説明

隠しマークを用いる損失防止システム及びその製造方法

【課題】ディジタル媒体コンテンツを展示したり取引したり頒布したりする、ディジタルコンテンツ・キオスクにおいて、ディジタル媒体に関する窃盗による損失を防止する。
【解決手段】ディジタルコンテンツが記録されたディスク102において、平坦な上側表面110に所定のパターンで隠しセキュリティ情報を含む識別マーク106を設け、特定の波長の光を発光させるために隠し光源を発光させ、イメージセンサーを用いて識別マーク106の真正性を認証する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に損失防止システムに関し、より詳しくは損失防止システムにマークを利用するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ブルーレイディスク又は、ディジタル多用途ディスク(DVD)などの急速に成長するデータ記憶市場は、現代生活に不可欠な一面である。ディジタルコンテンツ・キオスクは、ディジタル媒体コンテンツを展示したり、取引したり、頒布したりするのに、益々人気の高い手段となっている。多数のディジタルコンテンツ・キオスクは、ディジタル媒体を流通させるのに大きな顕在的商機を提供している。ブルーレイディスク、ビデオゲーム、及びホログラムディスクのような台頭してくる媒体により、ディジタルコンテンツの価値が高まるにつれて、ディジタル媒体に関する窃盗も増え続けるという問題が存在している。
【0003】
窃盗を防止する装置は、一般的に機能性に富み、かつ比較的低い製造費で大量生産されなければならないという点で、製造統合性に重要な衝撃を与える特有の属性を有する。ディジタルコンテンツ・キオスクにおける進歩した窃盗防止に関する要求に対処させるため、多くの取り組みが行われてきた。多くの産業におけるロードマップは、現行の窃盗防止能力と利用できる支援技術との間に、重大な乖離が存在することを示している。現行の技術に伴う限界と問題としては、増え続ける制約された機能性、製造に適さないような複雑性、信頼性の低さ、更には高い製造費がある。
【0004】
頒布システムが、多くの機能を種々の環境における要求に合わせて組み込むように進化するにつれて、技術的環境に対する圧力は、ますます困難なものになってくる。更に重要なことに、限りなく増大する技術の複雑さに伴って、製造中の誤りを起こす顕在的危険性は、非常に高いものとなっている。
【0005】
消費者の期待が大きくなり、市場において有意な形で製品差別化を実現する機会が減少することと共に、限りなく増え続ける商業上の競争圧力を考慮すると、これらの問題の解決策を見出すことは重要である。更に、製造費を減少させ、製造にかかる時間を短縮し、製造効率並びに性能を改善し、そして、競争についての圧力の要求を満たす必要性は、上記問題の解決策を見出すための重要な必要性に加えて、ますます緊急なものとなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように、より強健(robust)な損失防止システム及びその製造方法を提供する必要性が残されている。これらの問題に対する解決策は長い間求められて来たが、これまでの開発は、いかなる解決策を教示し、或いは示唆するものでもなかった。したがって、長い間これらの問題解決策は、当業者によって見出されてこなかった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、平坦な上側表面を有するディスクを準備すること、及び、当該平坦な上側表面に隠しセキュリティ情報を含む識別マークを適用すること、からなる損失防止システムの製造方法を提供する。
【0008】
本発明は、平担な上側表面を有するディスクと、当該平坦な上側表面に形成された、隠しセキュリティ情報を含む識別マークと、を含んでいる損失防止システムを提供する。
【0009】
本発明による幾つかの実施形態は、上記の態様に付加され、又は上記の態様に置き換えられる別の工程(steps)又は要素を有する。これらの工程又は要素は、添付図を参照して以下の詳細な説明を読むことによって、この分野の当業者には明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明による第1実施形態の損失防止システムの斜視図を示す。
