説明

電子機器のキーボタン照明構造

【課題】 大量生産を維持しつつ安価にユーザーの独自性を出せるキー照明を実現する。
【解決手段】電子機器のキーボタン照明構造において、前記電子機器101の筐体を形成し、結合、分離可能な2つのケース102、103と、光を透過する複数のキートップ108をシート状に形成しキートップを一方のケースの窓に嵌め込んで形成されるキーボタン104と、光を導光するシートに対し、前記シートの表面に光を透過するカラーペインティングを行い、前記シートを前記キーボタンに重ね、前記キーボタンのカラー照明を行うカラー導光シート111と、他方のケースに固定される基板106に搭載され、白色の発光を行い、一方のケースの結合時に前記カラー導光シートを導光する光の光源となる複数の発光ダイオード105とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はキーボタンを照明する電子機器のキーボタン照明構造に関する。特に、本発明は、ユーザーの独自性が出し易い電子機器のキーボタン照明構造に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話を含む電子機器は大量生産される。このような大量生産を行う背景から電子機器に対してユーザー独自のニーズに応えることが容易でない。
このため、例えば、昨今、サードパーティーによるペインティング、着せ替え筐体が流行しており、電子機器に対してユーザーの独自性を出しユーザーの好みに適合させている。
【0003】
照明関係では、例えば、RGBの複合色LED(発光ダイオード)を使用しIC(集積回路)で制御し、ユーザーの好みのキー照明を実現する方法がある。
さらに、照明関係では、例えば、青色LEDを使用し、ユーザーの好みのキー照明を実現する方法がある。
しかしながら、上記のキー照明の方法には、キー照明が高価となり、安価にユーザーの独自性を出せるキー照明を実現することができないという問題がある。
【0004】
このような問題と関連がある従来技術として以下のようなものがある。
従来、複数の面照明ボタン及び機能表示部の各々について異なる光源を設けなければならないため、作業に時間がかかる上、各光源の位置を間違えることもあり、また、コスト高になるため、電子機器の前面板の後方に配置された導光板によって前面板の所望位置に照明光を導くように構成し、導光板の前面側表面上の所望位置に所望の色を発光する発光面を設けるようにした照明構造がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、上記特許文献1では、面正面ボタンに対向する導光板の表面は透光性の塗装が施され光源から導光板に導かれた照明光を所望の色を変えて発光することが開示されているが、前述のように、大量生産を行う背景から電子機器に対してユーザー独自のニーズに応えることが容易でないという問題を解決することができない。
また、従来、ボタンキー毎に色や輝度を変えることができるボタンキー照光構造を有する携帯電話機を提供するため、ボタンキーを照明するLEDが設けられた携帯電話機であって、ボタンキーの少なくとも一部に、当該ボタンキーを直下より照明するLEDを設置すると共に、当該LEDの周辺の少なくとも一部に、光の拡散を防止する拡散防止部を設けたもので、LEDが直下に設けられた特定のボタンキーのみを異なる色で照明したり、着信音に合せて光を点滅させるなどの制御ができることから、ボタンキーを照明する光や色のバリエーション不足を解消することができるようにしているものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
しかしながら、上記特許文献2では、ボタンキーを直下より照明するLEDを設置し、光の拡散を防止しボタンキーを照明する光や色のバリエーションを得られるようにしているが、前述のように、大量生産を行う背景から電子機器に対してユーザー独自のニーズに応えることが容易でないという問題を解決することができない。
また、従来、携帯電話、自動車電話の操作部等に用いられる照光式パネルスイッチに関し、各キーの機能に応じてLEDの色相を選定でき、しかも、高輝度で視認性の良い照光式パネルスイッチを提供するため、操作パネル上に配置された複数のキートップの直下位置に一対一で対応配置するようにしているものもある(例えば、特許文献3参照)。
【0007】
しかしながら、上記特許文献3では、キートップに専用のLEDを設けて、キーの色相を選択可能にするが、前述のように、大量生産を行う背景から電子機器に対してユーザー独自のニーズに応えることが容易でないという問題を解決することができない。
【0008】
【特許文献1】実開昭62−042092号公報
【特許文献2】特開2002−109988号公報
