説明

電子フォトグラフ印刷機または複写機の制御装置および制御方法

電子フォトグラフ印刷機(10)または複写機の制御方法であって、該印刷機または複写機は光導体(16)上の潜在荷電画像をトナーにより現像するための現像ステーション(20,22,24,26,28)を少なくとも1つ有し、印刷動作中に現像ステーション(20,22,24,26,28)からのトナー供給が検出され、検出されたトナー供給が所定の第1再生基準を満たす場合、現像液‐再生プロセス(48)がスタートされ、当該現像液‐再生プロセスでは荷電画像が光導体(16)に形成され、該荷電画像は現像ステーションにより現像され、現像された画像はクリーニング装置(32,38)により除去され、その際に記録担体(34)には転写されず、新たなトナーが現像ステーション(20,22,24,26,28)に導入される。印刷動作中に印刷データに基づいて、どの現像ステーションがデータの印刷のために必要であるかが検出され、現像ステーションが所定の時間の間、不要であったかまたは不要であることが検出されると、この現像ステーションは準備状態におかれる。この準備状態では現像ステーションの機械的駆動が停止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子フォトグラフ印刷機または複写機の制御方法に関するものであり、この印刷機または複写機は光導体上の潜在荷電画像をトナーにより現像するための現像ステーションを少なくとも1つ有する。さらに本発明は、このような印刷機または複写機に対する制御装置に関する。
【0002】
冒頭に述べた形式の公知の方法は典型的には、印刷機または複写機が動作中に取ることのできる種々異なる動作状態または動作モードを意図している。この種の動作状態に対する例はスタンバイモードであり、このモードでは荷電画像を現像するのに必要な現像ステーションの電圧および電流が遮断され、現像ステーションの機械的駆動は停止されている。この種のスタンバイモードは典型的には、印刷機または複写機がスイッチオンされているが、印刷データが存在しない場合に取られる。
【0003】
別の通常の動作状態は印刷動作モードであり、このモードでは現像ステーションの電圧および電流がすべて公称パラメータに切り換えられ、すべての駆動部が公称パラメータによって運転される。この種の印刷動作モードは通常、印刷データが存在すると直ちにスタートされ、印刷データが存在する限り維持される。この印刷動作中にはすでに述べたように現像ステーションのすべての駆動部が通常動作で運転される。すなわち現像液を攪拌するためのブレードホイール、パドルホイール、ミックスバガー等の全攪拌装置、および現像ステーションから現像液を光導体に塗布するためのすべての装置が印刷動作モード中に運転される。
【0004】
このような印刷動作中には、1つまたは複数の現像ステーションが比較的長時間の間、非常に僅かしかトナーを供給しない、またはまったくトナーを供給しないことがあり得る。概念「現像液」は本明細書で、トナー粒子および担体粒子の混合物または一成分現像液を意味する。一成分現像液の場合、概念「現像液」および「トナー」は同じである。トナー供給が少ないか、または消失するような事例は、比較的頻繁に、各インキ要素(シアン、イエロー、マゼンタおよびブラック)に対して固有の現像ステーションが設けられているカラー印刷機ないしカラー複写機において発生する。すなわち印刷データが比較的長時間の間、1つのインキ要素を含まないか、または僅かな量しか含まない場合である。しかし持続的にトナー供給が少ないことは、単色印刷でも発生し得る。すなわち順次連続する多数の印刷頁を僅かな内容により印刷する場合である。
【0005】
トナー供給が持続的に少ない印刷動作では、現像液が比較的急速に劣化、ないし損傷することが示された。すなわち現像ステーションで現像液が疲労し、さらに印刷結果の劣化を引き起こす。印刷動作中に現像ステーションが比較的長時間の間、必要ない場合、この現像ステーション自体も不要な摩耗を受ける。
【0006】
本発明の課題は、冒頭に述べた方法をおよび制御装置を改善し、現像液および/または機器の疲労、摩耗が低減されるように構成することである。
【0007】
この課題は、本発明の第1側面によれば請求項1の特徴を備える方法によって、および請求項26の特徴を有する制御装置によって解決される。さらにこの課題は、本発明の第2側面によれば請求項14の特徴を備える方法によって、および請求項38の特徴を有する制御装置によって解決される。しかし両方の側面とも有利な改善形態では1つの共通の方法ないしただ1つの制御装置にまとめられる。有利な改善形態は従属請求項に記載されている。
【0008】
本発明の第1側面による方法では、印刷動作中に現像ステーションからのトナー供給が検出され、検出されたトナー供給が所定の第1再生基準を満たす場合に対しては現像液‐再生プロセスをスタートする。このプロセスでは、荷電画像が光導体に形成され、荷電画像が現像ステーションで現像され、現像された画像が記録担体には転写されずにクリーニング装置により除去される。そして新たなトナーが現像ステーションに供給される。ここでは再生基準は差し当たり詳細には制限しない。しかしこの再生基準は、持続的にトナー供給が少ないことを指示するように構成する。
【0009】
本発明の解決手段の枠内で、現像された荷電画像をクリーニング装置により光導体から直接除去することができる。しかしまず完全にまたは部分的に中間担体に転写し、この中間担体からクリーニング装置によって除去することもできる。請求項1と26では意識的に、これが光導体のクリーニング装置なのか、場合により使用される中間担体のクリーニング装置なのか、または両者なのかは未定のままである。重要なのは、現像‐再生プロセスで現像された画像が直接的にまたは間接的に記録担体に転写されることである。
【0010】
この方法により、現像液の疲労ないし損傷が予防される。このことは、トナー供給を監視し、トナー供給が持続的に少ない場合に対して、現像‐再生プロセスで人為的なトナースループットを惹起することにより行なわれる。このために現像‐再生プロセスでは「人為的な」または「任意の」荷電画像を光導体に形成し、荷電画像を現像ステーションにより現像し、新たなトナーを現像ステーションに供給する。現像された画像は記録担体に転写されない。従って記録担体の損紙は発生しない。その代わりに現像された画像はクリーニング装置により、下で詳細に説明するように除去される。
【0011】
第1再生基準は、再生プロセスが現像液の損傷または劣化の前に適時に開始されるよう選択されている。しかし開始は、トナーの破棄を小さく維持し、印刷動作を不必要に中断しないために不必要に早期ではない。従って第1再生基準の選択には、典型的には印刷機または複写機の特性および現像液の特性と経験的パラメータが関与する。
【0012】
本発明の方法の有利な改善形態では、トナー供給が所定の長さの時間インターバルで検出され、所定数の順次連続する時間インターバルに対する平均トナー供給が所定の閾値よりも低い場合に第1再生基準が満たされる。一時的に短時間だけトナー供給が高まり、それ以外は現像液を持続的に再生するのには十分ではないほどトナー供給が小さい場合は、インターバルの長さが適切であれば、このインターバルに対するトナー供給の平均値を閾値より上に押し上げるのに十分でない。このような場合、再生プロセスに対する必要性がさらに存在するとみなされる。これに対してトナー供給の平均値がこのインターバル中に閾値よりも上にあれば、現像液が十分に再生され、差し当たりさらなる再生プロセスは不要であることが仮定される。
【0013】
有利にはトナー供給は印刷データに基づいて検出される。ここでは有利には、印刷すべきピクセル数または印刷されたピクセル数がその着色段階により重み付けされて累積される。現像ステーションからのトナー供給を検出することは技術的に非常に簡単である。
