説明

集積供給システム

【課題】物品の形状や包装態様に関係なく、包装機に物品を供給できる集積供給システムを提供する。
【解決手段】集積供給システム12は、複数の物品XA1を外包機11に向けて搬送するベルトコンベア14と、ベルトコンベア14と協働するアームコンベア15と、物品XA1を外包機11に向けてガイドするガイドユニット16と、等を備えている。ガイドユニット16は、ベルトコンベア14のベルト33上に通路を形成する一対の外側ガイド部材46,47と、外側ガイド部材46,47に形成される通路を仕切って複数の小通路に分割する中間ガイド部材48〜52と、等を備えている。外側ガイド部材46,47は、外包機11に向かうに連れて互いの間隔が狭小となるようにベルトコンベア14の筐体45に取り付けられる。アームコンベア15は、ベルトコンベア14と共に、ベルト33に置かれた物品XA1を搬送するアーム57等を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の物品をセットにした状態で包装する包装機に対し、複数の物品をセットにした状態で供給する集積供給システムに関する。
【背景技術】
【0002】
食品や日用品等の物品を包装する包装ラインでは、個別に包装された複数の物品が集積され、セットにした状態で包装機に供給されて、包装用箱やフィルム等によって包装される。物品の集積および包装機への供給は、集積供給システムによって行われる。
【0003】
集積供給システムは、個別に包装された複数の物品をバケットに収容し、所定の場所に搬送するバケットコンベアと、バケットに収容された物品を包装機に押し進めるプッシャと、このプッシャに押し進められる物品をガイドするガイドユニットと、を備えている(特許文献1参照)。ガイドユニットには、バケットから包装機に向けて幅員が狭小となる通路が形成されている。このような集積供給システムによれば、複数の物品は、通路を押し進められることで、通路の幅方向に圧縮される。これにより、複数の物品がコンパクトに整列されるから、包装機における包装をスムーズに行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4039740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の集積供給システムにおいて、物品は、バケットやガイドユニットから突出している上部が押されるから、特に、物品の上下方向の長さが、物品のプッシャに押し進められる方向の長さと比較して長い場合、バランスを崩して倒れて包装機に正しく供給されない可能性がある。また、物品の包装態様が、物品をその上部から包み込むようにフィルムを半分に折り、フィルムの下方と両側の側方との三方をシーラント剤によりシールしている場合には、フィルムからはみ出したシーラント剤が、ガイドユニットに対する物品の滑り性を悪くするから、物品が包装機に安定して供給されない可能性がある。
【0006】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、物品の形状や包装態様に関係なく、包装機に物品を供給できる集積供給システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は、複数の物品が載置され、前記複数の物品をまとめて包装機に搬送する下側走行体と、前記下側走行体の上方であって、前記複数の物品の最も外側の場所に搬送方向に沿って一対配置され、前記包装機に向かうに連れて互いの間隔が狭小となることで、前記複数の物品を互いの間隔を詰めながら前記包装機に向けてガイドする外側ガイド部材と、一対の前記外側ガイド部材によって構成される通路内において、該下側走行体の搬送方向に沿って配置されることで、前記外側ガイド部材の前記通路を仕切って小通路に分割し、前記下側走行体に置かれた前記物品の上部が突出する高さに設定される中間ガイド部材と、少なくとも前記中間ガイド部材の上方において前記下側走行体と連動して前記包装機に向けて移動し、前記中間ガイド部材から上方に突出する前記物品と接触して、前記下側走行体と共に前記物品を押し進める上側走行体と、を備えることを特徴とする、集積供給システムである。
【0008】
本発明によれば、複数の物品は、包装機に向けて幅員が狭小となる通路を搬送されることで、通路の幅方向に圧縮される。これにより、複数の物品がコンパクトに整列されるから、包装機における包装をスムーズに行える。また、物品の上部が包装機に向けて上側走行体によって押される際に、物品が載置された下側走行体が上側走行体と連動して包装機に向けて走行するから、仮に、物品の上下方向の長さが、物品の上側走行体に押される方向の長さと比較して長い場合であっても、物品がバランスを崩して倒れ、包装機に正しく供給されない可能性は低い。
【0009】
さらに、物品の包装態様が、物品をその上部から包み込むようにフィルムを半分に折り、フィルムの下方と両側の側方との三方をシーラント剤によりシールしている場合であって、フィルムからはみ出したシーラント剤が、下側走行体に対する物品の滑り性を悪くしているときであっても、そもそも、物品を下側走行体に対して移動させる必要がないから、このことを理由に物品が包装機に供給されないことはない。このように、本発明によれば、物品の形状や包装態様に関係なく、包装機に物品を供給できる。
