説明

電子機器

【課題】筐体の狭小部位に配置されたコネクタに対してカード部材を容易、かつ、確実に挿脱できる電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器10は、筐体と、回路基板と、カード部材1が挿入可能なコネクタ16と、コネクタ16の内側に配置されたレバー部材17とを備え、レバー部材17が、コネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材20と、第1部材20に連結され、コネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向奥側端面に当接可能な第2部材21と、第1部材20に連結され、コネクタ16の外側においてカード部材1の挿脱方向手前側の少なくとも片面に沿う第3部材22とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話等の小型の電子機器に関し、特に電子機器に挿脱自在に装着されるICカードやPCカード等のカードの挿脱構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、カードスロットの脇に設けられているイジェクトレバーが押圧されることにより、PCカードと本体部内のコネクタとの係合が外れ、PCカードがカードスロットから引き出される電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−71088号公報(図2、実施例の欄)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の電子機器は、ボタンを押すとレバーを介してPCカードの挿脱方向奥側の端面を挿脱方向手前側に押圧し、カードスロットからPCカードの挿脱方向手前側の端部が露出する。
特許文献1に記載の電子機器は、使用者が、カードスロットから露出したPCカードの挿脱方向手前側の端部を指で摘んで引き出す。
ところで、携帯電話等の小型の電子機器において、SIMカード、メモリカード等のカード部材が採用されているが、筐体が小型であるためカード部材を厚み方向に使用者が指で挟むための空間をカード部材の下側に確保できない。
そのため、携帯電話等の小型の電子機器においては、前述したカードスロットは採用できない。
すなわち、近年の携帯電話では、筐体から電池蓋を取り外し、電池収容部から電池パックを取り外すとコネクタが露呈する構造が多用されつつある。
この場合、コネクタに対してカード部材を挿脱するにあたって、コネクタから端部が露出してもカード部材の下側に指が入るほどのスペースはないため、作業に手間が掛かる。
従って、筐体の狭小部位においてコネクタに対してSIMカード、メモリカード等のカード部材を容易、かつ、確実に挿脱できる構造が求められていた。
【0005】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、その目的は、筐体の狭小部位に配置されたコネクタに対してカード部材を容易、かつ、確実に挿脱できる電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る電子機器は、筐体と、前記筐体に収容された回路基板と、前記回路基板に実装され、板状のカード部材が挿入可能なコネクタと、前記コネクタの内側に配置されたレバー部材とを備え、前記レバー部材が、前記コネクタの内側における前記カード部材の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材と、前記第1部材に連結され、前記コネクタの内側において前記カード部材の挿脱方向奥側端面に当接可能な第2部材と、前記第1部材に連結され、前記コネクタの外側において前記カード部材の挿脱方向手前側の少なくとも片面に沿う第3部材とを備える。
【0007】
本発明に係る電子機器は、前記第3部材の厚み寸法が、前記コネクタの厚み寸法よりも大きい。
【0008】
本発明に係る電子機器は、前記第3部材が前記カード部材の両面に沿う。
【0009】
本発明に係る電子機器は、前記第3部材に接続され、前記カード部材から離れる方向に突出する第4部材を備える。
【0010】
本発明に係る電子機器は、前記コネクタに挿入された前記カード部材の挿脱方向手前側の端面と、前記第3部材における挿脱方向手前側の端面とが略同一面に沿う。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る電子機器によれば、筐体の狭小部位に配置されたコネクタに対してカード部材を容易、かつ、確実に挿脱できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る第1実施形態の電子機器のロワーケースとロワーカバーとの分解斜視図
【図2】本発明に係る第1実施形態の電子機器のカード部材の装填状態の外観斜視図
【図3】本発明に係る第1実施形態の電子機器のカード部材の取出状態の外観斜視図