【0014】
印刷機または複写機が複数の現像ステーションを有している場合、有利にはそれぞれの現像ステーションのトナー供給が検出され、現像液‐再生プロセスが1つの現像ステーションに対して開始される場合、残りの現像ステーションの検出されたトナー供給が第2再生基準を満たしているか否か検査され、第2再生基準が満たされている現像ステーションに対しては同様に現像液の再生プロセスを開始する。第2再生基準は、現像液‐再生プロセスはまだ必要ないが、近いうちに必要になり得ることを指示する。各再生プロセスごとに印刷動作を中断しなければならないから、このようにして複数の再生プロセスを直接順次連続して、すなわち時間的に集中して実行するのが有利である。
【0015】
第2再生基準は、第1再生基準より弱められた、ないしはさほど制限的ではないようにすることができる。第1再生基準に対する上記の有利な実施例との関連から、第2再生基準は、順次連続する所定数の時間インターバルに対する平均トナー供給が所定の閾値よりも下にあることとすることができ、この所定数は第1再生基準の時間インターバル数よりも少ない。
【0016】
本発明の第2側面による方法は、潜在荷電画像を光導体に現像するために少なくとも2つの現像ステーションを有する印刷機または複写機に関する。本発明の第2側面によれば、印刷動作中に印刷データに基づいて、どの現像ステーションがデータの印刷のために必要であるかを検出し、現像ステーションが所定の時間の間、不要であった場合、または不要となる場合、この現像ステーションを準備状態とし、この準備状態ではこの現像ステーションの機械的駆動部の少なくとも一部を停止する。
【0017】
従ってこの準備状態では、現像ステーションの機械的要素が大事にされ、その摩耗が減少する。同時に、現像ステーションに含まれる現像液も大事にされる。なぜなら、この現像液は印刷動作中に実行される連続的混合と活性化により損傷され、ないしは老化するからである。この点において第2側面は本発明の第1側面と内容的に密に関係している。本発明の第1側面は上に述べたように、再生のための新規な特別動作状態に関するものであり、これにより、トナー供給が持続的に少ない場合に現像液が大事にされる。一方、本発明の第2側面は、現像ステーションが所定の時間よりも長い間、不要である場合に、現像液と現像ステーションを大事にする新規の特別動作状態に関するものである。
【0018】
準備状態では現像ステーションが有利には、現像ステーションと光導体との間でトナー移動が行なわれ得ないように切替えられる。これは、例えば機能電圧と電流を適切に選択することによって行われる。本発明の有利な改善形態では、現像ステーションは準備状態では光導体から離れるように旋回される。
【0019】
有利には準備状態は、印刷データに基づいて、現像ステーションがデータの印刷に必要であることが検出されると終了する。ここで印刷データを有利には前もって分析し、印刷データの分析と、この印刷データに相応する画像を所属の現像ステーションで現像する時点との間の時間が、この現像ステーションを準備状態から印刷動作状態へ移行させるのに十分であるようにする。
【0020】
通常、現像ステーションの現像液を、潜在荷電画像を現像するために中間担体へ移すことができるように活性化しなければならない。現像混合液がトナー粒子と担体粒子からなる場合、この活性化は現像混合液を攪拌することにより行なわれ、このときトナー粒子は担体粒子に摩擦で荷電される。有利には現像ステーションの準備状態中に、その中に含まれる現像液は所定のインターバルで活性化される。このようにすれば、現像ステーションが準備状態から印刷動作状態へ復帰したときに、現像液を直ちに使用することができる。
【0021】
有利な改善形態では、どれだけの頻度で、現像液が準備状態中に活性化されたかが計数され、活性化の回数または全体持続時間が所定の閾値を上回ると、準備状態の持続中にさらなる活性化を実行しない。このようにすれば、準備状態の持続時間が比較的短い場合、現像液は常に機能することができ、一方、準備状態の持続時間が比較的長い場合には活性化を省略して、現像液を大事にする。
【0022】
上に述べたように、本発明の2つの側面は密に関連しており、すでに述べた有利な改善形態も有利に相互に組み合わされる。例えば本発明の2つの側面を含む有利な改善形態では、現像ステーションが準備状態中に現像液が、第1再生基準が満たされるまで所定のインターバルで活性化される。これに続いて現像ステーションでは準備状態の持続中には現像液のさらなる活性化は実行されず、現像液‐再生プロセスは、この現像ステーションが現像のために必要となるまで、または印刷機または複写機の別の現像ステーションが現像液‐再生プロセスを開始するまで待機される。
【0023】
このようにして現像液は一方では、比較的長い準備状態中に大事にされる。他方では、現像ステーションが準備状態中である限り、すなわちこの現像ステーションが現像に必要ない限り、現像液‐再生プロセスのために印刷動作が中断されることがない。従って再生プロセスは時間的により集中され、印刷動作の中断回数を低減することができる。
【0024】
本発明をよりよく理解するために、以下、図面に示された有利な実施例を参照して説明する。しかし本発明の保護範囲はこれにより制限されるものではないことを述べておく。
【0025】
図面は本発明の実施例を示している。
図1は、本発明の改善形態による方法の構成部分を示すフローチャートである。
図2は、トナー供給を評価するための方法を示すフローチャートである。
図3は、現像ステーションの状態を管理するための方法を示すフローチャートである。
図4は、準備状態管理のための方法を示すフローチャートである。
図5は、現像液‐再生プロセスを印刷機の複数の現像ステーションにおいて時間的に同期するためのフローチャートである。
図6は、本発明の改善形態による方法を、印刷機を制御するための従来の方法に組み込むためのフローチャートである。
図7は、印刷機の断面図である。
【0026】
図7には、印刷機10の断面が示されている。印刷機10は上部印刷機構12と下部印刷機構14を有する。これらは同じように構成されており、その要素にも同じ参照符号が付されている。印刷機構12と14はそれぞれ光導体ベルト16を有する。光導体ベルトは詳細に図示しない荷電装置により電気的に荷電され、荷電画像を形成するために符号発生器18による露光によって点ごとに放電される。
【0027】
光導体ベルト16は5つの現像ステーション20,22,24,26,28を通過する。これらの現像ステーションのうち、図7には参照符号20の付されたものだけが詳細に図示されており、その他は象徴的に三角によって示されている。現像ステーション20から28は、それぞれカラー画像の1つのインキ成分を現像するために定められている。インキ成分は有利にはインキ、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックおよび装飾ブラックにより形成される。しかしこれらはそれぞれ他のインキでも良い。
【0028】
印刷画像の色成分を形成するために、符号発生器18により荷電画像が光導体16上に形成される。この荷電画像は色成分に相応しており、この荷電画像が所属の現像ステーションでカラートナーにより現像される。このようにして得られた色成分のトナー画像は、第1転写個所29で中間担体に転写される。中間担体はここでは転写ベルト30である。しかし中間担体として例えば中間担体ドラムを使用することもできる。光導体16に転写する際に残った残留トナーはクリーニング装置32により光導体ベルト16から除去される。その後、光導体は新たに荷電され、符号発生器18により別の色成分に対する荷電画像が光導体16上に形成され、所属の現像ステーション20,22,24,26または28により現像され、同様に転写ベルト30に転写される。すなわち転写ベルト30上の個々の色成分は1つの多色画像に重ね合わされる。
