説明

電子機器用筐体及び電子機器

【課題】第一筐体及び第二筐体間の位置ずれを防止でき、組み立て工程を簡略化できる電子機器用筐体及び電子機器を提供すること。
【解決手段】外装筐体2は、装置本体を収納する開口227を有する第一筐体22と、開口227の端縁2271を形成する第一筐体22の側壁221Aの一部に当接し、当接部分を軸として回動して開口227を閉塞する第二筐体21とを備え、第一筐体22における側壁221Aには、第二筐体21の回動方向に沿ったガイド面を有し、かつ、第二筐体21の回動を案内するガイド部2272が設けられ、第二筐体21には、当該第二筐体21が第一筐体22を覆う際にガイド部2272の凹状曲面に当接する当接面を有する突出部2151が設けられ、ガイド部2272及び突出部2151のいずれか一方は、上部筐体21が第一筐体22の開口227を閉塞した際に、他方を係止する係止部を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器用筐体及びこの電子機器用筐体を備えた電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、電子機器として、CPU(Central Processing Unit)等の集積回路を備えた情報処理装置が知られている。このような情報処理装置として、所定の演算処理を実行するパーソナルコンピュータ(Personal Computer,PC)や、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blue-ray Disc;登録商標)等の光ディスクなどの記録媒体、及び、半導体メモリカードやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体に記録または記憶された画像及び音声情報を再生するディスク再生装置が知られている。
【0003】
通常、このような情報処理装置は、使用者の操作に応じて所定の処理を行う機器本体と、この機器本体を収納する筐体とで構成されている。そして、このような情報処理装置に用いられる筐体として、機器本体を収納するための開口を有する第一筐体と、この第一筐体の開口を閉塞する第二筐体とを備え、これら第一,第二筐体によって機器本体を収納する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の筐体では、第二筐体を第一筐体に組み合わせて、ねじ止め等により各筐体を互いに固定している。
【0004】
【特許文献1】特開2001−320181号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載の電子機器用の筐体では、第二筐体を水平にして上方から第一筐体に組み合わせて、各筐体を互いに固定している。
しかしながら、この特許文献1に記載の電子機器用筐体では、第一筐体と第二筐体とを組み合わせるにあたって、各筐体の位置が定まらないため、組み合わせの際の位置決めが煩雑であり、筐体の組み立てに時間を要してしまうという問題がある。
また、ねじ止め等による固定作業の前には、第一筐体及び第二筐体間の固定がなされていないため、第一筐体の機器本体を収納する開口を第二筐体が閉塞した状態で第一筐体と第二筐体とが位置ずれを起こし、第一筐体の開口から突出した状態で第一筐体に収納されている機器本体と第二筐体とが、互いに干渉してしまうという問題もある。
【0006】
ここで、特許文献1に記載された以外の筐体として、第一筐体に収納されている機器本体を、第一筐体に対して第二筐体の位置がずれた状態で覆った後、第一筐体の開口の端縁に沿って第二筐体をスライドさせて、第二筐体を第一筐体に係止させる構成が知られている。
しかしながら、このような構成の場合には、第一筐体に収納されている機器本体と第二筐体とが互いに干渉することを防ぐために、第一筐体の開口の端縁に沿って第二筐体をスライドさせる分のスペースを、予め筐体内に確保しておかなければならない。このため、筐体が必要以上に大型化してしまうという問題がある。
【0007】
さらには、電子機器用筐体のデザイン上、一般的に筐体の設計自由度は制限される。このため、任意の箇所にねじ止め孔を設けることが困難な場合があり、このような場合には、ねじの軸線方向への各筐体の移動、つまり上部筐体と下部筐体が離隔する方向の移動が完全には規制されずに、第一筐体及び第二筐体間に隙間が生じてしまうおそれもある。
【0008】
本発明の目的は、第一筐体及び第二筐体間の位置ずれを防止でき、組み立て工程を簡略化することができる電子機器用筐体及び電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記した目的を達成するために、本発明の電子機器用筐体は、所定の処理を実行する機器本体を内部に収納する電子機器用筐体であって、前記機器本体を収納する開口を有する第一筐体と、前記開口の端縁を形成する前記第一筐体の側壁の少なくとも一部に当接し、当接部分を軸として回動して前記開口を閉塞する第二筐体とを備え、前記第一筐体における前記側壁には、前記第二筐体の回動方向に沿ったガイド面を有し、かつ、当該第二筐体の回動を案内するガイド部が設けられ、前記第二筐体には、当該第二筐体が前記第一筐体を覆う際に前記ガイド部の前記ガイド面に当接する当接面を有する突出部が設けられ、前記ガイド部及び前記突出部のいずれか一方は、前記第二筐体が前記第一筐体の前記開口を閉塞した際に、他方を係止する係止部を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、電子機器用筐体は、機器本体を収納する開口を有する第一筐体と、この第一筐体の開口の端縁を形成する側壁の少なくとも一部に当接し、かつ、当接部分を軸として回動して第一筐体の開口を閉塞する第二筐体とを備えている。また、第一筐体における側壁には、第二筐体の回動方向に沿ったガイド面を有し、かつ、当該第二筐体の回動を案内するガイド部が設けられている。ここで、第二筐体には、当該第二筐体が第一筐体を覆う際にガイド部のガイド面に当接する当接面を有する突出部が設けられているため、第二筐体が第一筐体を覆う際には、第二筐体の回動がガイド部により案内される。
これによれば、第二筐体の突出部を第一筐体のガイド部に当接させ、当接部分を軸として第二筐体を回動させるだけで、第二筐体の回動がガイド部によって案内されるので、容易に第一筐体の開口を閉塞することができる。したがって、電子機器用筐体の組み立て工程を簡略化することができる。
【0011】
また、ガイド部及び突出部のいずれか一方は、第二筐体が、第一筐体の開口を閉塞した際に、他方を係止する係止部を備えている。これによれば、第二筐体により第一筐体の開口が閉塞された際に、当該第一筐体及び第二筐体の一方に対する他方の移動を規制することができる。従って、第二筐体が第一筐体の開口を閉塞した状態で、第一筐体及び第二筐体間の位置ずれを防ぐことができる。
【0012】
本発明の電子機器用筐体において、前記ガイド部は、前記側壁における前記第一筐体の外面側に凹設され、前記ガイド面は、前記開口の深さ方向に向かうにしたがって、前記ガイド部の厚さ寸法が小さくなる曲面形状に形成され、前記係止部は、前記ガイド部であることが好ましい。
【0013】
本発明によれば、ガイド部は、側壁における第一筐体の外面側に凹設され、ガイド面は、開口の深さ方向に向かうにしたがって、ガイド部の厚さ寸法が小さくなる曲面形状に形成されているため、突出部をガイド面に当接させて第二筐体を回動することにより、突出部がガイド面に沿ってガイド部に嵌り込むことになる。
これによれば、第二筐体が第一筐体を覆う際、及び、第二筐体が第一筐体の開口を閉塞した際には、突出部が係止部であるガイド部によって覆われるため、当該ガイド部により、突出部の第一筐体の側壁に沿った移動を規制することができる。従って、第一筐体及び第二筐体間の位置ずれをより効果的に防ぐことができる。
【0014】
また、ガイド部は、第一筐体の側壁の外面に凹設されているので、第二筐体の突出部は、第一筐体の側壁の外面側でガイド部と当接する。これによれば、第二筐体が第一筐体を覆う際、及び、第二筐体が第一筐体の開口を閉塞した際に、第二筐体の突出部が第一筐体の開口内に入り込まないようにすることができる。従って、第一筐体における開口内のスペースを有効に利用できる。
