説明

電子機器

【課題】 電池収納部および電池蓋に特別な構造物を形成することなく、バネがチャージされていない自然状態で電池蓋を電池収納部に取り付ける。
【解決手段】 電池蓋ユニット7が電池収納部11を開放する状態であって、三脚ネジ部材12が空間Sに取り付けられていない状態にて、バネ部材26の他方端26cをチャージしない状態とし、電池蓋ユニット7が電池収納部11を閉鎖する状態であって、三脚ネジ部材12が空間に取り付けられていない状態にて、三脚ネジ部材12を空間Sに取り付ける際の三脚ネジ部材12の軌跡内に、バネ部材26の他方端26cを位置させ、三脚ネジ部材12を空間Sに取り付けることで、三脚ネジ部材12がバネ部材26の他方端26cをチャージする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器に関し、特に電池収納部に対して回動することで開閉可能な電池蓋を有する電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えばカセットテープレコーダーのカセット装着部を開閉する蓋や、CD(コンパクトディスク)プレーヤーのCD装着部を開閉する蓋は、バネによって開き方向への力を付与されている。
【0003】
そして、このようなは蓋体を有する機器において、蓋体の開き用のバネを簡単かつ確実に装着するための機構が提案されている。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−307074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電池収納部に対して回動することで開閉可能な電池蓋についても、バネによって電池蓋を開放する方向に付勢されている。このような電池蓋を電池収納部に組み付ける際には、バネをチャージした状態で電池蓋を電池収納部に取り付けなければならず、組立作業性が悪いという課題があった。
【0006】
このような課題に対して、上述した従来技術は、機器本体側に、バネの一端側の腕部5Aを仮止めしておくためのフック状の仮止め突起を設けるとともに、蓋体側に、蓋体を閉じることによってバネの腕部を押圧して仮止め突起から外す押圧突起を設けている。
【0007】
このような構成では、機器本体側に仮止め突起を設け、蓋体側に押圧突起を形成しなければならない。しかしながら、小型化が要求される電子機器では、このような突起を形成するスペースを確保することが困難となっている。
【0008】
このような課題を勘案して、本発明の目的は、従来技術にあるような突起を形成することなく、バネがチャージされていない自由状態で電池蓋を電池収納部に取り付けることを可能にするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、電池収納部と、前記電池収納部に対して回動することで開閉可能な電池蓋と、一方端が前記電池蓋に係止され、前記電池蓋を開放する方向に付勢するバネ部材と、前記電池収納部の近傍の空間に取り付けられる三脚ネジ部材とを有し、前記電池蓋が前記電池収納部を開放する状態であって、前記三脚ネジ部材が前記空間に取り付けられていない状態にて、前記バネ部材の他方端をチャージしない状態とし、前記電池蓋が前記電池収納部を閉鎖する状態であって、前記三脚ネジ部材が前記空間に取り付けられていない状態にて、前記三脚ネジ部材を前記空間に取り付ける際の前記三脚ネジ部材の軌跡内に、前記他方端を位置させ、前記三脚ネジ部材を前記空間に取り付けることで、前記三脚ネジ部材が前記他方端をチャージすることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電池収納部および電池蓋に特別な構造物を形成することなく、バネがチャージされていない自然状態で電池蓋を電池収納部に取り付けることが可能になる。したがって、電子機器の小型化を妨げることなく、電池蓋を電池収納部に組み付ける際の組立作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明を実施した電子機器の一例であるデジタルカメラ1の外観を説明する斜視図である。
【図2】本発明を実施した電子機器の一例であるデジタルカメラ1の分解斜視図である。
【図3】デジタルカメラ1の一部である本体ユニットHの分解斜視図である。
【図4】電池蓋ユニット7の分解斜視図である。
【図5】シャーシユニット13の分解斜視図である。
【図6】シャーシユニット13に電池蓋ユニット7および三脚ネジ部材12を取り付ける手順を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
〔実施例1〕
図1は、本発明を実施した電子機器の一例であるデジタルカメラ1の外観を説明する斜視図である。
【0013】
図1(A)は正面および上面の斜視図であり、図1(B)は正面および下面の斜視図である。デジタルカメラ1は、フロントカバー2、リアカバー3、トップカバー4、ボトムカバー5、サイドカバー6、電池蓋ユニット7、ジャックカバー8、及びストラップ取付部材9で構成されている。
