説明

陰極線管取付け装置

【構成】 陰極線管1をホルダー15で押さえ込んでフロントパネル2に取付ける陰極線管取付け装置において、上記ホルダー15が板金よりなるホルダー取付け部材41,42を介してフロントパネル2にネジ止めされる。
【効果】 ホルダーの損傷を防止して確実に陰極線管をフロントパネルに取付けることができる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管をフロントパネルに取付けるための陰極線管取付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば1本の電子ビームによって陰極線管の前面パネルに配列されたR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の3原色の色蛍光体ストライプを順次走査することにより、カラー画像を再現するビームインデックス形カラーテレビジョン受像機(以下、インデックス形テレビと称する。)が提案されている。
【0003】インデックス形テレビは、例えば図10に示すように、陰極線管101の前面パネル102の内面に配列されたR,G,Bよりなる色蛍光体ストライプを1つの電子銃103より出射される電子ビームによって、R・G・B・R・G・B・・・と順次走査し、それに合わせて電子銃103のG1 グリッドに入力する色信号をR・G・B順に切り換えることにより、1本のビームで3色を出力するように構成されている。
【0004】かかるインデックス形テレビでは、従来の1ガン3ビーム方式のテレビと異なりアパチャーグリルやシャドーマスク等の如き色識別機構を使用しないため、電子ビームが蛍光面を走査するのに合わせてG1 グリッドに入力する色信号を切り換える際に、当該電子ビームが蛍光面上のどの位置を走査しているかを検出する必要がある。このインデックス形テレビでは、図11に示すように、前面パネル102の内面に形成された蛍光面104上に設けられるメタルバック105の裏側に、電子ビームが当たったときのみ青色光を発色する(インデックス光信号)インデックス蛍光体ストライプ106が形成されており、このインデックス光信号を検出し、その数を数えることによってビームがどの位置を走査しているかを知ることができるようになっている。
【0005】上記インデックス光信号は、ファンネル部に設けられる集光板107によって集光・波長変換され、該集光板107に接続されるフォトディテクタ108で光から電気信号に変換される。なお、集光板107がファンネル部と接触している部分109(集光窓)のガラスは半透明になっていて、陰極線管101の外部よりインデックス光信号を検出できるようになっている。そして、かかる電気信号をR,G,Bよりなる色蛍光体ストライプのピッチに合った信号(位置信号)に変換し、色切換回路110に加えると、R,G,Bの映像信号が順次G1 グリッドに供給される。これによって、電子ビームが赤の蛍光体に変わるときには赤の信号に合ったビームとなり、緑の蛍光体に変わるときには緑の信号に合ったビームとなる。
【0006】上述のように、インデックス形テレビでは、色選別機構を使用せずに、1本の電子ビームによって3原色を発光させることができるため、電子銃103は白黒ブラウン管並みの簡単な構造となり、奥行きの極めて短いブラウン管と低消費電力を達成することができる。したがって、かかる利点を有するインデックス形テレビは、特に取付け場所が制約される自動車等に搭載する場合等には、非常に有利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるインデックス形テレビにおいては、図12に示すように、陰極線管101はモールド成形体よりなるホルダー111により押さえ込まれた状態でフロントパネル112にネジ113によってネジ止めされるのが一般的である。
【0008】ところが、陰極線管101には電子ビームを偏光するための偏光ヨーク(図示は省略する。)等の部品が取付けられるため、当該陰極線管101はかなりの重量となる。したがって、機器本体を振動させたり或いは不注意に落下させる等すると、ホルダー111のフロントパネル112に対する取付け部分111a,111bが割れたり、破損したりする事故が生ずる。
【0009】また、インデックス形テレビにおいては、通常のテレビジョン受像機等と同様に管面の帯電を防止するために、陰極線管101のファンネル部に塗布されたカーボン膜(図示は省略する)と電気的に接続させるアースリード114が取付けられる。特に、インデックス形テレビでは、ファンネル部に集光板107を配置させる必要があることからアースリード114を接続させる部分が限られる。したがってこれまでは、その限られたスペースに金属材料を折曲形成してなるバネ115をホルダー111に取付け、その一端部をカーボン膜に接触させるとともに、他端をアースリード114に接続させるような構成がとられている。