【図4】本発明に係る第1実施形態の電子機器のカード部材の装填時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図5】本発明に係る第1実施形態の電子機器のカード部材の装填状態のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図6】本発明に係る第1実施形態の電子機器のカード部材の取出時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図7】本発明に係る第2実施形態の電子機器のカード部材の装填時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図8】本発明に係る第2実施形態の電子機器のカード部材の装填状態のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図9】本発明に係る第2実施形態の電子機器のカード部材の取出時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図10】本発明に係る第3実施形態の電子機器のカード部材の装填時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図11】本発明に係る第3実施形態の電子機器のカード部材の装填状態のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図12】本発明に係る第3実施形態の電子機器のカード部材の取出時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図13】本発明に係る第4実施形態の電子機器のカード部材の装填時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図14】本発明に係る第4実施形態の電子機器のカード部材の装填状態のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図15】本発明に係る第4実施形態の電子機器のカード部材の取出時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図16】本発明に係る第5実施形態の電子機器のカード部材の装填時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図17】本発明に係る第5実施形態の電子機器のカード部材の装填状態のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図18】本発明に係る第5実施形態の電子機器のカード部材の取出時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図19】本発明に係る第6実施形態の電子機器のカード部材の装填時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図20】本発明に係る第6実施形態の電子機器のカード部材の装填状態のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図21】本発明に係る第6実施形態の電子機器のカード部材の取出時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図22】本発明に係る第7実施形態の電子機器のカード部材の装填時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図23】本発明に係る第7実施形態の電子機器のカード部材の装填状態のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図24】本発明に係る第7実施形態の電子機器のカード部材の取出時のコネクタ周りの斜め下方から視た外観斜視図
【図25】本発明に係る第8実施形態の電子機器のカード部材の装填時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図26】本発明に係る第8実施形態の電子機器のカード部材の装填状態のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図27】本発明に係る第8実施形態の電子機器のカード部材の取出時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図28】本発明に係る第9実施形態の電子機器のカード部材の装填時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図29】本発明に係る第9実施形態の電子機器のカード部材周りの縦断面図
【図30】本発明に係る第10実施形態の電子機器のカード部材の装填時のコネクタ周りの斜め上方から視た外観斜視図
【図31】本発明に係る第10実施形態の電子機器のカード部材周りの縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る複数の実施形態の電子機器について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明に係る第1実施形態の電子機器10は、筐体11を構成するロワーカバー12の電池パック収容部13に電池パック14が収容されており、このロワーカバー12にロワーケース15が被着される。
図2に示すように、ロワーカバー12の電池パック収容部13の側部にカードコネクタ16が取り付けられており、このカードコネクタ16にレバー部材17を介してカード部材1が挿脱自在に取り付けられる。
図3に示すように、カード部材1は、引き出される際に、電池パック収容部13内に突出するように、レバー部材17とともにカードコネクタ16から引き出される。
【0014】
図4に示すように、カードコネクタ16は、回路基板18において、+Z方向を向く実装面19に実装されている。
カードコネクタ16は、回路基板18に有する不図示のプリント回路に電気的に接続される不図示のコネクタ端子を内蔵しており、カード部材1が押圧を伴って挿入された際に、カード部材1に機械的に係合する不図示の係合機構を有する。
カードコネクタ16は、カード部材1が機械的に係合された際に、コネクタ端子がカード部材1の不図示のカード端子に電気的に接続される。
【0015】
レバー部材17は、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材20を備える。
