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電子ブック装置、および電子ブックプログラム
説明

電子ブック装置、および電子ブックプログラム

【課題】電子書籍が有する地図ページをより有効に利用することができるようにする。
【解決手段】電子書籍を表示する電子ブック装置が、地図ページに掲載された地図であるページ地図添付図とが1体化された画像データを含む電子書籍情報と、ページ地図の地図範囲と縮尺と地図ページに関する情報とが対応付けされた地図ページ情報と、ページ地図の地図範囲のうち添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲を示す被添付図範囲情報とを記憶する各種記憶部21,23、25を備え、ユーザAの現在位置を特定し、現在位置を含む地図範囲を示す地図ページ情報を検索し、対応するページ地図の縮尺が大きい地図ページ情報を選択し、現在位置に対応する位置が添付図により隠れていると判定したことに応じてページ地図を表示するか否かを判定し、電子書籍情報に基づいて表示画面にページ地図を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旅行ガイドブックなどが電子化された書籍データを提供する電子ブック装置、および電子ブック装置に動作制御させるための電子ブックプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、出版された紙媒体の書籍を電子化して、電子機器の表示画面で閲覧可能な状態にした電子書籍が流通するようになってきている。そのため、電子書籍を閲覧するための機能を備えた電子機器(以下、「電子ブック装置」と呼ぶ。)として種々の機能を備えたものが提案されている。
【0003】
一方、従来から、電子化した地図を表示する地図表示装置も種々知られている。このような地図表示装置として、例えば、特許文献1には、地図上の基本図と詳細図との対応関係をデータとして関連づけておき、関係地図区分を設けて、基本図と詳細図との相互の対応関係をテーブルとして持たせておくことにより、基本図に対応する詳細図を表示することを可能にしたものが開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平成09−288446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような地図表示装置の技術は、電子ブック装置にも利用可能なものである。
【0006】
しかしながら、旅行ガイドブックなどを電子化した書籍データ(電子書籍)を用いて電子ブック装置が備える表示画面に地図を表示する場合、ユーザの望む地図を迅速に提供することができない場合があるという問題があった。
【0007】
すなわち、例えば従来の電子ブック装置のユーザは、複数の電子書籍の中から自己の現在位置を含む地図を有する電子書籍を検索して電子ブック装置に表示させようとする場合に、電子書籍の名称などから自己の用途に適した電子書籍を選択しなければならないため、わずらわしさを感じる場合があった。
【0008】
また、例えば電子ブック装置が、ユーザにより入力された地域名称などから電子ブックに掲載された地図を検索して表示した場合に、地図上においてユーザが調べたかった範囲が他の画像(例えば、地図上の他の範囲の詳細な情報を示す詳細図や、ベースの地図の上に縮尺の違う地図であるカット地図など。以下、「添付図」ともいう。)により隠れてしまっており、ユーザが再度地図を検索しなければならなくなる場合があるという問題があった。
【0009】
また、電子ブック装置が、ユーザにより位置が指定された地点(指定地点)を含む詳細地図(例えば、縮尺が所定の値よりも大きい地図)がない場合に、わかりにくい広域地図が表示されたり、広域地図自体が存在しない理由で地図が表示できなくなったりするという問題があった。
【0010】
なお、以下、地図を含むページ(すなわち、地図が掲載されたページ)を「地図ページ」という。また、地図ページに掲載された地図を「ページ地図」という。ただし、以下、「ページ地図」を単に「地図」という場合があるものとする。
【0011】
本発明は、上述した問題を解決すべく、電子書籍が有する地図ページをより有効に利用することができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の電子ブック装置は、表示装置の表示画面に、電子書籍を表示する電子ブック装置であって、前記電子書籍に含まれる地図が掲載された地図ページに関する画像データであって、地図ページに掲載された地図であるページ地図と該ページ地図に添付された図である添付図とが1体化された画像データを含む電子書籍情報を記憶する電子書籍情報記憶手段と、前記ページ地図の緯度経度の範囲を示す地図範囲と、該ページ地図の縮尺と、前記地図ページに関する情報とが対応付けされた地図ページ情報を記憶する地図ページ情報記憶手段と、前記地図ページに前記添付図が存在する場合に、前記ページ地図の地図範囲のうち、該添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲である被添付図範囲を示す被添付図範囲情報を記憶する被添付図範囲情報記憶手段と、ユーザの現在位置を特定する現在位置特定手段と、該現在位置特定手段により特定された現在位置を含む地図範囲を示す地図ページ情報を検索する地図ページ情報検索手段と、該地図ページ情報検索手段により検索された地図ページ情報が複数ある場合に、対応するページ地図の縮尺が大きい地図ページ情報を選択する地図ページ情報選択手段と、前記被添付図範囲情報に基づいて、前記地図ページ情報選択手段により選択された地図ページ情報に応じた地図ページ上において、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れているか否かを判定する現在位置状況判定手段と、該現在位置状況判定手段により、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れていると判定されたことに応じて、前記現在位置に対応する位置と前記被添付図範囲との位置関係に基づいて前記ページ地図を表示するか否かを判定するページ地図表示判定手段と、該ページ地図表示判定手段により、前記ページ地図を表示すると判定されたことに応じて、前記電子書籍情報に基づいて前記表示画面に前記ページ地図の少なくとも1部を表示するページ地図表示手段とを含むことを特徴とする。
【0013】
上記の構成としたことで、電子書籍が有する地図ページをより有効に利用することができるようになる。
【0014】
前記地図範囲を所定の規則に従って分割した分割地図範囲を示す分割地図範囲情報を記憶する分割地図範囲情報記憶手段を含み、前記被添付図範囲情報は、前記分割地図範囲毎に、前記添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲を示し、前記地図ページ情報選択手段は、選択した地図ページ情報に対応する分割地図範囲情報のうち、前記現在位置を含む分割地図範囲を示すもの中から、前記縮尺の大きいページ地図を分割した分割地図範囲を示す分割地図範囲情報を抽出する分割地図範囲情報抽出手段を有し、前記ページ地図表示手段は、前記ページ地図表示判定手段により、前記ページ地図を表示すると判定されたことに応じて、前記ページ地図のうち、前記分割地図範囲情報抽出手段により抽出された分割地図範囲情報が示す分割地図範囲に応じた部分を前記表示画面に表示する構成とされていてもよい。
【0015】
前記ページ地図表示手段は、前記現在位置状況判定手段により、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れていると判定されたことに応じて、前記ページ地図を、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れていないときと異なる表示態様で表示する構成とされていてもよい。
【0016】