【0010】ところが、かかるインデックス形テレビを家庭用のテレビとして使用する場合は問題がないが車載用のテレビとして使用する場合には、振動によりバネ115がカーボン膜を擦ることになり、当該カーボン膜が膜剥がれを生ずることがある。この結果、最悪の場合には放電が生ずる。
【0011】そこで本発明は、上述の技術的な課題に鑑みて提案されたものであって、ホルダーの損傷を防止して確実に陰極線管をフロントパネルに取付けることが可能な陰極線管取付け装置を提供することを目的とする。さらに本発明は、カーボン膜の膜剥がれを生じさせない陰極線管取付け装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するために、本発明は、陰極線管をホルダーで押さえ込んでフロントパネルに取付ける陰極線管取付け装置において、上記ホルダーが板金よりなるホルダー取付け部材を介してフロントパネルにネジ止めされることを特徴とするものである。
【0013】さらに本発明は、陰極線管をホルダーで押さえ込んでフロントパネルに取付ける陰極線管取付け装置において、陰極線管の帯電を防止するアースリードの先端部に偏素線が設けられ、この偏素線が緩衝部材を介してホルダーに取付けられるとともに、陰極線管に形成されたカーボン膜と密着することを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明にかかる陰極線管取付け装置においては、ホルダーが板金よりなるホルダー取付け部材を介してフロントパネルにネジ止めされているので、当該ホルダーの取付け部分が上記板金により補強され、当該部分の損傷が回避される。
【0015】また、本発明にかかる陰極線管取付け装置においは、アースリードの先端部に設けられた偏素線が緩衝部材を介してホルダーに取付けられているので、この緩衝部材により振動が吸収され、偏素線がカーボン膜に強く擦れるようなことがない。したがって、カーボン膜の膜剥がれが生じず放電が発生しない。
【0016】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例は、自動車等に搭載されるテレビジョン受像機に本発明を適用した例である。
【0017】テレビジョン受像機は、図1に示すように、主として陰極線管1や各種回路基板等から構成される機器本体と、陰極線管1の前面パネルを外部に臨ませる外筐であるフロントパネル2と、機器本体を内部に収容するケース3と、機器本体を支えるフレーム4とから構成されている。
【0018】上記陰極線管1には、例えば、図2に示すように、1つの電子銃から出射される1本の電子ビームによってパネルの内面に配列されたR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)よりなる3原色の色蛍光体ストライプを順次走査することにより、カラー画像を再現する,いわゆるインデックス形テレビが用いられる。かかるインデックス形テレビは、1本の電子ビームでR・G・B・R・G・B・・・とこれら3原色を順次走査して行き、その走査に合わせてCRTに入力する色信号をR・G・B順に切り換えるものである。したがって、インデックス形テレビにおいては、アパチャーグリルやシャドウマスク等の色選別機構が不要で、また白黒ブラウン管並みの簡単な構造で、奥行きの極めて短いブラウン管とすることができる等、車載用の陰極線管に使用して極めて有利である。
【0019】上記陰極線管1の前面パネルの内面には、R,G,Bの色蛍光体ストライプが順次配列されて蛍光面が形成されるとともに、メタルバックの裏面上に電子ビームの位置を検出するためのインデックス蛍光体ストライプ(いずれも図示は省略する。)が形成されている。
【0020】また、この陰極線管1のネック部1aには、電子銃が配されるとともに、その外周囲に電子ビームを走査するための偏光ヨーク(いずれも図示は省略する。)が設けられている。そしてさらに、上記陰極線管1のファンネル部1bの長手方向の両側面には、図2に示すように、インデックス光を取り出すための半透明の受光窓5,6が設けられている。したがって、電子銃からの電子ビームがインデックス蛍光体ストライプに走査されると、このインデックス蛍光体ストライプより発せられるインデックス光が上記受光窓5,6より導かれる。一方、陰極線管1のファンネル部1bの短辺方向の一側面にはアノード釦に接続される接続コード7が設けられ、他側面には帯電防止用のカーボン膜8が形成されている。