【図2】第1図の損失防止システムを利用したディジタルコンテンツ・キオスクで、その一部が透視できる斜視図を示す。
【図3】第1図の3−3線に沿った損失防止システムの斜視図を示す。
【図4】本発明による第2実施形態の損失防止システムの斜視図を示す。
【図5】製造時の受け入れ段階後における、第4図の損失防止システムの斜視図を示す。
【図6】製造時の準備段階後における、第5図の損失防止システムの斜視図を示す。
【図7】製造時の印刷段階後における、第6図の損失防止システムの上平面図を示す。
【図8】製造時の包装後における、第7図の損失防止システムの斜視図を示す。
【図9】本発明によるさらなる実施形態において、第1図の損失防止システムに使う製造方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
当業者が本発明を実施し、かつ利用ができるようにするために、以下に実施形態が十分に詳述される。他の実施形態も本発明の説明に基づいて明らかとなり、さらにシステム、工程又は機械的な変化が、本発明の技術範囲から逸脱することなく成し得ることが理解されよう。
【0012】
以下の説明では、本発明の完全な理解を提供するために、多くの特定の詳細な形態が詳述される。しかし、これらの特定の詳細な形態を備えなくとも、本発明を実施できることは明らかであろう。本発明が不明瞭になることを避けるために、幾つかの良く知られた回路、システム構成、製造工程については詳述しない。
【0013】
本発明の図面に示された実施形態は、幾分概略的なものであり、縮尺で描いたものではなく、特に幾つかの寸法は、明確な表示のためのものであり、図面では幾分誇張して表示されている。同様に、図面における表示は、一般的に同じ向きで示されているが、図の表示の多くの部分では任意である。一般的に本発明は、どの向きにおいても実施できる。
【0014】
更に、幾つかの共通の特徴を有する複数の実施形態を開示し、説明する場合には、図示と説明及びその理解を明確かつ容易にするために、個々の同様な特徴は、一般的に同じ数字番号で説明される。説明の便宜上、実施例において、第1の実施例や第2の実施例などのように番号を付すが、それらは、番号以外に他の意味を有することを意図しておらず、さらに、本発明を限定することを意図するものでもない。
【0015】
説明的な目的のために、ここで使われる「水平」という用語は、ディスクの方向に拘わらず、ディスク平面又は表面に平行な面と定義する。「垂直」という用語は、上記のように定義した水平に対して直交する方向を記述する。「上」、「下」、「底」、「上面」、側壁のような「側部」、「より高い」、「より低い」、「上部」、「上方」及び「下方」と言う用語は、図に示される水平面に関して定義される。「接して上方に」と言う用語は、何らの材料も介在させないで、2つの要素の間に直接的に接触があることを意味している。
【0016】
この明細書で使われる「適用する」という用語は、印刷する、貼り付ける、形成する又は、これらに類似の行為を含む。
【0017】
ここで図1を参照すると、ここには本発明による第1実施形態の損失防止システム100の斜視図が示されている。損失防止システム100は、ディスク102として示されるディジタル記憶媒体を有するものとして示されており、この媒体は、ディジタル多用途ディスク、ブルーレイディスク、ホログラムディスク、コンパクトディスク、又は他のディジタル記憶媒体とすることができる。
【0018】
ディスク102は、ディジタル情報及びディジタル情報の取り出しを劣化させる可能がある外部影響力からディスク102を遮蔽する保護特性を備えたケース104内に収納したものとして示される。ケース104は、窓を通して、又は、識別マーク106内の情報にアクセスできる電磁帯域又は光帯域に対して透過性のカバーを通して、識別マーク106内に含まれる情報にアクセスすることを可能にするものである。
【0019】
識別マーク106に含まれる顕在的な情報は、肉眼で感知することが可能であり、ディスク102に関連した情報とすることができる。この顕在的な情報は、バーコード108として示されているが、この顕在的な情報は、人間が読むことができるテキスト、又は特別に定められた記号又は形状としてもよい。バーコード108は、ディスク102に含まれるディジタル情報に関する情報を表す符号化方法として定義される。バーコード108は、各ディスクに固有のものとすることができ、ディスク102使用を記録し、その使用を目録として記載するのに利用することができる。
