説明

集光フィルム、液晶パネルおよびバックライト並びに集光フィルムの製造方法

【課題】 従来の液晶ディスプレイは、部品点数が多くて製造コストの低減が困難である。更に、大面積の基板は、搬送に問題があった。
【解決手段】 本発明は、有機樹脂からなる長尺状の薄膜状フィルムに、各光学機能フィルム・TFT素子、発光素子を形成し、該フィルを転写により積層することで液晶パネルを製造するものである。
液晶パネルの基板となるベースフィルムは、厚さが10μmから200μmで、曲率半径が40mm以下の可撓性を有し、熱膨張率が50ppm/℃以下であることが好ましい。更に、少なくとも200℃の熱履歴に対し、機械的及び、光学的な特性の変化が±5%以下であることがより好ましい。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
曲率半径が40mm以下の可撓性を有し、熱膨張係数が50ppm/℃以下の長尺状の光拡散機能を有するフィルム上に、有機樹脂からなる集光体がアレイ状に形成され、前記集光体の前記フィルムと接する面と対向する面は平坦で、且つ、前記フィルムと接する面の面積よりも狭いことを特徴とする集光フィルム。
【請求項2】
前記光拡散機能を有するフィルムは、ヤング率が、1.5GPa以上である請求項1の集光フィルム。
【請求項3】
前記光拡散機能を有するフィルムは、第1のロールから第2のロールに搬送され、前記搬送時に表面に薄膜が形成可能な請求項1または2に記載の集光フィルム。
【請求項4】
前記光拡散機能を有するフィルムは、200℃の熱履歴に対し、機械的及び、光学的な特性の変化が±5%以下である請求項3の集光フィルム。
【請求項5】
前記光拡散機能を有するフィルムは、250℃の熱履歴に対し、機械的及び、光学的変化が±5%以下である請求項3の集光フィルム。
【請求項6】
前記光拡散機能を有するフィルムは、透明な粒子で、前記フィルムと屈折率が異なる光拡散粒子を含有する請求項1の集光フィルム。
【請求項7】
前記透明な粒子が酸化亜鉛、ITOまたは、シリカであり、前記粒径が0.5μm以上で、前記フィルムの膜厚の1/2以下である請求項6の集光フィルム。
【請求項8】
前記光拡散機能を有するフィルムと前記集光体の樹脂が同一である請求項1の集光フィルム。
【請求項9】
前記樹脂が、アクリル樹脂または、環状オレフィン樹脂からなることを特徴とする請求項8の集光フィルム。
【請求項10】
請求項1に記載の集光フィルムと前記集光体の光拡散膜と対向する面で熱膨張係数が50ppm/℃以下である長尺状の導光機能を有するフィルムとが積層した集光フィルム積層体。
【請求項11】
前記導光機能を有するフィルムは、ヤング率が、1.5GPa以上である請求項10の集光フィルム積層体。
【請求項12】
前記導光機能を有するフィルムは、第1のロールから第2のロールに搬送され、前記搬送時に請求項1に記載の集光フィルムを前記集光体の光拡散膜と対向する面で積層した請求項10に記載の集光フィルム積層体。
【請求項13】
前記導光機能を有するフィルムは、200℃の熱履歴に対し、機械的及び、光学的な特性の変化が±5%以下である請求項10に記載の集光フィルム積層体。
【請求項14】
前記導光機能を有するフィルムは、250℃の熱履歴に対し、機械的及び、光学的変化が±5%以下である請求項10に記載の集光フィルム積層体。
【請求項15】
前記導光機能を有するフィルムは、無機フィラーが配合されている請求項10に記載の集光フィルム積層体。
【請求項16】
前記無機フィラーの粒径が1nm〜380nmである請求項15に記載の集光フィルム積層体。
【請求項17】
前記無機フィラーが酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナまたは、酸化ケイ素からなる請求項16に記載の集光フィルム積層体。
【請求項18】
前記導光機能を有するフィルムは、光透過率が、80%以上である請求項10の集光フィルム積層体。
【請求項19】
前記導光機能を有するフィルムは、アクリル樹脂または、環状オレフィン樹脂からなることを特徴とする請求項10の集光フィルム積層体。
【請求項20】
前記光拡散機能を有するフィルム、前記集光体および、前記導光機能を有するフィルムの樹脂が同一である請求項10の集光フィルム積層体。
【請求項21】
前記樹脂が、アクリル樹脂または、環状オレフィン樹脂からなることを特徴とする請求項10の集光フィルム積層体。
【請求項22】
請求項10の集光フィルム積層体の、前記光拡散機能を有するフィルム上に、光学機能を有する薄膜と、液晶素子の透明な対向電極と前記対向電極上に配向膜とを有する集光フィルム積層体。
