説明

電子機器

【課題】走行中に禁止されている信号に該当する信号(操作信号・画像信号)に応じて検索する駐停車場を決定する。
【解決手段】表示部と、前記表示部へ信号を出力する制御部と、前記制御部へ信号を入力する操作部と、前記各信号が走行中に禁止されている信号に該当する信号か否かを判定するための情報を記憶する記憶部と、少なくとも前記駐停車場の位置を含む地図情報を記憶する地図記憶部と、を備え、前記制御部は、走行中であるか否かを判定し、走行中であると判定した場合に、前記走行中に禁止されている信号に該当する信号が前記操作部から入力される、又は、前記走行中に禁止されている信号に該当する信号を前記表示部へ出力していた場合、該走行中に禁止されている信号に該当する信号に応じた駐停車場を前記地図情報を参照して検索することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐停車場を検索する電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、GPS(Global Positioning System)に代表される全世界航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite Systems)を利用し、現在位置を検出してユーザに対して経路案内を行なう車載用ナビゲーション装置が知られている。
【0003】
近年、車載用ナビゲーション装置の多くは、テレビチューナやDVD再生装置を備えており、当該テレビチューナやDVD再生装置から出力される映像を表示部に表示する、或いは、当該テレビチューナやDVD再生装置から出力される音声をスピーカから音声出力することで、テレビ番組やDVDに記憶された映画などを視聴することができる。
【0004】
しかしながら、テレビ番組や映画を表示することで、当該車載用ナビゲーション装置を搭載している車両の運転手が表示画面を注視してしまい車両の前方確認が疎かになってしまう可能性がある。
【0005】
そのため、車両が走行している場合では、テレビチューナやDVD再生装置から出力される映像を表示部に表示しないように制御することが行なわれている。
【0006】
具体的には、当該車載用ナビゲーション装置の操作部を用いてテレビを視聴する操作を行なっても、当該車載用ナビゲーション装置を搭載している車両が走行している状態では、表示部にテレビチューナから出力される映像は表示されず、テレビチューナから出力される音声のみスピーカから音声出力される。
【0007】
ところで、車載用ナビゲーション装置は、テレビ番組やDVDに記憶された映画を視聴する以外にも、現在位置からユーザが操作部を用いて設定した目的地までの経路を探索する経路探索機能が搭載されている。
【0008】
この経路探索機能を行なう際には、操作部を操作して所望の目的地を設定する必要がある。この目的地の設定には通常複数回の操作を要する。例えば、住所から目的地を設定する場合であれば、まず都道府県を選択し、次に市町村を選択し、最後に番地を選択する必要がある。
【0009】
車載用ナビゲーション装置では、この目的地の設定のように所望の機能を実行するために複数回の操作を必要とする場合がある。このような複数回の操作を必要とする機能を実行することは、テレビの視聴などと同様に表示画面の注視に繋がり危険性が高い。そのため、走行中では複数回の操作を必要とする機能を実行できないように(目的地を設定する画面を表示しないように)制御することが行なわれている。
【0010】
上記のように、走行中では、表示部に表示する映像や実行できる機能に制限があるため、例えば、テレビ番組を視聴したい場合は車両を駐停車させる必要がある。
【0011】
しかしながら、車両を駐停車させたいが、近くに駐停車場が見当たらない場合は、運転手(ユーザ)自ら駐停車場を探さなければならず、探している間は、テレビ番組を視聴できないという問題が生じていた。
【0012】
そのため、上記問題を解決するために、下記特許文献1(特開2005−156377号公報)に開示されている「駐停車案内装置」では、走行中に、注視禁止情報に該当する操作信号が制御回路に入力されているか否か、或いは注視禁止情報に該当する画像信号(例えば、テレビ映像)が表示装置に出力されているか否かを判定して、注視禁止情報に該当する操作信号が制御回路に入力されている、或いは注視禁止情報に該当する画像信号が表示装置に出力されていると、車両の現在位置周辺の駐停車スペースを検索し、現在位置から検索した駐停車スペースまでの経路を探索して案内している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】特開2005−156377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
しかしながら、上記特許文献1に開示された駐車場案内装置は、走行中に、注視禁止情報に該当する操作信号が制御回路に入力されているか否か、或いは注視禁止情報に該当する画像信号が表示装置に出力されているか否かを判定しているが、入力された操作信号、或いは、出力されている画像信号がどのような信号であるかの判定は行なっていない。(例えば、テレビの表示を指示する操作信号であるか、目的地設定を指示する操作信号であるか)
