説明

電子機器及び電子機器の情報表示方法

【課題】着脱可能な表示装置を有する電子機器において取り外された状態にある表示装置の位置に応じた表示を表示装置にさせることを可能にする。
【解決手段】操作ブロック102は、表示内容が変更可能な表示装置111を有し、画像形成装置1本体から着脱可能である。本体と操作ブロック102相互の位置を検出する赤外線センサ104、203と、操作ブロック102と本体とを通信可能に接続する通信手段(無線インタフェース114、214)を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器及び電子機器の情報表示方法に関し、特に、電子機器の操作パネルの一部が取り外せるものに関する。
【背景技術】
【0002】
近時、取り外し可能な操作パネルを備えた電子機器が種々提案されている(例えば、特許文献1〜3)。特許文献1〜3に記載の電子機器は、取り外された操作パネルや本体の電子機器に送信素子や受信素子を搭載させて操作パネルと本体の間で無線通信を行い、取り外した操作パネルをいわばリモートコントローラのような感覚で用いることを可能にしている。
【0003】
例えば、特許文献3には、操作パネルへの操作入力を行う入力手段(例えば、ユーザの指など)の操作位置を検出し、検出結果に応じて操作パネルに表示させる項目の拡大表示等を変化させることによって、操作性を向上させる技術が記載されている。この特許文献3では、操作パネルを本体から分離させることや、分離している状態のときに前記拡大表示等を変化させることについても記載がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1〜3は、電子機器の一実施形態としてコピー機やファクシミリ、プリンタの機能を複合的に備えた複合機(MFP:Multi−Functional Printer)を開示している。このようなMFPでは、紙詰まり等の不具合が発生すると、ユーザインタフェースを介してユーザに通知する。ユーザインタフェースは通常、表示装置を含むので、当該表示装置に不具合の発生箇所を図示して通知する。紙詰まりを検知したのであれば、紙詰まり発生箇所のポイントを図示する。
【0005】
ここで、表示装置を取り外せないMFPであれば、表示装置がMFP上部に固定されているため、ユーザやサービスパーソンが表示装置を見ながらの修復作業は、もとより不可能である。ところが、MFPが特許文献1〜3に開示されているような表示装置を取り外せるMFPであったとしても、表示装置に図示された不具合の発生箇所を確認しながらの復旧作業ができること以上の付加価値をユーザに提供することはできない。それは、取り外された表示装置の位置を特定することができないためである。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、着脱可能な表示装置を有する電子機器において取り外された状態にある表示装置の位置に応じた表示を表示装置にさせることが可能な電子機器及び電子機器の情報表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、第1の態様として、表示内容が変更可能な表示部を有し、電子機器本体から着脱可能な操作ブロックと、前記操作ブロックが前記本体から取り外されているときに、前記本体と前記操作ブロック相互の位置を検出する検出手段と、前記操作ブロックが前記本体から取り外されているときに、前記操作ブロックと前記本体とを通信可能に接続する通信手段と、を備え、前記操作ブロックが前記本体から取り外されているときには、前記検出手段により検出した前記操作ブロックの位置に応じて、前記通信手段を介して、前記表示部の表示内容を変更することを特徴とする電子機器を提供するものである。
【0008】
また、上記目的を達成するために、本発明は、第2の態様として、表示内容が変更可能な表示部を有し、電子機器本体から着脱可能な操作ブロックと、前記本体と前記操作ブロック相互の位置を検出する検出手段と、前記操作ブロックと前記本体とを通信可能に接続する通信手段と、備える電子機器の情報表示方法であって、前記操作ブロックが前記本体から取り外されているときに、前記検出手段により前記操作ブロックの位置を検出するステップと、前記通信手段を介して、検出した前記操作ブロックの位置に応じた表示内容に、前記表示部の表示内容を変更するステップと、を有することを特徴とする電子機器の情報表示方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、着脱可能な表示装置を有する電子機器において取り外された状態にある表示装置の位置に応じた表示を表示装置にさせることが可能な電子機器及び電子機器の情報表示方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態の構成例の外観斜視図である。
