説明

電子機器

【課題】装置構成の複雑化を回避しつつ、記憶データの消失を抑制できる電子機器を提供する。
【解決手段】電源オフの操作時に、シャットダウン処理を含む各種制御を行うシステム制御プログラム14がフリーズの状態である場合、システム制御プログラム14以外の他のアプリケーションプログラムが、CPU2に対し、システム制御プログラム14を強制終了させ、動作中のアプリケーションプログラムを終了させるとともに電源をオフする強制シャットダウン処理を実行させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データを記憶する電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、印刷装置等の電子機器において、さまざまな目的で各種のデータを記憶しておくことがある。例えば、印刷装置において、印刷データ、各種管理情報(印刷データの管理情報、印刷装置の設定情報)等の各種データをHDD(Hard Disc Drive)に記憶するものがある。なお、印刷装置で各種管理情報を管理するには、データベースが使用されることが一般的である。
【0003】
上記のような印刷装置において、何らかの理由でシステム制御プログラムがフリーズすることがある。システム制御プログラムがフリーズしていると、ユーザが電源(副電源)をオフにするための電源ボタンを操作しても、印刷装置は、電源オフの処理を実行できない。
【0004】
上記のように印刷装置において電源(副電源)オフの処理が行われない場合、ユーザが主電源のスイッチをオフにする操作を行うことがある。このような場合、HDDへのアクセス中に主電源がオフになることがある。HDDへのアクセス中に主電源がオフになると、HDDという記憶デバイスの特性上、記憶しているファイルやデータベースのデータが破壊されることがある。また、HDD自体が破損するおそれもある。
【0005】
そこで、特許文献1において、HDDへの電力供給をオフにする専用のスイッチを設け、ユーザがこのHDD専用のスイッチを押下しないと、装置本体の主電源をオフにできない構成とした印刷装置が提案されている。このような構成により、HDDへのアクセス中に主電源がオフになることが回避される。これにより、HDDに記憶されたデータの破壊やHDD自体の破損を防止し、データの消失を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−276588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置では、HDD専用のスイッチを設けるため、装置構成の複雑化を招くという問題があった。
【0008】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、装置構成の複雑化を回避しつつ、記憶データの消失を抑制できる電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器の特徴は、プロセッサと、電源オフの操作に応じたシャットダウン処理を含む各種制御を行うシステム制御プログラムを含む複数のアプリケーションプログラムを記憶するプログラム記憶部とを備え、電源オフの操作時に前記システム制御プログラムがフリーズの状態である場合、前記システム制御プログラム以外の他のアプリケーションプログラムが、前記プロセッサに対し、前記システム制御プログラムを強制終了させ、動作中の前記アプリケーションプログラムを終了させるとともに電源をオフする強制シャットダウン処理を実行させることにある。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る電子機器の特徴によれば、電源オフの操作時に、システム制御プログラムがフリーズの状態である場合、システム制御プログラム以外の他のアプリケーションプログラムが、プロセッサに対し、強制シャットダウン処理を実行させる。これにより、HDDへのアクセス中に主電源が切断されることを防止でき、HDDの記憶データの消失を抑制できる。また、強制シャットダウン処理は、ソフト的な処理により実現できるため、装置に特別な構成を設ける必要がなく、装置構成の複雑化を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1の実施の形態に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す印刷装置のCPUにより実現される機能的構成を示す図である。
【図3】第1の実施の形態において印刷装置の電源オフ操作が行われた際のUI部の処理を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態において印刷装置の電源オフ操作が行われた際のUI部の処理を示すフローチャートである。
【図5】指示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0013】
(第1の実施の形態)
本発明の電子機器として印刷装置を例に説明する。
【0014】
図1は、第1の実施の形態に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、印刷装置1は、CPU2と、メモリ3と、HDD4と、タイマ5と、操作パネル部6と、電源ユニット7と、印刷エンジン8とを備える。
【0015】
CPU2は、HDD4に記憶されたプログラムに応じた処理を実行するプロセッサである。CPU2は、印刷装置1全体の動作を統括的に制御する。
【0016】
メモリ3は、一時的なデータの保存や、CPU2の作業領域等として使用されるものである。
【0017】
