説明

電位依存性イオンチャネルの調節因子として有用なピリミジン

疾患状態のために現在使用されるナトリウムチャネル遮断剤およびカルシウムチャネルの遮断剤の効果は多数の副作用によってかなりの程度制限されてきた。従って、さらなるNaチャネルアンタゴニスト、およびCaチャネルアンタゴニスト、好ましくは、より高い効力およびより少ない副作用を持つものを開発する要望が依然として存在する。本発明は、疼痛の治療用の電位依存性イオンチャネルの阻害剤として有用な式(I)の化合物に関する。また、本発明は、本発明の化合物を含む薬学的に受容可能な組成物、および種々の障害の治療において該組成物を使用する方法も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式IAを有する化合物:
【化1】

またはその薬学的に受容可能な塩であって、
式中、RおよびRは、各々独立して、水素か、あるいは以下:C1−6脂肪族、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員の飽和環もしくは部分的不飽和環から選択される、必要に応じて置換された基であるか;あるいはRおよびRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択された1ないし3のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換された3ないし8員のヘテロシクリル環またはヘテロアリール環を形成し、ここに、R、R、またはRおよびRが一緒になって形成されたいずれかの環は、各々独立して、1以上の炭素原子において0ないし4の−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで、必要に応じて置換され;
環Aは窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環であるか、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員飽和環もしくは部分的不飽和環であって、必要に応じて、1以上の炭素原子において0ないし5の−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで置換されており;
、R、RおよびRの各出現は独立してQ−Rであり;ここに、Qは結合であるか、またはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換され;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択され;
ここに、Rの各出現は、独立して、水素、または必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基から選択され;およびR’の各出現は、独立して、水素、C1−8脂肪族、C6−10アリール、5ないし10の環原子を有するヘテロアリール環、または3ないし10の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基から選択され、あるいはここに、RおよびR’は、それらが結合した原子と一緒になって、またはR’の2つの出現はそれらが結合した原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する、5ないし8員のシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環またはヘテロアリール環を形成し;そして
またはRの各出現は、独立して、R’、−COR’、−CO(C1−6脂肪族)、−CON(R’)、または−SOR’であり、
但し、Rは酸素以外の原子を介してカルボニル基の炭素原子に結合し;さらに、但し:
a)環Aが置換されていないフェニルであり、Rがメチルであって、Rが=Sまたは−SMeである場合、一緒になったRおよびRはN−モルホリノ、N−ピロリジニル、または必要に応じて置換されたピペラジニルではあり得ず;
b)環AがN−モルホリノであり、RがHであって、RがClまたはMeである場合、Rが4−Cl−フェニルであれば、RはEtではなく、あるい一緒になったはRおよびRはN−モルホリノにはなり得ず;
c)環AがN−ピロリジニルであって、RがHである場合:
i)Rが−N(CH)COPhであれば、一緒になったRおよびRはピロリジニルではあり得ず;および
ii)RがClであれば、Rが4−Me−フェニルであると、RはEtではなく;
d)環AがN−ピペリジニルであり、Rが水素であって、Rがメチルである場合、RおよびRは一緒になってN−ピペリジニルにはなり得ず;
e)環Aが必要に応じて置換されたピペラジニルであり、Rが水素であって、Rがクロロである場合、RがEtであれば、Rは4−Cl−フェニル、4−Me−フェニル、または4−F−フェニルではなく、あるいはRおよびRは一緒になってチオモルホリノにはなり得ず;
f)環Aが2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イルであり、Rが水素であって、RがOMeである場合、RがMeであれば、Rはベンジルではなく;
g)環Aが1−オキシド−4−チオモルホリニルであり、Rが水素であって、RがOEtである場合、RおよびRは一緒になってピペリジニルではあり得ず;
h)RがCHまたは必要に応じて置換されたフェニルであり、Rが水素であり、Rが必要に応じて置換されたフェニル、メチル、エチル、COR’、NR’またはCONHR’であって、Rが=S、Me、SMe、SCHCOMe、またはSCHCNである場合、環Aは置換されていないフェニルまたは4−Cl−フェニルではなく;
i)RがCHであり、Rが水素であり、Rがエチルであって、Rが水素である場合、環AはN−ピロリジニル、ピペラジン−1−イル、N−モルホリニルまたは1−ピペリジニルであり;
j)RがN(R’)であり、Rが水素であり、Rが3−,5−Cl−フェニル、4−Cl−フェニル、メチル、必要に応じて置換されたシクロヘキシル、3−Cl、4−OMe―ベンジル、4−Ac−フェニル、エチル、i―プロピル、4−OEt−フェニル、4−OMe―フェニル、ベンジル、または(CHORであって、RがCH、水素またはSMeである場合、環Aは置換されていないフェニル、ピペリジニル、必要に応じて置換されたピペラジニル、モルホリニル、必要に応じて置換されたピロリジニル、5,8−ジヒドロ−1,7−ナフチリジン−7(6H)−イル、または5,6−ジヒドロ−8−イミダゾ[1,2−a]ピラジン−7−イルではなく;
k)Rが−CH=CHN(CH、CH、−(CH―N−モルホリノ、−(CH−OMe、−(CH−OH、−CHOMe、n−ブチル、ピリジン−2−イルメチル、ピリジン−2−イル、ピリミジン−5−イル、CHSOMe、−(CH−NMe、−(CH−N−(4−メチルピペラジル)、−(CH−NH−ピリジン−3−イル、−(CH−NH−CH−ピリジン−3−イル、1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル、5−アミノ−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−4−イル、4−(ジメチルアミノ)フェニル、3,4−(メチレンジオキシ)フェニル、−CH=CH、−CH=CH、または−CH(CN)COOEtであり、Rが水素であり、Rが必要に応じて置換されたベンジルまたはエチルであり、RがSMeまたは水素である場合、環Aは置換されていないフェニルまたは必要に応じて置換されたピロリジニルではなく;
l)Rが水素であって、Rが水素または4,6−ジメチルピリミジン−2−イルであり、環Aが必要に応じて置換されたフェニルであり、RがMeまたは置換されていないフェニルである場合、RはSMe、=S、Meまたは置換されていないフェニルではなく;
m)Rが水素であって、Rが必要に応じて置換されていないベンジルである場合、Rは3,4,5−トリメトキシフェニルではなく;
n)RおよびRが共に水素であり、環Aが(2−フルオロフェニルメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルであり、Rがエチルまたは2−エトキシエチルである場合、Rは水素ではなく;
o)Rが水素であり、Rがベンゾイルである場合、R、Rおよび環Aは、全て同時に置換されていないフェニルであることはなく;
p)RおよびRが共に水素であり、環Aが4−(4’−モルホリニル)−5−メチル−2−フェニルチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル、4−アミノ−5−メチル−2−フェニルチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル、4−(4−(4−フルオロフェニル)−ピペラジル)−5−メチル−2−フェニルチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル、4−(4,6−ジメチル−ピリミジン−2−イル)アミノ−5−メチル−2−フェニルチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル、4−(N−ピロリジニル)−5−メチル−2−フェニルチエノ[2,3−d]ピリミジン−6−イル、または置換されていないフェニルであり、Rがメチルである場合、RはメチルまたはSMeではなく;
q)RおよびRが共に水素であり、Rがメチルであり、Rが=Sまたは置換されていないフェニルである場合、環Aは置換されていないフェニルではなく;
r)RおよびRが一緒になってN−ピロリジニル環を形成し、Rが−NHCH(4−トリフルオロメチルフェニル)であり、RがHである場合、環AはN−ピロリジニル、3,4−ジメトキシフェニル、2−メトキシフェニル、チオフェン−3−イル、またはチオフェン−2―イルではない、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項2】
およびRが、それらが結合した窒素原子と一緒になって、窒素、硫黄または酸素から独立して選択される1ないし3のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換された3ないし8員ヘテロシクリル環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
およびRが、それらが結合した窒素原子と一緒になって、以下:
【化2】

