説明

電動車両

【課題】自転車フレームの固定角度のばらつきに依らず、バッテリを装着することができる電動アシスト自転車を提供する。
【解決手段】上端に座部が配設されるシートチューブ5と、シートチューブ5の下部に接合され、後方へ延出すると共に、後端側で後輪8を保持するチェーンステイ7と、前輪3又は後輪8を駆動する電動機と、シートチューブ5と後輪8との間に配設されるバッテリ36と、バッテリ36の下部を保持する下部固定装置30と、バッテリ36の上部を保持する上部固定装置とを備え、シートチューブ5とチェーンステイ7のどちらか一方に配設される支持軸22と、他方に配設される調節固定部24とを有し、下部固定装置30は、一端側が支持軸22により回動自在に支持され、他端側が調節固定部24を介して固定角度調節可能に固定される受板16と、受板16に固定され、バッテリ36の下部を保持するバッテリホルダ29とから構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動アシスト自転車や電動二輪車等の電動車両に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の電動車両として、例えば特許文献1に示される電動アシスト自転車が知られている。特許文献1の電動アシスト自転車は、シートチューブ下部に、ペダルを備えたクランク軸が配設され、後輪にハブモータが配設されている。クランク軸には、踏力を検出するトルクセンサが備えられており、検出した踏力に応じて、ハブモータを駆動させ、電動アシスト自転車の走行をアシストするようになっている。
【0003】
特許文献1の電動アシスト自転車は、ハブモータに電力を供給するバッテリがシートチューブと後輪との間に、シートチューブと略平行に配置されている。バッテリを所定位置に固定するために、バッテリの下部を固定する下部固定装置と、バッテリの上部を固定する上部固定装置が設けられている。
【0004】
下部固定装置は、シートチューブとチェーンステイとに溶接固定される受板と、この受板上に固定されるバッテリホルダとから構成され、バッテリは、下部をバッテリホルダに引っ掛けた状態で、下部を基点として車幅方向に回動し、上部を上部固定装置であるロック機構を有する取付部により固定するようになっている。
【0005】
また、特許文献1の電動アシスト自転車は、ハブモータが後輪に配設されているが、前輪に配設される構成も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−231493
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
自転車フレームは高い強度が求められるため、特許文献1の電動アシスト自転車は、シートチューブとチェーンステイとが溶接によって接合されている。溶接する際には、シートチューブとチェーンステイは夫々治具により固定した状態で溶接するが、接合部分が溶接による熱の影響や製造誤差の影響等により変形する場合があった。そのため、シートチューブとチェーンステイとを精度良く接合することが困難であり、シートチューブとチェーンステイとの固定角度にばらつきが生じていた。
【0008】
バッテリホルダは、シートチューブとチェーンステイとに固定された受板に固定され、バッテリホルダに装着されたバッテリがシートチューブに対して略平行に保持されるように装着される必要がある。
【0009】
しかしながら、上述した通り、シートチューブとチェーンステイとの固定角度にばらつきが生じるため、受板がシートチューブに対して所定の角度に固定できない場合があり、著しい場合には、バッテリ上端がシートチューブに当接してバッテリを装着できない自転車フレームとなることがあり、自転車フレームの歩留まりが悪い問題があった。
【0010】
本発明は、上記問題を鑑み、自転車フレームの固定角度のばらつきに依らず、バッテリを装着することができる電動アシスト自転車を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上端にハンドルが設けられ、下端に前輪が配設されるフロントパイプと、該フロントパイプを回動自在に保持し、後方へ延出するメインフレームと、該メインフレームの後端に接合され、上方斜め後方に延出すると共に、上端に座部が配設されるシートチューブと、該シートチューブの下部に接合され、後方へ延出すると共に、後端側で後輪を保持する一対のチェーンステイと、前記前輪又は後輪を駆動する電動機と、前記シートチューブと前記後輪との間に配設され、前記電動機に給電するバッテリと、前記バッテリの下部を保持する下部固定装置と、前記バッテリの上部を保持する上部固定装置とを備え、前記シートチューブと前記チェーンステイのどちらか一方に配設される支持軸と、他方に配設される調節固定部とを有し、前記下部固定装置は、一端側が前記支持軸により回動自在に支持され、他端側が前記調節固定部を介して固定角度調節可能に固定される受板と、該受板に固定され、前記バッテリの下部を保持するバッテリホルダとから構成されることを特徴とする。
【0012】
前記調節固定部と前記受板のどちらか一方に、前記支持軸を中心とした円弧状の長孔を形成することが好ましい。
【0013】