そのため、注視禁止情報に該当する操作信号が入力されると、テレビの表示を指示する操作信号であっても、目的地設定を指示する操作信号であっても、同一の駐停車スペースが案内されてしまう。
【0015】
しかしながら、ユーザが目的地設定を望んでいる場合(入力された操作信号が目的地設定を指示する操作信号の場合)では、目的地を設定するための複数回の操作を行なえる時間だけ駐停車できる駐停車スペースであればよいが、ユーザがテレビ視聴を望んでいる場合(入力された操作信号がテレビの表示を指示する操作信号の場合)では、目的地を設定するための操作にかかる時間よりも長い時間テレビを視聴する可能性があるため長時間駐停車を行なっても安全な駐停車スペースを案内することが望まれる。
【0016】
そこで、上記課題を解決するために、本発明は、走行中において、走行中に禁止されている操作がなされる、或いは走行中に禁止されている画像が表示部に出力されている場合に、当該操作、或いは画像に応じて検索する駐停車場を決定する電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記課題を解決するために、本発明の電子機器は、表示部と、前記表示部へ信号を出力する制御部と、前記制御部へ信号を入力する操作部と、前記各信号が走行中に禁止されている信号に該当する信号か否かを判定するための情報を記憶する記憶部と、少なくとも駐停車場の位置を含む地図情報を記憶する地図記憶部と、を備え、前記制御部は、走行中であるか否かを判定し、走行中であると判定した場合に、前記走行中に禁止されている信号に該当する信号が前記操作部から入力される、又は、前記走行中に禁止されている信号に該当する信号を前記表示部へ出力していた場合、該走行中に禁止されている信号に該当する信号に応じた駐停車場を前記地図情報を参照して検索することを特徴とする。
【0018】
これにより、走行中に禁止されている信号(禁止信号)に該当する信号に応じた駐停車場を検索できるため、例えば、長時間の停車が予想される場合には、長時間停車を行なっても安全な駐停車場を検索することができる。
【0019】
また、上記構成の電子機器において、前記記憶部は、前記走行中に禁止されている信号に該当する信号毎に対応付けられた駐停車場を記憶し、前記制御部は、前記記憶部を参照して、前記入力される走行中に禁止されている信号に該当する信号、又は、前記出力していた走行中に禁止されている信号に該当する信号に応じた駐停車場を特定することを特徴とする。
【0020】
これにより、記憶部を参照して、入力される/出力していた走行中に禁止されている信号(禁止信号)に該当する信号に応じた駐停車場を特定できる。
【0021】
また、上記構成の電子機器において、前記電子機器は、現在位置を検出する現在位置検出部を備え、前記制御部は、前記現在位置及び前記地図情報を参照して、前記駐停車場を検索することを特徴とする。
【0022】
これにより、現在位置に基づいて(例えば、現在位置に最も近い)駐停車場を検索することができる。
【0023】
また、上記構成の電子機器において、前記制御部は、検索した前記駐停車場に至る経路を前記地図情報を参照して探索することが好ましい。
【0024】
また、上記構成の電子機器において、前記制御部は、車両に搭載されているか否かを判定し、判定結果に応じて、前記走行中に禁止されている信号に該当する信号に応じた駐停車場を検索することを特徴とする。
【0025】
車両に搭載されているか否かに応じて駐停車場を検索することで、例えば、電子機器が車両に搭載されている場合に、駐停車場として駐車場のない公園が検索されることがなく、また、電子機器が車両に搭載されていなければ(歩行者が電子機器を保持していれば)、駐停車場として公園を検索することができる。
【0026】
また、上記構成の電子機器において、前記制御部は、走行速度を取得し、前記走行速度に基づいて走行中であるか否かを判定することが好ましい。
【発明の効果】
【0027】
本発明は、下記に示す優れた効果を発揮する。すなわち、本発明の電子機器によれば、走行中であると判定した場合に、走行中に禁止されている信号(禁止信号)に該当する信号が操作部から入力される、又は、禁止信号に該当する信号を表示部へ出力していた場合、禁止信号に該当する信号に応じた駐停車場を検索するので、例えば、目的地の設定を行ないたい場合であれば、短時間の停車で済むことが想定されるため多くの種類の駐停車場を候補に入れることができ、また、テレビを視聴したい場合であれば、長時間の駐停車を行なう可能性があるため、長時間の駐停車を行なっても安全な駐停車場を検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施例に係るナビゲーション装置の内部ブロック図である。
【図2】記憶部に記憶された禁止信号に該当する信号をリスト化したテーブルの一例を示す図である。