レバー部材17は、第1部材20の先端部に直交して連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側の端面に当接可能な第2部材21を備える。
レバー部材17は、第1部材20の基端部に直交して連結され、カードコネクタ16の外側においてカード部材1の挿脱方向の手前側の片面に沿う第3部材22を備える。
第3部材22の端部は、カード部材1の端部よりも少なくとも中央部よりに延伸している。
レバー部材17は、第3部材22に接続され、カード部材1から離れる方向に突出する第4部材23を備える。
【0016】
カード部材1の装填時において、レバー部材17は、第3部材22が、カードコネクタ16に対面して配置されることにより、カード部材1を待ち受ける。
このとき、第2部材21は、カードコネクタ16内のいちばん奥の位置においてカード部材1を待ち受ける。
レバー部材17は、カード部材1がカードコネクタ16に対して挿入される際に、第3部材22がカード部材1を案内する。
【0017】
図5に示すように、カード部材1の装填状態において、第3部材22がカード部材1を案内することにより、カード部材1が位置および向きを正しく案内される。
カード部材1がカードコネクタ16に対して押圧を伴って挿入されることにより、カードコネクタ16に挿入されたカード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材22における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿う。
従って、カード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材22における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿うことにより、カード部材1がカードコネクタ16に対して正しい位置まで挿入されたことを操作者が確認できる。
また、過度な力でカード部材1をカードコネクタ16に対してさらに挿入しないようにして、カード部材1およびカードコネクタ16の破損を防止できる。
【0018】
図6に示すように、カード部材1の取出時において、操作者が指を第4部材23に掛けてレバー部材17を引き出すことにより、第2部材21がカード部材1を引出側に押圧するために、カード部材1が引き出される。
従って、第4部材23により、操作者の指が確実に引っ掛かり、カード部材1を確実に引き出せる。
【0019】
レバー部材17は、第2部材21がカードコネクタ16の挿脱方向にストロークし、引き出されたカード部材1はカードコネクタ16から露呈する。
レバー部材17を挿脱方向の手前側まで引き出した位置から、レバー部材17のみをカードコネクタ16内に再び押し込む。
これにより、カード部材1の上面を操作者が指を接触させて引き出して取り出すことができる。
この際、レバー部材17はカードコネクタ16に既に収容されているため、カード部材1の取出操作を行うにあたって障害とならない。
従って、レバー部材17により、ロワーカバー12の狭小部位に配置されたカードコネクタ16に対してカード部材1を容易、かつ、確実に挿脱できる。
【0020】
以上、説明したように第1実施形態の電子機器10によれば、レバー部材17が、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材20を備える。
また、第1実施形態の電子機器10によれば、第1部材20に連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側端面に当接可能な第2部材21を備える。
そして、第1実施形態の電子機器10によれば、第1部材20に連結され、カードコネクタ16の外側においてカード部材1の挿脱方向の手前側の片面に沿う第3部材22を備える。
従って、第1実施形態の電子機器10によれば、レバー部材17により、ロワーカバー12の狭小部位に配置されたカードコネクタ16に対してカード部材1を容易、かつ、確実に挿脱できる。
【0021】
また、第1実施形態の電子機器10によれば、第3部材22に接続され、カード部材1から離れる方向に突出する第4部材23を備える。
従って、第1実施形態の電子機器10によれば、第4部材23により、操作者の指が確実に引っ掛かり、カード部材1を確実に引き出せる。
【0022】
そして、第1実施形態の電子機器10によれば、カードコネクタ16に挿入されたカード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材22における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿う。
従って、第1実施形態の電子機器10によれば、カード部材1がカードコネクタ16に対して正しい位置まで挿入されたことを操作者が確認できる。
また、第1実施形態の電子機器10によれば、過度な力でカード部材1をカードコネクタ16に対してさらに挿入しないようにして、カード部材1およびカードコネクタ16の破損を防止できる。
【0023】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の電子機器について説明する。
なお、以下の各実施形態において、前述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
【0024】
図7に示すように、本発明に係る第2実施形態の電子機器30に適用されるレバー部材31は、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材32を備える。
レバー部材31は、第1部材32の先端部に直交して連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側の端面に当接可能な第2部材33を備える。
