説明

電子メールアドレスの収集方法,システム,装置及びコンピュータプログラム、並びに個人情報の収集方法,システム,装置及びコンピュータプログラム

【課題】 顧客となり得る人物の電子メールアドレス及び個人情報を容易に収集することができると共に、既に収集してある電子メールアドレス及び個人情報が変更された場合にも容易に変更後の電子メールアドレス及び個人情報に更新することを可能にする。
【解決手段】 携帯電話機1がサービス用サーバ4にアクセスし、電子メールアドレスを事業用サーバ2へ電子メールで送信し、事業用サーバ2が携帯電話機1から受信した電子メールアドレスを宛先として事業用サーバ2のURLを電子メールで送信し、携帯電話機1が事業用サーバ2にアクセスする。そして、個人情報入力画面を事業用サーバ2から携帯電話機1へ送信し、携帯電話機1の画面に入力された個人情報が事業用サーバ2へ送信されることにより、事業用サーバ2が電子メールアドレスと個人情報とを収集し、顧客情報DB3に登録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は主として、事業体が顧客を獲得するために不特定多数の人物の電子メールアドレス及び個人情報を収集し、またそのようにして不特定多数の人物から収集した電子メールアドレス及び個人情報、並びに顧客の電子メールアドレス及び個人情報を常時最新の情報に更新するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
電子メールの普及、特に携帯電話機による電子メールの急速な普及に伴って、種々のサービス業を営む事業体が顧客との間の連絡を携帯電話機を利用した電子メールにより行なうようになっている。特に、金融関係、中でもクレジット,ローン関係の事業体では顧客と相互に頻繁に連絡をとる必要がある。しかし、携帯電話機の電子メールアドレスは、携帯電話機を買い替えた場合、迷惑メール対策等により比較的頻繁に変更される。また、パーソナルコンピュータの電子メールアドレスも、携帯電話機のそれほどではないにしても、プロバイダを変更したような場合等に変更されることが多い。また、事業体では顧客に対して種々の勧誘,キャンペーン等により、取引回数が少ない顧客をつなぎとめると共に、新たな顧客を獲得する努力を行なうが、そのような際に、既に取得してある顧客の電子メールアドレスを宛先として新たな勧誘,キャンペーン等の通知をしようとしても、電子メールアドレスが既に変更されていて連絡できない可能性が比較的高い。
【0003】
このような事態は、事業者が何らかの努力により収集した多数の電子メールアドレスを無価値化することになると共に、重要な顧客と連絡がとれないという事業遂行上の深刻な問題も生じかねず、更には大量の宛先不明の電子メールが結果的に送信されることにもなり、社会的な問題をも生じかねない。
【0004】
なお、顧客の電子メールアドレスを含む顧客情報を収集する技術としては、特許文献1に開示されているような発明が知られている。
【特許文献1】 特開2002−140507号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、電子メールアドレス、特に携帯電話機の電子メールアドレスは比較的頻繁に変更され得るため、事業体が収集した顧客の電子メールアドレス及び顧客になる可能性がある人物の電子メールアドレスを常時最新の電子メールアドレスに更新管理することがビジネスチャンスの拡大のために、少なくともビジネスチャンスを逃がさないためには必須となる。しかし、変更後の電子メールアドレスを自ら通知してくれない顧客に対してはたとえば住所・氏名等が判明していればまだしも、電子メールアドレスのみが判明している人物に対しては連絡のとりようがない。
【0006】
上述の特許文献1に開示されている発明では、電子メールアドレスを含む顧客情報を収集する技術は開示されているが、前述したような問題、即ち携帯電話機の電子メールアドレスが頻繁に変更されるため、過去に収集した電子メールアドレスが無価値になってしまうという問題に関しては、触れられていない。
【0007】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、新たに顧客となり得る人物の電子メールアドレス及び個人情報を容易に収集することができると共に、既に収集してある電子メールアドレス及び個人情報が変更された場合にも容易に変更後の電子メールアドレス及び個人情報に更新することが可能な方法,システム,装置及びコンピュータプログラムの提供を目的とする。
【0008】
より具体的には、本発明は、新たに顧客となり得る人物の電子メールアドレスのみをとりあえず収集し、その後に種々の情報,キャンペーン情報等を電子メールで通知することにより、新たな顧客として取り込むことを目的として、不特定多数の人物の電子メールアドレスを収集する方法,システム,装置及びコンピュータプログラムの提供を目的とする。
【0009】
また本発明は、新たに顧客となり得る人物の電子メールアドレス及び個人情報を容易に収集することができると共に、顧客として会員登録している人物の既に収集してある電子メールアドレス及び個人情報が変更された場合にも容易に変更後の電子メールアドレス及び個人情報に更新することが可能であり、これによって会員登録している人物に対して確実な情報伝達を可能とし、会員としての登録を安定的に確保し得る方法,システム,装置及びコンピュータプログラムの提供を目的とする。
【0010】
更に本発明は、新たに顧客となり得る人物の電子メールアドレス、または既に会員として登録している人物の最新の電子メールアドレスを収集するために、電子メールアドレスを送信した人物、より具体的には携帯電話機等の端末装置に何らかの特典を与える、具体的には本来は有料であるウェブサイトへのアクセスを無料にする等の特典を与えることにより、新たに顧客となり得る人物、または既に会員として登録している人物が自ら進んで電子メールアドレスを送信するようにした方法,システム,装置及びコンピュータプログラムの提供を目的とする。
【0011】
また更に本発明は、新たに顧客となり得る人物の電子メールアドレス及び個人情報を取得して登録してある場合に、端末装置に特典が与えられることと引き換えに、端末装置の電子メールアドレス及びその端末装置のユーザの個人情報を送信させ、端末装置から受信した電子メールアドレスが変更されたとしても既に登録されている個人情報に基づいて個人を特定することにより、最新の電子メールアドレスを取得して更新することを可能にすると共に、同一人物が複数の電子メールアドレスを使用して重複して特典を得ることを防止し得るシステムの提供を目的とする。
【0012】
更にまた本発明は、上述の発明において、端末装置から受信した個人情報が変更されたとしても受信した電子メールアドレスが既に登録されている電子メールアドレスから変更されていない場合にはその電子メールアドレスに基づいて個人を特定することにより、最新の個人情報を取得して登録しておくことが可能なシステムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る電子メールアドレスの収集方法は、ネットワークを通じてウェブサーバーにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを、ネットワークを通じて電子メールを送受信することが可能な中央装置が収集する電子メールアドレスの収集方法であって、端末装置が所定のウェブサーバーにアクセスするステップと、電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面を前記所定のウェブサーバから該ウェブサーバにアクセスしている端末装置へ送信するステップと、前記所定のウェブサーバが送信した画面を前記端末装置が受信して表示するステップと、前記端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に電子メールアドレスが入力されたか否かを判断するステップと、前記端末装置が表示している画面の少なくとも電子メールアドレス入力欄に電子メールアドレスが入力されていると判断された場合に、前記電子メールアドレス入力欄に入力されている電子メールアドレスを前記送信先情報に従って前記端末装置が電子メールで前記中央装置へ送信するステップと、前記端末装置が送信した電子メールアドレスを前記中央装置が受信するステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る電子メールアドレスの収集システムは、ネットワークを通じてアクセス可能なウェブサーバと、ネットワークを通じて電子メールを送受信する手段を備え、ネットワークを通じてウェブサーバにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを収集する中央装置とを含む電子メールアドレスの収集システムであって、前記ウェブサーバは、電子メールアドレスの入力欄と、少なくとも該入力欄に電子メールアドレスが入力された場合に前記入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面を自身にアクセスしている端末装置へ送信する手段を備え、前記中央装置は、前記ウェブサーバが送信した画面の前記入力欄に入力された電子メールアドレスを前記ウェブサーバにアクセスしている端末装置から電子メールで受信する手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
更に、本発明に係る電子メールアドレスの収集装置は、ネットワークを通じてアクセス可能なウェブサーバとして機能すると共に、ネットワークを通じて電子メールを送受信する手段を備え、ネットワークを通じてウェブサーバにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを収集する電子メールアドレスの収集装置であって、電子メールアドレスの入力欄と、少なくとも該入力欄に電子メールアドレスが入力された場合に前記入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面をウェブサーバとしての機能にアクセスしている端末装置へ送信する手段と、ウェブサーバとしての機能にアクセスしている端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを電子メールで受信する手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
更に、本発明に係るコンピュータプログラムの第1の発明は、ネットワークを通じてアクセス可能なウェブサイトを提供するウェブサーバプログラムがインストールされており、ネットワークを通じて電子メールを送受信する通信装置と接続されたコンピュータに、ネットワークを通じてウェブサイトにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを収集させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、電子メールアドレスの入力欄と、少なくとも該入力欄に電子メールアドレスが入力された場合に前記入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面を前記ウェブサイトにアクセスしている端末装置へ送信させる手順と、前記ウェブサイトにアクセスしている端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを前記通信装置を介して電子メールで受信させる手順とを実行させることを特徴とする。
【0017】
このような本発明の電子メールアドレスの収集方法,システム及び装置では、端末装置が所定のウェブサーバにアクセスすることにより、電子メールアドレスの入力欄とこの入力欄に入力された電子メールアドレスを中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面が所定のウェブサーバからこのウェブサーバにアクセスしている端末装置へ送信されて表示され、この端末装置が表示している画面の内の少なくとも電子メールアドレス入力欄に電子メールアドレスが入力された場合に、その電子メールアドレスが送信先情報に従って端末装置から中央装置へ送信されて受信される。
【0018】
また上述のような本発明のコンピュータプログラムでは、汎用コンピュータを上述した本発明の電子メールアドレスの収集システム及び装置として機能させ、本発明の電子メールアドレスの収集方法を実行させる。
【0019】
また本発明に係る個人情報の収集方法の第1の発明は、URLを指定することによりネットワークを通じてウェブサーバにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む前記端末装置のユーザの個人情報を、ネットワークを通じて電子メールを送受信することが可能な中央装置が収集してデータベースに登録する個人情報の収集方法であって、前記端末装置がネットワークに接続されているウェブサーバに第1のURLによりアクセスするステップと、電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させるための送信先情報とを含む画面を前記第1のURLで指定されているウェブサーバから前記第1のURLにアクセスしている端末装置へ送信するステップと、前記第1のURLで指定されているウェブサーバが送信した画面を前記端末装置が受信して表示するステップと、前記端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを前記送信先情報に従って前記端末装置が電子メールで前記中央装置へ送信するステップと、前記端末装置が電子メールで送信した電子メールアドレスを前記中央装置が受信するステップと、前記中央装置が前記端末装置から受信した電子メールアドレスを宛先として第2のURLを電子メールで送信するステップと、前記中央装置が送信した前記第2のURLを前記端末装置が受信するステップと、前記端末装置がネットワークに接続されているウェブサーバに前記第2のURLによりアクセスするステップと、個人情報の入力欄と該入力欄に入力された個人情報を電子メールで前記中央装置へ送信させる送信先情報とを含む個人情報入力画面を前記第2のURLで指定されているウェブサーバから前記第2のURLにアクセスしている端末装置へ送信するステップと、前記第2のURLで指定されているウェブサーバが送信した個人情報入力画面を前記端末装置が受信して表示するステップと、前記端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を前記送信先情報に従って前記端末装置が電子メールで前記中央装置へ送信するステップと、前記端末装置が電子メールで送信した個人情報を前記中央装置が受信するステップと、前記中央装置が受信した電子メールアドレスと個人情報とをデータベースに登録するステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