前記現在位置状況判定手段により、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れていると判定されたことに応じて、前記現在位置に対応する位置に対して所定の条件を満たす転位位置を特定する転位位置特定手段と、前記ページ地図表示手段により前記表示画面に表示された前記ページ地図に対して、前記転位位置に対応する位置に前記ユーザの現在位置を示す現在位置アイコンを表示する現在位置アイコン表示手段とを含む構成とされていてもよい。
【0017】
前記現在位置に対応する位置から、前記被添付図範囲と前記添付図により表示が隠れた状態になっていない地図範囲間の境界線までの距離を算出する第1距離算出手段を含み、前記ページ地図表示判定手段は、前記第1距離算出手段により算出された距離を示す値が所定のしきい値を超えている場合に前記ページ地図を表示しないものと判定し、前記地図ページ情報選択手段は、前記ページ地図表示判定手段が、前記ページ地図を表示しないものと判定したことに応じて、前記地図ページ情報の選択を取り消す選択取消手段と、該選択取消手段により選択を取り消された地図ページ情報を前記地図ページ情報選択手段による選択対象から除外する選択対象除外手段とを有し、該選択対象除外手段が前記地図ページ情報を選択対象から除外したことに応じて、新たに地図ページ情報を選択する構成とされていてもよい。
【0018】
前記ページ地図表示判定手段により、前記ページ地図を表示すると判定されたことに応じて、前記現在位置に対応する位置と前記被添付図範囲との位置関係に基づいて、前記ページ地図上において前記分割地図範囲情報抽出手段により抽出された分割地図範囲情報が示す分割地図範囲に近接する分割地図範囲を近接地図範囲として選択する近接地図範囲選択手段を有し、前記分割地図範囲情報抽出手段は、前記近接地図範囲選択手段により選択された近接地図範囲を示す分割地図範囲情報を抽出する構成とされていてもよい。
【0019】
前記分割地図範囲情報抽出手段により抽出された分割地図範囲情報が示す分割地図範囲を前記被添付図範囲とそれ以外の範囲に分割する分割手段と、前記ページ地図上において、前記現在位置に対応する位置から、前記分割手段により分割された分割地図範囲における前記現在位置を含む分割地図範囲とその他の分割地図範囲それぞれとの間の境界線までの距離を算出する第2距離算出手段と、前記第2距離算出手段により算出された距離を示す値が特定のしきい値以下であるか判定する第2距離判定手段とを含み、前記分割地図範囲情報抽出手段は、前記分割手段により分割された複数の分割地図範囲のうち、前記現在位置を含む分割地図範囲を示す分割地図範囲情報の他、対応する前記第2距離算出手段により算出された距離を示す値が特定のしきい値以下であると判定された分割地図範囲を示す分割地図範囲情報を抽出する構成とされていてもよい。
【0020】
また、本発明の電子ブックプログラムは、表示装置の表示画面に、電子書籍を表示するように動作制御させるための電子ブックプログラムであって、前記電子ブック装置に、
ユーザの現在位置を特定する現在位置特定処理と、前記電子書籍に含まれる地図が掲載された地図ページに関する画像データであって、地図ページに掲載された地図であるページ地図と該ページ地図に添付された図である添付図とが1体化された画像データを含む電子書籍情報を記憶する電子書籍情報記憶手段に記憶された電子書籍情報が示す前記ページ地図の緯度経度の範囲を示す地図範囲と、該ページ地図の縮尺と、前記地図ページに関する情報とが対応付けされた地図ページ情報を記憶する地図ページ情報記憶手段に記憶された地図ページ情報の中から、前記現在位置特定処理にて特定された現在位置を含む地図範囲を示す地図ページ情報を検索する地図ページ情報検索処理と、該地図ページ情報検索処理にて検索された地図ページ情報が複数ある場合に、対応するページ地図の縮尺が大きい地図ページ情報を選択する地図ページ情報選択処理と、前記地図ページに前記添付図が存在する場合に、前記ページ地図の地図範囲のうち、該添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲である被添付図範囲を示す被添付図範囲情報を記憶する被添付図範囲情報記憶手段に記憶された添付図範囲情報に基づいて、前記地図ページ情報選択処理にて選択された地図ページ情報に応じた地図ページ上において、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れているか否かを判定する現在位置状況判定処理と、該現在位置状況判定処理により、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れていると判定されたことに応じて、前記現在位置に対応する位置と前記被添付図範囲との位置関係に基づいて前記ページ地図を表示するか否かを判定するページ地図表示判定処理と、該ページ地図表示判定処理により、前記ページ地図を表示すると判定されたことに応じて、前記電子書籍情報に基づいて前記表示画面に前記ページ地図の少なくとも1部を表示するページ地図表示処理とを実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、電子書籍が有する地図ページをより有効に利用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】電子ブック装置としての機能を備えたナビゲーション装置の構成の例を示すブロック図である。
【図2】制御部と記憶部の構成を説明するための説明図である。
【図3】地図ページ情報の格納状態の例を示す説明図である。
【図4】分割地図範囲情報の格納状態の例を示す説明図である。
【図5】地図ページの概要について説明するための説明図である。
【図6】ページ地図表示処理の例を示すフローチャートである。
【図7】グリッドの分割について説明するための説明図である。
【図8】表示画面上に表示される画像の例について説明するための説明図である。
【図9】グリッドの分割について説明するための説明図である。
【図10】現在位置アイコンを実際の現在位置からずらして表示する場合の例について説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子ブック装置としての機能を備えたナビゲーション装置100の構成の例を示すブロック図である。図1に示すように、ナビゲーション装置100は、制御部10と、記憶部20と、メモリ30と、表示部40と、センサ部50と、通信部60と、入力部70とを含む。なお、図示しないが、ナビゲーション装置100は、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、OS(オペレーティング・システム)等を有する。
【0025】
制御部10は、例えばCPUにより構成され、記憶部20に記憶されたコンピュータプログラム(ナビゲーション装置100に動作制御させるためのコンピュータプログラム。ナビゲーションプログラムや電子ブックプログラムを含む。)に従い、ナビゲーション装置100を構成する各要素を統括制御し、経路探索機能、経路誘導機能、サービス情報(ガソリンスタンドやコンビニエンスストア、ラーメン店、ホテル・旅館といった店舗情報や、有名な施設情報、行楽地情報といったPOI(Point Of Interest)情報)を検索する情報検索機能を含む各種の処理を実行するための各種の機能を有する。なお、これらの各種の機能は、一般のナビゲーション装置が備える公知の技術によって実現される。
【0026】
また、本例における制御部10は、一般的な電子ブック装置としての機能(例えば、電子書籍を表示画面に表示する機能や、ページめくり機能など)を発揮するための機能を有し、ナビゲーション装置としての機能と連動することにより、より有効なナビゲーションを行うことができる。
【0027】
また、本例における制御部10は、例えばユーザの操作に応じて、記憶部20に記憶された電子書籍情報の中から、所定の条件を満たす電子書籍や電子書籍を構成するページを示す情報を検索する処理を行う機能を有する。なお、この場合の検索キーは検索文字列に限定されず、種々の検索条件(例えば、検索ジャンルや発行日など)を用いることができるものとする。なお、検索キーに基づく情報の検索方法については、一般的な技術を用いるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0028】
メモリ30は、制御部10が処理する各種情報を一時的に保持する記憶媒体であり、RAMなどの半導体記憶装置により構成される。
