説明

電子機器および記録媒体情報表示方法

【課題】使用中の記録媒体の残量と使用中でない記録媒体の残量とを合わせて表示することができ、また、使用中の記録媒体の使用済み量と使用中でない記録媒体の使用済み量とを合わせて表示することができる電子機器、およびこれに用いる記録媒体情報表示方法を提供する。
【解決手段】電子機器1に挿入された使用中の記録媒体21から当該記録媒体21のIDを読み取るID読み取り部と、使用中の記録媒体21から当該記録媒体21の残量を読み取る残量読み取り部と、電子機器1に選択的に挿入した複数の記録媒体の残量を、それぞれのIDと対応付けて記憶する容量残量記憶部4と、画面表示部9と、使用中の記録媒体21の残量を示す第1の残量情報と、容量残量記憶部4に残量を記憶させた使用中の記録媒体21以外の非使用中の記録媒体の残量を示す第2の残量情報とを画面表示部9に表示するよう制御する表示制御部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体にデータを記録可能な電子機器およびこれに用いる記録媒体情報表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、メモリカード等の記録媒体にデータを記録可能な電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような電子機器において、ユーザは、所有している複数の記録媒体を選択的に電子機器に挿入して使用することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−258746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような電子機器では、選択的に使用した記録媒体のうち、使用中の記録媒体の残量や使用済み量を表示することはできるが、使用中でない記録媒体の残量や使用済み量を表示することはできなかった。そこで、使用中でない記録媒体の残量や使用済み量もユーザが把握することを可能とする技術が要望されていた。
【0005】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、使用中の記録媒体の残量と使用中でない記録媒体の残量とを合わせて表示することができ、また、使用中の記録媒体の使用済み量と使用中でない記録媒体の使用済み量とを合わせて表示することができる電子機器、およびこれに用いる記録媒体情報表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、記録媒体にデータを記録可能な電子機器において、前記電子機器に挿入された使用中の記録媒体から当該記録媒体のIDを読み取るID読み取り部と、前記使用中の記録媒体から当該記録媒体の残量を読み取る残量読み取り部と、前記電子機器に選択的に挿入した複数の記録媒体の残量を、それぞれのIDと対応付けて記憶する記憶部と、画面表示部と、前記使用中の記録媒体の残量を示す第1の残量情報と、前記記憶部に残量を記憶させた前記使用中の記録媒体以外の非使用中の記録媒体の残量を示す第2の残量情報とを前記画面表示部に表示するよう制御する表示制御部とを備えることを特徴とする電子機器が提供される。
本発明の他の態様によれば、記録媒体にデータを記録可能な電子機器において、前記電子機器に挿入された使用中の記録媒体から当該記録媒体のIDを読み取るID読み取り部と、前記使用中の記録媒体から当該記録媒体の容量および残量を読み取る容量残量読み取り部と、前記電子機器に選択的に挿入した複数の記録媒体の容量と、この容量から残量を差し引いた使用済み量とを、それぞれのIDと対応付けて記憶する記憶部と、画面表示部と、前記使用中の記録媒体の容量および使用済み量を示す第1の使用量情報と、前記記憶部に容量および使用済み量を記憶させた前記使用中の記録媒体以外の非使用中の記録媒体の容量および使用済み量を示す第2の使用量情報とを前記画面表示部に表示するよう制御する表示制御部とを備えることを特徴とする電子機器が提供される。
【0007】
本発明の他の態様によれば、記録媒体にデータを記録可能な電子機器に挿入された使用中の記録媒体から当該記録媒体のIDを読み取り、前記使用中の記録媒体から当該記録媒体の残量を読み取り、前記電子機器に選択的に挿入した複数の記録媒体の残量を、それぞれのIDと対応付けて記憶部に記憶し、前記使用中の記録媒体の残量を示す第1の残量情報と、前記記憶部に残量を記憶させた前記使用中の記録媒体以外の非使用中の記録媒体の残量を示す第2の残量情報とを画面表示部に表示することを特徴とする記録媒体情報表示方法が提供される。
【0008】
本発明の他の態様によれば、記録媒体にデータを記録可能な電子機器に挿入された使用中の記録媒体から当該記録媒体のIDを読み取り、前記使用中の記録媒体から当該記録媒体の容量および残量を読み取り、前記電子機器に選択的に挿入した複数の記録媒体の容量と、この容量から残量を差し引いた使用済み量とを、それぞれのIDと対応付けて記憶部に記憶し、前記使用中の記録媒体の容量および使用済み量を示す第1の使用量情報と、前記記憶部に容量および使用済み量を記憶させた前記使用中の記録媒体以外の非使用中の記録媒体の容量および使用済み量を示す第2の使用量情報とを画面表示部に表示することを特徴とする記録媒体情報表示方法が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、使用中の記録媒体の残量と使用中でない記録媒体の残量とを合わせて表示することがでる。また、使用中の記録媒体の使用済み量と使用中でない記録媒体の使用済み量とを合わせて表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す電子機器の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す電子機器の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す電子機器における容量残量表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】記録媒体情報表示画面の一例を示す図である。
【図6】記録媒体情報表示画面の他の例を示す図である。
【図7】記録媒体情報表示画面のさらに他の例を示す図である。
【図8】記録媒体情報表示画面のさらに他の例を示す図である。
【図9】使用中の記録媒体の容量および残量を記憶するか否かをユーザに選択させるためのメッセージを表示した記録媒体情報表示画面の一例を示す図である。
【図10】容量残量記憶部に記憶されている記録媒体の容量および残量を消去するためのメッセージを表示した記録媒体情報表示画面の一例を示す図である。
【図11】記録媒体におけるIDの表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る電子機器1は、記録媒体挿入部2と、通信部3と、容量残量記憶部4と、容量残量合算部5と、単位消費容量記憶部6と、表示単位変換部7と、記録媒体判別部8と、画面表示部9と、メッセージ送出部10と、操作入力部11と、制御部12と、ROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14とを備える。
【0013】
記録媒体挿入部2は、差込口(図示せず)を有し、この差込口から記録媒体21を挿入可能に構成されている。記録媒体挿入部2は、異なる複数種類の記録媒体を挿入可能に構成されている。記録媒体挿入部2には1つの記録媒体のみが挿入でき、複数の記録媒体が選択的に挿入される。
【0014】