【0010】
(2)本発明はまた、前記中間ガイド部材の下側を保持して前記中間ガイド部材を立設させる取付け部材を更に備え、前記下側走行体は、前記取付け部材の部位を除いた領域に、前記物品の搬送面を供給することを特徴とする、上記(1)に記載の集積供給システムである。
【0011】
(3)本発明はまた、前記下側走行体は環状ベルトによって構成され、前記中間ガイド部材の前記取付け部材は搬送方向に対して幅方向に配置され、前記下側走行体の前記環状ベルトは、前記取付け部材の下方を迂回するように配置されることを特徴とする、上記(2)に記載の集積供給システムである。
【0012】
(4)本発明はまた、前記中間ガイド部材における下方位置において前記小通路の幅方向に突出し、前記下側走行体に置かれた前記物品における下方に当接する支持部を備えることを特徴とする、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の集積供給システムである。
【0013】
(5)本発明はまた、前記支持部は、前記中間ガイド部材の長手方向に沿って略全域に形成されることを特徴とする、上記(4)に記載の集積供給システムである。
【0014】
(6)本発明はまた、前記下側走行体を走行させる回転動力を、前記上側走行体を走行させる往復動力に変換してから前記上側走行体に供給する動力伝達機構を備えることを特徴とする、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の集積供給システムである。
【0015】
(7)本発明はまた、前記下側走行体の上流に複数の溝が互いに平行となるように形成されて前記溝に前記物品の上部が突出するように該物品を収容するバケットを、前記下側走行体の上流端に向けて搬送する搬送手段を備え、前記バケットの前記溝は、底面に更に溝が形成されていることを特徴とする、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の集積供給システム。
【発明の効果】
【0016】
本発明の上記(1)〜(7)に記載の集積供給システムによれば、物品の形状や包装態様に関係なく、包装機に物品を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る集積供給システムを備える包装ラインの概略を示す正面図である。
【図2】図1に示す集積供給システムにおけるバケットコンベアの外観斜視図である。
【図3】(A)は図2に示すバケットコンベアを構成するバケットの外観斜視図であり、(B)は(A)に示すバケットの要部を示す部分側面図であり、(C)は(B)に示すバケットの比較形態の要部を示す部分側面図である。
【図4】(A)〜(C)は、バケットに物品を供給する流れを説明する概略図である。
【図5】図1に示す集積供給システムにおけるベルトコンベアおよびガイドユニットの分解斜視図である。
【図6】図5に示すベルトコンベアおよびガイドユニットの要部を示し、(A)は上面図であり、(B)は(A)における矢印VIBの方向に視た断面図である。
【図7】図6(A)に示すベルトコンベアおよびガイドユニットの要部を、矢印VIIの方向に視た断面図である。
【図8】図1に示す集積供給システムにおけるアームコンベアおよび動力伝達機構の動きを説明する概略図に係り、(A)は初期状態を示し、(B)は(A)に示す状態からプッシャを下降させた状態を示す。
【図9】図1に示す集積供給システムにおけるアームコンベアおよび動力伝達機構の動きを説明する概略図に係り、(A)は図8(B)に示す状態からプッシャを包装機側に移動させた状態を示し、(B)は(A)に示す状態からプッシャを上昇された状態を示す。
【図10】図3に示すバケットから、図6(A)に示すベルトコンベアまでの物品の動きを説明する概略図に係り、(A)はバケットからベルトコンベアに移動する状態を示し、(B)はベルトコンベアにおける中程を移動する状態を示し、(C)はベルトコンベアにおける下流側を移動する状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明に係る集積供給システムを備える包装ラインについて詳細に説明する。
【0019】
