説明

除草組成物および雑草の防除方法

【課題】優れた除草組成物及び雑草の防除方法を提供する。
【解決手段】4−クロロ−5−[1,3−ジオキソシクロヘキサ−2−イル]カルボニル−2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−1,1−ジオキシドと、ピリミスルファン等と、クミルロン等とを有効成分として含有する除草組成物により、雑草を防除できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、除草組成物および雑草の防除方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、数多くの除草剤が使用されているが、防除の対象となる雑草は種類も多く、発生も長期間にわたる。このため、除草効果が高く、幅広い殺草スペクトラムを有し、作物選択性に優れる除草剤が求められている。
ある種のトリケトン化合物が除草活性を有することが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
これらの化合物は、水田に発生する広範な雑草種を防除するのに大変有効であるが、単独で使用した場合、多種類の雑草を同時に防除するには満足しうるものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−178268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、このような状況下で、作物―雑草間選択性に優れ、かつ高い除草活性と広い殺草スペクトラムを有し、広範な雑草を一度に防除することができ、農作物のさらなる生産性向上および、省力化に寄与するとともに、環境に対する影響の少ない除草組成物および雑草の防除方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、優れた除草組成物及び雑草の防除方法を見出すべく検討した結果、下記の成分(A)、成分(B)、および成分(C)を有効成分として含有する除草組成物(以下、「本発明除草組成物」と記す場合がある。)が、各々の化合物単独では防除効果が不十分な雑草をも効果的に防除でき、散布回数を低減できることを見出し、本発明に至った。
【0006】
即ち、本発明は以下のものである。
[1] 成分(A)と成分(B)と成分(C)とを有効成分として含有する除草組成物。
成分(A):4−クロロ−5−[1,3−ジオキソシクロヘキサ−2−イル]カルボニル−2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−1,1−ジオキシド。
成分(B):ピリミスルファン、プロピリスルフロン、ペノキススラム、およびメタゾスルフロンの群から選ばれ少なくとも1種の化合物。
成分(C):クミルロン、クロメプロップ、シメトリン、ジメタメトリン、ダイムロン、ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェナップ、およびMCPBの群から選ばれ少なくとも1種の化合物。
[2] 成分(A)と成分(B)と成分(C)との重量比が、1:0.1:0.01〜1:10:200の範囲である[1]に記載の除草組成物。
[3] 成分(A)と成分(B)と成分(C)との有効量を雑草又は雑草が生育する場所に施用する雑草の防除方法。
[4] 雑草が生育する場所が、水田又は畑地である[3]に記載の雑草の防除方法。
[5] 成分(A)と成分(B)と成分(C)とを含有する組成物の雑草を防除するための使用。
【0007】
本発明により雑草を防除することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明除草組成物は成分(A)と成分(B)と成分(C)とを有効成分として含有する。
成分(A)は、特開2000−178268号公報に記載された、式(I)で示される化合物である。

【0009】
成分(B)は、一般名がピリミスルファン、プロピリスルフロン、ペノキススラム、およびメタゾスルフロンからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である。
【0010】
ピリミスルファン(Pyrimisulfan)は、特許第3632947号公報に記載された、式(II)で示される化合物である。

プロピリスルフロン(Propyrisulfuron)は、特許第3682288号公報に記載された、式(III)で示される化合物である。

ペノキススラム(Penoxsulam)は、米国特許第5858924号明細書に記載された、式(IV)で示される化合物である。

メタゾスルフロン(Metazosulfuron)は、特許第3982542号公報に記載された、式(V)で示される化合物である。

【0011】
成分(C)は、一般名がクミルロン、クロメプロップ、シメトリン、ジメタメトリン、ダイムロン、ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェナップ、およびMCPBからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である。
【0012】
クミルロン(Cumyluron)は、CASNo.99485−76−4の化合物である。
クロメプロップ(Clomeprop)は、CASNo.84496−56−0の化合物である。
シメトリン(Simetryn)は、CASNo.1014−70−6の化合物である。
ジメタメトリン(Dimethametryn)は、CASNo.22936−75−0の化合物である。
ダイムロン(Daimuron)は、CASNo.42609−52−9の化合物である。
ピラゾレート(Pyrazolate)は、CASNo.58011−68−0の化合物である。
ピラゾキシフェン(Pyrazoxyfen)は、CASNo.71561−11−0の化合物である。
MCPBは、CASNo.94−81−5の化合物である。
【0013】