【特許文献3】実開平05−025620号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、大量生産を維持しつつ、安価にユーザーの独自性を出せるキー照明を実現する電子機器のキーボタン照明構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は前記問題点を解決するために、電子機器のキーボタン照明構造において、前記電子機器の筐体を形成し、結合、分離可能な2つのケースと、光を透過する複数のキートップをシート状に形成しキートップを一方のケースの窓に嵌め込んで形成されるキーボタンと、光を導光するシートに対し、前記シートの表面に光を透過するカラーペインティングを行い、前記シートを前記キーボタンに重ね、前記キーボタンのカラー照明を行うためのカラー導光シートと、他方のケースに固定される基板に搭載され、白色の発光を行い、一方のケースの結合時に前記カラー導光シートを導光する光の光源となる複数の発光ダイオードとを備えることを特徴とする電子機器のキーボタン照明構造を提供する。
【0011】
さらに、前記キーボタンのキートップの表面に表示された文字を黒色にし、文字の周囲を白色にする。
さらに、前記キーボタンのキートップの表面に表示された文字を白色にし、文字の周囲を黒色にする。
さらに、前記キーボタンの複数のキートップのうち一部のキートップの表面に表示された文字を白色にし文字の周囲を黒色にし、残りのキートップの表面に表示された文字を黒色にし文字の周囲を白色にする。
【0012】
さらに、前記カラー導光シートは、前記キーボタンの複数のキートップの配置に対して上半分、下半分で、異なるカラーペインティングを行う。
さらに、前記カラー導光シートは、前記キーボタンの複数のキートップ毎に、異なるカラーペインティングを行う。
さらに、複数の前記カラー導光シートに異なるカラーペインティングを予め行っておき、任意の1つのカラー導光シートを選択して置換可能にする。
さらに、前記カラー導光シートはPETシートで形成される。
【0013】
さらに、白色の発光を行う前記複数のダイオードに代わりに設けた緑色の発光を行う複数のダイオードが前記カラー導光シートを導光する光源となる。
さらに、白色の発光を行う前記複数のダイオードに代わりに設けた赤色の発光を行う複数のダイオードが前記カラー導光シートを導光する光源となる。
【0014】
さらに、白色の発光を行う前記複数のダイオードに代わりに前記キーボタンの複数のキートップの配置に対して上半分及び下半分の一方に設けた緑色の発光を行う複数のダイオード、他方に設けた緑色の発光を行う複数のダイオードがそれぞれ前記カラー導光シートを導光する光源となる。
さらに、前記カラー導光シートは、前記キーボタンの押子部と前記基板のスイッチとの接触が行われる接触点の周囲の空間に設けられる。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明によれば、キーボタンの照明色はカラー導光シートに大半が依存するので、カラー導光シートにユーザーの好きな色を塗り付帯させるだけで安価なLEDを利用しユーザー好みのキーボタンの照明を自由に実現することができ、高価な青色のLEDを使用する必要がなくなる。特に、キーボタンの照明にはLEDを複数個使用することからもコストダウン効果は非常に高い。
【0016】
これにより、電子機器の大量生産を維持しつつ、安価にユーザーの独自性を出せるキー照明を実現することが可能になった。
さらに、前記キーボタンの押子部と前記基板のスイッチとの接触が行われる接触点の周囲の空間であるデットスペース化した空間をカラー導光シートによる有効利用することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る電子機器の概略外観を示す斜視図である。本図に示すように、携帯電話を含む電子機器101には上ケース102、下ケース103が設けられ、上ケース102、下ケース103は電子機器101の筐体を形成し、相互に容易に結合、分離が可能である。
【0018】
上ケース102、下ケース103で形成される筐体内には基板106が設けられ、基板106は電子機器101を動作させる電子部品、後述するキーボタン104を照明するLED104を複数搭載し、下ケース103に対してネジ、爪で固定され、下ケース103のほぼ全面を占有する。
上ケース102側の表面にはキーボタン104が設けられ、キーボタン104はキーシートで形成され、上ケース102、下ケース103が結合した状態でクリックされると、基板106にクリック情報を伝え、電子機器101への操作命令を行う機能を有する。
【0019】
上ケース102の内側にカラー導光シート111が設けられ、カラー導光シート111は上ケース102に設けられたキーボタン104に重ねられ、キーボタン104をカラー照明する機能を有する。