更に、ガイド部のガイド面は、第一筐体の開口の深さ方向に向かうにしたがって、ガイド部の厚さ寸法が小さくなる曲面形状に形成されているので、当該ガイド面に応じた曲面形状の当接面を突出部に形成することにより、ガイド部と突出部とが、ガイド面及び当接面で略均等に当接する。
これによれば、ガイド部及び突出部間のガタ及び摩擦が低減されるため、第二筐体を第一筐体に対してスムーズに回動させることができる。従って、第一筐体に対する第二筐体の位置決めを迅速に行うことができる。
【0015】
本発明の電子機器用筐体において、前記第一筐体の前記側壁には、前記第二筐体の回動方向に沿って溝が形成され、前記第二筐体は、前記溝に応じた幅寸法を有し、かつ、前記第二筐体が前記第一筐体の前記側壁の少なくとも一部に当接した際に、前記溝と係合する突起を備えていることが好ましい。
【0016】
本発明によれば、第二筐体が第一筐体の側壁に当接した際に、第二筐体に形成された突起が、当該第二筐体の回動方向に沿うように第一筐体の側壁に形成された溝に係合するため、第一筐体と第二筐体とを組み立てるにあたり、第二筐体を第一筐体に対して仮位置決めすることができる。これによれば、組み立てにあたっての第一筐体及び第二筐体間の位置決めを容易に行うことができる。従って、電子機器用筐体の組み立て工程を一層簡略化することができる。
【0017】
本発明の電子機器用筐体において、前記突起には、当該突起の前記第二筐体からの突出方向の先端側が鉤状に曲折した鉤状部が形成され、前記第一筐体には、前記第二筐体が前記開口を閉塞した際に、前記鉤状部が嵌合する嵌合穴が形成されていることが好ましい。
【0018】
本発明によれば、第二筐体が第一筐体の開口を閉塞した際に、第二筐体の突起に形成された鉤状部が、第一筐体に形成された嵌合穴に嵌合する。従って、前述した規制に加え、さらに第一筐体に対する第二筐体の動きが規制されるため、第一筐体に対する第二筐体の位置ずれをより防止できる。
【0019】
或いは、本発明では、前記ガイド部は、前記側壁における前記第一筐体の内面側に凸設され、前記ガイド面は、前記第二筐体の回動方向に沿う曲面形状に形成され、前記係止部は、前記突出部における当該突出部の突出方向先端側に形成され、前記ガイド部における前記深さ方向先端側を係止することが好ましい。
本発明によれば、ガイド部が、側壁における第一筐体の内面側に凸設されていることにより、第一筐体の外面側に凹凸を形成する必要をなくすことができる。これによれば、第一筐体の開口を第二筐体により閉塞した際に、当該第一筐体と第二筐体との隙間を小さくすることができる。従って、第二筐体により第一筐体の開口を閉塞した際のそれぞれの位置ずれを抑制することができる。
【0020】
また、突出部の当接面が当接するガイド部のガイド面は、曲面形状を有していることにより、当該当接面及びガイド面のガタ及び摩擦を低減することができる。従って、第二筐体を第一筐体に対してスムーズに回動させることができ、第一筐体に対する第二筐体の位置決めを迅速に行うことができる。
更に、係止部が、突出部の突出方向先端側に形成され、当該係止部が、ガイド部における開口の深さ方向先端側部分を係止することにより、当該開口を第二筐体が閉塞した際に、第一筐体から離間する方向への第二筐体の移動を確実に規制することができる。従って、第二筐体により第一筐体の開口を閉塞した状態を、確実に維持することができる。
【0021】
本発明では、前記側壁の前記第二筐体に対向する側の端部には、前記ガイド部が形成された位置に対応して切欠部が形成され、前記切欠部の幅寸法は、前記第二筐体の回動軸に沿う方向の前記突出部の寸法に応じて設定されていることが好ましい。
ここで、切欠部の幅寸法は、第一筐体と第二筐体とを組み合わせた際の当該第二筐体の回動軸に沿う方向の寸法とすることができる。
本発明によれば、切欠部が、第一筐体の側壁の端部におけるガイド部に対応した位置に形成されていることにより、突出部を切欠部に当接させた状態で第二筐体を回動させることで、当該突出部をガイド部に簡易に当接させることができる。また、切欠部の幅寸法は、突出部の寸法に応じて設定されているので、当該突出部を切欠部に当接させた場合には、第一筐体と第二筐体との間に、当該第二筐体の回動軸方向に沿った位置ずれが生じることを抑制することができる。従って、第一筐体と第二筐体との互いの位置ずれを、一層確実に抑制することができる。
【0022】
本発明では、前記第二筐体には、前記突出部の外側に、当該突出部と略平行に起立する起立部が形成され、前記側壁における外面側には、前記第二筐体が前記第一筐体を覆う際に、前記起立部が当接し、かつ、前記係止部により前記ガイド部が係止された際に、前記起立部が嵌まり込む段差部が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、第二筐体により第一筐体の開口を閉塞して、係止部がガイド部を係止した際に、第二筐体に形成された起立部が、側壁の外面に形成された段差部に嵌まり込む。これによれば、係止部がガイド部を係止することによる第一筐体と第二筐体との位置ずれの抑制に加えて、起立部及び段差部による第一筐体と第二筐体との位置ずれの抑制を図ることができる。すなわち、段差部に起立部が嵌まり込むことにより、係止部がガイド部を係止した状態での第一筐体及び第二筐体の互いの当接面に沿い、かつ、第二筐体の回動軸に直交する方向の移動を抑制することができる。従って、第一筐体の開口を第二筐体により閉塞した状態での互いの位置ずれを、より一層確実に抑制することができる。
【0023】
本発明の電子機器は、前述した本発明の電子機器用筐体と、当該電子機器用筐体の内部に収納され、所定の処理を実行する機器本体とを備えていることを特徴とする。
このような本発明によれば、前述した本発明の外装筐体を備えているため、前述した効果を奏する電子機器が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
〔1.第一実施形態〕
以下、本発明の第一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔情報処理装置1の構成〕
図1は、本実施形態に係る電子機器としての情報処理装置1を正面側から見た斜視図である。
本実施形態の情報処理装置1は、CD、DVD及びBD(BLU-RAY DISC:登録商標)等の光ディスクや、各種半導体メモリカード及びHDDに記録または記憶された情報、並びに、接続されたネットワークから情報を取得し、当該取得情報に含まれる画像情報及び音声情報を再生するほか、当該取得情報に含まれるプログラムを実行する電子機器である。また、この情報処理装置1は、当該光ディスク、半導体メモリカード及びHDDに対する情報の記録を行うことができるように構成されている。このような情報処理装置1は、コントローラ(図示省略)を使用者が操作することにより、使用者の操作に応じた所定の処理を行い、当該処理結果から画像信号及び音声信号を、当該情報処理装置1に接続された画像表示装置(図示省略)等に出力する。
この情報処理装置1は、電子機器用筐体としての外装筐体2(図1〜図10)と、当該外装筐体2内に収納される機器本体としての装置本体3(図8)とを備えて構成されている。
【0025】
〔外装筐体2の構成〕
外装筐体2は、図1に示すように、全体略楕円柱状を有している。このような外装筐体2は、第二筐体としての上部筐体21と、第一筐体としての下部筐体22とから構成されている。
【0026】
〔上部筐体21の構成〕
上部筐体21は、円弧状の湾曲部分を有する箱型形状に形成され、下部筐体22と組み合わされてねじ固定される。この上部筐体21には、正面部211、化粧板24が取り付けられる上面部212、側面部213,214及び背面部217(図2)が形成され、上部筐体21には、これら正面部211、側面部213,214及び背面部217により、装置本体3の一部を収納するための開口216(図2)が形成されている。
【0027】
正面部211は、図1において示す手前側の部分であり、当該正面部211の左側には、各種半導体メモリカード(以下、「メモリカード」と略す場合がある)を挿抜可能な3つの開口を有するカードスロット部(図示省略)が形成されており、また、当該カードスロット部を覆う蓋部材23が回動自在に設けられている。この蓋部材23は、正面部211の長手方向に沿った回動軸を中心として上方に回動することにより、カードスロット部を開放し、下方に回動することにより、カードスロット部を閉塞する。
【0028】