更に、本発明に係る個人情報の収集システムの第1の発明は、URLを指定することによりネットワークを通じてアクセス可能なウェブサーバと、データベースと接続されており、ネットワークを通じて電子メールを送受信する手段を備え、URLを指定することによりネットワークを通じてウェブサーバにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む前記端末装置のユーザの個人情報を収集して前記データベースに登録する中央装置とを含む個人情報の収集システムであって、第1のURLによりアクセスされるウェブサーバが、電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面を前記第1のURLによりアクセスしている端末装置へ送信する手段を備え、前記中央装置は、前記第1のURLによりアクセスされるウェブサーバが送信した画面の前記入力欄に入力された電子メールアドレスを前記第1のURLにアクセスしている端末装置から電子メールで受信する手段と、受信した電子メールアドレスを宛先として第2のURLを電子メールで送信する手段と、個人情報の入力欄と該入力欄に入力された個人情報を自身宛に返送させる送信先情報とを含む個人情報入力画面を前記第2のURLにアクセスしている端末装置へ送信する手段と、前記個人情報入力画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を前記第2のURLにアクセスしている端末装置から電子メールで受信する手段と、受信した電子メールアドレスと個人情報とを前記データベースに登録する手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】
更に、本発明に係る個人情報の収集装置の第1の発明は、URLを指定することによりネットワークを通じてアクセス可能なウェブサーバとして機能すると共に、ネットワークを通じて電子メールを送受信する手段と、データベースとを備え、ネットワークを通じてウェブサイトにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む前記端末装置のユーザの個人情報を収集して前記データベースに登録する個人情報の収集装置であって、電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを電子メールで返送させる送信先情報とを含む画面をウェブサーバとしての機能に第1のURLでアクセスしている端末装置へ送信する手段と、ウェブサーバとしての機能に前記第1のURLでアクセスしている端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを電子メールで受信する手段と、受信した電子メールアドレスを宛先としてウェブサーバとして機能する場合の第2のURLを電子メールで送信する手段と、個人情報の入力欄と該入力欄に入力された個人情報を電子メールで自身宛に返送させる送信先情報とを含む個人情報入力画面をウェブサーバとしての機能に前記第2のURLでアクセスしている端末装置へ送信する手段と、ウェブサーバとしての機能に前記第2のURLでアクセスしている端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を電子メールで受信する手段と、受信した電子メールアドレスと個人情報とを前記データベースに登録する手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】
更に、本発明に係るコンピュータプログラムの第2の発明は、URLを指定することによりネットワークを通じてアクセス可能なウェブサイトを提供するウェブサーバプログラムがインストールされており、ネットワークを通じて電子メールを送受信する通信装置及びデータベースと接続されたコンピュータに、ネットワークを通じてウェブサイトにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む前記端末装置のユーザの個人情報を収集させて前記データベースに登録させるコンピュータプログラムであって、コンピュータに、電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを電子メールで返送させる送信先情報とを含む画面を前記ウェブサイトに第1のURLでアクセスしている端末装置へ送信させる手順と、前記ウェブサイトに前記第1のURLでアクセスしている端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを前記通信装置を介して電子メールで受信させる手順と、受信した電子メールアドレスを宛先として前記ウェブサイトの第2のURLを前記通信装置を介して電子メールで送信させる手順と、個人情報の入力欄と該入力欄に入力された個人情報を返送させる送信先情報とを含む個人情報入力画面を前記ウェブサイトに前記第2のURLでアクセスしている端末装置へ送信させる手順と、前記ウェブサイトに前記第2のURLでアクセスしている端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を前記通信装置を介して電子メールで受信させる手順と、受信した電子メールアドレスと個人情報とを前記データベースに登録させる手順とを実行させることを特徴とする。
【0023】
このような本発明の個人情報の収集方法,システム及び装置の第1の発明では、端末装置が第1のURLでウェブサーバにアクセスすることにより、電子メールアドレスの入力欄とこの入力欄に入力された電子メールアドレスを中央装置へ電子メールで送信させるための送信先情報とを含む画面が第1のURLでウェブサーバにアクセスしている端末装置へ送信され、この画面を端末装置が受信して表示し、この画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスが送信先情報に従って端末装置が中央装置へ送信する。そして、受信した電子メールアドレスを宛先として中央装置が第2のURLを電子メールで送信し、これを端末装置が受信して第2のURLでウェブサーバにアクセスする。これにより、個人情報の入力欄とこの入力欄に入力された個人情報を中央装置へ送信させる送信先情報とを含む個人情報入力画面が第2のURLにアクセスしている端末装置へ送信されて表示され、この画面の個人情報入力欄に入力された個人情報が送信先情報に従って端末装置が中央装置へ送信されて中央装置が受信し、受信した電子メールアドレスと個人情報とをデータベースに登録する。
【0024】
また上述のような本発明のコンピュータプログラムの第2の発明では、汎用コンピュータを上述した本発明の個人情報の収集システム及び装置の第1の発明として機能させ、本発明の電子メールアドレスの収集方法を実行させる。
【0025】
また本発明に係る個人情報の収集方法の第2の発明は第1の発明において、前記中央装置は、前記端末装置から受信した個人情報に該当する前記データベースに登録済みの情報を抽出し、当該個人情報中に変更されている情報がある場合は前記端末装置から受信した情報で更新することを特徴とする。
【0026】
更に本発明に係る個人情報の収集システムの第2の発明は第1の発明において、前記中央装置は、前記端末装置から受信した個人情報に該当する前記データベースに登録済みの情報を抽出する手段と、抽出された情報と前記端末装置から受信した電子メールアドレスを含む個人情報とを比較する比較手段と、該比較手段による比較結果が不一致である場合は前記端末装置から受信した情報で前記データベースに登録されている情報を更新する更新手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】
更に本発明に係る個人情報の収集装置の第2の発明は第1の発明において、前記端末装置から受信した個人情報に該当する前記データベースに登録済みの情報を抽出する手段と、抽出された情報と前記端末装置から受信した電子メールアドレスを含む個人情報とを比較する比較手段と、該比較手段による比較結果が不一致である場合は前記端末装置から受信した情報で前記データベースに登録されている情報を更新する更新手段とを備えたことを特徴とする。
【0028】
更に本発明に係るコンピュータプログラムの第3の発明は第2の発明において、コンピュータに、前記端末装置から受信した個人情報に該当する前記データベースに登録済みの情報を抽出させる手順と、抽出された情報と前記端末装置から受信した電子メールアドレスを含む個人情報とを比較させる手順と、比較結果が不一致である場合は前記端末装置から受信した情報で前記データベースに登録されている情報を更新させる手順とを更に実行させることを特徴とする。
【0029】
このような本発明の個人情報の収集方法,システム及び装置の第2の発明では第1の発明において、端末装置から受信した個人情報に該当するデータベースに登録済みの情報が抽出され、当該個人情報中に変更されている情報がある場合には端末装置から受信した情報で更新される。
【0030】
また上述のような本発明のコンピュータプログラムの第3の発明では、汎用コンピュータを上述した本発明の個人情報の収集システム及び装置の第2の発明として機能させ、本発明の電子メールアドレスの収集方法を実行させる。
【0031】
また本発明に係る個人情報の収集方法の第3の発明は第1又は第2の発明において、端末装置からの前記第1のURLへのアクセスが無条件であり、端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を電子メールで前記中央装置へ送信することにより、端末装置に特典が与えられるウェブサーバの第3のURLが前記中央装置から前記端末装置へ電子メールで送信されることを特徴とする。
【0032】
更に本発明に係る個人情報の収集システムの第3の発明は第1又は第2の発明において、端末装置からの前記第1のURLによるウェブサーバへのアクセスが無条件であり、前記中央装置は、個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられるウェブサーバの第3のURLを前記端末装置へ電子メールで送信する手段を更に備えたことを特徴とする。
【0033】
更に本発明に係る個人情報の収集装置の第3の発明は第1又は第2の発明において、端末装置からのウェブサーバとしての機能への前記第1のURLでのアクセスが無条件であり、個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられるウェブサーバとしての機能へアクセス可能な第3のURLを前記端末装置へ電子メールで送信する手段を更に備えたことを特徴とする。
【0034】
更に本発明に係るコンピュータプログラムの第4の発明は、第2又は第3の発明において、コンピュータに、端末装置からの前記ウェブサイトへの前記第1のURLによるアクセスを無条件で許可させる手順と、端末装置から個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられる前記ウェブサーバの第3のURLを前記通信装置を介して前記端末装置へ電子メールで送信させる手順とを更に実行させることを特徴とする。
【0035】
このような本発明の個人情報の収集方法,システム及び装置の第3の発明では第1又は第2の発明において、端末装置からの第1のURLへのアクセスが無条件であるので、端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報が中央装置へ送信されることにより、不特定多数の端末装置に特典が与えられる第3のURLが端末装置へ送信される。
【0036】
また上述のような本発明のコンピュータプログラムの第4の発明では、汎用コンピュータを上述した本発明の個人情報の収集システム及び装置の第3の発明として機能させ、本発明の電子メールアドレスの収集方法を実行させる。
【0037】
また本発明に係る個人情報の収集方法の第4の発明は第1又は第2の発明において、端末装置からの前記第1のURLへのアクセスに際して所定の認証が必要であり、端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を電子メールで前記中央装置へ送信することにより、端末装置に特典が与えられるウェブサーバの第3のURLが前記中央装置から前記端末装置へ電子メールで送信されることを特徴とする。
【0038】
更に本発明に係る個人情報の収集システムの第4の発明は第1又は第2の発明において、端末装置からの前記第1のURLによる前記ウェブサーバへのアクセスに際して所定の認証が必要であり、前記中央装置は、個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられるウェブサーバの第3のURLを前記端末装置へ電子メールで送信する手段を更に備えたことを特徴とする。
【0039】