記録媒体21は、電子機器1における記録対象のデータを記憶するデータ記憶部22と、記録媒体固有のIDを保持するID記憶部23と、記録媒体21の容量および残量を記憶する容量残量記憶部24と、電子機器1と各種データの送受信を行う通信部25と、記録媒体21の各部を制御する制御部26とを備える。
【0015】
通信部3は、記録媒体21の通信部25を介して、データ記憶部22に記憶させるデータの送信、データ記憶部22に記憶されたデータの読み出し、ID記憶部23に記憶されたIDの読み出し、容量残量記憶部24に記憶された容量および残量の読み出しを行う。
【0016】
容量残量記憶部4は、記録媒体21のID記憶部23から読み取ったIDと、記録媒体21の容量残量記憶部24から読み取った容量と残量と、後述する記録媒体判別部8から読み取った記録媒体21の種類情報とを対応付けて記憶する。
【0017】
容量残量合算部5は、記録媒体挿入部2に挿入されて使用中の記録媒体21の容量と、容量残量記憶部4に容量および残量が記憶された記録媒体である記憶済み記録媒体のうち使用中の記録媒体21以外の記憶済み記録媒体の容量との合計である合計容量を算出するとともに、使用中の記録媒体21の残量と、使用中の記録媒体21以外の記憶済み記録媒体の残量との合計である合計残量を算出する。
【0018】
また、容量残量合算部5は、使用中の記録媒体21の容量と、使用中の記録媒体21以外の記憶済み記録媒体の容量とを、記録媒体の種類別に合計した種類別合計容量を算出するとともに、使用中の記録媒体21の残量と、使用中の記録媒体21以外の記憶済み記録媒体の残量とを、記録媒体の種類別に合計した種類別合計残量を算出する。
【0019】
単位消費容量記憶部6は、電子機器1における記録動作で記録単位あたりに消費される記録媒体の記憶容量である単位消費容量を記憶する。例えば、動画データにおける記録ビットレートや、静止画データにおける1枚あたりに消費される記憶容量などを単位消費容量として記憶している。
【0020】
表示単位変換部7は、単位消費容量記憶部6に記憶されている単位消費容量に基づいて、容量や残量の情報を、画面表示部9に表示する際に用いる各種の表示単位における量の情報に変換する。例えば、動画データ等の時間軸を有するデータの場合、表示単位変換部7は、単位消費容量記憶部6に記憶されている記録ビットレートを用いて、容量や残量の情報を、それにより記録可能な時間を示す情報に変換する。また、例えば、静止画データの場合では、表示単位変換部7は、単位消費容量記憶部6に記憶されている静止画データにおける1枚あたりに消費される記憶容量を用いて、容量や残量の情報を、それにより記録可能な静止画の枚数や、記録可能な回数やファイル数等の、静止画データの数を示す情報に変換する。
【0021】
記録媒体判別部8は、通信部3より得られる通信情報から、記録媒体挿入部2における記録媒体21の有無の判断を行うとともに、記録媒体挿入部2に挿入されている記録媒体21の種類の判別を行う。通信情報には、記録媒体21を物理的に検出した結果に基づく記録媒体の種類を示す情報が含まれている。なお、記録媒体21が記録媒体の種類情報を保持している場合は、記録媒体判別部8は、記録媒体21から取得した種類情報により、記録媒体21の種類の判別を行うようにしてもよい。
【0022】
画面表示部9は、使用中の記録媒体21やそれ以外の記憶済み記録媒体の残量、容量等の情報、および各種のメッセージ等を表示する。
【0023】
メッセージ送出部10は、ユーザに対する各種のメッセージを画面表示部9に送出し、これを表示させる。
【0024】
操作入力部11は、ユーザが電子機器1を操作するための入力を行う部分であり、ユーザ操作に基づく操作信号を制御部12に出力する。
【0025】
制御部12は、プログラムに応じた処理を行うことによって、電子機器1全体の動作を制御する。制御部12による制御内容としては、通信部3の制御、残量等の容量残量記憶部4への記憶、容量残量合算部5の制御、単位消費容量記憶部6からの単位消費容量の読み出し、表示単位変換部7の制御、記録媒体判別部8からの種類情報の読み取り、画面表示部9の表示制御、メッセージ送出部10の制御、操作入力部11からの入力に応じた動作の実行、各種の演算処理等が挙げられる。
【0026】
また、制御部12は、通信部3を制御することにより、記録媒体21の通信部25を介してID記憶部23から記録媒体21のIDを読み取るID読み取り部として機能する。
【0027】
また、制御部12は、通信部3を制御することにより、記録媒体21の通信部25を介して容量残量記憶部24から記録媒体21の容量および残量を読み取る容量残量読み取り部として機能する。
【0028】
また、制御部12は、使用中の記録媒体21やそれ以外の記憶済み記録媒体の残量、容量等の情報を画面表示部9に表示するよう制御する表示制御部として機能する。
【0029】
また、制御部12は、容量残量記憶部4に容量および残量が記憶されていない新たな記録媒体が電子機器1に挿入され、この新たな記録媒体の容量および残量を容量残量記憶部4に記憶する指示信号が入力された場合に、新たな記録媒体の容量および残量を、当該記録媒体のIDと対応付けて容量残量記憶部4に記憶させる記憶制御部として機能する。
【0030】
また、制御部12は、容量残量記憶部4から、ユーザ操作により指示された記録媒体のID、当該IDに対応づけられた容量、残量および種類情報を消去する消去制御部として機能する。
【0031】
ROM13は、制御部12の動作のためのプログラム等を格納する。RAM14は、一時的なデータの保存や演算時における制御部12のワーク領域として使用される。
【0032】
次に、電子機器1の動作について説明する。
【0033】
図2、図3は、電子機器1の動作を示すフローチャートである。電子機器1の記録媒体挿入部2に記録媒体21が挿入されると、まず、図2のステップS10において、制御部12は、通信部3を制御することにより、記録媒体21の通信部25を介してID記憶部23から記録媒体21のIDを読み取る。なお、記録媒体のIDとしては、例えば記録媒体固有のシリアルナンバーの一部を所定の計算式により個々の記録媒体を識別するような数字列に変換したものを用いてもよい。
【0034】
次いで、ステップS20において、記録媒体判別部8は、通信部3より得られる通信情報から、記録媒体挿入部2に挿入された使用中の記録媒体21の種類の判別を行い、その結果を示す種類情報を制御部12に出力する。
【0035】
次いで、ステップS30において、制御部12は、通信部3を制御することにより、記録媒体21の通信部25を介して容量残量記憶部24から記録媒体21の容量と残量とを読み取る。ステップS40において、制御部12は、記録媒体21の容量と残量との比率を算出する。
【0036】
次いで、ステップS50において、制御部12は、容量残量記憶部4に容量と残量とが、IDおよび種類情報と対応付けて記憶されているすべての記憶済み記録媒体のIDを読み出す。
【0037】
次いで、ステップS60において、制御部12は、ステップS10で取得した記録媒体21のIDと、ステップS50で読み出したすべてのIDとを比較して、挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されているか否かを判断する。記憶されている場合(ステップS60:YES)、ステップS70に進み、記憶されていない場合(ステップS60:NO)、ステップS140に進む。
【0038】
ステップS70では、制御部12は、挿入された記録媒体21を除くすべての記憶済み記録媒体の種類情報と容量と残量とを容量残量記憶部4から読み出す。次いで、ステップS80において、制御部12は、挿入された記録媒体21を除くすべての記憶済み記録媒体の種類別の容量の合計を容量残量合算部5に算出させる。