正面部211の右側には、直径12cmの光ディスクに対応したディスク挿入口2114が正面部211の長手方向に沿って形成されている。このディスク挿入口2114に挿入された光ディスクは、後述する装置本体3を構成するディスクユニット33(図8)に挿入される。
さらに、正面部211に交差する側面部213,214には、外装筐体2内に収納された装置本体3を冷却する冷却空気を、当該外装筐体2外から吸気する複数の吸気口2131(図1では、側面部213の吸気口2131のみ図示)が形成されている。
【0029】
図2は、上部筐体21の内面部215を示す斜視図である。
上部筐体21の内面、すなわち、正面部211、側面部213,214、背面部217及び上面部212の内面により構成される内面部215の背面部217側には、図2に示すように、下部筐体22と当接する嵌合つめ2154が設けられている。この嵌合つめ2154は、上部筐体21が下部筐体22を覆った際に、下部筐体22の図示しない溝部分に嵌合して上部筐体21を下部筐体22に係止するとともに、筐体の外側から係止状態を解除可能に構成されている。
【0030】
また、内面部215の正面部211側には、下部筐体22に当接する突出部2151が設けられている。
具体的に、突出部2151は、それぞれ正面部211、側面部213,214、背面部217における上面部212とは離間する側に形成され、かつ、開口216の端縁2161を形成する側壁のうち、正面部211側に形成された側壁211Aの内面に、当該側壁211Aの長手方向に沿って突設されている。また、内面部215における側壁211A近傍には、突起2152,2153が設けられている。
【0031】
図3は、図2の突出部2151を示した部分拡大図であり、図4は、図5の断面図である。
突出部2151は、図3及び図4に示すように、上部筐体21の開口216の端縁2161側に向うにしたがって、側壁211Aからの突出量が徐々に大きくなる断面略円弧状の、当接面としての凸状曲面21511を有している。この突出部2151の端縁2161側には、断面凹状の凹状部21512が形成されており、この凹状部21512によって、成形時における突出部2151のひけの発生が防止される。
【0032】
突起2152,2153は、突出部2151の間に、突出部2151の並び方向である側壁211Aの長手方向に沿って、それぞれ交互に複数突設されている。
このうち、突起2152は、側面視した場合に、突出方向の基端側では、側壁211A側が凹曲線状で反対側が直線状に末広がりする山形状に形成され、先端側では、側壁211Aに略平行な直線状に形成されている。すなわち、突起2152は、側面視略L字状に形成されている。
一方、突起2153は、突起2152と同様の特徴を有しているが、当該突起2153は、突起2152とは異なり、突出方向の先端側に、正面部211の側壁211A側に向けて鉤状に曲折した鉤状部21531を有している。このため、突起2153は、側面視略U字状に形成されている。
【0033】
〔下部筐体22の構成〕
下部筐体22は、図1に示すように、直方体と半円柱とを組み合わせた形状を有し、半円柱状部分を向い合わせるように前述の上部筐体21と組み合わさる。
この下部筐体22には、正面部221(図1)、側面部222(図1),223(図3)、背面部(図示省略)及び底面部225(図5)が形成されている。また、下部筐体22には、これら正面部221、側面部222,223及び背面部により、装置本体3を収納するための開口227(図10)が形成され、正面部221、側面部222,223、背面部及び底面部225の内側の面により、内面部226が形成されている。
【0034】
正面部221(図1における手前側の部分)の左側には、4つの略矩形状を有する開口2211が形成されている。これら開口2211を介して、装置本体3に設けられ、かつ、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したA端子を接続可能な端子がそれぞれ露出する。また、正面部221における開口2211の右側、及び、延出部分の下面には、略矩形を有する複数の吸気口2212,2213(図5)が形成されている。
【0035】
また、図1における右側の側面部222、すなわち、上部筐体21の側面部213に対応する側面部222には、後述する第一段差部2251(図5)により上方側が突出し、下方側が没入した段差が形成されており、上方側の突出部分の側面に排気口2221が形成され、下方側の没入部分の側面に排気口2222が形成されている。
このため、外装筐体2における側面部213,222によって形成される面2Aには、吸気口2131及び排気口2221,2222が同一の面に形成されていることとなる。
【0036】
図5は、下部筐体22を底面側から見た斜視図である。
側面部223の両端には、図5に示すように、ゴム等により形成された脚部2231が形成されている。この側面部223に形成された脚部2231、及び、上部筐体21の側面部214に形成された脚部(図示省略)を設置面に当接させるように配置することで、情報処理装置1の縦置きが可能となっている。
また、側面部223の略中央には、略矩形状の開口2232が形成されており、当該開口2232を介して、図示しないHDDユニットが取り付けられる。この開口2232は、当該開口2232に応じた形状を有する蓋部材25により閉塞されている。
【0037】
底面部225は、下部筐体22における上部筐体21とは反対側の直方体部分の底面に対応する部分である。この底面部225には、下方に突出した2段の第一段差部2251及び第二段差部2252が形成されている。
詳述すると、第一段差部2251は、底面部225において、正面部221及び側面部222(図1)側が内側にずれ、かつ、側面部223及び背面部側が面一となるように形成されている。また、第二段差部2252は、当該第一段差部2251の内側に、正面部221及び側面部222側が内側にずれ、側面部223及び背面部側が面一となるように形成されている。これらのうち、第一段差部2251の正面側には、前述の開口2211及び吸気口2212が形成されている。
第二段差部2252における底面の四隅には、ゴムにより形成された複数の脚部22521が設けられている。これら脚部22521を設置面に当接させるようにして情報処理装置1を配置することで、当該情報処理装置1の横置きが可能となっている。
【0038】
一方、正面部221には、側面部223の形状に沿って図5の前方側に突出した段差部2214が形成されている。段差部2214は、第一段差部2251より上方側かつ側面部222側で突出した段差2223と連続した形状とされ、前述した吸気口2213は、この段差部2214に形成されている。
このような段差部2214の正面側の端部には、段差部2214から起立して正面部221を構成するとともに、開口227(図7)の端縁2271を形成する側壁221Aが形成されている。そして、この側壁221Aの上端側、すなわち側壁221Aにおける開口227の端縁2271側には、ガイド部2272とリブ2273とが形成されている。
【0039】
図6は、ガイド部2272及びリブ2273を示す下部筐体22の部分拡大図である。
ガイド部2272は、図5及び図6に示すように、側壁221Aの上端側(端縁2271側)に、上部筐体21の各突出部2151(図2及び図3)に対応して設けられている。具体的に、ガイド部2272は、側壁221Aの外面側に凹設されており、側壁221Aの外面側に向くガイド面としての凹状曲面22721を有している。この凹状曲面22721は、断面略円弧状に形成され、開口227の深さ方向に向かうにしたがって、ガイド部2272の厚さ寸法が徐々に小さくなるように形成されている。
【0040】
リブ2273は、側壁221Aの外面側が開口に向かって一段没入するように、当該側壁221Aの上端面に突設されている。そして、リブ2273は、同様に側面部222,223の上端面に設けられたリブ2224,2234に、連続して形成されている。
ここで、ガイド部2272及びリブ2273は、側壁221Aに沿って略一直線上に設けられているが、ガイド部2272の外面側には凹状曲面22721が形成されているため、下部筐体22を正面側から見た場合に、ガイド部2272は、リブ2273に対する凹部を形成している。
【0041】
図7は、下部筐体22の内面部226を示す斜視図である。