本発明除草組成物は、成分(A)と成分(B)と成分(C)とを含有する。本発明除草組成物は、通常さらに不活性担体、界面活性剤、固着剤、分散剤、安定剤等の製剤用補助剤が加えられ、水和剤、顆粒水和剤、フロアブル剤、粒剤、ドライフロアブル剤、乳剤、水性液剤、油剤、くん煙剤、エアゾール剤、マイクロカプセル剤等に製剤化されている。本発明除草組成物には成分(A)と成分(B)と成分(C)との合計が重量比で通常1〜90%含有される。
【0014】
不活性担体としては、固体担体、液体担体及びガス担体が挙げられる。
【0015】
固体担体としては、例えば、粘土類(例えば、カオリン、珪藻土、合成含水酸化珪素、フバサミクレー、ベントナイト、酸性白土)、タルク類、その他の無機鉱物(例えば、セリサイト、石英粉末、硫黄粉末、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ)等の微粉末あるいは粒状物が挙げられ、液体担体としては、例えば、水、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン)、脂肪族炭化水素類(例えば、n−ヘキサン、シクロヘキサン、灯油)、エステル類(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル)、ニトリル類(例えば、アセトニトリル、イソブチルニトリル)、エーテル類(例えば、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル)、酸アミド類(例えば、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド)、及びハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロエタン、トリクロロエチレン、四塩化炭素)が挙げられる。
【0016】
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類及びそのポリオキシエチレン化物、ポリオキシエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類、及び糖アルコール誘導体が挙げられる。
【0017】
その他の製剤用補助剤としては、例えば、カゼイン、ゼラチン、多糖類(例えば、デンプン、アラビヤガム、セルロース誘導体、アルギン酸)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類)、PAP(酸性りん酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、脂肪酸、および脂肪酸エステルが挙げられる。
【0018】
本発明の雑草の防除方法は、成分(A)と成分(B)と成分(C)との有効量を雑草又は雑草が生育する場所に施用するものである。本発明の雑草の防除方法には、本発明除草組成物を用いることができる。本発明除草組成物の施用方法としては、例えば本発明除草組成物を雑草に茎葉処理する方法、本発明除草組成物を雑草が生育する土壌表面に処理する方法、本発明除草組成物を水田の表面水に処理する方法、及び本発明除草組成物を雑草が生育する土壌に混和処理する方法が挙げられる。本発明の雑草の防除方法には、雑草を防除する面積10000m2あたり成分(A)と成分(B)と成分(C)とがそれらの合計量で、通常1〜5000g、好ましくは10〜1000g用いられる。
【0019】
本発明において、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)の重量比としては、例えば1:0.1:0.01〜1:100:200の範囲が挙げられる。
【0020】
成分(B)がピリミスルファンであり、成分(C)がクミルロンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0021】
成分(B)がピリミスルファンであり、成分(C)がクロメプロップであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0022】
成分(B)がピリミスルファンであり、成分(C)がシメトリンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0023】
成分(B)がピリミスルファンであり、成分(C)がジメタメトリンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:0.01〜1:10:10の範囲が挙げられる。
【0024】
成分(B)がピリミスルファンであり、成分(C)がダイムロンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0025】
成分(B)がピリミスルファンであり、成分(C)がピラゾキシフェンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0026】
成分(B)がピリミスルファンであり、成分(C)がピラゾレートであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:200の範囲が挙げられる。
【0027】
成分(B)がピリミスルファンであり、成分(C)がベンゾフェナップであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0028】
成分(B)がピリミスルファンであり、成分(C)がMCPBであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:10の範囲が挙げられる。
【0029】
成分(B)がプロピリスルフロンであり、成分(C)がクミルロンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0030】
成分(B)がプロピリスルフロンであり、成分(C)がクロメプロップであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0031】
成分(B)がプロピリスルフロンであり、成分(C)がシメトリンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0032】
成分(B)がプロピリスルフロンであり、成分(C)がジメタメトリンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:0.01〜1:10:10の範囲が挙げられる。