レバー部材31は、第1部材32の基端部に直交して連結され、カードコネクタ16の外側においてカード部材1の挿脱方向の手前側の両面に沿う第3部材34を備える。
従って、第3部材34がカード部材1の両面に沿うことにより、カード部材1を確実に案内できる。
第3部材34の端部は、カード部材1の端部よりも少なくとも中央部よりに延伸している。
レバー部材31は、第3部材34に接続され、カード部材1から離れる方向に突出する第4部材35を備える。
【0025】
カード部材1の装填時において、レバー部材31は、カード部材1がカードコネクタ16に装填される際に、第3部材34が、カードコネクタ16に対面して配置されることにより、カード部材1を待ち受ける。
このとき、第2部材33は、カードコネクタ16内のいちばん奥の位置においてカード部材1を待ち受ける。
【0026】
図8に示すように、カード部材1の装填状態において、第3部材34がカード部材1を案内することにより、カード部材1が位置および向きを正しく案内される。
カード部材1がカードコネクタ16に対して押圧を伴って挿入されることにより、カードコネクタ16に挿入されたカード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材34における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿う。
従って、カード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材34における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿うことにより、カード部材1がカードコネクタ16に対して正しい位置まで挿入されたことを操作者が確認できる。
また、過度な力でカード部材1をカードコネクタ16に対してさらに挿入しないようにして、カード部材1およびカードコネクタ16の破損を防止できる。
【0027】
図9に示すように、カード部材1の取出時において、操作者が指を第4部材35に掛けてレバー部材31を引き出すことにより、第2部材33がカード部材1を引出側に押圧するために、カード部材1が引き出される。
従って、第4部材35により、操作者の指が確実に引っ掛かり、カード部材1を確実に引き出せる。
【0028】
レバー部材31は、第2部材33がカードコネクタ16の挿脱方向にストロークし、引き出されたカード部材1はカードコネクタ16から半分以上露呈する。
レバー部材31を挿脱方向の手前側まで引き出した位置から、レバー部材31のみをカードコネクタ16内に再び押し込む。
これにより、カード部材1の上面を操作者が指を接触させて引き出して取り出すことができる。
この際、レバー部材31はカードコネクタ16に既に収容されているため、カード部材1の取出操作を行うにあたって障害とならない。
従って、レバー部材31により、ロワーカバー12の狭小部位に配置されたカードコネクタ16に対してカード部材1を容易、かつ、確実に挿脱できる。
【0029】
以上、説明したように第2実施形態の電子機器30によれば、第3部材34がカード部材1の両面に沿うために、カード部材1を確実に案内できる。
【0030】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の電子機器について説明する。
図10に示すように、本発明に係る第3実施形態の電子機器40に適用されるレバー部材41は、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材42を備える。
レバー部材41は、第1部材42の先端部に直交して連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側の端面に当接可能な第2部材43を備える。
レバー部材41は、第1部材42の基端部に直交して連結され、カードコネクタ16の外側においてカード部材1の周囲を覆う枠形状に形成された第3部材44を備える。
レバー部材41は、第3部材44に接続され、カード部材1から離れる方向に突出する第4部材45を備える。
【0031】
カード部材1の装填時において、レバー部材41は、カード部材1がカードコネクタ16に装填される際に、第3部材44が、カードコネクタ16に対面して配置されることにより、カード部材1を待ち受ける。
このとき、第2部材43は、カードコネクタ16内のいちばん奥の位置においてカード部材1を待ち受ける。
【0032】
図11に示すように、カード部材1の装填状態において、第3部材44がカード部材1を案内することにより、カード部材1が位置および向きを正しく案内される。
カード部材1がカードコネクタ16に対して押圧を伴って挿入されることにより、カードコネクタ16に挿入されたカード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材44における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿う。
従って、カード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材44における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿うことにより、カード部材1がカードコネクタ16に対して正しい位置まで挿入されたことを操作者が確認できる。
また、過度な力でカード部材1をカードコネクタ16に対してさらに挿入しないようにして、カード部材1およびカードコネクタ16の破損を防止できる。
【0033】
図12に示すように、カード部材1の取出時において、操作者が指を第4部材45に掛けてレバー部材41を引き出すことにより、第2部材43がカード部材1を引出側に押圧するために、カード部材1が引き出される。