更に本発明に係る個人情報の収集装置の第4の発明は第1又は第2の発明において、端末装置からのウェブサーバとしての機能への前記第1のURLでのアクセスに際して所定の認証が必要であり、個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられるウェブサーバとしての機能へアクセス可能な第3のURLを前記端末装置へ電子メールで送信する手段を更に備えたことを特徴とする。
【0040】
更に本発明に係るコンピュータプログラムの第5の発明は第2又は第3の発明において、コンピュータに、端末装置からの前記ウェブサイトへの前記第1のURLによるアクセスに際して所定の認証を行なわせる手順と、端末装置から個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられる前記ウェブサーバの第3のURLを前記通信装置を介して前記端末装置へ電子メールで送信させる手順とを更に実行させることを特徴とする。
【0041】
このような本発明の個人情報の収集方法,システム及び装置の第4の発明では第1又は第2の発明において、端末装置からの第1のURLへのアクセスに際して所定の認証が必要であり、端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報が中央装置へ送信されることにより、認証を受けた端末装置のユーザにのみ特典が与えられる第3のURLが送信される。
【0042】
また上述のような本発明のコンピュータプログラムの第5の発明では、汎用コンピュータを上述した本発明の個人情報の収集システム及び装置の第4の発明として機能させ、本発明の電子メールアドレスの収集方法を実行させる。
【0043】
また本発明に係る個人情報の収集方法の第5の発明は第1又は第2の発明において、端末装置からの前記第1のURLへのアクセスに際して個人を特定する認証が必要であり、前記第1のURLで指定されるウェブサーバは認証された個人の前記データベースに登録されている個人情報を表示した画面を個人情報入力画面として前記端末装置へ電子メールで送信することを特徴とする。
【0044】
また本発明に係る個人情報の収集システムの第5の発明は第1又は第2の発明において、端末装置からの前記第1のURLによるウェブサーバへのアクセスに際して個人を特定する認証が必要であり、前記中央装置は、前記第1のURLによるウェブサーバへのアクセスで認証された個人の個人情報を前記データベースから検索して抽出する検索手段と、該検索手段により抽出された個人情報を表示した画面を個人情報入力画面として前記端末装置へ電子メールで送信する手段とを備えたことを特徴とする。
【0045】
また本発明に係る個人情報の収集装置の第5の発明は第1又は第2の発明において、端末装置からのウェブサーバとしての機能への前記第1のURLによるアクセスに際して個人を特定する認証が必要であり、ウェブサーバとしての機能への前記第1のURLによるアクセスで認証された個人の個人情報を前記データベースから検索して抽出する検索手段と、該検索手段により抽出された個人情報を表示した画面を個人情報入力画面として前記端末装置へ電子メールで送信する手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0046】
また本発明に係るコンピュータプログラムの第6の発明は第2又は第3の発明において、コンピュータに、端末装置からの前記ウェブサイトへの前記第1のURLによるアクセスに際して個人を特定する認証を行なわせる手順と、認証された個人の個人情報を前記データベースを検索させて抽出させる手順と、前記データベースから抽出された個人情報を表示した画面を個人情報入力画面として前記端末装置へ送信させる手順とを更に実行させることを特徴とする。
【0047】
このような本発明の個人情報の収集方法,システム及び装置の第5の発明では第1又は第2の発明において、端末装置からの第1のURLへのアクセスに際して個人を特定する認証が必要であり、認証された個人のデータベースに登録されている個人情報を表示した画面が個人情報入力画面として前記端末装置へ送信される。
【0048】
また上述のような本発明のコンピュータプログラムの第6の発明では、汎用コンピュータを上述した本発明の個人情報の収集システム及び装置の第5の発明として機能させ、本発明の電子メールアドレスの収集方法を実行させる。
【0049】
更に本発明に係る個人情報の収集システムは、ネットワークを通じてアクセス可能なウェブサーバと、複数の個人の電子メールアドレス及び個人情報が登録されたデータベースと接続されており、ネットワークを通じて電子メールを送受信する手段を備え、ネットワークを通じてウェブサーバにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む前記端末装置のユーザの個人情報を収集して前記データベースに登録する中央装置とを含む個人情報の収集システムであって、前記ウェブサーバは、電子メールアドレス及び個人情報の入力欄と、該入力欄に入力された入力事項を前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報と、前記入力欄に前記入力事項を入力して前記送信先情報へ送信することにより特典が与えられる旨の表示とを含む画面を自身にアクセスしている端末装置へ送信する手段を備え、前記中央装置は、前記ウェブサーバが送信した画面の前記入力欄に入力された入力事項を前記ウェブサーバにアバクセスしている端末装置から電子メールで受信する手段と、受信した入力事項に含まれる個人情報に基づいて、前記データベースに個人情報が登録されている個人を特定する手段と、個人が特定された場合に、受信した入力事項に含まれる電子メールアドレスと前記特定された個人の前記データベースに登録されている電子メールアドレスとを比較する手段と、前記両電子メールアドレスが相異している場合に、前記特定された個人の前記データベースに登録されている電子メールアドレスを前記受信した入力事項に含まれる電子メールアドレスで更新する手段とを備えたことを特徴とする。
【0050】
このような本発明の個人情報の収集システムでは、端末装置がウェブサーバにアクセスすることにより、電子メールアドレス及び個人情報の入力欄と、この入力欄に入力された入力事項を中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報と、入力欄に入力事項を入力して前記送信先情報へ送信することにより特典が与えられる旨の表示とを含む画面が端末装置へ送信されて表示される。この端末装置が表示している画面の入力欄に入力された入力事項が送信先情報に従って端末装置から中央装置へ送信されて受信される。そして、中央装置は、受信した個人情報に基づいて、データベースに個人情報が登録されている個人を特定し、個人が特定された場合には受信した電子メールアドレスと特定された個人のデータベースに登録されている電子メールアドレスとを比較し、両者が一致していない場合には、その個人の電子メールアドレスを新たに受信した電子メールアドレスで更新する。
【0051】
また更に、本発明に係る個人情報の収集システムは、上述の発明において、前記中央装置は、受信した入力事項に含まれる電子メールアドレスで前記データベースを検索する手段と、受信した入力事項に含まれる電子メールアドレスと一致する電子メールアドレスが前記データベースに登録されている場合に、前記一致する電子メールアドレスが登録されている個人の前記データベースに登録されている個人情報と受信した入力事項に含まれる個人情報とを比較する手段と、両個人情報に相異する部分が存在する場合に、前記一致する電子メールアドレスが登録されている個人の前記データベースに登録されている個人情報を受信した入力事項に含まれる個人情報で更新する手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0052】
このような本発明の個人情報収集方法では、中央装置は受信した入力事項に含まれる電子メールアドレスでデータベースを検索し、一致する電子メールアドレスが登録されていればその電子メールアドレスに対応してデータベースに登録されている個人の個人情報と受信した入力事項に含まれる個人情報とを比較し、両者に相異する部分が存在する場合には、その個人のデータベースに登録されている個人情報を受信した入力事項に含まれる個人情報で更新する。
【発明の効果】
【0053】
以上のような本発明の電子メールアドレスの収集方法,システム及び装置によれば、最低限、不特定多数の人物が使用する端末装置の電子メールアドレを収集することが可能になる。
【0054】
また本発明のコンピュータプログラムの第1の発明によれば、汎用コンピュータが上述した本発明の電子メールアドレスの収集システム及び装置として機能すると共に、本発明の電子メールアドレスの収集方法を実行させることが可能になる。
【0055】
更に本発明の個人情報の収集方法,システム及び装置の第1の発明によれば、不特定多数の人物の電子メールアドレスを含む個人情報を収集することが可能になる。
【0056】
また本発明のコンピュータプログラムの第2の発明によれば、汎用コンピュータが上述した本発明の電子メールアドレスの収集システム及び装置の第1の発明として機能すると共に、本発明の電子メールアドレスの収集方法を実行させることが可能になる。
【0057】
更に本発明の個人情報の収集方法,システム及び装置の第2の発明によれば、既に登録されている電子メールアドレスを含む個人情報が更新された場合に、その更新が容易に実現される。
【0058】
また本発明のコンピュータプログラムの第3の発明によれば、汎用コンピュータが上述した本発明の電子メールアドレスの収集システム及び装置の第2の発明として機能すると共に、本発明の電子メールアドレスの収集方法の第2の発明を実行させることが可能になる。
【0059】
更に本発明の個人情報の収集方法,システム及び装置の第3の発明によれば、不特定多数の人物に特典を与えることにより、それらの不特定多数の人物の電子メールアドレスを含む個人情報を収集することができる。
【0060】
また本発明のコンピュータプログラムの第4の発明によれば、汎用コンピュータが上述した本発明の電子メールアドレスの収集システム及び装置の第3の発明として機能すると共に、本発明の電子メールアドレスの収集方法の第3の発明を実行させることが可能になる。
【0061】
更に本発明の個人情報の収集方法,システム及び装置の第4の発明によれば、既に登録されている人物に特典を与えることにより、それらの人物の電子メールアドレスを含む個人情報が更新された場合に、その更新が容易に実現される。
【0062】
また本発明のコンピュータプログラムの第5の発明によれば、汎用コンピュータが上述した本発明の電子メールアドレスの収集システム及び装置の第4の発明として機能すると共に、本発明の電子メールアドレスの収集方法の第4の発明を実行させることが可能になる。
【0063】
更に本発明の個人情報の収集方法,システム及び装置の第5の発明によれば、既に登録されている個人を対象として、その人物の電子メールアドレスを含む個人情報が更新された場合に、その更新が容易に実現される。
【0064】
また本発明のコンピュータプログラムの第6の発明によれば、汎用コンピュータが上述した本発明の電子メールアドレスの収集システム及び装置の第5の発明として機能すると共に、本発明の電子メールアドレスの収集方法の第5の発明を実行させることが可能になる。
【0065】
更に本発明の個人情報収集システムによれば、中央装置が受信した入力事項の内の個人情報からデータベースに登録されている個人が特定され、この特定された個人のデータに対応して登録されている電子メールアドレスが受信した入力事項に含まれる電子メールアドレスとは異なる場合には、受信した入力事項に含まれる電子メール、即ちその個人の最新の電子メールアドレスがそれまで登録されていた電子メールアドレスに代えてデータベースに登録されることにより更新される。従って、既にデータベースに登録されている各個人の電子メールを最新の電子メールアドレスに更新することが可能になると共に、同一人物が複数の電子メールアドレスを登録することにより特典を重複して得ることを防止することが可能になる。
【0066】
また更に本発明の個人情報収集システムによれば、中央装置が受信した入力事項に含まれる電子メールアドレスがデータベースに既に登録されているか否かが検索され、既に登録されている場合には、その個人の最新の個人情報がそれまで登録されていた個人情報と比較され、不一致の部分が存在する場合には既にデータベースに登録されている個人情報が受信した入力事項に含まれる個人情報で更新することが可能になる。従って、たとえば住所のみが変更されているような場合は、既にデータベースに登録されている住所が最新の住所に更新される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0067】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して説明する。図1は本発明のシステム構成の概略を示す模式図である。
【0068】
図中、1は端末装置としての携帯電話機であり、他にたとえばPDA(Personal Digital Assistant)のような、移動通信網と接続してデータ通信することが可能な装置でもよい。また、1’は端末装置としてのパーソナルコンピュータ等のようなインターネットと接続可能な装置である。いずれにしろ、携帯電話機1又はパーソナルコンピュータ1’のような、電子メールの送受信が可能で、ウェブサイトの閲覧が可能である電子情報処理装置(携帯電話機、パーソナルコンピュータ、PDA等)であれば、本発明が対象とする端末装置として利用可能である。但し、以下の説明においては、本発明のシステムを構成する端末装置としては携帯電話機1を専ら利用するものとする。
【0069】
