、色表示、強調、またはアイコンの使用によって達成することができる。
【0076】
表示定義が記憶装置808(図8)から読み込まれたか、または実行時間において生成されたか(上述のオブジェクト指向の手法等において)にかかわらず、表示定義は、関連する検索結果の表示に多様な所望の効果を提供するのに用いられる。例えば、関連する結果を有するモジュールの表示領域サイズが、影響を受け得る。関連する結果の表示に使用される色が、影響を受け得る。モジュールの位置配置が、影響を受け得る。また、他の任意の適切な表示効果を使用することができる。
【0077】
一部の実施形態において、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって、ユーザは、関連性閾値を調整することが可能になる。ステップ1170において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ入力インターフェイス810(図8)から、アプリケーションに命令して関連性閾値を下げるユーザの指示を受信する(また、ユーザは、閾値を上げることもでき、これは図示されていない)。それに応答して、プロセスは、ステップ1120に戻る。
【0078】
図12は、図10のステップ1080に関連性情報を提供するための例示的なプロセス1200に関する流れ図である。ステップ1210および1220のいずれかを使用して、関連性閾値を定義する目的で、ユーザを特定する(一部の実施形態においては、両方のステップを異なる時間に用いることができる)。1210において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザ入力インターフェイス810(図8)から、ユーザを一意的に特定するユーザログイン情報を受け取る。ステップ1220において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、監視されたユーザ挙動(ユーザ入力インターフェイス810(図8)によりユーザに実行される)に基づいてユーザを判定する。例えば、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、一定の挙動を、特定のユーザプロファイルに関連付けている場合がある。あるいは、一部の実施形態においては、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ユーザプロファイルを特定の時間帯に関連付けることができ、これは、例えば、2006年9月29日に出願されたFerroneによる米国仮出願第______号(代理人整理番号UV−423Prov.)に記載され、この出願は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。
【0079】
ステップ1230において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、ステップ1210または1220で特定されたユーザまたはユーザプロファイルのユーザ個人データを、記憶装置806(図8)から読み込む。本データは、ユーザのメディア関心を表し、検索結果の関連性を判定するためのベースとなる。図12を置いておき一時的に図13を参照すると、例示的な個人化データ表1300が、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって保持され、記憶装置806(図8)に格納される。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、例えば、ユーザ入力インターフェイス810(図8)を使用した、ユーザによる明示的なユーザのメディア選好の入力に応答して、またはユーザ挙動の監視およびユーザまたはユーザの関心の判定後に、表1300に入れるか、その内容を変更する。
【0080】
個人化表1300は、5つのフィールドを含む。フィールド1310は、ユーザを特定し、またはユーザが明示的に特定されない場合、ユーザプロファイルを特定する。フィールド1320は、ジャンル、俳優、メディアの種類、または他の任意のメディア属性等の、関心のあるメディア属性を特定する。フィールド1330は、そのレコードの属性1320の値を特定する。例えば、属性「ジャンル」は、図示されるように、アクションまたは子供に関する関連値を有し得る。関連性値フィールド1340は、属性/値の対がユーザにとっていかに重要であるかを特定する数値である。表1300の例示的なレコードのうちの1つにおいて、例えば、アクションは、ユーザ1にとって非常に重要な属性値である(10の関連性値によって示される)。フィールド1350は、ユーザ/属性/値/関連性値という4つの値の組み合わせに関する時間帯を特定する。第1行において、例えば、4値の組み合わせは、午後8:00から午後10:00の時間に適用される。
【0081】
図12に戻ると、プロセス1200は、双方向メディアガイダンスアプリケーションが現在の日時部分を判定する(処理回路806(図8)におけるシステムクロックに呼び出しを行なうこと等によって)ステップ1240において継続する。ステップ1250において、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、特定されたユーザおよび時間帯に関連する記録のみを表1300から選択することによって、図10のステップ1080のために関連性データを決定する。この関連性データは、図10のステップ1080に供給される。
【0082】