から選択された必要に応じて置換された3ないし8員ヘテロシクリル環を形成し、式中、zは0ないし4である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
およびRが、それらが結合した窒素原子と一緒になって、環bb、dd、ee、ffまたはggを形成する、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
およびRが、必要に応じて置換されたC1−4脂肪族基であり、ここに、C1−4脂肪族基における1以上のメチレン単位が、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO(NR)または(NR)SOで必要に応じて置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
またはRの一方が水素であって、RまたはRの他方が必要に応じて置換されたC1−4脂肪族基であり、ここに、C1−4脂肪族基における1以上のメチレン単位が、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)(CO)NR、SO(NR)、または(NR)SOで必要に応じて置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
およびR基がメチル、エチル、シクロプロピル、n―プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCHCH、(CHOCH、CH(CO)OCHCH、CH(CO)OCH、CH(CH)CHCH、t−ブチル、またはn−ブチルから選択される、請求項5または6に記載の化合物。
【請求項8】
およびRが同一である、請求項5または7に記載の化合物。
【請求項9】
またはRの一方が水素であって、そしてRまたはRの他方が窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員の飽和環もしくは部分的不飽和環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
またはRの一方が水素であって、RまたはRの他方が:
【化3】

【化4】

から選択される、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
が水素、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−CHOR’、−CHSR’、−(CH)N(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項3または10に記載の化合物。
【請求項12】
が、独立して、H、Me、CF、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C−Cアルキル)、−CONH、−COO(C−Cアルキル)、−CHOH、−SONH、SON(CH、または必要に応じて置換されたフェニルである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
が水素、ハロゲン、CN、NO、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、OR’、−CHOR’、SR’,−CHSR’、COOR’、−NRCOR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
がH、Cl、Br、F、CF、Me、Et、CN、NO、−COOH、NH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CONH、−COOCH、−OH、−CHOH、−NHCOCH、−SONH、SON(CH、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、あるいはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される必要に応じて置換された基である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
が−CFH、−CF、−CHCl、−CHBr、CHCN、−CHOR’、−CHSR’、−CHN(R’)、またはQ−Rであり;ここに、Qは必要に応じて置換されたC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換され;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択され、但し、Qは炭素原子を介してカルボニル基の炭素原子に結合している、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
が−CFH、−CF、−CHCl、−CHBr、CHCN、−CHOR’、−CHSR’、−CHN(R’)、またはQ−Rであり;ここに、Qは結合であって、RはC2−8脂肪族、C6−10アリール、5ないし10の環原子を有するヘテロアリール環、または3ないし10の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基である、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
が水素、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−CHOR’、−CHSR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
R’がH、Me、CF、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C−Cアルキル),−CONH、−COO(C−Cアルキル)、−CHOH、−SONH、SON(CH、または必要に応じて置換されたフェニルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
環Aがフェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピロリル、ピペリジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ピラゾリル、ベンゾピラゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チアゾリル、ベンズチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソオキサゾリル、ベンズイソオキサゾリル、イソチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、ベンゾチエニル、フラノイル、ベンゾフラノイル、またはトリアジニル環から選択され、ここに、該環は、1以上の炭素原子においてyの−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで、必要に応じて置換され、ここに、yは0ないし5である、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
環Aがフェニル、ピペリジル、チオフェニル、インドリル、またはピロリジニルから選択され、ここに、環Aは、0ないし2の−Rの出現、および置換可能な窒素原子において0ないし1の−Rの出現を有する、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
環Aがフェニル、ピペリジル、またはピロリジニルである、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
環Aが:
【化5】