2は事業体(以下、第1事業体B1という)が運営するサーバ(以下、事業用サーバという)であり、主として顧客の電子メールアドレス(以下、メールアドレスという)及び個々の顧客の個人情報(以下においては、個人情報には電子メールアドレスも含むものとする)が登録されている顧客情報データベース(DB)3と接続されている。なお、後述するように、事業用サーバ2はウェブサーバとして機能すると共に、本発明の装置(中央装置)としても機能する。
【0070】
また、4は移動通信網、インターネット等のデータ通信網を利用して種々のサービスを提供するサービス用のサーバ(以下、サービス用サーバという)である。このサービス用サーバ4は、事業用サーバ2を運営する第1事業体B1が自身とは別のサービス提供専門の事業体(以下、第2事業体B2という)と契約している場合、第1事業体B1が第2事業体B2を兼営している場合のいずれでもよく、後者の場合には事業用サーバ2とサービス用サーバ4とを一台のサーバで兼用してもよい。なお、サービス用サーバ4にも、種々のサービスを提供するための情報を登録しておくためのサービス用データベース(DB)5が接続されている。従って、事業用サーバ2とサービス用サーバ4とを一台のサーバで兼用する場合には、顧客情報DB3とサービス用DB5も一台のデータベースで兼用してもよいし、セキュリティの面から別個のデータベースを使用するようにしてもよい。
【0071】
携帯電話機1と事業用サーバ2との間、携帯電話機1とサービス用サーバ4との間はデータ通信可能な移動通信網により接続されている。なお、事業用サーバ2及びサービス用サーバ4はインターネットを介して端末装置としてのパーソナルコンピュータ1’とも接続されているが、前述したように以下の説明においては携帯電話機1を端末装置として利用する場合について説明する。
【0072】
ところで、事業用サーバ2を運営する第1事業体B1は、顧客との間の相互の連絡を電子メールにより頻繁に行なうような事業、たとえばクレジット,ローン関係の事業を営んでいるものとする。従って、第1事業体B1は、既に顧客として契約している、即ち会員登録している人物の電子メールアドレス(以下、メールアドレスという)を含む個人情報を顧客情報DB3に登録している。なお、顧客情報DB3に登録されている会員の個人情報としては、個人名、生年月日、性別、住所、勤務先、電話番号、メールアドレス等の純粋に個人的な情報の他に、事業上の情報としてたとえば融資残高、クレジットの利用状況、返済状況等も含まれる。更に、可能であれば、各会員の家族構成、資産状況、収入等の付帯的情報(以下、属性情報という)も収集して顧客情報DB3に登録しておけば、個々の顧客の属性情報を参照することにより、個々の会員のライフスタイル及びライフサイクルに対応した内容のサービスを提供することが可能になる。
【0073】
しかし、このような第1事業体B1の顧客情報DB3に登録されている会員の個人情報の内の住所、勤務先、電話番号、メールアドレス等の情報、及び属性情報はしばしば変更されることが多く、特に最も手軽に連絡をとることが可能なメールアドレスに関しては、携帯電話機1の買い替え、迷惑メール対策等により比較的頻繁に変更される。また、パーソナルコンピュータの電子メールアドレスも、携帯電話機のそれほどではないにしても、プロバイダを変更したような場合等に変更されることが多い。
【0074】
ところで、第1事業体B1と非常に頻繁に取引がある、具体的にはローン、クレジットを利用し、その返済、決済を携帯電話機を利用して日常的に行なっているような会員に関しては、一部の悪質な会員は別として、会員の側からメールアドレス、住所等に変更があった場合には自らが進んで連絡してくると考えられるので問題はあまり生じない。
【0075】
しかし、たとえば会員としての登録はしているが実際の取引は全くない会員、または取引回数が非常に少ない会員のメールアドレスに関しては、会員としての最初の登録時または前回の連絡時のメールアドレスが既に変更されている可能性が高く、そのような場合には連絡をとることができなくなる。従って、このような会員に関しては、第1事業体B1は常時最新の、換言すれば現用のメールアドレスを取得して更新しておくことが望ましいが、現実には容易なことではない。
【0076】
更に、第1事業体B1にとっては新たな顧客、即ち会員の開拓も重要である。このためには、会員ではない人物が使用している携帯電話機のメールアドレスを可能な限り収集し、そのメールアドレスに対して種々の勧誘、キャンペーン等の通知を送信することにより、会員として取り込む努力が必要になる。またこのようにして収集した会員ではない人物のメールアドレスも、常時最新の、換言すれば現用のメールアドレスに更新しておくことができれば事業展開上は非常に有利である。
【0077】
一方、サービス用サーバ4を運営する第2事業体B2は、たとえば不特定多数のユーザを相手に種々のサービス、たとえば携帯電話機用の着信メロディー(以下、着メロという)、待ち受け画面等の有料ダウンロード、電子ブックの有料ダウンロード等のサービスを事業としているような事業体、または他の事業体(たとえば第1事業体B1)からの委託を受けて本来は他の事業体が自ら行なうべきサービスを代行する事業体等である。勿論、第1事業体と第2事業体とが同一の事業体であり、第1事業体が事業用サーバ2及びサービス用サーバ4の双方を自ら運営していてもよいし、事業用サーバ2とサービス用サーバ4とが同一のサーバであってもよい。
【0078】
但し、以下においては説明の便宜上、第1事業体B1と第2事業体B2とは別個の事業体であるものとする。なお、以上の説明からも明らかなように、第1事業体B1が運営する事業用サーバ2と第2事業体B2が運営するサービス用サーバ4とはたとえばインターネット,専用回線等を介して相互に接続している。
【0079】
図2は第1事業体B1が運営する事業用サーバ2のハードウェア構成を示すブロック図である。事業用サーバ2は基本的には汎用コンピュータシステムとして構成されており、CPU21を制御中枢として、RAM22、ROM23、HD(ハードディスク)24、モニタ25、キーボード26、マウス27等がバス接続されている。なお、CPU21とバス接続されている通信インタフェイス(I/F)31はインターネットに接続しており、同じくインタフェイス32は顧客情報DB3と、33はモニタ25と、34はキーボード26及びマウス27とそれぞれ接続するためのインタフェイスである。
【0080】
なお、事業用サーバ2のHD24には予め、基本(OS)ソフトウェア(SW)、制御SW、ウェブサーバSW,メーリングソフト等のソフトウェアがインストールされている。従って、事業用サーバ2は、制御SWに従って動作することによりそれ自身が本発明方法を実施する装置(中央装置)として機能すると共に、ウェブサーバSWに従って動作することによりウェブサーバとしても機能する。このため、HD24には事業用サーバ2がウェブサーバとして機能する場合のウェブコンテンツも予め格納されている。
【0081】
図3は第2事業体B2が運営するサービス用サーバ4のハードウェア構成を示すブロック図である。サービス用サーバ4も事業用サーバ2と同様に基本的には汎用コンピュータシステムとして構成されており、CPU41を制御中枢として、RAM42、ROM43、HD(ハードディスク)44、モニタ45、キーボード46、マウス47等がバス接続されている。なお、CPU41とバス接続されている通信インタフェイス(I/F)51はインターネットに接続しており、同じくインタフェイス52はサービス用DB5と、53はモニタ45と、54はキーボード46及びマウス47と接続している。
【0082】
なお、サービス用サーバ4のHD44には予め、基本(OS)ソフトウェア(SW)、制御SW、ウェブサーバSW等のソフトウェアがインストールされている。但し、このサービス用サーバ4は基本的にウェブサーバとして機能するため、ウェブコンテンツはサービス用DB5に予め格納されている。
【0083】
なお、事業用サーバ2及びサービス用サーバ4には、それぞれウェブサーバとしてのURL及び電子メールアドレスが付与されており、携帯電話機1と事業用サーバ2及びサービス用サーバ4との間での電子メールの送受信が可能であると共に、携帯電話機1からそれぞれ所定のURLを指定することにより、ウェブサーバとしての事業用サーバ2及びサービス用サーバ4が提供するウェブサイトにアクセスすることが可能である。
【0084】
次に、上述のような携帯電話機1、事業用サーバ2及びサービス用サーバ4で構成される本発明システムの動作、具体的には不特定多数の人物のメールアドレスを含む個人情報の収集、そのような収集した不特定多数の人物のメールアドレスを含む個人情報と既に会員として登録されている人物の携帯電話機のメールアドレスを含む個人情報の更新管理の方法について、図4乃至図24のフローチャート、携帯電話機1の表示画面の遷移を示す図25乃至図27の模式図、及び携帯電話機1の表示画面の表示状態を示す図28以下の模式図を参照して説明する。
【0085】
なお、以下においては、第1に、主として不特定多数の人物のメールアドレスを含む個人情報を携帯電話機を通じて収集する方法と、第2に、既に第1事業体B1に会員登録している、換言すれば、顧客情報DB3にメールアドレスを含む個人情報が登録されている人物のメールアドレスを含む個人情報を携帯電話機を通じて最新のものに更新する方法と、第3に、既に第1事業体B1に会員登録している人物が自らメールアドレスを含む個人情報を携帯電話機を通じて更新する方法とについて、それぞれ説明する。
【0086】
図4乃至図11は主として、顧客ではない不特定多数の人物のメールアドレス及び可能であればメールアドレス以外の個人情報をも収集することを目的として、第1事業体B1の会員ではない人物でも参加することが可能なキャンペーンをインセンティブ(特典)として、メールアドレスを含む個人情報を収集する場合の処理手順を示し、図25はその場合の携帯電話機1の画面の表示状態の遷移を示す模式図である。但し、既に登録している、即ち第1事業体B1の顧客情報DB3にメールアドレス及びその他の個人情報が登録されている会員に関しても、メールアドレス及びその他の情報を再収集して最新の情報に更新する目的も兼ねている。
【0087】
まず、携帯電話機1のユーザが携帯電話機1のウェブ機能を利用して所定のURL、具体的には第1事業体B1のホームページ(HP)のURLを指定してアクセスすると(ステップS101)、第1事業体B1の事業用サーバ2のウェブサーバSWに処理が移り、事業用サーバ2が提供しているウェブサイトに接続する。このウェブサイトは第1事業体B1のホームページのウェブサイトであり、ここでは会員は勿論のこと、会員でない人物であっても応募することが可能なキャンペーンの告知画面のウェブページが用意されている。事業用サーバ2は接続してきた携帯電話機1へまず第1事業体B1のホームページのメニュー画面を送信する(ステップS201)。携帯電話機1はこのメニュー画面を受信して図28に示すように表示する(ステップS102)。
【0088】
このような携帯電話機1に表示されたメニュー画面を見たユーザがキャンペーンに応募することを希望した場合、メニュー画面上の「キャンペーン」ボタンを選択すると(ステップS103でYES)、リンクしているURLが送信されて事業用サーバ2が受信し、キャンペーン告知画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS202)。携帯電話機1はこのキャンペーン告知画面を受信して図29に示すように表示する(ステップS104)。このキャンペーン告知画面には、図29に示すように「応募する」ボタンが表示されているので、ユーザがこの「応募する」ボタンを選択すると、即ちキャンペーンに応募申し込みをすると(ステップS105でYES)、リンクしているURLが送信されて事業用サーバ2が受信し、メールアドレス登録画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS203)。
【0089】
携帯電話機1はこのメールアドレス登録画面を受信して図30に示すように表示する(ステップS106)。このメールアドレス登録画面には、図30に示すように、携帯電話機1のユーザ(キャンペーンに応募する人物であって、実際の所有者でなくてもよい))の姓名及びメールアドレスを入力する欄、更に「同意」ボタンが表示されている。ユーザがキャンペーンに応募すること、即ちメールアドレス及び姓名を送信することに同意して姓名及びメールアドレスを入力して「同意」ボタンを指定すると(ステップS107でYES)、メールアドレスが入力されているか否かがチェックされ、最低限メールアドレスが入力されていれば(ステップS108でYES)、メールアドレス登録画面に入力された情報が事業用サーバ2へ送信される(ステップS109)。なお、携帯電話機1からの送信後には図31に示すような、返信の電子メールが届く旨の受付画面が表示される。この後、携帯電話機1のユーザは第1事業体B1のホームページへのアクセスを切断し(ステップS110)、返信の電子メールが届くのを待つ。
【0090】
この場合、第1事業体B1の事業用サーバ2は制御SWに従って中央装置として機能し、携帯電話機1から送信された情報を受信し、メールアドレス及びその他の情報(姓名等)を顧客情報DB3に仮登録する(ステップS204)。但しこの際、携帯電話機1側でメールアドレスのみが入力されていた場合はメールアドレスのみが仮登録される。この後、事業用サーバ2は返信メールをステップS204で仮登録したメールアドレス宛に送信する(ステップS205)。携帯電話機1はこの返信メールを受信し(ステップS111)、図32に示すように表示する。図32に示す画面では、キャンペーンの応募を申し込んだことへのお礼と、実際にキャンペーンに応募するためのウェブサイトのURLとが表示されている。但し、キャンペーンに応募するためのウェブサイトのURLには、図32に続いて表示される図33の返信メールの画面に示すように、非会員用と会員用とがあるので、携帯電話機1のユーザが非会員である場合は非会員用のURLが指定される「初めての方はこちら」を選択する(ステップS112でYES)。なお、会員用のURLが指定された場合については後述する。