【0021】上記フロントパネル2は、機器本体の前面に取付けられ、陰極線管1の前面パネルを外方に臨ませる開口部9を有している。また、このフロントパネル2には、陰極線管1の各種機能を操作するための操作釦10や、この機器本体と接続されるCDプレーヤやビデオテープレコーダ等の機器を操作する各種の操作釦11が設けられている。
【0022】上記ケース3は、上記フレーム4とによって機器本体を内部に収容するに足る大きさ、且つ自動車のコンソール等に設けられるスペースに収容し得る大きさの外形形状として形成されている。上記ケース3は、機器本体の側面を覆って設けられる一対の側板12,13と、機器本体の上面を覆って設けられる天面14とから構成され、これら側板12,13と天面14とが一体的に略コ字状となるように折曲形成されている。
【0023】一方、フレーム4は、上記陰極線管1等の機器本体を支持するためのもので、金属板を略L字状に折曲形成することにより形成されている。そして、このフレーム4には、底面に対して直角に切り立って設けられる背面部分に、機器本体内の熱を外方に放熱するためのファンモータ(図示は省略する。)が設けられている。
【0024】ところで、上記陰極線管1は、図2に示すようなホルダー15に押さえ込まれてフロントパネル2に対して取付けられる。かかるホルダー15は、陰極線管1のファンネル部1bを覆うに足る大きさの平面矩形状をなす外筐として形成され、その中央部分に当該陰極線管1のネック部1aを臨ませるための平面矩形状の開口部16を有している。また、このホルダー15は、外周縁部よりその開口部16に向かって隆起した形状となされている。なお、このホルダー15は、インデックス蛍光体ストライプより発せられるインデックス光を集光する後述のインデックス光集光装置が当該ホルダー15に取付けられることから、光の反射率の大きい色,例えば白色の樹脂によって一体成形されている。
【0025】上記開口部16の外周縁部のうち長辺方向の側壁17,18には、図3に示すように、インデックス光集光装置を構成する一対の集光板19,20を収納する収納部21,22が設けられている。上記収納部21,22は、上記集光板19,20の形状に応じた平面長方形状をなすへこみとして形成されている。また、この側壁17,18と短辺方向の側壁23,24のうち一方の側壁24との連結部には、上記収納部21,22に集光板19,20を収納させるための集光板挿入口(図示は省略する。)が開設されている。したがって、上記集光板19,20は、この集光板挿入口より挿入され、上記収納部21,22に収納される。なお、上記収納部21,22よりその一部が突出する集光板19,20の先端部には、これら集光板19,20と密着するフォトディテクタ(図示は省略する。)が設けられてなるフォトディテクタ取付基板25が取付けられている。これら集光板19,20とフォトディテクタ及びフォトディテクタ取付基板25とにより集光装置が構成される。
【0026】一方、短辺方向の側壁23,24は、陰極線管1のファンネル部1bの形状に応じた曲面形状とされ、当該ファンネル部1bを支持するようになっている。その一方の側壁24には、アノード釦と接続される接続コード7を導出するための大きな切り欠き部26が形成されている。これに対して他方の側壁23には、陰極線管1に設けられたカーボン膜8と対応する部分に後述する管面の帯電防止用のアースリードが導出される切り欠き溝27が平面コ字状の溝として設けられている。
【0027】この切り欠き溝27に臨むアースリード28は、図4に示すように、一端側にケース3内に収納される内部回路のアースと接続をとるためのコネクター29,30を有している。また、上記アースリード28の他端側には、細い線を編み込んでなる偏素線31がはんだにより固定されている。そしてこのように構成されたアースリード28は、上記ホルダー15の切り欠き溝27より陰極線管1が設けられる内壁面23aへと導かれ、その先端部に設けられた偏素線31がスポンジ等の如き緩衝部材32を介して上記内壁面23aに取付けられている。上記緩衝部材32と内壁面23aとの接合及び緩衝部材32と偏素線31との接合は、例えば両面粘着テープ33等による。なお、偏素線31が設けられる内壁面23aには、陰極線管1を傷付けないようにするためのスポンジ等の如きクッション材34が設けられている。同様に、これと反対側の側壁24の内壁面24aにもクッション材34が設けられている。