リブ2273には、図5及び図7に示すように、当該リブ2273に沿う方向と直交する方向(上部筐体21の回動方向)に沿って複数の溝22731が形成されている。これら溝22731は、上部筐体21及び下部筐体22を組み合わせる際に、下部筐体22に対する上部筐体21の位置決めに用いる部分であり、上部筐体21の各突起2152,2153(図2及び図3)に対応し、かつ、当該突起2152,2153と略同じ幅寸法を有するように、それぞれ形成されている。
【0042】
内面部226には、図7に示すように、突起2153の鉤状部21531(図3)が嵌合する嵌合穴2261が設けられている。
嵌合穴2261は、側壁221Aの内面に形成され、各溝22731のうち、突起2153に対応する溝22731に対して、開口227の深さ方向の位置に設けられている。このような嵌合穴2261には、上部筐体21と下部筐体22とを組み立てた状態で、上部筐体21の突起2153における鉤状部21531が嵌合する。
【0043】
〔装置本体3の構成〕
図8は、上部筐体21を外した状態の情報処理装置1を正面側から見た斜視図であり、言い換えると、当該図8は、装置本体3を示す斜視図である。
装置本体3は、使用者の操作に応じた所定の処理を実行する本体部分であり、図8に示すように、外装筐体2内に収納されている。この装置本体3は、制御ユニット31、冷却ユニット(図示省略)、ディスクユニット33、電源ユニット34及びリーダライタユニット35を備えて構成されている。そして、装置本体3は、これら各ユニット31〜35が互いにねじ等により固定され、一体的に組み合わさっている。
【0044】
制御ユニット31は、CPU(Central Processing Unit)及びGPU(Graphics Processing Unit)等が実装された回路基板を備え、装置本体3、ひいては、情報処理装置1の駆動を制御するユニットである。
冷却ユニットは、詳しい図示を省略するが、制御ユニット31と一体となり、当該制御ユニット31を冷却するほか、外装筐体2外部から冷却空気を導入する過程で、当該冷却空気の流路上に位置する電源ユニット34等を冷却する。
ディスクユニット33は、制御ユニット31による制御下で、挿入された前述の各種光ディスクに記録された情報を読出し、当該情報を、制御ユニット31に出力する。また、ディスクユニット33は、挿入された光ディスクに対し、前述のような情報の記録を行う。
【0045】
電源ユニット34は、装置本体3に駆動電力を供給する。
リーダライタユニット35は、制御ユニット31による制御下で、前述の上部筐体21のカードスロット部に装着された各種メモリカードに対する情報の読出及び記憶を実行する。このリーダライタユニット35は、メモリカードが挿抜されるリーダライタ351と、当該リーダライタ351の動作を制御する基板352とを備えて構成されている。
【0046】
〔外装筐体2の組み立て工程〕
以下、外装筐体2の組み立て工程について説明する。
図9、図12及び図14は、外装筐体2の組み立てにあたって下部筐体22を上部筐体21で覆う際の経過を示す側面図であり、図10、図13及び図15は、それぞれ図9、図12及び図14の一部を部分拡大した断面図である。また、図11は、図9及び図10において、上部筐体21の突起2153が下部筐体22の溝22731に嵌り込んだ状態を示す斜視図である。なお、図9、図10及び図12〜図15においては、装置本体3の図示を省略する。
【0047】
先ず、図9に示すように、上部筐体21を下部筐体22に対して略90度傾けた状態で、図10に示すように、上部筐体21の各突起2152,2153を下部筐体22の開口227の端縁2271に位置する側壁221Aに当接させる。この際、図11に示すように、各突起2152,2153を、それぞれ溝22731に嵌め込む。このように溝22731へ各突起2152,2153を嵌り込むことにより、上部筐体21は、下部筐体22に対して図14における手前及び奥行き方向で仮位置決めされる。
【0048】
次に、図12に示すように、各突起2152,2153(図13)が当接している下部筐体22の端縁2271を軸として、下部筐体22を覆う方向に上部筐体21を回動させる。この際、図13に示すように、ガイド部2272の凹状曲面22721は、開口227の深さ方向に向かうにしたがって厚さ寸法が徐々に小さくなるように形成されているため、突出部2151が、当該凹状曲面22721部分に嵌り込み、突出部2151の凸状曲面21511と、凹状曲面22721とが互いに当接する。
【0049】
ここで、凸状曲面21511及び凹状曲面22721は、上部筐体21の回動方向に沿った曲面形状とされているため、突出部2151は、凹状曲面22721に沿って摺動することで上部筐体21の回動がスムーズに案内される。上部筐体21の回動がガイド部2272によって案内されるにつれて、当該上部筐体21の各突起2152,2153は、徐々に下部筐体22の内面部226側に回り込み、各突起2152,2153と下部筐体22の溝22731との嵌り込みは解除される。その後、上部筐体21は、ガイド部2272による突出部2151の案内にしたがって、突出部2151とガイド部2272の当接部分を軸として更に回動する。
また、ガイド部2272は、下部筐体22の開口227形成する側壁221Aに凹設されているため、突出部2151は、ガイド部2272によって覆われることになる。
【0050】
引き続き上部筐体21を回動させると、図14に示すように、上部筐体21は、下部筐体22と位置ずれなく適切に組み合わされ、下部筐体22の開口227(図7)を閉塞する。この際、図15に示すように、突出部2151がガイド部2272に当接しているため、下部筐体22に対して図14の右方向への上部筐体21の動きが規制される。また、突起2152,2153が、図15に示すように、下部筐体22の側壁221Aの内面に当接するため、下部筐体22に対して図14の左方向への上部筐体21の動きが規制される。
【0051】
さらに、突起2153の鉤状部21531が、図15に示すように、下部筐体22の嵌合穴2261に嵌合することにより、下部筐体22に対して図14における手前、奥行き方向及び上下方向への上部筐体21の動きが規制される。
これに加えて、突出部2151が、図15に示すように、ガイド部2272によって覆われて係止されるとともに、上部筐体21の背面側に形成された嵌合つめ2154(図2)が、下部筐体22に係止される。このため、下部筐体22に対して図14における上方向、つまり下部筐体22から外れる方向への上部筐体21の動きと、図14における手前及び奥行き方向の動きとが規制される。すなわち、本実施形態では、ガイド部2272が、本発明のガイド部及び係止部に相当する。
【0052】
従って、ねじ固定前であっても、図14の手前及び奥行き方向、上下方向、及び左右方向について、上部筐体21及び下部筐体22間の位置ずれが防止される。
その後、上部筐体21の上面部212に形成されたねじ挿入口(図示省略)にねじを挿入し、上部筐体21を装置本体3にねじ固定する。そして、化粧板24を上面部212の長手方向に沿って摺動させて、化粧板24を上面部212に取り付ける。
以上により、上部筐体21と下部筐体22とが組み合わさる。
【0053】
〔第一実施形態の効果〕
以上のような本実施形態の情報処理装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
すなわち、外装筐体2は、装置本体3を収納する開口227を有する下部筐体22と、当該開口227の端縁2271を形成する側壁221Aの一部に当接し、かつ、当接部分を軸として回動して開口227を閉塞する上部筐体21とを備えている。また、上部筐体21の回動を案内するガイド部2272は、側壁221Aに設けられ、当該ガイド部2272は、上部筐体21の回動方向に沿った凹状曲面22721を有している。ここで、上部筐体21には、当該上部筐体21が下部筐体22を覆う際に、ガイド部2272の凹状曲面22721に当接し、かつ、上部筐体21が開口227を閉塞した際にガイド部2272に係止される。
【0054】
これによれば、突出部2151をガイド部2272に当接させることで、上部筐体21の回動がガイド部2272によって案内されるので、容易に下部筐体22の開口227を閉塞することができる。従って、外装筐体2の組み立て工程を簡略化することができる。
また、上部筐体21が下部筐体22の開口227を閉塞した際には、突出部2151がガイド部2272により係止されるため、下部筐体22に対する上部筐体21の動きが規制される。従って、上部筐体21が開口227を閉塞した状態で、下部筐体22及び上部筐体21間の位置ずれを防ぐことができる。