【0091】
上述のように、携帯電話機1において非会員用のURLが指定されると、非会員用のURLでアクセス(ステップS113)している携帯電話機1へ個人情報取得用の個人情報入力画面が送信される(ステップS206)。携帯電話機1はこの個人情報入力画面を受信して図34に示すように表示する(ステップS114)。携帯電話機1のユーザがこの図34に示す画面に個人情報を入力し、「確認」ボタンを指定すると、携帯電話機1に入力された個人情報が事業用サーバ2へ送信される(ステップS115でYES)。事業用サーバ2はこの携帯電話機1から送信された個人情報を受信して顧客情報DB3に登録し(ステップS207)、サービス用サーバ4へ所定の通知を行なう。この通知に応じて、第2事業体B2のサービス用サーバ4のウェブサーバSWに処理が移り、サービス用サーバ4が実際のキャンペーン画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS401)。
【0092】
携帯電話機1はサービス用サーバ4から送信されたキャンペーン画面を受信して図35に示すように表示する(ステップS116)。この図35に示す画面には、簡単な質問が用意されており、携帯電話機1のユーザがこの質問の回答を入力して「送信」ボタンを指定すると、即ちキャンペーンに応募すると(ステップS117でYES)、サービス用サーバ4ではそれを受信してキャンペーンの応募を受け付ける(ステップS402)。この場合は非会員用のURLにアクセスしての応募であるから会員ではないので(ステップS403でNO)、事業用サーバ2は入会案内画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS208)。
【0093】
携帯電話機1はこの入会案内画面を受信して図36に示すように表示する(ステップS118)。この図36に示す入会案内画面には、後述する着メロ会員,メール小説会員等の勧誘と共に会員登録の勧誘が表示される。ここで、携帯電話機1のユーザが会員登録に同意すると(ステップS119でYES)、リンクしているURLが送信されて事業用サーバ2が受信し、会員登録の申し込みを示す情報が事業用サーバ2へ送信されるので、事業用サーバ2は既に顧客情報DB3に登録してある個人情報を会員の個人情報としてとして仮登録し(ステップS209)、仮登録済み通知画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS210)。携帯電話機1はこの仮登録済み通知画面を受信して図37に示すように表示する(ステップS120)。なお、実際の登録手続きは後日、書類を携帯電話機1のユーザ宛に郵送することにより行なわれる。
【0094】
以上により、会員として未だ登録されていない不特定多数の人物の少なくともメールアドレスを収集することができると共に、メールアドレス以外の個人情報をも収集することができる可能性が非常に高い。また、会員登録の勧誘も行なうことができ、新たな会員を獲得できる可能性もある。
【0095】
ところで、既に会員として登録済みの人物が上述のようなキャンペーンに応募した場合には、携帯電話機1のユーザは前述の図33に示す返信メールの画面において会員用のURLを指定する(ステップS112でNO,S121でYES)。この場合、携帯電話機1が指定した会員用URLにアクセスすると(ステップS122)、事業用サーバ2は会員であることを確認するための会員認証画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS211)。
【0096】
携帯電話機1はこの会員認証画面を受信して図38に示すように表示する(ステップS123)。会員認証画面は、図38に示すように、会員が所持しているクレジットカード番号(その一部でもよい),生年月日及び会員が予め登録してある暗証番号等を入力することにより認証が行なわれる。従って、携帯電話機1のユーザがこれらの認証用の情報を入力して送信すると(ステップS124)、事業用サーバ2がその認証用情報を受信し、認証処理を行なう(ステップS212)。認証が確認されると(ステップS213でYES)、事業用サーバ2はその会員の個人情報を顧客情報DB3から抽出し(ステップS214)、個人情報入力画面の各入力項目に個人情報を予め入力した個人情報表示画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS215)。
【0097】
携帯電話機1はこの個人情報表示画面を受信して図39に示すように表示する(ステップS125)。この携帯電話機1に表示された個人情報に対して、ユーザは変更が必要な場合には変更後の情報を入力し、変更が不要な場合にはそのままとし(ステップS126)、「送信」ボタンを指定するすると(ステップS127でYES)、携帯電話機1から個人情報が事業用サーバ2へ送信される。事業用サーバ2は携帯電話機1から送信された個人情報を受信し(ステップS216)、変更部分があれば(ステップS217でYES)、顧客情報DB3に登録されている情報の内の該当する部分の情報を更新して登録する(ステップS218)。
【0098】
この後の処理は前述のステップS205へ戻って前述同様の処理が行なわれる。但し、会員がキャンペーンに応募した場合には、ステップS207において会員であることが判明するので、非会員に対して行なわれたような入会案内は行なわれない。
【0099】
以上により、会員として既に登録されている人物に関しては、少なくとも最新のメールアドレスを取得することができると共に、メールアドレス以外の個人情報に関しても変更があれば変更後の情報を取得することができる可能性が高いので、それまで顧客情報DB3に登録されていた個人情報を最新の情報に更新することができる可能性も高い。なお、上述の会員に対する処理に関しては、ステップS213における認証が済んだ時点で少なくとも現用のメールアドレスが取得できるので、その後の個人情報の確認等が行なわれなかったとしても、少なくともメールアドレスを最新のものに更新することが可能になる。
【0100】
次に、既に会員登録している人物のメールアドレスを含む個人情報を常時最新のものに更新管理する方法について、図13乃至図18のフローチャート、携帯電話機1の表示画面の遷移を示す図26、及び携帯電話機1の表示画面の表示状態を示す図28以下の模式図を参照して説明する。
【0101】
上述の例では、会員ではない不特定多数の人物のメールアドレスを収集することを主たる目的としているが、既に会員として登録している人物のメールアドレス及びその他の個人情報が変更された場合には、本人からの自発的な申告がない限りは第1事業体B1側では把握のしようがない。そこで、インセンティブ、即ちある種の特典を与えることにより、以下のようにして、会員として既に登録している人物の最新のメールアドレスを含む個人情報を常取得して更新する。
【0102】
まず、携帯電話機1のユーザが携帯電話機1のウェブ機能を利用して所定のURL、具体的には第1事業体B1のホームページ(HP)のURLを指定してアクセスすると(ステップS141)、前述同様に、第1事業体B1の事業用サーバ2のウェブサーバSWに処理が移り、事業用サーバ2が提供しているウェブサイトに接続する。事業用サーバ2は第1事業体B1のホームページのメニュー画面を送信する(ステップS241)。携帯電話機1はこのメニュー画面を受信して図28に示すように表示する(ステップS142)。ここで、携帯電話機1のユーザが会員専用のページを選択すると(ステップS143でYES)、リンクしているURLが送信されて事業用サーバ2はメールアドレス登録画面を送信する(ステップS242)。
【0103】
携帯電話機1はこのメールアドレス登録画面を受信して図30に示すように表示する(ステップS144)。このメールアドレス登録画面には図30に示すように、携帯電話機1のユーザ(実際の所有者でなくてもよい)の姓名及びメールアドレスを入力する欄、更に「同意」ボタンが表示されている。ユーザが姓名及びメールアドレスを入力して「同意」ボタンを指定すると(ステップS145でYES)、メールアドレスが入力されているか否かがチェックされ、最低限メールアドレスが入力されていれば(ステップS146でYES)、画面に入力された情報が第2事業体B2のサービス用サーバ4へ送信される(ステップS147)。
【0104】
なお、携帯電話機1からの送信後には図40に示すような、返信の電子メールが届く旨の受付画面が表示される。この後、携帯電話機1のユーザは第1事業体B1のホームページへのアクセスを切断し(ステップS148)、返信の電子メールが届くのを待つ。
【0105】
事業用サーバ2は携帯電話機1から送信されたメールアドレス及びその他の情報を受信し、顧客情報DB3に仮登録する(ステップS243)。次に、事業用サーバ2は返信メールを携帯電話機1へ送信する(ステップS244)。携帯電話機1はこの返信メールを事業用サーバ2から受信して図41に示すように表示する(ステップS149)。この返信メールには、図41に示すように、携帯電話機1のユーザに与えられるインセンティブである無料で着メロをダウンロードすることが可能なサービスへの登録用のURLが表示されている。
【0106】
携帯電話機1のユーザがこのサービスへの登録用のURLを選択すると(ステップS150でYES)、事業用サーバ2が会員認証画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS245)。携帯電話機1はこの会員認証画面を受信して図38に示すように表示する(ステップS151)。会員認証画面は、図38に示すように、会員が所持しているクレジットカード番号(その一部でもよい),生年月日及び会員が予め登録してある暗証番号等を入力することにより認証が行なわれる。但し、この認証画面に入力された認証情報の送信先は事業用サーバ2になっている。従って、携帯電話機1のユーザがこれらの認証用の情報を入力して送信すると(ステップS152でYES)、事業用サーバ2がその認証用情報を受信し、認証処理を行なう(ステップS246)。
【0107】
事業用サーバ2において認証が確認されると(ステップS247でYES)、事業用サーバ2はその会員の個人情報を顧客情報DB3から抽出し(ステップS248)、個人情報入力画面の各入力項目に個人情報を予め入力した個人情報表示画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS249)。
【0108】
携帯電話機1はこの個人情報表示画面を受信して図39に示すように表示する(ステップS153)。この携帯電話機1に表示された個人情報に対して、ユーザは変更が必要な場合には変更後の情報を入力し、変更が不要な場合にはそのままとし(ステップS154)、「送信」ボタンを指定するすると(ステップS155でYES)、携帯電話機1から個人情報が事業用サーバ2へ送信される。なお、この後は携帯電話機1のユーザは第1事業体B1のホームページへのアクセスを切断し(ステップS156)、返信の電子メールが届くのを待つ。
【0109】
事業用サーバ2は携帯電話機1から送信された個人情報を受信し(ステップS250)、変更部分があれば(ステップS251でYES)、顧客情報DB3に登録されている情報の内の該当する部分の情報を更新して登録する(ステップS252)。この後、事業用サーバ2は、インセンティブとして用意されているサービス用サーバ4の着メロサービスのウェブサイトのURLと携帯電話機1のユーザ用のIDとを携帯電話機1へ送信する(ステップS253)と共に、携帯電話機1のユーザのカード番号とIDとをサービス用サーバ4へ電子メールで送信する(ステップS254)。なお、事業用サーバ2から送信された携帯電話機1のユーザのカード番号とIDとはサービス用サーバ4が受信し、登録する(ステップS441)。また、ユーザ用のIDは一時的なものであるので、その都度、適宜の方法で生成することが可能である。
【0110】
携帯電話機1は事業用サーバ2から送信された着メロサービスのウェブサイトのURLとユーザ用のIDとを電子メールで受信し、図42に示すようなID通知メールとして表示する(ステップS157)。携帯電話機1のユーザがこの表示されているURLでアクセスすると(ステップS158)、サービス用サーバ4は着メロサービスの受付画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS442)。
【0111】
着メロサービスの受付画面を受信した携帯電話機1は図43に示すように表示する(ステップS159)。この受付画面にはユーザのIDとカード番号とを入力する欄が表示されている。従って、携帯電話機1のユーザがそれぞれの欄に、先に電子メールで受信したIDとカード番号とを入力すると(ステップS160でYES)、それらの情報が送信される(ステップS161)。サービス用サーバ4がそれらの情報を受信し、先にステップS441において事業用サーバ2から受信したカード番号とIDとの組み合わせと比較対照することにより認証を行なう(ステップS443)。ここで認証が確認されると(ステップS444でYES)、サービス用サーバ4は着メロサービスのウェブサイトのメニュー画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS445)。
【0112】
携帯電話機1はサービス用サーバ4から送信された着メロサービスのウェブサイトのメニュー画面(図示せず)を受信して表示する(ステップS162)。以降は、ユーザはけで1を通じて着メロサービスを利用して任意の着メロを無料でダウンロードすることが可能になる。
【0113】
以上により、会員として登録している人物に関して、少なくとも最新のメールアドレスを取得することができると共に、メールアドレス以外の個人情報に関しても最新のものを取得することができる可能性が高い。従って、それまで顧客情報DB3に登録されていた個人情報を最新の情報に更新することができる。なお、上述の会員に対する処理に関しては、ステップS242における認証が済んだ時点で少なくとも現用のメールアドレスが取得できるので、その後の個人情報の確認等が行なわれなかったとしても、メールアドレスを最新のものに更新することが可能になる。