【0029】
表示部40は、各種情報をユーザが認識可能な形で出力する機能を備え、例えば画像情報を表示する表示装置(ディスプレイ装置、モニタ)により構成される。表示部40は、電子書籍を表示装置の表示画面上に表示するとともに、ユーザの操作に応じて表示倍率や表示ページを変更して表示する。
【0030】
センサ部50は、ナビゲーション装置100の現在位置(すなわち、ユーザの現在位置)を測位する機能を備えており、例えば、GPS衛星から送られてくるGPS信号を受信し、このGPS信号に基づいて位置を測定するGPSセンサや、初期位置から移動量(距離)を計測する速度センサ、進行(移動)方位を計測するジャイロセンサ等からなる。
【0031】
GPSセンサは、いわゆるGPS受信機と称されるものであり、GPS衛星から放射されるGPS信号を受信してGPS衛星とGPS受信機自身との距離(疑似距離)を測定し、複数の衛星からのGPS信号を同時に受信することによりGPS受信機自身の現在位置(GPS測位解)を算出する。
【0032】
また、センサ部50は、GPS信号を受信するGPS受信機(アンテナ)の他、受信したGPS信号のデコード等の処理を行い、制御部10に通知する機能を有する。
【0033】
通信部60は、インターネットなどの通信ネットワークに無線あるいは有線によって接続し、通信ネットワークに接続された管理サーバなどの外部の装置と情報の送受信を行うための機能を有する。
【0034】
入力部70は、制御部10に対する各種指示をユーザから受け付ける機能を備える。本例では、入力部70は、例えば、表示部40の表示画面上に表示される操作ボタンなどによって構成される。
【0035】
図2は、本例の制御部10と記憶部20の構成を説明するための説明図である。図2に示すように、制御部10は、センサ情報処理部11と、通信処理部12と、検索部13と、地図ページ情報選択部14と、現在位置状況判定部15と、ページ地図表示判定部16と、ページ地図表示部17と、経路探索部18とを含む。
【0036】
センサ情報処理部11は、センサ部50により位置情報や速度情報などのセンサ情報の取得や記憶などを行うための処理を実行する機能を有する。すなわち、ナビゲーション装置100は、センサ情報処理部11によりユーザの現在位置を特定する。
【0037】
通信処理部12は、通信部60により各種情報の送受信を行うための処理を実行する機能を有する。
【0038】
検索部13は、センサ情報処理部11により特定されたユーザの現在位置を含む地図範囲を示す地図ページ情報を検索する処理を実行する機能を有する。なお、地図ページ情報については後で詳しく説明する(図3参照)。
【0039】
また、本例における検索部13は、後述する2種類の地図情報である道路地図情報と地図ページ情報を対応付けて、道路地図情報に対応する地図ページ情報、すなわち、地域に関する記事が掲載されている電子書籍やページ数、を検索する処理を行う機能を有する。このような構成とすることにより、電子書籍の利用方法によりバリエーションを持たせることができるようになる。なお、道路地図情報とページ地図情報とを対応付ける構成としてもよい。
【0040】
地図ページ情報選択部14は、検索部13により検索された地図ページ情報が複数ある場合に、対応するページ地図の縮尺が大きい地図ページ情報を(優先して)選択する処理を実行する機能を有する。本例においては、地図ページ情報選択部14は、後述する地図ページ情報と分割地図範囲情報(添付図情報を含む。)に基づいて少なくとも1つの地図ページ情報を選択する。
【0041】
なお、添付図情報とは、地図ページに、ページ地図に添付された図である添付図が存在する場合に、ページ地図の地図範囲のうち、添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲である被添付図範囲を示す情報である。本例における添付図情報は、後述する分割地図範囲情報記憶部24に記憶されているものとし、ナビゲーション装置100が有する添付図情報については、後で詳しく説明する(図4参照)。また、ページ地図を表示する方法の例については、後述するページ地図表示処理についての説明において詳しく説明する(図6参照)。
【0042】
現在位置状況判定部15は、地図ページ情報選択部14により選択された地図ページ情報に応じたページ地図上において(すなわち、電子書籍のページ上において)、ユーザの現在位置に対応する位置が添付図により隠れているか否かを判定する処理を実行する機能を有する。本例においては、現在位置状況判定部15は、予め記憶されたページ地図に対応する地図範囲と、この地図範囲のうち添付図によって隠されている地図範囲を示す被添付図範囲とに基づいて、現在位置に対応する位置が添付図により隠れているか否かを判定する。
【0043】
ページ地図表示判定部16は、現在位置状況判定15により、現在位置に対応する位置が添付図により隠れていると判定されたことに応じて(すなわち、ページ地図上に添付図が重畳して配置されているような場合において、添付図がなければページ地図が描かれていたとものと考えられる位置がユーザの現在位置に対応する位置であると判定される場合に)、現在位置に対応する位置と被添付図範囲との位置関係に基づいてページ地図を表示するか否かを判定する処理を実行する機能を有する。本例においては、ページ地図表示判定部16は、ページ地図上における現在位置が隠れている程度に基づいて判定を行う。
【0044】
ページ地図表示部17は、ページ地図表示判定部16により、ページ地図を表示すると判定されたことに応じて、後述する電子書籍情報に基づいて表示画面にページ地図の少なくとも1部を表示する処理を実行する機能を有する。ページ地図の表示範囲の決定方法の例については、後述するページ地図表示処理についての説明と併せて説明する(図6参照)。
【0045】
ページ地図表示部17は、地図ページ情報選択部14により選択された地図ページ情報に基づいて、表示部40の表示画面に地図ページに対応するページ地図(すなわち、地図ページに掲載された地図)の少なくとも1部を表示する処理を実行する機能を有する。なお、本例においてページ地図表示部17は、後述するページ地図表示処理(図6参照)にて決定された表示範囲に応じた画像(ページ地図の一部または全部)を表示する。また、ページ地図表示部17は、ユーザの操作に応じて、表示するページ地図の変更や、表示範囲の変更や拡大、縮小などを行うものとする。
【0046】
経路探索部18は、出発地(例えば、現在位置)から経由地を通って目的地に到達するまでの推奨移動経路を探索する経路探索処理を行う。経路探索処理では、例えば、ユーザからの目的地情報および経由地情報の入力を受け付けて、受け付けた目的地情報および経由地情報に基づいて目的地および経由地の位置情報を特定し、この位置情報とセンサ部50により測位された現在位置情報に基づき、地図情報を参照して現在位置から目的地までの誘導経路(推奨移動経路)を探索すると共に、この誘導経路を含む道路地図からなる移動経路周辺地図を生成する処理を行う。なお、経路探索処理については公知の技術を用いるので、ここでの詳細な説明は省略する。また、経路探索処理に必要な情報、例えば現在位置の特定や移動経路周辺地図を生成するためなどに用いられる地図情報は、予め記憶部20に記憶されている構成としてもよいし、通信部60により外部の管理サーバなどから取得する構成としてもよい。
【0047】
また、本例における経路探索部18は、ページ地図を表示中の表示画面において目的地を受け付ける処理を行う機能を有する。この場合、例えば、表示中のページ地図に対するユーザのタッチ操作を受け付けて、タッチ操作を受け付けた位置に対応する緯度経度を目的地として記憶する構成とすればよい。
【0048】
記憶部20は、ROMやRAMなどで構成され、ナビゲーション装置100が使用する各種コンピュータプログラムを記憶する記憶媒体である。また、本例において記憶部20は、図2に示すように、電子書籍情報記憶部21と、道路地図情報記憶部22と、地図ページ情報記憶部23と、分割地図範囲情報記憶部24と、被添付図範囲情報記憶部25とを含む。
【0049】