さらに、上部筐体21と下部筐体22とは、突出部2151及びガイド部2272によって係止されているため、開口227を閉塞した時とは反対に上部筐体21を回動させることで、下部筐体22に対して上部筐体21を簡単に開くことができる。したがって、下部筐体22からの上部筐体21の取り外しを容易に行うことができる。
【0055】
ガイド部2272は、開口227を形成する側壁221Aに凹設されている。また、ガイド部2272は、開口227の深さ方向に向かうにしたがって、ガイド部2272の厚さ寸法が徐々に小さくなるように形成された凹状曲面22721を有している。このため、突出部2151を凹状曲面22721に当接させて上部筐体21を回動させることにより、突出部2151が凹状曲面22721に沿ってガイド部2272に嵌り込むことになる。
【0056】
これにより、上部筐体21が下部筐体22を覆う際、及び、上部筐体21が開口227を閉塞した際には、突出部2151がガイド部2272によって覆われるため、突出部2151の下部筐体22の側壁221Aに沿った移動(下部筐体22から離間する方向への移動)が規制される。従って、上部筐体21及び下部筐体22間の位置ずれをより効果的に防ぐことができる。
また、同様に、上部筐体21が開口227を閉塞した際に、突出部2151の上方への移動が規制されるので、上部筐体21が下部筐体22の開口227を閉塞した状態で、上部筐体21と下部筐体22との間に隙間が生じるのを防止することができる。
さらに上部筐体21が開口227を閉塞した際に、ガイド部2272に近接する方向への突出部2151の動きが規制されるため、下部筐体22の背面部に近接する方向への上部筐体21の位置ずれを防止することができる。従って、開口227から突出した状態で下部筐体22に収納されている装置本体3と上部筐体21とが、互いに干渉することを防止できる。
【0057】
また、ガイド部2272は、下部筐体22の開口227を形成する側壁221Aの外面に設けられている。
これによれば、上部筐体21の突出部2151は、下部筐体22の側壁221Aの外面側でガイド部2272と当接することになる。従って、突出部2151とガイド部2272とを当接させやすくすることができるほか、上部筐体21が開口227を覆う際、及び、上部筐体21が開口227を閉塞した際に、突出部2151が開口227内に入り込むことがなく、開口227内のスペースを有効に利用できる。
【0058】
ガイド部2272の凹状曲面22721は、上部筐体21の回動方向に沿った曲面形状を有し、突出部2151には、凹状曲面22721に当接し、かつ、当該凹状曲面22721に応じた曲面形状を有する凸状曲面21511が形成されている。これによれば、ガイド部2272と突出部2151とを、凹状曲面22721及び凸状曲面21511で略均等に当接させることができる。これにより、ガイド部2272及び突出部2151間のガタ及び摩擦が低減されるため、上部筐体21を下部筐体22に対してスムーズに回動させることができる。したがって、下部筐体22に対する上部筐体21の位置決めを迅速に行うことができる。
【0059】
上部筐体21が開口227を閉塞した際に、当該上部筐体21の突起2152,2153は、下部筐体22の正面部221を形成する側壁221Aの内面に当接するため、上部筐体21及び下部筐体22のうちの一方の他方に対する動きが規制される。
従って、上部筐体21の前述した方向への規制と合わせて、下部筐体22に対して上部筐体21の位置ずれをより確実に防止することができる。
【0060】
下部筐体22のリブ2273には、当該リブ2273の長手方向に直交する方向に沿って溝22731が形成され、上部筐体21は、この溝22731に応じた幅寸法を有し、かつ、当該溝22731と係合する突起2152,2153を備えている。これによれば、上部筐体21を下部筐体22の端縁2271に当接させた際に、各突起2152,2153が溝22731に係合するため、下部筐体22と上部筐体21とを組み立てるにあたり、上部筐体21を下部筐体22に対して仮位置決めすることができる。従って、組み立てにあたっての上部筐体21及び下部筐体22間の位置決めを容易に行うことができるので、外装筐体2の組み立て工程を一層簡略化することができる。
【0061】
上部筐体21の突起2153には、当該突起2153の上部筐体21からの突出方向の先端側が鉤状に曲折した鉤状部21531が形成され、下部筐体22には、上部筐体21に覆われた際に、鉤状部21531が嵌合する嵌合穴2261が形成されており、上部筐体21が開口227を閉塞した際に、鉤状部21531が嵌合穴2261に嵌合する。
これにより、上部筐体21の前述した規制に加え、下部筐体22に対する上部筐体21の動きをさらに規制することができる。従って、下部筐体22に対する上部筐体21の位置ずれを効果的に防止することができる。
【0062】
下部筐体22の端縁2271に沿って、リブ2273と略一直線上に当該端縁2271に形成されたガイド部2272の外面には、凹状曲面22721が形成されているため、下部筐体22を正面側から見た場合に、ガイド部2272は、リブ2273に対する凹部を形成している。
これによれば、下部筐体22の側壁221Aの端縁2271側にリブ2273が形成されている場合でも、ガイド部2272によって側壁221Aの外面に凹部が形成されるため、上部筐体21の回動時には、突出部2151がガイド部2272に嵌り込む。これにより、突出部2151はガイド部2272により係止されるため、リブ2273による上部筐体21の位置ずれ防止効果と合わせて、下部筐体22に対する上部筐体21の位置ずれをより一層防止することができる。
【0063】
〔2.第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態に係る情報処理装置1Aについて説明する。
本実施形態の情報処理装置1Aは、前述の情報処理装置1と同様の構成を備えるが、当該情報処理装置1の外装筐体2では、凸状曲面21511及び凹状曲面22721が、それぞれ上部筐体21及び下部筐体22に形成されていたが、本実施形態の情報処理装置1Aでは、それぞれ逆に形成されている点で、当該情報処理装置1Aは、情報処理装置1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0064】
〔情報処理装置1Aの構成〕
情報処理装置1Aは、合成樹脂製の外装筐体2Aと、当該外装筐体2の内部に収納される装置本体3とを備え、このうち、外装筐体2Aは、第二筐体としての上部筐体26と、第一筐体としての下部筐体27とを備えて構成されている。
【0065】
〔上部筐体26の構成〕
図16は、上部筐体26の内面部265を示す斜視図である。
上部筐体26は、前述の上部筐体21と同様に、下部筐体27に対向する側に開口した断面略U字状に形成されている。具体的に、上部筐体26には、上面部212と、当該上面部212の端縁から下方(下部筐体27に対向する方向)に延出するように、正面部211、側面部213,214及び背面部217とが形成されている。また、上部筐体26には、これら各部211,213,214,217により、下方に向かって開口した開口266が形成され、各部211,213,214,217の延出方向先端部には、下部筐体27の開口277端縁を覆う側壁261A,263A,264A,267Aが、それぞれ形成されている。
【0066】
上部筐体26の内側には、各部211,213,214,217の内側の面により構成され、かつ、開口266により開放される内面部265が形成されている。
この内面部265における背面部217に近接する側の位置には、嵌合つめ2154が形成されている。
また、内面部265における正面部211に近接する側の位置には、後述する下部筐体27に係合して、当該下部筐体27に対して上部筐体26を係止する突出部268が複数形成されている。すなわち、突出部268は、内面部265における正面部211に形成された側壁261Aの内側に、当該側壁261Aの長手方向に沿って所定間隔を隔てて、合計6つ突設されている。
【0067】
図17は、突出部268を示す上部筐体26の縦断面図である。
