電位依存型イオンチャネルの阻害剤としての縮合ピリミジン化合物
本発明は、電位依存型のナトリウムチャネルの阻害剤として有用な式(I)の化合物に関する。本発明はまた、本発明の化合物を含有する薬学的に受容可能な組成物、および種々の障害の治療においてこれらの組成物を使用する方法を提供し、ここで、R1、R3、X1〜X4、x、および環Aは、本願において定義される通りである。これらの化合物および薬学的に受容可能な組成物は、種々の疾患、障害または病気を治療するかその重篤度を軽減するのに有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化1】
ここで:
pは、0、1または2である;
X1、X2、X3およびX4は、それぞれ別個に、NR3、C=O、CHR4、S、O、S=OまたはSO2から選択される;
R1およびR2は、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6脂肪族、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;またはR1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリルまたはヘテロアリール環を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、ここで、R1、R2、またはR1およびR2により形成される任意の環は、一緒になって、それぞれ別個に、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、0個〜4個の−R5の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R6で置換されている;
環Aは、5員〜6員の単環式または8員〜10員の二環式アリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている;
R4、R5およびR7の各存在は、別個に、Q−RXである;ここで、Qは、結合であるか、またはC1〜C6アルキリデン鎖であり、ここで、Qの2個までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、別個に、CO、CO2、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO2、NRCONR、SO、SO2、NRSO2、SO2NR、NRSO2NR、O、SまたはNRで置き換えられている;
RXの各存在は、別個に、R’、ハロゲン、NO2またはCNから選択される;
Rの各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したC1〜6脂肪族基から選択される;
R’の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換した基から選択され、該基は、C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環から選択され、該ヘテロアリール環は、5個〜10個の環原子を有し、そして該ヘテロシクリル環は、3個〜10個の環原子を有するか、またはここで、RおよびR’は、それらが結合する原子と一緒になって、またはR’の2個の存在は、それらが結合する原子と一緒になって、5員〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、該環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;そして
R3、R6またはR8の各存在は、別個に、R’、−COR’、−CO2(C1〜6脂肪族)、−CON(R’)2または−SO2R’である;
但し:
a)R2が、必要に応じて置換したインダゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
b)R2が、必要に応じて置換したピラゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
c)R2が1,2,4−トリアゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
d)pが1であるとき:
i)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−モルホリノであり、環Aが非置換フェニルであるとき、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、以下ではない:
1)CH2、CH(CH2)Ph、NR3およびCHCH3;
2)CH2、CH2、CH2およびS;
3)CH2、S、CH2およびS;
4)CH2、CH2、SおよびCH2;
5)CH2、CHMe、SおよびCH2;または
6)CHMe、CH2、N(CH2)PhおよびCH2;
ii)環Aがイミダゾール−1−イルであるとき、R1は、水素ではなく、そしてR2は、CH2Ph、(CH2)2O(CH2)2OHまたは−CH2(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ではない;
iii)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−ピペリジニルであるとき:
1)X1、X2およびX3がCH2であり、そしてX4がSであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
2)X1、X2およびX4がCH2であり;そしてX3がSであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
iv)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−ピペリジニルであり、X1、X2およびX3がCH2であり、そしてX4がSであるとき、環Aは、3−NO2Ph、4−ピリジニルまたは非置換フェニルではない;
v)X1、X2、X3またはX4の1個がNR3であり、そしてX1、X2、X3またはX4の他のものが、それぞれ、CH2であり、そしてR1およびR2が、それぞれ、Me、H、CH2Phまたは(CH2)2NMe2であるとき、環Aは、6位置で置換されたピリド−2−イルではない;
vi)X1、X2およびX3が、それぞれ、CH2であり、X4がSであり、R1がHであり、そしてR2が−CH2≡CHであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
vii)X1がNMeであり、X2、X3およびX4が、それぞれ、CH2であり、R1がHであり、そしてR2が非置換フェニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
viii)X1、X2およびX4が、それぞれ、CH2であり、X3がSであり、R1およびR2が、それぞれ、Meであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
e)pが0であるとき:
i)X1がCH2であり、X2がNR3であり、X3がC=Oであるか;またはX1がC=Oであり、X2がCHR4であり、そしてX3がNR3であるか;またはX2がNR3であり、X2がC=Oであり、そしてX3がCHR4であるか;またはX1がCH2であり、X2がOであり、そしてX3がC=Oであるとき、そのとき、R1が水素であり、そしてR2が非置換フェニルまたは−CH2CH2Clであるとき、またはR1およびR2が、一緒になって、必要に応じて置換されたピペラジニル、モルホリノ、ピペリジニルまたはピロリジニルを形成するとき、環Aは、必要に応じて置換されたピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノまたはピロリジニルではない;
ii)X1がCHR4であり、X2がSO2であり、X3がCHR4であり、そしてR1およびR2が、一緒になって、ピペラジニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
iii)X1およびX2がCHR4であり、X3がOであり、R1が水素であり、そしてR2が−C(=O)CH3であるとき、環Aは、置換フリルではない;
iv)X2がSであり、X2がCHR4であり、X3がCHR4であるか;またはX1がCHR4であり、X2がSであり、そしてX3がCHR4であるか;またはX1およびX2がCHR4であり、そしてX3がSであるとき、環Aは、必要に応じて置換したN−連結モルホリノ、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニルではないか、または非置換フェニルまたはシクロプロピルではない;
v)X1がCHR4であり、X2がNR3であり、X3がCHR4であり、そしてR1およびR2が、両方共に、メチルであるとき、環Aは、6−メチル−2−ピリジルではない;
vi)X1がNR3であり、X2がC=Oであり、X2がNR3であり、そしてR1およびR2が、両方共に、メチルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
vii)X1およびX2がCHR4であり、X3がNR3であり、R1が水素であり、そしてR2が非置換フェニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
さらに、但し、
a)X1、X2、X3およびX4の各々がCHR4であり、そしてpが0または1であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;
b)X1、X2、X3およびX4の各々がCHR4であり、そして環Aが置換または非置換ピペリジニル基であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;
c)X1、X2、X3およびX4の各々がCHR4であり、R1が水素であり、そしてR2が1H−インダゾール−3−イル、7−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル、5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル、5,7−ジフルオロ−1H−インダゾール−3−イルまたは5−メチル−1H−ピラゾリルであり、そして環Aが非置換フェニル基またはオルト位置でClまたはCF3で置換したフェニル基であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;そして
d)5(6H)−キナゾリノン、4−アニリノ−7,8−ジヒドロ−2,7−ジフェニル−および5(6H)−キナゾリノン、4−アニリノ−7,8−ジヒドロ−7,7−ジメチル−2−フェニル−は、除外される、
化合物。
【請求項2】
pが、0または1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
環Aが、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環が、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されており、ここで、R7およびR8が、上で定義したとおりである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH−MeまたはN−(C1〜4アルキル)、N−ベンジルである;
pは、0、1または2である;
R1は、メチルであり、そしてR2は、フラン−2−イルメチル、ジメチルアミノエチルまたはメチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、ピペリジニル、ピペラジニル、4−メチルピペリジニル、4−C1〜4アルコキシピペリジニル、モルホリニル、4−カルボキシ−C1〜4アルキルピペラジニルまたは4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニル、2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニル、リン酸フェニル−2−二ナトリウムまたはピロリルである、
化合物。
【請求項5】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH−MeまたはN−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルであり、そしてR2は、フラン−2−イルメチルまたはメチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、ピペリジニル、4−メチルピペリジニル、モルホリニルまたは4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニルである、
化合物。
【請求項6】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルであり、そしてR2は、フラン−2−イルメチルまたはメチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、ピペリジニル、4−メチルピペリジニルまたは4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニルである、
化合物。
【請求項7】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH−Meである;
pは、1である;
R1およびR2は、一緒になって、4−メチルピペリジニルまたは4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシまたは2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニルである、
化合物。
【請求項8】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1およびX2は、CH2であり、X4は、CHOHまたはCH2であり、そしてX3は、CH2、CH−MeまたはC(O)−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルであり、そしてR2は、メチルまたはメチルアミノエチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、1−ピペリジニル、1−ピペラジニルまたは4−メチルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニル、2−フルオロフェニルまたは1−ピロリルである、
化合物。
【請求項9】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH2またはCH−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルであり、そしてR2は、メチルまたはメチルアミノエチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、1−ピペラジニルまたは4−メチルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは1−ピロリルである、
化合物。
【請求項10】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1およびX4は、CH2であり、X2は、CH2、CHMeまたはC(O)OMeであり、そしてX3は、N−ベンジル、N−(3−メトキシベンジル)、N−(4−カルボキシメチルベンジル)、CH2またはCH−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルまたはベンジルであり、そしてR2は、メチルまたはジメチルアミノエチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、1−ピペラジニル、1−ピペリジニル、4−カルボキシエチルピペラジニル、4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニル、4−メチルピペリジニル、4−メトキシピペリジニル、4−メチルピペラジニル、3−ジエチルアミノカルボニルピペリジニルまたはモルホリニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニル、2−メトキシフェニルまたは1−ピロリルである、
化合物。
【請求項11】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、N−ベンジル、N−(3−メトキシベンジル)、N−(4−カルボキシメチルベンジル)、CH2またはCH−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルまたはベンジルであり、そしてR2は、メチルまたはジメチルアミノエチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、1−ピペラジニル、1−ピペリジニル、4−カルボキシエチルピペラジニル、4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニル、4−メチルピペリジニル、4−メトキシピペリジニル、3−ジエチルアミノカルボニルピペリジニルまたはモルホリニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニル、2−メトキシフェニルまたは1−ピロリルである、
化合物。
【請求項12】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、N−ベンジル、N−(3−メトキシベンジル)、N−(4−カルボキシメチルベンジル)またはCH−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルまたはベンジルであり、そしてR2は、メチルまたはジメチルアミノエチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニル、4−メチルピペリジニルまたは3−ジエチルアミノカルボニルピペリジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは2−メトキシフェニルである、
化合物。
【請求項13】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、N−(3−メトキシベンジル)またはCH−Meである;
pは、1である;
R1およびR2は、両方共に、メチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、4−メチルスルホニルピペラジニルまたは4−エチルスルホニルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは2−メトキシフェニルである、
化合物。
【請求項14】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH2またはCH−Meであり、pは、1であり、R1およびR2は、それぞれ、メチルであるか、またはR1およびR2は、一緒になって、1−ピペラジニルを形成し、そして環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは1−ピロリルである、
化合物。
【請求項15】
式I’の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化2】
ここで:
R1およびR2は、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6脂肪族、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;またはR1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリルまたはヘテロアリール環を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、ここで、R1、R2、またはR1およびR2により形成される任意の環は、一緒になって、それぞれ別個に、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、0個〜4個の−R5の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R6で置換されている;
環Aは、5員〜6員の単環式または8員〜10員の二環式アリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている;
xは、0〜6である;
pは、0、1または2である;そして
R4、R5およびR7の各存在は、別個に、Q−RXである;ここで、Qは、結合であるか、またはC1〜C6アルキリデン鎖であり、ここで、Qの2個までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、別個に、CO、CO2、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO2、NRCONR、SO、SO2、NRSO2、SO2NR、NRSO2NR、O、SまたはNRで置き換えられている;