従って、第4部材45により、操作者の指が確実に引っ掛かり、カード部材1を確実に引き出せる。
【0034】
レバー部材41は、第2部材43がカードコネクタ16の挿脱方向にストロークし、引き出されたカード部材1はカードコネクタ16から半分以上露呈する。
レバー部材41を挿脱方向の手前側まで引き出した位置から、レバー部材41のみをカードコネクタ16内に再び押し込む。
これにより、カード部材1の上面を操作者が指を接触させて引き出して取り出すことができる。
この際、レバー部材41はカードコネクタ16に既に収容されているため、カード部材1の取出操作を行うにあたって障害とならない。
従って、レバー部材41により、ロワーカバー12の狭小部位に配置されたカードコネクタ16に対してカード部材1を容易、かつ、確実に挿脱できる。
【0035】
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態の電子機器について説明する。
図13に示すように、本発明に係る第4実施形態の電子機器50は、カードコネクタ16が、回路基板18において、−Z方向に実装されている。
電子機器50に適用されるレバー部材51は、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材52を備える。
レバー部材51は、第1部材52の先端部に直交して連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側の端面に当接可能な第2部材53を備える。
レバー部材51は、第1部材52の基端部に直交して連結され、カードコネクタ16の外側においてカード部材1の挿脱方向の手前側の片面に沿う第3部材54を備える。
第3部材54の端部は、カード部材1の端部よりも少なくとも中央部よりに延伸している。
第3部材54は、厚み寸法が、カードコネクタ16の厚み寸法よりも大きい。
従って、第3部材54の厚み寸法が、カードコネクタ16の厚み寸法よりも大きいことにより、操作者の指が第3部材54に確実に引っ掛かり、引出操作をさらに容易にできる。
【0036】
カード部材1の装填時において、レバー部材51は、カード部材1がカードコネクタ16に装填される際に、第3部材54が、カードコネクタ16に対面して配置されることにより、カード部材1を待ち受ける。
このとき、第2部材53は、カードコネクタ16内のいちばん奥の位置においてカード部材1を待ち受ける。
【0037】
図14に示すように、カード部材1の装填状態において、第3部材54がカード部材1を案内することにより、カード部材1が位置および向きを正しく案内される。
カード部材1がカードコネクタ16に対して押圧を伴って挿入されることにより、カードコネクタ16に挿入されたカード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材54における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿う。
従って、カード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材54における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿うことにより、カード部材1がカードコネクタ16に対して正しい位置まで挿入されたことを操作者が確認できる。
また、過度な力でカード部材1をカードコネクタ16に対してさらに挿入しないようにして、カード部材1およびカードコネクタ16の破損を防止できる。
【0038】
図15に示すように、カード部材1の取出時において、操作者が、カードコネクタ16の厚み寸法よりも大きい第3部材54に指を掛けてレバー部材51を引き出す。
これにより、第2部材53がカード部材1を引出側に押圧するために、カード部材1が引き出される。
【0039】
レバー部材51は、第2部材53がカードコネクタ16の挿脱方向にストロークし、引き出されたカード部材1はカードコネクタ16から露呈する。
レバー部材51を挿脱方向の手前側まで引き出した位置から、レバー部材51のみをカードコネクタ16内に再び押し込む。
これにより、カード部材1の上面を操作者が指を接触させて引き出して取り出すことができる。
この際、レバー部材51はカードコネクタ16に既に収容されているため、カード部材1の取出操作を行うにあたって障害とならない。
従って、レバー部材51により、ロワーカバー12の狭小部位に配置されたカードコネクタ16に対してカード部材1を容易、かつ、確実に挿脱できる。
【0040】
(第5実施形態)
次に、本発明に係る第5実施形態の電子機器について説明する。
図16に示すように、本発明に係る第5実施形態の電子機器60は、カードコネクタ16が、回路基板18において、−Z方向に実装されている。
電子機器60に適用されるレバー部材61は、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材62を備える。
レバー部材61は、第1部材62の先端部に直交して連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側の端面に当接可能な第2部材63を備える。
レバー部材61は、第1部材62の基端部に直交して連結され、カードコネクタ16の外側においてカード部材1の挿脱方向の手前側の片面に沿う第3部材64を備える。
第3部材64の端部は、カード部材1の端部よりも少なくとも中央部よりに延伸している。
レバー部材61は、第3部材64に接続され、カード部材1から離れる方向に突出する第4部材65を備える。
【0041】
カード部材1の装填時において、レバー部材61は、カード部材1がカードコネクタ16に装填される際に、第3部材64が、カードコネクタ16に対面して配置されることにより、カード部材1を待ち受ける。