突出部268は、図17に示すように、上面部212に対応する内面部265の領域において、面外方向に起立する起立部2681と、当該起立部2681の起立方向先端部分で正面部211側に屈曲する係止部2682とを備え、側面視略L字状に内面部265と一体的に形成されている。
このうち、起立部2681に対する係止部2682の延出方向側とは反対側は、起立部2681の起立方向の先端側に向かうに従って、当該起立部2681の厚さ寸法(正面部211から背面部217に向かう方向の寸法)が小さくなるように、傾斜している。
【0068】
また、起立部2681における側壁261Aに対向する面、及び、当該面に接続され、かつ、係止部2682における内面部265側の面は、後述する下部筐体27に形成されたガイド部2783のガイド面2783Aに当接する当接面2683として形成されている。この当接面2683における係止部2682に対応する面は、当該ガイド面2783Aの下端部分に応じて略円弧状の曲面形状を有している。これにより、上部筐体26を下部筐体27に取り付ける際に、上部筐体26の回動抵抗を小さくすることができる。
係止部2682は、上部筐体26により、下部筐体27が完全に覆われた際に、当該下部筐体27に形成された凹部2782に嵌合し、当該下部筐体27に上部筐体26を係止する。なお、この係止部2682による上部筐体26の係止については、後に詳述する。
【0069】
一方、側壁261Aの先端における突出部268に対向する側には、当該側壁261Aの長手方向に沿って断面視略三角形状の切欠部261A1が形成されている。この切欠部261A1は、下部筐体27の側壁271Aに当接して、上部筐体26の下部筐体27に対する回動を容易にしている。
【0070】
〔下部筐体27の構成〕
図18は、下部筐体27の内面部276を示す斜視図である。
下部筐体27には、図18に示すように、正面部221、側面部222,223、背面部224(図18では、背面部224の一部のみ図示)及び底面部225が形成されている。このうち、正面部221及び背面部224には、底面部225から離間する方向の先端側に、側壁271A,274Aが形成されている。また、これら側壁271A,274Aの上端面、及び、側面部222,223の上端面には、それぞれ互いに接続されるリブ271B〜274Bが、当該側壁271A,274A及び側面部222,223の内側の面に連続するように形成されている。
このような各部221〜224により、下部筐体27には、上方、すなわち、上部筐体26に対向する方向に向かって開口し、かつ、装置本体3を下部筐体27の内部に収納する開口277が形成され、また、各部221〜224の内側の面であり、かつ、開口277により露出する内面部276が形成されている。
【0071】
図19は、係合部278を示す斜視図であり、図20は、係合部278を示す下部筐体27の縦断面図である。
正面部221に位置する側壁271Aには、下部筐体27に上部筐体26を組み合わせる際に、前述の突出部268が係合する係合部278が、当該側壁271Aの長手方向に沿って所定間隔を隔てて合計6つ形成されている。これら係合部278は、図19及び図20に示すように、それぞれ、切欠部2781、凹部2782、一対のガイド部2783及び一対の規制部2784を備えている。
【0072】
切欠部2781は、リブ271Bの上端(上部筐体26に対向する方向側の端部)を略矩形状に切り欠いて形成されている。この切欠部2781の幅寸法(側壁271Aの長手方向に沿う方向の寸法)は、前述の突出部268(図16)の幅寸法(側壁261Aの長手方向に沿う方向の寸法であり、上部筐体26の回動軸方向の寸法)に応じて設定されている。
凹部2782は、切欠部2781から段差部2214に近接する方向(上部筐体26に対向する方向とは反対方向)の側壁271Aの端部に穿設されている。この凹部2782の幅寸法は、突出部268の係止部2682の幅寸法に応じて設定され、当該凹部2782には、上部筐体26が下部筐体27の開口277を完全に閉塞した際に、係止部2682が嵌合する。
【0073】
一対のガイド部2783は、それぞれ、切欠部2781と凹部2782との間に、当該切欠部2781から凹部2782に向かう方向に沿って延出するように、所定間隔を隔てて形成されている。具体的に、一対のガイド部2783は、切欠部2781の幅方向の形成範囲内にそれぞれ形成されている。
これらガイド部2783は、図20に示すように、断面視略台形状に側壁271Aの内側の面(背面部224に対向する側の面)に、一体的に凸設されている。そして、ガイド部2783の下端部分(段差部2214に近接する側の部分)は、段差部2214に近接する方向(開口277の深さ方向)に向かうに従って、厚さ寸法が小さくなる曲面形状に形成されている。このガイド部2783の突出方向先端側の面であるガイド面2783Aには、前述の突出部268の当接面2683が当接し、下部筐体27に対する上部筐体26の回動を案内する。
なお、このように一対のガイド部2783を、所定間隔を隔てて側壁271Aに形成したことにより、当該一対のガイド部2783に代えて1つのガイド部を設けた場合に対して、上部筐体27の成形時における側壁271Aの引けを防止することができる。
【0074】
一対の規制部2784は、一対のガイド部2783を挟むように、側壁271Aの内側の面から膨出して形成されている。これら規制部2784は、下部筐体27に対して上部筐体26を回動させて組み合わせる際に、当該上部筐体26の突出部268を挟み込んで当該突出部268の位置ずれを規制する。
【0075】
また、側壁271Aの上端面と、リブ271Bの外面とにより、段差部271Cが形成され、更に、当該段差部271Cにおける側壁271Aの外側には、当該側壁271Aの長手方向に沿って切欠部271A1が、断面視略L字状に形成されている。
このうち、段差部271Cには、上部筐体26が下部筐体27の開口277を完全に閉塞した際に、当該上部筐体26の側壁261Aが嵌まり込む。
切欠部271A1の一対の角部には、上部筐体26を下部筐体27に組み合わせる過程で、当該上部筐体26の側壁261Aの先端部分が当接する。これにより、上部筐体26の回動を行いやすくできるほか、当該側壁261Aを、上部筐体26の回動に伴って段差部271Cに嵌め込みやすくすることができる。
【0076】
〔外装筐体2Aの組み立て工程〕
以下、上部筐体26と下部筐体27とを組み合わせて、外装筐体2Aを構成する工程について説明する。
図21、図23、図25及び図27は、下部筐体22に上部筐体21を組み合わせる際の経過を示す側面図である。また、図22、図24、図26及び図28は、それぞれ図21、図23、図25及び図27の一部(特に、突出部268及び係合部278)を拡大して示す断面図である。なお、図21〜図28においては、装置本体3の図示を省略する。
【0077】
先ず、図21に示すように、上部筐体26を下部筐体27に対して略90度傾けた状態で、図22に示すように、下部筐体27のリブ271Bに形成された係合部278の切欠部2781(図19及び図20)に、上部筐体26に形成された突出部268の当接面2683を当接させるとともに、当該側壁271Aの外面に、上部筐体26の側壁261Aの先端面を当接させる。この状態では、切欠部2781及び突出部268により、下部筐体27に対する図21及び図22における手前及び奥行き方向の上部筐体26の移動が規制されるとともに、側壁271A,261Aにより、図21及び図22における右方向への上部筐体26の移動が規制される。
【0078】
次に、図21において示した状態から、図23に示すように、上部筐体26を、下部筐体27に近接する方向、すなわち、下部筐体27の開口277を覆う方向に、当該開口277の端縁を形成する側壁271Aの上端を軸として回動させる。この上部筐体26の回動により、図24に示すように、側壁271Aに形成された切欠部271A1に、側壁261Aが乗り上げ、当該側壁271Aと側壁261Aとが近接する。なお、この状態では、リブ271Bと突出部268の当接面2683とが離間するが、当該突出部268は、一対の規制部2784間に位置することとなるので、下部筐体27に対する図23及び図24における手前及び奥行き方向の上部筐体26の移動は規制されたままとなる。
【0079】