【0028】また、上記ホルダー15の短辺方向の両側壁23,24の基端部には、フロントパネル2に対してネジ止めするためのホルダー取付け部35,36が設けられている。そして、これらホルダー取付け部35,36には、フロントパネル2に設けられるネジ取付け部37に対応した位置にそれぞれネジ38を挿通させるネジ穴39,40が設けられている。
【0029】上記のようにして構成されたホルダー15は、図1に示すような、板金よりなる一対のホルダー取付け部材41,42を介して上記陰極線管1をフロントパネル2に対してネジ止めしている。すなわち、上記ホルダー15は、図5に示すように、フロントパネル2の開口部9に臨んで設けられる陰極線管1に対して、その中央に開設した開口部16にネック部1aを臨ませるようにしてファンネル部1bを覆って設けられる。そして、上記ホルダー15のホルダー取付け部35,36を上記フロントパネル2のネジ取付け部37に接触させ、当該ホルダー取付け部35,36上にホルダー取付け部材41,42を当接させる。そして、このホルダー取付け部材41,42に設けられたネジ取付け穴43,44とホルダー15に設けられたネジ穴39,40にネジ38を挿通させて上記フロントパネル2のネジ取付け部37にネジ止めする。この結果、上記陰極線管1がホルダー15によって押さえ込まれた状態でフロントパネル2に対して取付けられる。
【0030】このとき、上記ホルダー15は、板金よりなるホルダー取付け部材41,42を介してフロントパネル2のネジ取付け部37に取付けられるため、ホルダー取付け部35,36の強度が増し、当該部分が振動や落下等によって破損するようなことがない。また、ホルダー15がフロントパネル2に対して取付けられると、当該ホルダー15の内壁面23aに設けられた偏素線31がカーボン膜8と接触する。上記偏素線31は、緩衝部材32を介して内壁面23aに取付けられているため、この緩衝部材32の弾性力により当該偏素線31がカーボン膜8に対して密着した状態で接触する。したがって、振動等が生じた場合でも偏素線31とカーボン膜8とが擦れることがなく、当該接触部分のカーボン膜8の膜剥がれが生じない。これにより、放電の発生が回避でき、確実なアースがとれる。
【0031】ところで、上記ホルダー取付け部材41,42は、ホルダー取付け部35,36を補強する役目をする他に、機器本体を構成するプリント基板やケース3を取付ける役目もするようになっている。すなわち、これらホルダー取付け部材41,42には、図2及び図6に示すように、図7に示す陰極線管1の上面側に配設されるプリント基板45を取付けるためのプリント基板取付け部46,47が設けられている。このプリント基板取付け部46,47には、上記プリント基板45に設けられるネジ取付け穴48,49に対向する位置にネジ穴50,51が設けられている。また、上記プリント基板取付け部46,47には、プリント基板45に設けられる平面矩形状の切り欠き52,53に挿通して当該プリント基板45の位置決めをするための位置決め爪54,55が立ち上げ形成されている。したがって、この位置決め爪54,55に上記切り欠き52,53が挿通することで、プリント基板45のホルダー取付け部材41,42に対する位置が自ずと決まるとともに、上記ネジ穴50,51にネジ56が螺合して当該プリント基板45が上記ホルダー取付け部材41,42に固定される。
【0032】また、上記ホルダー取付け部材41,42には、図8に示す陰極線管1の下面及び両側面に配設されるプリント基板57(一方のプリント基板の図示は省略する。)を取付けるためのプリント基板取付け部58,59が設けられている。このプリント基板取付け部58,59には、上記プリント基板57に設けられるネジ取付け穴60に対向する位置にネジ穴61,62が設けられている。したがって、上記ネジ穴61,62にネジ63が螺合することで、上記プリント基板57がホルダー取付け部材41,42に対して固定される。これにより、陰極線管1の上面と両側面及び下面にプリント基板45,57がそれぞれ配設されることになる。また、陰極線管1を取り囲むこれらプリント基板45,57は、回動コネクを介して回動自在に連結されており、全体として4面体形状に形成されている。
【0033】さらに上記ホルダー取付け部材41,42には、図9に示す機器本体を収納するケース3を取付けるためのケース取付け部64,65が設けられている。このケース取付け部64,65には、上記ケース3の両側板12,13に設けられるネジ取付け穴66に対向する位置にそれぞれネジ穴67,68が設けられている。したがって、上記ネジ穴67,68にネジ69が螺合することで、上記ケース3が上記ホルダー取付け部材41,42に対して固定される。なお、一方のホルダー取付け部材41には、スリット70が設けられ、このスリット70にホルダー15に設けられた突起71が係合するようになっている。したがって、上記ホルダー取付け部材41のホルダー15への位置決めが高精度に行え、当該ホルダー取付け部材の取付け作業が容易に行える。
