説明

防護管管理システム及び方法

【課題】防護管の管理を無線タグを用いて行う場合において、防護管を電線に設置する際に無線タグリーダで無線タグを読み取る作業が確実に実施されるようにする。
【解決手段】高圧配電線2に設置される防護管1を管理する防護管管理システム10であって、防護管1に取付けられ、当該防護管1の管理情報を記憶した無線タグ12と、アンテナ22が、防護管1の高圧配電線2への設置を案内する防護管挿入機構50に、案内される防護管1に取付けられた無線タグ12と交信するように取付けられたリーダ/ライタ20と、リーダ/ライタ20によって無線タグ12から読み取られた管理情報を管理する防護管管理サーバー30とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線タグを用いて防護管を管理する防護管管理システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電柱の建柱工事や家屋の建築工事等を高圧配電線の近傍で実施する場合、絶縁材によって形成された防護管を高圧配電線に設置して、クレーン等の機器や建築物等が高圧配電線に接触することを防止している(例えば、特許文献1参照)。ここで、防護管の高圧配電線への設置は、特許文献1に記載されているような防護管挿入ガイドを使用して防護管に高圧配電線を挿入することで行われている。
【0003】
また、防護管を設置した場所や日時、防護管の耐用期間等を管理する必要があるが、そのような備品の管理システム及び方法として、無線タグを用いたものが知られている(例えば、特許文献2、3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−149640号公報
【特許文献2】特開2007−170865号公報
【特許文献3】特開2007−179350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、無線タグを用いて防護管を管理することが考えられるが、その場合、防護管を電線に設置する際に、無線タグリーダによって無線タグから管理情報を読み取る工程が確実に実施される必要がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、無線タグを用いて防護管を管理する場合において、防護管を電線に設置する際に、無線タグリーダによって無線タグから管理情報を読み取る工程が確実に実施されるようにすることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る防護管管理システムは、電線に設置される防護管を管理する防護管管理システムであって、防護管に取付けられ、当該防護管の管理情報を記憶した無線タグと、アンテナが、防護管の電線への設置を案内する機構に、当該機構に案内される防護管に取付けられた前記無線タグと交信するように取付けられた無線タグリーダと、前記無線タグリーダによって前記無線タグから読み取られた前記管理情報を管理する情報管理部と、を備える。
【0008】
前記防護管管理システムにおいて、前記情報管理部は、防護管の撤去予定日情報を取得し、前記管理情報と対応付けて管理してもよい。
【0009】
前記防護管管理システムにおいて、前記情報管理部は、防護管の設置位置情報を取得し、前記管理情報と対応付けて管理してもよい。
【0010】
また、本発明に係る防護管管理方法は、電線に設置される防護管を管理する防護管管理方法であって、防護管の管理情報を記憶した無線タグを当該防護管に取り付け、無線タグリーダのアンテナを、防護管の電線への設置を案内する機構に、当該機構に案内される防護管に取付けられた前記無線タグと交信するように取り付け、前記無線タグリーダによって前記無線タグから読み取られた前記管理情報を管理する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、無線タグを用いて防護管を管理する場合において、防護管を電線に設置する際に、無線タグリーダによって無線タグから管理情報を読み取る工程が確実に実施される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】一実施形態に係る防護管管理システムの概要を示す図である。
【図2】防護管を示す斜視図である。
【図3】防護管挿入機構を示す側面図である。
【図4】防護管挿入ガイドを示す斜視図である。
【図5】リーダ/ライタのアンテナの取付部を拡大して示す側面図である。
