電子機器の飾り板
【課題】電子機器を構成する筐体の前面に一部を露出させて取り付けられる飾り板において、その背面に良好な仕上がり状態で被覆層を形成することが出来る飾り板を提供する。
【解決手段】本発明に係る飾り板は、帯板状の板体50を具え、該板体50は、筐体の前面側に向けられるべき前面55と、前面55とは反対側の背面57と、前面55と背面57とを繋ぐ端面56とを有し、少なくとも筐体の前面から露出する領域において背面57と端面56とが交叉する角部には、段差51が凹設されている。
【解決手段】本発明に係る飾り板は、帯板状の板体50を具え、該板体50は、筐体の前面側に向けられるべき前面55と、前面55とは反対側の背面57と、前面55と背面57とを繋ぐ端面56とを有し、少なくとも筐体の前面から露出する領域において背面57と端面56とが交叉する角部には、段差51が凹設されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョン受像機等の電子機器に取り付けられる飾り板に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えばテレビジョン受像機においては、意匠的効果を上げるために、筐体の前面側に一部を露出させて飾り板が取り付けられる。
例えば図13に示す飾り板(8)は、合成樹脂製の半透明の板体(80)を具え、該板体(80)の背面には、飾り板(8)を前面側から観察した場合に、板体(50)の前面側からの外観に色彩を与えるための被覆層(9)が形成されている(特許文献1参照)。
被覆層(9)としては、例えば塗装膜や箔転写層を採用することが出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−84350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、被覆層(9)として塗装膜を採用した場合、板体(80)の背面のみならず板体(80)の端面にも塗料が付着し、仕上がりが悪くなる問題があり、被覆層(9)として箔転写層を採用した場合は、転写シートの位置がずれたときに図13に鎖線で示す様にバリ(91)が形成され、該バリ(91)が板体(80)の端面から外側へ突出する問題があった。
【0005】
そこで本発明の目的は、板体の背面に良好な仕上がり状態で被覆層を形成することが出来る飾り板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る飾り板は、電子機器を構成する筐体(1)の前面に一部を露出させて取り付けられる飾り板であって、帯板状の板体(50)を具え、該板体(50)は、筐体(1)の前面側に向けられるべき前面(55)と、前面(55)とは反対側の背面(57)と、前面(55)と背面(57)とを繋ぐ端面(56)とを有し、少なくとも筐体(1)の前面から露出する領域において背面(57)と端面(56)とが交叉する角部には、段差(51)が凹設されている。
【0007】
上記本発明の飾り板においては、板体(50)の背面(57)に、板体(50)の前面側からの外観に色彩を与えるための被覆層(6)が形成される。
被覆層(6)としては、箔転写層(61)や塗装膜(63)を採用することが出来る。
【0008】
上記本発明の飾り板において、板体(50)の背面(57)に箔転写層(61)を形成する場合、転写シートの位置がずれて板体(50)の背面(57)から端面(56)側へ転写シートの端部がはみ出したとしても、これによって生じるバリ(62)は、板体(50)の段差(51)内で巻き込まれることになるので、バリ(62)が板体(50)の端面(56)よりも外側へ突出する虞は低い。
【0009】
又、板体(50)の背面(57)に塗装膜(63)を形成する場合、塗装時にマスクとなる治具を板体(50)の段差(51)に被さるように設置して、板体(50)の背面(57)に塗装を施すことにより、板体(50)の背面(57)と治具の表面に跨る塗装膜が形成されることとなり、板体(50)から治具を取り外すことによって、板体(50)の背面(57)のみに塗装膜が残ることとなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る飾り板によれば、板体(50)の背面(57)に箔転写層(61)や塗装膜(63)を形成した場合に、良好な仕上がり状態を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本発明の一実施態様である飾り板が取り付けられたテレビジョン受像機を示す斜視図である。