Rの各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したC1〜6脂肪族基から選択される;
R’の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換した基から選択され、該基は、C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環から選択され、該ヘテロアリール環は、5個〜10個の環原子を有し、そして該ヘテロシクリル環は、3個〜10個の環原子を有するか、またはここで、RおよびR’は、それらが結合する原子と一緒になって、またはR’の2個の存在は、それらが結合する原子と一緒になって、5員〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、該環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;そして
R6またはR8の各存在は、別個に、R’、−COR’、−CO2(C1〜6脂肪族)、−CON(R’)2または−SO2R’である;
但し:
a)pが0または1であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;
b)環Aが置換または非置換ピペリジニル基であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;
c)R1が水素であり、そしてR2が1H−インダゾール−3−イル、7−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル、5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル、5,7−ジフルオロ−1H−インダゾール−3−イルまたは5−メチル−1H−ピラゾリルであり、そして環Aが非置換フェニル基またはオルト位置でClまたはCF3で置換したフェニル基であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;そして
d)5(6H)−キナゾリノン、4−アニリノ−7,8−ジヒドロ−2,7−ジフェニル−および5(6H)−キナゾリノン、4−アニリノ−7,8−ジヒドロ−7,7−ジメチル−2−フェニル−は、除外される、
化合物。
【請求項16】
前記化合物が、式I−A、I−BまたはI−Cを有する、請求項15に記載の化合物:
【化3】
【請求項17】
式I−Bを有する、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
請求項17に記載の化合物であって、ここで:
(i)環Aは、ピロリル、ピリジル、フルオロフェニル、ヒドロキシフェニル、アシルオキシフェニル、ヒドロキシ−フルオロフェニル、メトキシフェニル、フェニル−リン酸二ナトリウム塩、メチルピペリジル、エチル−カルバミン酸フェニルエステルである;
(ii)xは、0〜2であり、そしてR4は、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシまたはハロ、ヒドロキシ、C1〜4アルキルカルボニルオキシまたはカルボ(C1〜4アルコキシ)であり、該C1〜4アルキルは、必要に応じて、ヒドロキシで置換されている;
(iii)R1は、水素、C1〜4アルキルまたはベンジルであり、そしてR2は、C1〜4アルキル、ジ(C1〜4アルキル)アミノ−C1〜4アルキル、2−(2’−テトラヒドロフラニル)メチル、2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルまたはイミダゾール−5−イル−エチルである;または
(iv)R1およびR2は、一緒になって、環を形成し、該環は、N−ピロリジニル、N−ピペリジニル、N−ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、(C1〜4アルキル)スルホニルピペラジニルから選択され、ここで、該環は、必要に応じて、3個までの置換基で置換されており、該置換基は、ハロ、オキソ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、−O−C1〜4アルキル、C1〜4アルキルから選択され、該C1〜4アルキルは、必要に応じて、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、ジ(C1〜4アルキル)アミノカルボニルまたはカルボキシで置換されている、
化合物。
【請求項19】
請求項17に記載の化合物であって、ここで:
(i)環Aは、1−ピロリル、2−ピリジル、2−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、2−アシルオキシフェニル、2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニル、2−メトキシフェニル、フェニル−2−リン酸二ナトリウム塩、または4−メチルピペリジル、2−エチル−カルバミン酸フェニルエステルである
(ii)xは、0であるか、またはxは、1であり、そしてR4は、6−メチル、7−メチル、8−ヒドロキシまたは2−t−ブチルカルボニルオキシであるか、またはxは、2であり、そしてR4は、6−カルボキシメチルおよび7−カルボキシメチルである;
(iii)R1は、水素、メチル、エチルまたはベンジルであり、そしてR2は、メチル、エチル、ジメチルアミノエチル、2−(2’−テトラヒドロフラニル)メチル、2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル、メチルアミノエチル、イミダゾール−5−イル−エチルである;または
(vii)R1およびR2は、一緒になって、4−メトキシピペリジニル、N−ピロリジニル、3−トリフルオロメチル−1−ピロリジニル、4−ブチルスルホニル−ピペラジニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、4−メチルピペリジニル、4−ヒドロキシピペリジニル、4−モルホリニル、4−メチルスルホニルピペラジニル、4−エチルスルホニルピペラジニル、4−イソプロピルスルホニルピペラジニル、N−ピペリジニル、3−ジエチルアミノカルボニル−1−ピペリジニル、4−オキソ−ピペリジニル、3−アミノカルボニル−ピペリジニル、4−メチルピペラジニルまたは4−カルボキシエチル−ピペラジニルを形成する、
化合物。
【請求項20】
請求項17に記載の化合物であって、ここで:
(i)環Aは、2−ピリジル、2−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、2−アシルオキシフェニル、2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニル、2−メトキシフェニルまたは4−メチルピペリジルである;
(ii)xは、0であるか、またはxは、1であり、そしてR4は、6−メチル、7−メチルまたは8−ヒドロキシである;
(iii)R1は、メチル、エチルまたはベンジルであり、そしてR2は、メチル、エチル、ジメチルアミノエチルまたは2−(2’−テトラヒドロフラニル)メチルであるか、またはR1およびR2は、一緒になって、4−メトキシピペリジニル、N−ピロリジニル、4−ブチルスルホニル−ピペラジニル、ピペリジニル、4−メチルピペリジニル、4−ヒドロキシピペリジニル、4−モルホリニル、4−メチルスルホニルピペラジニル、4−エチルスルホニルピペラジニル、N−ピペリジニル、3−ジエチルアミノカルボニル−1−ピペリジニルまたは4−カルボキシエチル−ピペラジニルを形成する、
化合物。
【請求項21】
請求項17に記載の化合物であって、ここで:
(i)環Aは、2−ピリジル、2−ヒドロキシフェニル、2−アシルオキシフェニル、2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニルまたは4−メチルピペリジルである;
(ii)xは、0であるか、またはxは、1であり、そしてR4は、7−メチルである;
(iii)R1は、メチルであり、そしてR2は、メチルまたは2−(2’−テトラヒドロフラニル)メチルであるか、またはR1およびR2は、一緒になって、4−ブチルスルホニル−ピペラジニル、ピペリジニル、4−メチルピペリジニル、4−モルホリニル、4−メチルスルホニルピペラジニル、4−エチルスルホニルピペラジニル、4−ピペリジニルまたは4−カルボキシエチル−ピペラジニルを形成する、
化合物。
【請求項22】
環Aが、2−ヒドロキシフェニルであり、R1およびR2が、一緒になって、1−ピペリジニル環を形成し、xが、1であり、そしてR4が、7−メチルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項23】
R1またはR2のいずれも、水素ではなく、そしてR1およびR2が、それぞれ別個に、5員または6員のアリール環、3員〜7員の飽和または部分不飽和環、または必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基から選択され、該アリール環が、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項24】
R1およびR2が、それぞれ別個に、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
R1およびR2が、それぞれ別個に、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であるとき、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
R1およびR2基が、それぞれ別個に、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチルまたはn−ブチルである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
請求項15または16に記載の化合物であって、ここで:
(i)R1またはR2の一方は、水素であり、そしてR1またはR2の他方は、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;または
(ii)R1またはR2の一方は、水素であり、そしてR1またはR2の他方は、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位は、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、
化合物。
【請求項28】
R1またはR2が、以下から選択される、請求項23に記載の化合物:
【化4】
【化5】
【請求項29】
R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリル環を形成し、該ヘテロシクリル環が、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素または酸素から選択される、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項30】
R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、以下から選択される環を形成する、請求項29に記載の化合物:
【化6】
【請求項31】
R1およびR2が、一緒になって、必要に応じて置換したピロリジン−1−イル(ff)、ピペリジン−1−イル(dd)、ピペラジン−1−イル(cc)またはモルホリン−4−イル(ee)である、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
zが、0〜2である、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
zが、0である、請求項31に記載の化合物。
【請求項34】
R5が、別個に、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基から選択され、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項35】
R5が、別個に、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基から選択され、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
R6が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基から選択され、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項37】
R6が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルから選択される、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
請求項15または16に記載の化合物であって、ここで:
xは、0、1または2である;そして
各R4は、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、
化合物。
【請求項39】
各R4が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
R4の2個の存在が、一緒になって、必要に応じて置換した3員〜7員の飽和または部分不飽和環を形成し、該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項41】
R4の2個の存在が、一緒になって、シクロアルキル基を形成し、そして前記化合物が、式I−B−iで示す構造を有する、請求項15または16に記載の化合物:
【化7】
【請求項42】
環Aが、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピロリル、ピペリジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ピラゾリル、ベンゾピラゾリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾキサゾリル、イソキサゾリル、ベンゾイソキサゾリル、イソチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、ベンゾチエニル、フラノイル、ベンゾフラノイルまたはトリアジニル環であり、各々が、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項43】
環Aが、必要に応じて置換したフェニル、2−ピリジル、3−ピリジルまたは4−ピリジルである、請求項15または16に記載の化合物:
【化8】
ここで、各yは、別個に、0〜5である、
化合物。
【請求項44】
yが、0〜2である、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
yが、0であり、そして環Aが、置換されていない、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
R7基が、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項47】
R7が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
R8が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項49】
R8が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルである、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
式IIを有する、請求項15に記載の化合物:
【化9】
【請求項51】
式11−A、式11−Bまたは式II−Cを有する、請求項50に記載の化合物:
【化10】
【請求項52】
R1またはR2のいずれも、水素ではなく、そしてR1およびR2が、それぞれ別個に、5員または6員のアリール環、3員〜7員の飽和または部分不飽和環、または必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基から選択され、該アリール環が、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
R1およびR2の両方が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項51に記載の化合物。
【請求項54】
R1およびR2が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であるとき、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項51に記載の化合物。
【請求項55】
R1およびR2基が、必要に応じて置換したエチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチルまたはn−ブチルである、請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
R1またはR2の一方が、水素であり、そしてR1またはR2の他方が、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項57】
R1またはR2の一方が、水素であり、そしてR1またはR2の他方が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位は、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項51に記載の化合物。
【請求項58】
R1またはR2が、以下から選択される、請求項51に記載の化合物:
【化11】
【化12】
ここで、各zは、別個に、0〜4である、
化合物。
【請求項59】
R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリル環を形成し、該ヘテロシクリル環が、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素または酸素から選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項60】
R1およびR2が、一緒になって、以下から選択される環を形成する、請求項59に記載の化合物:
【化13】
【化14】
ここで、各zは、別個に、0〜4である、
【請求項61】
R1およびR2が、一緒になって、必要に応じて置換したピロリジン−1−イル(ff)、ピペリジン−1−イル(dd)、ピペラジン−1−イル(cc)またはモルホリン−4−イル(ee)である、請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
zが、0〜2である、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
zが、0であり、そして前記環が、置換されていない、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
R5が、別個に、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項61に記載の化合物。
【請求項65】
R5が、別個に、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
R6が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項67】
R6が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルである、請求項67に記載の化合物。
【請求項68】
xが、0、1または2であり、そして各R4が、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項69】
各R4が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項70】
R4の2個の存在が、一緒になって、必要に応じて置換した3員〜7員の飽和または部分不飽和環を形成し、該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項71】
R4の2個の存在が、一緒になって、シクロアルキル基を形成し、式II−B−iの化合物を形成する、請求項70に記載の化合物:
【化15】
【請求項72】
yが、0〜2である、請求項51に記載の化合物。
【請求項73】
yが、0であり、そして環Aが、置換されていない、請求項72に記載の化合物。
【請求項74】
R7が、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項75】
R7が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
式III−A、式III−Bまたは式III−Cを有する、請求項51〜55のいずれか1項に記載の化合物:
【化16】
ここで、各R7は、別個に、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−OR’、−CH2OR’、−SR’、−CH2SR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、
化合物。
【請求項77】
式III−Bを有する、請求項76に記載の化合物。
【請求項78】
式III−Aを有する、請求項76に記載の化合物。
【請求項79】
請求項78に記載の化合物であって、ここで:
xは、0であり、R7は、ヒドロキシであり、R1およびR2は、両方共に、C1〜4アルキルであるか、またはR1およびR2は、一緒になって、ピロリジル、ピペリジニルまたはモルホリニル環を形成する、
化合物。
【請求項80】
xが、0であり、R7が、ヒドロキシであり、R1およびR2が、両方共に、メチルであるか、またはR1およびR2が、一緒になって、ピロリジルまたはピペリジニル環を形成する、請求項79に記載の化合物。
【請求項81】
xが、0であり、R7がヒドロキシであり、R1およびR2が、両方共に、メチルであるか、またはR1およびR2が、一緒になって、ピロリジル環を形成する、請求項80に記載の化合物。
【請求項82】
請求項76に記載の化合物であって、ここで:
a)R1およびR2は、それぞれ別個に、5員または6員のアリール環、3員〜7員の飽和または部分不飽和環、または必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、N、OまたはSから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、N、OまたはSから選択され、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位は、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる;そして
b)xは、0、1または2であり、そしてR4は、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、
化合物。
【請求項83】
請求項76に記載の化合物であって、ここで:
a)R1およびR2は、それぞれ別個に、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチルまたはn−ブチルである;そして
b)xは、0、1または2であり、そして各R4は、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、
化合物。
【請求項84】
請求項76に記載の化合物であって、ここで:
a)R1およびR2は、それぞれ別個に、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチルまたはn−ブチルである;
b)xは、0、1または2であり、そして各R4は、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される;
c)R7は、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルたまはベンジルオキシから選択される、
化合物。
【請求項85】
式III−Cを有する、請求項76に記載の化合物:
(i)R7は、ヒドロキシである;
(ii)R1およびR2は、両方共に、C1〜4アルキル、好ましくは、メチルであるか、またはR1およびR2は、一緒になって、ピロリニル環またはモルホリニル環を系伊勢する;そして
(iii)xは、0である、
化合物。
【請求項86】
式Iの化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化17】
ここで:
pは、0、1または2である;
X1、X2、X3およびX4は、それぞれ別個に、原子価および安定性が許容するとき、NR3、C=O、CHR4、S、O、S=OまたはSO2から選択されるが、但し、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、同時にCHR4とはならない;
R1およびR2は、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6脂肪族、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;またはR1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリルまたはヘテロアリール環を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、ここで、R1、R2、またはR1およびR2により形成される任意の環は、一緒になって、それぞれ別個に、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、0個〜4個の−R5の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R6で置換されている;
環Aは、5員〜6員の単環式または8員〜10員の二環式アリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている;
R4、R5およびR7の各存在は、別個に、Q−RXである;ここで、Qは、結合であるか、またはC1〜C6アルキリデン鎖であり、ここで、Qの2個までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、別個に、CO、CO2、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO2、NRCONR、SO、SO2、NRSO2、SO2NR、NRSO2NR、O、SまたはNRで置き換えられている;
RXの各存在は、別個に、R’、ハロゲン、NO2またはCNから選択される;
Rの各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したC1〜6脂肪族基から選択される;
R’の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換した基から選択され、該基は、C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環から選択され、該ヘテロアリール環は、5個〜10個の環原子を有し、そして該ヘテロシクリル環は、3個〜10個の環原子を有するか、またはここで、RおよびR’は、それらが結合する原子と一緒になって、またはR’の2個の存在は、それらが結合する原子と一緒になって、5員〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、該環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;そして
R3、R6またはR8の各存在は、別個に、R’、−COR’、−CO2(C1〜6脂肪族)、−CON(R’)2または−SO2R’である;
但し:
a)R2が、必要に応じて置換したインダゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
b)R2が、必要に応じて置換したピラゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
c)R2が1,2,4−トリアゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
d)pが1であるとき:
i)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−モルホリノであり、環Aが非置換フェニルであるとき、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、以下ではない:
1)CH2、CH(CH2)Ph、NR3およびCHCH3;
2)CH2、CH2、CH2およびS;
3)CH2、S、CH2およびS;
4)CH2、CH2、SおよびCH2;
5)CH2、CHMe、SおよびCH2;または
6)CHMe、CH2、N(CH2)PhおよびCH2;
ii)環Aがイミダゾール−1−イルであるとき、R1は、水素ではなく、そしてR2は、CH2Ph、(CH2)2O(CH2)2OHまたは−CH2(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ではない;
iii)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−ピペリジニルであるとき:
1)X1、X2およびX3がCH2であり、そしてX4がSであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
2)X1、X2およびX4がCH2であり;そしてX3がSであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
iv)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−ピペリジニルであり、X1、X2およびX3がCH2であり、そしてX4がSであるとき、環Aは、3−NO2Ph、4−ピリジニルまたは非置換フェニルではない;
v)X1、X2、X3またはX4の1個がNR3であり、そしてX1、X2、X3またはX4の他のものが、それぞれ、CH2であり、そしてR1およびR2が、それぞれ、Me、H、CH2Phまたは(CH2)2NMe2であるとき、環Aは、6位置で置換されたピリド−2−イルではない;
vi)X1、X2およびX3が、それぞれ、CH2であり、X4がSであり、R1がHであり、そしてR2が−CH2≡CHであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
vii)X1がNMeであり、X2、X3およびX4が、それぞれ、CH2であり、R1がHであり、そしてR2が非置換フェニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
viii)X1、X2およびX4が、それぞれ、CH2であり、X3がSであり、R1およびR2が、それぞれ、Meであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
e)pが0であるとき:
i)X1がCH2であり、X2がNR3であり、X3がC=Oであるか;またはX1がC=Oであり、X2がCHR4であり、そしてX3がNR3であるか;またはX2がNR3であり、X2がC=Oであり、そしてX3がCHR4であるか;またはX1がCH2であり、X2がOであり、そしてX3がC=Oであるとき、そのとき、R1が水素であり、そしてR2が非置換フェニルまたは−CH2CH2Clであるとき、またはR1およびR2が、一緒になって、必要に応じて置換されたピペラジニル、モルホリノ、ピペリジニルまたはピロリジニルを形成するとき、環Aは、必要に応じて置換されたピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノまたはピロリジニルではない;
ii)X1がCHR4であり、X2がSO2であり、X3がCHR4であり、そしてR1およびR2が、一緒になって、ピペラジニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
iii)X1およびX2がCHR4であり、X3がOであり、R1が水素であり、そしてR2が−C(=O)CH3であるとき、環Aは、置換フリルではない;
iv)X2がSであり、X2がCHR4であり、X3がCHR4であるか;またはX1がCHR4であり、X2がSであり、そしてX3がCHR4であるか;またはX1およびX2がCHR4であり、そしてX3がSであるとき、環Aは、必要に応じて置換したN−連結モルホリノ、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニルではないか、または非置換フェニルまたはシクロプロピルではない;
v)X1がCHR4であり、X2がNR3であり、X3がCHR4であり、そしてR1およびR2が、両方共に、メチルであるとき、環Aは、6−メチル−2−ピリジルではない;
vi)X1がNR3であり、X2がC=Oであり、X2がNR3であり、そしてR1およびR2が、両方共に、メチルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
vii)X1およびX2がCHR4であり、X3がNR3であり、R1が水素であり、そしてR2が非置換フェニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
さらに、但し、pが1であるとき、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、同時にCHR4とはならないか、またはpが0であるとき、X1、X2およびX3は、それぞれ、同時にCHR4とはならない、
化合物。
【請求項87】
pが、0または1である、請求項86に記載の化合物。
【請求項88】
X1、X2、X3またはX4の1個または2個が、NR3、S、O、S=OまたはSO2であり、そして残りが、それぞれ、CHR4である、請求項86に記載の化合物。
【請求項89】
以下から選択される、請求項86に記載の化合物:
【化18】
【化19】
【化20】
【請求項90】
式IV−I、式IV−J、式IV−K、式IV−Lまたは式IV−Mを有し、ここで、該イオウ環原子が、スルホキシまたはスルホニルで置き換えられる、請求項89に記載の化合物。
【請求項91】
R1またはR2のいずれも、水素ではなく、そしてR1およびR2が、それぞれ別個に、5員または6員のアリール環、3員〜7員の飽和または部分不飽和環、または必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基から選択され、該アリール環が、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項86に記載の化合物。
【請求項92】
R1およびR2の両方が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項86に記載の化合物。
【請求項93】
R1およびR2が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であるとき、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられ、好ましいR1およびR2基が、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチルまたはn−ブチルである、請求項92に記載の化合物。
【請求項94】
R1またはR2の一方が、水素であり、そしてR1またはR2の他方が、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項95】
R1またはR2の一方が、水素であり、そしてR1またはR2の他方が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位は、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項94に記載の化合物。
【請求項96】
R1またはR2が、以下から選択される、請求項86に記載の化合物:
【化21】
【化22】
ここで、各zは、別個に、0〜4である、
化合物。
【請求項97】
R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリル環を形成し、該ヘテロシクリル環が、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素または酸素から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項98】
R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3員〜8員のヘテロシクリル基を形成し、該ヘテロシクリル基が、以下から選択される、請求項97に記載の化合物:
【化23】
ここで、各zは、別個に、0〜4である、
【請求項99】
R1およびR2が、一緒になって、必要に応じて置換したピロリジン−1−イル(ff)、ピペリジン−1−イル(dd)、ピペラジン−1−イル(cc)またはモルホリン−4−イル(ee)である、請求項98に記載の化合物。
【請求項100】
zが、0〜2である、請求項99に記載の化合物。
【請求項101】
zが、0であり、そして前記環が、置換されていない、請求項100に記載の化合物。
【請求項102】
R5が、別個に、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項103】
R5が、別個に、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項102に記載の化合物。
【請求項104】
R6が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項105】
R6が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルまたはベンジルである、請求項104に記載の化合物。
【請求項106】
R4が、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−SO2N(R’)2から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項107】
R4が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項108】
R3が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項109】
R3が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルまたはベンジルである、請求項108に記載の化合物。
【請求項110】
環Aが、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環が、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている、請求項86に記載の化合物。
【請求項111】
環Aが、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピロリル、ピペリジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ピラゾリル、ベンゾピラゾリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾキサゾリル、イソキサゾリル、ベンゾイソキサゾリル、イソチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、ベンゾチエニル、フラノイル、ベンゾフラノイルまたはトリアジニル環であり、各々が、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている、請求項110に記載の化合物。
【請求項112】
環Aが、必要に応じて置換したフェニル、2−ピリジル、3−ピリジルまたは4−ピリジルである、請求項111に記載の化合物:
【化24】
ここで、各yは、別個に、0〜5である、
化合物。
【請求項113】
R7が、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6−アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−SO2N(R’)2から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項114】
R7が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項113に記載の化合物。
【請求項115】
R8が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−S(O)2N(R’)2−から選択される、請求項113に記載の化合物。
【請求項116】
R8が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルまたはベンジルである、請求項115に記載の化合物。
【請求項117】
請求項89に記載の式IV−Aの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、そしてR2は、メチル、5−メチル−ピラゾール−3−イル、5−フルオロ−ベンゾピラゾール−3−イルまたはベンゾピラゾール−3−イルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、水素、アシル、1−オキソ−2−メトキシ−エチル、1−オキソ−プロピル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、ベンジルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、必要に応じて、ハロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C1〜4アルキルまたはC1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されているか、または環Aは、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−3−イルである、