まず、図1〜図9を用いて、包装ライン10の構成について説明する。図1は、包装ライン10の概略を示す正面図である。図2は、バケットコンベア13の外観斜視図である。図3において、(A)はバケットコンベア13を構成するバケット22の外観斜視図であり、(B)は(A)に示すバケット22の要部を示す部分側面図であり、(C)は(B)も示すバケット22の比較形態の要部を示す部分側面図である。図4において、(A)〜(C)は、バケット22に物品XA1を供給する流れを説明する概略図である。図5は、ベルトコンベア14およびガイドユニット16の分解斜視図である。図6は、ベルトコンベア14およびガイドユニット16の要部を示し、(A)は上面図であり、(B)は(A)における矢印VIBの方向に視た断面図である。図7は、ベルトコンベア14およびガイドユニット16の要部を、図6(A)における矢印VIIの方向に視た断面図である。図8は、アームコンベア15および動力伝達機構18の動きを説明する概略図に係り、(A)は初期状態を示し、(B)は(A)に示す状態からプッシャ60,62,63を下降させた状態を示す。図9は、アームコンベア15および動力伝達機構18の動きを説明する概略図に係り、(A)は図8(B)に示す状態からプッシャ60,62,63を外包機11側に移動させた状態を示し、(B)は(A)に示す状態からプッシャ60,62,63を上昇させた状態を示す。
【0020】
なお、図面の簡略化のため、各図において、説明に不要な構成要素の図示は適宜省略する。また、以下の説明における右方向および左方向とは、特に説明がない限り、図面における方向をいう。
【0021】
図1に示す包装ライン10は、個別包装機19においてフィルム等の包装材料(符号省略)によって個別に包装された複数の物品XA1を集積して、セットにした状態で外包機11に供給し、セットにした状態で段ボール箱やフィルム等(図示省略)によって順次包装するラインである。
【0022】
この包装ライン10は、物品XA1を個別に包装する個別包装機19(図2参照)と、この個別包装機19で個別に包装された複数の物品XA1をセットにした状態で包装する外包機11と、個別包装機19から順次供給される物品XA1を、所定の個数(例えば6個)毎に集積してから外包機11に供給する集積供給システム12と、を備えている。なお、各構成要素の動作は、図示を省略する制御装置によって統括的に制御される。
【0023】
集積供給システム12は、個別包装機19から順次一つずつ供給される物品XA1を、所定の個数(例えば6個)毎に集積するバケットコンベア13と、このバケットコンベア13で集積された複数の物品XA1を、セットにした状態で外包機11に向けて搬送するベルトコンベア14と、このベルトコンベア14と協働するアームコンベア15と、ベルトコンベア14およびアームコンベア15によって搬送される物品XA1を、外包機11に向けてガイドするガイドユニット16と、ベルトコンベア14およびアームコンベア15の動力源となるモータ17と、このモータ17の回転動力を、ベルトコンベア14およびアームコンベア15に供給する動力伝達機構18と、を備えている。以下、集積供給システム12の各構成要素を説明する。
【0024】
(バケットコンベア)
図2に示すように、バケットコンベア13は、水平面内で循環するように走行する環状のチェーン20と、このチェーン20を走行させるスプロケット21と、チェーン20の外周側に直交するよう配置された複数のバケット22と、を備えている。
【0025】
チェーン20は、バケット22が、個別包装機19から供給される複数の物品XA1を集積する位置と、集積した複数の物品XA1を外包機11に供給する位置と、の間で循環するように配置される。スプロケット21は、全周にわたって複数の歯(図示省略)が形成された歯車であり、チェーン20との組合せで用いられる。このスプロケット21は、モータ(図示省略)の回転動力によって所定の方向に回転し、チェーン20を走行させる。
【0026】
図2および図3(A)に示すバケット22は、樹脂等を材料として形成される。このバケット22は、直方体形状のバケット本体23と、このバケット本体23をチェーン20に取り付けるチェーン取付け部24と、を備えている。バケット本体23には、物品XA1を収容する複数の溝25が、互いに平行となるように形成されている。溝25は、チェーン取付け部24側の一端が行き止まりで、他端がバケット本体23の側部を貫通している。溝25の奥は、溝の浅い箇所と比較して狭い。すなわち、溝25は、底面に更に溝が形成されている。
【0027】
具体的に、溝25の奥は、内側面がY字状に形成された支持部26を構成する。図3(B)に示すように、支持部26は、物品XA1を溝25に収容し、物品XA1を包装する包装材料のシール部分(符号省略)を溝25の奥に位置させた場合に、包装材料のシール部分を逃がす空間を形成する。仮に、図3(C)に示すような、溝25の奥に支持部26がない比較形態の場合には、包装材料のシール部分を逃がす空間は形成されず、シール部分の形状をまっすぐに保つことができない。
【0028】
集積した複数の物品XA1を外包機11に供給する位置におけるバケット22は、バケット本体23に形成された溝25が、ガイドユニット16によってベルトコンベア14上に形成される小通路に連続する(図示省略)。
【0029】
チェーン取付け部24には、ボルト孔(符号省略)が形成されている。このボルト孔に嵌めたボルト(符号省略)によって、バケット22がチェーン20に固定される。
【0030】
(個別包装機)
図4(A)〜図4(C)に示すように、個別包装機19は、環状のベルト28およびローラ29を含んで構成されるベルトコンベア30と、ガイドカバー31と、を備えている。
【0031】