【0039】
次いで、ステップS90において、制御部12は、挿入された記録媒体21を除くすべての記憶済み記録媒体の容量の合計を容量残量合算部5に算出させる。
【0040】
次いで、ステップS100において、制御部12は、ステップS80で算出した結果と、ステップS20で判別した記録媒体21の種類情報と、ステップS30で読み出した記録媒体21の容量とに基づいて、挿入された記録媒体21とその他の記憶済み記録媒体の種類別の容量の合計である種類別合計容量を容量残量合算部5に算出させる。
【0041】
次いで、ステップS110において、制御部12は、ステップS90で算出した結果と、ステップS30で読み出した記録媒体21の容量とを加算した合計容量を容量残量合算部5に算出させる。
【0042】
次いで、ステップS120において、制御部12は、挿入された記録媒体21を除くすべての記憶済み記録媒体の種類別の残量の合計を容量残量合算部5に算出させる。次いで、ステップS130において、制御部12は、挿入された記録媒体21を除くすべての記憶済み記録媒体の残量の合計を容量残量合算部5に算出させる。その後、図3のステップS310に進む。
【0043】
図2において、挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されていない場合(ステップS60:NO)、ステップS140において、制御部12は、すべての記憶済み記録媒体の種類情報と容量と残量とを容量残量記憶部4から読み出す。
【0044】
次いで、ステップS150において、制御部12は、すべての記憶済み記録媒体の種類別の容量の合計を容量残量合算部5に算出させ、ステップS160において、制御部12は、すべての記憶済み記録媒体の容量の合計を容量残量合算部5に算出させる。
【0045】
次いで、ステップS170において、制御部12は、ステップS150で算出した結果と、ステップS20で判別した記録媒体21の種類情報と、ステップS30で読み出した記録媒体21の容量とに基づいて、挿入された記録媒体21とすべての記憶済み記録媒体との種類別の容量の合計である種類別合計容量を容量残量合算部5に算出させる。
【0046】
次いで、ステップS180において、制御部12は、ステップS160で算出した結果と、ステップS30で読み出した記録媒体21の容量とを加算した合計容量を容量残量合算部5に算出させる。
【0047】
次いで、ステップS190において、制御部12は、すべての記憶済み記録媒体の種類別の残量の合計を容量残量合算部5に算出させ、ステップS200において、制御部12は、すべての記憶済み記録媒体の残量の合計を容量残量合算部5に算出させる。
【0048】
次いで、ステップS210において、制御部12は、ステップS190で算出した結果と、ステップS20で判別した記録媒体21の種類情報と、ステップS30で読み出した記録媒体21の残量とに基づいて、挿入された記録媒体21とすべての記憶済み記録媒体との種類別の残量の合計である種類別合計残量を容量残量合算部5に算出させる。
【0049】
次いで、ステップS220において、制御部12は、ステップS200で算出した結果と、ステップS30で読み出した記録媒体21の残量とを加算した合計残量を容量残量合算部5に算出させる。
【0050】
次いで、図3のステップS230において、制御部12は、ステップS170で算出した種類別合計容量と、ステップS210で算出した種類別合計残量との比率を算出する。次いで、ステップS240において、制御部12は、ステップS180で算出した合計容量と、ステップS220で算出した合計残量との比率を算出する。
【0051】
次いで、ステップS250において、制御部12は、上記の記録媒体21の容量および残量、記憶済み記録媒体の容量および残量、種類別合計容量、種類別合計残量、合計容量、合計残量等を、必要に応じて、単位消費容量記憶部6に記憶されている単位消費容量に基づいて、画面表示部9に表示する際に用いる表示単位における量の情報に変換するよう表示単位変換部7を制御する。
【0052】
例えば、表示単位変換部7は、上記の容量や残量に関する各種情報を、動画データを記録可能な時間を示す情報に変換する。画面表示部9に表示する際の表示単位は、ユーザが操作入力部11を操作することにより選択可能となっている。制御部12は、ユーザ操作により選択された表示単位の情報に変換するよう表示単位変換部7を制御する。
【0053】
次いで、ステップS260において、制御部12は、表示単位変換後の、上記の容量や残量に関する各種情報等を画面表示部9に表示させる。ここでの表示形態は、後述の残量表示処理で説明する表示形態と同様である。
【0054】
次いで、ステップS270において、制御部12は、現在記録媒体挿入部2に挿入されている使用中の記録媒体21の容量および残量を容量残量記憶部4に記憶するか否かをユーザに選択させるためのメッセージをメッセージ送出部10から送出させ、画面表示部9に表示させる。メッセージの表示例については後述する。
【0055】
ここで、メッセージを表示する理由について説明する。ユーザは、記録媒体が電子機器1の記録媒体挿入部2に挿入されるまでは、その記録媒体の残量の状況を知ることはできない。挿入した記録媒体の残量がほとんどないこともあり得る。残量が少ない記録媒体を記憶しても僅かしか使用できないので、残量が少ない記録媒体の残量および容量は記憶しない方が好ましい場合がある。そこで、「記憶しない」という選択肢が必要となる。なお、上述のステップS260で行う表示は、ユーザが記録媒体の残量および容量を記憶するか否かの判断にあたり、現在の残量の状況をユーザに認知させることを目的としている。
【0056】
ステップS280では、制御部12は、ステップS270のメッセージに対する操作入力が操作入力部11に対して行われたか否かを判断する。操作入力が行われた場合(ステップS280:YES)、ステップS290に進み、操作入力が行われなかった場合(ステップS280:NO)、ステップS280に戻り、操作入力が行われるまで待機する。
【0057】
ステップS290では、制御部12は、操作入力部11からの操作信号に基づき、「記憶する」が選択されたか否かを判断する。「記憶する」が選択された場合(ステップS290:YES)、ステップS300に進み、「記憶しない」が選択された場合(ステップS290:NO)、ステップS310に進む。
【0058】
ステップS300では、制御部12は、挿入された記録媒体21の容量、残量、ID、および種類情報を対応付けて容量残量記憶部4に書き込む。そして、ステップS310において、制御部12は、後述の容量残量表示処理を行う。
【0059】
このステップS310における容量残量表示処理について説明する。図4は、容量残量表示処理の手順を示すフローチャートである。
【0060】
まず、ステップS410において、制御部12は、現在記録媒体挿入部2に挿入されている記録媒体21に対して、データの記録処理または消去処理が行われたか否かを判断する。記録処理または消去処理が行われた場合(ステップS410:YES)、ステップS420に進み、記録処理も消去処理も行われなかった場合(ステップS410:NO)、ステップS410に戻り、記録処理または消去処理が行われるまで待機する。
【0061】
記録処理または消去処理が行われると、記録媒体21の残量は変化するため、ステップS420において、制御部12は、記録または消去したデータ量と、記録媒体21の容量残量記憶部24に記憶されている残量とから、記録処理または消去処理後の記録媒体21の残量を算出する。
【0062】
