説明

電位開口型ナトリウムチャネルの阻害剤として有用なアリールアミド

本発明は、電位開口型ナトリウムチャネルの阻害剤として有用な化合物に関する。本発明は、本発明の化合物を含む薬学的に許容される組成物と、その組成物を様々な障害の治療に使用する方法も提供する。現在使用されているナトリウムチャネル遮断薬の効力は、いくつかの副作用によってかなりの程度まで限定されている。より高い効力およびより少ない副作用を有するような、追加のNaチャネル拮抗薬を開発することが依然として求められている。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化52】

または薬学的に許容されるその塩であって、式中:
Xは、O、S、NR、C(O)、またはC(Rであり;
環Aは、フェニルまたは5〜7員ヘテロアリール環であり、ここで環Aは、最大y回の存在のRで必要に応じて置換され;
は、SO、NRSO、C(O)N(Rから選択され;
は、窒素または酸素原子に結合している原子以外の最大2個の炭素原子がO、S、NR、またはC(O)で必要に応じて置換されている、C1〜6脂肪族であり;
各Rは独立して、水素、または窒素もしくは酸素原子に結合している原子以外の最大2個の炭素原子がO、S、NR、またはC(O)で必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族であり;
xは0〜4であり;
yは0〜4であり;
zは0〜4であり;
の各存在は独立して、水素、または独立した1〜3個の存在のR、オキソ、チオキソ、−CO、−OR、−N(R、−SR、−NO、ハロゲン、−CN、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−C(O)N(R、−NRC(O)R、−SO、−SON(R、−NRSO、−NRCON(R、−NRCO、−COR、−OCOR、−OCON(R、−SOR、−NRSON(R、−COCOR、−COCHCOR、−OP(O)(OR、−P(O)(OR、−PO(OR)(R)、−P(O)(R、もしくは−OP(O)(Rで必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族基から選択され;ここで
は、水素または非置換C1〜6脂肪族であり;
、R、およびRの各存在は独立して、Q−Rであり;
Qは、結合であり、または、Qの最大3個のメチレン単位が必要に応じて独立して−NH−、−NR−、−O−、−S−、−CO−、−OC(O)−、−C(O)CO−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)NH−、−C(O)NR−、−C(=N−CN)−、−NHCO−、−NRCO−、−NHC(O)O−、−NRC(O)O−、−SONH−、−SONR−、−NHSO−、−NRSO−、−NHC(O)NH−、−NRC(O)NH−、−NHC(O)NR−、−NRC(O)NR、−OC(O)NH−、−OC(O)NR−、−NHSONH−、−NRSONH−、−NHSONR−、−NRSONR−、−SO−、もしくは−SO−により置換されたC1〜6脂肪族鎖であり;ここで
Qは、独立した1〜3個の存在のRで必要に応じて置換され;
の各存在は独立して、−R’、ハロゲン、−NO、−CN、−OR’,−SR’、−N(R’)、−NR’C(O)R’、−NR’C(O)N(R’)、−NR’COR’、−C(O)R’、−COR’、−OC(O)R’、−C(O)N(R’)、−OC(O)N(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−NR’SOR’、−NR’SON(R’)、−C(O)C(O)R’、−C(O)CHC(O)R’、−OP(O)(OR、−P(O)(OR、−PO(OR)(R)、−P(O)(R、または−OP(O)(Rから選択され;
Rの各存在は独立して、水素、または独立した1〜3個の存在のR、−T−Ar、ハロゲン、オキソ、チオキソ、−OR、−SR、−N(R、−NO、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−CN、−CO、−COR、−CON(R、−OCOR、−NRCOR、−SO、−SON(R、もしくは−NRSOで必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族基から選択され;ここで
各Rは独立して、水素または非置換C1〜6脂肪族であり;または
任意の2個のR基は、同じ置換基または異なる置換基上で、各基が結合される(1個または複数の)原子と一緒になって、3〜8員飽和もしくは部分不飽和単環式環、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員単環式アリール環を必要に応じて形成し;ここで、前記単環式環は、独立した1〜3個の存在のR、−T−Ar、ハロゲン、オキソ、チオキソ、−OR、−SR、−N(R、−NO、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−CN、−CO、−COR、−CON(R、−OCOR、−NRCOR、−SO、−SON(R、または−NRSOで必要に応じて置換され;ここで
各Rは独立して、水素または非置換C1〜6脂肪族であり;
Tは、(CHであり;
wは、0〜2であり;
Arは、3〜8員飽和または部分不飽和環、5〜6員アリール環、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜3個のヘテロ原子を有する3〜7員複素環式環、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール環、または、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜5個のヘテロ原子を有する8〜12員飽和、部分不飽和、もしくは完全不飽和二環式環系から選択され;ここで
Arは、独立した1〜3個の存在のR、オキソ、チオキソ、−CO、−OR、−N(R、−SR、−NO、ハロゲン、−CN、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−C(O)N(R、−NRC(O)R、−SO、−SON(R、−NRSO、−NRCON(R、−NRCO、−COR、−OCOR、−OCON(R、−SOR、−NRSON(R、−COCOR、−COCHCOR、−OP(O)(OR、−P(O)(OR、−PO(OR)(R)、−P(O)(R、または−OP(O)(Rで必要に応じて置換され;ここで