【図6】防護管を管理する手順を示すフローチャートである。
【図7】防護管を管理する手順を示すフローチャートである。
【図8】他の実施形態に係る防護管管理システムの概略を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。図1は、一実施形態に係る防護管管理システム10の概要を示す図である。この図に示すように、防護管管理システム10は、防護管1に取付けられた無線タグ12と、防護管挿入機構50に取付けられたリーダ/ライタ20と、リーダ/ライタ20に無線LAN等を介して接続された入出力端末26及び防護管管理サーバー30と、防護管管理サーバー30と通信回線を介して接続された配電線管理サーバー40とを備えている。
【0014】
入出力端末26は、無線タグ12に書き込む情報を入力するコンピュータであり、入出力端末26で防護管1の管理情報と書き込み指示が入力されると、リーダ/ライタ20により無線タグ12に防護管1の管理情報が書き込まれる。また、防護管管理サーバー30は、防護管1の管理用のデータベース32を備えており、入出力端末26で防護管1の管理情報と書き込み指示が入力されると、データベース32に防護管1の管理情報を登録する。ここで、防護管1の管理情報は、管理No、製造したメーカー、製造年月、累計使用期間等である。
【0015】
また、入出力端末26は、防護管1の設置情報と無線タグ12からの情報の読取指示との入力に使用され、入出力端末26で当該情報と読取指示とが入力されると、リーダ/ライタ20により無線タグ12から防護管1の管理情報が読み取られる。また、入出力端末26は、入力された設置情報と無線タグ12が読み取った管理情報とを防護管管理サーバー30に送信する。防護管管理サーバー30は、受信した設置情報と管理情報とを対応づけてデータベース32に登録する。ここで、設置情報は、設置場所(電柱番号、住所等)、設置年月、撤去予定日等である。
【0016】
配電線管理サーバー40は、高圧配電線2の位置を地図表示する処理を実行する。ここで、配電線管理サーバー40は、防護管管理サーバー30から設置情報と管理情報とを受信し、撤去予定日を超過した防護管1が存在する場合には、当該防護管1の設置位置を、高圧配電線2の位置と共に地図表示させる。
【0017】
防護管挿入機構50は、高所作業車3のブーム4の先端に作業台5と共に設置されており、防護管1の高圧配電線2への設置を案内する。また、リーダ/ライタ20は、防護管挿入機構50に、高圧配電線2へ案内される防護管1の無線タグ12と交信するように設置されている。
【0018】
図2は、防護管1を示す斜視図である。この図に示すように、防護管1は、断面形状が円環状の本体部1Aと、この本体部1Aにその軸方向に沿って形成されたスリットの両側から本体部1Aの外径方向に張り出した一対のツバ部1Bとを備えている。この防護管1は、一対のツバ部1Bを広げてその間から高圧配電線2を挿入することで、高圧配電線2に設置する。また、多数の防護管1を、高圧配電線2に沿って連なるように高圧配電線2に設置する。
【0019】
ここで、無線タグ12は、カード型やコイン型等のRFIDタグ(無線ICタグ)であり、本体部1Aに、自己融着テープ等により容易に剥がれないように取付けられている。また、無線タグ12は、パッシブ(受動)型のRFIDタグであり、リーダ/ライタ20から電力を受けて作動する。
【0020】
図3は、防護管挿入機構50を示す側面図である。この図に示すように、防護管挿入機構50は、ブーム4の先端の垂直ポスト6に取付けられたアーム機構52と、アーム機構52に取付けられた防護管繰出し機構54と、防護管繰出し機構54と高圧配電線2とを接続する防護管挿入ガイド60とを備えている。
【0021】
アーム機構52は、垂直ポスト6に水平に支持された第1アーム部材52Aと、第1アーム部材52Aの先端から上方へ延びる第2アーム部材52Bと、第2アーム部材52Bの上端から斜め上方へ延びる第3アーム部材52Cと、第3アーム部材52Cの上端から水平方向に延びる第4アーム部材52Dと、第3アーム部材52Cの上端から斜め上方へ延びる第5アーム部材52Eとを備えている。第1アーム部材52A、第3アーム部材52C及び第4アーム部材52Dには、複数の滑車56が設けられ、この複数の滑車56にはワイヤケーブル57が掛けられており、このワイヤケーブル57により、防護管1を収容する防護管収容箱58が吊持されている。
【0022】