化合物。
【請求項118】
請求項89に記載の式IV−Aの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、そしてR2は、メチル、5−メチル−ピラゾール−3−イル、5−フルオロ−ベンゾピラゾール−3−イルまたはベンゾピラゾール−3−イルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、水素またはベンジルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、必要に応じて、ハロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C1〜4アルキルまたはC1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されているか、または環Aは、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−3−イルである、
化合物。
【請求項119】
請求項89に記載の式IV−Aの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、そしてR2は、メチル、5−メチル−ピラゾール−3−イル、5−フルオロ−ベンゾピラゾール−3−イルまたはベンゾピラゾール−3−イルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、水素またはベンジルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、必要に応じて、ハロ、ヒドロキシまたはC1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されている、
化合物。
【請求項120】
請求項89に記載の式IV−Bの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、R2は、メチルまたは5−フルオロベンゾイミダゾール−3−イル、5−メチルイミダゾール−3−イルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、水素、C1〜4アルキル、必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジル、C1〜4アルキルスルホニル、アシル、メチルカルボキシエチル、C1〜4アルキルカルボニル、メトキシメチルカルボニルまたはベンゾイルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、2−ヒドロキシ、2−トリフルオロメチル、4−メチル、4−カルボン酸、4−トリフルオロメチルオキシまたは2−C1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されている、
化合物。
【請求項121】
請求項89に記載の式IV−Aの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、R2は、メチルまたは5−フルオロベンゾイミダゾール−3−イルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、C1〜4アルキル、必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジル、C1〜4アルキルスルホニル、アシル、メチルカルボキシエチル、C1〜4アルキルカルボニルまたはベンゾイルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、2−ヒドロキシ、2−トリフルオロメチルまたは2−C1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されている、
化合物。
【請求項122】
請求項89に記載の式IV−Bの化合物であって、ここで:
R1およびR2は、それぞれ、メチルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、C1〜4アルキル、必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジル、C1〜4アルキルスルホニルまたはベンゾイルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、2−ヒドロキシまたは2−C1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されている、
化合物。
【請求項123】
請求項89に記載の式IV−Bの化合物であって、ここで:
R1およびR2は、それぞれ、メチルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、C1〜4アルキル、または必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、2−ヒドロキシまたは2−C1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されている、
化合物。
【請求項124】
請求項89に記載の式IV−Bの化合物であって、ここで:
R1およびR2は、それぞれ、メチルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、C1〜4アルキル、必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジル、C1〜4アルコキシであり、そして環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは2−C1〜4アルコキシフェニルである、
化合物。
【請求項125】
請求項89に記載の式IV−Bの化合物であって、ここで:
R1およびR2は、それぞれ、メチルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジル、C1〜4アルコキシであり、そして環Aは、2−ヒドロキシフェニルである、
化合物。
【請求項126】
請求項89に記載の式IV−Mの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、そしてR2は、メチル、ベンゾイミダゾール−3−イル、5−メチル−イミダゾール−3−イルであり、環Aは、2−ヒドロキシフェニル、2−フルオロフェニル、2−トリフルオロメチルフェニルまたはフェニルである、
化合物。
【請求項127】
請求項89に記載の式IV−Mの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、そしてR2は、メチル、ベンゾイミダゾール−3−イル、5−メチル−イミダゾール−3−イルであり、環Aは、2−トリフルオロメチルフェニルまたはフェニルである、
化合物。
【請求項128】
前記化合物が、式Vを有する、請求項87に記載の化合物:
【化25】
【請求項129】
前記化合物が、以下の構造の1つを有する、請求項128に記載の化合物:
【化26】
【化27】
【請求項130】
前記化合物が、式VIを有する、請求項128に記載の化合物:
【化28】
ここで、R7は、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−OR’、−CH2OR’、−SR’、−CH2SR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、
化合物。
【請求項131】
前記化合物が、式VI−A〜VI−Nから選択される構造を有する、請求項130に記載の化合物:
【化29】
【化30】
【化31】
【請求項132】
請求項131に記載の化合物であって、ここで:
a.R1およびR2は、それぞれ別個に、5員または6員のアリール環、3員〜7員の飽和または部分不飽和環、または必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位は、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる;
b.R3の各存在は、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−S(O)2N(R’)2から選択される;そして
c.R4の各存在は、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−SO2N(R’)2から選択される、
化合物。
【請求項133】
請求項131に記載の化合物であって、ここで:
a.R1およびR2は、それぞれ別個に、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチル、またはn−ブチルである;
b.R3の各存在は、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルまたはベンジルである;そして
c.R4の各存在は、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜C4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、
化合物。
【請求項134】
請求項131に記載の化合物であって、ここで:
a.R1およびR2は、それぞれ別個に、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチル、またはn−ブチルである;
b.R3の各存在は、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルまたはベンジルである;
c.R4の各存在は、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜C4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される;そして
d.R7は、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜C4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、
化合物。
【請求項135】
請求項1または15に記載の化合物と、薬学的に受容可能なキャリアまたはアジュバントとを含有する、医薬組成物。
【請求項136】
急性、慢性、神経障害性または炎症性の疼痛、関節炎、片頭痛、群発性頭痛、三叉神経痛、疱疹性神経痛、一般神経痛、癲癇または癲癇状態、神経変性疾患、精神医学的障害(例えば、不安および鬱病)、筋緊張症、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調、多発性硬化症、過敏性腸症候群、失禁症、内臓痛、骨関節炎疼痛、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害、根性痛、坐骨神経症、背痛、頭痛または頸痛、激痛または難治性疼痛、侵害受容性疼痛、突破痛、術後痛または癌疼痛から選択される疾患、障害または病気を治療するかその重篤度を軽減する方法であって、該患者に、式Iの化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩の有効量を投与する工程を包含する、方法:
【化32】
ここで:
pは、0、1または2である;
X1、X2、X3およびX4は、それぞれ別個に、NR3、C=O、CHR4、S、O、S=OまたはSO2から選択される;
R1およびR2は、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6脂肪族、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;またはR1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリルまたはヘテロアリール環を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、ここで、R1、R2、またはR1およびR2により形成される任意の環は、一緒になって、それぞれ別個に、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、0個〜4個の−R5の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R6で置換されている;
環Aは、5員〜6員の単環式または8員〜10員の二環式アリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている;
R4、R5およびR7の各存在は、別個に、Q−RXである;ここで、Qは、結合であるか、またはC1〜C6アルキリデン鎖であり、ここで、Qの2個までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、別個に、CO、CO2、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO2、NRCONR、SO、SO2、NRSO2、SO2NR、NRSO2NR、O、SまたはNRで置き換えられている;
RXの各存在は、別個に、R’、ハロゲン、NO2またはCNから選択される;
Rの各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したC1〜6脂肪族基から選択される;
R’の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換した基から選択され、該基は、C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環から選択され、該ヘテロアリール環は、5個〜10個の環原子を有し、そして該ヘテロシクリル環は、3個〜10個の環原子を有するか、またはここで、RおよびR’は、それらが結合する原子と一緒になって、またはR’の2個の存在は、それらが結合する原子と一緒になって、5員〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、該環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;そして
R3、R6またはR8の各存在は、別個に、R’、−COR’、−CO2(C1〜6脂肪族)、−CON(R’)2または−SO2R’である、
方法。
【請求項137】
前記化合物が、請求項1または15に記載されている、請求項136に記載の方法。
【請求項138】
前記疾患、病気または障害が、電位依存型ナトリウムチャネルの活性化または機能亢進に関係している、請求項136に記載の方法。
【請求項139】
前記疾患、病気または障害が、電位依存型カルシウムチャネルの活性化または機能亢進に関係している、請求項136に記載の方法。
【請求項140】
前記疾患、病気または障害が、急性、慢性、神経障害性または炎症性の疼痛である、請求項139に記載の方法。
【請求項141】
前記疾患、病気または障害が、根性痛、坐骨神経症、背痛、頭痛または頸痛である、請求項136に記載の方法。
【請求項142】
前記疾患、病気または障害が、激痛または難治性疼痛、急性痛、術後痛、背痛または癌疼痛である、請求項136に記載の方法。
【請求項143】
以下におけるNaV1.1、NaV1.2、NaV1.3、NaV1.4、NaV1.5、NaV1.6、NaV1.7、NaV1.8、NaV1.9またはCaV2.2活性の1つまたはそれ以上を阻害する方法:
(a)患者;または
(b)生体試料;
該方法は、式Iの化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩を、該患者に投与するかまたは該生体試料と接触させる工程を包含する:
【化33】
ここで:
pは、0、1または2である;
X1、X2、X3およびX4は、それぞれ別個に、NR3、C=O、CHR4、S、O、S=OまたはSO2から選択される;
R1およびR2は、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6脂肪族、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;またはR1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリルまたはヘテロアリール環を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、ここで、R1、R2、またはR1およびR2により形成される任意の環は、一緒になって、それぞれ別個に、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、0個〜4個の−R5の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R6で置換されている;
環Aは、5員〜6員の単環式または8員〜10員の二環式アリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている;
R4、R5およびR7の各存在は、別個に、Q−RXである;ここで、Qは、結合であるか、またはC1〜C6アルキリデン鎖であり、ここで、Qの2個までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、別個に、CO、CO2、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO2、NRCONR、SO、SO2、NRSO2、SO2NR、NRSO2NR、O、SまたはNRで置き換えられている;
RXの各存在は、別個に、R’、ハロゲン、NO2またはCNから選択される;
Rの各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したC1〜6脂肪族基から選択される;
R’の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換した基から選択され、該基は、C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環から選択され、該ヘテロアリール環は、5個〜10個の環原子を有し、そして該ヘテロシクリル環は、3個〜10個の環原子を有するか、またはここで、RおよびR’は、それらが結合する原子と一緒になって、またはR’の2個の存在は、それらが結合する原子と一緒になって、5員〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、該環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;そして
R3、R6またはR8の各存在は、別個に、R’、−COR’、−CO2(C1〜6脂肪族)、−CON(R’)2または−SO2R’である、
方法。
【請求項144】
前記化合物が、請求項1または15に記載されている、請求項143に記載の方法。
【請求項145】
前記化合物が、表1から選択される、請求項136または143に記載の方法。
【請求項146】
表1から選択される、化合物。
【請求項1】
式Iの化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化1】
ここで:
pは、0、1または2である;
X1、X2、X3およびX4は、それぞれ別個に、NR3、C=O、CHR4、S、O、S=OまたはSO2から選択される;
R1およびR2は、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6脂肪族、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;またはR1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリルまたはヘテロアリール環を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、ここで、R1、R2、またはR1およびR2により形成される任意の環は、一緒になって、それぞれ別個に、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、0個〜4個の−R5の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R6で置換されている;
環Aは、5員〜6員の単環式または8員〜10員の二環式アリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている;