【0033】
成分(B)がプロピリスルフロンであり、成分(C)がダイムロンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0034】
成分(B)がプロピリスルフロンであり、成分(C)がピラゾキシフェンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0035】
成分(B)がプロピリスルフロンであり、成分(C)がピラゾレートであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:200の範囲が挙げられる。
【0036】
成分(B)がプロピリスルフロンであり、成分(C)がベンゾフェナップであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0037】
成分(B)がプロピリスルフロンであり、成分(C)がMCPBであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:10の範囲が挙げられる。
【0038】
成分(B)がペノキススラムであり、成分(C)がクミルロンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0039】
成分(B)がペノキススラムであり、成分(C)がクロメプロップであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0040】
成分(B)がペノキススラムであり、成分(C)がシメトリンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0041】
成分(B)がペノキススラムであり、成分(C)がジメタメトリンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:0.01〜1:10:10の範囲が挙げられる。
【0042】
成分(B)がペノキススラムであり、成分(C)がダイムロンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0043】
成分(B)がペノキススラムであり、成分(C)がピラゾキシフェンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0044】
成分(B)がペノキススラムであり、成分(C)がピラゾレートであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:200の範囲が挙げられる。
【0045】
成分(B)がペノキススラムであり、成分(C)がベンゾフェナップであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0046】
成分(B)がペノキススラムであり、成分(C)がMCPBであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:10の範囲が挙げられる。
【0047】
成分(B)がメタゾスルフロンであり、成分(C)がクミルロンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0048】
成分(B)がメタゾスルフロンであり、成分(C)がクロメプロップであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0049】
成分(B)がメタゾスルフロンであり、成分(C)がシメトリンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0050】
成分(B)がメタゾスルフロンであり、成分(C)がジメタメトリンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:0.01〜1:10:10の範囲が挙げられる。
【0051】
成分(B)がメタゾスルフロンであり、成分(C)がダイムロンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0052】
成分(B)がメタゾスルフロンであり、成分(C)がピラゾキシフェンであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0053】
成分(B)がメタゾスルフロンであり、成分(C)がピラゾレートであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:200の範囲が挙げられる。
【0054】
成分(B)がメタゾスルフロンであり、成分(C)がベンゾフェナップであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:100の範囲が挙げられる。
【0055】
成分(B)がメタゾスルフロンであり、成分(C)がMCPBであるとき、有効成分として用いられる成分(A)と(B)と(C)との重量比としては、例えば1:0.1:1〜1:10:10の範囲が挙げられる。
【0056】
本発明では、耕起栽培または不耕起栽培が行われる水田、畑地、果樹園等の農耕地、又は非農耕地での雑草防除が意図される。具体的には、例えば、以下の雑草等が挙げられる。
【0057】
