説明

電子機器

【課題】 導光部材や光源などの部品点数を減らし、且つ簡単な構成で光源から離れた任意の照光部へ光を導くことを可能とした電子機器を提供すること。
【解決手段】 外装を覆う上ケース10を光透過性に優れた透明樹脂で形成し、その表面をメタリック塗装された反射膜11aで覆う。上ケース10の縁部には肉厚部12aとその端面に凹曲面12bを形成し、基板30の搭載された光源31を凹曲面12bの対向配置する。光源31から出射された光は、凹曲面12bを介して肉厚部12aに取り込まれ、上ケース10の内部を導光して上ケース10の上面11に達し、上面11に設けられた第1,第2の照光部15a,15bを明るく照らす。上ケース10が導光部材を兼ね、しかも照光部ごとに光源を設ける必要がなくなるため、部品点数を減らすことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機をはじめとする各種の電子機器に係わり、特に電子機器の外面を覆う筐体に導光機能を持たせた電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電子機器として、内部の光源に対向する突出部を備えた導光管を備えた携帯用通信機に関する発明が記載されている。
【0003】
この携帯用通信機では、光源から放たれた光が突出部から導光管の内部に進入し、この導光管を通じて第1の表示面と第2の表示面を明るく表示できるようになっている。
【0004】
また特許文献2には、発光ダイオードから出射された光を、フランジ部材の内部において2回屈折して光学表示部へ導光するようにしたパネル表示装置に関する発明が記載されている。
【特許文献1】特開平7−222224号公報
【特許文献2】特開2004−361664号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献1に記載のものでは、別部材として形成された導光管を筐体に設ける必要がある。このため、部品コストを低減しにくく、組立て作業が複雑となりやすい。
【0006】
特に、光源の配置に合わせて突出部を形成する構成であるため、導光管の形状が複雑化しやすく、それに伴って製造コストが増大しやすいという問題がある。
【0007】
また上記のように突出部を光源に対向配置させる構成のものでは、光を導光管の中に導き難い構成であり、光源から放たれた光のうち突出部を介して導光管の内部に案内される量は、導光管の外部に逃げ出す量よりも少ないという問題、すなわち損失が大きいという問題がある。
【0008】
また特許文献2に記載されたものでは、光学表示部までの導光路上に所定の角度からなる反射部を複数形成する必要がある。しかし、電子機器の形状はデザイン性の重視などの観点か制約が伴う場合が多く、反射部を所定の角度で形成することが難しい。このため、反射部の数が増えて導光部材の形状が複雑化しやすく、それに伴って製造コストが増大しやすいという問題がある。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、ケースが導光体を兼ねることで導光部材や光源などの部品点数を減らすことができ、且つ簡単な構成で光源から離れた任意の照光部へ光を導くことを可能とした電子機器を提供することを目的としている。
【0010】
また本発明は、光源から出射された光の利用効率を高めて照光部を明るく照らし出せるようにした電子機器を提供することを目的としている。
【0011】
さらに本発明は、指示部を示す照光部に静電センサを備えた電子機器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、外面に照光部を有する筐体と、前記筐体の内部に光源を備えた電子機器において、
前記筐体の少なくとも一部は、光源から入射した光を前記照光部に導くことが可能な導光部とされており、前記筐体の端面に光が入射する入射部が設けられていることを特徴とするものである。
【0013】
本発明では、少なくとも筐体の一部が導光体を兼ねた構成であり、筐体とは別部材で導光部材を用意する必要がないため、部品点数を減らすことができ、コストを低減することができる。
【0014】
上記において、前記入射部は前記端面に形成された凹曲面であり、この凹曲面に光源が対向配置されるものが好ましい。
【0015】