この後、図23に示した状態から、図25に示すように、上部筐体26を更に回動させる。この状態では、図26に示すように、突出部268の当接面2683における先端部分が、ガイド部2783のガイド面2783Aに当接する。詳述すると、当接面2683における係止部2682に対応する部位が、ガイド面2783Aにおける曲面形状を有する下端部分に当接する。このため、図25及び図26に示した状態から、上部筐体26を更に回動させた場合には、当接面2683は、ガイド部2783のガイド面2783Aに沿って摺動することとなり、当該ガイド面2783Aにより、上部筐体26の回動が案内される。
【0080】
そして、図25に示した状態から、上部筐体26を更に回動させると、図27に示すように、当該上部筐体26と下部筐体27とが組み合わさり、下部筐体27の開口277(図18)が閉塞される。この状態では、図28に示すように、当接部2683とガイド面2783Aとが当接したまま、当該突出部268の先端に形成された係止部2682が、係合部278の凹部2782に嵌まり込み、ガイド部2783における段差部2214に近接する側(開口277の深さ方向の先端側)の端部を係止する。また、これに伴い、側壁261Aの突出部268に対向する面と、リブ271Bの外面とが当接したまま、当該側壁261Aの先端面が、段差部271Cに嵌まり込む。すなわち、側壁261Aは、本発明の起立部に相当する。
【0081】
このような図27及び図28に示した状態では、下部筐体27に対する図27及び図28における手前及び奥行き方向への上部筐体26の移動は、凹部2782と、当該凹部2782に嵌まり込む突出部268の係止部2682により規制される。
また、下部筐体27に対する図27及び図28における左右方向への上部筐体26の移動は、リブ271Bに当接する側壁261A、及び、ガイド部2783に当接する突出部268により規制される。
更に、下部筐体27から離間する方向、すなわち、図27及び図28における上方への上部筐体26の移動は、係合部278の凹部2782に嵌まり込む突出部268の係止部2682により規制される。また、上部筐体26の内面部265に形成され、かつ、下部筐体27に形成された溝(図示省略)に嵌合する嵌合つめ2154により、下部筐体27から離間する方向への上部筐体26の移動(回動)がより強固に規制される。
【0082】
〔第二実施形態の効果〕
以上説明した本実施形態の情報処理装置1Aによれば、以下の効果を奏することができる。
すなわち、上部筐体26を下部筐体27に組み合わせる際には、当該下部筐体27の側壁271Aに形成されたガイド部2783のガイド面2783Aに、上部筐体26に形成された突出部268の当接面2683が当接する。そして、当該当接面2683は、下部筐体27の開口277を閉塞する方向に上部筐体26が回動する際に、ガイド面2783Aにより案内され、当該ガイド面2783Aに沿って摺動する。これによれば、ガイド部2783のガイド面2783Aに沿って当接面2683が摺動するように、上部筐体26を回動させることで、当該上部筐体26を下部筐体27に組み合わせることができる。従って、外装筐体2Aの組立工程を簡略化することができる。
【0083】
また、突出部268の突出方向先端側には、当該突出部268の起立方向に対して屈曲する係止部2682が形成され、下部筐体27の側壁271Aには、ガイド部2783を切欠部2781とともに挟み、かつ、係止部2682が嵌合する凹部2782が形成されている。これによれば、上部筐体26により下部筐体27の開口277を完全に閉塞した際に、下部筐体27から離間する方向への上部筐体26の移動を規制することができる。従って、上部筐体26と下部筐体27との位置ずれを抑制することができる。
【0084】
また、下部筐体27の一対のガイド部2783が、側壁271Aにおける内面側に凸設されていることにより、下部筐体27の側壁271Aの外面側に、不要な凹凸を形成する必要をなくすことができる。これによれば、下部筐体27の開口277を上部筐体26により閉塞した際に、当該上部筐体26の側壁261Aと、下部筐体27の側壁271Aとの隙間を小さくすることができる。従って、上部筐体26と下部筐体27とを組み合わせた際の位置ずれを抑制することができる。
【0085】
また、ガイド部2783のガイド面2783Aの下端部(段差部2214に近接する側の端部)は、曲面形状を有し、当該ガイド面2783Aの曲面形状部分に当接する突出部268の当接面2683における部分は、当該曲面形状に応じた曲面形状を有している。これによれば、当接面2683及びガイド面2783Aのガタ及び摩擦を低減することができる。従って、上部筐体26を下部筐体27に対してスムーズに回動させることができ、当該下部筐体27に対する上部筐体26の位置決めを、迅速に行うことができる。
【0086】
また、下部筐体27の側壁271A上に形成されたリブ271Bの先端(段差部2214から離間する方向の先端)には、ガイド部2783に応じた位置に、突出部268の幅寸法(側壁261Aの長手方向に沿う方向であり、上部筐体26の回動軸方向の寸法)と略同じ幅寸法を有する切欠部2781が形成されている。これによれば、突出部268の当接面2683を、切欠部2781に当接させた状態で、上部筐体26を下部筐体27の開口277を閉塞する方向に回動させることにより、当該当接面2683を、ガイド部2783に容易に当接させることができる。また、切欠部2781の幅寸法は、突出部268の幅寸法と略一致するので、当接面2683を切欠部2781に当接させることにより、上部筐体26と下部筐体27とを仮位置決めすることができる。従って、上部筐体26及び下部筐体27間に、当該上部筐体26の回動軸方向に沿った位置ずれが生じることを抑制することができ、互いの位置ずれを、一層確実に抑制することができる。
【0087】
また、上部筐体26が下部筐体27の開口277を完全に閉塞し、かつ、係止部2682が凹部2782に嵌合してガイド部2783を係止した状態では、上部筐体26の側壁261Aが、下部筐体27の側壁271Aの外面側に形成された段差部271Cに嵌まり込む。これによれば、側壁261A,271Aにより、下部筐体27に対する上部筐体26の背面側への移動を規制することができるとともに、突出部268とガイド部2783とにより、下部筐体27に対する上部筐体26の正面側への移動を規制することができる。従って、下部筐体27の開口277を上部筐体26により完全に閉塞した状態での互いの位置ずれを、より一層確実に抑制することができる。
【0088】
また、前述の情報処理装置1では、上部筐体26と下部筐体27とを組み合わせた状態での当該上部筐体26の回動軸に沿った方向の上部筐体26の移動を規制するために、下部筐体22のリブ2273に溝22731を形成し、当該溝22731に係合する突起2152,2153を上部筐体21に形成した。これに対し、情報処理装置1Aでは、下部筐体27のリブ271Bに切欠部2781を形成し、当該切欠部2781に、ガイド部2783に当接するとともに、凹部2782に嵌合する突出部268が当接する。これによれば、突起2152,2153のような部材を筐体に設ける必要をなくすことができる。従って、前述の情報処理装置1の外装筐体2に比べ、外装筐体2Aの構成を簡略化することができる。
【0089】
〔3.実施形態の変形〕
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記第一実施形態では、突出部2151及び各突起2152,2153は、上部筐体21の正面部211側に形成され、ガイド部2272、嵌合穴2261、及び溝22731は、下部筐体22の正面部221側に形成されていたがこれに限られず、例えば、上部筐体21の側面部213側と、下部筐体22の側面部222側に設けてもよい。
【0090】
また、ガイド部2272が、下部筐体22の開口227を形成する側壁221Aの内面に凹設され、これに合わせて、上部筐体21の突出部2151が、上部筐体21の正面部211を形成する側壁211Aの外面に突設されてもよい。この場合には、上部筐体21の幅寸法を下部筐体22の幅寸法内に収めることができるので、外装筐体2をコンパクトにすることができる。
【0091】
前記第一実施形態では、下部筐体22の開口227を形成する側壁221Aにリブ2273が設けられ、このリブ2273に溝22731が形成されていたがこれに限られず、例えば、リブ2273を設けないで、下部筐体22の端縁2271に溝22731を形成してもよい。
【0092】
前記第一実施形態では、上部筐体21には、突出部2151、各突起2152,2153、及び嵌合つめ2154が設けられ、下部筐体22には、嵌合穴2261、ガイド部2272及び溝22731が設けられていたが、必ずしもこれら全てを設けなくてもよい。