HDD4は、印刷データ、各種管理情報等の各種のデータを記憶している。データは、ファイル、データベース等に格納されている。
【0018】
また、HDD4は、基本プログラムであるOS(Operating System)プログラム11、ミドルウェアプログラム12、各種アプリケーションプログラム等のプログラムを記憶している。アプリケーションプログラムとして、HDD4は、UI(User Interface)プログラム13、システム制御プログラム14、データベース(DB)アプリケーションプログラム15、エンジン制御プログラム16等を記憶している。HDD4は、本発明のプログラム記憶部としての機能を有する。なお、上記の各プログラムを、HDD4以外の記憶媒体に記憶させる構成としてもよい。
【0019】
UIプログラム13は、CPU2に、操作パネル部6に対して行われた操作を受け付けて操作内容を解釈する機能を実現させる。システム制御プログラム14は、CPU2に、電源オフの操作に応じた通常のシャットダウン処理を含む各種制御を行う機能を実現させる。データベースアプリケーションプログラム15は、CPU2に、データベースを操作する機能を実現させる。エンジン制御プログラム16は、CPU2に、印刷エンジン8を制御する機能を実現させる。
【0020】
タイマ5は、時間を計測する。
【0021】
操作パネル部6は、ユーザが各種操作を行うための操作ボタンおよびタッチパネル等を有する入力部61と、各種の情報を表示する表示部62とを備える。入力部61は、ユーザが電源をオン/オフする操作を行うための電源ボタン(図示せず)を備える。
【0022】
ここで、入力部61の電源ボタンの操作によりオン/オフされるのは副電源である。ユーザが印刷装置1の主電源のオン/オフする操作を行うための主電源スイッチは、他の場所に設けられる。本実施の形態において、電源のオン/オフという場合は、特に記述がない限りは、副電源のオン/オフのことをいう。
【0023】
電源ユニット7は、印刷装置1の各部に電力を供給する。主電源はオンで副電源がオフの状態では、電源ユニット7は、印刷装置1の一部にのみ電力を供給する。主電源がオフのときは、電源ユニット7は、印刷装置1全体の電力供給を停止する。
【0024】
印刷エンジン8は、印刷対象の印刷データに基づく印刷処理を実施する。
【0025】
図2は、印刷装置1のCPU2により実現される機能的構成を示す図である。CPU2は、HDD4に記憶されているプログラムをメモリ3に読み出して実行する。CPU2は、OSプログラム11、ミドルウェアプログラム12、各種アプリケーションプログラムに基づき、図2に示すような、OS層20、ミドルウェア層30、アプリケーション層40の3層のソフトウェア構造にて動作する。
【0026】
OS層20は、多くのアプリケーションプログラムで共通して利用されるメモリ管理等の基本的な機能を提供するものである。
【0027】
ミドルウェア層30は、OS層20とアプリケーション層40との間にあり、OS層20よりも高度で具体的な機能をアプリケーション層40に提供するものである。
【0028】
アプリケーション層40は、UI部41、システム制御部42、データベース制御部43、エンジン制御部44等の機能部を有する。
【0029】
UI部41は、CPU2がUIプログラム13を実行することにより実現される機能部である。UI部41は、操作パネル部6に対して行われた操作を受け付けて操作内容を解釈する。また、本実施の形態では、UI部41は、システム制御プログラム14がフリーズである場合、強制シャットダウン処理を実行する。強制シャットダウン処理では、UI部41は、システム制御部42を実現するシステム制御プログラム14を強制終了させ、その後、システム制御部42に代わって、動作中の各アプリケーションプログラムを終了させるとともに、電源ユニット7に電源をオフさせる。
【0030】
システム制御部42は、CPU2がシステム制御プログラム14を実行することにより実現される機能部である。システム制御部42は、電源オフの操作に応じた通常のシャットダウン処理を含む各種制御を行う。
【0031】
データベース制御部43は、CPU2がデータベースアプリケーションプログラム15を実行することにより実現される機能部である。データベース制御部43は、HDD4に記憶されたデータベースを操作する。
【0032】
エンジン制御部44は、CPU2がエンジン制御プログラム16を実行することにより実現される機能部である。エンジン制御部44は、印刷エンジン8を制御する。
【0033】
次に、第1の実施の形態において印刷装置1の電源オフ操作が行われた際のUI部41の処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0034】
図3のフローチャートの処理の開始時において、印刷装置1は、電源オンの状態である。まず、ステップS10では、UI部41は、入力部61の電源ボタンが押下されたか否かを判断する。
【0035】
電源ボタンが押下されたと判断した場合(ステップS10:YES)、UI部41は、ステップS20において、タイマ5を起動させる。電源ボタンが押下されていないと判断した場合(ステップS10:NO)、UI部41は、ステップS10の処理を繰り返す。
【0036】
次いで、ステップS30において、UI部41は、電源ボタンが押下されたことを示す電源ボタン押下通知をシステム制御部42に出力する。UI部41から電源ボタン押下通知を受けたシステム制御部42は、電源ボタン押下通知を受けたことを示す受付通知をUI部41に送出する。
【0037】