前記バッテリは、下部に前記係合溝の長手方向に対して直交する方向に位置する側面に突設される枢支軸と、上面に形成される係合溝とを有し、該係合溝内には、係止面を有する突起部が形成され、前記バッテリホルダは、前記枢支軸を係止して前記バッテリを車幅方向へ回動自在に保持する切込部を有し、前記上部固定装置は、前記シートチューブ上部の後輪側に配設されると共に、前記突起部の係止面を係止して前記バッテリ上部を保持する係合爪部を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
請求項1または請求項2によると、受板はシートチューブに対する固定角度を調節可能に構成されるため、自転車フレームの固定角度のばらつきに依らず、バッテリを装着することができる等の効果を奏する。
【0015】
請求項3によると、受板はシートチューブに対する固定角度を調節可能に構成されるため、係合爪部と係合溝との嵌合位置がずれることがなく、バッテリの取付不良を防止することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本実施形態における電動アシスト自転車を示す側面図である。
【図2】同要部を示し、バッテリ及びバッテリホルダを省略した側面図である。
【図3】同要部を示し、受板16の取付位置を説明する側面図である。
【図4】同中空スリーブ21と、調節固定部24との取付位置を説明する側面図である。
【図5】同受板の側面図である。
【図6】同受板を取り付けた状態の上面図である。
【図7】同バッテリホルダ29の斜視図である。
【図8】同バッテリホルダ29を取り付けた状態の上面図である。
【図9】同バッテリの斜視図である。
【図10】同バッテリと、上部固定装置及び下部固定装置とを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態を図1乃至図10に基づいて以下に詳述する。
【0018】
図1に示すように、1は上端にハンドル2が設けられ、下端に前輪3が配設されるフロントパイプ、4は前記フロントパイプ1を回動自在に保持するメインフレームで、後方へ延出している。5は前記メインフレーム4の後端に溶接され、上方斜め後方に延出するシートチューブで、上端に座部としてサドル6が配設されている。7は前記シートチューブ5の下部に溶接され、後方へ延出する一対のチェーンステイで、後端側で後輪8を保持している。9は一端が前記シートチューブ5上部に溶接されるシートステイで、他端が前記チェーンステイ7後端に接続されている。前記フロントパイプ1と、前記メインフレーム4と、前記シートチューブ5と、前記チェーンステイ7と、前記シートステイ9とで自転車フレームを構成している。
【0019】
10は前記シートチューブ5下端に車幅方向に貫通するクランク軸で、該クランク軸10にはペダル11と、チェーンリング12とが配設されている。13は前記後輪8の回転軸に備えられるスプロケットで、該スプロケット13と前記チェーンリング12とにチェーン14が架設されている。この構成により、ペダル11を漕ぐことで、チェーン14を介して、チェーンリング12の回転がスプロケット13に伝達され、後輪8が回転するようになっている。
【0020】
15は前記前輪3に配設されるハブモータで、前記クランク軸10に設けたトルクセンサにより前記ペダル11を介して伝わる踏力に応じて図示しない制御回路によって制御され、人力による走行をアシストすることができるようになっている。
【0021】
16は前記シートチューブ5と前記後輪8との間に配設される受板である。前記受板16の一端側には、略中央に切欠部17と、該切欠部17の両側に位置するカール形状の係止部18とが形成されている。前記受板16の他端側には、両側に上方へ延出するアーム部19が形成され、該アーム部19に固定孔20が形成されている。
【0022】
図3及び図4に示すように、前記シートチューブ5には、シートチューブ5下部の後輪8側で、且つ前記チェーンステイ7よりも上方位置に、長手方向が車幅方向を向く略円筒形状の中空スリーブ21が溶接されている。前記中空スリーブ21の長手方向の長さは、前記受板16の切欠部17が遊嵌可能な長さであり、前記中空スリーブ21に前記受板16の切欠部17が遊嵌した状態で、前記中空スリーブ21と前記係止部18とにボルトからなる支持軸22が挿通される。23は前記支持軸22に螺合されるナットである。この構成により、受板16は、一端側が支持軸22により、シートチューブ5に対して回動自在に支持されるようになっている。
【0023】
24は前記チェーンステイ7前側上部に配設される調節固定部で、前記受板16の他端側の側面に対応して位置しており、前記アーム部19と対向する両側面25に、前記アーム部19の固定孔20に対応する位置に長孔26が形成されている。前記長孔26は、前記受板16の一端側を回動中心とした上下方向の回動に沿う円弧状の開口となっている。前記受板16と前記調節固定部24とは、受板16がシートチューブ5と略直交する位置になるように、前記長孔26と前記固定孔20に挿通されるネジ27と、ナット(図示せず)からなる固定部材を用いて固定される。この構成により、長孔26と固定孔20にネジ27を挿通させた状態で受板16を回動させることができるため、シートチューブ5と受板16との固定角度を調節することができるようになっている。