ベルト28は、個別包装機19において個別に包装された物品XA1を、バケットコンベア13に向けて搬送するように走行する。ローラ29は、モータ(図示省略)の回転動力によって所定の方向に回転し、ベルト28を走行させる。ガイドカバー31は、ベルトコンベア30のバケットコンベア13側の端部に沿った形状を有し、ベルトコンベア30のバケット14側の端部を上方から覆うように配置されている。このガイドカバー31は、ベルトコンベア30によって個別に搬送される物品XA1を、バケット22の溝25に向けてガイドする。
【0032】
以上の個別包装機19およびバケットコンベア13によれば、次のように物品XA1が集積される。図4(A)に示すように、バケットコンベア13は、バケット22の全ての溝25に物品XA1を収容すると、チェーン20をバケット22一つ分だけ走行させて、一つ目のバケット22を退避させると共に後続する二つ目のバケット22を準備する。これにより、個別包装機19から供給される物品XA1の集積が継続される。
【0033】
そして、図4(B)に示すように、二つ目のバケット22の溝25に、個別包装機19から供給された物品XA1が収容される。また、図4(C)に示すように、バケットコンベア13は、チェーン20を、隣接する溝25の間隔の分だけ走行させて、新たな溝25を準備する。これにより、個別包装機19から供給される物品XA1の集積が継続される。以下、同様の流れにより、バケット22に物品XA1が順次集積される。
【0034】
このように、バケットコンベア13は、バケット22の溝25に収容された物品XA1をベルトコンベア14の上流端に向けて搬送する搬送手段として機能する。
【0035】
(ベルトコンベア)
図5に示すように、ベルトコンベア14は、バケットコンベア13で集積された複数の物品XA1を、外包機11に向けて走行する環状のベルト33と、バケットコンベア13側に配置されたローラ34と、外包機11側に配置されたローラ35と、ローラ34および35の間に配置されたローラ36〜38、39〜41と、ローラ36〜38の下方に配置されたローラ42と、ローラ39〜41の下方に配置されたローラ43と、動力伝達機構18に接続されたローラ44と、各構成要素を収容する筐体45と、を備えている。
【0036】
ベルト33は、バケットコンベア13側を上流とし、外包機11側を下流として走行する進行領域33aと、この進行領域33bの下方に沿って配置され、外包機11側からバケットコンベア13側に向かって走行する戻り領域33bと、が無端で連結されて循環するように走行する環状の下側走行体である。このベルト33は、進行領域33aに、バケットコンベア13で集積された複数の物品XA1が載置される。
【0037】
ローラ34〜43は、筐体45に対して回動自在に取り付けられる。これらローラ34〜43は、ベルト33との組合せで用いられる。バケットコンベア13側に配置されたローラ34は、ベルト33を、戻り領域33bから進行領域33aに折り返す。外包機11側に配置されたローラ35は、ベルト33を、進行領域33aから戻り領域33bに折り返す。
【0038】
ローラ34および35の間に配置されたローラ36,37は、互いに間隔を置いて配置される。ローラ38は、ローラ36、37の下方に配置される。このローラ38は、ローラ36,37を支点としてベルト33を下方に迂回させ、進行領域33aにおけるベルト33を断続的な配置にする。
【0039】
ローラ34および35の間に配置されたローラ39,40は、ローラ36,37の下流側において、互いに間隔を置いて配置される。ローラ41は、ローラ39,40の下方に配置される。このローラ41は、ローラ39,40を支点としてベルト33を下方に迂回させ、進行領域33aにおけるベルト33を断続的な配置にする。
【0040】
ローラ42,43は、戻り領域33bにおいて、ベルト33の張力を一定以上の値に維持する。動力伝達機構18に接続されたローラ44は、動力伝達機構18を介してモータ17の回転動力の供給を受けて回動する。他のローラ34〜43は、ベルト33の走行と共に回動する。
【0041】
以上のローラ34〜44によれば、ベルト33は、バケットコンベア13側に配置されたローラ34の上部から、外包機11側に配置されたローラ35の上部に向けて延びる。この間、ベルト33は、ローラ38によって、ローラ36,37を支点として下方に迂回すると共に、ローラ41によって、ローラ39,40を支点として下方に迂回する。
【0042】
そして、ベルト33は、ローラ35の側部から、ローラ44の側部に向けて斜め下方に延びる。また、ベルト33は、ローラ44の側部からローラ43の側部に向けて斜め上方に延びる。さらに、ベルト33は、ローラ43の上方からローラ42の下方に向けて斜め下方に延びる。次いで、ベルト33は、ローラ42の側部からローラ34の側部に向けて斜め上方に延びる。
【0043】
(ガイドユニット)
図5〜図7に示すガイドユニット16は、ベルト33の上方において、ベルト33の長手方向に沿って配置される。このガイドユニット16は、ベルト33上に通路(符号省略)を形成する一対の外側ガイド部材46,47と、外側ガイド部材46,47に形成される通路を仕切って複数の小通路(符号省略)に分割する中間ガイド部材48〜52と、これら中間ガイド部材48〜52の下側を保持してこれらを立設させる取付け部材53,54と、を備えている。