【図3】本実施例のナビゲーション装置の制御部が行なう駐停車場の検索方法を示すフローチャートである。
【図4】走行中でない場合に、操作部を用いて表示部にメニュー画面を表示した場合の模式図である。
【図5】走行中である場合に、操作部を用いて表示部にメニュー画面を表示した場合の模式図である。
【図6】表示部に表示する禁止画面の一例を示す模式図である。
【図7】記憶部に記憶された禁止信号に該当する信号をリスト化したテーブルの一例を示す図である。
【図8】本実施例のナビゲーション装置の制御部が行なう駐停車場の検索方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本願発明を実施するための最良の形態を実施例と共に図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するために電子機器としてナビゲーション装置を例示して説明するものであって、本発明をこのナビゲーション装置に特定することを意図するものではなく特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなくその他の電子機器にも等しく適用し得るものである。
【実施例】
【0030】
本発明の実施例に係るナビゲーション装置1を、図1を参照して説明する。なお、図1は、本発明の実施例に係るナビゲーション装置1の内部ブロック図である。ナビゲーション装置1は、制御部10、現在位置検出部11、操作部12、地図記憶部13、表示部14、音声出力部15、映像音声取得部16、記憶部17を備えて構成される。
【0031】
制御部10は、CPU、RAM、ROM(何れも不図示)を備えて構成されており、RAM及び/又はROMに記憶された制御プログラムをCPUにおいて実行することにより、下記に説明する各部の動作を制御・統括する。
【0032】
また、制御部10は、後述する操作部12を用いてユーザにより設定された目的地に至るまでの最短経路(最適経路)を後述する地図記憶部13を参照して探索する。経路の探索はダイクストラ法等のアルゴリズムを用いて行われ、出発地のノードから順次各リンク及びノードを、リンクコストを累積しながら目的地に到達するまでたどっていき、累積リンクコストが最小となる経路を最適経路とする。
【0033】
現在位置検出部11は、GPS受信機を備えており、GPS受信機が所定の時間間隔で地球上空を周回している複数のGPS衛星から受信する時刻情報を含む電波(GPS衛星信号)に基づきナビゲーション装置1の現在位置を算出する。
【0034】
また、現在位置検出部11は加速度センサ、速度センサ、ジャイロスコープなどの自律航法センサを備えることで、GPS衛星信号が受信できないトンネルや地下街、地下駐車場、建物内の駐車場、あるいは、高層ビル街などGPS衛星信号の反射によるマルチパスの影響を受ける場所でも自律航法センサからの出力に基づきナビゲーション装置1(車両)の現在位置を算出することができる。
【0035】
操作部12は、ユーザによって操作され、ユーザの操作に基づく操作信号を制御部へ出力する。操作部12は、例えば、経路探索を行なう際に目的地を設定する場合やテレビ視聴を指示する場合などに操作され、液晶表示ユニット(表示部14)の表示画面上に取り付けられたタッチパネルや、ナビゲーション装置1本体に設けられた各種のキーやボタンで構成される。また、操作部12としてナビゲーション装置1を遠隔操作するためのリモートコントローラを用いても構わない。なお、本実施例において、操作部12は、ユーザが表示部14の表示画面上に取り付けられたタッチパネル(操作部12)をタッチした場合、表示していた画面とタッチ位置から操作内容(操作信号)を特定して制御部へ出力するものとする。なお、これに限らず、操作部12はタッチ位置を制御部10へ出力し、制御部10が、表示していた画面とタッチ位置から操作信号を特定してもよい。また、操作信号とはユーザの操作に基づいて発生するものでありユーザの操作を示す信号である。
【0036】
地図記憶部13は、道路データ、施設データ、背景データ、テキストデータから構成される地図情報を保持している。
【0037】
道路データは、道路をその屈曲点、分岐点等の結節点をノードとするノードデータと、それぞれのノード間を結ぶ経路をリンクとしたリンクデータから構成される。ノードデータは、ノード番号、道路種別(一般道路・高速道路・側端など)、ノードの位置座標(緯度・経度)、交差点情報や交差点名称などを示すノード属性、さらに接続リンク本数、接続リンク番号のデータを含んで構成される。
【0038】
また、リンクデータは、リンクの始点及び終点となるノード番号、道路種別、道路幅、距離及び/又は所要時間等を含むリンクコスト、国道○号線のような道路名称、進行方向のデータなどを含んで構成される。リンクデータは上記に加えて、リンク属性として橋、トンネル、踏切、料金所等のデータが付与される。
【0039】
なお、本発明においては、道路データに、側端のノードデータ・リンクデータが含まれる。側端とは、車道(例えば走行車線、登板車線、追越車線など)の片脇又は両脇に設けられたバス停留所などのように車道から外れて車両を停車させることができるスペースを有する部分をいい、例えば、高台の頂上付近の休憩場所なども側端に含まれる。