次いで、ステップS430において、制御部12は、ステップS420で算出した残量を示す情報を通信部3を介して記録媒体21に送信する。そして、記録媒体21の制御部26は、通信部25を介して電子機器1の制御部12からの残量を示す情報を受信し、この情報に基づいて容量残量記憶部24に記憶されている残量の更新(上書き)を行う。
【0063】
次いで、ステップS440において、制御部12は、図2のステップS30で読み出した記録媒体21の容量と、ステップS420で算出した記録媒体21の残量との比率を算出する。
【0064】
次いで、ステップS450において、制御部12は、挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されているか否かを判断する。記憶されている場合(ステップS450:YES)、ステップS460に進み、記憶されていない場合(ステップS450:NO)、ステップS470に進む。
【0065】
次いで、ステップS460において、制御部12は、容量残量記憶部4に記録されている残量を、ステップS420で算出した残量に更新(上書き)する処理を行う。
【0066】
次いで、ステップS470において、制御部12は、種類別合計残量を容量残量合算部5に算出させる。ここで、挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されている場合(ステップS450:YES)には、制御部12は、ステップS20で判別した記録媒体21の種類情報と、ステップS420で算出した記録媒体21の残量と、ステップS120で算出した挿入された記録媒体21を除くすべての記憶済み記録媒体の種類別の残量の合計とに基づいて、挿入された記録媒体21とその他の記憶済み記録媒体の種類別の残量の合計である種類別合計残量を容量残量合算部5に算出させる。
【0067】
挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されていない場合(ステップS450:NO)には、制御部12は、ステップS20で判別した記録媒体21の種類情報と、ステップS420で算出した記録媒体21の残量と、ステップS190で算出したすべての記憶済み記録媒体の種類別の残量の合計とに基づいて、挿入された記録媒体21とすべての記憶済み記録媒体との種類別の残量の合計である種類別合計残量を容量残量合算部5に算出させる。
【0068】
次いで、ステップS480において、制御部12は、合計残量を容量残量合算部5に算出させる。ここで、挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されている場合(ステップS450:YES)には、制御部12は、ステップS420で算出した記録媒体21の残量と、ステップS130で算出した記録媒体21を除くすべての記憶済み記録媒体の残量の合計とに基づいて、挿入された記録媒体21とその他の記憶済み記録媒体の残量の合計である合計残量を容量残量合算部5に算出させる。
【0069】
挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されていない場合(ステップS450:YES)には、制御部12は、ステップS420で算出した記録媒体21の残量と、ステップS200で算出したすべての記憶済み記録媒体の残量の合計とに基づいて、挿入された記録媒体21とすべての記憶済み記録媒体との残量の合計である合計残量を容量残量合算部5に算出させる。
【0070】
次いで、ステップS490において、制御部12は、種類別合計容量と種類別合計残量との比率を算出する。ここで、挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されている場合(ステップS450:YES)には、制御部12は、ステップS100で算出した種類別合計容量と、ステップS470で算出した記録媒体21とその他の記憶済み記録媒体の種類別合計残量との比率を種類ごとに算出する。
【0071】
挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されていない場合(ステップS450:YES)には、制御部12は、ステップS170で算出した種類別合計容量と、ステップS470で算出した挿入された記録媒体21およびすべての記憶済み記録媒体の種類別合計残量との比率を種類ごとに算出する。
【0072】
次いで、ステップS500において、制御部12は、合計容量と合計残量との比率を算出する。ここで、挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されている場合(ステップS450:YES)には、制御部12は、ステップS110で算出した合計容量と、ステップS480で算出した記録媒体21とその他の記憶済み記録媒体の合計残量との比率を算出する。
【0073】
挿入された記録媒体21の容量および残量が容量残量記憶部4に記憶されていない場合(ステップS450:YES)には、制御部12は、ステップS180で算出した合計容量と、ステップS480で算出した記録媒体21およびすべての記憶済み記録媒体の合計残量との比率を算出する。
【0074】
次いで、ステップS510において、制御部12は、前述のステップS250と同様に、ステップS410の記録処理または消去処理後の、挿入された記録媒体21の容量および残量、記憶済み記録媒体の容量および残量、種類別合計容量、種類別合計残量、合計容量、合計残量等を、必要に応じて、単位消費容量記憶部6に記憶されている単位消費容量に基づいて、画面表示部9に表示する際に用いる表示単位における量の情報に変換するよう表示単位変換部7を制御する。
【0075】
次いで、ステップS520において、制御部12は、表示単位変換後の、上記の容量や残量に関する各種情報等を画面表示部9に表示させる。その後、ステップS410に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0076】
次に、画面表示部9における画面表示例について説明する。
【0077】
図5は、本実施の形態において画面表示部9に表示される記録媒体情報表示画面の一例を示す図であり、メモリカードとHDD(Hard Disk Drive)との2種類の記録媒体の容量や残量に関する各種情報を表示する例を示す。
【0078】
図5に示すように、記録媒体情報表示画面30には、記録媒体の種類ごとに各記録媒体の容量、残量等を表示する容量残量情報表示部31,32と、各記録媒体の合計容量、合計残量、および合計残量の合計容量に対する比率を表示する合計容量残量情報表示部33とが表示される。図5の記録媒体情報表示画面30においては、容量、残量に関する情報を、それらのデータ量の単位(GB)を表示単位として表示している。
【0079】
容量残量情報表示部31,32は、それぞれに対応する記録媒体の種類を表示する種類表示部311,321と、各記録媒体のIDを表示するID表示部312,322と、各記録媒体の残量および種類別合計残量を表示する残量情報表示部313,323と、各記録媒体の容量および種類別合計容量を表示する容量情報表示部314,324と、各記録媒体の容量に対する残量の比率、および種類別合計容量に対する種類別合計残量の比率を表示する比率表示部315,325とを含んでいる。
【0080】
容量残量情報表示部31,32においては、個々の記録媒体ごとのID、残量、容量、および容量に対する残量の比率が対応するように、それぞれの数値が記録媒体ごとに縦に並んで表示される。また、種類別合計残量、種類別合計容量、および種類別合計容量に対する種類別合計残量の比率が、容量残量情報表示部31,32の図示右端の列に表示される。