【0044】
外側ガイド部材46,47は、ベルトコンベア14の筐体45に取り付けられる第一片(符号省略)と、この第一片と直交する第二片(符号省略)と、この第二片と直交する第三片(符号省略)と、を備えている。この外側ガイド部材46,47は、ステンレス製の板等を材料として二段階に折り曲げることで、互いに左右対称の形状となるように形成される。外側ガイド部材46,47は、バケットコンベア13から外包機11に向かうに連れて互いの間隔が狭小となることで、ベルト33に置かれた物品XA1の互いの間隔を詰めるように、かつ、ベルト33に置かれた物品XA1の上部が突出するようにベルトコンベア14の筐体45に取り付けられる。この外側ガイド部材46,47は、ベルト33における進行領域33aの全長と略同一の長さを有する。外側ガイド部材46,47によって形成される通路は、バケットコンベア13から外包機11に向かうに連れて幅員が狭小となる。
【0045】
中間ガイド部材48,49は、ステンレス製の板等を材料として、長尺形状に形成される。この中間ガイド部材48,49は、取付け部材53,54およびベルトコンベア14の筐体45に取り付けられ、外側ガイド部材46,47に形成される通路を略3等分に仕切る。中間ガイド部材48,49は、ベルト33における進行領域33aの全長よりも若干長い長さを有する。この中間ガイド部材48,49には、長手方向に沿って略全域に、下方から両側の側方に突出する突出片48a,49aが、それぞれ取り付けられている。突出片48a,49aは、ベルト33に置かれた物品XA1における下方に当接して支持する支持部として機能する。
【0046】
中間ガイド部材50,51は、中間ガイド部材48,49と同様、ステンレス製の板等を材料として、長尺形状に形成される。中間ガイド部材50は、取付け部材53,54に取り付けられ、外側ガイド部材46および中間ガイド部材48の間を仕切る。この中間ガイド部材50は、ベルト33における進行領域33aの半分よりも若干長い長さを有し、ベルト33の上流側に配置される。中間ガイド部材51は、中間ガイド部材50と同様に、取付け部材53,54に取り付けられ、外側ガイド部材47および中間ガイド部材49の間を仕切る。この中間ガイド部材51は、ベルト33における進行領域33aの半分よりも若干長い長さ、すなわち、外側ガイド部材50と同一の長さを有し、ベルト33の上流側に配置される。
【0047】
中間ガイド部材52は、中間ガイド部材48〜51と同様、ステンレス製の板等を材料として、長尺形状に形成される。この中間ガイド部材52は、取付け部材53,54に取り付けられ、中間ガイド部材48および49の間を仕切る。中間ガイド部材52は、ベルト33における進行領域33aの半分よりも長く、かつ、中間ガイド部材50、51よりも長い長さを有し、ベルト33の上流側に配置される。この中間ガイド部材52には、長手方向に沿って略全域に、下方から両側の側方に突出する突出片52aが取り付けられている。突出片52aは、ベルト33に置かれた物品XA1における下方に当接して支持する支持部として機能する。
【0048】
図7に示すように、突出片52aは、上記の突出片48aおよび49aと共に、物品XA1を包装する包装材料のシール部分(符号省略)をベルト33に向けて配置した場合に、包装材料のシール部分を逃がす空間を形成する。これら突出片48a,49a,52aは、ベルト33と中間ガイド部材48,49,52との間に生じる隙間に、包装材料のシール部分が巻き込まれることを防止する。
【0049】
図5および図6に示すように、取付け部材53,54は、外側ガイド部材46,47および中間ガイド部材48〜52の下方において、これらを横切るように、ローラ36および37の間、あるいはローラ39,40の間に配置されている。このため、ベルト33は、取付け部材53,54の下方を迂回し、取付け部材53,54を除いた領域に、物品XA1の搬送面となる進行領域33aを供給する。取付け部材53,54は、両端がベルトコンベア14の筐体45にそれぞれ固定されている。
【0050】
(アームコンベア)
図1に示すアームコンベア15は、バケット22に集積された複数の物品XA1を、ベルトコンベア14に向けて搬送するアーム56と、ベルトコンベア14と共に、ベルト33に置かれた物品XA1を外包機11に向けて搬送するアーム57と、アーム56および57を一体に連結する連結部材58と、アーム56,57をベルトコンベア14の長手方向に沿って走行させるレール59と、を備えている。
【0051】
アーム56は、バケット22の上方において溝25を横切るように配置されたプッシャ60と、このプッシャ60を所定の範囲で昇降させるシリンダ61と、を備えている。プッシャ60は、シリンダ61の動作により、バケット22の溝25に収容された物品XA1の上部に到達する高さまで下降すると共に、バケット22の溝25に収容された物品XA1の上方に退避した高さまで上昇する。このプッシャ60は、バケット22の溝25に収容された物品XA1を、ベルトコンベア14に向けて押し進める上側走行体として機能する。