【0114】
なお、インセンティブ利用のために携帯電話機1へ送信されるユーザ用のIDは定期的に、またはアクセスの都度変更することが望ましい。そのようにユーザIDを変更することにより、常に最新のメールアドレス及びその他の個人情報を取得して更新することが可能になる。
【0115】
次に、既に会員登録している人物が携帯電話機1を利用して自身の個人情報を更新する場合の方法について、図19乃至図24のフローチャート、携帯電話機1の表示画面の遷移を示す図27、及び携帯電話機の表示画面の模式図を参照して説明する。
【0116】
前述の二つの例は、会員ではない不特定多数の人物のメールアドレス及び可能であればその他の個人情報をインセンティブを与えることにより収集すること、または既に会員として登録している人物のメールアドレス及びその他の個人情報が変更された場合に本人からの自発的な申告がなくても、インセンティブを与えることにより、最新のメールアドレスを含む個人情報を取得し、または更新する方法であった、しかし、以下の方法は既に会員登録している人物が、何らのインセンティブ無しに自ら自身の個人情報を更新する場合の方法である。
【0117】
まず、携帯電話機1のユーザが携帯電話機1のウェブ機能を利用して所定のURL、具体的には第1事業体B1のホームページ(HP)のURLを指定してアクセスすると(ステップS181)、前述同様に、第1事業体B1の事業用サーバ2のウェブサーバSWに処理が移り、事業用サーバ2が提供しているウェブサイトに接続する。事業用サーバ2は第1事業体B1のホームページのメニュー画面を送信する(ステップS281)。携帯電話機1はこのメニュー画面を受信して図28に示すように表示する(ステップS182)。ここで、携帯電話機1のユーザが会員専用のページ(マイページ)を選択すると(ステップS183でYES)、リンクしているURLが送信されて事業用サーバ2はメールアドレス登録画面を送信する(ステップS282)。
【0118】
携帯電話機1はこのメールアドレス登録画面を受信して図30に示すように表示する(ステップS184)。このメールアドレス登録画面には図30に示すように、携帯電話機1のユーザ(実際の所有者でなくてもよい)の姓名及びメールアドレスを入力する欄、更に「同意」ボタンが表示されている。ユーザが姓名及びメールアドレスを入力して「同意」ボタンを指定すると(ステップS185でYES)、メールアドレスが入力されているか否かがチェックされ、最低限メールアドレスが入力されていれば(ステップS186でYES)、画面に入力された情報が第1事業体B1の事業用サーバ2へ送信される(ステップS187)。
【0119】
なお、携帯電話機1からの送信後には図40に示すような、返信の電子メールが届く旨の受付画面が表示される。この後、携帯電話機1のユーザは第1事業体B1のホームページへのアクセスを切断し(ステップS188)、返信の電子メールが届くのを待つ。
【0120】
事業用サーバ2は携帯電話機1から送信されたメールアドレス及びその他の情報を受信し、顧客情報DB3に仮登録する(ステップS283)。次に、事業用サーバ2はマイページアクセスの返信メールを携帯電話機1へ送信する(ステップS284)。携帯電話機1はこの返信メールを事業用サーバ2から受信して図44に示すように表示する(ステップS189)。この返信メールには、図44に示すように、携帯電話機1のユーザが利用可能な会員専用ページ(マイページ)にアクセスすることが可能なURLが表示されている。
【0121】
携帯電話機1のユーザがこの会員専用ページにアクセスするためのURLを指定すると(ステップS190)、事業用サーバ2は会員認証画面を携帯電話機1へ送信する(ステップS285)。携帯電話機1はこの会員認証画面を受信して図38に示すように表示する(ステップS191)。会員認証画面は、図38に示すように、会員が所持しているクレジットカード番号(その一部でもよい),生年月日及び会員が予め登録してある暗証番号等を入力することにより認証が行なわれる。但し、この認証画面に入力された認証情報の送信先は事業用サーバ2になっている。従って、携帯電話機1のユーザがこれらの認証用の情報を入力して送信すると(ステップS192でYES)、事業用サーバ2がその認証用情報を受信し、認証処理を行なう(ステップS286)。
【0122】
事業用サーバ2において認証が認められれば(ステップS287でYES)、事業用サーバ2は会員専用ページ(マイページ)のメニュー画面(マイページのメニュー画面)を携帯電話機1へ送信する(ステップS288)。携帯電話機1はこのマイページのメニュー画面を受信して図45に示すように表示する(ステップS193)。この図45に示すマイページのメニュー画面には、第2事業体B2の会員が利用可能な、「振り込み融資依頼」、「残高照会」、「請求内容照会」、「メールアドレス登録・変更」、「各種変更届け」等の項目が表示されている。従って、会員が自身の個人情報を自ら更新登録したい場合には「各種変更届け」を選択すればよい(ステップS194でYES)。
【0123】
事業用サーバ2がこの携帯電話機1からの「各種変更届け」が選択されたことを受信すると、その会員の個人情報を顧客情報DB3から抽出し(ステップS289)、個人情報表示画面として携帯電話機1へ送信する(ステップS290)。
【0124】
携帯電話機1はこの個人情報表示画面を受信して図39に示すように表示する(ステップS195)。この携帯電話機1に表示された個人情報に対して、ユーザは変更が必要な場合には変更後の情報を入力し、変更が不要な場合にはそのままとし(ステップS196)、「送信」ボタンを指定するすると(ステップS197でYES)、携帯電話機1から個人情報が事業用サーバ2へ送信される。この後、携帯電話機1のユーザは第1事業体B1のホームページへのアクセスを切断する(ステップS198)。
【0125】
事業用サーバ2は携帯電話機1から送信された個人情報を受信し(ステップS291)、変更部分があれば(ステップS292でYES)、顧客情報DB3に登録されている情報の内の該当する部分の情報を更新して登録する(ステップS293)。
【0126】
以上により、会員として登録している人物が携帯電話機1を利用して自身の個人情報を自発的に更新することにより、それまで顧客情報DB3に登録されていた情報を最新の情報に更新することができる。なお、上述の処理に関しては、ステップS282における認証が済んだ時点で少なくとも現用のメールアドレスが取得できるので、その後の個人情報の変更登録が行なわれなかったとしても、メールアドレスのみは最新のものに更新することが可能になる。
【0127】
ところで、上述の実施の形態では会員登録していて既に電子メール及び各種個人情報が顧客情報DB3に登録されている場合に、個人認証を行なった上で電子メールアドレス及び個人情報の更新が行なわれるようにしているが、会員登録していない、従って個人認証を行なうことができない場合であっても、電子メールアドレス,個人情報の更新を行なうことは可能である。
【0128】
たとえば、携帯電話機1に表示される図30に示すメールアドレス登録画面の各入力欄に入力された事項を事業用サーバ2が受信した場合に、電子メールアドレスのみならず個人情報も受信することができた場合には、事業用サーバ2において、受信した個人情報に基づいて顧客情報DB3に個人情報が登録されている個人を特定し、特定された個人の顧客情報DB3に登録されている電子メールアドレスと受信した電子メールアドレスとを比較し、両者が相異している場合には顧客情報DB3に登録されている電子メールアドレスを受信した電子メールアドレスで更新するような処理を行なってもよい。
【0129】
このような処理を事業用サーバ2が行なうようにした場合には、会員登録を行なっていない人物であっても、その人物の電子メールアドレスを最新の電子メールアドレスに更新することが可能になると共に、同一人物が複数の電子メールアドレスを登録することを防止することも可能になる。このことは、携帯電話機1からサービス用サーバ4へアクセスすることにより与えられる前述したようなインセンティブ(特典)を同一人物が複数の電子メールアドレスを使用して重複して得ることを防止するためにも有効である。
【0130】
また逆に、事業用サーバ2が受信した電子メールアドレスに基づいて顧客情報DB3を検索し、受信した電子メールアドレスと同一の電子メールアドレスが既に登録されている場合には、その電子メールアドレスに対応して既に登録されている個人の個人情報を受信した個人情報で更新するような処理を行なってもよい。
【0131】
このような処理を事業用サーバ2が行なうようにした場合には、会員登録を行なっていない人物であっても、電子メールアドレスが同一である個人情報は同一人物の個人情報であると見なせるので、受信した個人情報で顧客情報DB3に既に登録されている個人情報を更新すれば、会員登録していない人物であってもその人物の最新の個人情報を顧客情報DB3に登録しておくことが可能になる。
【0132】
なお、上述の場合、携帯電話機1から電子メールアドレスのみならず個人情報をも送信させるためには、前述したような種々のインセンティブ(特典)を携帯電話機1のユーザに与えることが好ましい。携帯電話機1のユーザは、特典が与えられることにより、図30R>0に示すメールアドレス登録画面から頻繁に電子メールアドレス及び個人情報を事業用サーバ2へ送信するようになるので、顧客情報DB3に登録されている電子メールアドレス及び各種個人情報が最新の状態に更新される。
【0133】
更に、上述の事業用サーバ2が顧客情報DB3に登録されている電子メールアドレスを更新する処理、及び顧客情報DB3に登録されている個人情報を更新する処理は、前述した本発明の実施の形態のような電子メールアドレス及び個人情報の収集方法によって収集され顧客情報DB3に登録されている電子メールアドレス及び個人情報に限って適用可能な処理ではなく、一般的な手法で収集されてデータベースに登録されている電子メールアドレス及び個人情報に対しても適用可能であることは言うまでもない。
【0134】
図46及び図47は事業用サーバ2及びサービス用サーバ4のHD24及び44にインストールされている制御SWの内容を示す模式図である。なお、両サーバ2,4は同一のサーバであってもよいので、同一の制御SWを両サーバ2,4にインストールしておいてよいし、また同一の制御SWをモジュール化してそれぞれのサーバ2,4に適宜のモジュールをインストールとするようにしてもよい。
【0135】
制御用SWは、ネットワークを通じてアクセス可能なウェブサイトを提供するウェブサーバプログラムがインストールされており、ネットワークを通じて電子メールを送受信する通信装置及びデータベースと接続されたコンピュータに、ネットワークを通じてウェブサイトにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む端末装置のユーザの個人情報を収集させてデータベースに登録させるコンピュータプログラムであって、以下の手順がプログラムコード化されている。
【0136】
即ち、制御SWは、コンピュータに、電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを電子メールで返送させる送信先情報とを含む画面を事業用サーバ2のウェブサイトにアクセスしている携帯電話機1へ送信させる手順(P1)と、事業用サーバ2のウェブサイトにアクセスしている携帯電話機1が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを受信させる手順(P2)と、受信した電子メールアドレスを宛先として事業用サーバ2のウェブサイトのURLを電子メールで送信させる手順(P3)と、個人情報の入力欄とこの入力欄に入力された個人情報を返送させる送信先情報とを含む個人情報入力画面を事業用サーバ2のウェブサイトにアクセスしている携帯電話機1へ送信させる手順(P4)と、事業用サーバ2のウェブサイトにアクセスしている携帯電話機1が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を受信させる手順(P5)と、受信した電子メールアドレスと個人情報とをデータベースに登録させる手順(P6)とを含んでいる。
【0137】
また制御SWは更に、コンピュータに、携帯電話機1から受信した個人情報に該当する顧客情報DB3に登録済みの情報を抽出させる手順(P11)と、抽出された情報と携帯電話機1から受信した電子メールアドレスを含む個人情報とを比較させる手順(P12)と、比較結果が不一致である場合は携帯電話機1から受信した情報で顧客情報DB3に登録されている情報を更新させる手順(P13)とを含んでいる。
【0138】
また制御SWは更に、コンピュータに、携帯電話機1からの事業用サーバ2のウェブサイトへのアクセスを無条件で許可させる手順(P21)と、個人情報を受信した場合に、事業用サーバ2のウェブサイトにアクセスしている携帯電話機1にインセンティブ(特典)が与えられるURLを送信する手順(P22)とを含んでいる。
【0139】
また更に制御SWは、コンピュータに、携帯電話機1からの事業用サーバ2のウェブサイトへのアクセスに際して所定の認証を行なわせる手順(P31)と、携帯電話機1から個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した携帯電話機1へ事業用サーバ2のウェブサイトのURLを電子メールで送信させる手順(P32)と、事業用サーバ2のウェブサイトにアクセスしている端末装置にインセンティブ(特典)が与えられるURLを送信する手順(P33)とを含んでいる。
【0140】