から選択され、式中、yは0ないし5である、請求項19に記載の化合物。
【請求項23】
yが0ないし2である、請求項19に記載の化合物。
【請求項24】
yが0であって、環Aが置換されていない、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
各Rが、独立して、水素、ハロゲン、CN、NO、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、OR’、−CHOR’、SR’、−CHSR’、COOR’、−NRCOR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基から選択される、請求項23に記載の化合物。
【請求項26】
各Rが、独立して、H、Cl、Br、F、CF、Me、Et、CN、NO、−COOH、NH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CONH、−COOCH、−OH、−CHOH、−NHCOCH、−SONH、SON(CH、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、あるいはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される必要に応じて置換された基である、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
各Rが、独立して、水素、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−CHOR’、−CHSR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基から選択される、請求項23に記載の化合物。
【請求項28】
各Rが、独立して、H、Me、CF、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C−Cアルキル)、−CONH、−COO(C−Cアルキル)、−CHOH、−SONH、SON(CH、または必要に応じて置換されたフェニルである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
およびRが共に必要に応じて置換されたC1−4脂肪族であり、RがC1−4脂肪族であり、Rが水素であって、環Aが必要に応じて置換されたフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
およびRが共にメチル、エチル、またはプロピルであり、Rがエチル、プロピルまたはブチルであって、環Aが1つまでのQ−R置換基を有するフェニルであり、ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換され;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
およびRが共にC1−4脂肪族であるか、あるいはRおよびRは一緒になって5ないし6員の複素環式環を形成し、Rが必要に応じて置換されたC1−4脂肪族またはアリールであり、Rが水素であって、環Aが必要に応じて置換されたフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
およびRが共にメチル、エチル、またはプロピルであるか、あるいはRおよびRが一緒になって、必要に応じて置換された1−ピロリジニルまたは1−ピペリジニルを形成し、Rが必要に応じて置換されたエチル、プロピル、ブチルまたはフェニルであって、環Aが1つまでのQ−R置換基を有するフェニルであり、ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択される、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
およびRが共にメチルまたはエチルであり、Rがエチルまたはプロピルであり、Rが水素であって、環Aが2−置換フェニルであり、ここに、該置換基はQ−Rであり、ここに、Qは結合である、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
およびRが共にC1−4脂肪族であり、Rが必要に応じて置換されたC1−4脂肪族であり、Rが水素であって、環Aが必要に応じて置換されたフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
およびRがメチルまたはエチルを含み、Rが必要に応じて置換されたエチル、またはプロピルであり、環Aが1つまでのQ−R置換基を有するフェニルであり、ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
およびRが共にメチルまたはエチルであり、Rがエチルまたはプロピルであり、Rが水素であって、環AがハロまたはOHで必要に応じて置換されたフェニルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
およびRが共にC1−4脂肪族であるか、あるいはRおよびRが一緒になって4ないし6員複素環式環を形成し、Rが必要に応じて置換されたC1−4脂肪族またはアリールであり、Rが水素であって、環Aが必要に応じて置換されたフェニル、5員ヘテロアリール、または6員ヘテロシクリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項38】
およびRが共にメチル、エチル、またはプロピルであるか;あるいはRおよびRが一緒になって、1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、または2,5−ジヒドロピロリル環を形成し、Rが必要に応じて置換されたエチル、プロピル、ブチル、またはフェニルであって、環Aが1つまでのQ−R置換基を有するフェニルであり、ここに、Qが結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位が、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換され;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択される、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
およびRが共にメチルまたはエチルであり、Rがエチルまたはプロピルであり、Rが水素であって、環AがハロまたはOHで必要に応じて置換されたフェニルである、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
およびRが共にC1−4脂肪族であり、RがC1−4脂肪族であり、Rが水素であって、環Aが2つまでのQ−R置換基を有するフェニルであり、ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換され;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項41】
およびRが共にメチルまたはエチルであり、Rがプロピル、n−ブチルまたはイソブチルであり、Rが水素であって、環Aがハロ、OH、OMe、OCF、またはC1−4脂肪族から選択される2つまでの置換基を有するフェニルである、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
式IBを有する化合物:
【化6】

またはその薬学的に受容可能な塩であって、
式中、RおよびRは、各々、独立して、水素、あるいはC1−6脂肪族、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員飽和環もしくは部分的不飽和環から選択される、必要に応じて置換された基であるか;あるいはRおよびRはそれらが結合した窒素原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される1ないし3のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3ないし8員のヘテロシクリル環またはヘテロアリール環を形成し、ここに、R、R、またはRおよびRが一緒になって形成したいずれかの環は、各々、独立して1以上の炭素原子において0ないし4の−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで、必要に応じて置換され;
環Aは窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環であるか、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員飽和環もしくは部分的不飽和環であって、必要に応じて、1以上の炭素原子において0ないし5の−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで置換されており;
、R、RおよびRの各出現は、独立して、Q−Rであり;ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換され;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択され;
ここに、Rの各出現は、独立して、水素、または必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基から選択され;およびR’の各出現は、独立して、水素、あるいはC1−8脂肪族、C6−10アリール、5ないし10の環原子を有するヘテロアリール環、または3ないし10の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基から選択され、あるいはここに、RおよびR’はそれらが結合した原子と一緒になって、あるいはR’の2つの出現はそれらが結合した原子と一緒になって、5ないし8員シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、あるいは窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有するヘテロアリール環を形成し;および
またはRの各出現は、独立して、R’、−COR’、−CO(C1−6脂肪族)、−CON(R’)、または−SOR’であり;但し、
a)Rがエチルであり;Rが水素であり;環Aが置換されていないフェニルであって、Rが水素である場合、Rは必要に応じて置換された2−ピリジニル、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換されたベンジル、−CHCOH、−CHCN、n−プロピル、メチル、エチル、−CH(4−OMe−フェニル)、−CHCON(Me)CHPh、−CHC≡CH、−CHCHOMe、−CHCH=CH、または−(CHOHではなく;
b)Rがエチルであり;Rが水素であり;環Aがチエニルであり;およびRが水素である場合;Rは必要に応じて置換されたフェニルではなく;
c)Rがエチルであり;Rが水素であり;環Aが置換されていないフェニルである場合;Rがメチル、エチル、CHCHPh、−CHCHモルホリノ、−CHCHNEt、−CHCHOMe、n−ブチル、または必要に応じて置換されたフェニルであれば、Rは−CHCHCN、−CHCN、または−CHCHOAcではなく、あるいは一緒になったRおよびRは、必要に応じて置換されたピペリジニル、モルホリノ、またはチオモルホリノではなく;
d)Rがエチルであり;RがNH、Cl、Me、またはBrであり、環Aが置換されていないフェニルまたはモルホリノであって、Rが水素である場合、Rは必要に応じて置換されたフェニル、またはCOR’ではなく;
e)Rがエチルであり、Rが水素であって;環Aが置換されていないフェニルである場合、RおよびRは同時にはメチルではなく;
f)Rがメチルである場合、環A、R、ならびに一緒になったRおよびRは、同時にはピペリジニルではなく;
g)Rがエチルであり、Rが水素であり、Rが置換されていないフェニルであって、Rがメチルまたはチオモルホリノである場合、環Aは置換されていないフェニル、4−OMe−フェニル、2−ピリジニル、4−Cl−フェニル、2−Cl−フェニル、3,4−ジクロロフェニル、4−Me−フェニル、3,5−ジクロロフェニル、4−OH−フェニル、または3CF−,4−Cl−フェニルではなく;
h)Rがエチル、メチル、またはイソプロピルであり、Rが水素またはエチルであって、Rがエチル、COCH、イソプロピル、−CHCHCN、ベンジル、−CHCHNEt、−CHCHCOOEtであるか、あるいはRおよびRが一緒になってピペラジニルであって、Rが水素である場合、環Aは必要に応じて置換されたピペラジニル、ピロリジニル、モルホリノまたはピペリジニルではなく;
i)Rがエチルであって、Rが水素である場合、Rは必要に応じて置換されたシクロヘキシルではなく;
j)Rがメチルであって、RがN(Me)COPhである場合、環A、ならびに一緒になったRおよびRは、同時にはN−ピロリジニルではなく;
k)Rがエチルであり、Rが必要に応じて置換されたフェニルであり、環Aが必要に応じて置換されたフェニルであって、Rが水素である場合、Rは必要に応じて置換されたナフチル、メチル、必要に応じて置換されたフェニルではなく、あるいはRおよびRは一緒になってモルホリノではなく;
l)Rがエチルである場合、一緒になったRおよびRの一方または環Aが必要に応じて置換されたピペラジニルであれば、一緒になったRおよびRの他方、または環Aはチオモルホリノまたはモルホリノではなく;
m)一緒になったRおよびRならびに環Aは、同時にはモルホリノまたはチオモルホリノではなく;
o)Rがメチルであり、Rが水素またはOMeであり、環Aが置換されていないフェニルであって、Rが水素である場合、Rはメチル、2,3−ジメチルフェニル、または3−CFフェニルではなく;
p)Rがエチルであり、Rが水素であって、環Aが置換されていないフェニルである場合:
i)RおよびRは一緒になって、1−ピロリジニル、4−メチルピペラジニル、または1−ピペリジルを形成せず;
ii)RおよびRは、両方とも、水素、メチルまたはエチルではなく;
iii)Rが水素であれば、Rは2−ヒドロキシエチルではない、
化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項43】
およびRが、それらが結合した窒素原子と一緒になって、窒素、硫黄または酸素から独立して選択される1ないし3のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3ないし8員ヘテロシクリル環を形成する、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
およびRが、それらが結合した窒素原子と一緒になって、以下:
【化7】