【0040】
なお、側端のノードデータ・リンクデータを含まなくとも、例えば、車道(一般道路)を構成するノードデータ・リンクデータについて、側端が存在する箇所については、ノードデータ及びリンクデータが含む道路種別を「一般道路」ではなく、「一般道路及び側端」としてもよい。この場合、道路種別が「一般道路及び側端」であるノードを目的地に設定することで、ユーザを側端に案内することができる。
【0041】
また、地図記憶部13には、ガソリンスタンドやコンビニなどの施設毎の施設データも記憶されている。施設データには、○○支店などの施設の名称、施設形状、位置座標、営業時間、ガソリンスタンドやコンビニなどの施設の種別、ランドマークなどの施設の画像や表示色などが含まれている。また、施設データには、施設毎に出入口の情報が含まれ、この出入口の情報は道路データに含まれるノードデータに関連していることが好ましい。
【0042】
また背景データは、海岸線、湖沼、河川形状、山林等の背景画像データとなる少なくとも3点からなる位置座標(緯度・経度)、表示色のデータを含んで構成される。
【0043】
テキストデータは、それぞれの地名や河川名等の文字(名称)、及びその座標(緯度・経度)のデータを含んで構成される。
【0044】
なお、地図記憶部13に記憶される地図情報は、予め記憶されている以外にも、例えば、ナビゲーション装置1が通信部(不図示)を備え、当該通信部を介して外部の通信装置と通信を行って地図情報を受信し、当該受信した地図情報を地図記憶部13に記憶してもよい。
【0045】
表示部14は、制御部10から出力される画像信号に基づいた表示を行なうものであり、例えば、地図情報に基づく地図画像、最適経路画像等を表示する液晶ディスプレイ等で構成される。
【0046】
音声出力部15は、制御部10から出力される音声信号に基づいた音声出力を行なうものであり、例えば、スピーカ等で構成される。
【0047】
映像音声取得部16は、アンテナやテレビチューナで構成されるテレビ受信機、DVDに記憶された映画(画像信号・音声信号)やCDに記憶された音楽(音声信号)などを再生するディスク再生装置等で構成され、受信・再生した画像信号及び音声信号を制御部10へ出力する。なお、映像音声取得部16は、外部の通信装置と通信を行い画像信号や音声信号を受信する通信部としてもよい。
【0048】
記憶部17には、走行中に禁止されている信号(以下、禁止信号)に該当する信号のリストが記憶されている。禁止信号に該当する信号には、操作信号と画像信号の2つがある。
【0049】
禁止信号に該当する操作信号とは、制御部10が入力された操作信号に応じた処理を行なうことで危険が生じる可能性が高い操作部12からの操作信号であり、禁止信号に該当する画像信号とは、制御部10が出力した画像信号に基づく表示を表示部14が行なうことで危険が生じる可能性が高い画像信号である。具体的には、「テレビ視聴」を示す操作信号などが、表示画面の注視に繋がり、車両前方の確認が疎かになるため禁止信号に該当する信号に含まれる。なお、記憶部17は、制御部10が備えるROM及び/又はRAMとしてもよいし、地図記憶部13に含まれてもよい。
【0050】
ここで、記憶部17に記憶される禁止信号に該当する信号のリストについて、図2を用いて説明する。図2は記憶部17に記憶された禁止信号に該当する信号をリスト化したテーブルの一例を示す図である。なお、図2に示すテーブルでは、禁止信号のうち操作信号のみを示している。また、図2に示すテーブルでは、禁止信号の他に許可信号(走行中に禁止されていない信号)に該当する信号のリストも記憶してある場合を例示している。
【0051】
図2に示すテーブルでは、ユーザが操作部12を操作することによって制御部10へ衆力される操作信号として、現在位置の操作信号・縮尺変更の操作信号・スクロールの操作信号・音量調整の操作信号・目的地設定の操作信号・経由地設定の操作信号・テレビ視聴の操作信号・DVD再生の操作信号が例示されている。
【0052】
また、現在位置・縮尺変更・スクロール・音量調整の各操作信号が許可信号に該当する信号として記憶され、目的地設定・経由地設定・テレビ視聴・DVD再生の各操作信号が禁止信号に該当する信号として記憶されている。
【0053】
現在位置の操作信号とは、現在位置を中心とした地図画像を表示部14に表示するように指示する操作信号であり、縮尺変更の操作信号は、表示部14に表示される地図画像の縮尺の変更を指示する操作信号であり、スクロールの操作信号は、所望の地点(例えば、操作部12がタッチパネルの場合、タッチされた位置座標)を中心とした地図画像を表示部14に表示するように指示する操作信号であり、音量調節の操作信号とは、音声出力部15から音声出力される音声の音量調整を指示する操作信号である。
【0054】
次に、目的地設定の操作信号とは、目的地を設定するための表示画面(例えば、住所選択画面)を表示するように指示する操作信号であり、経由地設定の操作信号も目的地設定の操作信号と同様に経由地を設定するための表示画面(例えば、住所選択画面)を表示するように指示する操作信号である。
