説明

防護柵

【課題】夜間走行中において袖ビームを視認しやすく、かつ、日中において景観の保護を図ることが可能な防護柵を提供する。
【解決手段】ガードレール1は、複数の支柱2と、支柱2の間に配設された梁部材3と、梁部材3の突出している部分を覆う袖ビーム4とを備えている。袖ビーム4の側端カバー部分7のうち、梁部材3が延びる方向における先端部分4aを含む円筒面9の表面には、光源から入射した光を当該光源へ向けて反射する再帰反射性を有する反射塗膜8が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路沿いに設置される防護柵に関する。
【背景技術】
【0002】
道路の車道沿い等には、車道からの車両の逸脱を防止するために、ガードレールなどの種々の防護柵が設置されている。一般的に用いられるガードレールは、道路に沿う方向に間隔をあけて立設される複数の支柱と、複数の支柱の間に配設された梁部材(いわゆる、ビーム)と、当該梁部材における複数の支柱の列の両端から突出している部分を覆う袖ビームとを備えている。
【0003】
また、従来のガードレールでは、特許文献1記載のように、夜間走行中の車両からガードレールの位置を視認できるように、デリニエータと呼ばれる視線誘導標識が支柱ごとに設けられている。ドライバーは、デリニエータからの反射光を見て、ガードレールの位置や曲がる向きを知ることが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−3841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来のガードレールでは、デリニエータが支柱ごとに設けられているため、複数の支柱の列の両端から突出した位置にある袖ビームの位置をデリニエータによって確認することが困難である。したがって、夜間走行中において、デリニエータを目印にして車両を運転した場合、袖ビームの位置を正確に認識できないため、道路から分岐するわき道へ曲がるときなどに車両が袖ビームに異常に接近して接触するおそれがある。
【0006】
また、袖ビームをガードレールよりも視認しやすい色や模様に塗装、例えば、黄色と黒色のツートンカラーに塗装した場合などには、袖ビームが日中に目立ち過ぎるので、景観の保護の観点から好ましくないという問題がある。
【0007】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、夜間走行中において袖ビームを視認しやすく、かつ、日中において景観の保護を図ることが可能な防護柵を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためのものとして、本発明の防護柵は、道路沿いに配置される防護柵であって、前記道路に沿う方向に間隔をあけて立設される複数の支柱と、前記複数の支柱の間に配設され、前記複数の支柱の列の両端から突出している部分を有する梁部材と、前記梁部材の突出している部分の少なくとも一部を覆うように当該梁部材に連結された袖ビームとを備えており、前記袖ビームは、前記梁部材の突出している部分の側端を覆う側端カバー部分と、前記側端カバー部分を前記梁部材に連結する連結部分と、を有しており、前記袖ビームの側端カバー部分のうち前記梁部材が延びる方向における少なくとも先端部分の表面には、光源から入射した光を当該光源へ向けて反射する再帰反射性を有する反射塗膜が形成されていることを特徴とする。
【0009】
かかる構成によれば、袖ビームの側端カバー部分のうち梁部材が延びる方向における少なくとも先端部分の表面には、光源から入射した光を当該光源へ向けて反射する再帰反射性を有する反射塗膜が形成されているので、車両のヘッドライトなどによって袖ビームの反射塗膜が車両へ再帰反射する光によって袖ビームの位置を直接視認することができ、それによって、防護柵の始端を早期に確認することが可能である。その結果、車両がわき道へ向けて曲がるときなどに車両と袖ビームとが異常に接近して接触するおそれを低減することが可能である。
【0010】
その一方で、反射塗膜は、再帰反射性を有するため、当該反射塗膜を黄色などの目立つ色に着色する必要がなく、透明または半透明の反射塗膜を採用することが可能である。その結果、袖ビームが日中に目立つのを低減させ、景観の保護を達成することが可能になる。
【0011】
また、前記側端カバー部分は、前記梁部材の道路側を向く側面から当該道路側と反対側へ前記支柱の鉛直方向と平行な軸回りに連続的に延びる円筒面を有し、前記円筒面の少なくとも一部には、前記反射塗膜が形成されているのが好ましい。
【0012】
かかる構成によれば、側端カバー部分の円筒面の少なくとも一部には、再帰反射性を有する反射塗膜が形成されているので、夜間走行中に側端カバー部分の円筒面を遠方から良好に視認することが可能であり、防護柵の始端をより早期に確認することが可能である。