【0020】
識別マーク106の写真複写は、識別マーク106を肉眼で見た外観と実質的に同じ複製であり、バーコード108を含むことができるが、この写真複写には、肉眼で見えない識別マーク106に含まれる別の隠し情報は含まれない。識別マーク106は、ディスク102の平坦な上側表面110に適用してもよい。
【0021】
図2について述べると、この図は、第1図の損失防止システム100を利用したディジタルコンテンツ・キオスク202を、一部透視できる斜視図で示している。例えば、レッドボックス(登録商標)・キオスクのような、ディジタルコンテンツ・キオスク202では、ディスク102を利用し、或いは購入するために、通貨と交換することができる。ディジタルコンテンツ・キオスク202は、イメージセンサー204と隠し光源206を備えるものとして示される。イメージセンサー204は、可視スペクトル光または肉眼で視認できる光を感知する手段として定義される。イメージセンサー204の例としては、カメラ又は人間が見ることのできる認識手段がある。
【0022】
イメージセンサー204と隠し光源206を利用して、ディスク102に含まれる隠しセキュリティ情報を検出し、処理できることが見出された。イメージセンサー204は、イメージセンサー照明スキームを利用し、図1の識別マーク106の真正性を認証することができる。隠しセキュリティ情報の検出能力の低下は、隠しセキュリティ情報のリバースエンジニアリングの機会を減らすことにより、隠しセキュリティ情報の強健性(robustness)を増加させる。そのために、真正性は、権限のある実行者によって最初に組み合わされた識別マークとディスクとによって定義される。
【0023】
図3について述べると、この図は、第1図の3−3線に沿った損失防止システム100の斜視図である。この損失防止システム100は、肉眼では見えない隠しセキュリティ情報302を備えるものとして示される。隠しセキュリティ情報302は、識別マーク106の内部又は表面に単層で保存されている肉眼では感知できない情報として定義され、詐欺、盗難又は他の不正行為を検出するのに用いられる。識別マーク106は、複数層構成としてもよい。隠しセキュリティ情報302は、識別マーク106の表面又は内部に設けられる。
【0024】
隠しセキュリティ情報302は、所定帯域幅の光が照射された時に蛍光を発するものとしてもよい。この目的では、蛍光発光は、光子エネルギーを吸収する物質による光エネルギーの放出(emission)として定義される。この放出は、同じ波長又は異なる波長としてもよい。図2の光源206は、特定の帯域の波長の光を放出することができ、この特定の帯域の波長の光は、隠しセキュリティ情報302に既知の蛍光を発光させ、図2のイメージセンサー204により検出される。この目的では、この特定の帯域の光波長は、所定帯域幅の光波長として定義され、この光波長は、隠し情報302に相互作用した時に予測可能な結果を生じさせ、図2のイメージセンサー204によって検出される。
【0025】
隠しセキュリティ情報302は、検出する角度、この隠しセキュリティ情報302に向けた入射光の角度に無関係に、かつ、光強度に無関係に機能することができる。この目的では、視認不可能な光波長または視認不可能な光スペクトルは、可視スペクトル波長領域範囲外の光の波長として定義される。
【0026】
検出する角度や、隠しセキュリティ情報302に向けた入射光の角度に無関係に、かつ光強度に無関係に機能する隠しセキュリティ情報302を利用することにより、損失防止システム100の製造費と複雑性が低減されることが見出された。ここで、利用するとは、使用すること、採用すること、活用することとして定義される。更にまた、検出する角度や、隠しセキュリティ情報302に向けた入射光の角度とは無関係に、更に光強度に無関係に機能する隠しセキュリティ情報302を利用することによって、識別マーク106上の隠しセキュリティ情報302の配置の多様性を高めることができ、これにより、より高密度な情報記憶や、設計の多様性を向上させることが可能であることが分かる。
【0027】