【0029】
従って転写ベルト30上では、上に述べた成分色で最大で5色の画像が1つの多色画像(カラー画像)に重ね合わされる。次に転写ベルト30はウェブ34に旋回され、カラー画像は第2転写個所36で転写ベルト30からウェブ34に転写される。図7では、転写ベルト30がウェブ34に旋回された状態で示されており、この状態でウェブ34の表面および裏面を同時に印刷することができる。
【0030】
ウェブ34への転写後に転写ベルト30に残った余剰トナーは転写ベルトクリーニング装置38により除去される。転写されたカラー画像は次に固定ステーション40でウェブ34に固定される。
【0031】
印刷機10を制御するための通常の方法では、全現像ステーション20,22,24,26,28が印刷動作中にいわゆる「インキ準備状態」にある。インキ準備状態中は、現像ステーション20,22,24,26,28が光導体での動作位置に機械的に旋回されている。現像ステーションの全機械的駆動部は公称パラメータにより運転されている。機械的駆動部には攪拌装置に対する駆動部、例えばパドルホイール、ミックスバガーおよび/またはウォーム、並びにマグネットドラムに対する駆動部、および荷電画像を現像するための別の機能的ドラムに対する駆動部が所属する。機能電圧、すなわち現像ステーション20,22,24,26,28と光導体ベルト16との間でのトナー移動に必要な電圧だけが、トナー移動が生じないように切り換えられる。このインキ準備状態から現像ステーションを短時間で、典型的には0.2秒以下で現像動作にもたらすことができる。
【0032】
現像液をパドルホイール、ウォーム等により常時攪拌することは、上に述べたように現像液を活性化するために必要である。印刷データの状態に応じて、1つの色成分が比較的に長い持続時間の間、僅かしか存在しないことがあり得る。これにより、この色成分に所属する現像ステーションからのトナー供給は持続的に僅かとなる。トナー供給が持続的に僅かであるのに現像液が常時攪拌されると、この現像液は比較的短時間で損傷され、印刷画像品質が悪化する。とりわけ1つの色成分が比較的長時間の間、まったく必要とされない場合も発生し得る。なぜなら印刷データがこの色成分をその時間の間、含んでいないからである。このような場合でも、現像液は、インキ準備状態にある現像ステーションによって常時、活性化され、従って損傷され、ないしは老化プロセスを被る。さらに現像ステーションは不必要に駆動され、このことは摩耗を高める。
【0033】
以下に説明する実施例は、印刷機10の制御方法を示す。この方法により現像液の疲労および現像ステーション20,22,24,26,28の摩耗が緩和される。この方法は、図面には示されていない電子制御装置によって実行される。
【0034】
図1には、本発明の改善形態による、印刷機10の制御方法の主要素がブロック回路図に示されている。ステップ42でのスタート後にステップ44でカウンタBDとtsが初期化される。その機能については下で説明する。その後、トナー供給‐評価手続き46のための制御が続く。ここでは現像ステーションからのトナー供給が、この制御の一部に関連して、比較的長時間の間、所定の値より低いか否かが検査される。低い場合には、現像液‐再生プロセス48がスタートされる。低くない場合には、該当する現像ステーションに対する状態管理50のための制御が続く。現像ステーション‐状態管理50では、この現像ステーションが所定の時間の間、不要であったか、または不要であるかが検査される。否定の場合には、トナー供給‐評価46の制御にリターンする。しかし不要である場合には、現像ステーションが準備状態に移される。この準備状態では、現像ステーションの機械的駆動部のすべてまたは少なくとも一部が停止され、現像ステーション‐準備状態管理52のための制御が続く。
【0035】
準備状態管理52中に、現像ステーションのインキに対するインキ要求が存在するか否か、すなわちこの現像ステーションが近いうちに必要となるか否かが検査される。必要になる場合には、ステップ54の制御が続き、このステップでは現像ステーションが上に述べたようにインキ準備状態にもたらされる。さらに下で詳細に説明する状態の下で、準備状態管理52は準備状態から現像液‐再生プロセス48をスタートさせることができる。
【0036】
図2には、トナー供給の評価手続き46のフローチャートが示されている。ステップ56でのスタート後、印刷動作58中にステップ60で、該当する現像ステーションからの平均トナー供給が所定の長さの時間インターバルごとに検出される。ステップ62で検出された平均トナー供給が閾値yと比較される。平均トナー供給が閾値yより大きいか、または等しい場合、再生監視カウンタ(RUZ)がステップ64で0にセットされ、現像ステーション‐状態管理50の制御(図1参照)が続く。
【0037】
平均トナー供給がステップ62で閾値yより小さかった場合、RUZはステップ66で第1インクリメントR1だけアップされる。次にステップ68で、RUZが閾値xより上にあるか否かが検査される。上にない場合には、該当する現像ステーション‐状態管理50のための制御が続く。しかしRUZがステップ68で閾値xに達していれば、第1再生基準が満たされる。この第1再生基準は、平均トナー供給が所定持続時間の間、閾値yより小さかったことを指示する。比較的に長い間、持続的にトナー供給が小さければ、現像液が現像ステーションで損傷を受けることとなる。従ってこれを予防するために、現像液‐再生プロセス48(図1も参照)がスタートされる。
【0038】
現像液‐再生プロセス48(フローチャートには図示されていない)では、まず通常の印刷動作が中断される。符号発生器18(図7参照)は人為的に、すなわち印刷データに含まれない荷電画像を光導体16に形成する。この荷電画像は、10%から50%の面掩蔽度を有する平坦パターンとして構成されている。現像された荷電画像は第1転写個所29(図7参照)で転送ベルト30に転写される。
【0039】
印刷動作中の通常の転写とは異なり第1変形実施例では、第1転写個所29での転写に関連する電圧と電流が、トナー画像の約50%だけが光導体16から転写ベルト30に転写されるように切り換えられる。転写ベルト30はさらにウェブ34の搬送経路から前方に移動される。すなわち離れるように旋回される。これによりトナーは転写ベルト30からウェブ34に達しない。その代わりに、トナー画像の転写された部分は転写ベルト‐クリーニング装置により転写ベルト30からクリーニングされる。同様にしてトナー画像の転写されなかった部分は光導体‐クリーニング装置32により光導体16からクリーニングされる。第1転写個所29における転写効率が約50%であることにより、2つのクリーニング装置32と38でのクリーニング作業は均等に分散される。
【0040】
第2変形実施例では、第1転写個所29での転写に関連する電圧と電流が、75%から100%の間のトナー画像が光導体16から転写ベルト30へ転写されるように切り換えられる。第1変形実施例と比較して割合的に大きなこの転写は、電子フォトグラフ成分を較正するためにトナーマークを光導体16に形成し、分析する場合に実施される。トナーマークを正しく分析するためには、トナーマークが形成される光導体に残留トナーがないようにすることが重要である。現像液‐再生プロセスで、光導体から中間担体への転写効率が比較的小さい場合、クリーニング装置32は比較的多量のトナーを光導体16からクリーニングしなければならない。そのためクリーニング経路後(光導体ベルトの周回後)にも光導体16にまだ過度の残留トナーが残ることがあり、信頼できるトナーマークを形成することができないことがある。従って第2変形実施例では現像液‐再生プロセスで、75%から100%の比較的高い転写効率が選択される。25%以下の残ったパターンはクリーニング装置32によりクリーニング周回で基本的にクリーニングすることができる。