電子書籍情報記憶部21は、電子書籍を構成する各ページを表示するためのページ情報を含む電子書籍情報を記憶する記憶媒体である。本例における電子書籍情報記憶部21には、電子書籍情報が複数記憶されており、各電子書籍情報は、ページ情報の他、各電子書籍が記憶された日時や、書籍の発行日、著作者、出版元、発行所など、電子書籍に関する種々の情報を含む。なお、電子書籍には、特定地域に関する情報などを提供する一般的な旅行ガイドブックの他、機械類の操作方法などを説明する操作マニュアルなど種々のジャンルの書籍を電子化したものが含まれるものとする。
【0050】
なお、本例においては、電子書籍情報が、電子書籍に含まれる地図が掲載された地図ページに関する画像データであって、地図ページに掲載された地図であるページ地図とページ地図に添付された図である添付図とが1体化された画像データを有しているものとする。すなわち、本例における添付図はページ地図と独立した画像データではない。また、地図ページを所定の規則に従って分割した情報や添付図(例えば、カット地図)の配置や範囲情報は、電子書籍情報としてではなく、後述する分割地図範囲情報として含まれる情報であるものとする。
【0051】
道路地図情報記憶部22は、所定のグリッド(本例においては、一定の緯度幅と経度幅で区切られた矩形状の範囲)に分割して地図情報を記憶する記憶媒体である。地図情報は、道路地図情報記憶部22に記憶されるほか、例えばSDメモリカードと呼ばれるリムーバルメディアとしての補助記憶装置や、CD−ROMやDVD−ROM等に保存することができる。また、インターネット等の通信ネットワークを介して地図情報をダウンロードするようにしてもよい。なお、本例における「地図ページ」が、電子書籍を構成するページの1つ(すなわち、1枚の画像)であるのに対し、道路地図情報が示す地図は、もともと地図データとして作成されたものである点で異なる。なお、以下、「道路地図」を単に「地図」という場合があるものとする。
【0052】
地図ページ情報記憶部23は、電子化された書籍である電子書籍に含まれる複数の地図ページに含まれるページ地図の緯度経度の範囲である地図範囲を示す情報(すなわち、地図範囲を示す地図範囲情報を含む)を含む地図ページに関する情報である地図ページ情報を記憶する記憶媒体である。
【0053】
図3は、地図ページ情報記憶部23における地図ページ情報の格納状態の例を示す説明図である。図3に示すように、地図ページ情報は、ページ地図情報と、文字列情報とを含む。
【0054】
ここで、「ページ地図情報」とは、地図ページに含まれる地図(すなわち、ページ地図)に関する情報である。本例においては、ページ地図情報は、ページ地図の名称と、ページ地図の地図範囲と、ページ地図の縮尺とを含む。
【0055】
なお、本例においては、各ページ地図情報における地図範囲が、ページ地図の四隅の緯度経度により定義される場合を例にして説明を行う。
【0056】
また、「文字列情報」とは、ページ地図が掲載された地図ページにおいて文字列(例えば、記事など)が配置されている場合に、その文字列に関する情報(例えば、文章の内容やキーワード、地図ページ上の位置など)を示すものである。
【0057】
なお、地図ページ情報に含まれる各要素は、書積を電子化する際に書籍が有する情報に応じて設定される構成としてもよいし、電子書籍の提供者やナビゲーション装置100のユーザにより設定可能な構成としてもよい。また、ナビゲーション装置100が、地図ページにおけるページ地図部分を主な表示対象とする場合には、地図ページ情報が、地図ページに関する情報としてのページ地図情報のみによって構成されるものとしてもよい。
【0058】
分割地図範囲情報記憶部24は、地図ページ情報が示す地図範囲を所定の規則に従って分割した分割地図範囲を示す分割地図範囲情報を記憶する記憶媒体である。本例においては、所定の規則として、所定の長さで地図ページを格子状に分割した分割地図を用いる場合を例にして説明を行う。なお、地図範囲を分割するための規則は特に限定されず、例えば、所定の緯度経度範囲で分割する構成してもよい。
【0059】
また、本例における分割地図範囲情報は、地図ページにおける各分割地図範囲に、ページ地図上に描かれた図である「添付図」の有無を示す添付図情報が対応付けされているものとする。すなわち、本例においては、分割地図範囲毎に添付図の有無を示す情報を記憶しておくことにより、電子書籍に含まれる地図ページに、ページ地図上に描かれた図である添付図が存在するか否かを示す添付図情報を記憶することとなる。
【0060】
なお、地図ページを分割して管理せず、地図ページ情報と添付図情報とを1つのテーブルで管理する構成としてもよい。また、地図ページにおけるページ地図を分割して管理する構成としてもよい。
【0061】
図4は、分割地図範囲情報記憶部24における分割地図範囲情報の格納状態の例を示す説明図である。図4に示すように、分割地図範囲情報は、掲載ページと、横索引符号と、縦索引符号と、地図名称と、分割地図範囲と、添付図情報としての「存在フラグ」とを含む。
【0062】
ここで、「掲載ページ」とは、電子書籍における地図ページの掲載ページを示す数字である。
【0063】
また、「横索引符号」と「縦索引符号」とは、地図ページにおける分割地図範囲を特定するための符号である。索引符号については、地図ページの構成についての説明と併せて再度説明する(図5参照)。
【0064】
また、「地図名称」とは、地図ページ自体の名称である。本例においては、地図名称と掲載ページとにより地図ページと分割地図範囲とを対応付けて管理する場合について説明する。なお、地図ページと分割地図範囲の対応付け方法は特に限定されず、例えば、地図ページ情報の下位階層に分割地図範囲情報を記憶しておく構成としてもよい。
【0065】
また、「分割地図範囲」とは、地図ページを分割した各分割地図範囲の緯度経度を示すものである。本例においては、四角形状に分割された分割地図範囲の四隅の緯度経度が設定されるものとする。
【0066】
また、「存在フラグ」とは、各分割地図範囲における添付図の有無を示す情報である。本例においては、存在フラグとして以下の値が設定されるものとする。0:地図ページにおける分割地図範囲上に添付図のみが存在している(完全に隠れる範囲)。1:地図ページにおける分割地図範囲上に添付図がない(隠れない範囲)。2:地図ページにおける分割地図範囲上に添付図のみが存在していない(一部隠れる範囲)。
【0067】
また、本例における存在フラグは、分割地図範囲が示す地図自体が他の地図に対する添付図であることを示す場合もあるものとする。すなわち、例えば、添付図が地図であり(以下、カット地図を例に説明する。)、カット地図に地図範囲が設定されている場合に、存在フラグとして「3:カット地図」が設定されるものとする。分割地図範囲が設定されたカット地図を分割地図範囲情報の1つとして管理することにより、ユーザの現在位置がカット地図により示される地図範囲内に存在する場合に、カット地図部分に基づいて表示範囲を決定することができるようになる。
【0068】
ここで、本例における「添付図」の概念を明確にするために、以下、地図ページに関する説明を行う。
【0069】
図5は、本例における地図ページの概要について説明するための説明図である。図5に示すように、本例においては、地図ページMPが、ベースとなるページ地図(下地図)BMの上に縮尺の違う地図(カット地図)CMが配置されている構成である場合を例にして以下の説明を行う。なお、本例においては、下地図BM上にカット地図CMに対応する範囲を示すカット枠CFが配置されているものとする。
【0070】
なお、図5は、ページ地図だけが掲載された(すなわち、文章掲載部分などが無い)地図ページの例である。すなわち、図5においては、下地図BMがここでいう「ページ地図」である。また、添付図としてのカット地図CMは、本例におけるページ地図に関連する部分であるため、ここではあえて「ページ地図だけが掲載された地図ページの例」として説明する。
【0071】
被添付図範囲情報記憶部25は、地図ページに添付図が存在する場合に、ページ地図の地図範囲のうち、添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲である被添付図範囲を示す被添付図範囲情報を記憶するための記憶媒体である。本例においては、被添付図範囲情報は、地図ページ情報や分割地図範囲情報に対応付けされて記憶されているものとする。よって、本例における存在フラグは、被添付図範囲情報に付随する情報であるといえる。
【0072】