【請求項23】
請求項10の集光フィルム積層体と、液晶の画素電極等からなる液晶機能薄膜と光機能薄膜と配向膜とを有する機能フィルムの各々の配向膜を対向して配置し、前記配向膜の間隙に液晶を狭持した液晶パネル。
【請求項24】
請求項10に記載の集光フィルム積層体を所望の形状に分割し、前記導光体の前記集光体が載置された面と略直交する少なくとも1つの面に隣接して光源が配されたバックライト。
【請求項25】
前記集光体の形状の凹凸を有する支持体の前記凹凸部に有機樹脂を充填する工程と、該充填された樹脂を、光拡散機能を有する長尺状の薄膜に転写する工程を有する集光フィルムの製造方法。
【請求項26】
前記光拡散機能を有する長尺状のフィルムに有機樹脂からなる薄膜を形成する工程と、前記薄膜に集光体の形状を転写する工程とを有する集光フィルムの製造方法。
【請求項27】
前記転写する工程は、前記集光体の形状能の凹凸を有する型を押圧する請求項26に記載の集光フィルムの製造方法。
【請求項28】
前記集光体を転写する工程は、押圧状態で有機樹脂を硬化する工程を含む請求項26又は27の集光フィルムの製造方法。
【請求項29】
前記有機樹脂の硬化手段が紫外線照射である請求項28に記載の集光フィルムの製造方法。
【請求項30】
請求項28又は29の集光フィルムの製造方法により得られる集光フィルムの集光体上に、導光機能を有する薄膜を積層する工程を有する集光フィルム積層体の製造方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
曲率半径が40mm以下の可撓性を有し、熱膨張係数が50ppm/℃以下の長尺状の光拡散機能を有するフィルム上に、有機樹脂からなる集光体がアレイ状に形成され、前記集光体の前記フィルムと接する面と対向する面は平坦で、且つ、前記フィルムと接する面の面積よりも狭い集光フィルムと前記集光体の光拡散膜と対向する側に長尺状の導光機能を有するフィルムとが積層された集光フィルム積層体
【請求項2】
前記長尺状の導光機能を有するフィルムの熱膨張係数が50ppm/℃以下であることを特徴とする請求項1に記載の集光フィルム積層体
【請求項3】
前記光拡散機能を有するフィルムは、ヤング率が、1.5GPa以上である請求項1の集光フィルム積層体
【請求項4】
前記光拡散機能を有するフィルムは、第1のロールから第2のロールに搬送され、前記搬送時に表面に薄膜が形成可能な請求項1に記載の集光フィルム積層体
【請求項5】
前記光拡散機能を有するフィルムは、200℃の熱履歴に対し、機械的及び、光学的な特性の変化が±5%以下である請求項4の集光フィルム積層体
【請求項6】
前記光拡散機能を有するフィルムは、250℃の熱履歴に対し、機械的及び、光学的変化が±5%以下である請求項4の集光フィルム積層体
【請求項7】
前記光拡散機能を有するフィルムは、透明な粒子で、前記フィルムと屈折率が異なる光拡散粒子を含有する請求項1の集光フィルム積層体
【請求項8】
前記透明な粒子が酸化亜鉛、ITOまたは、シリカであり、前記粒径が0.5μm以上で、前記フィルムの膜厚の1/2以下である請求項7の集光フィルム積層体
【請求項9】
前記光拡散機能を有するフィルムと前記集光体の樹脂が同一である請求項1の集光フィルム積層体
【請求項10】
前記樹脂が、アクリル樹脂または、環状オレフィン樹脂からなることを特徴とする請求項9の集光フィルム積層体
【請求項11】
前記導光機能を有するフィルムは、ヤング率が、1.5GPa以上である請求項の集光フィルム積層体。
【請求項12】
前記導光機能を有するフィルムは、第1のロールから第2のロールに搬送され、前記搬送時に、前記集光フィルムを前記集光体の光拡散膜と対向する面で積層した請求項に記載の集光フィルム積層体。
【請求項13】
前記導光機能を有するフィルムは、200℃の熱履歴に対し、機械的及び、光学的な特性の変化が±5%以下である請求項に記載の集光フィルム積層体。
【請求項14】
前記導光機能を有するフィルムは、250℃の熱履歴に対し、機械的及び、光学的変化が±5%以下である請求項に記載の集光フィルム積層体。
【請求項15】
前記導光機能を有するフィルムは、無機フィラーが配合されている請求項に記載の集光フィルム積層体。
【請求項16】
前記無機フィラーの粒径が1nm〜380nmである請求項15に記載の集光フィルム積層体。
【請求項17】
前記無機フィラーが酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナまたは、酸化ケイ素からなる請求項16に記載の集光フィルム積層体。
【請求項18】