【0041】
現像液‐再生プロセス48では、現像ステーションからの人為的な、ないしは任意のトナー供給を引き起こすことができる。さらに相応の量の新鮮なトナーが現像ステーションに補給される。この人為的トナー量によって、現像ステーションでの現像液の損傷、老化、ないしは摩耗が予防される。
【0042】
平均トナー供給を図2のステップ60で計算するために、印刷データに基づいて、現像ステーションに相応するインキでのピクセル数がその着色段階により重み付けされて累積される。これはトナー供給を検出するための簡単で十分に正確な方法である。
【0043】
図7の印刷機10では、印刷データがページバッファ(図示せず)に、このデータに相応する画像が現像ステーションにより現像される時点よりも前にファイルされる。
【0044】
図3には、図1の現像ステーション‐状態管理50のフローチャートが示されている。ステップ70でのスタート後に、ステップ72で印刷データを備えるページバッファが評価される。ステップ74でページバッファの印刷データに基づいて、該当する現像ステーションに対するインキ要求が存在するか否か、すなわちこの現像ステーションのトナーインキにより現像すべき印刷データが存在するか否かが検出される。存在しなければカウンタtsはステップ76でインクリメントdtだけカウントアップされる。次にステップ78で、カウンタtsが閾値tsmaxより小さいかまたは等しいか否かが検査される。小さいかまたは等しければ、制御は状態管理50をステップ80で去る。制御はステップ80で例えばトナー供給‐評価46にリターンすることができる。しかし個々の方法部分の正確な関連性は詳細には特定されない。いずれの場合でも、トナー供給‐評価46と現像液‐状態管理50は相互に並列に実行される。
【0045】
しかしカウンタtsがステップ78で閾値tsmaxに達している場合、ステップ81でまず、印刷経路の別のインキに対するインキ要求が存在するか否か検査される。このことは図7の印刷機10に関連して、同じ印刷機構12ないしは14の別の現像ステーションが必要となるか否か再検査することを意味する。必要となる場合には、制御がステップ82で、該当する現像ステーションに対する準備状態管理52(図1参照)をスタートさせ、この現像ステーションを上記の準備状態にする。
【0046】
しかしステップ81で、印刷経路(すなわち印刷機構12または14)のすべての現像ステーション20,22,24,26,28に対してインキ要求が存在しないことが検出されると、ステップ84で同様に準備状態管理52がスタートされ、現像ステーションは準備状態に移される。さらにステップ86で印刷経路の電子フォトグラフ装置がスイッチオフされる。このような状況は、図7の印刷機10に関連して、ウェブ34が片面だけ印刷される場合、すなわち印刷機構12または14が使用されない場合に発生する。この場合、不要な印刷機構の電子フォトグラフ装置は停止され、これによりこの装置の要素、例えば光導体16、符号発生器18、クリーニング装置32等が大事にされる。
【0047】
簡単に言えば、状態管理50のステップ76から86は、現像ステーションが比較的長時間不要であれば、すなわちtsがtsmaxより大きい場合、この現像ステーションを準備状態に移すように作用する。このような場合、ある程度の確率でこの現像ステーションがさらなる時間も不要となることが予想される。従ってこの現像ステーションを準備状態に移し、その機械的要素を大事するのが有利である。
【0048】
図3の状態管理50のステップ74で、該当する現像ステーションに対するインキ要求が検出されると、カウンタtsはステップ88でゼロにセットされる。次にステップ90で、現像ステーションが準備状態にあるか否かが検査される。準備状態にない場合には、状態管理50をステップ92で去る。
【0049】
しかし現像ステーションが準備状態にあれば、ステップ92で、該当する現像ステーションが所属する印刷経路ないし印刷機構の電子フォトグラフ装置がスイッチオフされているか否か検査される。電子フォトグラフ装置がスイッチオフされている場合、電子フォトグラフ装置はステップ94でスイッチオンされる。その後、ステップ96でインキ要求が現像ステーション‐準備状態管理52に送信される。
【0050】
図4には、図1の現像ステーション‐準備状態管理52がフローチャートに示されている。ステップ98でのスタート後に、ステップ100で待機カウンタBDが初期化される。ステップ102でカウンタBDは、インクリメントdBDだけカウントアップされる。ステップ104で、該当する現像ステーションに対するインキ要求が存在するか否か検査される。
【0051】
存在していなければステップ106で、カウンタBDの計数値が閾値rに相当するか否かが検査される。相当しない場合には、制御はステップ102にリターンする。
【0052】
カウンタBDが閾値rに達していると、ステップ108で現像液が現像ステーションで活性化される。
【0053】
ステップ110で、再生‐監視カウンタ(RUZ)が第2インクリメントR2だけカウントアップされる。この第2インクリメントは図2のステップ66での第1インクリメントR1とは異なることができる。これに続いてステップ112で、RUZがまだ閾値xより小さいか否か、すなわち第1再生基準が満たされているか否かが検査される。
【0054】
ステップ112でRUZがxより小さいかまたは等しければ、すなわち現像液‐再生プロセスがまだ必要なければ、制御はステップ100にリターンする。ステップ104でインキ要求が存在しない限り、ステップ100から112が上に述べたように実行される。ここでは、変数rにより長さが決められる規則的時間インターバルで現像液が活性化される(ステップ108参照)。これにより現像液は差し当たり使用可能状態に維持される。
【0055】
ステップ112で、RUZが閾値xに達している、すなわち第1再生基準が満たされていることが検出されると、ステップ114で現像ステーションが光導体16から離脱旋回される。この状態で第1再生基準は満たされるが、再生プロセス48(図1参照)は差し当たりスタートされない。その代わりに、ステップ102の制御が続く。ステップ102では、カウンタBDが新たにインクリメントdBDだけカウントアップされ、これによりカウンタは今やrより大きくなる。その結果、カウンタBDはステップ106で常にrより大きく、従って制御はステップ102,104および106を、ステップ104でインキ要求が存在するまで周期的に実行する。とりわけインキ要求が存在するまでは現像液のそれ以上の活性化は行なわれない。なぜならステップ108に達しないからである。これにより現像液の摩耗と老化が減少する。
【0056】
ステップ104でインキ要求が存在すると、まずステップ116でBD≦rであるか否かが検査される。BD≦rの場合、現像液のさらなる活性化は必要ない。カウンタBDはステップ118でゼロにセットされ、現像ステーションは上記のようにインキ準備状態54に移される。
【0057】
カウンタBDがステップ116でrより大きい場合、現像ステーションはステップ122で光導体16に接近旋回され、現像液がステップ122で活性化される。カウンタBDはステップ124でゼロにセットされ、現像液‐再生プロセス48がスタートされる。
【0058】
図4のフローチャートから分るように、現像ステーションの準備状態では、現像液‐再生プロセス48が第1再生基準を満たしても、インキ要求がステップ104で存在するまで遅延される。すなわち現像ステーションが実際に再び必要になるまで遅延される。これの利点は、印刷動作が不必要に中断されないことである。さらにこのようにして、種々異なる現像ステーションの再生プロセスを相互に同期できることである。すなわち時間的にできるだけ集中させることができる。これについては図5に基づき、下に説明する。