【0014】
図1(C)および(D)は電池蓋ユニット7を開く様子を示す図である。電池蓋ユニット7は、図1(B)に示す閉じ位置では電池蓋21の内側に形成されるロック爪と電池収納部11とが係合して閉鎖状態を維持する。しかし図1(C)に示す様に、電池蓋ユニット7を左へスライドさせるとロック爪と電池収納部11との係合が解除され、バネ力によって、図1(D)に示す様に90度ほど回動して開放位置になる。したがって、電池蓋ユニット7は、電池収納部11に対してスライドすることでロック状態とロック解除状態になり、ロック解除状態では回動することで電池収納部11を開閉可能となる。
【0015】
図2はデジタルカメラ1からフロントカバー2、リアカバー3、トップカバー4、ボトムカバー5、サイドカバー6、ジャックカバー8、及びストラップ取付部材9を取り外した状態を示す分解斜視図である。図2に示す状態では、電池蓋ユニット7は本体ユニットHに取り付けられている。
【0016】
図3は、本体ユニットHをさらに分解した斜視図である。シャーシ部材としてのシャーシ10に電池収納部11、電池蓋ユニット7、三脚ネジ部材12を結合してシャーシユニット13を形成している。そして、シャーシユニット13に、デジタルカメラの前面側からレンズユニット14、ストロボユニット15、メイン基板16、放熱板17を取付ける。一方、デジタルカメラの背面側から、シャーシユニット13に液晶ユニット18と操作部材19を取り付ける。さらに、デジタルカメラの上面側からフレキシブル配線板20を取付けている。
【0017】
図4(A)は電池蓋ユニット7の斜視図であり、図4(B)は電池蓋ユニット7の分解斜視図である。
【0018】
電池蓋ユニット7は、金属材料で形成された回動板金22を、樹脂材料で形成された電池蓋21と金属材料で形成された固定板23で挟む構成となっている。
【0019】
図4(B)に示すように、電池蓋21には、取付けダボ21a、21bとクリック溝21cが形成されている。回動板金22には、長穴22a、板バネ部22b、貫通穴22cおよび22dが形成されている。固定板23には、ビス穴23aおよび23bが形成されている。
【0020】
取付けダボ21aが長穴22aの中に位置するように、回動板金22を電池蓋21の上に配置し、回動板金22の上に固定板23を重ねて配置する。ビス24はビス穴23aを貫通して、取付けダボ21aに螺合する。ビス25はビス穴23bを貫通して、取付けダボ21bに螺合する。取付けダボ21aは長穴22aの中に位置し、取付けダボ21bは回動板金22の外側に位置しているので、電池蓋21および固定板23は回動板金22に対して、スライドすることができる。電池蓋21および固定板23がスライドすることによって、電池蓋ユニット7は電池収納部11に対してロックされる状態とロックが解除される状態とに切り換わる。
【0021】
回動板金22に対して電池蓋21および固定板23をスライドさせると、回動板金22の板バネ部22bがクリック溝21cの上を摺動し、電池蓋ユニット7が電池収納部11に対してロックされる位置およびロックが解除される位置にてクリック力が発生する。
【0022】
回動板金22の貫通穴22cおよび22dには、電池蓋ユニット7が電池収納部11に対して回動する際の回動軸となるシャフト27を挿通される。
【0023】
図5はシャーシユニット13の分解斜視図で、シャーシ10に電池収納部11を取付けた状態を示している。シャーシ10は導電性を有する金属材料で形成され、デジタルカメラ1の強度を確保する部材として機能する。また、シャーシ10は、レンズユニット14、ストロボユニット15、メイン基板16およびフレキシブル配線板20のグランド電位となるグランドパターンが電気的に接続される。一方、電池収納部11は電池端子等を配設するため絶縁性を有する樹脂材料で形成している。
【0024】
電池収納部11には軸受部11aおよび11bが形成され、軸受部11aおよび11bに回動板金22の貫通穴22cおよび22dを配置して、シャフト27を挿通する。このとき、バネ部材としての蓋バネ26が貫通穴22cと22dとの間に配置された状態で、シャフト27が貫通穴22cと22dに挿通される。したがって、シャフト27は貫通穴22cおよび22d、蓋バネ26の巻線部26aを挿通して、軸受部11aおよび11bに軸受される状態となる。なお、蓋バネ26は導電性を有する金属材料で形成され、蓋バネ26の一方端26bは電池蓋21と回動板金22との間に挿入される。したがって、蓋バネ26の一方端26bは電池蓋ユニット7に係止される。
【0025】
このように、電池蓋ユニット7が電池収納部11に取り付けられた後、導電性を有する金属材料で形成される三脚ネジ部材12がシャーシユニット13に取り付けられる。三脚ネジ部材12が取り付けられる空間Sは、電池収納部11の軸受部11aおよび11bの近傍に形成されている。