R4、R5およびR7の各存在は、別個に、Q−RXである;ここで、Qは、結合であるか、またはC1〜C6アルキリデン鎖であり、ここで、Qの2個までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、別個に、CO、CO2、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO2、NRCONR、SO、SO2、NRSO2、SO2NR、NRSO2NR、O、SまたはNRで置き換えられている;
RXの各存在は、別個に、R’、ハロゲン、NO2またはCNから選択される;
Rの各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したC1〜6脂肪族基から選択される;
R’の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換した基から選択され、該基は、C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環から選択され、該ヘテロアリール環は、5個〜10個の環原子を有し、そして該ヘテロシクリル環は、3個〜10個の環原子を有するか、またはここで、RおよびR’は、それらが結合する原子と一緒になって、またはR’の2個の存在は、それらが結合する原子と一緒になって、5員〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、該環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;そして
R3、R6またはR8の各存在は、別個に、R’、−COR’、−CO2(C1〜6脂肪族)、−CON(R’)2または−SO2R’である;
但し:
a)R2が、必要に応じて置換したインダゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
b)R2が、必要に応じて置換したピラゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
c)R2が1,2,4−トリアゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
d)pが1であるとき:
i)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−モルホリノであり、環Aが非置換フェニルであるとき、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、以下ではない:
1)CH2、CH(CH2)Ph、NR3およびCHCH3;
2)CH2、CH2、CH2およびS;
3)CH2、S、CH2およびS;
4)CH2、CH2、SおよびCH2;
5)CH2、CHMe、SおよびCH2;または
6)CHMe、CH2、N(CH2)PhおよびCH2;
ii)環Aがイミダゾール−1−イルであるとき、R1は、水素ではなく、そしてR2は、CH2Ph、(CH2)2O(CH2)2OHまたは−CH2(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ではない;
iii)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−ピペリジニルであるとき:
1)X1、X2およびX3がCH2であり、そしてX4がSであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
2)X1、X2およびX4がCH2であり;そしてX3がSであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
iv)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−ピペリジニルであり、X1、X2およびX3がCH2であり、そしてX4がSであるとき、環Aは、3−NO2Ph、4−ピリジニルまたは非置換フェニルではない;
v)X1、X2、X3またはX4の1個がNR3であり、そしてX1、X2、X3またはX4の他のものが、それぞれ、CH2であり、そしてR1およびR2が、それぞれ、Me、H、CH2Phまたは(CH2)2NMe2であるとき、環Aは、6位置で置換されたピリド−2−イルではない;
vi)X1、X2およびX3が、それぞれ、CH2であり、X4がSであり、R1がHであり、そしてR2が−CH2≡CHであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
vii)X1がNMeであり、X2、X3およびX4が、それぞれ、CH2であり、R1がHであり、そしてR2が非置換フェニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
viii)X1、X2およびX4が、それぞれ、CH2であり、X3がSであり、R1およびR2が、それぞれ、Meであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
e)pが0であるとき:
i)X1がCH2であり、X2がNR3であり、X3がC=Oであるか;またはX1がC=Oであり、X2がCHR4であり、そしてX3がNR3であるか;またはX2がNR3であり、X2がC=Oであり、そしてX3がCHR4であるか;またはX1がCH2であり、X2がOであり、そしてX3がC=Oであるとき、そのとき、R1が水素であり、そしてR2が非置換フェニルまたは−CH2CH2Clであるとき、またはR1およびR2が、一緒になって、必要に応じて置換されたピペラジニル、モルホリノ、ピペリジニルまたはピロリジニルを形成するとき、環Aは、必要に応じて置換されたピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノまたはピロリジニルではない;
ii)X1がCHR4であり、X2がSO2であり、X3がCHR4であり、そしてR1およびR2が、一緒になって、ピペラジニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
iii)X1およびX2がCHR4であり、X3がOであり、R1が水素であり、そしてR2が−C(=O)CH3であるとき、環Aは、置換フリルではない;
iv)X2がSであり、X2がCHR4であり、X3がCHR4であるか;またはX1がCHR4であり、X2がSであり、そしてX3がCHR4であるか;またはX1およびX2がCHR4であり、そしてX3がSであるとき、環Aは、必要に応じて置換したN−連結モルホリノ、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニルではないか、または非置換フェニルまたはシクロプロピルではない;
v)X1がCHR4であり、X2がNR3であり、X3がCHR4であり、そしてR1およびR2が、両方共に、メチルであるとき、環Aは、6−メチル−2−ピリジルではない;
vi)X1がNR3であり、X2がC=Oであり、X2がNR3であり、そしてR1およびR2が、両方共に、メチルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
vii)X1およびX2がCHR4であり、X3がNR3であり、R1が水素であり、そしてR2が非置換フェニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
さらに、但し、
a)X1、X2、X3およびX4の各々がCHR4であり、そしてpが0または1であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;
b)X1、X2、X3およびX4の各々がCHR4であり、そして環Aが置換または非置換ピペリジニル基であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;
c)X1、X2、X3およびX4の各々がCHR4であり、R1が水素であり、そしてR2が1H−インダゾール−3−イル、7−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル、5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル、5,7−ジフルオロ−1H−インダゾール−3−イルまたは5−メチル−1H−ピラゾリルであり、そして環Aが非置換フェニル基またはオルト位置でClまたはCF3で置換したフェニル基であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;そして
d)5(6H)−キナゾリノン、4−アニリノ−7,8−ジヒドロ−2,7−ジフェニル−および5(6H)−キナゾリノン、4−アニリノ−7,8−ジヒドロ−7,7−ジメチル−2−フェニル−は、除外される、
化合物。
【請求項2】
pが、0または1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
環Aが、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環が、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されており、ここで、R7およびR8が、上で定義したとおりである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH−MeまたはN−(C1〜4アルキル)、N−ベンジルである;
pは、0、1または2である;
R1は、メチルであり、そしてR2は、フラン−2−イルメチル、ジメチルアミノエチルまたはメチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、ピペリジニル、ピペラジニル、4−メチルピペリジニル、4−C1〜4アルコキシピペリジニル、モルホリニル、4−カルボキシ−C1〜4アルキルピペラジニルまたは4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニル、2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニル、リン酸フェニル−2−二ナトリウムまたはピロリルである、
化合物。
【請求項5】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH−MeまたはN−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルであり、そしてR2は、フラン−2−イルメチルまたはメチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、ピペリジニル、4−メチルピペリジニル、モルホリニルまたは4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニルである、
化合物。
【請求項6】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルであり、そしてR2は、フラン−2−イルメチルまたはメチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、ピペリジニル、4−メチルピペリジニルまたは4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニルである、
化合物。
【請求項7】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH−Meである;
pは、1である;
R1およびR2は、一緒になって、4−メチルピペリジニルまたは4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシまたは2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニルである、
化合物。
【請求項8】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1およびX2は、CH2であり、X4は、CHOHまたはCH2であり、そしてX3は、CH2、CH−MeまたはC(O)−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルであり、そしてR2は、メチルまたはメチルアミノエチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、1−ピペリジニル、1−ピペラジニルまたは4−メチルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニル、2−フルオロフェニルまたは1−ピロリルである、
化合物。
【請求項9】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH2またはCH−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルであり、そしてR2は、メチルまたはメチルアミノエチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、1−ピペラジニルまたは4−メチルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは1−ピロリルである、
化合物。
【請求項10】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1およびX4は、CH2であり、X2は、CH2、CHMeまたはC(O)OMeであり、そしてX3は、N−ベンジル、N−(3−メトキシベンジル)、N−(4−カルボキシメチルベンジル)、CH2またはCH−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルまたはベンジルであり、そしてR2は、メチルまたはジメチルアミノエチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、1−ピペラジニル、1−ピペリジニル、4−カルボキシエチルピペラジニル、4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニル、4−メチルピペリジニル、4−メトキシピペリジニル、4−メチルピペラジニル、3−ジエチルアミノカルボニルピペリジニルまたはモルホリニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニル、2−メトキシフェニルまたは1−ピロリルである、
化合物。
【請求項11】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、N−ベンジル、N−(3−メトキシベンジル)、N−(4−カルボキシメチルベンジル)、CH2またはCH−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルまたはベンジルであり、そしてR2は、メチルまたはジメチルアミノエチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、1−ピペラジニル、1−ピペリジニル、4−カルボキシエチルピペラジニル、4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニル、4−メチルピペリジニル、4−メトキシピペリジニル、3−ジエチルアミノカルボニルピペリジニルまたはモルホリニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニル、2−メトキシフェニルまたは1−ピロリルである、
化合物。
【請求項12】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、N−ベンジル、N−(3−メトキシベンジル)、N−(4−カルボキシメチルベンジル)またはCH−Meである;
pは、1である;
R1は、メチルまたはベンジルであり、そしてR2は、メチルまたはジメチルアミノエチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、4−C1〜4アルキルスルホニルピペラジニル、4−メチルピペリジニルまたは3−ジエチルアミノカルボニルピペリジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは2−メトキシフェニルである、
化合物。
【請求項13】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、N−(3−メトキシベンジル)またはCH−Meである;
pは、1である;
R1およびR2は、両方共に、メチルである;または
R1およびR2は、一緒になって、4−メチルスルホニルピペラジニルまたは4−エチルスルホニルピペラジニルを形成する;そして
環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは2−メトキシフェニルである、
化合物。
【請求項14】
請求項1に記載の化合物であって、ここで:
X1、X2およびX4は、CH2であり、そしてX3は、CH2またはCH−Meであり、pは、1であり、R1およびR2は、それぞれ、メチルであるか、またはR1およびR2は、一緒になって、1−ピペラジニルを形成し、そして環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは1−ピロリルである、
化合物。
【請求項15】
式I’の化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化2】
ここで:
R1およびR2は、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6脂肪族、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;またはR1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリルまたはヘテロアリール環を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、ここで、R1、R2、またはR1およびR2により形成される任意の環は、一緒になって、それぞれ別個に、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、0個〜4個の−R5の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R6で置換されている;
環Aは、5員〜6員の単環式または8員〜10員の二環式アリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている;
xは、0〜6である;
pは、0、1または2である;そして
R4、R5およびR7の各存在は、別個に、Q−RXである;ここで、Qは、結合であるか、またはC1〜C6アルキリデン鎖であり、ここで、Qの2個までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、別個に、CO、CO2、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO2、NRCONR、SO、SO2、NRSO2、SO2NR、NRSO2NR、O、SまたはNRで置き換えられている;
Rの各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したC1〜6脂肪族基から選択される;
R’の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換した基から選択され、該基は、C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環から選択され、該ヘテロアリール環は、5個〜10個の環原子を有し、そして該ヘテロシクリル環は、3個〜10個の環原子を有するか、またはここで、RおよびR’は、それらが結合する原子と一緒になって、またはR’の2個の存在は、それらが結合する原子と一緒になって、5員〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、該環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;そして
R6またはR8の各存在は、別個に、R’、−COR’、−CO2(C1〜6脂肪族)、−CON(R’)2または−SO2R’である;
但し:
a)pが0または1であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;
b)環Aが置換または非置換ピペリジニル基であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;
c)R1が水素であり、そしてR2が1H−インダゾール−3−イル、7−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル、5−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル、5,7−ジフルオロ−1H−インダゾール−3−イルまたは5−メチル−1H−ピラゾリルであり、そして環Aが非置換フェニル基またはオルト位置でClまたはCF3で置換したフェニル基であるとき、少なくとも1個のR4は、水素以外のものである;そして
d)5(6H)−キナゾリノン、4−アニリノ−7,8−ジヒドロ−2,7−ジフェニル−および5(6H)−キナゾリノン、4−アニリノ−7,8−ジヒドロ−7,7−ジメチル−2−フェニル−は、除外される、