次いで、本例における地図ページ情報と分割地図範囲情報の作成方法について説明する。図5に示した地図ページをナビゲーション装置100が取り扱う場合、先ず、地図ページに掲載されたページ地図の地図範囲(略四角形状の地図の四隅の緯度経度)を設定する。そして、所定の規則に従ってページ地図(または、地図ページ)を分割し、分割したページ地図の地図範囲(四角形状に分割した場合は、分割した部分の四隅の緯度経度。以下、「分割地図範囲」という。)を設定し、各分割地図範囲に索引符号を設定する。
【0073】
具体的には、先ず、地図ページMPにカット地図CMがないと仮定した場合の下地図BMの地図範囲を設定する(図3参照)。次いで、地図ページMPを格子状に分割し、各分割地図範囲(グリッド)に索引符号を付与する。本例においては、図5に示すように、縦索引符号LIと横索引符号SIとの組み合わせにより1つのグリッドが特定可能となるように索引符号が付与されるものとする(図4参照)。そして、グリッド毎に地図範囲(分割地図範囲)を設定する。
【0074】
なお、地図ページに対応する地図ページ情報と分割地図範囲情報の作成は、例えば、電子書籍情報の提供者が行う構成とされていてもよい。また、ナビゲーション装置100のユーザが地図ページ情報を設定可能な構成とされていてもよい。
【0075】
なお、カット地図自体の効果としては、地図ページのスペース効率を向上させることができるため、デジタル版であっても同様の効果がある。すなわち、あまり有効でないと地図ページを配置する必要がなくなるため、データ容量削減に貢献することができるようになる。
【0076】
次に、上述したナビゲーション装置100により実行されるページ地図の表示方法を実施するナビゲーション装置100の動作の一例を、図6を参照しながら説明する。なお、本発明に特に係わらない処理については、その詳細な説明を省略している場合がある。
【0077】
図6は、ナビゲーション装置100が実行するページ地図表示処理の例を示すフローチャートである。ページ地図表示処理では、記憶部20に記憶された各種情報に基づいて、表示部40の表示画面にページ地図の少なくとも1部を表示するための処理が行われる。
【0078】
本実施の形態におけるページ地図表示処理は、例えば、表示部40の表示画面に電子書籍を示す画面が表示されているときに、制御部10が、入力部70を介してナビゲーション装置100のユーザAによる現在位置に応じたページ地図の表示要求を受け付けたときに開始される。なお、現在位置でなく、ユーザにより任意の位置が指定されたときにページ地図表示処理が開始される構成としてもよい。
【0079】
ページ地図表示処理において、先ず、制御部10は、センサ情報処理部16により、ユーザAの現在位置を特定する(ステップS101)。
【0080】
ユーザAの現在位置を特定すると、制御部10は、検索部13により、特定した現在位置を地図範囲内に含む地図ページ情報(すなわち、現在位置を含むページ地図が掲載された地図ページ)を検索する(ステップS102)。
【0081】
地図ページ情報を検索すると、制御部10は、地図ページ情報選択部14により、検索した地図ページ情報に対応する縮尺が大きい地図ページ情報を選択する(ステップS103)。
【0082】
地図ページ情報を選択すると、制御部10は、選択した地図ページ情報に対応する分割地図範囲情報(本例においては、選択した地図ページ情報と同じ地図名称が対応付けされた分割地図範囲情報)を参照し、現在位置を含む分割地図範囲(グリッド)を抽出する(ステップS104)。
【0083】
現在位置を含むグリッドを抽出すると、制御部10は、抽出したグリッドに対応付けされた存在フラグを確認し、確認した存在フラグが「1」または「3」であるか否かを判定する(ステップS105)。ここで、存在フラグが「1」または「3」であると判定すると(ステップS105のY)、制御部10は、後述するステップS113の処理に移行する。
【0084】
一方、存在フラグが「1」または「3」でないと判定すると(ステップS105のN)、制御部10は、存在フラグが「0」であるか否かを判定する(ステップS106)。ここで、存在フラグが「0」であると判定すると(ステップS106のY)、制御部10は、選択した地図ページ情報は存在しないものとみなして選択対象から除外し、ステップS103の処理に移行する(ステップS107)。
【0085】
なお、本例においては、検索した地図ページ情報に、他の地図ページ情報よりも縮尺の大きい地図ページ情報が対応付けされたものがない場合にも、制御部10は、存在フラグが「0」の分割地図範囲情報を選択して、後述するステップS113の処理に移行するものとする。この場合、制御部10は、この分割地図範囲情報に対応するページ地図を表示するとともに、添付図によりページ地図が隠れているように見える部分にユーザAの現在位置に対応する地図があることをユーザが認識できるようする(例えば、ページ地図またはカッ地図の表示形態を変更する)構成としてもよい。
【0086】
一方、存在フラグが「0」でないと判定すると(すなわち、存在フラグが「2」であり、地図ページにおいて現在位置を含むグリッドが下地図BMとカット地図CMとを含むと判定すると)(ステップS106のN)、制御部10は、抽出したグリッド(すなわち、現在位置を含むグリッド)を、下地図BM部分とカット地図CM部分とに分割する(ステップS108)。
【0087】
図7は、グリッドの分割について説明するための説明図である。図7は、図5に示した地図ページにおける横索引符号「C」と縦索引符号「2」とで特定されるグリッドC2を、下地図BM部分を示す「グリッドC2−1」と、カット地図CM部分を示す「グリッドC2−2」とに分割する場合の例を示す。
【0088】
図7に示すように、グリッドを下地図BMとカット地図CMの範囲に分割すると、制御部10は、現在位置情報と被添付図範囲情報とに基づいて、現在位置Pがカット地図CM(添付図)により隠れる部分か否か(すなわち、グリッドC2−2の裏側に対応するグリッドC2−1の地図範囲に現在位置が含まれるか否か)を判定する(ステップS109)。ここで、現在位置Pがカット地図CMにより隠れる部分でないと判定すると(ステップS109のN)、制御部10は、後述するステップS113の処理に移行する。
【0089】
一方、現在位置Pがカット地図CMにより隠れる部分であると判定すると(ステップS109のY)、制御部10は、現在位置Pから下地図BM部分とカット地図CM部分との境界線(すなわち、グリッドC2−1とグリッドC2−2との境界線)までの(最短)距離Xを算出する(ステップS110)(図7参照)。
【0090】
距離Xを算出すると、制御部10は、算出した距離Xが所定のしきい値以下であるか否か判定する(ステップS111)。ここで、距離Xが所定のしきい値を越えていると判定すると(ステップS111のN)、制御部10は、ステップS107の処理に移行する。なお、「所定のしきい値」の設定方法は特に限定されず、例えば、特定の距離で固定してもよいし、分割前のグリッドの長さを基準に設定する構成としてもよい(例えば、グリッドの長辺方向の長さの4分の1など。)。
【0091】
一方、距離Xが所定のしきい値以下であると判定すると(ステップS111のY)、制御部10は、選択したグリッドの近接グリッドを選択(追加選択)する(ステップS112)。本例においては、制御部10は、算出した距離Xがしきい値以下であると判定した場合に、現在位置Pと被添付図範囲(グリッドC2−2)との位置関係に基づいて、抽出した分割地図範囲情報が示す分割地図範囲(グリッドC2−2)に近接する分割地図範囲を近接地図範囲として選択する。具体的には、制御部10は、算出した距離Xに応じた境界線上の点d(すなわち、距離Xを示す直線と境界線の接点d)と接するグリッドを近接する地図範囲(近接グリッド)に特定することにより近接グリッドを選択する(図7参照)。
【0092】
近接グリッドを選択(追加選択)すると、制御部10は、現在位置を含むグリッドを示す分割地図範囲情報に基づいて表示範囲を決定する(ステップS113)。本例においては、制御部10は、ページ地図のうち、ページ地図表示処理にて抽出したグリッド(すなわち、現在位置を含むグリッド)を中心とした範囲を表示範囲に決定する。なお、表示範囲の決定方法はこれに限定されず、例えば、現在位置を中心とし、抽出したグリッド全体を含む範囲を表示範囲に決定するなど、抽出したグリッドについて考慮されていればよい。