図10のステップ1080に戻ると、検索結果が、どのようにして一部の実施形態について十分関連すると判定され得るかについての判定法を説明することができる。検索結果毎に、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、結果の属性を、ステップ1250(図12)からの関連性データと比較する。次に、任意の適切なアルゴリズムを用いて、結果が十分関連するか否かを判定することができる。一部の実施形態において、関連性閾値は、検索基準に一致する項目からの単語の割合(%)である。
【0083】
他の実施形態においては、加重距離アルゴリズムを使用する。そこでは、アルゴリズムの出力dが、v1V1…vnVnの2乗の和の平方根である。ここで、v=個人化表1300(図13)のフィールド1340の関連性値であり、Vは、個人化表1300(図13)のフィールド1330からの属性の値と、結果の属性の値との間の距離ベクトルである。属性値間の距離は、記憶装置808(図8)において、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって、表に保持され得る(図示せず)。双方向メディアガイダンスアプリケーションは、結果のdが、関連性閾値以上であるか否かを判定し、この関連性閾値は、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって格納される変数であり、双方向メディアガイダンスアプリケーションのシステムプロバイダが提供することを所望する関連性の量に基づいて初期量に設定される。ステップ1120(図11)において、関連するヒット数が既定の最小数を満たさない場合、この量を増分量(1距離ベクトル量に同等量等)だけ減らすことができる(本実施形態においては、距離dを増加可能にするように閾値を実際に上げることとなる)。
【0084】
図14は、本発明の一実施形態に従う別の例示的なプロセス1400に関する流れ図であり、本実施形態においては、双方向メディアガイダンスアプリケーションは、番組ガイドである。ステップ1410において、双方向番組ガイドは、タイトル検索のためにユーザからキーワードを受け取る。ユーザは、画面上のキーボード(例えば、図4aに示されるもの等)を使用して、遠隔制御を使用して、または他の任意の適切なインターフェイスを使用して、キーワードを入力し得る。ステップ1420において、番組ガイドは、ガイダンスデータのデータベースにおいてキーワードを有する番組タイトルを、ソース918(図9)から検索することによってタイトル検索を実行する。ステップ1430において、番組ガイドは、上述のようにどの結果が関連するかを決定し、推奨リストまたはホットリストを生成する(ステップ1440)。推奨は、上述のように、ユーザ個人化情報に基づいて生成され得る。ホットリストは、上述のように、ソース918(図9)からのホットリスト情報に基づいて生成され得る。ステップ1450において、番組ガイドは、推奨リストまたはホットリストを有する番組ガイド表示を表示する。
【0085】
図15は、表示定義に関する例示的なデータ構造1500である。本例において、データ構造は、表であり、所定の数の関連する結果(本例において、それぞれ6つと3つの結果)に関し、「トップオンデマンド」モジュール(図5aおよび図7の「トップオンデマンド」モジュール等)の3つの表示特徴を特定する。この表は、モジュールのサイズ、個々の関連する結果の要素サイズ、および使用する色を定義する。この表は、図11のステップ1140の一部として、双方向メディアガイダンスアプリケーションによって読み込まれ、関連する結果の数に基づいて、異なる表示構成に検索結果を表示する。表1500は、単に例示的なものであり、他の任意の適切なデータ構造および一連の表示特徴が、関連する結果の数に基づいて表示構成を変更するために使用され得る。
【0086】
前述によると、関連するメディア一覧の検索表示を提供するためのシステムおよび方法が提供される。記載の実施形態以外の実施形態によって本発明が実践可能であり、当該実施形態は、限定目的ではなく、説明目的として提示されること、および本発明は、項目によってのみ限定されることを、当業者は理解するであろう。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書に記載の発明。
【請求項1】
明細書に記載の発明。
【図1】
【図2】
【図3a】
【図3b】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図4d】
【図5a】
【図5b】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3a】
【図3b】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図4d】
【図5a】
【図5b】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2013−66246(P2013−66246A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2013−1718(P2013−1718)
【出願日】平成25年1月9日(2013.1.9)
【分割の表示】特願2009−535298(P2009−535298)の分割
【原出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−1718(P2013−1718)
【出願日】平成25年1月9日(2013.1.9)
【分割の表示】特願2009−535298(P2009−535298)の分割
【原出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【出願人】(500050376)ユナイテッド ビデオ プロパティーズ, インコーポレイテッド (206)
【Fターム(参考)】
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