【0052】
アーム57は、外側ガイド部材46,47および中間ガイド部材48〜52の上方において、これらを横切るように配置されたプッシャ62,63と、これらプッシャ62,63を昇降させるシリンダ64と、を備えている。プッシャ62は、ベルト33の上流側に配置され、プッシャ63は、ベルト33の下流側に配置されている。プッシャ62,63は、シリンダ64の動作により、ベルト33に置かれた物品XA1の上部に到達する高さまで下降すると共に、ベルト33に置かれた物品XA1の上方に退避した高さまで上昇する。これらのプッシャ62,63は、ベルト33に置かれた物品XA1を、外包機11に向けて押し進める上側走行体として機能する。
【0053】
以上のアームコンベア15によれば、次のように物品XA1が押し進められる。図8(A)に示すように、シリンダ61の動作によりプッシャ60が下降すると共に、シリンダ64の動作によりプッシャ62,63が下降する。これにより、プッシャ60による物品XA1の押進めが可能になると共に、プッシャ62,63による物品XA1の押進めが可能になる。
【0054】
そして、図8(B)に示すように、アーム56がバケットコンベア13側からベルトコンベア14側に向けてレール59を走行することで、プッシャ60が、バケット22の溝25に収容された複数の物品XA1を、セットにした状態で、ベルト33上にガイドユニット16で形成された小通路に向けて押し進める。また、アーム57がベルトコンベア14側から外包機11側に向かってレール59を走行することで、プッシャ62,63が、ベルト33上に置かれた複数の物品XA1を、セットにした状態で、外包機11に向けて押し進める。
【0055】
さらに、図9(A)に示すように、シリンダ61の動作によりプッシャ60が上昇すると共に、シリンダ64の動作によりプッシャ62,63が上昇する。これにより、プッシャ60,62,63が物品XA1の上方に退避する。
【0056】
次いで、図9(B)に示すように、アーム56がベルトコンベア14側からバケットコンベア13側に向けてレール59を走行することで、プッシャ60が、バケットコンベア13側の図8(A)に示す位置へ戻される。また、アーム57が外包機11側からベルトコンベア14側に向かってレール59を走行することで、プッシャ62,63が、ベルトコンベア14側の図8(A)に示す位置へ戻される。以下、同様の流れにより、複数の物品XA1を、セットにした状態で、外包機11に向けて押し進める。
【0057】
(動力伝達機構)
図8(A)、図8(B)、図9(A)および図9(B)に示すように、動力伝達機構18は、モータ17の回転動力を伝達する環状のベルト66と、このベルト66の走行によって回転する滑車67と、この滑車67に一端が回動自在に連結されたリンク68と、このリンク68の他端に一端が回動自在に連結されたリンク69と、このリンク69の他端に一端が固定されたリンク70と、このリンク70の他端に一端が回動自在に連結されると共に、他端が回動自在にアーム56に連結されたリンク71と、リンク70の中間部分に一端が固定されたリンク72と、このリンク72の他端に回動自在に連結されたリンク73と、このリンク73の他端に回動自在に連結されたリンク74と、このリンク74の他端が連結された滑車75と、この滑車75の回転動力を、ベルトコンベア14のローラ44に伝達する環状のベルト76と、を備えている。
【0058】
ベルト66は、モータ17の回転によって走行し、滑車67を回転させる。滑車67は、ベルト66の走行によって回転し、リンク68を移動させる。リンク68は、滑車67の回転によって移動し、リンク69を移動させる。リンク70は、リンク69と一体となって移動し、リンク71を移動させると共に、リンク72を一体となって移動させる。リンク71は、リンク70の移動によって移動し、アーム56を移動させる。リンク72は、リンク70と一体となって移動し、リンク73を移動させる。リンク73は、リンク72の移動によって移動し、リンク74を移動させる。リンク74は、リンク73の移動によって移動し、滑車75を回転させる。滑車75は、リンク74の移動によって回転し、ベルト76を走行させる。ベルト76は、滑車75の回転によって走行し、ベルトコンベア14のローラ44を回転させる。
【0059】
以上の動力伝達機構18によれば、次のように動力が伝達される。図8(A)に示すように、シリンダ61の動作によりプッシャ60が下降すると共に、シリンダ64の動作によりプッシャ62,63が下降する。
【0060】
そして、図8(B)に示すように、モータ17は、右方向に回転する。ベルト66は、右方向に循環するように走行する。滑車67は、右方向に回転する。リンク68は、右下方向に移動する。リンク69は、リンク70および72と一体となって右方向に回転する。リンク71は、右方向に移動する。これにより、アーム56は、レール59を右方向に走行する。アーム57は、アーム56と一体となって、レール59を右方向に走行する。