【図2】図2は、該テレビジョン受像機を背面側から見た斜視図である。
【図3】図3は、図1に示すテレビジョン受像機の一部を拡大して示す斜視図である。
【図4】図4は、飾り板の取り付け状態を示す斜視図である。
【図5】図5は、飾り板の取り付け状態を示す側面図である。
【図6】図6は、図1に示すテレビジョン受像機の一部を示す側面図である。
【図7】図7は、飾り板を正面側から見た斜視図である。
【図8】図8は、飾り板を背面側から見た斜視図である。
【図9】図9は、飾り板の要部を拡大して示す断面図である。
【図10】図10は、板体の背面に被覆層が形成されている飾り板の要部を拡大して示す断面図である。
【図11】図11は、被覆層としての箔転写層にバリが生じている様子を示す断面図である。
【図12】図12は、板体の背面に塗装膜を形成する工程を示す断面図である。
【図13】図13は、板体の背面に被覆層が形成されている従来の飾り板の一部を拡大して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明をテレビジョン受像機の飾り板に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明を実施すべきテレビジョン受像機は、図1及び図2に示す如く、合成樹脂製のフロントキャビネット(2)とバックキャビネット(3)を互いに接合してなる筐体(1)を具え、該筐体(1)はスタンド(4)によって支持されており、フロントキャビネット(2)からは画面(21)が露出している。
【0013】
又、筐体(1)の下部には、筐体(1)の意匠的効果を上げるべく、画面(21)に沿って左右に延びる飾り板(5)がその一部を前面側に露出させて取り付けられている。
【0014】
飾り板(5)は、図7及び図8に示す如く、半透明の合成樹脂からなる帯板状の板体(50)を具え、板体(50)には、一対のアーム片(54)(55)からなる係合部材(53)が長手方向の4箇所に突設されており、該係合部材(53)を図4の如くフロントキャビネット(2)のボス(22)に係合させることによって、フロントキャビネット(2)に取り付けられる。
図3〜図6に示す如く飾り板(5)がフロントキャビネット(2)に取り付けられた状態で、飾り板(5)は、その下半部をフロントキャビネット(2)から下方へ突出させることになる。
【0015】
飾り板(5)の板体(50)は、図9に示す如く、フロントキャビネット(2)の前面側に向けられるべき前面(55)と、前面(55)とは反対側の背面(57)と、板体(50)の全周において前面(55)と背面(57)とを繋ぐ端面(56)とを有している。
又、フロントキャビネット(2)から下方へ突出する領域において、背面(57)と端面(56)とが交叉する角部には、背面(57)及び端面(56)からの後退距離が約0.2mmの直角の段差(51)が凹設されると共に、前面(55)と端面(56)が交叉する角部には、外向きに湾曲する円弧面(52)が形成されている。
【0016】
飾り板(5)は、板体(50)をその樹脂材料の半透明色のまま使用する形態、板体(50)の樹脂材料に染料等を混合して着色する形態、板体(50)の全表面(前面(55)、端面(56)、背面(57))を覆って塗装を施す形態、板体(50)の背面(57)にローラによる印刷を施す形態の他、図10に示す如く、板体(50)の背面に色彩を有する被覆層(6)を形成する形態で使用することが出来る。
【0017】
更に被覆層(6)としては、図11に示す如く熱転写による箔転写層(61)を採用する形態と、図12に示す如く吹き付け塗装による塗装膜(63)を採用する形態が採用可能である。
図11に示す如く箔転写層(61)を採用した場合、その箔転写工程で箔転写シートの位置がずれたとき、図示の如きバリ(62)が形成されることになるが、該バリ(62)は段差(51)内で巻き込まれることになるので、外観上及び取り扱い上の支障はない。
【0018】
又、図12に示す如く塗装膜(63)を採用した場合、その塗装工程では、図示の如く板体(50)の段差(51)に係合可能な塗装治具(7)を用いることにより、板体(50)の背面と塗装治具(7)の表面とを同一面上に揃えて突き合わせることが出来る。
この状態で板体(50)の背面と塗装治具(7)の表面に跨って塗装膜(63)を形成した後、塗装治具(7)を除去すれば、板体(50)の背面と塗装治具(7)の表面との境界線を見切り線として、板体(50)の背面のみに塗装膜(63)を形成することが出来る。