【0026】
図6(A)〜(F)を用いて、シャーシユニット13に電池蓋ユニット7および三脚ネジ部材12を取り付ける手順を説明する。
【0027】
図6(A)は、電池収納部11に電池蓋ユニット7を取り付けた状態を説明する図である。
【0028】
まず、回動板金22に対して電池蓋21および固定板23をスライドさせて、電池蓋ユニット7が電池収納部11に対してロックされないロック解除状態とする。次に、蓋バネ26の一方端26bを電池蓋21と回動板金22との間に挿入するとともに、蓋バネ26の巻線部26aを貫通穴22cと22dとの間に配置する。そして、軸受部11aおよび11bに回動板金22の貫通穴22cおよび22dを位置合わせした状態で、シャフト27を軸受部11aおよび11bに挿通する。これによって、図6(A)に示すように、シャフト27は貫通穴22cおよび22d、蓋バネ26の巻線部26aを挿通して、軸受部11aおよび11bに軸受される。
【0029】
このとき、シャーシユニット13に三脚ネジ部材12が取り付けられていないので、電池蓋ユニット7の回動範囲は、シャーシユニット13に三脚ネジ部材12を取り付けた状態よりも大きくなる。また、電池蓋ユニット7を全開状態としても、蓋バネ26の他方端26cは三脚ネジ部材12が取り付けられる空間S内でチャージされない状態となる。したがって、蓋バネ26がチャージされない自然状態で電池蓋ユニット7を電池収納部11に取り付けることができる。
【0030】
図6(A)に示す状態は、電池蓋ユニット7が電池収納部11を開放する状態であって、三脚ネジ部材12が空間Sに取り付けられていない状態となる。この状態にて、蓋バネ26の他方端26cはチャージされない状態となる。
【0031】
蓋バネ26をチャージしながら電池蓋ユニット7を電池収納部11に取り付ける場合には、組立中に蓋バネ26の復元力で蓋バネ26を紛失してしまうことがあった。しかし、本実施例は蓋バネ26をチャージしていない自然状態で電池蓋ユニット7を電池収納部11に取り付けることができるので、蓋バネ26を紛失してしまうことがなく、組立作業性も向上する。
【0032】
図6(B)は、図6(A)に示すように、電池収納部11を開放する状態となっている電池蓋ユニット7を電池収納部11を閉鎖する位置まで時計回りに回動させた状態を示している。電池蓋ユニット7を時計回りに回動させることで、蓋バネ26の他方端26cは図6(B)に示すように、電池蓋ユニット7の下方に突出した状態となる。
【0033】
図6(B)の状態から電池蓋ユニット7を図中の右方向にスライドさせると、図6(C)に示すように、電池蓋ユニット7が電池収納部11に対してロックされるロック状態となる。このとき、電池蓋21の端部が蓋バネ26の他方端26cを押す。これによって、蓋バネ26の他方端26cは図6(B)の状態よりも反時計方向に回転して、三脚ネジ部材12を空間Sに取り付ける際の三脚ネジ部材12の軌跡内に入る。これによって、蓋バネ26はわずかにチャージされる。
【0034】
図6(C)に示す状態は、電池蓋ユニット7が電池収納部11を閉鎖する状態であって、三脚ネジ部材12が空間Sに取り付けられていない状態となる。この状態にて、蓋バネ26の他方端26cは、三脚ネジ部材12を空間Sに取り付ける際の三脚ネジ部材12の軌跡内に位置する。
【0035】
図6(C)に示す状態で、三脚ネジ部材12を矢印Aに移動させて、空間Sに三脚ネジ部材12を取り付ける。このとき、蓋バネ26の他方端26cは三脚ネジ部材12を空間Sに取り付ける際の三脚ネジ部材12の軌跡内に位置しているので、三脚ネジ部材12を空間Sに取り付けることで、蓋バネ26の他方端26cはチャージされながら空間S内に押し込まれる。
【0036】
図6(D)は、蓋バネ26の他方端26cをチャージしながら三脚ネジ部材12を空間Sに取り付けた状態を示している。この状態では、蓋バネ26の他方端26cが三脚ネジ部材12の側面に当接し、蓋バネ26が三脚ネジ部材12を、三脚ネジ部材12の取り付け方向とは異なる方向に付勢している。すなわち、蓋バネ26は、三脚ネジ部材12を図中の右方向に押している。この状態の後、三脚ネジ部材12はビス28でシャーシ10に固定されるが、蓋バネ26の付勢力によって、ビス28で三脚ネジ部材12をシャーシ10に固定されるまでの間、三脚ネジ部材12を空間Sに仮保持することができる。したがって、本実施例では、三脚ネジ部材12を空間Sに取り付けてから、ビス28で三脚ネジ部材12をシャーシ10に固定されるまでの間、三脚ネジ部材12を空間Sに押さえておく必要がなく、組立作業性が向上する。
【0037】
図6(E)は、三脚ネジ部材12を空間Sに取り付け、シャーシユニット13に固定した後、電池蓋ユニット7を図中の左方向にスライドさせて、電池蓋ユニット7と電池収納部11とのロックを解除した状態である。この状態で、電池蓋ユニット7は蓋バネ26の付勢力によって開放され、図6(F)に示す状態となる。図6(F)は、電池蓋ユニット7が開放された状態を示している。空間Sに三脚ネジ部材12が取り付けられることで、電池蓋ユニット7の回動範囲は図6(A)よりも小さくなる。