【化8】

から選択される必要に応じて置換された3ないし8員ヘテロシクリル環を形成し、式中、zは0ないし4である、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
およびRが、それらが結合した窒素原子と一緒になって、環bb、dd、ee、ff、またはggを形成する、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
およびRの双方が必要に応じて置換されたC1−4脂肪族基であり、ここに、該C1−4脂肪族基における1以上のメチレン単位は、必要に応じて、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO(NR)、(NR)SOで置換されている、請求項42に記載の化合物。
【請求項47】
またはRの一方が水素であって、RまたはRの他方が必要に応じて置換されたC1−4脂肪族基であり、ここに、該C1−4脂肪族基における1以上のメチレン単位は、必要に応じて、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO(NR)、または(NR)SOで置換された、請求項42に記載の化合物。
【請求項48】
およびR基がメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCHCH、(CHOCH、CH(CO)OCHCH、CH(CO)OCH、CH(CH)CHCH、またはt−ブチル、またはn−ブチルから選択される、請求項46または47に記載の化合物。
【請求項49】
およびRが同一である、請求項46または48に記載の化合物。
【請求項50】
またはRの一方が水素であって、RまたはRの他方が、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員飽和環もしくは部分的不飽和環である、請求項42に記載の化合物。
【請求項51】
またはRの一方が水素であって、RまたはRの他方が、以下:
【化9】

【化10】

から選択される、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
が水素、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−CHOR’、−CHSR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項44または51に記載の化合物。
【請求項53】
が、独立して、H、Me、CF、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C−Cアルキル)、−CONH、−COO(C−Cアルキル)、−CHOH、−SONH、SON(CH、または必要に応じて置換されたフェニルである、請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
が水素、ハロゲン、CN、NO、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、OR’、−CHOR’、SR’、−CHSR’、COOR’、−NRCOR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項42に記載の化合物。
【請求項55】
がH、Cl、Br、F、CF、Me、Et、CN、NO、−COOH、NH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CONH、−COOCH、−OH、−CHOH、−NHCOCH、−SONH、SON(CH、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、あるいはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される必要に応じて置換された基である、請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
が−CFH、−CF、−CHCl、−CHBr、CHCN、−CHOR’、−CHSR’、−CHN(R’)、またはQ−Rであり;ここに、Qは必要に応じて置換されたC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NO、またはCNから選択され、但し、Qは炭素原子を介してカルボニル基の炭素原子に結合している、請求項42に記載の化合物。
【請求項57】
が−CFH、−CF、−CHCl、−CHBr、CHCN、−CHOR’、−CHSR’、−CHN(R’)、またはQ−Rであり;ここに、Qは結合であって、RはC2−8脂肪族、C6−10アリール、5ないし10の環原子を有するヘテロアリール環、または3ないし10の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基である、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
が水素、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−CHOR’、−CHSR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、CON(R’)、またはS(O)N(R’)から選択された必要に応じて置換された基である、請求項42に記載の化合物。
【請求項59】
がH、Me、CF、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C−Cアルキル)、−CONH、−COO(C−Cアルキル)、−CHOH、−SONH、SON(CH、または必要に応じて置換されたフェニルである、請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
環Aがフェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピロリル、ピペリジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ピラゾリル、ベンゾピラゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チアゾリル、ベンズチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソオキサゾリル、ベンズイソオキサゾリル、イソチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、ベンゾチエニル、フラノイル、ベンゾフラノイル、またはトリアジニル環から選択され、ここに、該環は、1以上の炭素原子において−Rのyの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで、必要に応じて置換されており、ここに、yは0ないし5である、請求項42に記載の化合物。
【請求項61】
環Aがフェニル、ピペリジル、チオフェニル、インドリルまたはピロリジニルから選択され、ここに、環Aは、0ないし2の−Rの出現、および置換可能な窒素原子においての0ないし1の−R出現を有する、請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
環Aがフェニル、ピペリジル、またはピロリジニルである、請求項62に記載の化合物。
【請求項63】
環Aが、以下:
【化11】