【0019】
上記飾り板(5)によれば、板体(50)をその樹脂材料の半透明色のまま使用する形態、板体(50)の樹脂材料に染料等を混合して着色する形態、板体(50)の全表面(前面(55)、端面(56)、背面(57))を覆って塗装を施す形態、板体(50)の背面(57)にローラによる印刷を施す形態、板体(50)の背面(57)に箔転写層(61)を形成する形態、及び板体(50)の背面(57)に塗装膜(63)を形成する形態の、6つの形態の中から任意の1つの形態を採用することが出来る。
この場合、6つの使用形態に共通の金型を用いて板体(50)を作製することが出来るので、製造コストの低減を図ることが出来る。
【0020】
又、被覆層(6)として箔転写層(61)を採用する形態や塗装膜(63)を採用する形態においては、バリなどのない良好な仕上がり状態で被覆層(6)を形成することが出来る。
【0021】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。又、本発明はテレビジョン受像機の飾り板に限らず、種々の電子機器の飾り板に実施することが出来る。
【符号の説明】
【0022】
(1) 筐体
(2) フロントキャビネット
(3) バックキャビネット
(5) 飾り板
(50) 板体
(51) 段差
(52) 円弧面
(53) 係合部材
(6) 被覆層
(61) 箔転写層
(63) 塗装膜
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョン受像機等の電子機器に取り付けられる飾り板に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えばテレビジョン受像機においては、意匠的効果を上げるために、筐体の前面側に一部を露出させて飾り板が取り付けられる。
例えば図13に示す飾り板(8)は、合成樹脂製の半透明の板体(80)を具え、該板体(80)の背面には、飾り板(8)を前面側から観察した場合に、板体(50)の前面側からの外観に色彩を与えるための被覆層(9)が形成されている(特許文献1参照)。
被覆層(9)としては、例えば塗装膜や箔転写層を採用することが出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−84350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、被覆層(9)として塗装膜を採用した場合、板体(80)の背面のみならず板体(80)の端面にも塗料が付着し、仕上がりが悪くなる問題があり、被覆層(9)として箔転写層を採用した場合は、転写シートの位置がずれたときに図13に鎖線で示す様にバリ(91)が形成され、該バリ(91)が板体(80)の端面から外側へ突出する問題があった。
【0005】
そこで本発明の目的は、板体の背面に良好な仕上がり状態で被覆層を形成することが出来る飾り板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る飾り板は、電子機器を構成する筐体(1)の前面に一部を露出させて取り付けられる飾り板であって、帯板状の板体(50)を具え、該板体(50)は、筐体(1)の前面側に向けられるべき前面(55)と、前面(55)とは反対側の背面(57)と、前面(55)と背面(57)とを繋ぐ端面(56)とを有し、少なくとも筐体(1)の前面から露出する領域において背面(57)と端面(56)とが交叉する角部には、段差(51)が凹設されている。
【0007】
上記本発明の飾り板においては、板体(50)の背面(57)に、板体(50)の前面側からの外観に色彩を与えるための被覆層(6)が形成される。
被覆層(6)としては、箔転写層(61)や塗装膜(63)を採用することが出来る。
【0008】
上記本発明の飾り板において、板体(50)の背面(57)に箔転写層(61)を形成する場合、転写シートの位置がずれて板体(50)の背面(57)から端面(56)側へ転写シートの端部がはみ出したとしても、これによって生じるバリ(62)は、板体(50)の段差(51)内で巻き込まれることになるので、バリ(62)が板体(50)の端面(56)よりも外側へ突出する虞は低い。
【0009】