は、水素または非置換C1〜6脂肪族であり;
は、ハロゲン、−R、−N(R、−SR、−OR、C3〜10脂環式、C6〜10アリール、5〜10員ヘテロアリール、5〜10員ヘテロシクリル、オキソ、チオキソ、−C1〜4ハロアルコキシ、−C1〜4ハロアルキル、−NO、−CN、−CF、−OCF、−CO、−COR、−OC(O)R、または−NRC(O)Rから選択され;ここで
は水素または非置換C1〜6脂肪族であり;または
任意の2個のRもしくは2個のR基、またはR基とR基との任意の組合せは、同じ置換基または異なる置換基上で、各基が結合される(1個または複数の)原子と一緒になって、3〜8員飽和もしくは部分不飽和単環式環、または5〜6員単環式アリール環を必要に応じて形成し;各環は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択された0〜3個のヘテロ原子を有し;ここで、前記単環式環のいずれかは、独立した1〜3個の存在のR、ハロゲン、オキソ、チオキソ、−OR、−SR、−N(R、−NO、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−CN、−CO、−COR、−CON(R、−OCOR、−NRCOR、−SO、−SON(R、または−NRSOで必要に応じて置換され;ここで
は水素または非置換C1〜6脂肪族であり;
R’の各存在は独立して、水素、またはC1〜8脂肪族、C6〜10アリール、5〜10個の環原子を有するヘテロアリール環、または3〜10個の環原子を有するヘテロシクリル環から選択され;またはRおよびR’は、これらが結合される(1個または複数の)原子と一緒になって、または2個の存在のR’はこれらが結合される(1個または複数の)原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択された0〜3個のヘテロ原子を有する5〜8員シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリール環を形成し;ここで、前記C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環、またはヘテロシクリル環は、独立した1〜3個の存在のR、ハロゲン、オキソ、チオキソ、−OR、−SR、−N(R、−NO、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−CN、−CO、−COR、−CONHR、−OCOR、−NRCOR、−SO、−SON(R、または−NRSOで必要に応じて置換され;ここで
は水素または非置換C1〜6脂肪族であり;
ただし以下の化合物
2−(4−メトキシ−フェノキシ)−5−ニトロ−N−(3−スルファモイル−フェニル)−ベンズアミド;
ベンズアミド、2−ベンゾイル−N−[3−[(エチルアミノ)カルボニル]フェニル]−;
ベンズアミド、N−[5−[(ジエチルアミノ)スルホニル]−2−エトキシフェニル]−2−(フェニルメチル)−;
ベンズアミド、N−[3−[(ジエチルアミノ)スルホニル]フェニル]−2−(フェニルメチル)−;
ベンズアミド、2−ベンゾイル−N−[5−[(ジエチルアミノ)スルホニル]−2,3−ジメチルフェニル]−;
ベンズアミド、2−ベンゾイル−N−[5−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−メトキシフェニル]−;
ベンズアミド、2−ベンゾイル−N−[5−[(ジエチルアミノ)スルホニル]−2−メトキシフェニル]−;
ベンズアミド、2−ベンゾイル−N−[5−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−メチルフェニル]−;
ベンズアミド、2−ベンゾイル−N−[5−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2,3−ジメチルフェニル]−;
ベンズアミド、2−ベンゾイル−N−[5−[(ジエチルアミノ)スルホニル]−2−メチルフェニル]−;
ベンズアミド、2−ベンゾイル−N−[5−[(ジエチルアミノ)スルホニル]−2−エトキシフェニル]−;
ベンズアミド、N−[3−[(シクロプロピルアミノ)スルホニル]フェニル]−2−(フェニルメチル)−;
ベンズアミド、N−[3−[(シクロプロピルアミノ)スルホニル]フェニル]−2−フェノキシ−;
ベンズアミド、2−[(2−シアノフェニル)チオ]−N−[5−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2,3−ジメチルフェニル]−;
ベンズアミド、2−[(2−シアノフェニル)チオ]−N−[3−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル]−;
ベンズアミド、2−[(2−シアノフェニル)チオ]−N−[5−[(ジエチルアミノ)スルホニル]−2,3−ジメチルフェニル]−;
ベンズアミド、N−[5−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−メチルフェニル]−2−(フェニルメチル)−;
ベンズアミド、2−[(2−シアノフェニル)チオ]−N−[5−[(ジエチルアミノ)スルホニル]−2−メチルフェニル]−;
ベンズアミド、2−[(2−シアノフェニル)チオ]−N−[5−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−メチルフェニル]−;
ベンズアミド、N−[3−[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]−2−(フェニルメチル)−;
ベンズアミド、N−[3−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]フェニル]−2−(フェニルメチル)−;
ベンズアミド、N−[3−(メチルスルホニル)フェニル]−2−フェノキシ−;
【化53】