上記手段では、光源から出射された光を効率良く導光体の内部に取り込むことができる。このため、利用効率を高めることが可能となる。
【0016】
また前記入射部の板厚寸法が、前記筐体の他の部分の板厚寸法よりも厚く形成されるものが好ましい。
【0017】
上記手段では、板厚寸法の厚い部分に光源に対向する入射部を確実に形成することができる。
【0018】
また前記導光体の少なくとも表面側には反射膜が形成されており、この反射膜に前記照光部が形成されているものが好ましい。
【0019】
上記手段では、外部への光の洩れを防止できるため、導光体を通じて光源から遠方の位置に設けられた照光部まで光を効率良く導くことができる。
また前記反射膜がメタリック塗装で形成されるものが好ましい。
【0020】
上記手段では、導光体内部を伝搬する光の反射効率を高めることができる。このため、光の損失を低減することができる。
【0021】
さらには、前記ケースを形成する一方の面とこれに隣接する他方の面とが交差する部分に、傾斜面またはR面が設けられているものが好ましい。
【0022】
上記手段では、光を傾斜面またはR面に沿って適度に反射しながら伝搬させることができる。
【0023】
さらには、前記発光素子と前記入射部とが対向配置された部分から前記筐体の外部に光が漏れないよう、前記上ケースと前記下ケースがかみ合う形状に形成されているものが好ましい。
【0024】
このような形状としては、例えば上ケースの下縁部と下ケースの上縁部にそれぞれ段差が好ましく、段差どうしの噛み合いにより、筐体の外部に光が漏れることを防止することが可能となる。
【0025】
例えば、前記ケースは、上ケースと下ケースとを有するものであり、前記上ケースと前記下ケースとの間に前記発光素子が搭載された基板が設けられており、前記基板上の発光素子と前記上ケースと前記下ケースの少なくとも一方の端面に設けられた凹曲面とが対向配置されるものとして構成される。
【0026】
また前記導光体の内面に静電センサが設けられるものが好ましく、この場合、前記静電センサが、前記導光体の内側の面で且つ前記照光部と対応する位置に設けられているもので好ましい。
【0027】
上記手段では、照光部を電子機器に対する入力操作位置を示す指示部として利用することが可能となる。
【0028】
また前記照光部と対向する導光体の内側の面に、光拡散部材が設けられているものが好ましく、この場合、前記光拡散部材は、光拡散剤または蛍光剤を含有する粘着テープ、または前記光拡散部材が、白色のPETシートであるものが好ましい。
【0029】
上記手段では、照光部の近傍で光拡散剤により光を乱反射させ、あるいは蛍光することにより、照光部の明るさを増すことが可能となる。
【0030】
また粘着テープの場合には、静電センサを形成する電極と導光体との間の固定をも兼ねることができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明では、ケースが導光体を兼ねることで部品点数を減らすことができるとともに、電子機器の組立て工程を容易化することができる。
【0032】
また簡単な構成で光源からの光を遠く離れた照光部へと導くことが可能となる。
また光源から出射された光を効率良く利用することが可能となるため、照光部を明るく照らし出すことが可能となる。
【0033】
さらに本発明は、指示部を示す照光部に静電センサを備えた電子機器を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
図1は本発明の実施の形態として電子機器の筐体を示す斜視図、図2は図1の分解斜視図、図3は図1の一部を部分的に拡大して示す斜視図、図4は筐体の内部を拡大して示す斜視図、図5は筐体を図1の5−5線で切断した場合に相当する部分断面図である。
【0035】
以下に実施の形態に示す電子機器は、例えば携帯電話機などの通信機、ゲーム機、PDA、デジタルカメラなどである。
【0036】
図1に示すように、電子機器は、上ケース10と下ケース20からなる筐体1を有している。上ケース10は、液晶表示装置2が設けられた上面11と、四方を取り囲むように設けられた側面12(個別に12A,12B,12C,12Dとして示す。)を有している。また上ケース10は上面11と四つの側面12との間には、これらを連結する斜面13やR面14などを有している。これら複数の面を有する上ケース10は、光透過率が80%以上など透明性に優れた樹脂、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネイトなどを用いて一体的に形成されている。