から選択され、式中、yは0ないし5である、請求項60に記載の化合物。
【請求項64】
yが0ないし2である、請求項60に記載の化合物。
【請求項65】
yが0であって、環Aが置換されていない、請求項65に記載の化合物。
【請求項66】
各Rが、独立して、水素、ハロゲン、CN、NO、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、OR’、−CHOR’、SR’、−CHSR’、COOR’、−NRCOR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基から選択される、請求項64に記載の化合物。
【請求項67】
各Rが、独立して、H、Cl、Br、F、CF、Me、Et、CN、NO、−COOH、NH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CONH、−COOCH、−OH、−CHOH、−NHCOCH、−SONH、SON(CH、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、あるいはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジル、またはベンジルオキシから選択される必要に応じて置換された基である、請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
各Rが、独立して、水素、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−CHOR’、−CHSR’、−(CH)N(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基から選択される、請求項64に記載の化合物。
【請求項69】
各Rが、独立して、H、Me、CF、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C−Cアルキル)、−CONH、−COO(C−Cアルキル)、−CHOH、−SONH、SON(CH、または必要に応じて置換されたフェニルである、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
およびRが共に必要に応じて置換されたC1−4脂肪族であり、RがC1−4脂肪族であり、Rが水素であって、環Aが必要に応じて置換された5ないし6員アリール環、ヘテロアリール環、または複素環式環である、請求項42に記載の化合物。
【請求項71】
およびRが共にメチル、エチル、またはプロピルであり、Rがエチル、プロピルまたはブチルであり、環Aがフェニル、または1つの窒素環原子を有する5ないし6員ヘテロアリール環もしくはヘテロシクリル環であり、ここに、環Aは1つまでのQ−R置換基を有し、ここに、Qは結合であるか、C−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択される、請求項70に記載の化合物。
【請求項72】
およびRが共にC1−4脂肪族であるか、あるいはRおよびRが一緒になって2までのヘテロ原子を有する3ないし6員複素環式環を形成し、Rが必要に応じてC1−4脂肪族であり、Rが水素であって、環Aが必要に応じて置換されたフェニル、酸素、窒素または硫黄から選択される3までのヘテロ原子を有する5員ヘテロアリール、または6員ヘテロシクリルである、請求項42に記載の化合物。
【請求項73】
およびRが共にメチル、エチル、プロピルであるか;あるいはRおよびRが一緒になって、必要に応じて置換された1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、または1−ピペラジニルを形成し、Rが必要に応じて置換されたエチル、プロピル、またはブチルであり、環Aがフェニル、または1つのヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールであり、ここに、該環Aは2までのQ−R置換基を有し、ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択される、請求項72に記載の化合物。
【請求項74】
およびRが共にメチルまたはエチルであるか、あるいはRおよびRが一緒になって1−ピロリジニル環を形成し、Rがエチルまたはプロピルであり、Rが水素であって、環Aが必要に応じて置換されたフェニル、ピペリジルまたはピロリルであり、ここに、環Aはハロ、OH、OCF、またはC1−4脂肪族から選択される2つまでの置換基を有する、請求項73に記載の化合物。
【請求項75】
およびRが共にメチルまたはエチルであり、Rがエチルであり、Rが水素であって、環Aがフェニル、1−ピペリジルまたは1−ピロリルであり、ここに、環AはハロまたはOHから選択される2つまでの置換基を有する、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
およびRが共にC1−4脂肪族であるか、あるいはRおよびRが一緒になって、2つまでの窒素へテロ原子を有する4ないし6員複素環式環を形成し、Rが必要に応じて置換されたC1−4脂肪族であり、Rが水素であって、環Aが必要に応じて置換されたフェニルまたは5員ヘテロアリールである、請求項42に記載の化合物。
【請求項77】
およびRが共にメチル、エチル、プロピルであるか;あるいはRおよびRが一緒になって、必要に応じて置換された1−ピロリジニルまたは1−ピペラジニルを形成し、Rが必要に応じて置換されたエチル、プロピルまたはブチルであり、環Aがフェニル、あるいは1つのヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールであり、ここに、該環Aは2つまでのQ−R置換基を有し、ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択される、請求項76に記載の化合物。
【請求項78】
およびRが共にメチルまたはエチルであるか、あるいはRおよびRは一緒になって1−ピロリジニル環を形成し、Rがエチルまたはプロピルであり、Rが水素であって、環Aが、必要に応じて、ハロ、OH、OCF、またはC1−4脂肪族から選択される2つまでの置換基で置換されたフェニル、ピペリジル、またはピロリルである、請求項77に記載の化合物。
【請求項79】
およびRが共にメチルまたはエチルであり、Rがエチルであり、Rが水素であって、環Aがフェニル、1−ピペリジル、または1−ピロリルであり、環AがハロまたはOHから選択される2つまでの置換基を有する、請求項78に記載の化合物。
【請求項80】
およびRが共にC1−4脂肪族であるか、あるいはRおよびRが一緒になって2つまでの窒素へテロ原子を有する4ないし6員複素環式環を形成し、Rが必要に応じて置換されたC1−4脂肪族であり、Rが水素であって、環Aが必要に応じて置換されたフェニル、5ないし6員複素環式環またはヘテロアリール環である、請求項42に記載の化合物。
【請求項81】
およびRが共にメチル、エチル、プロピルであるか;あるいはRおよびRが一緒になって、必要に応じて置換された1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、2,5−ジヒドロ−1H−ピロリル、1−ピペリジニル、または1−ピペラジニルを形成し、Rが必要に応じて置換されたエチル、プロピルまたはブチルであって、環Aがフェニル、または1つのヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールであり、ここに、該環Aは2つまでのQ−R置換基を有し、ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択される、請求項80に記載の化合物。
【請求項82】
およびRが共にC1−4脂肪族であり、Rがエチル、プロピルまたはブチルであり、Rが水素であり、環Aがハロ、OH、OCF、またはC1−4脂肪族から選択される2つまでの置換基を有する、フェニル、1−ピロリジル、または1−ピロリルである、請求項81に記載の化合物。
【請求項83】
およびRが共にメチルまたはエチルであり、Rがエチルであり、Rが水素であり、環Aがハロ、OH、OCF、またはC1−4脂肪族から選択される2つまでの置換基を有する、フェニル、1−ピロリジル、または1−ピロリルである、請求項82に記載の化合物。
【請求項84】
環Aが必要に応じて置換された1−ピペリジルまたは1−ピロリルである、請求項82に記載の化合物。
【請求項85】
およびRが共にC1−4脂肪族であるか、あるいはRおよびRが一緒になって、2つまでのヘテロ原子を有する必要に応じて置換された5ないし6員複素環式環を形成し、RがC1−4脂肪族であり、Rが水素であって、環Aがアリール、または4つまでのQ−R置換基を有する、5ないし10員へテロ芳香族またはヘテロシクリルであり、ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択される、請求項42に記載の化合物。
【請求項86】
およびRが共にC1−4脂肪族であるか、あるいはRおよびRが一緒になって、2つまでのヘテロ原子を有する必要に応じて置換された5ないし6員複素環式環を形成し、RがC1−4脂肪族であり、Rが水素であって、環Aがハロ、OH、OMe、OCF、またはC1−4脂肪族から選択される2つまでの置換基を有するフェニル、インドリル、またはピロリルである、請求項85に記載の化合物。
【請求項87】
およびRが共にメチルまたはエチルであるか、あるいはRおよびRが一緒になって、必要に応じて置換されたピロリジニル環またはピペリジニル環を形成し、Rがメチルまたはエチルであり、Rが水素であって、環Aがハロ、OH、OMe、OCF、またはC1−4脂肪族から選択される2つまでの置換基を有するフェニルまたはピロリルである、請求項86に記載の化合物。
【請求項88】
およびRが共にメチルまたはエチルであるか、RおよびRが一緒になって、ピロリジニルまたは3−ヒドロキシ−ピペリジニル環を形成し、Rがメチル、またはエチルであり、Rが水素であって、環Aがハロ、OH、OMe、OCF、またはC1−4脂肪族から選択される2つまでの置換基を有するフェニルまたはピロリルである、請求項87に記載の化合物。
【請求項89】
式IIIAまたは式IIIB:
【化12】