このとき、第2部材63は、カードコネクタ16内のいちばん奥の位置においてカード部材1を待ち受ける。
【0042】
図17に示すように、カード部材1の装填状態において、第3部材64がカード部材1を案内することにより、カード部材1が位置および向きを正しく案内される。
カード部材1がカードコネクタ16に対して押圧を伴って挿入されることにより、カードコネクタ16に挿入されたカード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材64における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿う。
従って、カード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材64における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿うことにより、カード部材1がカードコネクタ16に対して正しい位置まで挿入されたことを操作者が確認できる。
また、過度な力でカード部材1をカードコネクタ16に対してさらに挿入しないようにして、カード部材1およびカードコネクタ16の破損を防止できる。
【0043】
図18に示すように、カード部材1の取出時において、操作者が指を第4部材65に掛けてレバー部材61を引き出すことにより、第2部材63がカード部材1を引出側に押圧するために、カード部材1が引き出される。
従って、第4部材65により、操作者の指が確実に引っ掛かり、カード部材1を確実に引き出せる。
【0044】
レバー部材61は、第2部材63がカードコネクタ16の挿脱方向にストロークし、引き出されたカード部材1はカードコネクタ16から露呈する。
レバー部材61を挿脱方向の手前側まで引き出した位置から、レバー部材61のみをカードコネクタ16内に再び押し込む。
これにより、カード部材1の上面を操作者が指を接触させて引き出して取り出すことができる。
この際、レバー部材61はカードコネクタ16に既に収容されているため、カード部材1の取出操作を行うにあたって障害とならない。
従って、レバー部材61により、ロワーカバー12の狭小部位に配置されたカードコネクタ16に対してカード部材1を容易、かつ、確実に挿脱できる。
【0045】
(第6実施形態)
次に、本発明に係る第6実施形態の電子機器について説明する。
図19に示すように、本発明に係る第6実施形態の電子機器70は、カードコネクタ16が、回路基板18において、−Z方向に実装されている。
電子機器70に適用されるレバー部材71は、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材72を備える。
レバー部材71は、第1部材72の先端部に直交して連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側の端面に当接可能な第2部材73を備える。
レバー部材71は、第1部材32の基端部に直交して連結され、カードコネクタ16の外側においてカード部材1の挿脱方向の手前側の両面に沿う第3部材74を備える。
第3部材74の端部は、カード部材1の端部よりも少なくとも中央部よりに延伸している。
第3部材74は、厚み寸法が、カードコネクタ16の厚み寸法よりも大きい。
従って、第3部材74の厚み寸法が、カードコネクタ16の厚み寸法よりも大きいことにより、操作者の指が第3部材74に確実に引っ掛かり、引出操作をさらに容易にできる。
ここで、レバー部材71は、第3部材74に接続され、カード部材1から離れる方向に突出する第4部材75を備えることもできる。
【0046】
カード部材1の装填時において、レバー部材71は、カード部材1がカードコネクタ16に装填される際に、第3部材74が、カードコネクタ16に対面して配置されることにより、カード部材1を待ち受ける。
このとき、第2部材73は、カードコネクタ16内のいちばん奥の位置においてカード部材1を待ち受ける。
【0047】
図20に示すように、カード部材1の装填状態において、第3部材74がカード部材1を案内することにより、カード部材1が位置および向きを正しく案内される。
カード部材1がカードコネクタ16に対して押圧を伴って挿入されることにより、カードコネクタ16に挿入されたカード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材74における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿う。
従って、カード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材74における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿うことにより、カード部材1がカードコネクタ16に対して正しい位置まで挿入されたことを操作者が確認できる。
また、過度な力でカード部材1をカードコネクタ16に対してさらに挿入しないようにして、カード部材1およびカードコネクタ16の破損を防止できる。
【0048】
図21に示すように、カード部材1の取出時において、操作者が、カードコネクタ16の厚み寸法よりも大きい第3部材74に指を掛けてレバー部材71を引き出す。
これにより、第2部材73がカード部材1を引出側に押圧するために、カード部材1が引き出される。
【0049】
レバー部材71は、第2部材73がカードコネクタ16の挿脱方向にストロークし、引き出されたカード部材1はカードコネクタ16から露呈する。
レバー部材71を挿脱方向の手前側まで引き出した位置から、レバー部材71のみをカードコネクタ16内に再び押し込む。
これにより、カード部材1の上面を操作者が指を接触させて引き出して取り出すことができる。