隠しセキュリティ情報302は、図2のイメージセンサー204により検出可能であり、識別マーク106が真正であり、複写物ではないものと認識する。図2のディジタルコンテンツ・キオスク202は、また過去のものと互換可能であり、隠しセキュリティ情報302を含まない識別マーク上の顕在的なマークを処理することが可能である。隠しセキュリティ情報302は、どのような設計、記号、形状、又は構成としてもよく、また、識別マーク106の外側周縁領域306に沿う外側リング304又は内側周縁領域310に沿う内側リング308として示されている。
【0028】
隠しセキュリティ情報302は、ディスク102に関しての盗難、詐欺その他不正行為を直ちに検出するのに利用できることが見出された。直ちに検出ができることは、盗難品を回復する正確性と同様に、盗難品の補償を獲得することの正確性を高める。
【0029】
外側リング304、内側リング308、又は、外側周縁領域306及び内側周縁領域310に限らないリング構成(図示されない)に隠しセキュリティ情報302が含まれる構成とすることによって、処理コストを低減し、表面領域と記憶可能な密度を増加させ、どの方向でも読取りを可能にすることが更に見出された。更に、外側リング304、内側リング308、又は、外側周縁領域306及び内側周縁領域310に限られないリング構成(図示されない)とすることによって、他の情報が記憶されていない場合に、識別マーク106の端部(edges)に沿ってセキュリティ情報を配列することにより、スペースを効率的に利用できることも見出された。
【0030】
ここで図4を参照すると、ここには、本発明による第2実施形態の損失防止システム400が斜視図で示される。この損失防止システム400は、上表面406に印刷された識別マーク404を有するディスク402として示されている。
【0031】
識別マーク404は、ディスク402に固有の情報を記憶するバーコード408を備えるものとして示される。識別マーク404は、さらに、識別マーク404の外側周縁領域414に沿う外側リング412と、識別マーク404の内側周縁領域418に沿う内側リング416の形態で、隠しセキュリティ情報410を含むものとして示される。
【0032】
識別マーク404は、ディスク402に印刷され、永久的なもの、又は取消しできないものである。取消しできないマークとは、取り除くことが出来ないマークのことである。さらに、識別マーク404の隠しセキュリティ情報410は、肉眼で見ることができない。識別マーク404を写真複写すると、バーコード408は再生されるが、隠しセキュリティ情報410は再生されない。
【0033】
ディスク402の上表面406上に直接インク印刷された識別マークを印刷することにより、ディスク402の製造費を低減し、かつ、隠しセキュリティ情報410が、多様な分野で多くの価格的な面から使用され得ることが見出された。更に、識別マーク404は、肉眼で見える安全ではない識別マークに類似した形態で印刷しても、流通中のいずれのディスクの保護レベルを完全に評価する能力がない結果となることが見出された。更にまた、印刷された識別マーク404は、取り消すことが出来ず、さらに、その識別マーク404を除去して、再び適用するという能力を除去することが分かった。
【0034】
隠しセキュリティ情報410は、ディスク402に関した盗難、詐欺その他不正行為を直ちに検出するのに利用できることが見出された。直ちに検出できることは、盗難品を回復する正確性と同様に、盗難品の補償を獲得することの正確性を高める。
【0035】
外側リング412、内側リング416、又は、外側周縁領域414と内側周縁領域416に限らないリング構成(図示されない)に隠しセキュリティ情報410が含まれる構成とすることによって、処理コストを低減させ、表面領域と記憶可能な密度を増加させ、どの方向でも読取りを可能にすることが更に見出された。更に、外側リング412、内側リング416、又は、外側周縁領域414と内側周縁領域416に限らないリング構成(図示されない)とすることによって、他の情報が記憶されていない場合に、識別マークの端部に沿ってセキュリティ情報を配列することにより、スペースを効率的に利用できることも分かった。
【0036】
ここで図5を参照すると、ここには、製造の受け入れ段階後における、第4図の損失防止システムの斜視図が示されている。ディスク402は、大型パッケージ504として受け入れられ、多数の供給源から受け入れることができ、次の処理のために搬送される。