【0061】
リンク73は、上方向に移動する。リンク74は、右方向に回転する。滑車75は、右方向に回転する。ベルト76は、右方向に循環するように走行する。これにより、ベルトコンベア14のローラ44は、右方向に回転し、ベルト33を走行させる。
【0062】
また、図9(A)に示すように、シリンダ61の動作によりプッシャ60が上昇すると共に、シリンダ64の動作によりプッシャ62,63が上昇する。
【0063】
さらに、図9(B)に示すように、モータ17は、右方向に回転する。ベルト66は、右方向に循環するように走行する。滑車67は、右方向に回転する。リンク68は、左上方向に移動する。リンク69は、リンク70および72と一体となって左方向に回転する。リンク71は、左方向に移動する。これにより、アーム56は、レール59を左方向に走行する。アーム57は、アーム56と一体となって、レール59を左方向に走行する。
【0064】
リンク73は、下方向に移動する。リンク74は、右方向に回転する。滑車75は、右方向に回転する。ベルト76は、右方向に循環するように走行する。これにより、ベルトコンベア14のローラ44は、右方向に回転し、ベルト33を走行させる。
【0065】
次に、包装ライン10の作用について、図1および図10に基づいて説明する。図10は、バケット22からベルトコンベア14までの物品XA1の動きを説明する概略図に係り、(A)はバケット22からベルトコンベア14に移動する状態を示し、(B)はベルトコンベア14における中程を移動する状態を示し、(C)はベルトコンベア14における下流側を移動する状態を示す。
【0066】
図10(A)に示すように、バケット22の溝25に収容された複数の物品XA1は、プッシャ60によって押し進められ、ベルトコンベア14のベルト33に向けて搬送される。図10(B)に示すように、ベルト33上の物品XA1は、ベルト33の走行と共に、プッシャ62,63によって押し進められ、外包機11に向けて搬送される。外側ガイド部材46,47によってベルト33上に形成された通路が、外包機11に向かうに連れて狭小となっているから、図10(C)に示すように、ベルト33上を搬送される複数の物品XA1は、通路の幅方向に圧縮される。
【0067】
このように、集積供給システム12によれば、複数の物品XA1は、外包機11に向けて幅員が狭小となる通路を搬送されることで、通路の幅方向に圧縮される。これにより、複数の物品XA1がコンパクトに整列されるから、外包機11における包装をスムーズに行える。また、物品XA1の上部が外包機11に向けてプッシャ62,63によって押される際に、物品XA1が載置されたベルト33がプッシャ62,63と連動して外包機11に向けて走行するから、仮に、物品XA1の上下方向の長さが、物品XA1のプッシャ62,63に押される方向の長さと比較して長い場合であっても、物品XA1がバランスを崩して倒れ、外包機11に正しく供給されない可能性は低い。さらに、物品XA1の包装態様が、物品XA1をその上部から包み込むようにフィルムを半分に折り、フィルムの下方と両側の側方との三方をシーラント剤によりシールしている場合であって、フィルムからはみ出したシーラント剤が、ベルト33に対する物品XA1の滑り性を悪くしているときであっても、そもそも、物品XA1をベルト33に対して移動させる必要がないから、このことを理由に物品XA1が外包機11に供給されないことはない。このように、集積供給システム12によれば、物品XA1の形状や包装態様に関係なく、外包機11に物品XA1を供給できる。
【0068】
そして、ベルトコンベア14のベルト33を、中間ガイド部材48〜52を取り付ける取付け部材53,54を迂回するように配置している。これにより、走行するベルト33の上に、外側ガイド部材46,47によって形成される通路を仕切って複数の小通路に分割する中間ガイド部材48〜52を配置できる。
【0069】
また、中間ガイド部材48,49,52における下方から側方に突出し、ベルト33に置かれた物品XA1における下方を支持する突出片48a,49a,52aを備えているから、物品XA1を包装する包装材料のシール部分をベルト33に向けて配置した場合に、包装材料のシール部分を逃がす空間が形成される。これにより、シール部分の形状をまっすぐに保て、ベルト33と中間ガイド部材48,49,52との間に生じる隙間に、シール部分が巻き込まれることを防止する。
【0070】
さらに、ベルトコンベア14のベルト33を走行させるモータ17の回転動力を、プッシャ62,63を走行させる往復動力に変換してからプッシャ62,63に供給する動力伝達機構18を備えているから、一つの動力源で、ベルト33とプッシャ62,63を動作せることができる。
【0071】
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨および技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0072】
すなわち、上記実施形態において、バケット本体23の溝25の奥を構成する支持部26は、内側面がV字状又はU字状に形成されるようにしてもよい。