この際、レバー部材71はカードコネクタ16に既に収容されているため、カード部材1の取出操作を行うにあたって障害とならない。
従って、レバー部材71により、ロワーカバー12の狭小部位に配置されたカードコネクタ16に対してカード部材1を容易、かつ、確実に挿脱できる。
【0050】
(第7実施形態)
次に、本発明に係る第7実施形態の電子機器について説明する。
図22に示すように、本発明に係る第7実施形態の電子機器80は、カードコネクタ16が、回路基板18において、−Z方向に実装されている。
電子機器80に適用されるレバー部材81は、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材82を備える。
レバー部材81は、第1部材82の先端部に直交して連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側の端面に当接可能な第2部材83を備える。
レバー部材81は、第1部材82の基端部に直交して連結され、カードコネクタ16の外側においてカード部材1の周囲を覆う枠形状に形成された第3部材84を備える。
ここで、レバー部材81は、第3部材84に接続され、カード部材1から離れる方向に突出する第4部材85を備えることもできる。
【0051】
カード部材1の装填時において、レバー部材81は、カード部材1がカードコネクタ16に装填される際に、第3部材84が、カードコネクタ16に対面して配置されることにより、カード部材1を待ち受ける。
このとき、第2部材83は、カードコネクタ16内のいちばん奥の位置においてカード部材1を待ち受ける。
【0052】
図23に示すように、カード部材1の装填状態において、第3部材84がカード部材1を案内することにより、カード部材1が位置および向きを正しく案内される。
カード部材1がカードコネクタ16に対して押圧を伴って挿入されることにより、カードコネクタ16に挿入されたカード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材84における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿う。
従って、カード部材1の挿脱方向の手前側の端面と、第3部材84における挿脱方向の手前側の端面とが略同一面に沿うことにより、カード部材1がカードコネクタ16に対して正しい位置まで挿入されたことを操作者が確認できる。
また、過度な力でカード部材1をカードコネクタ16に対してさらに挿入しないようにして、カード部材1およびカードコネクタ16の破損を防止できる。
【0053】
図24に示すように、カード部材1の取出時において、操作者が第3部材84に掛けてレバー部材81を引き出すことにより、第2部材83がカード部材1を引出側に押圧するために、カード部材1が引き出される。
【0054】
レバー部材81は、第2部材83がカードコネクタ16の挿脱方向にストロークし、引き出されたカード部材1はカードコネクタ16から露呈する。
レバー部材81を挿脱方向の手前側まで引き出した位置から、レバー部材81のみをカードコネクタ16内に再び押し込む。
これにより、カード部材1の上面を操作者が指を接触させて引き出して取り出すことができる。
この際、レバー部材81はカードコネクタ16に既に収容されているため、カード部材1の取出操作を行うにあたって障害とならない。
従って、レバー部材81により、ロワーカバー12の狭小部位に配置されたカードコネクタ16に対してカード部材1を容易、かつ、確実に挿脱できる。
【0055】
(第8実施形態)
次に、本発明に係る第8実施形態の電子機器について説明する。
図25に示すように、本発明に係る第8実施形態の電子機器90は、カードコネクタ16が、回路基板18において、−Z方向に実装されている。
電子機器90に適用されるレバー部材91は、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材92を備える。
レバー部材91は、第1部材92の先端部に直交して連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側の端面に当接可能な第2部材93を備える。
レバー部材91は、第1部材92の基端部に連結された第3部材94を備える。
第3部材94は、カード部材1の片面にのみ沿うものとして、カード部材1が矩形ではなく、切欠部2がある場合に、切欠部2の平面輪郭に対応して屈曲成形されている。
従って、第3部材が直線状である場合に比較して、他の部材、部品の邪魔にならないために、筐体11の内部空間を有効活用できる。
ここで、回路基板18に切欠95を有する場合、回路基板18の切欠95に沿って第3部材94が形成されることにより、筐体11の内部空間を、さらに有効活用できる。
レバー部材91は、第3部材94に接続され、カード部材1から離れる方向に突出する第4部材96を備える。
【0056】
カード部材1の装填時において、レバー部材91は、カード部材1がカードコネクタ16に装填される際に、第3部材94が、カードコネクタ16に対面して配置されることにより、カード部材1を待ち受ける。
このとき、第2部材93は、カードコネクタ16内のいちばん奥の位置においてカード部材1を待ち受ける。
【0057】
図26に示すように、カード部材1の装填状態において、第3部材94がカード部材1を案内することにより、カード部材1が位置および向きを正しく案内される。
図27に示すように、カード部材1の取出時において、操作者が第4部材96に指を掛けてレバー部材91を引き出すことにより、第2部材93がカード部材1を引出側に押圧するために、カード部材1が引き出される。
【0058】
レバー部材91は、第2部材93がカードコネクタ16の挿脱方向にストロークし、引き出されたカード部材1はカードコネクタ16から露呈する。