図2は電子機器のキーボタン照明構造を説明する、図1の線A−Aについての横断面図である。
【0020】
本図に示すように、キーボタン104はラバー部107と複数のキートップ108からなる。
ラバー部107は乳白色で光を透過するシート状であり、ラバー部107の上側には複数のキートップ108が設けられ、ラバー部107の下側にはキートップ108に対応して押子部109が設けられる。
【0021】
キートップ108は透明性のある樹脂等を材料とし、キートップ108の表面には文字が表示される。
上ケース102には複数の窓102Aが設けられ、窓102Aはキーボタン104のキートップ108が嵌めこまれる。
ラバー部107の下側には基板106が位置し、基板106にはスイッチ106Aが設けられ、スイッチ106Aはキートップ108に対応する押子部109とキートップ108のクリックにより接触し、押子部109との接触の有無でON/OFFの切換えを行う。これにより、基板106にクリック情報を伝え、電子機器101への操作命令が行われる。
【0022】
さらに、基板106に設けられるLED105は、一例として、白色の発光を行う安価なLEDであり、後述する照明色となってキーボタン104の照明を行う。
ラバー部107と基板106の間には空間110があり、空間110にカラー導光シート111が設けられる。空間110は押子部109とスイッチ106Aとの接触に必要であるが、接触点の周囲の空間がデットスペース化しており、カラー導光シート111により有効活用される。
【0023】
カラー導光シート111は光の透過性を有し、例えば、透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)シートで形成される。
さらに、カラー導光シート110に透過性のカラー印刷が行われ、又はユーザーが好きな色に塗るカラーペインティングが行われ、キーボタン104毎にカラー導光シート110の着色を変えることが可能になる。
【0024】
LED105が照光すると、発した光の大半は透明性の高いカラー導光シート111の中を導光し、乳白色のラバー部107を透過し、透明性のある樹脂等を材料とするキートップ108を透過し、照明し、カラー導光シート111に依存してキートップ108のカラー照明が行われる。
図3は図2におけるカラー導光シート111の形状を説明する図である。本図に示すように、カラー導光シート111はキーボタン104のラバー部107と同じ大きさであり、キーボタン104のキートップ108に対応して押子部109を貫通させる穴111Aが複数設けられ、さらに、LED105を収容する穴111Bが複数設けられる。
【0025】
カラー導光シート111へのカラー印刷、カラーペインティングではカラー導光シート111の面の全体を、例えば、青色に着色してもよく、又は、キートップ108に対応する部分の面にだけを青色に着色してもよい。
さらに、カラー導光シート111の面の半分を青色に着色し、残りの面を赤色に着色してもよい。
【0026】
さらに、カラー導光シート111のキートップ108に対応する部分の面毎に着色を変えるようにしてもよい。
カラー印刷したカラー導光シート111の置換、ユーザーのカラーペインティングにより、ユーザーの好みにカラー照明を適合可能にするためである。
図4は図1におけるキーボタン104を説明する図である。本図(a)に示すように、透明性のある樹脂等を材料とするキートップ108の表面には、例えば、「SNO」、「RE」、「END」、「1」、「2」、…「9」、「*」、「0」、「#」、「Fnc1」、「Fnc2」、「Fnc3」のような文字が表示される。
【0027】
本図(b)には、本図(a)に示すキーボタン104の裏側の面が示され、キーボタン104のラバー部107には複数の押子部109が設けられ、押子部109は突部の形状を有し、キートップ108の中央位置に対応してそれぞれ配置され、クリックにより基板106のスイッチ106Aに接触しこれを押下する機能を有する。
図5は図4におけるキートップ108の文字表示を説明する図である。
【0028】
本図(a)に示すように、キーボタン104のキートップ108に表示される文字部分108Aの一例として、文字「1」が表示され、「1」の文字部分108Aが白色にされ、文字部分108Aを除く周囲部分108Bが黒色にされる。
この場合、カラー導光シート111が青色に着色している場合にはキートップ108では黒地に文字が青色に表示される。
【0029】
他の例として、本図(b)に示すように、キートップ108の「1」の文字部分108Aが黒色にされ、周囲部分108Bが白色にされる。
この場合、カラー導光シート111が青色に着色している場合にはキートップ108では青地に文字が黒色に表示される。