また更に制御SWは、コンピュータに、携帯電話機1からの事業用サーバ2のウェブサイトへのアクセスに際して個人を特定する認証を行なわせる手順(P41)と、事業用サーバ2のウェブサイトで認証された個人の個人情報を顧客情報DB3を検索させて抽出させる手順(P42)と、顧客情報DB3から抽出された個人情報を表示した画面を個人情報入力画面として携帯電話機1へ送信させる手順(P43)とを含んでいる。
【0141】
以上のような制御SWが事業用サーバ2及びサービス用サーバ4のHD24,44にインストールされていることにより、汎用コンピュータである事業用サーバ2及びサービス用サーバ4が本発明の電子メールアドレスの収集システム及び個人情報の収集システムのサーバとして、また本発明の電子メールアドレスの収集装置及び個人情報の収集装置として機能する。
【図面の簡単な説明】
【0142】
【図1】 本発明のシステム構成の概略を示す模式図である。
【図2】 第1事業体が運営する事業用サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】 第2事業体が運営するサービス用サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図10】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図11】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図13】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図14】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図15】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図16】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図17】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図18】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図19】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図20】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図21】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図22】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図23】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図24】 本発明のシステムによる処理手順を示すフローチャートである。
【図25】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図26】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図27】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図28】 携帯電話機の表示画面の表示状態を示す模式図である。
【図29】 携帯電話機の表示画面の表示状態を示す模式図である。
【図30】 携帯電話機の表示画面の表示状態を示す模式図である。
【図31】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図32】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図33】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図34】 携帯電話機の表示画面の表示状態を示す模式図である。
【図35】 携帯電話機の表示画面の表示状態を示す模式図である。
【図36】 携帯電話機の表示画面の表示状態を示す模式図である。
【図37】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図38】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図39】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図40】 携帯電話機の表示画面の表示状態を示す模式図である。
【図41】 携帯電話機の表示画面の表示状態を示す模式図である。
【図42】 携帯電話機の表示画面の表示状態を示す模式図である。
【図43】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図44】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図45】 携帯電話機の表示画面の遷移を示す模式図である。
【図46】 サーバのHDにインストールされている制御SWの内容を示す模式図である。
【図47】 サーバのHDにインストールされている制御SWの内容を示す模式図である。
【符号の説明】
【0143】
1 携帯電話機
1’パーソナルコンピュータ
2 事業用サーバ
3 顧客情報DB
4 サービス用サーバ
5 サービス用DB
21 CPU
24 HD(ハードディスク)
31 通信インタフェイス
41 CPU
44 HD(ハードディスク)
51 通信インタフェイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを通じてウェブサーバにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを、ネットワークを通じて電子メールを送受信することが可能な中央装置が収集する電子メールアドレスの収集方法であって、
端末装置が所定のウェブサーバにアクセスするステップと、
電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面を前記所定のウェブサーバから該ウェブサーバにアクセスしている端末装置へ送信するステップと、
前記所定のウェブサーバが送信した画面を前記端末装置が受信して表示するステップと、
前記端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に電子メールアドレスが入力されたか否かを判断するステップと、
前記端末装置が表示している画面の少なくとも電子メールアドレス入力欄に電子メールアドレスが入力されていると判断された場合に、前記電子メールアドレス入力欄に入力されている電子メールアドレスを前記送信先情報に従って前記端末装置が電子メールで前記中央装置へ送信するステップと、
前記端末装置が送信した電子メールアドレスを前記中央装置が受信するステップと
を含むことを特徴とする電子メールアドレスの収集方法。
【請求項2】
URLを指定することによりネットワークを通じてウェブサーバにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む前記端末装置のユーザの個人情報を、ネットワークを通じて電子メールを送受信することが可能な中央装置が収集してデータベースに登録する個人情報の収集方法であって、
前記端末装置がネットワークに接続されているウェブサーバに第1のURLによりアクセスするステップと、
電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させるための送信先情報とを含む画面を前記第1のURLで指定されているウェブサーバから前記第1のURLにアクセスしている端末装置へ送信するステップと、
前記第1のURLで指定されているウェブサーバが送信した画面を前記端末装置が受信して表示するステップと、
前記端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを前記送信先情報に従って前記端末装置が電子メールで前記中央装置へ送信するステップと、
前記端末装置が電子メールで送信した電子メールアドレスを前記中央装置が受信するステップと、
前記中央装置が前記端末装置から受信した電子メールアドレスを宛先として第2のURLを電子メールで送信するステップと、
前記中央装置が送信した前記第2のURLを前記端末装置が受信するステップと、
前記端末装置がネットワークに接続されているウェブサーバに前記第2のURLによりアクセスするステップと、
個人情報の入力欄と該入力欄に入力された個人情報を電子メールで前記中央装置へ送信させる送信先情報とを含む個人情報入力画面を前記第2のURLで指定されているウェブサーバから前記第2のURLにアクセスしている端末装置へ送信するステップと、
前記第2のURLで指定されているウェブサーバが送信した個人情報入力画面を前記端末装置が受信して表示するステップと、
前記端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を前記送信先情報に従って前記端末装置が電子メールで前記中央装置へ送信するステップと、
前記端末装置が電子メールで送信した個人情報を前記中央装置が受信するステップと、
前記中央装置が受信した電子メールアドレスと個人情報とをデータベースに登録するステップと
を含むことを特徴とする個人情報の収集方法。
【請求項3】
前記中央装置は、前記端末装置から受信した個人情報に該当する前記データベースに登録済みの情報を抽出し、当該個人情報中に変更されている情報がある場合は前記端末装置から受信した情報で更新することを特徴とする請求項2に記載の個人情報の収集方法。
【請求項4】
端末装置からの前記第1のURLへのアクセスが無条件であり、端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を電子メールで前記中央装置へ送信することにより、端末装置に特典が与えられるウェブサーバの第3のURLが前記中央装置から前記端末装置へ電子メールで送信されることを特徴とする請求項2又は3に記載の個人情報の収集方法。
【請求項5】
端末装置からの前記第1のURLへのアクセスに際して所定の認証が必要であり、端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を電子メールで前記中央装置へ送信することにより、端末装置に特典が与えられるウェブサーバの第3のURLが前記中央装置から前記端末装置へ電子メールで送信されることを特徴とする請求項2又は3に記載の個人情報の収集方法。
【請求項6】
端末装置からの前記第1のURLへのアクセスに際して個人を特定する認証が必要であり、前記第1のURLで指定されるウェブサーバは認証された個人の前記データベースに登録されている個人情報を表示した画面を個人情報入力画面として前記端末装置へ電子メールで送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の個人情報の収集方法。
【請求項7】
ネットワークを通じてアクセス可能なウェブサーバと、ネットワークを通じて電子メールを送受信する手段を備え、ネットワークを通じてウェブサーバにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを収集する中央装置とを含む電子メールアドレスの収集システムであって、
前記ウェブサーバは、電子メールアドレスの入力欄と、少なくとも該入力欄に電子メールアドレスが入力された場合に前記入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面を自身にアクセスしている端末装置へ送信する手段を備え、
前記中央装置は、前記ウェブサーバが送信した画面の前記入力欄に入力された電子メールアドレスを前記ウェブサーバにアクセスしている端末装置から電子メールで受信する手段を備えたこと
を特徴とする電子メールアドレスの収集システム。
【請求項8】
URLを指定することによりネットワークを通じてアクセス可能なウェブサーバと、データベースと接続されており、ネットワークを通じて電子メールを送受信する手段を備え、URLを指定することによりネットワークを通じてウェブサーバにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む前記端末装置のユーザの個人情報を収集して前記データベースに登録する中央装置とを含む個人情報の収集システムであって、
第1のURLによりアクセスされるウェブサーバが、電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面を前記第1のURLによりアクセスしている端末装置へ送信する手段を備え、
前記中央装置は、
前記第1のURLによりアクセスされるウェブサーバが送信した画面の前記入力欄に 入力された電子メールアドレスを前記第1のURLにアクセスしている端末装置から電 子メールで受信する手段と、
受信した電子メールアドレスを宛先として第2のURLを電子メールで送信する手段 と、
個人情報の入力欄と該入力欄に入力された個人情報を自身宛に返送させる送信先情報 とを含む個人情報入力画面を前記第2のURLにアクセスしている端末装置へ送信する 手段と、
前記個人情報入力画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を前記第2のURLに アクセスしている端末装置から電子メールで受信する手段と、
受信した電子メールアドレスと個人情報とを前記データベースに登録する手段とを備 えたこと
を特徴とする個人情報の収集システム。
【請求項9】
前記中央装置は、
前記端末装置から受信した個人情報に該当する前記データベースに登録済みの情報を抽出する手段と、
抽出された情報と前記端末装置から受信した電子メールアドレスを含む個人情報とを比較する比較手段と、
該比較手段による比較結果が不一致である場合は前記端末装置から受信した情報で前記データベースに登録されている情報を更新する更新手段と