メヒシバ(Digitaria ciliaris)、オヒシバ(Eleusine indica)、エノコログサ(Setaria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、キンエノコログサ(Setaria glauca)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli)、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、テキサスパニカム(Panicum texanum)、メリケンニクキビ(Brachiaria platyphylla)、アレキサンダーグラス(Brachiaria plantaginea)、スリナムグラス(Brachiaria decumbens)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、シャッターケーン(Andropogon sorghum)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、カラスムギ(Avena fatua)、ネズミムギ(Lolium multiflorum)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)、アレチノチャヒキ(Bromus sterilis)、ヒメカナリークサヨシ(Phalaris minor)、セイヨウヌカボ(Apera spica−venti)、スズメノカタビラ(Poa annua)、シバムギ(Agropyron repens)、コゴメガヤツリ(Cyperus iria)、ハマスゲ(Cyperus rotundus)、キハマスゲ(Cyperus esculentus)、スベリヒユ(Portulaca oleracea)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ホナガアオゲイトウ(Amaranthus hybridus)、オオホナガアオゲイトウ(Amaranthus palmeri)、ウォーターヘンプ(Amaranthus rudis)、イチビ(Abutilon theophrasti)、アメリカキンゴジカ(Sida spinosa)、ソバカズラ(Fallopia convolvulus)、サナエタデ(Polygonum scabrum)、アメリカサナエタデ(Persicaria pennsylvanica)、ハルタデ(Persicaria vulgaris)、ナガバギシギシ(Rumex crispus)、エゾノギシギシ(Rumex obtusifolius)、イタドリ(Fallopia japonica)、シロザ(Chenopodium album)、ホウキギ(Kochia scoparia)、イヌタデ(Polygonum longisetum)、イヌホオズキ(Solanum nigrum)、シロバナチョウセンアサガオ(Datura stramonium)、マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)、マルバアメリカアサガオ(Ipomoea hederacea var. integriuscula)、マメアサガオ(Ipomoea lacunosa)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)、ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)、オナモミ(Xanthium pensylvanicum)、野生ヒマワリ(Helianthus annuus)、イヌカミツレ(Matricaria perforata or inodora)、カミツレ(Matricaria chamomilla)、コーンマリーゴールド(Chrysanthemum segetum)、オロシャギク(Matricaria matricarioides)、ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)、オオブタクサ(Ambrosia trifida)、ヒメムカシヨモギ(Erigeron canadensis)、ヨモギ(Artemisia princeps)、セイタカアワダチソウ(Solidago altissima)、アレチノギク(Conyza bonariensis)、アメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)、エビスグサ(Cassia obtusifolia)、フロリダベガーウィード(Desmodium tortuosum)、シロツメクサ(Trifolium repens)、クズ(Pueraria lobata)、カラスノエンドウ(Vicia angustifolia)、ツユクサ(Commelina communis)、マルバツユクサ(Commelina benghalensis)、ヤエムグラ(Galium aparine)、ハコベ(Stellaria media)、ワイルドラディッシュ(Raphanus raphanistrum)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)、ナズナ(Capsella bursa−pastoris)、オオイヌノフグリ(Veronica persica)、フラサバソウ(Veronica hederifolia)、フィールドパンジー(Viola arvensis)、ワイルドパンジー(Viola tricolor)、ヒナゲシ(Papaver rhoeas)、ワスレナグサ(Myosotis scorpioides)、オオトウワタ(Asclepias syriaca)、トウダイグサ(Euphorbia helioscopia)、オオニシキソウ(Chamaesyce nutans)、アメリカフウロ(Geranium carolinianum)、オランダフウロ(Erodium cicutarium)、スギナ(Equisetum arvense)等の畑地雑草;
【0058】
アシカキ(Leersia japonica)、タイヌビエ(Echinochloa oryzicola)、ヒメタイヌビエ(Echinochloa crus−galli var. formosensis)、アゼガヤ(Leptochloa chinenisis)、タマガヤツリ(Cyperus difformis)、ヒデリコ(Fimbristylis miliacea)、マツバイ(Eleocharis acicularis)、イヌホタルイ(Scirpus juncoides)、タイワンヤマイ(Scirpus wallichii)、ミズガヤツリ(Cyperus serotinus)、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)、コウキヤガラ(Bolboschoenus koshevnikovii)、シズイ(Schoenoplectus nipponicus)、コナギ(Monochoria