【0055】
テレビ視聴の操作信号とは、映像音声取得部16に含まれるテレビ受信機から出力される画像信号及び音声信号に基づく映像及び音声を表示部14及び音声出力部15から表示・音声出力させるように指示する操作信号であり、DVD再生の操作信号とは、映像音声取得部16に含まれるディスク再生装置に挿入されたDVDに記憶されている画像信号及び音声信号に基づく映像及び音声を表示部14及び音声出力部15から表示・音声出力させるように指示する操作信号である。
【0056】
ここで、図2に示すテーブルでは、信号区分(許可信号・禁止信号)と各操作信号のほかに、禁止信号に該当する操作信号毎に対応する駐停車場が記憶されている。例えば、目的地設定の操作信号には、駐停車場として側端とコンビニが対応付けられて記憶されている。
【0057】
これは、ユーザが目的地設定を望んでいる場合(制御部10へ入力された操作信号が目的地設定の操作信号の場合)では、目的地を設定するための複数回の操作を行なえる時間だけ駐停車できる駐停車場であればよいが、ユーザがテレビ視聴を望んでいる場合(制御部10へ入力された操作信号がテレビ視聴の操作信号の場合)では、目的地を設定するための操作にかかる時間よりも長い時間テレビを視聴する可能性があるため長時間駐停車を行なっても安全な駐停車場を案内することが望まれるため、操作信号毎に対応する駐停車場が記憶されている。
【0058】
なお、本実施例では、一時的な停車は可能だが長期の駐車が好ましくない場所の総称として側端を例示し、長期間駐車しても安全な場所の総称としてコンビニを例示して説明を行なう。なお、この禁止信号に該当する操作信号毎に対応した駐停車場は、後述する駐停車場の検索において用いられる。
【0059】
また、本実施例では、記憶部17が禁止信号に該当する操作信号毎に対応する駐停車場を記憶したが、地図情報に含まれる施設毎の施設データに禁止信号に該当する操作信号を対応付けて記憶しておいてもよい。そして、駐停車場の検索の際に、入力された又は出力している禁止信号に該当する信号に対応付けられた施設を駐停車場として検索してもよい。
【0060】
次に、図2及び図3を用いて本実施例のナビゲーション装置1における駐停車場の検索方法について説明を行なう。図3は本実施例のナビゲーション装置1の制御部10が行なう駐停車場の検索方法を示すフローチャートである。なお、図3のフローチャートでは、走行中に禁止信号に該当する操作信号が制御部10へ入力された場合における駐停車場の検索方法を説明する。
【0061】
まず、制御部10は、走行情報を取得する(ステップS01)。走行情報とは、例えば、現在位置検出部11が検出した現在位置、現在位置検出部11に含まれる速度センサや加速度センサの出力に基づく走行速度、現在位置検出部11に含まれるジャイロスコープの出力に基づく進行方向などの情報である。なお、走行情報の取得は、ステップS01に限らず、適宜取得されることが好ましい。
【0062】
次に、制御部10は、走行中であるか否かを判定する(ステップS02)。走行中でなければステップS01へ戻り、走行中であればステップS03へ進む。
【0063】
なお、走行中であるか否かの判定は、走行情報に含まれる走行速度が所定値以下であるか否かで判定してもよいし、前回取得した現在位置と今回取得した現在位置間の移動距離が所定値以下であるか否かで判定してもよい。また、ナビゲーション装置1が搭載された車のパーキングブレーキが引かれたか否かを検出するセンサ(不図示)を設け、当該センサの出力に基づいて判定してもよい。
【0064】
ステップS02で走行中であると判定した場合、制御部10は、ステップS03において、禁止処理を実行する(ステップS03)。禁止処理とは、例えば、記憶部17に記憶されている禁止信号に該当する操作信号と対応付けられているソフトキー(表示部14に表示され操作部12(タッチパネル)による操作で選択されるスイッチ)の表示様態などを変更する。
【0065】
例えば、図4は、走行中でない(ステップS02のNO)場合に、操作部12を用いて表示部14にメニュー画面を表示した場合の模式図である。走行中でないため、全てのソフトキーが同様の表示様態(操作可能な状態を示す表示様態)で表示されている。
【0066】
次に、図5は、表示部14にメニュー画面を表示したまま走行を開始した場合(ステップS02のYES)、或いは、走行中である(ステップS02のYES)場合に、操作部12を用いて表示部14にメニュー画面を表示した場合の模式図である。走行中のため、禁止信号に該当する操作信号と対応付けられているソフトキー(目的地設定・テレビ視聴・DVD再生)が、禁止信号に該当しない操作信号(許可信号に該当する操作信号)と対応付けられているソフトキー(現在位置・自宅・音量調整)とは異なる表示態様(例えばグレーアウト表示)で表示される。これにより、ユーザは走行中行なえる操作と、行なえない操作を区別することができる。
【0067】