第5アーム部材52Eには、防護管繰出し機構54が取付けられている。この防護管繰出し機構54は、第5アーム部材52Eの長手方向一端と他端とに夫々配された一対のローラ54Aを備えている。一対のローラ54Aは上下に対向しており、防護管1のツバ部1Bを挟持して回転することにより防護管1を斜め上方へ繰出す。
【0023】
図4は、防護管挿入ガイド60を示す斜視図である。この図に示すように、防護管挿入ガイド60は、高圧配電線2に取付けられる電線取付部材62と、電線取付部材62と防護管繰出し機構54とを接続するガイド部材64とを備えている。電線取付部材62は、上下一対の固定用板材63をボルトで一体化した構成である。この電線取付部材62は、高圧配電線2を挟持する円筒形状の電線挟持部62Aと、電線挟持部62Aから水平方向に張り出すボルト固定部62Bと、電線挟持部62Aからボルト固定部62Bの反対側へ張り出す直角三角形状の防護管案内部62Cとを備えている。防護管案内部62Cの斜辺は、電線挟持部62Aと一体化され、防護管案内部62Cの三辺のうちで最短の辺に、ガイド部材64が取付けられている。
【0024】
ガイド部材64は、可撓性を有する長尺部材であり、円柱形状の本体部64Aと本体部64Aから側方に張り出すツバ部64Bとを備えている。本体部64Aは、防護管1の本体部1Aに挟持され得るように構成され、ツバ部64Bは、防護管1の一対のツバ部1Bに挟持され得るように構成されている。また、本体部64A及びツバ部64Bは、防護管繰出し機構54の一対のローラ54Aの間から防護管案内部62Cまで延びており、ツバ部64Bの一端が防護管案内部62Cの上記最短の辺に接合されている。
【0025】
以上のような構成の防護管挿入機構50では、防護管1が、そのツバ部1Bを防護管繰出し機構54のローラ54Aにより挟持されて繰出される。この際、防護管1は、本体部1Aにガイド部材64の本体部64Aが挿入され、かつ、一対のツバ部1Bの間にガイド部材64のツバ部64Bが挿入された状態で、電線取付部材62まで移動する。そして、防護管1の一対のツバ部1Bが、電線取付部材62により広げられることで、防護管1に高圧配電線2が挿入される。
【0026】
即ち、防護管1は、ガイド部材64により、高圧配電線2を挿入可能な姿勢に保たれた状態で、高圧配電線2に接近する。従って、防護管1を高圧配電線2側に繰出す際に防護管1の姿勢の調整を不要にでき、作業性を向上できる。
【0027】
図5は、リーダ/ライタ20のアンテナ22の取付部を拡大して示す側面図である。この図に示すように、防護管繰出し機構54の出口部には、リーダ/ライタ20のアンテナ22が取付けられている。このアンテナ22は、ガイド部材64の本体部64A上の無線タグ12の通過位置に向けて、即ち、本体部64A上を通過する無線タグ12と交信できるように設置されている。また、アンテナ22は、リーダ/ライタ20のコントローラ24に無線LAN等の無線通信回線やUSBケーブル等の有線通信回線により接続され、該コントローラ24は、入出力端末26や防護管管理サーバー30に無線通信回線や有線通信回線により接続されている。
【0028】
以上のような構成の防護管管理システム10では、防護管挿入機構50を使用して防護管1を高圧配電線2に設置する際、防護管1に貼り付けられた無線タグ12が、防護管挿入機構50に設置されたリーダ/ライタ20の指向範囲を通過することにより、無線タグ12とリーダ/ライタ20とが交信する。これにより、防護管1を高圧配電線2に設置する際、全ての防護管1の管理情報がリーダ/ライタ20により無線タグ12から読み出され、防護管管理サーバー30に入力される。
【0029】
図6、図7は、防護管1を管理する手順を示すフローチャートである。図6のフローチャートに示すように、まず、防護管1の購入時に無線タグ12を防護管1に貼り付ける(ステップ1)。そして、リーダ/ライタ20を入出力端末26に接続し、リーダ/ライタ20に防護管1の管理情報を書き込み指示と共に送信し、リーダ/ライタ20により無線タグ12に管理情報を書き込む(ステップ2)。この際、防護管管理サーバー30は、データベース32に防護管1の管理情報を登録する。
【0030】
次に、防護管1の高圧配電線2への設置時には、まず、リーダ/ライタ20のアンテナ22を防護管挿入機構50の上述の位置に設置し、入出力端末26で防護管1の設置情報と読取指示とを入力する(ステップ3)。そして、防護管1を、防護管挿入機構50を使用して高圧配電線2に設置することで、リーダ/ライタ20による無線タグ12からの管理情報の読み取りを実行する(ステップ4)。この際、入出力端末26は、読み出された管理情報と入力された設置情報とを、防護管管理サーバー30に送信し、防護管管理サーバー30は、受信した設置情報と管理情報とを対応づけてデータベース32に登録する(ステップ5)。