【0093】
前記第二実施形態では、ガイド部2783のガイド面2783Aの下端は、曲面形状を有するとしたが、本発明はこれに限らず、平面形状を有する構成としてもよい。
また、突出部268の係止部2682は、凹部2782に嵌合することで、ガイド部2783の下端を係止するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、ガイド部2783が、係止部2682により係止される程度に突出する形状を有していれば、凹部2782を側壁271Aに形成する構成とせずともよい。更に、ガイド部2783における所定の位置に、係止部2682により係止される部位を形成してもよい。
【0094】
前記第二実施形態では、突出部268及び係合部278を、上部筐体26及び下部筐体27に、それぞれ合計6つずつ設けたが、本発明はこれに限らない。すなわち、突出部268及び係合部278の数は、それぞれが対応していれば、適宜設定してよい。
さらに、前記各実施形態では、電子機器として情報処理装置1が用いられていたが、他の電子機器であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0095】
本発明は、情報処理装置に利用できる他、あらゆる電子機器に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0096】
【図1】本発明の第一実施形態に係る情報処理装置を正面側から見た斜視図。
【図2】前記実施形態における上部筐体の内面部を示す斜視図。
【図3】前記実施形態における突出部を示す上部筐体の部分拡大図。
【図4】前記実施形態における上部筐体の断面図。
【図5】前記実施形態における下部筐体を底面側から見た斜視図。
【図6】前記実施形態におけるガイド部を示す下部筐体の部分拡大図。
【図7】前記実施形態における下部筐体の内面部を示す斜視図。
【図8】前記実施形態における上部筐体を外した状態の情報処理装置を正面側から見た斜視図。
【図9】前記実施形態における下部筐体を上部筐体で覆う際の経過を示す側面図。
【図10】図9の一部を拡大して示す断面図。
【図11】前記実施形態における突起が溝に嵌り込んだ状態を示す斜視図。
【図12】前記実施形態における下部筐体を上部筐体で覆う際の経過を示す側面図。
【図13】図12の一部を拡大して示す断面図。
【図14】前記実施形態における下部筐体を上部筐体で覆う際の経過を示す側面図。
【図15】図14の一部を拡大して示す断面図。
【図16】本発明の第二実施形態に係る情報処理装置の上部筐体の内面部を示す斜視図。
【図17】前記実施形態における突出部を示す上部筐体の断面図。
【図18】前記実施形態における下部筐体の内面部を示す斜視図。
【図19】前記実施形態における係合部を示す下部筐体の部分拡大図。
【図20】前記実施形態における係合部を示す下部筐体の断面図。
【図21】前記実施形態における下部筐体を上部筐体で覆う際の経過を示す側面図。
【図22】図21の一部を拡大して示す断面図。
【図23】前記実施形態における下部筐体を上部筐体で覆う際の経過を示す側面図。
【図24】図23の一部を拡大して示す断面図。
【図25】前記実施形態における下部筐体を上部筐体で覆う際の経過を示す側面図。
【図26】図25の一部を拡大して示す断面図。
【図27】前記実施形態における下部筐体を上部筐体で覆う際の経過を示す側面図。
【図28】図27の一部を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
【0097】
1,1A…情報処理装置(電子機器)、2,2A…外装筐体(電子機器用筐体)、3…装置本体(機器本体)、21,26…上部筐体(第二筐体)、22,27…下部筐体(第一筐体)、227,277…開口、268…突出部、2151,268…突出部、2152…突起、2153…突起、221A,271A…側壁、2261…嵌合穴、2271…端縁、2272…ガイド部(係止部)、261A…側壁(起立部)、2682…係止部、2683…当接面、271C…段差部、2781…切欠部、2783…ガイド部、21511…凸状曲面(当接面)、21531…鉤状部、22721…凹状曲面(ガイド面)、22731…溝、2783A…ガイド面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の処理を実行する機器本体を内部に収納する電子機器用筐体であって、
前記機器本体を収納する開口を有する第一筐体と、
前記開口の端縁を形成する前記第一筐体の側壁の少なくとも一部に当接し、当接部分を軸として回動して前記開口を閉塞する第二筐体とを備え、
前記第一筐体における前記側壁には、前記第二筐体の回動方向に沿ったガイド面を有し、かつ、当該第二筐体の回動を案内するガイド部が設けられ、
前記第二筐体には、当該第二筐体が前記第一筐体を覆う際に前記ガイド部の前記ガイド面に当接する当接面を有する突出部が設けられ、
前記ガイド部及び前記突出部のいずれか一方は、前記第二筐体が前記第一筐体の前記開口を閉塞した際に、他方を係止する係止部を備えることを特徴とする電子機器用筐体。
【請求項2】
請求項1に記載の電子機器用筐体において、
前記ガイド部は、前記側壁における前記第一筐体の外面側に凹設され、
前記ガイド面は、前記開口の深さ方向に向かうにしたがって、前記ガイド部の厚さ寸法が小さくなる曲面形状に形成され、
前記係止部は、前記ガイド部であることを特徴とする電子機器用筐体。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の電子機器用筐体において、
前記第一筐体の前記側壁には、前記第二筐体の回動方向に沿って溝が形成され、
前記第二筐体は、前記溝に応じた幅寸法を有し、かつ、前記第二筐体が前記第一筐体の前記側壁の少なくとも一部に当接した際に、前記溝と係合する突起を備えていることを特徴とする電子機器用筐体。
【請求項4】
請求項3に記載の電子機器用筐体において、
前記突起には、当該突起の前記第二筐体からの突出方向の先端側が鉤状に曲折した鉤状部が形成され、
前記第一筐体には、前記第二筐体が前記開口を閉塞した際に、前記鉤状部が嵌合する嵌合穴が形成されていることを特徴とする電子機器用筐体。
【請求項5】
請求項1に記載の電子機器用筐体において、
前記ガイド部は、前記側壁における前記第一筐体の内面側に凸設され、
前記ガイド面は、前記第二筐体の回動方向に沿う曲面形状に形成され、
前記係止部は、前記突出部における当該突出部の突出方向先端側に形成され、前記ガイド部における前記深さ方向先端側を係止することを特徴とする電子機器用筐体。
【請求項6】
請求項5に記載の電子機器用筐体において、
前記側壁の前記第二筐体に対向する側の端部には、前記ガイド部が形成された位置に対応して切欠部が形成され、
前記切欠部の幅寸法は、前記第二筐体の回動軸に沿う方向の前記突出部の寸法に応じて設定されていることを特徴とする電子機器用筐体。
【請求項7】
請求項5又は請求項6に記載の電子機器用筐体において、
前記第二筐体には、前記突出部の外側に、当該突出部と略平行に起立する起立部が形成され、
前記側壁における外面側には、前記第二筐体が前記第一筐体を覆う際に、前記起立部が当接し、かつ、前記係止部により前記ガイド部が係止された際に、前記起立部が嵌まり込む段差部が形成されていることを特徴とする電子機器用筐体。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれかに記載の電子機器用筐体と、
当該電子機器用筐体の内部に収納され、所定の処理を実行する機器本体とを備えていることを特徴とする電子機器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate


【公開番号】特開2008−103671(P2008−103671A)
【公開日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−171259(P2007−171259)
【出願日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(395015319)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (871)
【Fターム(参考)】