ステップS40では、UI部41は、システム制御部42からの受付通知が有ったか否かを判断する。受付通知が有ったと判断した場合(ステップS40:YES)、UI部41は、処理を終了する。この場合、システム制御プログラム14がフリーズの状態ではなくシステム制御部42が正常に機能しているため、システム制御部42が通常のシャットダウン処理を行う。通常のシャットダウン処理については後述する。
【0038】
受付通知がないと判断した場合(ステップS40:NO)、UI部41は、ステップS50において、電源ボタン押下通知をシステム制御部42に出力してタイマ5を起動してから、予め設定された所定時間(例えば1分間)が経過したか否かを判断する。UI部41は、所定時間が経過したと判断した場合(ステップS50:YES)、ステップS60に進み、所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS50:NO)、ステップS40に戻る。
【0039】
ステップS60では、UI部41は、システム制御プログラム14がフリーズの状態であると判断して、強制シャットダウン処理を実行する。この強制シャットダウン処理では、UI部41は、まず、システム制御部42を実現するシステム制御プログラム14を強制終了させる。
【0040】
その後、UI部41は、動作中のアプリケーションプログラムに対応する、データベース制御部43、エンジン制御部44等の各機能部に、終了指示を出力する。また、UI部41は、自身の終了処理を行うとともに、電源をオフさせるための電源オフ指示を電源ユニット7に出力する。
【0041】
これにより、システム制御プログラム14が強制終了された後、データベースアプリケーションプログラム15、エンジン制御プログラム16、UIプログラム13等のアプリケーションプログラムが終了する。この際、OSプログラム11およびミドルウェアプログラム12も終了する。その後、電源がオフとなる。
【0042】
一方、システム制御プログラム14がフリーズの状態でない場合(ステップS40:YES)では、上述のように、システム制御部42により通常のシャットダウン処理が行われる。
【0043】
通常のシャットダウン処理では、システム制御部42が、動作中のアプリケーションプログラムに対応する、UI部41、データベース制御部43、エンジン制御部44等の各機能部に、終了指示を出力する。また、システム制御部42は、自身の終了処理を行うとともに、電源をオフさせるための電源オフ指示を電源ユニット7に出力する。
【0044】
これにより、各アプリケーションプログラムが終了する。この際、OSプログラム11およびミドルウェアプログラム12も終了する。その後、電源がオフとなる。
【0045】
以上説明したように、第1の実施の形態では、ユーザによる電源オフの操作(電源ボタンの押下)時にシステム制御プログラム14がフリーズの状態である場合は、UIプログラム13が、CPU2に対し、システム制御プログラム14を強制終了させ、動作中のアプリケーションプログラムを終了させるとともに電源をオフする強制シャットダウン処理を実行させる。
【0046】
HDD4へのアクセス中にユーザが主電源をオフにする操作を行うことにより主電源が切断されると、HDD4内部のメカ機構部であるヘッドが正常に退避されず、メディア上のデータ記録面にヘッドが位置してしまい、記録面に書き込まれているデータが消失することがある。また、HDD4のヘッド、メディアが破損して、その結果、データが消失することもある。
【0047】
システム制御プログラム14がフリーズの状態である場合、ユーザが電源オフの操作を行っても、通常のシャットダウンが実行されない。しかし、データベースアプリケーションプログラム15等の他のアプリケーションプログラムが動作中であると、HDD4へのアクセスが行われることがある。ユーザは、HDD4へのアクセス中であるか否かを判断することができないため、電源オフの操作を行ってしばらくしてもシャットダウンされない場合、主電源をオフにする操作を行うことがある。この場合、上述のようにデータが消失するおそれがある。
【0048】
第1の実施の形態では、システム制御プログラム14がフリーズで、通常のシャットダウンができない状態である場合、UIプログラム13による強制シャットダウン処理で、各アプリケーションプログラムが終了される。これにより、アプリケーションプログラムによるHDD4へのアクセスは行われなくなる。このため、HDD4へのアクセス中に主電源が切断されることを防止できる。その結果、HDD4の記憶データの消失を抑制できる。
【0049】
また、本実施の形態の強制シャットダウン処理は、ソフト的な処理により実現できる。このため、装置に特別な構成を設けることなく、HDD4の記憶データの消失を抑制できる。したがって、装置構成の複雑化を回避できる。
【0050】
なお、強制シャットダウン処理中に、「シャットダウンしています」等の、シャットダウン中であることを示すメッセージを、操作パネル部6の表示部62に表示するようにしてもよい。これにより、電源をオフするための処理が進行中であることをユーザに認識させることができる。
【0051】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る印刷装置は、図1、図2を用いて説明した第1の実施の形態に係る印刷装置1と同様の構成であるため、第2の実施の形態においても図1、図2を用いる。
【0052】
図4は、第2の実施の形態において印刷装置1の電源オフ操作が行われた際のUI部41の処理を示すフローチャートである。
【0053】
図4のフローチャートの処理の開始時において、印刷装置1は、電源オンの状態である。図4のステップS110では、UI部41は、第1の実施の形態で説明した図3のステップS10と同様に、入力部61の電源ボタンが押下されたか否かを判断する。