化合物。
【請求項16】
前記化合物が、式I−A、I−BまたはI−Cを有する、請求項15に記載の化合物:
【化3】
【請求項17】
式I−Bを有する、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
請求項17に記載の化合物であって、ここで:
(i)環Aは、ピロリル、ピリジル、フルオロフェニル、ヒドロキシフェニル、アシルオキシフェニル、ヒドロキシ−フルオロフェニル、メトキシフェニル、フェニル−リン酸二ナトリウム塩、メチルピペリジル、エチル−カルバミン酸フェニルエステルである;
(ii)xは、0〜2であり、そしてR4は、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシまたはハロ、ヒドロキシ、C1〜4アルキルカルボニルオキシまたはカルボ(C1〜4アルコキシ)であり、該C1〜4アルキルは、必要に応じて、ヒドロキシで置換されている;
(iii)R1は、水素、C1〜4アルキルまたはベンジルであり、そしてR2は、C1〜4アルキル、ジ(C1〜4アルキル)アミノ−C1〜4アルキル、2−(2’−テトラヒドロフラニル)メチル、2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルまたはイミダゾール−5−イル−エチルである;または
(iv)R1およびR2は、一緒になって、環を形成し、該環は、N−ピロリジニル、N−ピペリジニル、N−ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、(C1〜4アルキル)スルホニルピペラジニルから選択され、ここで、該環は、必要に応じて、3個までの置換基で置換されており、該置換基は、ハロ、オキソ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、−O−C1〜4アルキル、C1〜4アルキルから選択され、該C1〜4アルキルは、必要に応じて、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、ジ(C1〜4アルキル)アミノカルボニルまたはカルボキシで置換されている、
化合物。
【請求項19】
請求項17に記載の化合物であって、ここで:
(i)環Aは、1−ピロリル、2−ピリジル、2−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、2−アシルオキシフェニル、2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニル、2−メトキシフェニル、フェニル−2−リン酸二ナトリウム塩、または4−メチルピペリジル、2−エチル−カルバミン酸フェニルエステルである
(ii)xは、0であるか、またはxは、1であり、そしてR4は、6−メチル、7−メチル、8−ヒドロキシまたは2−t−ブチルカルボニルオキシであるか、またはxは、2であり、そしてR4は、6−カルボキシメチルおよび7−カルボキシメチルである;
(iii)R1は、水素、メチル、エチルまたはベンジルであり、そしてR2は、メチル、エチル、ジメチルアミノエチル、2−(2’−テトラヒドロフラニル)メチル、2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル、メチルアミノエチル、イミダゾール−5−イル−エチルである;または
(vii)R1およびR2は、一緒になって、4−メトキシピペリジニル、N−ピロリジニル、3−トリフルオロメチル−1−ピロリジニル、4−ブチルスルホニル−ピペラジニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、4−メチルピペリジニル、4−ヒドロキシピペリジニル、4−モルホリニル、4−メチルスルホニルピペラジニル、4−エチルスルホニルピペラジニル、4−イソプロピルスルホニルピペラジニル、N−ピペリジニル、3−ジエチルアミノカルボニル−1−ピペリジニル、4−オキソ−ピペリジニル、3−アミノカルボニル−ピペリジニル、4−メチルピペラジニルまたは4−カルボキシエチル−ピペラジニルを形成する、
化合物。
【請求項20】
請求項17に記載の化合物であって、ここで:
(i)環Aは、2−ピリジル、2−フルオロフェニル、2−ヒドロキシフェニル、2−アシルオキシフェニル、2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニル、2−メトキシフェニルまたは4−メチルピペリジルである;
(ii)xは、0であるか、またはxは、1であり、そしてR4は、6−メチル、7−メチルまたは8−ヒドロキシである;
(iii)R1は、メチル、エチルまたはベンジルであり、そしてR2は、メチル、エチル、ジメチルアミノエチルまたは2−(2’−テトラヒドロフラニル)メチルであるか、またはR1およびR2は、一緒になって、4−メトキシピペリジニル、N−ピロリジニル、4−ブチルスルホニル−ピペラジニル、ピペリジニル、4−メチルピペリジニル、4−ヒドロキシピペリジニル、4−モルホリニル、4−メチルスルホニルピペラジニル、4−エチルスルホニルピペラジニル、N−ピペリジニル、3−ジエチルアミノカルボニル−1−ピペリジニルまたは4−カルボキシエチル−ピペラジニルを形成する、
化合物。
【請求項21】
請求項17に記載の化合物であって、ここで:
(i)環Aは、2−ピリジル、2−ヒドロキシフェニル、2−アシルオキシフェニル、2−ヒドロキシ−6−フルオロフェニルまたは4−メチルピペリジルである;
(ii)xは、0であるか、またはxは、1であり、そしてR4は、7−メチルである;
(iii)R1は、メチルであり、そしてR2は、メチルまたは2−(2’−テトラヒドロフラニル)メチルであるか、またはR1およびR2は、一緒になって、4−ブチルスルホニル−ピペラジニル、ピペリジニル、4−メチルピペリジニル、4−モルホリニル、4−メチルスルホニルピペラジニル、4−エチルスルホニルピペラジニル、4−ピペリジニルまたは4−カルボキシエチル−ピペラジニルを形成する、
化合物。
【請求項22】
環Aが、2−ヒドロキシフェニルであり、R1およびR2が、一緒になって、1−ピペリジニル環を形成し、xが、1であり、そしてR4が、7−メチルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項23】
R1またはR2のいずれも、水素ではなく、そしてR1およびR2が、それぞれ別個に、5員または6員のアリール環、3員〜7員の飽和または部分不飽和環、または必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基から選択され、該アリール環が、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項24】
R1およびR2が、それぞれ別個に、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
R1およびR2が、それぞれ別個に、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であるとき、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
R1およびR2基が、それぞれ別個に、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチルまたはn−ブチルである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
請求項15または16に記載の化合物であって、ここで:
(i)R1またはR2の一方は、水素であり、そしてR1またはR2の他方は、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;または
(ii)R1またはR2の一方は、水素であり、そしてR1またはR2の他方は、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位は、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、
化合物。
【請求項28】
R1またはR2が、以下から選択される、請求項23に記載の化合物:
【化4】
【化5】
【請求項29】
R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリル環を形成し、該ヘテロシクリル環が、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素または酸素から選択される、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項30】
R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、以下から選択される環を形成する、請求項29に記載の化合物:
【化6】
【請求項31】
R1およびR2が、一緒になって、必要に応じて置換したピロリジン−1−イル(ff)、ピペリジン−1−イル(dd)、ピペラジン−1−イル(cc)またはモルホリン−4−イル(ee)である、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
zが、0〜2である、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
zが、0である、請求項31に記載の化合物。
【請求項34】
R5が、別個に、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基から選択され、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項35】
R5が、別個に、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基から選択され、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
R6が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基から選択され、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項28に記載の化合物。
【請求項37】
R6が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルから選択される、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
請求項15または16に記載の化合物であって、ここで:
xは、0、1または2である;そして
各R4は、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、
化合物。
【請求項39】
各R4が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
R4の2個の存在が、一緒になって、必要に応じて置換した3員〜7員の飽和または部分不飽和環を形成し、該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項41】
R4の2個の存在が、一緒になって、シクロアルキル基を形成し、そして前記化合物が、式I−B−iで示す構造を有する、請求項15または16に記載の化合物:
【化7】
【請求項42】
環Aが、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピロリル、ピペリジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ピラゾリル、ベンゾピラゾリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾキサゾリル、イソキサゾリル、ベンゾイソキサゾリル、イソチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、ベンゾチエニル、フラノイル、ベンゾフラノイルまたはトリアジニル環であり、各々が、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項43】
環Aが、必要に応じて置換したフェニル、2−ピリジル、3−ピリジルまたは4−ピリジルである、請求項15または16に記載の化合物:
【化8】
ここで、各yは、別個に、0〜5である、
化合物。
【請求項44】
yが、0〜2である、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
yが、0であり、そして環Aが、置換されていない、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
R7基が、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項47】
R7が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
R8が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項15または16に記載の化合物。
【請求項49】
R8が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルである、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
式IIを有する、請求項15に記載の化合物:
【化9】
【請求項51】
式11−A、式11−Bまたは式II−Cを有する、請求項50に記載の化合物:
【化10】
【請求項52】
R1またはR2のいずれも、水素ではなく、そしてR1およびR2が、それぞれ別個に、5員または6員のアリール環、3員〜7員の飽和または部分不飽和環、または必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基から選択され、該アリール環が、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
R1およびR2の両方が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項51に記載の化合物。
【請求項54】
R1およびR2が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であるとき、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項51に記載の化合物。
【請求項55】
R1およびR2基が、必要に応じて置換したエチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチルまたはn−ブチルである、請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
R1またはR2の一方が、水素であり、そしてR1またはR2の他方が、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項57】
R1またはR2の一方が、水素であり、そしてR1またはR2の他方が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位は、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項51に記載の化合物。
【請求項58】
R1またはR2が、以下から選択される、請求項51に記載の化合物:
【化11】
【化12】
ここで、各zは、別個に、0〜4である、
化合物。
【請求項59】
R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリル環を形成し、該ヘテロシクリル環が、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素または酸素から選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項60】
R1およびR2が、一緒になって、以下から選択される環を形成する、請求項59に記載の化合物:
【化13】
【化14】
ここで、各zは、別個に、0〜4である、
【請求項61】
R1およびR2が、一緒になって、必要に応じて置換したピロリジン−1−イル(ff)、ピペリジン−1−イル(dd)、ピペラジン−1−イル(cc)またはモルホリン−4−イル(ee)である、請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
zが、0〜2である、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
zが、0であり、そして前記環が、置換されていない、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
R5が、別個に、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項61に記載の化合物。
【請求項65】
R5が、別個に、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
R6が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項67】
R6が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルである、請求項67に記載の化合物。
【請求項68】
xが、0、1または2であり、そして各R4が、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項69】
各R4が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項70】
R4の2個の存在が、一緒になって、必要に応じて置換した3員〜7員の飽和または部分不飽和環を形成し、該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項71】
R4の2個の存在が、一緒になって、シクロアルキル基を形成し、式II−B−iの化合物を形成する、請求項70に記載の化合物:
【化15】
【請求項72】
yが、0〜2である、請求項51に記載の化合物。
【請求項73】
yが、0であり、そして環Aが、置換されていない、請求項72に記載の化合物。
【請求項74】
R7が、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項51に記載の化合物。
【請求項75】
R7が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
式III−A、式III−Bまたは式III−Cを有する、請求項51〜55のいずれか1項に記載の化合物:
【化16】
ここで、各R7は、別個に、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−OR’、−CH2OR’、−SR’、−CH2SR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、
化合物。
【請求項77】
式III−Bを有する、請求項76に記載の化合物。
【請求項78】
式III−Aを有する、請求項76に記載の化合物。
【請求項79】
請求項78に記載の化合物であって、ここで:
xは、0であり、R7は、ヒドロキシであり、R1およびR2は、両方共に、C1〜4アルキルであるか、またはR1およびR2は、一緒になって、ピロリジル、ピペリジニルまたはモルホリニル環を形成する、
化合物。
【請求項80】
xが、0であり、R7が、ヒドロキシであり、R1およびR2が、両方共に、メチルであるか、またはR1およびR2が、一緒になって、ピロリジルまたはピペリジニル環を形成する、請求項79に記載の化合物。
【請求項81】
xが、0であり、R7がヒドロキシであり、R1およびR2が、両方共に、メチルであるか、またはR1およびR2が、一緒になって、ピロリジル環を形成する、請求項80に記載の化合物。
【請求項82】
請求項76に記載の化合物であって、ここで:
a)R1およびR2は、それぞれ別個に、5員または6員のアリール環、3員〜7員の飽和または部分不飽和環、または必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、N、OまたはSから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、N、OまたはSから選択され、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位は、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる;そして
b)xは、0、1または2であり、そしてR4は、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、
化合物。
【請求項83】
請求項76に記載の化合物であって、ここで:
a)R1およびR2は、それぞれ別個に、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチルまたはn−ブチルである;そして