【0037】
ここで図6を参照すると、ここには、製造の準備段階後の、第5図の損失防止システム400の斜視図が示されている。ディスク402は、開梱され、計数され、整理され、後処理段階に回される。また順番が、ディスク402に関連付けられる。
【0038】
ここで図7を参照すると、ここには、製造の印刷段階後の、第6図の損失防止システム400が平面図で示される。識別マーク404が、ディスク402に印刷された状態で示されている。
【0039】
この識別マーク404は、バーコード408を隠しセキュリティ情報410とは別に印刷する、という2工程処理によってディスク402片面に印刷することができる。この2工程処理では、第1印刷部分にマークの物理的特性を持たせることができる。さらに、この2工程処理では、第1印刷部分と第2印刷部分との間の重なりについて物理的特性を持たせることができる。
【0040】
識別マーク404は、バーコード408を隠しセキュリティ情報410と同じ工程で印刷するようにする1工程処理によってディスク402の片面に印刷することができる。この1工程処理では、印刷部分に加工マークのない物理的特性を持たせることができる。また識別マーク404は又、ディスク402の両面に印刷することもできる。
【0041】
ここで図8を参照すると、ここには、製造の包装後における、第7図の損失防止システム400が斜視図で示される。ディスク402は、ディスク402に含まれるディジタル媒体を保護できるようにケース802内に収められた状態で示されている。ケース802は、カートンに詰めて出荷される。
【0042】
ここで図9を参照すると、ここには、本発明によるさらなる実施形態における第1図の損失防止システム100の製造方法900のフローチャートが示される。この製造方法900は、ブロック902において平坦な上側表面を有するディスクを準備し、ブロック904において、当該平坦な上側表面に、隠しセキュリティ情報を含む識別マークを適用すること、を含んでいる。
【0043】
このようにして、本発明の隠しセキュリティ情報は、ディジタルコンテンツの頒布及び製造方法に、重要で、これまでに知られておらず、利用できなかった解決方法と、可能性と、機能的な態様とを提供できることが分かった。結果として生じる工程及び構成は、簡単ですっきりしたものであり、費用効率が良く、複雑でなく、高度に融通性があり、正確かつ高感度であり、有効であり、既存の部品を採用することにより、容易に、効率良く、かつ経済的な製造と応用及び利用を実現することができる。
【0044】
本発明は、特殊な最良の形態により説明されているが、他に多くの変更、修正及び変形は、当業者には上述の説明に照らせば容易に成し得るものと理解すべきである。従って、このような多くの変更、修正及び変形の全てが、特許請求の範囲に含まれることを意図している。この明細書において、これまで説明され、添付図面に示された全ての説明は、例示的なものであり、限定的な意図がないものとして解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0045】
100 損失防止システム
102 ディスク
104 保護ケース
106 識別マーク
108 バーコード
110 ディスクの平坦な上側表面
202 ディジタルコンテンツ・キオスク
204 イメージセンサー
206 光源
302 隠しセキュリティ情報
306 外側周縁領域
304 外側リング
310 内側周縁領域に沿う
308 内側リング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平坦な上側表面を有するディスクを準備するステップと、
前記平坦な上側表面に隠しセキュリティ情報を含む識別マークを適用するステップと、
を含む損失防止システムの製造方法。
【請求項2】
前記隠しセキュリティ情報を含む識別マークを適用するステップは、前記隠しセキュリティ情報を含む識別マークであって、特定の波長帯域の光に対して蛍光を発する識別マークを適用するステップを含む、
請求項1に記載された損失防止システムの製造方法。
【請求項3】
前記隠しセキュリティ情報を含む識別マークを適用するステップは、前記識別マークに所定のパターンで前記隠しセキュリティ情報を印刷するステップを含む、