【0081】
記録媒体情報表示画面30において、現在記録媒体挿入部2に挿入されている使用中の記録媒体についてのID、残量等の各種情報は、他の記憶済み記録媒体についての各種情報とは異なる表示形態で表示される。図5の例では、使用中の記録媒体であるIDM02のメモリカードについての各種情報が、他の記録媒体の各種情報とは異なり、斜体で表示されている。
【0082】
このような記録媒体情報表示画面30により、記録媒体挿入部2に挿入された使用中の記録媒体、および非使用中の記憶済み記録媒体のID、残量、容量、残量の容量に対する比率について、ユーザは瞬時に把握することができる。
【0083】
また、使用中の記録媒体と非使用中の記憶済み記録媒体とを合わせた合計残量、合計容量、合計容量に対する合計残量の比率、種類別合計残量、種類別合計容量、および種類別合計容量に対する種類別合計残量の比率も一目で把握することができる。
【0084】
さらに、使用中の記録媒体についての各種情報を、他の記憶済み記録媒体についての各種情報とは異なる表示形態で表示することで、ユーザは、どの記録媒体が使用中であるかを瞬時に把握することができる。
【0085】
図6は、本実施の形態における記録媒体情報表示画面の他の例を示す図である。なお、図6において、図5と重複する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0086】
図6に示す記録媒体情報表示画面30Aは、図5に示した記録媒体情報表示画面30に対し、容量残量情報表示部31,32、合計容量残量情報表示部33を、容量残量情報表示部31A,32A、合計容量残量情報表示部33Aにそれぞれ置き換えたものである。
【0087】
容量残量情報表示部31A,32Aは、図5の容量残量情報表示部31,32に対し、残量情報表示部313,323、容量情報表示部314,324を、残量情報表示部313A,323A、容量情報表示部314A,324Aにそれぞれ置き換えたものであり、残量情報表示部313A,323A、容量情報表示部314A,324A、合計容量残量情報表示部33Aは、残量情報表示部313,323、容量情報表示部314,324、合計容量残量情報表示部33に対し、容量、残量に関する情報の表示単位を、容量、残量により時間軸を有するデータを記録可能な時間の単位(時間(h)、分(m))に変更したものである。
【0088】
図5に示した記録媒体情報表示画面30のように、容量、残量に関する情報をデータ量の単位(GB)で表示しても、ユーザが直感的に理解できない場合がある。
【0089】
例えば、撮影装置における動画撮影において、残量をGB単位で表示されても、ユーザは現在の残量でどれくらいの時間だけ撮影できるのかを理解しにくい。このような場合、ユーザが必要とする記録媒体の容量や残量に関する情報は、撮影した動画の記録可能時間に関する情報である。
【0090】
前述のように、ユーザは、操作入力部11を操作することにより、画面表示部9に表示する際の表示単位を選択設定することができる。容量、残量に関する情報の表示単位を時間の単位で表示するように設定された場合、前述した図4のフローチャートで説明した容量残量表示処理のステップS510において、制御部12は、単位時間あたりの消費容量を単位消費容量記憶部6から読み出し、各記録媒体の容量および残量、種類別合計容量、種類別合計残量、合計容量、合計残量等におけるデータ量を単位時間あたりの消費容量で除算することによって記録可能な時間を表示単位変換部7に算出させる。
【0091】
このように容量、残量に関する情報を時間の単位に変換して記録媒体情報表示画面30Aで表示することにより、ユーザは、使用中の記録媒体および非使用中の記憶済み記録媒体の容量、残量に関する各種情報を、動画データ等の時間軸を有するデータの記録可能な時間の情報として瞬時に把握することができる。
【0092】
図7は、本実施の形態における記録媒体情報表示画面のさらに他の例を示す図である。なお、図7において、図5と重複する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0093】
図7に示す記録媒体情報表示画面30Bは、図5に示した記録媒体情報表示画面30に対し、容量残量情報表示部31,32、合計容量残量情報表示部33を、容量残量情報表示部31B,32B、合計容量残量情報表示部33Bにそれぞれ置き換えたものである。
【0094】
容量残量情報表示部31B,32Bは、図5の容量残量情報表示部31,32に対し、残量情報表示部313,323、容量情報表示部314,324を、残量情報表示部313B,323B、容量情報表示部314B,324Bにそれぞれ置き換えたものであり、残量情報表示部313B,323B、容量情報表示部314B,324B、合計容量残量情報表示部33Bは、残量情報表示部313,323、容量情報表示部314,324、合計容量残量情報表示部33に対し、容量、残量に関する情報の表示単位を、容量、残量により所定のデータを記録可能な数に関する単位に変更したものである。
【0095】
図5に示した記録媒体情報表示画面30のように、容量、残量に関する情報をデータ量の単位(GB)で表示しても、例えば、撮影装置における静止画撮影の場合、ユーザは現在の残量であと何枚の静止画を記録媒体に記録できるのかを理解しにくい。このような場合、ユーザが必要とする記録媒体の容量や残量に関する情報は、撮影した静止画データの記録可能な枚数に関する情報である。
【0096】
画面表示部9に表示する際の容量、残量に関する情報の表示単位を静止画データを記録可能な枚数に関する単位で表示するように設定された場合、前述した図4のフローチャートで説明した容量残量表示処理のステップS510において、制御部12は、静止画1枚あたりの消費容量を単位消費容量記憶部6から読み出し、各記録媒体の容量および残量、種類別合計容量、種類別合計残量、合計容量、合計残量等におけるデータ量を静止画1枚あたりの消費容量で除算することによって記録可能な静止画の枚数を表示単位変換部7に算出させる。
【0097】
このように容量、残量に関する情報を枚数の単位に変換して記録媒体情報表示画面30Bで表示することにより、ユーザは、使用中の記録媒体および非使用中の記憶済み記録媒体の容量、残量に関する各種情報を、静止画データ等のデータの記録可能な数に関する情報として瞬時に把握することができる。
【0098】
なお、記録媒体情報表示画面30Bにおいて表示するデータを記録可能な数に関する単位として、上記の記録可能な枚数のかわりに、記録可能な回数、記録可能なファイル数等を表示するようにしてもよい。
【0099】
上述の図5〜図7には、記録媒体挿入部2に複数種類の記録媒体が挿入可能な電子機器1における記録媒体情報表示画面30,30A,30Bを示したが、記録媒体挿入部2の差込口には、1種類の記録媒体のみが挿入可能な構成であってもよい。
【0100】
この場合、記録媒体情報表示画面30,30A,30Bにおいて、容量残量情報表示部32,32A,32B、および合計容量残量情報表示部33,33A,33Bが表示されない。さらに、容量残量情報表示部31,31A,31Bにおいて、種類表示部311を省略してもよい。
【0101】
また、上述の図5〜図7には、1つの記録媒体のみが挿入できる記録媒体挿入部2に、複数の記録媒体が選択的に挿入される電子機器1における記録媒体情報表示画面30,30A,30Bを示したが、電子機器1が記録媒体挿入部2を複数有し、複数の記録媒体挿入部2のそれぞれに記録媒体が同時に挿入可能な構成であってもよい。この場合、複数の記録媒体挿入部2に挿入されるそれぞれの記録媒体に対し、前述した図2〜図4のフローチャートの処理が実行される。