【0038】
三脚ネジ部材12を空間Sに取り付けて、シャーシ10に固定することで、導電性を有する三脚ネジ部材12はグランド電位となるシャーシ10と電気的に接続された状態となる。さらに、三脚ネジ部材12が空間Sに取り付けられた後、三脚ネジ部材12と蓋バネ26の他方端26cとは常に所定の接触圧を持って接触する。したがって、導電性を有する蓋バネ26も三脚ネジ部材12を介して、グランド電位となるシャーシ10と電気的に接続された状態となる。したがって、三脚ネジ部材12および蓋バネ26が浮遊金属となることがなく、デジタルカメラ1の耐静電気特性を高めることができるという効果も得られる。
【0039】
本実施例では、蓋バネ26の一方端26bは電池蓋21と回動板金22との間に挿入した後、蓋バネ26の巻線部26aを回動板金22の貫通穴22cおよび22dを配置して、シャフト27を挿通している。しかし、蓋バネ26の一方端26bは電池蓋21と回動板金22との間に挿入することなく、蓋バネ26の巻線部26aを回動板金22の貫通穴22cおよび22dを配置して、シャフト27を挿通してもよい。
【0040】
この場合には、電池蓋ユニット7を図6(A)に示す状態まで回動させたときに、蓋バネ26の一方端26bを電池蓋21と回動板金22との間に挿入することができるように、一方端26bの長さを決める。それと同時に、電池蓋ユニット7を図6(F)に示す状態まで回動させたときには、蓋バネ26の一方端26bが電池蓋21と回動板金22との間から抜けないように、一方端26bの長さを決める。蓋バネ26の一方端26bの長さがこれらの条件を満たすようにすれば、蓋バネ26の巻線部26aにシャフト27を挿通しした後、蓋バネ26の一方端26bは電池蓋21と回動板金22との間に挿入することができる。そして、三脚ネジ部材12を空間Sに取り付けた後は、蓋バネ26の一方端26bが電池蓋21と回動板金22との間から抜けることはない。
【0041】
このように構成することで、シャフト27を挿通する際に、蓋バネ26の一方端26bを電池蓋21と回動板金22との間に挿入する必要がなく、組立効率を向上させることができる。
【符号の説明】
【0042】
1 デジタルカメラ
7 電池蓋ユニット
10 シャーシ
11 電池収納部
12 三脚ネジ部材
13 シャーシユニット
26 蓋バネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池収納部と、
前記電池収納部に対して回動することで開閉可能な電池蓋と、
一方端が前記電池蓋に係止され、前記電池蓋を開放する方向に付勢するバネ部材と、
前記電池収納部の近傍の空間に取り付けられる三脚ネジ部材とを有し、
前記電池蓋が前記電池収納部を開放する状態であって、前記三脚ネジ部材が前記空間に取り付けられていない状態にて、前記バネ部材の他方端をチャージしない状態とし、
前記電池蓋が前記電池収納部を閉鎖する状態であって、前記三脚ネジ部材が前記空間に取り付けられていない状態にて、前記三脚ネジ部材を前記空間に取り付ける際の前記三脚ネジ部材の軌跡内に、前記他方端を位置させ、
前記三脚ネジ部材を前記空間に取り付けることで、前記三脚ネジ部材が前記他方端をチャージすることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記電池蓋は、前記電池蓋が前記電池収納部を閉鎖する状態にて、前記電池収納部に対してスライドさせることができるものであって、
前記電池蓋が前記電池収納部を閉鎖するように、前記電池蓋を回動させた後、前記電池蓋をスライドさせることによって、前記三脚ネジ部材を前記空間に取り付ける際の前記三脚ネジ部材の軌跡内に、前記他方端を位置させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記三脚ネジ部材を前記空間に配置した後、前記他方端が前記三脚ネジ部材の側面に当接することで、前記バネ部材は前記三脚ネジ部材を、前記三脚ネジ部材の取り付け方向とは異なる方向に付勢することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記バネ部材および前記三脚ネジ部材はともに導電性を有する金属材料で形成されるものであって、前記三脚ネジ部材は前記空間に取り付けられることで、前記電子機器のグランド電位となるシャーシ部材と電気的に接続された状態となることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−227399(P2011−227399A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−99151(P2010−99151)
【出願日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】