【0034】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発明にかかる陰極線管取付け装置においては、ホルダーが板金よりなるホルダー取付け部材を介してフロントパネルにネジ止めされているので、当該ホルダーの取付け部分が上記板金により補強され、当該部分の損傷を回避することができる。
【0035】また、本発明にかかる陰極線管取付け装置においは、アースリードの先端部に設けた偏素線を緩衝部材を介してホルダーに取付けているので、この緩衝部材により振動が吸収され、当該偏素線のカーボン膜に対する擦れを防止することができる。したがって、カーボン膜の膜剥がれを防止でき放電の発生を回避することができる。また、緩衝部材の弾性力により偏素線がカーボン膜に対して密着するため、アースを確実にとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を車載用テレビジョン受像機に適用した例を示す斜視図である。
【図2】本発明にかかる陰極線管取付け装置の分解斜視図である。
【図3】ホルダーの底面図である。
【図4】アースリードの斜視図である。
【図5】本発明にかかる陰極線管取付け装置をフロントパネルに取付けた状態を示す断面図である。
【図6】一方のホルダー取付け部材を示す斜視図である。
【図7】陰極線管の上面に配設されるプリント基板をホルダー取付け部材に取付ける状態を示す斜視図である。
【図8】陰極線管の側面に配設されるプリント基板をホルダー取付け部材に取付ける状態を示す斜視図である。
【図9】ケースをホルダー取付け部材に取付ける状態を示す斜視図である。
【図10】インデックス形テレビの動作原理を示すための模式図である。
【図11】インデックス形テレビのフロントパネル部を拡大して示す要部拡大断面図である。
【図12】従来の手段により陰極線管をホルダーによってフロントパネルに取付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・陰極線管
2・・・フロントパネル
3・・・ケース
8・・・カーボン膜
15・・・ホルダー
28・・・アースリード
31・・・偏素線
32・・・緩衝部材
41・・・ホルダー取付け部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】 陰極線管をホルダーで押さえ込んでフロントパネルに取付ける陰極線管取付け装置において、上記ホルダーが板金よりなるホルダー取付け部材を介してフロントパネルにネジ止めされることを特徴とする陰極線管取付け装置。
【請求項2】 陰極線管をホルダーで押さえ込んでフロントパネルに取付ける陰極線管取付け装置において、陰極線管の帯電を防止するアースリードの先端部に偏素線が設けられ、この偏素線が緩衝部材を介してホルダーに取付けられるとともに、陰極線管に形成されたカーボン膜と密着することを特徴とする陰極線管取付け装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図7】
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【図11】
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【図5】
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【図8】
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【図9】
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【図12】
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【図10】
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【公開番号】特開平5−153527
【公開日】平成5年(1993)6月18日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平3−342074
【出願日】平成3年(1991)11月30日
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)