次に、ステップS03で禁止処理を行なった後、制御部10は、ユーザによる操作部12を用いた操作が行なわれたか否かを検出する(ステップS04)。制御部10に操作信号が入力されれば(ユーザによる操作が行なわれれば)、ステップS05へ進み、制御部10に操作信号が入力されなければ(ユーザによる操作が行なわれなければ)、本発明の処理を終了する。
【0068】
ステップS04でユーザによる操作が行なわれたと(操作信号の入力を)検出した場合、制御部10は、入力された操作信号が禁止信号に該当する信号か否かを判定する(ステップS05)。入力された操作信号が禁止信号に該当する信号か否かを判定は、記憶部17に記憶されたテーブル(例えば図2に示すテーブル)を参照することで行なわれる。
【0069】
ステップS05において、入力された操作信号が禁止信号に該当する信号であると判定した場合、ステップS06の処理へ進み、入力された操作信号が禁止信号に該当しない信号であると判定した場合、入力された操作信号に基づく処理(例えば、縮尺変更やスクロールなど)を行い本発明の処理を終了する。
【0070】
次に、入力された操作信号が禁止信号に該当する信号である場合、ステップS06において、制御部10は表示部14に禁止画面を表示させる。禁止画面とは、入力された操作信号が禁止信号に該当する信号であることを示す画面であり、例えば、図6に示すように、現在表示部14が表示している画面に「走行中は操作できません」などのメッセージを重畳して表示させる。
【0071】
表示部14に禁止画面を表示させると、制御部10は、記憶部17に記憶されたテーブル(例えば図2に示すテーブル)を参照して、入力された操作信号に対応した駐停車場を特定する(ステップS07)。図2に示すテーブルを用いる場合において、入力された操作信号が目的地設定であれば、「側端及びコンビニ」を駐停車場として特定し、入力された操作信号がテレビ視聴であれば「コンビニ」を駐停車場として特定する。
【0072】
次に、ステップS07で特定した駐停車場及び地図記憶部13に記憶された地図情報を参照して、現在位置を中心として最も近い駐停車場を検索する(ステップS08)。すなわち、ステップS07で特定した駐停車場が「コンビニ」あれば、地図情報を参照して現在位置から最も近いコンビニ(施設種別がコンビニである施設)を検索する。同様に、ステップS07で特定した駐停車場が「側端及びコンビニ」あれば、地図情報を参照して現在位置から最も近い側端(道路種別に側端が含まれるノード又はリンク)又はコンビニを検索する。
【0073】
なお、本実施例では、現在位置を中心として最も近い駐停車場を検索したが、これに限ることはなく、例えば、進行方向に基づき、進行方向を中心とした所定範囲(例えば±40°の範囲)内で最も近い駐停車場を検索してもよいし、目的地までの最適経路が探索されている場合であれば、最適経路付近で最も近い駐停車場を検索してもよい。
【0074】
次に、制御部10は、検索した駐停車場を目的地として最適経路を探索する(ステップS09)。なお、既に目的地が設定している場合であれば、検索した駐停車場を経由地として最適経路を探索することが好ましい。
【0075】
次に、制御部10は、探索した最適経路、地図情報、現在位置などに基づき経路案内を行なう(ステップS10)。経路案内とは、表示部14に最適経路を表示する、現在位置が右左折などを案内すべき地点に到達した際に音声出力部15を介した音声案内の出力を行なう等である。
【0076】
以上、説明した通り、本発明によれば、走行中に制御部10へ入力された禁止信号に該当する操作信号に対応した駐停車場を検索するため、例えば、目的地設定のように、短時間の操作(停車)が予想される場合には、長時間の停車が可能な駐停車場(コンビニ)に加え、一時的な停車は可能だが長時間の駐車が好ましくない駐停車場(側端)も検索対象となるため、検索対象が増え、早急且つ現在位置から近い駐停車場を検索することが可能となる。
【0077】
また、テレビ視聴のように、長時間の停車が予想される場合には、長時間の停車が好ましくない駐停車場(側端)は検索されず、長期間の停車が可能な駐停車場(コンビニ)のみ検索対象となるため、長時間の停車が好ましくない駐停車場(側端)へ案内されることがなくなる。
【0078】
なお、以上の説明に限ることはなく、例えば、目的地設定なら周囲への騒音は発生しないが、テレビ視聴やDVD再生では周囲への騒音が発生する可能性があるため、テレビ視聴やDVD再生の操作信号が入力された場合では地図情報を参照して周囲に住宅がない(住宅と所定距離以上離れている)駐停車場を検索してもよい。
【0079】
また、本発明は、ナビゲーション装置1が車両に搭載されている場合に限らず、バイク、自転車、歩行者などに搭載(保持)されている場合も、同様の効果を奏する。なお、制御部10は、ナビゲーション装置1が車両に搭載されているか否かを判定して、判定結果に応じて、検索する駐停車場を決定することが好ましい。
【0080】