【0031】
ここで、図7に示すように、防護管管理サーバー30は、データベース32に登録された情報のうち、撤去予定日が超過した防護管1の有無を監視しており(ステップ11)、超過している場合には、当該防護管1の一覧表を入出力端末26や防護管管理サーバー30が備えるモニタに表示させたり、配電線管理サーバー40に当該防護管1の管理情報を送信したりする(ステップ12)。そして、配電線管理サーバー40は、防護管1の管理情報を受信すると、高圧配電線2の位置と共に、防護管1の設置位置を地図表示させる(ステップ13)。
【0032】
そして、図6に示すように、防護管1の撤去時には、防護管挿入機構50を使用して高圧配電線2から撤去することで、リーダ/ライタ20による無線タグ12からの管理情報の読み取りを実行する(ステップ6)。この際、入出力端末26は、読み出された管理情報を、防護管管理サーバー30に送信し、防護管管理サーバー30は、受信した管理情報と対応する設置情報とをデータベース32から消去する(ステップ7)。
【0033】
以上説明したように防護管1を無線タグ12を用いて管理することにより、防護管1を設置した場所や日時、防護管1の耐用期間等を管理することができ、防護管1を長期間放置したり、耐用期間が過ぎた防護管1を使用し続けたりすることを防止できる。
【0034】
図8は、他の実施形態に係る防護管管理システム100の概略を示す図である。この図に示すように、本実施形態に係る防護管管理システム100では、間接活線作業用の防護管挿入機構150にリーダ/ライタ120を設置する。
【0035】
防護管挿入機構150は、挿入機本体151と、油圧モーター160と、油圧操作ユニット162と、油圧用スティック164と、防護管支持具170とを備えている。挿入機本体151は、本体フレーム152と、斜め方向へ延びるガイド棒153及び方向ガイド板154と、ガイド棒153の斜め上側に設けられた電線挟着部155と、電線挟着部155の下側に配された支持ローラ156と、ガイド棒153に面して配された駆動ローラ157と、挿入器本体151を電線に吊り下げるためのフック158とを備えている。
【0036】
油圧操作ユニット162は、作業台5に設置される。油圧モーター160は、油圧用スティック164に設置され、油圧用スティック164は、油圧モーター160の回転を駆動ローラ157に伝達する回転軸である。
【0037】
防護管支持具170は、絶縁棒171と、絶縁棒171の上端に取付けられた電線挟着部172と、絶縁棒171の下部に設けられたローラ172と、ローラ172の軸から上方へ延びるガイド174とを備えている。
【0038】
防護管1を高圧配電線2に設置する際には、防護管1のツバ部1Bをガイド174の上に置き、防護管支持具170を、電線挟着部172で高圧配電線2に挟着した状態で、防護管1の本体部1Aをローラ172の上に置き、防護管1のツバ部1Bを作業者が絶縁操作棒で把持した状態で、防護管1を挿入機本体151の側に移動させる。そして、防護管1の本体部1Aにガイド棒153を通し、防護管1のツバ部1Bを方向ガイド板154で水平に保持した状態で、駆動ローラ157を駆動することにより、防護管1を斜め上方へ送り、電線挟着部155を通過させて高圧配電線2に装着させる。
【0039】
リーダ/ライタ20は、挿入器本体151に装着されたアンテナ22と、アンテナ22が無線LAN等の無線通信回線やUSBケーブル等の有線通信回線により接続されたコントローラ124とを備えている。アンテナ22は、方向ガイド板154上の無線タグ12の通過位置に向けて、即ち、方向ガイド板154上を通過する無線タグ12と交信できるように設置されている。また、コントローラ24には、油圧操作ユニット162が接続されており、無線タグ12の読取時の油圧モーター160の回転方向の情報が入力される。なお、防護管1の設置時の回転方向を正方向、防護管1の撤去時の回転方向を逆方向という。
【0040】
また、コントローラ24には、GPS位置情報取得機能が備えられており、無線タグ12の読取時のコントローラ24の緯度経度情報が、コントローラ24から防護管管理サーバー30に送信される。
【0041】