請求項1に記載された損失防止システムの製造方法。
【請求項4】
前記隠しセキュリティ情報を含む識別マークを適用するステップは、前記平坦な上側表面に直接インク印刷するステップを含む、
請求項1に記載された損失防止システムの製造方法。
【請求項5】
前記隠しセキュリティ情報を含む識別マークを適用するステップは、特定の波長帯域の光に反応する前記隠しセキュリティ情報を含む識別マークを適用するステップを含む、
請求項1に記載された損失防止システムの製造方法。
【請求項6】
隠しセキュリティ情報を含んでいる識別マークを有するディスクを利用するステップと、
特定の波長の光を発光させるために、隠し光源を発光させるステップと、
識別マークの真正性を認証するためのイメージセンサーを用いるステップと、
を含む損失防止システムの認証方法。
【請求項7】
前記隠しセキュリティ情報を含むディスクを利用するステップは、特定の波長幅の光に対して蛍光を発光させる隠しセキュリティ情報を有するディスクを利用するステップを含み、
前記イメージセンサーを用いるステップは、前記隠しセキュリティ情報の蛍光を検出するステップを含む、
請求項6に記載の損失防止システムの認証方法。
【請求項8】
前記イメージセンサーを用いるステップは、隠しセキュリティ情報を検出し、ディスクが真正であることを認証するステップを含む、
請求項6に記載の損失防止システムの認証方法。
【請求項9】
前記イメージセンサーを用いるステップは、ディスク上の顕在的な情報を検出するステップを含む、
請求項6に記載の損失防止システムの認証方法。
【請求項10】
前記イメージセンサーを用いるステップは、ディスクが真正であることを認証するために、顕在的な情報と前記隠しセキュリティ情報とを比較するステップを含む、
請求項6に記載の損失防止システムの認証方法。
【請求項11】
平坦な上側表面を有するディスクと、及び
前記平坦な上側表面に形成されている識別マークであって、隠しセキュリティ情報を含む識別マークと、
を備えることを特徴とする損失防止システム。
【請求項12】
前記隠しセキュリティ情報は、特定の波長帯域の光に反応して蛍光を発することを特徴とする請求項11に記載された損失防止システム。
【請求項13】
前記隠しセキュリティ情報は、前記識別マーク上の所定パターンであることを特徴とする請求項11に記載された損失防止システム。
【請求項14】
前記識別マークは、前記平坦な上側表面に直接印刷されたインクであることを特徴とする請求項11に記載された損失防止システム。
【請求項15】
前記隠しセキュリティ情報は、特定の波長帯域の光に反応することを特徴とする請求項11に記載された損失防止システム。
【請求項16】
隠しセキュリティ情報を含むディスクと、
特定の波長の光子を発光させる隠し光源と、
前記識別マークの真正性を認証するためのイメージセンサーと、
を備える損失防止の認証システム。
【請求項17】
前記隠しセキュリティ情報が、特定の波長幅の光に対して蛍光を発光し、
前記イメージセンサーが、前記隠しセキュリティ情報の蛍光を検出することを特徴とする請求項16に記載の損失防止の認証システム。
【請求項18】
前記イメージセンサーは、前記隠しセキュリティ情報を検出し、ディスクが真正であることを認証することを特徴とする請求項16に記載の損失防止の認証システム。
【請求項19】
前記イメージセンサーは、ディスク上の顕在的な情報を検出することを特徴とする請求項16に記載の損失防止の認証システム。
【請求項20】
前記イメージセンサーは、顕在的な情報と前記隠しセキュリティ情報とを比較し、ディスクが真正であることを認証することを特徴とする請求項16に記載の損失防止の認証システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2012−123891(P2012−123891A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−203751(P2011−203751)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【出願人】(508056165)ソニー ディーエーディーシー ユーエス インク (5)
【Fターム(参考)】