レバー部材91を挿脱方向の手前側まで引き出した位置から、レバー部材91のみをカードコネクタ16内に再び押し込む。
これにより、カード部材1の上面を操作者が指を接触させて引き出して取り出すことができる。
この際、レバー部材91はカードコネクタ16に既に収容されているため、カード部材1の取出操作を行うにあたって障害とならない。
従って、レバー部材91により、ロワーカバー12の狭小部位に配置されたカードコネクタ16に対してカード部材1を容易、かつ、確実に挿脱できる。
【0059】
(第9実施形態)
次に、本発明に係る第9実施形態の電子機器について説明する。
図28および図29に示すように、本発明に係る第9実施形態の電子機器100は、カードコネクタ16が、回路基板18において、−Z方向に実装されている。
電子機器100に適用されるレバー部材101は、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材102を備える。
第1部材102は、トレイ機能を有する。
レバー部材101は、第1部材102の先端部に直交して連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側の端面に当接可能な第2部材103を備える。
レバー部材101は、第1部材102の基端部に連結された第3部材104を備える。
レバー部材101は、第3部材104に接続され、カード部材1から離れる方向に突出する第4部材105を備える。
【0060】
(第10実施形態)
次に、本発明に係る第10実施形態の電子機器について説明する。
図30および図31に示すように、本発明に係る第10実施形態の電子機器110は、カードコネクタ16が、回路基板18において、+Z方向に実装されている。
電子機器110に適用されるレバー部材111は、カードコネクタ16の内側におけるカード部材1の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材112を備える。
第1部材112は、トレイ機能を有する。
レバー部材111は、第1部材112の先端部に直交して連結され、カードコネクタ16の内側においてカード部材1の挿脱方向の奥側の端面に当接可能な第2部材113を備える。
レバー部材111は、第1部材112の基端部に連結された第3部材114を備える。
レバー部材111は、第3部材114に接続され、カード部材1から離れる方向に突出する第4部材115を備える。
【0061】
なお、本発明の電子機器において回路基板,カードコネクタ等は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形や改良等が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0062】
以上述べたように、本発明の電子機器によれば、筐体の狭小部位に配置されたコネクタに対してカード部材を容易、かつ、確実に挿脱できるものである。
以上の結果として、カード部材の取り扱い性を向上できる電子機器を提供でき、本発明の産業上の利用可能性は大といえる。
【符号の説明】
【0063】
1 カード部材
10,30,40,50,60,70,80,90,100,110 電子機器
16 カードコネクタ(コネクタ)
17,31,41,51,61,71,81,91,101,111 レバー部材
18 回路基板
20,32,42,52,62,72,82,92,102,112 第1部材
21,33,43,53,63,73,83,93,103,113 第2部材
22,34,44,54,64,74,84,94,104,114 第3部材
23,35,45,65,75,85,96,105,115 第4部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体に収容された回路基板と、
前記回路基板に実装され、板状のカード部材が挿入可能なコネクタと、
前記コネクタの内側に配置されたレバー部材とを備え、
前記レバー部材が、前記コネクタの内側における前記カード部材の挿脱方向に沿う内面に沿って配置された第1部材と、
前記第1部材に連結され、前記コネクタの内側において前記カード部材の挿脱方向奥側端面に当接可能な第2部材と、
前記第1部材に連結され、前記コネクタの外側において前記カード部材の挿脱方向手前側の少なくとも片面に沿う第3部材とを備える電子機器。
【請求項2】
請求項1に記載の電子機器において、
前記第3部材の厚み寸法が、前記コネクタの厚み寸法よりも大きい電子機器。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
前記第3部材が前記カード部材の両面に沿う電子機器。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載の電子機器において、
前記第3部材に接続され、前記カード部材から離れる方向に突出する第4部材を備える電子機器。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載の電子機器において、
前記コネクタに挿入された前記カード部材の挿脱方向手前側の端面と、
前記第3部材における挿脱方向手前側の端面とが略同一面に沿う電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公開番号】特開2012−155676(P2012−155676A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−16726(P2011−16726)
【出願日】平成23年1月28日(2011.1.28)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】