【0013】
また、前記連結部分は、前記梁部材の車道側を向いている側面に配置され、前記反射塗膜は、前記袖ビームの表面全体に形成されているのが好ましい。
【0014】
かかる構成によれば、反射塗膜が袖ビームの表面全体に形成されているので、連結部分および側端カバー部分の両方によって車両のヘッドライトによる光に対して再帰反射することが可能であり、ドライバーにとって袖ビームを非常に視認しやすくなり、防護柵の始端をより早期に確認することが可能である。また、反射塗膜を形成する際には、袖ビームを全体的に塗装すればよいので、塗装前のマスキングが不要になり製造が容易になる。
【0015】
さらに、前記反射塗膜は、透明で、かつ、球形を有する透明粒体と、当該透明粒体を前記側端カバー部分の表面に接着する、透明または半透明のバインダとを含有するのが好ましい。
【0016】
かかる構成によれば、透明粒体の内部に入射した光が透明粒体の内面で反射することによって入射した光の向きに正確に光を出射することが可能であり、正確かつ反射効率の高い再帰反射を可能にする。しかも、バインダが透明または半透明であるので、日中は袖ビームの表面などの色がバインダを通して見えるので、反射塗膜の存在によって袖ビームが目立つのをより一層低減できる。そのため、景観の保護をより確実に達成することが可能になる。
【発明の効果】
【0017】
以上説明したように、本発明の防護柵によれば、夜間走行中において袖ビームを視認しやすくなり、しかも、日中において景観の保護を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の防護柵の一実施形態に係わる斜視図である。
【図2】図1の防護柵の正面図である。
【図3】図1の防護柵の平面図である。
【図4】図2の防護柵のIV―IV線断面図である。
【図5】図1の袖ビームの正面図である。
【図6】図1の袖ビームの平面図である。
【図7】図3のブラケットの平面図である。
【図8】図3のブラケットの正面図である。
【図9】図1の袖ビームの表面の反射塗膜の拡大断面図である。
【図10】図1の袖ビームの表面のうち側端カバー部分のみに部分的に塗布された反射塗膜が再帰反射する状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係わるガードレールにおける袖ビームの表面に全体的に塗布された反射塗膜が再帰反射する状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
つぎに、図面を参照しながら、本発明の防護柵の一実施形態に係るガードレールについてさらに詳細に説明する。
【0020】
図1〜4に示されるガードレール1は、車道Rからの車両の逸脱を防止するために道路の車道Rの側端R1に沿って設置された防護柵であり、複数の支柱2と、梁部材3と、袖ビーム4と、ブラケット5とから構成されている。
【0021】
複数の支柱2は、車道Rの側端R1に沿う方向に間隔をあけて立設される。それぞれの支柱2は、その下端部が側端付近R1の地盤Gに埋設されることにより立設されている。
【0022】
梁部材3は、複数の支柱2の間に横断して配設されている部材(いわゆる、ビーム)である。梁部材3は、車両が車道Rから逸脱しないように受け止めることが可能な強度を有し、鋼鉄製の波状断面の板材(いわゆる波板)などからなる。梁部材3は、ブラケット5を介して支柱2の上端部付近の側周面に固定される。
【0023】
また、梁部材3は、複数の支柱2の列の両端から当該梁部材3の長尺方向へ突出している突出部分3a、3bを有する。突出部分3aは、左側通行の車道Rから見て始端側にあり、突出部分3bは、車道Rから見て終端側にある。
【0024】
梁部材3を固定するブラケット5は、図7〜8に示されるように、支柱2の側面に当接することが可能な円弧形状を有する支柱当接部5aと、当該支柱当接部5aの両側に配置され、梁部材3に当接することが可能な平板形状を有する梁部材当接部5bとからなり、それぞれボルトが貫通可能な貫通孔5c、5dが形成されている。このブラケット5は、図3〜4に示されるように、その支柱当接部5aを支柱2の上端部付近の側面に当接させた状態で、支柱当接部5aおよび支柱2に六角ボルトBRを貫通させナットNで締結される。さらに、ブラケット5の梁部材当接部5bには、梁部材3の車両側側面3cと反対側の歩道側側面3dが当接した状態で、当該梁部材当接部5bと梁部材3とが平たい頭部を有するボルトBおよびナット(図示せず)によって締結される。
【0025】
袖ビーム4は、梁部材3における複数の支柱2の列の両端から当該梁部材3の長尺方向へ突出している突出部分3a、3bの少なくとも一部を覆うように当該梁部材3に連結された部材であり、本実施形態では一対の袖ビーム4が突出部分3a、3bのそれぞれ全体を車道R側から見えないように覆っている。