vaginalis)、アゼナ(Lindernia procumbens)、アブノメ(Dopatrium junceum)、キカシグサ(Rotala indica)、ヒメミソハギ(Ammannia multiflora)、ミゾハコベ(Elatine triandra)、チョウジタデ(Ludwigia epilobioides)、ウリカワ(Sagittaria pygmaea)、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、オモダカ(Sagittaria trifolia)、ヒルムシロ(Potamogeton distinctus)、セリ(Oenanthe javanica)、ミズハコベ(Callitriche palustris)、アゼトウガラシ(Lindernia micrantha)、アメリカアゼナ(Lindernia dubia)、タカサブロウ(Eclipta prostrata)、イボクサ(Murdannia keisak)、キシュウスズメノヒエ(Paspalum distichum)、エゾノサヤヌカグサ(Leersia oryzoides)等の水田雑草;
【0059】
ナガエツルノゲイトウ(Alternanthera philoxeroides)、フロッグスビット(Limnobium spongia)、ウォーターファーン(Salvinia属)、ボタンウキクサ(Pistia stratiotes)、ウォーターペニーウォート(Hydrocotyle属)、糸状藻類(Pithophora属、Cladophora属)、クーンテイル(Ceratophyllum demersum)、ウキクサ(Lemna属)、ハゴロモモ(Cabomba caroliniana)、クロモ(Hydrilla verticillata)、サザンネイアド(Najas guadalupensis)、ポンドウィード類(Potamogeton crispus、Potamogeton illinoensis、Potamogeton pectinatus等)、ウォーターミール(Wolffia属)、ウォーターミルフォイル類(Myriophyllum spicatum、Myriophyllum heterophyllum等)、ホテイアオイ(Eichhornia crassipes)等の水生植物;
【0060】
蘚類、苔類、ツノゴケ類。シアノバクテリア。シダ類。永年性作物(仁果類、石果類、液果類、堅果類、カンキツ類、ホップ、ブドウ等)の吸枝(sucher)など。
【0061】
本発明除草組成物は、以下に挙げられる「作物」等を栽培する農耕地等において、当該農耕地の雑草を防除することができる場合がある。
農作物:トウモロコシ、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、ラッカセイ、ソバ、テンサイ、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ、ホップ等。
野菜;ナス科野菜(ナス、トマト、ジャガイモ、トウガラシ、ピーマン等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン、マクワウリ等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス等)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル等)、マメ科作物(エンドウ、インゲンマメ、アズキ、ソラマメ、ヒヨコマメ等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ、コンニャク、ショウガ、オクラ等。
果樹:仁果類(リンゴ、ナシ、セイヨウナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ、アブラヤシ等。
果樹以外の樹木:チャ、クワ、花木類(サツキ、ツバキ、アジサイ、サザンカ、シキミ、サクラ、ユリノキ、サルスベリ、キンモクセイ等)、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ、ニレ、トチノキ等)、サンゴジュ、イヌマキ、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、カナメモチ、等。
芝生:シバ類(ノシバ、コウライシバ等)、バミューダグラス類(ギョウギシバ等)、ベントグラス類(コヌカグサ、ハイコヌカグサ、イトコヌカグサ等)、ブルーグラス類(ナガハグサ、オオスズメノカタビラ等)、フェスク類(オニウシノケグサ、イトウシノケグサ、ハイウシノケグサ等)、ライグラス類(ネズミムギ、 ホソムギ等)、カモガヤ、オオアワガエリ等。
その他:花卉類(バラ、カーネーション、キク、トルコギキョウ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、リンドウ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デージー、シンビジューム、ベゴニア等)、バイオ燃料植物(ヤトロファ、ベニバナ、アマナズナ類、スイッチグラス、ミスカンサス、クサヨシ、ダンチク、ケナフ、キャッサバ、ヤナギ等)、観葉植物等。
【0062】
上記の作物には、遺伝子組み換え作物も含まれる。
【0063】
本発明除草組成物は、水稲に選択性を有する。したがって、本発明の除草組成物は、水田用除草組成物に適する。
【0064】
本発明除草組成物は、他の除草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤、薬害軽減剤、肥料等と混合又は併用することができる。
【実施例】
【0065】
以下、製剤例及び試験例等の実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中に記載される「部」は、重量部を意味する。
【0066】
製剤例1
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):ピリミスルファン 0・5部
成分(C):クミルロン 10.0部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 56.3部