【図2】図1の操作パネル100の外観斜視図である。
【図3】本実施形態におけるユーザ位置取得方法の概念図(側面から見た図)である。
【図4】本実施形態におけるユーザ位置取得方法の概念図(上面から見た図)である。
【図5】本実施形態の要部の機能構成を示すブロック図である。
【図6】本実施形態の画像形成装置1の動作状態に異常が発生したときの、操作ブロック102の表示装置への表示を制御する手順を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態における取得した位置に応じた表示内容を説明するための図(その1)である。
【図8】本実施形態における取得した位置に応じた表示内容を説明するための図(その2)である。
【図9】本実施形態における取得した位置に応じた表示内容を説明するための図(その3)である。
【図10】本実施形態における取得した位置に応じた表示内容を説明するための図(その4)である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1に、本発明の実施形態の構成例を外観斜視図で示す。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、例えば、スキャナ部201とプリンタ部202に分かれる本体側装置200と、画像形成装置1とユーザとのユーザインタフェースとして機能する操作パネル100とを備える。図1に示すように、スキャナ部201は、読取部に自動的に原稿を送るADF(Auto Document Feeder)を備えていてもよい。プリンタ部202は、用紙トレイ(図示の例は4段)、排紙トレイ等を備えていてもよい。画像形成の方式は、電子写真方式やインクジェット方式等公知の技術が利用できる。
【0012】
操作パネル100は、図2に示すように、一部が画像形成装置1から着脱可能に構成されている。図2に、操作パネル100の外観斜視図を示す。図2(a)は、分割前の状態である。図2(b)は操作ブロック102を取り外した操作パネル100の状態を取り外された操作ブロック102を表と裏から見た図とともに示している。図2(c)は操作ブロック103を取り外したときの操作パネル100の状態を取り外した操作ブロック103とともに示している。
【0013】
図2に示すように、画像形成装置1の操作パネル100は、一部を分割して取り外しすることができる。操作ブロック101は、コピーや、スキャナ、プリンタ等のアプリケーションを決定するためのキースイッチやLEDが実装されている。用途としてリモコンで操作が必要ないキースイッチやLEDなので、操作ブロック101は本実施形態では取り外さない。
【0014】
操作ブロック102及び103は、画像形成装置本体から取り外して、リモコンとして本体側装置200の遠隔操作が可能である。操作ブロック102は、表示装置(LCD)111と画面での入力装置(タッチパネル。本実施形態では表示装置111が当該入力装置としても機能する)とその反対面に赤外線センサ104が実装されている。赤外線センサ104は、赤外線の送信素子である。本実施形態では、画像形成装置本体側が受信、操作ブロック側が送信素子であるが、逆であってもよい。
【0015】
操作ブロック103は、コピーの部数等を入力するテンキーのキースイッチや、コピーやプリントを決定や中止するためのスタート、ストップのキースイッチやLEDが実装されている。操作ブロック103にも、同様に、送信素子の赤外線センサ105が実装されている。
【0016】
上記のように、本実施形態においては、取り外せる操作ブロックにはすべて赤外線センサが装着されており、当該赤外線センサが発する信号を本体側装置200の赤外線センサ203で受信することにより、取り外されている操作ブロックの位置、ひいては、当該操作ブロックを持っているであろうユーザの位置を特定する。
【0017】
再び、図1を参照する。
図1に示すように、画像形成装置1の本体側装置200には、受信素子の赤外線センサ203が取り付けられる。赤外線センサ203は複数である。本実施形態では、画像形成装置本体側が受信、操作ブロック側が送信素子であるが、逆に画像形成装置側が送信、操作パネル側が受信素子でも同機能が実施可能である。
【0018】