すなわち、ナビゲーション装置1が車両に搭載されている場合であれば、上記のように、側端・コンビニを検索対象とするが、ナビゲーション装置1が車両に搭載されていない場合(例えば、ナビゲーション装置1を歩行者が保持している場合)に、目的地設定の操作信号が入力されると、側端ではなく、停止しても問題が少ない道路(人通りの少ない道、すなわち、道路幅が所定幅以下であるリンク)を検索し、テレビ視聴の操作信号が入力されると、コンビニではなく、ベンチのある公園などを検索することが好ましい。
【0081】
この場合、ナビゲーション装置1が車両に搭載されているか否かの判定は、ナビゲーション装置1が、車両に搭載されたクレードルとの接触を検出するセンサ(不図示)を備え、当該センサの出力に基づき判定してもよいし、所定値以上の走行速度が検出されれば、ナビゲーション装置1が車両に搭載されていると判定してもよい。
【0082】
また、上記実施例では、検索した駐停車場までの最適経路を探索し経路案内を行なったが、これに限ることはなく、検索した駐停車場の位置座標に該当する地図画像の位置に所定のマーク等を重畳して表示するだけでもよい。
【0083】
なお、以上の説明では、走行中において制御部10に禁止信号に該当する操作信号が入力された場合を例示したが、以下の説明においては、制御部10が表示部14に禁止信号に該当する画像信号を出力している場合に走行を開始した場合について説明を行なう。
【0084】
ここで、記憶部17に記憶される禁止信号に該当する信号のリストについて、図7を用いて説明する。図7は記憶部17に記憶された禁止信号に該当する信号をリスト化したテーブルの一例を示す図である。なお、図7に示すテーブルでは、禁止信号のうち画像信号のみを示している。また、図7に示すテーブルでは、禁止信号に該当する信号の他に許可信号(走行中に禁止されていない信号)に該当する信号のリストも記憶してある場合を例示している。
【0085】
図7に示すテーブルでは、地図画面の画像信号・メニュー画面の画像信号が許可信号に該当する画像信号として記憶され、目的地設定画面の画像信号・テレビ映像の画像信号・DVD映像の画像信号が禁止信号に該当する画像信号として記憶されている。
【0086】
地図画面の画像信号とは、現在位置を中心とした地図画像を表示部14に表示する画像信号であり、メニュー画面の画像信号とは、操作部12を用いてメニュー画面を表示するように指示する操作信号が入力された際に出力する画像信号である。このメニュー画面の画像信号は、例えば、制御部10が備えるROM又はRAMに記憶されている。
【0087】
次に、目的地設定画面の操作信号とは、目的地を設定するための表示画面(例えば、住所選択画面)の画像信号であり、例えば、制御部10が備えるROM又はRAMに記憶されている。
【0088】
テレビ映像の画像信号とは、映像音声取得部16に含まれるテレビ受信機から出力される画像信号(映像)であり、DVD映像の画像信号とは、映像音声取得部16に含まれるディスク再生装置に挿入されたDVDに記憶されている画像信号(映像)である。
【0089】
ここで、図7に示すテーブルでは、信号区分(許可信号・禁止信号)と各画像信号のほかに、禁止信号に該当する画像信号毎に対応する駐停車場が記憶されている。例えば、目的地設定画面の画像信号には、駐停車場として側端とコンビニが対応付けられて記憶されている。
【0090】
次に、図7及び図8を用いて本実施例のナビゲーション装置1における駐停車場の検索方法について説明を行なう。図8は本実施例のナビゲーション装置1の制御部10が行なう駐停車場の検索方法を示すフローチャートである。なお、図8のフローチャートでは、禁止信号に該当する画像信号を制御部10が出力している場合に走行を開始した場合における駐停車場の検索方法を説明する。なお、図3のフローチャートと同様の処理については、説明を省略する。
【0091】
まず、制御部10は、走行情報を取得する(ステップS21)。
【0092】
次に、制御部10は、走行中であるか否かを判定する(ステップS22)。走行中でなければステップS21へ戻り、走行中であればステップS23へ進む。なお、走行中でなければ、禁止信号に該当するテレビ映像の画像信号なども出力され表示部14に表示される。
【0093】
ステップS22において、走行中であると判定した場合、制御部10は、記憶部17に記憶されたテーブル(例えば図7に示すテーブル)を参照して、現在、表示部14へ出力している画像信号が禁止信号に該当する信号か否かを判定する(ステップS233)。例えば、現在、テレビ映像の画像信号を出力している場合であれば、禁止信号に該当する信号であると判定する。禁止信号に該当しなければ本発明の処理を終了し、禁止信号に該当すればステップS24へ進む。
【0094】
禁止信号に該当する信号であると判定した場合、制御部10は禁止信号に該当する画像信号の出力を停止するとともに、表示部14に禁止画面を表示させ(ステップS24)、記憶部17に記憶されたテーブル(例えば図7に示すテーブル)を参照して、出力していた画像信号に対応した駐停車場を特定する(ステップS25)。図7に示すテーブルを用いる場合において、出力していた画像信号が目的地設定画面であれば、「側端及びコンビニ」を駐停車場として特定し、出力していた画像信号がテレビ映像であれば「コンビニ」を駐停車場として特定する。