【0067】
製剤例2
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):ピリミスルファン 1.0部
成分(C):クロメプロップ 7.0部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 65.1部
【0068】
製剤例3
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):ピリミスルファン 0.5部
成分(C):シメトリン 1.5部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 64.8部
【0069】
製剤例4
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):ピリミスルファン 1.0部
成分(C):ジメタメトリン 1.2部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 70.9部
【0070】
製剤例5
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):ピリミスルファン 0.5部
成分(C):ダイムロン 10.0部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 56.3部
【0071】
製剤例6
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):ピリミスルファン 1.0部
成分(C):ピラゾキシフェン 36.0部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 36.1部
【0072】
製剤例7
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):ピリミスルファン 0.5部
成分(C):ピラゾレート 18.0部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 48.3部
【0073】
製剤例8
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):ピリミスルファン 1.0部
成分(C):ベンゾフェナップ 16.0部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 56.1部
【0074】
製剤例9
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):ピリミスルファン 0.5部
成分(C):MCPB 2.4部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 63.9部
【0075】
製剤例10
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):プロピリスルフロン 1.8部
成分(C):クミルロン 20.0部
イソエリート<登録商標>L(塩水港精糖(株)製) 10.0部
エチレングリコール 9.0部
ニューカルゲンD−1518(商品名、竹本油脂(株)製) 3.0部
アグリゾール<登録商標>FL−2017(花王(株)製) 2.0部
アンチフォーム<登録商標>E−20(花王(株)製) 0.3部
ソルビン酸 0.1部
水 52.3部
【0076】
製剤例11
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):プロピリスルフロン 1.8部
成分(C):クロメプロップ 7.0部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 64.3部
【0077】
製剤例12
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):プロピリスルフロン 0.9部
成分(C):シメトリン 1.5部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 64.4部
【0078】
製剤例13
下記の各要素を混合し、この混合物を湿式粉砕してフロアブル剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):プロピリスルフロン 1.8部
成分(C):ジメタメトリン 1.2部
イソエリート<登録商標>L(塩水港精糖(株)製) 10.0部
エチレングリコール 9.0部
ニューカルゲンD−1518(商品名、竹本油脂(株)製) 3.0部
アグリゾール<登録商標>FL−2017(花王(株)製) 2.0部
アンチフォーム<登録商標>E−20(花王(株)製) 0.3部
ソルビン酸 0.1部
水 71.1部
【0079】
製剤例14
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):プロピリスルフロン 1.8部
成分(C):ダイムロン 20.0部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 51.3部
【0080】
製剤例15
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):プロピリスルフロン 0.9部
成分(C):ピラゾキシフェン 18.0部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 47.9部
【0081】
製剤例16
下記の各要素を混合し、この混合物を湿式粉砕してフロアブル剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):プロピリスルフロン 1.8部
成分(C):ピラゾレート 36.0部
イソエリート<登録商標>L(塩水港精糖(株)製) 10.0部
エチレングリコール 9.0部
ニューカルゲンD−1518(商品名、竹本油脂(株)製) 3.0部
アグリゾール<登録商標>FL−2017(花王(株)製) 2.0部
アンチフォーム<登録商標>E−20(花王(株)製) 0.3部