【0059】
図5は、フローチャートに基づき、どのように種々異なる現像ステーションの現像液‐再生プロセス48が相互に同期化できるかを示す。同期方法はステップ126で、上部印刷機構12または下部印刷機構14(図7)の5つの現像ステーション20,22,24,26,28のうちの1つに対して再生プロセス48をスタートすることにより開始される。これは例えば図2のトナー供給‐評価46でのステップ68によりスタートされる。印刷機構12または14の種々の現像ステーションは図5のフローチャートで連続変数ないし指数i,i=1....5により示されている。i番目の現像ステーションのカウンタRUZとBDには、同様に指数iが付されており、RUZiおよびBDiである。
【0060】
ステップ128では上部ないし第1印刷機構12(DW1)および下部ないし第2印刷機構14(DW2)のすべての現像ステーションi=1....5対して、所属の再生監視カウンタRUZi≦xi−ciであるか否かが検査される。この不等式は各現像ステーションに対して第2再生基準となる。この第2再生基準は第1再生基準よりは厳格ではない。第1再生基準は一般的にRUZi=xiを有する(図2のステップ68参照)。ここで指数iは閾値xにおいて、現像ステーションが異なれば異なる閾値xiが存在し得ることを意味する。ciは各現像ステーションに対して正の数である。第2再生基準は、再生プロセスがi番目の現像ステーションで現在はまだ必要ないが、変数ciにより表される近い将来、必要となる場合に満たされる。
【0061】
ステップ128で制御は2つに分岐する。ステップ130で始まる第1の分岐路では、再生プロセスをトリガする現像ステーションが所属する印刷機構(DW1またはDW2)の再生プロセスの時間的順序が設定される。ステップ132で始まる第2の分岐路では、他方の印刷機構(DW2またはDW1)の現像ステーションの再生プロセスの順序が設定される。
【0062】
以下、現像ステーション20,22,24,26,28をそれらの現在の状態に応じて4つのクラスに分類する:
1.再生プロセスをトリガした現像ステーション。この現像ステーションは図5にi=mによって示されている。この現像ステーションに対しては、BDm=0かつRUZm=xmが当てはまる。
2.トナー供給‐評価46にあり、第2再生基準を満たす現像ステーション。このような現像ステーションは図5にi=nによって示されている。この現像ステーションに対しては、BDn=0かつRUZm>xn−cnが当てはまる。
3.準備状態にあり、第2再生基準は満たすが第1再生基準は満たさない現像ステーション。このような現像ステーションは図5にi=bによって示されている。この現像ステーションに対しては、BDb<rbかつRUZb≧xb−cbが当てはまる。
4.準備状態にあり、第1再生基準は満たすが、インキ要求は存在していない現像ステーション。このような現像ステーションはi=wにより示されている。この現像ステーションに対しては、BDw>rかつRUZw=xwが当てはまる。
【0063】
図5のフローチャートの左分岐路では、ステップ130後にステップ134で現像液‐再生プロセスが、m番目の現像ステーションに対して、すなわち再生プロセスをトリガした現像ステーションに対してスタートされ、RUZm=0にセットされる。これと平行にステップ136では、第2再生基準を満たすすべての現像ステーションに対してBDi=0であるか否かが検査される。BDi=0である場合、この現像ステーションはi=nにより示された第2クラスの現像ステーションである。第2クラスの現像ステーションに対しては、現像液‐再生プロセスが第2の時間的優先度を以てスタートされる。すなわちステップ138で再生プロセスをトリガするm番目の現像ステーションの再生プロセス直後にスタートされる。
【0064】
ステップ136で、BDi≠0であることが検出されると、この現像ステーションは準備状態にあり、従って第3クラスまたは第4クラスにある。
【0065】
このような現像ステーションで現像液‐再生プロセスを実行できるようにするためには、この現像ステーションをまず準備状態からインキ準備状態にもたらさなければならない。このことにはある程度の時間が必要であるから、図5に示すように、まず現像液‐再生プロセスが第1および第2クラスの現像ステーションに対して実行される。そのために必要な時間の間、第3および第4クラスの現像ステーションを準備状態からインキ準備状態にもたらすことができる。
【0066】
ステップ138でまず、BDi≦rであるか否かが検査される。肯定であれば、該当する現像ステーションに対してトナー活性化は必要ない。この現像ステーションは従って第3クラス(i=b)に所属し、その現像液‐再生プロセスはステップ140で第3の時間的優先度を以て実行される。さらにステップ140で変数ないしカウンタBDbおよびRUZbが同時に0にセットされる。
【0067】
ステップ138でBDiがrより大きい場合、この現像ステーションは第4クラスに所属する。これはi=wにより表される。この現像ステーションに対してはステップ142でまずトナーが活性化され、BDwが0にセットされる。引き続きこの現像ステーションに対してはステップ144で、第4の比較的小さな時間的優先度を以て現像液‐再生プロセスが開始され、カウンタRUZwは0にセットされる。第3カテゴリーの現像ステーションを第4カテゴリーの現像ステーションに対して時間的に優先することが正当であるのは、第4カテゴリーの現像ステーションでは付加的なトナー活性化を実行すべきであり、この付加的なトナー活性化は、第3クラスの現像ステーションの再生プロセスの終了を待機する間に実行することができるからである。
【0068】
図5のフローチャートの右分岐路は左分岐路と実質的に同じであるが、右分岐路には第1クラスの現像ステーションが存在せず、第1クラスは常に1つだけが存在して、左分岐路で処理される。とりわけ右分岐路のステップ146から154は左分岐路のステップ136から144に正確に相応する。ステップ156では、すべての現像液‐再生プロセスが終了するまで待機される。その後、トナー供給‐評価46の制御が続く。
【0069】
図6にはフローチャートが示されており、これに基づいて図1から5に示された実施例を、印刷機に対して公知の制御に組み込むことを説明する。制御はステップ158で、印刷機10のスイッチオンを以て開始する。ステップ160では印刷機はスタンバイモードであり、データを待機する。ステップ162で印刷データを受信した後、ステップ164/1,164/2および164/3で現像ステーション1から3では較正プロセスがトナー供給なしで実行される。分りやすくするために図6のフローチャートでは、図7の印刷機構では5つの現像ステーションがあるが、3つの現像ステーションだけが考慮される。
【0070】
ステップ164での較正は準備モードであり、このモードへ印刷機10は印刷動作の開始前にもたらされる。較正ステップ164では動作パラメータが較正される。ここでは、動作パラメータを制御するための制御回路に対する過渡過程が実行される。これらの動作パラメータは例えば、光導体ベルト16の荷電、光導体ベルト16の放電、混合現像液でのトナー濃度、または着色に該当する。ステップ164での較正の終了後、3つすべての現像ステーションはステップ166/1から166/3でインキ準備状態にもたらされる。
【0071】
ステップ168では、3つすべての現像ステーションがインキ準備状態を取るまで待機される。ステップ170では、固定ステーション40(図7参照)の加熱が開始される。ステップ172で印刷機10は、印刷データの存在する印刷動作となる。印刷データが印刷動作時に途切れると、比較的短い後運転が開始される。印刷データが、この後運転時間よりも長く中断する場合、印刷機はステップ174で停止される。印刷機がステップ176で停止された後、制御はステップ160にリターンする。