図3及び図4を参照して、本実施形態においてユーザの位置を画像形成装置1が取得する方法について説明する。図3は側面図、図4は上面図である。なお、本実施形態において位置が取得されるユーザ(又はサービスパーソン)は、取り外した操作ブロック102(又は103)を必ず持っていると想定する。
【0019】
取り外した操作ブロック102に取り付けられた赤外線センサ104は、画像形成装置1の本体側装置200に向けて信号を発信する。信号は、本体側装置200の各受信素子(赤外線センサ203)で読み取る(図3)。
【0020】
赤外線センサ203の各々は、信号を検知できる範囲がある。複数の赤外線センサ203のうち、どのセンサが信号を読み取ったかという情報から、ユーザの位置を特定する(図4)。なお、信号に反応するセンサが一つである必要はない。
【0021】
図4において、例えば、操作ブロック102の位置がユーザ位置Aだとすると、赤外線センサ203aのみが反応するため、画像形成装置1から下側右付近と認識する。また、ユーザ位置Bの場合、赤外線センサ203bと赤外線センサ203cの2つが反応するため、画像形成装置の右側の少し下側と認識する。このようにして、画像形成装置1は、取り外されている操作ブロックの位置の情報を取得し、画像形成装置側でユーザの位置を認識をする。
【0022】
次に、図5を参照して、上述した本実施形態の要部の機能構成を説明する。
図示のように、操作ブロック102は、表示装置111、赤外線センサ104の他、中央演算装置等で構成される制御部110、不揮発性の二次記憶である第2の記憶部112、有線インタフェース113、無線インタフェース114を有する。
対して、本体側装置200は、同様に、赤外線センサ203の他、制御部210、第1の記憶部212、有線インタフェース213、無線インタフェース214を有する。
【0023】
有線インタフェース113、213や、無線インタフェース114、214によって画像形成装置1の本体側装置200と、分割された操作ブロック102は双方向通信をしている。そして、赤外線センサ104、203によって、本体側装置200で認識した操作ブロック102の位置情報を操作ブロック102側に送信して、操作ブロック102の表示装置111に表示する。第1の記憶部212と第2の記憶部112は、表示装置111に表示する表示内容を記憶する。
【0024】
以下、画像形成装置1の動作状態に異常が発生したときの、操作ブロック102の表示装置111への表示を制御する手順について説明する。図6に、その手順を示す。なお、図6の開始時においては、操作ブロック102の表示装置111には、画像形成装置1の操作に関する表示内容が表示されている。
【0025】
まず、本体側装置200は、画像形成装置1の動作状態に異常が発生しているか否かを判断する(ステップS101)。この判断は、紙詰まり、トナー切れ等の異常を、図示しない各種センサ等によって検知したときになされる。
【0026】
異常が発生している場合、本体側装置200は、操作ブロック102に有線インタフェース113、213又は無線インタフェース114、214を介して、異常発生箇所の特定に関する表示の情報を送り、表示内容を切り替えさせる。操作ブロック102の制御部110は、表示装置111の表示内容を切り替える(ステップS102)。この結果、操作ブロック102の表示装置111の表示内容は、画像形成装置1の操作に関する表示内容から、異常発生箇所を特定する表示内容に切り替わる。
【0027】
異常発生箇所を特定する表示内容は、例えば、画像形成装置1の外観を示し、異常発生箇所や不具合の発生箇所を矢印で指し示すようなものである。
【0028】
次に、操作ブロック102は、表示装置111に、異常を解消するためのメッセージ情報を表示する(ステップS103)。ステップS103は、ステップS102と同時に、併せて実行してもよい。
【0029】
異常を解消するためのメッセージ情報は、例えば、「紙詰まりを解消して下さい」等のダイアログを表示するものである。
【0030】
次に、本体側装置200は、操作ブロック102が操作パネル100から取り外されているか否かを判断する(ステップS104)。この判断は、例えば、有線インタフェース113、213を介した通信が不能である場合にそのように判断することが考えられる。
【0031】
取り外されている場合は、赤外線センサを用いて操作ブロック102の位置を取得する(ステップS105)。取得の方法については、図3、図4を参照して説明したとおりである。さらに具体的に、赤外線センサ203aにて赤外線センサ104からの信号が読み取れているか否か確認し、読み取れていない場合は赤外線センサ203bにて赤外線センサ104からの信号が読み取れているか否か確認し、読み取れていない場合は赤外線センサ203cにて赤外線センサ104からの信号が読み取れているか否か確認する、というように、順に確認していき、位置を取得することとしてもよい。