【0102】
図8は、複数の記録媒体が同時に挿入可能な電子機器1における記録媒体情報表示画面の例を示す図である。なお、図8において、図6と重複する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0103】
図5〜図7に示した記録媒体情報表示画面30,30A,30Bは、電子機器1に挿入可能な記録媒体が1つのみの場合の例であるので、挿入されている記録媒体が、そのまま使用中の記録媒体であり、その記録媒体についての各種情報を斜体表示して他の記録媒体と区別した。しかし、電子機器1に複数の記録媒体を同時に挿入可能な場合、非使用中の記憶済み記録媒体も電子機器1に挿入されている場合があるため、挿入されている記録媒体だけでなく、使用中の記録媒体を区別するための表示が必要となる。
【0104】
図8に示す記録媒体情報表示画面30Cは、図6に示す記録媒体情報表示画面30Aに対し、IDH03のHDDのID、容量、残量および比率の表示を斜体表示とするとともに、その表示部分を囲む表示枠34を追加したものである。
【0105】
記録媒体情報表示画面30Cは、各種情報が斜体表示されているIDM02のメモリカードとIDH03のHDDとが、現在記録媒体挿入部2に挿入されており、表示枠34で囲まれたIDH03のHDDが、使用中の記録媒体であることを示す。使用中の記録媒体は、ユーザ操作により選択される。なお、斜体表示された2つの記録媒体のうち、直近に挿入された記録媒体がどちらであるか区別するために、直近に挿入された方の記録媒体の各種情報を、点滅表示する等してもよい。
【0106】
また、図8に示す記録媒体情報表示画面30Cは、図6の記録媒体情報表示画面30Aと同様に、容量、残量に関する情報の表示単位を時間の単位で表示した例を示しているが、図5、図7の記録媒体情報表示画面30,30Bと同様の表示単位で表示してもよい。
【0107】
以上説明した記録媒体情報表示画面30,30A〜30Cにおいて、挿入されている記録媒体の各種情報を、その他の記録媒体の各種情報とを区別するために斜体で表示したが、これに限定されるものではなく、色、模様、光沢、質感などをかえて表示することによって区別してもよい。
【0108】
また、図8に示す記録媒体情報表示画面30Cにおいて、使用中の記録媒体の各種情報を表示枠34で囲むことによりその他の記録媒体の各種情報と区別したが、これに限定されるものではなく、色、模様、光沢、質感などをかえて表示することによって区別してもよい。
【0109】
また、各記録媒体の各種情報の表示位置、表示順序、表示形態等は、記録媒体情報表示画面30,30A〜30Cの例で示したものに限定されるものではない。
【0110】
例えば、記録媒体情報表示画面30,30A〜30Cにおいては、容量、残量に関する情報を、容量、残量等を直接的に表す数字および文字を含む数字文字列で表示したが、この数字文字列のかわりに、または数字文字列とともに、容量、残量等を円グラフ等で示す図形を表示してもよい。使用中の記録媒体21の残量を示す第1の残量情報、使用中の記録媒体21の容量を示す第1の容量情報、容量残量記憶部4に残量を記憶させた使用中の記録媒体以外の非使用中の記録媒体の残量を示す第2の残量情報、および非使用中の記録媒体の容量を示す第2の容量情報を表示するものであればよい。
【0111】
また、図5の容量残量情報表示部31における容量情報表示部314および比率表示部315の少なくとも一方を省略してもよい。容量残量情報表示部32、図6の容量残量情報表示部31A,32A、図7の容量残量情報表示部31B,32Bについても同様である。
【0112】
また、残量のかわりに、容量から残量を差し引いた使用済み量を用いて表示を行うようにしてもよい。この場合、制御部12は、前述した図2〜図4のフローチャートにおける残量を使用済み量に置き換えた処理を行い、記録媒体挿入部2に挿入された記録媒体21の使用済み量を容量残量記憶部4にIDと対応付けて記憶し、合計残量のかわりに合計記憶済み量を算出し、種類別合計残量のかわりに種類別合計記憶済み量を算出する。そして、制御部12は、挿入された記録媒体21の容量および使用済み量、記憶済み記録媒体の容量および使用済み量、種類別合計容量、種類別合計使用済み量、合計容量、合計使用済み量等を画面表示部9に表示させる。
【0113】
この場合に表示される画面は、例えば図5の記録媒体情報表示画面30において、残量情報表示部313,323における各記録媒体の残量および種類別合計残量にかえて、各記録媒体の使用済み量および種類別合計使用済み量を表示する。また、比率表示部315,325における各記録媒体の容量に対する残量の比率、および種類別合計容量に対する種類別合計残量の比率にかえて、各記録媒体の容量に対する使用済み量の比率、および種類別合計容量に対する種類別合計使用済み量の比率を表示する。また、合計容量残量情報表示部33における合計残量、および合計残量の合計容量に対する比率にかえて、合計使用済み量、および合計使用済み量の合計容量に対する比率を表示する。このように、使用中の記録媒体の容量および使用済み量を示す第1の使用量情報と、非使用中の記録媒体の容量および使用済み量を示す第2の使用量情報とを表示する。なお、この場合も、図5、図7の記録媒体情報表示画面30,30Bと同様の表示単位で表示してもよい。
【0114】
次に、メッセージの表示例について説明する。
【0115】
図9は、電子機器1に挿入されている記録媒体21の容量および残量を容量残量記憶部4に記憶するか否かをユーザに選択させるためのメッセージを表示した記録媒体情報表示画面の一例を示す図である。なお、図9において、図6と重複する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0116】
前述した図3のステップS270で説明したように、挿入された記録媒体の残量が少ない場合は、この記録媒体の残量を記憶しないという選択肢が必要となる。よって、挿入された記録媒体の残量を容量残量記憶部4に記憶するか否かをユーザに選択させるためのメッセージを画面表示部9に表示する必要がある。
【0117】
図9に示す記録媒体情報表示画面30Dは、図6に示した記録媒体情報表示画面30Aに対し、記憶するか否かを選択する記録媒体の容量および残量がどの記録媒体のものであるかを明確にするための表示枠40と、挿入された記録媒体の容量および残量を容量残量記憶部4に記憶するか否かをユーザに選択させるためのメッセージボックス41とを追加して表示したものである。メッセージボックス41には、記憶することを指示するための「記憶する」ボタン42と、記憶しないことを指示するための「記憶しない」ボタン43とが表示される。
【0118】
ユーザは、操作入力部11の操作により、「記憶する」ボタン42または「記憶しない」ボタン43を選択するための選択枠44を記録媒体情報表示画面30D上で所望の位置に移動させ、決定するための操作を行うことにより、選択肢に応じた動作を電子機器1に行わせることができる。
【0119】
次に、容量残量記憶部4に記憶されている記録媒体の容量および残量の消去について説明する。
【0120】
ユーザは、電子機器1の使用状況に応じて持ち歩く記録媒体を決定するものであり、この場合、持ち歩かない記録媒体の容量および残量を容量残量記憶部4から削除する必要がある。また、残量がすでになくなってしまった記録媒体の容量および残量についても同様である。
【0121】
図10は、容量残量記憶部4に記憶されている記録媒体の容量および残量を消去するためのメッセージを表示した記録媒体情報表示画面の一例を示す図である。なお、図10において、図6と重複する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0122】