【0037】
なお、上ケース10は、必ずしも全ての面が透明な樹脂で形成されている必要はなく、その一部に透明な樹脂を使用した構成であってもよい。いずれにしても透明な樹脂を使用した部分は、光を透過させる導光体ないしは導光部材として機能することが可能である。
【0038】
前記上ケース10の表面には、光を反射させる反射膜11aが形成されている(図5参照)。なお、上ケース10のうち、透明な樹脂(導光体)がそのまま表出している枠形状の部分(図3にハッチングで示す部分)が、筐体1内の光が外に洩れる照光部15として機能する部分である。
【0039】
前記照光部15のうち、斜面13又はR面14に設けられているのが第1の照光部15aであり、上面11に設けられているのが第2の照光部15bである。なお、照光部15(第1の照光部15aおよび第2の照光部15b)は、上記のような枠形状であるものに限られるもではなく、視覚的に照光部15の位置を特定することができる形状であれば、丸や四角、あるいは図形、記号などどのような形状で形成されていてもよい。
【0040】
反射膜11aは、上ケース10の表面に例えばメタリック塗装を施すことにより形成することができ、このとき所定のマスクを被せた上で塗装することで照光部15を同時に形成することが可能である。
【0041】
筐体1の底部側には下ケース20が設けられる。下ケース20の側面の上縁部には、内部に突出する支持部21が一体的に形成されている(図5参照)。支持部21は、下ケース20の上縁部に1周にわたり連続的に周設された構成であってもよいし、間隔を空けて部分的に形成された構成であってもよい。
【0042】
また下ケース20は透明あってもよいし、不透明であってもよい。あるいは透明な部分と非透明な部分を合わせ持つ構成であってもよい。下ケース20が透明な部分を有する場合には、上ケース10と同様の透明な樹脂で形成することができる。なお、下ケース20が不透明である場合には、通常の不透明な樹脂ケースや金属ケースを採用することも可能である。
【0043】
図2に示すように、前記上ケース10と下ケース20との間には基板30が設けられている。基板30の上には、CPUやメモリなど電子機器としての機能を達成するための各種の電子部品が搭載されている(図示せず)。特に、基板30の縁部の複数の箇所には、光源31として機能する発光素子(LEDなど)が固定されている。
【0044】
図5に示すように、複数の光源(発光素子)31等を搭載した基板30は、下ケース20の支持部21に載置される。前記上ケースの縁部と前記下ケースの縁部には互いに噛み合う段差がそれぞれ形成されている。そして、上側から上ケース10の縁部を下ケース20の縁部に嵌め込み、前記段差どうしを噛み合わせることにより、内部に基板30を備えた電子機器が一体的に組み立てられる。これにより、光源31から発せられた光が、上ケース10と下ケース20との噛み合い部分を介して筐体1の外部に洩れ出ることを防止できる。
【0045】
図4、図5に示すように、上ケース10の側面12で、且つ光源31と対向する部分には、側面12の板厚寸法を、その他の標準的な板厚寸法よりも部分的に厚く形成した肉厚部12aが一体形成されている。この肉厚部12aの下側(Z2側)の端面には、上方(Z1方向)に向かって凸となる円弧状の凹曲部12bが形成されている。
【0046】
この凹曲部12bには、基板30Aに搭載された光源31が対向配置されている。すなわち、光源31は凹曲部12bの内側に設けられている。光源31から放たれた光は、そのほとんどが凹曲部12bに達すること可能である。このため、光をこの凹曲部12bを介して肉厚部12aの中に高い入射効率にて入射させることが可能である。また肉厚部12a内に入射した光は、肉厚部12aを介して、これに連続する上ケース10の内部に導くことが可能となる。すなわち、凹曲部12bは、光源31から放出された光を上ケース10の内部に導く入射部として機能している。
【0047】