【0054】
電源ボタンが押下されたと判断した場合(ステップS110:YES)、UI部41は、ステップS120に進む。電源ボタンが押下されていないと判断した場合(ステップS10:NO)、UI部41は、ステップS10の処理を繰り返す。
【0055】
ステップS120では、UI部41は、ステップS110における電源ボタンの押下が、再度の押下であるか否かを判断する。UI部41は、後述するステップS180の処理において生成されたシャットダウン失敗情報がメモリ3に記憶されている場合、再度の電源ボタンの押下であると判断する。
【0056】
再度の押下であると判断した場合(ステップS120:YES)、UI部41は、ステップS130において、強制シャットダウン処理を実行する。強制シャットダウン処理の内容は、第1の実施の形態で説明した図3のステップS60と同様であるため、説明を省略する。
【0057】
再度の押下でないと判断した場合(ステップS120:NO)、UI部41は、ステップS140に進む。ステップS140〜S170の処理は、第1の実施の形態で説明した図3のステップS20〜S50と同様の処理であるため、説明を省略する。
【0058】
ステップS170の判断において、所定時間が経過したと判断した場合(ステップS50:YES)、UI部41は、ステップS180において、通常のシャットダウンに失敗したことを示すシャットダウン失敗情報を生成し、これをメモリ3に記憶させる。その後、UI部41は、ステップS110の処理に戻る。
【0059】
以上のように、第2の実施の形態では、ユーザによる電源オフの操作(電源ボタンの押下)時にシステム制御プログラム14がフリーズの状態である場合、UIプログラム13が、CPU2に対し、再度電源オフの操作が行われるのに応じて、強制シャットダウン処理を実行させる。
【0060】
ユーザは、電源ボタンを1度押下してもしばらく電源オフにならない場合、再度、電源ボタンを押下することがある。第2の実施の形態では、印刷装置1は、この再度(2回目)の電源ボタンの押下により、強制シャットダウンが行う。この場合、電源ボタンを1度押下しただけでは電源オフにならなかったことは、ユーザの記憶に残る。こうすることにより、第1の実施の形態と同様にHDD4の記憶データの消失を抑制できるとともに、通常のシャットダウンでなかったことをユーザに認識させることができる。
【0061】
強制シャットダウン処理が行われた場合、その後の印刷装置1の電源オン時において、通常のシャットダウン処理が行われた場合よりも余分な処理が発生し、装置の立ち上げに長時間を要するおそれがある。このような状況をユーザが、装置の不具合等によるものと勘違いするおそれがある。
【0062】
第2の実施の形態では、上述のように通常のシャットダウンでなかったことをユーザに認識させることで、その後の印刷装置1の電源オン時においてユーザが、装置の不具合等が発生したと勘違いすることを予防することができる。
【0063】
なお、UI部41は、最初の電源ボタンの押下時にシステム制御プログラム14がフリーズの状態である場合、電源ボタンの押下を再度行うことをユーザに指示する情報を表示部62に表示するようにしてもよい。例えば、図5に示すような指示画面50が表示部62に表示される。これにより、電源ボタンの再度の押下をユーザに確実に行わせることができる。
【0064】
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1および第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から、当業者には様々な代替実施の形態、実施例、および運用技術が明らかとなろう。
【0065】
第1および第2の実施の形態において、UIプログラム13以外のアプリケーションプログラムにより強制シャットダウン処理が実行されるように構成してもよい。
【0066】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【符号の説明】
【0067】
1 印刷装置
2 CPU
3 メモリ
4 HDD
5 タイマ
6 操作パネル部
7 電源ユニット
8 印刷エンジン
13 UIプログラム
14 システム制御プログラム
15 データベースアプリケーションプログラム
16 エンジン制御プログラム
40 アプリケーション層
41 UI部
42 システム制御部
43 データベース制御部
44 エンジン制御部
50 指示画面
61 入力部
62 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、
電源オフの操作に応じたシャットダウン処理を含む各種制御を行うシステム制御プログラムを含む複数のアプリケーションプログラムを記憶するプログラム記憶部とを備え、
電源オフの操作時に前記システム制御プログラムがフリーズの状態である場合、前記システム制御プログラム以外の他のアプリケーションプログラムが、前記プロセッサに対し、前記システム制御プログラムを強制終了させ、動作中の前記アプリケーションプログラムを終了させるとともに電源をオフする強制シャットダウン処理を実行させることを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−76262(P2012−76262A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−221090(P2010−221090)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(000250502)理想科学工業株式会社 (1,191)
【Fターム(参考)】