又、板体(50)の背面(57)に塗装膜(63)を形成する場合、塗装時にマスクとなる治具を板体(50)の段差(51)に被さるように設置して、板体(50)の背面(57)に塗装を施すことにより、板体(50)の背面(57)と治具の表面に跨る塗装膜が形成されることとなり、板体(50)から治具を取り外すことによって、板体(50)の背面(57)のみに塗装膜が残ることとなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る飾り板によれば、板体(50)の背面(57)に箔転写層(61)や塗装膜(63)を形成した場合に、良好な仕上がり状態を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本発明の一実施態様である飾り板が取り付けられたテレビジョン受像機を示す斜視図である。
【図2】図2は、該テレビジョン受像機を背面側から見た斜視図である。
【図3】図3は、図1に示すテレビジョン受像機の一部を拡大して示す斜視図である。
【図4】図4は、飾り板の取り付け状態を示す斜視図である。
【図5】図5は、飾り板の取り付け状態を示す側面図である。
【図6】図6は、図1に示すテレビジョン受像機の一部を示す側面図である。
【図7】図7は、飾り板を正面側から見た斜視図である。
【図8】図8は、飾り板を背面側から見た斜視図である。
【図9】図9は、飾り板の要部を拡大して示す断面図である。
【図10】図10は、板体の背面に被覆層が形成されている飾り板の要部を拡大して示す断面図である。
【図11】図11は、被覆層としての箔転写層にバリが生じている様子を示す断面図である。
【図12】図12は、板体の背面に塗装膜を形成する工程を示す断面図である。
【図13】図13は、板体の背面に被覆層が形成されている従来の飾り板の一部を拡大して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明をテレビジョン受像機の飾り板に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明を実施すべきテレビジョン受像機は、図1及び図2に示す如く、合成樹脂製のフロントキャビネット(2)とバックキャビネット(3)を互いに接合してなる筐体(1)を具え、該筐体(1)はスタンド(4)によって支持されており、フロントキャビネット(2)からは画面(21)が露出している。
【0013】
又、筐体(1)の下部には、筐体(1)の意匠的効果を上げるべく、画面(21)に沿って左右に延びる飾り板(5)がその一部を前面側に露出させて取り付けられている。
【0014】
飾り板(5)は、図7及び図8に示す如く、半透明の合成樹脂からなる帯板状の板体(50)を具え、板体(50)には、一対のアーム片(54)(55)からなる係合部材(53)が長手方向の4箇所に突設されており、該係合部材(53)を図4の如くフロントキャビネット(2)のボス(22)に係合させることによって、フロントキャビネット(2)に取り付けられる。
図3〜図6に示す如く飾り板(5)がフロントキャビネット(2)に取り付けられた状態で、飾り板(5)は、その下半部をフロントキャビネット(2)から下方へ突出させることになる。
【0015】
飾り板(5)の板体(50)は、図9に示す如く、フロントキャビネット(2)の前面側に向けられるべき前面(55)と、前面(55)とは反対側の背面(57)と、板体(50)の全周において前面(55)と背面(57)とを繋ぐ端面(56)とを有している。
又、フロントキャビネット(2)から下方へ突出する領域において、背面(57)と端面(56)とが交叉する角部には、背面(57)及び端面(56)からの後退距離が約0.2mmの直角の段差(51)が凹設されると共に、前面(55)と端面(56)が交叉する角部には、外向きに湾曲する円弧面(52)が形成されている。
【0016】
飾り板(5)は、板体(50)をその樹脂材料の半透明色のまま使用する形態、板体(50)の樹脂材料に染料等を混合して着色する形態、板体(50)の全表面(前面(55)、端面(56)、背面(57))を覆って塗装を施す形態、板体(50)の背面(57)にローラによる印刷を施す形態の他、図10に示す如く、板体(50)の背面に色彩を有する被覆層(6)を形成する形態で使用することが出来る。
【0017】
更に被覆層(6)としては、図11に示す如く熱転写による箔転写層(61)を採用する形態と、図12に示す如く吹き付け塗装による塗装膜(63)を採用する形態が採用可能である。