【0072】
トナー供給46と現像ステーション‐状態管理50は独立のプロセスとして印刷動作(ステップ172)と平行して実行され、従って図6には別個に示されている。現像ステーション‐状態管理50は印刷データのページバッファを予測的に分析し、不要な現像ステーションが準備状態とならず、インキ要求の際には準備状態からインキ準備状態へ移行されるように制御に作用する。現像ステーション‐状態管理50と図6の方法との相互作用は一般的に円"1"により示されている。
【0073】
とりわけ状態管理50は印刷データを印刷動作中(ステップ172)に監視し、カウンタtsが閾値tsmaxに達した場合(図3,ステップ78参照)、1つまたは複数の現像ステーション1〜3をステップ178/1〜178/3で、図3に説明した方法に従い準備状態へ移行させる。印刷動作へのこの作用は図6に円"1−a"により示されている。インキ要求が図4のステップ100により存在すると、現像ステーションが状態管理50により準備状態から呼び起こされ、較正(ステップ164)およびインキ準備状態(ステップ166)を介して印刷プロセスに再びもたらされる。
【0074】
較正中(ステップ164)に典型的には空ページが印刷される。すなわち現像することのできる電荷画像が形成されるが、これは転写されない。例えば較正中に、転写されないトナーマークを印刷することができる。しかし通常の較正では、現像液‐再生プロセスで使用されるような平坦なトナーパターンは光導体16上に形成されない。この較正は図6に「較正 トナー供給なし」として示されている。
【0075】
準備状態の終了後に現像液‐再生プロセスが滞る場合、このプロセスは較正をステップ164でトナー供給によって実行することにより実現される。このようにして再生プロセスは簡単に、印刷機制御の際にいずれにしろ設けられている印刷機状態ないしは準備モードと結合される。従ってトナー再生のために新たな印刷機状態を実現する必要はない。
【0076】
さらにトナー供給‐評価46は印刷動作中(ステップ172)に、第1再生基準が準備状態にない現像ステーションに対して満たされているか否かを検出することができる(図2,ステップ68参照)。満たされている場合には、印刷動作(ステップ172)が中断され、トナー再生プロセスが実行される。このトナー再生プロセスは、較正をステップ164でトナー供給によって実行し、その際に現像ステーションを前もって準備状態に移さないことにより行われる。さらにトナー供給‐評価46は現像ステーション‐状態管理50に再生プロセスの必要性を通知する。次に現像ステーション‐状態管理50は、図5での他の現像ステーションの再生プロセスに同期する。
【0077】
図面と前記の説明には有利な実施例が示されており、詳細に説明したが、これは単なる例であり、本発明を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】図1は、本発明の改善形態による方法の構成部分を示すフローチャートである。
【図2】図2は、トナー供給を評価するための方法を示すフローチャートである。
【図3】図3は、現像ステーションの状態を管理するための方法を示すフローチャートである。
【図4】図4は、準備状態管理のための方法を示すフローチャートである。
【図5】図5は、現像液‐再生プロセスを印刷機の複数の現像ステーションにおいて時間的に同期するためのフローチャートである。
【図6】図6は、本発明の改善形態による方法を、印刷機を制御するための従来の方法に組み込むためのフローチャートである。
【図7】図7は、印刷機の断面図である。
【符号の説明】
【0079】
10 電子フォトグラフ印刷機
12 上部印刷機構
14 下部印刷機構
16 光導体ベルト
18 符号発生器
20〜28 現像ステーション
29 第1転写個所
30 転写ベルト
32 光導体‐クリーニング装置
34 ウェブ
36 第2転写個所
38 転写ベルト‐クリーニング装置
40 固定ステーション
42 方法のスタート
44 カウンタの初期化
46 トナー供給‐評価
48 現像液‐再生プロセス
50 現像ステーション‐状態管理
52 現像ステーション‐準備状態管理
54 インキ準備状態
56〜68 トナー供給‐評価46の方法ステップ
70〜96 現像ステーション‐状態管理50の方法ステップ
98〜124 現像ステーション‐準備状態管理52の方法ステップ
126〜156 現像液‐再生プロセスの同期の際の方法ステップ
158〜178 従来の制御方法での実現の際の方法ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子フォトグラフ印刷機(10)または複写機の制御方法であって、
該印刷機または複写機は光導体(16)上の潜在荷電画像をトナーにより現像するための現像ステーション(20,22,24,26,28)を少なくとも1つ有し、
印刷動作中に現像ステーション(20,22,24,26,28)からのトナー供給が検出され、
検出されたトナー供給が所定の第1再生基準を満たす場合、現像液‐再生プロセス(48)がスタートされ、
当該現像液‐再生プロセスでは荷電画像が光導体(16)に形成され、該荷電画像は現像ステーションにより現像され、現像された画像はクリーニング装置(32,38)により除去され、その際に記録担体(34)には転写されず、
新たなトナーが現像ステーション(20,22,24,26,28)に導入される、ことを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法であって、
平均トナー供給を所定の長さの時間インターバルに対して検出し、
所定数の順次連続する時間インターバルに対する平均トナー供給が所定の閾値よりも低い場合、第1再生基準が満たされる方法。
【請求項3】
請求項1または2記載の方法であって、
印刷機(10)または複写機は転写ベルト(30)を有し、
該転写ベルトには通常動作で、現像されたトナー画像が光導体(16)から転写され、該転写ベルトから転写されたトナー画像が記録担体(34)に転写される方法。
【請求項4】
請求項3記載の方法であって、
現像液‐再生プロセス(48)では現像された画像がすべてまたは部分的に転写ベルト(30)に転写され、
画像の転写された部分が転写ベルト‐クリーニング装置(38)により転写ベルト(30)から除去され、
画像の転写されなかった部分は光導体‐クリーニング装置(32)により光導体(16)からクリーニングされる方法。
【請求項5】
請求項4記載の方法であって、
現像液‐再生プロセス(48)では、現像された画像の75%から100%が転写ベルト(30)に転写される方法。
【請求項6】
請求項3から5までのいずれか一項記載の方法であって、
現像液‐再生プロセス(48)では転写ベルト(30)が、記録担体(34)の搬送経路から前方に移動される方法。
【請求項7】
請求項1から6までのいずれか一項記載の方法であって、
現像液‐再生プロセス(48)では、面掩蔽度が10%から50%の平坦なパターンが光導体に形成される方法。
【請求項8】
請求項1から7までのいずれか一項記載の方法であって、
トナー供給は印刷データに基づいて検出される方法。
【請求項9】
請求項8記載の方法であって、
印刷すべきピクセル数または印刷されたピクセル数を、その着色段階により重み付けして累積することによって、トナー供給が求められる方法。
【請求項10】
請求項1から9までのいずれか一項記載の方法であって、
印刷動作の開始前に印刷機(10)または複写機がもたらされる準備モード(164)が設けられており、