【0095】
次に、ステップS25で特定した駐停車場及び地図記憶部13に記憶された地図情報を参照して、現在位置を中心として最も近い駐停車場を検索し(ステップS26)、検索した駐停車場を目的地として最適経路を探索する(ステップS27)。そして、探索した最適経路、地図情報、現在位置などに基づき経路案内を行なう(ステップS28)。
【0096】
以上説明した通り、本発明によれば、制御部10が出力していた禁止信号に該当する画像信号に対応した駐停車場を検索するため、例えば、目的地設定画面のように、短時間の操作(停車)が予想される場合(目的地の設定が予想される場合)には、長期間の停車が可能な駐停車場(コンビニ)に加え、短時間の停車が可能な駐停車場(側端)も検索対象となるため、検索対象が増え、早急且つ現在位置から近い駐停車場を検索することが可能となる。
【0097】
また、テレビ映像のように、長時間の停車が予想される場合(テレビを視聴する可能性がある場合)には、長時間の停車が好ましくない駐停車場(側端)は検索されず、長期間の停車が可能な駐停車場(コンビニ)のみ検索対象となるため、長時間の停車が好ましくない駐停車場(側端)へ案内されることがなくなる。
【0098】
なお、上記2つの実施例を分けて説明したが上記2つの実施例を1つの装置(ナビゲーション装置)で実現してもよい。すなわち、走行中であると判定した場合に、禁止信号に該当する操作信号が操作部から入力される、或いは、禁止信号に該当する画像信号を前記表示部へ出力している場合とで、それぞれの処理(フローチャート)を実行することで実現可能である。
【0099】
なお、本実施例では、走行中に、禁止信号に該当する操作信号が入力される、或いは、禁止信号に該当する画像信号を出力中に走行を開始した場合に、当該操作信号、或いは、当該画像信号に対応した駐停車場を検索したが、誤った操作などの場合があるため、駐停車場を検索する前に、駐停車場を検索するか否かを問い合わせる表示を行い、ユーザが操作部12を用いて、駐停車場検索を希望する旨の操作を行なった場合のみ駐停車場を検索してもよい。
【符号の説明】
【0100】
1 ナビゲーション装置
10 制御部
11 現在位置検出部
12 操作部
13 地図記憶部
14 表示部
15 音声出力部
16 映像音声取得部
17 記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
前記表示部へ信号を出力する制御部と、
前記制御部へ信号を入力する操作部と、
前記各信号が走行中に禁止されている信号に該当する信号か否かを判定するための情報を記憶する記憶部と、
少なくとも駐停車場の位置を含む地図情報を記憶する地図記憶部と、
を備え、
前記制御部は、走行中であるか否かを判定し、走行中であると判定した場合に、前記走行中に禁止されている信号に該当する信号が前記操作部から入力される、又は、前記走行中に禁止されている信号に該当する信号を前記表示部へ出力していた場合、該走行中に禁止されている信号に該当する信号に応じた駐停車場を前記地図情報を参照して検索することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記記憶部は、前記走行中に禁止されている信号に該当する信号毎に対応付けられた駐停車場を記憶し、
前記制御部は、前記記憶部を参照して、前記入力される走行中に禁止されている信号に該当する信号、又は、前記出力していた走行中に禁止されている信号に該当する信号に応じた駐停車場を特定することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記電子機器は、現在位置を検出する現在位置検出部を備え、
前記制御部は、前記現在位置及び前記地図情報を参照して、前記駐停車場を検索することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御部は、検索した前記駐停車場に至る経路を前記地図情報を参照して探索することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、車両に搭載されているか否かを判定し、判定結果に応じて、前記走行中に禁止されている信号に該当する信号に応じた駐停車場を検索することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記制御部は、走行速度を取得し、前記走行速度に基づいて走行中であるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の電子機器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−73045(P2012−73045A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−216316(P2010−216316)
【出願日】平成22年9月28日(2010.9.28)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】