【0073】
あるいは、上記実施形態において、外側ガイド部材46,47を、中間ガイド部材48〜52と共に取付け部材53,54に取り付けるようにしてもよい。
【0074】
あるいは、上記実施形態において、中間ガイド部材48,49,52に取り付けられている突出片48a,49a,52aと同様の突出片を、外側ガイド部材46,47あるいは中間ガイド部材50,51に取り付けるようにしてもよい。
【0075】
あるいは、上記実施形態において、各構成要素の数量は適宜変更できる。例えば、アーム57を構成するプッシャ62,63の個数を1個とし、あるいは3個以上としてもよい。また、中間ガイド部材48〜52の個数は1個以上であればよい。
【0076】
あるいは、上記実施形態において、アームコンベア15に代えて、上部コンベア(オーバーベッドコンベア、あるいは、コヤグラコンベアともいう。)を備えるようにしてもよい。上部コンベアの詳細は、特開2006−082974号公報などを参照されたい。
【符号の説明】
【0077】
10 包装ライン
11 外包機
12 集積供給システム
13 バケットコンベア
14 ベルトコンベア
15 アームコンベア
16 ガイドユニット
17 モータ
18 動力伝達機構
19 個別包装機
20 チェーン
21 スプロケット
22 バケット
23 バケット本体
24 チェーン取付け部
25 溝
26 支持部
28 ベルト
29 ローラ
30 ベルトコンベア
31 ガイドカバー
33 ベルト
34〜44 ローラ
45 筐体
46,47 外側ガイド部材
48〜52 中間ガイド部材
48a,49a,52a 突出片(支持部)
53,54 取付け部材
56,57 アーム
58 連結部材
59 レール
60 プッシャ
61 シリンダ
62,63 プッシャ
64 シリンダ
66 ベルト
67 滑車
68〜74 リンク
75 滑車
76 ベルト
XA1 物品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の物品が載置され、前記複数の物品をまとめて包装機に搬送する下側走行体と、
前記下側走行体の上方であって、前記複数の物品の最も外側の場所に搬送方向に沿って一対配置され、前記包装機に向かうに連れて互いの間隔が狭小となることで、前記複数の物品を互いの間隔を詰めながら前記包装機に向けてガイドする外側ガイド部材と、
一対の前記外側ガイド部材によって構成される通路内において、該下側走行体の搬送方向に沿って配置されることで、前記外側ガイド部材の前記通路を仕切って小通路に分割し、前記下側走行体に置かれた前記物品の上部が突出する高さに設定される中間ガイド部材と、
少なくとも前記中間ガイド部材の上方において前記下側走行体と連動して前記包装機に向けて移動し、前記中間ガイド部材から上方に突出する前記物品と接触して、前記下側走行体と共に前記物品を押し進める上側走行体と、を備えることを特徴とする、
集積供給システム。
【請求項2】
前記中間ガイド部材の下側を保持して前記中間ガイド部材を立設させる取付け部材を更に備え、
前記下側走行体は、前記取付け部材の部位を除いた領域に、前記物品の搬送面を供給することを特徴とする、
請求項1に記載の集積供給システム。
【請求項3】
前記下側走行体は環状ベルトによって構成され、
前記中間ガイド部材の前記取付け部材は搬送方向に対して幅方向に配置され、
前記下側走行体の前記環状ベルトは、前記取付け部材の下方を迂回するように配置されることを特徴とする、
請求項2に記載の集積供給システム。
【請求項4】
前記中間ガイド部材における下方位置において前記小通路の幅方向に突出し、前記下側走行体に置かれた前記物品における下方に当接する支持部を備えることを特徴とする、
請求項1〜3のいずれかに記載の集積供給システム。
【請求項5】
前記支持部は、前記中間ガイド部材の長手方向に沿って略全域に形成されることを特徴とする、
請求項4に記載の収集供給システム。
【請求項6】
前記下側走行体を走行させる回転動力を、前記上側走行体を走行させる往復動力に変換してから前記上側走行体に供給する動力伝達機構を備えることを特徴とする、
請求項1〜5のいずれかに記載の集積供給システム。
【請求項7】
前記下側走行体の上流に複数の溝が互いに平行となるように形成されて前記溝に前記物品の上部が突出するように該物品を収容するバケットを、前記下側走行体の上流端に向けて搬送する搬送手段を備え、
前記バケットの前記溝は、底面に更に溝が形成されていることを特徴とする、
請求項1〜6のいずれかに記載の集積供給システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−111505(P2012−111505A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−259890(P2010−259890)
【出願日】平成22年11月22日(2010.11.22)
【出願人】(000206093)大森機械工業株式会社 (138)
【Fターム(参考)】