以上のような構成の防護管管理システム100では、アンテナ22により無線タグ12から識別情報が読み取られた際に、油圧操作ユニット162からコントローラ24へ正方向の情報が送信されると、入出力端末26が、読み出された管理情報と緯度経度情報と設置判定情報とを、防護管管理サーバー30に送信し、防護管管理サーバー30は、受信した管理情報と緯度経度情報と設置判定情報とを対応づけてデータベース32に登録する。また、配電線管理サーバー40は、防護管1の設置位置を地図表示する。
【0042】
また、防護管管理システム100では、アンテナ22により無線タグ12から識別情報が読み取られた際に、油圧操作ユニット162からコントローラ24へ逆方向の情報が送信されると、入出力端末26が、読み出された管理情報と緯度経度情報と撤去判定情報とを、防護管管理サーバー30に送信し、防護管管理サーバー30は、受信した管理情報と緯度経度情報と撤去判定情報とをデータベース32から消去する。
【0043】
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
【0044】
例えば、上述の実施形態でが、リーダ/ライタ20を防護管挿入機構50に設置したが、防護管1を防護管挿入機構50を使用して高圧配電線2に設置又は撤去する際に、無線タグ12からの情報の読み取りが実施できればよく、書き込み機能を有しない無線タグリーダを防護管挿入機構50、150に設置してもよい。
【符号の説明】
【0045】
1 防護管、1A 本体部、1B ツバ部、2 高圧配電線、3 高所作業車、4 ブーム、5 作業台、6 垂直ポスト、10 防護管管理システム、12 無線タグ、20 リーダ/ライタ、22 アンテナ、24 コントローラ、26 入出力端末、30 防護管管理サーバー、32 データベース、40 配電線管理サーバー、50 防護管挿入機構、52 アーム機構、52A 第1アーム部材、52B 第2アーム部材、52C 第3アーム部材、52D 第4アーム部材、52E 第5アーム部材、54 防護管繰出し機構、54A ローラ、56 滑車、57 ワイヤケーブル、58 防護管収容箱、60 防護管挿入ガイド、62 電線取付部材、62A 電線挟持部、62B ボルト固定部、62C 防護管案内部、63 固定用板材、64 ガイド部材、64A 本体部、64B ツバ部、100 防護管管理システム、150 防護管挿入機構、151 挿入機本体、152 本体フレーム、153 ガイド棒、154 方向ガイド板、155 電線挟着部、156 支持ローラ、157 駆動ローラ、158 フック、160 油圧モーター、162 油圧操作ユニット、164 油圧用スティック、170 防護管支持具、171 絶縁棒、172 電線挟着部、172 ローラ、174 ガイド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電線に設置される防護管を管理する防護管管理システムであって、
防護管に取付けられ、当該防護管の管理情報を記憶した無線タグと、
アンテナが、防護管の電線への設置を案内する機構に、当該機構に案内される防護管に取付けられた前記無線タグと交信するように取付けられた無線タグリーダと、
前記無線タグリーダによって前記無線タグから読み取られた前記管理情報を管理する情報管理部と、
を備える防護管管理システム。
【請求項2】
前記情報管理部は、防護管の撤去予定日情報を取得し、前記管理情報と対応付けて管理する請求項1に記載の防護管管理システム。
【請求項3】
前記情報管理部は、防護管の設置位置情報を取得し、前記管理情報と対応付けて管理する請求項1又は請求項2に記載の防護管管理システム。
【請求項4】
電線に設置される防護管を管理する防護管管理方法であって、
防護管の管理情報を記憶した無線タグを当該防護管に取り付け、
無線タグリーダのアンテナを、防護管の電線への設置を案内する機構に、当該機構に案内される防護管に取付けられた前記無線タグと交信するように取り付け、
前記無線タグリーダによって前記無線タグから読み取られた前記管理情報を管理する防護管管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−99080(P2013−99080A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−239057(P2011−239057)
【出願日】平成23年10月31日(2011.10.31)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】