を備えたことを特徴とする請求項8に記載の個人情報の収集システム。
【請求項10】
端末装置からの前記第1のURLによるウェブサーバへのアクセスが無条件であり、
前記中央装置は、個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられるウェブサーバの第3のURLを前記端末装置へ電子メールで送信する手段を更に備えたこと
を特徴とする請求項8又は9に記載の個人情報の収集システム。
【請求項11】
端末装置からの前記第1のURLによる前記ウェブサーバへのアクセスに際して所定の認証が必要であり、
前記中央装置は、個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられるウェブサーバの第3のURLを前記端末装置へ電子メールで送信する手段を更に備えたこと
を特徴とする請求項8又は9に記載の個人情報の収集システム。
【請求項12】
端末装置からの前記第1のURLによるウェブサーバへのアクセスに際して個人を特定する認証が必要であり、
前記中央装置は、前記第1のURLによるウェブサーバへのアクセスで認証された個人の個人情報を前記データベースから検索して抽出する検索手段と、該検索手段により抽出された個人情報を表示した画面を個人情報入力画面として前記端末装置へ電子メールで送信する手段とを備えたこと
を特徴とする請求項8又は9に記載の個人情報の収集システム。
【請求項13】
ネットワークを通じてアクセス可能なウェブサーバとして機能すると共に、ネットワークを通じて電子メールを送受信する手段を備え、ネットワークを通じてウェブサーバーにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを収集する電子メールアドレスの収集装置であって、
電子メールアドレスの入力欄と、少なくとも該入力欄に電子メールアドレスが入力された場合に前記入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面をウェブサーバとしての機能にアクセスしている端末装置へ送信する手段と、
ウェブサーバとしての機能にアクセスしている端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを電子メールで受信する手段と
を備えたことを特徴とする電子メールアドレスの収集装置。
【請求項14】
URLを指定することによりネットワークを通じてアクセス可能なウェブサーバとして機能すると共に、ネットワークを通じて電子メールを送受信する手段と、データベースとを備え、ネットワークを通じてウェブサイトにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む前記端末装置のユーザの個人情報を収集して前記データベースに登録する個人情報の収集装置であって、
電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを電子メールで返送させる送信先情報とを含む画面をウェブサーバとしての機能に第1のURLでアクセスしている端末装置へ送信する手段と、
ウェブサーバとしての機能に前記第1のURLでアクセスしている端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを電子メールで受信する手段と、
受信した電子メールアドレスを宛先としてウェブサーバとして機能する場合の第2のURLを電子メールで送信する手段と、
個人情報の入力欄と該入力欄に入力された個人情報を電子メールで自身宛に返送させる送信先情報とを含む個人情報入力画面をウェブサーバとしての機能に前記第2のURLでアクセスしている端末装置へ送信する手段と、
ウェブサーバとしての機能に前記第2のURLでアクセスしている端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を電子メールで受信する手段と、
受信した電子メールアドレスと個人情報とを前記データベースに登録する手段と
を備えたことを特徴とする個人情報の収集装置。
【請求項15】
前記端末装置から受信した個人情報に該当する前記データベースに登録済みの情報を抽出する手段と、
抽出された情報と前記端末装置から受信した電子メールアドレスを含む個人情報とを比較する比較手段と、
該比較手段による比較結果が不一致である場合は前記端末装置から受信した情報で前記データベースに登録されている情報を更新する更新手段と
を備えたことを特徴とする請求項14に記載の個人情報の収集装置。
【請求項16】
端末装置からのウェブサーバとしての機能への前記第1のURLでのアクセスが無条件であり、
個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられるウェブサーバとしての機能へアクセス可能な第3のURLを前記端末装置へ電子メールで送信する手段を更に備えたこと
を特徴とする請求項14又は15に記載の個人情報の収集装置。
【請求項17】
端末装置からのウェブサーバとしての機能への前記第1のURLでのアクセスに際して所定の認証が必要であり、
個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられるウェブサーバとしての機能へアクセス可能な第3のURLを前記端末装置へ電子メールで送信する手段を更に備えたこと
を特徴とする請求項14又は15に記載の個人情報の収集装置。
【請求項18】
端末装置からのウェブサーバとしての機能への前記第1のURLによるアクセスに際して個人を特定する認証が必要であり、
ウェブサーバとしての機能への前記第1のURLによるアクセスで認証された個人の個人情報を前記データベースから検索して抽出する検索手段と、
該検索手段により抽出された個人情報を表示した画面を個人情報入力画面として前記端末装置へ電子メールで送信する手段と
を更に備えたことを特徴とする請求項14又は15に記載の個人情報の収集装置。
【請求項19】
ネットワークを通じてアクセス可能なウェブサイトを提供するウェブサーバプログラムがインストールされており、ネットワークを通じて電子メールを送受信する通信装置と接続されたコンピュータに、ネットワークを通じてウェブサイトにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを収集させるためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、
電子メールアドレスの入力欄と、少なくとも該入力欄に電子メールアドレスが入力された場合に前記入力欄に入力された電子メールアドレスを前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報とを含む画面を前記ウェブサイトにアクセスしている端末装置へ送信させる手順と、
コンピュータに、前記ウェブサイトにアクセスしている端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを前記通信装置を介して電子メールで受信させる手順と
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項20】
URLを指定することによりネットワークを通じてアクセス可能なウェブサイトを提供するウェブサーバプログラムがインストールされており、ネットワークを通じて電子メールを送受信する通信装置及びデータベースと接続されたコンピュータに、ネットワークを通じてウェブサイトにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む前記端末装置のユーザの個人情報を収集させて前記データベースに登録させるコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、電子メールアドレスの入力欄と該入力欄に入力された電子メールアドレスを電子メールで返送させる送信先情報とを含む画面を前記ウェブサイトに第1のURLでアクセスしている端末装置へ送信させる手順と、
コンピュータに、前記ウェブサイトに前記第1のURLでアクセスしている端末装置が表示している画面の電子メールアドレス入力欄に入力された電子メールアドレスを前記通信装置を介して電子メールで受信させる手順と、
コンピュータに、受信した電子メールアドレスを宛先として前記ウェブサイトの第2のURLを前記通信装置を介して電子メールで送信させる手順と、
コンピュータに、個人情報の入力欄と該入力欄に入力された個人情報を返送させる送信先情報とを含む個人情報入力画面を前記ウェブサイトに前記第2のURLでアクセスしている端末装置へ送信させる手順と、
コンピュータに、前記ウェブサイトに前記第2のURLでアクセスしている端末装置が表示している画面の個人情報入力欄に入力された個人情報を前記通信装置を介して電子メールで受信させる手順と、
コンピュータに、受信した電子メールアドレスと個人情報とを前記データベースに登録させる手順と
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項21】
コンピュータに、前記端末装置から受信した個人情報に該当する前記データベースに登録済みの情報を抽出させる手順と、
コンピュータに、抽出された情報と前記端末装置から受信した電子メールアドレスを含む個人情報とを比較させる手順と、
コンピュータに、比較結果が不一致である場合は前記端末装置から受信した情報で前記データベースに登録されている情報を更新させる手順と
を更に実行させることを特徴とする請求項20に記載のコンピュータプログラム。
【請求項22】
コンピュータに、端末装置からの前記ウェブサイトへの前記第1のURLによるアクセスを無条件で許可させる手順と、
コンピュータに、端末装置から個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられる前記ウェブサーバの第3のURLを前記通信装置を介して前記端末装置へ電子メールで送信させる手順と
を更に実行させることを特徴とする請求項20又は21に記載のコンピュータプログラム。
【請求項23】
コンピュータに、端末装置からの前記ウェブサイトへの前記第1のURLによるアクセスに際して所定の認証を行なわせる手順と、
コンピュータに、端末装置から個人情報を受信した場合に、個人情報を送信した端末装置に特典が与えられる前記ウェブサーバの第3のURLを前記通信装置を介して前記端末装置へ電子メールで送信させる手順と
を更に実行させることを特徴とする請求項20又は21に記載のコンピュータプログラム。
【請求項24】
コンピュータに、端末装置からの前記ウェブサイトへの前記第1のURLによるアクセスに際して個人を特定する認証を行なわせる手順と、
コンピュータに、認証された個人の個人情報を前記データベースを検索させて抽出させる手順と、
コンピュータに、前記データベースから抽出された個人情報を表示した画面を個人情報入力画面として前記端末装置へ送信させる手順と
を更に実行させることを特徴とする請求項20又は21に記載のコンピュータプログラム。
【請求項25】
ネットワークを通じてアクセス可能なウェブサーバと、複数の個人の電子メールアドレス及び個人情報が登録されたデータベースと接続されており、ネットワークを通じて電子メールを送受信する手段を備え、ネットワークを通じてウェブサーバにアクセスすること及び電子メールを送受信することが可能な端末装置の電子メールアドレスを含む前記端末装置のユーザの個人情報を収集して前記データベースに登録する中央装置とを含む個人情報の収集システムであって、
前記ウェブサーバは、電子メールアドレス及び個人情報の入力欄と、該入力欄に入力された入力事項を前記中央装置へ電子メールで送信させる送信先情報と、前記入力欄に前記入力事項を入力して前記送信先情報へ送信することにより特典が与えられる旨の表示とを含む画面を自身にアクセスしている端末装置へ送信する手段を備え、
前記中央装置は、
前記ウェブサーバが送信した画面の前記入力欄に入力された入力事項を前記ウェブサ ーバにアバクセスしている端末装置から電子メールで受信する手段と、
受信した入力事項に含まれる個人情報に基づいて、前記データベースに個人情報が登 録されている個人を特定する手段と、
個人が特定された場合に、受信した入力事項に含まれる電子メールアドレスと前記特 定された個人の前記データベースに登録されている電子メールアドレスとを比較する手 段と、
前記両電子メールアドレスが相異している場合に、前記特定された個人の前記データ ベースに登録されている電子メールアドレスを前記受信した入力事項に含まれる電子メ ールアドレスで更新する手段とを備えたこと
を特徴とする個人情報の収集システム。
【請求項26】
前記中央装置は、
受信した入力事項に含まれる電子メールアドレスで前記データベースを検索する手段と、
受信した入力事項に含まれる電子メールアドレスと一致する電子メールアドレスが前記データベースに登録されている場合に、前記一致する電子メールアドレスが登録されている個人の前記データベースに登録されている個人情報と受信した入力事項に含まれる個人情報とを比較する手段と、
両個人情報に相異する部分が存在する場合に、前記一致する電子メールアドレスが登録されている個人の前記データベースに登録されている個人情報を受信した入力事項に含まれる個人情報で更新する手段と
を更に備えたことを特徴とする請求項25に記載の個人情報の収集システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【公開番号】特開2005−196319(P2005−196319A)
【公開日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−436886(P2003−436886)
【出願日】平成15年12月27日(2003.12.27)
【出願人】(301002118)ニッセン・ジー・イー・クレジット株式会社 (1)
【Fターム(参考)】