図11に示す如く箔転写層(61)を採用した場合、その箔転写工程で箔転写シートの位置がずれたとき、図示の如きバリ(62)が形成されることになるが、該バリ(62)は段差(51)内で巻き込まれることになるので、外観上及び取り扱い上の支障はない。
【0018】
又、図12に示す如く塗装膜(63)を採用した場合、その塗装工程では、図示の如く板体(50)の段差(51)に係合可能な塗装治具(7)を用いることにより、板体(50)の背面と塗装治具(7)の表面とを同一面上に揃えて突き合わせることが出来る。
この状態で板体(50)の背面と塗装治具(7)の表面に跨って塗装膜(63)を形成した後、塗装治具(7)を除去すれば、板体(50)の背面と塗装治具(7)の表面との境界線を見切り線として、板体(50)の背面のみに塗装膜(63)を形成することが出来る。
【0019】
上記飾り板(5)によれば、板体(50)をその樹脂材料の半透明色のまま使用する形態、板体(50)の樹脂材料に染料等を混合して着色する形態、板体(50)の全表面(前面(55)、端面(56)、背面(57))を覆って塗装を施す形態、板体(50)の背面(57)にローラによる印刷を施す形態、板体(50)の背面(57)に箔転写層(61)を形成する形態、及び板体(50)の背面(57)に塗装膜(63)を形成する形態の、6つの形態の中から任意の1つの形態を採用することが出来る。
この場合、6つの使用形態に共通の金型を用いて板体(50)を作製することが出来るので、製造コストの低減を図ることが出来る。
【0020】
又、被覆層(6)として箔転写層(61)を採用する形態や塗装膜(63)を採用する形態においては、バリなどのない良好な仕上がり状態で被覆層(6)を形成することが出来る。
【0021】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。又、本発明はテレビジョン受像機の飾り板に限らず、種々の電子機器の飾り板に実施することが出来る。
【符号の説明】
【0022】
(1) 筐体
(2) フロントキャビネット
(3) バックキャビネット
(5) 飾り板
(50) 板体
(51) 段差
(52) 円弧面
(53) 係合部材
(6) 被覆層
(61) 箔転写層
(63) 塗装膜
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器を構成する筐体の前面に一部を露出させて取り付けられる飾り板であって、帯板状の板体を具え、該板体は、筐体の前面側に向けられるべき前面と、前面とは反対側の背面と、前面と背面とを繋ぐ端面とを有し、少なくとも筐体の前面から露出する領域において背面と端面とが交叉する角部には、段差が凹設されていることを特徴とする飾り板。
【請求項2】
前記板体の背面には、板体の前面側からの外観に色彩を与えるための被覆層が形成されている請求項1に記載の飾り板。
【請求項3】
前記被覆層は、箔転写層である請求項2に記載の飾り板。
【請求項4】
前記被覆層は、塗装膜である請求項2に記載の飾り板。
【請求項1】
電子機器を構成する筐体の前面に一部を露出させて取り付けられる飾り板であって、帯板状の板体を具え、該板体は、筐体の前面側に向けられるべき前面と、前面とは反対側の背面と、前面と背面とを繋ぐ端面とを有し、少なくとも筐体の前面から露出する領域において背面と端面とが交叉する角部には、段差が凹設されていることを特徴とする飾り板。
【請求項2】
前記板体の背面には、板体の前面側からの外観に色彩を与えるための被覆層が形成されている請求項1に記載の飾り板。
【請求項3】
前記被覆層は、箔転写層である請求項2に記載の飾り板。
【請求項4】
前記被覆層は、塗装膜である請求項2に記載の飾り板。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−178381(P2012−178381A)
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−39224(P2011−39224)
【出願日】平成23年2月25日(2011.2.25)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年2月25日(2011.2.25)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】
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