上ケース10の内部に入射した光は、透明な樹脂で形成された上ケース10自体を導光路としてその内部を進行する。このとき、上ケース10は導光体として機能している。そして、光は上ケース10の表面上の前記反射膜11aが形成されていない部分である照光部15a,15bに達すると、この第1,第2の照光部15a,15bから筐体1の外部に漏れ出す。このため、筐体1の外部からは、筐体1の全体のうち第1,第2の照光部15a,15bが形成された部分が明るく照らし出される。よって、第1,第2の照光部15a,15bの位置を明確に認識することが可能である。すなわち、上ケース10は、光源31から出射された光を、光源31から離れた箇所(第1,第2の照光部15a,15b)まで伝搬する導光部材として機能する。なお、第1,第2の照光部15a,15bを文字、図形又は記号等で形成しておくと、当該文字等を明るく表示することが可能である。
【0048】
このように、本願発明では、電子機器の外装を覆う筐体1の上ケース10が導光部材として機能し、別部材として導光部材を用意する必要がない。よって、部品点数を低減することができ、コストを低廉化することが可能である。しかも、光源31を基板30の縁部に配置することができるため、多数の光源31が基板30の中央部を占拠することがなくなる。このため、CPUやメモリなど重要な電子部品を、基板30の中央部に自由に配置することが可能となる。
【0049】
図5に示すように、上面11と側面12Aとの間は、互いに直交する関係にある2つの面(壁)どうしが直接的に連結される関係ではなく、これらの間に斜面13またはR面14を介在させた状態で連結される構成である。このため、上ケース10の内部を進行する光は、斜面13やR面14上の反射膜11aにおいて適度に反射されながら効率よく上ケース10の上面11側に向かって進行することが可能である。このため、斜面13やR面14に設けられた第1の照光部15aだけではなく、上ケース10の上面11に設けられた第2の照光部15bについても、明るく照らし出すことが可能である。
【0050】
ここで、メタリック塗装とは白、黒、赤のような単色且つ絶縁性の塗料(ソリッド塗料)の中に、光反射用の金属粒子を分散させた状態で混合して形成された塗料である。なお、塗料に混ぜた金属粒子の酸化を防ぐため、メタリック塗装の上にクリア塗装を施したものであってもよい。
【0051】
また反射膜11aはメタリック塗装でなくとも、例えば上ケース10の内面に光拡散剤または蛍光剤を含有する半透明の不織布や粘着テープ、または白色のPETシートなどからなる光拡散部材を貼り付けるようにした構成であってもよい。この場合には、光を拡散または蛍光することで、上記同様に第1,第2の照光部15a,15bを明るく照らし出すことができる。
【0052】
このような反射膜11aは、上ケース10の内面に、全面的に設けた構成であってもよいし、第1,第2の照光部15a,15bと対向する箇所に部分的に設けた構成であってもよい。少なくとも第1,第2の照光部15a,15bと対向する箇所に反射膜11aを設けておくと、筐体1内への光の洩れを防止すること、あるいは光が洩れる量を少なくすることができるようになる。すなわち、光の利用効率を高めることが可能となるため、さらに第1,第2の照光部15a,15bの明るさを高めることが可能である。さらには、光を光源31から離れたより遠くの場所まで伝達することが可能となる。
【0053】
このような第1,第2の照光部15a,15bは、電子機器に対する入力操作位置を示す指示部として利用することが可能である。図5に示すものでは、上ケース10の内面で、且つ第1,第2の照光部15a,15bと対向する位置に、静電センサ40がそれぞれ設けている。静電センサ40は、例えば薄い銅板などからなる金属製の電極41で形成され、上ケース10の内面に貼り付けられている。
【0054】
操作者の指Fが、前記照光部15の表面に当接すると、指Fと電極41とが対向する部分に静電容量Cが形成され、指Fを離すと静電容量Cが消滅する。このため、電極41に所定の検出信号を印加して静電容量Cの変化を検出することにより、操作者の指Fが照光部15に触れたか否か、すなわち入力操作があったか否かを検出するスイッチとして利用できる。すなわち、静電容量Cの検出の有無に基づいて、スイッチの切り換わり(ON/OFF操作)を検出することが可能となる。
【0055】
この場合に、前記電極41は、上ケース10の内面に直に貼り付けてもよいが、例えば内面との間に光拡散剤または蛍光剤を含有する半透明な不織布や粘着テープを用いて貼り付けるようにすると、上記のように照光部15を明るく照らすとともに静電センサを形成することができる。さらには指Fと電極41とが対向する部分の誘電率の値が大きくなるため、静電容量Cが大きくなる。このため、検出される静電容量Cの変化量も大きくできるため、スイッチの切り換わりの検出精度を高めることが可能となる。