ソルビン酸 0.1部
水 36.3部
【0082】
製剤例17
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):プロピリスルフロン 1.8部
成分(C):ベンゾフェナップ 16.0部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 55.3部
【0083】
製剤例18
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):プロピリスルフロン 0.9部
成分(C):MCPB 2.4部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 63.5部
【0084】
製剤例19
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):ペノキススラム 0.6部
成分(C):クミルロン 20.0部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 52.5部
【0085】
製剤例20
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):ペノキススラム 0.3部
成分(C):クロメプロップ 3.5部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 63.0部
【0086】
製剤例21
下記の各要素を混合し、この混合物を湿式粉砕してフロアブル剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):ペノキススラム 0.6部
成分(C):シメトリン 3.0部
イソエリート<登録商標>L(塩水港精糖(株)製) 10.0部
エチレングリコール 9.0部
ニューカルゲンD−1518(商品名、竹本油脂(株)製) 3.0部
アグリゾール<登録商標>FL−2017(花王(株)製) 2.0部
アンチフォーム<登録商標>E−20(花王(株)製) 0.3部
ソルビン酸 0.1部
水 70.5部
【0087】
製剤例22
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):ペノキススラム 0.6部
成分(C):ジメタメトリン 1.2部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 71.3部
【0088】
製剤例23
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):ペノキススラム 0.3部
成分(C):ダイムロン 10.0部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 56.5部
【0089】
製剤例24
下記の各要素を混合し、この混合物を湿式粉砕してフロアブル剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):ペノキススラム 0.6部
成分(C):ピラゾキシフェン 36.0部
イソエリート<登録商標>L(塩水港精糖(株)製) 10.0部
エチレングリコール 9.0部
ニューカルゲンD−1518(商品名、竹本油脂(株)製) 3.0部
アグリゾール<登録商標>FL−2017(花王(株)製) 2.0部
アンチフォーム<登録商標>E−20(花王(株)製) 0.3部
ソルビン酸 0.1部
水 37.5部
【0090】
製剤例25
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):ペノキススラム 0.6部
成分(C):ピラゾレート 36.0部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 36.5部
【0091】
製剤例26
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):ペノキススラム 0.3部
成分(C):ベンゾフェナップ 8.0部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 58.5部
【0092】
製剤例27
下記の各要素を混合し、この混合物を湿式粉砕してフロアブル剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):ペノキススラム 0.6部
成分(C):MCPB 4.8部
イソエリート<登録商標>L(塩水港精糖(株)製) 10.0部
エチレングリコール 9.0部
ニューカルゲンD−1518(商品名、竹本油脂(株)製) 3.0部
アグリゾール<登録商標>FL−2017(花王(株)製) 2.0部
アンチフォーム<登録商標>E−20(花王(株)製) 0.3部
ソルビン酸 0.1部
水 68.7部
【0093】
製剤例28
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):メタゾスルフロン 0.6部
成分(C):クミルロン 10.0部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 56.2部
【0094】
製剤例29
下記の各要素を混合し、この混合物を湿式粉砕してフロアブル剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):メタゾスルフロン 1.2部
成分(C):クロメプロップ 7.0部
イソエリート<登録商標>L(塩水港精糖(株)製) 10.0部
エチレングリコール 9.0部
ニューカルゲンD−1518(商品名、竹本油脂(株)製) 3.0部
アグリゾール<登録商標>FL−2017(花王(株)製) 2.0部
アンチフォーム<登録商標>E−20(花王(株)製) 0.3部
ソルビン酸 0.1部
水 65.9部
【0095】
製剤例30
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):メタゾスルフロン 1.2部
成分(C):シメトリン 3.0部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 68.9部