ベンズアミド、N−[3−(アミノスルホニル)フェニル]−2−ベンゾイル−;
ベンズアミド、2−[(2−シアノフェニル)チオ]−N−[3−[(エチルアミノ)カルボニル]フェニル]−;
ベンズアミド、N−[5−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−メチルフェニル]−2−[[2−ニトロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]チオ]−;
ベンズアミド、N−[3−[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]−2−フェノキシ−;
ベンズアミド、2−[(2−シアノフェニル)チオ]−N−[5−[(ジエチルアミノ)スルホニル]−2−メトキシフェニル]−;
ベンズアミド、N−[3−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−4−メチルフェニル]−2−フェノキシ−;
ベンズアミド、N−[5−[(ジエチルアミノ)スルホニル]−2−メトキシフェニル]−2−フェノキシ−
ベンズアミド、N−[3−[(ジメチルアミノ)スルホニル]フェニル]−2−フェノキシ−;
ベンズアミド、N−[5−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−メトキシフェニル]−2−フェノキシ−;
ベンズアミド、N−[3−(アミノスルホニル)−4−メトキシフェニル]−2−[4−(メチルチオ)−3−ニトロベンゾイル]−;
ベンズアミド、N−[3−(アミノスルホニル)フェニル]−2−(4−メトキシフェノキシ)−5−ニトロ−;
ベンズアミド、N−[2−クロロ−5−(メチルスルホニル)フェニル]−2−フェノキシ−;
ベンズアミド、2−(4−クロロ−3−ニトロベンゾイル)−N−[5−[(エチルアミノ)スルホニル]−2−メトキシフェニル]−;および
ベンズアミド、N−[5−[(1−エチルプロピル)スルホニル]−2−メトキシフェニル]−2−フェノキシ−
を除外することを条件とする、化合物または薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
環Aが、必要に応じて置換されたフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
環Aが、必要に応じて置換された5〜7員ヘテロアリール環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
環Aが下式から選択される、請求項3に記載の化合物。
【化54】

【請求項5】
XがNRであり、RがC〜Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
XがC(Rであり、各Rが独立して水素またはC〜Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
XがOである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
xが1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
xが1であり、Rがメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、またはsec−ブチルである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
yが1〜3であり、各Rが独立して、Cl、Br、F、CF、メチル、エチル、CN、−COOH、−N(CH、−N(Et)、−N(iPr)、−O(CHOCH、−CONH、−COOCH、−OH、−CHOH、−NHCOCH、−SONH、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、または、C1〜4アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ、ベンジル、もしくはベンジルオキシから選択された必要に応じて置換された基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
がSOであり、RがC〜Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
がC(O)N(Rであり、両方のRが水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
がNRSOであり、RがC〜Cアルキルであり、Rが水素またはC〜Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
式I−A、I−B、もしくはI−Cの構造を有する請求項1に記載の化合物:
【化55】

または薬学的に許容されるその塩であって、式中、R、R、R、R、R、R、X、x、y、およびzは請求項1で定義された通りである、化合物または薬学的に許容されるその塩。
【請求項15】
式II−A、II−B、もしくはII−Cの構造を有する請求項1に記載の化合物:
【化56】

または薬学的に許容されるその塩であって、式中、R、R、R、R、R、y、およびXは請求項1で定義されたものである、化合物または薬学的に許容されるその塩。
【請求項16】
式III−A、III−B、もしくはIII−Cの構造を有する請求項1に記載の化合物:
【化57】