また、別の例として、キーボタン104の複数のキートップ108のうち一部の、例えば、数字の文字部分108Aを黒色、周囲部分108Bを白色にし、残りの部分の、例えば、数字以外の文字部分108Aを白色、周囲部分108Bを黒色にしてもよい。
【0030】
さらに、上記の逆に、キーボタン104の複数のキートップ108のうち一部の、例えば、数字の文字部分108Aを白色、周囲部分108Bを黒色にし、残りの部分の、例えば、数字以外の文字部分108Aを黒色、周囲部分108Bを白色にしてもよい。
図6は電子機器101へのカラー導光シート111の組立を説明する図である。本図(a)に示すように、上ケース102の内側をユーザー側に向け、すなわち、上ケース102の表面側をユーザー側と反対側に向ける。
【0031】
さらに、キーボタン104のラバー部107だけがある面をユーザー側に向け、すなわち、キーボタン104のキートップ108がある面をユーザー側と反対側に向けて、キーボタン104を上ケース102に載せる。
本図(b)に示すように、さらに、キーボタン104のラバー部107だけがある面の上にカラー導光シート111を重ねて載せる。この場合キーボタン104の押子部109がカラー導光シート111の穴111Aを貫通する。
【0032】
本図(c)に示すように、上ケース102と下ケース103を結合して、結合した状態を透かしてみると、基板106がカラー導光シート111に重ねられ、基板106のスイッチ106Aが押子部109とそれぞれ対向し、基板106に搭載されているLED105がカラー導光シート111の穴111Bにそれぞれ収容される。
このように、下ケース103に対して基板106をネジ、爪で固定しておけば、キーボタン104、カラー導光シート111を上ケース102へ落とし込みする方法で、ユーザーでも作業は容易に可能である。
【0033】
したがって、本発明によれば、キーボタン104の照明色はカラー導光シート111に大半が依存するので、カラー導光シート111にユーザーの好きな色を塗り付帯させるだけでLED105として安価なLEDを利用しユーザー好みのキーボタン104の照明を自由に実現することができ、高価な青色のLEDを使用する必要がなくなる。特に、キーボタン104の照明にはLEDを複数個使用することからもコストダウン効果は非常に高い。
【0034】
これにより、電子機器101の大量生産を維持しつつ、安価にユーザーの独自性を出せるキー照明を実現することが可能になった。
【実施例1】
【0035】
以上の説明では、LED105は白色の発光を行う安価なLEDとしてが、緑色の発光を行う安価なLEDであってもよい。この場合カラー導光シート111に印刷される青色のインクを濃い色にすれば、キーボタン104は青色に発色する。
なお、CMYK系の印刷の色の方を用いれば、RGB系の光の発色よりも一般的に濃い色を再現することが可能である。
【0036】
また、LED105として緑色の発光を行うLEDでもカラー導光シート111の色の組み合わせで、キーボタン104の発光色を種々に変えることが可能である。
また、LED105として赤色の発光を行うLEDでもカラー導光シート111の色の組み合わせで、キーボタン104の発光色を種々に変えることが可能である。
【実施例2】
【0037】
さらに、LED105は、キーボタン104に対して、上半分が安価な赤色を発光するLEDであり、下半分が安価な緑色を発光するLEDであってもよい。
これにより、キーボタン104の上半分と下半分でキーボタン104の発光色を変え、カラー導光シート111の色の組み合わせで、キーボタン104の発光色を種々に変えることが可能である。
【実施例3】
【0038】
複数のカラー導光シート111に異なるカラー印刷、カラーペインティングを予め行っておき、ユーザーの好みでカラー導光シート111を選択して置換可能にするようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0039】
以上の説明では、携帯電話を含む電子機器に本発明の適用があるが、キーボタンを有するPDA(携帯情報端末)、パーソナルコンピュータを含む電子機器にも本発明の利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明に係る電子機器の概略外観を示す斜視図である。
【図2】電子機器のキーボタン照明構造を説明する、図1の線A−Aについての横断面図である。
【図3】図2におけるカラー導光シート111の形状を説明する図である。
【図4】図1におけるキーボタン104を説明する図である。
【図5】図4におけるキートップ108の文字表示を説明する図である。
【図6】電子機器101へのカラー導光シート111の組立を説明する図である。
【符号の説明】