【0024】
29は前記受板16の上面に固定されるバッテリホルダで、該バッテリホルダ29と前記受板16とで後述するバッテリ36の下部を固定する下部固定装置30を構成している。図7に示すように、前記バッテリホルダ29は、後述するバッテリの装着部39が挿入される凹部31を有し、該凹部31の外側壁32は前記チェーンリング12の反対側の側面を開口しており、上方から見て略コ字状に形成されている。また、シートチューブ5側と後輪8側の外側壁32である前側外周壁33と後側外周壁34とには、後述するバッテリケース37の装着部39の枢支軸40を回動自在に係止する切込部35が形成されている。
【0025】
36は前記シートチューブ5と前記後輪8との間に配設され、前記バッテリホルダ29に下部が固定されるバッテリで、前記シートチューブ5に対して略平行に位置している。前記バッテリ36は、縦長の略直方体形状のバッテリケース37内に充電式電池(図示せず)を内蔵して構成したものである。前記バッテリケース37は、上端に把持部38が形成されており、前記バッテリ36を取り外した際、バッテリ36を容易に持ち運びできるようになっている。前記バッテリケース37は、下端に少許細身となった装着部39が形成されており、前記装着部39の側面には、前記バッテリホルダ29の前側外周壁33と後側外周壁34に形成された切込部35に係止される枢支軸40が突設されている。前記バッテリ36は、バッテリホルダ29の外側壁32の開口から凹部31に装着部39を挿入し、外側壁32の切込部35に装着部39の枢支軸40を係止した状態で、枢支軸40と切込部35との係止部分を支点として車幅方向へ回動させることができる。
【0026】
また、前記バッテリケース37上面には、車幅方向に係合溝41が形成されており、該係合溝41は、前記枢支軸40と切込部35との係止部分を支点として回動させる際の回動方向先行側側面を開口し、該開口から後述する上部固定装置43の係合爪部44が挿入されるようになっている。前記係合溝41の内底面には、突起部42が備えられており、該突起部42には、前記係合溝41の開口側から開口とは反対側になるに従って漸次高くなる傾斜面と、前記係合溝41の開口とは反対側に前記係合溝41の底面に対して直立する係止面とが形成されている。
【0027】
43は前記バッテリ36の上部を固定する上部固定装置として、前記シートチューブ5上部に配設される取付部で、前記バッテリ36を前記シートチューブ5に沿う位置まで回動させた際に、前記係合溝41の開口から係合溝41内に挿入される位置に、係合爪部44を有している。前記係合爪部44は上下動自在に構成され、図示しない付勢部材により下方向へ付勢され、前記取付部43の係合爪部44と前記バッテリ36の突起部42の係止面とで、バッテリ36をシートチューブ5に沿う位置で固定するラッチ式のロック機構を構成している。
【0028】
前記バッテリホルダ29の凹部31底面には、接続端子45が配設されると共に、前記バッテリ36の底面には図示しない接点が形成されており、バッテリ36をシートチューブ5に沿う位置まで回動させることで、バッテリ36の接点と接続端子45とが電気的に接続する。
【0029】
而して、本発明の電動アシスト自転車は、メインフレーム4、フロントパイプ1、シートチューブ5、チェーンステイ7及びシートステイ9等を溶接により固定して自転車フレームを構成し、シートチューブ5の後輪8側下部に中空スリーブ21を溶接固定すると共に、チェーンステイ7の上部側に調節固定部24を溶接固定する。そして、受板16の切欠部17間に中空スリーブ21を遊嵌させた状態で、中空スリーブ21と受板16の係止部18とに支持軸22を挿通し、支持軸22にナット23を螺合して受板16の脱落を防止する。
【0030】
さらに、受板16他端側のアーム部19の固定孔20と調節固定部24の長孔26にネジ27を挿通させ、その状態でシートチューブ5に対して受板16が垂直となるように調整し、ネジ27にナット(図示せず)を螺合して受板16がシートチューブ5に対して垂直となる位置で固定する。そして、受板16上面にバッテリホルダ29をネジ固定する。また、シートチューブ5の上部には、上部固定装置である取付部43をネジ固定する。
【0031】
バッテリ36を装着する際には、バッテリケース37の装着部39をバッテリホルダ29の外側壁32開口から挿入し、装着部39の枢支軸40をバッテリホルダ29の切込部35に枢支させる。バッテリ36を車幅方向へシートチューブ5に沿う位置まで回動させると、前記係合爪部44が前記バッテリ36の係合溝41に案内され、前記突起部42が、前記係合爪部44を上方へ押し込み、係合爪部44が突起部42を乗り越えた後、係合爪部44が付勢部材の付勢力により下方へ移動する。下方へ移動した係合爪部44は突起部42の係止面を係止し、バッテリ36をシートチューブ5に沿う位置で固定する。バッテリ36がシートチューブ5に沿う位置で固定されると、バッテリ36底面の接点とバッテリホルダ29内の接続端子45とが当接し、バッテリ36から制御回路及びハブモータ15へ電力が供給される。
【0032】