【0093】
表示範囲を決定すると、制御部10は、電子書籍情報記憶部21を参照して、決定した表示範囲に応じた画像(すなわち、ページ地図の少なくとも1部を含む画像)を表示画面に表示して(ステップS114)、ここでの処理を終了する。
【0094】
図8は、ナビゲーション装置100が備える表示画面101上に表示される画像の例について説明するための説明図である。図8に示すように、ナビゲーション装置100の表示画面101には、ページ地図の少なくとも一部が表示される。なお、ページ地図を表示するときに、制御部10が、選択されたグリッドの全体が表示画面内に収まるようにページ地図の表示倍率を調整する構成としてもよい。なお、このとき制御部10が、ページ地図が掲載された地図ページに応じた画像データを電子書籍情報記憶部21から読み出すことによりページ地図を表示するが、制御部10は、上述したページ表示処理において抽出されたグリッドに近いグリッドに対応する画像データを優先して読み出す構成とされることが好ましい。
【0095】
なお、上述したページ地図表示処理において、例えば、図9に示すように、カット地図CM部分(グリッドG2−2)(図5とは非対応。以下同じ。)が、他のグリッドの範囲内に含まれる下地図BM部分(グリッドF2)と接する場合、制御部10は、グリッドF2を近接グリッドに選択するものとする。なお、このとき、制御部10が、現在位置PからグリッドF2とグリッドG2−2との境界線までの距離Yと、現在位置PからグリッドG2−2と分割されたグリッドであるグリッドG2−1とグリッドG2−2との境界線までの距離Zとを比較し、近いほうのグリッドを近接グリッドとする構成としてもよいし、両距離をそれぞれ所定のしきい値と比較して、近接グリッドを特定する構成としてもよい。
【0096】
なお、近接グリッドの選択において、制御部10が、複数点の履歴を考慮する構成としてもよい。すなわち、特定した近接グリッドに対して、ユーザの現在位置が遠ざかる方向に移動している場合にはこの近接グリッドを表示範囲としない構成としてもよい。
【0097】
以上に説明したように、上述した実施の形態では、表示装置の表示画面に、電子書籍を表示する電子ブック装置が、電子書籍に含まれる地図が掲載された地図ページに関する画像データであって、地図ページに掲載された地図であるページ地図(例えば、下地図BM)とページ地図に添付された図である添付図(例えば、カット地図CM)とが1体化された画像データを含む電子書籍情報を記憶する電子書籍情報記憶部21と、ページ地図の緯度経度の範囲を示す地図範囲と、ページ地図の縮尺と、地図ページに関する情報とが対応付けされた地図ページ情報を記憶する地図ページ情報記憶部23と、地図ページに添付図が存在する場合に、ページ地図の地図範囲のうち、添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲である被添付図範囲を示す被添付図範囲情報を記憶する被添付図範囲情報記憶部25とを備え、ユーザAの現在位置を特定し、特定した現在位置を含む地図範囲を示す地図ページ情報を検索し、検索した地図ページ情報が複数ある場合に、対応するページ地図の縮尺が大きい地図ページ情報を選択し、被添付図範囲情報(例えば、存在フラグ)に基づいて、選択した地図ページ情報に応じた地図ページMP上において、現在位置に対応する位置(例えば、ページ地図上の現在位置P)が添付図(例えば、カット地図CM)により隠れているか否かを判定し、現在位置に対応する位置が添付図により隠れていると判定したことに応じて、現在位置に対応する位置と被添付図範囲(例えば、下地図BMにおいてカット地図CMが重なっている部分のに地図範囲)との位置関係に基づいてページ地図を表示するか否かを判定し、ページ地図を表示すると判定したことに応じて、電子書籍情報に基づいて表示画面にページ地図の少なくとも1部(例えば、選択した分割地図範囲を中心とする範囲)を表示する構成としているので、電子書籍が有する地図ページをより有効に利用することができるようになる。
【0098】
すなわち、基礎となる地図とは縮尺や内容が異なるカット地図などの添付図を含む地図ページの中から、ユーザの現在位置に応じたページ地図が掲載された地図ページを容易に提供することができるようになる。
【0099】
また、地図ページを表示するときに、表示画面にページ地図が表示されるように表示範囲を決定する構成とすることにより、ユーザが表示範囲を操作するために要する負荷を軽減させることができるため、電子書籍が有するページ地図をより有効に利用することができるようになる。
【0100】
また、上述した実施の形態では、電子ブック装置(例えば、電子ブック装置としての機能を備えたナビゲーション装置100)が、地図範囲を所定の規則に従って分割した分割地図範囲を示す分割地図範囲情報を記憶する分割地図範囲情報記憶部21を備え、被添付図範囲情報は、分割地図範囲毎に、添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲を示し、選択した地図ページ情報に対応する分割地図範囲情報のうち、現在位置を含む分割地図範囲を示すもの中から、縮尺の大きいページ地図を分割した分割地図範囲を示す分割地図範囲情報を抽出し、ページ地図を表示すると判定したことに応じて、ページ地図のうち、抽出した分割地図範囲情報が示す分割地図範囲に応じた部分(例えば、選択した分割地図範囲を中心とする範囲)を表示画面に表示する構成としているので、地図ページにおけるユーザの現在位置を示す部分を抽出して表示することができるようになり、電子ブック装置の利便性を向上させることができるようになる。
【0101】
すなわち、電子ブック装置の表示画面が紙媒体で提供される地図に比べて小さい場合などに、適切な分割地図範囲の画像を表示することにより、表示範囲の移動や表示倍率の変更などに要するユーザの負荷を軽減させることができるようになる。
【0102】
なお、上述した実施の形態では、縮尺が大きいページ地図を含む地図ページ情報を優先して選択する場合について説明したが、ナビゲーション装置100が、予め地図ページ情報またはページ地図に設定された優先度や、ユーザの嗜好を示す嗜好情報に合致する地図ページ情報またはページ地図を優先して選択する構成としてもよい。
【0103】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、電子ブック装置(例えば、電子ブック装置としての機能を備えたナビゲーション装置100)が、現在位置に対応する位置(例えば、地図範囲内の現在位置P)が添付図(例えば、カット地図CM)により隠れていると判定したことに応じて、ページ地図(例えば、下地図BM)を、現在位置に対応する位置が添付図により隠れていないときと異なる表示態様で表示する構成としてもよい。
【0104】
すなわち、例えば、ナビゲーション装置100が、現在位置がカット地図CMに隠れているときといないときとで下地図BMの表示態様(例えば、画像の明るさなど)に差異を与える構成とすることにより、表示画面に添付図が重畳されたページ地図全体を表示していない場合でも、ユーザに対して、表示中の画像がページ地図なのかカット地図などの添付図なのかを容易に認識させることができるようになる。また、現在位置が隠れているページ地図を表示していることをユーザが認識できるようにすることで、ユーザが、表示中のページ地図上に現在位置があるものと誤認することを防止することができるようになる。
【0105】
また、現在位置Pの位置がカット地図CMにより隠れている状態でページ地図を表示する場合には、ページ地図とカット地図との境界線を強調表示したり、所定のアイコンをページ地図とカット地図との境界線上に示す構成としてもよい。
【0106】
また、ナビゲーション装置100が、例えば下地図BMをハイライト表示する構成としてもよい。この場合、現在位置Pの位置がカット地図CMにより隠れている状態でページ地図を表示する場合にはハイライト色を薄くするなどして現在位置を示すページ地図を表示する場合と区別する構成としてもよい。