を有する、請求項1または42に記載の化合物。
【請求項90】
請求項1または42に記載の化合物、薬学的に受容可能な担体、ビヒクルまたは希釈剤、および、必要に応じてさらなる治療剤を含む、組成物。
【請求項91】
以下から選択される疾患、障害または状態を治療するか、またはそれらの重症度を緩和する方法であって:
急性疼痛、慢性疼痛、神経障害性疼痛もしくは炎症性疼痛、関節炎、偏頭痛、群発性頭痛、三叉神経神経痛、疱疹性神経痛、全身神経痛、癲癇または癲癇性状態、神経変性障害、不安および鬱のような精神医学的障害、ミオトニー、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調、多発性硬化症、過敏性腸症候群、失禁、内臓疼痛、変形性関節症、疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害、歯根痛、坐骨神経痛、背痛、頭部痛もしくは頸部痛、重症もしくは難治疼痛、侵害受容疼痛、破綻的疼痛、外科的処置後疼痛、または癌疼痛、
該方法は、有効量の式Iの化合物:
【化13】

またはその薬学的に受容可能な塩を患者に投与する工程を含み、
式中、
は−C(O)R、−C(O)OR、またはRZ1であり;
Z1は−C(O)N(R’)、−SOR’、−SONHR’、−NHSOR’、−P(O)(OR’)、−C(O)N(CN)R’、O、SまたはNから選択される1ないし4のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された5員ヘテロアリール、または必要に応じて置換されたピラン−4−オン−イルであり;
およびRは、各々、独立して、水素、あるいはC1−6脂肪族、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員の飽和環もしくは部分的不飽和環から選択される、必要に応じて置換された基であり;あるいはRおよびRはそれらが結合した窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1ないし3のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3ないし8員ヘテロシクリル環もしくはヘテロアリール環を形成し、ここに、R、R、またはRおよびRが一緒になって形成したいずれの環も、各々、独立して、1以上の炭素原子において0ないし4の−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで、必要に応じて置換され;
環Aは窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する、5ないし6員アリール環、または8ないし10員二環式アリール環、または必要に応じて、1以上の炭素原子において0ないし5の−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで置換された、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する、3ないし7員の飽和環もしくは部分的不飽和環であり;
、R、RおよびRの各出現は、独立してQ−Rであり;ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択され、但し、Rが−ORである場合、Q−Rは炭素原子を介して酸素原子に結合し;
ここに、Rの各出現は、独立して、水素、または必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基から選択され;およびR’の各出現は、独立して、水素、あるいはC1−8脂肪族、C6−10アリール、5ないし10の環原子を有するヘテロアリール環、または3ないし10の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基から選択されるか、あるいはここに、RおよびR’はそれらが結合した原子と一緒になって、あるいはR’の2つの出現はそれらが結合した原子と一緒になって、5ないし8員シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、あるいは窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有するヘテロアリール環を形成し;および
またはRの各出現は、独立して、R’、−COR’、−CO(C1−6脂肪族)、−CON(R’)、または−SOR’であり、
但し、RがRである場合、Rは酸素以外の原子を介して、好ましくは、炭素原子を介して、カルボニル基の炭素原子に結合する、
方法。
【請求項92】
前記疾患、状態または障害が電位依存性ナトリウムチャネルの活性化または過剰活性に関連する、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記疾患、状態または障害が電位依存性カルシウムチャネルの活性化または過剰活性に関連する、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記疾患、状態または障害が急性疼痛、慢性疼痛、神経障害性疼痛、または炎症性疼痛である、請求項91に記載の方法。
【請求項95】
前記疾患、状態または障害が歯根痛、坐骨神経痛、背痛、頭部痛または頸部痛である、請求項91に記載の方法。
【請求項96】
前記疾患、状態または障害が重症または難治性疼痛、急性疼痛、外科的処置後疼痛、背痛または癌疼痛である、請求項91に記載の方法。
【請求項97】
以下:
(a)患者;または
(b)生物学的試料
において、NaV1.1、NaV1.2、NaV1.3、NaV1.4、NaV1.5、NaV1.6、NaV1.7、NaV1.8、NaV1.9、またはCaV2.2の活性のうちの1以上を阻害する方法であって、該方法は式Iの化合物:
【化14】

またはその薬学的に受容可能な塩を該患者に投与するか、または該生物学的思料と接触させる工程を含み、
式中、
は−C(O)R、−C(O)OR、またはRZ1であり;
Z1は−C(O)N(R’)、−SOR’、−SONHR’、−NHSOR’、−P(O)(OR’)、−C(O)N(CN)R’、O、SもしくはNから選択される1ないし4のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された5員ヘテロアリール環、または必要に応じて置換されたピラン−4−オン−イルであり;
およびRは、各々、独立して、水素、あるいはC1−6脂肪族、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員の飽和環もしくは部分的不飽和環から選択される、必要に応じて置換された基であるか;あるいはRおよびRは、それらが結合した窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1ないし3のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3ないし8員ヘテロシクリル環、またはヘテロアリール環を形成し、ここに、R、R、またはRおよびRが一緒になって形成したいずれの環も、各々、独立して、1以上の炭素原子において0ないし4の−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで、必要に応じて置換され;
環Aは窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する、5ないし6員アリール環または8ないし10員二環式アリール環、あるいは−Rの0ないし5の出現で1以上の炭素原子において、および−Rで1以上の置換可能な窒素原子において必要に応じて置換された、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する、3ないし7員飽和環もしくは部分的不飽和環であり;
、R、RおよびRの各出現は、独立してQ−Rであり;ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択され、但し、Rが−ORである場合、Q−Rは炭素原子を介して酸素原子に結合しており;
ここに、Rの各出現は、独立して、水素、または必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基から選択され;およびR’の各出現は、独立して、水素、あるいはC1−8脂肪族、C6−10アリール、5ないし10の環原子を有するヘテロアリール環、または3ないし10の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基から選択され、あるいはここに、RおよびR’はそれらが結合した原子と一緒になって、あるいはR’の2つの出現はそれらが結合する原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する、5ないし8員のシクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環を形成し;および
またはRの各出現は、独立して、R’、−COR’、−CO(C1−6脂肪族)、−CON(R’)、または−SOR’であり、
但し、RがRである場合、Rは酸素以外の原子を介して、好ましくは、炭素原子を介して、カルボニル基の炭素原子に結合している、
方法。
【請求項98】
が−C(O)Rである、請求項91または97に記載の方法。
【請求項99】
が−C(O)ORである、請求項91または97に記載の方法。
【請求項100】
がRZ1である、請求項91または97に記載の方法。
【請求項101】
およびRが、それらが結合した窒素原子と一緒になって、窒素、硫黄または酸素から独立して選択される1ないし3のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3ないし8員ヘテロシクリル環を形成する、請求項91または97に記載の方法。
【請求項102】
およびRが、それらが結合した窒素原子と一緒になって:
【化15】