【0056】
上記実施の形態では、上ケース10側にのみ導光機能を持たせた場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、下ケース20側にも同じような導光機能を持たせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の実施の形態として電子機器の筐体を示す斜視図、
【図2】図1の分解斜視図、
【図3】図1の一部を拡大して示す斜視図、
【図4】筐体の内部を拡大して示す斜視図、
【図5】筐体を図1の5−5線で切断した場合に相当する部分断面図、
【符号の説明】
【0058】
1 筐体
10 上ケース
11 上面
12,12A,12B,12C,12D 側面
12a 肉厚部
12b 凹曲部
13 斜面
14 R面
15,15a,15b 照光部
20 下ケース
21 支持部
30 基板
31 光源(発光素子)
40 静電センサ
41 電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外面に照光部を有する筐体と、前記筐体の内部に光源を備えた電子機器において、
前記筐体の少なくとも一部は、光源から入射した光を前記照光部に導くことが可能な導光部とされており、前記筐体の端面に光が入射する入射部が設けられていることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記入射部は前記端面に形成された凹曲面であり、この凹曲面に光源が対向配置される請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記入射部の板厚寸法が、前記筐体の他の部分の板厚寸法よりも厚く形成される請求項1または2記載の電子機器。
【請求項4】
前記導光体の少なくとも表面側には反射膜が形成されており、この反射膜に前記照光部が形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の電子機器。
【請求項5】
前記反射膜がメタリック塗装で形成される請求項4記載の電子機器。
【請求項6】
前記筐体を形成する一方の面とこれに隣接する他方の面とが交差する部分に、傾斜面またはR面が設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の電子機器。
【請求項7】
前記筐体は、上ケースと下ケースとを有するものであり、
前記光源は、前記筐体内の前記上ケースと前記下ケースとの間に設けられた基板上に搭載された発光素子であり、
前記上ケースと前記下ケースの少なくとも一方の端面に設けられた入射部と前記基板上の発光素子とが対向配置される請求項1ないし6のいずれかに記載の電子機器。
【請求項8】
前記発光素子と前記入射部とが対向配置された部分から前記筐体の外部に光が漏れないよう、前記上ケースと前記下ケースがかみ合う形状に形成されている請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記導光体の内面に静電センサが設けられる請求項1ないし8のいずれかに記載の電子機器。
【請求項10】
前記静電センサが、前記導光体の内側の面で且つ前記照光部と対応する位置に設けられている請求項9に記載の電子機器。
【請求項11】
前記照光部と対向する導光体の内側の面に、光拡散部材が設けられている請求項1ないし9のいずれかに記載の電子機器。
【請求項12】
前記光拡散部材が、光拡散剤または蛍光剤を含有する粘着テープである請求項11記載の電子機器。
【請求項13】
前記光拡散部材が、白色のPETシートである請求項11記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−182421(P2010−182421A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−139962(P2007−139962)
【出願日】平成19年5月28日(2007.5.28)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】