【0107】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、電子ブック装置(例えば、電子ブック装置としての機能を備えたナビゲーション装置100)が、現在位置に対応する位置(例えば、地図ページMP上の現在位置P)が添付図(例えば、カット地図CM)により隠れていると判定されたことに応じて、現在位置に対応する位置に対して所定の条件を満たす転位位置を特定し、表示画面に表示したページ地図(すなわち、地図ページの少なくとも一部を示す画像上)に対して、転位位置に対応する位置にユーザの現在位置を示す現在位置アイコンを表示する構成としてもよい。
【0108】
図10は、現在位置アイコンを実際の現在位置からずらして表示する場合の例について説明するための説明図である。図10に示すように、ナビゲーション装置100が現在位置の転位位置を表示する場合、制御部10が、グリッド上における現在位置Pがカット地図CM部分(グリッドG2−2)内であるか否かを判定し、グリッドG2−2内であると判定した場合に、グリッドG2−2との関係において所定の条件を満たすグリッドである近接グリッドF2内に転位位置DPを設定し、表示画面に表示する構成とすればよい。なお、このとき、制御部10がグリッド上の現在位置PからグリッドG2−2と近接グリッドF2との境界線までの距離Yに基づいて、この境界線と転位位置DPとの位置関係を決定する構成としてもよい(例えば、境界線から距離Yだけ離れた距離を転位位置DPの距離にするなど。)。
【0109】
このような構成とすることにより、現在位置が隠れているページ地図を表示した場合に、ページ地図とユーザAの現在位置との関連性を示すことができるようになる。なお、この場合、現在位置アイコンの色や形状を、隠れている場合と異なるものとすることにより、あいまいな情報であることを明示する構成としてもよい。また、転位位置と現在位置との関連を、例えば直線で結ぶことにより明示する構成としてもよい。
【0110】
また、現在位置が添付図に隠れる緯度経度でなくとも、地図外周部(図5におけるC3下側、すなわち地図ページMPの端部分や、カット地図CMの上下左右のグリッド線上)の緯度経度に対して、同様の処理を行い、近接するまたは所定距離以内に位置するグリッド内に現在位置の転位位置を設定する構成としてもよい。
【0111】
また、上述した実施の形態では、電子ブック装置(例えば、電子ブック装置としての機能を備えたナビゲーション装置100)が、現在位置に対応する位置(例えば、地図範囲内の現在位置P)から、被添付図範囲と添付図(例えば、カット地図CM)により表示が隠れた状態になっていない地図範囲間の境界線までの距離Yを算出し、算出した距離Yを示す値が所定のしきい値を超えている場合にページ地図を表示しないものと判定し、ページ地図を表示しないものと判定したことに応じて、地図ページ情報の選択を取り消し、選択を取り消した地図ページ情報を選択対象から除外し、地図ページ情報を選択対象から除外したことに応じて、新たに地図ページ情報を選択する構成としているので、ページ地図を表示しても現在位置周辺の情報も提示することができない場合などには、より広域の地図を示すページ地図を選択してユーザに提示することができるようになる。
【0112】
また、上述した実施の形態では、電子ブック装置(例えば、電子ブック装置としての機能を備えたナビゲーション装置100)が、ページ地図を表示すると判定したことに応じて、現在位置に対応する位置(例えば、地図範囲内の現在位置P)と被添付図範囲(例えば、下地図BMのカット地図CMが重畳された範囲)との位置関係に基づいて、ページ地図上(例えば、下地図BM上)において抽出した分割地図範囲情報が示す分割地図範囲に近接する分割地図範囲を近接地図範囲として選択し、選択した近接地図範囲を示す分割地図範囲情報を抽出する構成としているので、複数のグリッドを抽出して現在位置周辺のページ地図を表示することができるようになる。
【0113】
また、上述した実施の形態では、電子ブック装置(例えば、電子ブック装置としての機能を備えたナビゲーション装置100)が、抽出した分割地図範囲情報が示す分割地図範囲を被添付図範囲とそれ以外の範囲に分割し(例えば、グリッドC2−2とグリッドC201)、ページ地図上において、現在位置に対応する位置(例えば、グリッドC2−2内の現在位置P)から、分割した分割地図範囲における現在位置を含む分割地図範囲(例えば、グリッドC2−2)とその他の分割地図範囲(例えば、グリッドC2−1)それぞれとの間の境界線までの距離Xを算出し、算出した距離を示す値が特定のしきい値以下であるか判定し、分割した複数の分割地図範囲のうち、現在位置を含む分割地図範囲を示す分割地図範囲情報の他、対応する距離Xを示す値が特定のしきい値以下であると判定された分割地図範囲を示す分割地図範囲情報を抽出する構成としているので、現在位置周辺の地図を示すページ地図を効率的に抽出することができるようになる。
【0114】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、地図ページ情報に、地図範囲だけでなく、POIを対応付けて記憶する構成としてもよい。さらに、ナビゲーション装置100が、地図ページを表示する画面にて、ユーザによる緯度経路の入力やPOIの選択を受け付け、受け付けた緯度経路やPOIの位置を道路地図情報に基づいて検索し、現在位置から推奨移動経路を探索して、道路地図情報に基づく経路案内を開始する構成としても良い。このような構成とすることにより、ナビゲーション装置にて電子書籍を有効に利用することができるようになる。
【0115】
また、地図ページ情報にPOIを対応付けて記憶する構成とする場合、ナビゲーション装置100が、特定したユーザの現在位置に一番近いPOIを特定し、現在位置から特定したPOIまでの距離が特定のしきい値内である場合に、このPOIを含むグリッドを選択する構成としてもよい。また、この場合に、特定のしきい値を、各地図の縮尺に基づいてナビゲーション装置100が算出する構成としてもよい。このような構成とすることにより、POIが見やすい態様でページ地図を表示することができるようになる。
【0116】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、電子ブック装置としてのナビゲーション装置100は、通信部60により電子書籍情報を備えたサーバにアクセスし、電子書籍情報をダウンロードすることにより表示装置に表示画面に電子書籍を表示する構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0117】
本発明は、電子書籍を表示するデバイスを扱う業種において産業上有用であり、電子地図の表示が可能なカーナビゲーション装置等の電化製品市場においても有用である。
【符号の説明】
【0118】
10 制御部
11 センサ情報処理部
12 通信処理部
13 検索部
14 地図ページ情報選択部
15 現在位置状況判定部
16 ページ地図表示判定部
17 ページ地図表示部
18 経路探索部
20 記憶部
21 電子書籍情報記憶部
22 道路地図情報記憶部
23 地図ページ情報記憶部
24 分割地図範囲情報記憶部
25 添付図範囲情報記憶部
30 メモリ
40 表示部
50 センサ部
60 通信部
70 入力部
100 ナビゲーション装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置の表示画面に、電子書籍を表示する電子ブック装置であって、
前記電子書籍に含まれる地図が掲載された地図ページに関する画像データであって、地図ページに掲載された地図であるページ地図と該ページ地図に添付された図である添付図とが1体化された画像データを含む電子書籍情報を記憶する電子書籍情報記憶手段と、
前記ページ地図の緯度経度の範囲を示す地図範囲と、該ページ地図の縮尺と、前記地図ページに関する情報とが対応付けされた地図ページ情報を記憶する地図ページ情報記憶手段と、
前記地図ページに前記添付図が存在する場合に、前記ページ地図の地図範囲のうち、該添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲である被添付図範囲を示す被添付図範囲情報を記憶する被添付図範囲情報記憶手段と、
ユーザの現在位置を特定する現在位置特定手段と、
該現在位置特定手段により特定された現在位置を含む地図範囲を示す地図ページ情報を検索する地図ページ情報検索手段と、