印刷機(10)または複写機は、現像液‐再生プロセス(48)の開始時に準備モード(164)にもたらされる方法。
【請求項11】
請求項10記載の方法であって、
準備モード(164)は1つまたは複数の以下の操作を含む:
・現像ステーション(20,22,24,26,28)の起動、
・現像ステーション(20,22,24,26,28)の機能テスト、
・現像液の活性化、
・動作パラメータの較正、
方法。
【請求項12】
請求項1から11までのいずれか一項記載の方法であって、
印刷機または複写機は複数の現像ステーション(20,22,24,26,28)を含み、それらのトナー供給がそれぞれ検出され、
現像液‐再生プロセス(48)が1つの現像ステーション(20,22,24,26,28)に対してスタートされる場合に対しては、残りの現像ステーション(20,22,24,26,28)の検出されたトナー供給が第2再生基準を満たすか否かを検査し、
第2再生基準が満たされる現像ステーション(20,22,24,26,28)に対しては同様に現像液‐再生プロセス(48)がスタートされる方法。
【請求項13】
請求項2または12記載の方法であって、
所定数の順次連続する時間インターバルに対する平均トナー供給が所定の閾値よりも低い場合、第2再生基準が満たされ、
前記所定数は第1再生基準の場合の数よりも小さい方法。
【請求項14】
電子フォトグラフ印刷機(10)または複写機の制御方法であって、
該印刷機または複写機は光導体(16)上の潜在荷電画像をトナーにより現像するための現像ステーション(20,22,24,26,28)を少なくとも1つ有し、
印刷動作(172)中に印刷データに基づいて、どの現像ステーション(20,22,24,26,28)がデータの印刷のために必要であるかが検出され、
1つの現像ステーション(20,22,24,26,28)が所定の時間間隔の間、不要であったかまたは不要であることが検出される場合、当該現像ステーションは準備状態へもたらされ、当該準備状態では現像ステーション(20,22,24,26,28)の機械的駆動部の少なくとも一部が停止される、ことを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項14記載の方法であって、
準備状態では現像ステーション(20,22,24,26,28)の機能電圧が、現像ステーション(20,22,24,26,28)と光導体(16)との間でトナー移動が行われないように切替えられる方法。
【請求項16】
請求項14または15記載の方法であって、
現像ステーション(20,22,24,26,28)は準備状態では光導体(16)から離れるように旋回される方法。
【請求項17】
請求項16記載の方法であって、
現像ステーション(20,22,24,26,28)は、準備状態の持続時間が所定の閾値を越える場合、準備状態の間、光導体から離れるように旋回される方法。
【請求項18】
請求項14から17までのいずれか一項記載の方法であって、
準備状態は、印刷データに基づいて、現像ステーション(20,22,24,26,28)がデータの印刷に必要であることが検出されると終了する方法。
【請求項19】
請求項18記載の方法であって、
印刷データは有利には前もって分析され、印刷データの分析と、当該印刷データに相応する画像を所属の現像ステーション(20,22,24,26,28)で現像する時点との間の時間が、当該現像ステーション(20,22,24,26,28)を準備状態から印刷動作状態へ移行させるのに十分であるようにする方法。
【請求項20】
請求項14から19までのいずれか一項記載の方法であって、
現像ステーション(20,22,24,26,28)の準備状態中に、該現像ステーションに含まれる現像液は所定のインターバルで活性化される方法。
【請求項21】
請求項20記載の方法であって、
どれだけの頻度でまたはどれだけの長さで、現像液が準備状態中に活性化されたかが検出され、活性化の回数または活性化の持続時間が所定の閾値を上回ると、準備状態の持続中にさらなる活性化を実行しない方法。
【請求項22】
請求項14から21までのいずれか一項記載の方法であって、
印刷機(10)または複写機では、少なくとも2つの印刷機構(12,14)にそれぞれ1つの固有の電子フォトグラフ装置が設けられており、
印刷機構(12,14)の最後の現像ステーション(20,22,24,26,28)が準備状態に移行される場合、電子フォトグラフ装置のコンポーネントの少なくとも一部が停止される方法。
【請求項23】
請求項1から13までのいずれか一項および請求項14から22までのいずれか一項記載の方法。
【請求項24】
請求項23記載の方法であって、
現像ステーション(20,22,24,26,26,28)の準備状態中に、現像液は所定のインターバルで、第1再生基準が満たされるまで活性化され、
次に現像ステーション(20,22,24,26,28)では準備状態の残りの持続時間の間、さらなる現像液活性化は実行されず、
現像液‐再生プロセスは、現像ステーションが現像のために必要となるか、または印刷機または複写機の別の現像ステーションが現像液‐再生プロセス(48)をスタートするまで待機される方法。
【請求項25】
請求項12または13および請求項24記載の方法であって、
現像液‐再生プロセス(48)が1つの現像ステーション(20,22,24,26,28)に対してスタートされる場合に対して、検出されたトナー供給が第2再生基準または第1再生基準を満たす別の現像ステーション(20,22,24,26,28)の現像液‐再生プロセス(48)を次の順序で実行する:
1.準備状態にない現像ステーション、
2.準備状態にあり、第1再生基準を満たさない現像ステーション、そして
3.準備状態にあり、第1再生基準を満たす現像ステーション、
方法。
【請求項26】
電子フォトグラフ印刷機(10)または複写機に対する制御装置であって、
該印刷機または複写機は光導体(16)上の潜在荷電画像をトナーにより現像するための現像ステーション(20,22,24,26,28)を少なくとも1つ有し、
制御装置は、印刷動作中に現像ステーション(20,22,24,26,28)からのトナー供給を検出し、
検出されたトナー供給が所定の第1再生基準を満たす場合、現像液‐再生プロセス(48)をスタートするように構成されており、
当該現像液‐再生プロセスでは荷電画像が光導体(16)に形成され、該荷電画像は現像ステーションにより現像され、現像された画像はクリーニング装置(32,38)により除去され、その際に記録担体(34)には転写されず、
新たなトナーが現像ステーション(20,22,24,26,28)に導入される、ことを特徴とする制御装置。
【請求項27】
請求項26記載の制御装置であって、
該制御装置は、平均トナー供給を所定の長さの時間インターバルに対して検出し、
所定数の順次連続する時間インターバルに対する平均トナー供給が所定の閾値よりも低い場合、第1再生基準が満たされる制御装置。
【請求項28】
請求項26または27記載の制御装置であって、
印刷機(10)または複写機は転写ベルト(30)を有し、
該転写ベルトには通常動作で、現像されたトナー画像が光導体(16)から転写され、該転写ベルトから転写されたトナー画像が記録担体(34)に転写される制御装置。
【請求項29】
請求項28記載の制御装置であって、
現像液‐再生プロセス(48)では現像された画像がすべてまたは部分的に転写ベルト(30)に転写され、
画像の転写された部分が転写ベルト‐クリーニング装置(38)により転写ベルト(30)から除去され、
画像の転写されなかった部分は光導体‐クリーニング装置(32)により光導体(16)からクリーニングされる制御装置。
【請求項30】
請求項29記載の制御装置であって、
現像液‐再生プロセス(48)では、現像された画像の75%から100%が転写ベルト(30)に転写される制御装置。