【0026】
図5〜6に示されるように、袖ビーム4は、側端カバー部分7と、側端カバー部分7を梁部材3に連結する連結部分6とを有しており、日中に目立ちにくい色(例えば、茶色あるいは褐色)または白色などに着色されている。
【0027】
側端カバー部分7は、梁部材3の突出部分3a、3bの側端を覆う部分である。本実施形態の側端カバー部分7は、梁部材3の道路R側を向く車道側側面3cから当該車道R側と反対側へ支柱2の鉛直方向と平行な軸S(図2〜3参照)回りに連続的に延びる円筒面9を有する。
【0028】
連結部分6は、梁部材3の突出部分3a、3bの車道側側面3cに当接可能な形状を有しており、側端カバー部分7を梁部材3の突出部分3a、3bおよびその近傍の部分に連結する。連結部分6は、梁部材3の車道側を向いている車道側側面3cに配置され、平たい頭を有するボルトBにナット(図示せず)が締結されることにより固定されている。
【0029】
図5および図9に示されるように、袖ビーム4の側端カバー部分7のうち梁部材3が延びる方向における少なくとも先端部分4aの表面には、光源から入射した光を当該光源へ向けて反射する再帰反射性を有する反射塗膜8が形成されている。
【0030】
本実施形態では、側端カバー部分7の半円筒面状の円筒面9の全体にわたって、反射塗膜8が形成されている。
【0031】
反射塗膜8は、図9に示されるように、バインダ10と、ガラスビーズ11とを備えている。
【0032】
本実施形態では、バインダ10よりも先に、下塗層12があらかじめ側端カバー部分7の表面に形成されている。下塗層12の色は、袖ビーム4の地色となり、例えば、茶色、褐色、白色など)を有しており、日中に見ても目立ちにくい色(茶色または褐色など)が好ましい。
【0033】
ガラスビーズ11は、透明でかつ球形を有する透明の粒体である。なお、透明粒体として、ガラスビーズ以外の他の材質であってもよい。
【0034】
バインダ10は、側端カバー部分7の表面において下塗層12の上に積層して形成され、ガラスビーズ11を下塗層12を介して側端カバー部分7の表面に接着させる。バインダ10は、透明または半透明の材料からなり、例えば、アクリル樹脂などからなる。
【0035】
また、バインダ10には、光を反射する性質を有する粒体を含有してもよく、その場合、ガラスビーズ11の反射効率が向上する。
【0036】
この反射塗膜8では、図9に示されるように、車両のヘッドライトなどの光源から球形のガラスビーズ11の内部に入射した光L1は、ガラスビーズ11の内面で反射し、再びガラスビーズ11の内部を通って入射した光の向きに正確に光L2を出射することが可能である。
【0037】
また、図1および図5に示されるように、反射塗膜8がガードレール1の梁部材3の始端にあたる側端カバー部分7の円筒面9に形成されているので、夜間走行中の車両から見れば、図10に示されるように、ガードレール1のなかで円筒面9が最初に見えるので、その円筒面9が反射塗膜8により再帰反射して非常に良く光るので、ドライバーにとっては遠くから正確にガードレール1の始端の位置を確認することが可能になる。
【0038】
(特徴)
(1)
本実施形態のガードレール1では、袖ビーム4の側端カバー部分7のうち梁部材3が延びる方向における先端部分4aを含む円筒面9の表面には、光源から入射した光を当該光源へ向けて反射する再帰反射性を有する反射塗膜8が形成されているので、従来のように支柱2に立設されたデリニエータを目印にして袖ビーム4の位置を確認することなく、車両のヘッドライトによって袖ビーム4の反射塗膜8が車両へ再帰反射する光によって袖ビーム4の位置を直接視認することができ、それによって、ガードレール1の始端(すなわち先端部分4a)を早期に確認することが可能になる。その結果、車両がわき道へ向けて曲がるときなどに車両と袖ビーム4とが異常に接近して接触するおそれを低減することが可能である。
【0039】
その一方で、再帰反射性を有する反射塗膜8自体は光を反射するために黄色などの目立つ色に着色する必要がないので、透明または半透明の反射塗膜8を採用することが可能である。その結果、袖ビーム4が日中に目立つのを低減させ、景観の保護を達成することが可能になる。
【0040】
(2)
本実施形態のガードレール1では、側端カバー部分7の円筒面9の外表面全体には、再帰反射性を有する反射塗膜8が形成されているので、夜間走行中に側端カバー部分7の円筒面9を遠方から良好に視認することが可能であり、ガードレール1の始端をより早期に確認することが可能である。
【0041】
また、円筒面9の外表面全体に反射塗膜8が形成されているので、ガードレール1の延びる方向と車両の進行方向が異なる場合でも、車両のバックライトから発せられる光を円筒面9上の反射塗膜8で確実に再帰反射させて、ガイドレール1の始端の位置を確実に知らせることが可能である。