該地図ページ情報検索手段により検索された地図ページ情報が複数ある場合に、対応するページ地図の縮尺が大きい地図ページ情報を選択する地図ページ情報選択手段と、
前記被添付図範囲情報に基づいて、前記地図ページ情報選択手段により選択された地図ページ情報に応じた地図ページ上において、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れているか否かを判定する現在位置状況判定手段と、
該現在位置状況判定手段により、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れていると判定されたことに応じて、前記現在位置に対応する位置と前記被添付図範囲との位置関係に基づいて前記ページ地図を表示するか否かを判定するページ地図表示判定手段と、
該ページ地図表示判定手段により、前記ページ地図を表示すると判定されたことに応じて、前記電子書籍情報に基づいて前記表示画面に前記ページ地図の少なくとも1部を表示するページ地図表示手段とを含む
ことを特徴とする電子ブック装置。
【請求項2】
前記地図範囲を所定の規則に従って分割した分割地図範囲を示す分割地図範囲情報を記憶する分割地図範囲情報記憶手段を含み、
前記被添付図範囲情報は、前記分割地図範囲毎に、前記添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲を示し、
前記地図ページ情報選択手段は、選択した地図ページ情報に対応する分割地図範囲情報のうち、前記現在位置を含む分割地図範囲を示すもの中から、前記縮尺の大きいページ地図を分割した分割地図範囲を示す分割地図範囲情報を抽出する分割地図範囲情報抽出手段を有し、
前記ページ地図表示手段は、前記ページ地図表示判定手段により、前記ページ地図を表示すると判定されたことに応じて、前記ページ地図のうち、前記分割地図範囲情報抽出手段により抽出された分割地図範囲情報が示す分割地図範囲に応じた部分を前記表示画面に表示する
請求項1記載の電子ブック装置。
【請求項3】
前記ページ地図表示手段は、前記現在位置状況判定手段により、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れていると判定されたことに応じて、前記ページ地図を、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れていないときと異なる表示態様で表示する
請求項1または請求項2記載の電子ブック装置。
【請求項4】
前記現在位置状況判定手段により、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れていると判定されたことに応じて、前記現在位置に対応する位置に対して所定の条件を満たす転位位置を特定する転位位置特定手段と、
前記ページ地図表示手段により前記表示画面に表示された前記ページ地図に対して、前記転位位置に対応する位置に前記ユーザの現在位置を示す現在位置アイコンを表示する現在位置アイコン表示手段とを含む
請求項1から請求項3のうち何れかに記載の電子ブック装置。
【請求項5】
前記現在位置に対応する位置から、前記被添付図範囲と前記添付図により表示が隠れた状態になっていない地図範囲間の境界線までの距離を算出する第1距離算出手段を含み、
前記ページ地図表示判定手段は、前記第1距離算出手段により算出された距離を示す値が所定のしきい値を超えている場合に前記ページ地図を表示しないものと判定し、
前記地図ページ情報選択手段は、
前記ページ地図表示判定手段が、前記ページ地図を表示しないものと判定したことに応じて、前記地図ページ情報の選択を取り消す選択取消手段と、
該選択取消手段により選択を取り消された地図ページ情報を前記地図ページ情報選択手段による選択対象から除外する選択対象除外手段とを有し、
該選択対象除外手段が前記地図ページ情報を選択対象から除外したことに応じて、新たに地図ページ情報を選択する
請求項1から請求項4のうち何れかに記載の電子ブック装置。
【請求項6】
前記ページ地図表示判定手段により、前記ページ地図を表示すると判定されたことに応じて、前記現在位置に対応する位置と前記被添付図範囲との位置関係に基づいて、前記ページ地図上において前記分割地図範囲情報抽出手段により抽出された分割地図範囲情報が示す分割地図範囲に近接する分割地図範囲を近接地図範囲として選択する近接地図範囲選択手段を有し、
前記分割地図範囲情報抽出手段は、前記近接地図範囲選択手段により選択された近接地図範囲を示す分割地図範囲情報を抽出する
請求項2記載の電子ブック装置。
【請求項7】
前記分割地図範囲情報抽出手段により抽出された分割地図範囲情報が示す分割地図範囲を前記被添付図範囲とそれ以外の範囲に分割する分割手段と、
前記ページ地図上において、前記現在位置に対応する位置から、前記分割手段により分割された分割地図範囲における前記現在位置を含む分割地図範囲とその他の分割地図範囲それぞれとの間の境界線までの距離を算出する第2距離算出手段と、
前記第2距離算出手段により算出された距離を示す値が特定のしきい値以下であるか判定する第2距離判定手段とを含み、
前記分割地図範囲情報抽出手段は、前記分割手段により分割された複数の分割地図範囲のうち、前記現在位置を含む分割地図範囲を示す分割地図範囲情報の他、対応する前記第2距離算出手段により算出された距離を示す値が特定のしきい値以下であると判定された分割地図範囲を示す分割地図範囲情報を抽出する
請求項2または請求項6記載の電子ブック装置。
【請求項8】
表示装置の表示画面に、電子書籍を表示するように動作制御させるための電子ブックプログラムであって、
前記電子ブック装置に、
ユーザの現在位置を特定する現在位置特定処理と、
前記電子書籍に含まれる地図が掲載された地図ページに関する画像データであって、地図ページに掲載された地図であるページ地図と該ページ地図に添付された図である添付図とが1体化された画像データを含む電子書籍情報を記憶する電子書籍情報記憶手段に記憶された電子書籍情報が示す前記ページ地図の緯度経度の範囲を示す地図範囲と、該ページ地図の縮尺と、前記地図ページに関する情報とが対応付けされた地図ページ情報を記憶する地図ページ情報記憶手段に記憶された地図ページ情報の中から、前記現在位置特定処理にて特定された現在位置を含む地図範囲を示す地図ページ情報を検索する地図ページ情報検索処理と、
該地図ページ情報検索処理にて検索された地図ページ情報が複数ある場合に、対応するページ地図の縮尺が大きい地図ページ情報を選択する地図ページ情報選択処理と、
前記地図ページに前記添付図が存在する場合に、前記ページ地図の地図範囲のうち、該添付図により表示が隠れた状態になっている地図範囲である被添付図範囲を示す被添付図範囲情報を記憶する被添付図範囲情報記憶手段に記憶された添付図範囲情報に基づいて、前記地図ページ情報選択処理にて選択された地図ページ情報に応じた地図ページ上において、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れているか否かを判定する現在位置状況判定処理と、
該現在位置状況判定処理により、前記現在位置に対応する位置が前記添付図により隠れていると判定されたことに応じて、前記現在位置に対応する位置と前記被添付図範囲との位置関係に基づいて前記ページ地図を表示するか否かを判定するページ地図表示判定処理と、
該ページ地図表示判定処理により、前記ページ地図を表示すると判定されたことに応じて、前記電子書籍情報に基づいて前記表示画面に前記ページ地図の少なくとも1部を表示するページ地図表示処理とを
実行させるための電子ブックプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−159946(P2012−159946A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−18115(P2011−18115)
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【特許番号】特許第4705206号(P4705206)
【特許公報発行日】平成23年6月22日(2011.6.22)
【出願人】(507052430)キャンバスマップル株式会社 (77)
【Fターム(参考)】