【請求項31】
請求項28から30までのいずれか一項記載の制御装置であって、
現像液‐再生プロセス(48)では転写ベルト(30)を、記録担体(34)の搬送経路から前方に移動させる制御装置。
【請求項32】
請求項26から31までのいずれか一項記載の制御装置であって、
トナー供給を印刷データに基づいて検出する制御装置。
【請求項33】
請求項32記載の制御装置であって、
印刷すべきピクセル数または印刷されたピクセル数を、その着色段階により重み付けして累積することによって、トナー供給を検出する制御装置。
【請求項34】
請求項26から33までのいずれか一項記載の制御装置であって、
印刷動作の開始前に印刷機(10)または複写機がもたらされる準備モード(164)が設けられており、
印刷機(10)または複写機を、現像液‐再生プロセス(48)の開始時に準備モード(164)にもたらす制御装置。
【請求項35】
請求項34記載の制御装置であって、
準備モード(164)は1つまたは複数の以下の操作を含む:
・現像ステーション(20,22,24,26,28)の起動、
・現像ステーション(20,22,24,26,28)の機能テスト、
・現像液の活性化、
・動作パラメータの較正、
制御装置。
【請求項36】
請求項26から35までのいずれか一項記載の制御装置であって、
印刷機または複写機は複数の現像ステーション(20,22,24,26,28)を含み、それらのトナー供給がそれぞれ検出され、
前記制御装置は、現像液‐再生プロセス(48)が1つの現像ステーション(20,22,24,26,28)に対してスタートされる場合に対しては、残りの現像ステーション(20,22,24,26,28)の検出されたトナー供給が第2再生基準を満たすか否かを検査し、
第2再生基準が満たされる現像ステーション(20,22,24,26,28)に対しては同様に現像液‐再生プロセス(48)をスタートする制御装置。
【請求項37】
請求項27および請求項36記載の制御装置であって、
所定数の順次連続する時間インターバルに対する平均トナー供給が所定の閾値よりも低い場合、第2再生基準が満たされ、
前記所定数は第1再生基準の場合の数よりも小さい制御装置。
【請求項38】
電子フォトグラフ印刷機(10)または複写機に対する制御装置であって、該印刷機または複写機は光導体(16)上の潜在荷電画像をトナーにより現像するための現像ステーション(20,22,24,26,28)を少なくとも2つ有し、
該制御装置は、印刷動作(172)中に印刷データに基づいて、どの現像ステーション(20,22,24,26,28)がデータの印刷のために必要であるかを検出し、
該制御装置は、1つの現像ステーション(20,22,24,26,28)が所定の時間間隔の間、不要であったかまたは不要であることを検出する場合、当該現像ステーションを準備状態へもたらし、当該準備状態では現像ステーション(20,22,24,26,28)の機械的駆動部の少なくとも一部が停止される、ことを特徴とする制御装置。
【請求項39】
請求項38記載の制御装置であって、
準備状態では現像ステーション(20,22,24,26,28)の機能電圧が、現像ステーション(20,22,24,26,28)と光導体(16)との間でトナー移動が行われないように切替えられる制御装置。
【請求項40】
請求項38または39記載の制御装置であって、
現像ステーション(20,22,24,26,28)は準備状態では光導体(16)から離れるように旋回される制御装置。
【請求項41】
請求項40記載の制御装置であって、
現像ステーション(20,22,24,26,28)は、準備状態の持続時間が所定の閾値を越える場合、準備状態の間、光導体から離れるように旋回される制御装置。
【請求項42】
請求項38から41までのいずれか一項記載の制御装置であって、
準備状態は、制御装置が印刷データに基づいて、現像ステーション(20,22,24,26,28)がデータの印刷に必要であることが検出すると終了される制御装置。
【請求項43】
請求項42記載の制御装置であって、
印刷データを前もって分析し、印刷データの分析と、当該印刷データに相応する画像を所属の現像ステーション(20,22,24,26,28)で現像する時点との間の時間が、当該現像ステーション(20,22,24,26,28)を準備状態から印刷動作状態へ移行させるのに十分であるように構成された制御装置。
【請求項44】
請求項38から43までのいずれか一項記載の制御装置であって、
現像ステーション(20,22,24,26,28)の準備状態中に、該現像ステーションに含まれる現像液を所定のインターバルで活性化する制御装置。
【請求項45】
請求項44記載の制御装置であって、
どれだけの頻度でまたはどれだけの長さで、現像液が準備状態中に活性化されたかを検出し、活性化の回数または活性化の持続時間が所定の閾値を上回ると、準備状態の持続中にさらなる活性化を実行しない制御装置。
【請求項46】
請求項38から45までのいずれか一項記載の制御装置であって、
印刷機(10)または複写機では、少なくとも2つの印刷機構(12,14)にそれぞれ1つの固有の電子フォトグラフ装置が設けられており、
印刷機構(12,14)の最後の現像ステーション(20,22,24,26,28)が準備状態に移行される場合、電子フォトグラフ装置のコンポーネントの少なくとも一部を停止する制御装置。
【請求項47】
請求項26から37までのいずれか一項および請求項38から46までのいずれか一項記載の制御装置。
【請求項48】
請求項47記載の制御装置であって、
該制御装置は、現像ステーション(20,22,24,26,28)の準備状態中に、現像液を所定のインターバルで、第1再生基準が満たされるまで活性化し、
次に現像ステーション(20,22,24,26,28)では準備状態の残りの持続時間の間、さらなる現像液活性化を実行せず、
現像液‐再生プロセスを、現像ステーションが現像のために必要となるか、または印刷機または複写機の別の現像ステーションが現像液‐再生プロセス(48)をスタートするまで待機させる制御装置。
【請求項49】
請求項36または37および請求項48記載の制御装置であって、
該制御装置は、現像液‐再生プロセス(48)が1つの現像ステーション(20,22,24,26,28)に対してスタートされる場合に対して、検出されたトナー供給が第2再生基準または第1再生基準を満たす別の現像ステーション(20,22,24,26,28)の現像液‐再生プロセス(48)を次の順序で実行する:
1.準備状態にない現像ステーション、
2.準備状態にあり、第1再生基準を満たさない現像ステーション、そして
3.準備状態にあり、第1再生基準を満たす現像ステーション、
制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−520751(P2007−520751A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−551817(P2006−551817)
【出願日】平成17年2月4日(2005.2.4)
【国際出願番号】PCT/EP2005/001174
【国際公開番号】WO2005/076199
【国際公開日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願人】(397018925)オーセ プリンティング システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (68)
【氏名又は名称原語表記】Oce Printing Systems GmbH
【住所又は居所原語表記】Siemensallee 2, D−85586 Poing, Germany
【Fターム(参考)】