【0032】
次に、本体側装置200は、取得した位置に応じた表示内容を生成して第1の記憶部212に当該表示内容を記憶し、当該表示内容を、無線インタフェース114、214を介して送信し、表示装置111が受信した表示内容を表示する(ステップS106)。
【0033】
このステップS106は、本体側装置200が取得した位置を、無線インタフェース114、214を介して送信し、操作ブロック102が受信した位置に応じた表示内容を生成して第2の記憶部112に当該表示内容を記憶し、表示装置111が当該表示内容を表示することとしてもよい。
【0034】
以下、取得した位置に応じた表示内容について、図7ないし図10を参照して説明する。以下では、表示装置111への表示のことを「LCD表示」と呼ぶ。
【0035】
図7は、正常時の表示を示す。
図7(a)は操作ブロック102が画像形成装置1本体に取り付いて、通常ユーザ/サービスパーソンが使用するときのLCD表示を表す。図7(b)は操作ブロック102が取り外され、通常ユーザ/サービスパーソンが使用するときのLCD表示を表す。この状態であっても、取り外された操作ブロック102のみで全種類の操作が可能である。このとき、操作ブロック101、103の機能も操作ブロック102の表示装置111に表示される。
【0036】
図7(c)は、操作ブロック102がはずされ、その位置情報が取得できないときで、ユーザ/サービスパーソンが使用するときのLCD表示である。操作ブロック102の操作は可能だが、位置取得ができないため、ユーザ/サービスパーソンに操作ブロック102を画像形成装置1の本体側装置200に向けるように促す表示をする。
【0037】
図8は、異常発生時の表示を示す。
例えば、図8(a)に示すように、画像形成装置1の前カバーを開けた箇所で、紙詰まりが発生していたとする。通常は、操作ブロック102の表示装置111に、紙つまり等不具合箇所のおおよその位置を表示する。従来技術では、LCDは取り外しできないため、不具合箇所とLCDを何度も繰り返しで見ることも多々ある。しかしながら、本実施形態においては、図8(b)に示すように、操作ブロック102を取り外し、ユーザ/サービスパーソンが不具合箇所と表示装置111を同時にみながら、確認をすることが可能である。
【0038】
また、図8(b)に示すように、本体側装置200の赤外線受信素子として前カバーの内部に赤外線センサ204を取り付け、前カバーをあけた場合、内部にある赤外線センサ204で本体側装置200は前カバーが開いたことを認識し、操作ブロック102へその情報を通知し、カバーをあけた状態の表示内容を表示装置111に反映する。
【0039】
図9も、異常発生時の表示を示す。
図8は操作ブロック102が正面にあると認識された場合であるのに対し、図9は操作ブロック102が側面にあると認識された場合の表示である。図8同様に、画像形成装置の前カバー内にも内部にある赤外線センサ204の受信素子がある。図9(a)に示すように、操作ブロック102が側面にあると認識される場合は、その位置に応じた表示内容である「コピー機の正面に移動して下さい」等の表示を行う。操作ブロック102の位置に応じてLCDの画面を変更することで、ユーザやサービスパーソンが修復時、作業が非常に容易になる。
【0040】
また、図9(b)(c)に示すように、ユーザ/サービスパーソンはLCDの不具合箇所をみながら、対応作業が可能であるため、今までよりも作業性が向上する。また、不具合を解消するための対応作業で、レバーなど操作した時に、本体のセンサでその動作を本体から操作ブロック102もしくは操作ブロック103に送付され、LCD画面がその状況に対しての画面表示に更新される。
【0041】
図10も、異常発生時の表示を示す。
ただし、図10は、不具合発生時、取り外された操作ブロック102の位置が取得できない場合のLCD表示である。図7(c)と同様に、ユーザ/サービスパーソンに操作ブロック102を本体側装置200に向けるように促す表示をする。
【0042】
本実施形態では、電子機器の一例としてMFP、画像形成装置を例として説明したが、以上に開示された技術的思想は電子機器全般に適用できる。
したがって、上述した実施形態によれば、着脱可能な表示装置を有する電子機器において取り外された状態にある表示装置の位置に応じた表示を表示装置にさせることが可能となる。
【符号の説明】
【0043】
1 画像形成装置
100 操作パネル
101,102,103 操作ブロック