【0096】
製剤例31
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):メタゾスルフロン 0.6部
成分(C):ジメタメトリン 0.6部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 65.6部
【0097】
製剤例32
下記の各要素を混合し、この混合物を湿式粉砕してフロアブル剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):メタゾスルフロン 1.2部
成分(C):ダイムロン 20.0部
イソエリート<登録商標>L(塩水港精糖(株)製) 10.0部
エチレングリコール 9.0部
ニューカルゲンD−1518(商品名、竹本油脂(株)製) 3.0部
アグリゾール<登録商標>FL−2017(花王(株)製) 2.0部
アンチフォーム<登録商標>E−20(花王(株)製) 0.3部
ソルビン酸 0.1部
水 52.9部
【0098】
製剤例33
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):メタゾスルフロン 1.2部
成分(C):ピラゾキシフェン 36.0部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 35.9部
【0099】
製剤例34
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 0.7部
成分(B):メタゾスルフロン 0.6部
成分(C):ピラゾレート 18.0部
ネオコール<登録商標>YSK(ジアルキルスルホコハク酸エステル系界面活性剤:第一工業製薬(株)製) 0.5部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 30.0部
炭酸カルシウム 48.2部
【0100】
製剤例35
下記の各要素を混合し、この混合物を湿式粉砕してフロアブル剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):メタゾスルフロン 1.2部
成分(C):ベンゾフェナップ 16.0部
イソエリート<登録商標>L(塩水港精糖(株)製) 10.0部
エチレングリコール 9.0部
ニューカルゲンD−1518(商品名、竹本油脂(株)製) 3.0部
アグリゾール<登録商標>FL−2017(花王(株)製) 2.0部
アンチフォーム<登録商標>E−20(花王(株)製) 0.3部
ソルビン酸 0.1部
水 56.9部
【0101】
製剤例36
下記の各要素の混合物に適量の水を加えて混練する。得られる混練物を造粒してから、乾燥し、篩分けして粒剤を得る。
成分(A) 1.5部
成分(B):メタゾスルフロン 1.2部
成分(C):MCPB 4.8部
マツモトマイクロスフェアー<登録商標>F−80E(プラスチック中空体:松本油脂製薬(株)製) 2.4部
オルフィン<登録商標>E1010(日信化学工業(株)製) 3.0部
トキサノン<登録商標>GR31A(ポリカルボン酸型アニオン界面活性剤:三洋化成工業(株)製) 2.0部
トリポリリン酸ナトリウム 5.0部
セロゲン<登録商標>7A(第一工業製薬(株)製) 3.0部
クニゲル<登録商標>V1(ベントナイト:クニミネ工業(株)製) 10.0部
炭酸カルシウム 67.1部
【0102】
試験例
1/10,000アールのプラスチックポットに土を入れ、このポットに水を入れて代掻きする。これを3日間静置した後、土の表面から約0.5cmの深さに、催芽させたタイヌビエ(Echinochloa oryzicola)、イヌホタルイ(Scirpus juncoides)を播き、覆土とともにアゼナ(Lindernia pyxidaria L.)、およびコナギ(Monochoria vaginalis)の種子を播く。このポットを20から25℃に設定した温室内に置き、湛水条件下で植物を育成する。タイヌビエが最大2.5葉期に達したとき、水を土の表面から4cmの深さまになるまで入れ、製剤例に示した製剤を水中に処理する。
処理4週間後に、各雑草に対する除草効果(0:無作用〜100:完全枯殺)を調査する。
【0103】
その結果、いずれの製剤でも、各雑草に十分な除草効果を示すことが確認できる。
【0104】
本発明の除草組成物は、多くの雑草種に対する広い適用性を持ち、作物選択性に優れるものであり、これによって、農作業の省力化、低コスト化が期待できることから、極めて有用である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
成分(A)と成分(B)と成分(C)とを有効成分として含有する除草組成物。
成分(A):4−クロロ−5−[1,3−ジオキソシクロヘキサ−2−イル]カルボニル−2,3−ジヒドロベンゾチオフェン−1,1−ジオキシド
成分(B):ピリミスルファン、プロピリスルフロン、ペノキススラム、およびメタゾスルフロンの群から選ばれ少なくとも1種の化合物
成分(C):クミルロン、クロメプロップ、シメトリン、ジメタメトリン、ダイムロン、ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェナップ、およびMCPBの群から選ばれ少なくとも1種の化合物
【請求項2】
成分(A)と成分(B)と成分(C)との重量比が、1:0.1:0.01〜1:10:200の範囲である請求項1に記載の除草組成物。
【請求項3】
成分(A)と成分(B)と成分(C)との有効量を雑草又は雑草が生育する場所に施用する雑草の防除方法。
【請求項4】
雑草が生育する場所が、水田又は畑地である請求項3に記載の雑草の防除方法。
【請求項5】
成分(A)と成分(B)と成分(C)とを含有する組成物の雑草を防除するための使用。

【公開番号】特開2012−171929(P2012−171929A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−36269(P2011−36269)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】