【0041】
101…電子機器
102…上ケース
102A…窓
103…下ケース
104…キーボタン
105…LED
106…基板
106A…スイッチ
107…ラバー部
108…キートップ
108A…文字部分
108B…周囲部分
109…押子部
110…空間
111…カラー導光シート
111A、111B…穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器のキーボタン照明構造において、
前記電子機器の筐体を形成し、結合、分離可能な2つのケースと、
光を透過する複数のキートップをシート状に形成しキートップを一方のケースの窓に嵌め込んで形成されるキーボタンと、
光を導光するシートに対し、前記シートの表面に光を透過するカラーペインティングを行い、前記シートを前記キーボタンに重ね、前記キーボタンのカラー照明を行うためのカラー導光シートと、
他方のケースに固定される基板に搭載され、白色の発光を行い、一方のケースの結合時に前記カラー導光シートを導光する光の光源となる複数の発光ダイオードとを備えることを特徴とする電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項2】
前記キーボタンのキートップの表面に表示された文字を黒色にし、文字の周囲を白色にすることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項3】
前記キーボタンのキートップの表面に表示された文字を白色にし、文字の周囲を黒色にすることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項4】
前記キーボタンの複数のキートップのうち一部のキートップの表面に表示された文字を白色にし文字の周囲を黒色にし、残りのキートップの表面に表示された文字を黒色にし文字の周囲を白色にすることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項5】
前記カラー導光シートは、前記キーボタンの複数のキートップの配置に対して上半分、下半分で、異なるカラーペインティングを行うことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項6】
前記カラー導光シートは、前記キーボタンの複数のキートップ毎に、異なるカラーペインティングを行うことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項7】
複数の前記カラー導光シートに異なるカラーペインティングを予め行っておき、任意の1つのカラー導光シートを選択して置換可能にすることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項8】
前記カラー導光シートはPETシートで形成されることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項9】
白色の発光を行う前記複数のダイオードに代わりに設けた緑色の発光を行う複数のダイオードが前記カラー導光シートを導光する光源となることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項10】
白色の発光を行う前記複数のダイオードに代わりに設けた赤色の発光を行う複数のダイオードが前記カラー導光シートを導光する光源となることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項11】
白色の発光を行う前記複数のダイオードに代わりに前記キーボタンの複数のキートップの配置に対して上半分及び下半分の一方に設けた緑色の発光を行う複数のダイオード、他方に設けた緑色の発光を行う複数のダイオードがそれぞれ前記カラー導光シートを導光する光源となることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。
【請求項12】
前記カラー導光シートは、前記キーボタンの押子部と前記基板のスイッチとの接触が行われる接触点の周囲の空間に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器のキーボタン照明構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−146624(P2006−146624A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−336782(P2004−336782)
【出願日】平成16年11月19日(2004.11.19)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】