図10に示す記録媒体情報表示画面30Eは、図6に示した記録媒体情報表示画面30Aに対し、容量および残量を消去する記録媒体を選択するための選択枠45と、選択された記録媒体の容量および残量を容量残量記憶部4から消去するか否かをユーザに選択させるためのメッセージボックス46とを追加して表示したものである。メッセージボックス46には、消去することを指示するための「消去する」ボタン47と、消去しないことを指示するための「消去しない」ボタン48とが表示される。
【0123】
ユーザは、操作入力部11の操作により、選択枠45と、「消去する」ボタン47または「消去しない」ボタン48を選択するための選択枠49とを記録媒体情報表示画面30E上で所望の位置に移動させ、決定するための操作を行う。
【0124】
ユーザ操作により1つの記録媒体が選択され、「消去する」ボタン47が選択されると、制御部12は、選択された記録媒体の容量、残量、ID、および種類情報を容量残量記憶部4から消去するとともに、選択された記録媒体に対応する各種情報を記録媒体情報表示画面30Eから削除するように画面表示部9を制御する。
【0125】
なお、残量のかわりに使用済み量を用いる場合でも上記と同様に消去処理を行うことができる。
【0126】
次に、記録媒体におけるIDの表示例について説明する。
【0127】
上記で説明したように、各記録媒体の容量や残量の表示に対応してそれぞれのIDが画面表示部9に表示される。ユーザは表示された記録媒体の容量や残量とIDとにより、次に使用する記録媒体を選択することができる。この場合、記録媒体自体にIDが視認可能な表示が必要になる。
【0128】
図11は、記録媒体におけるIDの表示例を示す図である。図11に示すように、記録媒体21の表面には、その記録媒体21のIDを印刷したラベル27が設けられている。ラベル27においてIDは、画面表示部9に容量や残量と対応付けられて表示されるIDと同一の形態で表示される。
【0129】
上記説明のように、本実施の形態によれば、電子機器1に挿入して使用した記録媒体の残量を容量残量記憶部4に記憶することで、現在使用中の記録媒体の残量に加えて、使用中でない記録媒体の残量も合算して画面表示部9に表示することができる。これにより、ユーザは、電子機器1で使用したすべての記録媒体の合計残量を容易に把握することができる。
【0130】
また、使用した記録媒体の使用済み量を容量残量記憶部4に記憶すれば、現在使用中の記録媒体の使用済み量に加えて、使用中でない記録媒体の使用済み量も合算して画面表示部9に表示することができる。これにより、ユーザは、電子機器1で使用したすべての記録媒体の合計使用済み量を容易に把握することができる。
【0131】
なお、本実施の形態では、記録媒体21が電子機器1の記録媒体挿入部2に物理的に挿入される構成で説明したが、電子機器1は、無線、光通信等の非接触の通信手段を用いて記録媒体21とのデータの送受信を行う構成としてもよい。
【0132】
また、本実施の形態では、電子機器1の記録媒体挿入部2に挿入可能な記録媒体の種類が2種類の例を示したが、3種類以上でもよい。
【符号の説明】
【0133】
1 電子機器
2 記録媒体挿入部
3 通信部
4 容量残量記憶部
5 容量残量合算部
6 単位消費容量記憶部
7 表示単位変換部
8 記録媒体判別部
9 画面表示部
10 メッセージ送出部
11 操作入力部
12 制御部
13 ROM
14 RAM
21 記録媒体
22 データ記憶部
23 ID記憶部
24 容量残量記憶部
25 通信部
26 制御部
30,30A〜30E 記録媒体情報表示画面
31,32,31A,31B,32A,32B 容量残量情報表示部
33,33A,33B 合計容量残量情報表示部
311,321 種類表示部
312,322 ID表示部
313,323,313A,323A,313B,323B 残量情報表示部
314,324,314A,324A,314B,324B 容量情報表示部
315,325 比率表示部
41,46 メッセージボックス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体にデータを記録可能な電子機器において、
前記電子機器に挿入された使用中の記録媒体から当該記録媒体のIDを読み取るID読み取り部と、
前記使用中の記録媒体から当該記録媒体の残量を読み取る残量読み取り部と、
前記電子機器に選択的に挿入した複数の記録媒体の残量を、それぞれのIDと対応付けて記憶する記憶部と、
画面表示部と、
前記使用中の記録媒体の残量を示す第1の残量情報と、前記記憶部に残量を記憶させた前記使用中の記録媒体以外の非使用中の記録媒体の残量を示す第2の残量情報とを前記画面表示部に表示するよう制御する表示制御部と
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記記憶部に残量が記憶されていない新たな記録媒体が前記電子機器に挿入された場合に、前記新たな記録媒体の残量を前記記憶部に記憶させるか否かをユーザに選択させるためのメッセージを前記画面表示部に表示させるメッセージ送出部と、
前記新たな記録媒体の残量を記憶する指示信号が入力された場合に、前記残量読み取り部により読み取られた前記新たな記録媒体の残量を、前記新たな記録媒体のIDと対応付けて前記記憶部に記憶させる記憶制御部と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記記憶部に残量が記憶された記録媒体から選択される1つの記録媒体の残量を消去する指示信号が入力された場合に、前記記憶部から、前記指示信号により指示された記録媒体のIDと残量とを消去する消去制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記第1および第2の残量情報に対応してそれぞれの記録媒体のIDを前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記第1の残量情報として前記使用中の記録媒体の残量を示す数字および文字を含む第1の数字文字列と、前記第2の残量情報として前記非使用中の記録媒体の残量を示す数字および文字を含む第2の数字文字列とを個別に前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記電子機器において記録単位あたりに消費される記録媒体の記憶容量である単位消費容量を記憶する単位消費容量記憶部と、
前記単位消費容量に基づいて、前記複数の記録媒体それぞれの残量により前記記録単位に応じた表示単位において記録可能な量を求める表示単位変換部とをさらに備え、
前記表示制御部は、前記第1の残量情報として前記使用中の記録媒体の残量による前記表示単位における記録可能量を示す数字および文字を含む第1の数字文字列と、前記第2の残量情報として前記非使用中の記録媒体の残量による前記表示単位における記録可能量を示す数字および文字を含む第2の数字文字列とを個別に前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記表示単位は、前記記録媒体に時間軸を有するデータを記録可能な時間の単位であり、
前記表示制御部は、前記第1の残量情報として前記使用中の記録媒体の残量による前記時間軸を有するデータの記録可能時間を示す前記第1の数字文字列と、前記第2の残量情報として前記非使用中の記録媒体の残量による前記時間軸を有するデータの記録可能時間を示す前記第2の数字文字列とを個別に前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記表示単位は、前記記録媒体に記録可能な所定のデータの数に関する単位であり、