【0042】
(3)
本実施形態のガードレール1では、透明粒体の内部に入射した光が透明粒体の内面で反射することによって入射した光の向きに正確に光を出射することが可能であり、正確かつ反射効率の高い再帰反射を可能にする。
【0043】
しかも、バインダ10が透明または半透明であるので、日中は袖ビーム4の地色がバインダ10を通して見えるので、反射塗膜8の存在によって袖ビーム4が目立つのをより一層低減できる。そのため、景観の保護をより確実に達成することが可能になる。
【0044】
(変形例)
(A)
上記実施形態では、袖ビーム4のうち側端カバー部分7の円筒面9の外表面全体に反射塗膜8が形成されているのが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明では袖ビーム4の側端カバー部分7のうち梁部材3が延びる方向における少なくとも先端部分4a(図5〜6参照)の表面に反射塗膜8が形成されていればよく、円筒面9の一部に部分的に反射塗膜8を形成してもよい。例えば、本発明の変形例として、反射塗膜8は、円筒面9のうち上端部分および下端部分に部分的に形成されているようにしてもよい。その場合、反射塗膜8の塗料を削減することができ、それによって製造コストの低減が可能になる。
【0045】
(B)
また、本発明の他の変形例として、上記実施形態では、袖ビーム4のうち側端カバー部分7の円筒面9のみに反射塗膜8が形成されているのが、本発明はこれに限定されるものではなく、袖ビーム4における円筒面9を含む側端カバー部分7以外の連結部分6まで含めて当該袖ビーム4の表面全体に反射塗膜8を形成してもよい。
【0046】
この場合、上記のように袖ビーム4の連結部分6が梁部材3の車道側を向いている車道側側面3cに配置されている構成であれば、図11に示されるように、反射塗膜8が袖ビーム4の表面全体に形成されていることにより、連結部分6および側端カバー部分7の両方によって車両のヘッドライトによる光に対して再帰反射することが可能であり、ドライバーにとってとても視認しやすくなる。また、反射塗膜8を形成する際には、袖ビーム4を全体的に塗装すればよいので、マスキングが不要になり製造が容易になる。
【0047】
(C)
上記実施形態では、梁部材3として、鋼鉄製の波板を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、支柱間に配置できる長尺の部材であれば種々の形状および構造の梁部材を採用することが可能である。
【符号の説明】
【0048】
1 ガードレール
2 支柱
3 梁部材
3a、3b 突出部分
3c 車道側側面
4 袖ビーム
6 側端カバー部分
7 連結部分
8 反射塗膜
9 円筒面
10 バインダ
11 ガラスビーズ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
道路沿いに配置される防護柵であって、
前記道路に沿う方向に間隔をあけて立設される複数の支柱と、
前記複数の支柱の間に配設され、前記複数の支柱の列の両端から突出している部分を有する梁部材と、
前記梁部材の突出している部分の少なくとも一部を覆うように当該梁部材に連結された袖ビームとを備えており、
前記袖ビームは、
前記梁部材の突出している部分の側端を覆う側端カバー部分と、
前記側端カバー部分を前記梁部材に連結する連結部分と、
を有しており、
前記袖ビームの側端カバー部分のうち前記梁部材が延びる方向における少なくとも先端部分の表面には、光源から入射した光を当該光源へ向けて反射する再帰反射性を有する反射塗膜が形成されている、
ことを特徴とする防護柵。
【請求項2】
前記側端カバー部分は、前記梁部材の道路側を向く側面から当該道路側と反対側へ前記支柱の鉛直方向と平行な軸回りに連続的に延びる円筒面を有し、
前記円筒面の少なくとも一部には、前記反射塗膜が形成されている、
請求項1に記載の防護柵。
【請求項3】
前記連結部分は、前記梁部材の車道側を向いている側面に配置され、
前記反射塗膜は、前記袖ビームの表面全体に形成されている、
請求項1または2に記載の防護柵。
【請求項4】
前記反射塗膜は、
透明で、かつ、球形を有する透明粒体と、
当該透明粒体を前記側端カバー部分の表面に接着する、透明または半透明のバインダと
を含有する、
請求項1から3のいずれかに記載の防護柵。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−113009(P2013−113009A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260432(P2011−260432)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000192615)神鋼建材工業株式会社 (61)
【Fターム(参考)】