また、前記取付部43には、キー差込口46を備えており、キーを差し込み回転させることで、前記係合爪部44が付勢力に反して、上方へ押し上げられ、突起部42の係止面との係合が外れるため、ロック機構のロックを解除される。その状態で、バッテリ36をチェーンリング12の反対側に倒し、バッテリホルダ29からバッテリ36を引き抜くことで、バッテリホルダ29からバッテリ36を取り外すことができる。
【0033】
以上の構成により、本発明の電動アシスト自転車は、シートチューブ5とチェーンステイ7との固定角度にばらつきが生じた場合でも、シートチューブ5に対する受板16の固定角度を調節することにより、受板16をシートチューブ5に対して略直角に取り付けることができ、バッテリ36を、シートチューブ5に対して略平行に保持させることができる。従って、バッテリ36がシートチューブ5に当接したり、上部固定装置である取付部43の係合爪部44とバッテリ36上面の係合溝41との嵌合位置がずれるなどによるバッテリの取付不良が生じたりすることを防止できる。
【0034】
尚、本発明の実施形態では、支持軸22をシートチューブ5、調節固定部24をチェーンステイ7に配設する構成としているが、支持軸22をチェーンステイ7、調節固定部24をシートチューブ5に配設する構成としてもよい。また、受板16のアーム部19に固定孔20を形成し、調節固定部24に長孔26を形成する構成としているが、受板16のアーム部19に長孔26を形成し、調節固定部24に固定孔20を形成する構成としても良く、さらに、受板16のアーム部19と調節固定部24の両方に長孔26を形成しても良い。
【0035】
さらに、人力による走行をアシストする電動機として、前輪3にハブモータ15を配設する構成としているが、その他の構成、例えば、後輪8にハブモータを配設する構成であってもよい。また、前輪3又は後輪8を駆動する電動機として、ハブモータ以外の電動式駆動源を用いてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、電動アシスト自転車や電動二輪車等の電動車両に広く利用可能である。
【符号の説明】
【0037】
1 フロントパイプ
2 ハンドル
3 前輪
4 メインフレーム
5 シートチューブ
6 サドル
7 チェーンステイ
8 後輪
9 シートステイ
10 クランク軸
11 ペダル
12 チェーンリング
13 スプロケット
14 チェーン
15 ハブモータ
16 受板
17 切欠部
18 係止部
19 アーム部
20 固定孔
21 中空スリーブ
22 支持軸
23 ナット
24 調節固定部
25 側面
26 長孔
27 ネジ
29 バッテリホルダ
30 下部固定装置
31 凹部
32 外側壁
33 前側外周壁
34 後側外周壁
35 切込部
36 バッテリ
37 バッテリケース
38 把持部
39 装着部
40 枢支軸
41 係合溝
42 突起部
43 取付部
44 係合爪部
45 接続端子
46 キー差込口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上端にハンドルが設けられ、下端に前輪が配設されるフロントパイプと、該フロントパイプを回動自在に保持し、後方へ延出するメインフレームと、該メインフレームの後端に接合され、上方斜め後方に延出すると共に、上端に座部が配設されるシートチューブと、該シートチューブの下部に接合され、後方へ延出すると共に、後端側で後輪を保持する一対のチェーンステイと、前記前輪又は後輪を駆動する電動機と、前記シートチューブと前記後輪との間に配設され、前記電動機に給電するバッテリと、前記バッテリの下部を保持する下部固定装置と、前記バッテリの上部を保持する上部固定装置とを備え、
前記シートチューブと前記チェーンステイのどちらか一方に配設される支持軸と、他方に配設される調節固定部とを有し、
前記下部固定装置は、一端側が前記支持軸により回動自在に支持され、他端側が前記調節固定部を介して固定角度調節可能に固定される受板と、該受板に固定され、前記バッテリの下部を保持するバッテリホルダとから構成されることを特徴とする電動車両。
【請求項2】
前記調節固定部と前記受板のどちらか一方に、前記支持軸を中心とした円弧状の長孔を形成することを特徴とする請求項1記載の電動車両。
【請求項3】
前記バッテリホルダは、前記バッテリの下部が挿入される凹部の外側壁に切込部を形成し、
前記バッテリは、下部に前記バッテリホルダの切込部に係止する枢支軸を形成し、上部に前記枢支軸の突出方向と直交する方向に係合溝を形成すると共に、該係合溝内に突起部を形成し、
前記バッテリの上部を固定する上部固定装置には、前記バッテリの係合溝内の突起部に係脱自在に係合する係合爪部を設けることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の電動車両。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−140079(P2012−140079A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−293631(P2010−293631)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)