b)xは、0、1または2であり、そして各R4は、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、
化合物。
【請求項84】
請求項76に記載の化合物であって、ここで:
a)R1およびR2は、それぞれ別個に、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチルまたはn−ブチルである;
b)xは、0、1または2であり、そして各R4は、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される;
c)R7は、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルたまはベンジルオキシから選択される、
化合物。
【請求項85】
式III−Cを有する、請求項76に記載の化合物:
(i)R7は、ヒドロキシである;
(ii)R1およびR2は、両方共に、C1〜4アルキル、好ましくは、メチルであるか、またはR1およびR2は、一緒になって、ピロリニル環またはモルホリニル環を系伊勢する;そして
(iii)xは、0である、
化合物。
【請求項86】
式Iの化合物、またはそれらの薬学的に受容可能な塩:
【化17】
ここで:
pは、0、1または2である;
X1、X2、X3およびX4は、それぞれ別個に、原子価および安定性が許容するとき、NR3、C=O、CHR4、S、O、S=OまたはSO2から選択されるが、但し、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、同時にCHR4とはならない;
R1およびR2は、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6脂肪族、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;またはR1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリルまたはヘテロアリール環を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、ここで、R1、R2、またはR1およびR2により形成される任意の環は、一緒になって、それぞれ別個に、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、0個〜4個の−R5の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R6で置換されている;
環Aは、5員〜6員の単環式または8員〜10員の二環式アリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている;
R4、R5およびR7の各存在は、別個に、Q−RXである;ここで、Qは、結合であるか、またはC1〜C6アルキリデン鎖であり、ここで、Qの2個までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、別個に、CO、CO2、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO2、NRCONR、SO、SO2、NRSO2、SO2NR、NRSO2NR、O、SまたはNRで置き換えられている;
RXの各存在は、別個に、R’、ハロゲン、NO2またはCNから選択される;
Rの各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したC1〜6脂肪族基から選択される;
R’の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換した基から選択され、該基は、C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環から選択され、該ヘテロアリール環は、5個〜10個の環原子を有し、そして該ヘテロシクリル環は、3個〜10個の環原子を有するか、またはここで、RおよびR’は、それらが結合する原子と一緒になって、またはR’の2個の存在は、それらが結合する原子と一緒になって、5員〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、該環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;そして
R3、R6またはR8の各存在は、別個に、R’、−COR’、−CO2(C1〜6脂肪族)、−CON(R’)2または−SO2R’である;
但し:
a)R2が、必要に応じて置換したインダゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
b)R2が、必要に応じて置換したピラゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
c)R2が1,2,4−トリアゾール−3−イルであるとき、R1は、水素ではない;
d)pが1であるとき:
i)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−モルホリノであり、環Aが非置換フェニルであるとき、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、以下ではない:
1)CH2、CH(CH2)Ph、NR3およびCHCH3;
2)CH2、CH2、CH2およびS;
3)CH2、S、CH2およびS;
4)CH2、CH2、SおよびCH2;
5)CH2、CHMe、SおよびCH2;または
6)CHMe、CH2、N(CH2)PhおよびCH2;
ii)環Aがイミダゾール−1−イルであるとき、R1は、水素ではなく、そしてR2は、CH2Ph、(CH2)2O(CH2)2OHまたは−CH2(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ではない;
iii)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−ピペリジニルであるとき:
1)X1、X2およびX3がCH2であり、そしてX4がSであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
2)X1、X2およびX4がCH2であり;そしてX3がSであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
iv)R1およびR2が、窒素原子と一緒になって、N−ピペリジニルであり、X1、X2およびX3がCH2であり、そしてX4がSであるとき、環Aは、3−NO2Ph、4−ピリジニルまたは非置換フェニルではない;
v)X1、X2、X3またはX4の1個がNR3であり、そしてX1、X2、X3またはX4の他のものが、それぞれ、CH2であり、そしてR1およびR2が、それぞれ、Me、H、CH2Phまたは(CH2)2NMe2であるとき、環Aは、6位置で置換されたピリド−2−イルではない;
vi)X1、X2およびX3が、それぞれ、CH2であり、X4がSであり、R1がHであり、そしてR2が−CH2≡CHであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
vii)X1がNMeであり、X2、X3およびX4が、それぞれ、CH2であり、R1がHであり、そしてR2が非置換フェニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
viii)X1、X2およびX4が、それぞれ、CH2であり、X3がSであり、R1およびR2が、それぞれ、Meであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
e)pが0であるとき:
i)X1がCH2であり、X2がNR3であり、X3がC=Oであるか;またはX1がC=Oであり、X2がCHR4であり、そしてX3がNR3であるか;またはX2がNR3であり、X2がC=Oであり、そしてX3がCHR4であるか;またはX1がCH2であり、X2がOであり、そしてX3がC=Oであるとき、そのとき、R1が水素であり、そしてR2が非置換フェニルまたは−CH2CH2Clであるとき、またはR1およびR2が、一緒になって、必要に応じて置換されたピペラジニル、モルホリノ、ピペリジニルまたはピロリジニルを形成するとき、環Aは、必要に応じて置換されたピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノまたはピロリジニルではない;
ii)X1がCHR4であり、X2がSO2であり、X3がCHR4であり、そしてR1およびR2が、一緒になって、ピペラジニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;
iii)X1およびX2がCHR4であり、X3がOであり、R1が水素であり、そしてR2が−C(=O)CH3であるとき、環Aは、置換フリルではない;
iv)X2がSであり、X2がCHR4であり、X3がCHR4であるか;またはX1がCHR4であり、X2がSであり、そしてX3がCHR4であるか;またはX1およびX2がCHR4であり、そしてX3がSであるとき、環Aは、必要に応じて置換したN−連結モルホリノ、ピロリジニル、ピペラジニル、ピペリジニルではないか、または非置換フェニルまたはシクロプロピルではない;
v)X1がCHR4であり、X2がNR3であり、X3がCHR4であり、そしてR1およびR2が、両方共に、メチルであるとき、環Aは、6−メチル−2−ピリジルではない;
vi)X1がNR3であり、X2がC=Oであり、X2がNR3であり、そしてR1およびR2が、両方共に、メチルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
vii)X1およびX2がCHR4であり、X3がNR3であり、R1が水素であり、そしてR2が非置換フェニルであるとき、環Aは、非置換フェニルではない;そして
さらに、但し、pが1であるとき、X1、X2、X3およびX4は、それぞれ、同時にCHR4とはならないか、またはpが0であるとき、X1、X2およびX3は、それぞれ、同時にCHR4とはならない、
化合物。
【請求項87】
pが、0または1である、請求項86に記載の化合物。
【請求項88】
X1、X2、X3またはX4の1個または2個が、NR3、S、O、S=OまたはSO2であり、そして残りが、それぞれ、CHR4である、請求項86に記載の化合物。
【請求項89】
以下から選択される、請求項86に記載の化合物:
【化18】
【化19】
【化20】
【請求項90】
式IV−I、式IV−J、式IV−K、式IV−Lまたは式IV−Mを有し、ここで、該イオウ環原子が、スルホキシまたはスルホニルで置き換えられる、請求項89に記載の化合物。
【請求項91】
R1またはR2のいずれも、水素ではなく、そしてR1およびR2が、それぞれ別個に、5員または6員のアリール環、3員〜7員の飽和または部分不飽和環、または必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基から選択され、該アリール環が、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項86に記載の化合物。
【請求項92】
R1およびR2の両方が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項86に記載の化合物。
【請求項93】
R1およびR2が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であるとき、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位が、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられ、好ましいR1およびR2基が、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチルまたはn−ブチルである、請求項92に記載の化合物。
【請求項94】
R1またはR2の一方が、水素であり、そしてR1またはR2の他方が、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項95】
R1またはR2の一方が、水素であり、そしてR1またはR2の他方が、必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基であり、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位は、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる、請求項94に記載の化合物。
【請求項96】
R1またはR2が、以下から選択される、請求項86に記載の化合物:
【化21】
【化22】
ここで、各zは、別個に、0〜4である、
化合物。
【請求項97】
R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリル環を形成し、該ヘテロシクリル環が、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素または酸素から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項98】
R1およびR2が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、3員〜8員のヘテロシクリル基を形成し、該ヘテロシクリル基が、以下から選択される、請求項97に記載の化合物:
【化23】
ここで、各zは、別個に、0〜4である、
【請求項99】
R1およびR2が、一緒になって、必要に応じて置換したピロリジン−1−イル(ff)、ピペリジン−1−イル(dd)、ピペラジン−1−イル(cc)またはモルホリン−4−イル(ee)である、請求項98に記載の化合物。
【請求項100】
zが、0〜2である、請求項99に記載の化合物。
【請求項101】
zが、0であり、そして前記環が、置換されていない、請求項100に記載の化合物。
【請求項102】
R5が、別個に、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項103】
R5が、別個に、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項102に記載の化合物。
【請求項104】
R6が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項105】
R6が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルまたはベンジルである、請求項104に記載の化合物。
【請求項106】
R4が、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−SO2N(R’)2から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項107】
R4が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項108】
R3が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−S(O)2N(R’)2から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項109】
R3が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルまたはベンジルである、請求項108に記載の化合物。
【請求項110】
環Aが、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環が、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環が、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている、請求項86に記載の化合物。
【請求項111】
環Aが、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピロリル、ピペリジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ピラゾリル、ベンゾピラゾリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾキサゾリル、イソキサゾリル、ベンゾイソキサゾリル、イソチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、ベンゾチエニル、フラノイル、ベンゾフラノイルまたはトリアジニル環であり、各々が、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている、請求項110に記載の化合物。
【請求項112】
環Aが、必要に応じて置換したフェニル、2−ピリジル、3−ピリジルまたは4−ピリジルである、請求項111に記載の化合物:
【化24】
ここで、各yは、別個に、0〜5である、
化合物。
【請求項113】
R7が、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6−アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−SO2N(R’)2から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項114】
R7が、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、請求項113に記載の化合物。
【請求項115】
R8が、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基が、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−S(O)2N(R’)2−から選択される、請求項113に記載の化合物。
【請求項116】
R8が、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルまたはベンジルである、請求項115に記載の化合物。
【請求項117】
請求項89に記載の式IV−Aの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、そしてR2は、メチル、5−メチル−ピラゾール−3−イル、5−フルオロ−ベンゾピラゾール−3−イルまたはベンゾピラゾール−3−イルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、水素、アシル、1−オキソ−2−メトキシ−エチル、1−オキソ−プロピル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、ベンジルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、必要に応じて、ハロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C1〜4アルキルまたはC1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されているか、または環Aは、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−3−イルである、
化合物。
【請求項118】
請求項89に記載の式IV−Aの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、そしてR2は、メチル、5−メチル−ピラゾール−3−イル、5−フルオロ−ベンゾピラゾール−3−イルまたはベンゾピラゾール−3−イルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、水素またはベンジルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、必要に応じて、ハロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C1〜4アルキルまたはC1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されているか、または環Aは、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−3−イルである、
化合物。
【請求項119】
請求項89に記載の式IV−Aの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、そしてR2は、メチル、5−メチル−ピラゾール−3−イル、5−フルオロ−ベンゾピラゾール−3−イルまたはベンゾピラゾール−3−イルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、水素またはベンジルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、必要に応じて、ハロ、ヒドロキシまたはC1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されている、