前記表示制御部は、前記第1の残量情報として前記使用中の記録媒体の残量による前記所定のデータの記録可能数を示す前記第1の数字文字列と、前記第2の残量情報として前記非使用中の記録媒体の残量による前記所定のデータの記録可能数を示す前記第2の数字文字列とを個別に前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
【請求項9】
前記使用中の記録媒体から当該記録媒体の容量を読み取る容量読み取り部をさらに備え、
前記記憶部は、前記電子機器に選択的に挿入した前記複数の記録媒体の容量を、それぞれのIDと対応付けて記憶し、
前記表示制御部は、前記使用中の記録媒体の容量を示す第1の容量情報を前記第1の残量情報に対応して前記画面表示部に表示し、前記非使用中の記録媒体の容量を示す第2の容量情報を前記第2の残量情報に対応して前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項10】
前記表示制御部は、前記第1および第2の容量情報を、前記第1および第2の残量情報と同じ表示単位における量の情報を示す数字および文字を含む数字文字列で前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
【請求項11】
前記使用中の記録媒体の残量と前記非使用中の記録媒体の残量との合計である合計残量を算出するとともに、前記使用中の記録媒体の容量と前記非使用中の記録媒体の容量との合計である合計容量を算出する合算部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記合計残量を示す合計残量情報と、前記合計容量を示す合計容量情報とを対応して前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項9または10に記載の電子機器。
【請求項12】
前記表示制御部は、前記合計残量情報および前記合計容量情報を、前記第1および第2の残量情報と同じ表示単位における量の情報を示す数字および文字を含む数字文字列で前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
【請求項13】
前記表示制御部は、前記使用中の記録媒体の容量に対する残量の比率を前記第1の残量情報に対応して前記画面表示部に表示し、前記非使用中の記録媒体の容量に対する残量の比率を前記第2の残量情報に対応して前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項14】
前記表示制御部は、前記合計容量に対する前記合計残量の比率を前記合計残量情報および前記合計容量情報に対応して前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項15】
前記電子機器に挿入された使用中の記録媒体の種類を判別する記録媒体判別部をさらに備え、
前記記憶部は、前記電子機器に選択的に挿入した複数の記録媒体の種類を示す種類情報を、それぞれのIDと対応付けて記憶し、
前記表示制御部は、前記第1および第2の残量情報を記録媒体の種類別に前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項16】
前記表示制御部は、前記第1および第2の残量情報に対応してそれぞれの記録媒体の種類を前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項15に記載の電子機器。
【請求項17】
前記使用中の記録媒体および前記非使用中の記録媒体の種類別の残量の合計である種類別合計残量を算出するとともに、前記使用中の記録媒体および前記非使用中の記録媒体の種類別の容量の合計である種類別合計容量を算出する種類別合算部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記種類別合計残量を示す種類別合計残量情報と、前記種類別合計容量を示す種類別合計容量情報とを対応して前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項15または16に記載の電子機器。
【請求項18】
前記表示制御部は、前記種類別合計残量情報および前記種類別合計容量情報を、前記第1および第2の残量情報と同じ表示単位における量の情報を示す数字および文字を含む数字文字列で前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項17に記載の電子機器。
【請求項19】
前記表示制御部は、前記種類別合計残量に対する前記種類別合計容量の比率を前記種類別合計残量情報および前記種類別合計容量情報に対応して前記画面表示部に表示するよう制御することを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
【請求項20】
記録媒体にデータを記録可能な電子機器において、
前記電子機器に挿入された使用中の記録媒体から当該記録媒体のIDを読み取るID読み取り部と、
前記使用中の記録媒体から当該記録媒体の容量および残量を読み取る容量残量読み取り部と、
前記電子機器に選択的に挿入した複数の記録媒体の容量と、この容量から残量を差し引いた使用済み量とを、それぞれのIDと対応付けて記憶する記憶部と、
画面表示部と、
前記使用中の記録媒体の容量および使用済み量を示す第1の使用量情報と、前記記憶部に容量および使用済み量を記憶させた前記使用中の記録媒体以外の非使用中の記録媒体の容量および使用済み量を示す第2の使用量情報とを前記画面表示部に表示するよう制御する表示制御部と
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項21】
記録媒体にデータを記録可能な電子機器に挿入された使用中の記録媒体から当該記録媒体のIDを読み取り、
前記使用中の記録媒体から当該記録媒体の残量を読み取り、
前記電子機器に選択的に挿入した複数の記録媒体の残量を、それぞれのIDと対応付けて記憶部に記憶し、
前記使用中の記録媒体の残量を示す第1の残量情報と、前記記憶部に残量を記憶させた前記使用中の記録媒体以外の非使用中の記録媒体の残量を示す第2の残量情報とを画面表示部に表示する
ことを特徴とする記録媒体情報表示方法。
【請求項22】
記録媒体にデータを記録可能な電子機器に挿入された使用中の記録媒体から当該記録媒体のIDを読み取り、
前記使用中の記録媒体から当該記録媒体の容量および残量を読み取り、
前記電子機器に選択的に挿入した複数の記録媒体の容量と、この容量から残量を差し引いた使用済み量とを、それぞれのIDと対応付けて記憶部に記憶し、
前記使用中の記録媒体の容量および使用済み量を示す第1の使用量情報と、前記記憶部に容量および使用済み量を記憶させた前記使用中の記録媒体以外の非使用中の記録媒体の容量および使用済み量を示す第2の使用量情報とを画面表示部に表示する
ことを特徴とする記録媒体情報表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−282265(P2010−282265A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−132951(P2009−132951)
【出願日】平成21年6月2日(2009.6.2)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】