から選択される必要に応じて置換された3ないし8員ヘテロシクリル環を形成し、式中、zは0ないし4である、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
およびRが、それらが結合した窒素原子と一緒になって、環bb、dd、ee、ffまたはggを形成する、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
およびRの双方が必要に応じて置換されたC1−4脂肪族基であり、ここに、該C1−4脂肪族基における1以上のメチレン単位が、必要に応じて、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO(NR)または(NR)SOで置換されている、請求項91または97に記載の方法。
【請求項105】
または2の一方が水素であって、RまたはRの他方が必要に応じて置換されたC1−4脂肪族基であり、ここに、該C1−4脂肪族基における1以上のメチレン単位が、必要に応じて、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO(NR)、または(NR)SOで置換されている、請求項1に記載の方法。
【請求項106】
およびR基がメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCHCH、(CHOCH、CH(CO)OCHCH、CH(CO)OCH、CH(CH)CHCH、t−ブチル、またはn−ブチルから選択される、請求項104または105に記載の方法。
【請求項107】
およびRが同一である、請求項104または106に記載の方法。
【請求項108】
またはRの一方が水素であって、RまたはRの他方が窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員の飽和環もしくは部分的不飽和環である、請求項91または97に記載の方法。
【請求項109】
またはRの一方が水素であって、RまたはRの他方が、以下:
【化16】

【化17】

から選択される、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
が水素、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−CHOR’、−CHSR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項102または109に記載の方法。
【請求項111】
が、独立して、H、Me、CF、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C−Cアルキル)、−CONH、−COO(C−Cアルキル)、−CHOH、−SONH、SON(CH、または必要に応じて置換されたフェニルである、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
が水素、ハロゲン、CN、NO、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、OR’、−CHOR’、SR’、−CHSR’、COOR’、−NRCOR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項91または97に記載の方法。
【請求項113】
がH、Cl、Br、F、CF、Me、Et、CN、NO、−COOH、NH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CONH、−COOCH、−OH、−CHOH、−NHCOCH、−SONH、SON(CH、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、あるいはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される必要に応じて置換された基である、請求項112にに記載の方法。
【請求項114】
が−CFH、−CF、−CHCl、−CHBr、CHCN、−CHOR’、−CHSR’、−CHN(R’)、またはQ−Rであり;ここに、Qは必要に応じて置換されたC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2までの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は、独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択され、但し、Qは炭素原子を介してカルボニル基の炭素原子に結合している、請求項91または97に記載の方法。
【請求項115】
が−CFH、−CF、−CHCl、−CHBr、CHCN、−CHOR’、−CHSR’、−CHN(R’)、またはQ−Rであり;ここに、Qは結合であって、Rは、C2−8脂肪族、C6−10アリール、5ないし10の環原子を有するヘテロアリール環、または3ないし10の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基である、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
が水素、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−CHOR’、−CHSR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項91または97に記載の方法。
【請求項117】
がH、Me、CF、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C−Cアルキル)、−CONH、−COO(C−Cアルキル)、−CHOH、−SONH、SON(CH、または必要に応じて置換されたフェニルである、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
環Aがフェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピロリル、ピペリジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、ピラゾリル、ベンゾピラゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、チアゾリル、ベンズチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソオキサゾリル、ベンズイソオキサゾリル、イソチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリル、チアジアゾリル、チエニル、ベンゾチエニル、フラノイル、ベンゾフラノイル、またはトリアジニル環から選択され、ここに、該環は、必要に応じて、1以上の炭素原子においてyの−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで、置換されており、ここに、yは0ないし5である、請求項91または97に記載の方法。
【請求項119】
環Aがフェニル、ピペリジル、チオフェニル、インドリル、またはピロリジニルから選択され、ここに、環Aは、0ないし2の−Rの出現、および置換可能な窒素原子において0ないし1の−Rの出現を有する、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
環Aがフェニル、ピペリジル、またはピロリジニルである、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
環Aが、以下:
【化18】

から選択され、式中、yは0ないし5である、請求項118に記載の方法。
【請求項122】
yが0ないし2である、請求項118に記載の方法。
【請求項123】
yが0であって、環Aが置換されていない、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
各Rが、独立して、水素、ハロゲン、CN、NO、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、OR’、−CHOR’、SR’、−CHSR’、COOR’、−NRCOR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基から選択される、請求項118に記載の方法。
【請求項125】
各Rが、独立して、H、Cl、Br、F、CF、Me、Et、CN、NO、−COOH、NH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CONH、−COOCH、−OH、−CHOH、−NHCOCH、−SONH、SON(CH、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、あるいはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジルまたはベンジルオキシから選択される必要に応じて置換された基である、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
各Rが、独立して、水素、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、−CHOR’、−CHSR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、または−S(O)N(R’)から選択される必要に応じて置換された基から選択される、請求項125に記載の方法。
【請求項127】
各Rが、独立して、H、Me、CF、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、CO(C−Cアルキル)、−CONH、−COO(C−Cアルキル)、−CHOH、−SONH、SON(CH、または必要に応じて置換されたフェニルである、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
式IC:
【化19】