104,105 赤外線センサ(送信側)
110 制御部
111 表示装置
112 第2の記憶部
113 有線インタフェース
114 無線インタフェース
200 本体側装置
201 スキャナ部
202 プリンタ部
203 赤外線センサ(受信側)
204 内部にある赤外線センサ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0044】
【特許文献1】特許4387961号公報
【特許文献2】特開2006−227171号公報
【特許文献3】特開2009−086612号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示内容が変更可能な表示部を有し、電子機器本体から着脱可能な操作ブロックと、
前記操作ブロックが前記本体から取り外されているときに、前記本体と前記操作ブロック相互の位置を検出する検出手段と、
前記操作ブロックが前記本体から取り外されているときに、前記操作ブロックと前記本体とを通信可能に接続する通信手段と、
を備え、
前記操作ブロックが前記本体から取り外されているときには、前記検出手段により検出した前記操作ブロックの位置に応じて、前記通信手段を介して、前記表示部の表示内容を変更することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記操作ブロックは、前記本体の動作状態に異常が発生したときに、前記表示部の表示内容を電子機器の操作に関する表示内容から異常発生箇所を特定する表示内容に切り替えることを特徴とした請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記操作ブロックは、前記表示部の表示内容を異常発生箇所を特定する表示内容に切り替えたときは、操作者に対して異常発生を解消するためのメッセージ情報も併せて表示することを特徴とする請求項2記載の電子機器。
【請求項4】
前記本体は、前記検出手段の一部として、前記本体に備わる開閉可能な部材が開状態となったときに始めて前記操作ブロックの位置を検出可能となる位置に配置されている内部検出手段をさらに有し、
前記内部検出手段が前記操作ブロックの位置を検出したときは、異常発生箇所を特定する表示をさらに詳細な内容に切り替えることを特徴とする請求項2又は3記載の電子機器。
【請求項5】
前記本体は、前記表示部に表示する内容を記憶する第1の記憶手段をさらに有し、
前記検出手段により前記操作ブロックの位置を取得したときは、その位置に応じた表示内容を前記第1の記憶手段により決定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の電子機器。
【請求項6】
前記操作ブロックは、前記表示部に表示する内容を記憶する第2の記憶手段をさらに有し、
前記検出手段により前記操作ブロックの位置を取得したときは、その位置に応じた表示内容を前記第2の記憶手段により決定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の電子機器。
【請求項7】
前記本体に配置される前記検出手段は、該本体の複数箇所に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の電子機器。
【請求項8】
前記本体に配置される前記検出手段は、該本体の前記操作パネルが配置される前面側と、少なくとも一方の側面側に配置されることを特徴とする請求項7記載の電子機器。
【請求項9】
表示内容が変更可能な表示部を有し、電子機器本体から着脱可能な操作ブロックと、
前記本体と前記操作ブロック相互の位置を検出する検出手段と、
前記操作ブロックと前記本体とを通信可能に接続する通信手段と、
備える電子機器の情報表示方法であって、
前記操作ブロックが前記本体から取り外されているときに、前記検出手段により前記操作ブロックの位置を検出するステップと、
前記通信手段を介して、検出した前記操作ブロックの位置に応じた表示内容に、前記表示部の表示内容を変更するステップと、
を有することを特徴とする電子機器の情報表示方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2012−163888(P2012−163888A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−25864(P2011−25864)
【出願日】平成23年2月9日(2011.2.9)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】