または薬学的に許容されるその塩であって、環A、R、R、R、およびRは請求項1で定義されたものである、化合物または薬学的に許容されるその塩。
【請求項17】
表1から選択された化合物。
【請求項18】
ナトリウムチャネルと、式Iの化合物:
【化58】

または薬学的に許容されるその塩とを接触させるステップを含む、前記ナトリウムチャネルを調節する方法であって、式中:
Xは、O、S、NR、C(O)、またはC(Rであり;
環Aは、フェニルまたは5〜7員ヘテロアリール環であり、ここで環Aは、最大y回の存在のRで必要に応じて置換され;
は、SO、NRSO、C(O)N(Rから選択され;
は、窒素または酸素原子に結合している原子以外の最大2個の炭素原子がO、S、NR、またはC(O)で必要に応じて置換されている、C1〜6脂肪族であり;
各Rは独立して、水素、または窒素もしくは酸素原子に結合している原子以外の最大2個の炭素原子がO、S、NR、またはC(O)で必要に応じて置換されているC1〜6脂肪族であり;
xは0〜4であり;
yは0〜4であり;
zは0〜4であり;
の各存在は独立して、水素、または独立した1〜3個の存在の−R、オキソ、チオキソ、−CO、−OR、−N(R、−SR、−NO、ハロゲン、−CN、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−C(O)N(R、−NRC(O)R、−SO、−SON(R、−NRSO、−NRCON(R、−NRCO、−COR、−OCOR、−OCON(R、−SOR、−NRSON(R、−COCOR、−COCHCOR、−OP(O)(OR、−P(O)(OR、−PO(OR)(R)、−P(O)(R、もしくは−OP(O)(Rで必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族基から選択され;ここで
は、水素または非置換C1〜6脂肪族であり;
、R、およびRの各存在は独立して、Q−Rであり;
Qは、結合であり、または、Qの最大3個のメチレン単位が必要に応じて独立して−NH−、−NR−、−O−、−S−、−CO−、−OC(O)−、−C(O)CO−、−C(O)−、−C(S)−、−C(O)NH−、−C(O)NR−、−C(=N−CN)−、−NHCO−、−NRCO−、−NHC(O)O−、−NRC(O)O−、−SONH−、−SONR−、−NHSO−、−NRSO−、−NHC(O)NH−、−NRC(O)NH−、−NHC(O)NR−、−NRC(O)NR、−OC(O)NH−、−OC(O)NR−、−NHSONH−、−NRSONH−、−NHSONR−、−NRSONR−、−SO−、もしくは−SO−により置換されたC1〜6脂肪族鎖であり;ここで
Qは、独立した1〜3個の存在のRで必要に応じて置換され;
の各存在は独立して、−R’、ハロゲン、−NO、−CN、−OR’,−SR’、−N(R’)、−NR’C(O)R’、−NR’C(O)N(R’)、−NR’COR’、−C(O)R’、−COR’、−OC(O)R’、−C(O)N(R’)、−OC(O)N(R’)、−SOR’、−SOR’、−SON(R’)、−NR’SOR’、−NR’SON(R’)、−C(O)C(O)R’、−C(O)CHC(O)R’、−OP(O)(OR、−P(O)(OR、−PO(OR)(R)、−P(O)(R、または−OP(O)(Rから選択され;
Rの各存在は独立して、水素、または独立した1〜3個の存在のR、−T−Ar、ハロゲン、オキソ、チオキソ、−OR、−SR、−N(R、−NO、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−CN、−CO、−COR、−CON(R、−OCOR、−NRCOR、−SO、−SON(R、もしくは−NRSOで必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族基から選択され;ここで
各Rは独立して、水素または非置換C1〜6脂肪族であり;または
任意の2個のR基は、同じ置換基または異なる置換基上で、各基が結合される(1個または複数の)原子と一緒になって、3〜8員飽和もしくは部分不飽和単環式環、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員単環式アリール環を必要に応じて形成し;ここで、前記単環式環は、独立した1〜3個の存在のR、−T−Ar、ハロゲン、オキソ、チオキソ、−OR、−SR、−N(R、−NO、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−CN、−CO、−COR、−CON(R、−OCOR、−NRCOR、−SO、−SON(R、または−NRSOで必要に応じて置換され;
ここで
各Rは独立して、水素または非置換C1〜6脂肪族であり;
Tは、(CHであり;
wは、0〜2であり;
Arは、3〜8員飽和または部分不飽和環、5〜6員アリール環、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜3個のヘテロ原子を有する3〜7員複素環式環、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール環、または、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択された0〜5個のヘテロ原子を有する8〜12員飽和、部分不飽和、もしくは完全不飽和二環式環系から選択され;ここで