を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩であって、
式中、RZ1はハロ、シアノ、−SOR’、−SONHR’、−NHSOR’、−P(O)(OR’)、−C(O)N(CN)R’、O、SもしくはNから選択される1ないし4のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された5員ヘテロアリール環、または必要に応じて置換されたピラン−4−オン−イルであり;
およびRは、各々、独立して、水素、あるいはC1−6脂肪族、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員の飽和環もしくは部分的不飽和環から選択される必要に応じて置換された基であるか;あるいはRおよびRはそれらが結合した窒素原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1ないし3のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された3ないし8員のヘテロシクリル環またはヘテロアリール環を形成し、ここに、R、R、またはRおよびRが一緒になって形成したいずれの環も、各々、独立して、1以上の炭素原子において0ないし4の−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで、必要に応じて置換され;
環Aは、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5ないし6員アリール環、または必要に応じて、1以上の炭素原子において0ないし5の−Rの出現で、および1以上の置換可能な窒素原子において−Rで、必要に応じて置換された、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する、3ないし7員の飽和環もしくは部分的不飽和環であり;
、R、RおよびRの各出現は、独立してQ−Rであり;ここに、Qは結合であるか、あるいはC−Cアルキリデン鎖であり、ここに、Qの2つまでの非隣接メチレン単位は、必要に応じて、CO、CO、COCO、CONR、OCONR、NRNR、NRNRCO、NRCO、NRCO、NRCONR、SO、SO、NRSO、SONR、NRSONR、O、SまたはNRによって置換されており;およびRの各出現は独立して、R’、ハロゲン、NOまたはCNから選択され;
ここに、Rの各出現は、独立して、水素、または必要に応じて置換されたC1−6脂肪族基から選択され;およびR’の各出現は、独立して、水素、あるいはC1−8脂肪族、C6−10アリール、5ないし10の環原子を有するヘテロアリール環、または3ないし10の環原子を有するヘテロシクリル環から選択される必要に応じて置換された基から選択されるか、あるいはここに、RおよびR’はそれらが結合した原子と一緒になって、あるいはR’の2つの出現はそれらが結合した原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する、5ないし8員シクロアルキル環、ヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環を形成し;そして
またはRの各出現は、独立して、R’、−COR’、−CO(C1−6脂肪族)、−CON(R’)、または−SOR’であり;
但し:
a)RZ1がテトラゾリルであり、Rが水素であり、Rが水素または必要に応じて置換されたフェニルであり、Rが水素である場合、環Aが置換されていない1−ピロリジニル、1−ピペリジル、N−モルホリニル、1−アゼパニル、またはフェニルではなく;
b)RZ1が−P(O)(OR’)であって、R’がC1−4脂肪族であり、RおよびRが共に水素であって、Rが水素、メチル、アミノ、−OCHOHである場合、環Aは1−[(2−フルオロフェニル)メチル]−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルまたは置換されていないフェニルではなく;
c)RZ1が−SONHR’であって、Rが水素であり、RおよびRが共に水素であって、Rがアミノである場合、環AはN−モルホリノではない、
化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
【請求項129】
Z1が−SOR’、−SONHR’、または−NHSOR’である、請求項128に記載の化合物。
【請求項130】
Z1が−P(O)(OR’)である、請求項128に記載の化合物。
【請求項131】
Z1がO、SまたはNから選択される1ないし4のヘテロ原子を有する必要に応じて置換された5員ヘテロアリール環である、請求項128に記載の化合物。
【請求項132】
Z1が必要に応じて置換されたオキサゾリル環、チアゾリル環、チオフェニル環、フラニル環、またはテトラゾリル環である、請求項131に記載の化合物。
【請求項133】
Z1が必要に応じて置換されたピラン−4−オン−イルである、請求項128に記載の化合物。
【請求項134】
Z1が−C(O)N(CN)R’である、請求項128に記載の化合物。
【請求項135】
式IIC:
【化20】

を有し、
式中、yは0ないし5であり;
Z1はハロ、−SOR’、−SONHR’、−NHSOR’、−P(O)(OR’)、−C(O)N(CN)R’、または、以下:
【化21】

【化22】

から選択される必要に応じて置換された環である、
請求項128に記載の化合物。
【請求項136】
およびRが、各々、独立して、N,OまたはSから独立して選択される0ないし5のヘテロ原子を有する5−または6員アリール環;N、OまたはSから独立して選択される0ないし3のヘテロ原子を有する3ないし7員の飽和環もしくは部分的不飽和環;または必要に応じて置換されたC1−4脂肪族基から選択され、ここに、該C1−4脂肪族基における一以上のメチレン単位は、必要に応じて、NR、O、(CO)O、O(CO)、NR(CO)、(CO)NR、SO(NR)または(NR)SOで置換されている、請求項135に記載の化合物。
【請求項137】
およびRが各々、独立して必要に応じて置換されたメチル、エチル、シクロプロピル、n−プロピル、プロペニル、シクロブチル、(CO)OCHCH、(CHOCH、CH(CO)OCHCH、CH(CO)OCH、CH(CH)CHCH、t−ブチル、またはn−ブチルである、請求項136に記載の化合物。
【請求項138】
が、独立して、水素、ハロゲン、CN、NO、あるいはC1−6アルキル、アリール、アリール(C1−6)アルキル、−N(R’)、−CHN(R’)、OR’、−CHOR’、SR’、−CHSR’、COOR’、−NRCOR’、−(CHN(R’)、−(CHOR’、−(CHSR’、−COR’、−CON(R’)、SOR’、または−SON(R’)から選択される必要に応じて置換された基である、請求項137に記載の化合物。
【請求項139】
がH、Cl、Br、F、CF、Me、Et、CN、NO、−COOH、NH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CO(C−Cアルキル)、−CONH、−COOCH、−OH、−CHOH、−NHCOCH、−SO(C−Cアルキル)、−SONH、−SON(CH、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、あるいはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジル、ベンジルオキシから選択される必要に応じて置換された基である、請求項138に記載の化合物。
【請求項140】
がCl、Br、F、CF、OCF、Me、Et、プロピル、n−ブチル、t−ブチル、CN、NO、−COOH、NH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CO(C−Cアルキル)、−CONH、CON(CH、−COOCH、−OH、−SCH、−CHOH、−NHCOCH、−SO(C−Cアルキル)、−SONH、−SON(CH、ピペリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、あるいはC1−4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジル、またはベンジルオキシから選択される必要に応じて置換された基である、請求項135に記載の化合物。
【請求項141】
式IIIC:
【化23】

を有し、
式中、RZ1は−SOR’、−NHSOR’、−C(O)N(CN)R’、または以下:
【化24】

から選択される必要に応じて置換された環である、
請求項135に記載の化合物。
【請求項142】
およびRが同一であって、それらは共にメチルまたはエチルであるか、あるいはRおよびRが一緒になって、1−ピペリジル、1−ピペラジルまたは1−ピロリジニルを形成する、請求項141に記載の化合物。
【請求項142】
表2から選択される化合物。
【請求項143】
請求項128または142に記載の化合物、および薬学的に受容可能な担体、ビヒクルまたは希釈剤を含む、組成物。
【請求項144】
治療剤をさらに含む、請求項143に記載の組成物。

【公表番号】特表2007−521287(P2007−521287A)
【公表日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−517847(P2006−517847)
【出願日】平成16年7月2日(2004.7.2)
【国際出願番号】PCT/US2004/021440
【国際公開番号】WO2005/003099
【国際公開日】平成17年1月13日(2005.1.13)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】