前記導光機能を有するフィルムは、光透過率が、80%以上である請求項の集光フィルム積層体。
【請求項19】
前記導光機能を有するフィルムは、アクリル樹脂または、環状オレフィン樹脂からなることを特徴とする請求項の集光フィルム積層体。
【請求項20】
前記光拡散機能を有するフィルム、前記集光体および、前記導光機能を有するフィルムの樹脂が同一である請求項の集光フィルム積層体。
【請求項21】
前記樹脂が、アクリル樹脂または、環状オレフィン樹脂からなることを特徴とする請求項の集光フィルム積層体。
【請求項22】
前記集光フィルム積層体の、前記光拡散機能を有するフィルム上に、光学機能を有する薄膜と、液晶素子の透明な対向電極と前記対向電極上に配向膜とを有する請求項1の集光フィルム積層体。
【請求項23】
請求項に記載の集光フィルム積層体と、液晶の画素電極等からなる液晶機能薄膜と光機能薄膜と配向膜とを有する機能フィルムの各々の配向膜を対向して配置し、前記配向膜の間隙に液晶を狭持した液晶パネル。
【請求項24】
請求項1に記載の集光フィルム積層体を所望の形状に分割したことを特徴とする集光フィルム積層体。
【請求項25】
請求項24に記載の集光フィルム積層体の、前記集光体が形成された前記フィルム面と略直交する少なくとも1つの面に隣接して光源が配されたことを特徴とするバックライト。
【請求項26】
集光体の凹凸形状を有する支持体の前記凹凸部に有機樹脂を充填する工程と、
該充填された樹脂を、光拡散機能を有する長尺状のフィルムに転写し前記光拡散機能を有する長尺状のフィルムに集光体となる凹凸形状を形成する工程と、
前記集光体となる凹凸形状の前記光拡散機能を有する長尺状のフィルムと対向する側に導光機能を有するフィルムを積層する工程を有する集光フィルム積層体の製造方法。
【請求項27】
前記充填された樹脂を、光拡散機能を有する長尺状のフィルムに転写し前記光拡散機能を有する長尺状のフィルムに集光体となる凹凸形状を形成する工程は、
押圧状態で前記充填された樹脂を硬化する工程を含む請求項26の集光フィルム積層体の製造方法。
【請求項28】
光拡散機能を有する長尺状のフィルムに有機樹脂からなるフィルムを形成する工程と、
前記フィルムに集光体の凹凸形状を転写する工程と、
前記集光体の凹凸形状の前記光拡散機能を有する長尺状のフィルムと対向する側に導光機能を有するフィルムを積層する工程を有する集光フィルム積層体の製造方法。
【請求項29】
前記転写する工程は、前記集光体の形状能の凹凸を有する型を押圧する請求項28に記載の集光フィルム積層体の製造方法
【請求項30】
前記集光体を転写する工程は、押圧状態で有機樹脂を硬化する工程を含む請求項28の集光フィルム積層体の製造方法
【請求項31】
前記有機樹脂を硬化する工程が紫外線照射である請求項30に記載の集光フィルム積層体の製造方法
【請求項32】
曲率半径が40mm以下の可撓性を有し、熱膨張係数が50ppm/℃以下の光拡散機能を有するフィルム上に、有機樹脂からなる集光体がアレイ状に形成され、前記集光体の前記フィルムと接する面と対向する面は平坦で、且つ、前記フィルムと接する面の面積よりも狭い集光フィルムと前記集光体の光拡散膜と対向する側に長尺状の導光機能を有するフィルムとが積層された集光フィルム積層体

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【公開番号】特開2006−30621(P2006−30621A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−209783(P2004−209783)
【出願日】平成16年7月16日(2004.7.16)
【出願人】(000001085)株式会社クラレ (1,607)
【出願人】(000001270)コニカミノルタホールディングス株式会社 (4,463)
【出願人】(000004178)JSR株式会社 (3,320)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【出願人】(000002141)住友ベークライト株式会社 (2,927)
【出願人】(000002886)大日本インキ化学工業株式会社 (2,597)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【出願人】(000003159)東レ株式会社 (7,677)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【出願人】(000004455)日立化成工業株式会社 (4,649)
【Fターム(参考)】