Arは、独立した1〜3個の存在の−R、オキソ、チオキソ、−CO、−OR、−N(R、−SR、−NO、ハロゲン、−CN、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−C(O)N(R、−NRC(O)R、−SO、−SON(R、−NRSO、−NRCON(R、−NRCO、−COR、−OCOR、−OCON(R、−SOR、−NRSON(R、−COCOR、−COCHCOR、−OP(O)(OR、−P(O)(OR、−PO(OR)(R)、−P(O)(R、または−OP(O)(Rで必要に応じて置換され;
ここで
は、水素または非置換C1〜6脂肪族であり;
は、ハロゲン、−R、−N(R、−SR、−OR、C3〜10脂環式、C6〜10アリール、5〜10員ヘテロアリール、5〜10員ヘテロシクリル、オキソ、チオキソ、−C1〜4ハロアルコキシ、−C1〜4ハロアルキル、−NO、−CN、−CF、−OCF、−CO、−COR、−OC(O)R、または−NRC(O)Rから選択され;ここで
は水素または非置換C1〜6脂肪族であり;または
任意の2個のRもしくは2個のR基、またはR基とR基との任意の組合せは、同じ置換基または異なる置換基上で、各基が結合される(1個または複数の)原子と一緒になって、3〜8員飽和もしくは部分不飽和単環式環、または5〜6員単環式アリール環を必要に応じて形成し;各環は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択された0〜3個のヘテロ原子を有し;ここで、前記単環式環のいずれかは、独立した1〜3個の存在のR、ハロゲン、オキソ、チオキソ、−OR、−SR、−N(R、−NO、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−CN、−CO、−COR、−CON(R、−OCOR、−NRCOR、−SO、−SON(R、または−NRSOで必要に応じて置換され;ここで
は水素または非置換C1〜6脂肪族であり;
R’の各存在は独立して、水素、またはC1〜8脂肪族、C6〜10アリール、5〜10個の環原子を有するヘテロアリール環、または3〜10個の環原子を有するヘテロシクリル環から選択され;またはRおよびR’は、これらが結合される(1個または複数の)原子と一緒になって、または2個の存在のR’はこれらが結合される(1個または複数の)原子と一緒になって、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択された0〜3個のヘテロ原子を有する5〜8員シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリール環を形成し;ここで、前記C1〜8脂肪族、C6〜10アリール、ヘテロアリール環、またはヘテロシクリル環は、独立した1〜3個の存在のR、ハロゲン、オキソ、チオキソ、−OR、−SR、−N(R、−NO、−C1〜4ハロアルキル、−C1〜4ハロアルコキシ、−CN、−CO、−COR、−CONHR、−OCOR、−NRCOR、−SO、−SON(R、または−NRSOで必要に応じて置換され;ここで
は水素または非置換C1〜6脂肪族である方法。
【請求項19】
請求項1の化合物と、薬学的に許容される担体、アジュバント、またはビヒクルとを含む、医薬組成物。
【請求項20】
急性、慢性、神経因性、もしくは炎症性の疼痛、関節炎、片頭痛、群発性頭痛、三叉神経痛、ヘルペス性神経痛、全身性神経痛、癲癇もしくは癲癇状態、神経変性障害、不安症やうつ病などの精神障害、双極性障害、筋緊張症、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調、多発性硬化症、過敏性腸症候群、失禁、内臓痛、骨関節炎痛、ヘルペス後神経痛、糖尿病性ニューロパチー、神経根痛、坐骨神経痛、背痛、頭痛もしくは頸痛、激痛もしくは難治性疼痛、侵害受容性疼痛、突出痛、術後疼痛、癌性疼痛、卒中、脳虚血、外傷性脳損傷、筋萎縮性側索硬化症、ストレスもしくは運動誘発性狭心症、動悸、高血圧、片頭痛、または異常な胃腸運動性にある対象を治療しまたは重症度を和らげる方法であって、請求項1に記載の化合物または化合物を含む薬学的に許容される組成物の有効量を、その必要がある前記対象に投与するステップを含む方法。

【公表番号】特表2011−500600(P2011−500600A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−529094(P2010−529094)
【出願日】平成20年10月10日(2008.10.10)
【国際出願番号】PCT/US2008/079546
【国際公開番号】WO2009/049183
【国際公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】