化合物。
【請求項120】
請求項89に記載の式IV−Bの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、R2は、メチルまたは5−フルオロベンゾイミダゾール−3−イル、5−メチルイミダゾール−3−イルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、水素、C1〜4アルキル、必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジル、C1〜4アルキルスルホニル、アシル、メチルカルボキシエチル、C1〜4アルキルカルボニル、メトキシメチルカルボニルまたはベンゾイルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、2−ヒドロキシ、2−トリフルオロメチル、4−メチル、4−カルボン酸、4−トリフルオロメチルオキシまたは2−C1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されている、
化合物。
【請求項121】
請求項89に記載の式IV−Aの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、R2は、メチルまたは5−フルオロベンゾイミダゾール−3−イルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、C1〜4アルキル、必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジル、C1〜4アルキルスルホニル、アシル、メチルカルボキシエチル、C1〜4アルキルカルボニルまたはベンゾイルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、2−ヒドロキシ、2−トリフルオロメチルまたは2−C1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されている、
化合物。
【請求項122】
請求項89に記載の式IV−Bの化合物であって、ここで:
R1およびR2は、それぞれ、メチルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、C1〜4アルキル、必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジル、C1〜4アルキルスルホニルまたはベンゾイルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、2−ヒドロキシまたは2−C1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されている、
化合物。
【請求項123】
請求項89に記載の式IV−Bの化合物であって、ここで:
R1およびR2は、それぞれ、メチルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、C1〜4アルキル、または必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジルであり、そして環Aは、フェニルであり、該フェニルは、2−ヒドロキシまたは2−C1〜4アルコキシ、好ましくは、メトキシで置換されている、
化合物。
【請求項124】
請求項89に記載の式IV−Bの化合物であって、ここで:
R1およびR2は、それぞれ、メチルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、C1〜4アルキル、必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジル、C1〜4アルコキシであり、そして環Aは、2−ヒドロキシフェニルまたは2−C1〜4アルコキシフェニルである、
化合物。
【請求項125】
請求項89に記載の式IV−Bの化合物であって、ここで:
R1およびR2は、それぞれ、メチルであり、X1、X3およびX4は、それぞれ、CH2であり、R3は、必要に応じてカルボキシ−C1〜4アルキルで置換したベンジル、C1〜4アルコキシであり、そして環Aは、2−ヒドロキシフェニルである、
化合物。
【請求項126】
請求項89に記載の式IV−Mの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、そしてR2は、メチル、ベンゾイミダゾール−3−イル、5−メチル−イミダゾール−3−イルであり、環Aは、2−ヒドロキシフェニル、2−フルオロフェニル、2−トリフルオロメチルフェニルまたはフェニルである、
化合物。
【請求項127】
請求項89に記載の式IV−Mの化合物であって、ここで:
R1は、水素またはメチルであり、そしてR2は、メチル、ベンゾイミダゾール−3−イル、5−メチル−イミダゾール−3−イルであり、環Aは、2−トリフルオロメチルフェニルまたはフェニルである、
化合物。
【請求項128】
前記化合物が、式Vを有する、請求項87に記載の化合物:
【化25】
【請求項129】
前記化合物が、以下の構造の1つを有する、請求項128に記載の化合物:
【化26】
【化27】
【請求項130】
前記化合物が、式VIを有する、請求項128に記載の化合物:
【化28】
ここで、R7は、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜4アルキル、アリール、アラルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−OR’、−CH2OR’、−SR’、−CH2SR’、−COOR’、−NRCOR’、−CON(R’)2または−S(O)2N(R’)2から選択される、
化合物。
【請求項131】
前記化合物が、式VI−A〜VI−Nから選択される構造を有する、請求項130に記載の化合物:
【化29】
【化30】
【化31】
【請求項132】
請求項131に記載の化合物であって、ここで:
a.R1およびR2は、それぞれ別個に、5員または6員のアリール環、3員〜7員の飽和または部分不飽和環、または必要に応じて置換したC1〜4脂肪族基から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子が、別個に、N、OまたはSから選択され、ここで、該C1〜4脂肪族基内の1個またはそれ以上のメチレン単位は、必要に応じて、別個に、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO2(NR)または(NR)SO2で置き換えられる;
b.R3の各存在は、別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、−CH2OR’、−CH2SR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−S(O)2N(R’)2から選択される;そして
c.R4の各存在は、別個に、水素、ハロゲン、CN、NO2、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜6アルキル、アリール、アリール(C1〜6)アルキル、−N(R’)2、−CH2N(R’)2、OR’、−CH2OR’、SR’、−CH2SR’、COOR’、−NRCOR’、−(CH2)2N(R’)2、−(CH2)2OR’、−(CH2)2SR’、−COR’、−CON(R’)2、SO2R’または−SO2N(R’)2から選択される、
化合物。
【請求項133】
請求項131に記載の化合物であって、ここで:
a.R1およびR2は、それぞれ別個に、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチル、またはn−ブチルである;
b.R3の各存在は、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルまたはベンジルである;そして
c.R4の各存在は、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜C4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、
化合物。
【請求項134】
請求項131に記載の化合物であって、ここで:
a.R1およびR2は、それぞれ別個に、必要に応じて置換したメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCH2CH3、(CH2)2OCH3、CH2(CO)OCH2CH3、CH2(CO)OCH3、CH(CH3)CH2CH3、またはt−ブチル、またはn−ブチルである;
b.R3の各存在は、別個に、H、Me、CF3、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COO(C1〜C4アルキル)、−CH2OH、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、SO2N(CH3)2、または必要に応じて置換したフェニルまたはベンジルである;
c.R4の各存在は、別個に、H、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−O(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜C4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される;そして
d.R7は、Cl、Br、F、CF3、Me、Et、CN、NO2、−COOH、NH2、−N(CH3)2、−N(Et)2、−N(iPr)2、−(CH2)2OCH3、−CO(C1〜C4アルキル)、−CONH2、−COOCH3、−OH、−CH2OH、−NHCOCH3、−SO2(C1〜C4アルキル)、−SO2NH2、−SO2N(CH3)2、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、または必要に応じて置換した基であり、該必要に応じて置換した基は、C1〜C4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される、
化合物。
【請求項135】
請求項1または15に記載の化合物と、薬学的に受容可能なキャリアまたはアジュバントとを含有する、医薬組成物。
【請求項136】
急性、慢性、神経障害性または炎症性の疼痛、関節炎、片頭痛、群発性頭痛、三叉神経痛、疱疹性神経痛、一般神経痛、癲癇または癲癇状態、神経変性疾患、精神医学的障害(例えば、不安および鬱病)、筋緊張症、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調、多発性硬化症、過敏性腸症候群、失禁症、内臓痛、骨関節炎疼痛、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害、根性痛、坐骨神経症、背痛、頭痛または頸痛、激痛または難治性疼痛、侵害受容性疼痛、突破痛、術後痛または癌疼痛から選択される疾患、障害または病気を治療するかその重篤度を軽減する方法であって、該患者に、式Iの化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩の有効量を投与する工程を包含する、方法:
【化32】
ここで:
pは、0、1または2である;
X1、X2、X3およびX4は、それぞれ別個に、NR3、C=O、CHR4、S、O、S=OまたはSO2から選択される;
R1およびR2は、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6脂肪族、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;またはR1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリルまたはヘテロアリール環を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、ここで、R1、R2、またはR1およびR2により形成される任意の環は、一緒になって、それぞれ別個に、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、0個〜4個の−R5の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R6で置換されている;
環Aは、5員〜6員の単環式または8員〜10員の二環式アリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている;
R4、R5およびR7の各存在は、別個に、Q−RXである;ここで、Qは、結合であるか、またはC1〜C6アルキリデン鎖であり、ここで、Qの2個までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、別個に、CO、CO2、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO2、NRCONR、SO、SO2、NRSO2、SO2NR、NRSO2NR、O、SまたはNRで置き換えられている;
RXの各存在は、別個に、R’、ハロゲン、NO2またはCNから選択される;
Rの各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したC1〜6脂肪族基から選択される;
R’の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換した基から選択され、該基は、C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環から選択され、該ヘテロアリール環は、5個〜10個の環原子を有し、そして該ヘテロシクリル環は、3個〜10個の環原子を有するか、またはここで、RおよびR’は、それらが結合する原子と一緒になって、またはR’の2個の存在は、それらが結合する原子と一緒になって、5員〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、該環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;そして
R3、R6またはR8の各存在は、別個に、R’、−COR’、−CO2(C1〜6脂肪族)、−CON(R’)2または−SO2R’である、
方法。
【請求項137】
前記化合物が、請求項1または15に記載されている、請求項136に記載の方法。
【請求項138】
前記疾患、病気または障害が、電位依存型ナトリウムチャネルの活性化または機能亢進に関係している、請求項136に記載の方法。
【請求項139】
前記疾患、病気または障害が、電位依存型カルシウムチャネルの活性化または機能亢進に関係している、請求項136に記載の方法。
【請求項140】
前記疾患、病気または障害が、急性、慢性、神経障害性または炎症性の疼痛である、請求項139に記載の方法。
【請求項141】
前記疾患、病気または障害が、根性痛、坐骨神経症、背痛、頭痛または頸痛である、請求項136に記載の方法。
【請求項142】
前記疾患、病気または障害が、激痛または難治性疼痛、急性痛、術後痛、背痛または癌疼痛である、請求項136に記載の方法。
【請求項143】
以下におけるNaV1.1、NaV1.2、NaV1.3、NaV1.4、NaV1.5、NaV1.6、NaV1.7、NaV1.8、NaV1.9またはCaV2.2活性の1つまたはそれ以上を阻害する方法:
(a)患者;または
(b)生体試料;
該方法は、式Iの化合物またはそれらの薬学的に受容可能な塩を、該患者に投与するかまたは該生体試料と接触させる工程を包含する:
【化33】
ここで:
pは、0、1または2である;
X1、X2、X3およびX4は、それぞれ別個に、NR3、C=O、CHR4、S、O、S=OまたはSO2から選択される;
R1およびR2は、それぞれ別個に、水素、または必要に応じて置換した基であり、該基は、C1〜6脂肪族、5員〜6員のアリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環から選択され、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;またはR1およびR2は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、必要に応じて置換した3員〜8員のヘテロシクリルまたはヘテロアリール環を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール環は、1個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、ここで、R1、R2、またはR1およびR2により形成される任意の環は、一緒になって、それぞれ別個に、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、0個〜4個の−R5の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R6で置換されている;
環Aは、5員〜6員の単環式または8員〜10員の二環式アリール環または3員〜7員の飽和または部分不飽和環であり、該アリール環は、0個〜5個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、そして該飽和または部分不飽和環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択され、必要に応じて、1個またはそれ以上の炭素原子において、−R7の0個〜5個の存在で置換されており、そして1個またはそれ以上の置換可能窒素原子において、−R8で置換されている;
R4、R5およびR7の各存在は、別個に、Q−RXである;ここで、Qは、結合であるか、またはC1〜C6アルキリデン鎖であり、ここで、Qの2個までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、別個に、CO、CO2、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO2、NRCONR、SO、SO2、NRSO2、SO2NR、NRSO2NR、O、SまたはNRで置き換えられている;
RXの各存在は、別個に、R’、ハロゲン、NO2またはCNから選択される;
Rの各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換したC1〜6脂肪族基から選択される;
R’の各存在は、別個に、水素または必要に応じて置換した基から選択され、該基は、C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環またはヘテロシクリル環から選択され、該ヘテロアリール環は、5個〜10個の環原子を有し、そして該ヘテロシクリル環は、3個〜10個の環原子を有するか、またはここで、RおよびR’は、それらが結合する原子と一緒になって、またはR’の2個の存在は、それらが結合する原子と一緒になって、5員〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール環を形成し、該環は、0個〜3個のヘテロ原子を有し、該ヘテロ原子は、別個に、窒素、酸素またはイオウから選択される;そして
R3、R6またはR8の各存在は、別個に、R’、−COR’、−CO2(C1〜6脂肪族)、−CON(R’)2または−SO2R’である、
方法。
【請求項144】
前記化合物が、請求項1または15に記載されている、請求項143に記載の方法。
【請求項145】
前記化合物が、表1から選択される、請求項136または143に記載の方法。
【請求項146】
表1から選択される、化合物。
【公表番号】特表2007−501258(P2007−501258A)
【公表日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−522773(P2006−522773)
【出願日】平成16年8月5日(2004.8.5)
【国際出願番号】PCT/US2004/025559
【国際公開番号】WO2005/014558
【国際公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【出願人】(306035339)
【出願人】(306035340)
【出願人】(306035351)
【出願人】(306035362)
【出願人】(306035373)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年8月5日(2004.8.5)
【国際出願番号】PCT/US2004/025559
【国際公開番号】WO2005/014558
【国際公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【出願人】(306035339)
【出願人】(306035340)
【出願人】(306035351)
【出願人】(306035362)
【出願人】(306035373)
【Fターム(参考)】
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